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腕の痛み!肘から下に痛みがある場合の病名と原因その対処法! 日常生活において毎日必ず使わずにおれない身体の部分といえば、足は勿論ですが、手や腕の頻度も高いものがありますね。 近年は、インターネットなどの普及によって、その傾向がより強まっていると言えるでしょう。 今やパソコンやスマートフォンなどの操作を行わない日は無いといえるほどではないでしょうか? 普段、気にすることなくスムーズに動かせている時こそ何も思わないものですが、「ある日突然、腕に痛みが襲ってきた…」という可能性は誰にでもあります。パソコンやスマートフォンが原因になって肘から下の痛みで頭を悩ませている人もおられることでしょう。 パソコンやスマートフォンの操作以外にも手は様々な動きで活用しています。 そこに痛みが生じると、どうしても日常生活に支障をきたしてしまいがちです。そこで今回は、悩みのタネになりがちな腕の痛み…その中でも肘から下の痛みに迫ってみることにしました。 「肘から下の痛み」で考えられる病気 日常使う部分の痛みは、生活に支障をきたし、痛みが耐え難いとなると困るものですが、なぜ肘から下の腕が痛くなるのか気になりませんか? 詳しい原因は病院で診断してもらう必要がありますが、ここで肘から下の腕が痛い原因をいくつか紹介します。 1)肘から下の腕が痛い原因:頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう) 肘から下の痛みのため腕だけが原因と思っている人も多いですが、実は首にある頚椎から痛みを生じている場合があります。 そしてこの首を支えている頚椎の間にはクッション性に優れた椎間板が入っています。 この椎間板ですが、加齢などが原因でクッションとしての役目を果たせなくなってしまうことがあります。 すると骨同士が直接ぶつかってしまい、変形して神経を圧迫した結果、肩の痛みなどからはじまり、腕が痛い原因になってしまうのです。 また、肘から下だけでなく腕全体が痛いと感じる場合には頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)が疑われます。 同じ頚椎で引き起こされている症状ですが、悪化して脊髄を圧迫し続けた結果、排尿障害を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。 2)肘から下の腕が痛い原因:末端神経障害(まったんしんけいしょうがい) 体にはたくさんの神経が通っていますが、腕や肘などが神経を通して命令を受け取る時は、他の神経からの伝達が必要となります。 その伝達を伝えるまでの神経が何かの原因で圧迫されることがあります。 これが腕が痛い原因になったり、肘から下に痛みを感じる原因になります。 また、痛みとして現れるだけでなくしびれとして症状が現れる可能性が大いにあります。 ピリピリとしたしびれや痛みから、ズキズキとした痛みに変化する人も多いようです。 悪化の一途を辿ると、力が入らないといった原因にもなりかねませんので注意してください。 3)肘から下の腕が痛い原因:テニス肘・ゴルフ肘(テニスひじ・ゴルフひじ) その名前からもお分かりの通り、テニスやゴルフといったスポーツを行なっている人が起こしやすい、肘から下の腕に現れる痛みの症状です。 テニス肘の場合には、外側にひねるような動きをした時に痛みを生じ、ゴルフ肘の場合には腕を内側に動作させると痛い場合がほとんどです。 ただ、テニスもゴルフもしていないのに痛みを感じている人も多いのではないでしょうか。 実はこのテニス肘やゴルフ肘は「パソコンやスマホの操作」でも引き起こされます。 スマホやパソコンの操作はITが成長している昨今では当たり前のように行われます。 ただ、手の動きはものすごく複雑でその動きを長時間行なっている人がほとんどです。 つまり、作業を行なっている時にどうしても腕などに負担がかかってしまった結果、肘から下の腕が痛くなる原因となっています。 4)肘から下の腕が痛い原因:腱鞘炎(けんしょうえん) 「腱鞘炎」というと比較的、馴染みのある病名ですね。主に肘から下の手首付近でよく引き起こされる症状の1つです。 手首を動かすためには様々な筋肉や腱を使用していますが、ここに異常が起こり炎症が引き起こされてしまうと腕が痛い原因になります。 