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TFCC損傷を発症!間違った筋トレで発症する危険性! 体を強くするためや、美容や健康のために筋トレをしている人もたくさんいると思います。筋トレで体を鍛えることは良いことですが、気を付けたいのが筋トレで怪我をしてしまうことがあるということです。 筋トレで無理をしたり、間違った方法で筋トレをしたりすることでTFCC損傷になる人も少なくありません。 今回は、TFCC損傷にならないように、正しく筋トレをすることの大切さについて紹介します。 間違った筋トレのやり方でTFCC損傷になる可能性がある! TFCC損傷と筋トレの関係を知るために、まずは手首の構造や働きについて紹介します。 手首には、前腕の尺骨と橈骨という長い2本の骨と手根骨という小さな骨が8本あります。 この骨と神経、靭帯、腱が複雑に入り組んだ状態になっていて、骨、神経、靭帯、腱の働きによって手のひらを前後左右に動かすことができたり、内側や外側に返したりすることができます。 このような手首の動きを行う際に、手首を安定させたり、衝撃を吸収したりする役割を果たしているのがTFCC(三角線維軟骨複合体)です。 そして、間違った方法で筋トレをしたり、無理をして負荷をかけ過ぎたりすることによって、TFCC損傷になることがあります。 例えば、ダンベルを使って筋トレをする人もたくさんいると思いますが、ダンベルを握る時に中心軸からずれないようにしないと、必要以上に手首の関節に負荷がかかってしまいTFCC損傷につながってしまうことがあります。 このように器具の握り方の他にも手首の角度、重りの重量などを間違えたままトレーニングを続けているとTFCC損傷などの怪我につながってしまいます。 自己流で筋トレをするのではなく、トレーナーなど専門家のアドバイスに従って正しい方法で行うことが大切です。 無理をせずに安静にすることも大切 筋トレをしていて手首に違和感があったり、痛みが生じたりしたときは、筋トレを中断して安静にすることが大切です。 サポーターなどを使用すれば、痛みが緩和され、トレーニングを継続していくことも可能なケースもあるかもしれませんが、無理をするとTFCC損傷など手首の怪我が悪化してしまう可能性があるので、無理をせずに安静にしておきましょう。 まとめ・TFCC損傷を発症!間違った筋トレで発症する危険性!! TFCC損傷にならないようにするために、筋トレをするときは正しいやり方で行うことが大切です。 違和感や痛みがあるときは筋トレを控えるようにしましょう。 特に、筋トレやジム通いなどを始めたばかりの人は、無理をしてしまいがちなので注意してくださいね。 また、手首の違和感や痛みが引かないという場合は、できるだけ早めに医療機関で診てもらうようにしましょう。 TFCC損傷の治療法としては、さまざまな方法がありますが、近年は再生医療という画期的な方法も治療の選択肢にできます。痛みが強く、日常生活に支障が出るという方は、専門のクリニックで相談してみてはいかがでしょうか。 監修;リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.26 -
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TFCC損傷の治し方!手首への湿布の有効性についてと治療法 TFCC損傷の症状としては、普段や安静時に痛みは無いものの、腕を捻ったり、手首の関節を小指側に曲げたとき、手の小指側の関節に痛みが出ます。 例えば、日常生活でドアノブを捻ったり、料理で鍋を持ち上げたり、包丁を使うなど、手首を使うような場合に傷んだり、またラケットやバットなどを使うスポーツなどの競技では鋭い痛みが出がちとなります。 TCFF損傷が起こりやすい場面 ・スポーツ等 野球のバッティング、ゴルフのスイング、テニスやバトミントンといったラケット競技、スキー、スノーボードなどでの転倒時、その他スポーツ競技全般 ・日常生活での転倒 転倒その他、勢いよく手を着くと、起こりがち このように日常生活や、スポーツなどの運動を通して手首を酷使したり、転倒したときに勢いよく手をついた結果、その手首に痛みが生じることがあります。 このような場面で痛みが走ったとき、あなたならどうしますか? 