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- 再生治療
- 変形性股関節症
- 股関節
変形性股関節症を発症し、やむなく介護職を辞めないための治療法と予防について 介護職は、体を使う仕事のため関節などに負荷がかかりすぎることが原因で体のどこかに痛みを抱えている人が多いです。たとえば、変形性股関節症は股の痛みを伴います。 股関節に痛みがあると介護の仕事に支障をきたすこともありますし、重症化すれば働けなくなり、仕事を辞めてしまうことにもなりかねません。今回は、介護職に就かれている方が発症することもある「変形性股関節症」について、その原因や治療法を紹介し予防に努めて頂きたいと考えます。 変形性股関節症とは? 股関節は、わたしたちの体の中で最大の関節で、体を支えるだけでなく、体を動かすことにも重要な役割を果たしています。その股関節に痛みが出てくる変形性股関節の原因や症状を紹介します。 変形性股関節症の原因 日本人の変形性股関節症の原因は、股関節の形成不全が多数を占めています。これは乳幼児の時の股関節の脱臼の後遺症や、生まれつきの形成不全です。股関節の脱臼や大腿骨頚部骨折といったケガ、関節リウマチも変形性股関節症のリスクを高めます。 また、加齢による軟骨のすり減りによって発症することもあります。 介護職に変形性股関節症が起こる理由 変形性股関節症のリスクは介護の仕事にも多く潜んでいます。日常的に長時間立ちっぱなしで仕事をしたり、しゃがんだり、中腰での作業が多かったり、何より利用者の体を移動したり、支えたりする仕事は、思った以上に股関節への負荷が大きくなり軟骨がすり減るリスクが高くなります。 変形性股関節症の症状 初期の症状は立ち上がる時や動き始める時に起こる、足の付け根の痛みです。おしりや太ももに痛みが出ることもあります。進行するとしゃがむことが困難になったり、前かがみができなくなったりと日常生活に支障が出ます。 長時間立っているのがつらくなる場合もあるでしょう。 変形性股関節症の診断 ・変形性股関節症はレントゲンで進行度合いを確認することができます。 ・常な股関節症は骨盤と大腿骨の間に隙間がみられます。 ・大腿骨の関節部分は丸い形をしており、その上部は骨盤に覆われています。 ・しかし、股関節に形成不全がみられる方は、骨盤に覆われている面積が狭くなっています。 ・また変形が進行してくると、骨盤と大腿骨の隙間が狭くなったり、軟骨下骨が硬くなります。 ・さらに症状が進行すると、関節の周囲にトゲのような骨組織ができたり、骨嚢胞(こつのうほう)とよばれる骨の空洞ができることがあります。 介護職が悩む変形性股関節症の治療 もしも介護職が変形性股関節症になったらどのような治療があるのでしょうか。 薬物療法 痛みがあると仕事だけでなく日常生活にも支障が出てしまいます。そのため痛み止めで疼痛コントロールを行います。 運動療法 股関節は骨盤と大腿骨で構成されるので、その周りの筋肉を鍛えて力をつけることで股関節の変形をとどめることができます。ここでは簡単な筋力トレーニングの方法を紹介します。 股関節周りの筋肉は、足を動かすことでトレーニングすることができます。立った状態で行う場合は、足を前に出す、横に開いていく、後ろに上げる、この3つを試してみましょう。足を前に出すときは、膝を曲げて行ってもよいですが、膝を伸ばして行うとより強い負荷で運動できます。 これら3つの運動を、痛みの出ない範囲でゆっくりと行います。トレーニングをする際は、バランスを崩して転倒したり、足を動かした際に上半身が前後左右に動かないよう、手すりなどにつかまりながら行うようにしましょう。 手術 痛み止めや運動療法で疼痛コントロールが難しいほど進行した場合、手術という選択肢があります。初期の段階では骨の一部を切って骨同士がぶつからないようにします。 変形が進んでいる場合は人工股関節置換術という方法もあります。 朗報!変形性股関節症も再生医療なら辞めないで働き続けられる 痛みを我慢しながら介護職を続けるのは大変なことです。手術となると入院のため仕事を休まなければなりません。また手術の後どれくらいで復帰できるかも気になるでしょう。 介護の職場では人手不足のところが多く、休暇を取りにくい人もいるかもしれません。そこでご紹介したいのが、再生医療という方法です。再生医療では、患者さん自身の脂肪から採取した幹細胞を股関節に注入し、傷ついた軟骨を修復するという治療法を行います。 自身の血液から採取した多血小板血漿を股関節に注射し、傷ついた組織を修復させる方法もあります。手術の場合、長期休暇が必要になり、介護職の人には負担でした。 しかし再生医療は入院のために仕事を休む必要はなく、自身の細胞や血液を使うので副作用の心配もありません。新たな治療の選択肢として可能性が広がっているのです。 ・再生医療は、入院の必要がありません ・再生医療は、日帰りで治療できます ・再生医療は、手術不要です まとめ・変形性股関節症を発症し、やむなく介護職を辞めないための治療法と予防について 体を使うことの多い介護職が変形性股関節症になると、仕事自体がリスクになりますし、働けなくなって、辞めるという選択肢を取られる方もいらっしゃいます。何より、日常生活そのものにも支障をきたすこともあります。 そして近年、変形性股関節症の新たな治療として再生医療が注目されていることをお伝えしました。痛みが強くて、つらいけれど手術するほど休みがとれない、手術は避けたい、少しでも安心な治療法で根本的な治療を望みたいというのであれば、再生医療を検討してみる価値があるでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 当院の再生治療 自己細胞由来幹細胞治療 PRP治療 股関節の痛みについて
2019.11.29 -
- ひざ
- 変形性膝関節症
- 再生治療
膝の痛み!介護職の職業柄多い変形性膝関節症とは 介護職はやりがいのある仕事ですが、体を使う仕事が多いため、さまざまなところに痛みが出るリスクがあります。例えば、介護職が抱える問題のひとつである膝の痛み、変形性膝関節症に悩む人も多いのではないでしょうか。 今回は膝の痛みを引き起こす変形性膝関節症について詳しく解説します。 介護職に多い変形性膝関節症とは? 介護の仕事は、膝の痛みを生じるリスクが高いです。そして、介護職の膝の痛みの原因として多いのが変形性膝関節症です。 介護職に変形性膝関節症が多い理由 膝関節は大腿骨と腓骨、膝蓋骨という骨でできており、軟骨がクッションの役割を果たしています。軟骨が膝の負荷の軽減や関節の滑らかな動きに役立っているのです。 しかし加齢や肥満、過度の負荷によって軟骨がすり減ると膝への負荷が大きくなり痛みが生じます。軟骨がすり減るために骨同士がぶつかるようになり、膝関節の変形につながります。 介護職は利用者の体を抱えたり、中腰の姿勢になったりと膝への負担の大きい仕事をしています。仕事中に膝の曲げ伸ばしをすることも多く、膝関節への過度な負荷から若くても変形性膝関節症になるリスクがあるのです。 変形性膝関節症の症状 初期の段階では、歩き始めや立ち上がる時など動き初めに痛みが生じます。痛みが軽い場合もあり、膝を動かさなければ痛みがないので症状を見逃すこともあります。 進行していくと階段の上り下りで痛みが出たり、膝が腫れたり水が溜まったりします。さらに症状が進むと安静にしていても痛みが出てきてしまいます。 変形性膝関節症の対策としてサポーターを使ってみませんか? 介護職が悩む変形膝関節症の治療法とは 膝の痛みを抱えながら介護の仕事をするのはつらいですよね。そこで、変形性膝関節症の治療法について紹介します。 薬物療法 ・膝の痛みや炎症に対して、痛み止めや湿布薬など薬を使って治療します。 注射 ・膝関節の中にある関節液にはヒアルロン酸が含まれています。 ・ヒアルロン酸の減少によって膝の負荷が大きくなるため、膝にヒアルロン酸を直接注射するという方法があります。 ・膝に水が溜まっている、膝の痛みが強いという場合は、痛み止めを直接膝に注射するステロイド注射という方法もあります。 サポーター ・膝の痛みを抱えながら仕事をする介護職の方はサポーターをする人が多いのではないでしょうか。 ・サポーターは膝をひねらないようにしたり、膝を温めたりする効果があります。包まれている感覚が痛みを和らげる効果も期待できます。 手術 ・痛み止めや注射でコントロールできないほど膝の痛みが強く、日常生活に支障がある場合は手術という選択肢もあります。 ・変形性膝関節症の進行具合や症状によって手術の方法が異なりますが、数日から数週間の入院が必要になるでしょう。 ・かなり進行している場合は人工膝関節置換術という方法もあります。 休養がとれない介護職の方必見!変形性膝関節症の治療に再生医療という選択もある 近年変形性膝関節症の治療に再生医療が注目されています。薬物療法や注射で効果が実感できず、手術はためらうという人への新しい選択肢です。 変形性膝関節症に行われる再生医療には2種類あります。1つ目は自身の脂肪から採取した幹細胞を膝関節に注入するというものです。幹細胞が傷ついた軟骨を修復することで痛みや炎症を抑える効果があります。 2つ目は自身の血液からとれる多血小板血漿を膝関節に注射するというものです。血小板は止血作用があることで知られていますが、血小板が放出する成長因子が膝関節の傷ついた組織を修復し痛みを軽減させます。 まとめ・膝の痛み!介護職が多い変形性膝関節症とは 介護職は膝への負荷が大きく、膝の痛みの原因として多いのが変形性膝関節症です。痛み止めの内服や湿布薬で対処する人も多いですが、症状が進行すると安静にしていても強い痛みが生じ介護の仕事が困難になります。 そんな変形性膝関節症の新たな治療法として、再生医療が注目されています。つらい痛みに悩んでいる、薬やサポーターなどでの対処が難しいという方は、再生医療による治療も選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。 再生医療は、一般的な病院やクリニックで受けることはできません。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門院です。治療に関する疑問やお聞きになりたいことがあればお気軽にお問い合わせ下さい。 以上、膝の痛み!介護職が多い変形性膝関節症とはについて記させて頂きました。参考にしていただければ幸いです。 監修:リペアセルクリニック 大阪院
2019.11.27 -
- 免疫細胞療法
舌下免疫療法で子供の辛いアレルギーを改善する方法 スギ花粉やダニなどによるアレルギーによって、目のかゆみや鼻づまりなど苦しい症状でつらい思いをしている子供がたくさんいます。子供のアレルギーは早く治してあげたいですが、薬を使い続けるのには抵抗がある方もいらっしゃることでしょう。 近年、子供のアレルギーを治療する方法として、免疫療法に注目が集まっています。具体的に、どのような治療法なのか、解説します。 子供のアレルギーに効果が期待できる!?舌下免疫療法とは 子供のアレルギー症状の軽減や根治が期待できる免疫療法の1つに「舌下免疫療法」があります。 内服薬を舌下に投与し、原因物質に少しずつ慣らしていく方法です。舌下や口腔内粘膜にいる免疫細胞が働いて免疫寛容が起き、アレルギー症状が出にくくなります。 免疫寛容とは、入ってきたものを攻撃せずに、受け入れることです。スギ花粉などを特異物質と見なさないようにしていくのですね。 この舌下免疫療法は、スギ花粉症だけでなく、花粉アレルギー発症予防や喘息発症予防の効果も期待できると言われています。 舌下免疫療法は5歳から受けられる 花粉やダニアレルギー免疫療法は、5歳から受けることができます。スギ花粉症の治療においては、スギ花粉飛散期の1月~5月に始めることができないので注意が必要です。 また、この治療はすぐに効果が表れるものではありません。効果を見るためには1~2年毎日内服を続ける必要があります。 舌下免疫療法の副作用 全身性のアレルギー反応が少なく、安全性が高い治療法と言えますが、以下のような副反応がおこることもあります。 ・口の中の腫れや口内炎 ・のどのかゆみ ・くしゃみや鼻水などの鼻炎症状など 皮下注射による免疫療法もある! 花粉から抽出した抗原エキスを薄めて注射する免疫療法です。 症状が出ないほどにまで薄めたものから始め、徐々にエキスを濃くしていくことによって体を慣らしていく方法です。最初は週に1~2回の通院が必要ですが、濃いエキスが注射できるまでになると月1回程度の通院になります。こちらも効果が出ているかどうかを見るには1~2年必要です。 その他、アレルギー症状が重症な方には、「皮内免疫療法」というものがあります。スギ花粉飛散時期でも始められることや、ヒノキや猫の毛などにも加えて行うことができること、効果が早く見られるなどのメリットがあります。 免疫細胞療法によってアレルギーを予防する方法も注目されている NK細胞免疫療法やCAT細胞免疫療法を用いた免疫細胞療法により、私たちの体に備わっている免疫システムの強化を図り、免疫力をアップすることができます。 患者さん自身の血液から採取する成分を使用するため、副作用などの危険が少なく、安全に行うことができるというメリットがあります。この免疫細胞療法により、免疫力を高め、アレルギーの予防効果が期待できるのです。 まとめ・舌下免疫療法で子供の辛いアレルギーを改善する方法 子供のアレルギーは、免疫療法で症状を改善する効果が期待できます。もちろん、子供のアレルギーだけでなく、大人のアレルギーに対しても効果は期待できます。 舌下免疫療法、皮下免疫療法ともにすぐに結果が得られるものではありませんし、NK細胞免疫療法やCAT細胞免疫療法を用いた免疫細胞療法は「予防」目的に行われる治療ですが、つらい症状の緩和に役立つのであれば、検討してみる価値があると言えます。 免疫療法に関して詳しく知りたい、またご質問などがあればお気軽にお問合せください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.27 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷を発症!間違った筋トレで発症する危険性! 体を強くするためや、美容や健康のために筋トレをしている人もたくさんいると思います。筋トレで体を鍛えることは良いことですが、気を付けたいのが筋トレで怪我をしてしまうことがあるということです。 筋トレで無理をしたり、間違った方法で筋トレをしたりすることでTFCC損傷になる人も少なくありません。 今回は、TFCC損傷にならないように、正しく筋トレをすることの大切さについて紹介します。 間違った筋トレのやり方でTFCC損傷になる可能性がある! TFCC損傷と筋トレの関係を知るために、まずは手首の構造や働きについて紹介します。 手首には、前腕の尺骨と橈骨という長い2本の骨と手根骨という小さな骨が8本あります。 この骨と神経、靭帯、腱が複雑に入り組んだ状態になっていて、骨、神経、靭帯、腱の働きによって手のひらを前後左右に動かすことができたり、内側や外側に返したりすることができます。 このような手首の動きを行う際に、手首を安定させたり、衝撃を吸収したりする役割を果たしているのがTFCC(三角線維軟骨複合体)です。 そして、間違った方法で筋トレをしたり、無理をして負荷をかけ過ぎたりすることによって、TFCC損傷になることがあります。 例えば、ダンベルを使って筋トレをする人もたくさんいると思いますが、ダンベルを握る時に中心軸からずれないようにしないと、必要以上に手首の関節に負荷がかかってしまいTFCC損傷につながってしまうことがあります。 