また、症状が悪化すると肘から下全体が痛い原因にもなりますので注意が必要です。 5)肘から下の腕が痛い原因:骨折・ヒビ(こっせつ・ひび) 腕または肘から下に対して何か強い衝撃を受けた場合、一番可能性が高いものといえば骨折やヒビなどです。 肘から下には橈骨と尺骨がありますが、このどちらかが骨折していたり、ヒビが入っていると肘から下に痛みを生じます。 誰であっても転倒や何らかの事故など、突然骨折する可能性を秘めています。骨折する場面では強い衝撃があるはずですので痛みも我慢できるものではないでしょう。 原因がわかっているうちに病院を受診するのがおすすめです。 6)肘から下の腕が痛い原因:筋肉痛(きんにくつう) 骨折やひびに対して、何の衝撃も受けていないのに、なぜか突然腕が痛くなってしまった場合…筋肉痛の可能性が考えられます。 普段あまり運動をしていない人が腕などを激しく動かした場合に、筋肉痛として現れる可能性があります。 筋肉痛の場合にも骨折と同様に何かしら身に覚えがあるはずですので、強い痛みでない場合には自宅で安静にしていれば問題ないでしょう。 腕の痛み…受診するべきか迷った時の目安 「肘から下の腕が痛い」といっても痛みの程度はそれぞれですし、病院に行くべきなのか迷っている人も多いはずです。 「この程度なら明日の診療まで我慢するべきか…」「いやもう我慢できない…」などそれぞれだと思いますが、簡単な目安を紹介します。 1)すぐに病院を受診する必要がある場合 病院を受診する必要がある場合の目安は、何といっても痛みが強い場合です。「我慢できないほどの強い痛みがある場合」には我慢することなく、病院を受診すべきです。 肘から下が痛い原因として、強い衝撃を受けた時に骨が折れてしまっている場合があります。また、衝撃を受けた強さがわかる時もあるでしょう。 我慢できないほどの痛みや、ズキズキと痛む時は迷わず病院を受診してください。 ・我慢できないほど痛い:迷わず病院へ行きましょう! 2)明日の診療時間まで様子見できる場合 次に、明日または近日中に病院を受診する様子見の場合は、「安静にしていればそれほどでもなく、動かすと痛い」といった症状がある場合です。「日常生活を送る上で問題がないものの、しびれを感じる場合」にも病院を受診してください。 また、スポーツの習慣がある人や、痛みが慢性化してきたような気がする場合には病院の受診を検討しましょう。 近々強く腕が痛くなってしまうかもしれませんし、肘から下にしびれをきたす可能性もありますので、病院受診の検討はしておきましょう。 ・静にしていればそれほどでもなく、動かすと痛い:放置することなく早めに受診してください ・日常生活を送る上で問題がないものの、しびれを感じる場合:放置せず、早めに受診を! 3)まずは安静にして、気になれば医療機関を受診が必要な場合 腕が痛いのは気になるものの、痛みも短期的で、繰り返していないと感じるようであれば、すぐに病院の受診を行うまでもないかもしれません。まずは症状をみながら安静にしてみましょう。 もし、症状が再び現れてしまったり、何か違和感があれば迷わず病院にて受診しましょう。 ・受診するまでもないと思っても:異常が見られたら迷わず病院へ行きましょう! 肘から下の腕が痛い場合は整形外科へ 実際に様々な原因によって引き起こされる腕の痛みですが、安静にしても痛みが取れない、違和感があるなどの場合は医療機関を受診すべきです。ただ、そうなった場合「何科を受診すべきか…」と、迷ってしまうこともあるはずです。 基本的には「整形外科」に通うのがおすすめです。 しびれや痛み、きっかけなどの総合的な面から「肘から下の腕が痛い原因」を探してくれます。 必要とあらばレントゲンなどを撮影することもあるでしょう。安心して適切な治療を受けることができます。 肘から下の腕が痛い時の対処法 ほとんどの場合、自分で対処するよりも病院を受診する方が早く正確に治療することが可能ですが、痛みが我慢できる程度で、仕事や時間的な面で様子を見てから、という場合もあるはずです。 そんな時に行なって欲しい対処法は、肘から下の腕の痛みに関するストレッチとテーピングの使用です。 1)腕が痛い時の対処法:ストレッチ 寝起きに痛みを感じる場合や、重さを感じる場合は、腕の筋肉が温まっていないことで痛みを感じている可能性があります。 