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半月板損傷の治療、手術のリスクとデメリット、再生医療の可能性 半月板損傷の代表的な治療は、手術です。手術で改善すると言われても、やはり心配はつきものです。 では、実際のところ半月板損傷の手術にデメリットはないのでしょうか?そこで、今回は半月板損傷の手術におけるデメリットをご紹介しましょう。 半月板損傷とは まずは半月板損傷についてお話ししましょう。半月板とは膝関節にある軟骨で、C型をした板状のものです。膝の内側と外側に1つずつあり、関節のクッション性を高める役割を担っています。 そんな半月板ですが、ジャンプやターンなどの動きや急激な衝撃で損傷することがあります。それが半月板損傷です。半月板損傷を起こすと、歩く時の痛み、膝の引っかかり感、腫れ、膝が曲がりにくいといった症状が出現します。 半月板損傷の治療は、手術以外にあり、保存療法とリハビリで様子を見ることがあります。しかし、症状がひどくなったり、断裂した半月板の一部が関節に挟み込むことが繰り返される場合には手術を検討することになります。 半月板損傷の手術とは 半月板損傷の手術は、関節鏡を使うことが多く、傷が小さくて済み、体への負担が比較的少ないという特徴があります。しかし、体の一部を切るわけですから、リスクがない訳ではありません。つまり、手術のデメリットも気になるところです。 半月板損傷の手術のリスク・デメリット 感染リスク リスクの頻度としては高くありませんが、傷口に細菌が入り感染するというリスクがあります。 感染すると膝が腫れたり、熱が出たりします。感染の治療を行うことになるので、術後のリハビリが遅くなるのはデメリットになるでしょう。 知覚鈍麻 手術の時に皮膚の表面にある知覚神経を傷つけてしまうリスクがあります。 そうなると、術後に皮膚の知覚が鈍くなる恐れがあるのです。ただ、これによって関節の動きが悪くなるわけではありませんが、けして感覚が鈍くなって良い訳はありません。これも手術のデメリットとして知っておくといいでしょう。 治療期間が長くなる 手術にかかる時間はそれほど長くはないのですが、手術の後のリハビリ期間が長期になります。断裂した半月板を縫い合わせたからといって、すぐにもとのように動くことができるわけではないことを理解しなければいけません。 手術後、すぐに膝に負荷をかけると再断裂が起こるリスクが高いので注意しなければなりません。 このような半月板損傷の手術の後、もとの日常生活に戻るまでには数か月、更にスポーツに復帰するまでには6か月程度はかかるの覚悟が必要です。早期にスポーツへ復帰したい人にとって、この治療期間は選手生命にも関わる大きなデメリットになるのではないでしょうか。 手術のデメリットをカバーする!半月板損傷の新しい治療法 半月板損傷の治療には外科的な手術を検討するのが一般的でした。しかし、手術にはデメリットもあるため、スポーツ選手などでは躊躇する人もいるのではないでしょうか。そこで今、注目されているのが、半月板損傷を外科的な手術ではなく「再生医療」で治すという方法です。 再生医療では、自身の細胞から採取して培養した幹細胞を膝に注射します。その幹細胞が損傷した半月板を修復してくれるのです。また、幹細胞が膝の炎症を抑えて痛みを軽減させてくれます。 自分自身の細胞を培養して用いるため、アレルギーなどの反応が少ない点、手術を避けることができる点で身体に優しい治療法と言えます。自身の幹細胞を用いるので副作用が少なくてすみ、治療期間も手術よりも短くなるメリットがあります。 まとめ・半月板損傷の治療、手術のリスクとデメリット、再生医療の可能性 半月板損傷の手術には感染のリスクなどのデメリットもあります。しかし、近年は手術に代わる治療として再生医療が注目されています。副作用が少なく治療期間を短縮できる再生医療なら、早期にスポーツ復帰できる可能性が高くなります。 半月板損傷で悩んでいる方、半月板損傷の手術におけるデメリットが気になる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.02.07 -
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疲れた肝臓の機能が回復する期間は?肝硬変も時間をかければ回復するのか? 「肝臓が疲れている」というフレーズを耳にしたことがある人は少なくないと思います。 肝機能が低下している状態を「肝臓が疲れている」などと表現しますが、疲れてしまった肝臓は休ませてあげたいですよね。しかし、肝臓はどのくらいの期間で回復するのでしょうか。 今回は、低下した肝機能が回復するまでに必要な期間について解説します。 肝臓が回復するまでの期間と肝臓の状態 肝臓の機能が回復するまでに必要な期間については、個人の肝臓の状態によって大きく違いがあるのです。 例えば、飲酒により一時的に肝臓が疲れている状態であれば、2日間の禁酒期間を設けることで肝臓は回復するといわれています。 一方で、慢性肝炎を放置して「肝硬変」になっている場合だと、いくら期間を設けても肝機能が回復することはありません。 極端な 2 例を挙げましたが、このように肝臓の回復に必要な期間および回復するかどうかについては、肝臓がどの程度のダメージを受けていて、どういった状態になっているかによって左右されるのです。 肝硬変は治らない? では、いくら期間をおいても肝臓の機能が回復しない「肝硬変」は、いわゆる「不治の病」ということなのでしょうか? 