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- ひざ関節
- 再生治療
日常生活で多くの方が経験する膝の痛み、特に内側の痛みは歩行や動作に影響を与え、つらいものです。 薬や湿布に頼るだけでなく、何か自分でできるケアはないかとお探しの方もいらっしゃるでしょう。 東洋医学に基づく「ツボ押し」は血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることで、膝の痛みを緩和する手軽なセルフケアとして古くから活用されてきました。 本記事では、膝の内側の痛みに効果が期待できる代表的なツボを6つ厳選し、それぞれの正確な位置と期待できる効果を解説します。 膝の内側の痛みでお悩みの方はぜひこの記事を参考にして、つらい症状の改善にお役立てください。 膝の内側が痛いときのツボ6選 膝の内側に痛みを感じる場合、特定のツボを刺激することで、血行が促進され症状の緩和が期待できる代表的なツボを6つご紹介します。 内膝眼(ないしつがん) 委中(いちゅう) 梁丘(りょうきゅう) 足三里(あしさんり) 陰陵泉(いんりょうせん) 血海(けっかい) それぞれのツボの正確な位置と、期待できる効果について詳しく見ていきましょう。 内膝眼(ないしつがん) 内膝眼は、膝のお皿(膝蓋骨)の真下にあり、お皿を支える靭帯(膝蓋腱)の内側に位置するくぼみにあります。 膝を軽く曲げたときに、お皿のすぐ下にできる内側のへこみを探すと見つけやすいでしょう。 このツボは、膝の内側に特化した痛みに対して有効とされており、押すことで膝関節周辺の血の巡りを良くし、炎症や腫れを抑える効果が期待できます。 膝の内側がズキズキと痛む、腫れぼったいといった症状でお困りの際に試してみてください。 委中(いちゅう) 委中は、膝を曲げたときにできる膝裏のくぼみの、ちょうど真ん中にあります。 膝裏にある太い腱と腱の間に位置し、指で押すと少し痛みを感じるものの、気持ちの良い刺激があるポイントです。 このツボは膝の痛み全般を和らげる効果が期待できます。 足全体の血行を促進する作用があるため、長時間の立ち仕事やたくさん歩いた後の足のだるさ、むくみ、そして膝裏の張りのような不快な症状の解消にも有効とされています。 梁丘(りょうきゅう) 梁丘は、膝のお皿(膝蓋骨)の外側のラインに人差し指を当て、そこから指2~3本分、太ももの方へ上がったところの少しへこんだ部分にあります。 太ももの外側を膝から上に向かってさすっていくと、骨の出っ張りの少し手前に見つかるくぼみが目安です。 このツボは、スポーツなどで急に膝を痛めてしまった際の鋭い痛みや、炎症による腫れ、関節がスムーズに動かせないといった症状に対して、痛みを鎮め、炎症を抑える効果が期待されています。 また、膝関節の動きを滑らかにする働きもあると言われています。 足三里(あしさんり) 足三里は、まず膝のお皿のすぐ下、外側にあるくぼみに人差し指を当てます。 そこから指4本分(人差し指から小指までの幅)下がったところで、すねの骨の少し外側に位置します。 押すと軽くへこみを感じ、少し響くような感覚があるのが特徴です。 このツボは、膝の痛みや歩き疲れによる足の重だるさを和らげる効果に加え、胃腸の調子を整える作用が高いとされています。 陰陵泉(いんりょうせん) 陰陵泉は、まず膝を軽く曲げ、すねの内側を足首の方から膝に向かってゆっくりと指でなぞり上げていきます。 すると、膝のすぐ下あたりで太い骨の出っ張り(脛骨内側顆)に触れます。 その出っ張りのすぐ下、骨の際に指がすっと入るようなくぼみが陰陵泉です。 このツボは、膝の内側に起こりやすい鵞足炎(がそくえん)などによる痛みや炎症に対して有効とされています。 血海(けっかい) 血海は、膝のお皿の内側上端から、指2~3本分(人差し指・中指・薬指の幅)まっすぐ上に上がったところにあります。 このツボは血液循環と深く関わっており、押すことで膝周りをはじめとする下半身の血行を促進し、痛みや冷え、関節のこわばり、しびれなどの症状を和らげる効果が期待できます。 血行不良に起因する婦人科系の不調の改善にも用いられることがあります。 膝の内側のツボを利用した血流改善が痛みに効果的な理由 膝のツボを刺激して血行を改善することは、痛みの原因となる物質(発痛物質)の排出を促し、硬くなった筋肉の緊張を和らげるため、膝の痛みの緩和に効果的と考えられています。 血流改善が痛みに効くメカニズム ツボ刺激により局所の血流が促進され、発痛物質が洗い流される 筋肉の緊張が緩和し、炎症が鎮まることで痛みが和らぐ 東洋医学でいう「ツボ(経穴)」は、体のエネルギーラインである経絡(けいらく)上の重要なポイントとされ、ここを適切に刺激することで特定の部位の血流を促す効果が期待できます。 膝の内側のツボを押すときのポイントと注意すべきこと 膝の内側のツボ押しは、正しい方法で行うことでその効果をより高め、安全にセルフケアを実践できますが、いくつかのポイントと注意点を守ることが大切です。 ツボを押す時のポイント ツボを押す時の注意点 以下を参考に、様子を見ながら丁寧に行いましょう。 ツボを押す時のポイント ツボを押す基本的な強さは、「痛いけど気持ちいい」と感じる程度がおすすめです。 効果的なツボの押し方 息を吐きながら3〜5秒かけて押し、2〜5秒ほど保持する 次に息を吸いながら、3〜5秒かけてゆっくりと力を抜く 親指の腹を使い、1箇所につき3~5回程度、1日2〜3回まで 心地よいリズムと強さで行うことが、リラックス効果も高め、ツボ押しの効果を引き出すコツです。 ツボを押す時の注意点 ツボ押しは手軽なセルフケアですが、行うべきでない体の状態や、注意すべき点があります。 ツボ押しを避けるべきケースと注意点 発熱時や膝に強い炎症・腫れがある時は避ける 妊娠中、特に妊娠初期は自己判断せず慎重に。専門家へ相談。 出血しやすい体質の方(薬服用中など)は強く押さない ツボを押してみて逆に痛みが強くなったり、不快な症状が出たりした場合はすぐに中止しましょう。 症状が改善しない場合や悪化する場合は早めに医師や理学療法士などの専門家に相談することが重要です。 膝の内側のツボ以外に痛みを解消する方法 膝の内側の痛みを改善するためには、ツボ押し以外にもいくつかの方法があります。 ツボ以外のセルフケア 温熱療法(カイロ、入浴等)で血行促進、筋肉をほぐす 痛くない範囲でストレッチや軽い運動を行い柔軟性を維持 靴や歩き方、姿勢を見直し膝への負担を軽減する 上記のセルフケアを試しても痛みが数日以上続く場合や、痛みが強い、膝に腫れや熱感があるといった場合は、変形性膝関節症など他の病気が隠れている可能性も考えられます。 自己判断せずに早めに整形外科を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。 早期の対応が症状の悪化を防ぎ、回復を早めることにつながります。 また、急に膝の内側が痛くなった場合は、以下の記事で原因や対処法を紹介しているので、参考にしてください。 膝の内側のツボを押しても痛みが続くときは医療機関を受診しよう ツボを刺激することで血行が改善され、痛みの原因となる物質の排出が促されたり、筋肉の緊張が和らいだりすることで、症状の緩和が期待できます。 ツボ押し以外のセルフケアとして、温熱療法による血行促進、無理のない範囲でのストレッチや軽い運動、そして日常生活での靴選びや姿勢の見直しといった、膝への負担を軽減するための方法もあります。 また、膝の内側の痛みは、我慢せずに適切なケアを行うことが大切です。 この記事で紹介したツボ押しやセルフケアは、あくまで症状緩和の一助としてご活用ください。 ツボ押しを試しても痛みが改善しない、痛みが強い、腫れや熱感を伴うといった場合は、自己判断せずに必ず整形外科などの医療機関を受診しましょう。
2020.06.05 -
- 変形性股関節症
「歩くたびに股関節が痛む」「階段の上り下りがつらい」のような違和感や痛みを感じながらも、原因がわからず不安に思っている方も多いのではないでしょうか。 これらの症状は、変形性股関節症によるものかもしれません。 そして、変形性股関節症を適切に診断し、治療方針を決めるうえで欠かせないのが、画像検査による評価です。 本記事では、変形性股関節症の診断に欠かせない画像検査の種類とその特徴について詳しく解説いたします。 変形性股関節症は進行性の疾患のため、早期に状態を把握することで、将来的な選択肢も大きく変わります。 また、近年の治療では、変形性股関節症の根本改善を目指せる「再生医療」が注目されています。 再生医療とは、患者さまの細胞や血液を用いて、すり減った関節軟骨の再生・修復を促す治療法です。 当院リペアセルクリニックでは、変形性股関節症に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。 変形性股関節症の主な画像診断まとめ|検査の種類 https://youtu.be/BIzpa2SVAt4?si=46tz6CA2Omes4oZA 変形性股関節症で用いられる主な画像診断について、検査の種類別に解説します。 単純X線検査(レントゲン検査) CT検査 MRI検査 変形性股関節症の診断では、病期や症状の進行度を正確に把握するためにさまざまな画像診断が用いられます。 以下でそれぞれの特徴について確認していきましょう。 単純X線検査(レントゲン検査) 変形性股関節症の診断で基本となるのが、単純X線検査(レントゲン検査)です。 単純X線検査では、軟骨のすり減りや股関節周囲の骨化の状態を確認可能で、以下のような所見を観察できます。 関節裂隙の狭小化:軟骨がすり減り、骨と骨の間隔が狭くなる 骨棘(こつきょく)形成:関節縁に沿って異常な骨の突起が形成される 骨嚢胞:骨の内部に形成される空洞状の変化がみられることがある 骨硬化:関節面の骨が硬くなり、白く映し出される これらの所見から病期を判断し、治療方針の決定に活用します。変形性股関節症の診断において最初に選択される検査方法です。 CT検査 CT検査は、X線を使用して股関節構造を立体的に捉える画像検査です。 単純X線検査では分かりにくい細かな骨の変化や、全体的な構造を詳しく観察できます。 CT検査の特徴は、以下の通りです。 立体的な画像:様々な角度から股関節を観察可能 骨の微細な変化:小さな骨折や変形を詳細に確認 関節周囲の状態:周辺組織の状態も評価 CT検査では微量の放射線被曝を伴うため、医師の判断により必要な場合に限って実施されます。 手術の検討が必要な症例や、より精密な評価が求められる際に参考となる検査方法です。 MRI検査 MRI検査は、磁気と電波を用いて体内の状態を画像化する検査方法です。 MRI検査では、変形性股関節症における以下のような状態を評価することが可能です。 軟骨の詳細評価:すり減りの程度や範囲を正確に把握 骨髄浮腫の有無確認:骨内部の炎症反応を検出し、痛みの原因を特定 軟部組織の観察:関節唇や靭帯の状態を評価 初期変化の検出:レントゲンでは見えない早期変化を発見 放射線を使用しないため被曝の心配がなく、軟骨や軟部組織の詳細な評価が求められる場合や、病気の進行度をより詳しく把握したいときに適した検査です。 変形性股関節症の診断に画像検査が重要な理由 変形性股関節症の診断と治療方針の決定には、以下の情報を客観的に把握できる画像検査が重要です。 軟骨のすり減りの程度 骨の変形や骨棘(こつきょく)の形成 関節周囲の靭帯や関節唇など軟部組織の状態(MRIなどによる) 骨内部の炎症反応(骨髄浮腫など) 変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、痛みや機能障害を引き起こす疾患です。 しかし股関節は体の深部に位置しており、外見からの視診や触診だけでは関節内部の状態を正確に評価することは困難です。 また、変形性股関節症は進行性の疾患であり、病期の正確な判定には画像による客観的情報が必要です。 画像検査によって、初期段階の変化を捉えられる可能性があるため、保存療法など手術以外の選択肢を検討できることもあります。 さらに、治療後の効果判定や経過観察においても、画像検査は欠かせません。 変形性股関節症の画像診断の結果を踏まえた治療法 画像診断で明らかになった変形性股関節症の病期や症状の程度に基づいて、適切な治療方法が選択されます。 治療法は大きく分けて次の3つがあります。 保存療法 手術療法 再生医療 それぞれの特徴を解説します。 保存療法 保存療法は、変形性股関節症の軽度から中等度の症状に対して行われる、手術を伴わない治療法です。 具体的には、以下の治療が保存療法に含まれます。 痛みを和らげる薬物療法(消炎鎮痛剤など) 物理療法(温熱療法や電気療法) 体重管理 運動療法(筋力強化運動や関節可動域訓練) など これらの治療により症状の進行を遅らせ、痛みを軽減する効果が期待できます。 手術療法 手術療法は、保存療法で十分な改善が見られない場合や、画像診断で高度な関節の変形が認められる場合に検討されます。 代表的な手術には、以下があります。 人工関節に置き換える人工股関節全置換術(THA) 関節表面の骨や軟骨を再形成する骨切り術 内視鏡を用いた股関節鏡視下手術 など 画像診断でX線やCTにより骨の変形が著しい場合や、MRIで広範囲の軟骨損傷が確認される場合は、手術が選択されることも。 手術の種類や方法は、患者さまの年齢や活動性、画像診断の所見などを踏まえ医師と相談のうえ個別に検討されます。 再生医療 再生医療は、変形性股関節症に対する治療選択肢の一つで、主に「幹細胞療法」と「PRP(多血小板血漿)療法」が行われます。 幹細胞療法:脊髄や脂肪由来の幹細胞を患者さまから採取・培養し、患部に投与する治療法 PRP(多血小板血漿)療法:血液から抽出した血小板を濃縮した液体を患部に投与する治療法 脂肪由来の幹細胞治療の場合は、患者さまから採取した少量の脂肪組織から幹細胞を抽出・培養し、股関節内に注入するという手順が取られます。 脂肪の採取時に小さな切開は行いますが、採取する脂肪は米粒2~3粒程度のため傷口が小さく、入院不要で治療できるのが特徴です。 変形性股関節症に対する再生医療について詳しくは、以下のページをご覧ください。 画像診断は変形性股関節症の診断と治療選択に不可欠 変形性股関節症の診断には、画像検査による客観的な情報が欠かせません。 初期評価で用いられる単純X線検査(レントゲン)では、軟骨のすり減りや股関節周囲の骨化の状態を視覚的に把握できます。 より詳細な評価が必要な場合はCT検査やMRI検査が用いられ、それぞれ立体的な骨の評価や軟部組織の詳細な観察ができます。 これらの画像診断結果に基づいて、病期や症状の程度に応じた適切な治療法が選択されます。 近年の治療では、従来の保存療法、手術療法に加え、自己細胞を用いて根本治療を目指す「再生医療」が選択肢の一つです。 再生医療とは、患者さまの細胞や血液を用いて、すり減った関節軟骨の再生・修復を促し、変形性股関節症の根治を目指す治療法です。 当院リペセルクリニックでは、再生医療に関する無料カウンセリングを実施しているため、「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひご相談ください。
2020.06.04 -
- ひざ関節
- 再生治療
半月板損傷を経験した方の中には「また同じ箇所を痛めて半月板損傷が再発してしまうのでは?」という不安を抱えている方も、多いのではないでしょうか。 特にスポーツや膝に負担のかかる動作をする方にとって、再発のリスクは無視できない問題です。 そこで本記事では、半月板の損傷が再発する原因や予防法・治療法について解説します。 また、手術が不要な治療法である再生医療についても紹介しているので参考にしてみてください。 当院で半月板損傷に対して再生医療を受けられた患者様の症例は、こちらからもご覧いただけます。 半月板損傷が再発する原因 半月板損傷は一度治療を受けても、適切なケアが行われない場合に再発する可能性があります。 半月板損傷が再発する原因は、以下の通りです。 半月板損傷の手術を受けたあとはリハビリを慎重に行い、筋力や柔軟性のアップを目指しましょう。 また、スポーツをしていない方でも、40歳を超えると「膝を捻った」など少しの変化で半月板が傷つく可能性があるので注意が必要です。 半月板損傷とは? 半月板損傷とは、膝に無理なひねりの負担が加わることで半月板が傷ついたり亀裂が入ったりする疾患です。 半月板は膝の組織の一部でCの形になっていて外側と内側の2か所にあり、クッションのような役割を果たしています。 症状としては、膝に引っかかるような違和感や痛みを感じます 初期段階では、膝の違和感が続く程度ですが、重症化した場合は以下のような症状が見らられます。 半月板は一度損傷すると自然治癒が難しい組織なので、膝に痛みや違和感がある方は医療機関の受診を検討しましょう。 半月板損傷の再発を防止するためには? 半月板損傷は治療をしても、無理をしたりケアを怠ったりすると再発するリスクがあります。 特にスポーツや日常生活で膝に負担がかかる方は、再発防止のための対策をしっかり行うことが重要です。 以下に、半月板損傷の再発を未然に防ぐ方法をご紹介します。 下記では具体的な予防方法について紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。 スポーツの再開時期に注意する 半月板損傷の再発を防止するには、スポーツの再開時期に注意しましょう。 半月板損傷の手術後は1~2週間の入院や長期的なリハビリが必要です。 受けた手術や症状の重さによってリハビリ期間は異なります。 主な目安を下記の通りです。 手術方法 外来によるリハビリ 松葉杖の使用 スポーツの復帰 切除術 2~3カ月 使用しない場合が多い 術後1ヶ月 縫合術 3~6カ月 術後2週間~2カ月 術後10週間~5カ月 リハビリを十分に終える前にスポーツを再開してしまうと、半月板損傷が再発するリスクが高まります。 特に、膝周りの筋力が回復していない場合や、関節の安定性が十分でない状態では、再び損傷を引き起こしやすくなります。 筋力トレーニングや膝に負担のかからない正しい姿勢を身につけましょう。 日常的にケアを施す 半月板損傷の再発防止には、日常的に膝をケアをすることも大切です。 サポーターやテーピングにはさまざまなタイプがあります。 使用する際は、医師に相談して使い方を確認しましょう。 半月板損傷の治療法 半月板損傷の治療法は、損傷の程度や症状の進行状況によって異なります。 ここでは、一般的に行われる治療法を3つご紹介します。 下記では症状ごとの具体的な治療方法について紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 保存療法 半月板損傷が軽度な場合や加齢が原因で損傷した際は、保存療法で様子を見るケースがあります。 具体的な治療方法は、以下の通りです。 長い目で治療に取り組む必要がありますが、手術をしないで半月板を温存できます。 しかし、保存療法は対症療法のため、半月板損傷の根本的な治療にならない点は注意が必要です。 手術療法 スポーツが原因による半月板の損傷や、症状が重度の方の治療には手術療法が検討されます。 手術には損傷した半月板を縫い合わせる縫合術と、断裂した部分を取り除く切除術の2種類があります。 どちらも関節鏡と呼ばれる小型のカメラを用いるので手術による傷は小さくて済みます。 一方で、下記のようなデメリットが考えられるのも事実です。 手術を受ける際は、慎重に検討しましょう。 再生医療 再生医療は、半月板損傷の再発予防に期待できる治療法です。 再生医療とは患者さまの脂肪から採取および培養した幹細胞を膝関節に注射します。 幹細胞は、損傷した半月板を修復する効果が期待できます。 効果には個人差がありますが、当院で60代の女性が幹細胞治療を受けたところ、治療前の痛みが10段階中10であったのが半年後に0.5まで減少しました。 入院や手術が不要なので、長期的なリハビリや半月板損傷の再発に不安を覚える方は検討してみましょう。 半月板損傷の再発には十分なケアや再発防止策が有効 半月板損傷が再発する原因として、以下が挙げられます。 再発を防ぐには、膝に負担がかかりすぎないようにして、スポーツを再開するタイミングに注意しましょう。 サポーターやテーピングなどを用いて日常的に膝をケアするのも有効です。 また、再発予防に効果のある治療として再生医療が挙げられます。 リペアセルクリニックでは丁寧なカウンセリングによりお客様に寄り添い治療を進めていきますので、リハビリ期間を短くしたい方や、半月板損傷の再発が心配な方は、当院までお気軽にご相談ください。 以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、半月板損傷が改善された患者さまの症例を紹介していますので、併せて参考にしてください。
2020.06.03 -
- 再生治療
- 変形性股関節症
- 股関節