そんな時おすすすめしたいのがストレッチです。 ストレッチは、痛みがひどくなるほど強く、あるいは繰り返して行う必要は全くありません。 あくまで気持ち良いと感じられる程度のストレッチで十分です。 これにより肘から下の腕の痛みが改善する可能性もあります。では、そのやり方を簡単に解説しましょう。 1. 片方の手をまっすぐ前に伸ばし、もう片方の手で指をつかむ 2. 指をつかんだ手を自分のほうにゆっくりと引き寄せます 3. 痛すぎない程度で引っ張るのをやめ、20秒キープ たったこれだけで肘から下の腕の筋肉をほぐすことができます。片方が終わったら反対側も同様に伸ばしてください。血行が促進され冷えている筋肉が少し温まり、稼働させやすくなります。 ただし、痛みがひどい場合には無理してストレッチするのはNGです。 特に骨折やヒビといったレベルの強い衝撃を受けた結果、強い痛みを生じているにも関わらず、ストレッチをするのは逆効果です。 ヒビが入っている場合、最悪の場合、骨折してしまう可能性もあります。 2)腕が痛い時の対処法:テーピング 腕が痛くても作業などで腕を動かさねばならない人は、作業が苦痛になってしまうことでしょう。 そんな時に少しでも補助をしてくれるのがテーピングです。上手に貼ることができれば痛みを軽減したり、動作をスムーズにすることが可能です。 テーピングはとても簡単に貼ることができるのでご紹介しましょう。 1. 肘を曲げ、腕が床と平行になるようにします 2. 親指の付け根から痛みのあるポイントに向けてテーピングを装着 たったこれだけです。ぜひお試しください。 これで肘から下の痛みをサポートすることができるのでおすすめですが、一本テーピングを貼るだけでは腕を可動させた時に剥がれないか不安に感じる人もおられることでしょう。 そんな時は、ブレスレットをはめるかのようにして、テーピングをつけるのがおすすめです。肘を曲げる部分の直前にもテーピングをつけておけば動かしても安心です。 肘の部分に付けなければ、可動域を邪魔することはありませんし、日常生活においても邪魔に感じることはないでしょう。 ただし、テーピングをしても痛みが引かない場合や、痛みが強い場合は病院を受診されるべきでしょう。 身体に優しい再生医療!肘から下の腕の痛みを改善する 気になる肘から下の腕の痛み…早く治療したいなら、病院で受診されることをおすすめします。そして、外的な要因で肘から下に痛みを生じている場合には再生医療という選択肢もああります。 再生医療とは、自分の血液や細胞から成長因子などを取り出し自己治癒力を高めてあげるのが特徴の治療法です。 ・PRP(多血小板血漿)注入治療 ・幹細胞治療(脂肪由来) 再生医療としては、上記の2つの方法を用いた治療を受けることができます。 PRP注入治療は、自分の血液から血小板と成長因子を取り出し再び患部に注入するという治療法で、関節の周りの組織などが修復するのを助けてくれる効果があります。 脂肪幹細胞治療は、自分の脂肪細胞から幹細胞を抽出し培養したものを損傷部位に注入することで痛みや炎症を抑制し、細胞の修復を行うことを可能にするものです。 ちなみに抽出する脂肪細胞は米粒2つ程度のため、体への負担も少ないく、通常の手術や入院が不要という特徴がある治療法となっています。 また、どちらの治療法も自分の血液や細胞を使用するため、拒絶反応が起こりにくく、リスクも低いと言えます。 ただ、PRP注入治療と違い、脂肪幹細胞治療に関しては、どのクリニックでも行えるわけではないのです。 再生医療は、厚生労働省から認可されたクリニックでしか行えません 損傷を根本から治療できる方法として注目を集めている再生医療のうち「幹細胞治療」は、厚生労働省から認可を受けているクリニックでしか治療を行うことができません。 通常の整形外科などでは取り扱うことができないのため、ご注意ください。肘から下の痛みに悩まされ再生医療に期待されるなら、まず私どもにご相談されてはいかがでしょうか。多くの症例を有するクリニックとして有名です。 まとめ・腕の痛み!肘から下に痛みがある場合の病名と原因その対処法! 肘から下の痛みやしびれといった腕全体の違和感などが気になるのであれば、できるだけ早めに病院を受診するのがおすすめです。 早ければ早いほど、たくさんの治療法を検討してもらうことができますし、痛みなどが改善するスピードにも違いがでます。 細菌などで炎症が引き起こされている場合は、再生医療を使用することはできませんが、外的要因であれば再生医療で肘から下の腕が痛い原因を取り去ることも可能です。 再生医療以外にも様々な治療法を提案してもらうことができるので、いち早く受診して快適な毎日を過ごしてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.08.19 -
