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- 再生治療
腱鞘炎を中華料理の料理人が職業病として悩むのはなぜ 4000年以上の歴史がある中国料理を調理する人の仕事は、一日中立ちっぱなしで大きな重い鍋を持ち上げたり、ゆすったりする動作を長時間行います。そのため丈夫な身体と体力が必要です。そんな中国料理の料理人のなかで多くの人が悩まされているのが腱鞘炎なのです。 今回は、腱鞘炎のばね指とドケルバン腱鞘炎の症状や原因、治療方法などについて紹介します。 腱鞘炎で悩む中華料理の料理人が多い? 腱鞘炎は親指や手首を動かした時に指の付け根や手首に痛みや腫れが出る疾患です。腱鞘とは、筋肉と骨をつなぐ役割を果たしている腱をトンネルのように包んでいるもので、腱鞘によって腱を滑らかに動かしています。 しかし、腕を酷使していると腱鞘と腱がこすれ合って炎症を起こしてしまい痛みや腫れが生じます。よって、仕事で大きな鍋を扱ったりして腕を酷使することが多い中華料理の料理人は腱鞘炎を起こしやすいのです。 中華料理の料理人に多い「ばね指」と「ドケルバン腱鞘炎」について 中華料理の料理人が発症する腱鞘炎で多いのが「ばね指」と「ドケルバン腱鞘炎」です。 ばね指とは 指の酷使などで腱鞘に炎症が起きて、腱鞘が厚くなることで指の曲げ伸ばしの際に痛みが生じたり、引っ掛かったりするタイプの腱鞘炎です。症状が悪化すると関節が硬くなって(拘縮)指が動かしにくくなってしまいます。 ドケルバン腱鞘炎とは 親指の伸ばす働きがある腱が炎症を起こし、痛みが生じるタイプの腱鞘炎で、親指を動かす際に手関節の親指の付け根付近に痛みが生じます。 中華料理の料理人が悩む腱鞘炎の治療方法 腱鞘炎の治療方法は、症状の度合いによって異なります。症状が軽度の場合は炎症を抑える塗り薬や、湿布などによる薬物療法や、超音波治療による温熱療法、ストレッチなどの運動療法などで治療をします。 症状が中度の場合は、ステロイド注射を腱鞘内にすることもあります。ただし、ステロイド注射は大きな効果が期待できるものの、腱を弱くしてしまうという副作用があるため頻繁におこなうことはできません。 ステロイド注射をおこなっても症状が繰り返されるという場合は、腱鞘を切開する手術が検討されます。手術自体は複雑ではなく日帰りで済ませることができますが、術後は関節の痛みや指の伸びにくさなどがあり、リハビリが必要です。 まとめ・腱鞘炎を中華料理の料理人が職業病として悩まされているのはなぜ 中国料理の料理人多くが悩まされている腱鞘炎のばね指とドケルバン腱鞘炎の症状や原因、治療方法などについて紹介しました。 腱鞘炎を始め、関節のトラブルで一般的な治療を受けても改善できない場合、再生医療による治療という選択肢もあります。手術を回避する選択肢を探している人は再生医療による治療を検討してみるのも良いでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.08.23 -
- 再生治療
人工股関節に置換えても保育士として働きたい!生活上の注意点を解説! 人工股関節に置換すると生活での動作が制限されてしまいます。関節置換を行っても保育士として働き続けるためには、どのようなことに気を付ける必要があるのでしょうか? 保育士が人工股関節に置換する必要があるのはどんな場合? 保育士の仕事は立ったり座ったりの動作が多くなります。「関節置換を行うのは高齢の人」という印象をもっている方も多いですが、若い年齢層でも、保育士などの職業についている人で、人工関節置換を余儀なくさせる方がいます。 先天性股関節脱臼を患っている方は、若くして変形性股関節症となることがあり手術療法を選ぶしかない状況になることもあります。 この動作をすると脱臼の可能性あり!生活での注意点は? 人工関節は、本来人間が持っている関節に近しいものになっていますがすべての動作に対応するのは難しく、一定の動作で脱臼を起こしてしまう可能性があります。 保育士で人工股関節に置換した場合、子どもを相手に仕事をするため、しゃがむなどの動作が必要となりますが、どのようなことに注意すればよいのでしょうか? ①正座のように股関節を深く曲げない 子どもの話を聞くときにしゃがんで目線を合わせるという姿勢が必要ですが、脱臼の危険性があるので椅子に座った状態で話すようにすることをおすすめします。 これは園にも相談して働き方を検討してもらうほうが、周囲の理解も得られるためよいでしょう。トンビ座り・横座りも避ける必要があります。 ②椅子に座った状態でも前かがみにならない これも同様の理由で脱臼の危険性があります。股関節を90度以上曲げないようにしましょう。 ③両手で重いものをもたない ④床拭きなどはしない など、気を付ける必要があります。ポイントは深くしゃがんだり、股関節を大きく曲げる必要なる行動を避けることです。それ以外の行動であれば日常生活でそう簡単に脱臼はしません。軽いスポーツも推奨されているので、子どもと遊ぶことも可能です。 まとめ・人工股関節に置換えても保育士として働きたい!生活上の注意点を解説! 変形股関節症などで若くして人工関節置換をうける方もいます。若い保育士のほかにも定年を迎えていない年齢であれば、うまく人工関節と付き合いながら仕事をする必要があります。 変形性股関節症のメジャーな治療法は人工置換や骨切り術ですが、近年再生医療で幹細胞を利用した治療もでてきています。自分の細胞を用いて軟骨の修復などを期待できる治療法です。 そのため、人工物を体内に留置する必要がないので、これから治療を受ける方は検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.12.25 -
- 再生治療
- 肝疾患
