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ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?その治療方法と注意すべき点 ランナー膝をご存知でしょうか。正式には「腸脛靭帯炎」と、なかなか聞きなれない病名です。ランナー膝といったほうが、聞いたことがあるという方が多いかもしれませんね。 今回は、このランナー膝(腸脛靭帯炎)とは一体どんな疾患なのか、詳しくご紹介します。 ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは、 ランニング等による膝の使いすぎから来る「膝に起こる障害」のことです。 膝の屈伸運動を繰り返し行うことで腸脛靭帯が大腿骨外顆(がいか)と擦れ、炎症が起こって痛みが発生します。 マラソンなどの長距離ランナーをはじめ、バスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエなど多岐に渡るスポーツで発症します。 過剰なランニング時間やウォームアップ不足、休養不足、硬い路面や下り坂による負担など、さまざまな要因が発症に結びついています。 どんな症状がでるの? 腸脛靭帯炎とは、膝が痛むというのが基本的な症状です。 痛む箇所は大腿骨外顆周辺、膝の外側で、腸脛靭帯の走行に沿って痛みが出るケースもあります。 初期はランニング後に痛みが発生するのですが、休むと痛みが消失します。 しかし、ランニングを続けていると次第に痛みは増してきて、休んでも簡単に痛みが消失しなくなります。 治療方法について 膝の屈伸運動を繰り返し行うことで発症する腸脛靭帯炎なので、最大の治療方法はランニングや膝に負担が掛かる練習を休止、或いは練習を減らすことが症状緩和につながります。 そして、アイシングや湿布の使用、ストレッチを強化します。 また、スポーツ整形外科を受診し、消炎鎮痛剤の内服や局所注射などの治療を行います。 注意!腸脛靭帯炎ではない場合もある! 腸脛靭帯炎の症状は膝の外側の痛みですが、同じ膝でも「膝の外側の痛み」は腸脛靭帯炎ではありません。 中学生や高校生の場合、疲労骨折が考えられるケースもありますし、中高年なら外側半月板損傷が疑われるケースもあります。 膝の外側の痛みが改善しないようであれば、整形外科をはじめ、スポーツを専門とする病院を受診するようにしましょう。 まとめ・ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?その治療方法と注意すべき点 腸脛靭帯炎とは、ランニングなどで膝屈伸を繰り返すことにより、腸脛靭帯が大腿骨外顆と擦れ、膝外側に痛みが生じる疾患です。 初期は休むことで痛みが取れますが、ランニングを続けていると次第に痛みが増し、休んでも痛みが取れなくなります。 ランニングを休止したり、練習量を軽減したりすることが最大の治療ですが、痛みが治まらない場合はスポーツ整形外科を受診し、痛み止めの服用や注射が必要になる場合もあります。 年齢によっては他の疾患の可能性もあるので、膝の外側の痛みが治まらない場合は、早めに受診して診断してもらうようにしてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.06.10 -
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膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは?痛みの程度で分かる重症度、その治療と予防法 膝蓋腱炎とは、スポーツをしている成長期のお子さんの膝の痛みに多い「ジャンパー膝」とも呼ばれている疾患です。 でも、あまり聞いたことがない病名ですし、どのような病気なのか、治るものなのか…といったことが知りたいという方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、膝蓋腱炎とはどんな疾患なのかについてまとめました。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは? 膝蓋腱炎とは、膝全面の痛みを主とする慢性のスポーツ障害で「ジャンパー膝」とも言われています。 好発年齢は、成長期の12歳~20歳くらい。特に10代のスポーツをする男性に多いです。 また、痛みの程度によって重症度が決められています。 軽症 スポーツはできるが、運動後に痛みが出る。 中等度 運動を始めるときに痛みがあるが、ウォーミングアップで痛みが消失。しかし、運動後に再び痛みが出る。 重症 運動負荷で痛みが出る。痛みが消えないため運動ができない。 最重症 腱や靭帯の断裂があり、運動ができない。 膝蓋腱炎の原因とは? 膝蓋腱炎の原因は、大腿四頭筋の柔軟性の低下が要因の1つとなります。 特に骨の成長が著しい成長期の選手は、骨の成長に対して筋肉の成長が追かない現状があり、結果的に筋肉が硬くなり、膝蓋骨周辺に負担がかかります。 また、選手自身の体力や技術に適さない練習の積み重ねや、足に合わない靴の使用、地面が硬すぎる、或いは柔らかすぎるなどの練習場の環境が合わない練習、不適切な靴、硬すぎたり柔らかすぎたりする練習場の環境が膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の原因になることがあります。