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- 足底腱膜炎
- スポーツ医療
足底腱膜炎の痛みにステロイド注射は効果的? 足底腱膜炎の治療法はいろいろありますが、その1つにステロイド注射による治療もあります。今回は「足底腱膜炎の治療」でおこなわれる「ステロイド注射について」ご紹介します。 足底腱膜炎でステロイド注射が検討されるケース 足底腱膜炎の治療は、足の裏への負担を減らすためにインソール装着やストレッチ、筋力訓練をおこなったり、湿布や内服薬などを使用したりするところから始まるのが一般的です。 足底腱膜炎の状態が軽度であれば、こうした治療を受けながら安静にしておくことで、徐々に回復していくケースが多いです。しかし、こうした治療をおこなって長期間が経っても改善しない場合や、生活に支障が出るほど痛みが強い場合などに、ステロイド注射による治療が検討されます。 ステロイド注射とは ステロイド注射という言葉は耳にしたことはあるけど、具体的にどういったものかよくわからないという人もいると思いますので、ここでご紹介しますね。ステロイド注射とは免疫を弱めたり、アレルギー反応や炎症を抑えたりする薬を注射で体内に注入する治療法です。 この薬の元になっているのは人の体内で作られるホルモンで、副腎皮質でつくられたホルモンのなかの糖質コルチコイドが用いられるため、副腎皮質ステロイド、コルチコステロイドとも言われます。 ステロイドというと副作用が強いというイメージがあるかもしれません。しかし、反応に注意し、適切に使用されれば問題ありません。 ステロイド注射で足底腱膜炎の痛みが緩和 足底腱膜炎の治療でおこなわれるステロイド注射は、足底腱膜の炎症を抑えることで痛みを緩和させるというものです。ステロイド注射をおこなうことで、非ステロイド系の湿布や内服薬などを使用しても改善できなかった「痛みが緩和する」ケースがあります。 しかし、ステロイド注射の効果があったからといって繰り返しステロイド注射をおこなっていると段々と効かなくなってしまったり、腱膜や踵の下にある脂肪体が損傷してしまったりする可能性があるので、回数が制限されるケースがほとんどです。 まとめ・足底腱膜炎の痛みにはステロイド注射は効果的なのか 足底腱膜炎の治療でおこなわれるステロイド注射について紹介しました。ステロイド注射をおこなうかどうかは、足底腱膜炎の状態をしっかりと見極める必要があります。ステロイド注射は、痛みを緩和する効果を期待することはできます。 このステロイド注射で改善が見られない場合でも、現在のスポーツ医療では手術以外にも、自分の細胞を使用した「再生医療」などの治療法があります。まずは、専門医に相談し、自分に合った治療法を見るけることが大切です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.09.27 -
- スポーツ医療
腱鞘炎を早く治すための治療方法と治療期間について 腱鞘炎を早く治したい!ここでは、腱鞘炎の治療方法と治療期間についてご説明させていただきます。 腱鞘炎とは、手で同じ動作を何度も繰り返すことで起きる疾患です。手の指がこわばって動かしづらくなったり、指の関節が「カクッ」となったり、いきなり激痛が走ることもあります。 私たちは、手を使わずには生活できませんから、なんとか早く治したいですよね。そこで今回は、腱鞘炎の治療方法と治療期間、慢性化した場合の治療方法について解説します。 腱鞘炎の治療方法 腱鞘炎の治療方法は、症状によって段階があります。 ・患部を安静に保つためにテーピングや湿布をする ・痛み止めとして塗り薬や内服薬を使用する ・痛みが強い場合は患部にステロイド薬を注射する ・注射でも効果がない場合は、腱鞘を切開する手術を行う 腱鞘炎の治療では、痛みがあるときはなるべく安静にすることが基本です。いくら効果の高い治療をしても、手を酷使していてはなかなか治りません。無理をして悪化することのないように注意してください。 腱鞘炎の治療期間 腱鞘炎は、どの程度の治療を続けたら治るのかと不安になる方もいらっしゃると思いますが、治るまでに必要な期間は個人差があると言わざるを得ません。 テーピングをして「手を動かさないようにして治る人」もいれば、「注射で治る人」もいます。治療期間は「数ヶ月かかる人」もいれば、「数年間治療を続ける人」もいるほどです。 症状の重さと治療方法の相性で治療期間はケースによってさまざまです。大切なのは「早いうちに治療を始める」ことと「なるべく手を休めるようにする」ことです。 ゲームやゴルフなど趣味が原因で腱鞘炎になった場合は、治るまで趣味を諦めるのが賢明でしょう。家事や育児、仕事で手を使う作業が必要になる場合は、痛い部分に負荷がかからないようテーピングや、専用のサポーターを付けるなどすることが可能です。 これらは医療機関を受診された折に、その方法をお聞きになられることをお薦めします。素人判断で誤った方法で行うと逆効果になることもあります。 腱鞘炎が慢性化した場合の治療方法 腱鞘炎は、できれば症状の軽いうちに、湿布や塗り薬また、テーピング等の使用で治してしまいたいものです。ただ、一度良くなったとしても、同じ生活習慣を続けていると再発する可能性が高いのでご注意ください。 普段から手に負担をかけないように意識しましょう。 慢性化してしまった腱鞘炎や、アキレス腱炎などの治療法として、近年は再生医療が注目されています。自己培養幹細胞治療、PRP療法は、炎症を起こした患部の機能回復に効果が期待できる治療法でスポーツ医療の領域でも大きく貢献しています。 ▼ 再生医療に関する詳細は以下をご覧下さい 自分自身の自ら再生しようとする力、自然治癒力を活かした最先端の医療です まとめ・腱鞘炎を早く治すための治療方法と治療期間について 腱鞘炎の治療は、それぞれの症状に合わせて段階的に行われます。腱鞘炎になって数日間手を休めていただけて治ってしまう人がいる一方、数ヶ月間治療を続けている人もいます。 腱鞘炎になってしまったときには、まず、患部を安静に保つことが治療の基本です。そして、悪化を防ぐためには、早めの対処が必要です。痛みがあるときは、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.12.27 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝の痛み!膝へのヒアルロン酸注射にリスクはあるか? 膝の痛みや腫れは、日常生活に支障が生じることがありますし、スポーツをする人にとっては大きな問題になります。 膝の治療には、ヒアルロン酸注射が用いられることが多いですが、注射をすることで膝が腫れるという話を聞いたことがある方は多いかもしれません。もし本当に腫れるなら、心配になるはずで、腫れるのが嫌で治療をためらってしまう方も少なくないでしょう。 そこで今回は、ヒアルロン酸を膝に注射することによって腫れるなどのリスクについて解説します。 膝にヒアルロン酸注射の効果とリスク:膝の動きがスムーズ!でも腫れる? 膝関節にある軟骨の主成分はヒアルロン酸ですが、このヒアルロン酸は加齢によって減少していきます。さらに、炎症によって膝関節に増えすぎたサラサラの関節液は、本来の粘性の関節液のような潤滑剤の役割を果たすことができません。 膝に痛みや腫れがある人にヒアルロン酸注射をするのは、ヒアルロン酸を補って軟骨を保護し、膝の動きを滑らかにすることが目的です。 しかし、ヒアルロン酸は体内に吸収されるため、1回の注射では効果を発揮することができません。ヒアルロン酸注射は、最初は1週間に1回を5週行います。そしてその後は症状を見ながら2週間に1回を5~10回行うことになるでしょう。 つまり、それだけの回数、膝関節に注射をすることになります。 そして、ヒアルロン酸注射を行った場合、頻度は高くないですが、細菌に感染し化膿性関節炎を起こすことがあります。膝の中は無菌に近い状態なので感染に弱く、皮膚に汚れが残っていたり注射後にこすったりすることで感染リスクが高くなります。 もし、ヒアルロン酸注射の後に膝関節全体が腫れる、熱を持っている、痛みがひどくなったという場合は感染の可能性があるので早めの受診を検討してください。 ただし、通常の場合でも、ヒアルロン酸注射をした部分が数日間腫れることもあり、腫れたら必ずしも感染を起こしているというわけではありません。専門医の診断が必要です。 膝のヒアルロン酸注射のリスクを回避:さらに効果的な新たな治療法とは? ヒアルロン酸注射は、膝の痛みや腫れに対する効果が期待できる治療法です。また、外科的な手術よりも1回の治療時間が短く、負担が少ないというメリットもあります。 しかしその一方で、注射を行う回数が多いというデメリットがあります。