一般的な疲労やケガは、適切な状態を保っていれば、しばらくすれば元の状態まで回復することが多いです。 肝臓も、脂肪肝などの肝疾患がなければ数日~数週間の休息期間を設けることで回復することが多いですが、肝硬変にまで進行している場合は別になります。 肝硬変は、慢性肝炎などを原因として肝細胞が破壊され、修復を繰り返すことで肝細胞が線維化して肝臓が硬くなってしまう病気です。この状態は自然に治ることはなく、治療方針も肝炎に対する治療と、肝機能低下や合併症リスクを減らすための食事療法や運動療法が中心となります。 根本的な肝臓の問題改善につながる可能性がある「再生医療」 従来の肝硬変の治療法では、症状の進行と合併症の発症を防ぐ治療方針が中心でしたが、その常識を覆すかもしれない治療法が「再生医療」です。 再生医療では、壊れた組織を修復する働きをもつ「幹細胞」を利用することで、硬くなった肝臓を修復して肝機能を回復させられる可能性があります。 また、肝硬変にまで至っていないものの、脂肪肝などで肝機能が低下している場合も、再生医療を利用することで回復までの期間を短縮できる可能性があるのです。 「可能性がある」と言っているように、再生医療は 100 %肝機能を改善できるとは限りませんが、治らない肝臓を回復させることができる光明を見出せる治療法であるとして注目されています。 まとめ・疲れた肝臓の機能が回復する期間は?肝硬変も時間をかければ回復するのか? 普段から肝臓を労わっていれば、少し疲れた程度なら数日の期間で回復しますが、慢性的に肝臓が疲れていると肝疾患になってしまいます。そうなると、回復に時間がかかる、あるいは自然回復しない状態に陥ってしまう可能性があります。 再生医療は、肝臓の回復を手助けできる可能性がある治療法です。肝機能の低下に悩んでいる人は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。ご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.06.30 -
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肝硬変を治す方法!再生医療は低下した肝機能を改善へと導く新たな治療法 病気の治療には「病気の原因を根本的に治療する方法」と「病気の進行や症状の発生を抑えることが目的となる治療」の 2 種類があります。 では、「肝硬変」を根本的に治す方法はあるのでしょうか。 今回は、肝硬変を根本的に治す方法について解説します。 こちらもご参照ください 肝硬変を治すことはできるのか? 結論から述べますと、従来の医療技術では肝硬変を根本的に治す方法はない!とされていました。 そもそも「肝硬変を治す」という意味について論じる必要もあるのですが、ここでは「肝硬変が治る=肝臓が元の状態に戻る」と定義しておきます。 肝硬変という病気は名前の通り「肝臓が硬く変質する」という状態なのですが、その原因は慢性肝炎などを原因として肝細胞が修復時に線維化し、それが蓄積することで肝臓が硬く小さくなってしまうのです。 この状態を放置すると肝臓を流れる血流が滞ることになり、そうなると、さまざまな全身疾患の合併症リスクを高めることになります。最終的に「肝臓がん」に進行してしまいかねない可能性があります。 一般的な「ケガ」であれば適切な治療を施せば自然に治るものですが、硬くなってしまった肝臓を自然に元の状態に戻すことができないのです。 ということは、肝硬変を治すことは不可能なのでしょうか?! 従来の肝硬変の治療方針 肝硬変を治す方法がないとしても、医療機関で肝硬変であると診断されれば、以降、その時点で適切と思われる治療を継続していくことになります。 肝硬変が治せないとすると、その治療は何を目的とするのでしょうか? それは「これ以上、肝機能を低下させず、合併症のリスクを減らす」ということが基本的な治療方針となります。 例えば「食事(栄養)」に関しては、バランスの良い食事を心がけながら患者さんの健康状態に応じてタンパク質やエネルギー不足に注意します。 そのほか、原因疾患の治療や運動療法などを継続することで肝機能の維持に取り組みますが、これを継続しても自然に肝機能が改善されることはありません。やはり、肝硬変を治すことは難しいのでしょうか? 肝機能の改善に役立つ!再生医療という可能性 これまで「治す方法がない」とされてきた肝硬変ですが、実は注目の新しい治療方法があります。それが「再生医療」という先端医療です。この治療方法なら肝硬変を根本的に治療できる可能性があります。 再生医療は、文字通り、再生させる医療です。仕組みは、幹細胞という誰の身体の中にもあり、さまざまな細胞に変化しながら組織を修復する細胞を利用すします。この幹細胞を用いることで肝臓を修復し、低下した肝機能を改善へと向かわせることを期待する治療法です。 治療の結果には個人差がありますが、合併症や肝機能低下といった恐怖から解放されるなどの効果を期待することが可能な方法です。 肝臓疾患への再生医療は、今まで「完治しない」といわれていた症状を根本的に改善できる可能性がある画期的な治療法です。 再生医療が肝硬変の改善に新たな道筋を付けたということです。 まとめ・肝硬変を治す方法!再生医療は低下した肝機能を改善へと導く新たな治療法 従来は治す方法がないとされていた肝硬変ですが、再生医療には肝硬変を治し、症状を改善できる可能性があります。 もちろん100%効果があるというわけではありませんが、可能性を見出せるだけでも十分に画期的な治療法であるといえるでしょう。 肝硬変や肝臓疾患による症状に悩んでいる人は、一考の価値ある治療法として検討してみてはいかがでしょうか。再生医療は可能性に満ちた治療方法です。興味があれば当院にお問い合わせください。ご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2022.12.21 -
