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腕(肘から下)が痛む原因は?スポーツ・日常生活における疾患と対処法を紹介

肘から下の痛み
公開日: 2019.04.13 更新日: 2026.09.30

「腕の肘から下が痛いけれど、何が原因なのかわからない」と不安を抱えている方は少なくありません。

腕(肘から下)の痛みは、テニス肘やゴルフ肘など筋肉・腱の使いすぎによるもののほか、首や肘・手首で神経が圧迫されて起こるものが考えられます。

痛む場所やしびれの有無によって考えられる疾患が異なるため、症状の特徴を知っておくと、受診の判断や医師への説明に役立ちます。

本記事では、腕(肘から下)が痛む主な原因を疾患別に紹介し、自分でできる対処法や受診の目安、再生医療という治療の選択肢まで解説します。

腕(肘から下)が痛む主な原因|スポーツによる疾患

腕(肘から下)が痛む原因として代表的なのが、スポーツの繰り返し動作によって、肘まわりの筋肉・腱・骨に負担が蓄積して起こる疾患です。

肘の骨に付着する筋肉は前腕を通って手首や指まで伸びているため、肘の障害でも肘から下の広い範囲に痛みが出ることがあります。

ここでは、スポーツによって腕(肘から下)の痛みを引き起こす主な疾患を解説します。

ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)

ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)は、肘の内側から前腕の手のひら側にかけて痛みが出る疾患です。

肘の内側にある骨の出っ張り(内側上顆)には、手首を手のひら側に曲げる筋肉や指を曲げる筋肉が付着しており、この付着部に負担が繰り返しかかることで炎症が起こります。

ゴルフ肘で痛みが出やすい主な動作は、以下のとおりです。

  • ゴルフのスイングでボールを打つ瞬間
  • 重い物を手のひら側から持ち上げる
  • 手首を手のひら側に曲げる
  • 雑巾やタオルを絞る

ゴルフ肘が重症化した場合の症状や治療法については、以下の記事で解説しています。

名前のとおりゴルフのスイングが原因となるケースが多い一方で、テニスのフォアハンドや野球の投球、家事や仕事での手の使いすぎでも発症することがあります。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、ものをつかんで持ち上げる動作やタオルを絞る動作で、肘の外側から前腕にかけて痛みが出る疾患です。
※参照:日本整形外科学会「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」

肘の外側にある骨の出っ張り(外側上顆)には手首や指を伸ばす筋肉が付着しており、この付着部が傷むことで痛みが生じます。

テニス肘で痛みが出やすい主な動作は、以下のとおりです。

  • ラケットでボールを打つ(とくにバックハンド)
  • ドアノブを回す
  • ペットボトルのふたを開ける
  • 重いフライパンや鍋を持つ

テニス肘の重症化サインや治療法については、以下の記事もあわせてご覧ください。

多くの場合、腕を動かしていないときの痛みは少ないため放置されがちですが、安静にしていても痛む場合は症状が進んでいる可能性があるため、早めに整形外科を受診しましょう。

野球肘

野球肘は、投球動作の繰り返しによって、肘の靭帯・骨・軟骨が傷つく疾患の総称です。

成長期の子どもに多く、痛みを我慢して投げ続けると骨や軟骨の障害が進み、将来的に肘の動きに影響が残ることもあります。

野球肘は、痛む場所によって以下の3つに分けられます。

分類 痛む場所 主な状態
内側型 肘の内側 靭帯が引っ張られて傷む、成長期では骨の端がはがれることがある
外側型 肘の外側 骨同士がぶつかり、軟骨が傷む
後方型 肘の後ろ側 肘を伸ばしたときに骨がぶつかり、骨や軟骨が傷む