注射をしてから数日は注射の痕が少し腫れることもありますし、細菌感染を起こすと膝が腫れる、痛みが増強するなど、症状が前よりもつらくなってしまうこともあります。 注射の回数が多いということは、それだけリスクもあるということです。 そんな中、近年スポーツ医療で注目されているのが再生医療です。自身の脂肪から幹細胞を採取し、それを膝関節に注入するという方法です。これもヒアルロン酸と同じように膝に注射をしますが、幹細胞が損傷した軟骨や靭帯を修復するので、注射の回数は少なくて済むメリットがあります。 まとめ・膝の痛み!膝へのヒアルロン酸注射にリスクはあるか? 膝の痛みや腫れの治療に用いられるヒアルロン酸注射では、特に感染を起こしていない場合でも、膝が腫れることがあります。 また、細菌感染を起こしてしまうと、膝が全体的に腫れる、痛みが増強するといった症状が出現し、前よりも症状がつらくなってしまう場合もあります。 ヒアルロン酸は体内に吸収されてしまうため、何度も注射をしなくてはなりません。注射の針を刺す回数分、感染のリスクがあるということになります。 しかし、近年スポーツ医療でも注目されている再生医療であれば、自身の脂肪から採取した幹細胞を膝関節に注入することで、損傷した軟骨や靭帯を修復させる効果が期待できます。 治療期間も短い、副作用やアレルギーの心配も少ないなど、メリットが多い治療法です。 膝が腫れる、痛みがつらいという症状で悩んでいるのであれば、再生医療も治療法の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.08.28 -
- 免疫細胞療法
インフルエンザにかからない方法 /3つのポイント 絶対はずせない予定があるときには、インフルエンザにかかりたくないですよね。しかし、インフルエンザにかからない方法はあるのでしょうか。 インフルエンザは口や鼻、目などの粘膜からウイルスが侵入する飛沫感染によるものが多いです。感染防止にはできるだけウイルスとの接触を防ぐべきです。ウイルスとの接触があったとしても、体の防御機能が適切に働いていれば感染することはありません。 インフルエンザにかからない方法として、3つのポイントをご紹介します。 インフルエンザにかからない方法【ポイント1/正しい手洗い】 インフルエンザウイルスは呼吸器から侵入して感染を引き起こします。そして、多くはウイルスに汚染された物に触れた手を介して感染しています。外から帰宅した後や料理をする前、食事の前には手を洗いましょう。 ・石けんを使い、手のひらをこすり洗いする ・手の甲、指先、爪の間、指の間をよく洗う ・親指をねじり洗いする ・手首をねじり洗いする ・流水でよく洗い流す ・タオルで水分をふき取る 顔にもウイルスは付着しているので、帰宅後に洗顔するのも効果的です。 インフルエンザにかからない方法【ポイント2/部屋の加湿】 空気が乾燥して湿度が40%以下になると、ウイルスは浮遊しがちで感染力も持続しやすくなります。ウイルスの活動を抑えるためには、加湿器を使って部屋の湿度を50〜60%に保ちましょう。 のどの防御機能を維持するためにも、部屋の加湿は有効です。こまめに湿度をチェックしましょう。加湿器のない場所では、マスクの着用や濡れたタオルを干しておくのも効果的です。睡眠中も乾燥しないように注意してください。 インフルエンザにかからない方法【ポイント3/免疫力を保つ】 免疫力が落ちていると、予防接種を受けていてもインフルエンザに感染してしまうことがあります。免疫力を保つためには、日頃の健康管理が大切です。 ・充分な休養と睡眠をとる ・健康的な食生活を心がける ・規則正しい生活を送る ・ストレスを避ける 寝不足が続いたり、疲労がたまっていたりするときは免疫力が低下して、インフルエンザに感染しやすくなります。そこで、免疫力を高める治療法として、免疫細胞療法があります。 免疫細胞療法とは、自分の免疫細胞の力で、病気にかかりにくい体を作ることを目的とした安全な医療です。興味のある方は、詳細をチェックしてみてくださいね。 まとめ・インフルエンザにかからない方法 【3つのポイント】 インフルエンザにかからない方法として3つのポイント【1.正しい手洗い 2.部屋の加湿3.免疫力を保つ】をご紹介しました。なるべくウイルスとの接触を避け、体調を整えておきましょう。 流行前のワクチン接種と人混みに出かけないことも感染予防につながります。「インフルエンザにかかったかも?」と思ったときは、早めに医療機関を受診してくださいね。 そして、インフルエンザなどの感染症にかかりにくくなるための、免疫細胞療法についても検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.27 -
- 肩
- 再生治療
肩の腱板断裂!?それってどんな症状?原因や治療方法を解説! 肩腱板断裂の症状は、肩が痛いという症状から、五十肩と間違えやすい症状です。しかし、五十肩と肩腱板断裂では、治療が異なってくるため注意が必要です。 本記事で述べる症状に当てはまる場合は、「肩の腱板断裂」が起こっている可能性があります。 今回は肩の腱板断裂について、その症状や原因、治療方法を詳しく解説します。 肩の腱板断裂の症状とは? 肩腱板断裂の症状は、肩を動かした時の痛みです。肩の腱板断裂が発生しても腕の挙上が可能な場合が多いですが、腕を目の高さまで上げると痛みが出てくるのが特徴です。 断裂が進行すると、夜間の肩の痛みがひどくなります。 また、腕の上げ下げをした際に引っかかるような感じがする、ゴリゴリという音が出たりすることがあります。断裂が大きい場合は、物を持ち上げにくいなど、筋力低下を感じることがあります。 肩が痛いという症状から、五十肩かな?と自己判断することがあるかもしれません。しかし、五十肩と肩腱板断裂では、治療が異なってくるため注意が必要です。 以下の場合は、「肩の腱板断裂」が起こっている可能性があります。 ・肩の痛みはあるけれど腕の挙上はできる ・腕の上げ下げをすると引っかかるような感じがする ・腕を上げ下げするとゴリゴリと音がする ・物を持ち上げにくいなど筋力の低下を感じる ・夜間に肩の痛みがある ・症状が半年以上続く 特に転んで手をついた覚えがある、肩を使うことが多いという人は要注意です。 肩の腱板断裂の原因とは? 肩の腱板腱板は、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋という4つの筋肉で構成され、肩甲骨と上腕骨(腕の骨)をまたぎ、肩関節を動かすのに重要な役割を果たしています。 筋肉は筋繊維という繊維でできており、その筋繊維が断裂した状態が腱板断裂です。肩の腱板断裂は、肩腱板が断裂した状態のことをいいます。 肩の腱板断裂の原因は、転んだ時に強く手をついた、腱板の老化、肩関節の使い過ぎといったものがあります。腱板は加齢とともに衰えていくため、肩の腱板断裂は中高年に多く発生します。 また、腱板を使いすぎることでも肩の腱板断裂は発生するので、野球やバレーボールのような肩を使うスポーツは発生のリスクが高いといえます。 肩の腱板断裂の治療について 肩の腱板断裂には、さまざまな治療法があります。 保存療法 三角巾などを用いて肩関節を固定します。スポーツをしている人も、まずは損傷した腱板を休める必要があります。 薬物療法 肩の痛みがある場合は痛み止めの内服や、湿布を貼って治療します。炎症や痛みが強い場合はステロイド剤を注射することもあります。 手術療法 保存療法や薬物療法で症状の改善が見られない場合は、手術を行うことがあります。断裂した腱板をできるだけ元の位置に縫い付けるという治療です。 手術療法では、感染や神経損傷、術後出血といった合併症を起こすリスクがあります。 リハビリテーション 痛みが軽減してきたら、関節の動きや柔軟性を見ながらリハビリテーションを行います。手術をしない場合は、残った腱板の動きをよくするリハビリを行いながら、筋力トレーニングも行っていきます。 手術をした場合、日常生活動作ができるようになるまでに、数か月かかると思った方がいいでしょう。スポーツ医療でもこのリハビリ期間を大切にしています。 スポーツ復帰まで半年くらいかかることもありますが、状態を見ながら慎重に復帰の時期を決める必要があるのです。 再生医療 スポーツ医療で近年注目されているのが「再生医療」です。自身の脂肪から採取した幹細胞や、血液から採取した血小板を用いて、損傷した肩腱板を修復させるという治療方法です。 自身の細胞や血小板を用いるため、副作用や後遺症が起こるリスクが低いです。また手術よりも治療期間を短縮できる可能性もあります。 まとめ・肩の腱板断裂、それってどんな症状?治療方法と原因を解説! 肩の腱板断裂に対する治療は、保存療法・薬物療法・リハビリがメインですが、これらで症状の改善が見られない場合は手術を行うこともあります。 そして、近年スポーツ医療で注目されている再生医療という治療法もあります。再生医療はとてもメリットが多い治療法です。肩の腱板断裂を治療するための選択肢として、検討してみる価値があると言えるでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.10.09 -