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肩が痛い上がらない!原因と治療、病院は何科を受診すべきか? 急に肩が上がらなくなった!腕を上げると肩に強い痛みがある!ズキズキとした痛みで寝れない、こんな状態になると不安になられて当然です。 なぜ痛むのか?なぜ腕が上がらないのか?で、どうすれば良いのか?その原因と治療のため、病院に行くべきなのか、整体やマッサージで良いのか?迷われることでしょう。 できるなら最初、病院でしっかりと検査され、診断を受けられることをお勧めします。では「肩が痛い」「肩が上がらない」場合、病院で何科に行けばいいのか?ということもあると思います。 今回は、肩が痛む、肩が上がらないときには様子を見るか、病院に行くべきなのか?その際、何科を受診すればよいのかについて解説してまいりましょう。 肩が痛くて上がらない!この症状は四十肩か五十肩?はたまた肩腱板断裂? 肩を上げると痛みが走る、もしくは腕を上げると肩に強い痛みが起こるという場合は、体に何らかの異常が生じているサインです。 四十肩・五十肩だろうと思っていたら、肩腱板が損傷していたり、もしかすると断裂している可能性もあって、そうなると手術の可能性も考えられるのです。 そのため「肩(腕)が上がらない」「肩が痛む」という症状があるなら自己判断で「そのうち治るだろうと」放置せず、早めに病院を受診することをおすすめします。 前途のように、見た目だけでは原因が分からず、検査が必要なことがあるからです。 病院では何科を受診すればよい? 病院の何科を受診すればいいの?今回のように、肩が上がらない、肩が痛む場合は、まずは整形外科を受診することをおすすめします。 検査をしてみて他に原因がある場合は、他の科を紹介してもらえます。あなたがスポーツをしている場合は、スポーツ障害を扱っている病院を受診するという方法もあります。 肩が痛む、上がらない ・病院の整形外科を受診 ・他に原因がある場合は他科の紹介も可能 ・アスリート、スポーツ選手は、スポーツ障害を扱う病院もある 肩が上がらない!手術を避ける新たな治療法の選択 肩が上がらない状態が続くと手術を検討することがあります。スポーツをしているなら肩が上がらないと、思うようなパフォーマンスを発揮することが難しくなるなど復帰が難しくなるかもしれません。 ただ、治療とはいえ、手術をするとなれば、その成否はもとより、患部にメスを入れることになり、復帰までの期間が延びてしまい、その間はトレーニングもできなくなる可能性もあります。 手術を受けるべきか?!悩ましいところです。 しかし近年、身体への負担が少なく、治療期間も短くて済む【再生医療】という選択肢があります。アスリートにとって朗報ですが、自由診療となり、健康保険が使えない点で検討が必要です。 再生医療は、「肩が上がらない」という場合の治療法としても、もちろん有効ですがスポーツ医療の分野でも大きな注目を集めています。 実際、有名なスポーツ選手が再生医療による治療によって短期間で復帰を果たしています。再生医療では、自分の細胞からとった幹細胞を患部に注射し、損傷した腱板を修復するという治療法が用いられます。 注意点としては、再生医療は新しい治療方法、先端治療法なので、一般的な病院で受けることができません。厚生労働省から認可を受けて再生医療を提供しているクリニックなどでの受診が必要です。 当院も厚生労働省から認可を受けて日本でもトップクラスの症例数がございますので、もしもお悩みなら、お気軽にご相談ください。親切丁寧にご説明させて頂きます。 再生医療 ・これまでできるようになった先端医療 ・手術を避けることができ、入院も不要 ・一般的な医療機関で受けることができない ・厚生労働省から許可を得た再生医療専門のクリニックを受診する必要性 まとめ・肩が痛い上がらない!原因と治療、病院は何科を受診すべきか? 肩が上がらないときに病院を受診するか、何科に行くべきか悩む人は多いと思います。基本的には、症状があるときには、原因究明、治療のためにはレントゲンやMRI、エコーなど検査が必要です。 すでに肩に何らかのトラブルが起きている可能性がありますから、なるべく早く医療機関、整形外科を受診しましょう。 早めの受診が早期治療につながり、その分、治癒も早まります。また、手術にかわる新たな治療法として再生医療という治療法も期待されています。 肩が上がらない、スポーツに復帰したい、早く治したいという方は、整形外科はもちろんですが、再生医療についても検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.10.09 -
- 肩
- 再生治療
