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テニス肘!肘の外側が痛む場合と内側が痛い場合、その違いと注意点 テニス肘とは、主に肘の外側に痛みが起こる病気のことを言います。それが最近では肘の内側に痛みが生じるタイプのものもテニス肘と呼ばれるようになりました。 テニス肘の初期の症状で多少我慢できるからと、プレーするのは避けましょう。肘に痛みを感じたら、プレーは避けて病院等の医療機関で診察を受けてください。無理をしたり、我慢すると治療期間が長くなるだけです。 さて、テニス肘には内側が痛む場合と、外側が痛い場合の2種類があることをご存知でしょうか?内側が痛む場合は、ゴルフ肘とも言われることがあります。外側が痛むテニス肘とはどのような違いがあるのでしょうか?そこで、まずは内側のテニス肘の原因や症状について解説していきます。 肘の内側が痛むテニス肘 内側のテニス肘は、テニスエルボーともいわれ、ゴルフ肘とも言われています。なぜゴルフ肘かと言うと、ゴルフクラブをスイングする動作で肘を痛めた場合と同じ症状が出るためです。 テニスをしている人はもちろん、ゴルフ愛好家にも多い疾患として知られています。正式な名称は「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」というものです。 内側のテニス肘と外側のテニス肘との違い 外側のテニス肘と内側のテニス肘は、発症する要因や痛みの出る箇所が異なります。 まず外側のテニス肘は、上腕骨の外側上顆にある3つの筋肉の収縮が関係しています。運動の際にこれらの筋肉が引き伸ばされながら縮むことで、付着部である外側上顆に強いストレスをかけることになります。 最近はパソコンの使い過ぎで前腕の伸縮筋が緊張状態となり、少しの負担でも肘を痛めてしまう人が増えてきています。一方、内側のテニス肘は手首を手のひら側に曲げる動作で痛みを感じます。 痛みが出ている箇所は肘の内側にある内側上顆という部分です。内側上顆には手首を手のひらのほうに向かって曲げる動作をする時に必要な筋肉が付着しています。 常にテニスのフォアハンドやゴルフのスイングのような動作を繰り返していると、内側上顆に負担がかかります。 テニス肘で肘の内側が痛い場合の注意点 内側のテニス肘を予防するためには、痛みの原因となった動作を避けることです。これは外側のテニス肘の予防法と同じです。内側のテニス肘に限った予防法だと、手首を内側にひねる動作を控えることです。 しばらく安静にしていれば、軽度のテニス肘は痛みが解消します。痛みが引いたらすぐに動作を再開するのではなく、手のストレッチで様子を見ましょう。ストレッチで痛みやしびれを感じなかったら再び動作を行います。くれぐれも痛みがあるのを無視して動かさないように注意してくださいね。 まとめ・テニス肘!肘の外側が痛む場合と内側が痛い場合、その違いと注意点 内側のテニス肘(テニスエルボー)は、痛む箇所は異なりますが基本的な予防法は外側のテニス肘と一緒です。違和感を感じたら、しばらく肘を安静にして休めることが悪化を防ぐポイントです。 安静にしているのに症状が悪化したり、長期的に痛みが出ている場合は、放置しておいても治りません。なるべく重症化する前に整形外科を受診し、治療を受けるようにしましょう。 以上、テニス肘(テニスエルボー)の原因と症状について解説しました。少しでも参考になれば幸いです 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2022.03.11 -
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腕の痛み!肘から下に痛みがある場合の病名と原因その対処法! 日常生活において毎日必ず使わずにおれない身体の部分といえば、足は勿論ですが、手や腕の頻度も高いものがありますね。 近年は、インターネットなどの普及によって、その傾向がより強まっていると言えるでしょう。 今やパソコンやスマートフォンなどの操作を行わない日は無いといえるほどではないでしょうか? 普段、気にすることなくスムーズに動かせている時こそ何も思わないものですが、「ある日突然、腕に痛みが襲ってきた…」という可能性は誰にでもあります。