- スポーツ医療
筋断裂は太ももに起こりやすい!再発しやすい太ももを筋断裂から守るための予防法 太ももは、筋断裂の起こりやすい代表的な部位の1つです。また、太ももの筋肉は日常生活やスポーツなどでよく使う部分なので再発しやすいのも特徴です。そのため、筋断裂を起こさないように日頃からしっかりと予防しておくことが大切です。 今回は、太ももの筋断裂予防方法について紹介します。 ストレッチで太ももの筋断裂を予防 筋断裂は筋肉の柔軟性が悪くなっていると起こりやすくなります。そのため、太ももの筋断裂を起こさないための予防としてストレッチを行うことをおススメします。 太もものストレッチのやり方は、まず仰向けになって両足を伸ばします。そして、足を伸ばしたまま身体と垂直になるようにゆっくりと上げていきます。上げることができるところまで上げたらその位置でしばらく停止して、またゆっくりと元に戻します。 この動作を30秒くらいかけておこなうのを3セットから5セットくらいおこないましょう。ゆっくりと動かすことと、太ももの筋肉が伸びているのを意識しながら行うのがポイントです。 筋力トレーニングで太ももの筋断裂を予防 筋断裂は筋力が低下することでも起こりやすくなるので、筋肉トレーニングで筋力を維持したり強化したりするのもおすすめです。 筋力トレーニングの方法は、まずうつぶせの状態になって足を伸ばしたままゆっくりと上へあげて戻すという動作を繰り返す方法(ヒップエクステンション)や、うつぶせの状態から膝をゆっくりと垂直になるまで曲げて戻すという動作を繰り返す方法(レッグカール)などがあります。 大腿四頭筋とハムストリングの筋肉のバランスが悪いと筋断裂を起こしやすくなるので、筋力アップだけではなくバランスを意識しながらトレーニングしていきましょう。 太ももの筋肉について 身体のなかで筋断裂を起こしやすい筋肉が太ももの表側にある大腿四頭筋と太ももの裏側にあるハムストリングです。 大腿四頭筋とは、内側広筋、外側広筋、大腿直筋、中間広筋という4つの筋肉の総称で、身体中の筋肉のなかでも一番大きな筋肉になります。膝を伸ばす働きがあって、ダッシュしようとしたり、走っている状態から急に止まろうとしたりした時などに筋断裂を起こしやすいです。 ハムストリングは半膜様筋、半腱様筋、大腿二頭筋という3つの筋肉のことです。膝を曲げる、股関節を伸ばすなどの動作に大きく関わっていて、ダッシュをしようとしたときや、ジャンプや着地などをした時などに筋断裂を起こしやすいです。 まとめ・筋断裂は太ももに起こりやすい!再発しやすい太ももを筋断裂から守るための予防法 太腿は、筋断裂を起こしやすい部位です。ストレッチや筋力トレーニングを行うことで予防につながります。当記事でご紹介したストレッチや筋力トレーニングの方法をぜひ、参照してみてくださいね。 ストレッチや筋力トレーニングは筋断裂の予防におすすめですが、太ももに痛みがある時は無理しておこなわずに、痛みがなくなってからおこなうようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2022.12.29 -
- 足底腱膜炎
- スポーツ医療
陸上選手は足底腱膜炎になりやすい!症状と予防のためのトレーニングとは 足の裏に痛みが生じる足底腱膜炎の原因は、加齢などによる筋力の低下や立ち仕事などで長時間立ちっぱなしなることなどいろいろありますが、運動による足の酷使も主な原因の1つです。 運動のなかでも足底腱膜炎になる人が多いのは、陸上競技をおこなっている人です。 今回は、陸上競技をやっている人が足底腱膜炎になりやすい理由や、足底腱膜炎にならないためにどうすればいいのかについて解説します。 陸上選手が足底腱膜炎になりやすい理由 足底腱膜とは足裏全体を覆っている腱の膜で、足が受ける衝撃を和らげる役割を果たしています。 陸上競技で走ったり、ジャンプしたりする際も足底腱膜は足が受ける衝撃を和らげようとしますが、その際に大きな負荷がかかります。こうした負荷を受け続けていると足底腱膜が炎症を起こして痛みが発生します。 そして、走ったり、跳んだりして足へ負担をかけることが多い陸上選手は足底腱膜炎になりやすいですが、なかでも扁平足の人や、土踏まずのアーチが高過ぎる人などは、足底腱膜が受ける負荷が大きくなるため炎症を起こしやすくなります。 足底腱膜炎の症状とは? 足底腱膜炎の症状で代表的なのが、起床して立ち上がり歩こうとしたときの第一歩目で痛みが生じることです。 発生した痛みは長く続かないケースが多いです。 その他にも、長時間立っていると痛みや痺れが生じたり、地面に足が着いた時に痛みが生じるケースもあります。 朝起きたときは痛いけれど日中はたいしたことないという人や、足を動かすと痛いけど我慢できる程度の場合は、痛みを我慢して陸上競技を継続する陸上選手もいるかもしれません。 しかし、無理をして足を酷使すると、悪化してしまい、痛くて歩くのもつらいという状態になる可能性があります。 ですから、痛みがある時は安静にしておくべきです。 足底腱膜炎の予防におすすめのトレーニング 足底腱膜炎の予防として有効なのが足の指のトレーニングです。足の指を支える筋力が低下していると足底腱膜に負荷がかかりやすくなって足底腱膜炎になりやすくなるので、陸上のトレーニングと共に足の指を鍛えましょう。 足の指を鍛える方法として、タオルを使ったトレーニングを紹介します。 トレーニング方法は、簡単です。タオルを開いた状態で床に置いて、タオルの端の方を踏んで立って、足の指でタオルをつかんで手前にたぐり寄せるという動作を繰り返します。足の指を大きく動かすことを意識しておこなうのがポイントです。 まとめ・陸上選手は足底腱膜炎になりやすい!症状と予防のためのトレーニングとは 陸上競技をやっている人は足底腱膜炎に注意すべきであることや、足底腱膜炎の症状、予防としておすすめのトレーニングを紹介しました。 最近は、スポーツ医療の進歩によって足底腱膜炎の治療も進歩しています。足底腱膜炎で悩んでいる人は、放置せずに医療機関で診てもらうことをおすすめします。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください https://africatime.com/topics/5775/
最終更新日:2023.10.04 -
- ひざ関節
- 再生治療
ヒアルロン酸注射は、膝の痛みの改善にも効果が期待できる治療法の1つですが、感染の不安がある人もいるかもしれません。 今回は、膝の治療の選択肢のひとつであるヒアルロン酸注射について、感染のリスクはあるのかどうかについて詳しく解説します。 こちらもご参照ください 膝にヒアルロン酸注射をすると感染が怖いの? 膝の軟骨が損傷すると、関節液を分泌している滑膜が炎症することがあります。滑膜が炎症を起こすと、サラサラの関節液が過剰に分泌されるようになり、本来粘性である関節液のような潤滑剤の役割を果たせません。 このような状態になっている膝にヒアルロン酸を注入すると、関節液に粘性がでてくるため膝の動きを滑らかにする効果が期待できます。そして、軟骨にヒアルロン酸が補充され、傷ついた軟骨を保護し炎症を抑える効果や、炎症を抑えることで、膝の痛みの軽減も期待できます。 このように、ヒアルロン酸は膝の痛みの治療に効果的なのですが、感染のリスクがあるという話も耳にします。本当に感染のリスクがあり、危険なのでしょうか? 膝にヒアルロン酸を注射すると感染のリスクがある? どのような治療法でも、良い作用だけでなく副作用やリスクがあるものです。膝へのヒアルロン酸注射も、頻度は少ないのですが感染のリスクがあることが報告されています。 膝に直接針を刺してヒアルロン酸を注入しますが、関節の中を流れる血液は少なく、無菌の状態になっています。血流が少ないのはそれだけ感染に弱いということで、注射をする際は万が一の感染に備えてしっかりと対策をする必要があります。 また、ヒアルロン酸注射は週1回を5週、その後は症状に合わせて2週に1回を5~10回行う必要があります。それだけの回数針を刺すため、それだけ感染のリスクがあるとも言えます。 膝へのヒアルロン酸注射で感染を起こすとどんな症状が出るの? ヒアルロン酸注射による細菌感染で多いのが化膿性関節炎です。 悪化すると膝の痛みが注射前よりも強くなったり、関節の動きが悪くなったりすることもあります。注射後に熱が出る、膝が腫れる、痛みが強くなったという症状があれば早めに受診してください。 膝にヒアルロン酸注射をすると感染が不安!という方へ 近年、再生医療が注目されるようになり、スポーツ医療でも多く取り扱われるようになっています。 再生医療では、自己細胞から採取した幹細胞を膝関節に注入し、幹細胞が損傷した靭帯や軟骨を修復させる効果を期待するという治療法です。 幹細胞の注入は針を刺す回数が少なく、感染のリスクが少なくなります。また、患者さん自身の細胞を用いるため、アレルギーや副作用のリスクも少ないというメリットがあります。 まとめ ヒアルロン酸注射は膝の痛みや腫れの治療として広く知られていて、効果も期待できますが、感染のリスクがあります。 近年スポーツ医療の分野でも注目を集めている再生医療は、治療回数が少なく済み、自身の幹細胞を用いるので副作用や後遺症が起こるリスクも低く、安全性が高いと言えます。 膝の痛みなどの症状で悩んでいる方は、再生医療による治療も選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。
