-
- 再生治療
- 幹細胞治療
美容や健康のためにサプリを飲んだことがある人は多いと思います。お酒を飲むときにアルコールの代謝を良くするためにサプリを飲んだ経験がある人もいるでしょう。 しかし、サプリの取り過ぎは逆効果になることがあるのをご存じでしょうか。肝臓が再生できない状態になってしまう危険もあります! 今回は肝臓とサプリの関係をご紹介します。 サプリで肝臓は再生する?肝臓とサプリの関係とは? 肝臓は再生機能に優れた臓器ですが、結論から言うと、再生が促進されるサプリはありません。むしろ過剰摂取は肝臓に悪影響を与えることもあるのです。 身体にいいといわれるサプリは世の中にたくさんあります。 アルコールの分解を助ける、疲れを解消する、健康増進、代謝を良くするといった説明を読んで、サプリを飲んだ経験のある人もいるでしょう。 肝臓には、大きくわけて代謝・解毒分解・胆汁の生成・免疫といった機能があります。私たちが口にした食べ物は胃や腸が消化・吸収し、残ったエネルギーは肝臓に貯留されます。また、薬物やアルコールのような有害物質は肝臓で解毒されて体外に排出されるのです。 これらの機能にはサプリの摂取も関わります。サプリは食べ物だけで摂ることができない栄養を摂取したり、足りない栄養を補うのに使われます。これらは肝臓で代謝されるため、サプリの摂取は肝臓に影響を及ぼします。 肝臓にいいといわれるサプリが逆効果になることも!? サプリは薬剤と同じく肝臓で解毒・分解されますが、これが過剰になれば肝臓の負担が大きくなります。薬剤によって起こる肝臓の病気に薬剤性肝障害というものがありますが、健康食品などサプリの取り過ぎで引き起こされた事例もあります。 そして、アルコールの分解を助けるサプリを飲めばアルコールをたくさん飲んでも大丈夫というわけではありません。それに過信して過剰飲酒をすれば、もちろん肝臓に負担をかけることになります。 また、すでに肝炎や脂肪肝のような肝臓の病気がある人もサプリには気を付けてください。 炎症が起きている状態や脂肪が蓄積して肝機能が低下している状態で、さらに肝臓に負担をかけてしまうからです。 肝炎や脂肪肝、薬剤性肝障害は進行すると重篤な状態に陥ることもあります。肝臓が再生しない肝硬変に進展することもあるのです。 肝臓の治療にはサプリではなく再生医療という選択肢! 肝炎や脂肪肝が進展すると、肝硬変という状態になることがあります。肝硬変は組織が繊維化して肝臓が固くなった状態で、肝臓は本来の機能を発揮できないばかりか再生することも難しくなります。 そのような状態でサプリを摂取すると、肝臓の負担になります。肝臓に再生機能を取り戻そうと思っても、サプリでは再生させることはできません。どうしても摂取したいものがある場合は、まず主治医に相談してみてください。 元の状態に戻るのが難しい肝硬変ですが、近年再生医療という方法が注目されています。自己由来幹細胞を肝臓に送り届け、繊維化した組織を溶解・修復させるというものです。肝臓が元の機能を取り戻すことが期待できるでしょう。 まとめ 肝臓は人体最大の代謝機能で、薬物やアルコールなどの有害物質を解毒・分解する役割を果たします。 体にいいとされるサプリは、飲みすぎによって肝臓に負担をかけ、肝障害を起こすリスクもあります。 肝臓が再生できない肝硬変では、サプリの代謝が難しくなるため医師に相談してください。 肝硬変の治療では再生医療という方法があり、肝臓を修復させて元の機能を取り戻す効果を期待できます。再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。
2020.07.08 -
- 再生治療
肝臓は再生する!ただし再生できない肝臓の病気には注意を 再生能力が高いことで知られる肝臓ですが、どれくらいの時間があれば再生するのでしょうか。今回は肝臓の再生についてご紹介します。再生できなくなってしまう肝臓の病気についても見ていきましょう。 肝臓の機能とは?再生するのにはどれくらい時間がかかる? 肝臓は再生できる臓器ですが、どれくらい再生能力が高いのでしょうか。肝臓を切除する病気には肝臓がんがありますが、例えば手術で7割を切除しても約2週間で元の重量に戻ります。半分以上切除しても時間が経てば再生するということは、肝臓の再生機能の高さがわかりますよね。 肝臓の働き 肝臓は、人体最大の代謝機能をもつ臓器として人間の体を支えてくれています。私たちが口にした食べ物は胃や腸で消化・吸収され、残ったエネルギーは肝臓に蓄えられます。また、アルコールや薬物のような有害物質は肝臓で無害なものに解毒されるのです。 肝臓は、このような重大な働きをしてくれていますが、大きな負荷がかかることもあります。 アルコールの過剰摂取がその代表です。いくら再生機能に優れているとはいえ、長い時間繰り返し解毒をおこなうのは、肝臓にとって大きな負担になります。また、脂肪や糖分の多い食事は、肝臓に脂肪が蓄積する原因となってしまいます。 時間がたっても再生しない肝臓の病気とは? 脂肪が蓄積した肝臓は、脂肪肝といった状態になります。脂肪肝になるとそれまでの代謝機能が十分に発揮できなくなり、悪化すれば肝硬変になることもあります。 肝硬変とは肝臓が繊維化して固くなった状態で、再生力に優れた肝臓でも、肝硬変になると元の状態に戻ることが難しくなってしまいます。 肝硬変に進展する病気には肝炎もあります。ウイルス性肝炎が有名ですが、自覚症状がないからといって放っておくと、20~30年という長い時間を経て肝硬変になることがあるのです。 時間がたっても再生できない…という状態にならないようにするには、定期的に健診を受け、肝臓の病気の早期発見につなげることをおすすめします。 肝硬変を治療できる最先端の医療「再生医療」について紹介します! 