野球肘のリハビリや再発を防ぐ練習メニューについては、以下の記事で紹介しています。

投球時の痛みに加えて、肘が伸びきらない・曲がりきらないといった動きの制限がある場合は、投球を中止して早めに受診しましょう。

変形性肘関節症

変形性肘関節症は、肘関節の軟骨がすり減り、骨が変形することで痛みや動かしにくさが生じる疾患です。

加齢に加えて、重労働やスポーツで長年肘を酷使してきた方や、過去に肘をけがした方に起こりやすい傾向があります。

変形性肘関節症の主な症状は、以下のとおりです。

  • 肘を動かしたときの痛み
  • 肘が完全に伸びない、曲がらない
  • 動かしたときに引っかかる感じがある
  • 小指や薬指のしびれ(変形した骨が神経を圧迫した場合)

腕が曲がらないときに考えられる疾患については、以下の記事で解説しています。

変形が進むと肘の内側を通る神経が圧迫され、後述する肘部管症候群を合併することもあるため、しびれを伴う場合は放置せずに受診しましょう。

前腕の骨折(橈骨・尺骨)

転倒や衝突などで腕に強い衝撃を受けたあとに痛みが出た場合は、前腕の骨折が考えられます。

前腕には親指側の橈骨(とうこつ)と小指側の尺骨(しゃっこつ)の2本の骨があり、転んで手をついたときなどに、手首に近い部分や骨の中央部分が折れることがあります。

以下のような症状がある場合は、骨折の可能性があります。

  • 強い痛みがあり、腕を動かせない
  • 腫れや内出血がみられる
  • 腕や手首の形が変わっている
  • 押すと特定の場所が強く痛む

骨折が疑われる場合は腕を無理に動かさず、板や雑誌などを添えて固定したうえで、すぐに整形外科を受診しましょう。

腕(肘から下)が痛む原因|日常生活で起こりうる疾患

腕(肘から下)の痛みは、家事や仕事での手の使いすぎや、首・肘・手首での神経の圧迫によって、スポーツをしていない方にも起こります。

神経の圧迫が原因の場合は、痛みに加えてしびれや力の入りにくさを伴うことが多いのが特徴です。

ここでは、日常生活で起こりうる腕(肘から下)の痛みの主な原因を解説します。

腱鞘炎

腱鞘炎は、手や指の使いすぎによって、腱と腱を包む鞘(腱鞘)がこすれて炎症が起こる疾患です。

手や指を動かす筋肉の多くは前腕にあるため、手首や指の腱鞘炎でも前腕にかけて痛みが広がることがあります。

腱鞘炎を起こしやすい主な動作は、以下のとおりです。

  • パソコンのキーボードやマウスの長時間の操作
  • スマートフォンの操作
  • 楽器の演奏
  • 抱っこや料理など、家事・育児での繰り返し動作

腱鞘炎の治療期間や治療法については、以下の記事で解説しています。

親指側の手首が痛む「ドケルバン病」や、指の付け根が痛み曲げ伸ばしで引っかかる「ばね指」も腱鞘炎の一種で、痛みが出たら手を休めることが改善の第一歩になります。

肘部管症候群

肘部管症候群は、肘の内側を通る尺骨神経が圧迫・牽引されて、小指側にしびれや痛みが出る疾患です。

初期は小指と薬指の小指側にしびれが出て、進行すると手の筋肉がやせたり、指が変形したりすることがあります。
※参照:日本整形外科学会「肘部管症候群」

肘部管症候群の主な原因は、以下のとおりです。

  • 肘を曲げた姿勢を長時間続ける(デスクワークで肘をつく、就寝時に肘を曲げるなど)
  • 変形性肘関節症による骨の変形
  • 子どものころの肘の骨折による変形
  • ガングリオン(こぶ)などによる圧迫

肘を深く曲げると神経への負担が大きくなるため、作業時に肘を曲げすぎない姿勢を意識し、しびれが続く場合や手に力が入りにくい場合は早めに受診しましょう。

肘内障

肘内障は、幼い子どもが腕を引っ張られたときなどに、肘の骨が靭帯から外れかかる状態です。

手をつないで歩いていて転びそうになったときや、寝返りの際に腕が体の下になったときなどに、肘の外側で骨(橈骨)が靭帯からずれることで起こります。

肘内障が疑われる主なサインは、以下のとおりです。

  • 腕を引っ張られた直後に急に泣き出す
  • 腕をだらんと下げたまま動かそうとしない
  • 手を上げさせようとすると嫌がる
  • 腫れや変形はほとんどみられない