肝臓の病気と血液検査の数値!数値が上がる病気と、その数値を下げるために 肝臓の病気は、血液検査をきっかけに知ることが多いです。今回は肝臓の病気と血液検査の数値について解説します。 数値を下げることが病気の改善の指標になります。どのような数値があるのかを知っておくことで、肝臓の病気を知る一歩になるでしょう。 肝臓の数値が上がる病気って?下げることはできるの? 肝臓は人体の中で最も大きな臓器です。大人の肝臓は 1 ~ 1.5 ㎏という重さで、私たちの体の代謝や解毒、免疫機能といった重要な役割を担っています。そんな肝臓ですが、沈黙の臓器ともいわれ、病気になっても自覚症状がなかなか出ないのが特徴です。 肝臓の病気が見つかるきっかけで多いのが、健診や人間ドックです。血液検査を行い、肝臓に関する数値も調べるのですが、ここで数値が上がっていれば肝臓の病気を疑います。 また、他の病気を調べていて偶然見つかったということもあります。 これらのことから、肝臓の病気を早期発見して数値を下げるためには、定期的な健診や人間ドックが必要なことがわかります。 肝臓の数値が上がる病気として代表的なものは、肝炎や脂肪肝です。これらの治療では数値を下げることで肝臓の病気の状態を判断していくことになります。 数値を下げるのが治療の指標に!肝臓の病気はどのような数値で見る? 血液検査では肝臓に含まれる酵素の数値から、肝臓の病気を見つけることができます。 ・AST(GOT) ・ALT(GPT) ・γGTP 肝臓の組織の中で多くを占めるのが肝細胞です。 ASTやALTはそんな肝細胞に多く含まれていて、炎症などで肝細胞が壊れるときに血液中に多く流出します。そのため、肝臓の病気で数値が上がるのです。 また、胆管に多く含まれるγGTPも肝炎や脂肪肝の指標になります。 さらには、以下の数値でも肝臓の状態を知ることができます。 ・アルブミン ・総ビリルビン たんぱく質のひとつであるアルブミンがつくられるのは、肝臓だけです。そのため、肝機能が低下すればアルブミンの数値も下がります。 また、総ビリルビンは古い赤血球が壊れるときにできるもので、肝臓の機能の低下によって上昇します。 脂肪肝は、禁酒をしたり生活習慣を改善することで病気の進行を遅らせることができ、肝臓の状態がよくなれば一度上がった数値を下げることもできます。 肝炎や脂肪肝が、肝硬変に進行しないような治療法 肝炎や脂肪肝では、肝臓に関わる血液検査の数値に異常がでます。そこから肝臓の病気に気づくことが多いのですが、気づかずに放っておくと病気が進行して肝硬変や肝細胞がんになってしまうこともあります。 肝硬変は肝臓の組織が線維化し、それが蓄積することで固くなる病気です。 再生能力に優れた肝臓ですが、重度の肝硬変では元の状態に戻ることができなくなってしまいます。 しかし、そんな肝硬変の治療として近年「再生医療」が注目されています。 再生医療では自己由来幹細胞を静脈注射で肝臓まで送り届けます。幹細胞が線維化した肝臓の組織を溶解・修復し、肝臓が元の機能を取り戻す可能性を見出すことができます。 まとめ・肝臓の病気と血液検査の数値!数値が上がる病気と、その数値を下げるために 肝炎や脂肪肝といった肝臓の病気は、健診や人間ドックでの血液検査で気づくことも多いです。指標となる数値を下げることで、肝臓の病気の状態が改善したのかを知ることができます。 肝硬変になると肝臓が元の状態に戻ることが難しくなりますが、近年は再生医療による治療法を選択することができます。 再生医療に頼ってみたいという方は、ぜひ、治療を受けることを検討してみてはいかがでしょうか。再生医療は一般的な医療機関で受けることができません。当院は、厚生労働省の認可を受け、多くの症例を有するクリニックです。再生医療に関るご質問などはお気軽にお問い合わせください ご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.04.08 -
- 再生治療
- 肝疾患
- 幹細胞治療
肝臓の再生能力について|肝臓は切除しても再生する? 肝臓は切除しても、時間が経てば再生することを知っている人は多いと思います。 しかし、「肝臓は再生する」とはいっても、何割切除しても大丈夫なのかは心配なところですよね。 今回は、肝臓は何割切除しても大丈夫なのか、肝臓の再生能力についてご紹介します。 肝臓は何割切除できるのか 肝臓がんなどの場合、手術で肝臓を切除することもあります。その場合、肝臓は再生することで知られていますが、何割切除しても大丈夫なのでしょうか。 結論から言うと、肝臓の 7 割を切除しても、約 2 週間で元の重量に戻ると言われています。 半分以上切除しても時間が経てば再生するということは、肝臓の再生機能の高さがわかりますよね。 この再生力の高さから、肝臓の病気では切除という方法を選択できるのです。そして、この再生には肝細胞が大きく関わっています。肝細胞が細胞分裂をし、増殖することで、肝臓が元の重要まで戻ることができるのです。 肝臓の働き 肝臓は、人体最大の代謝機能をもつ臓器として人間の体を支えてくれています。 私たちが口にした食べ物は胃や腸で消化・吸収され、残ったエネルギーは肝臓に蓄えられます。また、アルコールや薬物のような有害物質は肝臓で無害なものに解毒されるのです。 肝臓は、このような重大な働きをしてくれていますが、大きな負荷がかかることもあります。 アルコールの過剰摂取がその代表です。いくら再生機能に優れているとはいえ、長い時間繰り返し解毒をおこなうのは、肝臓にとって大きな負担になります。 また、脂肪や糖分の多い食事は、肝臓に脂肪が蓄積する原因となってしまいます。 肝臓は再生する!ただし再生できない肝臓の病気には注意を 肝臓は 7 割切除しても再生できますが、肝臓の病気の中でも再生できないケースも何割かあります。 再生できない肝臓の病気とは、肝硬変です。肝硬変とは、肝臓が線維化して固くなった状態で、再生力に優れた肝臓でも、肝硬変になると元の状態に戻ることが難しくなってしまいます。 損傷した肝臓の細胞は再生できないばかりか、本来の肝臓の機能も低下してしまいます。 そんな肝硬変はいきなり線維化するのではなく、脂肪肝や肝炎といった病気が進展することで起こるものです。 脂肪肝や肝炎の、何割が肝硬変になる? それでは、脂肪肝や肝炎の何割が肝硬変になるのでしょうか。 まず、肝臓に脂肪が蓄積することで起こる脂肪肝ですが、肥満の人の 2 ~ 3 割に脂肪肝が見られます。アルコールの過剰摂取が脂肪肝の原因の多くを占めていましたが、近年食生活の欧米化によってアルコールを飲まない人の脂肪肝の割合も増加しています。 アルコールを飲まない人の脂肪肝では、1 割程度の人が脂肪肝炎になり、さらに進むと肝硬変になります。 また、ウイルス性肝炎のひとつであるC型肝炎の場合、7 割が慢性肝炎となり、進行すると 20~30年という長い時間を経て肝硬変になってしまいます。 時間がたっても再生できない…という状態にならないようにするには、定期的に健診を受け、肝臓の病気の早期発見につなげることをおすすめします。 肝硬変を治療できる最先端の「再生医療」という方法もある! 