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椎間板ヘルニアから介護職に復帰できる?再発防止と現場復帰のポイントを解説

公開日: 2019.11.03
更新日: 2025.06.02

介護の現場では利用者の体を支えた瞬間や前かがみでの移乗・体位変換、重い物を持ち上げたときなど、ふとした動作の中で椎間板ヘルニアを発症してしまうケースも少なくありません。

そんな方の中には、「椎間板ヘルニアを発症してしまったけれど、また介護の現場に戻れるだろうか」「体を使う仕事だから、復職しても再発が心配」と不安を抱えている方もいるでしょう。

しかし、適切な治療とリハビリを経て、職場と連携しながら復帰の準備を整えれば、介護の現場に無理なく戻ることは可能です。

本記事では、椎間板ヘルニアから介護職に復帰するまでの流れを解説しています。

介護職へ復帰する際に注意すべきポイントなども紹介していますので、ぜひ参考にして再発を防ぎながら、長く介護の仕事を続けましょう。

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椎間板ヘルニアから介護職に復帰するまでの流れ

椎間板ヘルニアから介護職に復帰するまでの一般的な流れは、以下の通りです。

  • ①治療
  • ②リハビリテーションの開始
  • ③復職

発症初期は保存療法が中心となり、鎮痛薬などの内服に加え、コルセットの使用や必要に応じて神経ブロック注射などが行われます。

通常は1〜3カ月ほどで痛みやしびれが軽減されるケースが多いですが、改善が見られない・神経障害が強い場合は、ヘルニア摘出術などの手術が検討されます。

症状が安定してきた段階でリハビリを開始し、介護業務に欠かせない移乗介助や中腰姿勢など、腰に負荷がかかる動作に対応できる身体機能の回復を目指した訓練に取り組みます。

症状が安定し医師の許可が出た後は職場復帰の段階に入りますが、いきなり元の勤務形態に戻るのは再発のリスクがあるため、段階的な復帰が望まれます。

椎間板ヘルニアから介護職へ復帰する際に注意すべきポイント

椎間板ヘルニアから介護職へ復帰する際に注意すべきポイントは、以下の通りです。

不安がある場合は、職場の上司や産業医と連携しながら、徐々に業務量を調整することも検討しましょう。

腰に負担をかけない方法で介助を行う

介護職に復帰する際は、日常業務でいかに腰への負担を減らすかが再発予防のポイントになります。

移乗や体位変換といった動作では、姿勢や力の使い方を誤ると腰部に過剰な負担がかかりやすいため注意が必要です。

  • 膝を曲げて腰を落とす姿勢を意識し、腰を丸めない
  • だけで支えようとせず、下半身の筋肉を活用する
  • 引き寄せるように介助することで負荷を分散
  • 反動を使わない