肘内障は医療機関で整復(ずれを元に戻す処置)を受けると痛みがおさまることが多いため、自分で無理に戻そうとせず、整形外科や小児科を受診しましょう。

手根管症候群

手根管症候群は、手首の手のひら側にあるトンネル(手根管)で正中神経が圧迫され、親指から薬指にかけてしびれや痛みが出る疾患です。

妊娠・出産期や更年期の女性に多く、手の使いすぎやけが、透析治療なども原因になるとされています。
※参照:日本整形外科学会「手根管症候群」

手根管症候群の主な症状は、以下のとおりです。

  • 親指・人差し指・中指と、薬指の親指側のしびれや痛み
  • 明け方や夜間に症状が強くなる
  • 手を振ると症状がやわらぐ
  • 親指の付け根がやせて、細かいものをつまみにくくなる

手根管症候群を悪化させないための注意点については、以下の記事で解説しています。

しびれや痛みは手先に出ることが多いものの、前腕や肘のあたりまで広がることもあるため、肘から下の痛みとともに指のしびれがある場合は手根管症候群も考えられます。

頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニアは、首の骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出して神経を圧迫し、首から腕・手にかけて痛みやしびれが出る疾患です。

首から出た神経は腕を通って指先まで伸びているため、原因が首にあっても、肘から下の痛みとして感じることがあります。

頚椎椎間板ヘルニアでみられる主な症状は、以下のとおりです。

  • 首や肩甲骨まわりの痛み
  • 腕から指先に向かって走るような痛みやしびれ
  • 首を後ろに反らすと症状が強くなる
  • 手に力が入りにくい、箸やボタンの操作がしにくい

腕の外側から親指にかけて症状が出るケースについては、以下の記事で詳しく解説しています。

手の細かい動作がしにくい、歩きにくいといった症状が出てきた場合は、首の中の脊髄が圧迫されている可能性があるため、早めに整形外科を受診しましょう。

頚椎症

頚椎症は、加齢などにより首の骨や椎間板が変形し、神経を圧迫して首や腕に痛み・しびれが出る疾患です。

頚椎椎間板ヘルニアと似た症状が出ますが、頚椎症は骨のとげ(骨棘)や椎間板のすり減りなど、長い年月をかけた変化が主な原因です。

頚椎症の症状が出やすくなる主な要因は、以下のとおりです。

  • 加齢による椎間板や骨の変化
  • 長時間うつむく姿勢(スマートフォンやパソコンの作業など)
  • 猫背など、首に負担がかかる姿勢
  • 首を後ろに反らす動作の繰り返し

神経の根元が圧迫される場合は片側の腕の痛みやしびれ、脊髄が圧迫される場合は両手のしびれや歩きにくさが出ることがあるため、症状が出ている範囲を医師に伝えると診断の手がかりになります。

頚肩腕症候群

頚肩腕症候群は、首・肩・腕にかけて、こりや痛み、しびれ、だるさなどが続く状態を指します。

検査で頚椎椎間板ヘルニアなどのはっきりとした原因が見つからない場合に診断されることが多く、パソコン作業など同じ姿勢や手作業を長時間続ける方に起こりやすいとされています。

頚肩腕症候群でみられる主な症状は、以下のとおりです。

  • 首や肩のこり、痛み
  • 腕や手のだるさ、しびれ
  • 手先の冷えやふるえ
  • 目の疲れや頭痛を伴うこともある

作業の合間にこまめに休憩をとり、首や肩のストレッチを取り入れるなど、負担のかかる姿勢を続けない工夫が症状の軽減につながります。

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群は、首から腕へ向かう神経や血管が、鎖骨と肋骨の間などのすき間で圧迫されて起こる疾患です。