まずはマッサージの前に病院を受診しましょう 四十肩・五十肩だろうと思っていたら、肩腱板が損傷していたり、もしかすると断裂している可能性もあって、そうなると手術の可能性も考えられるのです。 そのため「肩(腕)が上がらない」「肩が痛む」という症状があるなら自己判断で「そのうち治るだろうと」放置せず、早めに病院を受診することをおすすめします。見た目だけでは原因が分からず、検査が必要なことがあるからです。 肩が上がらない、肩が痛む場合は、まずは整形外科を受診することをおすすめします。 検査をしてみて他に原因がある場合は、他の科を紹介してもらえます。あなたがスポーツをしている場合は、スポーツ障害を扱っている病院を受診するという方法もあります。 20代、30代でも四十肩・五十肩は発症する? 四十肩・五十肩は一般的な俗称であり、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。肩関節周囲炎の中でも、特に関節包の拘縮が強く可動域制限が顕著な状態を「凍結肩(フローズン・ショルダー)」または「拘縮肩」と呼びます。 四十肩・五十肩は、加齢に伴う様々な要因によって引き起こされると考えられています。主な原因としては、肩の関節包の劣化や硬化、筋肉や腱板(特に棘上筋腱)の炎症や変性が挙げられます。これらの変化により、肩周辺の組織に慢性的な炎症が起き、痛みや可動域の制限が生じます。関節包の問題だけでなく、筋肉や腱の炎症も重要な要因となり得るため、個々の症例によって原因や症状の現れ方が異なる場合があります。 関節包は、筋肉と同じく主にコラーゲンなどでできているため、バランスの良い食事や良質な睡眠、適切なストレッチなどで、関節包の劣化を防ぐことが予防につながります。 肩が痛くて上がらない主な原因とは? 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎) 肩関節周囲炎とは、いわゆる四十肩や五十肩のことです。 40代や50代で発症する頻度が高いので四十肩や五十肩という名前で呼ばれますが、正式名称は肩関節周囲炎です。 肩関節には骨・軟骨・靭帯・腱板・関節包など多くの組織が存在します。 加齢などが原因になり、これらの組織が衰え、炎症が起こると肩関節周囲炎になります。 主な症状は肩の痛みですが、肩が痛くて動かさないでいるうちに関節が拘縮し、肩が上がらなくなってしまうのです。 加齢が原因であることが多いのですが、はっきりとした誘因がわかっていない部分もあり、20代や30代という若さでも起こることもあります。 腱板損傷 ケガやスポーツなどによって肩を使い過ぎたことによって起こるのが腱板損傷です。 腱板は肩関節にある腱のことで、この腱は板状になっているので「腱板」と呼ばれます。 肩をぶつけたり、転んで手をついたりしたときに肩に負荷がかかることで腱板が断裂してしまいます。 痛みを伴うパターンや、痛みはないけれど肩が上がらないなど症状は人それぞれで、20代でも発症します。 腱板損傷は、特に肩や腕をよく動かすスポーツで起こるリスクが高く、スポーツ医療でもよく扱われるスポーツ外傷のひとつです。 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)と腱板損傷の違い 腕が上がらないというのは肩腱板損傷でよくある症状の1つですが、腕が上がらないと言えば四十肩・五十肩をイメージする人もたくさんいると思います。 たしかに、四十肩・五十肩でも腕が上がらなくなることはありますが、四十肩・五十肩の場合は肩関節が不安定になるのが理由ではありません。 この場合は、本来柔らかくて伸びがある関節がかたくなってしまうのが主な理由になります。また、痛みが強すぎて動かすことができないというケースもあります。 このように、腕が上がらない理由は異なりますが、それが肩関節周囲炎か肩腱板損傷かを自分で判断するのは難しいのです。 肩が上がらないときの治療法 肩が上がらない原因が肩関節周囲炎や腱板損傷という場合、まずは患部を固定して安静を保ちます。 痛みがあるときは、飲み薬や貼り薬、注射などで痛みのコントロールをおこないます。 痛みが落ち着いたら、関節が硬くならないように動かす必要があるのでリハビリをします。 腱板損傷での固定は状態によって1~2か月行うことがあり、スポーツをする人にとっては長い期間でしょう。 しかし20代で若いからといって無理をしてしまうと元のような動きができなくなる、肩が上がらないということになる可能性があります。 スポーツ復帰を目指すためにも、適切な治療を受け、固定期間やリハビリを専門医の指示通りに行うようにしましょう。 まとめ 肩の痛みや可動域制限は、四十肩・五十肩や腱板損傷など様々な原因が考えられます。放置すると症状が悪化し、日常生活に支障をきたす可能性もあるため、まずは医療機関を受診することが重要です。 自己流のマッサージやストレッチは、かえって症状を悪化させる可能性もあるため、専門家の指導のもとで行うようにしましょう。
最終更新日:2024.07.12 -
- 肩
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腱板損傷の原因、症状や治療法!リハビリと手術後の復帰期間について 腱板損傷は、スポーツだけでなく日常生活の中でも起こり得るケガの1つですが、どのような治療法があるのか、手術しないと治らないのかなど気になる方も多いのではないでしょうか。 今回は、腱板損傷の原因や治療法、手術しないでも治るのかどうかについて解説します。 腱板の特徴と腱板損傷の原因や症状、治療法について 腱板損傷は手術をしないと治らないのでしょうか。 結論から言うと、腱板損傷は、手術しないで保存的な治療を行うこともありますし、手術を必要とする場合もあります。症状などによっても選択するべき治療法は変わってくるため、専門医とよく相談しましょう。 腱板とは? 腱板とは肩にあるインナーマッスルです。 肩関節が不安定だと脱臼のリスクが高くなるため、安定性が重要なのですが、腱板はその肩関節の安定性に働きかける大切な役割を果たしています。