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- 免疫細胞療法
インフルエンザにかかりたくない!感染対策でやるべきこと インフルエンザは毎年冬になると流行し、感染すると38℃以上の発熱や全身の筋肉痛、関節痛などの症状が急激に現れます。感染力がとても強いため、数日から1週間ほどは安静に自宅療養する必要があります。 インフルエンザが流行する時期は、楽しいクリスマスやお正月、成人式、大切な入学試験など重要なイベントがある時期とも重なりますから絶対に感染したくないですよね! そこで今回は、インフルエンザの感染対策でやるべきことをご紹介します。 インフルエンザの感染対策【基礎編】 インフルエンザの感染を防ぐためには、ウイルスを体の中に侵入させないことです。 ・正しい手洗い 石けんで指先、爪の間、指の間、手首まで丁寧に洗い、水で十分に流しましょう。アルコール消毒も効果的です。 ・マスクの着用 ウイルスの侵入を完全に防ぐことはできませんが、のどの乾燥を防ぎます。マスクはまめに交換する必要があります。 ・手で顔を触らない 手についたウイルスが口や鼻から体内に侵入してしまいます。 ・こまめな水分補給 のどの粘膜についたウイルスを水で洗い流してしまいましょう。うがいや歯磨きで口腔内を清潔に保つことも感染対策の1つです。 ・予防接種を受ける インフルエンザに感染すると脳症や肺炎などの合併症を引き起こすことがあります。重症化を防ぐためには予防接種が効果的です。 インフルエンザの感染対策【応用編】 体が弱った状態ではインフルエンザに感染しやすくなりますから、普段の健康管理が重要です。 ・十分な休養 疲れがたまっていると、抵抗力が落ちてしまいます。自分の体をいたわりましょう。 ・十分な睡眠 質の高い睡眠で体力を回復させましょう。 ・バランスのとれた食事 健康な体を維持するためには、食事の内容に気をつけましょう。 ・部屋の湿度を60%以上に保つ 空気が乾燥した状態では、のどの防御機能が低下します。部屋の換気もしてください。 ・流行期には外出を控える インフルエンザが流行しているときは、不要の外出は避けた方が賢明です。 インフルエンザの感染対策で一番重要なのは免疫力を高めること! 人間の免疫システムは、ウイルスの体内への侵入を防ぎ、侵入してしまったときはウイルスと戦ってくれる体の仕組みです。インフルエンザの感染対策をあれこれやってみても、免疫力が落ちていたら感染してしまうかもしれません。免疫力を強化しましょう。 自身の細胞を使って免疫力をアップし、病気を予防する「免疫細胞療法」という治療法があります。安全で、自分自身の細胞を使用するため副作用やアレルギーのリスクが低く、効果的な免疫アップとして注目を集めている治療法です。 まとめ・インフルエンザにかかりたくない!感染対策でやるべきこと インフルエンザの感染対策には、手洗いやマスクの着用など、地道なことの積み重ねが必要です。ウイルスが体内に侵入するのを防ぎ、体調の維持に努めてください。 流行前に予防接種を受けることや人混みへの外出を避けることも有効です。感染対策として、免疫力も大切なポイントになります。最近話題になっている免疫細胞療法による免疫アップも検討してみてはいかがでしょうか。 もし、インフルエンザが疑われるときは、早めに医療機関を受診してくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.24 -
- スポーツ医療
- 再生治療
肉離れの原因と、起こりやすい部位について詳しく解説 肉離れはスポーツ中に発生しやすいスポーツ外傷の1つです。 しかし、原因を知っておくことで、肉離れを防ぎ、予防できることがあるはずです。今回は肉離れの原因について詳しく解説します。 肉離れが起こる原因とは 筋肉は筋繊維という繊維の束でできています。肉離れは、その筋繊維が部分的にあるいは全体的に断裂した状態です。つまり、肉離れは筋肉のケガなのです。 肉離れはスポーツ中に起こることが多く、スポーツ医療でも重要視されるスポーツ外傷です。そして、肉離れのリスクを高める要因に、筋肉の疲労や柔軟性の低下があります。 そのため、スポーツ中ではなくても、階段の上り下りのような日常的な動作で発生する場合もあります。 ・肉離れ:筋肉のけが ・原因:筋肉の疲労、筋肉の柔軟性の低下 肉離れが起こりやすい部位 スポーツ中の肉離れには、発生しやすい好発部位というものがあります。それぞれのスポーツによって、負荷がかかりやすい部位があるからです。 ここでは肉離れの好発部位とその原因について解説します。 ハムストリング 太ももの後面の部分にある、半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋を総称してハムストリングといいます。このハムストリングは膝を曲げる時に使う筋肉です。 スポーツでの肉離れはこのハムストリングで発生することが多いです。ダッシュする時や急に止まる時に起こりやすく、陸上競技の短距離走での発生が多くなっています。 大腿四頭筋 太ももの前面の部分で、膝を伸ばす時に使う筋肉です。大腿四頭筋の肉離れもハムストリングと同様にダッシュや急なストップなどで起こりやすいです。 ハムストリングや大腿二頭筋のような太ももの肉離れは、筋肉が発達してきた10代から20代での発生が多くなっています。また、太ももの前面と後面となる大腿四頭筋とハムストリングの筋力のバランスも重要です。 短距離だけでなく、中距離や長距離走でも肉離れが発生することもあります。普段から、特にスポーツの前にはストレッチをして筋肉を柔らかくしておきましょう。 腓腹(ひふく)筋 ふくらはぎとして知られる腓腹筋ですが、サッカーやテニスのようなスポーツで肉離れが発生しやすいです。これは、瞬発的な動きをすることが多く筋肉が急激な収縮に耐えられないためです。またジャンプやキックのような動きでも肉離れのリスクはあります。 スポーツで早期復帰を目指すなら再生医療という先端医療! 肉離れはスポーツ中に起こりやすく、スポーツ医療で取り扱われることが多いです。 肉離れは全治までに 3 ~ 5 週間かかり、重症の場合は 2 ~ 3 か月かかることもあります。その治療期間は、スポーツをする人にとっては長く感じるものでしょう。 近年スポーツ医療では、肉離れの治療を短期化させることができ、しかも安全におこなえる治療法として「再生医療」が注目されています。 再生医療では、自身の脂肪から採取した幹細胞や、血液から採取した血小板を用いて組織を修復させます。 自身の幹細胞や血小板を用いるため、副作用が起こりにくく、安全性が高いことがメリットで、治療期間も短く済むことから、スポーツによるケガから早期に復帰したいアスリートなどからも注目が集まっています。 まとめ・肉離れの原因と、起こりやすい部位について詳しく解説 肉離れは筋繊維が部分的または全体的に断裂した状態です。肉離れの原因の多くはスポーツによるもので、大腿部やふくらはぎに多く発生します。 重症の肉離れは治療にも時間がかかってしまいますが、再生医療という治療法を選択肢の 1 つにすることが可能です。ただ再生医療は、一般的なクリニックや医院、病院でも受けることができません。再生医療で治療することができると厚生労働省が認めたクリニックを受診する必要があります。 当院は、再生医療専門、国内でも有数の症例数を有しています。疑問やご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。丁寧にご説明させて頂きます。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.12.24 -
- スポーツ医療