なで肩の女性や重い荷物を持つ方、腕を上げた姿勢で作業する方に起こりやすい傾向があります。

胸郭出口症候群の主な症状は、以下のとおりです。

  • 腕を上げると、腕や手のしびれ・だるさが強くなる
  • 腕から小指側にかけての痛み
  • 手の冷えや色の変化
  • 肩や首まわりのこり

胸郭出口症候群のセルフチェックや治療法については、以下の記事で解説しています。

つり革につかまる、洗濯物を干すなど腕を上げる動作で症状が強くなる場合は胸郭出口症候群が疑われるため、症状が続くときは整形外科で相談しましょう。

腕(肘から下)が痛いときの対処法

腕(肘から下)の痛みには、まず痛む動作を控えて安静にし、そのうえでストレッチや冷やす・温めるなどのセルフケアを行うのが基本です。

ただし、セルフケアは痛みをやわらげるための補助的な方法であり、原因によっては悪化させることもあるため、痛みが続く場合は医療機関を受診しましょう。

ここでは、腕(肘から下)が痛いときに自分でできる対処法と、受診の目安を解説します。

ストレッチ

筋肉の使いすぎによる痛みやだるさには、前腕の筋肉をやさしく伸ばすストレッチがすすめられます。

前腕の筋肉がかたくなると肘の骨への付着部に負担がかかりやすくなるため、ストレッチで柔軟性を保つことが痛みの軽減や予防につながります。

前腕のストレッチの手順は、以下のとおりです。

種類 手順
手のひら側のストレッチ
(肘の内側が痛い場合)
①腕を前に伸ばし、手のひらを前に向ける
②反対の手で指先をつかみ、手前にゆっくり引く
③心地よく伸びたところで20秒ほど保つ
手の甲側のストレッチ
(肘の外側が痛い場合)
①腕を前に伸ばし、手の甲を前に向ける
②反対の手で手の甲を包み、手首を手前にゆっくり曲げる
③心地よく伸びたところで20秒ほど保つ

強く引っ張ったり痛みを我慢して行ったりすると炎症が悪化することがあるため、痛みが強い時期は控え、気持ちよいと感じる範囲で左右とも行いましょう。

テーピング

仕事や家事でどうしても腕を使う必要がある場合は、テーピングで筋肉の動きを補助し、肘への負担を減らす方法があります。

伸縮性のあるテープを筋肉に沿って貼ることで動作時の痛みをやわらげる効果が期待でき、前腕の肘寄りに巻くベルト型のサポーター(テニス肘バンド)も同じ目的で使われます。

肘の外側が痛い場合の基本的な貼り方は、以下のとおりです。

  • 肘を軽く伸ばし、手首を手のひら側に曲げて前腕の筋肉を伸ばす
  • 手首の手の甲側から、肘の外側の痛む部分に向かってテープを貼る
  • テープは強く引っ張らず、軽く伸ばす程度で貼る
  • かゆみや赤みが出た場合はすぐにはがす

テーピングやサポーターはあくまで痛みを軽減する補助的な手段のため、使いながら痛みが続く場合は医療機関を受診しましょう。

首や肩まわりの姿勢を見直す

首や肩が原因の痛みやしびれには、デスクワークやスマートフォン操作の姿勢を見直し、首への負担を減らすことがすすめられます。

うつむく姿勢や猫背が続くと首の骨や神経への負担が増え、頚椎の疾患や頚肩腕症候群の症状が悪化しやすくなります。

日常生活で見直したい主なポイントは、以下のとおりです。

  • パソコンの画面を目の高さに近づける
  • 肘を机や肘掛けに置き、肩の力を抜く
  • 肘を深く曲げたままの姿勢を長く続けない
  • 30分〜1時間に1回は休憩し、首や肩を動かす