肝臓はいきなり肝硬変になるわけではなく、肝炎や脂肪肝から時間をかけて進行していきます。脂肪肝のうちに進行を止めることができればいいのですが、沈黙の臓器といわれる肝臓は自覚症状が出現しないことが多いです。 健診で脂肪肝が指摘される、あるいは、ほかの病気で受診して偶然発見されることもあります。 そして、脂肪肝や肝硬変の治療は、これまで食事療法や運動療法がメインでした。生活習慣を見直すことで、病気の悪化を防ぐのです。しかし、肝硬変になってしまった肝臓は再生することができません。 そんな肝硬変の治療として近年「再生医療」が注目されています。自己由来幹細胞を静脈注射で肝臓まで送り届けるという方法です。 幹細胞が繊維化した肝臓の組織を溶解・修復し、肝臓を元の状態に戻すことが期待されています。これまで肝硬変になると再生が困難でしたが、再生医療によってその可能性が広がっているのです。 まとめ・肝臓は再生する!ただし再生できない肝臓の病気には注意を 再生力に優れた肝臓ですが、肝炎や脂肪肝の状態から時間をかけて肝硬変になると、元の状態に戻ることが難しくなります。肝硬変の治療法はこれまで食事療法がメインでしたが、近年再生医療が注目されています。 時間がたっても再生しない肝臓の病気になってしまう前に、その予防をすることも大切ですが、治療については、再生医療も選択肢の1つとして検討してみてください。 再生医療の可能性に興味がある、頼ってみたいという方は、まずは、再生医療の専門医にご相談してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.07.05 -
- 再生治療
肝臓病気の予防は食べ物が大切!肝臓の再生能力を取り戻す方法とは 肝臓は人間が口にした食べ物の影響を受けることをご存じでしょうか。肝臓の病気の中には、脂肪や糖質が多く含まれた食べ物が引き起こすものもあります。 今回は肝臓の病気と食べ物についてご紹介します。 食べ物が重要!?肝臓が再生できなくなる病気とは? 私たちが口にした食べ物は、胃や腸で消化・吸収されますが残ったエネルギーは肝臓に蓄えておくことになります。また、肝臓には解毒機能がありアルコールや薬剤といった物質は解毒され、無害なものにしてから体外へ排出されます。 肝臓の機能を見ると、人間の生命にとって重要な存在である一方で、負担の大きな臓器であることがわかります。肝臓は再生能力に優れた臓器ですが、長期間にわたって負荷がかかると病気になり、再生能力が下がってしまうこともあります。 食べ物が関わる肝臓の病気で有名なのが脂肪肝です。脂肪肝はこれまでアルコールの過剰摂取が原因となると言われてきました。 しかし、近年はアルコールを飲まない人も脂肪肝になることが増えてきました。食生活の欧米化によって脂肪や糖分を多く含んだ食べ物を取るようになったためです。 脂肪肝は自覚症状がないため、気づかずに放置されがちです。しかし、放っておくと肝臓が繊維化して固くなる肝硬変に進行する場合もあるので注意が必要です。一度繊維化した肝臓は再生能力を発揮できず、重症化すると命に関わる腹部静脈瘤や肝性脳症を引き起こすこともあるのです。 肝臓の病気で気を付けたい食べ物について 肝硬変になると肝臓は再生能力を果たすことができなくなります。そして、肝硬変の根本的な治療法はなく、生活習慣を見直すことで病気を悪化させないようにすることが大切です。 つまり、肝硬変では食べ物に気を付けることや適度な運動が大切です。また、脂肪肝の状態でも食べ物を見直すことは重要です。生活習慣を見直すことで、肝硬変への進行リスクを抑えることができるのです。 脂肪肝は肝臓に脂肪が蓄積した状態なので、脂肪や糖分を控えた食事を心がけてください。 そうすることで、肝臓への負担を減らすことができます。 またバランスの取れた食事も大切です。ビタミンやミネラルが豊富な食べ物も意識して摂取しましょう。また、アルコールが原因の人は禁酒が必要です。 肝臓が再生能力を取り戻す!?肝硬変の治療に再生医療が期待 これまでの脂肪肝や肝硬変の治療は、食べ物のことなど生活習慣の見直しがメインで根本的な治療はありませんでした。しかし近年、再生医療が肝硬変の治療として期待されています。 再生医療では、自己由来幹細胞を肝臓まで送り届けます。肝臓には直接注射できないため、静脈注射を行います。血流にのって肝臓に届けられた幹細胞は、傷ついた肝細胞を見つけて修復します。繊維化した肝臓を溶解してくれるため、肝臓は元の状態を取り戻すことが期待できるのです。 再生医療で肝臓が元の状態に戻っても食生活の注意は必要です。肝臓に負担のない食べ物を選択し、元気な肝臓を取り戻してください。 まとめ・肝臓病気の予防は食べ物が大切!肝臓の再生能力を取り戻す方法とは 脂肪肝や肝硬変のような肝臓の病気には、食べ物の影響もあります。これらの病気の治療は生活習慣の見直しが基本で、バランスの取れた食事や脂肪・糖質を控えた食べ物を意識する必要があります。 近年肝硬変の治療に幹細胞を用いた再生医療が注目されています。生活習慣の見直しも一緒に行うことで、肝臓が元気な状態を取り戻すことが期待できるでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.07.02 -
- ひざ
- 再生治療