最終更新日:2023.08.29 -
- 腰
- スポーツ医療
腰にも起こる筋断裂は年齢、運動不足が原因!ハーフスクワットで撃退しよう 腰の筋肉は、身体を支えるほか、色々と大切な役割を果たしています。そのため日常生活のさまざまな動きによって負担がかかりやすいところでもあります。そうした負担や、さまざまな原因が重なると「筋断裂」を起こしてしまう可能性がありますので注意が必要です。 今回は、腰の筋肉の役割や腰に筋断裂が起こる原因について解説し、筋断裂の予防としておすすめの「ハーフスクワット」についても紹介します。 腰に筋断裂が起こる原因 腰の筋断裂は、スポーツなどの激しい動きをした時や重い物を持ち上げようとしたときの他にも、咳やくしゃみをした時や床にあるものをしゃがんで取ろうとした時、起き上がろうとした時など、日常生活の何気ない動きをしている時などにも起こしてしまうことがあります。 また、腰の筋肉が疲労や同じ姿勢で長時間過ごすことによって柔軟性を失ったり、加齢や運動不足などで筋力が低下してしまっていたりすると、筋断裂が起きやすくなります。 腰の筋肉の役割 腰の筋肉は、姿勢を安定させたり、骨盤や内臓を支えたりといろいろな役割を果たしています。また、腕を回す、振る、歩行や走行時に足をスムーズに前へ出すなど手足の動作にも大きく関わっています。 そんな腰の筋肉に筋断裂が起こってしまうと、こうした役割をじゅうぶんに果たせなくなるので、日常生活に大きな支障をきたしてしまいます。 腰の筋断裂予防にハーフスクワットが効果的! 腰の筋断裂になる原因の1つが老化や運動不足などによる筋力の低下なので、普段から腰や周辺の筋肉を鍛えておくことが予防につながります。そのトレーニングでおすすめの1つがスクワットです。 スクワットは、足腰、お腹周りなど身体を支えている筋肉をバランスよく鍛えることができます。普段運動をおこなわない人や、筋断裂になってリハビリとしてスクワットをする人は、スクワットをするよりも負荷が軽いハーフスクワットがおすすめです。 ハーフスクワットのやり方は、まず肩幅くらいに足を開いて立ちます。股関節と膝を曲げてゆっくりとお尻を下ろしていきます。膝の角度が45度くらいになったら静止して、曲げた時と同じスピードでゆっくりと戻していきます。 このハーフスクワットを5回から10回を1セット、1日3セットくらいを目安におこないましょう。腰に痛みがある場合はトレーニングはやめて、痛みがない時におこなってくださいね。 まとめ・腰にも起こる筋断裂は年齢、運動不足が原因!ハーフスクワットで撃退しよう 腰の筋肉の役割や筋断裂の主な原因について、予防としておすすめのハーフスクワットについて紹介しました。 腰の筋断裂を起こしてしまうと痛いのはもちろんのこと、「こんな簡単なこともできなくなってしまうのか」というくらい身体の動きに制限がかかってしまって不自由な思いをすることになってしまいます。 そうならないためにも、普段からしっかりと腰のケアや予防をしっかりとおこなっていきましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ヘルニアにお困りの方はこちらもご覧ください。 頸椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニアにも幹細胞は効く! こちらもご参照ください
最終更新日:2022.12.16 -
- 足底腱膜炎
足底腱膜炎にならないために!ランニングする際には注意が必要 体力維持やダイエット、ストレス解消などのため定期的にランニングをしている人はたくさんいると思います。ランニングをすることにはいろいろなメリットがありますが、足底腱膜炎にならないように注意が必要です。 ここでは、ランニングをする人が足底腱膜炎に注意すべき理由や、具体的にどのように注意していけばよいのかについて紹介します。 ランニングをする人は足底腱膜炎に注意 ランニングをする人がなりやすいのが足底腱膜炎です。足底腱膜炎とは、足の裏の部分には足の甲の骨を支えている足底腱膜がありますが、足底腱膜の一部が炎症を起こしたり小さな傷ができたりすることで痛みが生じるものです。 足底腱膜は立っている時や歩いているときも負荷がかかっています。また、ランニングをすると足を着いた時に衝撃を受けたり、足を踏み出す時に引っ張られたりして、大きな負荷がかかります。 そして、ランニングなど過度に負担をかけていると足底腱膜炎になってしまうことがあります。実際に多くの人が、ランニングが原因で足底腱膜炎になっているので注意が必要です。 足底腱膜炎は、ダイエット目的でランニングする際に注意が必要! ランニングを始めようという人のなかには、「最近体重が増えてしまったからダイエットのために」という人もいるかもしれません。しかし、体重が増えていると、走る際に足底腱膜にかかる負荷もそれだけ大きくなります。 そのため、いきなり長い距離を走ったりすると大きな負担になってしまい、足底腱膜炎になりやすいので注意が必要です。最初は短い距離にしたり、ウォーキングなど軽めなものから始めるのがおすすめです。 また、体重の増加自体も普段の歩行や立っている際に足にかかる負荷が大きくなり、足底腱膜炎の原因になる可能性があるので、ランニングだけではなく食事管理もおこない、適正体重を目指しましょう。 ランニングで足底腱膜炎にならないようにするには? ランニングが原因で足底腱膜炎にならないようにするためには、しっかりとケアすることが大切です。足底腱膜炎の痛みの軽減や予防におすすめなのがストレッチです。 足の筋肉が硬くなっていると足底腱膜にかかる負荷が大きくなってしまうので、ランニングの前やアフターケアにストレッチを行い、柔軟性をキープしましょう。 ストレッチはアキレス腱を伸ばすストレッチや足の指を反らして伸ばすストレッチなどがおすすめです。 ・ランニング前の準備運動やストレッチ ・ランニング後の整備体操やアフターストレッチ まとめ・足底腱膜炎にならないために!ランニングする際には注意が必要 ランニングで「足底腱膜炎」になってしまう人もいます。ランニングをおこなう前とおこなった後は、足底のケアをきちんとしましょう。また、ランニングをして足の裏が痛くなったという場合は、無理をせずに足を休めることが大切です。 以上、足底腱膜炎は、ランニングでなりやすいは本当かについて記させて頂きました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2022.12.29 -
- スポーツ医療
腱鞘炎はステロイド注射をすれば治る? 腱鞘炎の原因はさまざまです。長時間のゲーム、ピアノの練習、勉強でノートにいっぱい字を書く、仕事で同じ作業を繰り返すなどで腱鞘炎になってしまう人もいます。 そして、痛みが続くと、このまま治らないのかと心配になりますよね。しかし、適切な治療を受ければ、良くなりますから医療機関を受診しましょう。 腱鞘炎の治療法の1つにステロイド注射があります。 今回は、ステロイド注射とはどんなものか?腱鞘炎を再発させない方法、早めの治療が大切なわけをご説明します。 腱鞘炎のステロイド注射とはどんなものか? 腱鞘炎の初期症状では、患部を休ませ炎症が引くのを待つ治療をします。患部を冷やし、湿布やテーピングでの固定なども行われます。炎症を改善するために塗り薬の痛み止めを使うこともあります。 これらを続けても改善しない場合や痛みの強い場合は、ステロイド注射をすることになります。炎症を起こしている腱鞘内に、麻酔剤入りのステロイド薬を直接注射します。 ステロイド注射は、週1回程度の注射が複数回必要ですが、効果が期待できる治療法です。ただし、糖尿病患者やアレルギーのある人は使用できないので注意してください 腱鞘炎を再発させない方法 腱鞘炎の治療を続けていると、次第に痛みが治まってきます。ステロイド注射の効果は、個人差はありますが、数ヶ月は持続することが多いです。 