脂肪肝の何割かは肝硬変に進行するため、脂肪肝のうちから治療したいという人も多いでしょう。しかし肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、自覚症状が出ないことが多いです。 そのため、脂肪肝になっていても気づかず、健診や他の病気の検査で偶然見つかったということもあります。 脂肪肝の治療は、生活習慣の見直しが重要です。食生活を改善し、アルコールを摂取する人は禁酒することが勧められます。 しかし、それでも病気が進行してしまったり、発見したときにはすでに肝硬変になっていたということもあります。肝硬変になると肝臓は元の状態に戻ることが難しいです。 そんな肝硬変の治療として注目されているのが「再生医療」です。自己脂肪由来幹細胞を用いた再生医療では、静脈注射を用いて幹細胞を肝臓に送り届けます。 幹細胞が傷ついた細胞を見つけ、線維化した組織を溶解・修復させてくれます。これによって、肝硬変の状態から元の肝臓に戻すことが期待されているのです。 まとめ・肝臓の再生能力について|肝臓は切除しても再生する? 再生力に優れた肝臓ですが、肝臓に疾患をお持ちの患者様のうち、何割かは再生できない状態になってしまうことがあります。 肝硬変になると元の状態に再生することが難しいです。脂肪肝の何割かは肝硬変に進行するため、脂肪肝のうちに食生活の改善をしていきたいところです。しかしそれでも肝硬変になった場合は、幹細胞を用いた再生医療という方法もあります。 時間がたっても再生しない肝臓の病気になってしまう前に予防をすることも大切ですが、治療については再生医療も選択肢の1つとして検討してみてください。 再生医療の可能性に興味がある、頼ってみたいという方は、まずは、再生医療の専門医にご相談してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.04.08 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝関節症で悩む看護師がそれ以上悪化させないために気を付けるべきこととは? 看護師は出勤から退勤まで忙しく働き、1日中歩いている仕事であるのに加え、患者の移動介助なども行うため膝関節への負担が大きくかかります。 看護師自身が自分の身体に向き合う時間はなかなか確保できず、体調が悪くても休めない環境であることから、症状が強くでた時点での受診になってしまうこともあります。変形性膝関節症は高齢の方がなる印象だとは思いますが、看護師にも起こりうる疾患です。 看護師が膝関節症を悪化させないためには、普段の業務の中でどのようなことに注意をすれば良いのか確認していきましょう。 看護師にも多い膝関節症の原因はそもそも何? 膝の関節の表面は、多くの水分が含まれている軟骨で覆われています。歩行時の衝撃を和らげたり関節の動きを助ける働きがありますが、負担が増すと軟骨がすり減り関節が曲がりにくくなることがあります。 放っておくと半月板の組織を破壊してしまう可能性もあります。そのため、早めに対処することが必要です。 看護師の場合はボディメカニクスを活用した動きをしなかったり、ずっと歩いていることが負担となります。体重が重いことも軟骨がすり減る原因なので、看護師業務以外の部分も原因となり得ます。 どんな症状がでたら受診すれば良い? 膝関節症になってしまっている場合、「膝の痛み」が主な症状です。 これらのサインは見逃さず、看護師であっても速やかに受診をしましょう。 ・立ち上がるときや歩行時、階段時に膝が痛い ・正座をすることができない ・膝が完全に伸びきらない、曲がってしまう ・膝に水が溜まっている 膝関節症を悪化させず看護師として働き続けるため、気をつけたい4つのこと 注意はしていても膝関節症になってしまう可能性はあります。膝関節症のある看護師が気をつけるべき行動を一緒に確認しましょう。 ① 症状が強くなる動きを避けるようにする 身体が痛みを発するのは、炎症が起きている部位を守るための防御反応でもあります。 ベッド上での水平移動や車椅子移乗は、膝を曲げる動作がどうしても必要です。自分の身体が壊れてしまっては意味がないので、受け持ち患者のADLを考慮してもらえるよう師長に相談するのも1つの方法です。 ② 肥満体型の場合は減量をする 体重が重いとそれだけで膝への負担も大きくなり、肥満による過剰負荷が膝関節症となった直接的な原因の場合もあります。食事や適度な運動を行うことが大切です。 特に、日勤中の昼ごはんや夜勤中の夜ごはんはコンビニで済ませてしまうことが多いですが、サラダや汁物、白米などワンプレートの献立を意識した選び方をしたり、お弁当を作るなどして栄養バランス良く食事を取りましょう。 ③ 適度に膝関節を動かすようにする 痛みが生じる動作は避けるべきですが、ずっと動かさずにいると可動域が狭くなる、筋力低下などのデメリットもあります。これは、普段の業務内での移動でまかなえているといえます。 早歩きや走るという動作は、膝関節症の程度によっては痛みの悪化を引き起こすので軽いウォーキング程度に留めましょう。 ④ 痛み止めを適度に使用する 膝関節症の保存療法として鎮痛薬での痛みのコントロールも行われます。痛みは「それ以上の動きは膝関節を悪化させてしまう」という身体からのサインですが、我慢を続けるのは生活にも支障をきたすため良くないです。 内服薬の1日の摂取の目安は看護師であれば理解しているものです。NSAIDsの多用は胃潰瘍などにもつながってしまうため、適切な量を使用して痛みを緩和するようにしましょう。 保存療法でも治らない!悪化してきたときの選択肢は? 保存療法として鎮痛薬の内服、運動療法、食事療法をしていたとしても悪化してくる可能性はあります。悪化すると別の治療が必要になりますが保存療法以外となると、通常手術療法です。 高齢であれば関節置換(人工の関節に置き換える)と、50-60歳など比較的若い方の場合には高位脛骨骨切術(脛骨を切って調整)がメジャーです。 どちらの術式も全身麻酔で行うため、さまざまなリスクを負うのはもちろん、関節置換の場合は一定の運動は脱臼の原因となるため制限しなければなりません。 実は、これらの治療法以外もあります。近年発展してきている「再生医療」です。 膝の再生医療では、自分の細胞で軟骨損傷を修復し症状の進行を遅らせ、痛みも改善するといった効果を期待できます。腹部から少量の脂肪をとるだけなので侵襲も少なく、自分の細胞を使うため副作用も少ないのが特徴です。 