看護師は出勤から退勤まで忙しく働き、1日中歩いている仕事であるのに加え、患者の移動介助なども行うため膝関節への負担が大きくかかります。 看護師自身が自分の身体に向き合う時間はなかなか確保できず、体調が悪くても休めない環境であることから、症状が強くでた時点での受診になってしまうこともあります。 変形性膝関節症は高齢の方がなる印象だとは思いますが、看護師にも起こりうる疾患です。 看護師が膝関節症を悪化させないためには、普段の業務の中でどのようなことに注意をすれば良いのか確認していきましょう。 こちらもご参照ください 看護師にも多い膝関節症の原因はそもそも何? 膝の関節の表面は、多くの水分が含まれている軟骨で覆われています。歩行時の衝撃を和らげたり関節の動きを助ける働きがありますが、負担が増すと軟骨がすり減り関節が曲がりにくくなることがあります。 放っておくと半月板の組織を破壊してしまう可能性もあります。そのため、早めに対処することが必要です。 看護師の場合はボディメカニクスを活用した動きをしなかったり、ずっと歩いていることが負担となります。体重が重いことも軟骨がすり減る原因なので、看護師業務以外の部分も原因となり得ます。 どんな症状がでたら受診すれば良い? 膝関節症になってしまっている場合、「膝の痛み」が主な症状です。 ・立ち上がるときや歩行時、階段時に膝が痛い ・正座をすることができない ・膝が完全に伸びきらない、曲がってしまう ・膝に水が溜まっている これらのサインは見逃さず、看護師であっても速やかに受診をしましょう。 膝関節症でも看護師として働き続けるために気をつけるべき4つのこと 注意はしていても膝関節症になってしまう可能性はあります。膝関節症のある看護師が気をつけるべき行動を一緒に確認しましょう。 ① 症状が強くなる動きを避けるようにする 身体が痛みを発するのは、炎症が起きている部位を守るための防御反応でもあります。 ベッド上での水平移動や車椅子移乗は、膝を曲げる動作がどうしても必要です。自分の身体が壊れてしまっては意味がないので、受け持ち患者のADLを考慮してもらえるよう師長に相談するのも1つの方法です。 ② 肥満体型の場合は減量をする 体重が重いとそれだけで膝への負担も大きくなり、肥満による過剰負荷が膝関節症となった直接的な原因の場合もあります。食事や適度な運動を行うことが大切です。 特に、日勤中の昼ごはんや夜勤中の夜ごはんはコンビニで済ませてしまうことが多いですが、サラダや汁物、白米などワンプレートの献立を意識した選び方をしたり、お弁当を作るなどして栄養バランス良く食事を取りましょう。 ③ 適度に膝関節を動かすようにする 痛みが生じる動作は避けるべきですが、ずっと動かさずにいると可動域が狭くなる、筋力低下などのデメリットもあります。これは、普段の業務内での移動でまかなえているといえます。 早歩きや走るという動作は、膝関節症の程度によっては痛みの悪化を引き起こすので軽いウォーキング程度に留めましょう。 ④ 痛み止めを適度に使用する 膝関節症の保存療法として鎮痛薬での痛みのコントロールも行われます。痛みは「それ以上の動きは膝関節を悪化させてしまう」という身体からのサインですが、我慢を続けるのは生活にも支障をきたすため良くないです。 内服薬の1日の摂取の目安は看護師であれば理解しているものです。NSAIDsの多用は胃潰瘍などにもつながってしまうため、適切な量を使用して痛みを緩和するようにしましょう。 保存療法でも治らない!悪化してきたときの選択肢は? 保存療法として鎮痛薬の内服、運動療法、食事療法をしていたとしても悪化してくる可能性はあります。悪化すると別の治療が必要になりますが保存療法以外となると、通常手術療法です。 高齢であれば関節置換(人工の関節に置き換える)と、50-60歳など比較的若い方の場合には高位脛骨骨切術(脛骨を切って調整)がメジャーです。 どちらの術式も全身麻酔で行うため、さまざまなリスクを負うのはもちろん、関節置換の場合は一定の運動は脱臼の原因となるため制限しなければなりません。 実は、これらの治療法以外もあります。近年発展してきている「再生医療」です。 膝の再生医療では、自分の細胞で軟骨損傷を修復し症状の進行を遅らせ、痛みも改善するといった効果を期待できます。腹部から少量の脂肪をとるだけなので侵襲も少なく、自分の細胞を使うため副作用も少ないのが特徴です。 まとめ 患者さんのために看護を行う看護師ですが、看護師も人間です。自分の身体も守る必要があります。 業務を理由に無理をする方が多いですが、膝関節症が悪化していけば手術が必要になる看護師もいます。軽症のうちから治癒に向けて気をつけていきましょう。
2020.06.29 -
- ひざ
- 再生治療
膝が痛いという看護師の悩みを解決する 看護師は一日中歩き回っていることが多く、膝への負担も大きいといえます。勤務後に腰が痛くなったり、膝が痛くなったりするのは日常茶飯事です。一部の看護師はサポーターをつけるなどをして対処されている方もいます。 今回は、看護師の膝が痛いときの対処法をご紹介します。 看護師の膝が痛い原因とは? 看護師で「膝が痛い」という症状は、病気の前兆である可能性もあります。膝関節が痛くなる原因として一番多いのは変形性膝関節症です。看護師の中でも、まさか自分がなるわけがないと思う方がほとんどだとは思いますが、若くしてなる方もいます。 変形性膝関節症は軟骨がすり減り、骨同士が接することで関節が炎症を起こすことで痛みが生じます。他にも靭帯の損傷なども考えられます。 痛む位置によっても考えられる原因は違うので、あまりにも痛みが続くようであれば病院を受診しましょう。 看護師の膝が痛い症状を和らげる方法は? 看護師の膝が痛い症状を和らげるには、筋肉をつけることが大切です。 膝の周りの筋肉が強化されると、膝の動きが安定し、関節や骨にかかる負担が軽減されます。 ストレッチなどが手軽にできておすすめです。 ・太腿の前面の筋肉を伸ばすように、片足を曲げて爪先を掴みます。この状態で30秒ほどキープ ・すねの前面の筋肉を伸ばすように、長座位の状態で爪先を遠くに伸ばしたり、ふくらはぎの筋肉を伸ばすように、爪先を自分の方へ引き寄せたりを交互に繰り返します。 これを両足行います。 テレビを見ている間や休憩の間もできるものなので、仕事中にも取り入れてみましょう。また、サポーターを使用するなどの方法も1つです。