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TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか?

公開日: 2019.11.12
更新日: 2025.04.28

TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか?

小指側の手の付け根に痛みを感じることはありませんか?

タオルをしぼる、蛇口をひねるなどの動作をしたとき、痛みを感じるのなら、「TFCC損傷」の疑いがあります。

TFCC損傷の痛みが長引くと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。その痛みを軽減するのにはテーピングは効果的に使用できるのでしょうか?

今回は、TFCC損傷の治療や予防にテーピングが使えるのかどうかについて解説します。

コーヒーをそそぐ男性

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TFCC損傷にテーピングは効果的

TFCC損傷治療の第一段階として保存療法があります。

炎症期は「アイシング」や「テーピング」で固定し、手首を安静に保ちます。

回復期には「ストレッチ」などが施されますが、痛みに対してテーピングが使用されることもあります。

このように、テーピングは患部の固定や痛みの軽減に効果的です。

手のマッサージ

TFCC損傷の予防にテーピングは予防にも効果

手首の小指側にあるTFCCは、少しの外傷でも損傷しやすい部位であるため、予防は難しいです。

しかし、テーピングで手首にかかる力を軽減すると、ある程度の予防にはなります。

手首を酷使する職業の方や、テニスやゴルフなどスポーツをする方は、痛みを感じたらすぐにテーピングで固定するとよいでしょう。

TFCC損傷の治療法

TFCC損傷の治療は、アイシングやテーピング、ストレッチなどのほか、炎症を抑える局所麻酔剤入りのステロイド注射などが行われます。

このような保存療法で効果がない場合は、手術を検討することが必要です。

しかし、手術となると抵抗がある方もいらっしゃることでしょう。手術後もギプスをしたり、激しいスポーツを避けねばならなかったり、仕事への復帰にも期間がかかります。

そこで、少しでも早く治したい方には、再生医療という選択肢があります。

TFCC損傷にはPRP再生医療

再生医療は、体の自然治癒力である「再生する力」を生かした医療で、TFCC損傷にはPRP再生医療が向いています。

血小板には修復作用がありますので、血小板を濃縮、ダメージ部位に注入することによって自然治癒力を発揮させる方法です。

・慢性化した痛みを治したい
・スポーツをしていて、早く復帰したい
・持続効果のある治療を受けたい

と考えている方におすすめです。その他、四十肩や五十肩、半月板損傷などのスポーツ障害にも効果的です。

まとめ・TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか?

TFCC損傷を起こした場合、手首に痛みがある場合は、まずはテーピングで固定し、なるべく安静にしましょう。

テーピングは痛みを軽減するだけでなく、手首にかかる力から守ってくれますから、効果的に使用してくださいね。

しかし、TFCC損傷はテーピングなどの保存療法や手術では完治しにくいです。少しでも早く、治したいと考えるのであれば、再生医療を考えてみてはいかがでしょうか。

 

監修:リペアセルクリニック大阪院

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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