変形性股関節症と診断され、治療法を検討している方の中には、治った症例があるか気になる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、当院リペアセルクリニックで再生医療による治療を受け、変形性股関節症の症状改善がみられた症例を紹介します。 従来の治療では、変形性股関節症が進行してしまうと手術による人工股関節術が一般的でした。 しかし、近年の治療では手術せずにすり減った股関節軟骨の症状改善が期待できる再生医療が注目されています。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、変形性股関節症に対する再生医療に関する情報を公開しているので、体への負担が少ない治療を探している方は、ぜひご参考ください。 変形性股関節症が治った症例をご紹介 変形性股関節症にお困りの方は、治った症例があるか心配な方も多いことでしょう。 ここでは、当院リペアセルクリニックの患者さまで変形性股関節症の症状が改善した症例をご紹介※します。 ※効果には個人差があります。治療の効果を保証するものではありません。 症例①末期の変形性股関節症から症状が改善したケース 症例②治療後2週間で症状の改善が見られたケース どのような状態からどのように改善したのか、2つの症例を動画も併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 症例①末期の変形性股関節症から症状が改善したケース https://www.youtube.com/watch?v=iPHLbIXjPNk 「ついつい歩きすぎてしまう」と笑顔で診察を受けられる患者さまですが、治療前は末期の変形性股関節症でした。 左側の股関節が痛く、足が硬くなり靴下が履きにくい状態で、末期と診断されていました。 手術を勧められたそうですが、手術はやりたくないとの思いでいろいろ調べられて当院へご相談いただきました。 1回目の幹細胞注射を打つ前は、壁を使わないと歩けませんでしたが、注射を打つと普通に歩けるようになったとお喜びのご様子です。 2回目の注射後は関節がスムーズに動くようになり、1日1万歩ほど歩いてしまうとの事で、医師から制止されるほどの状態に改善しています。 ※効果には個人差があります。治療の効果を保証するものではありません。 症例②治療後2週間で症状の改善が見られたケース https://www.youtube.com/watch?v=4OElrvzj3O8 来院時には左右の股関節に痛みがあり、階段の昇り降りも苦労されていましたが、治療後2週間で症状の改善が見られた患者さまです。 治療方法は手術しかないと判断される状態でしたが、どうしても手術は避けたく、手術しないで治療できる再生医療を知り、当院にご来院されました。 1回目の幹細胞注射のあと、2週間後には支えなしで階段の昇り降りができるようになり、変形性股関節症を発症する前とほぼ同じ生活ができるまでに症状が改善しています。 ※効果には個人差があります。治療の効果を保証するものではありません。 変形性股関節症が治った症例もある再生医療とは 変形性股関節症の新しい治療方法として注目されているのが、手術せずに治療できる再生医療です。 再生医療では、一度傷ついてしまい元に戻らない軟骨に対し、幹細胞を活用して損傷した軟骨の修復・再生を促します。 治療には患者さまから採取・培養した幹細胞を用いるため、拒絶反応やアレルギーなどの副作用リスクが少ない点が魅力の一つです。 また、入院や手術をせずに治療ができるため、体への負担が軽減される点も再生医療の強みです。 通院で治療ができるため、生活の質を保てることも大きなメリットといえるでしょう。 変形性股関節症に対する当院の再生医療について 変形性股関節症の治療における、当院の再生医療について以下の内容をご紹介します。 当院の特徴 費用 治療の流れ 治療を検討されている方は、参考にしてください。 当院の特徴 再生医療による治療を行う場合、より治療成績を高めるためにも治療の精度や技術が重要です。 当院リペアセルクリニックでは、主に以下の特徴があります。 当院独自の関節内ピンポイント注射 独自の培養技術で幹細胞の生存率が高い 変形性股関節症の再生医療では、股関節内で軟骨が損傷している部位に幹細胞を注入しますが、股関節は隙間がせまく、高い技術が必要です。 当院ではエコーやレントゲンで損傷部位を特定し、特殊な注射針を使用してピンポイントで幹細胞を届けます。 ダイレクトに注入できる当院ならではの技術で、患部へのダイレクトな注入を実現しています。 また、独自の培養技術によって冷凍せずに培養することで、生存率や活動率が高い幹細胞を投与できます。 再生医療による変形性股関節症を検討したい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックへご相談ください。 費用 当院リペアセルクリニックでは、変形性股関節症をはじめとする関節疾患に対する幹細胞治療の費用は、以下の通りです。 1回の治療での肝細胞投与数 価格(税込) 2,500万個 1,320,000円 5,000万個 1,540,000円 1億個 1,980,000円 上記の価格には、以下の費用が全て含まれています。 幹細胞を採取する費用 採取した幹細胞を培養する費用 培養した幹細胞を投与する費用 ※採血にて肝炎の疑いがある方のみ、追加で費用が発生する場合があります。 また、初回カウンセリングで3,300円(税込)の初診料をいただいております。 疾患や進行度によって治療回数が異なるため、実際にいくらかかるか気になる方は、ぜひお問い合わせください。 治療の流れ 当院リペアセルクリニックのご相談から治療までの流れをご紹介します。 ご来院のご予約 当院は完全予約制のため予約が必要です。電話またはメールで予約を入れてください。 専門医によるカウンセリング 問診票をご記入いただき、痛み症状に合わせた治療方法のご説明をさせていただきます。 MRI画像をお持ちの場合はカウンセリングの際にご持参いただき、お持ちでない場合は近隣の連携医療機関で撮影いただきます。 治療法のご提案 MRI画像をもとに治療方法の提案、治療にかかる期間や費用などをご説明いたします。 治療開始 再生医療での治療がスタートすると、血液検査を行った後に、局所麻酔を使用して脂肪細胞を採取します。 治療後は経過観察 幹細胞の投与後すぐに効果が見られるものではなく、数日から数週間かかるため、経過観察が必要です。 再生医療による治療では、大きな手術や入院は必要ありません。 効果がみられるまで数日から数週間かかるため、治療後に少しでもご不安がある場合は、治療後でもお気軽にご相談いただけます。 変形性股関節症が治った症例に関するよくある質問 変形性股関節症の症例に関するよくある質問を紹介します。 変形性股関節症を手術しないで治す方法は? 股関節のすり減った軟骨は再生できる? 変形性股関節症でやってはいけないことは? 変形性股関節症の治療法を検討するためにも、少しの疑問や不安も解消しておきましょう。 変形性股関節症を手術しないで治す方法は? 当院では変形性股関節症を手術しないで治療する方法として再生医療による幹細胞治療をご提供しています。 変形性股関節症の従来の治療方法は、保存療法と手術療法の2種類となり、保存療法で症状が改善しない場合は手術療法が適応されるケースがほとんどでした。 しかし、近年では手術せずに治療できる可能性がある再生医療が注目されています。 以下の記事では、変形性股関節症に対する再生医療について詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。 股関節のすり減った軟骨は再生できる? 股関節のすり減った軟骨は、先端医療である再生医療によって再生できる可能性があります。 再生医療では、さまざまな組織・細胞に変化する幹細胞を活用し、すり減った軟骨の修復・再生を促します。 従来の治療では、人工股関節置換などの手術が一般的でしたが、近年では治療の選択肢が広がってきています。 変形性股関節症でやってはいけないことは? 変形性股関節症でやってはいけないことは、以下のような股関節に負担をかけることです。 重いものを持ち運ぶ 激しい運動 急激な体重増加・肥満 無理な姿勢を続ける 足に合わない靴を履く 長さが合わない杖を使う 高所の登り降り 重いものを持ち運んだり、激しい運動をしたりする以外にも股関節の負担になる動作が多くあります。 とくに、体重の急激な増加や肥満は、体の重さを支える股関節に負担がかかるため、体重のコントロールを怠ってはいけません。 無理な姿勢を続けることも、股関節に負担をかけるので控えましょう。 また、足に合う靴を選ぶことも大切で、サイズを合わせる際には、長さだけでなく幅にも注意が必要です。 変形性股関節症で歩行が困難な方は杖を使用しますが、杖の長さが合っていないと股関節に負担をかけてしまうので、体格に合わせて見直しましょう。 以下の記事では、変形性股関節症でやってはいけないことについて、詳しく解説しています。 変形性股関節症が治った症例あり!再生医療による治療を検討しよう 変形性股関節症における手術以外の治療法として、再生医療が注目されています。 再生医療は、すり減った軟骨の修復・再生が期待できる治療法で、発症前のように歩けるようになった症例もあります。 当院における変形性股関節症に対する症例はこちらでも紹介していますので、ぜひご覧ください。 従来の治療では、変形性股関節症が進行してしまうと手術による人工股関節術が一般的でした。 しかし、近年の治療では手術せずにすり減った股関節軟骨の症状改善が期待できる再生医療が注目されています。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、変形性股関節症に対する再生医療に関する情報を公開しているので、体への負担が少ない治療を探している方は、ぜひご参考ください。
2020.06.02 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝の腫れが引かない原因と、その対処方法をご紹介 膝を何かにぶつけたりしたわけでもないのに膝が腫れてきて、その腫れが引かないという状況になると、「今後どうなるのだろう」「どのように対処すればいいのだろう」と不安になると思います。 今回は、膝の腫れが引かない原因について、また、対処方法について紹介します。 膝の腫れが引かない主な原因 転倒したり、何かにぶつかったりしたというように思い当たるようなことがなく、膝が腫れてきて、膝の腫れが引かないという場合の原因で多いのが以下の3つです。 変形性膝関節症 膝の軟骨の擦り減りによって、骨と骨がぶつかり合うことで炎症が起きて膝に痛みや腫れが生じます。遺伝や加齢のほか、姿勢や肥満などが原因につながると言われています。 リウマチ 自己免疫疾患の一つで、免疫システムが間違って自分の細胞を攻撃することで、関節を覆っている滑膜に炎症が起きてこわばり、痛み、腫れなどが生じます。関節リウマチの症状は手のこわばりがよく知られていますが、膝関節の腫れも症状の一つです。 痛風・偽痛風 痛風は溜まった尿酸が結晶化することで炎症を引き起こすもので、激しい痛みや腫れが生じます。足の親指の付け根やくるぶしの他にも膝が腫れるケースもあります。同じような症状で、ピロリン酸カルシウムが結晶化するのが原因の偽痛風というものもあります。 膝の腫れが引かないときの対処方法 膝の腫れが引かない場合、膝に熱をもっていたら冷やすのが効果的です。氷枕やアイスノンを使用したり、タオルを水に濡らしたりして患部を20分から30分くらい冷やすというのを1日2、3回おこないましょう。 症状が軽度であれば患部を冷やしていると2、3日くらいで腫れが引いてくるでしょう。 また、普段の生活で、できるだけ膝に負担がかからないようにすることが大切です。体重が増えるとそれだけ膝にかかる負担が大きくなるので、肥満の人は減量することで膝への負担を軽減することができます。 また、立ち仕事など長時間立っていることが多い人は、短時間でもいいのでこまめに休憩をとるようにしましょう。 膝の腫れが引かない時は早めに医療機関を受診が正解 膝が腫れたので患部を冷やして安静にしていたけど膝の腫れが引かないといときは、できるだけ早めに医療機関を受診するのがおすすめです。 医療機関を受診する際には、いつごろから腫れたのか、普段の生活で膝に負担がかかるようなことをしているかなど、できるだけ多くの情報を伝えることができるようにまとめておくと正確な診断を得ることができるので、おすすめです。 まとめ・膝の腫れが引かない原因と、その対処方法をご紹介 膝の腫れが引かない原因や治療方法について紹介しました。 膝は骨や関節、靭帯、腱などの構造が不安定な部位であるため、普段の姿勢などちょっとしたことが原因で膝へ負担がかかり、炎症が起きて腫れや痛みが生じやすい部位になります。 膝の腫れや痛みなどの治療を受けても改善されず、手術しかないのだろうかと思っている人は再生医療という治療方法もあります。治療法の選択肢として、再生医療も検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください 半月板損傷かも?そんな場合に症状をチェックする方法 変形性膝関節症の人がしてはいけない仕事とその理由
2020.06.01 -
- 再生治療
- 変形性股関節症
踏み台昇降をすることで膝を痛めた経験はありませんか。 踏み台昇降はダイエットやリハビリなどで行う動きですが、膝を痛めてしまうと運動の継続が困難になります。 本記事では、踏み台昇降で膝を痛めない方法をご紹介します。膝を痛めない方法を確認し、安全にダイエットや運動をしましょう。 この記事を読むとわかること 踏み台昇降で膝を痛めない方法 踏み台昇降で膝を痛めた場合の対処法 踏み台昇降で膝を痛めない方法!ストレッチと正しい姿勢 踏み台昇降で膝を痛めない方法として、下記の2つを紹介します。 事前にストレッチをして筋肉をほぐす 正しい姿勢で昇降する 階段や踏み台昇降は、骨盤周辺の大きな筋肉を同時に鍛えられる運動で股関節の強化に効果的です。 踏み台昇降は効果が大きい反面、誤った方法で行うと負荷も大きくなってしまいます。 筋力トレーニングは週3回以上行うのが望ましいとされていますが、無理のない頻度で継続しましょう。 事前にストレッチして筋肉をほぐす 踏み台昇降で膝を痛めない方法の1つに、事前のストレッチがあります。 運動を始める前にストレッチを行い筋肉をほぐしておくと、身体を動かしやすくなります。 ストレッチは、身体をゆっくりと無理のない程度に伸ばすのがポイントです。踏み台昇降を行う前は、足首や膝、ふくらはぎを中心にストレッチを行うと十分な効果を得やすくなります。 正しい姿勢で昇降する 踏み台昇降で膝を痛めないために、以下のポイントを意識し正しい姿勢で運動を行ってください。 背筋をまっすぐに伸ばす 腕を大きく振りながら昇降する 膝はつま先より前に出ないようにする 内股、ガニ股にならないように行う 正しい姿勢で踏み台昇降ができるようになったら、徐々に負荷をかけていくのがおすすめです。使用する踏み台の高さを変え、自身に合った強度で運動を行いましょう。 やりすぎ注意!踏み台昇降が膝にかける負担 踏み台昇降はダイエットやリハビリに効果がありますが、やりすぎると膝に大きな負担がかかるため注意が必要です。 踏み台昇降は、股関節や膝関節などの下半身を大きく動かす運動です。運動の頻度を急に増やしたり、自分に合っていない強度で昇降したりすると、関節や筋肉に大きな負担がかかります。 踏み台昇降をやりすぎて、膝を壊してしまっては運動の継続が困難になります。無理せず続けられる範囲で運動強度や頻度を考慮し、実施計画を立てましょう。 踏み台昇降で膝を痛めてしまったら? 踏み台昇降で膝を痛めてしまったら、以下の2つを実施し早期回復を目指すのが大切です。 アイシングをして休息をとる たんぱく質を摂ってしっかり睡眠をとる 膝を痛めてしまった際の対処法を確認し、万が一けがをした場合に早急に対処できるようにしましょう。 アイシングをして休息をとる 踏み台昇降で膝を痛めたときは、アイシングをして休息をとるのがポイントです。アイシングとは、患部を冷やす方法です。 膝に少しでも違和感を覚えたらすぐに運動をやめ、氷のうや保冷剤で患部を冷やしましょう。 直接肌に氷を当てると凍傷の危険があるため、タオルなどで包んでから患部に当てるなど対策してから、15分〜20分程度を目安にして冷やして下さい。 たんぱく質を摂ってしっかりと睡眠をとる 踏み台昇降で膝を痛めた際は、たんぱく質を摂ってしっかりと睡眠をとることが大切です。 たんぱく質は、筋肉や骨を作る栄養素で運動後の摂取が効果的といわれています。 膝を痛めた場合に限らず、運動後はたんぱく質を意識した食事を取るのがおすすめです。 たんぱく質は運動によって分解されますが、健康的な食事や十分な睡眠で合成スピードを高められます。 踏み台昇降でひざを痛めない方法まとめ 踏み台昇降は、踏み台の高さや足を下ろす順番を守り、正しい手順で行うと膝・股関節周りの筋肉を効果的に強化できます。 ダイエットやリハビリにも推奨される運動ですが、誤った方法で行うと膝に負担がかかるため注意が必要です。 膝や筋肉の状態に合わせて無理のない範囲で継続すると、痛みの予防や改善につながります。 万が一、踏み台昇降で膝の痛みがひどくなったり、自力でのトレーニングが難しいと感じた場合は、膝の再生医療を検討するのも一つの方法です。 膝の再生医療では、自分の細胞を使って軟骨を修復するため、手術のような大きな負担をかけずに治療が可能です。 ダイエットや運動を行う際は、体に合った方法で無理なく継続していきましょう。
2020.05.31 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝が突然動かなる状態を「ロッキング」といいます。 膝が突然動かなくなるのはなぜか不安に思う方も多いのではないでしょうか。 この記事では膝のロッキングとはどのような状態か、原因や治す方法について解説します。 早期に治療を始めることが大切なので、膝に痛みを感じたときには病院で診察してもらいましょう。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、ロッキングの原因となる膝関節疾患を手術せずに治療できる再生医療に関する情報を公開中です。 「膝の痛みをなんとかしたい」「治したいけど手術したくない」という方は、ぜひご参考ください。 また、以下のページでも、膝関節に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による膝関節の症例はこちら 膝に起こるロッキングとは|初期症状はある? 膝が突然動かなくなるロッキングとはどのような状態なのか、以下の項目について解説していきます。 ロッキングとは ロッキングの初期症状・前兆 事前に異変を察知できるような初期症状や前兆が見られるのかについて詳しく解説します。 ロッキングとは ロッキングとは、突然膝が動かなくなり、激しい痛みが現れる症状のことです。 まるでロックされたかのように、急に起こることが特徴的です。 ロッキングが起こる原因は、関節の隙間へ、膝関節内にある骨や軟骨、半月板組織などの浮遊した物質が挟まるためです。 浮遊物が挟まるのは、なんらかの拍子で起こることもあれば、膝関節の疾患が原因のケースもあります。 ロッキングの初期症状・前兆 膝のロッキングが起こる前には、以下のような初期症状・前兆とされる症状が見られることがあります。 膝に引っかかるような痛みがある 膝に力が入らない 膝が抜けるような感覚がある 膝関節に腫れや膨らみがある 膝を強く打った後の痛みが長引く 以下のような症状が出た際には、ロッキングが起こるサインである可能性があり、注意が必要です。 以下の記事では、ロッキングの前によく起こるキャッチングについて詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。 膝にロッキングが起こる原因となる疾患 膝にロッキングが起こる原因となる主に疾患を3つ紹介します。 半月板損傷 変形性膝関節症 離断性骨軟骨炎 それぞれの疾患について、詳しく見ていきましょう。 半月板損傷 半月板損傷とは、外部からの衝撃や加齢により半月板に亀裂や断裂が入る状態のことで、ロッキングが起こりやすい疾患の一つです。 損傷した半月板が関節の隙間に挟まったときに、膝のロッキングが起こります。 また、半月板には膝関節にかかる衝撃を緩和するクッションのような役割がありますが、損傷すると膝をスムーズに動かせなくなります。 以下の記事では、半月板損傷を放置した場合のリスクについて詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。 変形性膝関節症 ロッキングが起きる疾患の一つとして、膝関節の軟骨がすり減ってしまう変形性膝関節症が挙げられます。 