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ゴルフ肘の辛い痛みを針治療で緩和しプレーに復帰する方法 ゴルフ肘の治療の目的は、基本的に痛みや、しびれを取り除くものです。しかし、長期的にゴルフ肘の症状が出ていて痛みやしびれが慢性化してしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか? そんな時に試してみたい治療法が「針治療」です。針治療は痛みが治まらなくなった段階でも、高い効果を発揮する可能性があります。そこで今回は、ゴルフ肘の針治療についてご紹介しましょう。 ゴルフ肘に針治療!?は有効なのか 針治療は、ゴルフ肘の症状がどの程度の場合に行えば良いのでしょうか? ゴルフ肘の治療について基本的には保存療法で行います。 保存療法とは、 症状の改善、痛みなどを緩和する目的で行う治療方法を指し、手術の前段階、手術を用いて原因を解決するとは異なる方法をいいます。代表的なのはリハビリ等の運動療法や、薬物療法があります。現在の状況を維持し、悪化を防ぎつつ、良い状態を目指す方法と言えるものです。 ゴルフ肘の保存療法としては、段階に応じて様々な治療を行います。例えば初期のうちなら安静の上、ストレッチ、リハビリなどを行うことになります。 症状が進むと投薬やステロイド注射による治療に切り替わります。そして、それでも重症化してしまった場合は手術という方向になります。注意したいこととしてゴルフ肘は、症状が進行するにつれて治りにくく、再発しやすくなるということです。 しかし、初期のうちに治療を始められた人のほとんどが短期間で回復しています。つまり大切なことは、痛みに気づいたらなるべく早く安静にし、必要であれば初期でも専門医の治療を受けることが必要ということです。 では、ゴルフ肘でハリ治療をするのは、どの段階なのでしょうか? ゴルフ肘で針治療を受ける人は、痛みやしびれが慢性化している状態の場合が多くなります。つまり、どちらかと言えば治りにくい状態にあり、根気よく治療を行っていく必要がある状況といえるでしょう。 このゴルフ肘の針治療は、手術を除く治療法で症状が改善しなかった人が受けることが多いといえます。 ゴルフ肘の針治療を行うメリット ゴルフ肘の針治療には大きなメリットがあります。 針治療は、痛みの原因となった肘だけではなく、全身をチェックしておこないます。体の歪みや緊張している筋肉などを一通り確認することで、ゴルフ肘になった原因にもアプローチしていくことができるのです。 ゴルフ肘になった原因、どんな姿勢でスイングを行ったから痛みが出たのかなどをチェックします。そのような方法を用いることで治療にも役立ちますし、今後の再発の予防にも繋がるというメリットがあります。 ゴルフ肘の針治療を行う回数 ゴルフ肘の治療で針治療を行う場合の回数は、5回程度です。実際、ゴルフ肘で通院している患者さんも5回程度で改善することが多く、ほとんどの患者さんは、針治療を終えた後は、ゴルフを再開出来ているようです。 いかがでしょうか?痛みがなかなか引かず、湿布もステロイド注射も効かなかったという人は、針治療も検討してみると効果が期待できるかもしれません。それでも痛みが取れない、改善が見えない場合で、手術を避けた治療をお望みなら、再生医療という先端治療法があります。 再生医療は、通常の整形外科等で受けることはできません。経験豊富な再生医療専門院をお尋ねください。当院は2000例(2022/10現在)以上の症例を有していますので治療に関するお悩みなどご遠慮なくお問い合わせください。 まとめ・ゴルフ肘の辛い痛みを針治療で緩和しプレーに復帰する方法 ゴルフ肘の治療には針治療も有効です。ステロイド注射まで行っても症状が改善されないと、治療を諦めてしまいたくなるかもしれません。しかし、針治療で多くのゴルフ肘患者さんが痛みを改善しています。 再発の予防も必要ですし、あまり無理は出来ませんが、針治療によってゴルフ肘の症状を抑えることができれば、再びゴルフを快適に楽しめる可能性は高くなります。 治療の回数もそれほど多くありませんし、一度針治療を検討してみるのも良いと思います。とはいっても、初期の段階で治すのが一番ですから、痛みが出たら、まずは整形外科を受診し、しっかり診断をしてもらい適切な治療を行ってくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.06.12 -
