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- 手
- 再生治療
TFCC損傷の原因と最新の再生医療という治療法について TFCCとは、手の小指側にあり、腕の骨と指の骨の間にある三角状の組織で、手関節尺側の安定を担っており、衝撃を和らげるクッションのような役割を担っています。 もし、何もしていないときは痛みがないのに、例えば、ドアノブを回すように手首をひねる行動をすると痛みを感じるのであれば、それはTFCC損傷を起こしている可能性があります。 今回は、このTFCC損傷の原因、そして最新の治療法について解説します。 こちらもご参照ください TFCC損傷の原因は外傷と加齢 TFCC損傷は、「転倒した時に手をつく」「交通事故や自転車で手首をひねる」などが原因となって起こり、痛みは、タオルを絞る、やかんやフライパンなど重い物を持つ、手をつくなどのときに感じます。 TFCC損傷は、スポーツ障害の1つとしても挙げられますし、加齢によりTFCCが変形して損傷を起こし、痛みを発症することもあります。 TFCC損傷の治療 TFCC損傷の治療法としては、まず、手首をできる限り動かさないように、装具やサポーターで固定する方法があります。 同時に、可動域や筋力低下を防止するためのリハビリが行われます。 これらの療法を行っても症状が改善しない場合は、手術が行われ、損傷の程度によって尺骨短縮術や、靭帯再建術が行われます。 TFCC損傷の治療法としては再生医療という選択肢もある! 人間の体には、損傷したり弱ったりしている部分を修復する働きがある幹細胞というものがあります。 そして幹細胞は、臓器や皮膚組織、関節や骨、軟骨、筋肉など、いろいろな細胞に変化します。 再生医療では、幹細胞を体から取り出し培養、損傷部分に注入するという治療法を行います。 結果、培養された幹細胞は修復能力を何千何百万倍にも増幅、損傷している箇所に働きかけて機能を回復させることができるため、TFCC損傷にも効果的なのです。 幹細胞を使用した再生医療の中でも、脂肪由来幹細胞はかなりの効果が期待できます。 実際、骨や軟骨の病気、血管や神経の病気や糖尿病などにも治療効果が出ています。 また、疾病の予防だけでなく体全体の若返りにも効果が見られ、糖尿病や肝臓疾患、ひざや股関節の痛みを治すだけでなく、肌の再生など美容分野でも用いられています。 まとめ・TFCC損傷の原因と最新の再生医療という治療法について 関節の痛みに対して一般的に行われている痛み止めや湿布薬による治療では、症状の緩和はできても根本的完治には至りません。 しかし、手術で体にメスを入れるのに抵抗がある人もいらっしゃることでしょう。 ですが、自分自身の自然治癒力を生かした最先端の治療法「再生医療」であれば、TFCC損傷の治療が可能です。 スポーツや事故、加齢などの原因によりTFCC損傷を起こしてしまい痛みで悩んでいる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2024.02.21 -
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鵞足炎の痛みに自己流マッサージは悪影響!専門医の指導を受けましょう 水泳やランニング、ロードバイクなどで急な膝の痛みに襲われた…それはもしかしたら鵞足炎かもしれません。 鵞足炎の症状を和らげるためにはマッサージが効果的ですが、自己流ではなく専門医や整体師の指導のもとで行うことが大切です。 鵞足炎はマッサージなどで治る? 鵞足炎とは、ランニングやサッカーなどで過度な負担がかかり、鵞足部という膝の内側の部分に炎症を起こす病気です。 オーバーユース(使いすぎ)や、不十分なウォーミングアップ(準備)なども鵞足炎の引き金になります。注意頂きたいのは鵞足炎は一度発症すると再発しやすい厄介な病気で、アスリートにとっては選手生命を脅かしかねない障害になります。 鵞足炎の治療法としては、主に安静やストレッチ、貼り薬、鎮痛剤の内服と併せ、整体師など専門の人にマッサージをしてもらうという方法が挙げられます。 ただ、マッサージでは痛みを和らげる効果を期待することはできますが、根本的に治療という意味では効果は期待できません。 鵞足炎に効果的なマッサージ方法は? 鵞足炎になった際、なんとか自分でマッサージをして少しでも痛みを和らげたいと思うかもしれません。 実のところ鵞足部などを含む内腿をほぐすマッサージや内転筋群のストレッチなどのマッサージ方法は、インターネット上で調べれば種々、たくさん紹介されています。先にも申しました通り、これらを真似て自己判断でむやみにマッサージをすると、さらに症状が悪化する可能性が高くなります。 自己判断でマッサージをせずに必ず病院や整体院などで施術を受ける、もしくはアドバイスをもらうようにしましょう。 マッサージをしても良くならない…再生医療で鵞足炎を治すという選択肢もある 整体院などでマッサージをして、一時的には症状が改善したけれど、また鵞足炎を再発してしまった…。 このように何度も繰り返す鵞足炎にお悩みの場合、再生医療という選択肢も視野に入れてみるといいでしょう。PRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で損傷した組織の修復を促すという再生医療があります。 PRPによる治療は、スポーツ選手が心配になるドーピングには指定されていないため、安心して治療を受けることができます。何より、治療期間が短くて済むために、パフォーマンスを落としにくく、体に負担がかかりにくいといったメリットがあります。 まとめ・鵞足炎の痛みに自己流マッサージは悪影響!専門医の指導を受けましょう つらい痛みを伴う鵞足炎ですが、決して自己判断でマッサージなどをせず、必ず医療機関もしくは整体院などで施術を受けるようにしましょう。自分でマッサージをする場合は、専門医や整体師の指導のもと、行うようにしてくださいね。 また、再発を繰り返す場合や痛みが改善しない場合は、再生医療という新しい治療法で鵞足炎を根本から治すという手段もあります。 自分にあった治療法を選択し、快適なスポーツライフを送りましょう。PRP療法はアスリートに最適な方法です。詳しくは当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.11.30 -
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鵞足炎、繰り返すつらい膝の痛みを防ぐ予防法について 鵞足炎は一度なってしまうと、何度も繰り返しやすいという厄介な特徴があります。しかし、予防法を知ることで発症・再発を抑えることも可能です。今回は鵞足炎の予防法についてご紹介します。 鵞足炎は予防できる! 膝のまわりにある縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉がくっついている部分を鵞足部と言います。この鵞足部に炎症が生じた状態が、鵞足炎です。鵞足炎を発症する主な原因は、ランニングやサッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、水泳などのスポーツで膝に負荷がかることです。 また、運動前のストレッチを疎かにしたりすることなども原因として挙げられます。つまり、運動前のストレチや、ウォーミングアップなどをしっかり行うことで鵞足炎が予防できるとも言えます。 鵞足炎の予防方法について詳しく解説 鵞足炎の主な予防法としては、以下の3つが挙げられます。 十分なストレッチやウォーミングアップを行う 鵞足炎を予防するためには、運動を始める前に十分なウォーミングアップやストレッチを行いましょう。 ストレッチ ウォーミングアップやストレッチを十分に行うことで筋肉が柔軟になり、炎症を起こしにくくなります。特に次の3つのストレッチは簡単に実践することができますので、ぜひ行ってみてください。 1)腸脛靭帯のストレッチ ・両足を伸ばした状態で座り、右足を左足にかける ・かけた右足を立てて、上体を右後方に向けてひねる ・これを両方行う 2)内転筋のストレッチ ・あぐらをかくような姿勢になり、両足の裏をくっつける ・ゆっくりと無理のない範囲で両膝を床に向かって押す 3)大腿四頭筋のストレッチ ・両足を伸ばした状態で座り、左の脛を床につけるような形で折り曲げる ・そのまま上体を少し後ろに倒す。これを両方行う アイシングを行う 運動後、特に膝に負担をかけるような動きや態勢をとった後は、しっかりと鵞足部付近をアイシングしましょう。15分程度が目安です。 フォームを見直す ウォーミングアップやストレッチも非常に重要ですが、運動中のフォームを見直すというのも鵞足炎の予防には欠かせません。不適切なフォームのまま運動を続けると、想像以上の負担がひざに集中します。定期的に自分のフォームを見直してみましょう。 予防しても鵞足炎が再発する…そんなときは? どんなに鵞足炎を予防しようと気を付けても発症することがありますし、鵞足炎は再発しやすいため、再発を繰り返してしまう人もいます。特にスポーツ選手などにとって体の故障は選手生命の命取りとも言えますし、鵞足炎を何度も繰り返してしまうのもつらいものです。 もしも鵞足炎を発症して繰り返す場合、再生医療をという選択肢があります。PRP療法という再生医療であれば、鵞足炎を根本的に治療する効果が期待できます。 PRP療法とは、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で根治するという治療法で、安全性が高く、体への負担が少ないなど、たくさんのメリットがあります。 まとめ・鵞足炎、繰り返すつらい膝の痛みを防ぐ予防法について 選手生命を脅かしかねない鵞足炎は、適切なフォームやストレッチ、ウォーミングアップを行って予防しましょう。それでも発症してしまう、再発を繰り返す場合は、再生医療という選択肢もあります。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。以上、鵞足炎の予防法について記してまいりました。参考にしていただければ幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.04.11 -