そして、肩の腱板を構成するのは「肩甲下筋腱」「棘上筋腱」「棘下筋腱」「小円筋腱」という4つの筋肉です。 この4つの筋肉が肩の骨を囲むようにくっついており、この筋肉と骨をつなぐのが腱板です。この腱板が断裂してしまうことを腱板損傷といい、一部が切れてしまうものと、完全に断裂して骨と離れてしまうものがあります。 腱板損傷の症状とは? 腱板断裂の症状は主に、痛みと腕の動かしにくさです。痛みは少し痛い程度の人もいれば、眠れないほど激痛の人、動かしたときだけ痛いという人など程度はさまざまです。 腱板損傷の原因とは? 腱板損傷の原因は、以下のようなものが挙げられます。 ▲外傷が原因となるケース 外傷によって腱板損傷が起こることがあります。転んだときに肩をぶつけてしまい、打撲だと思っていたら実は腱板が断裂していたということもあるので注意が必要です。 また、明らかに肩をぶつけていなくても、手をついた拍子に肩に負荷がかかり腱板損傷を起こすこともあります。 ▲オーバーユースとなるケース どのような関節や筋肉も、使い過ぎると負荷がかかってしまいます。それは肩も同じで、肩関節は日常生活の中でもよく使う関節のひとつなので、洗濯物を干す、荷物を運ぶなど、繰り返し行う作業や負荷の中で腱板損傷が起こることがあります。 加齢によって腱板がもろくなると、オーバーユースによる損傷リスクが高まるので要注意です。 ▲スポーツによるケース スポーツをすることによって腱板損傷が起こる場合もあります。例えば、野球のピッチャーはボールを投げる回数が多いので肩への負荷が大きく、腱板を傷つけるリスクがあることで知られています。 しかし、特定のスポーツだけに腱板損傷のリスクがあるわけではありません。どのようなスポーツでもケガをすることがあり、その際に腱板を傷つけるかもしれません。 腱板損傷の治療法 腱板損傷の場合、その治療法は、まず保存療法が行われることが多いです。断裂した腱板は自然に元に戻ることが難しいのですが、安静にすることで、それ以上損傷することを防ぎます。 痛みがある場合は痛み止めを使い、動かしにくさがある場合はリハビリを行います。それでも痛みが強くなる・腕を動かせないという場合は手術という選択を検討します。 術後は1~2か月程の固定が必要となり、完全にスポーツ復帰するには6か月程度かかるでしょう。スポーツをする人にとって、手術は腱板を元の状態に戻して肩や腕の動きが良くなることが期待できる反面、復帰までの期間が長いのがネックになります。 そんな腱板損傷の治療に注目されているのが「再生医療」です。自身の幹細胞を使って、損傷した腱板の組織を修復する方法です。 再生医療は手術と比べても副作用が少なく、早期にスポーツ復帰することが望めるというメリットがあります。そして、再生医療は、外科的な手術をしない選択肢のひとつとして、腱板損傷の治療においても期待されています。 まとめ・腱板損傷の原因、症状や治療法!リハビリと手術後の復帰期間について 腱板損傷は日常生活でも起こりうるケガです。また、外傷や肩の使いすぎで起こるスポーツ外傷の1つでもあります。近年スポーツ医療では、早期に復帰を望める方法として再生医療が期待されています。 再生医療による治療を選択することで、腱板損傷を手術しないで治すことが可能になることもあるでしょう。「再生医療」について興味がある方、なるべく手術しないで腱板損傷を直したいという方は、専門医にご相談ください。 https://youtu.be/bKupVfsXpHM?si=mN1HFLfUcyvV_ase ▶こちらの動画で詳しく解説しています。是非ご覧ください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.08.30 -
- 免疫細胞療法
- 肝疾患
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肝硬変を根本的に治療できる可能性を秘めた再生医療とは?! 従来、「肝硬変」という病気は、肝臓を元の状態に戻すことができないといわれていました。 しかし、その常識を覆すかもしれない可能性を秘めた治療法「再生医療」に注目が集まっています。 今回は、肝硬変を根本的に治療できるかもしれない「再生医療」について解説します。 肝硬変に再生医療が利用される意味 そもそも「肝硬変」という病気がどのような状態であるのかを理解することで、再生医療との関連性について理解しやすいと思います。 肝硬変とは、慢性的な肝臓の炎症などを原因として肝細胞が線維化して硬くなってしまった状態のことです。 線維化した肝細胞は肝臓の「壁」となり、内部で肝細胞が増えるのを阻害することで肝臓は最終的に小さくなってしまいます。 肝硬変を起こすと肝臓内の血液の流れが滞り、さまざまな「合併症」のリスクを高めてしまうのですが、この状態は自然に治すことができないのです。 そのため、従来の肝硬変の治療方針は対症療法や食事療法などを継続して、これ以上の肝機能低下を防ぐことが中心となっていました。 ここで注目すべきなのが「再生医療」なのです。 再生医療とは? 「再生医療」とは、「幹細胞」と呼ばれる細胞を利用して行われる新しい治療法です。 幹細胞は私たちの体内に存在している細胞の一種であり、「壊れた細胞に作り替わり、組織を修復する」という役割を担っています。 肝硬変の再生医療では、培養後に患者さんに投与された数多くの幹細胞の働きによって、硬質化した肝細胞を溶解・修復することによって肝機能の改善を目的とするのです。 肝硬変以外の肝疾患に対しても有効性が指摘されており、例えば「脂肪肝」においては肝機能の改善と血流促進による疲れやすさの改善などに寄与する可能性があるとされています。 