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- 再生治療
人工股関節でも介護の仕事を続けたい方が注意すべきこととは 介護職に従事、その後、膝関節を痛めて人工股関節置換術という手術をした後であっても「介護の仕事を続けていきたい」という方はおられますか?介護の仕事は、移動の介助など肉体労働もあるため、さぞ不安に思われているのではないでしょうか。 そこで、人工股関節についての解説と合わせて、人工関節の術後、介護の仕事に復帰または行うことができるのか?という点をふまえて、その注意点などについてみていきましょう。 人工股関節とは 股関節に病気がある場合、人工股関節が適用される場合があります。「足の付け根が痛い」「靴下がはきづらい」「足の長さが左右で違う」などの症状が出現し、整形外科に受診することで、股関節の病気が見つかります。 股関節の代表的な病気は「変形性股関節症」、「大腿骨頭壊死症」、「関節リウマチ」などになります。 これらの病気に保存療法をおこなったにも関わらず十分な効果が得られない場合があります。その場合に「人工股関節置換術」という手術がおこなわれます。人工股関節置換術そのものは手術というリスクはあるものの、再び歩行を可能にするために有効な治療法です。 人工股関節で介護の仕事はできるが、注意点を守ること 人工股関節の手術をした後、介護の仕事は可能です。 しかし、股関節に負担がかかる動作は制限があるので、可能な仕事と、不可能なやってはいけない仕事に分かれます。人工股関節の独特の注意点があるからです。そこで日常の生活を行うにおいての注意点と介護の仕事の注意点について、分けて説明しましょう。 人工関節後:日常生活の注意点とは ・重労働と激しい運動は避けましょう ・座る場合は椅子を使用し、臥床時はベッドの利用がおすすめ ・正座は可能ですが女性座り、とんび座り等は避けましょう。脱臼の原因になります ・歯科治療の際には、歯科医師に人工関節であることを伝えておくと安心です → 感染予防のために抗生物質の投与をおこなう場合もあります ・定期的な通院は必ず守ることが大切、レントゲン検査で人工股関節の状態を確認します。 人工関節後:介護の仕事を行う上での注意点とは ・立ち仕事は、特に制限はありません ・しゃがみ動作や、屈み動作に気をつければ可能です ・重いものを持つ動作は股関節に負担をかけることがあります ・また全介助を必要とするトイレ介助や移動介助なども、股関節に負担がかかります ・入浴介助は、しゃがみ動作や屈み動作が多い介助なので、軽介助の方を介助しましょう ・人工関節の耐用年数は、約20年と考えられています。体重の増加や肉体労働などによる負荷にて、 耐用年数が短くなる場合があります ・介護の仕事を続けるなら股関節に負担の少ない、軽介助の介護が望ましいです。 まとめ・人工股関節でも介護の仕事を続けたい方が注意すべきこととは 人工股関節について、介護の仕事の継続のこと、注意点について紹介しました。人工股関節の場合は、介護の仕事は出来ますが、制限が生じます。そのことをふまえた上で、股関節の病気は自分に合った治療法を選択することが大切です。 近年は、再生医療による治療を選択することも可能です。この治療は、患者さんの負担を抑えることができ、副作用も少なく済む治療法として注目を集めています。股関節の病気の治療法のひとつとして、再生医療を選択することも検討してみると良いでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2021.01.15 -
- ひざ
- 再生治療
運送業で膝痛になるのは長時間の運転が原因か?その改善方法について ネット化が進む昨今、ネット配達数も増え、それに伴い運送業も多忙化しています。 そして、運送業で働く人の中には、膝痛に悩まされている人もいるのではないでしょうか? 今回は、運送業で膝痛になる原因や改善方法について紹介します。 運送業と膝痛の関係は? 運送業で働く人は、重い荷物の上げ下ろしはもちろんのこと、場合によっては長時間、同じ姿勢で運転を強いられることがあります。 長時間の運転は、重い荷物の運搬によりも膝の関節に負担がかかり、関節の損傷や軟骨のすり減りを招くと言われています。また運送業の人の場合、長時間の同じ姿勢が筋肉の固まりを引き起こし、筋肉のコリとなるので、膝痛を発症することもあるのです。 さらに、運送業というお仕事では、事故を起こさないように…という心理的なストレスが自律神経を緊張させ、より筋肉や血管を硬くしてしまい、血流が悪くなることもあります。 結果、膝痛などの関節の痛みにつながってしまいます。 運送業で膝痛にならないようにするには? 運送業という職業は、膝痛になりやすい職業の1つであると言えますが、予防法はあります。 まず、荷物の上げ下ろしをするときは、しっかりとしゃがんで全身の力を使い、荷物を運ぶようにしましょう。 また、こまめにストレッチやマッサージをするのが膝痛の改善に有効な場合もあります。 さらには、サポーターやテーピングを用いて膝関節を補強、固定するのも良いでしょう。 運送業で膝痛になったら医療機関を受診しよう! 