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ゴルフでスイングで右肘が痛い時!ゴルフ肘の可能性があるので安静に! ゴルフ愛好家の多くは、ゴルフで右肘が痛い!などと悩んだことがあるのではないでしょうか?スイングなどで肘に繰り返し負担をかけることがゴルフ肘の原因になります。 また、スイングの回数が多かったからではなく、スイングのやり方が良くなかったことが発症のきっかけになった場合も少なくありません。さらに、ゴルフ肘は左肘と右肘のどちらに発症するかで原因が違ってきます。 今回は右肘がゴルフで痛い!ということになってしまう原因や対策について解説します。 ゴルフで右肘が痛い!どうしたらいい? ゴルフ肘で痛むのは肘の内側です。人によっては外側が痛むこともあります。ゴルフ肘の痛みにはスイングが影響していますから、スイングをしようとする度に痛みを感じます。 初期のうちなら痛みが出たら安静にすることと、運動を再開する時には手のストレッチを行うことで症状が改善しますし、予防につながります。 しかし、悪化すると安静時にも痛みが出るため、治療の方法も治療にかかる期間も長くなってしまいますし、日常生活にも支障をきたします。 ですから、ゴルフで右ひじが痛い!というような症状がある場合は、スイングは控え、痛みが治まるまで安静にしてください。安静にしても痛みやしびれがとれないという場合は、整形外科を受診しましょう。 ゴルフで右肘が痛い!ということになる原因 ゴルフ肘は、ゴルフクラブの扱い方やボールの打ち方に癖がある人が発症しやすい病気で、特に右肘が痛む場合は、右手と右手首の使い方に問題があると言われています。 スイングをする際の問題とは、右手でボールを打っていることです。右手でボールを打った時、ゴルフクラブのヘッドがボールに当たる瞬間、一瞬止まります。 しかし、この時手は止まっていても肘が進んでいるのです。この時肘の関節は伸びた状態になっています。打ち方に癖が付くと常に肘関節は伸びた状態となり、肘には大きな負担となります。 このような間違ったスイングは肘を傷めるため、反復して行うことでゴルフ肘を発症してしまうことがあります。 ゴルフで右肘が痛い!ということにならないようにするには? 例えば、ゴルフをやっていて右肘が痛いのでプレイできない…というようなことになると辛いですよね。ですが、我慢してゴルフを続けてしまうと「痛い!」というだけでは済まなくなり、場合によっては手術を検討することになってしまう危険もあります。 ですから、痛みが起こらないようなプレイの仕方が必要です。ゴルフで右肘が痛い!となることを防ぐ、すなわちゴルフ肘にならないようにするためには、まず肘に負担をかける間違ったスイングを改善することが必要です。 そのためには独学ではなく、きちんと専門家に確認してもらった方が良いでしょう。また、体に筋肉を付けることも有効です。スイングの際体に負荷がかかっても大丈夫なように、ある程度筋肉を付けておきましょう。 そして、一番効果的な予防法としては、日頃からストレッチを行うことが挙げられます。運動する前と後に肩から指をほぐす習慣を付けましょう。 筋肉が柔らかくなっていれば、肘にかかる負担も軽減されますから、ぜひ、取り入れてみてくださいね。 まとめ・ゴルフでスイングで右肘が痛い時!ゴルフ肘の可能性があるので安静に! ゴルフで右肘が痛い! というようなことになると、これって治るの?と心配になることもあると思います。しかし、初期の段階であれば安静にすることで治りますから、痛みが出たら無理をせず、動かさないように安静にしてください。 また、再発を予防するためにも日ごろからストレッチを行うことをお勧めします。もし、ゴルフ肘の症状を感じたら安静にすること、そして日ごろからストレッチを行い筋肉を柔らかくしておくようにしましょう。 安静にしても治らない、軽めのストレッチでも痛みが強いという場合は、症状が悪化している可能性がありますから、早めに整形外科を受診してください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼ゴルフ肘の関連記事はこちら ▼こちらもご参照ください