筋断裂は背中にも起こる!?原因や予防法について解説 筋断裂(肉離れ)というと太ももやふくらはぎを思い浮べる人も多いと思いますが、背中に起こることもあることをご存じでしょうか? 背中に筋断裂が起こる原因はいろいろありますが、原因を知り、原因となっているものを取り除くことで予防につなげることができます。 そこで今回は、背中に筋断裂が起こりやすいシーンや、筋断裂が起こる原因、筋断裂の予防法などについて紹介します。 背中に筋断裂が起こるシーンとは? 背中に筋断裂が起こるシーンで多いのがスポーツをしている時です。 特にコンタクトの激しいスポーツで背中に衝撃を受けた時や、ゴルフ、野球、テニスのように腕を使って捻りの動作をおこなう時などに筋断裂は起こりやすいです。また、深呼吸、くしゃみ、咳、伸びをした瞬間や、上着を着ようとした時のように日常生活のちょっとしたことでも筋断裂が起こってしまうことがあります。 背中の筋断裂が起こりやすくなる原因 背中に筋断裂が起こりやすくなる主な原因は筋肉の硬化や疲労、筋力の低下、筋力バランスの乱れなどです。こうした原因の元になるものは、日常生活の中にもたくさんあります。 例えば運動不足は筋力の低下につながりますし、スポーツや重労働などは筋肉の疲労につながります。また、背中の冷え、同じ姿勢のまま長時間過ごす、猫背など姿勢の悪さなどは、筋肉の硬化や筋肉バランスの乱れにつながり、背中の筋断裂が起こりやすくなるのです。 背中の筋断裂を起こさないようにするための予防法 背中の筋断裂を起こさないようにするためには、原因につながる生活習慣を改善していくことが大切です。 運動不足で筋力が低下してしまっている人は、筋力トレーニングをおこなうのがおすすめです。特に背中の筋肉は鍛えにくい部分でもあるので、意識して背中の筋肉を使ったトレーニングをおこなっていきましょう。 長時間パソコンを使用するという人は、30分に1度くらいは小休止をとって身体を動かしたり姿勢を変えたりして、長時間同じ姿勢で過ごさないようにしましょう。また、スマホを長時間操作する人も小休止をとり、操作している時の姿勢も意識しましょう。 また、スポーツや重労働などで疲労が溜まっている時は身体を休める時間を設けることが大切ですし、ストレッチなどでしっかりとケアしていくことも大切です。 まとめ 背中に筋断裂が起こりやすいシーンや筋断裂の原因、筋断裂の予防法について紹介しました。 運動不足や長時間同じ姿勢で過ごすなど、筋断裂が起こりやすくなる原因になる生活習慣を送っている人は、おもいのほか多いのではないでしょうか。筋断裂を起こし、痛みや動きの制限などで苦しまないためにも、自分の生活習慣を振り返って、改善を目指してみてくださいね。 こちらもご参照ください
2019.12.23 -
- 足底腱膜炎
最近、健康のためや趣味でマラソンに挑戦する人が増えているようです。これからマラソンに挑戦してみようかなと考えている人もいるでしょう。 しかし、マラソンに挑戦するのであれば、足底腱膜炎にならないように注意する必要があります。 ここでは、マラソン選手が注意すべき足底腱膜炎について紹介し、足底腱膜炎にならないための予防や対策について紹介します。 足底腱膜炎に悩むマラソン選手が多い理由 踵や土踏まずなど足の裏に痛みが生じる足底腱膜炎は、足の甲の骨を支えている足底腱膜に何度も大きな負荷がかかることによって発症します。 足底腱膜に何度も大きな負荷がかかるケースで代表的なのが、「走る」という動作です。走るときは地面に着地する度に足底腱膜は衝撃を受けますし、次の一歩を踏み出す際にも足底腱膜が引っ張られるため負荷がかかります。 そのため、長い距離を走り続けるマラソンは足底腱膜へ負荷をかけ続けることになります。 また、硬いアスファルトの上を走るので、かかる負荷は大きくなります。 このようなことが原因で、足底腱膜炎を発症し、その痛みに悩むマラソン選手が多いのです。 マラソン選手が足底腱膜炎を予防・対策するには? マラソン選手は足底腱膜炎になりやすいので、普段から予防や対策をおこなうことが大切です。 硬いアスファルトを走ると大きな負荷がかかるので、トレーニングの時はできるだけ土や芝生を走るようにして負荷を軽減するのもおすすめです。 また、トレーニング後はふくらはぎや足裏をストレッチやマッサージなどでしっかりケアすることも大切です。 そして、何より重要なのが無理をしないことです。痛みが生じる時は走る距離を減らしたり、走るのを控えたりして、回復を優先させましょう。 トレーニングで足底腱膜への負担を軽減する マラソン選手が足底腱膜炎を予防したり、悪化させないようにするためには正しいフォームで走ることが大切です。 フォームのバランスが悪いと着地や踏み出す際に重心がズレるため、足底腱膜に余計な負荷がかかってしまいます。 ただし、いくら正しいフォームを意識していても着地や踏み出す際の筋力が不足していると重心がズレてしまいます。すると、正しいフォームで走ることができないので、スクワットやランジなどのトレーニングで足の筋力をつけ、足底腱膜炎の予防や対策につなげていきましょう。 まとめ 足底腱膜炎に悩むマラソン選手が多い理由や、予防・対策法について紹介しました。 長い距離を走り続けるマラソンは足底腱膜炎になりやすいので、しっかりとケアをおこなうようにしましょう。 また、近年はスポーツ医療も発達し、症状に応じた治療を受けることができます。足裏の痛みが治まらないという人は我慢せず、医療機関に相談することをおすすめします。
2019.12.23 -
- スポーツ医療
腱鞘炎の痛みから解放されたい!慢性化して薬や注射が効かない場合は手術の選択も! もし、手が腱鞘炎になってしまったら負担をかけないように安静に過ごす必要があります。 しかし、手を使わずに生活するのは難しいですよね。スポーツをしている方であれば、何日も休むというのは不安になるでしょうし、ストレスにもなってしまうでしょう。 なるべく早く、腱鞘炎の痛みからなんとか解放されたいものですよね。手術をしたら早く治るのでしょうか? 今回は、腱鞘炎はどのような場合に手術が検討されるのか、リハビリや他の方法で治すことはできないのか?ということについて解説します。 腱鞘炎の手術は最終手段 腱鞘炎は手をよく使う人に発症します。 初期の治療は指の曲げ伸ばしを控え、炎症を抑えることが中心になります。テーピングで固定する、医療用サポーターで指を動かさないようにするなどして対処します。 消炎剤の入った塗り薬を毎日数回塗ることで、症状が改善することもありますが、治らない場合はステロイド注射などを試します。 しかし、塗り薬や注射の効果は個人差があり、副作用の心配のある場合は使用できないことがあります。腱鞘炎が慢性化して、何度か注射をしても効果が見られないときは手術を選択することがあります。 腱鞘炎の手術とはどんなものか? 局所の安静、塗り薬、ステロイド注射などいずれも効果がなく、悪化が見られる場合や再発を繰り返す場合は手術になります。 手術は、腱鞘上の皮膚を1〜2cm切開し、厚くなった腱鞘の一部を切り開きます。手術の傷は小さなものです。手術時間は15分で終わり、次の日から手は動かすことができます。 腱鞘炎を手術以外で治す方法はないのか? 腱鞘炎は一度回復しても、また何かの拍子に再発してしまうことがあるので、できれば完治させたいものです。 また、手術はなるべくしたくないという方もいるのではないでしょうか。 近年は、スポーツ医療の分野で、再生医療に注目が集まっています。再生医療とは、患者さん自身の細胞を利用して、損傷した部位の修復を図る治療法で、入院は不要、アレルギーの心配もなく、治療期間が短いというメリットがある治療法です。 まとめ・腱鞘炎の痛みから解放されたい!慢性化して薬や注射が効かない場合は手術もありうる 腱鞘炎は動かしたときだけ痛い軽いものや、指が動かなくなってしまうものまでいろいろな症状がありますが、いずれの場合も早めに適切な治療を行うことが重要です。 悪化してからでは、完治までに時間がかかるかもしれません。手指の安静、塗り薬、ステロイド注射でも効果が見られないときは、手術を行うこともあります。手術を避けたいという場合は、再生医療も検討してみることができますので、まずは専門医に相談してみてくださいね。 こちらもご参照ください
2019.12.22 -
- ひざ
膝の痛みはヒアルロン酸注射で回復するのか?その治療期間とは 膝の痛みは日常生活に直結するため、効果のある治療を受けたいですね。 しかしどのような治療にもメリット・デメリットがあります。効果があるという治療法であったとしても、長期間続けなければならないとなると、継続しようかどうか、その治療を受けようかどうか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。 今回は膝の治療の1つであるヒアルロン酸注射の治療は、いつまで行うことが必要なのかについて解説します。 こちらもご参照ください 膝のヒアルロン酸注射の効果とは 膝関節の中には軟骨があります。その軟骨は、一度損傷してしまうと元の状態に戻ることはありません。 膝の痛みや腫れの主な原因は、膝関節の軟骨や滑膜組織の損傷による炎症です。 膝関節のクッションの役割をしていた軟骨のすり減りは、骨同士がぶつかりあって関節の変形を引き起こします。滑膜組織の炎症が起こると関節液が過剰分泌され、膝に水が溜まる状態になります。 軟骨の主成分はヒアルロン酸です。 ヒアルロン酸は加齢とともに減少していき、それに伴い軟骨もすり減りやすい状態になります。そのため膝関節にヒアルロン酸を注入し、軟骨にヒアルロン酸を補う治療が効果的なのです。 