運送業で、膝痛になってしまったという場合、マッサージやサポーターなどのセルフケアで症状が治まればよいですが、もし膝痛が続く場合は、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。 医療機関を受診して関節の変形や軟骨のすり減りが一定以上進んでしまっていた場合は、骨切り術や人工関節置換術のような外科的手段を取る必要がある場合もあります。 また、再生医療も治療の選択肢とすることもできます。 再生医療は、自身の細胞を用いて関節破壊や損傷を修復し、症状の進行を抑える新しい治療法で、近年大きな注目を集めています。 自身の細胞を使用するため、拒絶反応などのリスクも少なく、手術よりも体への負担が軽いというメリットがあります。 まとめ・運送業で膝痛になるのは長時間の運転が原因か?その改善方法について 運送業における膝痛は、荷物の運搬や長時間同じ姿勢を強要される運転などが原因と考えられます。 マッサージやストレッチ、サポーターやテーピングでの補強が有効な場合もありますが、正しいやり方を知るため、また、症状を悪化させないためにも早めの受診をおススメします。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2020.07.22 -
- ひざ
- 再生治療
膝が痛くなる!畑仕事をしていると場合の原因と対策法 畑仕事をしていると膝が痛い、立ち上がりやしゃがむときにつらい…というようなことはありませんか? 「年のせいかな?」「年も年だから仕方がない!」などと、膝が痛いのに畑仕事を頑張り、病院に行かないままでいると、どんどん症状が悪化してしまうかもしれません。今回は、「畑仕事をしていると膝が痛い」という症状が出る場合、その原因や対処法について紹介します。 畑仕事をしていると膝が痛いのはなぜ?原因は? 畑仕事をしているとき膝が痛い場合、「畑仕事そのものが膝の痛みの原因なのかな?」と思う人もいるかもしれません。しかし、「膝が痛い」という症状が出る原因は、畑仕事に限ったことではなく、いろいろあります。 膝が痛い症状の原因とは? 膝に限らず、関節は加齢によって痛みが出やすくなります。特に膝の関節は、日常生活の中で歩くだけでも負担がかかっていますから、年齢を重ねると「膝が痛い」という症状を訴える人もたくさんいます。 畑仕事を長年続けてきたという人の場合、さらに膝には大きな負担がかかっています。畑仕事では重いものを持ったり、腰をかがめて中腰になったり、同じ姿勢のままでいることも多い仕事です。また、頻繁な屈伸運動が膝に負担をかけるので、膝が痛みやすくなるのです。 膝の痛みの原因は医療機関で診断してもらいましょう! 痛みがあるのに我慢をしていてはいけません。畑仕事をしていて膝が痛いのであれば、医療機関を受診し、診察を受けてください。そうすることで、痛みの原因が分かります。 痛みの原因が分かれば、治療法も見つかりますから、つらい痛みを改善できるでしょう。 畑仕事で膝が痛い…畑仕事のやり方を見直そう! 畑仕事をすると膝が痛いという場合は、畑仕事のやり方を見直すことで、症状が緩和できることもあります。例えば、畑仕事をおこなう姿勢や履いている靴を見直し、物を持ち上げるときに立ったまま持ち上げようとせずゆっくりとしゃがんで持ち上げるようにするなどです。 あなたに合ったサイズの靴を履き、足全体をサポートする靴にすることで膝や股関節への負担が軽くなります。クッション性の高い中敷きも敷くようにすると、さらに足にかかる負担が軽くなるでしょう。 畑仕事をすると膝が痛い!治療法は? 膝の痛みの原因はさまざまですが、軽度であれば安静にする、運動療法をするなどによって痛みの緩和ができることもあります。病院を受診し、膝の痛みの原因が関節周辺の筋力不足のせいだと言われたら、筋力トレーニングやマッサージ、ストレッチをおこないましょう。 筋肉をつけることによって、筋肉が関節をサポートするので痛みが軽減します。ただし、急に過度の筋力トレーニングを行うと逆効果になってしまうため、少しつらいかな、という程度の筋力トレーニングを毎日継続して行うようにしてください。 トレーニング方法についても、医療機関の医師などに指導を受けると良いでしょう。 手術を検討しなければならないことも… 「畑仕事をすると膝が痛いのは、きっと年のせい…」などと思って頑張りすぎてしまうと、関節に変形や軟骨のすり減りが起きてしまうことがあります。一度生じた損傷は自然治癒することはほぼないので、医師の指導の下、運動療法や薬物療法をおこなうだけでなく、外科的手術を検討しなければならなくなることもあります。 膝が痛いとき…再生医療という選択肢もある! 近年、注目を集めている再生医療によって、関節の痛みを軽減する効果が期待できます。 再生医療では、自身の細胞を用いて関節の修復を図るため、副作用のリスクも少なく、身体にも大きな負担がかかりません。また、手術に比べると治療期間も短期間で済むというメリットもあります。 再生医療に興味のある人は、専門のクリニックでご相談ください。 まとめ・膝が痛くなる!畑仕事をしていると場合の原因と対策法 畑仕事をすると膝が痛い…というのは、単に年のせいではない可能性があります。ですから、痛みは我慢せず、早めに医療機関を受診し、痛みの原因を診断してもらいましょう。そうすることで、痛みを緩和できる可能性が高くなります。 また、膝の痛みを改善するための方法として、再生医療という治療法も選択できます。再生医療については、どこの医療機関でも受けられるというものではないので、専門のクリニックでご相談くださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2020.07.20 -