2019.06.12 -
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ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)!肘の内側の痛みを自分で治す方法 ゴルフ肘をご存知でしょうか?ゴルフエルボー、上腕骨内側上顆炎とも言われる肘の疾患です。 ゴルフ肘とは通常、肘の内側に痛みが出ることが多い症状を指しますが、ゴルフクラブの重さや握り方によっては、肘の外側に痛みが出ることもあります。また、ゴルフ肘で左腕が痛くなる人も多く見かけます。 ゴルフ肘で、肘が痛いままでプレーを続けると症状が悪化するだけですので避けなければなりません。また痛みが初期の軽い場合に、これぐらい、この程度ならなど甘く見てプレーするのも避けましょう。悪化を招きかねません。 そこで今回は、肘の内側が痛む「ゴルフ肘」について解説します。同じスポーツ系の疾患でテニス肘といわれる疾患があります。これは、肘の外側が痛むものです。 ・ゴルフ肘:肘の内側が痛みが出る(上腕骨内側上顆炎) ・テニス肘:肘の外側に痛みが出る(上腕骨外側上顆炎) ゴルフで肘や左腕が痛む原因 ゴルフをしていて肘や左腕が痛む原因は、ゴルフクラブの持ち方にあります。左側の肘に痛みを感じる人は右打ちタイプが多く、スイングの仕方に問題があります。 クラブを強く地面に打ち付け過ぎている、肘に力を入れ過ぎている、前腕の位置が固定されているといった特徴が見られます。分かりやすく言うと、ゴルフボールをすくい上げるように打っていることが左肘と左腕の痛みに関係しています。 すくい上げるように打つことで、クラブからの衝撃がより伝わりやすくなるため、肘や腕に負担がかかりやすいのです。また、左肘のゴルフ肘になる人は、ボールを打つ際に体を使わず手だけで打つ傾向があります。これも肘を傷める原因となります。 ゴルフ肘とは ゴルフ肘は、ほとんどが肘の内側に痛みが出ます。病名も正式には「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」と言います。肘の外側の痛みはテニス肘と呼ばれることが多く、「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」とも言います。 これらの疾患は、どちらも肘から手にかけての筋肉が関係しています。上腕骨内側上顆炎は肘の内側に出っ張っている上腕骨内側上顆という部分に付着している筋肉が、過剰に働くことでその付着部で炎症を起こしている疾患です。 上腕骨内側上顆に付着している筋肉には、長掌筋や円回内筋など前腕屈筋群とよばれる筋肉があり、これらは手首を手のひら側に曲げたり、指を曲げる働きがあります。 上腕骨外側上顆炎は肘の外側に出っ張っている上腕骨外側上顆という部分に付着している筋肉が、過剰に働くことでその付着部で炎症を起こしている疾患です。上腕骨外側上顆に付着している筋肉には、指伸筋や回外筋など前腕伸筋群とよばれる筋肉があり、これらは手首を手の甲側に反らしたり、指を伸ばす働きがあります。 ゴルフ肘の対策 内側ゴルフ肘は、内側と違い日常生活で痛みを感じることがあります。また、ゴルフやテニスをしていなくても、実は雑巾を絞ったり重いものを持ったりすることで発症する人もたくさんいます。 対策としては、痛みを感じる動作をなるべく行わないことが一番です。外側や内側に関わらす、ゴルフ肘は肘への負担が繰り返しかかることで進行します。重症化すると治りにくくなりますし、リハビリ、湿布などの保存療法が効かない場合は手術が必要になります。 手術の段階になると肘が曲がらなくなってしまうこともあるので一大事です!ゴルフ肘は、症状が軽いうちならストレッチやリハビリで治りますし、治療期間も短くて済みます。 ゴルフ肘で痛みを感じたら我慢せず動作を中断し、しばらく安静を心掛けましょう。 