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鵞足炎の辛い痛みにはサポーターが効果的!?【選び方や種類について】 陸上選手や、水泳選手、サッカー選手など、激しい運動をする人に起こりやすいのが「鵞足炎」。鵞足炎の辛い痛みを少しでも和らげる手段として手軽に用いることができるのが「サポーター」です。 今回は、鵞足炎になった際のサポーターの選び方と、その種類について解説してまいります。 鵞足炎の治療法は?サポーターは効果があるの? 鵞足炎とは膝の近くにある3つの筋肉が合わさる鵞足という部分に炎症を生じる病気です。 水泳やサッカー、アメリカンフットボールなど、足を回転させるような動きをするスポーツで起こりやすいと言われています。 鵞足炎の治療 鵞足炎の治療は基本的に安静、クーリング、ストレッチや塗り薬・貼り薬を用いることもあります。 また、痛みが強く日常生活での動作に支障をきたす場合、サポーターを装着して痛みを緩和させる方法もあります。 鵞足炎の痛みに効果が期待できるサポーターの種類と選び方 ひとくちにサポーターと言っても、いろいろな種類があり、一長一短といえます。 ▲軟性膝装具(膝サポーター) ドラッグストアやスポーツショップなどで購入できます。膝に巻いたり履いたりするタイプは安価で手に入れやすいですが、補強する作用はあまり期待できません。 ・安価 ・ドラグストア等で手に入れやすい ・補強する作用は乏しい 一方、補強機能付きの膝サポーターは少し値段が高いですが、膝を安定させることができるので、ある程度の痛みを緩和する効果が期待できます。 ▲硬性膝装具 膝関節の安定性が最も高く、重症例でも高い除痛効果が期待できます。 しかし、整形外科で義肢装具士に作成してもらわなければならず、値段も高いものが多いです。また、装具自体が重く、装着が難しいという難点もあります。 ・高価 ・整形外科等でのオーダー ・重く、装着が困難 鵞足炎に効果的なサポーターとは? 鵞足炎の重症度にもよりますが、鵞足炎の痛みを和らげる目的で、手軽に使えるものとしては、補強機能付きの膝サポーターが一番有効だといえます。特に膝の横ブレを抑えるサポーターだと効果が期待できます。 ・補強機能付きの膝サポーター ・膝の横ブレをおさえるものが有効 サポーターで鵞足炎の痛みを緩和できない…再生医療という選択肢! サポーターをしてもなかなか鵞足炎の痛みが治まらない…日常生活にも支障をきたしてしまう…。そんな時は、再生医療という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を直接患部に注射し、血小板のもつ修復作用で病気を根治するという治療法があります。 ドーピングにも指定されていないため、スポーツ選手でも安心して行うことができます。また、入院や手術の必要もないので気軽に治療を行えるという点も魅力のひとつです。 まとめ・鵞足炎の辛い痛みにはサポーターが効果的!?【選び方や種類について】 少しでも鵞足炎の痛みを和らげたい、日常生活への支障を軽減したいという方にはサポーターを活用するというのも選択肢のひとつです。担当医と相談して自分の症状に合ったサポーターを選んでみるのも良いでしょう。 また、再生医療で鵞足炎を治すという新しい治療法もあります。自分にあった治療法を選んで、辛い鵞足炎と向き合いましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.12.06 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝の内側に痛み!鵞足炎ならズキズキと痛んで歩けないことがあります 運動後に急に膝の内側がズキズキと痛んで歩けない…というとき、もしかしたら「鵞足炎」を発症しているかもしれません。 今回は、鵞足炎の症状や原因、治療方法などについて解説します。 歩けない程の膝の痛みは鵞足炎の可能性? サッカーやマラソン、ラグビー、水泳など、足を内転させる動きをするスポーツで発症しやすい鵞足炎。膝の近くにある縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉がくっついている部分が炎症を起こすことで発症する病気です。 原因としては、足を内側にひねる動きやオーバーユース、不十分なストレッチやウォーミングアップが挙げられます。 また、誤ったフォームなどで膝に大きな負担がかかる状態も鵞足炎につながります。 運動の最中、急に膝の内側に歩けない程の痛みを感じたり腫れたりした場合は、鵞足炎の可能性があります。 鵞足炎で歩けない場合の対処法 鵞足炎は膝の内側にズキズキとした大きな痛みを生じます。特に階段を上がったり下りたりするときに痛みが強くなる傾向があり、酷い人では歩くことも困難になる場合がある程です。 鵞足炎で痛みが強く、歩けない場合は以下の対処法があります。 湿布を貼る 湿布などの貼り薬を貼って痛みを緩和させる方法があります。湿布の中でも特に非ステロイド抗炎症薬は炎症を抑える効果や痛みを緩和させる効果が高いです。 サポーターをする 痛くて歩けない場合、サポーターを活用するというのも良いでしょう。ドラッグストアやスポーツ用品店に行くと、補強機能付きタイプのサポーターが販売されています。お値段は少し高いですが、膝が横方向にぶれるのを抑えてくれ、痛みを軽減する効果が期待できます。 