- 再生治療
股関節の痛みの原因は立ち仕事!?痛みを緩和するための方法 重い荷物の運搬作業や美容師、農家など立ち仕事をしていると、「股関節が痛い!」ということや、股関節の違和感を覚えたりすることがあると思います。 「脚の付け根が歩くと痛い」「しゃがめない」「靴下が履きにくい」などの症状が出ます。 これらの症状の原因となる疾患や股関節の痛みの悪化を防止する対策、痛みを緩和する治療法についてご紹介します。 立ち仕事が原因で股関節が痛いのはどんな病気? 股関節は、体重を支えるだけでなく、「立つ」「歩く」「座る」など日常生活の基本動作を司る要となっている関節です。 立ち仕事は股関節に過度な負担がかかるので「変形性股関節症」になりやすいと考えられています。 股関節には軟骨があり、この病気になると軟骨が少しずつすり減ってしまいます。そのため、股関節に痛みが生じたり、歩行障害が現れることもあるので注意が必要です。 立ち仕事だけでなく、肥満や股関節に負担のかかるスポーツも、この病気になりやすいです。 股関節の痛みの悪化を防止するために心掛けること 4 つ 日常生活の中で、股関節へ負担がかからないように気を付けることについて、4項目にまとめました。 1.体重管理 体重の増加は、股関節への負担をさらに大きくします。自分の適正体重を保つようにしましょう。 2.適度な運動 股関節の可動域を広げる運動は、血流が良くなります。無理のない程度に行うようにしましょう。痛みが強いときは、運動は控えるようにします。 3.冷えの注意 腰回りが冷えると、股関節の痛みも増強します。暖かい服装で過ごし、入浴はシャワーだけで終わらせず湯船につかる習慣をつけましょう。 4.生活スタイルの改善 股関節への負担が少ない、ベッドや椅子での生活がおすすめです。 股関節の痛みを緩和する治療法 3 つの治療法があります。それぞれ、説明していきます。 ①薬物療法 痛み止めの薬を服用します。股関節の痛みを緩和する治療で、根本的な治療ではありません。 ②運動療法 適度な運動により股関節のまわりの筋肉を強化し、股関節の変形の進行を抑える療法です。 適切ではない運動は痛みを増強させるので、医師や理学療法士の指導の元、ストレッチなどを行います。痛みの緩和にもつながります。 ③手術療法 症状の改善がみられない場合に、手術を検討することもあります。手術は 2 種類あり、自分の骨を活用する骨切術、関節の変形が進んでいる段階ならば人工股関節手術が主に選択されます。 まとめ・股関節の痛みの原因は立ち仕事!?痛みを緩和するための方法 立ち仕事により股関節に痛みが生じる疾患は、変形性股関節症が考えられます。痛みを増強させないためのポイントや痛みを緩和する治療法について紹介しました。 症状が悪化する前に予防することや自分に合った治療法を選ぶことも大切です。 近年は再生医療による治療を選択することもできます。この治療法は、スポーツ医療でも多く用いられています。患者さんの負担を抑えることができ、副作用も少ないため、注目を集めています。 変形性股関節症の治療のひとつとして、再生医療について検討してみることも良いでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2020.07.19 -
- ひざ
- 再生治療
その膝の痛みは、X脚ではなく反張膝かもしれません!? 「反張膝が痛みの原因になる」という話を聞いたことはありますか?膝の痛みの原因は数多くありますが、この反張膝もそのひとつです。聞いたことがないという方も、膝に痛みがあるのであれば、もしかしたら既に反張膝なのかもしれません。 今回は、膝の痛みの原因になる反張膝について解説していきます。 膝が痛い!痛みの原因はX脚ではなく反張膝だった? 少し耳慣れない言葉かもしれませんが、反張膝は膝の痛みの原因の1つです。 反張膝とは、足を横から見たときに後ろに弓のように曲がってしまっている膝変形のことです。「X脚」を心配して病院を受診する方の中にはこの反張膝である方がいます。 反張膝の原因としては、生まれつきや大腿骨に外傷を受けて変形したことなどが考えられます。また、膝が反るような力の入れ方を続けることでも反張膝を招くことがあります。 さらに、脳卒中などの脳疾患で麻痺が残った方も、姿勢が後ろに倒れ気味になることで膝の関節が伸びてしまい、反張膝となる場合があります。反張膝では、膝の関節が過度に伸び切った状態にあるため、より大きな負担がかかり、痛みの原因になります。 また、重心が後ろに傾いてしまうため、骨盤を前傾させてバランスを取り、その結果膝関節や足部の変形をもたらしてしまうこともあります。 このように、反張膝は膝だけでなく、股関節の痛みの原因になることもある病気なのです。 反張膝のつらい痛みの原因を改善する方法 反張膝を改善する方法はあるのでしょうか?