ヒアルロン酸注射の期間について ヒアルロン酸注射は1回行えば永久に効くというものではありません。なぜなら、ヒアルロン酸は体内に吸収されるという性質があるからです。 そのため、ヒアルロン酸注射を行う前提として数か月の治療期間があることを念頭に入れておいてください。最初の5週間は、1週間に1回膝にヒアルロン酸を注射します。 そのあとは2週間に1回のペースで5~10回ほど注射をすることになるでしょう。ただし痛みの状態によって1週間に1回になることもあります。 5~10回というのも痛みの状態や医師の判断で変わってくるものです。いつまでヒアルロン酸注射をやるかは医師と相談しながらになりますが、3~4か月程度の治療期間と考えておくといいでしょう。 膝のヒアルロン酸注射をやめる!新たな治療法 膝にヒアルロン酸を注射すると、軟骨を保護する、炎症を抑えるなどの効果が期待できます。 また潤滑剤の役割を担う関節液にもヒアルロン酸が補充されるので、関節液の本来の役割を取り戻すことが可能になります。 しかし膝にヒアルロン酸注射をするデメリットは治療期間が数か月と長いことです。その期間で膝の痛みが改善しなければ手術という選択をする場合もあります。 膝に痛みがあると通院自体が負担になる人もいるでしょう。また、スポーツをする人には復帰までにどれくらいの期間がかかるのかは重要な問題です。 近年スポーツ医療をはじめ膝の治療に再生医療が注目されています。これは自身の脂肪から幹細胞を採取し、膝関節に針をさして注入するという方法です。幹細胞が傷ついた軟骨や靭帯を修復し、症状の進行を遅らせます。 幹細胞には鎮痛作用や抗炎症作用があることもわかっているので、膝の痛みも取り除くことができるというメリットもあります。さらに、再生医療はヒアルロン酸よりも治療が短期間ですむ上、副作用や後遺症が残りにくいという特徴があります。 まとめ・膝の痛みはヒアルロン酸注射で回復するのか?その治療期間とは 膝の痛みの治療には、膝関節にヒアルロン酸を注射するという方法がありますが、いつまでも続けなければならないというデメリットがあります。 しかし、もっと短期間で膝の治療をしたいという人には再生医療という選択肢があります。スポーツ医療でも期待が高まっている治療法ですから、スポーツをしている人にもおすすめです。
2019.12.22 -
- 免疫細胞療法
インフルエンザにかかりやすい人の特徴とかかりにくい人の差、免疫力について解説 毎年冬になると、インフルエンザにかかるのが恒例行事という人がいます。その一方で1度もインフルエンザにかかったことがない人もいます。その差はどこにあるのでしょうか? 今回は、インフルエンザにかかりやすい人の特徴とインフルエンザと免疫力の関係についてご紹介します。 インフルエンザにかかりやすい人の特徴 インフルエンザにかかりやすい人の特徴はさまざまです。例えば、年齢や健康状態、置かれた環境などによって、インフルエンザに感染しやすくなることがあります。 ・免疫を持たない乳幼児 ・体力が衰えている高齢者 ・呼吸器疾患、慢性心疾患などの基礎疾患を持つ人 ・大勢と接する仕事をする人 ・集団生活が多い小学生 ・小さな子どもを持つ親 乳幼児や高齢者、基礎疾患を持つ方々は、ハイリスクグループと言われ、インフルエンザに感染すると、重症化してしまう懸念があります。もし感染してしまったときは、医師の指示に従って、適切な治療に努めてください。 また、生活習慣やストレスなどによって、インフルエンザにかかりやすくなる人もいます。 ・疲労やストレスがたまり体力が低下している ・バランスの悪い食生活や睡眠不足などで生活習慣が乱れている ・入浴はシャワーのみ ・冷たい飲み物を好むために体が冷えている ・口呼吸でのどが乾燥してウイルスが侵入しやすくなっている ・過度な運動により免疫力が落ちている 日頃の生活習慣の中にも、インフルエンザに感染しやすくなる原因は潜んでいます。頑張りすぎて疲れた後に、風邪をひいたりインフルエンザにかかったりしたことはありませんか?健康な方でも無理は禁物です。 インフルエンザにかかりやすいかどうかは免疫力次第! インフルエンザは毎年流行し、ウイルスは目には見えなくても周りにたくさん存在しています。そんな中で1度もインフルエンザにかかったことがないのは相当免疫力の高い人だと言えるでしょう。 しかし免疫力は気がつかないうちに低下していることもあります。風邪をひきやすくなった、疲れがなかなか取れないなどの症状は免疫力が落ちているせいかもしれません。 そこでご紹介したいのが「免疫細胞療法」です。免疫細胞療法とは、自分の細胞の力で免疫力アップを目指す治療法です。 免疫を高めることで、インフルエンザだけでなく、さまざまな感染症にかかりやすいという人も、病気知らずの健康体を目指すことができるでしょう。 まとめ・インフルエンザにかかりやすい人の特徴とかかりにくい人の差、免疫力について解説 乳幼児や高齢者がインフルエンザにかかりやすいのは、免疫を持たず体力もないからです。また、健康な大人がインフルエンザにかかりやすいのは、生活習慣の乱れなどで免疫力が低下しているためです。 インフルエンザの重症化を防ぐためにも予防接種は効果的ですが、まずは日常生活を見直し、免疫力を高めるようにしましょう。 それでも、どうしても免疫力が低く、風邪やインフルエンザにかかってしまうという方は、免疫細胞療法による免疫アップも検討してみてはいかがでしょうか。詳しくは当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.21 -
- スポーツ医療
腕にも起こる筋断裂!筋断裂を起こした初期の処置(RICE処置)がその後に影響 腕は筋断裂が起きやすい箇所になります。腕に筋断裂が起こってしまった場合、初期処置をきちんとおこなうことが、その後の状態や治療に大きな影響を及ぼします。 そこで今回は、腕の筋断裂が起こりやすいシーン、腕の筋断裂を起こした際に、どのような処置をおこなうべきかについて紹介します。 腕の筋断裂を起こしやすいシーンとは 腕の筋断裂は、重い物を勢いよく持ち上げた時や、力を入れて重い物を強く押した時などに起こることがあります。また、ラグビー、テニス、ゴルフ、格闘技などコンタクトの激しいスポーツや腕に大きな負荷がかかるスポーツをおこなっている時にも起こりやすいです。 さらに、スポーツなどによる酷使や加齢によって筋肉が疲労していて、何らかの衝撃を受けたり、力を入れて大きな負荷がかかったりしたときに筋断裂が起こることもあります。 筋断裂を起こしやすいスポーツ ・ラクビー ・テニス ・ゴルフ ・格闘技 腕の筋断裂を起こした際におこなうRICE処置とは 腕の筋断裂を起こしてしまったときには、RICE処置を初期の処置としておこなうことが基本です。RICEとは、安静(Rest)冷却(Icing)圧迫(Compression)拳上(Elevation)の4つの頭文字を並べたものです。 RICE処置 ・R --- 安静(Rest) ・I --- 冷却(Icing) ・C --- 圧迫(Compression) ・E --- 拳上(Elevation) 安静とは状態が悪化するのを防ぐために患部に負荷がかかるような活動を控えることです。冷却は腫れや内出血を抑えるために氷や冷却スプレーなどで患部を冷やすことです。 圧迫は、患部の血腫が大きくならないように包帯などで患部を抑えることです。拳上は血液やリンパの流れを良くして腫れを抑えるために患部を上部に挙げることです。 このRICE処置は筋断裂に限らず、打撲や捻挫などの外傷を受けた場合の初期処置として基本になります。また、RICE処置は基本的に筋断裂を起こしてから48時間おこなうのが一般的です。 RICE処置の重要性 腕の筋断裂の初期処置としてRICE処置をすぐにおこなうことは重要です。きちんとRICE処置をおこなうことで症状が悪化するのを抑え、回復していくまでの期間を短くすることが期待できます。 逆に、筋断裂を起こしても正しい処置をおこなわないと、症状を悪化させて回復するまでの期間が長くなってしまったり、回復するのが難しくなってしまう可能性があります。 RICE処置を知っておくと、無理をして動かしてしまったり、患部を温めたりするなど間違った処置をして悪化させることを避けることができます。スポーツをしている人や重い物を持つことが多い人などは知っておくとよいでしょう。 まとめ・腕にも起こる筋断裂!筋断裂を起こした初期の処置(RICE処置)がその後に影響 腕の筋断裂を起こしやすいシーンや、筋断裂を起こした場合の初期処置について紹介しました。スポーツや重労働などの際に腕の筋断裂は起こってしまった場合は、プレーや作業を中止して正しい処置(RICE)をおこないましょう。 また、初期処置した後は医療機関を受診して、専門家に判断をしてもらい、適切な治療を受けましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.20 -
