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【完全版】肘から下が痛い(腕が痛い)時の病名・原因・対処法

肘から下が痛い(腕が痛い)時の病名・原因・対処法

日常生活において必ず使わないといけない身体の部分といえば、足は勿論ですが、手や腕の頻度も高いですよね。

今やパソコンやスマートフォンなどの操作を行わない日は無いといえるのではないでしょうか?

インターネットなどの普及によって、その傾向がより強まっていると言えるでしょう。

そして、パソコンやスマートフォンの操作以外にも手は日常で様々な動きをしています。 手や腕に痛みが生じると、どうしても日常生活に支障をきたしてしまいがちです。

そこで今回は、悩みのタネになりがちな腕の痛み…その中でも肘から下の痛みに迫ってみることにしました。

肘から下が痛い女性

「肘から下の腕の痛み」で考えられる病気

日常使う部分の痛みは、生活に支障をきたす為、耐え難い痛みとなると困りものですよね。

なぜ、肘から下の腕が痛くなるのか気になりませんか?

正確な原因は病院できちんと診断してもらう必要がありますが、ここでは肘から下の腕が痛くなる原因をいくつか紹介します。

肘から下の腕が痛い原因その1:頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)

肘から下が痛む為、腕だけが原因と思っている人も多いのではないでしょうか?

実は首にある頚椎から痛みを生じている場合があります。

そして、この首を支えている頚椎の間にはクッション性に優れた椎間板が入っています。この椎間板は、加齢などが原因でクッションとしての役割を果たせなくなってしまうことがあります。役割が果たせなくなると、骨同士が直接ぶつかってしまい、変形して神経を圧迫。

その結果、肩の痛みなどからはじまり、腕が痛い原因となってしまうのです。

また、肘から下だけでなく腕全体が痛いと感じる場合には、こちらが疑われます。

頚椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)」

 同じ頚椎で引き起こされている症状ですが、悪化して脊髄を圧迫し続けると、排尿障害を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

肘から下の腕が痛い原因その2:末端神経障害(まったんしんけいしょうがい)

体にはたくさんの神経が通っています。腕や肘などが神経を通して命令を受け取る時には、他の神経からの伝達が必要となります。 その伝達を伝えるまでの神経が何かの原因で圧迫されることがあります。

これが腕が痛い原因になったり、肘から下に痛みを感じる原因となります。

また、痛みとして現れるだけでなく痺れとして症状が現れる可能性が大いにあります。

痛みの種類もピリピリとした痛みから、ズキズキとした痛みに変化する人も多いようです。 悪化の一途を辿ると、力が入らないといった原因にもなりかねませんので注意してください。

肘から下の腕が痛い原因その3:テニス肘・ゴルフ肘(テニスひじ・ゴルフひじ)

その名前からもお分かりの通り、テニスやゴルフといったスポーツを行なっている人が起こしやすい、肘から下の腕に現れる痛みの症状です。

テニス肘の場合➡外側に腕をひねるような動きをした時に痛みが生じる。
ゴルフ肘の場合➡内側に腕を動かすと痛い場合がほとんど。

ただ、テニスもゴルフもしていないのに痛みを感じるという人も多いのではないでしょうか?

実はテニス肘やゴルフ肘は、「パソコンやスマホの操作」でも引き起こされます。 スマホやパソコンの操作はITが成長している昨今では当たり前のように毎日行われています。

そして、手の動きはものすごく複雑です。その動きをほとんどの人は長時間行なっている。 つまり、作業を行なっている時にどうしても腕などに負担がかかってしまう。結果、肘から下の腕が痛くなる原因となっています。

肘から下の腕が痛い原因その4:腱鞘炎(けんしょうえん)

「腱鞘炎」というと比較的、馴染みのある病名ですよね。

主に肘から下の手首付近でよく引き起こされる症状の1つです。 手首を動かすためには様々な筋肉や腱を使用していますが、それらに異常が起こり、炎症が引き起こされてしまうと、腕が痛い原因となります。

また、症状が悪化すると手首だけでなく、肘から下全体が痛い原因にもなりますので注意が必要です。

肘から下の腕が痛い原因その5:骨折・ヒビ(こっせつ・ひび)

腕または肘から下に対して何か強い衝撃を受けた場合、一番可能性が高いものといえば骨折やヒビなどです。

 肘から下には橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)の2本の前腕骨がありますが、このどちらかが骨折していたり、ヒビが入っていると肘から下に痛みを生じます。

どんな人でも転倒や何らかの事故などで、突然骨折する可能性を秘めています。骨折する程の場面では強い衝撃があるはず。

ですので、痛みも我慢できるレベルのものではないでしょう。 原因がわかっているうちに病院を受診するのがおすすめです。

肘から下の腕が痛い原因その6:筋肉痛(きんにくつう)