パソコンやスマートフォンが原因になって肘から下の痛みで頭を悩ませている人もおられることでしょう。 パソコンやスマートフォンの操作以外にも手は様々な動きで活用しています。 そこに痛みが生じると、どうしても日常生活に支障をきたしてしまいがちです。そこで今回は、悩みのタネになりがちな腕の痛み…その中でも肘から下の痛みに迫ってみることにしました。 「肘から下の痛み」で考えられる病気 日常使う部分の痛みは、生活に支障をきたし、痛みが耐え難いとなると困るものですが、なぜ肘から下の腕が痛くなるのか気になりませんか? 詳しい原因は病院で診断してもらう必要がありますが、ここで肘から下の腕が痛い原因をいくつか紹介します。 1)肘から下の腕が痛い原因:頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう) 肘から下の痛みのため腕だけが原因と思っている人も多いですが、実は首にある頚椎から痛みを生じている場合があります。 そしてこの首を支えている頚椎の間にはクッション性に優れた椎間板が入っています。 この椎間板ですが、加齢などが原因でクッションとしての役目を果たせなくなってしまうことがあります。 すると骨同士が直接ぶつかってしまい、変形して神経を圧迫した結果、肩の痛みなどからはじまり、腕が痛い原因になってしまうのです。 また、肘から下だけでなく腕全体が痛いと感じる場合には頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)が疑われます。 同じ頚椎で引き起こされている症状ですが、悪化して脊髄を圧迫し続けた結果、排尿障害を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。 2)肘から下の腕が痛い原因:末端神経障害(まったんしんけいしょうがい) 体にはたくさんの神経が通っていますが、腕や肘などが神経を通して命令を受け取る時は、他の神経からの伝達が必要となります。 その伝達を伝えるまでの神経が何かの原因で圧迫されることがあります。 これが腕が痛い原因になったり、肘から下に痛みを感じる原因になります。 また、痛みとして現れるだけでなくしびれとして症状が現れる可能性が大いにあります。 ピリピリとしたしびれや痛みから、ズキズキとした痛みに変化する人も多いようです。 悪化の一途を辿ると、力が入らないといった原因にもなりかねませんので注意してください。 3)肘から下の腕が痛い原因:テニス肘・ゴルフ肘(テニスひじ・ゴルフひじ) その名前からもお分かりの通り、テニスやゴルフといったスポーツを行なっている人が起こしやすい、肘から下の腕に現れる痛みの症状です。 テニス肘の場合には、外側にひねるような動きをした時に痛みを生じ、ゴルフ肘の場合には腕を内側に動作させると痛い場合がほとんどです。 ただ、テニスもゴルフもしていないのに痛みを感じている人も多いのではないでしょうか。 実はこのテニス肘やゴルフ肘は「パソコンやスマホの操作」でも引き起こされます。 スマホやパソコンの操作はITが成長している昨今では当たり前のように行われます。 ただ、手の動きはものすごく複雑でその動きを長時間行なっている人がほとんどです。 つまり、作業を行なっている時にどうしても腕などに負担がかかってしまった結果、肘から下の腕が痛くなる原因となっています。 4)肘から下の腕が痛い原因:腱鞘炎(けんしょうえん) 「腱鞘炎」というと比較的、馴染みのある病名ですね。主に肘から下の手首付近でよく引き起こされる症状の1つです。 手首を動かすためには様々な筋肉や腱を使用していますが、ここに異常が起こり炎症が引き起こされてしまうと腕が痛い原因になります。 また、症状が悪化すると肘から下全体が痛い原因にもなりますので注意が必要です。 5)肘から下の腕が痛い原因:骨折・ヒビ(こっせつ・ひび) 腕または肘から下に対して何か強い衝撃を受けた場合、一番可能性が高いものといえば骨折やヒビなどです。 肘から下には橈骨と尺骨がありますが、このどちらかが骨折していたり、ヒビが入っていると肘から下に痛みを生じます。 誰であっても転倒や何らかの事故など、突然骨折する可能性を秘めています。骨折する場面では強い衝撃があるはずですので痛みも我慢できるものではないでしょう。 原因がわかっているうちに病院を受診するのがおすすめです。 