また、利用者ができる範囲で自力で動けるようサポートすることも、介助者の負担軽減に効果的です。

必要に応じて、スライディングボードや電動リフトなどの福祉用具を活用しましょう。

コルセットを活用する

介護職への復職を目指す上で、以下のような効果が期待できるコルセットの活用は腰への負担を軽減する有効な手段です。

  • 過度な前屈やひねりを抑制
  • 腰椎への圧力を分散し、筋肉の緊張を緩和
  • 不意の動作時に痛みの再発や悪化を防止

中腰や持ち上げ動作が多い介護現場において、コルセットは腰椎の安定性を保ち、急な動作による再発リスクを抑えることができます。

長時間立ち仕事が続く日や、腰への負担が大きい移乗介助・入浴介助などの作業時に活用するのがおすすめです。

椎間板ヘルニアの再発を防ぐためにできること

椎間板ヘルニアの再発を防ぐためにできることは、以下の通りです。

椎間板ヘルニアは、適切なケアを怠ると再発しやすい疾患です。

できることから一つずつ取り入れて、再発しにくい身体づくりを目指しましょう。

ストレッチ・体幹トレーニングの習慣化

椎間板ヘルニアの再発予防には、腰まわりの筋力を高め、柔軟性を保つことが重要です。

腰に負担をかけない程度に、以下のようなトレーニングも取り入れてみましょう。

種類

効果

おすすめの運動

体幹トレーニング

・腰を支える筋力を強化

・負担を軽減

・ドローイン
・プランク
・バードドッグ

下半身トレーニング

下半身を鍛えて腰の負担を分散

・ヒップリフト
・レッグプレス
・ウォールシット

また筋肉が硬くなると腰への負担が増し、ヘルニアの再発リスクが高まるので、以下のストレッチを習慣的に取り入れましょう。

  • ハムストリングストレッチ(太もも裏を伸ばす)
  • キャット&カウ(背中を丸めたり反らせたりする動作)

これらは腰回りの緊張をほぐし、血流を改善して回復を促進する効果が期待できます。

ただし、重すぎる負荷や誤ったフォームはかえって腰を悪化させる可能性があるので、無理のない範囲から始めましょう。

休憩・シフト調整で負担を軽減する

椎間板ヘルニアから復帰した介護職の方にとって、勤務時間や業務内容を見直すことも再発リスクを下げるために欠かせない対策の一つです。

復職直後は、体が以前のように動かない・再発する可能性もあるため、以下のように無理なく働ける環境づくりが重要です。

  • 短時間勤務からスタートし、体調に応じて徐々に勤務時間を延ばす
  • 日中にこまめな休憩時間を確保し、腰部への負担が蓄積しないようにする

また、座る・立つ・移動するなど、同じ姿勢を長時間続けないことも大切です。

職場の理解を得ながら、自分の症状や体調に合わせてシフト調整を行うことで、長期的に安定して働き続けることが可能になります。

復帰は3〜6週間ほどかかる可能性がありますので、医師や職場と相談しながら焦らずに復職を目指しましょう。

 

手術を検討する

保存療法やリハビリを続けても症状の改善がみられない場合、椎間板ヘルニアに対する手術療法が検討されます。

椎間板ヘルニアの代表的な手術法と、おおよその入院期間は以下の通りです。

手術名 入院期間の目安
PED法(経皮的髄核摘出術) 数日〜1週間程度
MED法(内視鏡下椎間板摘出術) 4〜7日間程度
LOVE法 2週間程度
脊椎固定術 1〜2週間程度
レーザー手術(PLDD) 1〜2日程度

ただし、すべての患者に手術が適しているわけではなく、年齢や体力、椎間板の状態、仕事への復帰時期などを踏まえ、主治医と相談のうえで慎重に判断することが重要です。

なお、入院や後遺症が心配な方は、手術を伴わない治療法の再生医療も選択肢の一つです。

詳しい治療法については、再生医療を専門とする当院「リペアセルクリニック」にお気軽にお問い合わせください。

ヘルニアのお悩みに対する新しい治療法があります。

【まとめ】椎間板ヘルニアから介護職への復帰は可能!再生医療も選択肢の一つ

椎間板ヘルニアを発症しても、適切な治療とリハビリを行い、職場と連携を取りながら段階的に復帰することで、介護職に戻ることは十分可能です。

再発リスクを抑えるためには、以下のようなポイントを意識しましょう。

  • 腰に負担をかけない介助動作を身につける
  • コルセットや福祉用具を上手に活用する
  • ストレッチや体幹トレーニングを習慣化し、筋力と柔軟性を維持する
  • 無理のないシフト調整や勤務形態を職場と相談する
  • 症状が重い場合は手術の選択肢も検討する

また、入院やメスを使う手術に抵抗がある方にとっては、再生医療という選択肢もあります。

幹細胞や血液成分を用いた治療は、身体への負担が少なく、再発予防も期待できます。

以下の公式LINEから再生医療の詳細について解説していますので、「手術は避けたい」「復職に向けて整えたい」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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