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の予防と治療 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の予防は、大腿四頭筋とハムストリングスのストレッチと筋力強化が良いでしょう。 特に身長がぐんぐん伸びる成長期の選手の場合、先ほども触れましたが骨の成長に筋肉の成長が追いていません。そのため、筋肉が硬くなってしまっているので、ストレッチなどを行って柔らかくすることが効果的です。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の症状が軽い場合は、ストレッチと筋力強化をすることで治癒できる場合もあります。 また、運動後10~15分のアイシングにより、炎症を抑えることができ、循環も良くなります。 しかし、ストレッチアやアイシングなどを行っても、症状が改善されない場合、痛みが良くならない場合は、スポーツ専門の整形外科を受診してください。 そして、一定期間運動を休止し、しっかりと治療を受け休養をとることが必要です。 医師による治療を行っても痛みが改善しない場合は、重症化していると考えられるため、整形外科医と相談し手術を受ける、或いはスポーツを諦めるか、どちらかの選択を迫られる場合があります。 まとめ・膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは?痛みの程度で分かる重症度、その治療と予防法 成長期の選手の場合、ただの痛みだと我慢していることも多くあります。 しかし、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)は重症化してしまうとスポーツを続けられなくなる場合もあります。 痛みの症状がある場合はそれ以上悪化させないように、練習を少なめにしたり休むなどの対策をして、しっかり治すことが大切です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.06.10 -
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ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)なら運動は控えて!その原因と予防、治療法 日常的にスポーツをしていて、そんな時に膝に痛みが出るようになり、そんな状態が続いたので診察を受けたところ「ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)」という病名を言われ、日常的に聞かない名前だけに驚いた経験がある方もおられるのではないでしょうか。 今回は、この「大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)」について、どのような症状で、もし発症したらどうすればいいのか、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)とは? 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)の「大腿四頭筋」とは、大腿(太もも)の全面に位置している筋肉(大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋)の4つのことです。 この4つの筋肉の中に膝のおさら「膝蓋骨」があり、このおさらの部分「膝蓋骨」と大腿骨で作られているのが膝蓋大腿関節です。 そして、大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)になると、膝の「おさら」のあたりが痛みます。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の原因とは? 大腿四頭筋腱付着部炎は、大腿四頭筋の柔軟性の低下が要因の一つとなります。 大腿四頭筋腱付着部炎とは、「ジャンパー膝」とも呼ばれていて、サッカーやバレーボール、バスケットなど膝を使うあらゆるスポーツで発症する可能性があります。 例えば、サッカーではボールをキックしたり、ダッシュするような膝の使い方が膝を酷使することになりますし、バレーボールなどのジャンプ動作でも膝に負担がかかります。 つまり、大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)は、膝を酷使することによって起こる「スポーツによる膝の慢性障害(スポーツ障害)」です。 成長期に発症しやすい疾患です! 成長期のスポーツ少年・スポーツ少女の場合、骨の成長に対して筋肉の成長が追い付かない状況があります。そのため、筋肉が硬い状態となり、膝蓋骨周辺に負担が蓄積しやすくなります。 また、選手の体力や技術に合わない練習や足に合わない靴、硬すぎたり柔らかすぎたりする練習場の環境も、ジャンパー膝の原因になります。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の症状とは! ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)は、痛みの程度により、重症度が異なります。 軽症 スポーツは可能ですが、運動後にひざに痛みが出ます。 中等度 スポーツ開始時に痛みがありますが、ウォーミングアップで痛みが消失します。しかし、スポーツ後にまた痛みだします。 重症 運動負荷で痛み、その痛みは消えず、スポーツはできません。 最重症 腱や靭帯の断裂があり、当然スポーツはできません。