すり減って欠けた軟骨や損傷した半月板が膝関節の隙間に挟まることでロッキングが起こる場合があります。 変形性膝関節症の痛みの特徴として、歩きはじめや動きはじめに痛みを感じ、次第に慢性的な痛みへと変化していきます。 症状が進行してしまうと、膝関節の変形や骨の損傷が見られる状態となります。 離断性骨軟骨炎 離断性骨軟骨炎は、外部からの強い衝撃によって軟骨が剥がれる疾病です。 膝をスムーズに動かすには、軟骨の存在が大きく関係しています。 軟骨が剥がれ落ちると膝の動きに問題が起こるだけでなく、剥がれた軟骨が関節の隙間に挟まれば、ロッキングが起こるのです。 スポーツなどで同じ動作を繰り返すことも、軟骨が剥がれる原因の一つとされ、10代の男性に多く見られます。 膝のロッキングを自分で治す方法(解除方法)はある? 膝のロッキングを自分で治す方法などネットや動画で紹介されているケースもありますが、自分で対処することは控えた方が良いです。 不用意に自分で解除しようとすると、治るどころか症状が悪化する原因になる可能性があります。 何度もロッキングが起きている場合には、局部麻酔を行った上で膝を動かして関節に挟まったものを外して治るケースがあります。 しかし、ロッキングの原因となる疾患が治るわけではないため、以下のような治療が行われます。 保存療法 手術療法 再生医療 保存療法は手術を伴わない「薬物療法」や「運動療法」によって、痛みの緩和や症状の進行を遅らせることが目的となります。 そのため、原因を根本的に治療するには手術によって、損傷した部位を治療する必要があります。 しかし、近年の治療では、手術をしないで膝の疾患を根本的に治す治療として、再生医療が注目されています。 再生医療は、人間の持つ再生力を活かし、損傷した膝関節の修復・再生を促すことで疾患の根本的な改善が期待できる治療法です。 膝のロッキングに関するよくある質問 膝のロッキングについてよくある質問を紹介します。 ロッキングはすぐに治る? ロッキングを繰り返すときの予防法は? 上記のような疑問をお持ちの方や、ロッキングが起きて不安に思われている方は参考にしてみてください。 ロッキングはすぐに治る? 残念ながら、ロッキングはすぐに治るとは限りません。 膝を曲げられなかったり、伸ばせなかったりする状態が、何日間か続く可能性があります。 また、すぐに治った場合でも短期間での再発や、ロッキングが繰り返し何度も起こることがあります。 ロッキングを根本的に治すには、原因となる「半月板損傷」「変形性膝関節症」を治療しましょう。 ロッキングを繰り返すときの予防法は? 膝のロッキングが何度も起こる場合の予防方法は、以下の通りです。 膝関節を安定させるために、膝周辺のストレッチや筋力トレーニングなどの適度な運動が大切です。 また、日常生活スポーツを楽しむ際には、膝にできるだけ負担がかからないように気をつけましょう。 しかし、何度もロッキングを繰り返してしまうときは、膝関節の疾患が進行してしまう前に医療機関の受診をおすすめします。 膝のロッキングを治すには原因となる疾患の特定・治療が重要 膝が突然動かなくなる「ロッキング」は、さまざまな疾病が原因となるケースが多いです。 突然の痛みに襲われ、一体何が起きたのかと焦ってしまうかもしれませんが、早めに医療機関を受診することが推奨されます。 ロッキングが起こるということは、膝関節が大きくダメージを受けていて、症状が進んでいる可能性があります。 そのため、ロッキング症状を治す方法よりも、ロッキングの原因となる疾患を治療することが重要です。 近年の治療では、手術せずに膝関節を治療ができる可能性がある再生医療が注目されています。 再生医療の治療を検討したい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。
2020.05.30 -
- 変形性股関節症
「変形性股関節症がなかなか治らない」 「手術にはどのような種類がある?」 つらい股関節の痛みにお悩みの方の中には、上記のような不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。 変形性股関節症の治療法の1つに、股関節骨切り術があります。 股関節骨切り術とは、股関節の骨を部分的に切る治療法で、関節の損傷が少ない早期の段階に行われます。 本記事では、変形性股関節症の骨切り術について詳しく解説します。 保存療法を行っても症状の改善がみられない場合は、骨切り術をはじめとした手術による治療も検討しましょう。 なお、変形性股関節症を手術せずに治したい場合、先端医療である再生医療も選択肢の一つとなります。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、「再生医療で実際に行う治療の内容」「再生医療で治療した症例」といった情報を無料でご覧いただけます。 「変形性股関節症を手術せずに治したい」とお考えの方は、ぜひ再生医療についてチェックしてみてください。 股関節骨切り術の種類 はじめに、股関節骨切り術の種類を解説します。 股関節骨切り術には、主に以下の3種類の手術があります。 寛骨臼回転骨切り術 キアリ骨盤骨切り術 大腿骨骨切り術 骨を切ることによって、寛骨および大腿骨頭の接地面を増やしたり、関節軟骨に負荷がかかる部分をずらしたりすることで、関節への負担を軽減させます。 寛骨臼回転骨切り術 寛骨臼回転骨切り術は、骨盤の臼蓋(きゅうがい)と呼ばれる部分を切り、回転させて股関節の形状を矯正する手術です。 股関節は、寛骨臼(骨盤の骨の凹み)に大腿骨頭(太ももの骨の頭部分)がはまり込んでできています。 寛骨臼回転骨切り術では、この寛骨臼の辺縁を丸く切り抜き、外側に少し回転させます。 寛骨臼の形状を変えることで、寛骨臼および大腿骨頭の接地面を増やし、関節軟骨への負荷を分散させる目的があります。 キアリ骨盤骨切り術 キアリ骨盤骨切り術もまた、股関節のすぐ上の骨盤を横に切り、骨盤をずらして固定する手術です。 まず、キアリ骨盤骨切り術では寛骨臼のすぐ上で骨を垂直に切り、寛骨を半分にします。 その下半分を身体の内側に移動させることで、上半分の寛骨が大腿骨頭に覆い被さり、寛骨臼および大腿骨頭の接地面が増加します。 体重がかけられる関節の面積が増えるため、股関節への負荷が軽減し、変形性股関節症の痛みや炎症を抑えられます。 大腿骨骨切り術 大腿骨骨切り術は、その名のとおり大腿骨(太ももの骨)を切る手術です。 以下のとおり、大腿骨骨切り術には、骨を切る部位によってさまざまな術式があります。 術式 内容 大腿骨外反骨切り術 ・大腿骨骨幹部のうち、股関節近くの外側を骨切りする ・大腿骨頭の位置を調整し、損傷した軟骨に体重がかからないようにする 大腿骨内反骨切り術 ・大腿骨骨幹部のうち、股関節近くの内側を骨切りする ・大腿骨頭の位置を調整し、損傷した軟骨に体重がかからないようにする 大腿骨頭回転骨切り術 ・大腿骨頭の根本を骨切りする ・大腿骨頭を前方または後方に回転させ、損傷した軟骨に体重がかからないようにする 大腿骨骨切り術はいずれも大腿骨頭の位置を変え、損傷した軟骨に負荷がかからないようにすることが目的です。 骨切りを行った後は、金属製の板やピンを骨の中に入れて、骨が自然に繋がるまで切った部分を固定します。 股関節骨切り術の入院期間と回復までの期間 手術自体は数時間で終わりますが、その後の入院やリハビリが長いことが股関節骨切り術の特徴です。 股関節骨切り術の主な流れは、以下のとおりです。 入院し骨切り術を受ける 医師の許可が出るまで安静に過ごす 安静指示が解除されたらリハビリを開始する 補助具を使用し、歩行ができるようになったら退院 退院後も外来にてリハビリを行う 入院期間は2か月程度で、働いている方や育児をしている方は、周囲の人の協力が必要になります。 術後のリハビリでは、まずはベッドサイドでの車椅子移乗や、トイレ移動などの生活動作の習得を目指します。 術後3週程度からは、両松葉杖や平行棒などを使用して片足での歩行訓練を行います。 片足歩行が安定してきたら、手術した側の足に体重を乗せる練習を行いますが、両足歩行ができるまでには3か月〜6か月必要です。 退院後もリハビリを継続する必要があり、スポーツや日常生活への復帰までには1年程度かかるため注意しましょう。 股関節骨切り術の術後に考えられる後遺症 股関節骨切り術は、古くから変形性股関節症の治療に用いられる有効な治療法ですが、ごく一部の患者さまで後遺症(合併症)がみられます。 術後に考えられる後遺症は、以下のとおりです。 細菌感染 血栓症 出血 脱臼 切った骨が回復しない 変形性股関節症の進行 再手術 上記の後遺症はあくまで一部のケースに起こるものですが、手術を受ける際は医師と十分に相談したうえで検討しましょう。 股関節骨切り術のメリット 股関節骨切り術には、主に以下の2つのメリットがあります。 関節を温存できる 人工関節よりも術後の制限が少ない 手術を受ける前には、手術によるメリットおよびデメリットの両方をよく理解しておくことが重要です。 関節を温存できる 股関節骨切り術のメリット1つ目は、関節を温存できることです。 自分の関節を残したまま治療できるため、人工関節のような人工物を身体の中に入れることに抵抗がある方でも治療を受けやすいでしょう。 損傷していない関節の組織を取り除かないため、術後も大きな負荷に耐えられます。 人工関節よりも術後の制限が少ない 股関節骨切り術のメリット2つ目は、人工関節よりも術後の制限が少ないことです。 損傷していない関節の組織は取り除かないため、術後に負荷をかけた場合でも、日常生活や運動などに大きな制限はありません。 また、人工関節は細菌感染や血栓症などの合併症を起こすリスクや、15~20年程度の耐用年数があるというデメリットがあります。 感染が起こったり、人工関節が寿命を迎えたりすると、再度手術が必要になります。 人工関節と比較して、股関節骨切り術は術後の制限が少ない点がメリットといえるでしょう。 股関節骨切り術のデメリット 股関節骨切り術にはさまざまなメリットがありますが、デメリットも少なからず存在します。 主なデメリットは、以下の3つです。 術後の回復に時間がかかる可能性 痛みが完全になくならない可能性 再手術が必要になる可能性 メリットだけでなくデメリットも理解した上で、股関節骨切り術を検討しましょう。 術後の回復に時間がかかる可能性 股関節骨切り術のデメリット1つ目は、術後の回復に時間がかかることです。 術後は長期間の入院やリハビリなどが必要なため、日常生活への復帰に時間がかかります。 入院期間は2か月程度で、働き盛りの方や育児をしている方は、気軽に股関節骨切り術を受けることは難しいでしょう。 また、手術をしてから1か月前後は歩行制限があり、骨切りした部分が回復してきたら松葉杖や歩行器をした状態で歩けるようになります。 その後は、少しずつ関節に体重をかけるリハビリを行い、通常3か月〜6か月ほどで松葉杖が取れます。 骨の再生具合によっては、より長期間の入院およびリハビリが必要になることを覚えておきましょう。 痛みが完全になくならない可能性 股関節骨切り術のデメリット2つ目は、痛みが完全になくならない可能性があることです。 骨盤や太ももの骨を切ることで関節を温存できるメリットがある一方で、逆にいえば損傷した軟骨部分をそのまま残しているともいえます。 そのため、術前の状態によっては痛みが完全になくならないケースもあります。 手術前の症状が進行しているほど、術後の痛みも改善しにくいです。 また、年齢が高いほど、術後に変形性股関節症が進行しやすく、痛みが再び現れる可能性があります。 再手術が必要になる可能性 股関節骨切り術のデメリット3つ目は、再手術が必要になる可能性があることです。 骨を切ることで患者さまの股関節を温存する治療法なので、時間の経過とともに関節軟骨が擦り減り、症状が再び現れる可能性があります。 症状が進行すると、人工股関節術などの検討が必要になります。 とくに、術前の病期が進行しているほど、人工股関節に移行しなければならない例が多いです。 変形性股関節症に対して股関節骨切り術を適用する場合、症状の進行具合や年齢、入院期間、リハビリ期間などを考慮して、適切な治療法を選択する必要があります。 股関節骨切り術以外の治療法 ここまで股関節骨切り術について解説してきましたが、変形性股関節症の治療法は股関節骨切り術だけではありません。 以下では、変形性股関節症の治療法を2つ紹介します。 人工関節置換術 再生医療 骨切り術以外の治療法が気になる方は、ぜひ参考にしてください。 人工関節置換術 人工関節置換術は、股関節を人工関節に置き換える手術です。 症状が進行した変形性股関節症にとくに有効で、歩行および運動機能を改善し、健常者とほとんど同じような生活が送れるようになります。 一方、脱臼や細菌感染、血栓症などのリスクがあり、それぞれの発生率は以下のとおりです。 合併症 発生率 脱臼 初回手術:1%〜5% 再手術:5〜15% 細菌感染 初回手術:0.1%〜1% 再手術:初回よりも高い傾向 血栓症 数%〜数十% ※予防の有無や検査方法により差あり ※参考:日本整形外科学会「変形性股関節症 診療ガイドライン(改訂第2版)」 また、人工関節は15年〜20年ほどで寿命を迎えるため、手術時点の年齢によっては再手術が必要になります。 再生医療 再生医療は、患者さま自身の細胞を使って、損傷した組織を再生・修復させる治療法です。 変形性股関節症に用いられる再生医療には、主に「PRP療法」と「幹細胞治療」の2種類があります。 治療法 内容 PRP療法 ・患者さまの血液から血小板を取り出し、濃縮したものを股関節内に注射する治療法 ・血小板の成長因子が軟骨修復を促し、痛みの軽減が期待できる 幹細胞治療 ・患者さまの幹細胞を採取・培養し、数を増やした後に関節内に注射する治療法 ・傷ついた関節軟骨の修復を促し、変形性股関節症の症状を抑える効果が期待できる 再生医療では、患者さま自身の細胞や血液を使用するため、アレルギー反応や拒絶反応などの副作用が起こりにくいというメリットがあります。 当院リペアセルクリニックでは、変形性股関節症に対して再生医療による治療をご提供しています。 https://youtu.be/y2shDiyDGgA?si=xEY_-UUWpDtPQ2a8 >再生医療による股関節の症例はこちら 公式LINEでも、「再生医療で実際に行う治療の内容」「再生医療で治療した症例」を無料で配信しているので、ぜひチェックしてみてください。 股関節の骨切り術の特徴を理解して自分に合った治療を選択しよう 初期の変形性股関節症では、自分の股関節を温存できる「骨切り術」で治療できる場合があります。 骨切り術は、比較的年齢が若く、変形性股関節症の症状が軽度の場合に対象となる治療法です。 人工関節手術や他の治療法のメリット・デメリットを比較して、納得のいく治療法を選択しましょう。 骨切り術による治療の適応外の方や、手術を避けて変形性股関節症を治したい場合は、再生医療による治療も1つの選択肢です。 再生医療は、患者さま自身の細胞を利用して、すり減った軟骨や関節の修復・再生が期待できる先端医療として注目されています。 変形性股関節症を「手術せずに治療したい」という方は、当院(リペアセルクリニック)の再生医療をご検討ください。
2020.05.29 -
- ひざ関節
- 再生治療
痛風と診断された方の中には「突然膝に激痛が走った」という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか? 痛風による痛みは足の指に起きるというイメージが強いかもしれませんが、膝関節にも痛風の発作は起こる可能性があります。 本記事では、痛風による膝の痛みの特徴、初期症状や痛みが起こる原因について解説します。 膝に原因不明の激しい痛みを感じている方、あるいはすでに痛風と診断され膝の症状にお困りの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、膝の痛みに対する再生医療に関する治療法や症例を公開中です。 「膝の痛みが長引いて困っている」という方は、先端医療である再生医療がどのような治療を行うか知っておきましょう。 痛風による膝の痛みの特徴 痛風の発作が起こりやすい場所は足の親指の付け根ですが、実は膝の関節にも痛風は発症することがあり、決して珍しいことではありません。 ここでは、痛風による膝の痛みがどのようなものか、その代表的な特徴3つを紹介します。 突発的に激痛が走る 熱がこもりじわじわ痛みを感じる 膝関節がこわばり可動域が制限される ご自身の膝の痛みが痛風によるものかどうか、確認してみましょう。 突発的に激痛が走る 痛風による発作が膝関節に発症した場合、突発的に激痛が走るケースがあります。 痛みの現れ方 ある日突然、激しい痛みに襲われる 夜間や何かのきっかけで急激に痛みが強くなる 前日まで異常がなくても、急に赤く腫れる 電撃が走るような鋭い痛みを感じる 「変形性膝関節症」のように徐々に痛みが悪化していく疾患とは異なり、痛風による膝の痛みは突然起こるケースが多いです。 熱がこもりじわじわ痛みを感じる 痛風による膝の痛みの特徴として、奥からじわじわと湧き上がってくるような痛みを感じるケースがあります。 痛風の発作が膝の関節内で起こると、激しい炎症反応が引き起こされます。 この炎症によって膝への血流が増加することで関節全体が赤く腫れ上がり、触ると熱をもっていることがわかります。 膝関節がこわばり可動域が制限される 痛風発作が膝に起こると関節が腫れ上がり、膝全体が硬くこわばることで可動域が制限されるケースがあります。 膝を曲げようとしても、関節の中で何かが引っかかるような違和感があり、思うように動かせなくなってしまいます。 膝を曲げたり伸ばしたりする動作の際に関節に鋭い痛みが走るため、痛みを避けるように自然と膝を動かさなくなり、結果として可動域が狭まってしまうのです。 痛風による膝の痛みの初期症状と原因について ここでは、痛風が膝に現れるときの初期症状と原因について解説します。 膝関節のこわばり 夜間に激しく痛む 初期症状サインに気づき、原因を理解することで、適切な対処に繋げることができます。 膝関節のこわばり 痛風による膝の痛みの初期症状として、膝関節のこわばりが挙げられます。 朝目覚めて起き上がろうとしたときや、長時間座っていて急に立ち上がろうとしたときに「膝がスムーズに動かせない」「鈍い痛みを感じる」といった症状に気づくことがあります。 こわばりが起こる主な原因は、血液中の尿酸値が高い状態が続くことで関節の中に尿酸の結晶が少しずつ溜まっていき、それが刺激となって軽い炎症を引き起こすためです。 痛風発作の特徴である突然の激しい痛みが起こる数時間前や数日前に、このような軽い違和感やこわばりを感じる方もいます。 夜間に激しく痛む 痛風の痛みは、日中よりも特に夜間から明け方にかけて、前触れなく突然激しい痛みに襲われることが多いという特徴があります。 原因は、就寝中の体液バランスの変化や体温の低下などが、関節内での尿酸の結晶化を促しやすいためと考えられています。 さらに、寝ている間は水分が摂れないため、体が軽い脱水状態になりやすく、血液中の尿酸が濃縮されることも発作を誘発する一因とされています。 痛風による膝の痛みに対する治療法・対処法 痛風による膝の痛みは非常につらいものですが、適切な治療法や対処法があります。 この章では、痛風による膝の痛みがあるときの具体的な治療法から、普段の生活で意識したい対処法まで、以下の4つのポイントに沿って解説していきます。 薬物療法 運動療法 食事療法 尿酸値管理 正しい知識を身につけ、つらい痛みと上手に付き合いましょう。 薬物療法 激しい痛みに襲われたときまず行われるのは、炎症と痛みを鎮めるための薬物療法です。 一般的には、「NSAIDs」と呼ばれる非ステロイド性の消炎鎮痛薬が用いられます。 非ステロイド性の薬が効かない場合、強い抗炎症作用を持つステロイドが用いられるケースがあります。 しかし、ステロイドを短期間に繰り返して内服することで、高血圧のリスクを高めたり、骨密度の低下につながったりするため注意が必要です。 薬物療法は、根本的な治療ではなく「今起きている発作の症状を和らげる」ことが目的となることを覚えておきましょう。 運動療法 急性期には安静が基本ですが症状が落ち着いてきたら、医師の指導のもとで膝に負担をかけない程度の軽い「運動療法」を取り入れることが重要です。 主に以下のような有酸素運動を無理のない範囲で始めましょう。 ウォーキング サイクリング 水泳 上記のような運動を取り入れることで、体重管理による膝への負荷軽減や血行改善により痛みを和らげる効果が期待できます。 体調と相談し、無理のない頻度と時間で楽しみながら長く続けていくことが、痛風と上手に付き合っていくための秘訣といえるでしょう。 食事療法 痛風は、血液中の尿酸値が高い状態が続くことで起こる病気のため、日々の食事内容を見直すことが重要です。 尿酸値を上げやすい要因をできるだけ取り除く食生活に改善しましょう。 