歩けないほどの鵞足炎の痛みには再生医療という選択肢も! 鵞足炎のせいで痛くて歩けない…そうなってしまうと、運動どころか日常生活にも支障をきたしてしまい、非常に悩ましい事態になってしまいます。 もしも鵞足炎を発症して繰り返す場合、再生医療をという治療を選択するのも良いでしょう。 PRP療法という再生医療では、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射して、血小板のもつ修復作用でケガや病気を根治するという治療法です。 再生医療は入院治療を必要とせず、日帰りで受けることができますし、自分の血液を使った治療のため安全性が高く、副作用のリスクが少なく済むというメリットがあります。 まとめ・膝の内側に痛み!鵞足炎はズキズキと痛んで歩けないことがあります 鵞足炎を発症し、歩けない程の痛みを生じた場合でも、さまざまな対処法があり、近年は、再生医療という方法で鵞足炎を根本的に治すという治療法にも注目が集まっています。 痛みを感じたら、まずは専門医を受診し、自分にあった治療法を選択してくださいね。 再生医療は、通常のクリニックや病院で受けることができません。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門クリニックとして多くの症例を有します。ご質問、ご相談などはお気軽にお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.08.25 -
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- 再生治療
ロードバイクで鵞足炎の可能性!膝の痛みがあるなら疑うべき ロードバイクで気持ちよく颯爽と駆け抜ける中、急に膝の痛みが…。その痛みは、もしかすると鵞足炎かもしれません。今回はロードバイクで鵞足炎になるのかについて、また、鵞足炎の症状や原因について解説します。 ロードバイクで膝の痛み…鵞足炎を発症することもある 久しぶりにロードバイクを楽しんでいたら、膝に痛みが…。という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。そして、その痛みは鵞足炎かもしれません。 鵞足炎とは、膝を取り巻く3つの筋肉が合わさる鵞足という部分に炎症を生じる病気で、内側に膝を曲げたりするようなスポーツにより、過度な負荷がかかることによって起こります。 そして、ロードバイクでは、誤ったフォームによる膝への過度な負担が引き金となって、鵞足炎を発症するケースがあります。 ロードバイクで鵞足炎にならないようにするには? 鵞足炎はウォーミングアップが足りない、オーバートレーニングなどが原因の1つになります。ロードバイクだけでなく、スポーツなど体を動かす前には十分なストレッチやウォーミングアップが必要不可欠です。 また、ロードバイクの誤ったフォームとして、つま先が外側に向いてしまう、膝を内向きにして漕いでしまうという2つが挙げられます。このようなフォームでロードバイクを続けると、疲れが溜まりやすいですし、疲れがたまると、フォームへの意識が疎かになることがあります。 ロードバイクでは、きちんとしたフォームが大事!自分のフォームを見つめなおしましょう。 繰り返す鵞足炎の痛みでロードバイクが楽しめない!再生医療という最新療法 鵞足炎は一度発症すると何度も再発しやすい病気です。せっかくロードバイクを楽しんでいても、再発が怖い、痛みがあってロードバイクすら乗れないという方は、再生医療という治療法を検討してみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自分の血液から取り出した血小板を濃縮し、その液体を直接患部に注射して血小板のもつ修復作用で病気を治すという治療法があります。 入院や手術の必要もありませんし、体に負担がかかりにくいというメリットもあります。 まとめ・ロードバイクで鵞足炎の可能性!膝の痛みがあるなら疑うべき 鵞足炎は予防をすることができる病気ですが、完全に発症を防ぐということはできません。ロードバイクが趣味という方には、膝の痛みは致命的な症状と言えるでしょう。鵞足炎を発症しないためにも、十分なウォーミングアップと適切なフォームの見直しをこころがけましょう。 また、何度も鵞足炎を繰り返すという方は再生医療という治療を選択するのも1つの選択ですよ。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2022.11.30 -
- 再生治療
- 腱板損傷
- 肩