まずは反張膝となってしまっている原因を知るために、早めに受診することが大切です。反張膝の状態にある期間が長いほど、膝の変形や靭帯の損傷などの可能性も高くなります。 もし、姿勢の崩れや、筋力不足であれば、医師など専門家の指導を受けながら自分でセルフケアを行うことで反張膝による痛みの改善がみられる場合もあります。 また、サポーターを装着してリハビリを行うのも有効です。サポーターをすることで、膝が反るのを防ぐことができ、リハビリで筋肉のバランスが改善します。すると、痛みの原因となる膝への負担も減るため、反張膝に効果的です。 しかし、生まれつきの骨の変形がある、すでに関節が損傷してしまっているというような場合は、自分で修復することは不可能です。そのようなときは外科的手術が行われる場合もあります。骨を削って関節同士のかみ合わせを良くし、過伸展がおきないよう調整する手術を行います。 反張膝、つらい痛みの治療は再生医療という選択肢 膝の痛みの原因になる「反張膝」は、再生医療で治療するという選択肢もあります。再生医療では、自身の細胞を用いて関節の修復をはかるため、拒絶反応などの危険性が少なく、体への負担も最小限に抑えながら治療することができます。 まとめ・その膝の痛みは、X脚ではなく反張膝かもしれません!? 反張膝は膝だけでなく、股関節の痛みの原因ともなる場合があります。そして、反張膝である期間が長ければ長いほど、関節の変形や損傷も大きくなってしまうため、早めの受診が推奨されます。 治療法もさまざまですが、近年は再生医療に注目が集まっています。再生医療に興味をお持ちの方は、専門のクリニックに相談してみてください。以上、反張膝は膝の痛みの原因になるの?改善方法はある?について記させて頂きました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.07.18 -
- 再生治療
- 幹細胞治療
健康診断などで「脂肪肝」という言葉を聞いたことがあるかも人は多いと思います。しかし、何となく不健康なイメージがあると思いますが、具体的に何がどうなっているのか知っているという人は少ないのではないでしょうか。 そこで今回は、脂肪肝の数値や症状などについて解説します。 脂肪肝について詳しく知ることで、病気の発生や悪化のリスクを減らしていきましょう。 こちらもご参照ください 脂肪肝の数値 過去に受けたことのある健康診断(血液検査)の結果が手元にある場合は、リストに掲載されている項目の中から「AST」「ALT」という項目を探してください。 ・AST(GOT):基準値7~38IU/L ・ALT(GPT):基準値4~44IU/L 上記の数値を越えている場合、疑われる病気の1つとして「脂肪肝」が挙げられます(その他にも肝炎や肝硬変なども含まれる)。 また、脂肪肝とは直接関係しない数値ですが「BMI」という数値があり、これは肥満指数を表していてBMI≧25だと肥満であると診断されるのです。 肥満と診断された人の2~3割ほどに、脂肪肝の疑いがあるとされています。 脂肪肝の症状とは? 病気の初期症状を見極めることで予防や症状の進行を抑えるといったアクションを起こせるものですが、厄介なことに脂肪肝は初期の段階では目立った症状がないのです。 ある程度、症状が進行すると「疲れやすくなる」「ボーっとする」「腹部に違和感を覚える」などの症状を自覚することがありますが、前述の通りこれはあくまでも「症状が進行している状態」であるため、原因となっている生活習慣などの改善が難しいという側面があります。 そのため、定期的な健康診断を受けて、肝臓の数値をチェックすることが大切です。 脂肪肝の治療法と再生医療 脂肪肝の治療法としては、原因となっている生活習慣を改善することで症状の進行を抑えることができますが、現状の肝臓の状態を治療するための治療にはなりません。 肝臓の状態をそのままにすると、次第に「肝硬変」や「肝臓がん」といった状態に進行する可能性があり、場合によっては命に関わることもあります。 そこで注目されているのが「再生医療」という治療法です。 再生医療は「幹細胞」を利用することで脂肪により弱っている肝機能を改善できる可能性があります。 患者さんによって治療効果には個人差が見られますが、従来の治療法では見出すことのできなかった「弱った肝臓の再生」という可能性を見出せる再生医療は、一考の価値があると言えます。 まとめ 脂肪肝は数値から見ることができる可能性はあるものの、自覚症状は目立つものではなく、気づかないうちに症状が大きく進行している可能性があります。 健康診断をきちんと受けて、肝臓の数値をチェックし、脂肪肝になっていないか診断してもらうようにしましょう。 近年は、従来の治療法では改善することの難しかった脂肪肝の症状を、再生医療で改善する再生医療という治療法があります。個人差はありますが、肝機能の回復を図りたいのであれば、この再生医療を検討してみる価値は大いにあると言えます。
2020.07.18 -
- 再生治療