ドラッグストアなどでも販売されています。 サポーターは関節の動きを安定させ膝の動きをサポートするため痛みの緩和が期待できます。看護師であれば温罨法・冷罨法のことは知っているとは思いますが、入浴などで温めることで痛みの緩和に繋がります。 関節や筋肉を酷使した時や痛みほどではないが膝が重い、足が重いと感じた時にはゆっくりと入浴すると筋肉もほぐれます。歩きすぎなどで膝が熱感を持っているのであれば、冷罨法として冷やして対応しましょう。 まとめ・膝が痛いという看護師の悩みを解決する 看護師の膝が痛い症状は、病気のサインである可能性があります。一時的な痛みであれば入浴などで温めて痛みを緩和するのも1つです。あまりにも痛みが続くようであれば病気の可能性を視野に入れて病院を受診する方が良いといえるでしょう。 整形外科で働いている看護師以外はあまり整形分野の医療の発展に触れることは少ないですが、再生医療も発展してきており、幹細胞を利用して変形性膝関節症を治療できることもあります。 治療方法は増えてきているので、悪化する前に診察してもらうようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2020.06.28 -
- 肘
- 再生治療
肘が痛い!肘を傷める保育士が多い理由とは? たくさんの小さな子供を相手する保育士の仕事は、肉体的にもハードな仕事になります。そんな保育士の仕事をしている人のなかには、肘が痛いという悩みを抱えている人がたくさんいるようです。 今回は、保育士で肘が痛い人が多い理由について紹介します。また、肘に痛みが発症するメカニズムや治療方法についても紹介します。 保育士で肘が痛い人が多い原因 保育士のなかで肘が痛いという悩みを抱えている人が多い大きな原因となるのが子供を抱っこすることが多いことです。特に0歳から2歳児を相手する場合は、毎日たくさんの子供を何度も抱っこすることになります。 小さな子供とはいえ5キロくらいの体重がある子供を何度も抱っこしていると、体に大きな負担となります。特に、腕には大きな負担がかかるため、腕を酷使する状態が続くことで肘を痛めてしまうケースが多いのです。 保育士で肘が痛い人に多い疾患「上腕骨外側上顆炎」とは 保育士は小さな子供を抱っこする機会が多く、その際に腕に負担がかかって肘が痛いという症状に悩まされる人が多いですが、その肘の痛みは上腕骨外側上顆炎の可能性が高いです。 肘の外側の出っ張りの部分(上腕骨外側上顆)は、手首を動かしたり指を伸ばしたりする筋肉や関節と繋がっていますが、腕を酷使することでその筋肉や関節の付け根の部分(腱)に過度の負担がかかって炎症を起こしてしまうことがあります。この炎症によって肘が痛いという症状が発症します。 上腕骨外側上顆炎はテニス肘とも言われることがありますが、テニスをしている人だけではなく、保育士のように腕を酷使する職業の人なども発症する人が多いです。 上腕骨外側上顆炎の治療方法について 保育士で肘が痛いという悩みを抱えている人のなかには、治療を受けずに痛みを我慢しながら仕事をしている人もいると思います。しかし、悪化すると改善するまでに期間が長くかかってしまったり、改善するのが難しくなったりしてしまうので早めに医療機関を受診して治療を受けるのがおすすめです。 医療機関での上腕骨外側上顆炎の治療は、軽い症状の場合は、飲み薬(非ステロイドの消炎鎮痛剤)や湿布などによって痛みを改善させます。また、急性で強烈な痛みが生じている場合は、ステロイド注射がおこなわれることもあります。 さらに、慢性化している場合は、レーザー治療や温熱療法、ストレッチといった理学療法がおこなわれるのが一般的です。こうした治療をおこなっても改善がみられず、症状が悪化していく場合は手術が検討されるケースもあります。 まとめ・肘が痛い!肘を傷める保育士が多い理由とは? 保育士の人で肘が痛いという症状に悩まされている人が多い理由について、また、保育士がなりやすい肘の痛みの原因である「上腕骨外側上顆炎」について紹介しました。 肘が痛いのを何とかするために治療を続けているけど改善しないという場合、手術をするしかないのかなと考える人もいるかもしれません。しかし、最近では再生医療という治療方法もあります。 再生医療には、外科的手術と比べて副作用のリスクが少なく、治療期間も短期間になるというメリットがあります。保育士で肘が痛い…、一般的な治療を受けても治らなくて困っているという人は、一度、再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。 以上、肘が痛い!肘を傷める保育士が多い理由とは?について記しました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2020.06.28 -
- 再生治療
バレエで股関節の痛みがつらいときの対処法【原因と治療法を解説】 足を大きく動かすバレエですが、股関節に痛みを生じ悩まれている方は多いです。痛みがでるのは、身体からのSOSです。原因と治療法についてみていきましょう。 バレエをすると股関節に痛みが!原因は? 先天性股関節脱臼を患っている人では、バレエを続けるなかで変形性股関節症へ移行している可能性もあります。異変を感じたことをきっかけに診断されることも多いです。 そのほか、弾発股や股関節唇損傷なども、バレエで股関節の痛みを引き起こす原因となり得ます。 これらの病気はひどくなると手術療法が必要となることが多く、早期発見が大切になってきます。 バレエで股関節に痛みがある場合の治療法とは? 変形性股関節症、弾発股・股関節唇損傷で痛みが生じている場合は手術療法が主です。保存療法も可能ですが、状態によってはすでに炎症や骨の摩耗が進行しており手術療法一択となることがあります。 