まとめ・膝関節症で悩む看護師がそれ以上悪化させないために気を付けるべきこととは? 患者さんのために看護を行う看護師ですが、看護師も人間です。自分の身体も守る必要があります。 業務を理由に無理をする方が多いですが、膝関節症が悪化していけば手術が必要になる看護師もいます。軽症のうちから治癒に向けて気をつけていきましょう。 もし、再生医療での治療に興味がある場合、一般的なクリニックや病院で受けることはできないため、当院へお問い合わせください。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門クリニックです。ご不明点やご質問など、ご遠慮なくお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.09.19 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝が痛い!そんな看護師の悩みを解決する 看護師は一日中歩き回っていることが多く、膝への負担も大きいといえます。勤務後に腰が痛くなったり、膝が痛くなったりするのは日常茶飯事です。一部の看護師はサポーターをつけるなどもして対処されている方もいます。 今回は、看護師の膝が痛いときの対処法をご紹介します。 看護師の膝が痛い原因とは? 看護師で「膝が痛い」という症状は、病気の前兆である可能性もあります。膝関節が痛くなる原因として一番多いのは変形性膝関節症です。看護師の中でも、まさか自分がなるはずがないと思う方がほとんどだと思いますが、若くしてなる方もいます。 変形性膝関節症は軟骨がすり減り、骨同士が接することで関節が炎症を起こすことで痛みが生じます。他にも靭帯の損傷なども考えられます。 痛む位置によっても考えられる原因は違うので、あまりにも痛みが続くようであれば病院を受診しましょう。 看護師の膝が痛い症状を和らげる方法は? 看護師の膝が痛い症状を和らげるには、筋肉をつけることが大切です。 膝の周りの筋肉が強化されると、膝の動きが安定し、関節や骨にかかる負担が軽減されます。 ストレッチなどが手軽にできておすすめです。 ・太腿の前面の筋肉を伸ばすように、片足を曲げて爪先を掴みます。この状態で30秒ほどキープ ・すねの前面の筋肉を伸ばすように、長座位の状態で爪先を遠くに伸ばしたり、ふくらはぎの筋肉を伸ばすように、爪先を自分の方へ引き寄せたりを交互に繰り返します。 これを両足行います。 テレビを見ている間や休憩の間もできるものなので、仕事中にも取り入れてみましょう。また、サポーターを使用するなどの方法も1つです。ドラッグストアなどでも販売されています。 サポーターは関節の動きを安定させ膝の動きをサポートするため痛みの緩和が期待できます。看護師であれば温罨法・冷罨法のことは知っているとは思いますが、入浴などで温めることで痛みの緩和に繋がります。 関節や筋肉を酷使した時や痛みほどではないが膝が重い、足が重いと感じた時にはゆっくりと入浴すると筋肉もほぐれます。歩きすぎなどで膝が熱感を持っているのであれば、冷罨法として冷やして対応しましょう。 まとめ・膝が痛い!そんな看護師の悩みを解決する 看護師の膝が痛い症状は、病気のサインである可能性があります。一時的な痛みであれば入浴などで温めて痛みを緩和するのも1つです。あまりにも痛みが続くようであれば病気の可能性を視野に入れて病院を受診する方が良いといえるでしょう。 整形外科で働いている看護師以外はあまり整形分野の医療の発展に触れることは少ないですが、再生医療も発展してきており、幹細胞を利用して変形性膝関節症を治療できることもあります。 治療方法は増えてきているので、悪化する前に診察してもらうようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.08.25 -
- 肘
- 再生治療
肘が痛い!肘を傷める保育士が多いその理由と対処法は? たくさんの小さな子供を相手する保育士の仕事は、肉体的にもハードな仕事になります。そんな保育士の仕事をしている人のなかには、肘が痛いという悩みを抱えている人がたくさんいるようです。 今回は、保育士で肘が痛い人が多い理由について紹介します。また、肘に痛みが発症するメカニズムや治療方法についても紹介します。 保育士で肘が痛い人に多い疾患「上腕骨外側上顆炎」とは その肘の痛みは上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)の可能性が高いです。難しい読み方ですよね。聞きなれない方も多いかと思います。 肘の外側の出っ張りの部分(上腕骨外側上顆)は、手首を動かしたり指を伸ばしたりする筋肉や関節と繋がっていますが、腕を酷使することでその筋肉や関節の付け根の部分(腱)に過度の負担がかかって炎症を起こしてしまうことがあります。この炎症によって肘が痛いという症状が発症します。 上腕骨外側上顆炎はテニス肘とも言われることがありますが、テニスをしている人だけではなく、保育士のように腕を酷使する職業の人なども発症する人が多いです。 保育士で肘が痛い人が多い原因 保育士のなかで肘が痛いという悩みを抱えている人が多い大きな原因となるのが、子供を抱っこすることが多いことです。 保育士は小さな子供を抱っこする機会が多く、その際に腕に負担がかかって肘が痛いという症状に悩まされる人が多いですが、特に0歳から2歳児を相手する場合は、毎日たくさんの子供を何度も抱っこすることになります。 小さな子供とはいえ5キロくらいの体重がある子供を何度も抱っこしていると、体に大きな負担となります。特に、腕には大きな負担がかかるため、腕を酷使する状態が続くことで肘を痛めてしまうケースが多いのです。 上腕骨外側上顆炎の治療方法について 保育士で肘が痛いという悩みを抱えている人のなかには、治療を受けずに痛みを我慢しながら仕事をしている人もいると思います。しかし、悪化すると改善するまでに期間が長くかかってしまったり、改善するのが難しくなったりしてしまうので早めに医療機関を受診して治療を受けるのがおすすめです。 医療機関での上腕骨外側上顆炎の治療は、軽い症状の場合は、飲み薬(非ステロイドの消炎鎮痛剤)や湿布などによって痛みを改善させます。また、急性で強烈な痛みが生じている場合は、ステロイド注射がおこなわれることもあります。 さらに、慢性化している場合は、レーザー治療や温熱療法、ストレッチといった理学療法がおこなわれるのが一般的です。