このように器具の握り方の他にも手首の角度、重りの重量などを間違えたままトレーニングを続けているとTFCC損傷などの怪我につながってしまいます。 自己流で筋トレをするのではなく、トレーナーなど専門家のアドバイスに従って正しい方法で行うことが大切です。 無理をせずに安静にすることも大切 筋トレをしていて手首に違和感があったり、痛みが生じたりしたときは、筋トレを中断して安静にすることが大切です。 サポーターなどを使用すれば、痛みが緩和され、トレーニングを継続していくことも可能なケースもあるかもしれませんが、無理をするとTFCC損傷など手首の怪我が悪化してしまう可能性があるので、無理をせずに安静にしておきましょう。 まとめ・TFCC損傷を発症!間違った筋トレで発症する危険性!! TFCC損傷にならないようにするために、筋トレをするときは正しいやり方で行うことが大切です。 違和感や痛みがあるときは筋トレを控えるようにしましょう。 特に、筋トレやジム通いなどを始めたばかりの人は、無理をしてしまいがちなので注意してくださいね。 また、手首の違和感や痛みが引かないという場合は、できるだけ早めに医療機関で診てもらうようにしましょう。 TFCC損傷の治療法としては、さまざまな方法がありますが、近年は再生医療という画期的な方法も治療の選択肢にできます。痛みが強く、日常生活に支障が出るという方は、専門のクリニックで相談してみてはいかがでしょうか。 監修;リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.26 -
- 腰
- 再生治療
腰痛が原因で保育士を辞める?理想と現実、腰痛は早期治療と予防が大切 子供が好きで、無邪気・無垢な子供達と関りが持てる保育士さんを目指され、憧れを手にしたにも関わらず、理想と現実に戸惑われる方が多いと聞きます。実は、子どものお世話はとても重労働です。 毎日のお世話で身体に疲労がたまり、中でも慢性的な腰痛に悩まされている保育士さんがおられます。せっかく憧れの職業に付いたのにと思わないでください。この腰痛が原因で辞めたい、転職を考えている保育士までおられるほど真剣な悩みなのです。 もちろん身体が辛くても子供が好きで、できれば保育士の仕事を諦めたくないという方もおられるでしょう。そこで腰痛がひどい保育士さんは、我慢して仕事をつづけるべきか、辞めて転職すべきか、この対策を探りました! 転職を考えるほど腰痛に悩まされることになった 腰に一番負担をかける姿勢は「中腰」です。保育士さんの場合、子どもと目線を合わせたり、おむつを替えたりする時に中腰の姿勢になりますよね。また、乳幼児は抱っこが必要ですし、動くようになってくると「おんぶ」や「抱っこ」をせがんできて、保育士の周りには子どもがまとわりついてきます。 そして、子どもの予期せぬ行動によって急に腰に痛みを感じたり、日ごろの疲れが筋肉にたまり腰を痛めてしまうケースが後を絶ちません。ただでさえ大変な仕事であるのに、腰痛を抱えたままでは保育士を続けられず、転職を考える方も少なくありません。 保育士さんの腰痛は「ストレス」が原因の場合がある 保育士さんは、子どもの世話によって腰に負担がかかるため腰痛を発症する確率が高いのは確かです。しかし、「ストレス」が原因で腰痛が起こっていることもあるのです。そのため、神経の安定剤や抗うつ剤で症状が改善することがあります。 腰痛の原因になるほどのストレスを感じるのは職場のせいなのか、仕事の特性なのか、そこはその個人でしか分かりませんが、いずれにしろ転職を考えた方がよいと思う保育士さんがいても不思議ではありません。 転職を考えるより腰痛を予防する意識を持とう 子どもの世話は大変ですが、喜びや発見が多い仕事でもあり、腰痛があっても保育士さんを続けたい!と思う方もいらっしゃると思います。しかし、痛みが重症化してしまうと、やはり保育士さんの仕事を続けることが難しいと考えるようになるかもません。 ただ腰痛が原因なら、その対策を普段から意識して取っておくことがお勧めです。例えば朝晩に腰痛体操などを積極的に行うなど予防する意識を持ちましょう。それでも腰痛を発症したら、痛みが軽度のうちに治せれば問題は無くなります。 保育士を続けたい!腰痛を改善する最新の治療法 近年、再生医療による関節の治療に注目が集まっています。再生医療とは、自分の幹細胞や血液中の血小板を取り出し培養、組織などの修復機能が高まった幹細胞や血小板をダメージ部に注入して自然治癒させる方法です。 関節への再生医療は、効果が出るのが早いこと、アレルギーや拒絶反応がなく安全性が高いことから、スポーツ医療で注目を集めています。この再生医療によって腰痛治療をすることができれば、腰痛が出ても安心。転職も考えなくてよくなりそうですね。 まとめ・腰痛が原因で保育士を辞める?理想と現実、腰痛は早期治療と予防が大切 「保育士の仕事が好きだから、腰痛があっても転職したくない」理想と現実のはざまで悩まれる保育士さんも多いことでしょう。腰痛は早期治療が大切です。放置することなく違和感を感じたら医療機関で適切な治療やアドバイスを受けるようにしましょう。 また、そうなる前の予防にも努めるべきです。体操やストレッチを効果的に取り入れてみてください。 痛みが酷い場合は、休む選択肢のありだと思います。まずは、予防する意識が大切!立ちあがり方や、かがみ方などの腰に負担が掛かりにくい方法を知って実践し、腰痛体操なども面倒がらずに取り入れましょう。どうしてもの場合は再生医療もあります。 せっかくの夢を手放さない前向きな気持ちで立ち向かいたいものですね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.25 -
- 免疫細胞療法
ボディビルを頑張る人は病気にも注意!免疫力が低下する可能性 ボディビルを行っている方は、強い肉体を持っているイメージがありますが、実のところ「風邪などの病気に弱いことに対する注意が必要」です。強靭な肉体を持つアスリートだけに病気に弱いのは想像できませんが、その原因について解説します。 ボディビルで風邪などの病気になりやすい原因とは? ボディビルに取り組むアスリートが風邪などの病気になりやすい原因として第一に考えられるのが「激しいトレーニングをする」ことです。トレーニングや運動は、強い身体を手に入れることで免疫力を高める効果もあるのではないかと思いがちですね。 誤解しないでくださいね。運動で免疫力を高めることは可能です。ただ、免疫力を高めるには「適度な強度の運動」であること「継続的に行うこと」が重要になります。 激し過ぎる運動は、体にとってはストレスとなり、このストレスは免疫力を低下させてしまうのです。ボディビルのトレーニングは、魅せるための体を作ること、理想の肉体作りのためにハードトレーニングをすることになり、これがストレスとなって免疫力を低下させてしまいます。 真剣にボディビルに取り組めば取り組むほど、激しいトレーニングが必要になり「極限に体脂肪率が低い」状態に進むことになり病気に対する抵抗力は低くなっていきます。脂肪はけして悪いものではなく、体温を維持する大切な役割を担っておいます。 体温は、「高いほど免疫力が高まる傾向にある」ため、脂肪が薄くて体温が下がりやすいボディビルは、基本的に免疫力が低くなりやすいのです。実はこれボディビルだけの話ではなく、真剣にスポーツに取り組むアスリートはすべて注意が必要です。 できれば食事の内容や、回数、カロリーなどに気を使いトレーニングと同じぐらい、身体のケアにも心を砕いて欲しいと思います。 ▼限界突破を目指すアスリートに注意してほしいこと ・激しい運動の後は抗体の分泌が減少して、病原体に感染しやすくなる ・過酷な運動を続けていると、免疫反応が抑えられ感染しやすくなる ・運動で分泌されたテストステロンが、免疫力を抑制してしまう ・体を追い込むことで精神的なストレスが生じて、免疫力が低下する ・体脂肪が少ないために体温が低下しやすく、免疫力も落ちやすい ボディビルは、筋肉を大きくするために偏った食事になりがちで免疫力を犠牲にしているのかもしれません。