先天性股関節脱臼は、1歳未満であれば器具による矯正を行えますが、1歳以上では手術療法となります。悪化してしまうと、手術以外の選択肢がなくなってしまうことになります。 手術は全身麻酔などリスクも高く、術式によっては動作の制限が必要になることもあるため、バレリーナにとっては避けたい状況です。近年再生医療が発展してきており、幹細胞を使用した侵襲や副作用の少ない方法が確立されています。 従来の方法に加え、「再生医療」も治療の選択肢にいれて治療法を選ぶことで治療の幅が広がります。 バレエをするときの股関節の痛み!悪化させないために 悪化してくると手術療法をしなければいけない状況になる可能性があります。そうならないためにも、日々の生活のなかで股関節をいたわるようにすることが必要です。 ①股関節を正しい位置に調整して休ませる 関節や筋肉を正しい位置に戻して、筋肉の疲労をとってあげることも大切です。バレエでは関節や筋肉を酷使することも多く、カイロプラクティックや整体、全身のマッサージ、鍼灸を受けるなどして回復させましょう。 ②正しいフォームを意識する せっかく正しい位置に戻ったとしても、間違った筋肉の使い方を続けていると再度同じような状況に陥る可能性があります。形だけを真似するのではなく丁寧に動かすようにするなどフォームを学びましょう。 ③練習のしすぎを避ける 痛みが生じているのは炎症を起こしており、身体がSOSをだしている印です。痛みを感じながら無理な練習を続けると悪化してしまいます。自分の身体を大切に、労わるようにしましょう。 まとめ/バレエで股関節の痛みがつらいときの対処法 バレエをおこなう際も普段から正しいフォームで行うことで、筋肉や骨の酷使を避けることができ、股関節の痛みの悪化の予防につなげることができます。先天性に股関節脱臼などを患っている場合は、股関節唇損傷や変形性股関節症を起しやすいです。 自分の身体の特徴を知ったうえでバレエをすることも大切です。手術療法が必要な状況になった場合は、最新の医療である再生医療も検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2020.06.27 -
- ひざ
- 再生治療
膝の痛みで困っている保育士はサポーターを上手に使おう! 保育士さんで膝の痛みに悩んでいる保育士さんはいませんか?もし、保育士の仕事をしていて膝の痛みに悩んでいるなら、サポーターを使うのがおススメです。 膝の痛みは、サポーターを上手に使用すれば軽くなる 膝の痛みが強い場合は、本当は安静にして膝への負担を軽くしておきたいところですが、保育士の仕事は簡単に休みが取れる職種とはいえません。そんなとき簡単にできる対処方法にはこのようなものがあります。 簡単にできる膝の痛みへの対処方法 ・適度な運動をする ・市販の湿布や塗り薬を使う ・運動の際には負担軽減のためのサポーターをする ・適正体重を保つ ・負担軽減の靴を履く・・・など よくスポーツ選手がサポーターをして肘や膝をかばっている姿を見かけます。 サポーターはつけることで関節を安定化し、関節にかかる負担を軽減するものです。さまざまな種類のものがあります。子供を抱っこするなど、負担がかかる部分にサポーターをつけることで、膝の痛みを緩和できる場合があります。 しかし、誤った付け方をしてしまうと、せっかく楽にしてくれるはずのサポーターがかえって血流の悪化などにつながる場合もあるのです。 何事も自己流はよくありませんから、痛みがあるときにはまずは専門医へ相談することを お勧めします。 保育士さんが悩む膝の痛みは何が原因なのか? 膝の関節の表面は、多くの水分が含まれている軟骨で覆われています。この軟骨が歩行時の衝撃をやわらげたり、関節の動きを助けてくれる、つまりクッション材のような働きをしてくれています。 しかし、何度も膝を酷使するような動きや体重増加などで膝にかかる負担が増すと、軟骨がすり減って関節に炎症を起こし、歩行時に強い痛みを感じたり、関節内に水が溜まり腫れて曲がりにくくなったりします。 また、この膝の変性は、女性の方が発症する割合が多くその原因は更年期の症状の1つで、エストロゲンの減少によって、関節を支えている軟骨や筋肉の衰え、関節内の水分減少や血液循環が悪化することでも起こりえます。 保育士さんは子供と向き合う仕事です。まだ小さな赤ちゃんから大きな子供までを相手にし、時には抱っこやおんぶであやしたり子供たちと一緒に走り回ったりと、体が資本のお仕事ですから膝を悪くしやすいのも頷けます。 主な膝の症状 ・立ち上がる時に膝が痛い ・歩行時や階段時に膝が痛い ・正座ができない ・膝が完全に伸びない ・膝に水が溜まる・・・など 変形性質関節症の新しい治療法、再生医療のメリットとは つらい痛みを我慢しヒアルロン酸治療や内服治療をしていても、変形性膝関節症の場合、膝関節が極限まですり減ってしまうと従来は“人工関節”を入れる手術をして対応していました。 すり減った関節の代わりに人工の関節を入れることで、痛みの軽減をするというものになります。しかし、メスを入れる手術、やはり気になるのは傷跡が残ってしまうことではないでしょうか。 そこで、現在は“再生医療”という新しい選択肢があります。自分自身の細胞で軟骨損傷を修復し、症状の進行を遅らせることで痛みの改善といった効果を期待できるのです。 さらに自分自身の細胞ということで、異物によるアレルギー反応のリスクは軽減されます。 まとめ・膝の痛みで困っている保育士はサポーターを上手に使おう! 医療技術が進み、自分の細胞を使うという安全安心な治療が研究されてきました。再生医療は今や薬や手術でできなかった、あなたの細胞レベルでの修復を期待できるものなのです。 保育士は今の社会になくてはならないお仕事だからこそ、サポーターでもよくならない膝の痛みは我慢せずに、あなたに合った治療方法を見つけましょう。以上、膝の痛みで困っている保育士はサポーターを上手に使おう!と題して記載いたしました。参考になればと思います。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼参考