- 足底腱膜炎
サッカー選手が足底腱膜炎になりやすい理由とは スポーツには、どうしてもケガが付きまといます。そして、サッカーも激しいコンタクトがあるので、ケガが多いスポーツと言えるでしょう。また、サッカー選手のなかでは足底腱膜炎になる人が非常に多いです。 そこで今回は、ここではサッカー選手が足底腱膜炎になりやすい理由について、もし足底腱膜炎になった場合、どのような対処をすればいいのかについて解説します。 足底腱膜炎になるサッカー選手は多い サッカー選手に足底腱膜炎になる人が多い大きな原因は、足を酷使して足底腱膜に大きな負荷を繰り返しかけているからです。サッカーは1試合で10キロくらい走ると言われています。 また、ただ走るだけではなく素早くターンしたり、切り返したりといった動きも多いので、足底腱膜に大きな負荷が頻繁にかかります。このようなことが原因で、大きな負荷がかかり、足底腱膜に炎症が起きて痛みが発生、足底腱膜炎になってしまうのです。 また、足底腱膜炎の場合、炎症を起こしても足が腫れてくることはほとんどないので、患者さん本人も炎症を起こしていることに気づかず、突然、踵や土踏まずなどに痛みが襲ってくることが多いという特徴もあります。 サッカー選手が足底腱膜炎を予防するための方法 サッカー選手が足底腱膜炎を予防したいという場合、さまざまな方法があります。 スパイクを見直す サッカー選手が足底腱膜炎にならないようにするための対策として、スパイクを見直してみるという方法があります。 サッカーをする際にはスパイクを履いている人が多いと思います。スパイクは一般的な運動靴に比べて急加速や急停止、ターンや切り返しなどがしやすくなるなど、パフォーマンスが上がるというメリットがあります。しかし、一方では、それだけ足への負担が大きくなるというデメリットもあります。 最近では、弾力性が高く衝撃を軽減するスパイクもあるので、スパイクを使用するのであればそういったスパイクを選ぶのがおすすめですし、インソール(中敷き)を入れるのもおすすめです。 また、弾力性の高いスパイクであっても、使用していると弾力性は低下してしまうので、適度に新しいものに変えることも必要です。弾力性が低下したままのスパイクをそのまま使用しないようにしてくださいね。 ゴルフボールを使ったマッサージをする 酷使した足底腱膜は柔軟性を損なって足底腱膜炎になりやすくなっています。そのため、足の裏をマッサージしてほぐすとよいでしょう。 足の裏のマッサージの方法はいろいろありますが、ゴルフボールを床に置いて、その上に足裏をのせ、コロコロと転がして足裏をほぐす方法は手軽にできておすすめです。 まとめ・サッカー選手が足底腱膜炎になりやすい理由 足底腱膜炎にサッカー選手がなりやすい理由について紹介しました。 サッカーが上達するためには日々の練習やトレーニングを欠かすことができませんが、無理をして悪化させてしまうとプレーに支障が出るかもしれません。また、サッカーができなくなる期間が長くなってしまうこともあるでしょう。 足底腱膜炎で足が痛いという場合は、無理をせずに安静にしてくださいね。また、スパイクの見直しや中敷きの取り換え、足裏のマッサージもおすすめです。 もし、重症化してしまった場合は、再生医療という治療法も選択肢の1つにすることができます。再生医療は、近年、スポーツ医療の分野で注目を集めている治療ですので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.12.20 -
- ひざ
- 再生治療
膝に水が溜まる悩みに自然治癒に近い最新治療法 膝の悩みは中高年だけでなく、スポーツをする若者にも起こりうるものです。膝に水が溜まるとさまざまな症状が出現し、日常生活に支障が出る場合もありますし、頻繁な受診が負担になることもあるでしょう。 そして、膝に水がたまる症状について、自然治癒するものなら自然治癒力で治したいと思う人もいるでしょう。そこで今回は、膝に水が溜まる原因や、自然治癒できるのかどうかについて解説します。 膝に水が溜まったら放置は禁止 膝関節は太ももと膝の骨をつなぐ関節です。関節包という袋状のものに関節は包まれ、その中には関節液が存在します。つまり誰の膝にも水は存在するのです。 しかし変形性膝関節症、関節リウマチ、痛風といった疾患によって膝関節に炎症が起こると滑膜組織から分泌される関節液が増えていきます。これが膝に水が溜まるという状態です。 膝関節の炎症は外傷でも起こります。スポーツによって半月板損傷、靭帯損傷などのケガをすると関節の軟骨が傷つき、炎症を起こすので膝に水が溜まる原因になるのです。 しかし、炎症を起こす疾患や外傷の自然治癒は困難で、痛みや炎症を取りのぞくための薬物療法などの治療はできますが、一度傷ついたりすり減ったりした軟骨は自然に再生することはありません。 膝に水が溜まると行う治療法と、自然治癒に近い最新の治療法 膝に水が溜まるのは炎症が原因なので、治療をするには、まず炎症を取り除くことが重要です。 薬物療法 関節リウマチや痛風が原因の場合、内服薬で痛みや炎症を抑えるという治療法があります。変形性膝関節症や外傷が原因の場合、膝関節に直接針を刺して痛み止めや炎症を抑えるステロイドを注射するという方法もあります。 膝の水を抜く 正常の状態の関節液は粘性のもので関節の潤滑剤のような役割をしています。しかし過剰に分泌された関節液はサラサラで膝関節を守ることができないのです。 動かす時に骨と骨がぶつかり、それが膝の痛みを強くすることもあり、そのような状態では自然治癒どころか悪化のリスクがあります。そのため膝に針を刺して溜まった水を抜くのです。 手術 薬物療法で痛みや腫れなどの症状が改善しない場合は、軟骨などの損傷がひどいことが考えられます。その場合は手術で原因を除去するという方法がとられます。 損傷した軟骨のかけらが関節内に遊離体として存在すると痛みや新たな炎症の原因にもなるので手術で取り除きます。 再生医療(最新医療) 再生医療は、自然治癒に近い!ともいえる最新の治療法です。膝に水が溜まる状態に再生医療という選択肢があります。薬物療法ではなかなか症状が改善しないという人もいるでしょう。長期間の薬物療法は副作用の不安がある人もいるかもしれません。 特にスポーツをする人にとって、手術は復帰までに時間がかかるため、踏み切るのに勇気がいるものです。だからこそ、自然治癒できないかと考える人も多いのです。 近年、スポーツ医療では、再生医療という方法が注目されています。自身の細胞から採取した幹細胞を膝関節に注入し、損傷した軟骨や組織を修復させるというものです。幹細胞には鎮痛作用や抗炎症作用もあるので、膝の痛みを取り除くことも期待できます。 また、自身の細胞を使うので副作用や後遺症のリスクも低いです。 まとめ・膝に水が溜まる悩みに自然治癒に近い最新治療法 膝に水が溜まると痛みや腫れなど、さまざまな症状を引き起こし、日常生活に支障をきたします。近年、膝の治療法として注目を集めている再生医療であれば、膝に水が溜まるという症状も自然治癒に近い方法で治療ができます。 薬物療法でなかなか症状が改善せず、手術は避けたいという人は、治療法として再生医療も選択肢としてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.12.19 -
- ひざ
- スポーツ医療