食事のポイント 内容 プリン体の多い食品を制限 レバー類、白子、エビ、イワシやサンマの干物、魚卵といった、プリン体を特に多く含む食品の摂取はできるだけ控える アルコールの摂取を控える ビールはプリン体を多く含むため要注意 アルコール自体に尿酸値を上げやすくする作用があるため飲酒を控える 十分な水分補給を心がける 水やお茶をこまめに飲み、1日の尿量を増やすことで体内の尿酸を尿と一緒に排泄しやすくする 適切なカロリー摂取と体重管理 摂取カロリーを適正範囲に抑えることで体重をコントロールし、肥満の改善や予防を行う 特定の栄養素だけを制限するような偏った食事ではなく、野菜や果物、海藻類なども積極的に取り入れ、主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事を心がけることが大切です。 尿酸値管理 痛風による膝の痛みが一度治まっても、根本的な原因である高い尿酸値をそのままにしておくと、繰り返し発作が起こります。 そのため、日頃から血中の尿酸値を適切な範囲(一般的に6.0mg/dL以下)にコントロールし続ける「尿酸値管理」が重要なポイントです。 尿酸値管理のためにも「食事療法」と「運動療法」を並行して行いましょう。 生活習慣の改善だけでは尿酸値が目標値まで下がらない場合や、すでに何度も痛風発作を繰り返しているような場合には、医師の判断により「尿酸降下薬」という、血液中の尿酸値を下げるためのお薬の服用が検討されます。 痛風による膝の痛みについてよくある質問 ここでは、痛風による膝の痛みに関してよくある質問に回答していきます。 痛風による膝の痛みはどんな痛み? 痛風で膝が曲がらないのはなぜ? 痛風の膝の痛みはいつ治る? 不安なことはここで解消しておきましょう。 痛風による膝の痛みはどんな痛み? 痛風によって膝に生じる痛みの多くは、前触れなく突然始まる「激痛」といわれます。 痛みの特徴 突然始まる耐え難いほどの激痛 膝関節が赤く腫れ上がり、熱をもつ ズキズキと脈打つように痛む 少し触れたり動かしたりするだけでも激痛 「風が吹いても痛い」と表現されるほどの痛み このような激しい痛みは適切な治療を行わない場合、数日間続くこともあります。 痛風で膝が曲がらないのはなぜ? 痛風で膝が曲がらなくなる主な原因は、膝関節に強い炎症が起こり、関節内が腫れているためです。 また、物理的な腫れやこわばりに加えて、膝を少しでも動かそうとすると激しい痛みが走るため、無意識のうちに膝を動かさないようにかばってしまいます。 つまり、関節内部の「腫れ」による物理的な動きの制限と、痛みを避けるための体の「防御反応」が相まって、膝がまるでロックされたかのように曲げ伸ばしできなくなってしまうのです。 痛風の膝の痛みはいつ治る? 痛風による膝の痛みは、発作が起きてから半日~1日程度でピークに達し、その後は徐々に和らいでいきます。 軽い痛風発作であれば2~3日程度で痛みが収まることもありますが、関節が真っ赤に腫れるような重度の場合は7~14日ほど痛みと腫れが続き、自然軽快するケースもあります。 早めに医療機関を受診し、炎症を抑えるお薬の服用や注射といった適切な治療を受けることで、痛みの期間を数日以内に短縮し、症状を和らげることが可能です。 痛風による膝の痛みは突発的な激痛が特徴!治療と生活習慣を改善しよう 痛風による膝の痛みは突発的な激痛が特徴であり、一度経験すると忘れられないほどのつらさを伴います。 そのため、適切な治療を受け、生活習慣を見直すことで痛みをコントロールすることが重要です。 大切なのは、膝に異変を感じたら自己判断で放置せず、できるだけ早く医療機関を受診し、医師による正確な診断と指示に従うことです。 処方されたお薬をきちんと服用するとともに食事療法や適度な運動を生活に取り入れ、尿酸値を安定させることを意識しましょう。 これらの対策が痛みのない快適な生活を取り戻すポイントとなります。
2020.05.28 -
- 変形性股関節症
変形性股関節症は、初期は股関節の違和感や痛みが生じ、末期になると日常生活もままならないほどの痛みや関節の変形が見られます。 「変形性股関節症はどのような症状が出るのか」「初期から末期までの症状を知りたい」と思う方も多いのではないでしょうか。 本記事では、変形性股関節症の症状を初期、進行期、末期の病期別に解説します。 また、変形性股関節症のお悩みを早く解消したい方は、再生医療による治療も選択肢の一つです。 \変形性股関節症に有効な再生医療とは/ 再生医療は、すり減った関節軟骨にアプローチできる治療によって、すり減った関節軟骨の改善が期待できます。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 変形性股関節症による痛みに悩まされている 変形性股関節症を手術せずに治療したい 現在の治療では目立った効果が出ていない 「手術しないと治らないと言われた」という方の症状も改善する可能性があるため、手術を避ける選択肢として、ぜひ検討してみてください。 以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、変形性股関節症の症状が改善された患者さまの症例を紹介しています。 https://youtu.be/mUqiNHYW-vk?si=qA0a2OXsDlJcBN9m その他の変形性股関節症に対して実施している再生医療の症例は、こちらで紹介しています。 再生医療の治療法や症例については、当院リペアセルクリニックの公式LINEで発信しているので、併せてご覧ください。 「変形性股関節症」とは 変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減って骨が変形する疾患です。悪化すると、常に痛みが生じて日常生活に大きな影響を及ぼします。 主な症状 主な原因 以下では、変形性股関節症の症状や原因を解説します。 主な症状 変形性股関節症の主な症状は、以下のとおりです。 太ももの付け根が痛くなる 足の曲げ伸ばしが困難になる 階段の上り下りが辛くなる 運動時だけでなく安静時にも股関節に痛みが生じる 歩行が困難になる 変形性股関節症を治療せずに放置すると、症状が悪化して歩行が困難になる可能性があります。 足に痛みが生じたら、早期に治療を開始して症状の悪化を防止しましょう。 主な原因 変形性股関節症は、原因がはっきりしていない一次性と、原因がはっきりわかっている二次性に分類されます。 一次性の場合、遺伝やオーバーユース、加齢などの可能性が考えられますが、はっきりと原因を特定できません。 二次性の変形性股関節症の場合、股関節の形成不全など原因が明らかです。 日本国内では、形成不全によって変形性股関節症を発症する方が80%※を占めます。女性の方が股関節形成不全の方が多い傾向にあります。 ※参考:公益財団法人運動器の健康・日本協会「疾患ナビ」 変形性股関節症の症状【病期別】 変形性股関節症の症状について、病期別に解説します。 初期症状 進行期症状 末期症状 病期によって症状が大きく異なりますので、ご自身の症状をチェックしてください。 初期症状 変形性股関節症の主な初期症状は、以下のとおりです。 股関節の違和感、こわばり 長時間の立位、歩行の後に痛みが増強する 股関節の動きがスムーズにできない 股関節からゴキゴキ、ゴリゴリ音がする 変形性股関節症の初期は、寛骨臼と大腿骨頭の隙間がやや狭くなり、上記のような症状が見られます。 休むと痛みが落ち着くことが多く、自己判断で放置してしまうケースも少なくありません。 変形性股関節症は、早期に治療を開始することが重要なので、違和感がある方は早期に医療機関を受診しましょう。 進行期症状 変形性股関節症の主な進行期症状は、以下のとおりです。 安静時にも痛みがある 歩行時の痛みが強くなる 正座、しゃがむ、靴下を履くなどの動作が困難になる 変形性股関節症の進行期症状は、寛骨臼と大腿骨頭の隙間がさらに狭くなり、関節のすり減りも進行している状態です。 足の痛みが強くなり、足を引きずりながら歩くようになるケースもあります。 また、症状が進行すると、関節のすり減りによって左右の足の長さが変化する可能性があります。 末期症状 変形性股関節症の主な末期症状は、以下のとおりです。 可動域が制限される 足の付け根が伸びなくなる 歩行が困難になる 末期の変形性股関節症では、股関節の軟骨がほとんど失われ、骨が直接こすれ合うようになることで強い痛みを伴います。 関節の温存が困難な場合や高齢の患者さまの場合、人工股関節置換術が標準的な治療として推奨されます。 痛みで日常生活を送るのも困難になり、QOL(生活の質)が著しく低下する可能性があります。 変形性股関節症のセルフチェック方法 変形性股関節症の初期症状には大きな特徴があります。 股関節の違和感に注意 初期の痛みの特徴 日常生活へのサインを確認 ご自身の症状と比較し、変形性股関節症の可能性があるか確認してください。 股関節の違和感に注意 変形性股関節症をセルフチェックするには、股関節の違和感やだるさ、突っ張り感がないか確認しましょう。 とくに、立ち上がるときや歩き始めに股関節に違和感があるケースが多いです。 股関節がコキコキと音が鳴るケースも見られます。 痛みがない場合は放置してしまう方も多いですが、初期のうちに医師に相談して早期に治療を受けましょう。 初期の痛みの特徴 初期の変形性股関節症の痛みの特徴として、長時間歩行時の痛み、動き始めの痛みなどが挙げられます。 足の付け根が痛むケースが多いですが、太ももの前面・外側、お尻、膝への放散痛が生じることも多いです。 初期は鈍痛や軽い痛みですが、進行すると鋭い痛みや我慢できないほどの痛みになる可能性があります。 初期症状には特徴がありますが、一時的な症状のため見逃されやすいため、変形性股関節症が疑われる場合は医療機関を受診しましょう。 日常生活へのサインを確認 変形性股関節症には、以下のような日常生活へのサインがあります。 靴下を履くときに痛みがあって足を開けない 痛みが原因で正座ができない 階段の上り下りがつらい 股関節が痛くて寝返りできない 年齢が原因と考える方も多いですが、股関節に痛みがある場合は医療機関を受診しましょう。 手術や人工股関節を避けるためにも、適切な治療を受けることが大切です。 変形性股関節症の治療法 変形性股関節症に有効な治療法は、主に3つあります。 保存療法 手術療法 再生医療 それぞれの治療法について詳しく解説します。 保存療法 保存療法では、主に以下の治療が行われます。 薬物療法 運動療法 温熱療法 薬物療法では、外用薬や湿布によって痛みを緩和することが目的です。軟骨の再生や変形の修復は困難なため、根治を目指す治療法としては効果が期待できません。 運動療法は、専門家の指導のもとで筋力トレーニングや訓練を行い、股関節周辺の筋肉を鍛えます。また、股関節への負担が軽い水中ウォーキングも効果が期待できます。 温熱療法は身体を温めることで、股関節周囲の血行を良くして痛みの緩和を目指す治療法です。 変形性股関節症の痛みによって日常生活に支障をきたしている場合は、リハビリテーションを行い、股関節の負担を軽減しましょう。 手術療法 手術療法は、主に2種類の手術が行われます。 骨切り術 人工股関節置換術 骨切り術は、自身の関節を残して大腿骨や股関節の一部を切除する手術法です。股関節の変形が初期で軟骨が残っている場合や、若年層の患者さまに適用されるケースが多いです。 関節の形を変えることで負担が軽減される可能性があります。 股関節の変形や軟骨のすり減りが進行している場合は、人工股関節置換術が行われる可能性があります。 人工股関節置換術を受けると痛みが改善され、股関節の動きがスムーズになったり歩行の安定性が向上します。術後はリハビリを十分に行えば、仕事やスポーツ活動への復帰が見込めます。 再生医療 再生医療は、患者さまから幹細胞を採取・培養し、数を増やした後に股関節に注射する治療法です。 すり減ってしまった関節軟骨の再生・修復により痛みの緩和が期待でき、変形性股関節症の根本的な治療につながる可能性があります。 手術や入院などもなく、早期に日常生活に戻れるため注目されている治療法です。 変形性股関節症の痛みにお悩みの方や人工股関節を避けたい方は、再生医療による治療を検討しましょう。 >>変形性股関節症に対する再生医療の症例はこちら 変形性股関節症の症状が現れたら早期治療が重要 変形性股関節症は初期の場合、一時的な症状が多いため放置してしまうケースが多いです。 チェックリストで該当項目がある方は、早めに医療機関を受診しましょう。 軟骨のすり減りや骨の変形が進んでしまうと、手術を避けられなくなってしまう場合もあるため、早期の治療開始が望まれます。 変形性股関節症の症状にお悩みの方や人工関節置換術を回避したい方は、再生医療という選択肢もあります。 再生医療による治療は患者さま自身の血液や幹細胞を使用するため、アレルギーや拒絶反応などの副作用リスクが低く、股関節の痛みの軽減にも期待できます。 再生医療をご検討の方は、当院リペアセルクリニックへご相談ください。
2020.05.27 -
- 再生治療
膝の関節に痛みや違和感があると「関節リウマチではないか」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 関節リウマチは、免疫の異常によって関節に炎症が起き、痛みや腫れを引き起こす自己免疫疾患です。 症状が進行すると、痛みだけでなく関節の機能障害につながる可能性があるため、初期症状を見逃さずに早期発見することが大切です。 本記事では、膝に起きる関節リウマチの初期症状や病院に行くべき症状チェックリストについて解説します。 また、近年の関節リウマチ治療に注目されている再生医療についても紹介しています。 「現在の薬物療法で期待した効果が出ていない」という方は、ぜひ再生医療による治療を検討してみましょう。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、膝の関節痛に対する再生医療の治療法や症例を配信中なので、ぜひチェックしてみてください。 膝の関節リウマチで病院に行くべき初期症状チェックリスト 関節リウマチが疑われる初期症状は、以下のとおりです。 病院に行くべきか判断するためにも、ご自身に当てはまる項目がないかチェックしましょう。 膝関節の痛み 膝関節の腫れ 朝に膝がこわばる コブができる 膝への圧迫感 微熱が続く 倦怠感や疲れやすさ 体重の減少 食欲の低下 目や口の渇き 関節リウマチの初期症状では、腫れや痛みを感じる部位は膝だけでなく、手足の指にも症状がみられる場合があります。 スマートフォンの操作など日常的な動作の中で、指や手を動かしにくいなどの違和感があれば、関節リウマチの初期症状かもしれません。 関節リウマチの初期症状は朝に出やすいので、セルフチェックをするタイミングは朝がおすすめです。 上記の初期症状で当てはまるものが多い方は、早めに医療機関を受診しましょう。 膝の関節リウマチでみられる初期症状5つ 膝の関節リウマチでみられる初期症状は、痛みや腫れだけではありません。 主な初期症状は、以下のとおりです。 膝関節の痛み 膝関節が腫れる 朝に膝がこわばる コブができる 発熱・倦怠感がある 上記の初期症状がある方は、早めに医療機関を受診しましょう。 膝関節の痛み 膝関節の痛みは、関節リウマチの代表的な症状です。 初期は痛む部位が移動するケースがあり、時間が経過すると膝関節の痛みが消えて、次に足の指が痛くなる場合があります。 膝関節のリウマチだとしても、足や手の指に痛みが生じる可能性があるため、膝以外の痛みにも注意が必要です。 また、関節リウマチの痛みは左右対称に起こるといわれていますが、左右非対称に痛みが発生するケースもあります。 膝関節が腫れる 膝関節の腫れ方には、主に2つのパターンがあります。 熱を持ちブヨブヨする 硬くなる 熱を持ってブヨブヨする腫れ方は、関節リウマチが疑われる症状の一つです。 しかし、腫れた部分が硬くなっている場合は変形性膝関節症の可能性があります。 どちらも早期受診・早期治療が重要な疾患のため、膝関節が腫れている場合は医療機関に相談しましょう。 朝に膝がこわばる 朝起きたときに膝がこわばっている症状も関節リウマチの特徴的な初期症状です。 起床時の膝のこわばりは、関節リウマチによって関節を包む滑膜に炎症が起きている可能性があります。 しかし、朝のこわばりだけでは関節リウマチだと判断できません。 手足のこわばりやむくみは更年期障害でも起こるため、40〜50代の女性にも見られやすい症状といえます。 朝に膝がこわばる感覚がある場合は、自己判断せずに医師の診断を受けましょう。 コブができる 関節リウマチの初期症状では、膝にコブができる患者さまもいます。 リウマトイド結節(リウマチ結節)と呼ばれていて、骨が突出している部分にできやすいです。 炎症が強くなるとコブが大きく固くなり、炎症が治まれば小さくなっていきます。 基本的にコブ自体に痛みはないため、放置してしまう方もいますが、関節リウマチが疑われるため医療機関に相談しましょう。 発熱・倦怠感がある 風邪をひいたときのような発熱・倦怠感も関節リウマチの初期症状の一つです。 また、首や脇のリンパ節が腫れるケースもあります。 風邪の症状と大きな違いがないため、風邪なのか関節リウマチなのか自己判断するのは難しいです。 1週間以上症状が続く場合は、医療機関を受診してください。 関節リウマチと膝の関節炎との違いは? 関節リウマチと関節炎の違いは、以下のとおりです。 症状 特徴 関節炎 ・関節に起こる炎症の総称のことで症状はさまざま ・特定の関節のみに症状が出るケースが多い 関節リウマチ ・免疫異常によって全身の関節に炎症を引き起こす疾患 ・全身のさまざまな関節に痛みや腫れをともなうケースが多い ・倦怠感や発熱などの風邪のような症状がみられることもある さまざまな原因によって膝関節に起きている炎症を総称して「関節炎」と呼び、関節リウマチは免疫異常によって生じる関節炎のことを指します。 関節炎は特定の関節のみに症状が出ますが、関節リウマチは全身の関節に痛みや腫れが生じるケースがほとんどです。 また、関節リウマチでは、全身の倦怠感や発熱など風邪と同様の症状があらわれることもあります。 以下の記事では、関節炎とリウマチの違いについて詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。 関節リウマチによる膝の痛みの治療法・対処法 関節リウマチによる膝の痛みに悩まされている方は、以下の治療法・対処法を行ってください。 膝関節や体を保温する 適度に運動する 生活習慣を見直す 抗リウマチ薬を服用する 関節リウマチは薬の使用も大切ですが、生活を見直すことによって痛みを改善できる可能性があります。 膝関節や体を保温する 膝関節や体を冷やすと痛みが強くなり、関節を動かせなくなる可能性があるため、患部や全身を保温することが重要です。 寒い冬だけでなく、夏も冷房によって体が冷えないように注意する必要があります。 場所によっては冷房が効きすぎていることがあるので、ストールやブランケットなどで冷えないように対策しましょう。 痛みの対策には膝関節の保温が大切ですが、膝関節が腫れて熱を持っている場合は体を温めないように注意が必要です。 適度に運動する 症状の有無に関わらず、関節リウマチには適度な運動が推奨されています。 痛みや炎症が強い場合は安静にすることが重要ですが、痛みが落ち着いている場合は適度に関節を動かしましょう。 関節を全く動かさないと筋力が低下しやすく、筋肉の萎縮につながります。 筋肉が萎縮すると関節が硬くなって動かしにくくなる可能性があるため、無理のない範囲での運動が大切です。 適度な運動量には個人差がありますが、目安としては、運動中や翌日に疲れや関節の痛みが残らない程度が良いです。 生活習慣を見直す 関節リウマチに悩まされているときは、生活習慣の見直しが重要です。 とくに炎症を促進してしまう食品などの摂取を控え、バランスの良い食生活を目指しましょう。 食生活改善のポイントは、以下のとおりです。 摂取するべき栄養や食品 タンパク質 カルシウム ビタミン オメガ3脂肪酸 摂取量に注意するべき栄養や食品 カフェイン アルコール 砂糖 赤身肉 青魚などに豊富に含まれている「オメガ3脂肪酸(EPAやDHA)」は、関節の炎症を抑える効果が期待できます。 一方で、砂糖や赤身肉は炎症・症状を悪化させる恐れがあるため、摂り過ぎに注意が必要です。 カフェインの過剰摂取は、関節リウマチの薬の効果を低下させる可能性があるため、できるだけ接種を控えましょう。 関節リウマチの薬を処方された際には、医師の指示に従ってバランスの良い食事を心がけてください。 抗リウマチ薬を服用する 関節リウマチは、主に薬物治療で症状の改善を図ります。 診断されてすぐに抗リウマチ薬での治療を開始し、痛みの程度に応じて抗炎症剤であるステロイドや鎮痛薬を併用します。 関節リウマチに対して処方される代表的な抗リウマチ薬は、以下のとおりです。 