2020.06.26 -
- 再生治療
足首が痛い保育士、その原因と治療法について 保育士さんは仕事柄体のいろんなところに負担をかける動作が多く、いろいろな箇所を痛めてしまいがちです。その中の一つが足首です。足首が痛いことで悩んでいる保育士さんは、「どうして足首が痛くなるの?」「足首の痛みは治るの?」とお考えではないでしょうか。 今回は、保育士に足首が痛い人が多い原因や治療方法について紹介します。 足首が痛い保育士が多い原因 保育士に足首が痛い人が多い原因で考えられるのが、「仕事中に正座をすることが多い」ということです。正座をすることで、なりやすい疾患に「関節滑液包炎」があります。 足関節滑液包炎とは、足首の前方で、関節の周りを包んで保護している滑液包が強い圧迫や摩擦を受けることによって炎症が起き、痛みを生じるものです。また、炎症の際に滑液包内にある滑液が過剰分泌して滑液が溜まり、コブのように腫れることもあります。 このように足首の前方部分が強い圧迫や摩擦を受ける動作で代表的な動作の一つが正座です。そして、仕事中に正座をする機会が多い保育士が足関節滑液包炎になりやすく、足首が痛いという症状に悩まされる人が多いのです。 保育士の正座は職務上、回避できない 保育士に足首が痛いことで悩まされている人が多い主な原因の一つとなっているのが正座ですが、保育士が仕事中に正座をする機会が多いのにはいろいろな理由があります。 保育士は小さな子供を見守ったり話したりする時に、子供の目線に合わせるように低い姿勢になる必要があります。その際に、足を伸ばしたり、横座りなどで座ったりすると、その足に子供が引っ掛かって転倒する可能性もありますし、仮に子供に何かあった時に素早く動くことができません。 よって、足が子供に引っ掛かる心配もなく、子供に何かあった時でも素早く動くことができる体勢である正座をする機会が多くなります。つまり、正座が良くないことは分かっていても保育士としの職務上、避けることができないのです。 足首が痛む原因の1つ「足関節滑液包炎」の治療法 足関節滑液包炎によって足首が痛いという場合の治療方法は、ステロイド薬など抗炎症薬によって、炎症を鎮める治療が一般的です。また、滑液が溜まって腫れている場合は、注射器で滑液を取り出す治療がおこなわれることもあります。 こうした治療によっても症状が改善されず、強い痛みが生じる場合は手術で滑液包を切除することが検討されます。普段の生活での対処法としては、保育士の人は、仕事でどうしても正座する必要がありますが、仕事以外ではできるだけ正座をしないようにしましょう。 まとめ/足首が痛い保育士、その原因と治療法について 保育士に足首が痛いことで悩む人が多い原因について紹介しました。保育士は正座をすることが多いため、足関節滑液包炎になりやすく、これが、足首が痛い原因になります。 治療法は、症状の強さなどによってさまざまですが、まずは医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。また、近年は体にメスを入れる必要のない再生医療による治療を選択することもできます。 一般的な治療を受けても痛みが改善されないという場合は再生医療による治療を検討してみることをおすすめします。以上、足首が痛い保育士、その原因と治療法について解説させていただきました。参考になれば嬉しく思います。 こちらも併せてご参照ください 監修:リペアセルクリニック大阪院
2020.06.25 -
- 変形性膝関節症
- 再生治療
膝痛で退職する保育士さんがいる!? 保育士さんの「職業病」といわれる症状の1つに、「膝の痛み」が挙げられます。小さな子供たちに目線を合わせるためには、どうしても、かがむ動作が必要になるものです。何度も膝を折って対処しなければなりません。 膝の痛みを抱えながら、子供たちのお世話をするお仕事はつらいものです。中には、この膝痛が原因で、保育士を退職されるケースもみられるほどです。 今回は、保育士さんが膝痛に悩む原因や、そんな場合に緩和する方法、手術を検討しなければならないケースについてご紹介してまいります。 こちらも合わせてご覧ください 変形性膝関節症|PRP療法の治療効果と体験談 保育士さんが退職に至る膝痛の原因は? 膝が痛い…という悩みの原因は、筋肉や靭帯、半月板のトラブルであることが多くみられます。保育士は、子どもと話すときに床に膝をつく、子どもを抱っこする、抱っこしながら立ち上がったり、かがんだり、多くの子どもが一度に絡みつくなど、 日常の職務を通して膝には相当な負担がかかっています。 つまり、膝が痛い原因は、膝への荷重や、膝を使いすぎることによって起こる筋肉の炎症が考えられます。膝関節を支える筋肉の炎症が強くなると、体重をかけた際に曲げ伸ばしの動作で痛みを感じるようになります。 また膝関節の横には側副靭帯があり、関節の中には十字靭帯という靭帯が付いています。これらの靭帯は膝を安定させる役割があり、膝の負担が増えると損傷しやすくなります。筋肉や靭帯の損傷のほかにも、半月板の損傷も考えられます。 半月板とは、膝関節の中にある軟骨組織です。関節の内側と外側に1個ずつあり、歩行時など膝関節に体重が加わったときに衝撃を分散させる働きがあります。 膝は、体の中でも特に体重が大きくかかる関節で、歩行時では体重の約3倍、階段の下りでは約5倍の負荷がかかることもあります。そのため半月板の負担も大きくなりがちです。 半月板損傷は、若い人の外傷として起こることが多いですが、保育士のように仕事で膝の負担が多い人にも起こる疾患です。 