ゴルフ肘を自分で治すセルフ・ストレッチとは 肘に痛みがある疾患として、「上腕骨内側上顆炎」と「上腕骨外側上顆炎」を紹介しました。これらの疾患は、繰り返し筋肉を動かすことで起こる炎症ですのでストレッチを行うことが効果的です。 過剰に働いている筋肉は、収縮を繰り返すことで柔軟性が低下しています。これらの筋肉をストレッチし柔軟性を改善することで付着部の負担を軽減させ、血流が増加することで痛みを和らげることができます。 自分で効果的にストレッチをするには筋肉の働きとは逆の方向に動かすとしっかりと筋肉が伸びます。最初は、内側の痛みの原因になっている前腕屈筋群からストレッチをしましょう。まずは肘を伸ばし、手のひらを上に向けます。 そして反対側の手で手首を甲側に反らしましょう。これで手首を曲げる筋肉が伸ばされます。さらに反対の手をストレッチする側の指に当て、指を伸ばした状態で手首を反らしましょう。すると指を曲げる筋肉も一緒に伸ばすことができます。 続いて、外側の痛みの原因になっている前腕伸筋群からストレッチをしましょう。こちらも肘を伸ばしますが、手のひらは下に向けます。そして反対側の手で手首を手のひら側に曲げましょう。これで手首を反らす筋肉が伸ばされます。 さらにストレッチする側の手を握った状態で手首を曲げましょう。すると指を伸ばす筋肉も一緒に伸ばすことができます。 まとめ・ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)!肘の内側の痛みを自分で治す方法 ゴルフ肘にも種類はたくさんあります。スイングの仕方やグリップの握り方などで、発症する箇所も違うので左肘や左腕が痛む人もいれば、肘の外側が痛むという人もいます。 初期の軽い段階であればストレッチなどで自分で治すことも不可能ではありませんが、揉むなどを含め自己流で行うと悪化させる恐れもあります。どのようなゴルフ肘の症状にも共通して言えるのは、早期の段階で治療するのがベストということです。 痛みを感じたら放置せず、まずは病院で診察を受けるようにしましょう。以上、ゴルフ肘(ゴルフエルボー)左肘の痛みについて、解説させて頂きました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.06.12 -
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ゴルフ肘の原因となるスイングについて ゴルフ肘の原因は、その名前の通りゴルフによるものが多いです。そして、テニス肘に比べると日常生活の動作が発症の原因となることが少ないのも特徴です。 でも、楽しいはずのゴルフで肘が痛くなってしまう、スイングが悩みの種の原因になるというのはつらいですよね。ゴルフのスイングは私達の肘にどのような影響を及ぼしているのでしょうか? 今回はゴルフで頻繁に行われるスイングとゴルフ肘の関係について解説していきます。 ゴルフ肘とスイング ゴルフをする際に欠かせない動作の1つでもあるスイング。ゴルフ肘と呼ばれるくらいですので、発症にはスイングが大きく関係していることは明らかですよね。 ゴルフ肘は、手首を手のひら側に曲げる動作で痛みを感じます。そして、痛みが出ている部分が肘の内側にある内側上顆という部分です。この内側上顆には、手首を手のひら側に曲げる動作をする時に必要な筋肉が付着しています。 そのため、ゴルフのスイングのような動作を繰り返していると内側上顆に負担がかかることになるのです。 ゴルフ肘になりやすいスイング スイングはテニスのフォアハンドストローク同様、肘の内側に負担をかける動作です。それを何度も繰り返し行うことで、ゴルフ肘を発症してしまうのです。 ゴルフ肘は症状が進行しない限りは日常生活に及ぼす影響はほとんどありません。しかし、ゴルフやテニスを趣味として楽しむ人にとっては、プレイ中に肘の痛みが出る、スイングできない…というのは困りますよね。 スイングでゴルフ肘が重症化するのを防ぐために ゴルフでスイングした時痛みを感じる患者さんはたくさんいます。しかしゴルフはスイングしなければ出来ませんよね。完全に予防するとなると、ゴルフ自体をやめることが一番かもしれません。しかし、趣味を諦めるというのは辛いものです。 そこで大切なのが早期の治療です。ゴルフ肘は痛みを感じる動作を避けることで症状が改善します。