大きな痛みがでるような重症でない場合、多くの方は対処法として「この程度・・・」とか、「湿布を貼って様子を見よう」と思われがちではないでしょうか。しかし、その手首の痛み、「TFCC損傷」かもしれません。 では、もし仮にTFCC損傷を発症していた場合、湿布さえ貼っておけば大丈夫、自然に治ると思いますか? 今回は、そのTFCC損傷について、治療は「湿布だけでも有効かなのか、有効ではないのか」「自然に治るものなのか」ということについて解説し、併せて湿布以外の対処方法についてご紹介させていただきましょう。 TFCC損傷の痛みに根本的ではないが効果的な湿布 TFCC損傷とは、手首の小指側に位置する「三角線維軟骨複合体」という軟部組織が損傷することです。症状としては小指側の手首を曲げたり、抑えると痛みが発症します。 原因の多くは、手首を酷使し続けたり、大きな衝撃を受けた場合に起こりますが、加齢により損傷することもあります。この場合は無症状ということもあります。 このTFCC(三角線維軟骨複合体)といわれる部位は、手首を動かす際に衝撃を和らげるクッションのような役割を果たしています。この部位が損傷するとクッションとしての役割を果たすことができなくなり、手関節を動かすたびに痛みが生じるようになります。 さて、TFCC損傷の治療について、患部が炎症を起こしている場合、特に発症した初期の段階などは、湿布を貼ることでその炎症を抑えることができるため、痛みといった症状を緩和させる効果は期待することができます。 結論的には、湿布を貼るのは、急場の対応としては有効ですが根本的な解決にはなりません。 逆に考えると、湿布を貼ることによって「症状が緩和する」ために、「治療期間を長引かせる危険性」があります。なぜなら湿布で痛みが和らぐことで安心し、完治しないまま放置することになるからです。 湿布で痛みを和らげることはできても、それで損傷した部分が治るわけではなく、湿布ではTFCC損傷の根本的な解決にはなりません。外傷が無いため、つい自己判断で「この程度なら・・・」「たいしたことはない・・・」と自己判断しがちになります。 TFCC損傷による痛みは、原因がある程度わかるはずです。日常生活やスポーツなど原因となるものの結果として、手首の痛みや違和感などの症状が起こった場合は、整形外科など専門医による診断をお受けになられることをお薦めします。診断にはレントゲンを用いる場合が多いのですがMRIを用いる方法が一番精度が高いと思われます。 TFCC損傷の治療方法 TFCC損傷になってしまった場合の対処法として、痛みを和らげるには湿布ですが、それ以外でおすすめしたいのは、「手首を固定する」ことです。手首を固定し、関節の動きを制限することで、TFCCの安静となり、負担を軽減することが可能になるからです。 損傷した部分を安静に保つことが非常に大切です。実際、整形外科など診察を受け、TFCC損傷とされた場合、保存療法としてサポーターや、ギプス、テーピングなどの装具を用いて手首を固定し、安静を指導されるケースが多々あります。 中でもサポーターや、テーピングは、ドラッグストアや薬局で簡単に購入することが可能なため、整形外科で治療を受けることなく、自ら購入して使用する方もおられるかもしれません。 ただし、間違った方法で使用すると、うまく固定ができず、逆に悪化させる可能性があるので注が必要です。何度も申しますが、まずは医療機関にて検査をお受けになって医師などの専門家にアドバイスを受けた上で使用されることをおすすめします。 TFCC患部をサポーターや、テーピングで固定することが大切 ・医療機関で指示を受けて行うこと ・間違った固定は、悪化の原因にもなりがちなので注意が必要 TFCC損傷のセルフケア 湿布やサポーター、テーピングなど以外にできるセルフケアもご紹介します。 TFCC損傷は、スポーツや仕事、家事などで手首を酷使していることが主な原因となるので、TFCC損傷になった場合は手首の関節だけではなく、肘や肩周辺も酷使しているケースが多く見られます。 肘や肩を酷使して筋肉が硬くなってしまうと、腕を動かしたときに手首の関節に負担がかかりやすくなります。そこで、TFCC損傷のセルフケアとしてお勧めしたいのが、肘や肩の筋肉をほぐすことです。 肘や肩付近の皮膚を軽くつまんでみて皮膚が硬くなっている部分があったら、そのあたりの筋肉をマッサージやストレッチなどでほぐしていきましょう。 つい、痛みがあったり、損傷した患部に意識が行きがちですが、その周りの筋肉のケアも行いましょう。 