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テニス肘が重症化するとどうなる?症状の変化や重症化させない方法について解説

公開日: 2019.06.11
更新日: 2025.03.10

テニス肘はテニス愛好家に多いことからその名で呼ばれるようになったと言われています。

初期症状の場合は日常生活に影響はありませんが、放置していると重症化する恐れがあります。

テニス肘の痛みに悩んでいる方や、治療法についてお悩みの方もいるのではないでしょうか。

本記事では、テニス肘が重症化したときの症状や、治療法について紹介します

適切な対処法でテニス肘を重症化させないようにしましょう。

テニス肘は適切な治療が大切です。重症化する前に病院に行って医師の診断を受けてください。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の初期症状

テニス肘には以下の初期症状が見られます。

  • 肘の外側がだるい、痛い
  • 手首を上にそらすと痛みがある
  • 物を持ち上げる、ドアノブを回す、ぞうきんを絞るなどの何気ない動作で痛みが生じる

テニス肘の初期症状はスポーツなど、強く力を入れたときや特定の動作をしたときに痛みが生じます。

痛みが生じた動作を控え、安静にして様子をみましょう。

テニス肘が重症化した際の症状の変化

テニス肘が重症化した際は、初期症状と異なる症状が生じます。重症化した際には変化を見逃さず、すぐに治療を開始しましょう。

重症化した際は、日常生活への影響が大きくなります

痛みが治まらない

テニス肘が重症化すると、初期のころに比べて痛みが続くようになります。

湿布で応急処置をすると一時的には痛みが引くこともありますが、根本的な痛みの原因が解消されていないため、しばらく経ったらまた痛み出すことが多いです。

このように、一度重症化してしまうと痛みを取り除くのが大変なのです。

安静時にも痛みが続く

初期のころは安静にすると痛みが治まりますが、重症化すると安静にしていても痛みが続くようになります。

特定の動作をしていなくても痛みがあるため、日常生活への影響も大きくなってしまいます。

痛みが続くようになったら医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

物を持つ姿勢を維持できない

テニス肘が重症化すると、痛みで箸やコップを持つ姿勢を維持できなくなります

他にも、握力の低下や夜間の痛みに悩まされるケースもあります。重症化すると日常の何気ない動作が困難になります。

重症化する前に整骨院や医師に相談してください。

テニス肘を重症化させないための対処法

テニス肘を重症化させないために気を付けるべきことがあります。

  • 肘に負担がかかる動作を避ける
  • ストレッチをする
  • サポーターやテーピングをする

テニス肘になった後も肘に負担のかかる動作を続けるのは、重症化の原因のひとつになります。重症化を防ぐため、肘に負担をかけず安静にしましょう。

肘の負担を和らげるには、サポーターの装着が効果的です。ただし、長期間サポーターを装着していると肘の筋肉が落ちてしまう恐れがあるため、注意して使用してください。

また、重症化を予防するためには、運動前のストレッチや準備運動で筋肉をほぐすことも大切です。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)を治療する方法

テニス肘の治療方法は主に3種類あります。

それぞれの治療法について詳しく解説します。テニス肘の治療法に悩んでいる方はぜひご覧ください。

投薬や注射を用いた薬物療法やリハビリなどの理学療法

テニス肘の代表的な治療法として、薬物療法と理学療法があります。多くの場合、テニス肘の治療には薬物療法と理学療法が採用されます。

薬物療法
  • 消炎鎮痛剤を内服・湿布・注射して痛みを抑える
  • 症状の緩和が期待できる
  • 一時的な痛みの軽減が目的
理学療法
  • ストレッチや筋力トレーニングを行う
  • 時間をかけて症状の改善を図る
  • 正しい動作の習得で再発予防も期待できる

理学療法は、薬物療法と異なり即効性はありませんが完治が期待できる治療法です。

また、リハビリの過程で理学療法士と負担のかからない肘の使い方を訓練するケースもあるため、再発予防にも効果的です。

手術療法

薬物療法や理学療法で十分な改善が見られない場合、手術療法が検討されます。テニス肘の手術には主に以下の種類があります。

切除術 痛みの原因になる変形した筋肉を切除する手術
前進術 腱の付着部を別の場所に移動させる手術

症状の進行度によってそれぞれの手術方法が選択されます。

テニス肘は、約9割は手術をせずに回復を目指せますが、慢性化するとなかなか治りにくい疾患です。症状が長引いて慢性化した場合は手術が必要なケースもあります。

再生医療

再生医療には、幹細胞治療とPRP治療があります。

  • 幹細胞治療:体内の脂肪組織や骨髄などから採取した細胞を培養し、体内に投与する治療法
  • PRP(多細胞血小板血漿)療法:血液から血小板を濃縮した成分を精製し、投与する治療法

当院(リペアセルクリニック)では、脂肪由来の幹細胞治療とPRP治療を提供しています。

脂肪由来の幹細胞治療は、採取する脂肪の量が米粒2~3粒程度のため体の負担が小さいのが特徴です。また、PRP療法は最短30分で治療を終えられます。

詳しい内容について知りたい方は、ぜひ無料のメール相談・オンラインカウンセリングをご利用ください。

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【まとめ】テニス肘などのスポーツ外傷で痛みが続く場合は当院へご相談ください

テニス肘は、重症化すると日常生活に多大な影響を与えるスポーツ外傷です。痛みがある場合は、初期症状の段階で安静を取り、必要に応じて医療機関を受診しましょう。

治療法としては、薬物療法や理学療法などの保存療法が一般的です。これらの治療で改善が見られない場合は、手術療法が検討されることもあります。

また、再生医療という新たな治療選択肢もあります。

なかなか治らない肘の痛みにお悩みの方、再生医療を検討している方は、当院(リペアセルクリニック)にご相談ください。

スポーツ外傷は⼿術しなくても治療できる時代です。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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