腕が曲がらない際の原因となる疾患は?スポーツ外傷に効果的な再生医療についても解説
公開日: 2019.09.08更新日: 2025.03.10
腕が曲がらないといった症状にお悩みの方はいませんか。
スポーツや日常生活で腕を酷使すると、肘関節へ大きな負担がかかります。
肘が曲がらなくなる原因には、関節リウマチやスポーツ外傷などがあります。とくに、スポーツ選手は腕を使う動作が多く、腕に関するさまざまなスポーツ障害に見舞われがちです。
今回の記事では、腕が曲がらなくなる原因や治療方法について詳しく解説します。
症状を放置してスポーツを続けてしまうと、症状が悪化する恐れがあります。腕や肘に違和感を覚えた際は、早めに治療を受けましょう。
目次
腕(肘)が曲がらない原因となる疾患
腕や肘が曲がらない原因には、以下の疾患が考えられます。
腕を酷使するスポーツは、肘関節への負担が大きいため、運動後に十分なケアを行うことが大切です。
肘に違和感を覚えたり、腕が曲がらなかったりした場合にケアを怠ると、症状が悪化する可能性があります。
肘関節脱臼
腕が曲がらない原因となる疾患に、肘関節脱臼があります。肘関節脱臼とは、運動や事故によって肘関節の位置がずれたり、外れたりしてしまう疾患です。
- 肘関節の痛み
- 肘関節の腫れ
- 腕が曲がらない
- 肘関節の変形
重症の肘関節脱臼では、立ち姿勢がつらいほど痛みを感じるため、自身で脱臼していることに気づける場合が大半です。
変形性肘関節症
腕が曲がらないときに考えられる疾患に、変形性肘関節症があります。
変形性肘関節症は、肘の使いすぎ(オーバーユース)や加齢によって肘関節が変形する疾患で、主に以下の症状が現れます。
- 運動時の肘関節の痛み
- 肘が曲がらなくなる
- 指が動かしにくくなる
変形性肘関節症は重症化すると、肘関節周囲にある尺骨神経が圧迫され、手がしびれたり指が動かしにくくなったりします。
変形した肘関節や圧迫された神経は、腕の可動域が制限される恐れがあるため、早めに医療機関を受診して適切な治療を受けることが重要です。
関節リウマチ
関節リウマチの症状の1つに、腕の曲げにくさがあります。関節リウマチは、免疫異常により以下の症状が現れる疾患です。
- 関節の痛みや腫れ
- 倦怠感
- 手足や指のこわばり
- 食欲不振・体重減少
関節リウマチではとくに起床時のこわばり症状が現れやすく、腕の曲げにくさを感じる場合があります。
腕の曲げにくさの程度が日中で変動する場合は、関節リウマチの可能性もあるため早期に医療機関を受診しましょう。
以下の記事では、関節リウマチの早期受診の重要性について詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。
テニス肘
腕が曲がらなくなる原因の1つに、テニス肘があります。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、上腕骨の遠位部にある外側上顆で炎症が起きる疾患で、以下の症状が現れます。
- 肘の外側から前腕にかけて痛む
- 手首をひねる動作の際に違和感がある
テニス肘は腕の筋力が弱い人や、肘を酷使するスポーツを行う人がなりやすいのが特徴です。
肘の痛みが強いと、手首をひねる動作や握力を必要とする作業に困難感が生じます。
テニス肘については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ゴルフ肘
ゴルフをプレーする人は、ゴルフ肘によって腕が曲がらない症状が現れる可能性があります。
ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)は、無理なスイング動作が原因で、肘の内側が痛くなる疾患です。
肘に過剰な負担がかかり、肘の内側にある尺骨神経が傷つくと、手先にもしびれや痛みの症状が現れます。
ゴルフ肘の対処法については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
後外側回旋不安定症
