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野球選手の肘の「トミー・ジョン手術」について解説!

ピッチャー
今回は、「トミー・ジョン手術」についてご紹介します。

野球選手の中には、将来的にこの手術にお世話になる人もいるのではないかと思います。

そこで、野球選手の肘の手術の1つである「トミー・ジョン手術」とはどのような手術なのか、また、新たな治療法として注目を集めている「再生医療」について解説します。

野球選手の肘のケガなどに適応される「トミー・ジョン手術」とは?

ピッチャー
「トミー・ジョン手術」とは、側副靭帯の再建手術の通称です。

肘の両側には肘関節の安定させるための靭帯、「外側側副靭帯」と「内側側副靭帯」があります。この、肘の側副靭帯が損傷すると、肘の曲げ伸ばしの際に痛みを感じたり、肘が曲がらなくなったりするなどの症状をもたらします。

軽度の側副靭帯損傷の場合には保存療法が選択されるのですが、靭帯損傷の程度が大きい場合や保存療法が奏功しない場合などにトミー・ジョン手術が選択されます。

なぜ野球選手は側副靭帯を損傷するの?

側副靭帯の損傷は、事故などによる外傷を原因とするケースもありますが、特に野球選手の場合、投球動作などによる膝のストレスの蓄積が原因となるケースが多々あります。

野球選手のように腕を使った激しい動作を繰り返すスポーツ選手は、肘や肩、手首などに何らかの障害を生じるケースは珍しくありません。

トミー・ジョン手術のメリットとデメリットについて

トミー・ジョン手術を受ける際には、いくつかのメリットとデメリットがあります。

メリットの1つ目は「重度の靭帯損傷を治療できる」こと、2つ目は「投球の速度が上昇する可能性がある」ことです。

球速が上がる理由はいくつか考えられますが、手術によって靭帯の接続が強固になるといった理由などが挙げられます。

一方、デメリットとしては「何カ月ものリハビリ期間が必要である」こと、「手術には失敗のリスクがある」ことがあります。

再生医療による靭帯修復を視野に入れることもできる!

軽度な靭帯損傷であれば、保存療法が選択される可能性が高いですが、損傷した靭帯の修復に対し、「再生医療」を選択することも一考の価値があるといえます。

保存療法のデメリットは「安静期間が必要である」ということであり、スポーツの現場から離れなければならない期間が長いと不安を感じる人も多いでしょう。

しかし、損傷した靭帯や骨の修復を促す治療法である「再生医療」ならば、従来の治療法よりも短い期間でスポーツに復帰できる可能性が高いというメリットがあるのです。

まとめ

野球選手の場合、肘の故障の程度によってはどうしてもトミー・ジョン手術などの手術を選択するしか方法がないという場合もあるでしょう。

しかし、今後は再生医療も視野に入れていくことができます。

適した治療法は肘の状態によって異なりますが、早期の復帰を考えた場合、試す余地があれば「再生医療」という選択もぜひ検討してみてください。

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