スポーツで膝に水が溜まる原因と治療法 スポーツをしていて膝の痛みや腫れを感じた経験はないでしょうか。 膝に水が溜まるのは、加齢によるもので中高年の問題だと思っている人も多いかもしれません。しかしスポーツをする人にも膝に水が溜まるリスクはあるのです。今回はスポーツで膝に水が溜まる原因について解説します。 スポーツで膝に水が溜まる原因 スポーツは膝を使うことが多く、走ったり跳ねたりすることで膝関節に負荷がかかります。また事故で怪我をした時に膝関節を痛めることがあるように、スポーツでも転倒や強い衝撃で膝関節を痛めることがあるのです。 膝関節は太ももと脛の骨をつなぐ関節です。膝関節には関節包という袋状のものがあり、中には関節液があります。この関節液は誰の膝にも存在するのですが、過剰に分泌されたものが「膝に水が溜まる」と言われる状態です。 膝に水が溜まるのは、膝関節にある軟骨や滑膜組織が損傷したことによる炎症が原因で、炎症によって滑膜組織から過剰に関節液が分泌され、膝に水が溜まるのです。 加齢によって軟骨は減っていくのですが、スポーツで膝の負荷が大きい場合でも軟骨がすり減る場合があります。スポーツは転倒したり衝撃を受けるリスクがあり、半月板損傷や膝蓋骨骨折、膝靭帯の損傷などは、膝に水が溜まる原因になります。 スポーツで膝が痛い!膝に水が溜まると出現する症状 スポーツをする人にとって膝に水が溜まるのは放っておけない問題ですよね。膝に水が溜まると出現する症状には、以下のようなものが挙げられます。 痛み 膝に水が溜まるのは膝関節にある軟骨や組織の炎症なので、膝に痛みが生じます。 炎症が起こると滑膜組織から過剰に関節液が分泌されるだけでなく、サラサラの水のような関節液になります。サラサラの水では膝関節の負荷を軽減できず、骨と骨がぶつかることもあるため、膝に水が溜まると、膝に痛みが生じるのです。 腫れ 炎症が起きている状態のため、膝関節の周囲が腫れます。スポーツをしていて怪我をした場合、傷や内出血だけでなく膝の腫れにも注意が必要です。 ぶつけたから痛いと思っていたら、実は膝の軟骨が傷ついていたということもあります。膝が腫れてきたら膝に水が溜まっていることも視野に入れて早めに受診してください。 腫れだけでなく膝が熱をもつこともあります。腫れの他にも水が過剰に溜まって膝の周辺がブヨブヨしてくる場合もあります。 まとめ・スポーツで膝に水が溜まる原因と治療法 スポーツでは膝の過度な負荷や外傷により、膝関節を痛めることがあり、軟骨や組織の炎症は膝に水が溜まる原因になります。膝に水が溜まると、痛みや腫れが生じスポーツをするのが困難になることもあります。 薬物療法でなかなか改善しない場合や、手術をして復帰までの期間が長くなるのを避けたいという人もいるでしょう。そのような場合はスポーツ医療でも注目されている再生医療を検討するのはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.12.16 -
- 免疫細胞療法
ジフテリア、ポリオ、はしか、風しんなど予防接種にはいろいろありますが、ほとんどは子どもの頃の複数回の接種で、一生涯の免疫を得ることができます。 しかし、インフルエンザに限っては、毎年予防接種を受けることが推奨されています。 そこで今回は、インフルエンザの予防接種はなぜ毎年受ける必要があるのかについて解説します。また、インフルエンザ予防のための免疫力を高める治療法についても紹介します。 インフルエンザの予防接種が毎年必要なのはなぜ? インフルエンザの予防接種は発病を予防し、感染したとしても重症化を防ぐ効果が期待できます。 とはいっても、はしかのワクチンの有効率が90%以上なのに対して、インフルエンザワクチンの有効率は60%程度で、発症を完全に阻止することはできません。 しかもインフルエンザワクチンは接種した日から5ヶ月が経過すると効果が低下していきます。そして、インフルエンザにはA型B型C型があり、A型は性質を変えて流行するので、インフルエンザの予防接種は、毎年接種した方がよいとされているのです。 インフルエンザが毎年流行するのはなぜか? なぜインフルエンザは毎年流行するのでしょうか。 インフルエンザウイルスは渡り鳥によって地球規模で運ばれ、1年を通して北半球と南半球で流行を引き起こしています。 冬になり、空気が乾燥する、気温が下がるなどの環境になると、鼻やのどのバリア機能が低下するので、ウイルスに感染しやすくなります。そして、インフルエンザウイルスは飛沫感染で広がるため、人口密度の高い都市で流行が起こりやすい傾向があります。 インフルエンザにならないように免疫力を高めよう! インフルエンザの予防接種は、重症化を予防し、集団内での感染リスクを抑える効果が期待できます。 予防接種は毎年受ける必要がありますが、一定の効果は期待できるので、あとは自分の免疫力を高めて、インフルエンザウイルスに感染しない体を作ることが大切です。 今、注目が集まっている免疫細胞療法は、自分の細胞を使って免疫力を高め、病気になりにくい体を作る効果が期待できる治療法です。そのため、免疫が下がっていてインフルエンザや風邪などの病気になりやすいという方におすすめです。 副作用や体への負担が少なく、安心して治療を受けることができるでしょう。 まとめ 近年、インフルエンザ警報の発表が、冬の風物詩の1つになっていますよね。 インフルエンザの流行は止められません。重症化が心配な乳幼児や高齢者には、特に注意が必要です。 今回は、インフルエンザの予防接種はなぜ毎年必要なのかということについてご紹介しました。また、免疫を高めるための免疫細胞療法についても紹介しました。毎年の予防接種も大切ですが、体の免疫力を高めることも必要です。 風を引きやすい、毎年のようにインフルエンザになってしまい、会社を休むことがあるというような方は、免疫細胞療法で免疫を高めることを検討してみてはいかがでしょうか。
2019.12.15 -
- 足底腱膜炎
- スポーツ医療
足底腱膜炎の悩み!足裏のアーチを保持して支えるサポーターが有効 足の裏は、立つ、歩く、走るといった動作の際に地面と唯一接する部分なので、スポーツをしている人はもちろんのこと、激しい運動をしていない人であっても負担がかかりやすい部分です。 そうした負担が続くことで足底腱膜炎になってしまう人も少なくありません。もし、足底腱膜炎になってしまったときは、サポーターを使用すると良いでしょう。 今回は、サポーターが足底腱膜炎になっている足に対してどのような役割を果たすのかについて紹介します。 足底腱膜の役割 足底腱膜炎に使用するサポーターの役割を紹介する前に、まずは足底腱膜の役割について解説します。 人の足の甲にある骨はアーチ状になっていて、体重を支える役割があります。また、歩いたり走ったりして負荷がかかる際に衝撃を吸収するクッションのような役割もあります。 足の甲にある骨がこうした役割をしっかりと果たすためには、正しいアーチ状を保持する必要がありますが、骨を支えてアーチを保持しているのが足底腱膜です。 しかし、オーバーワークなどで足底腱膜に負荷がかかった状態が続くと、小さい断裂や炎症が起きて痛みが生じてくるようになります。その症状が、足底腱膜炎です。 足底腱膜炎の対策としてサポーターがおススメの理由 足底腱膜炎の対策にサポーターが有効なわけは、サポーターの主な役割の1つが足裏のアーチの保持をサポートすることがあげられます。 足底腱膜の役割のところで解説したように足の甲の骨が本来の機能を発揮するためにはアーチの保持が大切ですが、足底腱膜と共にサポーターでアーチを支えることで保持しやすくなります。 また、サポーターには踵への衝撃を吸収して緩和する役割もあります。クッション性のあるサポーターをつけることで歩いたり、走ったりした時などの衝撃による負荷を軽減して足底腱膜炎の痛みを和らげることができます。 足底腱膜炎を対策するサポーターの種類 現在、足底腱膜炎対策のサポーターはたくさん販売されていますが、サポーターにはいろいろなタイプがあります。 例えば、リストバンドのようにアーチ部分に装着するタイプや、アーチ部分にパッドをあててベルトで固定するタイプ、踵の部分だけをサポートするタイプ、アーチ部分と踵部分を同時にサポートできるタイプなどがあります。 まとめ・足底腱膜炎の悩み!足裏のアーチを保持して支えるサポーターが有効 足底腱膜炎対策として使用するサポーターの役割について紹介しました。 こちらで紹介したようにサポーターにはいろいろなタイプがありますし、現在ではスポーツ医療も進んで、衝撃吸収性の高いサポーターや付け心地がいいサポーターなどたくさん開発されています。 足底腱膜炎で悩んでいる人は、サポーターをチェックして、自分に合ったものを見つけてくださいね。医療機関でどのようなサポーターがいいのか、また、サポーターはどのようにつけるとより効果的なのか、教えてもらうこともできますよ。 痛みがあるなら、あまり我慢をしないように、医療機関に相談してみてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.12.13 -
- 再生治療
