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野球少年が野球肘を発症した場合のリハビリと、その再発の予防策について

公開日: 2019.09.30
更新日: 2024.11.19

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野球少年が野球肘を発症した場合のリハビリと、その再発の予防策について

野球少年にとって、野球肘は選手生命にかかわる一大事です。

治療やリハビリを怠る、あるいは、リハビリが終了した後、無理にプレーを再開すると野球肘が再発!ということにもなりかねませんから、リハビリはしっかり行うこと、そして、リハビリ後の練習再開時にも無理をしないことが大切です。

そこで今回は、野球肘のリハビリの具体的な方法と、再発を予防する方法をご紹介します。

ピッチャー

野球肘のときに行うリハビリについて解説します!

野球肘とは、投球動作を繰り返したために肘関節を損傷している状態なので、まず初めに行う治療は、患部を安静に保ち、痛みを抑えることが中心になります。

ピッチャー
野球肘のリハビリはいつから開始するの?

野球肘のリハビリは、痛みが治まってから開始します。

この時、無理をして安静期間を十分にとらない、リハビリを行わないまま練習を再開するというようなことをすると、野球肘が重症化することがあります。

ですから、医師の指示通りに安静期間を守り、適切なタイミングでリハビリを開始するようにしましょう。

野球肘のリハビリはどんなことをするの?

野球肘のリハビリはストレッチや筋トレを行うのが一般的です。肘の関節を伸ばすストレッチをして肘の内側の筋肉を柔らかくする、そして、手首を曲げる、回すなどして肘の内側の筋肉を鍛えるリハビリテーションを行います。

その後、投球動作をしてみて痛みがないかどうかを確認、投球フォームをチェックするなどしながら、徐々に練習を再開していくという流れになります。

野球肘はリハビリ後も要注意!再発しないようにするためには?

治療を終え、リハビリを頑張ったのにすぐに再発!また安静を強いられる…という状況になるとイヤですよね。

ですから、野球肘を再発しないように気を付けましょう。再発を繰り返し、重症化してしまうと、手術が必要になる、選手生命の危機に至るというケースもあります。

リハビリ後の練習再開はいつ?

1日でも早く再開したい気持ちは分かりますが、医師と相談しながら練習を再開しましょう。

また、練習を再開してすぐ、治療前と同じ内容に戻すのは危険です。つい力一杯投げてしまうと野球肘の再発につながりますから、練習量は徐々に増やし、身体を慣らしていきましょう。

野球肘の再発を注意しすぎて、肘を庇いながらプレーをすると、体のほかの部分に故障が現れることもあります。肘だけでなく、全身のバランスにも気を配りましょう。

▲具体的に何球投げてもいいの?

リハビリ後の練習では、以前の練習量の30%程度から始めることが望ましいです。例えば、少年野球の試合において、ピッチャーの1日の投球数は70までと制限されているので、復帰したての練習では投球数を20程度に抑えておくこと良いです。

ただし、状況によって個人差がありますので、医師と十分相談をして練習メニューを決めていくようにしてください。

投球フォームを見直す必要性

投球動作は本来、全身で行うものです。野球肘になってしまった選手は、手だけを使う「手投げ」になっている場合が多く、手投げのままプレーを続けると野球肘を再発しやすくなります。

再発を予防するためには、下半身と体幹を上手く使って力を分散させるような投球フォームに改善することが望ましいでしょう。

まとめ・野球少年が野球肘を発症した場合のリハビリと、その再発の予防策について

野球肘のリハビリ中はなかなかプレーが出来なくて焦り、練習を再開しても物足りない、と感じてしまう場合もあります。

特にお子さんが野球肘で治療・リハビリが必要という場合は、子供が焦る気持ちも受け止めながら、成長期にある身体を守ってあげることが大切です。医師と連携しながら、好きな野球を長く、楽しく続けられるようにサポートしてあげましょう。

 

監修:リペアセルクリニック大阪院

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