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サプリの取り過ぎは肝臓にダメージ?知らないうちに肝臓疾患を招く!

サプリの取り過ぎは肝臓にダメージ?知らないうちに肝臓疾患を招く!

美容や健康のためにサプリを飲んだことがある人は多いと思います。

お酒を飲むときにアルコールの代謝を良くする為や、体のために飲んでいる薬やサプリメントが、実は肝臓疾患の原因になっているかもしれません。気付かないまま薬を飲み続けていると、肝臓に重大なダメージを与える可能性があります。

ごはんを食べ過ぎたり、コーヒーを大量に飲んだりすれば、胃はもう満腹だとか、ムカムカするとか、痛いとか表現してくれます。しかし、肝臓はなかなか症状を表に出してくれません。

「沈黙の臓器」と言われている肝臓には、体に入ってきたアルコールや薬物を解毒・分解する役割がありますが、サプリや薬を飲み過ぎたとしても、余程のことがない限りは黙って自分の仕事をするだけです。

そして、有毒物質が体に大量に入ってくると、肝臓の負担が増え、肝機能の低下や肝臓疾患を招きます。市販の風邪薬やサプリメントも肝臓疾患の原因になるので注意が必要です。

今回は、薬の飲み過ぎが肝臓疾患につながる理由や、肝臓疾患を招く薬とその症状、そして、肝臓疾患を防ぐ正しい薬の飲み方について解説します。

サプリメント

肝臓とサプリの関係とは?サプリで肝臓は再生する?

肝臓は再生機能に優れた臓器ですが、結論から言うと、肝臓の再生が促進されるようなサプリはありません。むしろ過剰摂取は肝臓に悪影響を与えることもあるので注意は必要です。

身体に良いといわれるサプリは世の中にたくさんあります。アルコールの分解を助ける、疲れを解消する、健康増進、美容に良い、代謝を良くするといった説明を読んだり、聞いたりしてサプリを飲んだ経験のある人もいるのではないでしょうか。

そもそも肝臓には大きく分けて次のような機能があります。

  • ・代謝
  • ・解毒分解
  • ・胆汁の生成
  • ・免疫

私たちが口にした食べ物は胃や腸が消化・吸収し、残ったエネルギーは肝臓に貯留されます。薬物やアルコールのような有害物質は肝臓で解毒されて体外に排出されます。

実は、これらの機能には「サプリの摂取」も関わります。

サプリは食べ物だけでは摂ることができない栄養を摂取したり、足りない栄養を補うのに使われます。これらは肝臓で代謝されるため、サプリの過剰摂取は肝臓に影響を及ぼします。

サプリメント

肝臓に良いといわれるサプリが逆効果になることも!?

サプリは薬剤と同じく肝臓で解毒、分解されますが、これが過剰になれば「肝臓の負担が大きく」なります。薬剤によって起こる肝臓の病気に薬剤性肝障害というものがありますが、健康食品などサプリの取り過ぎで引き起こされた事例もあります。

その意味ではアルコールの分解を助けるサプリを飲めば、アルコールをたくさん飲んでも大丈夫というわけではないことが分かります。サプリを飲んだからと過信して過剰飲酒をすれば、もちろんのこと、肝臓に負担をかけることになってしまうのです。

また、すでに肝炎や脂肪肝のような肝臓の病気がある人もサプリには気を付けてください。炎症が起きている状態や脂肪が蓄積して肝機能が低下している状態では、さらに肝臓に負担をかけてしまうからです。

肝炎や脂肪肝、薬剤性肝障害は進行すると重篤な状態に陥ることがあります。肝臓が再生しない肝硬変に進展することも考えられます。

肝臓疾患を招く薬とその症状

肝臓疾患の原因になり得る薬は以下の通りで、ほとんどのサプリメントや薬に肝臓疾患を引き起こす可能性があります。

  • ・解熱鎮痛剤
  • ・抗生物質
  • ・胃腸薬
  • ・ホルモン剤
  • ・漢方薬
  • ・健康食品
  • ・サプリメント

 

良くあるのは、複数の医療機関を受診して、それぞれ薬の処方を受けている方や飲酒の習慣がある方、アレルギー体質の方は特に注意が必要です。発熱・倦怠感・体のかゆみ・発疹・吐き気などの症状があるときは、その薬が肝臓に負担をかけている可能性が大きいですから、早めに医師に相談してください。

肝臓疾患を防ぐ正しい薬の飲み方

薬の用法・用量は守っていますか?薬は飲み方によって肝臓に負担をかけたり、肝臓疾患の原因になってしまいます。薬についての理解を深め、薬による肝臓疾患を防ぎましょう。

  • ・自分が飲んでいる薬についてよく知る
  • ・薬の説明書をよく読んで副作用などを確認する
  • ・他の病院から出されている薬を医師に伝える
  • ・お薬手帳を活用する
  • ・サプリメントや健康食品の飲み合わせについても確認する

薬やサプリメントを飲む場合は、以上のようなことが必要です。

薬による肝臓疾患は自覚症状がないこともありますし、どんなサプリや薬でも、どんな人にでも起こる可能性があります。安易にサプリメントや薬を飲む前に、医師や薬剤師に相談した方が良いでしょう。

肝臓の治療には、サプリではなく「再生医療」という選択肢!

肝炎や脂肪肝が進展すると、肝硬変という状態になることがあります。肝硬変は組織が線維化して肝臓が固くなった状態で、肝臓は本来の機能を発揮できないばかりか再生することも難しくなります。

そのような状態でサプリなどを摂取すると、肝臓の負担になります。肝臓に再生機能を取り戻そうと思っても、サプリなどでは再生させることはできません。どうしても摂取したいものがある場合は、まず主治医に相談してみてください。

元の状態に戻るのが難しい肝硬変ですが、近年再生医療という方法が注目されています。自己由来幹細胞を肝臓に送り届け、線維化した組織を溶解・修復させるというものです。

肝臓が元の機能を取り戻すことが期待できるでしょう。

まとめ・サプリの取り過ぎは肝臓にダメージ?知らないうちに肝臓疾患を招く!

  • ・肝臓は人体最大の代謝機能で、薬物やアルコールなどの有害物質を解毒、分解する役割を果たします。
  • ・体にいいとされるサプリや薬は、飲みすぎによって肝臓に負担をかけ、肝障害を起こすリスクもあります。
  • ・肝臓が再生できない肝硬変では、サプリの代謝が難しくなるため医師に相談してください。

肝硬変の治療では再生医療という方法があり、肝臓を修復させて元の機能を取り戻す効果を期待できます。

再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。再生医療を知りたい方は当院までお問い合わせください

サプリメントや薬を大量に摂取し続けていると肝臓に負担がかかります。そして、あらゆる薬が肝臓疾患の原因になる可能性があります。

肝機能が低下しても症状が出ないので肝臓疾患は放置されがちです。肝臓疾患を重症化させることの無いように、薬についてよく知っておきましょう。ご参考になれば幸いです。

 

監修:リペアセルクリニック大阪院

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