膝の腫れ・膝の違和感!水が溜まったときの自覚症状と治療法 膝関節に違和感がある!痛みを感じるということはありませんか? 膝が痛い、腫れているというときは、膝に水が溜まっている可能性があります。今回は膝に水が溜まると、どのような自覚症状が出るのか?ということについてご紹介します。 膝に水が溜まるとどのような自覚症状があるのか 膝の水が溜まると、さまざまな症状が出てきます。以下に挙げるような自覚症状がある方は、早めに専門の医療機関を受診してください。 膝の痛み 正常な状態では古い関節液はリンパ液とともに排泄され、関節液は一定の量が保たれていますが、膝関節にある軟骨や滑膜組織が傷ついて炎症が起こることで、関節液が異常に増えます。 関節液は本来粘り気のあるものですが、異常に増えた関節液はサラサラなので膝関節の負荷を軽減することが難しくなります。そして膝関節の負荷を軽減することができなくなり、骨と骨がぶつかるようになるため膝に痛みが出てくるのです。 症状が進行すると階段の上り降りの時に膝に痛む、膝をひねるような動きで激痛が走るということもあり、生活にも支障が出ます。 膝が腫れる 炎症が起こると腫れが生じます。膝に水が溜まるのは、膝関節に炎症が起こっているということなので、炎症がひどくなると膝が腫れてきます。膝関節が熱を持っている…という自覚症状を感じることもあります。 膝の表面がブヨブヨしている 膝に水が溜まると、膝の表面がブヨブヨしてお皿(膝蓋骨)が浮いたような感じがします。痛みがない場合でも膝がブヨブヨしているようなら、膝に水が溜まっている可能性があります。 微熱がある 炎症が強くなると微熱が出ることもあります。膝の痛みや腫れがあり、微熱が続く場合は早めに受診することをおすすめします。 膝に水が溜まったときの治療法 膝に水がたまると、自覚症状が出る頃には炎症が進んでいることが多く、病院での治療が必要です。病院ではどのような治療をするのかということについて紹介します。 薬物療法 膝に水が溜まる原因は炎症です。薬物療法ではその原因となる炎症を抑えるような薬剤を使います。 関節リウマチや痛風が原因の場合、その疾患に合わせた内服薬で治療します。半月板損傷や靭帯損傷といった外傷では、痛み止めとステロイド剤の注射で治療する場合もあります。 水を抜く 膝関節に異常に溜まった関節液を、膝に針を刺して抜くという方法があります。水を抜くことで、いったん膝の過剰な水を取り除くことができ痛みなどの症状が改善します。 しかし炎症の原因を取り除くわけではないので、また膝に水が溜まる可能性はあります。 手術 炎症がかなりひどい場合は手術を選択することもあります。薬物療法でも自覚症状がひどくなっていくと、膝関節の軟骨や組織の損傷が激しいと判断し、手術で損傷した部位を治療することになります。 再生医療 近年スポーツ医療の分野でも注目されているのが再生医療です。自身の脂肪から採取した幹細胞を膝関節に注入し、損傷した軟骨や組織を修復するという今、注目の先端医療です。 幹細胞には鎮痛作用や抗炎症作用もあるため、膝の痛みにも効果が期待できます。短時間で治療でき、自身の細胞を使うので副作用や後遺症が起こりにくいというメリットがあります。 手術を避けることができ。入院も不要という次世代型の治療方法です。 まとめ・膝の腫れ・膝の違和感!水が溜まったときの自覚症状と治療法 膝に水が溜まると、膝の痛みや腫れ、微熱などの自覚症状が出現します。初期では症状を感じない場合も多く、自覚症状が出るころには膝の炎症がひどくなっている可能性があります。 症状や炎症の状態に合わせて治療方法が検討されますが、近年、再生医療による治療が注目を集めています。膝の水が溜まる状態がなかなか治らない、自覚症状がつらいという場合は、再生医療による治療を検討してみるのも良いでしょう。 再生医療は、通常の医療機関で受けることはできません。厚生労働省から認められたクリニックで受診してください。その意味で当院は、再生医療専門のクリニックです。ご質問、その他ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.12 -
- 免疫細胞療法
インフルエンザの予防接種を受けられない原因について インフルエンザは12月〜3月ごろに流行する感染症です。5歳未満の幼児は重症化することも多く、65歳以上の高齢者は肺炎の心配があります。そのため、予防接種を受けることが推奨されており、たくさんの人が毎年予防接種を受けています。 しかし、誰もがインフルエンザの予防接種を受けられるというわけではありません。今回は、予防接種を受けられない場合や医師に相談した方がいい場合、予防接種以外のインフルエンザ予防法をご紹介します。 インフルエンザの予防接種が受けられない場合とは? 以下に該当する方は予防接種が受けられません。また、予防接種後には、接種場所のはれや痛み、発熱、倦怠感、頭痛などの症状が現れることがあります。 非常にまれですが、かゆみ、じんましん、呼吸困難などの重いアレルギー反応が起こることもあるため、もし、症状が出た場合は速やかに医師の診断を受けてください。 ・37℃以上の熱がある ・急性疾患にかかっている ・予防接種によりアナフィラキシーショックを起こした経験がある ・インフルエンザの予防接種でアレルギー症状が出たことがある ・はしか、風疹、水疱瘡、おたふくかぜが治ってから4週間以内である インフルエンザの予防接種を受ける前に医師に相談が必要な場合 基礎疾患をお持ちの方は、病気の状態が悪化することも考えられます、主治医とよく相談することが望ましいです。 ・心臓病、肝臓病、腎臓病などの持病がある ・風邪をひいている(ひきはじめを含む) ・アレルギーを起こす可能性がある ・けいれんを起こしたことがある ・免疫不全と診断されている ・気管支ぜんそくがある ・妊娠の可能性のある 予防接種以外でインフルエンザを予防する方法とは? インフルエンザの予防接種は効果が期待できる予防法ですが、風邪をひいて熱を出したというような場合は、受けることができません。 そもそもカゼをひきやすいのも、毎年インフルエンザにかかってしまうのも、免疫力が低下しているためです。また、免疫が低下した状態でインフルエンザにかかると、重症化する可能性があり、とても危険です。 そこで、予防接種以外でインフルエンザを予防する方法をご紹介します。それは、免疫細胞療法です。免疫細胞療法で免疫力をアップさせ、病気を寄せ付けない体を目指してみませんか? 免疫細胞療法は、ご自身の細胞を利用して免疫システムを強化し、感染症やアレルギーを予防する治療法です。副作用やアレルギーなどのリスクも少ないため、検討してみる価値があります。 まとめ・インフルエンザの予防接種を受けられない原因について インフルエンザの心配をせずに、冬を乗り越え春を迎えたいものですよね。流行し始める前に予防接種を受けておくことは、とても有効な手段です。しかし、予防接種を受けられない場合もあるので注意が必要です。 当記事では、予防接種ではなく、免疫細胞療法で免疫力を高めインフルエンザを予防する方法をご紹介しました。インフルエンザの予防には、免疫力アップが欠かせません。普段から健康管理に注意して、病気に負けない体づくりを心がけましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.12.11 -
- 再生治療
筋断裂からの復帰!手術についてと復帰までの治療期間 筋断裂になると、少しでも早く治して仕事やスポーツなどに復帰したいと誰もが考えると思います。しかし、なかなか治らない状態が続くと「いつ治るのだろう?」「手術しないと治らないのだろうか?」と不安になってくるでしょう。 今回は、筋断裂の度合いによる治療期間や復帰できるまでの期間について解説します。また、なかなか治らない場合は手術するしかないのかについても紹介します。 筋断裂の度合いと症状 筋断裂による痛みや腫れがなかなか治らないと悩んでいる人は、まず自分の筋断裂の度合いと症状について知っておくことが大切です。 筋断裂の度合いはⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度の3つの段階に分けられます。 Ⅰ度: 筋繊維に微細な損傷がある状態です。比較的軽傷なもので、腫れや軽い圧痛などの症状が出ます Ⅱ度: 筋繊維の一部が断裂してしまっている状態です。度合いは中等度になり、腫れ、圧痛、皮下出血などの症状が出ます Ⅲ度: 筋繊維が完全に断裂してしまっている状態です。筋断裂のなかでも最も重度な度合いになり、陥没した腫れ、強い圧痛、皮下出血などの症状が出ます。 筋断裂の治療方法と復帰期間 筋断裂の度合いがⅠ度、Ⅱ度の場合は、安静にして保存療法、理学療法など正しい治療を受けることで、これまでと同じように患部を動かせるようになることが期待できます。 筋断裂から復帰するまでの期間は、軽度であれば2週間くらいで復帰することが可能なこともありますし、中等度であれば2カ月くらいが目安になります。 筋繊維が完全に断裂した筋断裂の場合、軽度、中等度の治療では治らないので、手術をおこなって断裂した部分をつなぐことが検討されることが多いです。 筋断裂は手術でしか治らない? 筋断裂になった場合、軽度や中等度であれば保存療法や理学療法などを継続しておこなうことで治ることが期待できますが、そうした治療方法では治らない重度の場合は手術するのが一般的です。 しかし、近年では手術よりも治療期間が短く、身体や精神的に負担が少ない再生医療も注目を集めています。手術はできれば避けたいという人は、こうした再生医療があるということを知っておいて、選択肢の1つとすることもおすすめです。 まとめ・筋断裂からの復帰!手術についてと復帰までの治療期間 筋断裂の度合いによる治療方法や復帰するまでの期間の目安について、なかなか治らない場合は手術するしかないのかどうかについて紹介しました。 現在では、再生医療という手術以外の治療方法もありますし、適切な治療を受けることで復帰するまでの期間も早くなります。 できるだけ早めに、専門の医療機関でしっかりとした治療を受けることをおすすめします。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.09 -