肩腱板損傷の症状|力が入らないことについて、その原因や治療法を解説 肩腱板損傷になると、いろいろなつらい症状が出てきますが、思うように力が入らないというのも代表的な症状の1つです。思うように力が入らないというのは非常に不便ですし、力の加減がうまくいかないので想像以上にストレスがたまりますよね。 そこで、今回は肩腱板損傷で力が入らない!という人に向けて、その原因や五十肩との違い、治療方法について解説します。 肩腱板損傷になるきっかけ【原因】とは? 肩腱板損傷は肩を強くぶつけてしまったり、転倒したりといったアクシデントがきっかけになることもあります。ぶつけてしまった後などに力が入らないという症状が出てきたら、そのアクシデントが原因かなと推測することもできるかもしれません。 しかし、野球やテニスなどのスポーツでの反復動作がきっかけになることもありますし、洗濯物を干すときや重い物を持ち上げるときの反復動作がきっかけになることもあります。 日常でそのような反復動作をすることはあまりないという人でも、老化が進むと肩甲骨の骨の突起部分(腱峰)の棘が大きくなり、腕を動かしたときに腱板に当たるのがきっかけで発症することもあります。 また、腱板そのものが老化したことが原因になる場合もあるので、自分では原因を推測するのは難しい現状があります。 五十肩と肩腱板損傷の症状の違い 肩腱板損傷と似ているものに「五十肩」があります。腕が上がらなくなったり、腕や肩を動かそうとすると痛みが生じたりといった症状はどちらにもある症状なので、どちらかを自分で判断するのは難しいものです。 しかし、腕に思うように力が入らないという症状は、肩腱板損傷によく見られますが、五十肩にはあまり見られません。つまり、力が入らないというときは肩腱板損傷を疑ってみるべきです。 肩腱板損傷で力が入らない際の治療方法 肩腱板損傷であることが分かった場合、まず、薬や注射、リラクゼーションやストレッチなどで症状を緩和させながら様子を見る保存療法が行われます。 それでも力が入らないなどの症状が続き、回復が見込めない場合は、手術も検討されます。手術方法はいくつかありますが、どれも切開することになり、術後は固定期間とリハビリ期間が必要です。 最近ではこうした手術のほかにも、自分の脂肪にある幹細胞を治療箇所に注入するという再生医療という選択肢もあります。再生医療は治療を受ける人にとって負担が少ない方法として注目を集めています。 https://youtu.be/apIw7ji9cFQ?si=7Ivr3v1CaLbg0Y6j まとめ・肩腱板損傷の症状|力が入らないことについて、その原因や治療法を解説 肩腱板損傷の力が入らないという症状の原因や五十肩との違い、治療法について解説しました。 肩腱板損傷は、自分で思い当たるようなことがなくても力が入らないというようなことになってしまうケースもありますから、症状が悪化する前に医療機関を受診することをおすすめします。 この記事がご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2024.03.27 -
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鵞足炎は、強い痛みが特徴!発症後、その痛みを和らげる方法について サッカーやマラソンをしている人に発症しやすい鵞足炎は、痛みがつらいという特徴があります。 今回は、つらい膝の痛みを伴う鵞足炎の痛みを和らげる方法についてご紹介します。 鵞足炎とは?痛みを和らげる方法について 鵞足炎とは、膝の内側にある鵞足部という3つの筋肉が合わさる部分に炎症を生じるもので、サッカーやマラソン、ラグビー、水泳など、足を内転させる動きをするスポーツや過度な負担で発症しやすい病気です。 また、不十分なウォーミングアップ、オーバーユースなども原因の1つになります。 鵞足炎の痛みを和らげる方法は? 鵞足炎は膝の内側の強い痛みが特徴であるため、痛みをコントロールすることも治療をする上で重要なポイントの1つとなります。 その中でも湿布を貼るという方法が一番簡単で用いられやすく、非ステロイド性抗炎症薬の成分を含む湿布を処方されることが多いです。 この湿布には痛みを緩和する作用があるため、鵞足炎の痛みを和らげる効果が期待できます。 また、アイシングをして炎症を起こしている部分を直接冷やしてあげるというのも良いでしょう。 湿布以外で鵞足炎の痛みを和らげる方法は? 鵞足炎の痛みを和らげる方法で、湿布以外にも簡単に用いることができる方法として、サポーターが挙げられます。 特に補強機能付きのサポーターを用いると、膝の横ブレを軽減することで鵞足部に無理な負担がかかることを抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。 ドラッグストアやスポーツ用品店で購入することができ、簡単に入手することができるというメリットもあります。 さらには、病院で痛み止めの内服薬を処方してもらうというのもひとつの手です。 痛みを和らげるよりも再生医療で鵞足炎を根本的に治す方法 鵞足炎は繰り返して発症することが多いので、繰り返す鵞足炎の痛みを和らげ、ごまかしながら過ごすということにうんざりする人も多いと思います。 そんな時は、再生医療という治療法を検討してみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を直接患部に注射し、血小板のもつ修復作用で病気を根本から治療するという治療法に注目が集まっています。 ドーピングにも指定されていないため、アスリートの方でも安心して治療を受けることができますし、入院や手術の必要もなく、体にも負担が少なくて済むという魅力もあります。 まとめ・鵞足炎は、強い痛みが特徴!発症後、その痛みを和らげる方法について 今回は、鵞足炎の痛みを和らげる方法について紹介しました。 湿布やサポーターなどを活用し、鵞足炎の痛みと上手に付き合っていくことも可能ですが、繰り返す鵞足炎に悩まされているのであれば、最近注目を集めている再生医療という方法を選択してみてはいかがでしょうか。 再生医療は、病院、クリニックなどの通常診療で受けることができません。当院は厚生労働省から認可を受けてた再生医療専門クリニックです。お気軽にお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2022.12.29 -