足をあげると股関節が痛い!その原因と対処法について 動き始めや段差があるときに股関節付近に痛みを感じる、小さいころからあぐらがかけないなど、身に覚えがある方は知らず知らずのうちに股関節を酷使している可能性があります。 足をあげると股関節が痛い!という場合の原因と対処法をみていきましょう。 足をあげると股関節が痛い!原因は? 足をあげると股関節が痛い原因としては、関節炎があります。 本来股関節は骨盤のくぼみに大腿骨の骨頭にはまり込む形になっており、その接触面に軟骨がありクッションの役割をしてくれています。 軟骨は耐久性がありますが、加齢や先天性疾患による摩耗などですりへっていきます。 すりへると骨同士がぶつかり合うようになり炎症を起こし、その結果痛みが生じるのです。 痛みがでるときはどうやって対処すれば良い? まずは、自分で対処したいという方は生活のなかに以下のことを取り入れてみましょう。 ①股関節周囲の筋肉を強化する 関節周囲の筋肉を鍛えることで支える力が大きくなるため関節の負担も減り、痛みの緩和が期待できます。 ②トイレは洋式、正座ではなく椅子に座る 股関節を大きく屈曲する必要のある和式トイレや正座などの行動は、股関節への負担も大きいです。洋式トイレの使用や椅子に座るようにすることで、股関節の負担を軽減できます。 ③水中で運動する 水中は浮力が生じるため関節の負担も少なくなります。股関節周囲の筋肉強化のためにプール内での歩行なども効果的です。 ④医師の処方に基づいて内服薬をもらう 自己判断での鎮痛剤の使用は危険です。必ず医師の処方のもとで内服するようにしましょう。 鎮痛剤を飲めば痛みはなくなるからと長期間放置すると、症状が進行し手術が必要なまでに進行してしまう可能性があります。 まとめ・足をあげると股関節が痛い!その原因と対処法について 足をあげると股関節が痛い変形性股関節症はひどくなると手術が必要のなる病気の1つです。従来の人工関節置換や骨切り術は手術の侵襲も大きく、日常生活に戻るには2~3カ月はかかると想定されています。 再生医療では、低侵襲で自身の幹細胞を利用して軟骨の回復を期待できる治療法もあります。侵襲の大きい治療はしたくないという方は、再生医療も治療の選択肢にいれてみてはどうでしょうか? 日々の生活で適度な運動を行うことは関節以外の病気の予防にもなります。いつもとおかしいと思ったらすぐに受診するようにし、自己判断での様子観察はやめましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.07.16 -
- 再生治療
中華料理の料理人の多くが悩む腱鞘炎とは 4000年以上の歴史がある中国料理を調理する人の仕事は、一日中立ちっぱなしであったり、大きな重い鍋を長時間持ったりするなど丈夫な身体と体力が必要です。そんな中国料理の料理人のなかで多くの人が悩まされているのが腱鞘炎です。 今回は、腱鞘炎のばね指とドケルバン腱鞘炎の症状や原因、治療方法などについて紹介します。 腱鞘炎で悩む中華料理の料理人が多い? 腱鞘炎は親指や手首を動かした時に指の付け根や手首に痛みや腫れが出る疾患です。腱鞘とは、筋肉と骨をつなぐ役割を果たしている腱をトンネルのように包んでいるもので、腱鞘によって腱を滑らかに動かしています。 しかし、腕を酷使していると腱鞘と腱がこすれ合って炎症を起こしてしまい痛みや腫れが生じます。よって、仕事で大きな鍋を扱ったりして腕を酷使することが多い中華料理の料理人は腱鞘炎を起こしやすいのです。 中華料理の料理人に多い「ばね指」と「ドケルバン腱鞘炎」について 中華料理の料理人が発症する腱鞘炎で多いのが「ばね指」と「ドケルバン腱鞘炎」です。 ばね指とは 指の酷使などで腱鞘に炎症が起きて、腱鞘が厚くなることで指の曲げ伸ばしの際に痛みが生じたり、引っ掛かったりするタイプの腱鞘炎です。症状が悪化すると関節が硬くなって(拘縮)指が動かしにくくなってしまいます。 ドケルバン腱鞘炎とは 親指の伸ばす働きがある腱が炎症を起こし、痛みが生じるタイプの腱鞘炎で、親指を動かす際に手関節の親指の付け根付近に痛みが生じます。 中華料理の料理人が悩む腱鞘炎の治療方法 腱鞘炎の治療方法は、症状の度合いによって異なります。症状が軽度の場合は炎症を抑える塗り薬や、湿布などによる薬物療法や、超音波治療による温熱療法、ストレッチなどの運動療法などで治療をします。 症状が中度の場合は、ステロイド注射を腱鞘内にすることもあります。ただし、ステロイド注射は大きな効果が期待できるものの、腱を弱くしてしまうという副作用があるため頻繁におこなうことはできません。 ステロイド注射をおこなっても症状が繰り返されるという場合は、腱鞘を切開する手術が検討されます。手術自体は複雑ではなく日帰りで済ませることができますが、術後は関節の痛みや指の伸びにくさなどがあり、リハビリが必要です。 まとめ/中華の料理人に多い腱鞘炎 中国料理の料理人多くが悩まされている腱鞘炎のばね指とドケルバン腱鞘炎の症状や原因、治療方法などについて紹介しました。 腱鞘炎を始め、関節のトラブルで一般的な治療を受けても改善できない場合、再生医療による治療という選択肢もあります。手術を回避する選択肢を探している人は再生医療による治療を検討してみるのも良いでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2020.07.13 -
- 再生治療