6)肘から下の腕が痛い原因:筋肉痛(きんにくつう) 骨折やひびに対して、何の衝撃も受けていないのに、なぜか突然腕が痛くなってしまった場合…筋肉痛の可能性が考えられます。 普段あまり運動をしていない人が腕などを激しく動かした場合に、筋肉痛として現れる可能性があります。 筋肉痛の場合にも骨折と同様に何かしら身に覚えがあるはずですので、強い痛みでない場合には自宅で安静にしていれば問題ないでしょう。 腕の痛み…受診するべきか迷った時の目安 「肘から下の腕が痛い」といっても痛みの程度はそれぞれですし、病院に行くべきなのか迷っている人も多いはずです。 「この程度なら明日の診療まで我慢するべきか…」「いやもう我慢できない…」などそれぞれだと思いますが、簡単な目安を紹介します。 1)すぐに病院を受診する必要がある場合 病院を受診する必要がある場合の目安は、何といっても痛みが強い場合です。「我慢できないほどの強い痛みがある場合」には我慢することなく、病院を受診すべきです。 肘から下が痛い原因として、強い衝撃を受けた時に骨が折れてしまっている場合があります。また、衝撃を受けた強さがわかる時もあるでしょう。 我慢できないほどの痛みや、ズキズキと痛む時は迷わず病院を受診してください。 ・我慢できないほど痛い:迷わず病院へ行きましょう! 2)明日の診療時間まで様子見できる場合 次に、明日または近日中に病院を受診する様子見の場合は、「安静にしていればそれほどでもなく、動かすと痛い」といった症状がある場合です。「日常生活を送る上で問題がないものの、しびれを感じる場合」にも病院を受診してください。 また、スポーツの習慣がある人や、痛みが慢性化してきたような気がする場合には病院の受診を検討しましょう。 近々強く腕が痛くなってしまうかもしれませんし、肘から下にしびれをきたす可能性もありますので、病院受診の検討はしておきましょう。 ・静にしていればそれほどでもなく、動かすと痛い:放置することなく早めに受診してください ・日常生活を送る上で問題がないものの、しびれを感じる場合:放置せず、早めに受診を! 3)まずは安静にして、気になれば医療機関を受診が必要な場合 腕が痛いのは気になるものの、痛みも短期的で、繰り返していないと感じるようであれば、すぐに病院の受診を行うまでもないかもしれません。まずは症状をみながら安静にしてみましょう。 もし、症状が再び現れてしまったり、何か違和感があれば迷わず病院にて受診しましょう。 ・受診するまでもないと思っても:異常が見られたら迷わず病院へ行きましょう! 肘から下の腕が痛い場合は整形外科へ 実際に様々な原因によって引き起こされる腕の痛みですが、安静にしても痛みが取れない、違和感があるなどの場合は医療機関を受診すべきです。ただ、そうなった場合「何科を受診すべきか…」と、迷ってしまうこともあるはずです。 基本的には「整形外科」に通うのがおすすめです。 しびれや痛み、きっかけなどの総合的な面から「肘から下の腕が痛い原因」を探してくれます。 必要とあらばレントゲンなどを撮影することもあるでしょう。安心して適切な治療を受けることができます。 肘から下の腕が痛い時の対処法 ほとんどの場合、自分で対処するよりも病院を受診する方が早く正確に治療することが可能ですが、痛みが我慢できる程度で、仕事や時間的な面で様子を見てから、という場合もあるはずです。 そんな時に行なって欲しい対処法は、肘から下の腕の痛みに関するストレッチとテーピングの使用です。 1)腕が痛い時の対処法:ストレッチ 寝起きに痛みを感じる場合や、重さを感じる場合は、腕の筋肉が温まっていないことで痛みを感じている可能性があります。 そんな時おすすすめしたいのがストレッチです。 ストレッチは、痛みがひどくなるほど強く、あるいは繰り返して行う必要は全くありません。 あくまで気持ち良いと感じられる程度のストレッチで十分です。 これにより肘から下の腕の痛みが改善する可能性もあります。では、そのやり方を簡単に解説しましょう。 1. 片方の手をまっすぐ前に伸ばし、もう片方の手で指をつかむ 2. 指をつかんだ手を自分のほうにゆっくりと引き寄せます 3. 痛すぎない程度で引っ張るのをやめ、20秒キープ たったこれだけで肘から下の腕の筋肉をほぐすことができます。片方が終わったら反対側も同様に伸ばしてください。