これらはボディビルにかかわらず理想を追い求めるアスリート、運動選手が肉体を鍛えれば鍛えるほど免疫力を低下させてしまうということです。 頑張るアスリートのために免疫力を高める免疫細胞療法!? コントロールや体作りがかせないボディビルをはじめとしたアスリートの体質改善は決して避けて通る事ができない、無視できない問題です。懸命な努力を重ねて、結果が必要な時点で身体の問題で最大のパフォーマンスを実現できないと意味がありません。 そんなボディビルを志すアスリートの免疫力を高めることで病気への抵抗力をアップさせ、風邪などひきにくい体作りを目指すのであれば「免疫細胞療法」という先端治療を検討してみてはいかがでしょうか。 免疫細胞療法は、体内に侵入した病原菌を攻撃する免疫細胞を採血等で取り出し、培養してから体内に戻すことで免疫力を高める治療法です。免疫力を高めることによって風邪だけでなく、アレルギーやさまざまな感染症、がんの予防にも役立ちます。 身体を極限まで鍛えることで結果を求められるアスリートにこそ、オススメします。 まとめ・ボディビルを頑張る人は病気にも注意!免疫力が低下する可能性 ボディビルによって肉体作りを邪魔する病気や、風邪の存在は決して無視できないものですが、その特性上どうしても「風邪など病気になりやすい」ことは否めません。 食事や運動、生活習慣の改善が難しい、また最高のパフォーマンスを発揮したいアスリートに免疫細胞療法による治療法を検討されてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.25 -
- 再生治療
- 手
TFCC損傷の治し方!原因と症状、湿布や治療法について TFCC損傷とは、手首の小指側にある関節の疾患です。TFCC(三角繊維軟骨複合体)は、橈骨と尺骨といった2つの骨の間を結ぶ靭帯や腱、軟骨などの組織からなり、手首の関節を安定性させるための組織です。 TFCC損傷とは、手首の「三角線維軟骨複合体」という軟部組織が損傷することです。症状としては小指側の手首を曲げたり、抑えると痛みが発症します。 原因の多くは、手首を酷使し続けたり、大きな衝撃を受けた場合に起こりますが、加齢により損傷することもあります。この場合は無症状ということもあります。 このTFCC(三角線維軟骨複合体)といわれる部位は、手首を動かす際に衝撃を和らげるクッションのような役割を果たしています。 この部位が損傷するとクッションとしての役割を果たすことができなくなり、手関節を動かすたびに痛みが生じるようになります。 TFCC損傷の原因 大きく二つ、組織に損傷が生じたことで発症することがあります。 原因 ・急性外傷: 事故や転倒、スポーツのケガなど ・慢性的負担: 手首の過度な使用や負担、常に手首を使う動作が続き損傷が蓄積された場合 TFCC損傷の症状 症状としては普段、安静時に痛みは無いものですが腕を捻ったり、手首の関節を小指側に曲げた場合に、手の小指側の関節に痛みが出ます。 症状例 ・手首の痛み ・手首の腫れ ・手首の運動制限 ・手首がカクカクするような感じ ・手首を曲げたり、ねじったりした際に痛む 例えば、日常生活でドアノブを捻ったり、料理で鍋を持ち上げたり、包丁を使うなど、手首を使うような場合に傷んだり、またラケットやバットなどを使うスポーツなどの競技では鋭い痛みが出がちとなります。 TCFF損傷が起こりやすい場面 ・スポーツ等 野球のバッティング、ゴルフのスイング、テニスやバトミントンといったラケット競技、スキー、スノーボードなどでの転倒時、その他スポーツ競技全般 ・日常生活での転倒 転倒その他、勢いよく手を着くと、起こりがち このように日常生活や、スポーツなどの運動を通して手首を酷使したり、転倒したときに勢いよく手をついた結果、その手首に痛みが生じることがあります。 このような場面で痛みが走ったとき、あなたならどうしますか? 大きな痛みがでるような重症でない場合、多くの方は対処法として「この程度・・・」とか、「湿布を貼って様子を見よう」と思われがちではないでしょうか。しかし、その手首の痛み、「TFCC損傷」かもしれません。 では、もし仮にTFCC損傷を発症していた場合、湿布さえ貼っておけば大丈夫、自然に治ると思いますか? 今回は、そのTFCC損傷について、治療は「湿布だけでも有効なのか、有効ではないのか」「自然に治るものなのか」ということについて解説し、併せて湿布以外の対処方法についてご紹介させていただきましょう。 TFCC損傷の治療!痛みに効果的な湿布は、治療期間を長引かせることもある TFCC損傷の治療について、患部が炎症を起こしている場合、特に発症した初期の段階などは、湿布を貼ることでその炎症を抑えることができ、痛みといった症状を緩和させる効果は期待することができます。 ただし、湿布を貼るのは、急場の対応としては有効ですが根本的な解決にはなりません。 逆に考えると、湿布を貼ることによって「症状が緩和する」ために、「治療期間を長引かせる危険性」があります。なぜなら湿布で痛みが和らぐことで安心し、完治しないまま放置することになるからです。 湿布で痛みを和らげることはできても、それで損傷した部分が治るわけではなく、湿布ではTFCC損傷の根本的な解決にはなりません。 外傷が無いため、つい自己判断で「この程度なら・・・」「たいしたことはない・・・」と自己判断しがちになります。 湿布の問題 ・湿布で症状が緩和します ○ ・症状が緩和することで放置しかねない ✕ ・安心し、放置、治療期間が長引く可能性 ✕ ※湿布で痛みは和らぐがTFCC損傷の根本的な解決にはならない可能性 TFCC損傷による痛みは、原因がある程度わかるはずです。日常生活やスポーツなど原因となるものの結果として手首の痛みや違和感などの症状が起こった場合は、整形外科など専門医による診断をお受けになられることをお薦めします。 診断にはレントゲンを用いる場合が多いのですがMRIを用いる方法が一番精度が高いと思われます。 TFCC損傷の治療方法 TFCC損傷になってしまった場合の対処法として、痛みを和らげるには湿布ですが、それ以外でおすすめしたいのは、「手首を固定する」ことです。手首を固定し、関節の動きを制限することで、TFCCの安静となり、負担を軽減することが可能になるからです。 損傷した部分を安静に保つことが非常に大切です。実際、整形外科など診察を受け、TFCC損傷とされた場合、保存療法としてサポーターや、ギプス、テーピングなどの装具を用いて手首を固定し、安静を指導されるケースが多々あります。 中でもサポーターや、テーピングは、ドラッグストアや薬局で簡単に購入することが可能なため、整形外科で治療を受けることなく、自ら購入して使用する方もおられるかもしれません。 ただし、間違った方法で使用すると、うまく固定ができず、逆に悪化させる可能性があるので注が必要です。何度も申しますが、まずは医療機関にて検査をお受けになって医師などの専門家にアドバイスを受けた上で使用されることをおすすめします。 TFCC損傷は、手首へのレントゲン、MRIなどの画像診断を通じて診断され、治療は損傷の程度により異なりますが、以下のような方法が一般的に使用されます ・症状が軽度なら安静にして物理療法やサポーターやテーピングを使用し、回復を促します。 ・薬物療法が処方されることがあります。 ・注射療法が考慮されることがあります。 ・症状が重度な場合、手術が必要となることがあります。 TFCC患部をサポーターや、テーピングで固定する ・医療機関で指示を受けて行うこと ・間違った固定は、悪化の原因にもなりがちなので注意が必要 TFCC損傷のセルフケア 湿布やサポーター、テーピングなど以外にできるセルフケアもご紹介します。 