人工股関節に置換えても保育士として働きたい!生活上の注意点を解説! 人工股関節に置換すると生活での動作が制限されてしまいます。関節置換を行っても保育士として働き続けるためには、どのようなことに気を付ける必要があるのでしょうか? 保育士が人工股関節に置換する必要があるのはどんな場合? 保育士の仕事は立ったり座ったりの動作が多くなります。「関節置換を行うのは高齢の人」という印象をもっている方も多いですが、若い年齢層でも、保育士などの職業についている人で、人工関節置換を余儀なくさせる方がいます。 先天性股関節脱臼を患っている方は、若くして変形性股関節症となることがあり手術療法を選ぶしかない状況になることもあります。 この動作をすると脱臼の可能性あり!生活での注意点は? 人工関節は、本来人間が持っている関節に近しいものになっていますがすべての動作に対応するのは難しく、一定の動作で脱臼を起こしてしまう可能性があります。 保育士で人工股関節に置換した場合、子どもを相手に仕事をするため、しゃがむなどの動作が必要となりますが、どのようなことに注意すればよいのでしょうか? ①正座のように股関節を深く曲げない 子どもの話を聞くときにしゃがんで目線を合わせるという姿勢が必要ですが、脱臼の危険性があるので椅子に座った状態で話すようにすることをおすすめします。 これは園にも相談して働き方を検討してもらうほうが、周囲の理解も得られるためよいでしょう。トンビ座り・横座りも避ける必要があります。 ②椅子に座った状態でも前かがみにならない これも同様の理由で脱臼の危険性があります。股関節を90度以上曲げないようにしましょう。 ③両手で重いものをもたない ④床拭きなどはしない など、気を付ける必要があります。ポイントは深くしゃがんだり、股関節を大きく曲げる必要なる行動を避けることです。それ以外の行動であれば日常生活でそう簡単に脱臼はしません。軽いスポーツも推奨されているので、子どもと遊ぶことも可能です。 まとめ・人工股関節に置換えても保育士として働きたい!生活上の注意点を解説! 変形股関節症などで若くして人工関節置換をうける方もいます。若い保育士のほかにも定年を迎えていない年齢であれば、うまく人工関節と付き合いながら仕事をする必要があります。 変形性股関節症のメジャーな治療法は人工置換や骨切り術ですが、近年再生医療で幹細胞を利用した治療もでてきています。自分の細胞を用いて軟骨の修復などを期待できる治療法です。 そのため、人工物を体内に留置する必要がないので、これから治療を受ける方は検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2020.07.12 -
- 再生治療
- 肝疾患
肝臓の病気と血液検査の数値!数値が上がる病気と、その数値を下げるために 肝臓の病気は、血液検査をきっかけに知ることが多いです。今回は肝臓の病気と血液検査の数値について解説します。 数値を下げることが病気の改善の指標になります。どのような数値があるのかを知っておくことで、肝臓の病気を知る一歩になるでしょう。 肝臓の数値が上がる病気って?下げることはできるの? 肝臓は人体の中で最も大きな臓器です。大人の肝臓は 1 ~ 1.5 ㎏という重さで、私たちの体の代謝や解毒、免疫機能といった重要な役割を担っています。そんな肝臓ですが、沈黙の臓器ともいわれ、病気になっても自覚症状がなかなか出ないのが特徴です。 肝臓の病気が見つかるきっかけで多いのが、健診や人間ドックです。血液検査を行い、肝臓に関する数値も調べるのですが、ここで数値が上がっていれば肝臓の病気を疑います。 また、他の病気を調べていて偶然見つかったということもあります。 これらのことから、肝臓の病気を早期発見して数値を下げるためには、定期的な健診や人間ドックが必要なことがわかります。 肝臓の数値が上がる病気として代表的なものは、肝炎や脂肪肝です。これらの治療では数値を下げることで肝臓の病気の状態を判断していくことになります。 数値を下げるのが治療の指標に!肝臓の病気はどのような数値で見る? 血液検査では肝臓に含まれる酵素の数値から、肝臓の病気を見つけることができます。 ・AST(GOT) ・ALT(GPT) ・γGTP 肝臓の組織の中で多くを占めるのが肝細胞です。 ASTやALTはそんな肝細胞に多く含まれていて、炎症などで肝細胞が壊れるときに血液中に多く流出します。そのため、肝臓の病気で数値が上がるのです。 また、胆管に多く含まれるγGTPも肝炎や脂肪肝の指標になります。 さらには、以下の数値でも肝臓の状態を知ることができます。 ・アルブミン ・総ビリルビン たんぱく質のひとつであるアルブミンがつくられるのは、肝臓だけです。そのため、肝機能が低下すればアルブミンの数値も下がります。 また、総ビリルビンは古い赤血球が壊れるときにできるもので、肝臓の機能の低下によって上昇します。 脂肪肝は、禁酒をしたり生活習慣を改善することで病気の進行を遅らせることができ、肝臓の状態がよくなれば一度上がった数値を下げることもできます。 肝炎や脂肪肝が、肝硬変に進行しないような治療法 肝炎や脂肪肝では、肝臓に関わる血液検査の数値に異常がでます。そこから肝臓の病気に気づくことが多いのですが、気づかずに放っておくと病気が進行して肝硬変や肝細胞がんになってしまうこともあります。 