しかし、そこで完治したと思い込んで、元の手を酷使する生活に戻ってしまい、腱鞘炎を再発する例がよく見られます。 体質的に腱鞘炎になりやすい人もいますし、腱鞘炎の原因は、手を使いすぎることにあるので、元の状態に戻らないようにしましょう。 同じ作業を続ける場合は、手を休めるために適度に休憩を取る、軽いストレッチを行うなどの対策をしてみてくださいね。 腱鞘炎は早めの治療が大切 腱鞘炎は重症化、慢性化すると厄介です。重大な疾患ではありませんが、手の痛みは普段の生活や仕事に支障を与えます。 ステロイド注射は効果が期待できる治療法ですが、手を使いすぎる状態が続くと、腱鞘炎が悪化してしまうこともあります。 注射で治らない場合は手術になることもあります。初期症状の段階で、適切な治療を行いましょう。 もし、慢性化してしまった場合、腱鞘炎の治療法として、再生医療があります。 再生医療は、患者さん自身の細胞を使って、損傷した患部の修復を行う最先端の治療法で、近年スポーツ医療の分野で注目を集めている治療法です。 まとめ・腱鞘炎はステロイド注射をすれば治る? 腱鞘炎の治療は、初期症状の段階で患部を休め、炎症を悪化させないことが重要です。ステロイド注射は効果が期待できますが、同じように手を使いすぎていては再発してしまう可能性もあります。手に負担をかけないような生活を心がけてください。 監修:リペアセルクリニック 大阪院 こちらもご参照ください https://africatime.com/?s=%E8%85%B1%E9%9E%98%E7%82%8E&post_type=topics
最終更新日:2023.08.23 -
- 免疫細胞療法
インフルエンザにかかりたくない!感染対策でやるべきこと インフルエンザは毎年冬になると流行し、感染すると38℃以上の発熱や全身の筋肉痛、関節痛などの症状が急激に現れます。感染力がとても強いため、数日から1週間ほどは安静に自宅療養する必要があります。 インフルエンザが流行する時期は、楽しいクリスマスやお正月、成人式、大切な入学試験など重要なイベントがある時期とも重なりますから絶対に感染したくないですよね! そこで今回は、インフルエンザの感染対策でやるべきことをご紹介します。 インフルエンザの感染対策【基礎編】 インフルエンザの感染を防ぐためには、ウイルスを体の中に侵入させないことです。 ・正しい手洗い 石けんで指先、爪の間、指の間、手首まで丁寧に洗い、水で十分に流しましょう。アルコール消毒も効果的です。 ・マスクの着用 ウイルスの侵入を完全に防ぐことはできませんが、のどの乾燥を防ぎます。マスクはまめに交換する必要があります。 ・手で顔を触らない 手についたウイルスが口や鼻から体内に侵入してしまいます。 ・こまめな水分補給 のどの粘膜についたウイルスを水で洗い流してしまいましょう。うがいや歯磨きで口腔内を清潔に保つことも感染対策の1つです。 ・予防接種を受ける インフルエンザに感染すると脳症や肺炎などの合併症を引き起こすことがあります。重症化を防ぐためには予防接種が効果的です。 インフルエンザの感染対策【応用編】 体が弱った状態ではインフルエンザに感染しやすくなりますから、普段の健康管理が重要です。 ・十分な休養 疲れがたまっていると、抵抗力が落ちてしまいます。自分の体をいたわりましょう。 ・十分な睡眠 質の高い睡眠で体力を回復させましょう。 ・バランスのとれた食事 健康な体を維持するためには、食事の内容に気をつけましょう。 ・部屋の湿度を60%以上に保つ 空気が乾燥した状態では、のどの防御機能が低下します。部屋の換気もしてください。 ・流行期には外出を控える インフルエンザが流行しているときは、不要の外出は避けた方が賢明です。 インフルエンザの感染対策で一番重要なのは免疫力を高めること! 人間の免疫システムは、ウイルスの体内への侵入を防ぎ、侵入してしまったときはウイルスと戦ってくれる体の仕組みです。インフルエンザの感染対策をあれこれやってみても、免疫力が落ちていたら感染してしまうかもしれません。免疫力を強化しましょう。 自身の細胞を使って免疫力をアップし、病気を予防する「免疫細胞療法」という治療法があります。安全で、自分自身の細胞を使用するため副作用やアレルギーのリスクが低く、効果的な免疫アップとして注目を集めている治療法です。 まとめ・インフルエンザにかかりたくない!感染対策でやるべきこと インフルエンザの感染対策には、手洗いやマスクの着用など、地道なことの積み重ねが必要です。ウイルスが体内に侵入するのを防ぎ、体調の維持に努めてください。 流行前に予防接種を受けることや人混みへの外出を避けることも有効です。感染対策として、免疫力も大切なポイントになります。最近話題になっている免疫細胞療法による免疫アップも検討してみてはいかがでしょうか。 もし、インフルエンザが疑われるときは、早めに医療機関を受診してくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.28 -
- スポーツ医療
- 再生治療
肉離れの原因と、起こりやすい部位について詳しく解説 肉離れはスポーツ中に発生しやすいスポーツ外傷の1つです。 しかし、原因を知っておくことで、肉離れを防ぎ、予防できることがあるはずです。今回は肉離れの原因について詳しく解説します。 肉離れが起こる原因とは 筋肉は筋繊維という繊維の束でできています。肉離れは、その筋繊維が部分的にあるいは全体的に断裂した状態です。つまり、肉離れは筋肉のケガなのです。 肉離れはスポーツ中に起こることが多く、スポーツ医療でも重要視されるスポーツ外傷です。そして、肉離れのリスクを高める要因に、筋肉の疲労や柔軟性の低下があります。 そのため、スポーツ中ではなくても、階段の上り下りのような日常的な動作で発生する場合もあります。 ・肉離れ:筋肉のけが ・原因:筋肉の疲労、筋肉の柔軟性の低下 肉離れが起こりやすい部位 スポーツ中の肉離れには、発生しやすい好発部位というものがあります。それぞれのスポーツによって、負荷がかかりやすい部位があるからです。 ここでは肉離れの好発部位とその原因について解説します。 ハムストリング 太ももの後面の部分にある、半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋を総称してハムストリングといいます。このハムストリングは膝を曲げる時に使う筋肉です。 スポーツでの肉離れはこのハムストリングで発生することが多いです。ダッシュする時や急に止まる時に起こりやすく、陸上競技の短距離走での発生が多くなっています。 大腿四頭筋 太ももの前面の部分で、膝を伸ばす時に使う筋肉です。大腿四頭筋の肉離れもハムストリングと同様にダッシュや急なストップなどで起こりやすいです。 ハムストリングや大腿二頭筋のような太ももの肉離れは、筋肉が発達してきた10代から20代での発生が多くなっています。また、太ももの前面と後面となる大腿四頭筋とハムストリングの筋力のバランスも重要です。 短距離だけでなく、中距離や長距離走でも肉離れが発生することもあります。普段から、特にスポーツの前にはストレッチをして筋肉を柔らかくしておきましょう。 腓腹(ひふく)筋 ふくらはぎとして知られる腓腹筋ですが、サッカーやテニスのようなスポーツで肉離れが発生しやすいです。これは、瞬発的な動きをすることが多く筋肉が急激な収縮に耐えられないためです。またジャンプやキックのような動きでも肉離れのリスクはあります。 スポーツで早期復帰を目指すなら再生医療という先端医療! 肉離れはスポーツ中に起こりやすく、スポーツ医療で取り扱われることが多いです。 肉離れは全治までに 3 ~ 5 週間かかり、重症の場合は 2 ~ 3 か月かかることもあります。その治療期間は、スポーツをする人にとっては長く感じるものでしょう。 近年スポーツ医療では、肉離れの治療を短期化させることができ、しかも安全におこなえる治療法として「再生医療」が注目されています。 再生医療では、自身の脂肪から採取した幹細胞や、血液から採取した血小板を用いて組織を修復させます。 自身の幹細胞や血小板を用いるため、副作用が起こりにくく、安全性が高いことがメリットで、治療期間も短く済むことから、スポーツによるケガから早期に復帰したいアスリートなどからも注目が集まっています。 まとめ・肉離れの原因と、起こりやすい部位について詳しく解説 肉離れは筋繊維が部分的または全体的に断裂した状態です。肉離れの原因の多くはスポーツによるもので、大腿部やふくらはぎに多く発生します。 重症の肉離れは治療にも時間がかかってしまいますが、再生医療という治療法を選択肢の 1 つにすることが可能です。ただ再生医療は、一般的なクリニックや医院、病院でも受けることができません。再生医療で治療することができると厚生労働省が認めたクリニックを受診する必要があります。 当院は、再生医療専門、国内でも有数の症例数を有しています。疑問やご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。丁寧にご説明させて頂きます。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.10.09 -