血行が促進され冷えている筋肉が少し温まり、稼働させやすくなります。 ただし、痛みがひどい場合には無理してストレッチするのはNGです。 特に骨折やヒビといったレベルの強い衝撃を受けた結果、強い痛みを生じているにも関わらず、ストレッチをするのは逆効果です。 ヒビが入っている場合、最悪の場合、骨折してしまう可能性もあります。 2)腕が痛い時の対処法:テーピング 腕が痛くても作業などで腕を動かさねばならない人は、作業が苦痛になってしまうことでしょう。 そんな時に少しでも補助をしてくれるのがテーピングです。上手に貼ることができれば痛みを軽減したり、動作をスムーズにすることが可能です。 テーピングはとても簡単に貼ることができるのでご紹介しましょう。 1. 肘を曲げ、腕が床と平行になるようにします 2. 親指の付け根から痛みのあるポイントに向けてテーピングを装着 たったこれだけです。ぜひお試しください。 これで肘から下の痛みをサポートすることができるのでおすすめですが、一本テーピングを貼るだけでは腕を可動させた時に剥がれないか不安に感じる人もおられることでしょう。 そんな時は、ブレスレットをはめるかのようにして、テーピングをつけるのがおすすめです。肘を曲げる部分の直前にもテーピングをつけておけば動かしても安心です。 肘の部分に付けなければ、可動域を邪魔することはありませんし、日常生活においても邪魔に感じることはないでしょう。 ただし、テーピングをしても痛みが引かない場合や、痛みが強い場合は病院を受診されるべきでしょう。 身体に優しい再生医療!肘から下の腕の痛みを改善する 気になる肘から下の腕の痛み…早く治療したいなら、病院で受診されることをおすすめします。そして、外的な要因で肘から下に痛みを生じている場合には再生医療という選択肢もああります。 再生医療とは、自分の血液や細胞から成長因子などを取り出し自己治癒力を高めてあげるのが特徴の治療法です。 ・PRP(多血小板血漿)注入治療 ・幹細胞治療(脂肪由来) 再生医療としては、上記の2つの方法を用いた治療を受けることができます。 PRP注入治療は、自分の血液から血小板と成長因子を取り出し再び患部に注入するという治療法で、関節の周りの組織などが修復するのを助けてくれる効果があります。 脂肪幹細胞治療は、自分の脂肪細胞から幹細胞を抽出し培養したものを損傷部位に注入することで痛みや炎症を抑制し、細胞の修復を行うことを可能にするものです。 ちなみに抽出する脂肪細胞は米粒2つ程度のため、体への負担も少ないく、通常の手術や入院が不要という特徴がある治療法となっています。 また、どちらの治療法も自分の血液や細胞を使用するため、拒絶反応が起こりにくく、リスクも低いと言えます。 ただ、PRP注入治療と違い、脂肪幹細胞治療に関しては、どのクリニックでも行えるわけではないのです。 再生医療は、厚生労働省から認可されたクリニックでしか行えません 損傷を根本から治療できる方法として注目を集めている再生医療のうち「幹細胞治療」は、厚生労働省から認可を受けているクリニックでしか治療を行うことができません。 通常の整形外科などでは取り扱うことができないのため、ご注意ください。肘から下の痛みに悩まされ再生医療に期待されるなら、まず私どもにご相談されてはいかがでしょうか。多くの症例を有するクリニックとして有名です。 まとめ・腕の痛み!肘から下に痛みがある場合の病名と原因その対処法! 肘から下の痛みやしびれといった腕全体の違和感などが気になるのであれば、できるだけ早めに病院を受診するのがおすすめです。 早ければ早いほど、たくさんの治療法を検討してもらうことができますし、痛みなどが改善するスピードにも違いがでます。 細菌などで炎症が引き起こされている場合は、再生医療を使用することはできませんが、外的要因であれば再生医療で肘から下の腕が痛い原因を取り去ることも可能です。 再生医療以外にも様々な治療法を提案してもらうことができるので、いち早く受診して快適な毎日を過ごしてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.08.19 -