肝硬変は肝臓の組織が繊維化し、それが蓄積することで固くなる病気です。 再生能力に優れた肝臓ですが、重度の肝硬変では元の状態に戻ることができなくなってしまいます。 しかし、そんな肝硬変の治療として近年「再生医療」が注目されています。 再生医療では自己由来幹細胞を静脈注射で肝臓まで送り届けます。幹細胞が繊維化した肝臓の組織を溶解・修復し、肝臓が元の機能を取り戻す可能性を見出すことができます。 まとめ・肝臓の病気と血液検査の数値!数値が上がる病気と、その数値を下げるために 肝炎や脂肪肝といった肝臓の病気は、健診や人間ドックでの血液検査で気づくことも多いです。指標となる数値を下げることで、肝臓の病気の状態が改善したのかを知ることができます。 肝硬変になると肝臓が元の状態に戻ることが難しくなりますが、近年は再生医療による治療法を選択することができます。 再生医療に頼ってみたいという方は、ぜひ、治療を受けることを検討してみてはいかがでしょうか。再生医療は一般的な医療機関で受けることができません。当院は、厚生労働省の認可を受け、多くの症例を有するクリニックです。再生医療に関るご質問などはお気軽にお問い合わせください ご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.07.10 -
- 再生治療
- 肝疾患
- 幹細胞治療
肝臓の再生能力について|肝臓は切除しても再生する? 肝臓は切除しても、時間が経てば再生することを知っている人は多いと思います。 しかし、「肝臓は再生する」とはいっても、何割切除しても大丈夫なのかは心配なところですよね。 今回は、肝臓は何割切除しても大丈夫なのか、肝臓の再生能力についてご紹介します。 肝臓は何割切除できるのか 肝臓がんなどの場合、手術で肝臓を切除することもあります。その場合、肝臓は再生することで知られていますが、何割切除しても大丈夫なのでしょうか。 結論から言うと、肝臓の 7 割を切除しても、約 2 週間で元の重量に戻ると言われています。 半分以上切除しても時間が経てば再生するということは、肝臓の再生機能の高さがわかりますよね。 この再生力の高さから、肝臓の病気では切除という方法を選択できるのです。そして、この再生には肝細胞が大きく関わっています。肝細胞が細胞分裂をし、増殖することで、肝臓が元の重要まで戻ることができるのです。 肝臓の働き 肝臓は、人体最大の代謝機能をもつ臓器として人間の体を支えてくれています。 私たちが口にした食べ物は胃や腸で消化・吸収され、残ったエネルギーは肝臓に蓄えられます。また、アルコールや薬物のような有害物質は肝臓で無害なものに解毒されるのです。 肝臓は、このような重大な働きをしてくれていますが、大きな負荷がかかることもあります。 アルコールの過剰摂取がその代表です。いくら再生機能に優れているとはいえ、長い時間繰り返し解毒をおこなうのは、肝臓にとって大きな負担になります。 また、脂肪や糖分の多い食事は、肝臓に脂肪が蓄積する原因となってしまいます。 肝臓は再生する!ただし再生できない肝臓の病気には注意を 肝臓は 7 割切除しても再生できますが、肝臓の病気の中でも再生できないケースも何割かあります。 再生できない肝臓の病気とは、肝硬変です。肝硬変とは、肝臓が繊維化して固くなった状態で、再生力に優れた肝臓でも、肝硬変になると元の状態に戻ることが難しくなってしまいます。 損傷した肝臓の細胞は再生できないばかりか、本来の肝臓の機能も低下してしまいます。 そんな肝硬変はいきなり繊維化するのではなく、脂肪肝や肝炎といった病気が進展することで起こるものです。 脂肪肝や肝炎の、何割が肝硬変になる? それでは、脂肪肝や肝炎の何割が肝硬変になるのでしょうか。 まず、肝臓に脂肪が蓄積することで起こる脂肪肝ですが、肥満の人の 2 ~ 3 割に脂肪肝が見られます。アルコールの過剰摂取が脂肪肝の原因の多くを占めていましたが、近年食生活の欧米化によってアルコールを飲まない人の脂肪肝の割合も増加しています。 アルコールを飲まない人の脂肪肝では、1 割程度の人が脂肪肝炎になり、さらに進むと肝硬変になります。 また、ウイルス性肝炎のひとつであるC型肝炎の場合、7 割が慢性肝炎となり、進行すると 20~30年という長い時間を経て肝硬変になってしまいます。 時間がたっても再生できない…という状態にならないようにするには、定期的に健診を受け、肝臓の病気の早期発見につなげることをおすすめします。 肝硬変を治療できる最先端の「再生医療」という方法もある! 脂肪肝の何割かは肝硬変に進行するため、脂肪肝のうちから治療したいという人も多いでしょう。しかし肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、自覚症状が出ないことが多いです。 そのため、脂肪肝になっていても気づかず、健診や他の病気の検査で偶然見つかったということもあります。 脂肪肝の治療は、生活習慣の見直しが重要です。食生活を改善し、アルコールを摂取する人は禁酒することが勧められます。 しかし、それでも病気が進行してしまったり、発見したときにはすでに肝硬変になっていたということもあります。肝硬変になると肝臓は元の状態に戻ることが難しいです。 