肘が曲がらない症状が現れる疾患に、後外側回旋不安定症があります。後外側回旋不安定症とは、肘関節の脱臼により、肘の外側の靭帯が損傷する疾患です。
肘の外側の靭帯を損傷すると、以下の症状が現れます。
- 肘関節の痛みや腫れ
- 腕の動かしにくさ
- 肘を内側に曲げるとグラグラする
後外側回旋不安定症は肘を伸ばした際に、肘関節の不安定性を感じますが、肘を曲げると関節が安定するのが特徴です。
自身の症状をセルフチェックしてみて、特に肘から下の痛みが強いと感じる場合は以下の記事もご参考ください。
腕(肘)が曲がらない際の治療方法
腕や肘が曲がらない場合は、以下の治療方法で症状の改善を目指すことが大切です。
スポーツ中に腕や肘に違和感を覚えたときは、無理に動かさずに安静にしましょう。
薬物療法や理学療法(リハビリテーション)による保存的治療
腕(肘)が曲がらない際の治療法に、薬物療法や理学療法(リハビリテーション)による保存的治療があります。
症状が軽度な場合には、以下の保存的治療が選択されるのが一般的です。
保存的治療では、薬物療法により痛み症状を緩和し、リハビリテーションで姿勢や動作の改善を図ります。
肘が曲がらないといった症状が重症化すると、保存的治療での症状改善が困難になるため、腕に違和感を覚えたら早めに医療機関を受診しましょう。
手術による外科的な治療
肘の可動域が生活に支障をきたすほど重症化した場合や、保存療法で痛みを十分に軽減できない場合は、手術による外科的な治療が選択されます。
手術治療を受けるメリットは、腕や肘が曲がらない根本的な原因を取り除ける可能性が高いことです。
一方で、デメリットとして治療期間の長さが挙げられます。外科的治療は身体への侵襲が大きく、術後の理学療法(リハビリテーション)が必要不可欠です。
入院やリハビリテーションにより、治療期間が長くなる傾向があり、スポーツへ復帰できるまでの時間も長くなる可能性があります。
PRPや幹細胞による治療
肘が曲がらない際の治療方法に、PRPや幹細胞による治療があります。PRPや幹細胞は、以下の特徴をもつ再生医療です。
再生医療の種類 | 方法 |
---|---|
PRP(多血小板血漿)療法 | 患者様自身の血液から血小板が多く含まれた血漿を精製し、損傷部位に注射する |
幹細胞治療 | 患者様自身の幹細胞を体外で増殖させて、細胞数が適量になったら体内へ注入する |
PRP療法や幹細胞治療は、自身の細胞で組織の修復を促すため、副作用のリスクが低いのが特徴です。
肘が曲がらないといった症状をできるだけ早く改善したいが、事情により入院が難しい場合は、通院での治療が可能な再生医療をご検討ください。
野球肘やテニス肘などのスポーツ外傷でお困りの方は当院へご相談ください
野球肘やテニス肘などのスポーツ外傷でお困りの方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
当院(リペアセルクリニック)は、日帰りでの治療が可能な再生医療を提供しています。再生医療は、患者様自身の幹細胞を採取・培養し注射することで、組織の修復を促す治療法です。
PRPや幹細胞による治療を行えば、腕の炎症を抑えたり、痛み症状の軽減が期待できます。
手術療法を避けたい方や、スポーツへ早く復帰したい方は再生医療による治療をご検討ください。
当院では患者様に合わせて最適な再生医療をご提案いたしますので、腕が曲がらない症状でお悩みの方はお問い合わせください。
【まとめ】腕が曲がらない痛みが続く際は医療機関を受診しよう
腕や肘が曲がらず痛みが続く際は、早めに医療機関を受診しましょう。
肘の痛みを放置して運動を続けると症状が悪化し、最悪の場合スポーツに復帰できなくなる可能性があります。
少しでも違和感を覚えたら肘を安静にし、軽症のうちに適切な治療を開始することが大切です。
重症化してしまった場合の治療法の1つに、再生医療があります。
再生医療は従来より短い治療期間でスポーツへ復帰できる可能性があるため、症状にお悩みの方はぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。