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膝を使いすぎ鵞足炎になってしまったら、アイシングが効果的! 鵞足炎を発症!そんな時はアイシングが効果的です! サッカーやマラソンをしている人なら誰しもが発症する可能性のある鵞足炎は、アイシングが効果的と言われています。 今回は、鵞足炎とはどのような症状なのか、また、アイシングのやり方についてご紹介します。 鵞足炎とは? 鵞足炎とは、膝を取り巻く3つの筋肉がくっついている部分を鵞足部と言い、この鵞足部に炎症が起きると「鵞足炎」という病気を発症することになります。 主にランニングやサッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、水泳など、足を内側にひねる動きをするスポーツをする人に生じやすい疾患で、膝に負荷をかけすぎる、急な負荷をかける、運動前のストレッチをおろそかにしたりするなどで発症します。 鵞足炎を発症した場合は、急性期であればアイシングが効果的です。その後は鎮痛剤の内服や貼り薬、ストレッチなどを行って治療を行います。 鵞足炎になったときはどこをアイシングするの? 鵞足炎になると、膝の内側に強いズキズキとした痛みを生じます。明らかな腫脹が見られた場合はもちろん、痛みを感じたらまずはすぐに患部を冷やす(アイシングをする)必要があります。速やかに氷を入れた袋や保冷剤などを、膝の内側のでっぱった部分に当て、患部を冷やしてあげましょう。 そして、なるべく早く専門医を受診し、診断・適切な治療を受けるようにしてくださいね。 鵞足炎でアイシングをしても痛みが引かない・再発するときは? 鵞足炎は繰り返しやすいという特徴があります。そのため、ストレッチやアイシングなどを行っても、再び発症してしまう人が少なくありません。 繰り返す鵞足炎を何とかしたいとお考えの場合、再生医療という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。 現在はPRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で根治するという治療法があります。ドーピングにも指定されていないため、アスリートの方たちも安心して治療を行うことができますし、体に負担をかけない治療法として注目を集めています。 まとめ・膝を使いすぎ鵞足炎になってしまったら、アイシングが効果的! スポーツをしている最中に急な膝の内側の痛みに襲われた場合は、鵞足炎を発症しているかもしれません。腫れや熱感・痛みを感じたら、まずはアイシングをし、必ず専門の医療機関を受診してください。 もし、鵞足炎を繰り返してしまう場合は、再生医療という治療の選択肢もあります。入院や手術も不要なので、仕事を長期で休む必要もないという点も魅力のひとつです。自分にあった治療法を探してみてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.12.04 -
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膝靭帯損傷の回復期間!歩けないほどの場合安静で1か月、ただし完全回復は難しい 膝靭帯損傷を起こした直後、歩ける人もいれば、歩けない人もいます。靭帯を損傷したと思った場合、無理は禁物です。まずは安静にして早めに医療機関を受診し、医師の指示を仰ぎましょう。しかし、万が一、歩けない状態の膝靭帯損傷を引き起こしてしまったら、どれぐらいの治療期間が必要か不安ですよね。 今回は、膝靭帯損傷で歩けなくなったら、治療後どのくらいの期間で歩けるようになるのかを紹介します。 膝靭帯損傷で歩けない場合、安静にすれば1カ月程度で歩けることが多い 膝靭帯が断裂した場合、膝関節が抜けたような違和感といった症状がでます。出血のために関節が腫れるなど、歩くことが困難になることも多々あります。ただ、膝靭帯損傷で歩けなくなったとしても、安静にしていれば1ヶ月位してくると腫れや痛みが取れて、普通に歩けるようになっていきます。 膝靭帯損傷から歩けても、完全に治しきるのは難しい 膝靭帯損傷で歩けなくなっても1ヶ月程で歩けるようになると紹介しましたが、これはあくまでも歩けるようになることが前提で、完全に治るわけではありません。 歩けるようになったとしても、膝靭帯損傷の後は、膝関節のゆるみが残ります。膝関節のゆるみは、日常生活においては支障をきたしませんがスポーツをする予定がある人は再び膝靭帯損傷になる可能性があるため手術という選択が必要になります。 