TFCC損傷は、スポーツや仕事、家事などで手首を酷使していることが主な原因となるので、TFCC損傷になった場合は手首の関節だけではなく、肘や肩周辺も酷使しているケースが多く見られます。 肘や肩を酷使して筋肉が硬くなってしまうと、腕を動かしたときに手首の関節に負担がかかりやすくなります。そこで、TFCC損傷のセルフケアとしてお勧めしたいのが、肘や肩の筋肉をほぐすことです。 肘や肩付近の皮膚を軽くつまんでみて皮膚が硬くなっている部分があったら、そのあたりの筋肉をマッサージやストレッチなどでほぐしていきましょう。 ついつい、痛みがあったり、損傷した患部に意識が行きがちですが、その周りの筋肉のケアなども行いましょう。 手首に負担をかけないよう、腕、肘、肩などをマッサージなどで、ほぐしましょう。 まとめ・TFCC損傷の治し方!原因と症状、湿布や治療法について 今回は、TFCC損傷の治し方!手首への湿布の有効性についてと治療法について紹介しました。 大切なことは、自分でもできる対処法もありますが、痛みがひどい場合や、セルフケアで改善しない場合は、そのままにしておかずに医療機関で診てもらうことをおすすめします。 湿布は患部の炎症を抑える効果はあるものの、痛んだ患部を根本的に治すことはできません。そればかりか症状が重い場合は、手術という選択を迫られることもあります。 TFCC損傷に対する手術は多くの場合、関節鏡を使った方法で行います。術後、約4週間程ギブスで患部を固定し、その後も3-4か月は手首に強い負担をかけることのないよう指導されます。 ただ、このように手術をしたとしても1度で改善しないことがあります。ひどい場合は2度、あるいは3度と手術を重ねなければならない可能性もあります。軽く見ていると治療が長期にわたる可能性もあり、くれぐれも自己判断で無理をされないよう注意ください。 最近は、TFCC損傷の治療として再生医療も話題になっています。特にスポーツ選手など、選手生命にかかわる場合で手術以外の選択肢として有効です。 再生医療は、手術を避け、入院もせずに治療が可能です。再生医療は、最新医療なので通常の整形外科などで治療を受けることができません。詳しくは当院のような専門医のいるクリニックにご相談ください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼ スポーツ外傷に対する再生医療 再生医療は、スポーツ選手のパフォーマンス、選手生命を維持する治療を推進できます ▼「TFCC損傷について、テーピングでの治療や予防を解説」
2019.11.24 -
- ひざ
- 再生治療
膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては? 介護士は、利用者の生活を支える、とてもやりがいがある仕事です。 しかし、体を使う仕事が多いため、膝や腰など関節の痛みを抱えている人も多いですし、膝が痛くても同僚に気を使って、痛みを我慢しながら仕事をしている人もいるのではないでしょうか。 今回は、介護士の膝の痛みを治す方法について解説します。 介護士の膝の痛みを治す方法 膝の痛みを治す方法は原因によってさまざまですが、主に、痛みのある部分に湿布を貼って痛みを和らげたり、サポーターやテーピングで膝関節を固定する方法が用いられます。 介護士は日常的に膝関節を使いますが、サポーターを装着することで膝関節を安定させることができるので、痛みを軽減できます。しかし、サポーターをつけても根本的な治療にはつながりません。 また、膝蓋靭帯炎のように炎症を起こしている場合は、とにかく安静にすることが大切です。靭帯や半月板を損傷したことで生じる膝の痛みを治すには、手術という方法があります。 しかし、手術となると不安になったり、仕事への復帰までの期間を気にする介護士の方も多いでしょう。そこで、最近注目を集めているのが「再生医療」によって膝の痛みを治す方法です。 再生医療は、患者さん自身の細胞を膝関節に注入し、傷ついた軟骨を修復させるという治療法です。手術より短期間での治療が可能なこと、患者さん自身の細胞を使うため副作用が少ないなどのメリットがあります。 膝の痛み!重症化を防ぎましょう 介護士が膝の痛みを治す方法は、ご紹介した手術や再生医療などもありますが、なるべく早く専門医を受診し、適切な治療を開始して重症化を防ぎましょう。 介護士に起こる膝の痛みの原因とは? 介護士は膝を痛めやすい職業のひとつです。 ベッド上の利用者のオムツ交換や体位変換では中腰の姿勢で作業をすることがあります。利用者を抱える、車椅子に移乗する、入浴用のストレッチャーに移乗するなど、膝など関節への負担が大きくかかります。 特に、ベッドから車椅子、車椅子からトイレというような座った状態の利用者の移乗が、膝に大きな負担がかかります。腰を曲げて体を低くしてから、利用者を抱えるように移乗するからです。 このように介護士の仕事の中に膝に痛みが生じるリスクが多く潜んでいます。 膝の痛みを重症化させないようにするには? 痛みがあるときは、まずは、なるべく安静にすることが大切です。サポーターをつける、痛み止めを飲むなどの方法で対処できる場合もありますが、その場合も、専門医の診察を受けてください。 適切なサポーターの使い方をし、適切な痛み止めの使用をすることが大切です。重症化してしまうと、根本的な治療が必要になります。 まとめ・膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては? 介護士は体を使う仕事であり、膝関節への負荷が大きい職種です。変形性膝関節症などになってしまい、膝の痛みを抱えながら仕事をする人もいますが、つらい痛みは早く改善したいですよね。 近年は、膝の痛みを治す方法として、自身の細胞で傷ついた軟骨を修復する再生医療が注目されています。根本的に膝の痛みを治す治療を受けたい!という場合は、この再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。詳しくは、専門医にご相談くださいね。 以上、膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては?と題して解説しました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.23 -
- 再生治療
- 腰
腰痛でつらい...腰の痛みに悩む保育士さんに効果的な最新療法とは いつもニコニコしていて、優しく子ども達の面倒を見てくれる保育士さんたちの中には、つらい腰痛で苦しんでいる方も少なくないのではないでしょうか。 保育士の腰痛の原因は、ぎっくり腰のような急性腰痛の場合もありますが、慢性的な腰痛の場合もあります。しかし、腰が痛いからと言って子どもたちの世話を投げ出すわけにはいきませんよね。 今回は、保育士が抱える悩み「腰痛」の原因と効果的な治し方について解説します。 腰痛になりやすいと言われる保育士、その原因と効果的な治療法 保育士にとって、腰痛は職業病とも言える病気の1つです。腰痛になる原因は、 ・子どもとの身長差があるため、かがむ姿勢を取ることが多い ・子どもを抱っこやオムツ交換のために、腰を曲げることが多い ・休憩が取れない などが挙げられます。 保育士は、腰に負担がかかる仕事が多いですよね。そして、気を付けていても腰痛になりがちです。腰に痛みを感じるようになってしまったら、症状が悪化しないように治療する必要があります。 腰痛治療:体操 慢性腰痛に効果的なのは、腰痛体操です。 完全に治す!ということは難しいですが、腰痛の予防にも効果的です。 ・腰椎や下肢のストレッチ ・腹筋や背筋の筋トレ 腰痛治療:病院の受診 慢性腰痛に効果的なのは腰痛体操ですが、それでもよくならない時は専門の医療機関を受診しましょう。