再生医療と治療結果の個人差 再生医療に注目が集まっていますが、あくまでも「可能性がある」という治療法であることは理解しておかなければなりません。 これは再生医療に限った話ではありませんが、同じ病気で同じ治療法を用いたとしても、すべての患者さんが同じように回復するわけではありません。 肝硬変の再生医療でも同じように、すべての肝硬変患者さんが再生医療で同じ結果を得られるということはできないのです。 しかし、「再生医療なら100%肝硬変を治せる!」とは言えませんが、肝機能が改善する可能性があること自体は間違いではありません。 再生医療を利用することで肝硬変の進行や合併症のリスクを減らし、食事療法や運動療法のレベルを減らすことができるなどの可能性は十分に見いだせるのです。 まとめ・肝硬変を根本的に治療できる可能性を秘めた再生医療とは?! 再生医療は「万能の治療法」というわけではありません。そして、再生医療によって肝硬変を完治させられるとは断言できません。 しかし、従来の治療法と違って「肝硬変が改善される可能性がある」という意味ではやはり注目されるべき治療法であることは間違いありません。 肝硬変の治療や症状に悩んでいる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2022.12.21 -
- 肩
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ゴルフ肩(スイングショルダー)なりやすい人と、その治療法について ゴルフが趣味で、暇さえあれば打ちっぱなしに行ったり、ゴルフ場でプレーしたりしているという人もたくさんいると思います。しかし、ゴルフをしている人が気つけなければならないことがあります。それは、ゴルフ肩(スイングショルダー)です。 既にスイングショルダーで悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。今回は、ゴルフ肩(スイングショルダー)の原因や治療について紹介します。 ゴルフ肩(スイングショルダー)とは? ゴルフ肩(スイングショルダー)とは、ゴルフをすることによって生じる肩関節周囲の損傷です。 ゴルフのスイングをする際には、肩周囲の筋肉が伸張、収縮を繰り返しています。その際に筋肉や関節に大きな負担がかかることで、肩関節周囲が損傷していろいろな症状を引き起こします。 ゴルフ肩の主な症状は肩甲骨内側の痛み、肩から腕にかけての痛みやしびれ、首のだるさ、肩甲骨周りの可動域制限などがあり、利き腕の反対側の肩が下がっているのが特徴です。 こうした症状が出た場合は無理をせずに治療を受けることが大切です。 ゴルフ肩(スイングショルダー)になりやすい人 ゴルフ肩になりやすい人はスイングが悪い人です。 バランスのとれた無理のないスイングであれば、肩への負担も少ないですが、遠くに飛ばそうとトップの位置を高く上げ過ぎたり、グリップに力を入れ過ぎたりすると無理なスイングになって肩に大きな負担がかかります。 また、股関節が硬い人はスイング時に腰の回転がうまく使えないため肩に大きな負担がかかりますし、猫背など普段の姿勢か悪い人もバランスのとれたスイングができずに肩に大きな負担がかかってスイングショルダーになりやすいです。 スイングショルダーに悩まされている人は治療を受けると共に、バランスのとれた無理のないスイングをすることも大切です。 ゴルフ肩(スイングショルダー)の対策や治療について ゴルフ肩によって痛みが生じると、対策として痛い部分をストレッチして痛みを和らげようとする人もいるかもしれません。 しかし、スイングショルダーで痛めている箇所はスイングの動作によって筋肉を伸張したことが原因となっているので、そうした部分をストレッチでさらに伸ばそうとすると逆効果になってしまいます。 このように間違った知識で対策をとろうとすると悪化させてしまう可能性が高いので、ゴルフ肩(スイングショルダー)になった場合は、自己流で何とかしようとせずに医療機関できちんと治療を受けるべきです。 まとめ・ゴルフ肩(スイングショルダー)なりやすい人と、その治療法について ゴルフ肩(スイングショルダー)について紹介しました。 スイングショルダーの治療法として近年では早期治療が可能な再生医療によるPRP療法も注目を集めています。 「痛みが慢性化してしまっている」「早期回復して、痛みを気にせずに思いっきりゴルフをプレーしたい」といった人は、再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2024.04.26 -
- 幹細胞治療
- 肝疾患
- 再生治療
病気の治療にかかる期間は、体への負担や費用面の負担から考えると、できるだけ短い方が良いでしょう。 「肝硬変」も治療が必要になりますが、これから肝硬変とつきあっていかなければならない人にとっては治療期間が気になるところだと思います。 そこで今回は、肝硬変の治療期間について解説します。 こちらもご参照ください 肝硬変の治療期間と肝臓の状態について 肝硬変の治療期間について理解するうえでは、そもそも肝硬変という病気がどのような状態であるのか理解する必要があります。 肝硬変とは、文字通り肝臓が固く変質してしまう状態のことです。 なぜ肝臓が硬化するのかといえば、多くの場合は何らかの原因によって発生した慢性的な肝臓の炎症(肝炎)により発症します。 炎症を起こした肝臓は細胞が壊れ、修復するたびに線維化が進んでしまうと、次第に肝臓は小さく硬くなってしまうのです。 