そんな肝硬変の治療として注目されているのが「再生医療」です。自己由来幹細胞を用いた再生医療では、静脈注射を用いて幹細胞を肝臓に送り届けます。 幹細胞が傷ついた細胞を見つけ、繊維化した組織を溶解・修復させてくれます。これによって、肝硬変の状態から元の肝臓に戻すことが期待されているのです。 まとめ・肝臓の再生能力について|肝臓は切除しても再生する? 再生力に優れた肝臓ですが、肝臓に疾患をお持ちの患者様のうち、何割かは再生できない状態になってしまうことがあります。 肝硬変になると元の状態に再生することが難しいです。脂肪肝の何割かは肝硬変に進行するため、脂肪肝のうちに食生活の改善をしていきたいところです。しかしそれでも肝硬変になった場合は、幹細胞を用いた再生医療という方法もあります。 時間がたっても再生しない肝臓の病気になってしまう前に予防をすることも大切ですが、治療については再生医療も選択肢の1つとして検討してみてください。 再生医療の可能性に興味がある、頼ってみたいという方は、まずは、再生医療の専門医にご相談してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.07.09 -
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肝臓の病気に悪い食べ物とは!?今すぐ避けて数値を下げる! 肝臓は、人間が口にした食べ物の影響を大いに受けることをご存じ 予約済み でしょうか。 肝臓に良い食べ物はたくさんありますが、その逆で肝臓に悪い食べ物もあります。食べ物が引き金となり、肝臓の病気を引き起こすこともあるのです。 今回は肝臓の病気と、控えるべき食べ物についてご紹介します。 食べ物が重要!?肝臓が再生できなくなる病気とは? 私たちが口にした食べ物は、胃や腸で消化・吸収されますが、残ったエネルギーは肝臓に蓄えておくことになります。 また、肝臓には解毒機能がありアルコールや薬剤といった物質は解毒され、無害なものにしてから体外へ排出されます。 肝臓の機能を見ると、人間の生命にとって重要な存在である一方で、負担の大きな臓器であることがわかります。肝臓は再生能力に優れた臓器ですが、長期間にわたって負荷がかかると病気になり、再生能力が下がってしまうこともあります。 食べ物が関わる肝臓の病気で有名なのが脂肪肝です。脂肪肝はこれまでアルコールの過剰摂取が原因となると言われてきました。 しかし、近年はアルコールを飲まない人も脂肪肝になることが増えてきました。食生活の欧米化によって脂肪や糖分を多く含んだ食べ物を取るようになったためです。 脂肪肝は自覚症状がないため、気づかずに放置されがちです。しかし、放っておくと肝臓が繊維化して固くなる「肝硬変」に進行する場合もあるので注意が必要です。 一度繊維化した肝臓は再生できず、重症化すると命に関わる腹部静脈瘤や、肝性脳症を引き起こすこともあるのです。 肝臓の病気に悪い食べ物について 肝硬変になると肝臓は再生能力を果たすことができなくなります。肝硬変の根本的な治療法はないため、生活習慣を見直すことで病気を悪化させないようにすることが大切です。 つまり、肝硬変では食べ物に気を付けることや適度な運動が大切です。 また、脂肪肝の状態でも食べ物を見直すことは重要です。生活習慣を見直すことで、肝硬変への進行リスクを抑えることができるのです。 脂肪肝は肝臓に脂肪が蓄積した状態なので、脂肪分や糖分、アルコールによる糖質を控えた食事を心がけてください。 肝臓の病気を患っている場合の、避けたい食べ物や飲み物は以下です。 ・糖質の含まれる、白米 ・果糖の含まれる、果物 ・ショ糖が含まれる、菓子類やジュース ・脂質の多い、肉の脂身、揚げ物、バターなど ・糖質の多い、アルコール類 またバランスの取れた食事も大切です。ビタミンやミネラルが豊富な食べ物も意識して摂取しましょう。 また、アルコールが原因の人は禁酒が必要です。 肝臓が再生能力を取り戻す!?肝硬変の治療に再生医療が期待 これまでの脂肪肝や肝硬変の治療は、食べ物のことなど生活習慣の見直しがメインで根本的な治療はありませんでした。しかし近年、再生医療が肝硬変の治療として期待されています。 再生医療では、自己由来幹細胞を肝臓まで送り届けます。肝臓には直接注射できないため、静脈注射を行います。血流にのって肝臓に届けられた幹細胞は、傷ついた肝細胞を見つけて修復します。繊維化した肝臓を溶解してくれるため、肝臓は元の状態を取り戻すことが期待できるのです。 再生医療で肝臓が元の状態に戻っても食生活の注意は必要です。肝臓に負担のない食べ物を選択し、元気な肝臓を取り戻してください。 まとめ・気を付けたい肝臓の病気に悪い食べ物とは?期待の再生医療 脂肪肝や肝硬変のような肝臓の病気には、食べ物の影響もあります。これらの病気の治療は生活習慣の見直しが基本で、バランスの取れた食事や脂肪・糖質を控えた食べ物を意識する必要があります。 近年肝硬変の治療に幹細胞を用いた再生医療が注目されています。生活習慣の見直しも一緒に行うことで、肝臓が元気な状態を取り戻すことが期待できるでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.07.02