手首に負担をかけないよう、腕、肘、肩などをマッサージなどで、ほぐしましょう。 まとめ・TFCC損傷の治し方!手首への湿布の有効性についてと治療法 今回は、TFCC損傷の治し方!手首への湿布の有効性についてと治療法について紹介しました。 大切なことは、自分でもできる対処法もありますが、痛みがひどい場合や、セルフケアで改善しない場合は、そのままにしておかずに医療機関で診てもらうことをおすすめします。 湿布は患部の炎症を抑える効果はあるものの、痛んだ患部を根本的に治すことはできません。そればかりか症状が重い場合は、手術という選択を迫られることもあります。 TFCC損傷に対する手術は多くの場合、関節鏡を使った方法で行います。術後、約4週間程ギブスで患部を固定し、その後も3-4か月は手首に強い負担をかけることのないよう指導されます。 ただ、このように手術をしたとしても1度で改善しないことがあります。ひどい場合は2度、あるいは3度と手術を重ねなければならない可能性もあります。軽く見ていると治療が長期にわたる可能性もあり、くれぐれも自己判断で無理をされないよう注意ください。 最近は、TFCC損傷の治療として再生医療も話題になっています。特にスポーツ選手など、選手生命にかかわる場合で手術以外の選択肢として有効です。 再生医療は、手術を避け、入院もせずに治療が可能です。再生医療は、最新医療なので通常の整形外科などで治療を受けることができません。詳しくは当院のような専門医のいるクリニックにご相談ください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼ スポーツ外傷に対する再生医療 再生医療は、スポーツ選手のパフォーマンス、選手生命を維持する治療を推進できます ▼こちらでは、「TFCC損傷について、テーピングでの治療や予防を解説」していますのでご参照ください
2019.11.24 -
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慢性的な手首の痛みや違和感はTFCC損傷の可能性!悪化(進行)する前に受診を! 「最近、手首を動かすと痛いけど、対策をとらずに我慢している」という人はいませんか? 慢性的な手首の痛みは、TFCC損傷の可能性がありますし、TFCC損傷であれば悪化する前に対策をとっていく必要があります。 そこで、ここではTFCC損傷が悪化するとどうなるのか、また、早めに対策することの大切さについて紹介します。 TFCC損傷が悪化するとどうなる? TFCCとは、軟骨やじん帯などから構成される「三角線維軟骨複合体」と言われているもので手首の小指側にあります。この三角線維軟骨複合体が損傷してしまっている状態をTFCC損傷と言います。 TFCCは手首の関節を動かす際に安定させる働きがあるので、TFCC損傷が悪化してしまうと手首を思うように動かすことができなくなったり、動かす際に痛みが生じたりしてしまいます。 例えば、ドアノブを回す、雑巾を絞る、皿洗いをする、テニスやゴルフなどのスイングをするといった動作を行うと痛みが生じます。 日常生活の動作によるTFCC損傷の悪化 ネット社会とも言われている現代では、パソコンやスマートフォンを、毎日、長時間使用しているという人もたくさんいると思います。 そのパソコンやスマートフォンの操作で手首に負担がかかってTFCC損傷を悪化させてしまうケースも少なくありません。 そうならないためにも、パソコンやスマートフォンを使用している時の姿勢に気を配ったり、30分くらいに1度は小休止をとったりして、できるだけ手首に負担がかからないようにしましょう。また、できる限りパソコンやスマートフォンを使用する時間を減らす努力もしましょう。 TFCC損傷が悪化すると治療期間も長くなる 手首に違和感や痛みが生じた場合、そのうち治るかもしれないと思い、医療機関で治療を受けず、とりあえずそのままにして様子を見る人もいるのではないでしょうか。 なかには、よほど症状が悪化しない限りは医療機関で治療を受けないという人もいるかもしれません。 しかし、TFCC損傷が悪化してしまうとそれだけ治療期間も長くなってしまいますし、早めに治療を受けなかったため悪化してしまい、手術を検討しなくてはならないということになってしまう可能性もあります。 手首に違和感や痛みが生じた場合はできるだけ早めに医療機関で診てもらいましょう。 