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椎間板ヘルニアは一生治らない?治療法も解説

公開日: 2019.11.07
更新日: 2025.06.02

椎間板ヘルニアと診断された方の中には、「このまま一生、腰の痛みと付き合うしかないの?」「もう手術しかないのかも」といった、不安や悩みを抱えている方もいるでしょう。

椎間板ヘルニアは再発しやすく慢性化することもある病気ですが、早期の治療と正しい対処で改善・回復が見込めるケースも存在します。

本記事では、椎間板ヘルニアが治るのか・再発を防ぐための方法などについて、解説しています。

椎間板ヘルニアの治療法についても紹介していますので、ぜひ参考にして椎間板ヘルニアに対する不安を解消しましょう。

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【結論】軽度の椎間板ヘルニアなら、自然に回復するまでの目安は約3カ月

椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板の中心部(髄核)が外に飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こします。

強い痛みや動きづらさを感じることもありますが、軽症であれば手術をせずに自然に回復するケースが多く、一般的にはおよそ3カ月で症状が落ち着くとされています。

以下のような症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

  • 痛みやしびれが長期間続く/悪化している
  • 足の感覚が鈍い・力が入らない
  • 排尿・排便のコントロールが難しくなってきた

すべてのケースが自然に治るわけではないため、症状が長引く場合や悪化する場合は、早めに医療機関を受診して適切な診断と治療を受けることが大切です。

椎間板ヘルニアの再発を防ぐためには生活習慣の見直しが必要

椎間板ヘルニアは、治療によって一度症状が改善しても再発しやすい疾患です。

再発を防ぐには、日常生活で以下の点に注意しましょう。

  • デスクワークでは1時間に1回は立ち上がる
  • 荷物を持つときは「腰」ではなく「膝」を使う
  • 軽い筋トレやストレッチを習慣化する
  • 体重管理と禁煙を意識する

また同じ姿勢が続く仕事や、体への負荷がかかる動作が多い方は注意が必要です。

無理のない範囲で生活習慣を整えることで、長期的に症状と上手に付き合っていくことが可能です。

椎間板ヘルニアの治療法

椎間板ヘルニアの治療法としては、以下の方法があります。

自身の症状に合った治療法を見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。

保存療法

椎間板ヘルニアと診断された場合、多くのケースではまず以下のような保存療法から治療を開始します。

  • 薬物療法(消炎鎮痛薬・筋弛緩薬・神経障害性疼痛治療薬など)
  • ブロック注射(神経の炎症を鎮める)
  • 理学療法(ストレッチ・筋力トレーニング・電気治療)
  • 日常生活指導(姿勢改善・体重管理・腰への負担軽減)

適切な保存療法を継続することで、約70〜80%の症例は3カ月以内に症状が自然に回復するとされており、この治療で経過を見ることが基本になります。

手術療法

保存療法を3カ月以上続けても改善が見られない場合や、以下のような神経症状が強く出ているケースでは、手術が検討されます。

  • 足の筋力が低下している
  • 排尿・排便のコントロールが効かない
  • 強いしびれ・痛みが日常生活に支障をきたしている

主な手術方法には以下のようなものがあります

手術法 特徴
ヘルニア摘出術

・飛び出した椎間板(髄核)を除去して神経の圧迫を取り除く

 

・一般的な手術法

内視鏡手術(MEDなど

・小さな切開からカメラと器具を挿入し、最小限の侵襲でヘルニアを摘出

 

・回復が早く傷も小さい

脊椎固定術

・不安定な脊椎を金属のインプラントなどで固定

 

・再発防止が目的

保存療法の効果や症状の推移を見ながら、整形外科専門医と相談のうえ、タイミングと方法を慎重に判断することが大切です。

再生医療(PRP療法・幹細胞治療)

近年では、手術に抵抗がある方や保存療法でも改善が見られない方に向けて、以下のような再生医療という新しい選択肢が広がっています。

  • PRP療法(多血小板血漿療法)
  • 幹細胞治療

PRP療法は自身の血液から成分を抽出し、患部に注入することで組織の自然修復を促す治療法で、炎症を抑えて痛みの軽減が期待されます。

また幹細胞治療は、脂肪や骨髄などから採取した幹細胞を培養・投与することで、傷んだ椎間板や神経組織の修復を促します。

これらの治療は入院不要で受けられるため、「できれば手術を避けたい」「慢性化する前に改善を目指したい」という方にとって、選択肢の一つになります。

再生医療における治療法については、以下からも確認できますので、ぜひ参考にしてください。

ヘルニアのお悩みに対する新しい治療法があります。

【まとめ】椎間板ヘルニアは「一生治らない病気」ではない!早期の治療・正しい対処で上手に向き合おう

椎間板ヘルニアは、軽度であれば手術を行わずに自然に回復するケースも多く、目安としては発症から約3カ月程度で症状が落ち着くことが一般的です。

しかし、すべてが自然に治るわけではなく、以下のような違和感があった場合、放置せず早めに医療機関を受診しましょう。

  • 腰から足にかけてしびれや鋭い痛みがある
  • 長時間座っていると痛みが増す
  • 片足に力が入りにくい
  • 排尿・排便のコントロールに違和感がある
  • 症状が数週間たっても改善しない

「椎間板ヘルニアは一生治らない」と思い込まずに、正しい知識を持って早期に治療することが大切です。

また慢性的なヘルニアによる腰痛や手術は避けたいという方は、再生医療も選択肢の一つとして検討しましょう。

自己組織を活用して患部の修復を促すため、入院不要・低負担での改善が期待できる治療法として注目されています。

再生医療の治療法について知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEからでも確認できますので、ぜひ参考にしてください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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