また保育士の膝の痛みは、「変形性膝関節症」である場合もあります。保育士のように、膝の関節に過度な負担がかかり続けていると軟骨がすり減り、変形性膝関節症を発症することがあります。 放置しておくと半月板が損傷され、膝の変形が進み、歩行困難などが起こりますので早めの治療が必要です。 このように一口に膝の痛みという症状であっても様々な原因が考えられるのです。膝の痛みが酷い場合や、繰り返す場合は、是非、整形外科などの医療機関で診察を受けられることをお薦めします。 保育士に起こりがちな膝の痛みの原因 ・筋肉の炎症 ・靭帯の損傷(側副靭帯、十字靭帯) ・半月板の損傷 ・膝軟骨のすり減り(変形膝関節症へ) ▼変形性膝関節症の不安がある方はこちらもご覧ください。 【変形性膝関節症の手術と保険費用について詳しく解説します】 膝痛を緩和する方法は? 膝の痛みに対する治療法は2種類あります。薬物治療と運動療法です。どちらの治療法も、膝痛を緩和することはできますが、根本的な治療法ではありません。 薬物療法 ・痛み止めの内服、湿布や塗り薬などの外用薬 ・ヒアルロン酸の注射 ヒアルロン酸は、軟骨・関節液の重要な成分で、軟骨表面を保護します。 ・ステロイドの注射 炎症を強力に押さえ込み、鎮痛効果も高いです。 運動療法 医師の指示のもと膝周りの筋力を強化し、膝を支える力を付けて膝の痛みを軽減する治療法です。 膝の痛みを根本から治したい!最新の再生医療という治療法 半月板の損傷や変形性膝関節症を根本的に治したいと考えるのであれば、「幹細胞治療」という「再生医療」も選択肢の1つです。幹細胞治療は患者自身の脂肪細胞から得た幹細胞を培養して数万から数億倍に増やし、患部に注射で投与する方法です。 幹細胞は弱った細胞を修復したり、臓器や組織、関節や軟骨などに変化したりする特徴があります。患者さん自身の培養した幹細胞をダメージを受けた部分に戻すことで、自然治癒力をもって機能回復を図ることができるのが再生医療です。 また膝の再生医療には、血液を使った治療法で「PRP治療」といわれるものもあります。血液には「血小板」という成分があり、痛みが出たときにこの血小板が損傷部分を修復します。 この血小板を高濃度に抽出し、再び膝関節に戻すことで、痛みを早く和らげることができます。最近では、メジャーリーグの選手をはじめ、スポーツ選手が取り入れることが多くなった治療法です。 膝は常に体重の負担がかかる関節です。保育士のように立ったり座ったりを繰り返す人にとっては、痛みがあってもなかなか安静にできないのが現実だと思います。 薬を服用したり、注射を打ったり、リハビリを行うなどしても仕事での負担が大きく、思うように治療が改善しないこともあります。 再生医療は、効果が出るのが比較的早く、長期の休みを取るのが難しい方や、手術に抵抗がある方におすすめです。また、再生医療は自分自身の脂肪や血液を使うため、拒絶反応やアレルギーなどの副作用がなく安全性が高いということでも注目を集めています。 手術を検討するのはどういうとき? 保存的な治療を半年以上行っても効果がみられない場合や、生活に支障が出るくらい痛みがひどい場合は手術による改善を検討します。 手術による治療法は、次の3つです。 ・関節鏡視下手術 ・高位脛骨骨きり術 ・人工膝関節置換術 膝の状態をみて、手術の適応は異なります。手術に関して、患者さんが希望しない場合は行いません。 膝痛により日常生活が困難な場合は手術の適応となりますが、希望しない場合は保育士の仕事を続けるのは難しいという場合もあるでしょう。その場合、膝痛の程度によっては退職を検討しなけらばならない可能性もあります。 また前にご説明した再生医療は、手術をしない根本¥治療法として 手術はしたくないが、根本的な治療を行いたい場合は、前にご説明した再生医療とう手段もあります。再生医療は、手術をせず、入院も不要という新しい治療法です。 そのため、通常の整形外科などでは受けることができません。厚生労働省から認可を受けた専門クリニックを受診してください。 手術を避けられる的治療法 ・再生医療(幹細胞治療) まとめ/膝痛で退職する保育士さんがいる!? 変形性膝関節症は保育士さんの膝痛の原因の1つです。治療法には、保存的治療法と手術が挙げられます。 症状が比較的軽い場合は、保存療法で改善を試みます。ただ、症状が進行して痛みが酷くなった場合は、手術も検討しなくてはなりません。 そして近年、選択肢のひとつとして注目されているのが再生医療による治療です。この治療法は、手術が不要、入院も不要という患者さんにとって体の負担を抑えることができ、副作用もほぼない治療法として注目を集めています。 退職はせず保育士を続けたいという方、変形性膝関節症で手術をしないで治す方法を探している方は、この再生医療についても検討してみると良いでしょう。 ▼ 再生医療で手術を避けて膝の痛みを治療する 膝の痛み、変形性膝関節症は再生医療により改善することが可能です 監修:リペアセルクリニック大阪院
2020.06.24 -
- 変形性膝関節症
- 再生治療