こうした治療をおこなっても改善がみられず、症状が悪化していく場合は手術が検討されるケースもあります。 症状が軽い場合 ・飲み薬:非ステロイド系、消炎鎮痛剤 ・湿布 急性で痛みがひどい場合 ・ステロイド注射 慢性化 ・レーザー治療 ・温熱療法 ・シトレッチ どうしても改善しない場合 ・手術の可能性 まとめ・肘が痛い!肘を傷める保育士が多いその理由とその対処法は? 保育士の人で肘が痛いという症状に悩まされている人が多い理由について、また、保育士がなりやすい肘の痛みの原因である「上腕骨外側上顆炎」について紹介しました。 肘が痛いのを何とかするために治療を続けているけど改善しないという場合、手術をするしかないのかなと考える人もいるかもしれません。しかし、最近では再生医療という治療方法もあります。 再生医療には、外科的手術と比べて副作用のリスクが少なく、治療期間も短期間になるというメリットがあります。保育士で肘が痛い…、一般的な治療を受けても治らなくて困っているという人は、一度、再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。 以上、肘が痛い!肘を傷める保育士が多い理由とは?について記しました。ご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.10.09 -
- 再生治療
バレエで股関節に痛みがあるとき、悪化させないためにできること 足を大きく動かすバレエですが、股関節に痛みを生じ悩まれている方は多いようです。 痛みがでるのは、身体からのSOSです。原因と治療法についてみていきましょう。 バレエで股関節に痛み!その原因 先天性股関節脱臼を患っている人では、バレエを続けるなかで変形性股関節症へ移行している可能性もあります。異変を感じたことをきっかけに診断されることも多いです。 そのほか、弾発股や股関節唇損傷なども、バレエで股関節の痛みを引き起こす原因となり得ます。これらの病気はひどくなると手術療法が必要となることが多く、早期発見が大切になってきます。 バレエで股関節に痛みがある場合の治療法 変形性股関節症、弾発股・股関節唇損傷で痛みが生じている場合は手術療法が主です。 保存療法も可能ですが、状態によってはすでに炎症や骨の摩耗が進行しており手術療法一択となることがあります。 先天性股関節脱臼は、1歳未満であれば器具による矯正を行えますが、1歳以上では手術療法となります。悪化してしまうと、手術以外の選択肢がなくなってしまうことになります。 手術は全身麻酔などリスクも高く、術式によっては動作の制限が必要になることもあるため、バレリーナにとっては避けたい状況です。近年再生医療が発展してきており、幹細胞を使用した侵襲や副作用の少ない方法が確立されています。 従来の方法に加え、「再生医療」も治療の選択肢にいれて治療法を選ぶことで治療の幅が広がります。 バレエで股関節の痛みを悪化させないためにできること 悪化してくると手術療法をしなければいけない状況になる可能性があります。そうならないためにも、日々の生活のなかで股関節をいたわるようにすることが必要です。 ①股関節を正しい位置に調整して休ませる 関節や筋肉を正しい位置に戻して、筋肉の疲労をとってあげることも大切です。バレエでは関節や筋肉を酷使することも多く、カイロプラクティックや整体、全身のマッサージ、鍼灸を受けるなどして回復させましょう。 ②正しいフォームを意識する せっかく正しい位置に戻ったとしても、間違った筋肉の使い方を続けていると再度同じような状況に陥る可能性があります。形だけを真似するのではなく丁寧に動かすようにするなどフォームを学びましょう。 ③練習のしすぎを避ける 痛みが生じているのは炎症を起こしており、身体がSOSをだしている印です。痛みを感じながら無理な練習を続けると悪化してしまいます。自分の身体を大切に、労わるようにしましょう。 まとめ・バレエで股関節に痛みがあるとき、悪化させないためにできること バレエをおこなう際も普段から正しいフォームで行うことで、筋肉や骨の酷使を避けることができ、股関節の痛みの悪化の予防につなげることができます。先天性に股関節脱臼などを患っている場合は、股関節唇損傷や変形性股関節症を起しやすいです。 自分の身体の特徴を知ったうえでバレエをすることも大切です。手術療法が必要な状況になった場合は、最新の医療である再生医療も検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2024.05.10 -
- 幹細胞治療
- 肝疾患
- 再生治療
肝機能を取り戻す!肝臓疾患に対する治療法、再生医療の可能性 再生機能に優れた肝臓ですが、その機能が発揮できない状態になることもあります。そのようなときに検討したい治療が「再生医療」です。 今回は、肝臓がんになる前の段階で再生治療を利用して治療することの意味について解説します。 肝臓疾患に対する再生医療の可能性と、肝臓の機能を取り戻す再生医療についてご紹介します。 肝細胞を活性化!再生医療とはどのようなもの? 近年、さまざまな病気や傷害の治療に再生医療が期待されるようになりました。再生医療とは、何らかの原因で傷ついた体の組織を再生させて、元の状態に戻すことを目的としているものです。 痛みに対して痛み止めを用いる対症療法や、傷ついた部分を取り除く手術とは異なる新たな方法で、再生医療の治療で用いるのは薬剤ではなく「生きた細胞」です。 具体的には、自分の体から採取・抽出した幹細胞を用います。その幹細胞は、さまざまな細胞に分化し、損傷した細胞を活性化させる可能性を持っているのです。 再生医療で、幹細胞を用いることができる臓器のひとつが、肝臓です。 肝臓は再生能力に優れていることで知られていますが、その役割を担っているのが肝細胞です。幹細胞は、そんな肝細胞が傷ついたときにも再生治療で活性化させることが期待されています。 肝硬変は怖い病気?肝臓疾患の進行 沈黙の臓器とも言われる肝臓は、病気が潜んでいても自覚症状がないことが多いです。そのため、自覚症状が現れたときにはすでに病気が進行していることもあるのです。 病気が進行した状態の肝臓は、本来の肝臓の機能を果たすことができないばかりか、再生能力も期待できないこともあります。 正常な肝臓も、生活習慣などを原因として「炎症」が起きてしまい、これが慢性化すると「慢性肝炎」という状態になります。 肝臓に炎症が起きる主な原因はウイルス性によるものですが、食べすぎや飲酒量の多さなどの生活習慣を原因とした「脂肪肝(脂肪性肝炎)」というケースもあります。 