まとめ・慢性的な手首の痛みや違和感はTFCC損傷の可能性!悪化(進行)する前に受診を! 今回は、TFCC損傷が悪化するとどうなるのか、また、悪化しないうちに早めに対策することが大切であることなどを紹介しました。 TFCC損傷を悪化させないためには医療機関で早めに治療を受けることがおすすめです。 医療機関では、テーピングやサポーターを使った保存療法や、ステロイド注射、手術など状況に応じていろいろな治療が行われます。 また、近年では再生医療による治療も注目を集めているので、TFCC損傷で悩んでいる人は専門のクリニックで相談してみるとよいでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.22 -
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TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について 慢性手関節痛の1つであるTFCC損傷による痛みを改善していくためには、手術を検討する必要があるケースもあります。 「どういった場合に手術を検討するべき?」「どのような手術がおこなわれるの?」「手術後のリハビリは?」というような疑問を持っている人のために、ここではTFCC損傷の手術についていろいろ紹介していきます。 TFCC損傷で手術が検討されるケースとは? TFCC損傷と診断された場合、基本的にはすぐに手術が検討されるということはなく、まずは保存療法で様子を見ます。 保存療法とは、安静にして手関節に負担をかけないようにすることや、テーピングやサポーターで固定して手関節を動かさないようにすること、関節内ステロイド注射で炎症を抑えることなどです。 このような保存療法を3ヶ月から半年くらい行ってみて、症状が軽減されないという場合に手術が検討されます。 TFCC損傷の手術の内容 TFCCは組織が小さく場所も深部にあるので、TFCC損傷の手術は手関節鏡を使います。手関節鏡を使ってTFCCがどのようになっているかを確認し、断裂しているだけという場合は断裂部分の縫合手術を行います。 また、患部が変性していて縫合するのが難しい場合は、尺骨短縮術という方法で手術が行われます。 尺骨短縮術というのは前腕部にある尺骨を数ミリ切断して短くする手術で、尺骨を短くすることで、尺骨につながっているじん帯が引っ張られます。 そうなることで、手関節が安定するようになるため、TFCCへの負担が軽減され、痛みなどの症状が緩和できます。 TFCC損傷の手術後のリハビリについて TFCCの手術を受ける場合、手術後のリハビリについても気になりますよね。また、どれくらいの期間で普段の生活に戻れるかどうかということについても気になります。 TFCCの手術をした直後は肘上から手首までをギプスで固定します。 ギプスで1ヶ月くらい固定することになりますが、固定されていない指や肩は動かすことができるので、手術後3週間くらいから他動運動(他の人から動かしてもらって運動する)や筋力運動などでリハビリを始めます。 そして、ギプスから手関節装具に変更し、2カ月から3ヶ月くらいの間、固定をします。ギプスと手関節装具をつけている期間は激しい運動や重労働は行うことはできません。 まとめ・TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について TFCC損傷は、手関節鏡を使った縫合手術や尺骨短縮術などが一般的ですが、自身では修復することができなくなった部分を、自分の幹細胞によって新しく再生する、再生医療による治療という選択肢もあります。 TFCC損傷で悩んでいる方は、再生医療も治療の選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.20 -