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の治療法 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)は、ストレッチと筋力強化が一番の予防です。軽傷の場合は、これだけでも治癒することもあるくらいです。また、運動後10~15分にアイシングをするのも効果的です。また湿布なども有効です。 スポーツ前のウォーミングアップ、準備体操、ストレッチは必ず行うようにしましょう。筋肉をほぐし、温めスポーツの動きからくる故障を防ぐことが可能になります。 また、スポーツ後には面倒でもクールダウンのためのストレッチを身体が温かいうちに行いましょう。これだけで筋肉内の疲労物質を排出できる効果を期待できるほか。筋肉の緊張を緩和し、筋肉の柔軟性を取り戻すことが可能になります。その運動が激しければ、激しいほど筋肉の組織は傷つくため、その修復を行う助けになりもます。 このようなスポーツ前後の取組みを通してジャンパー膝を防げるように注意することが予防として大切になります。 ただ、ジャンパー膝で痛みが出てしっまた部分へはテーピングやサポーターなども有効な手段ですが、自己流では逆効果の場合もあります。できるかぎり医療機関にて専門家の指導を受けて効果的に行うようにしましょう。 どうしても痛みが取れない重症な場合は、手術を受けるか、スポーツを諦めるかの選択をしなければならない場合もあります。 まとめ・ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)なら運動は控える!その原因と予防、治療法 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)と診断されても、軽症~中等症の症状であればスポーツの継続は可能です。 しかし、重症化してしまうとスポーツを諦めなければならない状況になるケースもあります。痛みが軽症であっても、その症状を見過ごすことなく、適切な治療を受けてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.06.10 -
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鵞足炎の治療方法と予防、気になる治療期間の目安について 歩くと痛い鵞足炎。鵞足炎による膝の内側の痛み、早く治したいですね。でも、鵞足炎はどのような治療を行うのでしょうか。また、鵞足炎の治療期間はどのくらいなのでしょうか。 今回は、鵞足炎の治療方法や治療期間などについてご紹介します。 鵞足炎の治療について 股関節や足関節の動きが左右均等か、必要以上に筋肉が硬くないかをチェックし、動きの悪さや硬さを感じた時は、すぐに整形外科を受診しましょう。早期に見つけて治療に取り組めむことができれば早く治ります。 痛みを感じるようになって鵞足炎と診断されても、痛み止めやリハビリなどで、比較的短期間に治すこともできますから、とにかく早く治療を始めることが必要です。 こちらもあわせてご覧ください 鵞足炎が治せる!?最新治療について解説 どんな治療をするの? 痛みが生じている部分が、熱を持っていたり張りを感じる場合は、アイシングや超音波治療、電気療法などを行い、炎症症状の軽減、改善を目指します。痛みを感じると、その部分だけでなく周辺の筋肉が緊張してしまいます。なので、膝を曲げる筋肉などのストレッチやアイシングを行います。 その他、消炎剤や鎮痛剤の内服や湿布などの外用剤の併用、緊張して固まった筋肉のマッサージ治療も行われます。 鵞足炎の治療期間 鵞足炎の治療を始めたとして、どのくらいの時間がかかるのでしょうか?鵞足炎の治療期間を見てみましょう。どのくらいの期間がかかるのか確認してみると、残念なことに全ての人が短期間に治るわけではありません。 やはり鵞足炎の症状の度合いや、再発防止のために、どのくらい安静を保つことができるかなどによって鵞足炎の治療期間は異なってきます。鵞足炎の治療が長引いてしまうと、日常生活に支障も出てきます。スポーツ選手は、スポーツができない期間が長引いてしまいます。 鵞足炎は治療ができる疾患ですが、治療期間が長引く可能性もあるため、予防をすること、再発を防ぐことが必要です。 鵞足炎の予防方法 まずはスポーツ選手の場合の予防法を挙げてみます。 ・特に膝を曲げる筋肉のストレッチを、練習前後に十分行う ・練習直後は、20~30分アイシングし、その後温める ・新入生の場合などのランニング距離は、徐々に伸ばすようにする ・シューズ選びを大切にする ・足首の柔軟改善や、正しいフォーム作りを検討する 次に、スポーツをしない人の予防法を挙げます。 ・膝周りなどの筋肉のストレッチを行う ・体重増加を防ぎ、膝に負担をかけないようにする ・足にあった靴を選ぶ、インソールを入れる どちらの場合も、膝の周りなどの筋肉をストレッチし、膝に負担をかけすぎないようにすることが基本で、大切なことが分かります。 まとめ・鵞足炎の治療方法と予防、気になる治療期間の目安について 鵞足炎の治療期間は、短期で済む場合もありますが、症状によっては長期化することもあります。早期に治すためには、早期発見、早期治療が必要ですし、鵞足炎にならないための予防も大切です。 痛みを感じたら放置せずに病院に行くべきです。医療機関でしっかり検査を受けて早期に治療に取り組むことが大切です。また、鵞足炎は再発することがありますから、治ったとしてもストレッチを継続し、再発防止に心がけるようしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 鵞足炎とは?