骨折やヒビと比べて、何の衝撃も受けていないのに、なぜか突然腕が痛くなってしまった…。

そんな場合は、筋肉痛の可能性が考えられます。 普段あまり運動をしていない人が腕などを激しく動かした場合に、筋肉痛として現れる可能性があります。

筋肉痛の場合にも骨折と同様に何かしら身に覚えがあるはずですので、強い痛みでない場合には自宅で安静にしていれば問題ないでしょう。

腕の痛み…病院へ受診するべきか迷った時の目安

「肘から下の腕が痛い!」といっても、痛みの程度は人それぞれです。

病院に行くべきなのか?と迷っている人も多いはずです。 

「この程度なら明日の診療まで我慢するべきか…」「いや、もう我慢できない…」など、腕の痛みの強さは人それぞれだと思います。ですので、あくまで簡単な目安として紹介します。

目安1)すぐに病院を受診する必要がある場合

何といっても痛みが強い場合です。「我慢できないほどの強い痛みがある場合」には我慢することなく、病院を受診すべきです。

腕の痛み、特に肘から下が痛い原因として、強い衝撃を受けた時に骨が折れてしまっている場合があります。

また、衝撃を受けた強さがわかる時もあるでしょう。 我慢できないほどの痛みや、ズキズキと痛む時は迷わず病院を受診してください。

我慢できないほど痛い➡迷わず病院へ行きましょう!

目安2)明日の診療時間まで様子見できる場合

次に、明日または近日中に病院を受診する様子見の場合は、「安静にしていればそれほどでもなく、動かすと痛い」といった症状がある場合です。

「日常生活を送る上では問題がないものの、痺れを感じる場合」にも病院を受診してください。

また、スポーツの習慣がある人や、痛みが慢性化してきた気がする場合にも、病院の受診を検討しましょう。 近いうちに強く腕が痛くなってしまうかもしれませんし、肘から下に痺れをきたす可能性もあります。

ですので、早めに病院への受診は検討しておきましょう。

  • ・安静にしていればそれほどでもなく、動かすと痛い➡放置することなく早めに受診してください
  • ・日常生活を送る上で問題はないものの、しびれ痺れを感じる➡放置せず、早めに受診を!

目安3)まずは安静にして、気になれば医療機関を受診が必要な場合

腕が痛いのは気になるけれど、痛みも短期的で、繰り返しではない。と、感じるようであれば、すぐに病院の受診を行う程ではないかもしれません。

まずは、様子をみながら安静にしてみましょう。但し、もしも症状が再び現れてしまったり、何か違和感があれば迷わず病院を受診しましょう!

受診する程でもないと思った場合➡異常が見られたら迷わず病院へ行きましょう!

肘から下の腕が痛い場合は整形外科へ

様々な原因によって引き起こされる肘から下の腕の痛みですが、安静にしても痛みが取れない、違和感がある、などの場合は我慢せずに医療機関を受診すべきです。

ただ、いざ病院へ行こうと思っても、「何科を受診すべき…?」「接骨院?整形?」と、迷ってしまうこともあるはずです。

基本的には「整形外科」に通うのがおすすめです。痺れや痛みがでるに至った経緯やきっかけなどの総合的な面から「肘から下の腕が痛い原因」を探してくれます。

必要とあらばレントゲンなどを撮影することもあるでしょう。安心して適切な治療を受けることができます。

肘から下の腕が痛い時の対処法

ほとんどの場合、自分で対処するよりも病院を受診する方が早く正確に治療することが可能です。

ですが痛みが我慢できる程度であれば、お仕事や子供のお世話などの都合で様子を見てから。という場合もあるはずです。

湿布やサポーターも検討され、既に試したかもしれません。そんな時に行なって欲しい対処法は、肘から下の腕の痛みに関するストレッチとテーピングの使用です。

1)腕が痛い時の対処法:ストレッチ

寝起きに痛みを感じる場合や、重だるさを感じる場合は、腕の筋肉が温まっていないことで痛みを感じている可能性があります。 そんな腕の痛みや、だるい時におすすめしたいのがストレッチです。

ストレッチは、あくまで気持ち良いと感じられる程度のストレッチで十分です。

痛みが酷くなるほど強く、あるいは繰り返して行う必要は全くありません。

これにより肘から下の腕の痛みが改善する可能性もあります。では、そのやり方を簡単に解説しましょう。

  1. 片方の手をまっすぐ前に伸ばし、もう片方の手で指をつかむ
  2. 指をつかんだ手を自分のほうにゆっくりと引き寄せます
  3. 痛すぎない程度で引っ張るのをやめ、20秒キープ