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TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか? 小指側の手の付け根に痛みを感じることはありませんか? タオルをしぼる、蛇口をひねるなどの動作をしたとき、痛みを感じるのなら、「TFCC損傷」の疑いがあります。 TFCC損傷の痛みが長引くと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。その痛みを軽減するのにはテーピングは効果的に使用できるのでしょうか? 今回は、TFCC損傷の治療や予防にテーピングが使えるのかどうかについて解説します。 こちらもご参照ください TFCC損傷にテーピングは効果的 TFCC損傷治療の第一段階として保存療法があります。 炎症期は「アイシング」や「テーピング」で固定し、手首を安静に保ちます。 回復期には「ストレッチ」などが施されますが、痛みに対してテーピングが使用されることもあります。 このように、テーピングは患部の固定や痛みの軽減に効果的です。 TFCC損傷の予防にテーピングは予防にも効果 手首の小指側にあるTFCCは、少しの外傷でも損傷しやすい部位であるため、予防は難しいです。 しかし、テーピングで手首にかかる力を軽減すると、ある程度の予防にはなります。 手首を酷使する職業の方や、テニスやゴルフなどスポーツをする方は、痛みを感じたらすぐにテーピングで固定するとよいでしょう。 TFCC損傷の治療法 TFCC損傷の治療は、アイシングやテーピング、ストレッチなどのほか、炎症を抑える局所麻酔剤入りのステロイド注射などが行われます。 このような保存療法で効果がない場合は、手術を検討することが必要です。 しかし、手術となると抵抗がある方もいらっしゃることでしょう。手術後もギプスをしたり、激しいスポーツを避けねばならなかったり、仕事への復帰にも期間がかかります。 そこで、少しでも早く治したい方には、再生医療という選択肢があります。 TFCC損傷にはPRP再生医療 再生医療は、体の自然治癒力である「再生する力」を生かした医療で、TFCC損傷にはPRP再生医療が向いています。 血小板には修復作用がありますので、血小板を濃縮、ダメージ部位に注入することによって自然治癒力を発揮させる方法です。 ・慢性化した痛みを治したい ・スポーツをしていて、早く復帰したい ・持続効果のある治療を受けたい と考えている方におすすめです。その他、四十肩や五十肩、半月板損傷などのスポーツ障害にも効果的です。 まとめ・TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか? TFCC損傷を起こした場合、手首に痛みがある場合は、まずはテーピングで固定し、なるべく安静にしましょう。 テーピングは痛みを軽減するだけでなく、手首にかかる力から守ってくれますから、効果的に使用してくださいね。 しかし、TFCC損傷はテーピングなどの保存療法や手術では完治しにくいです。少しでも早く、治したいと考えるのであれば、再生医療を考えてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.12 -
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TFCC損傷の回復を目指す保存療法(リハビリ)と、再生医療という選択肢をご説明 TFCC損傷による手首の痛みは、日常生活、仕事やスポーツに影響を与えるので、早く治したいですよね。そのためには適切な治療やリハビリが必要です。 今回は、TFCC損傷に対する保存療法におけるリハビリについて詳しくご紹介します。 TFCC損傷の保存療法(リハビリ)での治療方法 TFCC損傷は、炎症期と回復期がありますが、保存療法(リハビリ)では、以下を行います。 ・炎症期:アイシングや装具もしくは、テーピングで安静・固定 ・回復期:可動域向上練習、ストレッチなどの手関節機能改善、筋力強化 回復期では痛みに対してテーピングが使用されることもありますが、手関節周囲の筋力を強化することによって、動作時の痛みが軽減したという例も報告されています。しかし、長期間放置した場合は難治例もあり慢性痛を伴う事もあります。このような方法で症状が改善しない場合は、手術療法が選択されます。 TFCC損傷術後の保存療法(リハビリ)には次のようなモノがあります ・他動運動 ・自動運動による抵抗運動 ・筋力訓練 痛みが強い場合はサポーターなどが使用されます。また、個人差があるため、医師や理学療法士が作成するリハビリ計画に沿って行う必要があります。 TFCC損傷は難治性 TFCCとは、三角線維軟骨複合体の略称で、「手関節の安定」「荷重の伝達」など重要な役割を担っています。 