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テニス肘は無理はせず、安静にすること!安静期間はどの程度必要か テニス肘とは主に45歳以上の人に発症することが多くみられ、進行すると腕が曲がらなくなることもある病気です。 初期のうちであっても動作をする度に痛みを感じるため、好きなことを楽しめなかったり、普段の生活に支障が出たりします。それでも痛みを無視して動作を続けていると、どんどん症状が進行し、悪化してしまいます。 テニス肘の治療には、とにかく安静期間が必要不可欠です。軽度のテニス肘なら、しばらく安静にしていることで症状が緩和することもあります。ただ、その安静期間というのは、どの程度の期間を指すのか…。今回は、テニス肘の安静期間について解説します。 テニス肘には安静期間が必要 テニス肘になると痛みがつらいのですが、それを我慢して動かしてしまう人が少なくありません。 しかし、痛みを感じたら安静期間が必要になります。 テニス肘には必ず痛みの原因となった動作があります。テニス愛好家なら、テニスのボールを打つ動作が原因ですし、日常生活でタオルなどの布を絞る動作が多い人はその時の手の動きが原因となります。 テニス肘は、発症の原因となった動作を行うと痛みが出ますから、その痛みを取り除くには原因となる動作を避け、安静にすることが必要です。 どのくらい安静にしたらいいの? テニス肘になってしまったからと言って、ずっと動かせないのは不便です。ですから、焦ってしまう気持ちも分かりますが、痛みやしびれが引くまでは動かさないようにしないと悪化してしまいます。 つまり、テニス肘の安静期間は痛みやしびれが引くまでです。 痛みが引いたからと言ってすぐに以前と同じ運動をしてはいけません。いきなり以前と同じレベルで動かすのではなく、ストレッチしてみてからというのがポイントです。 テニス肘は再発することも多いです。治ったと思って無理に動かしたら悪化してしまう場合もあるため、注意が必要です。 安静期間後のテニス肘 安静期間を終えても、テニス肘は再び痛み出すこともあります。 動作中に痛みを感じたら一旦その動作を中止し、しばらく安静に。そして、痛みが引いたらストレッチをしてみて、違和感がなければ動かしてみるといった感じで運動を再開するようにしてください。 もしも安静にしていても痛みやしびれといった症状が治まらない時は、症状が悪化し、進行している可能性が高いです。早めに整形外科を受診するようにしてくださいね。 まとめ・テニス肘は無理はせず、安静にすること!安静期間はどの程度必要か テニス肘の安静期間は具体的に安静にする日数が決まっているわけではありません。痛みやしびれがなくなるまでがテニス肘の安静期間です。 そして、痛みがなくなっても急に以前と同じレベルでの運動を再開するのではなく、まずはストレッチから始めるようにして下さい。ずっと動かしていなかったのに、いきなり以前と同じレベルで動かすのは危険です。 また、安静にしていても痛みやしびれなどの不快な症状が続いている場合は、それ以上の悪化を防ぐためにも、なるべく早く医療機関を受診してくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.06.11 -
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テニス肘が進行し重症化すると肘が曲がらず手術の可能性がある テニス肘は、症状が重症化すると手術での治療が必要になる場合があります。手術というと少し大げさな感じがするかもしれませんが、テニス肘は進行すると腕を曲げられなくなることもあるのです。 そうなるとスポーツはもちろん、日常生活にも大きな支障が出てしまいます。そのため症状が進行した患者さんには、手術による治療が勧められています。しかし、どんな手術なのかが分からないと不安ですよね。 そこで今回はテニス肘の手術について解説します。 テニス肘で手術が必要になるのはどのような時? テニス肘は重症化するとなかなか治りません。症状が軽いうちは基本的に保存療法を行いますが、痛みが慢性化して来ると保存療法では効果がありませんから、手術での治療に移行します。 テニス肘は肘を酷使するテニスプレイヤーをはじめ、毎日の生活で重いものを持ち運ぶ人、タオルを絞る動作を頻繁に行う人に発症しやすい病気です。 日常生活の動作で雑巾を絞ったり…は誰でも普段から行う動作です。