- スポーツ医療
筋断裂は背中にも起こる!?原因や予防法について解説 筋断裂(肉離れ)というと太ももやふくらはぎを思い浮べる人も多いと思いますが、背中に起こることもあることをご存じでしょうか? 背中に筋断裂が起こる原因はいろいろありますが、原因を知り、原因となっているものを取り除くことで予防につなげることができます。 そこで今回は、背中に筋断裂が起こりやすいシーンや、筋断裂が起こる原因、筋断裂の予防法などについて紹介します。 背中に筋断裂が起こるシーンとは? 背中に筋断裂が起こるシーンで多いのがスポーツをしている時です。 特にコンタクトの激しいスポーツで背中に衝撃を受けた時や、ゴルフ、野球、テニスのように腕を使って捻りの動作をおこなう時などに筋断裂は起こりやすいです。また、深呼吸、くしゃみ、咳、伸びをした瞬間や、上着を着ようとした時のように日常生活のちょっとしたことでも筋断裂が起こってしまうことがあります。 背中の筋断裂が起こりやすくなる原因 背中に筋断裂が起こりやすくなる主な原因は筋肉の硬化や疲労、筋力の低下、筋力バランスの乱れなどです。こうした原因の元になるものは、日常生活の中にもたくさんあります。 例えば運動不足は筋力の低下につながりますし、スポーツや重労働などは筋肉の疲労につながります。また、背中の冷え、同じ姿勢のまま長時間過ごす、猫背など姿勢の悪さなどは、筋肉の硬化や筋肉バランスの乱れにつながり、背中の筋断裂が起こりやすくなるのです。 背中の筋断裂を起こさないようにするための予防法 背中の筋断裂を起こさないようにするためには、原因につながる生活習慣を改善していくことが大切です。 運動不足で筋力が低下してしまっている人は、筋力トレーニングをおこなうのがおすすめです。特に背中の筋肉は鍛えにくい部分でもあるので、意識して背中の筋肉を使ったトレーニングをおこなっていきましょう。 長時間パソコンを使用するという人は、30分に1度くらいは小休止をとって身体を動かしたり姿勢を変えたりして、長時間同じ姿勢で過ごさないようにしましょう。また、スマホを長時間操作する人も小休止をとり、操作している時の姿勢も意識しましょう。 また、スポーツや重労働などで疲労が溜まっている時は身体を休める時間を設けることが大切ですし、ストレッチなどでしっかりとケアしていくことも大切です。 まとめ 背中に筋断裂が起こりやすいシーンや筋断裂の原因、筋断裂の予防法について紹介しました。 運動不足や長時間同じ姿勢で過ごすなど、筋断裂が起こりやすくなる原因になる生活習慣を送っている人は、おもいのほか多いのではないでしょうか。筋断裂を起こし、痛みや動きの制限などで苦しまないためにも、自分の生活習慣を振り返って、改善を目指してみてくださいね。 こちらもご参照ください
最終更新日:2022.09.29 -
- 足底腱膜炎
最近、健康のためや趣味でマラソンに挑戦する人が増えているようです。これからマラソンに挑戦してみようかなと考えている人もいるでしょう。 しかし、マラソンに挑戦するのであれば、足底腱膜炎にならないように注意する必要があります。 ここでは、マラソン選手が注意すべき足底腱膜炎について紹介し、足底腱膜炎にならないための予防や対策について紹介します。 足底腱膜炎に悩むマラソン選手が多い理由 踵や土踏まずなど足の裏に痛みが生じる足底腱膜炎は、足の甲の骨を支えている足底腱膜に何度も大きな負荷がかかることによって発症します。 足底腱膜に何度も大きな負荷がかかるケースで代表的なのが、「走る」という動作です。走るときは地面に着地する度に足底腱膜は衝撃を受けますし、次の一歩を踏み出す際にも足底腱膜が引っ張られるため負荷がかかります。 そのため、長い距離を走り続けるマラソンは足底腱膜へ負荷をかけ続けることになります。 また、硬いアスファルトの上を走るので、かかる負荷は大きくなります。 このようなことが原因で、足底腱膜炎を発症し、その痛みに悩むマラソン選手が多いのです。 マラソン選手が足底腱膜炎を予防・対策するには? マラソン選手は足底腱膜炎になりやすいので、普段から予防や対策をおこなうことが大切です。 硬いアスファルトを走ると大きな負荷がかかるので、トレーニングの時はできるだけ土や芝生を走るようにして負荷を軽減するのもおすすめです。 また、トレーニング後はふくらはぎや足裏をストレッチやマッサージなどでしっかりケアすることも大切です。 そして、何より重要なのが無理をしないことです。痛みが生じる時は走る距離を減らしたり、走るのを控えたりして、回復を優先させましょう。 トレーニングで足底腱膜への負担を軽減する マラソン選手が足底腱膜炎を予防したり、悪化させないようにするためには正しいフォームで走ることが大切です。 フォームのバランスが悪いと着地や踏み出す際に重心がズレるため、足底腱膜に余計な負荷がかかってしまいます。 ただし、いくら正しいフォームを意識していても着地や踏み出す際の筋力が不足していると重心がズレてしまいます。すると、正しいフォームで走ることができないので、スクワットやランジなどのトレーニングで足の筋力をつけ、足底腱膜炎の予防や対策につなげていきましょう。 まとめ 足底腱膜炎に悩むマラソン選手が多い理由や、予防・対策法について紹介しました。 長い距離を走り続けるマラソンは足底腱膜炎になりやすいので、しっかりとケアをおこなうようにしましょう。 また、近年はスポーツ医療も発達し、症状に応じた治療を受けることができます。足裏の痛みが治まらないという人は我慢せず、医療機関に相談することをおすすめします。
最終更新日:2023.09.26 -
- スポーツ医療
腱鞘炎の痛みから解放されたい!慢性化して薬や注射が効かない場合は手術の選択も! もし、手が腱鞘炎になってしまったら負担をかけないように安静に過ごす必要があります。 しかし、手を使わずに生活するのは難しいですよね。スポーツをしている方であれば、何日も休むというのは不安になるでしょうし、ストレスにもなってしまうでしょう。 なるべく早く、腱鞘炎の痛みからなんとか解放されたいものですよね。手術をしたら早く治るのでしょうか? 今回は、腱鞘炎はどのような場合に手術が検討されるのか、リハビリや他の方法で治すことはできないのか?ということについて解説します。 腱鞘炎の手術は最終手段 腱鞘炎は手をよく使う人に発症します。 初期の治療は指の曲げ伸ばしを控え、炎症を抑えることが中心になります。テーピングで固定する、医療用サポーターで指を動かさないようにするなどして対処します。 消炎剤の入った塗り薬を毎日数回塗ることで、症状が改善することもありますが、治らない場合はステロイド注射などを試します。 しかし、塗り薬や注射の効果は個人差があり、副作用の心配のある場合は使用できないことがあります。腱鞘炎が慢性化して、何度か注射をしても効果が見られないときは手術を選択することがあります。 腱鞘炎の手術とはどんなものか? 局所の安静、塗り薬、ステロイド注射などいずれも効果がなく、悪化が見られる場合や再発を繰り返す場合は手術になります。 手術は、腱鞘上の皮膚を1〜2cm切開し、厚くなった腱鞘の一部を切り開きます。手術の傷は小さなものです。手術時間は15分で終わり、次の日から手は動かすことができます。 腱鞘炎を手術以外で治す方法はないのか? 腱鞘炎は一度回復しても、また何かの拍子に再発してしまうことがあるので、できれば完治させたいものです。 また、手術はなるべくしたくないという方もいるのではないでしょうか。 近年は、スポーツ医療の分野で、再生医療に注目が集まっています。再生医療とは、患者さん自身の細胞を利用して、損傷した部位の修復を図る治療法で、入院は不要、アレルギーの心配もなく、治療期間が短いというメリットがある治療法です。 まとめ・腱鞘炎の痛みから解放されたい!慢性化して薬や注射が効かない場合は手術もありうる 腱鞘炎は動かしたときだけ痛い軽いものや、指が動かなくなってしまうものまでいろいろな症状がありますが、いずれの場合も早めに適切な治療を行うことが重要です。 悪化してからでは、完治までに時間がかかるかもしれません。手指の安静、塗り薬、ステロイド注射でも効果が見られないときは、手術を行うこともあります。手術を避けたいという場合は、再生医療も検討してみることができますので、まずは専門医に相談してみてくださいね。 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.12.25 -
- ひざ関節