そして、一度肝硬変であると診断された場合、従来の治療法では肝臓を元に戻すことは極めて難しいとされてきました。 つまり、肝硬変は基本的に「一生かけてつきあっていく病気」だったのです。 従来の肝硬変の治療法 従来の肝硬変の治療法はいわゆる「根治治療(病気を根本的に治す治療)」ではなく、症状の進行を防ぐための治療が中心となり、以下のような治療を行うのが一般的です。 ・肝炎の治療 ・肝庇護療法(肝臓を鎮静化させる) ・免疫抑制剤の使用(自己免疫異常による肝硬変) ・食事療法 ・運動療法 選択される治療法は、肝臓の状態や肝硬変の原因、その他の要因を加味して決められます。 いずれの治療法も変質した肝臓の状態を改善する治療法ではないため、現状の肝機能を維持するという方針となりますので、基本的に治療期間はその後の人生すべてにまたがることになるでしょう。 肝硬変を再生医療で治療できる時代です! 肝硬変の治療期間が半永久的になるというのは、従来の常識でした。 しかし現在は、肝硬変を根本的に治療できるかもしれない治療法として「再生医療」が注目されています。 再生医療とは、さまざまな細胞に変質して壊れた組織を修復する働きをする「幹細胞」を利用し、硬質化した幹細胞を修復することで肝硬変の症状を改善できる可能性がある治療法です。 再生医療の成果は個人差があるので100%肝硬変を根治治療できるとは限りませんが、肝硬変の合併症のリスクを減らすなどの効果は期待できます。 まとめ 肝硬変は一度診断されたら元の状態に戻らない、治らないといわれてきました。 しかし、新しい治療法である再生医療には肝硬変を改善できる可能性を見出すことができます。 再生医療による治療法も選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
最終更新日:2024.02.07 -
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五十肩の悩み!時間をかけず1日で治す方法ってあるのか? 痛みが生じたり、腕や肩を思うように動かせなくなったりする五十肩は、生活に支障をきたしてしまうので、少しでも早く治したいと誰もが思うでしょう。できれば、1日で五十肩を治す方法を知りたい!と思う方も少なくないと思います。 そこで当記事では、五十肩を1日で治す方法はあるのかについて紹介します。 五十肩を1日で治す方法はない 五十肩を1日で治す方法があるかどうかについてですが、結論から言えば、さすがに五十肩を1日で治す方法はありません。 軽い症状であれば、1日安静にしていたり、治療を受けたりすることで症状が落ち着くことはありますが、それはあくまで一時的なもので、治ったわけではありません。 五十肩が治るまでの期間は個人差がありますが、半年から1年くらいかかるのが一般的です。また、症状が重度の場合は数年経っても痛みがとれないというケースもあります。 五十肩は動かした方が早く治るのは本当か? 五十肩を1日で治す方法はなく、治るまでは時間がかかることを紹介しましたが、それでもできるだけ早めに治したいと誰もが思うでしょう。そして五十肩は、痛みを我慢してでも動かした方が早く治るのではと思う人もいるかもしれません。 しかし、五十肩には炎症期、拘縮期、回復期という病期があって、強い痛みが出る時期の炎症期には無理に動かすと痛みが強くなったり、回復するまでの期間が長くなったりしてしまいます。 五十肩の治療はその時の症状に適した治療をおこなっていく必要があるので、少しでも早く治したいのであれば、自己判断せずに医師など専門家に相談することが回復のために一番大切なことになります。 再生医療なら早期回復が可能 五十肩を1日で治す方法ではありませんが、早期回復を目指すのであれば再生医療による治療もおすすめです。 再生医療のPRP(多血小板血漿)は、血小板の修復作用を利用した治療法で、患部に注入する濃縮した血小板(PRP)の自然治癒能力で五十肩を回復していきます。 治療が簡単で身体への負担が少ないことや、自分の血液から採取した血小板を使用するので安全性が非常に高いという特徴がある他に、回復の速さが通常の治療の2倍以上を期待することができるという特徴があります。 まとめ・五十肩の悩み!時間をかけず1日で治す方法ってあるのか? 五十肩を1日で治す方法があるのかについて紹介しました。紹介したように、五十肩を1日で治すという方法はなく、治療をおこなったとしても回復するにはある程度の期間が必要になります。また、症状が重度になればなるほど、回復するための期間も長くなってしまうので、症状が軽いうちに早めに医療機関で相談するようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.12.22 -