それがきっかけで手術が必要になるなんてショックだと思います。 ですが、日常生活に支障があるままというわけにはいかないので、信頼できる医療機関を受診し、適切な手術を受けることが必要です。 テニス肘の手術は主に2種類ある テニス肘の治療で行う手術には、2種類の方法があります。1つは関節鏡を用いて行う手術で、もう1つは切開による手術です。 テニス肘の患者さんは、ほとんどが関節鏡を使用した手術で治療を行っています。その理由としては、傷口が小さいため回復が早いことが挙げられます。 関節鏡を使った手術の特徴 関節鏡による手術の場合、傷の小ささと回復の早さが最大のメリットになります。よほど重症でない限り、テニス愛好家を中心とした多くの患者さんはこの方法で手術を行っています。 テニス肘の痛みは、肘の腱が断裂した箇所に上腕骨の外側上顆がぶつかることで生じます。手術では断裂している箇所を削り、骨との衝突を解消します。 テニス肘の手術は全身麻酔で行いますが、術後にギプスを使う必要はなく、手術の翌日からリハビリの開始が可能です。 切開による手術の特徴 切開による手術は上腕骨の外側上顆にある病変部を切除する方法です。局所麻酔での手術が可能という点が特徴的です。 この他にも、筋膜を切開し、筋肉内の圧を下げることで痛みを取り除く治療法、伸筋腱の起始部の切離と必要に応じて関節包・輪状靱帯や滑膜を切除していく治療法もあります。 まとめ・テニス肘が進行し重症化すると肘が曲がらず手術の可能性がある テニス肘の手術方法は、患者さんの症状や痛みの原因、進行具合などを診察で確認し、それぞれに合った術式で行われています。 多くの患者さんは、傷跡が少なく術後の早い回復が見込める関節鏡による手術で治療していますが、肘の状態や症状の進行によっては関節鏡手術が適さないこともあります。 テニス肘が重症化すると手術が必要になりますが、その場合は担当の医師としっかり相談した上で治療方針を決めていきましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.06.11 -
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テニス肘は45歳以上で発症しやすくなる?!重症化を防ぐためにできること テニス肘(テニスエルボー)は重症になると治療にかかる期間も長くなりますし、手術が必要になってしまうこともあります。テニス肘は、テニス以外でも日常生活の動作が原因となって発症することも多い病気のため、患者さんも一定数います。 また、テニス肘の特徴として、45歳以上になると発症しやすくなるという特徴もありますが、この理由は、年齢とともに肘の腱が痛むからです。 テニス肘は、軽い症状のうちに治療したいところですが、重症化してしまう人も少なくありません。今回はテニス肘の重症化を避ける対処法について解説します。 テニス肘が重症になると・・・ テニス肘は「上腕骨外側上課炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」とも言います。 状態としては、肘の外側にある上腕骨外側上顆が過敏になっていることを指し、一般的な呼び名である「テニス肘」は、テニス愛好家に発症する確率が高いことから付いたと言われています。 テニス肘が軽度のうちは動作中に痛みを感じるものの、動作を中断して安静にしていれば痛みがなくなりますが、重症化してしまうと簡単には痛みを取り除くことができなくなります。 痛みが引かない テニス肘は、重症化してしまうとなかなか痛みが引かなくなり、痛む箇所に湿布を貼るなどして対処します。 湿布で応急処置をすると一時的には痛みが引くこともありますが、根本的な痛みの原因が解消されていないため、しばらく経ったらまた痛み出すことが多いです。 このように、一度重症化してしまうと痛みを取り除くのが大変なのです。 テニス肘を重症化させないために テニス肘が重症化するのを避けるには、まず痛みが出る動作をなるべく行わないことが重要です。テニス肘は原因となった動作の反復で重症化します。そのため、原因そのものを避けることが最も有効でしょう。 また、手や指のストレッチをこまめに行うことも大切です。手首周辺の筋肉を日頃から柔らかくほぐしておくのも効果的。