病院では、湿布や痛み止めの内服、消炎症鎮痛剤の注射などの治療が行われます。また、電気治療や筋肉の運動などリハビリを行うこともあるでしょう。 コルセットやブロック注射などもありますが、場合によっては手術が選択されることもあります。 慢性腰痛の予防 慢性腰痛の予防において、保育士は特に子どもと接する際の姿勢が大切です。 腰に負担をかけないために、以下のような工夫をしてみてください。 ・おむつを交換する際、かがまなくてよい台を使用する ・散歩に使うベビーカーは、保育士が園児を持ち上げなくてもいいものを使用する しかし、これらのものは保育園や幼稚園の都合で、自分で取り入れることは難しい場合もあります。日ごろの筋肉トレーニングやストレッチ、ストレスをためないことなど、腰痛の予防を心がけましょう。 保育士のつらい腰痛治療に最新医療!「再生医療」の効果に期待 腰痛の治し方としては、薬物療法や腰痛体操が一般的です。しかし、完治することは難しく、再発してしまうこともあります。 腰痛治療の完治を目指して注目されているのが再生医療です。 再生医療は、人間の細胞や血液の修復機能を利用して、ダメージを受けた部分を自然治癒させる方法です。そして、再生医療は現在、膝や股関節、肩の痛みなどの治療に効果が出ており、腰痛治療の選択肢の1つとなることが期待されています。 まとめ・つらい腰の痛みに悩む保育士さんに効果的な最新療法をご紹介します 多くの保育士が悩んでいる腰痛の治し方は「腰痛体操」が効果的です。ただし、無理をしないように行ってください。保育士は子どもと関わる仕事のため、腰痛を発症する確率はどうしても高くなりますが、予防法も取り入れて、腰痛を悪化させないように努めてください。 以上、腰が痛い保育士に効果的な治療方法を解説いたしました。この記事がご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.23 -
- 手
- 再生治療
慢性的な手首の痛みや違和感はTFCC損傷の可能性!悪化(進行)する前に受診を! 「最近、手首を動かすと痛いけど、対策をとらずに我慢している」という人はいませんか? 慢性的な手首の痛みは、TFCC損傷の可能性がありますし、TFCC損傷であれば悪化する前に対策をとっていく必要があります。 そこで、ここではTFCC損傷が悪化するとどうなるのか、また、早めに対策することの大切さについて紹介します。 TFCC損傷が悪化するとどうなる? TFCCとは、軟骨やじん帯などから構成される「三角線維軟骨複合体」と言われているもので手首の小指側にあります。この三角線維軟骨複合体が損傷してしまっている状態をTFCC損傷と言います。 TFCCは手首の関節を動かす際に安定させる働きがあるので、TFCC損傷が悪化してしまうと手首を思うように動かすことができなくなったり、動かす際に痛みが生じたりしてしまいます。 例えば、ドアノブを回す、雑巾を絞る、皿洗いをする、テニスやゴルフなどのスイングをするといった動作を行うと痛みが生じます。 日常生活の動作によるTFCC損傷の悪化 ネット社会とも言われている現代では、パソコンやスマートフォンを、毎日、長時間使用しているという人もたくさんいると思います。 そのパソコンやスマートフォンの操作で手首に負担がかかってTFCC損傷を悪化させてしまうケースも少なくありません。 そうならないためにも、パソコンやスマートフォンを使用している時の姿勢に気を配ったり、30分くらいに1度は小休止をとったりして、できるだけ手首に負担がかからないようにしましょう。また、できる限りパソコンやスマートフォンを使用する時間を減らす努力もしましょう。 TFCC損傷が悪化すると治療期間も長くなる 手首に違和感や痛みが生じた場合、そのうち治るかもしれないと思い、医療機関で治療を受けず、とりあえずそのままにして様子を見る人もいるのではないでしょうか。 なかには、よほど症状が悪化しない限りは医療機関で治療を受けないという人もいるかもしれません。 しかし、TFCC損傷が悪化してしまうとそれだけ治療期間も長くなってしまいますし、早めに治療を受けなかったため悪化してしまい、手術を検討しなくてはならないということになってしまう可能性もあります。 手首に違和感や痛みが生じた場合はできるだけ早めに医療機関で診てもらいましょう。 まとめ・慢性的な手首の痛みや違和感はTFCC損傷の可能性!悪化(進行)する前に受診を! 今回は、TFCC損傷が悪化するとどうなるのか、また、悪化しないうちに早めに対策することが大切であることなどを紹介しました。 TFCC損傷を悪化させないためには医療機関で早めに治療を受けることがおすすめです。 医療機関では、テーピングやサポーターを使った保存療法や、ステロイド注射、手術など状況に応じていろいろな治療が行われます。 また、近年では再生医療による治療も注目を集めているので、TFCC損傷で悩んでいる人は専門のクリニックで相談してみるとよいでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.22 -
- 免疫細胞療法
肺がんの治療にも効果!?副作用の心配が少ない免疫療法とは せきや呼吸困難など苦しい症状が出る肺がんは、がんの中でも死亡数がトップという統計結果も出ています。そして、肺がんは自覚症状が乏しい、進行が早い、転移しやすいという性質があり、治りにくい「がん」だといわれています。 しかし、肺がんにも免疫療法(免疫細胞療法)があります。肺がんに効果的と言われる免疫療法とは、どのような方法なのでしょうか? 3 つの免疫療法を詳しく解説していきます。 肺がんの免疫療法① 「NKT細胞療法」 第4のリンパ球として知られているNKT細胞は、悪性腫瘍の転移を抑制すると報告されています。このNKT細胞を体外で活性化し、患者の体内に点滴で注入します。すると、腫瘍細胞を排除しようとする物質が産生されることが分かっています。 肺がんの免疫療法② 「樹状細胞ワクチン療法」 人間が生まれた時から持っている免疫を自然免疫と言いますが、その中にある「樹状細胞」を使用した免疫細胞療法です。樹状細胞は、病原体の情報をリンパ球に伝える役割を担っています。 この樹状細胞に体外でがん抗原を取り込ませ、患者さんの体内に戻します。体内に入った樹状細胞は、がん細胞を攻撃するT細胞にがん抗原を伝えて攻撃するように指示を出します。 肺がんの免疫療法③ 「免疫チェックポイント阻害薬」 人間の体内には病原体を攻撃するT細胞が存在します。高い攻撃力を誇り、がん細胞を攻撃、排除するのですが、暴走してしまい正常な細胞を壊すと危険なので、その動きにブレーキをかける機能が備わっています。これは「免疫チェックポイント」と呼ばれています。 がん細胞は、このチェックポイントを悪用し、T 細胞の攻撃を逃れようとします。がん細胞によって T 細胞の動きを封じ込められないようにした薬が「免疫チェックポイント阻害薬」で、免疫療法の 1 つとして注目を浴びています。 免疫細胞療法の一番のメリットは「大きな副作用がない」こと 肺がんだけでなく、がん全般の治療には「手術」「化学療法」「放射線治療」の三大治療法が主流です。 しかし、これらの治療では正常な細胞を傷つけてしまったり、重篤な副作用が出てしまったりする場合があります。一方、免疫細胞療法は、患者さん自身の細胞を使用しますので、大きな副作用がありません。また、三大治療法とも併用が可能で、併用により三大治療の効果を高めることも期待されています。 まとめ・肺がんの治療にも効果!?副作用の心配が少ない免疫療法とは 「難治がん」と言われている「肺がん」ですが、免疫療法(免疫細胞療法)は今、効果が期待できる新たな治療法として注目を集めています。 個人差はあるものの抗がん剤などを使用すると、さまざまな副作用が出ます。この点、免疫細胞療法は自分の細胞を使用するため、大きな副作用がないという点でもメリットがあります。 以上、肺がんに対する免疫療法のアウトライン、可能性を記させて頂きました。実際に治療として取り組む場合のご質問や、ご相談も承りますのでお気軽にお問い合わせ下さい。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.22 -