2019.06.09 -
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長引く鷺足炎を早く治すためにはテーピングなのかストレッチなのか? 鷺足炎が長引くと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。鷺足炎になると、階段の昇り降りがつらい、スポーツに早く復帰したい!どうにかして痛みをとりたいですよね。 でも、痛みを取るには、どうしたらいいのでしょうか? 鷺足炎の治療 鷺足炎の治療で、まず大切なのは膝を安静にすることです。鷺足炎は膝を使いすぎたことによっておこる炎症なので、休ませてあげるのが重要です。 次に、緊張してしまった鷺足周辺の筋肉をほぐしてあげることも大切です。マッサージやストレッチによって筋肉の委縮をほぐし、膝の可動域を広げます。 軽症の場合は、痛みを感じたらアイシングを行う、ストレッチをする程度で治ります。また、塗り薬や貼り薬も効果的ですし、軽症や中等症であれば、スポーツを続けることも可能です。 病院で行われる鷺足炎の治療とは? 病院で鷺足炎の治療を受ける場合は、消炎剤や鎮痛剤の内服、湿布などの外用剤、マッサージやストレッチ、電気療法などの痛み軽減方法が行われています。 また、毎日のストレッチ提案や、インソール、足底板の製作などを行い、足への負担を減らしていきます。 スポーツ選手の鷺足炎は長引く? 鷺足炎は慢性のスポーツ障害の1つです。一度発症すると、繰り返すこともありますから、ストレッチなどの予防を徹底しましょう。もし、発症してしまっても、症状を悪化させて、鷺足炎の治療が長引くようなことは避けたほうが良いです。 鷺足炎の痛みが長引く時は ストレッチやリハビリなどで治療を続けていても、なかなか痛みが取れない場合があります。鷺足炎の痛みが長引く時は、ステロイドと局所麻酔薬を注射することがあります。 しかしながら、ステロイドが腱を痛める恐れがあるため、痛みが強く歩行障害が出てしまっているような場合限定で行うなど、ステロイドは最小限にとどめられています。 鷺足炎の痛みではない場合もあるので長引く場合は注意! 人によりますが、筋肉の過緊張によって伏在神経絞扼性障害を起こすことがあります。 鷺足の少し上の中枢をたたくと放散痛を生じ、筋の痛みだけでは収まらなくなります。そして、鷺足の内側やふくらはぎの内側にしびれを感じるようになり、下肢内側の障害にまで発展することもあります。 ここまでくると、筋肉の炎症が和らいだとしても、神経のしびれはとれません。また、「長引く鷺足炎の痛みだなあ」、などと思っていても、症状が悪化し、変形性膝関節症を併発していることもあります。 そうなるとますます日常生活に支障をきたしますので、しっかりとした治療と予防が必要です。鷺足炎の痛みが長引く場合は、かかりつけの医師にも相談してくださいね。 まとめ・長長引く鷺足炎を早く治すためにはテーピングなのかストレッチなのか? どんな病気にでも言えることですが、痛みは早く取りたいものですよね。鷺足炎にしてもそうです。 日常生活のことを考えると、鷺足炎の痛みが長引くようなことは避けたいものですから、ストレッチやリハビリ、適正体重に戻すなど、膝への負担をできるだけ減らすことが大切です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
2019.06.09 -