メトトレキサート 生物学的製剤やJAK阻害薬 関節リウマチはこれまで治療が難しく、関節の変形が進行してしまう患者さまも少なくありませんでした。 しかし、近年の治療では有効な薬剤の種類も増えており、適切な治療を受ければ症状を抑えられるケースも多いです。 膝の関節リウマチの初期症状には再生医療による治療をご検討ください 関節リウマチの症状には薬物療法が中心ですが、先端医療である再生医療による治療も検討してみましょう。 再生医療は、患者さまご自身の細胞や血液を用いて炎症を抑えたり、損傷した関節の再生・修復を促す医療技術のことです。 ご自身の細胞や血液のみを使うことで、拒絶反応やアレルギーなどの副作用リスクが少ない治療法として注目されています。 「現在の薬物療法で期待した効果が出ていない」「関節リウマチによる膝の痛みを治したい」という方は、ぜひ再生医療をご検討ください。 膝の関節リウマチの初期症状によくある質問 本章では、膝の関節リウマチについてよくある質問にお答えします。 関節リウマチかどうか確かめる方法は? 関節リウマチでやってはいけないことは? 関節リウマチは何科を受診すればいい? 以下では、それぞれの質問について詳しく解説していきます。 関節リウマチかどうか確かめる方法は? 関節リウマチは、血液検査、尿検査、画像診断によって確かめることが可能です。 画像診断とはX線検査やMRI検査などで、血液検査や尿検査と組み合わせて行います。 血液検査では抗体の一つである「リウマトイド因子」、早期のリウマチでも血液中に現れる「CCP抗体」の数値によって免疫や炎症を確認します。 リウマチによる関節炎は、血液中の「CRP」の数値によって炎症のレベルがわかります。 リウマチは腎臓の機能に影響を与えるため、尿検査を行いタンパクの有無を調べます。 また、合併症や薬の副作用についても尿検査でわかるため、重要な検査の一つです。 関節リウマチでやってはいけないことは? 関節リウマチでやってはいけないことは、以下のとおりです。 関節や体を冷やす 関節を動かさない 激しい運動 合わない靴を履く ストレスをためる 過労 正座 喫煙 肥満 膝関節に負担をかける激しい運動は避けるべきですが、まったく動かさないと筋力が落ち、筋肉が萎縮してしまう可能性があります。 運動量は医師と相談したうえで、筋力が落ちない程度の運動を行うことが重要です。 喫煙は関節リウマチを悪化させる可能性があるため、関節リウマチと診断されたら禁煙することが強く推奨されます。 関節リウマチは何科を受診すればいい? 関節リウマチが疑われる場合、内科または整形外科を受診しましょう。 治療を行う際には内科と整形外科での連携が必要なため、最初に受診するのはどちらでも問題ありません。 診察では以下のことを聞かれるので、事前に確認しておくとスムーズです。 親族に関節リウマチの患者がいるか 過去にかかった病気、現在治療している病気の有無 関節にどのような症状が出ているか・発症の時期 内科でも整形外科でも、可能であれば「リウマチ専門医」に診察してもらえる病院へ行きましょう。 膝の関節リウマチは早期発見・早期治療で改善を目指せる 関節リウマチは、早期発見・早期治療が重要なので、疑われる症状がみられる場合は早めに医療機関を受診しましょう。 初期症状は関節の痛みや腫れのほか、微熱や倦怠感など膝関節とは関係なさそうなものもあり、風邪や更年期障害と思って放置してしまうことも考えられます。 以下のような初期症状がある方は、医療機関を受診しましょう。 膝関節の痛み 膝関節が腫れる 朝に膝がこわばる コブができる 発熱・倦怠感がある また、近年の関節リウマチ治療では、患者さまご自身の細胞や血液を用いた再生医療が注目されています。 「現在の薬物療法で期待した効果が出ていない」という方は、ぜひ再生医療による治療を検討してみましょう。 以下のページでは、当院の再生医療で関節リウマチが改善した症例を紹介しているため、ぜひ参考にしてください。 >関節リウマチに対する再生医療の症例はこちら 当院リペアセルクリニックの公式LINEでも、膝の関節痛に対する再生医療の治療法や症例を配信中なので、ぜひチェックしてみてください。
2020.05.26 -
- 幹細胞治療
「ウイルス性肝炎を発症したかもしれない」「健康診断で肝機能の異常を指摘された」と、お悩みの方はいませんか。 ウイルス性肝炎とは、ウイルスが原因で肝臓に炎症が起こる疾患です。 肝機能の異常が見つかった場合は、症状の悪化を防ぐために、早めに治療を開始しましょう。 本記事では、ウイルス性肝炎の種類や対策方法について、詳しく解説します。 肝臓は人体のなかで最大の臓器であり、代謝機能や解毒作用などの働きをもちます。 ウイルス性肝炎になった際は早期治療を行い、症状の悪化や肝硬変への移行を防ぎましょう。 ウイルス性肝炎とはどんな病気?基礎知識を解説 ウイルス性肝炎とは、ウイルスの感染によって引き起こされる肝臓の炎症のことです。 肝臓の働きと肝炎について ウイルス性肝炎とそのほかの肝炎の違い 肝臓の主な働きには代謝や解毒などがあり、病気によって働きが阻害されることで、さまざまな身体の不調が起こります。 倦怠感や食欲低下などの症状がみられる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 肝臓の働きと肝炎について 肝臓の主な働きは、以下の4つです。 代謝 解毒作用 エネルギーの貯蔵 胆汁の生成 肝機能に障害が発生すると、必要な栄養素を体内に取り込めなくなったり、有害物質が体内に停滞したりします。 肝臓は機能が低下していても症状が現れにくいため、「沈黙の臓器」と呼ばれます。 急激に肝細胞が破壊されることで発症する肝炎は、急性肝炎と呼び、原因はウイルス感染である場合が大半です。 急性肝炎は自然治癒するケースもありますが、症状が悪化すると肝硬変になる恐れがあるため注意が必要です。 ウイルス性肝炎とそのほかの肝炎の違い ウイルス性肝炎以外の肝炎には、主に以下の種類があり、発症原因が異なります。 肝炎の種類 発症原因 アルコール性肝炎 過度なアルコール摂取で肝臓に炎症が起こる 非アルコール性脂肪肝炎 肥満や糖尿病により肝臓に脂肪が蓄積し発症する 自己免疫性肝炎 免疫異常により肝細胞が障害されて発症する 薬物性肝障害 中毒性 薬剤の代謝物によって肝臓に炎症が起こる 特異体質性 先天的な代謝酵素の欠如やアレルギー反応として起こる 肝炎は発症前に原因となる行動をとっていることも多く、診断時の判断材料となるため、医療機関で伝えることが大切です。 ウイルス性肝炎の種類と症状 ウイルス性肝炎には、以下の4種類があり、倦怠感や食欲不振などの症状があらわれます。 A型肝炎ウイルス B型肝炎ウイルス C型肝炎ウイルス E型肝炎ウイルス いずれもウイルス感染によって発症する肝炎ですが、感染経路が異なるため覚えておきましょう。 A型肝炎ウイルス A型肝炎ウイルスは経口感染が多く、加熱が不十分な二枚貝を摂取したり、海外旅行で飲食したりすることで体内に侵入します。 特に衛生環境が良くない地域へ旅行し、感染源となる食材を摂取した場合は、A型肝炎を発症する恐れがあるため注意が必要です。 A型肝炎ウイルスの主な症状は、以下のとおりです。 食欲不振 発熱 倦怠感 吐き気・嘔吐 黄疸(皮膚が黄色くなる症状) A型肝炎はウイルス性肝炎のなかでも、症状が強くあらわれますが、劇症化する症例は少なく自然治癒するケースが大半です。 食欲不振に対する薬や肝臓に負担を与えないような食生活などの対処法がとられます。 B型肝炎ウイルス B型肝炎ウイルスは、主に以下の経路により感染します。 輸血 母子感染 性行為 注射による感染 刺青 など B型肝炎ウイルスの母親から生まれた子どもは、キャリア(保菌状態)となり、慢性肝炎や肝硬変に進展する可能性があります。 また、刺青や性交渉によって、感染者の血液に触れたりすると、B型肝炎ウイルスを発症する恐れがあるため注意が必要です。 B型肝炎の主な症状は、以下のとおりです。 発熱 倦怠感 食欲低下 吐き気・嘔吐 右わき腹の痛み 黄疸 一般的な風邪症状と似た症状がみられますが、症状は慢性化するため、早めに医療機関を受診し治療しましょう。 C型肝炎ウイルス 血液や体液によって感染するC型肝炎ウイルスは、ワクチンがないため注意が必要です。 C型肝炎ウイルスでは主に以下の症状がみられますが、重症化しにくい場合や自覚症状がない場合もあります。 全身の倦怠感 食欲低下 発熱 C型肝炎ウイルスの多くは慢性化し、肝硬変や肝がんに進行する恐れがあります。 倦怠感や発熱などの症状が落ち着き目立った症状がみられなくなった場合でも、病気が進行しているケースがあるため、医療機関の早期受診が大切です。 E型肝炎ウイルス E型肝炎ウイルスは、豚やイノシシ、鹿などが持つウイルスによって感染する可能性があります。 生肉を食べたり、衛生環境の良くない海外で水を飲んだりすると、E型肝炎を発症する可能性があります。 E型肝炎の主な症状は、以下のとおりです。 腹痛 寒気 発熱 倦怠感 食欲不振 症状が慢性化するケースは少なく、多くは自然に治癒するため、E型肝炎の治療では症状の改善を目指す「対症療法」を行うのが一般的です。 しかし、症状が慢性化し劇症肝炎を発症した場合は注射(インターフェロン療法)によって治療するケースもあります。 ウイルス性肝炎の対策について ウイルス性肝炎を予防するには、以下の感染対策を十分に行うことが重要です。 手洗い・うがいを行う 海外での飲食に注意する 入れ墨やピアスの穴開けを行う際は清潔な器具を使用する 他人の血液を素手で触らない 血液が付着する可能性のあるものを他人と共有しない(歯ブラシ、かみそりなど) コンドームを正しく使用する A型・E型肝炎は、口から体内にウイルスが入り込む「経口感染」によって発症します。 血液や体液を介してウイルスが体内に侵入するB型・C型肝炎は、針刺し事故や性交渉が感染の原因となるため、感染者との接触に注意が必要です。 ウイルス性肝炎の治療法については、以下で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。 ウイルス性肝炎は肝硬変へと進行するリスクがある ウイルス性肝炎が慢性化すると、肝硬変へと進行するリスクがあります。 症状の悪化を防ぐためには、検査で陽性となったら早期から治療を開始することが大切です。 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれており、気づかぬうちに肝硬変になっているケースもあります。 肝硬変は肝細胞が線維化して肝臓が固くなる病気で、自然治癒は見込めません。 また、ウイルス性肝炎以外の肝機能障害でも、肝硬変になるリスクがあるため注意が必要です。 以下の記事では、脂肪肝が肝硬変に移行する理由について、詳しく解説していますので合わせてご覧ください。 進行した肝硬変に対する治療法「再生医療」について ウイルス性肝炎から進行した肝硬変に対する治療法として、先端医療である「再生医療」が注目されています。 再生医療とは、患者様自身の細胞を利用して、線維化した肝細胞を修復・再生する治療法です。 再生医療は肝細胞を修復することで、肝臓が元の機能を取り戻せる可能性がある治療法です。 以下のページでは、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、肝疾患が改善された患者さまの症例を紹介しているので、ぜひご覧ください。 >>肝疾患に対する再生医療の症例はこちら 慢性化した肝炎や肝硬変などでお悩みの方は、当院(リペアセルクリニック)の再生医療をご検討ください。 まとめ|ウイルス性肝炎は早期発見・早期治療が重要 ウイルス性肝炎には、A型・B型・C型・E型肝炎の4種類があり、感染経路や対策方法が異なります。 肝炎は慢性化すると、従来の治療では完治しないといわれている肝硬変へと進行する恐れがあるため、感染対策を十分に行うことが大切です。 全身の倦怠感や食欲低下など、ウイルス性肝炎の症状がみられる場合には、早めに医療機関を受診し治療を行いましょう。 ウイルス性肝炎から肝硬変へと進行し、慢性的な症状にお悩みの方は、再生医療による治療も1つの選択肢です。 再生医療による治療法について気になる点がある場合は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)にお問い合わせください。
2020.05.25 -
- 肩
肩の石灰化は腱板と呼ばれる腱の中にカルシウムが蓄積して痛みを伴う疾患です。急激に強い痛みが伴うことから多くの方が悩まされています。 そんな肩の石灰化の痛みを改善するには、ストレッチによる運動治療が有効です。 本記事では、効果的なストレッチ方法を3選紹介します。症状改善と日常生活の質向上を目指すためにもぜひ最後までご覧ください。 肩の石灰化に有効なストレッチ3選 肩の石灰化に有効なストレッチは以下の通りです。 タオルを使ったストレッチ 肩の後ろを伸ばすストレッチ インナーマッスルストレッチ 以下では具体的な方法について解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。 タオルを使ったストレッチ タオルの両端を両手で持って、上下に動かす タオルの両端を両手で持って、腕を真上に挙げた状態でゆっくり左右に動かす 両腕を下げて体の後ろでタオルの両端を持ち、その状態で左右に動かす ※いずれも繰り返し行います 硬くなってしまった筋肉や関節をほぐすイメージで行います。強い痛みが出る場合は、無理をせず中止してください。 肩の後ろを伸ばすストレッチ 横向きで寝る(ストレッチを実施する肩が下になるよう) 下側の腕を肘から直角に曲げる(腕は肩と並行になるよう真横に向ける) 曲げている肘の手首を上側の手でつかむ 手首を腹部側に徐々に倒す(床につけるように) 上記は、肩の後ろを伸ばすのに効果的なストレッチです。就寝前など、寝転んだついでに実践できるお手軽なストレッチとなっています。 インナーマッスルストレッチ 床や背もたれのない椅子に座る 伸ばす方の腕を下から背中に回す 棒やタオルを持ったもう一方の腕を上から背中に回す 棒やタオルを両手で持ち、上に回した腕で伸ばす腕を引き上げる 上記ストレッチは、棒やタオルといった引っ張れるものを使用します。 お互いの腕を上下に分けて背中に回し、伸ばす側の腕を引っ張るイメージです。 肩の石灰化(肩石灰沈着性腱板炎)とは 肩の石灰化とは、体内の余分なリン酸カルシウムが肩関節の動きを安定させる役割のある腱板の周囲に沈着して硬くなってしまうことです。 沈着する初期のリン酸カルシウムはミルク状ですが、徐々に練り歯磨き状・石膏状へと硬くなっていきます。 この石灰化したものを身体が異物と認識し、攻撃することで腱板が炎症を起こします。 また、硬くなり膨れ上がった石灰が腱板を突き破ることで、激しい痛みが生じます。そうした症状を、石灰沈着性腱板炎と言います。 肩の石灰化に運動治療(ストレッチ)が有効な理由 肩が石灰化している場合、夜中に肩の痛みで目が覚める・腕を動かすと痛みがある・腕を動かせないといった症状があります。 肩の石灰化に有効な治療法は多数存在しますが、そのなかの ひとつに運動療法によるストレッチが挙げられます。 ストレッチは石灰化を起こしている肩周辺の筋肉をほぐし、可動域を広げる効果があります。 以下では、運動治療の目的や期待できる効果を紹介します。 運動療法で期待できる効果 石灰沈着性腱板炎は、発症してから1週間から4週間の急性期に強い痛みが生じます。 よって急性期は保存療法で安静を保ち、強い痛みが落ち着いてから運動療法を開始します。 運動療法は、ダメージや運動不足によって硬くなった筋肉や関節をほぐすことを目的とし、痛みの緩和や関節の可動域を広げる効果があります。 また、肩の石灰化に対して運動療法を行う場合は、痛みが強くならないよう注意しなければなりません。無理して運動してしまうと症状が悪化してしまいます。 肩の石灰化に対する治療方法を紹介 肩の石灰化の治療では、まず手術以外の方法で症状を和らげる「保存療法」が選択されます。 保存療法の種類 主な内容・目的 薬物療法 痛み止め(NSAIDs等)内服で炎症と痛みを抑える 理学療法 ・急性期:安静・固定・冷却 ・亜急性期以降:温熱療法、運動療法(ストレッチ等)で拘縮予防、機能改善 ステロイド局所注射 患部に直接注射することで炎症を抑え、激痛を速やかに和らげるのに有効 ほとんどの場合、このような保存療法の組み合わせで症状は軽快し、日常生活に支障がない程度まで回復するケースが多いです。 保存療法を行っても肩の石灰化による痛みが改善しない場合や、石灰の沈着が大きく日常生活への支障が著しい場合には、「手術療法」が検討されます。 しかし、手術には全身麻酔に伴うリスクや、感染症の可能性もゼロではありません。 そこでおすすめなのが「再生医療」をという選択肢です。 再生医療では、患者様自身の幹細胞を用いて、組織の修復を促す治療を行います。 この治療法は手術のように大きな切開を必要としないため、体への負担が比較的少ないことが特徴です。 再生医療について興味がある方は、ぜひ当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。 >再生医療による肩関節の症例はこちら 適切なストレッチで肩の石灰化を緩和しよう 肩の石灰化に対して運動療法は有効ですが、間違ったタイミングや方法でおこなうとかえって悪化を招いてしまいます。 自己判断で運動したり自己流の運動をしたりせずに、医師や専門家のアドバイスをきちんと受けた上で正しく行いましょう。 また、手術を伴わない療法として再生医療が近年注目を集めています。 肩の痛みにお悩みの方はぜひリペアセルクリニックの再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。
2020.05.24 -
- 免疫細胞療法