そして肘を使った動作を行う際には、テニス肘用のバンド、もしくはサポーターや場合によってはテーピングも有効です。 テニス肘用のバンドやサポーター、テーピングを利用する時には、担当の医師に着け方を確認しておきましょう。いずれにしろ、発症した場合は、放置せず早めに医療機関、病院などで診察を受けて適切な処置やアドバイスを頂くことが重症化させない一番の方法です。 ・医療機関を受診し、診断を受ける ・安静を保つ ・発症した原因となる動作を行わない ・ストレッチを取り入れる ・装具、サポーターやテーピング利用する まとめ・テニス肘は45歳以上で発症しやすくなる?!重症化を防ぐためにできること テニス肘の重症化を避けるには、痛みなどの症状が軽いうちにきちんと医師に診察してもらうこと、手や指のストレッチをこまめに行うことが大切です。 特に45歳以上になると発症するリスクが高くなります。肘周辺に痛みが出たら放置せずに早いうちに対処することが、重症化させないためのポイントになります。テニス肘は、軽度のものであれば数週間で治ることが多い病気ですから、重症化して治療期間が長引くより、軽症のうちに治療したほうがいいですよね。 痛みが出たら早めに整形外科を受診し、治療を始めましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.06.11 -
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テニス肘(上腕骨外側上顆炎)が悪化する原因と悪化しやすい人 テニス肘は悪化してしまうと、とても厄介な病気です。テニスをしている人がかかる病気のように思えるかもしれませんが、実際はテニスを全くしたことがなくても発症する病気なのです。 テニス肘の正式な名称は「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」と言います。重いものやタオルを絞る動作で痛みを感じることが病気の特徴で、放置していても治らない場合はテニス肘が悪化している可能性があります。 今回はテニス肘が悪化するとどうなるのか、また、テニス肘の悪化の原因について解説します。 テニス肘の悪化とは テニス肘は初期のうちは症状が軽いのですが、何らかのきっかけで症状が悪化することがあります。テニス肘が悪化するとどのような症状が出るのでしょうか? テニス肘の症状は、肘に特定の動作をした時に痛みを感じます。痛みの出る箇所が肘のどの辺りかと言うと、腕を組んだ姿勢で肘一番の前に来る骨が出っ張った箇所になります。 初期であれば安静にしていれば痛みも引きますし、放置していても治ることがあります。しかし、悪化している場合は時間が経っても症状が一向に改善しません。痛みが出る動作の種類によっては、日常生活に影響を及ぼすことも少なくありません。 テニス肘が悪化する原因 テニス肘はなぜ悪化してしまうのでしょうか?その原因はテニス肘になるきっかけとなった動作を繰り返していることにあります。例えば、重いものを持つ動作がテニス肘の原因だった人がいるとします。 その人が重いものを持つ動作を反復することで、肘への負担も継続的にかかっていることになり、どんどん悪化してしまうのです。ですから、テニス肘の悪化を避けるには、肘の負担となっている動作を避けることが大切です。 テニス肘が悪化しやすい人 テニス肘には、症状が悪化しやすい人がいます。それはテニス肘の原因となる動作を繰り返す人、そして糖尿病や甲状腺の病気を持つ人です。これらの人は、テニス肘が悪化しやすいので、軽度のテニス肘でも放置しない方が良いです。 症状に気付いたら、なるべく早めに医療機関を受診するよう心掛けましょう。 まとめ・テニス肘(上腕骨外側上顆炎)が悪化する原因と悪化しやすい人 テニス肘はテニス経験とは無関係に、肘に負担のかかる動作を日常的に行っている人がかかる疾患です。また、年齢では45歳以上の人に発症しやすい病気で、悪化すると日常生活に大きな悪影響を及ぼします。 中でも糖尿病や甲状腺の病気にかかっている人は、症状が悪化しやすい傾向がありますから、軽い症状でも肘を使った特定の動作の際違和感や痛みに気が付いたら、放置せず早めに整形外科を受診してください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.06.10