この状態を放置すると、炎症により次第に肝臓の細胞が破壊されてしまい、肝機能が徐々に低下していくのです。 その代表的な病気のひとつが「肝硬変」です。肝臓が炎症を起こした状態の肝炎や、肝臓に脂肪が蓄積した脂肪肝が進行すると、肝硬変という状態になることがあります。肝硬変は、肝細胞などの組織が線維化して肝臓が固くなった状態です。 肝硬変になると、全身のだるさや黄疸といった症状が出現します。さらに進行すると、腹水や腹部静脈瘤が出てくることもあります。肝性脳症のような命に関わることもある危険な病気なのです。 肝硬変の他に、肝細胞がんといった命に関わるような重大な病気に進展する場合もあります。 肝硬変の恐ろしいところは、一度線維化した肝臓は自然に修復することができないということです。肝細胞も本来の働きをすることができません。 肝臓疾患(がん等)|従来の治療法 脂肪肝は、従来の治療法は確立されたものではなく、生活習慣の改善により治療を進めるのが一般的でした。厄介なのは、脂肪肝そのものは自覚症状に乏しく、放置されがちだということです。 症状が進行して肝硬変になると、これも根本的な治療方法が確立されておらず、症状の進行を防ぐための食事療法や、ウイルス性の場合であれば抗ウイルス治療を実施します。 肝臓がんを治療する方法はありますが、すでに悪化している肝炎や肝硬変を治療する方法ではないため、「肝臓を根本的に治療する」ことは従来の治療法では不可能であるとされているのです。 しかし、最先端の再生医療であれば、肝臓がんの患者さんの肝臓の機能を取り戻す可能性も期待できるのです。 肝臓疾患の修復も!再生医療の可能性 肝臓がんへの進行を根本的に防ぐためには、肝臓の状態を可能な限り正常な状態に近づけることが必要ですが、従来の治療法ではそれは難しいものでした。 しかし、新しい治療法「再生医療」は、幹細胞を利用して肝臓の炎症や線維化した組織を発見し、これを溶解して修復することで肝機能を正常な状態に「戻す」ことができる可能性があるのです。 再生医療の治療では、自己由来幹細胞を静脈注射し、傷ついた肝臓に送り届けます。そして幹細胞が線維化した組織を溶解・修復させてくれるのです。損傷した肝細胞も、幹細胞によって修復・活性化することが期待できるでしょう。 脂肪肝の場合であれば、脂肪により弱りつつある肝臓を回復させる作用が期待され、疲れやすいなどの症状がある場合も血流改善効果により症状が改善する可能性があります。 さらには、肝臓がんにも再生治療による治療の可能性を見出すことができます。 まとめ・肝機能を取り戻す!肝臓疾患に対する治療法、再生医療の可能性 肝臓は再生能力に優れるものの、組織が線維化してしまうと本来の再生機能を発揮することができません。そのような肝臓の治療として注目されるのが再生治療です。治療効果には個人差がありますが、幹細胞が線維化した組織を溶解し、損傷した肝細胞の修復が期待できます。 再生医療の効果には個人差があるので「肝臓がんであっても必ず肝臓の機能を取り戻せる!」とは言い切れません。 しかし、再生医療は病気が進行する不安を解消する、または食事制限などの生活の制約を軽減できる可能性があるなど、前向きに治療に取り組める点が従来の治療法との大きな違いです。 再生医療は、今まで治せないと言われていた肝臓疾患の症状を根本的に改善できる可能性がある治療法として注目されています。 そのため、肝臓の状態に悩んでいる人にとって一考の価値がある治療法と言えるでしょう。ただ再生医療は、一般的な病院等で受けることはできません。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門院で多くの症例を有しています。治療等のご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。 この記事がご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.04.08 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝の痛みで困っている保育士はサポーターを上手に使おう! 保育士さんで膝の痛みに悩んでいる保育士さんはいませんか?もし、保育士の仕事をしていて膝の痛みに悩んでいるなら、サポーターを使うのがおススメです。 膝の痛みは、サポーターを上手に使用すれば軽くなる 膝の痛みが強い場合は、本当は安静にして膝への負担を軽くしておきたいところですが、保育士の仕事は簡単に休みが取れる職種とはいえません。そんなとき簡単にできる対処方法にはこのようなものがあります。 簡単にできる膝の痛みへの対処方法 ・適度な運動をする ・市販の湿布や塗り薬を使う ・運動の際には負担軽減のためのサポーターをする ・適正体重を保つ ・負担軽減の靴を履く・・・など よくスポーツ選手がサポーターをして肘や膝をかばっている姿を見かけます。 サポーターはつけることで関節を安定化し、関節にかかる負担を軽減するものです。さまざまな種類のものがあります。子供を抱っこするなど、負担がかかる部分にサポーターをつけることで、膝の痛みを緩和できる場合があります。 しかし、誤った付け方をしてしまうと、せっかく楽にしてくれるはずのサポーターがかえって血流の悪化などにつながる場合もあるのです。 何事も自己流はよくありませんから、痛みがあるときにはまずは専門医へ相談することを お勧めします。 保育士さんが悩む膝の痛みは何が原因なのか? 膝の関節の表面は、多くの水分が含まれている軟骨で覆われています。この軟骨が歩行時の衝撃をやわらげたり、関節の動きを助けてくれる、つまりクッション材のような働きをしてくれています。 しかし、何度も膝を酷使するような動きや体重増加などで膝にかかる負担が増すと、軟骨がすり減って関節に炎症を起こし、歩行時に強い痛みを感じたり、関節内に水が溜まり腫れて曲がりにくくなったりします。 また、この膝の変性は、女性の方が発症する割合が多くその原因は更年期の症状の1つで、エストロゲンの減少によって、関節を支えている軟骨や筋肉の衰え、関節内の水分減少や血液循環が悪化することでも起こりえます。 保育士さんは子供と向き合う仕事です。まだ小さな赤ちゃんから大きな子供までを相手にし、時には抱っこやおんぶであやしたり子供たちと一緒に走り回ったりと、体が資本のお仕事ですから膝を悪くしやすいのも頷けます。 