- 足底腱膜炎
- スポーツ医療
足底腱膜炎は手術を検討するケースも!手術以外の治療法はある? 足底腱膜炎の治療方法はいろいろありますが、手術も治療方法の1つです。 「足底腱膜炎の手術ってどのようなことがおこなわれるの?」「手術をすれば絶対に治るの?」という疑問を持っている人のために、ここでは足底腱膜炎の手術について解説します。 また、手術以外に足底腱膜炎に対して有効な治療方法はあるのかについても紹介します。 手術の前に検討される足底腱膜炎の治療方法 医療機関で足底腱膜炎の治療をする場合、いきなり手術が検討されることはほとんどなく、まずは、外用剤を使用したり、ストレッチしたりしながらできるだけ安静にして様子を見ます。 しばらくの期間、安静にしていても痛みなどの症状が治まらないという場合や、痛みが強いという場合は、ステロイド注射や、装具を使用して立つとき、歩くときの衝撃を和らげる方法が検討されます。 装具はいろいろあって、ヒールカップ(かかとのクッション材)やインソール(靴の中敷き)などはお店で購入することができます。医療機関では、足底板やアーチサポートなど義肢装具士がその人の足に合わせて作ったものを使用します。 足底腱膜炎の手術が検討されるケース 上記で紹介した治療方法を続けていくと、早い場合は数ヶ月、長い場合でも3年くらいで症状が自然に治まっていく場合が多いです。 しかし、なかなか症状が治まらなかった場合や、我慢できないレベルの痛みになって普段の生活にも支障が出るという場合などに手術が検討されることもあります。 足底腱膜炎の手術では内視鏡下で炎症や損傷などで厚くなっている足底腱膜の一部を切り取ります。そうすることで足底腱膜がゆるまるので、歩く、走るなど足底腱膜が引っ張れるような動作をしたときに痛みが生じにくくなります。 足底腱膜炎の手術以外の治療法 足底腱膜炎の症状が重症化した場合に、以前は手術しか選択肢がありませんでした。しかし、現在では衝撃波を身体の外から照射する「体外衝撃波治療法」や、足首の動脈に点滴のように薬剤を投与する「動注治療」、また、再生医療などの治療を選択肢にすることができます。 足底腱膜炎の痛みで悩んでいる人で、最終的には手術を受けるしかないのかと思っていた人もいるかもしれません。また、手術で治療に期間がかかることを避けたい、手術はイヤなので痛みを我慢しているという人もいると思います。 そういった場合、現在では手術以外の方法もあることを知っておくとよいでしょう。 特に再生医療は、アスリートのケガを治療する最先端の治療法として注目を集めており、スポーツ医療の分野でも貢献しています。 まとめ・足底腱膜炎は手術を検討するケースも!手術以外の治療法はある? 足底腱膜炎の手術についてと手術以外の治療法について紹介しました。 当記事で紹介したように足底腱膜炎の治療法はいろいろあるので、自分の症状に合った治療法を選ぶことが大切です。 痛いのを我慢して放置したり、間違った方法でケアしたりしていると悪化してしまう可能性もあるので、足裏の痛みがなかなか治らないという場合は医療機関で早めに診てもらうことをおすすめします。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.12.08 -
- 免疫細胞療法
インフルエンザに毎年かかるのは免疫力が低下が原因か インフルエンザは1度かかったことがあるから免疫があるはず、それなのに毎年冬になるとインフルエンザに感染してしまう。一冬の間に2度インフルエンザにかかってしまった。 このような経験がある方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、インフルエンザに毎年かかってしまう理由や感染しやすい状況について解説し、免疫力をつける治療法についてご紹介します。 免疫があるはずなのに!インフルエンザに毎年かかる理由 毎年インフルエンザにかかってしまうのは、なぜなのでしょうか? インフルエンザには種類があります インフルエンザにはA型B型C型の3種類があります。冬に流行するのはA型とB型で、特にA型は、ウイルスが変化しながら世界中で流行を繰り返しています。 そして、流行するインフルエンザの型は、地域や年ごとに異なるため、一度インフルエンザに感染して免疫を獲得したとしても、その後、別の型のインフルエンザにかかる可能性もあります。 免疫機能は低下することがあります 一度免疫を獲得しても、健康状態によっては免疫機能が低下し、同じ感染症にかかってしまうことがあります。インフルエンザにかかりやすい方は、免疫力が落ちているのかもしれません。 インフルエンザにかかりやすい状況 免疫力が低下し、インフルエンザに感染しやすくなるのは、以下のような状況のときです。 ・湿度が40%以下 ウイルスが浮遊しやすくなります。 ・人混み インフルエンザは飛沫感染なので、流行時の人混みは危険です。 ・口呼吸をしている人 口呼吸をしている人は喉が乾燥しやすくなるため、ウイルスが感染しやすくなります。 ・気温が急激に下がる 気温が急激に下がることにより、体の抵抗力が低下します。 ・睡眠不足、疲労の蓄積、栄養の偏り 免疫が下がるため、感染のリスクを高めます。 ・ストレスや激しい運動 抵抗力を下げる原因になります。 インフルエンザに毎年かかるのが悩み…治療で免疫をつける方法があります! うがい、手洗い、マスクの着用は一定の効果が期待できますが、完璧にウイルスを排除することは不可能です。そして、同じ環境で生活していても、インフルエンザにかかる人とかからない人がいるのは、免疫力が関係しています。 バランスのとれた食生活や十分な睡眠など、健康的な生活を送ることが大切です。インフルエンザが流行する前に、予防接種を受けるのも良いでしょう。 免疫細胞療法で免疫を高める! もう一歩踏み込んだインフルエンザ対策として積極的に免疫力をアップさせる治療法があります。 それは、免疫細胞療法です。患者さんご自身の細胞を利用し、病気にかかりにくい体を目指すことができる治療法でアレルギーや副作用の心配がないという利点があります。 まとめ・インフルエンザに毎年かかるのは免疫力が低下が原因か インフルエンザにかからないようにするためには、日ごろから、免疫力を高められるような睡眠・運動・食事を意識した生活習慣を送ることも意識してみてください。 もし、インフルエンザにかかってしまったときは、なるべく早く回復することが必要ですから、早めに医療機関を受診して無理せずゆっくり休んでくださいね。 インフルエンザにかかると、学校や仕事を1週間は休まなければなりません。周囲にも迷惑をかけますし、何より自分がつらい思いをしてしまいます。 インフルエンザに毎年かかる、免疫が低いのかも?と悩んでいる方は、免疫力をアップする免疫細胞療法を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.05 -
- スポーツ医療
- 再生治療