スポーツや転倒時に手をつくなどの外傷や加齢によって発症し、以下の異様な症状がみられます ・手関節尺側部痛 ・運動時の痛み ・握力低下 TFCC損傷は、レントゲンで異常が認められないため診断が難しく、完全に治すことは難しいと言われています。TFCCのように血行がない部位には、関節軟骨や軟部組織があります。 他の症例で例えれば、膝の軟骨がすり減って起こる「変形性膝関節症」などでは、軟骨いアプローチできる画期的な治療法が注目されています。その治療法はTFCC損傷にも効果が期待できます。 治療やリハビリで改善できないTFCCに、再生医療という選択肢 膝の軟骨がすり減って起こる「変形性膝関節症」の治療法として注目を集めている画期的な治療法とは…「再生医療」です。この再生医療は、TFCC損傷にも効果が期待できるため、治療の選択肢の1つとして考えることができます。 再生医療で行われる治療を簡単に説明すると、治療を受ける患者さん自身の細胞を取り出し、培養によってその数を劇的に増やした上でダメージ部位に注入するという方法です。 損傷を受けた部位を修復作用のある脂肪肝細胞を使用するため、TFCC損傷の治療にも効果が期待できるのです。幹細胞の中でも脂肪由来幹細胞は、すり減った軟骨や機能不全になった臓器を機能回復させる驚くべき力を持っています。 まとめ・TFCC損傷の回復を目指す保存療法(リハビリ)と、再生医療という選択肢をご説明 個人差はありますが、TFCC損傷のリハビリ治療には時間がかかります。その上、保存療法でも、手術をしても痛みが残ってしまうこともあり、根本的な治癒に至らないこともあります。 しかし、幹細胞による再生医療であれば長期にわたるリハビリの必要もありません。 TFCC損傷を根本から治すことをお考えでしたら、再生医療を治療の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.09 -
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TFCC損傷でも仕事を休むことなく短期治療でする方法とは? TFCC損傷は、手を酷使する仕事に就いている人やスポーツをする人に多い症状です。そして、安静時の痛みはないのですが、タオルを絞る、ドアノブを回す、蛇口をひねるなどの動作をするときに、手首の小指側に痛みを感じるという特徴があります。 痛みのために手が使えないと仕事にも支障が出てしまいますよね。今回は、仕事にも支障が出てしまうTFCC損傷の効果的な治療法について解説します。 TFCC損傷は手の酷使が原因になりやすい! スポーツや家事、介護の仕事、デスクワークなどで手首を酷使していると、TFCC損傷になる可能性があります。もし、小指側の手関節に痛みを感じたらTFCC損傷かもしれません。 TFCC損傷は、医療機関でも診断が難しく、実は腱鞘炎などに間違えられやすい病気です。そのため、診断には、理学所見や関節造影、超音波やMRIなどを組み合わせて行う必要があります。 TFCC損傷の治療法 TFCC損傷の治療法には、保存療法と手術があります。 ▲保存療法 ・手関節を安静に保つために装具などで固定 ・テーピングや運動療法などでリハビリを行う ・関節内にステロイド注射をし、炎症を抑えて痛みを軽減する 保存療法で痛みが引かない、仕事に支障をきたすというような場合は、外科的な手術をするという選択肢があります。 ▲外科的な治療法(手術) ・関節鏡でTFCC部分の切除 ・関節鏡でTFCC縫合 ・尺骨短縮骨切除術 TFCC損傷の術後、仕事やスポーツに復帰できるのか TFCC損傷で痛みなどの症状が長引き、手術を選択せざるを得なくなった場合、気になるのは仕事復帰やスポーツ復帰だと思います。手術にかかる期間は個人によって差があります。 術後の1つの目安としては、痛みを見ながらギプスで約1ヶ月は固定が必要となり、その後、手関節用の装具に変更して2~3ヶ月の程度の固定を行います。つまり、この期間の重労働やスポーツは禁止となります。 このようにギプスで固定というと、何もできないのでは?と不安になりますよね。しかし、手指はギプス中から動かせますので、軽作業や、デスクワークについては、術後の1ヶ月以内に復帰できると思われます。 ただし、重いものを持つような家事や、介護などの仕事、スポーツへの復帰に関してはある程度の期間が必要になりますし。