膝の痛みはヒアルロン酸注射で回復するのか?その治療期間とは 膝の痛みは日常生活に直結するため、効果のある治療を受けたいですね。 しかしどのような治療にもメリット・デメリットがあります。効果があるという治療法であったとしても、長期間続けなければならないとなると、継続しようかどうか、その治療を受けようかどうか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。 今回は膝の治療の1つであるヒアルロン酸注射の治療は、いつまで行うことが必要なのかについて解説します。 こちらもご参照ください 膝のヒアルロン酸注射の効果とは 膝関節の中には軟骨があります。その軟骨は、一度損傷してしまうと元の状態に戻ることはありません。 膝の痛みや腫れの主な原因は、膝関節の軟骨や滑膜組織の損傷による炎症です。 膝関節のクッションの役割をしていた軟骨のすり減りは、骨同士がぶつかりあって関節の変形を引き起こします。滑膜組織の炎症が起こると関節液が過剰分泌され、膝に水が溜まる状態になります。 軟骨の主成分はヒアルロン酸です。 ヒアルロン酸は加齢とともに減少していき、それに伴い軟骨もすり減りやすい状態になります。そのため膝関節にヒアルロン酸を注入し、軟骨にヒアルロン酸を補う治療が効果的なのです。 ヒアルロン酸注射の期間について ヒアルロン酸注射は1回行えば永久に効くというものではありません。なぜなら、ヒアルロン酸は体内に吸収されるという性質があるからです。 そのため、ヒアルロン酸注射を行う前提として数か月の治療期間があることを念頭に入れておいてください。最初の5週間は、1週間に1回膝にヒアルロン酸を注射します。 そのあとは2週間に1回のペースで5~10回ほど注射をすることになるでしょう。ただし痛みの状態によって1週間に1回になることもあります。 5~10回というのも痛みの状態や医師の判断で変わってくるものです。いつまでヒアルロン酸注射をやるかは医師と相談しながらになりますが、3~4か月程度の治療期間と考えておくといいでしょう。 膝のヒアルロン酸注射をやめる!新たな治療法 膝にヒアルロン酸を注射すると、軟骨を保護する、炎症を抑えるなどの効果が期待できます。 また潤滑剤の役割を担う関節液にもヒアルロン酸が補充されるので、関節液の本来の役割を取り戻すことが可能になります。 しかし膝にヒアルロン酸注射をするデメリットは治療期間が数か月と長いことです。その期間で膝の痛みが改善しなければ手術という選択をする場合もあります。 膝に痛みがあると通院自体が負担になる人もいるでしょう。また、スポーツをする人には復帰までにどれくらいの期間がかかるのかは重要な問題です。 近年スポーツ医療をはじめ膝の治療に再生医療が注目されています。これは自身の脂肪から幹細胞を採取し、膝関節に針をさして注入するという方法です。幹細胞が傷ついた軟骨や靭帯を修復し、症状の進行を遅らせます。 幹細胞には鎮痛作用や抗炎症作用があることもわかっているので、膝の痛みも取り除くことができるというメリットもあります。さらに、再生医療はヒアルロン酸よりも治療が短期間ですむ上、副作用や後遺症が残りにくいという特徴があります。 まとめ・膝の痛みはヒアルロン酸注射で回復するのか?その治療期間とは 膝の痛みの治療には、膝関節にヒアルロン酸を注射するという方法がありますが、いつまでも続けなければならないというデメリットがあります。 しかし、もっと短期間で膝の治療をしたいという人には再生医療という選択肢があります。スポーツ医療でも期待が高まっている治療法ですから、スポーツをしている人にもおすすめです。
最終更新日:2023.08.31 -
- 免疫細胞療法
インフルエンザにかかりやすい人の特徴とかかりにくい人の差、免疫力について解説 毎年冬になると、インフルエンザにかかるのが恒例行事という人がいます。その一方で1度もインフルエンザにかかったことがない人もいます。その差はどこにあるのでしょうか? 今回は、インフルエンザにかかりやすい人の特徴とインフルエンザと免疫力の関係についてご紹介します。 インフルエンザにかかりやすい人の特徴 インフルエンザにかかりやすい人の特徴はさまざまです。例えば、年齢や健康状態、置かれた環境などによって、インフルエンザに感染しやすくなることがあります。 ・免疫を持たない乳幼児 ・体力が衰えている高齢者 ・呼吸器疾患、慢性心疾患などの基礎疾患を持つ人 ・大勢と接する仕事をする人 ・集団生活が多い小学生 ・小さな子どもを持つ親 乳幼児や高齢者、基礎疾患を持つ方々は、ハイリスクグループと言われ、インフルエンザに感染すると、重症化してしまう懸念があります。もし感染してしまったときは、医師の指示に従って、適切な治療に努めてください。 また、生活習慣やストレスなどによって、インフルエンザにかかりやすくなる人もいます。 ・疲労やストレスがたまり体力が低下している ・バランスの悪い食生活や睡眠不足などで生活習慣が乱れている ・入浴はシャワーのみ ・冷たい飲み物を好むために体が冷えている ・口呼吸でのどが乾燥してウイルスが侵入しやすくなっている ・過度な運動により免疫力が落ちている 日頃の生活習慣の中にも、インフルエンザに感染しやすくなる原因は潜んでいます。頑張りすぎて疲れた後に、風邪をひいたりインフルエンザにかかったりしたことはありませんか?健康な方でも無理は禁物です。 インフルエンザにかかりやすいかどうかは免疫力次第! インフルエンザは毎年流行し、ウイルスは目には見えなくても周りにたくさん存在しています。そんな中で1度もインフルエンザにかかったことがないのは相当免疫力の高い人だと言えるでしょう。 しかし免疫力は気がつかないうちに低下していることもあります。風邪をひきやすくなった、疲れがなかなか取れないなどの症状は免疫力が落ちているせいかもしれません。 そこでご紹介したいのが「免疫細胞療法」です。免疫細胞療法とは、自分の細胞の力で免疫力アップを目指す治療法です。 免疫を高めることで、インフルエンザだけでなく、さまざまな感染症にかかりやすいという人も、病気知らずの健康体を目指すことができるでしょう。 まとめ・インフルエンザにかかりやすい人の特徴とかかりにくい人の差、免疫力について解説 乳幼児や高齢者がインフルエンザにかかりやすいのは、免疫を持たず体力もないからです。また、健康な大人がインフルエンザにかかりやすいのは、生活習慣の乱れなどで免疫力が低下しているためです。 インフルエンザの重症化を防ぐためにも予防接種は効果的ですが、まずは日常生活を見直し、免疫力を高めるようにしましょう。 それでも、どうしても免疫力が低く、風邪やインフルエンザにかかってしまうという方は、免疫細胞療法による免疫アップも検討してみてはいかがでしょうか。詳しくは当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.29 -
- スポーツ医療
腕にも起こる筋断裂!筋断裂を起こした初期の処置(RICE処置)がその後に影響 腕は筋断裂が起きやすい箇所になります。腕に筋断裂が起こってしまった場合、初期処置をきちんとおこなうことが、その後の状態や治療に大きな影響を及ぼします。 そこで今回は、腕の筋断裂が起こりやすいシーン、腕の筋断裂を起こした際に、どのような処置をおこなうべきかについて紹介します。 腕の筋断裂を起こしやすいシーンとは 腕の筋断裂は、重い物を勢いよく持ち上げた時や、力を入れて重い物を強く押した時などに起こることがあります。また、ラグビー、テニス、ゴルフ、格闘技などコンタクトの激しいスポーツや腕に大きな負荷がかかるスポーツをおこなっている時にも起こりやすいです。 さらに、スポーツなどによる酷使や加齢によって筋肉が疲労していて、何らかの衝撃を受けたり、力を入れて大きな負荷がかかったりしたときに筋断裂が起こることもあります。 筋断裂を起こしやすいスポーツ ・ラクビー ・テニス ・ゴルフ ・格闘技 腕の筋断裂を起こした際におこなうRICE処置とは 腕の筋断裂を起こしてしまったときには、RICE処置を初期の処置としておこなうことが基本です。RICEとは、安静(Rest)冷却(Icing)圧迫(Compression)拳上(Elevation)の4つの頭文字を並べたものです。 RICE処置 ・R --- 安静(Rest) ・I --- 冷却(Icing) ・C --- 圧迫(Compression) ・E --- 拳上(Elevation) 安静とは状態が悪化するのを防ぐために患部に負荷がかかるような活動を控えることです。冷却は腫れや内出血を抑えるために氷や冷却スプレーなどで患部を冷やすことです。 圧迫は、患部の血腫が大きくならないように包帯などで患部を抑えることです。拳上は血液やリンパの流れを良くして腫れを抑えるために患部を上部に挙げることです。 