膝靭帯損傷の手術後、2~3週間では歩けるようになる 膝靭帯損傷の手術を受けた場合、術後2~3日目から松葉杖で歩く練習を始め、2~3週間程で松葉杖が取れて歩けるようになります。膝関節を動かす訓練も同時に行い、筋力の回復を目指します。 歩けるようになるのは2~3週間ですが、スポーツへ復帰できるまでには、ランニングやジョギングだと術後4ヶ月、完全に復帰できるまでには術後8ヶ月程度は要します。 膝靭帯損傷、スポーツで復帰を目指すなら再生医療 アスリートや、スポーツ選手、それ以外でもスポーツを頻繁に楽しまれたいなら、膝靭帯損傷の手術を受けるという選択肢が一般的です。ただし、手術に抵抗がある人や、より早くスポーツ復帰したい人には、最近注目の再生医療という選択肢があります。 特にアスリートにとって、長期の入院やリハビリ、手術などは選手生命にかかわる問題です。シーズン中はもとより、オフシーズンであっても身体的なパフォーマンスは維持したいどころか、上げたいというアスリートも多くいます。 そんな方たちにとって手術や入院は、何としても避けたいと考えるのは当然です。最初は我慢しながら、そして症状が進み手術を受けて、それでも思うようなパフォーマンスが取れないことで引退に追い込まれる選手は多くいます。 こんなスポーツを生業とするアスリートにこそオススメしたいのが再生医療です。手術を避けて入院もせず、患部の症状を回復させる最新医療だからです。 靭帯損傷は、スポーツ選手にとって大変な致命的ともいえる症状です。 だからこそパフィーマンスはもとより、選手生命を縮めないため、逆に伸ばすためにも再生医療を選択肢として持っていただければと思います。 そうすれば安心してプレーやトレーニングに励むことが可能です。再生医療の治療は少しでも早く治したい人、長期間治療しているのに効果が感じられない人などにも効果が期待できます。 まとめ・膝靭帯損傷の回復期間!歩けないほどの場合安静で1か月、ただし完全回復は難しい 膝靭帯損傷で歩けなくなったとしても、1ヶ月程で歩けるようになるので安心してください。 ただし、スポーツをしている人は、膝靭帯損傷を再発する可能性があるので、手術をすることをおすすめします。手術は身体の負担にもなりますし入院の必要性もあるので、抵抗がある、時間が限られているという人は、再生医療という選択肢も検討してみてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼ スポーツ外傷(筋・腱・靭帯損傷)に対する再生医療 当院の再生医療は、スポーツ選手のパフォーマンスを維持し、選手生命を守ります
最終更新日:2023.09.21 -
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鵞足炎の辛い痛みを改善させたい時の湿布の種類や選び方、貼り方について サッカーやマラソン、水泳、ラグビーなどで大きな負担が膝にかかると発症する鵞足炎。なんとかしてこの辛い痛みを和らげたい…そんな時は湿布が効果的です。 今回は湿布の貼り方、種類、選び方についてご紹介します。 鵞足炎の治療に効果的な湿布の貼り方とは 鵞足とは膝の近くにある縫工筋、薄筋、半腱様筋の3つの筋肉がくっつく部分を指し、ここに大きな負荷がかかることによって炎症が起きます。これが鵞足炎です。 鵞足炎は主に膝を内転させるようなスポーツや飛び跳ねたりすることが多いスポーツで発症しやすいと言われています。 鵞足炎の治療と湿布の貼り方 鵞足炎の治療方法のほとんどは鎮痛剤の内服や貼り薬、そして安静などの対処療法です。なかでも湿布を処方されることが多いと思います。その場合、どんな風にどこに貼ればよいのか悩まれている人もおられるのではないでしょうか。 鵞足とは、膝の内側部分にある出っ張った所がおおまかな目安となります。ここに縦方向に湿布を貼る事で効果を得ることができます。湿布を貼る際に膝にかぶせるように湿布を貼る方がいますが、前述したとおり鵞足部は膝の内側の部分です。当てるところがずれてしまうと十分な効果が得られません。 湿布には大きく分けて3つの成分があり、湿布であれば何でも良いという訳ではありません。いずれにしましても整形外科等、病院を受診し、適切なものを処方してもらい、正しい貼り方の指導を受けましょう。 鵞足 膝の内側、出っ張った部分が目安 貼り方 出っ張った部分を中心に縦方向に貼る 湿布 大きく3種類あるが状態、症状で変化するため医療機関で指示を受けましょう。 鵞足炎に効果的な湿布の種類とは 鵞足炎の場合、急性期は冷湿布を貼り、まずは強い炎症を抑える必要があります。その後の慢性期での痛みには非ステロイド抗炎症薬の湿布を用いて疼痛コントロールをすることが大事です。 湿布の成分について 湿布には大きく分けると3つの成分が用いられています。 ▲サリチル酸メチル(消炎) 植物にも含まれている成分で、昔から消炎効果が知られている成分です。冷湿布・温湿布など厚手のシート状のものが多いです。 ▲カプサイシン(消炎、温感、血流促進、鎮痛) 温湿布のほとんどに含まれている成分です。カプサイシンが表面の血管を刺激し、血流を促進。熱感やヒリヒリとした刺激を与え、感覚神経を麻痺させます。この作用によって、痛みが感じにくくなる効果が期待できます。 ▲非ステロイド抗炎症薬(消炎、鎮痛) インドメタシンやイブプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、フェルビナク、ジクロフェナクなど、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる成分です。消炎効果・鎮痛効果に優れており、痛みを抑える効果が強いです。 湿布を貼っても鵞足炎が治らないときは? 鵞足炎になってしまい、湿布を正しい位置に貼っても痛みが治まらない、何度も鵞足炎を繰り返してしまい痛みに耐えるのが辛い…このような場合は、再生医療という選択肢があります。 現在ではPRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で病気を治すという治療法に注目が集まっています。手術や入院は必要ないので、仕事や練習を長期で休まなくても良いという利点があります。 まとめ・鵞足炎の辛い痛みを和らげたい時の湿布の種類や選び方、貼り方について 鵞足炎になってしまったときの湿布の貼り方について紹介しました。 もしも運動中、膝の内側に強い痛みを感じたら、まずは冷湿布を患部に貼り、速やかに病院を受診しましょう。長い期間湿布を貼っても痛みが治まらない、何度も鵞足炎を繰り返してしまうという場合は再生医療を選択することもできますよ。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください ▼PRP治療
最終更新日:2023.12.05 -
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肩の脱臼の症状には【手術なし】で治療可能な再生医療がおすすめ 肩を「脱臼」してしまうと、それが癖になってしまい、脱臼を繰り返す状態に陥ってしまう人もいると思います。脱臼は痛みを伴いますし、とてもつらいですよね。 何より、野球選手をはじめ、スポーツ選手は選手生命を縮めかねません。 そこで、肩の脱臼が癖になってしまう原因と治療法について解説します。また、治療法の 1 つとして検討していただきたい「再生医療」についても紹介します。 野球選手が癖になることもある「肩の脱臼」とは? そもそも「肩の脱臼」とはどのような状態なのかについて解説します。 肩の脱臼とは、上腕骨上部の頭部(上腕骨頭)が、肩甲骨にあるくぼみから外れてしまうこと、いわゆる「肩が外れる」状態のことをいいます。 そして、肩は最も脱臼が発生しやすい部位であり、肩が強い力で関節から前方へ押し出されることで発生します。 外見上は肩がゆがんで見えることもありますし、激しい痛みを伴うことも特徴的な症状です。治療に際しては、鎮痛薬や麻酔薬を投与したうえで、関節を元に戻す処置を行います。 肩の脱臼が癖になってしまう理由とは? 肩の脱臼が癖になる、つまり肩脱臼を繰り返してしまう理由は「関節唇」という部位が深く関わっています。 関節唇とは、肩関節の安定性を保つための重要な組織の 1 つであり、肩甲骨の受け皿の縁を囲んで関節包や靭帯とつながっていますが、肩が脱臼を起こすということは、この関節唇が損傷を起こし、肩甲骨からはがれてしまいます。 そして、脱臼が治ると関節の位置は元に戻るのですが、関節唇は元の状態に戻りません。その結果、本来の関節唇の機能が十分に発揮されず、肩関節の安定性を確保できずに脱臼を繰り返してしまうのです。 肩の脱臼が癖になってしまった場合…その治療法とは? 肩が脱臼を繰り返せば、腕を大きく使う野球への本格的な参加は難しく、早急に治療を受ける必要があります。通常の脱臼であれば手術を必要としませんが、癖になった脱臼(反復性肩関節脱臼)を治療するためには手術が必要になります。 手術は「関節鏡視下手術」と「直視下手術」の 2 種類があり、はがれた関節唇を元の位置に戻す手術を行います。 野球選手の肩の怪我は「再生医療」で治療ができる時代! 関節が外れやすくなると、肩関節や周辺組織の損傷を引き起こしやすくなり、そうなると、脱臼を治療できても肩の症状が残ってしまいます。つまり、脱臼によって引き起こされた関節や周辺組織の治療も必要になります。 骨や腱板などの損傷に対しては保存療法で対処することも多いのですが、治療期間を短縮する方法として「再生医療」が選択肢として挙げられます。 再生医療はスポーツ医療の分野でも注目されており、大掛かりな手術なしで治療期間を短縮できる可能性があり、早期のスポーツ復帰を目指すアスリートにとってメリットの多い治療法です。 まとめ・肩の脱臼の症状に、手術なしで治療可能な再生医療がおすすめ 野球選手が肩の脱臼を繰り返し、癖になっている場合には、早目に治療を受けることをおすすめします。そして、関節周囲にも損傷が及んでいる場合には、治療法の 1 つとして再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。 再生医療は肩の治療期間を短縮できる治療法として活用できますから、できるだけ早期のスポーツ復帰を目指したい人には一考の価値があるといえます。 この記事がご参考になれば幸いです。 こちらも併せてご参照ください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.10.09