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スポーツ選手の鵞足炎と一般人の鵞足炎!膝の内側が痛む原因の違い 歩いている時、運動をしている時に、膝の内側の痛みを感じたら、それは鷺足炎かもしれません。 鷺足炎の原因は、大腿部の3つの筋肉が膝関節の内側に集まって付着している部分が炎症を起こしたためなのですが、どんな時に炎症を起こすのでしょうか。 今回は、鷺足炎の原因について詳しくご紹介します。 スポーツ選手の鷺足炎の原因 鷺足炎は、スポーツ障害の1つとも言われています。 つまり、スポーツ選手に多い病気で、膝の内側に痛みが起こります。特に、ストップ、ターン、スタートダッシュを繰り返すようなサッカー、バスケットボール、ラグビーなどの横に動くことが多いスポーツ選手に見られることが多いです。 膝の屈曲を繰り返すことにより鷺足が脛骨上端とこすれて、炎症を起こすのですが、その原因は、以下のようなものが挙げられます。 鵞足炎の原因(一例) ・ランニングなどで膝に過度な負担がかかる ・ストレッチなど、ウォーミングアップが不足している ・急に長距離を走った ・慣れない新種目なのに、激しいトレーニングを行った ・運動フォームが悪い ・足にあっていない靴を履いている ・柔らか過ぎ、硬すぎなど、練習場の問題 ・X脚やO脚などの骨格異常 スポーツをしていない人の鷺足炎の原因 鷺足炎になるのは、スポーツ選手だけではありません。スポーツをしていなくても、膝を酷使したり負担をかけたりすることによって、鷺足炎は起こります。 ・立ったり座ったりを繰り返し、膝に負担がかかる ・足に合わない靴をはいて歩いたり、運動したりしている ・急に長距離のジョギングを始めた、ストレッチが足りなかった ・加齢に加え、体重が増加し、膝に負担がかかる ・X脚、O脚などの骨格異常 ・変形性膝関節症の合併症 スポーツ選手であっても、そうでない人でも、鷺足炎の原因は膝の酷使、負担をかけることによって起こるのです。 実際に症状が出てしまうと痛みでつらいですから、鷺足炎の原因を取り除くこと、つまり予防が必要です。 鷺足炎の予防 膝にストレスを与えないように運動することが必要です。 しかし、それを意識しながらスポーツや日常生活を送ることは、難しいことだと思います。 したがって、何か運動をしようとする時や、長距離歩くことが分かっている時などは、体のウォーミングアップや、膝の筋肉のストレッチを、事前に十分行うことが大切です。 また、X脚やO脚であれば、膝と足先がまっすぐ前を向くようにするなど、日常から意識して姿勢を矯正したり、靴にインソールを入れたりするなどして対策することも必要です。 まとめ・スポーツ選手の鵞足炎と一般人の鵞足炎!膝の内側が痛む原因の違い 鷺足炎の原因は、膝に負担をかけすぎることです。 特に、スポーツや運動をする場合は、十分な準備体操を行うことが大切。鷺足炎は、慢性化することもあります。そうならないよう予防を心がけてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.06.09 -
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鷺足炎を悪化させると変形性膝関節症になる危険性をご存知ですか 鷺足炎が悪化すると、日常生活に支障をきたすばかりでなく、進行すると変形性膝関節症が起こってしまう危険性があります。 鷺足炎を悪化させないためには、何をする必要があるのでしょうか? 治療方法などを紹介しながら見ていくことにしましょう。 変形性膝関節症とは?詳しくはこちら 鷺足炎が悪化すると大変なことに! 鷺足炎の軽症段階では、歩いた時や運動した時に、膝の内側に少し痛みを感じる程度です。 しかし、これを放置してしまうと、階段の昇り降りが苦痛になったり、強い痛みを感じ始めます。 重症になると、じっとしていても痛みを感じるなど、日常生活に支障をきたすようになります。 また、鷺足炎は、スポーツ障害の1つとも言われています。体の成長が未熟な子どもが、この鷺足炎になってしまうと、将来、膝に問題を抱えることにもなりかねません。 予防を心がけることが大切ですし、もし鷺足炎になってしまったときは、なるべく軽症のうちに治療することが大切です。 鷺足炎の治療 まずは、膝を休めることが大切です。 痛みを感じたら、アイシングをしながら安静にしてください。貼り薬や塗り薬を使用してもよいでしょう。 このケアで症状に改善が見られなければ、病院を受診してくださいね。 