このRICE処置は筋断裂に限らず、打撲や捻挫などの外傷を受けた場合の初期処置として基本になります。また、RICE処置は基本的に筋断裂を起こしてから48時間おこなうのが一般的です。 RICE処置の重要性 腕の筋断裂の初期処置としてRICE処置をすぐにおこなうことは重要です。きちんとRICE処置をおこなうことで症状が悪化するのを抑え、回復していくまでの期間を短くすることが期待できます。 逆に、筋断裂を起こしても正しい処置をおこなわないと、症状を悪化させて回復するまでの期間が長くなってしまったり、回復するのが難しくなってしまう可能性があります。 RICE処置を知っておくと、無理をして動かしてしまったり、患部を温めたりするなど間違った処置をして悪化させることを避けることができます。スポーツをしている人や重い物を持つことが多い人などは知っておくとよいでしょう。 まとめ・腕にも起こる筋断裂!筋断裂を起こした初期の処置(RICE処置)がその後に影響 腕の筋断裂を起こしやすいシーンや、筋断裂を起こした場合の初期処置について紹介しました。スポーツや重労働などの際に腕の筋断裂は起こってしまった場合は、プレーや作業を中止して正しい処置(RICE)をおこないましょう。 また、初期処置した後は医療機関を受診して、専門家に判断をしてもらい、適切な治療を受けましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2022.12.29 -
- 足底腱膜炎
サッカー選手が足底腱膜炎になりやすい理由とは スポーツには、どうしてもケガが付きまといます。そして、サッカーも激しいコンタクトがあるので、ケガが多いスポーツと言えるでしょう。また、サッカー選手のなかでは足底腱膜炎になる人が非常に多いです。 そこで今回は、ここではサッカー選手が足底腱膜炎になりやすい理由について、もし足底腱膜炎になった場合、どのような対処をすればいいのかについて解説します。 足底腱膜炎になるサッカー選手は多い サッカー選手に足底腱膜炎になる人が多い大きな原因は、足を酷使して足底腱膜に大きな負荷を繰り返しかけているからです。サッカーは1試合で10キロくらい走ると言われています。 また、ただ走るだけではなく素早くターンしたり、切り返したりといった動きも多いので、足底腱膜に大きな負荷が頻繁にかかります。このようなことが原因で、大きな負荷がかかり、足底腱膜に炎症が起きて痛みが発生、足底腱膜炎になってしまうのです。 また、足底腱膜炎の場合、炎症を起こしても足が腫れてくることはほとんどないので、患者さん本人も炎症を起こしていることに気づかず、突然、踵や土踏まずなどに痛みが襲ってくることが多いという特徴もあります。 サッカー選手が足底腱膜炎を予防するための方法 サッカー選手が足底腱膜炎を予防したいという場合、さまざまな方法があります。 スパイクを見直す サッカー選手が足底腱膜炎にならないようにするための対策として、スパイクを見直してみるという方法があります。 サッカーをする際にはスパイクを履いている人が多いと思います。スパイクは一般的な運動靴に比べて急加速や急停止、ターンや切り返しなどがしやすくなるなど、パフォーマンスが上がるというメリットがあります。しかし、一方では、それだけ足への負担が大きくなるというデメリットもあります。 最近では、弾力性が高く衝撃を軽減するスパイクもあるので、スパイクを使用するのであればそういったスパイクを選ぶのがおすすめですし、インソール(中敷き)を入れるのもおすすめです。 また、弾力性の高いスパイクであっても、使用していると弾力性は低下してしまうので、適度に新しいものに変えることも必要です。弾力性が低下したままのスパイクをそのまま使用しないようにしてくださいね。 ゴルフボールを使ったマッサージをする 酷使した足底腱膜は柔軟性を損なって足底腱膜炎になりやすくなっています。そのため、足の裏をマッサージしてほぐすとよいでしょう。 足の裏のマッサージの方法はいろいろありますが、ゴルフボールを床に置いて、その上に足裏をのせ、コロコロと転がして足裏をほぐす方法は手軽にできておすすめです。 まとめ・サッカー選手が足底腱膜炎になりやすい理由 足底腱膜炎にサッカー選手がなりやすい理由について紹介しました。 サッカーが上達するためには日々の練習やトレーニングを欠かすことができませんが、無理をして悪化させてしまうとプレーに支障が出るかもしれません。また、サッカーができなくなる期間が長くなってしまうこともあるでしょう。 足底腱膜炎で足が痛いという場合は、無理をせずに安静にしてくださいね。また、スパイクの見直しや中敷きの取り換え、足裏のマッサージもおすすめです。 もし、重症化してしまった場合は、再生医療という治療法も選択肢の1つにすることができます。再生医療は、近年、スポーツ医療の分野で注目を集めている治療ですので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.08.07 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝に水が溜まる悩みに自然治癒に近い最新治療法 膝の悩みは中高年だけでなく、スポーツをする若者にも起こりうるものです。膝に水が溜まるとさまざまな症状が出現し、日常生活に支障が出る場合もありますし、頻繁な受診が負担になることもあるでしょう。 そして、膝に水がたまる症状について、自然治癒するものなら自然治癒力で治したいと思う人もいるでしょう。そこで今回は、膝に水が溜まる原因や、自然治癒できるのかどうかについて解説します。 膝に水が溜まったら放置は禁止 膝関節は太ももと膝の骨をつなぐ関節です。関節包という袋状のものに関節は包まれ、その中には関節液が存在します。つまり誰の膝にも水は存在するのです。 しかし変形性膝関節症、関節リウマチ、痛風といった疾患によって膝関節に炎症が起こると滑膜組織から分泌される関節液が増えていきます。これが膝に水が溜まるという状態です。 膝関節の炎症は外傷でも起こります。スポーツによって半月板損傷、靭帯損傷などのケガをすると関節の軟骨が傷つき、炎症を起こすので膝に水が溜まる原因になるのです。 しかし、炎症を起こす疾患や外傷の自然治癒は困難で、痛みや炎症を取りのぞくための薬物療法などの治療はできますが、一度傷ついたりすり減ったりした軟骨は自然に再生することはありません。 膝に水が溜まると行う治療法と、自然治癒に近い最新の治療法 膝に水が溜まるのは炎症が原因なので、治療をするには、まず炎症を取り除くことが重要です。 薬物療法 関節リウマチや痛風が原因の場合、内服薬で痛みや炎症を抑えるという治療法があります。変形性膝関節症や外傷が原因の場合、膝関節に直接針を刺して痛み止めや炎症を抑えるステロイドを注射するという方法もあります。 膝の水を抜く 正常の状態の関節液は粘性のもので関節の潤滑剤のような役割をしています。しかし過剰に分泌された関節液はサラサラで膝関節を守ることができないのです。 動かす時に骨と骨がぶつかり、それが膝の痛みを強くすることもあり、そのような状態では自然治癒どころか悪化のリスクがあります。そのため膝に針を刺して溜まった水を抜くのです。 手術 薬物療法で痛みや腫れなどの症状が改善しない場合は、軟骨などの損傷がひどいことが考えられます。その場合は手術で原因を除去するという方法がとられます。 損傷した軟骨のかけらが関節内に遊離体として存在すると痛みや新たな炎症の原因にもなるので手術で取り除きます。 再生医療(最新医療) 再生医療は、自然治癒に近い!ともいえる最新の治療法です。膝に水が溜まる状態に再生医療という選択肢があります。薬物療法ではなかなか症状が改善しないという人もいるでしょう。長期間の薬物療法は副作用の不安がある人もいるかもしれません。 特にスポーツをする人にとって、手術は復帰までに時間がかかるため、踏み切るのに勇気がいるものです。だからこそ、自然治癒できないかと考える人も多いのです。 近年、スポーツ医療では、再生医療という方法が注目されています。自身の細胞から採取した幹細胞を膝関節に注入し、損傷した軟骨や組織を修復させるというものです。幹細胞には鎮痛作用や抗炎症作用もあるので、膝の痛みを取り除くことも期待できます。 また、自身の細胞を使うので副作用や後遺症のリスクも低いです。 まとめ・膝に水が溜まる悩みに自然治癒に近い最新治療法 膝に水が溜まると痛みや腫れなど、さまざまな症状を引き起こし、日常生活に支障をきたします。近年、膝の治療法として注目を集めている再生医療であれば、膝に水が溜まるという症状も自然治癒に近い方法で治療ができます。 薬物療法でなかなか症状が改善せず、手術は避けたいという人は、治療法として再生医療も選択肢としてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.08.30