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五十肩が改善されない場合の手術は日帰りでも可能なのか 五十肩がなかなか改善されない場合や、重症化して日常生活に大きな支障が出るという場合、手術が検討されることになります。しかし、仕事や家庭などのことを考えると入院する暇がないので、日帰りで手術できないかと思う人もたくさんいるでしょう。 そこで、今回は五十肩の手術は日帰りで受けることができるのかについて解説します。 一般的な五十肩の手術は日帰り不可 五十肩の手術を日帰りで受けることができるかどうかについてですが、結論から言えば、一般的な五十肩の手術は入院が必要です。五十肩の手術自体は30分程度とすごく簡単なものですが、手術後もリハビリをしっかりとおこなう必要があります。 また、リハビリ期間にしっかりとリハビリをおこなうことで痛みがなくなり、肩も動かせるようになってきます。そのため、五十肩の手術を受ける患者さんは、入院してリハビリまでしっかりおこなうというのが一般的です。 関節鏡視下手術により入院期間が短縮された! 現在の一般的な五十肩の手術は、関節鏡視下手術という手術法が採用されています。関節鏡視下手術は、患部に5ミリ程度の穴を開け、そこから関節鏡と呼ばれる内視鏡を挿入。関節鏡から映し出される患部の状態をモニターで見ながら、関節にくっついて硬くなっている関節の袋を切開していきます。 関節鏡視下手術がおこなわれるようになる前の肩の手術では、5センチくらい切開する必要があって、痛みなど身体への負担も大きく、入院期間も3週間から4週間くらい必要でした。 しかし、関節鏡視下手術による手術は切開部分も少ないため、術後の痛みも少なく、入院期間も数日と短くなりました。ただし、切開する手術では日帰り治療は難しいというのが現状です。 五十肩を手術しないで治す!?再生医療なら日帰り治療が可能 重症化した五十肩に手術は有効な方法です。そして、関節鏡視下手術は従来の手術と比べて入院期間も短く、数日で退院することができます。しかし、例え数日間だとしても仕事や家庭のことなどで、休みを確保することができない、入院は難しいという方もいると思います。 また、なるべく体に負担の少ない治療を受けたいと考える方も多いでしょう。そのような方は再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。再生医療によるPRP治療は自分の身体から採血した血液内の成長因子を患部に注射するという治療法なので、身体への負担も非常に少なく入院の必要もありません。 日帰りの治療が可能です。 まとめ・五十肩が改善されない場合の手術は日帰りでも可能なのか 五十肩の手術は日帰りで可能かどうかについて解説しました。一般的な手術の場合は入院が必要ですが、近年では入院期間が短くて済む術式が採用されています。 また、日帰りも可能な再生医療による治療もあるので、入院する時間がとれないという方は、検討してみるとよいでしょう。また、手術が必要になるほど重症化しないためにも、早い段階で治療を受けることが大切です。 五十肩で悩んでいる人は我慢せずにできるだけ早めに医療機関で相談するようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご覧ください
最終更新日:2023.12.21 -
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肝臓の痛みは感じない!8つのチェックリストで病気の有無を調べる方法 「肝臓が痛む」という理由で医療機関を受診される方がいますが、肝臓の病気になったとしても、肝臓に痛みを感じることはまずありません。肝臓疾患は症状がないまま進行する病気です。 それではどうやって気付いたらいいのでしょうか?肝臓が痛みを感じない理由と、肝臓の病気かどうかを知る方法をチェックリストを用いて解説しています。 肝臓の病気で痛みを感じない理由 肝臓には表面の肝皮膜にしか痛みを感じる神経がありません。そのため、肝臓疾患になったとしても、ほとんど症状はありません。かなり進行した状態にならないと、自覚症状が現れないことが特徴です。 肝臓がんが進行した状態では、痛みを伴うことがありますが、気付かないまま放置すると病状は徐々に進行していき、慢性化すると元の機能を取り戻すことは困難です。 肝臓疾患の予防や発見は、痛みを感じない臓器ゆえの難しさがあります。 肝臓は痛みを感じない!検診が重要 肝臓の病気を発見するためには、きちんと検診を受けることが大切で、検査結果の数値に注目することが必要です。 肝機能の異常は血液検査の数値から読み取ることができます。 AST(GOT)とALT(GPT) ASTとALTの数値は、肝臓の細胞が壊れていると高くなります。 ALTの方が高いときは、慢性肝炎の可能性があり、ASTの方がより高いときは、肝硬変や肝臓がんの可能性があります。 ASTの数値は心臓の病気を示している場合もあります。 γ-GTP お酒を飲み過ぎていると高くなる数値です。 この数値が基準値を超えている場合は、アルコール性肝障害の可能性があります。長期間の薬の服用でも高くなります。 たとえ検査結果の数値が高くても、症状が無いことがほとんどです。放置せずに医療機関を受診しましょう。 痛みがなくても健康診断は受けよう!8つの肝臓病チェックリスト 肝臓病の可能性がないかをチェックしてみましょう。 ①家族に肝臓疾患を持つ人がいる ②健康診断を受けていない ③B型肝炎C型肝炎の検査を受けたことがない ④輸血を受けたことがある ⑤太っている ⑥足がむくんでいる ⑦白目が黄色い ⑧お酒をたくさん飲む 当てはまる項目はありましたか? 肝臓疾患を見つけるためには定期的な健康診断が有効です。上記に当てはまる点がある方は、一度検査を受けておくと安心です。 まとめ・肝臓の痛みは感じない!肝臓が病気かどうかを知るためのチェックリスト 肝臓疾患は、お酒の飲み過ぎや肥満、肝炎ウイルスなどが原因で起こります。痛みなどの自覚症状がほとんどないため、なかなか自分で気付くことができません。 そのため、定期的に健康診断を受けることが大切です。検診で肝臓疾患の指摘を受けた場合は、痛みがなくても早期に受診するようにしてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2022.12.27