- 腰
- 再生治療
看護師さんが職業病である腰痛を予防するための方法とは! 腰痛に悩みながら仕事をされている看護師は多いのではないでしょうか。 同僚の看護師が腰痛で、つらそうにしている場面を見たことがある人もいるかもしれません。立仕事で、力仕事も伴う看護師は、仕事中に腰を痛めることがあります。今回は看護師ができる腰痛予防について紹介します。 腰痛に悩む看護師さんが多い?! 看護師にとって腰痛は職業病と言われるほど、発生率が高い病気です。 腰痛を引き起こす病気の中で、起こりやすいのが「急性腰痛症(ぎっくり腰)」と「椎間板ヘルニア」です。ぎっくり腰は、無理な体勢をとったりひねったりすることで突然起こるものです。 また重い物を持ち上げるなど、腰に負荷がかかることでも起こります。看護師さんは、患者さんの体を支えたり、持ち上げたりすることがありますし、ベッド上の患者さんの介助で中腰になることもあります。 そのため、ぎっくり腰が起こる可能性が高まります。椎間板ヘルニアは、椎間の間にある椎間板が突出することで腰痛が起こり、神経を圧迫するとしびれや感覚異常が生じ、日常生活に支障が出ることもあります。 看護師さんは、その職務上、中腰になったり、患者さんの移乗をしたりと腰に与える負担が大きな職業です。つまり、椎間板ヘルニアのリスクとなる仕事をしていると言えます。さらに長時間立ちっぱなしで仕事をすることもあるため、疲れると筋肉の支えも弱り、関節に負荷がかかりがちになります。 そのため、痛みがでることが多くなり、そうした関節の痛みをかばううちに体に歪みが生じて腰痛の原因となることもあります。 看護師さんの腰痛予防 現在、腰痛もちでなくても、腰痛で悩む同僚を見ると予防したいと思う人もいるでしょう。また、既に腰痛があり、その悪化を防ぎたい、予防したいという人もいると思います。 そこで腰痛予防としてできることを紹介してまいりましょう。 1.姿勢を整える 腰痛予防は、姿勢を整えることが大切です。 体の歪みは腰痛の原因になるので、ストレッチや腰痛体操で体の歪みを整えることをおすすめします。 猫背になりがちな人は、仕事の合間に体をそらせるようにするだけでも腰痛を予防することができます。前かがみになった体を戻すようなイメージで体を後ろにそらせてみてください。 体を柔らかくすることは体に負担を減らすことになり、普段からストレッチを心がけるもの良いでしょう。体が硬く関節の可動域が狭いと姿勢が悪くなったり、いざという時に無理な体勢をとって、ぎっくり腰になるリスクを高めるからです。 2.ボディメカニクスを使って作業をする ボディメカニクスという言葉を聞いたことのある看護師さんは多いのではないでしょうか。ボディメカニクスとは、身体の仕組みや機能を理解し、それを利用しすることで最小限の力で患者さんに接する手法です。特に腰痛の予防に効果のある方法で介護の現場などでも活用されています。 看護師さんは、腰痛を引き起こすリスクが高い仕事をします。 そのため力に任せるのではなく、身体に負担を掛けない、小さな力で行えるように考えられた方法なので腰や身体を傷めるといったリスクを減らすことが可能です。そのため腰痛や関節の痛みを引き起こさないように、人間の体の仕組みを理解して作業することが勧められます。 ボディメカニクス8つの原則 ボディメカニクスには、8つの原則があります。いずれも身体の仕組みを利用したり、重力を利用したり、テコの原理を使うなど小さな力で大きな動作を可能にする方法ですので取り入れて活用されることをお勧めします。 1)支持基底面積を広くし身体を安定させる 2)腰を曲げず、膝からまげることで重心を低くする維持する 3)患者さんとの距離を短く、重心を近づけて動かす 4)重力に逆らわないで水平移動を心がける 5)患者さんを小さくまとめる 6)テコの原理を活用する 7)看護師さん自身の身体全体、大きな筋力を用いる 8)押すのではなく、手前に引く、腰を捻じらない ボディメカニクスの注意点 患者さん自身が可能な動きはしてもらう 患者さんへの指示や、動作の前には声がけを励行する ボディメカニクスの効果 ボディメカニクスは、看護師さんが患者さんを楽に介助する方法ですが、逆に患者さんにとっても不安感や恐怖心を感じることがなくなり、安心できる方法になります。患者さんが恐怖心を持つと、患者さんの身体に余計な力が入ってしまい上手く介助ができなくなりかねません。結果として腰を傷めてしまう原因にもなります。 このように、ボディメカニクスは看護師さんにも患者さんにもメリットが大きな手法なので前向きに活用したいものです。 腰痛予防をしても腰痛がひどい場合の治療法 色々、予防していても腰痛になってしまう場合もあります。 一旦よくなっても、また痛みが出てきてしまうこともあるかもしれません。腰痛の治療にはサポーターで腰を支えたり痛み止めで痛みをコントロールする保存療法、痛みのある部分に注射をするブロック注射、痛みの原因を取り除く手術などがあります。 また、近年は関節の治療に再生医療が用いられています。自分の細胞を関節の軟骨に注入し、傷ついた軟骨を修復させるというものです。この再生医療も腰痛の新たな治療法として選択肢が広がることが期待されています。 まとめ・看護師さんが職業病である腰痛を予防するための方法とは! 看護師にとって腰痛は職業病と言われるほど身近な問題です。看護師の仕事の中には腰痛を引き起こすリスクのあるものがあります。 腰痛を予防するには、ストレッチや腰痛体操をすることがおすすめです。少しでも腰痛を回避できるように、予防をしっかり行ってみてくださいね。以上、辛い腰痛を避けるために、看護師ができる腰痛予防とは!について記させていただきました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.21 -
- 免疫細胞療法
ご注意!筋トレに励み過ぎると免疫力が低下する!?その原因と対策! 筋トレしている人のイメージは、「1年中タンクトップ1枚で過ごしていても、風邪なんか引いたこともない人」と言ったら大げさでしょうか?熱心に筋トレをしている人は、病気とは無縁のように思ってしまいます。 しかし、実は筋トレを頑張って行っている人ほど免疫力が低く、風邪などを引きやすいのです。つまり、筋トレが免疫力低下につながっているのです。 今回は、筋トレによる免疫力低下の原因、筋トレによる免疫力低下の対策を解説します。 こちらもご参照ください 筋トレすると免疫力低下!?なぜ免疫が下がるの? 筋トレする理由 ・ダイエットのため ・体力を向上させるため ・理想の体型を手に入れるため ・自分に自信を持つため ・アスリートとして競技能力を向上させるため など、強い体を手に入れるためにトレーニングをしているのに、なぜか筋トレをするたびに風邪を引いてしまうという声をよく聞きます。 どうして筋トレをすると風邪を引いてしまうのでしょうか?それは、筋トレによる免疫力低下が関係していると言えます。 筋トレによる免疫力低下の原因 筋トレには日常生活に欠かせない基礎筋力を強化し、生活の質を向上させる役割が期待されています。しかし、効果を望むあまりオーバートレーニング(トレーニングのやり過ぎ)になってしまう危険性があります。 運動が激しくなるほど唾液中の抗体(免疫グロブリンA)の分泌が低下し、風邪を引きやすくなるというデータがあります。また、過度の運動は強いストレスを生み出しますし、ストレスも免疫力を低下させる原因になるのです。 筋トレによる免疫力低下…対策しよう! 