安静にしていれば症状が治まる軽度のうちに治療してしまいましょう。 重症化すると動作中でなくても痛みやしびれが出るため、飲み薬や湿布が効かなくなり、そうなるとステロイド注射で治療することになります。さらに症状が進むと手術を行うことに‥‥。 手術が必要なレベルまで症状が進むと、治っても些細なことで再発しやすくなるため、初期のうちにしっかり治すことがベストです。また、ゴルフ肘の痛みはストレッチやサポーターの使用で軽減することも出来ます。 ストレッチの方法やサポーターの着け方を担当医に確認し、早期の治療を目指しましょう。 まとめ・ゴルフ肘の原因となるスイングについて ゴルフ肘とスイングは切り離せない関係です。しかし、初期のうちに治療すること、そして予防することで、ゴルフを長く楽しめる可能性が高まります。 痛みのある時は安静にして、再び肘を動かす時はストレッチを行ってからにしましょう。また、サポーターを着用すれば肘への負担も軽くなります。早い段階で医師の診察を受けておくことも大切ですよ。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.06.12 -
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ゴルフ肘で肘の内側が強く痛む!ステロイド注射は鎮痛効果は高いが副作用に注意 ゴルフ肘は「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」とも言われます。主に肘の内側に痛みが出る病気で、痛みが強い場合はステロイド注射をすることがあります。 痛みの原因はゴルフのスイングやテニスのフォアハンドであることが多く、テニス肘と違って日常生活で痛みを感じる機会はあまりないのもゴルフ肘の特徴ですが、ゴルフを楽しむ人達は、ゴルフ肘になると趣味に支障が出てしまいます。 せっかくの楽しい趣味の時間が痛みのためにつらい時間になってしまうのは悲しすぎますから、なるべく早く痛みを取りたいですよね。 そこで今回はゴルフ肘のステロイド注射について解説します。 ステロイド注射はゴルフ肘の治療法の一つ ステロイド注射はゴルフ肘の治療法の1つです。 安静にしていても痛みが引かない時や、飲み薬や湿布が効かない時に行われます。症状の進行具合によっては注射の効果が弱いこともありますが、ほとんどの患者さんはステロイド注射で痛みを解消出来ています。 ステロイド注射の副作用 ゴルフ肘治療のステロイド注射には副作用もあります。 そのため、ゴルフ肘の場合はステロイド注射の回数も決まっており、年に3~4回程度が限度とされています。また、1回目の注射から3ヶ月間を空けることが決められています。 なぜ注射の回数や間隔が決まっているのかというと、頻繁にステロイド注射を行うことで肘の腱が弱まるからです。肘の筋肉が弱り腱が切れやすくなると、少しの刺激でもゴルフ肘の痛みが再発してしまいます。 ステロイド注射のゴルフ肘に対する治療効果はどれくらい? ステロイド注射には副作用もありますが、鎮痛効果も優れています。ゴルフ肘でステロイド注射治療を行うのは、症状が進み痛みが簡単に取り除けなくなった時です。 ゴルフ肘は初期のうちなら痛みが出たら安静にし、ストレッチをこまめに行うことで回復出来ます。しかし、安静にしていても痛みが引かなくなれば、飲み薬や湿布を用いた治療が行われ、飲み薬も湿布も効かなくなった段階で初めてステロイド注射の治療が始まります。 ステロイド注射は強い抗炎症作用があり肘の炎症を起こしている部分に直接注射を行うため、飲み薬や湿布と比べると即効性があります。もちろん、副作用を考えたら頻繁には注射出来ませんが、痛みを素早く取るという点では非常に効果的な治療法です。 まとめ・ゴルフ肘で肘の内側が強く痛む!ステロイド注射は鎮痛効果は高いが副作用に注意 ゴルフ肘で痛みが強い場合の治療として行うステロイド注射は、即効性が最大のメリットです。しかし、その分強い薬でもあり、連続して使用すると副作用が出るデメリットもあることを念頭に置いておきましょう。 ステロイド注射治療で不安がある場合は、担当医に不明な点を質問したり、自分の体調を相談したりしてみるなどして、納得したうえで治療を受けてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.06.11