筋断裂による後遺症(コンパートメント症候群)とは 筋断裂を起こした場合、気を付けなければならないのが筋断裂による後遺症です。筋断裂を起こした際にきっかけで後遺症が残ってしまうと、長い期間痛みや動きの制限などで悩まされることになってしまいます。 今回は、筋断裂による後遺症にはどのようなものがあるかについて解説し、後遺症を残さないためにどういった点に注意していけばよいのかについて紹介します。 コンパートメント症候群とは?! 筋断裂による後遺症として代表的なのがコンパートメント症候群です。 コンパートメントとは、区画という意味です。ふくらはぎなどには区画された部屋のような部分がありますが、筋断裂による内出血でその区画された部分に血液が溜まってしまうことがあります。 そして、区画内で血液が溜まってしまうと、その中にある血管や神経が圧迫されるため、痛みやしびれなどの症状が出てきます。 また、区画内の組織が圧迫された状態が強くなると筋肉の壊死や神経障害などが起こり、さまざまな機能障害の後遺症が残る可能性があります。 筋断裂による後遺症(骨化性筋炎)とは 筋断裂がきっかけとなる後遺症には骨化性筋炎というものもあります。 骨化性筋炎とは筋肉内に骨様組織が形成させることによって、腫れや痛み、関節の屈曲に制限がかかるなどの症状が出るものです。 筋断裂で内出血して血液が溜まったときに、そこへ骨を形成する働きを持った細胞が侵入してしまうのが原因であるため、太ももの前側のように骨に近い部分で筋断裂が起こった場合に発生しやすいのが特徴です。 筋断裂による後遺症を残さないために注意すべきこと 筋断裂の後遺症であるコンパートメント症候群や骨化性筋炎などにならないようにするためには、決して無理をしないことが大切です。 スポーツや作業などで筋断裂になった場合、 ・痛みや腫れを我慢してスポーツや作業を続ける ・安静にしていたら痛みが軽くなったので、完治しないうちにスポーツや作業を再開する などをすると、コンパートメント症候群や骨化性筋炎になってしまう可能性があります。 スポーツや作業を休めないと無理してしまうと、後遺症が残り、長い期間つらい症状に悩まされたり、スポーツや作業ができなくなったりするので注意しましょう。 まとめ・筋断裂による後遺症(コンパートメント症候群)とは 筋断裂による後遺症にはどういったものがあるか、また、後遺症を残さないために注意すべきことについて紹介しました。筋断裂がきっかけで後遺症を残さないためには決して無理をしないことが大切です。医療機関で適切な治療を受けるようにしましょう。 近年は、スポーツ医療も進歩し、従来の治療法だけでなく再生医療など高い効果が期待できる治療法もあります。まずは専門医にご相談くださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.02 -
- 再生治療
- 足底腱膜炎
人口の1割くらいの人がなると言われている足底腱膜炎は、最初は我慢できる程度の症状です。しかし、悪化して重症になり、つらい症状が出てしまうこともあるため、早めの対処が必要です。 ここでは、足底腱膜炎が悪化して重症になるとどのような症状が出るのかについて、また、足底腱膜炎が重症になった場合、どのような治療が検討されるのかについて紹介します。 足底腱膜炎が重症になるとどうなる? 足底腱膜炎が軽度の場合は、 ・長時間立ちっぱなしになると足の裏にしびれや痛みが生じる ・歩行やランニングで足が地面に着く際に痛みが生じる などが、主な症状です。 重症になると、 ・立ちっぱなしや動いている時に生じる痛みが激しくなる ・立ったり動いたりしていなくても痛みが生じる などの症状になります。 また、足の裏に痛みを伴うしこりができることもあります。 足底腱膜炎が重症になった場合はどんな治療をするの? 足底腱膜炎が軽度である場合は、足を休ませる保存療法や、インソールやストレッチなどで痛みをコントロールする理学療法、湿布や内服薬、ステロイド注射といった薬物療法などが行われます。 しかし、こうした方法で痛みが治まらない、改善が見られないというような重症の場合は手術も検討されます。手術では骨と足底腱膜がつながっている部分など、損傷や炎症が起きている部分を切除します。 体外衝撃波疼痛治療で痛みをとる方法がある 足底腱膜炎が重症になった場合の治療法として手術があることを紹介しましたが、手術はできるだけ避けたいと考える人も多いと思います。また、身体への負担を考慮して高齢者など手術を見送る場合もあります。 以前は重症になった場合は手術しか選択肢がありませんでしたが、近年ではスポーツ医療の進歩によって、手術よりも負担がはるかに少ない治療装置による治療もおこなわれるようになりました。 その装置は体外衝撃波疼痛治療装置と言われるもので、痛みを感知する神経に衝撃波をあてることで痛みが緩和したり、血流が良くなって損傷部分の組織が修復されたりするという治療法です。 再生医療で治療できる可能性も!? 近年は自分の細胞を用いて損傷した部分の再生・修復を図る「再生医療」にも注目が集まっています。再生医療もアレルギーなどの副作用が少なく、治療期間が短くて済む負担が少ない治療法です。 まとめ 足底腱膜炎が重症になるとどのような症状が出るか、また、重症になった場合の治療法について紹介しました。当記事で紹介したように、現在ではスポーツ医療の進歩により、重症になっても手術以外の治療で痛みの緩和や治癒を目指す方法を選択できるようになりました。 とはいっても、足底腱膜炎は重症になる前に予防することが大切です。 足の裏や踵が痛いという場合や、つっぱりを感じるという場合は無理をせずに安静にすることが大切です。また、早めに医療機関を受診することをおすすめします。 こちらも併せてご参照ください
2019.12.01 -
- ゴルフ肘
- 肘
TFCC損傷はゴルフをやっている人に多いって本当? ゴルフが趣味で、暇さえあればゴルフの練習をしたり、ゴルフ場へ行ったり、ゴルフに夢中という方は多くおられると思います。 しかし、そんなゴルファーに気を付けて欲しいのが、TFCC損傷という手の病気です。TFCCとは、三角線維軟骨複合体といい、手首の小指の方にある靱帯と軟骨の複合組織です。 今回は、どのような動作をすることでTFCC損傷になるのか、ゴルファーがTFCC損傷を避けて楽しくゴルフを続けていくためには、どのような点に注意したらいいのかについて紹介しましょう。 TFCC損傷はゴルフなどのスポーツをやっている人に多く発症する 手首の外側にあるTFCCの損傷はゴルフを始めスポーツをやっている人に多くみられます。 ゴルフでは、スイングをしたときに手首を捻る動作をすることが多くなります。その動作がTFCC(三角線維軟骨複合体)といわれる部位に大きな負担がかかるため、損傷を起こすことがあるのです。 TFCC損傷は、ゴルフの他にもテニスやバトミントンなどでスピンをかけようとしたときや、野球でキャッチャーが捕球したときなどに、TFCCに大きな負担がかかって損傷することがあります。 ゴルフでTFCC損傷にならないために ゴルフでTFCC損傷にならないようにするためには、普段からウォーミングアップやクールダウンをしっかりすることが大切です。 プロのゴルファーの場合は、練習や試合による使い過ぎ(オーバーユース)が主な原因になりますが、一般の人の場合はウォーミングアップや、クールダウンが十分ではないことが主な原因と考えられます。 想い起こしてほしいのですが、ゴルフは、他の運動と比べても激しく動き回るということがないため、他のスポーツで見られるようなウォーミングアップやクールダウンを、ついつい疎かにしてしまいがちです。 しかし、手首に負担がかかってTFCC損傷を発症してしまうと、ゴルフを楽しめなくなってしまいますから、ウォーミングアップやクールダウンといった準備やアフターケアをしっかり行いましょう。 また、何より身体に負担が掛からない正しいスイングを心がけることも、手首の関節への負担を軽減させるために大切です。 ゴルフの上達にもつながることですから、しっかりとスイングチェックもしましょう! TFCC損傷は、スポーツ以外でも発症します TFCC損傷は、ゴルフをはじめ、テニスやバトミントン、野球などスポーツをしている人がなりやすいと紹介しましたが、実は、TFCCになるのはスポーツをしている人だけではありません。 例えば、自動車でハンドルを握ったまま衝突事故に遭ってしまったり、歩行中や自転車走行中に転倒してしまったりしたときにTFCC損傷になってしまうこともあります。 また、重い鍋やプライパンを日常的に扱う料理人、赤ちゃんを毎日、長時間抱っこする、介護などで抱き上げ等、手首に負荷がかかることを繰り返すなどでも、TFCC損傷を発症することがあります。 まとめ・ TFCC損傷はゴルフをやっている人に多いって本当? TFCC損傷は、ゴルフを熱心にやっている人がなりやすい病気です。 また、ゴルフだけでなく他のスポーツや、日常生活の仕事で手首に負荷がかかる状態になると発症することもあります。 ゴルフなどのスポーツをする際は、ウォーミングアップやクールダウンをしっかり行って予防をしましょう。 また、手首に痛みが生じてしまった場合は、なるべく安静にし、痛みが引かない場合は医療機関で診てもらうようにしてくださいね。 症状が悪化して手術が必要となった場合、一般的な手術の他にも近年では再生医療という治療法があります。 TFCC損傷で悩んでいる人は再生医療の情報についてもチェックしてみることをおすすめします。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.30