姿勢の見直しだけで改善しない痛みやしびれは、神経の圧迫が進んでいる可能性もあるため、医師の診察を受けたうえで治療方針を決めましょう。

痛み止め(消炎鎮痛剤)を使う

痛みが強く日常生活に支障がある場合は、消炎鎮痛剤の飲み薬や湿布・塗り薬で痛みをやわらげる方法があります。

消炎鎮痛剤は炎症を抑えて痛みを軽くする薬で、しびれを伴う神経の症状には、医療機関でビタミンB12などの薬が処方されることもあります。
※参照:日本整形外科学会「手根管症候群」

痛み止めの主な種類と特徴は、以下のとおりです。

種類 特徴
飲み薬 全身に作用し、痛みが強いときに使われる
・胃腸への負担に注意が必要
湿布・塗り薬 痛む部分に直接使える
・皮膚のかぶれに注意が必要

市販薬を自己判断で長期間使い続けると原因となる疾患の発見が遅れることもあるため、数日使っても痛みが改善しない場合は受診しましょう。

急な痛みは冷やし慢性的な痛みは温める

腕(肘から下)の痛みは、急に痛み出したときや腫れ・熱感があるときは冷やし、慢性的な痛みやこわばりには温めるのが基本です。

炎症が起きている時期に温めると痛みや腫れが強くなることがあり、反対に慢性的な痛みは血流を促すことで筋肉のこわばりがやわらぎやすくなります。

痛みの状態に応じた対処は、以下のとおりです。

痛みの状態 対処 方法
急な痛み・腫れ・熱感がある 冷やす 保冷剤などをタオルで包み、15〜20分ほど当てる
慢性的な痛み・こわばり・だるさ 温める 入浴や蒸しタオル、使い捨てカイロで温める

冷やしすぎや低温やけどを防ぐため、保冷剤やカイロは直接肌に当てず、エアコンの冷気が当たり続ける環境も避けましょう。

整形外科を受診する

痛みが強い場合やしびれを伴う場合、セルフケアを続けても改善しない場合は、早めに整形外科を受診しましょう。

筋肉・腱の炎症、靭帯の損傷、神経の圧迫など原因によって適切な治療が異なるため、自己判断で様子を見続けると悪化することがあります。

整形外科の受診を検討したい主な症状は、以下のとおりです。

  • 強い痛みがあり、腕を動かせない
  • 腫れや変形がある
  • しびれや力の入りにくさがある
  • 夜間や安静時にも痛む
  • 数週間セルフケアを続けても改善しない

痛みをかばう動作が続くと肩や首など別の部位にも負担がかかるため、原因を確かめたうえで治療を始めることがすすめられます。

腕(肘から下)の長引く痛みに対する再生医療という選択肢

保存療法を続けても改善しない腕(肘から下)の痛みには、患者様ご自身の血液や細胞を使って、傷んだ腱や組織の修復を目指す再生医療も選択肢の一つです。

テニス肘やゴルフ肘などの痛みは、多くの場合、安静や薬、リハビリなどの保存療法で改善を目指しますが、症状が長引いて手術を検討するケースもあります。

再生医療は、こうした保存療法と手術の間を埋める治療として、「痛みがなかなか改善しない」「できれば手術は避けたい」という方が検討できる治療法です。

当院で行っている再生医療には、主に以下の2種類があります。

治療法 内容
PRP療法 患者様ご自身の血液から血小板を多く含む成分(多血小板血漿)を取り出し、痛む部分に注射する治療
・血小板に含まれる成長因子の働きで、組織の修復を促すことを目指す
幹細胞治療 患者様ご自身の脂肪から採取した幹細胞を培養し、痛む部分に投与する治療
・幹細胞の働きで、傷んだ腱や軟骨などの修復・再生を目指す

当院リペアセルクリニックの幹細胞治療には、以下の特徴があります。

  • 冷凍しない「フレッシュな細胞」を投与し、細胞の生存率にこだわった治療を実施
  • 独自の培養技術により、1回あたり最大2億個の幹細胞投与が可能
  • 分化誘導によって、目的の組織へ働きかけることを目指した治療設計
  • 入院・手術を必要とせず、日常生活への影響を抑えられる

ご自身の血液や細胞を用いるため、拒絶反応やアレルギーが起こりにくい点も再生医療の特徴です。

手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。

腕(肘から下)の痛みに悩む方からよくある質問

腕(肘から下)の痛みに関するよくある質問と回答は、以下のとおりです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

肘から下が急に痛くなったらどうすれば良い?