運動で免疫力を高めたいと考えている方は多いのではないでしょうか。 風邪をひきやすい、疲れが取れにくいなど、免疫力低下を感じている方にとって、日々の運動で免疫力をアップする方法は気になることでしょう。 本記事では、運動によって免疫力がアップする理由から、おすすめの運動方法、そして適切な運動量まで詳しく解説します。 日常生活に取り入れやすい運動習慣から始めましょう。 過度な運動がかえって免疫力を下げてしまう可能性についても触れながら、健康づくりに役立つ情報をお届けします。 運動で免疫力アップする理由 https://www.youtube.com/watch?v=lUGtwkIV7po 運動で免疫力がアップする理由としては、次の2つが考えられます。 体温が上がって血行が良くなる ストレス解消によって自律神経のバランスが取れる 運動によって筋肉を動かすことによって体温が上がり、血行が良くなることで免疫力がアップします。 また、ストレス解消にもつながり、副交感神経が優位な状態を保つとリンパ球が増えることで免疫力が向上する※こともわかっています。 ※出典:J-STAGE「運動と免疫と健康」 一方で、過度な運動は免疫力の低下につながるため、「適度な運動」であることが大切です。 体温が上がって血行が良くなる 運動をすると筋肉が動いて体温が上がり、血行が促進されることで免疫細胞が体内を移動しやすくなるため免疫力向上につながります。 また、運動後は筋肉に血液が多く送られ、疲労回復が促されるとともに代謝も活発になります。 中程度(週5回、45分間、心拍数60程度を維持できる早歩きなど)の運動を継続することで、血液中の免疫グロブリン(IgG、IgA、IgM)が増加※することが報告されており、これは感染症への防御機能が高まる可能性を示しています。 ※出典:PubMed ちなみに、風邪のときに熱が出るのは、免疫細胞がウイルスと闘っている証拠です。体温の上昇は免疫機能の活性化に関わっているとされています。 ストレス解消によって自律神経のバランスが取れる 運動がストレス解消となって自律神経のバランスが取れることで、免疫力向上につながります。 現代社会では多くの人が様々なストレスを抱えていますが、このストレスが免疫機能に大きな影響を与えます。 イライラしている状態が続くと交感神経が過度に優位になり、免疫細胞の働きが低下するため、この状態が続くことは好ましくありません。 そんな時には運動が有効です。適度な運動にはストレス解消効果があり、ストレスが発散されることで心身がリフレッシュされます。 運動時は一時的に交感神経が優位になりますが、運動後のリラックス状態では副交感神経の働きが活発になります。 運動は免疫力向上のための自律神経のバランスを取るのに有効な対策です。 免疫力アップにはどれくらい運動すれば良い? 免疫力を高めるための適切な運動量は、以下を参考にしてください。 毎日60分間、歩行や家事などの身体活動を行う 毎週60分間、息が弾み汗をかく程度の運動を行う ※出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2023」 また、運動を習慣化するには、「+10(プラステン)」という考え方が有効です。 毎日10分多く体を動かすだけでも免疫力向上に効果があります。 過度な運動はかえって免疫力を低下させる「オープンウィンドウ」現象を引き起こすため、無理のない範囲で続けることが大切です。 運動による免疫力アップが期待できる方法 運動で免疫力をアップさせたい方には、次の方法がおすすめです。 ウォーキング 縄跳び 上半身のストレッチ 下半身の筋トレ 継続するためにも興味があるものから始めてみましょう。 ウォーキング ウォーキングは免疫力アップに効果的で、運動習慣のない方でも始めやすい運動です。 長時間のウォーキングが難しい方は、「立つ」という基本動作を意識することから始めてみましょう。 立つだけでも股関節や膝を使い、ふくらはぎに負荷がかかるため血液循環が促進されます。 デスクワークが中心の方は、1時間に一度立ち上がる、エレベーターではなく階段を使う、少し離れた場所へは徒歩で行くなど、日常生活の中で歩く機会を増やすことから始めてみましょう。 無理なく継続できる範囲で実践することが、免疫力アップの鍵となります。 縄跳び 縄跳びは手軽に始められる全身運動で、免疫力アップに効果的です。 縄跳びをすることで血液循環を促進し、体温を上昇させることで免疫細胞の活性化につながります。 また、リズミカルな動きはストレス解消効果も期待できるため、自律神経のバランスを整えるのにも役立ちます。 初心者は1分間を数セット、慣れてきたら5〜10分間を目標に行いましょう。 エア縄跳びでも同様の効果があり、室内でもできるため、場所や天候に左右されず継続しやすい運動方法といえます。 上半身のストレッチ 上半身のストレッチは、肩こりや姿勢の改善だけでなく、免疫力アップにも効果的です。 とくに肩や胸、背中のストレッチは、筋肉の緊張をほぐし、血流を促進します。 デスクワークなどで固まった筋肉をほぐすことで、リンパの流れも良くなり、免疫細胞が体内をスムーズに巡回できるようになります。 朝晩5分程度、腕を広げる胸のストレッチや、肩を回すなどの簡単な動きから始めましょう。呼吸を意識しながら行うことで、リラックス効果も高まります。 下半身の筋トレ 下半身の筋トレは、体内最大の筋肉群を鍛えることで代謝が上がり、免疫力アップに効果的です。 太もも、お尻、ふくらはぎなどの大きな筋肉を動かすことで、全身の血流が改善され、免疫細胞の働きが活性化します。 スクワットはとくにおすすめで、自分の体重だけで効果的なトレーニングができます。 膝に負担をかけない程度に浅く腰を落とすだけでも十分効果があります。 過度な運動習慣は逆効果になることもあるため注意 適度な運動は免疫機能を高めますが、過度な運動は逆に免疫力を低下させることがあります。 マラソンのような高強度の運動後は、数時間〜数日間にわたり免疫力が低下し、感染症にもかかりやすくなります。 免疫力アップを目指す場合は、息が弾み軽く汗をかく程度の中強度の運動を30分程度、週に2〜3回行うことが理想的です。 運動後に強い疲労感や倦怠感を感じる場合は、運動強度や時間を見直しましょう。 免疫力アップ目指すなら再生医療による「免疫細胞療法」も検討しよう 免疫力アップを目指すなら、運動習慣の改善と合わせて再生医療による免疫細胞療法も検討しましょう。 免疫力が低下すると、日常生活に多くの影響を及ぼします。 風邪を引きやすい 帯状疱疹や口唇ヘルペスが出やすい 皮膚トラブルや花粉症が悪化している これらの症状に当てはまる方は、免疫力が下がっているサインかもしれません。 当院「リペアセルクリニック」では、再生医療によって免疫力向上を図る「免疫細胞療法」を提供しています。 日々の生活で免疫力の低下を感じている方は、ぜひ当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。 【まとめ】運動で免疫力アップするには適度な運動習慣が重要! 運動が免疫力を高める主な理由は、体温上昇による血行促進と、ストレス解消による自律神経バランスの改善です。 免疫力アップに最適な運動量は、毎日60分の歩行や同程度の身体活動、または毎週60分の息が弾む程度の運動が理想とされています。 ただし、いきなり始めるのではなく、「今より10分多く体を動かす」という小さな変化から始めるのが継続のコツです。 ウォーキングなどの手軽にできる運動から取り入れていきましょう。 大切なのは「適度」であること。過度な運動はかえって免疫力を低下させるため、無理のない範囲で続けることが健康的な免疫力アップへの近道です。 日常的な運動習慣に加えて、より積極的に免疫力向上を目指す方は、当院の「免疫細胞療法」もご検討ください。
2020.05.23 -
- 再生治療
「朝、手指がこわばって動かしづらい」「関節が腫れて痛む」といった症状で、関節リウマチを疑う方も多いのではないでしょうか。 関節リウマチは初期症状が他の病気と似ているため、何科を受診すればいいか迷われる方も少なくありません。 しかし、関節リウマチは早期発見・早期治療がとても重要な病気です。放置すると関節の破壊が進行し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。 この記事では、関節リウマチが疑われる場合の適切な受診先と早期治療の重要性を解説します。 関節の症状で悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な受診先と対処法を見つけましょう。 近年のリウマチ治療では、薬物療法に加え、再生医療も選択肢の一つです。 以下のページでは、当院リペアセルクリニックの再生医療で関節リウマチによる関節の痛みが改善した症例を紹介していますので、併せてご覧ください。 >再生医療によって関節リウマチの膝関節の痛みが改善した症例(40代女性)はこちら 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、当院リペアセルクリニックの無料カウンセリングにてご相談ください。 関節リウマチは何科を受診する? 関節リウマチが疑われる場合に受診すべき診療科には、主に以下の選択肢があります。 リウマチ科・膠原病内科 内科・整形外科 それぞれの特徴を理解して、ご自身の状況に適した受診先を選びましょう。 リウマチ科・膠原病内科 関節リウマチが強く疑われる場合は、リウマチ科や膠原病内科(こうげんびょうないか)の受診が適切です。 リウマチ科は関節リウマチを専門とする診療科で、膠原病内科は関節リウマチを含む自己免疫疾患全般を扱う診療科です。 どちらも関節リウマチの診断と治療に特化した専門性の高い医師が在籍しています。 とくに「日本リウマチ学会リウマチ専門医」の資格を持つ医師であれば、関節リウマチに関する豊富な知識と経験を有しています。 ただし、すべての医療機関にリウマチ科や膠原病内科があるわけではないため、近くにない場合は他の診療科でも十分対応可能です。 内科・整形外科 リウマチ科や膠原病内科が近くにない場合、内科や整形外科でも関節リウマチの診断と治療は可能です。 内科と整形外科で迷った場合は、まず内科の受診をおすすめします。関節リウマチ治療では、薬の副作用管理や感染症対策などの内科的な知識が重要になっているためです。 とくにリウマチ専門医が在籍する内科であれば、より専門的な診断と治療を受けられます。 整形外科でも、関節リウマチの診療経験が豊富な医師であれば問題ありません。 内科と整形外科が連携して治療を行う場合もあり、どちらの診療科も治療において重要な役割を果たします。 日本リウマチ学会認定のリウマチ専門医のいる病院を選ぼう 受診する病院選びのポイントとして、「日本リウマチ学会認定のリウマチ専門医が在籍しているか」も確認してみましょう。 関節リウマチは、以下の理由から早期発見が難しい病気です。 初期症状がありふれており、他の病気と区別しづらい 決定的な一つの検査がなく、複数の検査結果や症状を総合して診断する必要がある 医師の診療経験に左右される部分が多い 上記のような理由から、できるだけ早い段階で「リウマチ診療の経験が豊富な医師」に診てもらうことが大切です。 日本リウマチ学会認定のリウマチ専門医は、「一定の診療年数」「規定の症例経験」「学術的実績」など、厳しい条件を満たした医師のみが取得できる専門資格です。 専門資格を持つ経験豊富なリウマチ専門医に診断してもらうことで、早期発見・早期治療につながりやすくなります。 関節リウマチにおける早期受診の重要性 関節リウマチにおいて重要なのは、診療科の選択よりも気になる症状が続いた段階で早めに相談することです。 以下の2つの観点から、早期受診の重要性について解説します。 早期受診・治療の重要性 病院に行くべき初期症状 これらの知識を身につけて、症状の見極めと適切な治療開始のタイミングを理解しましょう。 早期受診・治療の重要性 関節リウマチは発症から2年以内の早期治療が、その後の病気の進行を大きく左右します。 早期治療には以下のメリットがあります。 関節の破壊や変形を防げる 炎症と痛みをコントロールできる 寛解を達成できる可能性が高まる 薬の副作用リスクを軽減できる 寛解(症状が落ち着いた状態)を達成できる可能性も高くなり、薬の使用量を減らすことで副作用リスクも軽減されます。 また、早期治療を受ければ健康な人とほぼ変わらない生活を送ることも可能です。 症状に気づいたら迷わず医療機関を受診し、早期診断・早期治療を受けましょう。 病院に行くべき初期症状 関節リウマチの初期症状は他の病気と似ているため見過ごされがちですが、以下の症状が現れた場合は早めの受診を検討しましょう。 朝の手指のこわばりが30分以上続く 複数の関節に痛みや腫れがある 原因不明の微熱が続く 全身のだるさや疲労感が継続する 食欲低下や体重減少が見られる 関節を動かすと痛みがある とくに朝の手指のこわばりは関節リウマチの特徴的な症状で、起床時に手指が曲がりにくく、動かしているうちに徐々に改善するのが典型的です。 これらの症状は30~50代の女性に多く見られ、仕事や家事、育児に追われて見過ごされることも少なくありません。 「靴ひもを結ぶ」「ボタンをかける」「茶碗を持つ」「蛇口を開閉する」といった日常動作が困難になったと感じたら、我慢せずに医療機関を受診することが大切です。 関節リウマチの診療・検査の流れ 関節リウマチが疑われる場合、診療は一般的に「問診→検査→総合的な診断→治療開始」の順で進みます。 本章では、関節リウマチの診療の流れや検査方法について詳しく解説します。 診療の流れ 検査・診断方法 以下で、それぞれ詳しく確認していきましょう。 診療の流れ 関節リウマチの治療の流れは以下のように行われます。 問診・触診:症状の出方や困っている動作を確認する 血液検査・画像検査など:炎症や免疫異常、関節の状態を調べる 総合的な診断:一つの検査だけでは決まらないため、複数の情報を組み合わせて判断する 治療方針の決定:症状の程度・生活スタイルを踏まえて治療方針を決定する 治療開始と経過観察:薬物治療が中心のため、副作用や炎症を定期的に確認する 受診の前に予約が必要かどうかは病院によって異なりますので、病院の公式サイトなどをご確認ください。 仕事や重症度から無理のない治療計画で、医師と患者さまが相談しながら決定します。 検査・診断方法 関節リウマチの疑いがある場合、主に以下の検査が行われます。 血液検査 尿検査 画像検査 関節液検査 血液検査は、炎症の程度や免疫異常を把握するため行われます。血液中の赤血球が一定時間内にどれくらい沈んでいくか(血沈)や、細胞や組織に対する抗体(リウマトイド因子)の値などを検査します。 尿検査では、尿にタンパクが出ていないか検査することで腎機能の低下をチェックすることが可能です。リウマチが長期間続くと腎臓が悪くなるケースがあるため、尿検査は重要です。 また、尿検査によって合併症の有無や薬の副作用のチェックもできます。 関節リウマチの診断は、患者さまからの症状の聞き取りや画像検査などをもとに総合的に判断されます。 リウマチは他の膠原病や感染症と間違われやすいため、リウマチ専門医などの経験豊富な医師に診断してもらうことが大切です。 関節リウマチが疑われるときによくある質問 関節リウマチが疑われる患者さまからのよくある質問を紹介します。 リウマチが疑われる方や、これから診断を受ける方はぜひ参考にしてください。 リウマチは整形外科と内科どっちがいい? リウマチで病院を受診する目安は? リウマチの診断を受けるときに悩みがちな、「整形外科と内科どちらを受診したらいいか」についても解説します。 リウマチは整形外科と内科どっちがいい? 整形外科と内科のどちらを受診すべきか迷った場合は、内科を受診しましょう。 関節リウマチの治療では、薬の副作用の管理など内科的な知識が必要なためです。 しかし、整形外科でも内科でも、最終的には必要に応じて専門医へ紹介される仕組みがあるため、まず身近な医療機関に相談するだけでも十分です。 リウマチで病院を受診する目安は? 関節リウマチは、早期発見・治療が大切です。 関節の腫れ・熱や痛みが数週間続くようであれば、できるだけ早く病院を受診しましょう。また、朝の手指のこわばりが数十分続く場合も病院を受診してください。 また、倦怠感や微熱、疲れやすいなどの症状を現れる患者さまもいます。関節の腫れなどとともにそのような症状が見られた場合は、医療機関を受診しましょう。 早期に治療を開始すると、症状の悪化や日常生活への影響を最小限に抑えられる可能性が高いです。 関節リウマチの治療には再生医療もご検討ください 関節リウマチは早期発見・早期治療が重要な病気です。 初期症状は朝の手指のこわばりや関節の痛み、微熱、全身のだるさなど一見ありふれたものですが、見過ごすと急速に進行してしまいます。 関節が破壊されたり変形したりすると、従来の治療では元に戻せないため、症状に気づいたら早めに医療機関を受診しましょう。 早期治療で健康な人とほぼ変わらない生活を送ることも十分に可能です。 近年では、通常の薬物療法に加えて再生医療を追加の選択肢として検討される方も増えています。 以下のページでは、当院リペアセルクリニックの再生医療で関節リウマチによる関節の痛みが改善した症例を紹介していますので、併せてご覧ください。 >再生医療によって関節リウマチの膝関節の痛みが改善した症例(40代女性)はこちら 治療方針を見直したい方や、関節の痛み・炎症が長く続いている方は、再生医療という選択肢についてぜひ一度ご相談ください。
2020.05.22 -
- 股関節
股関節が痛くなったときに考えられる原因の1つが股関節の石灰化です。 股関節内に石灰化したカルシウムが沈着すると、痛みや関節の可動域の制限を引き起こします。 ときには、強い痛みで歩けなくなる恐れがある疾患です。 本記事では、股関節の石灰化の症状や原因、対処法について詳しく紹介します。 また、石灰化した股関節の根本的な治療に期待できる再生医療についても紹介しているので参考にしてみてください。 股関節が石灰化すると歩けない可能性があるのはなぜ? 股関節が石灰化すると歩行が困難になる可能性がある理由は、症状が進行することで強い痛みや股関節の可動域が制限されるためです。 股関節の石灰化は「石灰沈着性腱炎」という病名で、石灰と呼ばれるカルシウムの結晶が股関節の組織に溜まる病気です。 股関節以外にも肩関節、手足の関節などによく発症し、急に患部が痛んだり、夜も眠れないほどの痛みを感じたりします。 股関節に発症すると炎症による痛みで関節の動きが制限され、歩行が困難になるなど日常生活に大きな影響を与える病気です。 石灰沈着性腱炎による股関節痛の原因 石灰沈着性腱炎による股関節痛の原因は、身体が石灰を異物と判断して攻撃するために起こる炎症です。 石灰化したカルシウムが股関節に沈着すると、身体が石灰を異物だと認識して攻撃するので関節がダメージを受けて炎症を起こします。 沈着したカルシウムを異物と判断して攻撃することは本来ならありませんが、なぜ攻撃するのかは解明されていません。 また、石灰化が肩の腱板に起こると「石灰沈着性腱板炎」になり、痛みを引き起こします。詳しくは下記の記事を参考にしてください。 病態によって症状が異なる場合がある 石灰沈着性腱炎による股関節痛の痛みの度合いや鎮静化するまでの期間は個人差があり、年齢や免疫反応(石灰を攻撃する力)によって異なります。 若い人は体の免疫反応が強いため、炎症が激しく、強い痛みが出ることがあります。 しかし、症状が鎮静化するまでの期間は短いケースが多いです。 免疫反応が弱い高齢者では、強い炎症や激しい痛みになるケースは少なくなりますが、鎮静化するまでの期間が長くなる傾向にあります。 股関節はどうやって石灰化する?沈着するカルシウムについて 股関節が石灰化するきっかけとなるのがカルシウムの沈着です。 カルシウムが沈着する主な要因は、以下の通りです。 カルシウムの代謝異常によって骨からカルシウムが溶け出す 加齢によってカルシウムの代謝バランスが崩れる カルシウムの過剰摂取によって石灰化を促進する可能性がある カルシウムは本来、骨を維持するために腸から吸収し、余分なものは尿で排出しています。 しかし、加齢によって吸収と排出のバランスが崩れたり、カルシウムを過剰摂取したりすると石灰化が促進される可能性があります。 また、カルシウムは体内の細胞が活動するのに欠かせないので、カルシウム不足になると骨を溶かして補おうとします。 代謝異常によって必要以上にカルシウムが溶け出してしまうことで、カルシウムの蓄積につながり、石灰化する可能性があります。 股関節の石灰化による炎症や進行を治療する方法 股関節の石灰化によって歩けないときの治療法を紹介します。 保存療法 再生医療 股関節の石灰化は自然に治癒する場合もありますが、痛みが強い方や長引いている方は、医療機関を受診しましょう。 保存療法 股関節の石灰化に対する保存療法は以下の通りです。 安静にする 鎮痛剤や抗炎症剤の内服 石灰部位への注射 石灰の吸引 リハビリテーション 保存療法では、痛みの原因である石灰を吸引したり、炎症を抑えたりする治療が一般的です。 重度の場合や保存療法で改善が見られない場合、石灰部位を外科手術で摘出する治療も検討されます。 再生医療 股関節の石灰化による治療では、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療の治療は、主に以下の2種類です。 幹細胞治療:損傷した組織の再生および修復 PRP治療:自然治癒力を高め、炎症を抑える とくに幹細胞治療では自身の細胞を活用し、損傷した股関節の再生・修復を目指します。 患者さまから幹細胞を採取・培養し、注射で患部に投与します。 手術や入院をせずに根本的な治療が期待できるため、近年注目されている治療法です。 以下のページでは、股関節に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >>再生医療による股関節の症例はこちら 股関節の石灰化による歩行の困難さにお困りの方は当院へご相談ください 歩行が困難なほどの股関節痛にお悩みの方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 当院で提供している再生医療の特徴は、以下の通りです。 股関節の疾患に対する幹細胞治療の症例数は数千件以上 独自の培養技術で幹細胞の生存率・活動率が高い 手術や入院が不要で早期回復を目指せる 当院(リペアセルクリニック)では、豊富な症例を元に患者さまそれぞれの症状に合わせた治療法をご提案します。 再生医療の効果には個人差がありますが、股関節の強い痛みにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。 股関節の石灰化で歩けない方からよくある質問 股関節痛の石灰化で歩けない方からよくある質問をまとめました。 受診の検討や予防に役立ててください。 股関節の石灰化は自然に治る? 股関節の石灰化に有効なストレッチは? 股関節の石灰化に効く食べ物は? 股関節の石灰化は自然に治る? 股関節の石灰化は、保存療法を受ければ自然に軽快する場合が多い病気です。 関節の石灰化による痛みが出たら、一般的に痛み止めの服用やステロイドの注射、リハビリなどの保存療法を行います。この治療を3カ月行なったところ、73%以上に改善があった報告もあります。※ ※出典:肩の石灰性腱鞘炎:メカニズム、病因、および治療に関する臨床的展望 保存的な治療を行えば、比較的高い確率で改善する病気です。 股関節の石灰化に有効なストレッチは? 石化に有効なストレッチはありませんが、予防のために股関節を柔らかくするストレッチがおすすめです。 寝ながらできる簡単なストレッチについて紹介します。 寝た姿勢になる 膝を胸に向かってゆっくりと引き寄せる 20〜30秒姿勢を保つ 3セット繰り返す 朝晩1回ずつ継続して行いましょう ただし、石化の根本的な治療が必要になるので、専門家への相談を忘れずに行ってください。 股関節の石灰化に効く食べ物は? 石灰化しやすい食べ物や石灰化に効く食べ物は、今のところありません。 コーヒーが石灰沈着性腱炎の原因と言われていますが、医学的根拠はなく因果関係も証明されていません。 全身の炎症を抑えたいなら、抗炎症食品として有名な果物や野菜、ナッツ、脂肪の多い魚の摂取がおすすめです。 【まとめ】股関節の石灰化は早期治療によって進行を防ぐことが大切 石灰沈着性腱炎による股関節痛の原因や症状について紹介しました。 股関節痛の原因はさまざまですが石灰沈着性腱炎が疑われる場合、症状の度合いによって適切な治療法も異なります。 股関節が痛みや思うように動かせない方は、放置せずに早めに医療機関を受診してください。 また、当院(リペアセルクリニック)では、股関節の疾患に対して再生医療による治療を取り扱っています。 股関節痛を根本的に解決したい方は、まず当院へご相談ください。