主な膝の症状 ・立ち上がる時に膝が痛い ・歩行時や階段時に膝が痛い ・正座ができない ・膝が完全に伸びない ・膝に水が溜まる・・・など 変形性膝関節症の新しい治療法、再生医療のメリットとは つらい痛みを我慢しヒアルロン酸治療や内服治療をしていても、変形性膝関節症の場合、膝関節が極限まですり減ってしまうと従来は“人工関節”を入れる手術をして対応していました。 すり減った関節の代わりに人工の関節を入れることで、痛みの軽減をするというものになります。しかし、メスを入れる手術、やはり気になるのは傷跡が残ってしまうことではないでしょうか。 そこで、現在は“再生医療”という新しい選択肢があります。自分自身の細胞で軟骨損傷を修復し、症状の進行を遅らせることで痛みの改善といった効果を期待できるのです。 さらに自分自身の細胞ということで、異物によるアレルギー反応のリスクは軽減されます。 まとめ・膝の痛みで困っている保育士はサポーターを上手に使おう! 医療技術が進み、自分の細胞を使うという安全安心な治療が研究されてきました。再生医療は今や薬や手術でできなかった、あなたの細胞レベルでの修復を期待できるものなのです。 保育士は今の社会になくてはならないお仕事だからこそ、サポーターでもよくならない膝の痛みは我慢せずに、あなたに合った治療方法を見つけましょう。以上、膝の痛みで困っている保育士はサポーターを上手に使おう!と題して記載いたしました。参考になればと思います。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼参考
最終更新日:2023.09.06 -
- 再生治療
足首が痛い!保育士が発症しやすい関節滑液包炎について 保育士さんは仕事柄、体のいろんなところに負担をかける動作が多く、いろいろな箇所を痛めてしまいがちです。その中の一つが足首です。足首が痛いことで悩んでいる保育士さんは、「どうして足首が痛くなるの?」「足首の痛みは治るの?」とお考えではないでしょうか。 今回は、保育士に足首が痛い人が多い原因や治療方法について紹介します。 保育士が発症しやすい関節滑液包炎 保育士に足首が痛い人が多い原因で考えられるのが、「仕事中に正座をすることが多い」ということです。正座をすることで、なりやすい疾患に「関節滑液包炎」という病気があります。 足関節滑液包炎とは、足首の前方で、関節の周りを包んで保護している滑液包が強い圧迫や摩擦を受けることによって炎症が起き、痛みを生じるものです。また、炎症の際に滑液包内にある滑液が過剰分泌して滑液が溜まり、コブのように腫れることもあります。 このように足首の前方部分が強い圧迫や摩擦を受ける動作で代表的な動作の一つが正座です。そして、仕事中に正座をする機会が多い保育士が足関節滑液包炎になりやすく、足首が痛いという症状に悩まされる人が多いのです。 保育士の正座は職務上、回避できない 保育士に足首が痛いことで悩まされている人が多い主な原因の一つとなっているのが正座ですが、保育士が仕事中に正座をする機会が多いのにはいろいろな理由があります。 保育士は小さな子供を見守ったり話したりする時に、子供の目線に合わせるように低い姿勢になる必要があります。その際に、足を伸ばしたり、横座りなどで座ったりすると、その足に子供が引っ掛かって転倒する可能性もありますし、仮に子供に何かあった時に素早く動くことができません。 よって、足が子供に引っ掛かる心配もなく、子供に何かあった時でも素早く動くことができる体勢である正座をする機会が多くなります。つまり、正座が良くないことは分かっていても保育士としの職務上、避けることができないのです。 足首が痛む原因の1つ「足関節滑液包炎」の治療法 足関節滑液包炎によって足首が痛いという場合の治療方法は、ステロイド薬など抗炎症薬によって、炎症を鎮める治療が一般的です。また、滑液が溜まって腫れている場合は、注射器で滑液を取り出す治療がおこなわれることもあります。 こうした治療によっても症状が改善されず、強い痛みが生じる場合は手術で滑液包を切除することが検討されます。普段の生活での対処法としては、保育士の人は、仕事でどうしても正座する必要がありますが、仕事以外ではできるだけ正座をしないようにしましょう。 まとめ・足首が痛い!保育士が発症しやすい関節滑液包炎について 保育士に足首が痛いことで悩む人が多い原因について紹介しました。保育士は正座をすることが多いため、足関節滑液包炎になりやすく、これが、足首が痛い原因になります。 治療法は、症状の強さなどによってさまざまですが、まずは医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。また、近年は体にメスを入れる必要のない再生医療による治療を選択することもできます。 一般的な治療を受けても痛みが改善されないという場合は再生医療による治療を検討してみることをおすすめします。以上、足首が痛い保育士、その原因と治療法について解説させていただきました。参考になれば嬉しく思います。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.10.04 -
- 変形性膝関節症
- 再生治療
膝痛で退職する保育士さんが患う半月板損傷、変形性膝関節症に最新の治療法 保育士さんの「職業病」といわれる症状の1つに、「膝の痛み」が挙げられます。小さな子供たちに目線を合わせるためには、どうしても、かがむ動作が必要になるものです。多くの子供たちに対する都合上、何度も膝を折って対処しなければなりません。 膝の痛みを抱えながら、子供たちのお世話をするお仕事はつらいものです。中には、この膝痛が原因で、保育士を退職されるケースもみられるほどです。 今回は、保育士さんが膝痛に悩む原因や、そんな場合に緩和する方法、手術を検討しなければならないケースについてご紹介してまいります。 こちらも合わせてご覧ください 変形性膝関節症|PRP療法の治療効果と体験談 保育士さんが退職に至る膝痛の原因は? 膝が痛い…という悩みの原因は、筋肉や靭帯、半月板のトラブルであることが多くみられます。保育士は、子どもと話すときに床に膝をつく、子どもを抱っこする、抱っこしながら立ち上がったり、かがんだり、多くの子どもが一度に絡みつくなど、 日常の職務を通して頑張れば、頑張るほど膝に相当な負担がかかってまいります。いわゆる職業病の一種と言えるのではないでしょうか。 