鵞足炎とは?なりやすい人とは?セルフケア方法とは
公開日: 2019.06.08更新日: 2023.12.12
鵞足炎とは?なりやすい人とは?セルフケア方法とは
階段の昇り降りや、椅子から立ち上がる時、歩いている時に膝の内側がずきずきと痛むことはありませんか?
それは、鵞足炎かもしれません。鵞足炎とは、どのような病気なのでしょうか。
鵞足炎とは?
鵞足とは、ひざの内側に集中してついている筋肉の部分で、膝の曲げ伸ばしに重要な筋肉です。日ごろから、ストレッチをしてこの筋肉を伸ばしておくと良いといわれています。
鵞足炎とは、そのストレッチができていないことで、筋肉が硬くなり、歩行、階段の昇降、椅子から立ち上がる時などに引っ張られることによって炎症を起こし、痛みを感じる病気です。
そのまま放置していると重症になることもあり、じっとしていても痛みを感じ、日常生活に支障をきたします。特に、階段の昇り降りに支障がでます。
鵞足炎になりやすい人とは?
鵞足炎は、特にランナーがなりやすいと言われています。
ランニングする際に、強く膝を曲げ伸ばしすることによって、鵞足周囲の筋腱と膝の内側の骨が摩擦、炎症を起こしやすいからです。
急激なターンやストップを行うサッカー、ラグビーやアメフトなどの横の動きを頻繁にする種目や、慣れない新種目を始めたばかりの人になりやすく、新学年の始まる4月や5月、練習量の増える大会前の時期に見られることが多いです。
スポーツをしていない人も鵞足炎になります。
鵞足炎とは、膝に負担をかけることによって起こるものです。職場において、椅子から立ったり座ったりを繰り返す、趣味でジョギングを始めた、体重が増えた人などは、膝への注意が必要です。
また、変形性膝関節症を患っている高齢者も、鵞足炎を併発することがありますので、注意が必要です。
セルフケアと再発防止
痛みを感じたら、アイシングをし、安静にしましょう。
痛みによって、筋肉が緊張して萎縮し、動かなくなってしまいますから、膝に負担をかけないように、ゆっくりストレッチを行います。
筋肉の疲労を取り除くことが大切ですが、セルフケアによる改善が見られない場合は、病院で診てもらいましょう。
膝に痛みを感じる鵞足炎とは、スポーツをしていなくても起こる炎症です。
日ごろから、ストレッチの習慣をつけるといいでしょう。また、再発防止のためにも、継続してストレッチを行うことが大切です。
まとめ・鵞足炎とは?なりやすい人とは?セルフケア方法とは
階段の昇り降りや、椅子から立ち上がる時、歩いている時に膝の内側がずきずきと痛むことはありませんか?
それは、鵞足炎かもしれません。鵞足炎とは、どのような病気なのでしょうか。
鵞足炎とは、膝に負担をかけることによって起こる足の炎症です。
日常の生活に支障きたす前に、治療しましょう。
また、筋肉を柔らかい状態で保つことによって、予防が可能ですから、日ごろから膝に負担をかけないことを意識すること、ストレッチすることが大切です。
慣習:リペアセルクリニック大阪院

監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設