結論から言うと、腫れや変形、強い痛みがある場合はすぐに医療機関を受診し、軽い痛みであれば安静と冷却で様子を見ます。

転倒などのあとに腫れや変形がある場合は、骨折や脱臼の可能性があります。

軽い痛みの場合は、以下の「RICE処置」を行いましょう。

  • Rest(安静):痛む動作を控え、腕を休ませる
  • Ice(冷却):保冷剤などをタオルで包み、15〜20分ほど冷やす
  • Compression(圧迫):包帯などで軽く圧迫し、腫れを抑える
  • Elevation(挙上):腕を心臓より高い位置に保つ

数日たっても痛みが引かない場合や、しびれが出てきた場合は整形外科を受診しましょう。

肘から下の外側が痛い原因は?

結論から言うと、肘から下の外側が痛い場合に多い原因はテニス肘(上腕骨外側上顆炎)です。

ただし、外側の痛みには、神経や靭帯、関節の障害が関わっていることもあります。

肘から下の外側が痛いときに考えられる主な原因は、以下のとおりです。

  • テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
  • 橈骨神経の圧迫による障害
  • 肘の外側の靭帯の損傷
  • 野球肘(外側型)や関節の炎症

似た痛みを起こす疾患が多く自己判断が難しいため、痛みが長引く場合や日常生活に支障がある場合は整形外科で診断を受けましょう。

肘から下の内側が痛い原因は?

結論から言うと、肘から下の内側が痛い場合は、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)や肘部管症候群が主な原因として考えられます。

痛みだけであればゴルフ肘などの筋肉・腱の障害、小指や薬指のしびれを伴う場合は神経が圧迫される肘部管症候群の可能性があります。

肘から下の内側が痛いときに考えられる主な原因は、以下のとおりです。

  • ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
  • 肘部管症候群
  • 野球肘(内側型)
  • 変形性肘関節症

手の筋肉がやせてきた、細かい作業がしにくいといった症状がある場合は神経の障害が進んでいる可能性があるため、早めに受診しましょう。

肘から下の痛みとしびれが同時にある場合は?

結論から言うと、痛みとしびれが同時にある場合は、首・肘・手首のいずれかで神経が圧迫されている可能性があります。

しびれが出る指の範囲や症状が強くなる動作によって、圧迫されている場所の見当をつけることができます。

しびれの特徴 考えられる疾患
小指と薬指の小指側がしびれる 肘部管症候群
親指から薬指の親指側がしびれる 手根管症候群
腕から指先まで広くしびれ、首の動きで症状が変わる 頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症
腕を上げるとしびれが強くなる 胸郭出口症候群

しびれは原因によって治療法が異なり、放置すると筋力の低下が残ることもあるため、整形外科で神経の検査を受けることがすすめられます。

腕(肘から下)が痛い原因を特定し適切な対処を行おう

腕(肘から下)の痛みは、テニス肘やゴルフ肘などの筋肉・腱の使いすぎのほか、首や肘・手首での神経の圧迫など、さまざまな原因で起こります。

痛む場所やしびれの有無によって考えられる疾患が異なるため、症状の特徴を把握しておくことが原因を特定する手がかりになります。

軽い痛みであれば安静やストレッチなどのセルフケアで様子を見られますが、強い痛みやしびれがある場合、セルフケアで改善しない場合は早めに整形外科を受診しましょう。

保存療法を続けても痛みが改善しない場合は、ご自身の血液や細胞を用いて組織の修復を目指す再生医療も選択肢の一つです。

長引く腕(肘から下)の痛みでお悩みの方は、当院リペアセルクリニックへご相談ください。

リペアセルクリニック症例15,000件ver

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設