2020.05.20 -
- 再生治療
急性肝炎と診断されると「どのような後遺症があるのか」「完全に治るのか」不安になる方も多いでしょう。 本記事では、急性肝炎の後遺症について分かりやすく解説します。 注意すべき劇症肝炎への進展の可能性やその原因、そして万が一、劇症化してしまった場合の治療法についてもご紹介します。 急性肝炎と診断され、その後の経過や後遺症について不安を感じている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、肝疾患に対する再生医療の治療法や症例を公開中です。 以下のページでも、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、肝疾患が改善された患者さまの症例を紹介しています。 >>肝疾患に対する再生医療の症例はこちら 損傷した肝臓の症状改善に効果が期待できる治療法なので、併せてご覧ください。 急性肝炎の後遺症について ほとんどの急性肝炎は、適切な治療によって後遺症なく回復へと向かいます。 しかし、ごく稀に「劇症肝炎」という非常に重い状態に進行してしまうケースも存在します。 適切な治療を受ければ後遺症はほとんどない 劇症肝炎に進展する可能性がある まずは、急性肝炎の一般的な経過と、後遺症の基本的な考え方について見ていきましょう。 以下の記事では、肝機能を回復させる方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 適切な治療を受ければ後遺症はほとんどない 肝臓は再生能力が高い臓器のため、先述の通り急性肝炎のほとんどは適切な治療によって後遺症なく回復へと向かいます。 肝臓は再生能力が高い臓器のため急性肝炎によって一時的に肝細胞がダメージを受けても、適切な治療を受け、安静にすることで肝細胞は修復されていきます。 また、自然に治癒するケースも少なくありません。 A型肝炎やB型肝炎では、一度回復すると体内に強い免疫(抗体)ができ、再び同じ型の肝炎にかかりにくくなります。 劇症肝炎に進展する可能性がある 急性肝炎は一般的に良好な経過をたどりますが、約1~2%の方が「劇症肝炎(急性肝不全)」という重篤な状態に移行することが報告されています。 劇症肝炎への進行 初期症状:発熱や倦怠感、悪心・嘔吐、食欲不振など 進行すると黄疸や肝性脳症(意識障害)もあらわれる 劇症肝炎の初期症状は、急性肝炎と同様に発熱やだるさ、吐き気、食欲不振などがあらわれることが多いです。 その後、肝機能が著しく低下すると、皮膚や白目が黄色くなる黄疸が現れ、さらに進行するとアンモニアなどの解毒がうまくいかず、肝性脳症(意識が混濁したり昏睡に至る重い意識障害)が生じます。 劇症肝炎まで進むと、全身の臓器障害や血液が固まりにくくなる異常が高頻度で起こり、適切な治療がなければ命に関わります。 発症すると治療が困難になる肝硬変や肝臓がんにつながるサインについて、以下の動画で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。 https://youtu.be/ZcBK2hb48bo?si=FwncrnITBXQrxCqU 急性肝炎の後遺症として劇症肝炎を発症する原因 急性肝炎が劇症肝炎に進行する際、以下のような複数の要因が複雑に関わっていると考えられています。 ウイルスによる肝炎(ウイルス性肝炎) 薬による肝臓の障害(薬剤性肝障害) ご自身の免疫システムが肝臓を攻撃してしまう病気(自己免疫性肝炎) 原因が特定できない場合(特発性) 劇症肝炎に進行するケースで多いのはB型肝炎ウイルスのキャリアからの発症によるもので、全体の約40%を占めます。 薬剤性肝障害は、アセトアミノフェンや一部の抗てんかん薬、抗生物質などが原因です。 自己免疫性肝炎は、自身の免疫システムが肝細胞を攻撃してしまう病気で、これも劇症肝炎の原因となりえます。 全体の約30%は原因が特定できない「特発性」とされ、なぜ一部の人だけが重症化し劇症肝炎に至るのか、その明確な理由はまだわかっていないのが現状です。 急性肝炎が劇症肝炎に進展した際の治療法 急性肝炎が進行し、劇症肝炎という危険な状態に陥ってしまった場合、肝臓の機能をサポートし、原因に対して集中的な治療を行う必要があります。 治療法は主に以下の3つです。 抗ウイルス療法 人工肝補助療法 生体部分肝移植 どのような治療法なのか、詳しく解説します。 抗ウイルス療法 急性肝炎が劇症肝炎(急性肝不全)に進行した場合、原因ウイルスに対して抗ウイルス療法が行われます。 抗ウイルス療法のポイント 原因となる肝炎ウイルスの増殖を抑制 薬剤で肝臓の損傷進行を防ぐ B型肝炎:核酸アナログ製剤やインターフェロンの投与 C型肝炎:インターフェロンや抗ウイルス剤(DAA)の投与 抗ウイルス薬を適切に使用し、体内のウイルス量を減らすことで、劇症化した肝炎の鎮静化や、肝不全の進行を抑制することを目指します。 人工肝補助療法 人工肝補助療法とは、劇症肝炎で低下した肝臓の解毒・代謝機能を一時的に機械で代替する治療法です。 人工肝補助療法のポイント 肝臓の解毒・代謝機能を機械で一時的に代替 血漿交換と血液透析を行う 血液中の有害物質除去、不足する凝固因子などを補充 肝臓自身の再生・回復を待つ 人工肝補助療法自体が肝臓を直接再生させるわけではありません。 あくまで肝臓が自身の力で回復してくるまでの時間を稼ぎ、その間の生命を維持するための役割を担います。 生体部分肝移植 生体部分肝移植は、機能しなくなった患者さまの肝臓を取り出し、健康な肝臓と入れ替える手術です。 肝臓は再生能力が高いため、ドナーの方の肝臓も患者さまに移植された肝臓も数ヶ月ほどで元の大きさに近い状態まで再生します。 近年では、2010年の臓器移植法改正以降、脳死ドナーからの肝臓提供も少しずつ増えてきており、劇症肝炎の患者さまに対する脳死肝移植の実施件数も増加傾向にあります。 急性肝炎の後遺症についてよくある質問 本章では、急性肝炎の後遺症について以下の2つの質問に回答していきます。 急性肝炎の予後は? 急性肝炎は完治する? 急性肝炎と診断されたり、その後の経過について心配な方は、ぜひ参考にしてください。 急性肝炎の予後は? 急性肝炎の多くは適切な治療と安静によって肝機能が回復し、良好な予後を期待できます。 急性肝炎の予後のポイント 多くは適切な治療によって肝機能が回復する ウイルス性肝炎は自然治癒するケースも多い ごく一部(約1~2%)は劇症肝炎へ進行し致命的となる恐れ B型・C型肝炎では一部が慢性化する可能性 多くの方が良好な予後を期待できる一方で、急性肝炎にかかった方のうち、全体の約1〜2%の方は「劇症肝炎」という非常に重い状態に進行してしまう可能性があります。 劇症肝炎になると意識障害が出たり、臓器が機能しなくなったりして、命に関わる危険な状態となることがあります。 急性肝炎の予後は一概には言えませんが、多くの方は後遺症なく回復する一方で、一部には重篤化したり慢性化したりするケースがあることを理解しておくことが大切です。 急性肝炎は完治する? 急性肝炎は原因にもよりますが、適切な対処を行えば多くの場合、完治が期待できます。 急性肝炎の完治について 原因により完治の期待度は異なる A型・E型肝炎ウイルス:ほとんどが自然治癒を見込める B型肝炎ウイルス:10%の方が慢性B型肝炎になるリスクがある C型肝炎ウイルス:90%以上はウイルスを排除可能 急性肝炎が完治するかどうかは、原因となったウイルスの性質により左右されます。 大部分の急性肝炎は適切な安静と治療のもとで肝臓が再生し完治します。 しかし、一部のウイルス性肝炎では、急性期が過ぎた後もウイルスが体内に残り、経過観察や追加の治療が必要になる場合があることを覚えておく必要があります。 急性肝炎の後遺症を防ぐには適切な治療を受けることが重要 急性肝炎の大部分は、医師による適切な治療と十分な安静によって、後遺症なく回復することが多いという点をご理解いただけたかと思います。 しかし、全体の約1~2%という低い確率ではありますが、肝機能が急激に悪化する劇症肝炎に進行するケースも存在します。 急性肝炎の後遺症を防ぐために大切なことは、診断を受けたら自己判断をせず、必ず医師の指示に従って適切な治療を受けることです。 早期発見・早期治療と、その後の正しい経過観察が、後遺症なく健康な毎日を取り戻すためのポイントとなります。
2020.05.19 -
- 免疫細胞療法
免疫細胞を活性化するためにやるべきこととは? 免疫とは、ウイルスを始めとする異物を認識して、侵入を防いだり、侵入した異物を排除したりする能力のことです。この免疫力が低下してしまうといろいろな身体の不調を引き起こしてしまいます。 免疫力を低下させないため、または、低下してしまった免疫力をアップさせるためには免疫細胞を活性化させることが必要になります。今回は、免疫細胞を活性化させるために日常生活でできることを紹介します。 生活のリズムを整えて免疫細胞を活性化! 免疫細胞を活性化させるためには規則正しい生活を送ることが大切です。免疫細胞は自律神経と大きく関係していて、自律神経のバランスがきちんと整っているときに免疫細胞は活性化されやすくなります。 そのため、免疫細胞を活性化させるためには自律神経のバランスを整えることが重要です。夜更かしをしたりして生活のリズムが乱れていると、体内時計のリズムがくるって自律神経のバランスも乱れがちになってしまいます。 自律神経のバランスが崩れて免疫細胞の活性化を妨げてしまわないように、就寝時間や起床時間をできるだけ一定にするなど、生活のリズムを整えることが大切です。 体を温めて免疫細胞を活性化! 免疫細胞を活性化させるためには、体を温めることも大切です。 免疫細胞は血液中にあるリンパ球にたくさん存在していますが、体が冷えてしまっていると、血管の収縮によって血液の流れが悪くなって体の隅々まで行き届かなくなってしまいます。 体を温めるコツは太ももやお腹など大きな筋肉がある部位をしっかりと温めることです。また、体を冷やさないコツは、首、手首、足首など「首」がつく部位を衣類やウォーマーなどでしっかりガードすることです。 また、お風呂もシャワーですませるのではなく湯船に浸かるようにするのもおすすめです。湯船の温度は38℃くらいにして、ゆっくりと浸かりましょう。 バランスのとれた食事と運動で免疫細胞を活性化! 免疫細胞を活性化させるためには、バランスのとれた食事を摂ることが大切です。かかっている病気によっては控えるべき食べ物もありますが、それ以外の場合は、なるべく多品目の食品をバランスよく食べることを意識しましょう。 また、適度な運動をおこなうことも免疫細胞の活性化につながります。運動不足の人がいきなり激しい運動をすると逆に自律神経のバランス乱れの原因になってしまうので、いつもより少し体を動かすくらいの気持ちで運動を始めましょう。 まとめ・免疫細胞を活性化するためにやるべきこととは? 以上、免疫細胞の活性化ために普段からやるべきことについて紹介しました。普段の生活を工夫することでも免疫細胞を活性化させることは可能ですが、医療機関で免疫細胞療法をおこない、免疫細胞の活性化をすることもできます。 免疫細胞療法は病気のいろいろな段階で、また、健康な状態でも自己治癒力アップやウイルス感染や癌の予防のためにおこなうことができますよ。 こちらもご参照ください
2020.05.18 -
- 肩
石灰沈着性腱板炎の辛い痛みは放置しない!悪化するとどうなる?その治療法とは 石灰沈着性腱板炎は、前触れもなく関節に突然強い痛みが発生するので、初めて発症した人は痛みが辛いのはもちろんのこと「放っておくと悪化するの?」「悪化したらどうなるのだろう」と不安になる人も多いでしょう。 ここでは、石灰沈着性腱板炎が悪化するとどういった症状が出るのかについて、また、悪化した時の治療方法についても紹介します。 石灰沈着性腱板炎が悪化する流れ 石灰沈着性腱板炎は腱板にリン酸カルシウムの石灰が沈着し、その石灰を何らかの原因で身体が異物だと判断して攻撃することで腱板が炎症を起こすものです。 沈着する石灰は最初ミルク状ですが、悪化すると練り歯磨き状になり、さらに悪化すると石膏状になるというようにどんどん硬くなっていき、石灰が溜まって膨れ上がっていきます。 そうなると痛みがどんどん増してしまいます。 さらに、石膏状になって膨らんだ石灰が腱板を破って関節の周囲にあって関節の動きを滑らかにする働きのある滑液包へと移動すると強烈な痛みが生じます。 石灰沈着性腱板炎を悪化させないための保存療法について 石灰沈着性腱板炎が発症してから1週間から4週間くらいの急性の時期は保存療法による治療がおこなわれます。 アームスリングや三角巾などの固定器具を使って患部を動かさないようにして負荷を軽減した状態で安静したり、炎症鎮痛剤を内服するによって炎症や痛みを抑えたりします。 このような保存療法をおこなうことで石灰が体内に吸収されて消失して、悪化せずに軽快するケースが多いです。 また、この時期は石灰がまだミルク状なので、痛みが強い時は注射針を挿入して吸引して取り除く治療をおこなうこともできます。 石灰沈着性腱板炎の悪化した際の治療法 石灰沈着性腱板炎が悪化すると、慢性的に痛みが強くなり関節を思うように動かせなくなってしまいますが、石膏状になった石灰は注射針を挿入しても吸引して取り除くことはできませんし、放置しておいて自然に軽快することも期待できません。 そういう場合は、内視鏡による手術が検討されるのが一般的ですが、近年では衝撃波によって石膏状の石灰を取り除く体外衝撃波療法のように皮膚を切開する必要のない治療法もおこなわれるようになってきています。 まとめ・石灰沈着性腱板炎の辛い痛みは放置しない!悪化するとどうなる?その治療法とは 石灰沈着性腱板炎が悪化した時の症状や治療方法について紹介しました。 石灰沈着性腱板炎は悪化せずに自然に治まっていくこともありますが、悪化すると痛みや関節の可動域制限などでつらい日々を過ごすことになってしまうこともあります。 悪化させないためにも早めに医療機関を受診して正しい治療を受けることをおすすめします。 こちらも併せてご参照ください 監修;リペアセルクリニック大阪院
2020.05.17 -
- 再生治療
- 幹細胞治療
- PRP治療
関節リウマチと診断されたけど治るのか、不安を抱えている方は多いのではないでしょうか? 関節リウマチは免疫の異常により関節が炎症を起こし、進行すると関節の破壊や変形につながる疾患です。 現代の医療では完治が難しい病気ですが、治療の進歩により寛解(かんかい)を目指すことは可能です。 本記事では、関節リウマチ治療の基本方針や寛解を目指す方法について詳しく解説します。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは再生医療の情報や症例も公開しています。 関節リウマチによる関節の痛みにお困りの方や治療法を探している方は、併せて参考にしてください。 関節リウマチの完治は難しいため寛解(ほぼ症状がない状態)を目指す 関節リウマチは、現時点では根本的に完治する治療法は確立されていません。 しかし、近年の治療法の進歩により、痛みや腫れを抑えて寛解(日常生活に支障のない状態)を目指せます。 寛解とは、関節リウマチによる症状や検査での異常がほとんどなくなった状態※を指します。 ※出典:難病情報センター「用語:寛解 (かんかい)」 寛解と完治の違いは、以下の通りです。 状態 症状 再発 寛解 ほとんど現れない 治療を続けないと再発の可能性がある 完治 一切ない 治療を終えても再発の心配がない 寛解では症状がほとんどありませんが、再発を防ぐために治療や定期検査は続けることが大切です。 関節リウマチの治療は、焦らず長い目で治療に取り組みましょう。 【基礎知識】関節リウマチってどんな病気? 関節リウマチの基礎知識を、以下にまとめました。 関節リウマチの原因 関節リウマチのステージ分類と症状 関節リウマチの診断基準 関節リウマチは、免疫の異常により自分の関節を攻撃してしまう疾患です。 手や足の小さな関節に炎症が起こって腫れや痛み、こわばりを引き起こします。 症状は左右の関節に対称的に現れる場合が多く、進行すると関節の変形や動かしにくさにつながることがあります。 関節リウマチの原因 関節リウマチの正確な原因はまだ解明されていません。 遺伝的素因や環境因子など複数の要素が組み合わさることで発症すると考えられています。 発症に関与すると考えられる主な要因は、以下の通りです。 要因 内容・具体例 免疫異常 免疫システムが自身の関節内にある滑膜と呼ばれる組織を攻撃し、炎症が慢性化する 遺伝的素因 関節リウマチになりやすい体質が遺伝するが、必ず発症するわけではない 環境要因 喫煙※ ウイルス感染※ 歯周病※ 腸内環境の異常 ストレスが発症や悪化のリスクとなる ホルモンの影響 女性に多く男性よりも3~5倍発症しやすく、とくに発症のピークは40~50代にみられる※ ※出典:山本一彦「関節リウマチの発症:遺伝要因と環境要因」 関節リウマチの発症は遺伝や性別だけでなく、環境がきっかけとなる場合もあります。 喫煙や歯周病、日々のストレスが気になる方は生活を見直して健康維持につなげましょう。 以下の記事では、リウマチになりやすい人の特徴や予防策を解説していますので参考にしてください。 関節リウマチのステージ分類と症状 関節リウマチのステージ分類と症状は、X線検査で以下のように分けられます。 ステージ分類 関節の状態 症状 ステージⅠ(初期) 骨や軟骨の破壊はまだ見られないが、炎症が始まっている 痛みは軽度で、ほとんど日常生活に支障はない ステージⅡ(中等期) 軟骨が徐々に破壊されて薄くなり、関節の隙間が狭くなる 強い痛みは少ない ステージⅢ(高度進行期) 軟骨だけでなく骨にもダメージが生じる 関節の痛みが強くなり、日常生活にも支障が出る ステージⅣ(末期) 軟骨がほとんどなくなり、関節が動かなくなる 膝、肘、足首などの関節を自分で動かすことが難しくなる 初期段階では痛みが軽度で気づきにくいことがありますが、関節リウマチによる破壊は発症から最初の1~3年で最も進みやすい※とされています。 ※出典:JSTAGE「関節リウマチ」 また、一度破壊された軟骨や骨は、自然に回復することはほとんどありません。 そのため、早期発見・早期治療で症状の進行を抑えることが重要です。 関節に違和感や痛みを感じたら、早めに医療機関で検査を受けましょう。 関節リウマチの診断基準 関節リウマチの主な検査方法は、下記の通りです。 検査 内容 触診 腫れや押して痛む関節を確認する 血液検査 リウマトイド因子(RF):自己抗体の一種で、関節リウマチ患者の約70%が陽性※とされる 抗CCP抗体:早期の診断に有用な指標 CRP:体内の炎症の程度を示すたんぱく質 赤血球沈降速度:血液中で赤血球が沈む速さを調べることで、体内の炎症の程度を確認する MMP-3:炎症の進行を補助的に評価できる 画像検査 X線検査:骨や関節の破壊の程度を調べる 超音波検査:滑膜炎の有無を把握する MRI:骨や軟骨、滑膜、血管などが確認して早期の炎症を可視化できる 尿検査 薬の副作用や腎障害のチェックができる ※出典:一般社団法人日本リウマチ学会「リウマトイド因子」 また、関節リウマチの診断は少なくとも1つ以上の関節で滑膜炎が確認され、他の疾患による炎症が除外された上で、以下の項目※をもとに総合的に判断されます。 ※出典:針谷正祥「ACREULARによる関節リウマチの2010 新分類基準」 腫れや、押した際に痛む関節の数 血液検査の結果(リウマトイド因子・抗CCP抗体など) 急性期反応物質(炎症が起きたときに、血液の中で増えるたんぱく質)の有無 症状が続いている期間 関節リウマチは関節の痛みや腫れを生じますが、似た症状を示す疾患も多いため、複数の検査結果を組み合わせて診断するのが一般的です。 診断が確定した後は、炎症の程度や関節破壊の進行度に応じて治療方針が立てられます。 関節リウマチの寛解を目指すための治療法 関節リウマチの治療法は、以下の通りです。 