また、メスを入れることに抵抗がある方や、もっと自然に根治を目指したいという方も少なくないのではないでしょうか。 そこでご紹介したいのが、再生医療で根本的な治癒を目指すという方法です。 仕事への早い復帰が望める!TFCC損傷を再生医療で治す方法とは? 幹細胞とは、人が生まれながらにして持っているもので、損傷したり弱ったりしている箇所を修復するという機能を担っています。再生医療では、この幹細胞を体から取り出して培養、パワーを高めた幹細胞を損傷部位に注入し、損傷を修復するという治療法です。 再生医療は、関節痛や糖尿病、アンチエイジング、そしてTFCC損傷の治療にも効果が期待できる画期的で最先端の医療法です。そして、自分自身の細胞を用いるため副作用が少ないこと、治療期間が短くて済むなど、メリットが多い治療法としても注目を集めています。 まとめ・TFCC損傷でも仕事を休むことなく短期に治療する方法とは? TFCC損傷による痛みは、仕事やスポーツに影響を与えてしまいますから、早く治すことが必要です。治療法には保存療法と手術が一般的ですが、根本的な治癒につながらない、治療期間が長くかかるなどの問題があります。 もっと効果的な治療をしたい、早い根治を目指したいというのであれば、再生医療による治療を考えてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.06 -
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TFCC損傷の原因と最新の再生医療という治療法について TFCCとは、手の小指側にあり、腕の骨と指の骨の間にある三角状の組織で、手関節尺側の安定を担っており、衝撃を和らげるクッションのような役割を担っています。 もし、何もしていないときは痛みがないのに、例えば、ドアノブを回すように手首をひねる行動をすると痛みを感じるのであれば、それはTFCC損傷を起こしている可能性があります。 今回は、このTFCC損傷の原因、そして最新の治療法について解説します。 こちらもご参照ください TFCC損傷の原因は外傷と加齢 TFCC損傷は、「転倒した時に手をつく」「交通事故や自転車で手首をひねる」などが原因となって起こり、痛みは、タオルを絞る、やかんやフライパンなど重い物を持つ、手をつくなどのときに感じます。 TFCC損傷は、スポーツ障害の1つとしても挙げられますし、加齢によりTFCCが変形して損傷を起こし、痛みを発症することもあります。 TFCC損傷の治療 TFCC損傷の治療法としては、まず、手首をできる限り動かさないように、装具やサポーターで固定する方法があります。 同時に、可動域や筋力低下を防止するためのリハビリが行われます。 これらの療法を行っても症状が改善しない場合は、手術が行われ、損傷の程度によって尺骨短縮術や、靭帯再建術が行われます。 TFCC損傷の治療法としては再生医療という選択肢もある! 人間の体には、損傷したり弱ったりしている部分を修復する働きがある幹細胞というものがあります。 そして幹細胞は、臓器や皮膚組織、関節や骨、軟骨、筋肉など、いろいろな細胞に変化します。 再生医療では、幹細胞を体から取り出し培養、損傷部分に注入するという治療法を行います。 結果、培養された幹細胞は修復能力を何千何百万倍にも増幅、損傷している箇所に働きかけて機能を回復させることができるため、TFCC損傷にも効果的なのです。 幹細胞を使用した再生医療の中でも、脂肪由来幹細胞はかなりの効果が期待できます。 実際、骨や軟骨の病気、血管や神経の病気や糖尿病などにも治療効果が出ています。 また、疾病の予防だけでなく体全体の若返りにも効果が見られ、糖尿病や肝臓疾患、ひざや股関節の痛みを治すだけでなく、肌の再生など美容分野でも用いられています。 まとめ・TFCC損傷の原因と最新の再生医療という治療法について 関節の痛みに対して一般的に行われている痛み止めや湿布薬による治療では、症状の緩和はできても根本的完治には至りません。 しかし、手術で体にメスを入れるのに抵抗がある人もいらっしゃることでしょう。 ですが、自分自身の自然治癒力を生かした最先端の治療法「再生医療」であれば、TFCC損傷の治療が可能です。 スポーツや事故、加齢などの原因によりTFCC損傷を起こしてしまい痛みで悩んでいる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.02