このような膝が痛くなる原因として、まず第一に膝への荷重や、膝を使いすぎることによって起こる筋肉の炎症が考えられます。膝関節を支える筋肉の炎症が強くなると、体重をかけた際に曲げ伸ばしの動作で痛みを感じるようになります。 また膝関節の横には側副靭帯があり、関節の中には十字靭帯という靭帯が付いています。これらの靭帯は膝を安定させる役割があり、膝の負担が増えると損傷しやすくなります。また、第二の要因として考えられるのが筋肉や靭帯の損傷とは違い、「半月板損傷」ということも考えられます。 半月板とは、膝関節の中にある軟骨組織です。関節の内側と外側に1個ずつあり、歩行時など膝関節に体重が加わったときに衝撃を分散させる働きがあります。 膝は、体の中でも特に体重が大きくかかる関節で、歩行時では体重の約3倍、階段の下りでは約5倍の負荷がかかることもあります。そのため半月板の負担も大きくなりがちです。 半月板損傷は、若い人の外傷として起こることが多いですが、保育士のように仕事で膝への負担が多い人にも起こる疾患です。 また保育士の膝の痛みは、「変形性膝関節症」である場合もあります。保育士のように、膝の関節に過度な負担がかかり続けるという状況は、軟骨のすり減りから発症する変形性膝関節症の原因となることもあるからです。 放置しておくと半月板が損傷され、膝の変形が進み、歩行困難などが起こりますので早めに治療を開始することが必要になります。 いかがでしょうか?! このように一口に「膝の痛み」という症状であっても様々な原因が考えられるのです。膝の痛みが酷い場合や、繰り返す場合は、是非、整形外科などの医療機関で診察を受けられることをお薦めします。 保育士に起こりがちな膝の痛みの原因 ・筋肉の炎症 ・靭帯の損傷(側副靭帯、十字靭帯) ・半月板の損傷 ・膝軟骨のすり減り(変形膝関節症へ) ▼変形性膝関節症の不安がある方はこちらもご覧ください。 【変形性膝関節症の手術と保険費用について詳しく解説します】 膝痛を緩和する方法は? 膝の痛みに対する治療法は、通常は2種類あり、それが「薬物治療」と「運動療法」ですが、どちらの治療法も、膝痛を緩和することはできますが、根本的な治療法ではありません。そこに近年、「再生医療」という次世代の先端医療が加わり、注目され始めています。この方法なら、軟骨の再生を目標とするため、根本的な治療法と言えるのではないでしょうか。 薬物療法 ・痛み止めの内服、湿布や塗り薬などの外用薬 ・ヒアルロン酸の注射 ヒアルロン酸は、軟骨・関節液の重要な成分で、軟骨表面を保護します。 ・ステロイドの注射 炎症を強力に押さえ込み、鎮痛効果も高いです。 運動療法 医師の指示のもと膝周りの筋力を強化し、膝を支える力を付けて膝の痛みを軽減する治療法です。 膝の痛みを根本から治す!再生医療という最新の治療法に注目 「半月板損傷」や「変形性膝関節症」を根本的に治したいと考えるのであれば、「幹細胞治療」という「再生医療」も選択肢の1つです。幹細胞治療は患者自身の脂肪細胞から得た幹細胞を培養して数万から数億倍に増やし、患部に注射で投与する方法です。 幹細胞は弱った細胞を修復したり、臓器や組織、関節や軟骨などに変化したりする特徴があります。患者さん自身の培養した幹細胞をダメージを受けた部分に戻すことで、自然治癒力をもって機能回復を図ることができるのが再生医療です。 また膝の再生医療には、血液を使った治療法で「PRP治療」といわれるものもあります。血液には「血小板」という成分があり、痛みが出たときにこの血小板が損傷部分を修復します。 この血小板を高濃度に抽出し、再び膝関節に戻すことで、痛みを早く和らげることができます。最近では、メジャーリーグの選手をはじめ、スポーツ選手が取り入れることが多くなった治療法です。 膝は常に体重の負担がかかる関節です。保育士のように立ったり座ったりを繰り返す人にとっては、痛みがあってもなかなか安静にできないのが現実だと思います。 薬を服用したり、注射を打ったり、リハビリを行うなどしても仕事での負担が大きく、思うように治療が改善しないこともあります。 再生医療は、効果が出るのが比較的早く、長期の休みを取るのが難しい方や、手術に抵抗がある方におすすめです。また、再生医療は自分自身の脂肪や血液を使うため、拒絶反応やアレルギーなどの副作用がなく安全性が高いということでも注目を集めています。 手術で改善を目指す場合と、再生医療で手術を避ける方法 保存的な治療を半年以上行っても効果がみられない場合や、生活に支障が出るくらい痛みがひどい場合は手術による改善を検討します。 手術による治療法は、次の3つです。 ・関節鏡視下手術 ・高位脛骨骨きり術 ・人工膝関節置換術 膝の状態をみて、手術の適応は異なります。手術に関して、患者さんが希望しない場合は行いません。 膝痛により日常生活が困難な場合は手術の適応となりますが、希望しない場合は保育士の仕事を続けるのは難しいという場合もあるでしょう。その場合、膝痛の程度によっては退職を検討しなけらばならない可能性もあります。 また前にご説明した再生医療は、手術をしない根本的治療法として 再生医療で手術や入院を避ける 手術はしたくないが、根本的な治療を行いたい場合は、前にご説明した再生医療という手段もあります。再生医療は、手術をせず、入院も不要という新しい治療法です。 そのため、通常の整形外科などでは受けることができません。厚生労働省から認可を受けた専門クリニックを受診してください。 手術を避けられる治療法 ・再生医療(幹細胞治療) まとめ・膝痛で退職する保育士さんが患う半月板損傷、変形性膝関節症に最新の治療法 変形性膝関節症は保育士さんの膝痛の原因の1つです。治療法には、保存的治療法と手術が挙げられます。 症状が比較的軽い場合は、保存療法で改善を試みます。ただ、症状が進行して痛みが酷くなった場合は、手術も検討しなくてはなりません。 そして近年、選択肢のひとつとして注目されているのが再生医療による治療です。この治療法は、手術が不要、入院も不要という患者さんにとって体の負担を抑えることができ、副作用もほぼない治療法として注目を集めています。 退職はせず保育士を続けたいという方、変形性膝関節症で手術をしないで治す方法を探している方は、この再生医療についても検討してみると良いでしょう。 ▼ 再生医療で手術を避けて膝の痛みを治療する 膝の痛み、変形性膝関節症は再生医療により改善することが可能です 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.09.14