痛みを感じる部分に熱や張りを感じる時は、超音波治療や電気療法などを行い、炎症の軽減を図ります。 痛みが和らいだら、膝に負担をかけないようにしながら、太ももの裏側や内側の筋肉のストレッチをします。ス ポーツをする際のフォームづくりや、足首の柔軟性をつける、膝と足がまっすぐ前を向くようにし、階段を昇る時や歩く時は、できるだけ膝と足先が一直線になるように意識づけをする、足の形に合わせたインソールを入れるなども、鷺足炎を悪化させないためには効果的でしょう。 また、鷺足部の緊張が高まっていると、膝関節がねじれます。これは、さらに鷺足炎を悪化させることになりますので、太ももの過度な緊張をほぐし、膝関節の可動域を拡げるマッサージや、ストレッチ、筋力回復などの膝関節機能改善のための治療が行われます。 鷺足部の治療を行っても痛みが引かないときはどうする? 鷺足部の治療を行っても痛みが引かない時には、ステロイドと局所麻酔薬の注射もありますが、ステロイドが腱を痛める恐れがあり、最小限にとどめられています。 また、この痛みは、鷺足炎が悪化したものであったり、鷺足炎が原発とは限らないため、診断は慎重に行われます。 まとめ・鷺足炎を悪化させると変形性膝関節症になる危険性をご存知ですか 鷺足炎を発症しても、軽症や中等症であればスポーツの継続は可能です。 ただし、悪化してしまうと大変なことになってしまう可能性があるため、軽症のうちに治療やリハビリを行うことによって、鷺足炎を悪化させないようにすることが大切です。 また、スポーツをしていなくても、鷺足部になることがあります。その場合も、日常生活に支障をきたすことになる前に治療を受けるようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.06.09 -
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鷺足炎は重症化すると完治が難しくなります!そうなる前の治療をおススメします 膝の内側の痛み、これくらいの痛みなら我慢できると、そのままにしていませんか?鷺足炎を放置しておくと、日常生活に支障をきたすこともあります。 鷺足炎が重症化してしまうと、変形性膝関節症を併発することもあるんです。そのようなことにならないように、早期に治療を開始しましょう。 鷺足炎は10~20代に発症しやすい 膝の痛みというと、中高年や高齢者というイメージがありますが、鷺足炎は10~20代の若者に発症しやすいという特徴があります。 筋肉や神経、骨や腱などが未成熟のうちに激しいスポーツを行うことで、膝に大きな負担がかかってしまうことが原因です。 特に、サッカーやラグビー、マラソンやバスケットボール選手に多く、膝を酷使することにより鷺足炎になってしまうのです。 子どものうちに重症化してしまうと、その後の選手生命を絶たれてしまうということも十分に考えられますから、鷺足炎が重症化する前に、しっかりと治療し、再発予防策を取る必要があります。 スポーツによる膝の慢性障害 鷺足炎は、スポーツをする若者に多く発症することからスポーツ障害の1つと言えます。 スポーツの過度な練習によって、膝に起こる障害は鷺足炎だけでなく、以下のようなものもあります。 ・大腿四頭筋腱付着部炎 ・膝蓋腱炎 上記二つは、ジャンパー膝とも言われています。 ・鷺足炎 ・腸脛靭帯炎 これらの障害は、膝のどの部分で炎症が起こっているかによって、名前がついています。 すべてに共通している原因は、筋力不足や、体の柔軟性不足、過度な練習、不適切な靴や、練習場のコンディションなどです。 そして、膝に相当の負担がかかることによって発症し、無理をし続けることで重症化してしまいます。 鷺足炎が重症化すると… 歩いた時や運動した時に、膝に痛みを感じる程度なら軽症ですが、鷺足の部分が熱を持ったり、違和感があったりすると注意が必要です。 腫れてくるというような症状があれば、鷺足炎が重症化してきている証拠です。 