変形性膝関節症の治療方法はいろいろありますが、大きく分けると手術療法と手術をおこなわない保存療法に分けることができます。 多くのケースでは保存療法がおこなわれて様子を見ることになります。 今回は、変形性膝関節症の保存療法の内容について紹介します。 変形性膝関節症に対する保存療法の薬物療法について 変形性膝関節症の保存療法の一つである薬物療法は薬物によって変形性膝関節症が根本的に治るというものではなく、膝関節の炎症を抑えて痛みを軽減するのを目的におこなわれます。 薬の種類は塗り薬や湿布などの外服薬、痛みが強い場合に用いられる内服薬、内服薬が服用できない場合に用いられる座薬などがあります。 また、膝関節の衝撃を和らげるクッションのような役割を果たしているヒアルロン酸や、強い抗炎症作用によって強い痛みを抑えることができるステロイドを注射で患部に注入する方法もあります。 変形性膝関節症に対する保存療法の装具療法について 変形性膝関節症の保存療法の一つである装具療法とは、装具を使用して膝へ負担を減らしたり、不安定になった膝支持性を補強したりすることを目的とした治療方法です。 使用される装具は、足底に装着し、O脚を矯正して膝にかかる負担を減らす足底挿板や、安定性を高める支柱付きサポーター、膝への負担や痛みを軽減させるための杖などがあります。 変変形性膝関節症に対する保存療法でおススメの運動療法 変形性膝関節症の保存療法のなかでも特に大切になるのが運動療法です。 大腿四頭筋を鍛える運動やストレッチやウォーキングなどの運動を取り入れることによって血流が良くなり、痛みによって硬くなった筋肉を緩和させたり、膝関節周辺に筋力をつけることで膝関節への負担を軽減させたりすることが期待できます。 また、膝の動きが良くなる効果も期待できますし、運動をして減量することで膝への負担軽減にもつながるなど、いろいろな効果が期待できます。 しかし、運動をやり過ぎたり、間違った方法で運動したりすると悪化させてしまうので、自己流で運動するのではなく、医師など専門家のアドバイスをもらいながら正しい方法で行いましょう。 こちらも併せてご参照ください まとめ 変形性膝関節症の保存療法について紹介しました。 従来では保存療法をおこない痛みを緩和させたり、進行を遅らせたりして、それでも改善できない場合は手術が検討されるというのが一般的でした。しかし、現在では自分の脂肪から採取し培養した幹細胞によって軟骨の修復を促す再生医療という治療方法もあります。 保存療法では変形性膝関節症のつらさが解決できないという人や、手術は避けたいという人は再生医療も検討してみることをおすすめします。
2020.06.21 -
- ひざ
- 再生治療
半月板損傷の治療は保存療法か、手術なのか? 半月板損傷は手術をしないといけないの?そんな不安を抱く人もいるのではないでしょうか。しかし、半月板損傷の治療は手術の前に保存療法が行われることが多いです。今回は、半月板損傷の保存療法についてご紹介します。 半月板損傷は保存療法がメイン 半月板は、膝関節の内側と外側にある板状の組織です。周辺には軟骨や腱、靭帯といった組織があり、これらの安定性を高める重要な役割をしています。半月板は膝関節のクッション性を高め、滑らかな動きをするのにも役立っているのです。 そんな半月板ですが、膝を捻るような動き、ジャンプやターンなどで急激な負荷が加わることで傷つくことがあります。これが半月板損傷です。スポーツ外傷として多くみられるものですが、加齢によって半月板が変性することから、日常生活の中でも半月板損傷を起こすリスクがあります。 半月板損傷の治療では、保存療法と手術がメインとなっています。とはいっても、手術で半月板を切除すると、膝にある軟骨への負担が大きくなるため、できるだけ半月板を取り除かないように保存療法が優先されることが多くなっています。 半月板損傷で行う保存療法とは 半月板損傷で行う保存療法についてご紹介します。損傷した半月板は自然に元の状態に戻ることはほとんどありません。そのため保存療法では、膝にとって大切な存在である半月板を残し、切らずに症状を改善させることを目的としています。 安静 半月板損傷が起こった直後は、痛みや炎症が強い状態になっていることが多いです。そのため、痛みがあるときは安静が必要です。 痛みが強いときには患部を冷やす、膝にサポーターをするということもあります。 痛み止めや抗炎症剤を用いた薬物療法 痛みや炎症に対しては薬物療法を行います。内服がメインですが、あまりに痛みが強い場合には痛み止めの注射を行うこともあります。 ヒアルロン酸注射 半月板が損傷すると、膝関節の中で炎症が起こり、膝に水が溜まると膝が腫れてきて動かしにくくなります。その場合は患部に針を刺して水を抜き、ヒアルロン酸注射を行うことがあります。 リハビリ 半月板損傷が起きた初期は安静が必要ですが、その期間が長いと関節が固くなったり、筋力が落ちてしまうことがあります。 そのような状態では、さらに膝関節に負荷をかける恐れが出てきます。そのため、リハビリで関節の動きを良くする そして、筋力アップを目指す必要があるのです。これは「半月板損傷の再発予防」としても行われます。 保存療法で悪化するなら手術?新たな治療法にも期待! 保存療法を行っても痛みが強かったり、ロッキングという膝の曲げ伸ばしができない状態になるようなら手術を検討します。関節鏡という機械を用いるので小さな傷ですみますが、それでも治療期間は長くなります。さらに、半月板を取ることで膝の軟骨への負荷が大きくなります。 そんな手術に代わる方法として近年注目されているのが再生医療です。自身の脂肪から採取・抽出した幹細胞を患部に注射するという方法です。幹細胞が痛みや炎症を抑えるだけでなく、傷ついた半月板や軟骨を修復させてくれるのです。 まとめ・半月板損傷の治療は保存療法か、手術なのか? 半月板損傷の治療は、保存療法と手術がメインでした。しかし保存療法では、半月板が自然に元の状態に戻ることは難しく、手術では治療期間が長くなってしまいます。 そんな半月板損傷の治療として、幹細胞を用いた再生医療が注目されています。患者さんへの負担が少ない治療法としてのメリットもあります。治療の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。ここでは、半月板損傷の治療は保存療法か、手術なのか?について記させて頂きました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.06.18