たったこれだけで肘から下の腕の筋肉をほぐすことができます。片方が終わったら反対側も同様に伸ばしてください。血行が促進され冷えている筋肉が少し温まり、稼働させやすくなります。

ただし、痛みが酷い場合は無理にストレッチをするのはNGです。 特に骨折やヒビといった強い痛みを生じる症状にも関わらず、ストレッチをするのは逆効果です。

それにヒビだった筈なのに、悪化して最悪の場合骨折となってしまう可能性もあります。

2)腕が痛い時の対処法:テーピング

腕が痛くても、作業などでどうしても腕を動かさねばならない人は、その作業自体が苦痛になってしまうことでしょう。

 そんな時に少しでも補助をしてくれるのがテーピングです。上手に貼ることができれば痛みを軽減したり、腕の動作をスムーズにすることが可能です。

テーピングはとても簡単に貼ることができるのでご紹介しましょう。

  1. 肘を曲げ、腕が床と平行になるようにします
  2. 親指の付け根から痛みのあるポイントに向けてテーピングを装着

たったこれだけです。ぜひお試しください。

これだけでも肘から下の痛みをサポートすることができるのでおすすめですが、一本テーピングを貼るだけでは腕を可動させた時に剥がれないか?と、不安に感じる人もおられることでしょう。

そんな時は、ブレスレットをはめるかのようにして、テーピングをつけるのがおすすめです。肘を曲げる部分の直前にもテーピングをつけておけば動かしても安心です。

肘の曲げる部分に付けなければ、可動域を邪魔することはありませんし、日常生活においても邪魔に感じることはないでしょう。 ただし、テーピングをしても痛みが引かない場合や、痛みが強い場合は病院を受診されるべきでしょう。

肘から下の腕の痛みを改善する、新たな選択肢!身体に優しい再生医療とは

気になる肘から下の腕の痛み…早く治療したいなら、病院を受診されることをおすすめします。

そして、外的な要因で肘から下に痛みを生じている場合には再生医療という選択肢もあります。

再生医療とは、自分の血液や細胞から成長因子などを取り出し自己治癒力を高めてあげるのが特徴の治療法です。

・PRP(多血小板血漿)注入治療
・幹細胞治療(脂肪由来)

再生医療としては、上記の2つの方法を用いた治療を受けることができます。

PRP注入治療は、自分の血液から血小板と成長因子を取り出し再び患部に注入するという治療法です。関節の周りの組織などが修復するのを助けてくれる効果があります。

脂肪幹細胞治療は、自分の脂肪細胞から幹細胞を抽出し培養したものを損傷部位に注入することで、痛みや炎症を抑制し、細胞の修復を行うことを可能にするものです。

ちなみに抽出する脂肪細胞は米粒2つ程度のため、体への負担も少なく、通常の手術や入院が不要という特徴の治療法となっています。

また、どちらの治療法も自分の血液や細胞を使用するため、拒絶反応が起こりにくく、リスクも低いと言えます。

ただし、PRP注入治療と違い、脂肪幹細胞治療に関しては、どこのクリニックでも行えるわけではありません。

再生医療は、厚生労働省から認可されたクリニックでしか行えません

損傷を根本から治療できる方法として注目を集めている再生医療のうち「幹細胞治療」は、厚生労働省から認可を受けているクリニックでしか治療を行うことができません。

通常の整形外科などでは取り扱うことができない為、ご注意ください。肘から下の痛みに悩まされ再生医療に期待されているなら、まず私どもにご相談されてみてはいかがでしょうか。国内でも多くの症例を有するクリニックとして有名です。

まとめ・肘から下が痛い(腕が痛い)!症状から考える病名と原因、その対処法とは?

普段、スムーズに動かせている時は気にすることなく、何も思わないものですが

「ある日突然、腕に痛みが襲ってきた…!」という可能性は誰にでもありえますよね。

例えば、パソコンやスマートフォンが原因となり、肘から下の腕の痛みで頭を悩ませている人も、痛みや痺れといった腕全体の違和感などが気になる方も、おられることでしょう。

できるだけ早めに病院を受診するのがおすすめです。 早ければ早いほど、たくさんの治療法を検討してもらうことができますし、痛みなどが改善するスピードにも違いがでます。

但し再生医療に関しては、細菌などで炎症が引き起こされている場合は、使用することはできません。しかし、外的要因であれば再生医療で肘から下の腕が痛い原因を取り去ることも可能です。

いち早く受診すると、様々な治療法を提案してもらうことができるので、快適な毎日をお過ごしください。

監修:リペアセルクリニック大阪院

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