さらに、鷺足炎が重症化すると、動いていない時でも痛みを感じるようになり、日常生活に支障をきたします。特に階段の昇り降りがつらくなりますし、鷺足炎と変形性膝関節症とを併発する例も多いです。 まとめ・ 鷺足炎は重症化すると完治が難しくなります!そうなる前の治療をおススメします 鷺足炎は重症化すると完治が難しくなりますし、新たな病気を併発する可能性もあります。 ですから、鷺足炎の症状を感じたら、なるべく早く病院を受診し、適切な治療を始めることが必要です。 また、スポーツをする10~20代の若者に多い病気ですが、スポーツをしていない人でも、鷺足炎を発症することがあります。 膝は何をするにもとても大切な場所ですから、ストレッチをするなどして疲れをとり、適度に休ませてあげることも必要です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.06.08 -
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鷺足炎とは?なりやすい人とは?セルフケア方法とは 階段の昇り降りや、椅子から立ち上がる時、歩いている時に膝の内側がずきずきと痛むことはありませんか? それは、鷺足炎かもしれません。鷺足炎とは、どのような病気なのでしょうか。 鷺足炎とは? 鷺足とは、ひざの内側に集中してついている筋肉の部分で、膝の曲げ伸ばしに重要な筋肉です。日ごろから、ストレッチをしてこの筋肉を伸ばしておくと良いといわれています。 鷺足炎とは、そのストレッチができていないことで、筋肉が硬くなり、歩行、階段の昇降、椅子から立ち上がる時などに引っ張られることによって炎症を起こし、痛みを感じる病気です。 そのまま放置していると重症になることもあり、じっとしていても痛みを感じ、日常生活に支障をきたします。特に、階段の昇り降りに支障がでます。 鷺足炎になりやすい人とは? 鷺足炎は、特にランナーがなりやすいと言われています。 ランニングする際に、強く膝を曲げ伸ばしすることによって、鷺足周囲の筋腱と膝の内側の骨が摩擦、炎症を起こしやすいからです。 急激なターンやストップを行うサッカー、ラグビーやアメフトなどの横の動きを頻繁にする種目や、慣れない新種目を始めたばかりの人になりやすく、新学年の始まる4月や5月、練習量の増える大会前の時期に見られることが多いです。 スポーツをしていない人も鷺足炎になります。 鷺足炎とは、膝に負担をかけることによって起こるものです。職場において、椅子から立ったり座ったりを繰り返す、趣味でジョギングを始めた、体重が増えた人などは、膝への注意が必要です。 また、変形性膝関節症を患っている高齢者も、鷺足炎を併発することがありますので、注意が必要です。 こちらも併せてご参照ください セルフケアと再発防止 痛みを感じたら、アイシングをし、安静にしましょう。 痛みによって、筋肉が緊張して萎縮し、動かなくなってしまいますから、膝に負担をかけないように、ゆっくりストレッチを行います。 筋肉の疲労を取り除くことが大切ですが、セルフケアによる改善が見られない場合は、病院で診てもらいましょう。 膝に痛みを感じる鷺足炎とは、スポーツをしていなくても起こる炎症です。 日ごろから、ストレッチの習慣をつけるといいでしょう。また、再発防止のためにも、継続してストレッチを行うことが大切です。 まとめ・鷺足炎とは?なりやすい人とは?セルフケア方法とは 階段の昇り降りや、椅子から立ち上がる時、歩いている時に膝の内側がずきずきと痛むことはありませんか? それは、鷺足炎かもしれません。鷺足炎とは、どのような病気なのでしょうか。 鷺足炎とは、膝に負担をかけることによって起こる足の炎症です。 日常の生活に支障きたす前に、治療しましょう。 また、筋肉を柔らかい状態で保つことによって、予防が可能ですから、日ごろから膝に負担をかけないことを意識すること、ストレッチすることが大切です。 慣習:リペアセルクリニック大阪院
2019.06.08