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テニス肘の重症化サイン|放置するとどうなる?症状悪化を防ぐ対処法について解説

テニス肘はテニス愛好家に多いことからその名で呼ばれるようになったと言われています。
初期症状では日常生活への影響が少ないこともありますが、放置していると重症化する恐れがあります。
テニス肘の痛みに悩んでいる方や、治療法についてお悩みの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、テニス肘が重症化したときの症状や、治療法について紹介します。
テニス肘は早期からの適切な治療が大切です。重症化する前に医療機関を受診してください。
本記事を参考にしていただき、適切な対処法でテニス肘を重症化させないようにしましょう。
目次
テニス肘の重症化サイン
テニス肘の重症化サインは、以下のとおりです。
テニス肘が重症化した際は、初期症状と異なる症状が生じます。
重症化した際には変化を見逃さず、すぐに治療を開始しましょう。
安静時にも痛みが続く
初期のころは安静にすると痛みが落ち着きますが、重症化すると安静にしていても痛みが続くようになります。
特定の動作をしていなくても痛みがあるため、日常生活への影響も大きくなってしまいます。
痛みが続くようになったら医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。
動作時に痛みが強くなる
テニス肘は以下のような動作時に痛みが強くなることが特徴です。
- 手首を反らす
- 物をつかんで持ち上げる
- ドアノブを回す
- タオルを絞る
- 指を伸ばす
症状には個人差もありますが、日常的な動作において上記のような症状が出た場合は炎症が慢性化して重症化している可能性があります。
放置しておくと治療が長期化して、手術を行うことになる可能性もあるため、早期治療を行いましょう。
握力低下やしびれがある
テニス肘が重症化した場合、握力低下やしびれにより、物を持つ姿勢を維持することができなくなる可能性があります。
肘を長時間曲げたままにしないことやストレッチを取り入れるなど、生活習慣の見直しも必要となります。
また、これらの症状は、頸椎椎間板ヘルニアや胸郭出口症候群など神経障害の可能性があるため、医療機関で診断を受けましょう。
テニス肘を放置するとどうなる?
テニス肘を放置すると、症状によって違いはありますが、悪化するだけでなく症状が慢性化して完治が遅くなる可能性があるため、注意が必要です。
テニス肘は軽度の場合は自然治癒することもありますが、放置すると腱の変性や部分断裂が進行し、難治性の慢性疼痛となります。
軽度の痛みでも「そのうち治る」といった過信はせずに、早期治療を行うことが重要です。
テニス肘の重症化を防ぐ対処法
テニス肘の重症化を防ぐ対処法について解説します。
早期治療も必要ですが、日常生活において上記の対処法を行うことで重症化を防げる可能性があります。
肘周辺のストレッチ
肘周辺のストレッチは、肘を伸ばし、手のひらを上に向け、もう片方の手で手の甲を押さえながらゆっくり引っ張ることを無理のない程度で約20〜30秒間を3セット行います。
また、指先を引っ張ることや、手首を反らす、曲げるなどのストレッチも行うと良いでしょう。
ただし、症状が悪化している状態では、自己判断でのストレッチやマッサージが逆効果となる可能性があるため、医師の指導のもと行うようにしてください。
肘周辺のマッサージ
テニス肘のマッサージは、肘周辺の筋肉を優しくほぐすことで、血流が良くなり痛みが軽減する可能性があります。
親指で肘の周りの筋肉を強い力で押さず、指の腹で優しく円を描くように押しほぐしましょう。
強い痛みがある初期段階などでは、マッサージは控えて冷湿布で炎症を抑えることが大切です。
サポーターの活用
サポーターを活用することで、痛む肘の筋肉への負担を軽減し、安静を保つことで炎症の悪化を防ぎます。
運動中や長時間のデスクワーク、日常生活で負担が気になる場面で装着することが大切です。
ただし、長時間のつけっぱなしは、筋力低下や血行不良の原因となるため、休憩時などは外すようにしましょう。
運動量の調整
テニス肘は、オーバーユースにより肘に炎症が起こる可能性があるため、運動量の調整が必要です。
完全に運動をやめるわけではなく、運動する内容を見直して、適度な休憩を取りましょう。
痛みを無視して無理に運動を行うと炎症が悪化する可能性があるため、注意が必要です。
正しいフォームに改善
テニスをするときは、正しいフォームに改善することが大切です。
体幹を使わない手打ちなど、間違ったフォームで続けると、肘への負担が大きくなり、発症するリスクが高くなります。
コーチやトレーナーに指導を受けることや、動画での分析などを行い、正しいフォームを身につけましょう。
テニス肘は重症化しても治る?主な治療法
テニス肘の治療方法は主に3種類あります。
それぞれの治療法について詳しく解説していますので、テニス肘の治療法に悩んでいる方はぜひご覧ください。
保存療法
テニス肘の代表的な治療法として、以下のような保存療法があります。
- 安静
- アイシング
- 薬物療法
- サポーターの装着
- リハビリテーション
初期段階では安静にしておくことや、炎症を防ぐためアイシングや消炎鎮痛剤を内服・湿布・注射して痛みを抑えます。
痛みが軽減してくると、筋力トレーニングやストレッチなどのリハビリテーションによって段階的に機能回復を目指します。
手術療法
薬物療法や理学療法で十分な改善が見られない場合、手術療法が検討されます。テニス肘の手術には主に以下の種類があります。
| 切除術 | 痛みの原因になる変形した筋肉を切除する手術 |
| 前進術 | 腱の付着部を別の場所に移動させる手術 |
症状の進行度によってそれぞれの手術方法が選択されます。
テニス肘は、約9割は手術をせずに回復を目指せますが、慢性化するとなかなか治りにくい疾患です。症状が長引いて慢性化した場合は手術が必要なケースもあります。
再生医療
保存療法や薬物療法で十分な改善が見られない場合には、手術以外の選択肢として再生医療が検討されることもあります。
- 幹細胞治療:体内の脂肪組織や骨髄などから採取した細胞を培養し、体内に投与する治療法
- PRP(多血小板血漿)療法:血液から血小板を濃縮した成分を精製し、投与する治療法
当院(リペアセルクリニック)では、脂肪由来の幹細胞治療とPRP治療を提供しています。
脂肪由来の幹細胞治療は、採取する脂肪の量が米粒2~3粒程度のため体の負担が小さいのが特徴です。また、PRP療法は最短30分で治療を終えられます。
詳しい内容について知りたい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
テニス肘の重症化サインを見逃さずに適切な治療を受けよう
テニス肘は、重症化すると日常生活に多大な影響を与えるスポーツ外傷です。痛みがある場合は、初期症状の段階で安静を取り、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
治療法としては、薬物療法や理学療法などの保存療法が一般的です。これらの治療で改善が見られない場合は、手術療法が検討されることもあります。
また、再生医療という新たな治療選択肢もあります。
なかなか治らない肘の痛みにお悩みの方、再生医療を検討している方は、当院(リペアセルクリニック)にご相談ください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設





