治療法 説明 薬物療法 免疫の異常な働きを調整し、炎症や痛みを抑える薬を使用 リハビリテーション 関節の動きや筋力を維持・改善し、日常生活の自立をサポート 手術療法 関節の変形や機能障害が進行した場合に、関節の修復や置換を行う。 再生医療 損傷した関節組織の再生・修復、炎症抑制を目指す治療法 治療方針は、患者さま一人ひとりの症状や生活背景に合わせて立てられます。 代表的な治療法について詳しく見ていきましょう。 薬物療法 関節リウマチの薬物療法は、寛解もしくは炎症が落ち着いた状態を目指します。 ただし、症状が落ち着いて寛解しても、自己判断で薬を中止すると再発する可能性があるため、必ず医師と相談してください。 関節リウマチの薬物療法で用いられる主な薬※は、以下の通りです。 種類 詳細 副作用 メトトレキサート(MTX) 治療の初期段階に使用 免疫の働きを調整して炎症を抑える薬 口内炎、脱毛、吐き気、肺炎、白血球の減少による感染症など 生物学的製剤 メトトレキサートで6か月以内に寛解や炎症の落ち着いた状態が得られない場合に使用 炎症の原因となる特定の免疫物質(サイトカイン)を直接ブロックするため、高い抗炎症効果が見込める 肺炎や結核などの感染症 アレルギー反応など JAK阻害薬 原則として生物学的製剤を優先 関節の腫れや痛みなどの炎症を抑える作用がある 結核、帯状疱疹、肺炎、などの感染症 白血球の減少 貧血など ※出典:公益財団法人日本リウマチ財団「関節リウマチの治療 – 薬物療法」 抗リウマチ薬には複数の種類があり、それぞれ作用の仕方や副作用のリスクが異なるため、患者さまごとに適切な組み合わせが検討されます。 また、治療中は定期的な血液検査や医師による管理が欠かせません。 必ず専門医と相談しながら、自分に合った方法で取り組みましょう。 リハビリテーション 関節リウマチのリハビリテーションは薬物療法と並行して行われる治療法で、期待できる主な効果は以下の3つです。 痛みの軽減 炎症の軽減 関節の変形防止 これらを目指しながら、患者さまの状態に合わせた以下のような個別プログラムが組まれます。 種類 特徴 理学療法 関節の可動域を広げる運動や、筋力トレーニング、温熱療法などが行われる 作業療法 日常生活動作の練習や、関節に負担をかけない動作の指導、自助具の活用などが検討される 装具療法 関節を保護し、痛みを軽減するための装具(サポーターやインソールなど)が使用される ただし痛みや炎症が強い場合は安静を保ち、無理に動かさず安静を優先しましょう。 手術療法 関節リウマチの手術療法は薬物療法やリハビリテーションなどの保存療法で効果が得られない、関節の変形や機能障害が進行した場合に検討されます。 主な手術方法は以下の3つです。 手術の種類 特徴 滑膜切除術 炎症を起こしている滑膜を取り除く手術 痛みや腫れを軽減し、関節の機能を改善する 比較的回復が早い 関節形成術 変形した関節を再構築し、可動性を回復させる手術 自分の関節を動かせるようにするのが目的 人工関節置換術 傷んだ関節を人工関節に置き換える手術 痛みを大幅に軽減し、関節機能を取り戻す 人工関節の耐久性は約10〜25年 手術療法は効果的な手段ですが、出血や感染、合併症などのリスクもあるため、手術の種類・適応・術後の生活について専門医と相談することが重要です。 術後は適切なリハビリを行うことで、関節の動きや日常動作の改善が期待できます。 再生医療 再生医療は関節リウマチ治療の新たな選択肢として注目されており、主な治療法としては以下の2つがあります。 治療法 特徴 PRP療法 患者さま自身の血液から血小板を濃縮したPRPを抽出 PRPを関節内に注入し、成長因子によって組織の修復を促す 炎症を抑える作用や、痛みを軽減する効果が期待できる 幹細胞治療 患者さま自身の脂肪組織や骨髄から幹細胞を採取 培養して幹細胞を増殖させた後、関節内に注入する 炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促す 再生医療は薬物療法や手術療法と比べて体への負担が少ないのが特徴で、患者さま自身の細胞を用いるため、拒絶反応のリスクも低いとされています。 ただし、先端医療で標準治療として確立されていないため、自由診療である点には注意が必要です。 治療を検討する際は専門医に相談し、自身の症状に合った選択肢か見極めましょう。 関節リウマチが治る可能性に関するよくある質問 関節リウマチが治る可能性に関するよくある質問は、以下の通りです。 初期の関節リウマチが完治した人はいる? 関節リウマチが治る確率は? それぞれ詳しくみていきましょう。 初期の関節リウマチが完治した人はいる? 関節リウマチは、現時点では「完全に治る(完治する)」病気とはされていません。 しかし、早期に発見し適切な治療を行うことで、症状がほとんど消えて炎症が落ち着いた状態で日常生活に支障がない「寛解」に至るケースはあります。 寛解の状態では、関節の痛みや腫れがほとんどなく血液検査で炎症の指標も正常に近づきます。 ただし、自己判断で薬をやめてしまうと再び症状が現れることがあるため、医師と相談しながら治療を継続しましょう。 関節リウマチが治る確率は? 発症から2年以内の早期関節リウマチ患者さまを対象とした調査では、初回の治療を行った1年後に、約半数の患者が寛解を達成した※ことが報告されています。 ※出典:日経メディカル「早期RAの治療で課題、1年目で半数寛解を達成するも骨びらんは倍増」 また同調査では、寛解を達成していてもX線で関節破壊の一種が進行するケースもあり、治療中も関節の状態を確認しながら慎重に管理するのが重要です。 関節リウマチでは「症状が消えた=完治」とは言えず、ほとんどの患者さまで治療の継続が必要とされています。 早期に治療を始めて症状を抑え、関節の損傷や変形の進行を防ぎましょう。 関節リウマチを治すには適切な治療を継続することが大切 関節リウマチは、現代医学では完治が難しい疾患ですが、適切な治療と生活習慣の見直しによって症状の「寛解」は目指せます。 「リウマチは一生つらい病気」と思い込まず、早期に発見し適切な治療を始めることが何より重要です。 関節の痛みやこわばりなどの初期症状を感じたら、早めに専門医を受診しましょう。 関節リウマチは長く付き合っていく病気ですが、正しい情報と治療に基づき希望を持って前向きに暮らすことは可能です。 症状の進行を防ぎ、より良い生活を送りたい方は、ぜひリウマチ専門医に相談し、必要に応じて再生医療も視野に入れてみてください。 以下のページでは、実際に当院の再生医療で関節リウマチが改善した症例を紹介しているため、併せて参考にしてください。 >関節リウマチに対する再生医療の症例はこちら
2020.05.16 -
- 肩
夜間に突然現れる激しい肩の痛みに悩まされている方も多いのではないでしょうか。 このような症状は、石灰沈着性腱板炎が原因の可能性があります。 この記事では、石灰沈着性腱板炎の原因や症状、効果的な治療法を詳しく解説します。 肩の痛みに悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは再生医療に関する情報をLINEで発信しております。 無料の再生医療ガイドブックもプレゼントしているので、ぜひ受け取ってください。 石灰沈着性腱板炎とはどんな病気? 石灰沈着性腱板炎とは、肩の腱板にカルシウムが蓄積して石灰化し、炎症を引き起こすことで強い痛みや肩の動きの制限が起こる疾患です。 腱板は、肩甲骨と上腕骨をつなぐ4つの筋肉(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)で構成されており、肩の動きをサポートし安定させる重要な役割を担っています。 石灰沈着性腱板炎は突然強い痛みが現れ、とくに夜間に痛みが強くなって睡眠が妨げられることが特徴です。 また、痛みによって肩を動かすことが困難になり、腕を上げたり物を持つといった日常動作にも大きな支障をきたします。 40〜50代の女性に多く見られる疾患で、放置すると症状が慢性化して長引くこともあるため、早めの医療機関受診が重要です。 石灰沈着性腱板炎の症状 石灰沈着性腱板炎の症状は、以下の3つのタイプに分けられます。 タイプ 痛みが続く期間 主な症状 急性型 1週間から4週間程度 急に激しく痛む 夜間に痛みが強くなる 関節を動かせない 亜急性型 1カ月から半年程度 急性型のような症状が出たり 症状が治まったりするのを繰り返す 慢性型 6カ月以上 肩を動かすと引っかかるような感じがする 腕を挙げると痛む 後ろに手を回せない 急性型では突然の激痛により睡眠や仕事、家事がままならなくなることが多く、慢性型では洗髪・衣服の着脱・洗濯など日常動作が困難になります。 どのタイプも日常生活に大きな影響を与えるため、早期の対応が重要です。 石灰沈着性腱板炎の原因 石灰沈着性腱板炎の発症には、主な原因として以下の4つが考えられます。 肩の使いすぎや継続的な負担 加齢による修復機能の低下 ホルモンバランスの変化 カルシウムなどの栄養不足 それぞれの原因について見ていきましょう。 肩の使いすぎや継続的な負担 肩の継続的な負担は、石灰沈着性腱板炎の主な原因の一つです。 猫背や前傾姿勢などの不良姿勢 建設現場や引越し業者など重量物を持つ仕事 野球やテニスなどの肩を酷使するスポーツ 長時間のデスクワークによる肩こり このような肩を酷使する環境が続くと、腱板に微細な損傷が繰り返し起こります。 損傷を修復する過程で石灰が沈着し、炎症を引き起こすことが石灰沈着性腱板炎の発症につながると考えられています。 加齢による修復機能の低下 石灰沈着性腱板炎は、加齢による修復機能の低下が原因となることがあります。 とくに40〜50代の方に多く見られるのは、加齢によって肩まわりの血流が悪くなり、組織を修復する機能が低下するためです。 年齢とともに腱板に石灰が沈着しやすくなる体質的な変化が起こると考えられています。 石灰沈着性腱板炎は、年齢とともに誰でも発症する可能性があるため、肩に痛みや違和感を感じたら早めに医療機関を受診することが大切です。 ホルモンバランスの変化 女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌低下も、石灰沈着性腱板炎の原因の一つです。 エストロゲンには、以下のような重要な働きがあります。 損傷した筋肉や腱を修復する 腱の柔軟性を保つ 血中のカルシウム濃度を一定に保つ 古い骨を壊す働きを抑制し、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ 更年期や閉経によってエストロゲンの分泌量が減少すると、肩の修復機能が低下し、体内のカルシウムバランスが崩れます。 これにより石灰沈着が起こりやすくなると考えられています。 日本人女性の平均閉経年齢は50.5歳※とされており、50代以降の女性はとくに注意が必要です。 ※出典:厚生労働省働く女性の心とからだの応援サイト「更年期」 カルシウムなどの栄養不足 カルシウムなどの栄養素が不足すると、石灰沈着性腱板炎の発症リスクが高まる可能性があります。 血液中のカルシウムが不足すると、体は骨からカルシウムを溶かして補おうとする働きがあります。 骨から溶け出したカルシウムが肩腱板に沈着する場合があると考えられています。 コンビニ食やファーストフード中心の食生活が続いている方は、栄養バランスを意識し、カルシウムを積極的に摂取するのが大切です。 カルシウムを多く含む食品は、以下の通りです。 食品分類 主な例 乳製品 牛乳、チーズ、ヨーグルト 大豆製品 豆腐、納豆 小魚 ししゃも、さくらえび 野菜 小松菜、切り干し大根 牛乳は他の食品に比べてカルシウムの吸収率が高く、効率よく摂取できます。 また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富なイワシやサンマ、しいたけなどと一緒に摂取するとより効果的です。 石灰沈着性腱板炎の主な治療法 石灰沈着性腱板炎には、主に以下の4つの治療法があります。 薬物療法 理学療法(リハビリテーション) 体外衝撃波治療 手術療法 石灰沈着性腱板炎の治療には複数の選択肢があります。 症状の程度や患者さまの状態に応じ、適切な治療法を選択することが重要です。 薬物療法 薬物療法は、石灰沈着性腱板炎の痛みや炎症を抑える基本的な治療法です。 特徴は、以下のとおりです。 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)による痛みと炎症の緩和 ステロイド注射による局所的な炎症抑制 ヒアルロン酸注射による関節の潤滑性改善 吸引療法による石灰の直接除去(ミルク状の石灰の場合) とくに急性期(発症後1〜4週間)では、安静と薬物療法による炎症・痛みの管理が重要です。 蓄積した石灰がミルク状で強い痛みを伴う場合は、注射針を用いて石灰を吸引する治療も行われます。 理学療法(リハビリテーション) 理学療法は、肩関節の動きを回復させ、再発を防ぐために重要な治療法です。 急性期の強い炎症が落ち着いた後に開始し、肩の可動域改善と筋力強化を段階的に行います。 特徴は、以下のとおりです。 可動域訓練による関節の動きの改善 ストレッチによる筋肉の柔軟性向上 筋力トレーニングによる肩まわりの筋力強化 温熱療法や電気療法による血流改善 姿勢指導による再発予防 理学療法は継続することで効果が期待でき、日常生活動作の改善や再発予防にも重要な役割を果たします。 体外衝撃波治療 体外衝撃波治療は、体の外から衝撃波を照射して石灰の分解を促す治療法です。 この治療法は、皮膚を切らずに石灰に直接作用できるため、身体への負担が少ないのが特徴です。 硬くなった石灰を砕いて吸収されやすくし、痛みの軽減も期待できます。 特徴は、以下のとおりです。 外来通院での治療が可能 麻酔が不要 石灰の分解促進効果 血流改善による治癒促進 痛みの軽減効果 通常、週1回程度の治療を数回繰り返します。治療中に多少の痛みを感じることがありますが、多くの患者さまで症状の改善が期待できる治療法です。 手術療法 手術療法は、保存的治療で改善が見られない場合や、日常生活に大きな支障をきたしている場合に検討される治療法です。 主に関節鏡手術が用いられ、肩を小さく切開した箇所から小さなカメラや専用の器具を挿入し、腱板に沈着した石灰を直接取り除きます。 特徴は、以下のとおりです。 低侵襲な関節鏡手術 石灰の直接除去 術後数週間程度での日常生活復帰 傷口が小さく美容的にも優れる 入院期間が短い 石灰が除去できた場合、術後の回復は比較的早く、多くの患者さまで良好な結果が得られます。 ただし、石灰沈着性腱板炎は再発する可能性もあるため、術後も適切なリハビリと継続的なケアが重要です。 石灰沈着性腱板炎の改善に再生医療の選択肢 石灰沈着性腱板炎の新たな治療選択肢として、再生医療が注目されています。 再生医療は、患者さまの幹細胞を採取・培養して患部に投与し、幹細胞が持つ「分化能」という他の細胞に変化する能力を活かした治療法です。 従来の治療では、保存療法で痛みが抑えられなくなった場合、手術療法しか選択肢がありませんでした。 しかし、医療技術の進歩によって、手術せずに痛みを改善できる可能性が出てきました。 再生医療は、点滴や注射などを使用するため入院や手術を必要とせず、身体への負担が少ないことが大きな特徴です。 また以下のページでは、再生医療によって肩の痛みが改善した症例を紹介しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による肩関節の症例はこちら 再生医療について詳しく知りたい方は、当院「リペアセルクリニック」へお気軽にご相談ください。 患者さま一人ひとりの症状に合わせた治療プランをご提案いたします。 石灰沈着性腱板炎の原因や症状についてよくある質問 石灰沈着性腱板炎の原因や症状に関して、よくある質問を紹介します。 石灰沈着性腱板炎の激痛はいつまで続く? 石灰沈着性腱板炎の予防法は? 石灰沈着性腱板炎はどのくらいで治る? 石灰沈着性腱板炎になりやすい食べ物は? 石灰沈着性腱板炎の痛みを和らげる方法は? 石灰沈着性腱板炎は手術せずに治せる? より多くの知識を付けて、石灰沈着性腱板炎の改善を目指しましょう。 石灰沈着性腱板炎の激痛はいつまで続く? 石灰沈着性腱板炎の激痛は、急性型であれば発症後1~4週間続くのが一般的です。 しかし、症状のタイプによっては1年以上かかる場合があります。 石灰沈着性腱板炎の症状は、次の3タイプに分類されます。 タイプ 症状が続く期間 急性型 突然の強い痛みが1~4週間続く 亜急性型 中等度の症状が1~6カ月続く 慢性型 運動時の痛みや引っかかるような違和感などが6カ月以上続く 石灰沈着性腱板炎は、自然に回復する場合もありますが、放置すると痛みが慢性的になったり、石灰が大きくなり症状が悪化したりする恐れがあります。 肩の激痛が続く場合は、レントゲン検査やCT検査で石灰沈着性腱板炎の診断ができる整形外科を受診しましょう。 石灰沈着性腱板炎の予防法は? 石灰沈着性腱板炎の予防には、日常生活での注意と適切な栄養摂取が重要です。 肩の使いすぎを避ける 正しい姿勢を心がける 肩まわりの筋力トレーニングやストレッチを継続する 栄養バランスの良い食事を心がける 適度な運動による血流改善 十分な睡眠と休息 とくに、カルシウム、ビタミンD、オメガ3脂肪酸などの栄養素を積極的に摂取することが予防に役立ちます。 外食やコンビニ食が多い方は、食事内容を見直してみましょう。 石灰沈着性腱板炎はどのくらいで治る? 石灰沈着性腱板炎の治癒期間は、症状のタイプと治療法によって大きく異なります。 急性型では適切な治療により1〜4週間で症状が軽減することが多いですが、慢性型では数ヶ月から1年以上かかる場合があります。 治療法 回復期間の目安 保存療法 急性型:1〜4週間 慢性型:数ヶ月〜1年以上 体外衝撃波治療 3〜6ヶ月程度 手術療法 術後数週間で日常生活復帰、完全回復まで3〜6ヶ月 再生医療 個人差はあるが、早期の改善が期待される 早期に適切な治療を開始することで、回復期間を短縮し、慢性化を防ぐことができます。 石灰沈着性腱板炎になりやすい食べ物は? 直接的に石灰沈着性腱板炎を引き起こす特定の食べ物はありませんが、栄養バランスの偏りが発症リスクを高める可能性があります。 カルシウム不足を招く極端な乳製品制限 加工食品やファーストフード中心の食生活 野菜や魚類の不足 過度なアルコール摂取 カフェインの過剰摂取 一方で、石灰沈着性腱板炎の予防に良いとされる栄養素は、以下の通りです。 栄養素 主な働き 豊富な食品 カルシウム 石灰の沈着を防ぐ 乳製品、豆腐、小魚、小松菜 ビタミンD カルシウムの吸収を助ける イワシ、サンマ、しいたけ オメガ3脂肪酸 炎症を抑える サバ、イワシ、えごま油、くるみ バランスの良い食事を心がけ、とくにカルシウムとビタミンDを意識して摂取することが重要です。 石灰沈着性腱板炎の痛みを和らげる方法は? 石灰沈着性腱板炎の痛みを和らげる方法には、医療機関での治療と自宅でできる対処法があります。 急性期の激痛には医療機関での適切な治療が最も重要ですが、以下の方法も痛みの軽減に役立ちます。 三角巾やアームスリングによる肩の安静 冷湿布やアイシングによる炎症の抑制 市販の鎮痛剤の適切な使用 無理のない範囲での軽いストレッチ 正しい姿勢の維持 十分な休息と睡眠 ただし、激痛が続く場合や症状が悪化する場合は、自己判断での対処は避け、必ず医療機関を受診してください。 適切な診断と治療により、より効果的な痛みの管理が可能です。 石灰沈着性腱板炎は手術せずに治せる? 石灰沈着性腱板炎の多くは、手術をしなくても治療できます。 実際に、大部分の患者さまは保存療法や体外衝撃波治療などの手術以外の治療法で症状の改善が期待できます。 手術が必要になるのは、保存的治療で効果が得られない場合や、石灰が大きくなった場合に限られます。 薬物療法による炎症・痛みの管理 理学療法による機能回復 体外衝撃波治療による石灰の分解 注射療法による局所的な治療 再生医療による組織修復の促進 近年の治療では再生医療という新たな選択肢も登場しており、手術を避けながら治療を受けられます。 石灰沈着性腱板炎の症状が疑われる場合は早期の医療機関受診が重要 石灰沈着性腱板炎は、肩の腱板に石灰が蓄積して炎症を起こし、強い痛みを引き起こす疾患です。 突然の激しい痛みや夜間の痛み、肩の動きの制限がある場合は、石灰沈着性腱板炎の可能性があります。 石灰沈着性腱板炎は放置すると症状が悪化したり慢性化したりする恐れがあるため、肩の痛みや違和感を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。 適切な診断と治療により、日常生活の質を改善し、痛みのない生活を取り戻すことができます。 「石灰沈着性腱板炎を早く治したい」「手術せずに肩の痛みを治療したい」という方は、先端医療である再生医療をご検討ください。 再生医療について詳しく知りたい方は、当院「リペアセルクリニック」へお気軽にご相談ください。
2020.05.15