運動しているのに風邪を引きやすくなった、肌荒れしやすい、疲れが取れにくいなどの症状があれば、免疫力が低下している可能性があります。免疫は体内に侵入した細菌やウイルスから体を守ってくれる仕組みで、免疫力が弱まると風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなってしまいます。 そこで、免疫力を高める治療法として「免疫細胞療法」があります。免疫細胞療法はもともと体に備わっている免疫力を活性化して、感染症やアレルギーを予防します。患者さん自身の血液から取り出した細胞を利用する治療法なので、副作用の心配はありません。 まとめ・ご注意!筋トレに励み過ぎると免疫力が低下する!?その原因と対策! 適度な運動を日常的に行うことは、体力増進や免疫力アップに効果があります。しかし、筋トレが好きな人の中には、筋トレにのめり込んでしまう人もいるようです。度を越したハードなトレーニングを続けていると逆効果になる場合もありますから注意しましょう。 もし、筋トレを頑張りすぎて免疫力が低下している…と思ったときには、対策法として免疫力を高める「免疫細胞療法」がある!ということを思い出してくださいね。免疫細胞療法は、病気にかかりにくい体を作ることを目的とした治療法です。安心して受けられますよ。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.20 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について 慢性手関節痛の1つであるTFCC損傷による痛みを改善していくためには、手術を検討する必要があるケースもあります。 「どういった場合に手術を検討するべき?」「どのような手術がおこなわれるの?」「手術後のリハビリは?」というような疑問を持っている人のために、ここではTFCC損傷の手術についていろいろ紹介していきます。 TFCC損傷で手術が検討されるケースとは? TFCC損傷と診断された場合、基本的にはすぐに手術が検討されるということはなく、まずは保存療法で様子を見ます。 保存療法とは、安静にして手関節に負担をかけないようにすることや、テーピングやサポーターで固定して手関節を動かさないようにすること、関節内ステロイド注射で炎症を抑えることなどです。 このような保存療法を3ヶ月から半年くらい行ってみて、症状が軽減されないという場合に手術が検討されます。 TFCC損傷の手術の内容 TFCCは組織が小さく場所も深部にあるので、TFCC損傷の手術は手関節鏡を使います。手関節鏡を使ってTFCCがどのようになっているかを確認し、断裂しているだけという場合は断裂部分の縫合手術を行います。 また、患部が変性していて縫合するのが難しい場合は、尺骨短縮術という方法で手術が行われます。 尺骨短縮術というのは前腕部にある尺骨を数ミリ切断して短くする手術で、尺骨を短くすることで、尺骨につながっているじん帯が引っ張られます。 そうなることで、手関節が安定するようになるため、TFCCへの負担が軽減され、痛みなどの症状が緩和できます。 TFCC損傷の手術後のリハビリについて TFCCの手術を受ける場合、手術後のリハビリについても気になりますよね。また、どれくらいの期間で普段の生活に戻れるかどうかということについても気になります。 TFCCの手術をした直後は肘上から手首までをギプスで固定します。 ギプスで1ヶ月くらい固定することになりますが、固定されていない指や肩は動かすことができるので、手術後3週間くらいから他動運動(他の人から動かしてもらって運動する)や筋力運動などでリハビリを始めます。 そして、ギプスから手関節装具に変更し、2カ月から3ヶ月くらいの間、固定をします。ギプスと手関節装具をつけている期間は激しい運動や重労働は行うことはできません。 まとめ・TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について TFCC損傷は、手関節鏡を使った縫合手術や尺骨短縮術などが一般的ですが、自身では修復することができなくなった部分を、自分の幹細胞によって新しく再生する、再生医療による治療という選択肢もあります。 TFCC損傷で悩んでいる方は、再生医療も治療の選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.20 -
- 腰
- 再生治療
介護士に腰痛リスクがある理由と、そのリスクを回避する方法 介護の仕事は、やりがいはあっても、勤務を重ねるうちに腰痛で勤務に支障をきたし、最終的に退職してしまう人が多くいます。中には腰痛に苦しみながらも仕事を続けている人もいます。今回は、介護士に腰痛が起こりやすい理由について解説します。 なぜ介護士に腰痛リスクがあるのか 介護の仕事では、腰痛の発生リスクが高いです。また腰痛を理由に退職する人も多いのが介護職の特徴です。では、なぜ腰痛が発生しやすいのでしょうか。 前かがみや中腰の姿勢 ・介護職はベッド上に臥床している利用者や車椅子の利用者などの介護をします。 ・ベッド上でオムツ交換や体位変換をする時には前かがみや中腰の姿勢になることが多いです。 ・また、利用者を車椅子からトイレ、ベッドから車椅子などへの移乗も1日に何度も行う必要があります。 ・このような動作では腰をひねったり、無理な体勢をとることも多く、腰に過度の負担がかかります。 ・結果、急性腰痛(ぎっくり腰)や椎間板ヘルニアを発症するリスクを高めているのです。 入浴介助 ・多くの介護の現場では、入浴介助も行っています。 ・高齢者などが転ばないようにと気を使いながら仕事をするのは大変です。 ・体や髪を洗う時に中腰や前かがみの姿勢が続くこともあります。 ・寝たまま入浴する場合では、利用者を抱えて移動するなど、腰への負担が大きいです。 夜勤 ・夜勤では暗いところで足元をしっかりと確認できないまま作業することもあります。 ・そのような状況で利用者の体を抱えたり、ベッド上の利用者の排泄介助をすると無理な姿勢となり腰や関節を痛めるリスクが高まります。 不規則勤務や人間関係のストレス ・腰痛はストレスでも発症することが知られています。 ・介護職は夜勤や早番・遅番など不規則勤務なので精神的にも身体的にもストレスを感じやすいです。 ・また、人間関係に悩む人も多くそういったことが腰痛につながることもあるのです。 退職者が多い介護職!腰痛の治療について 介護の職場では、腰痛や膝関節の痛みを抱えている職員が多くいます。腰痛に苦しみながら体力のいる仕事をするのは大変なことです。その結果、腰痛を理由に退職する人が多くなるのが介護の現場ということです。 腰痛は、サポーターで腰を支えたり、痛み止めや注射で痛みをコントロールする治療法があります。椎間板ヘルニアの場合はひどくなると手術を勧められることもあります。 また、近年関節の痛みの治療に再生医療が用いられるようになりました。自分の細胞を軟骨に注入し、傷ついた軟骨を修復するというものです。再生医療も腰痛の治療の選択肢として期待されています。 腰痛のリスクを回避するために ・腰への負担をかけないような動きを学び普段から姿勢に気を付けましょう。 仕事で疲れてくると、つい前かがみになってしまったり姿勢の悪さから腰に負担をかけてしまうことがあります。 ・自分自身の体の手入れを行うように意識しましょう。 朝晩のストレッチなどは非常に大切です。また、休日などは無理をせずに体を休める意識も必要かもしれません。これらは自分しか分からないことなので自分を自分で守る意識を持ちましょう。 ・無理を重ねては、継続した仕事にならないことが多くあります。 無理はしない。そして自分の体をメンテナンスする意識を持つことが大切です。 介護の現場で自身だけの力だけを頼るのではなく、介助用具や介助機器を活用することで、できるだけ良い意味で楽(体が)ができる環境を手に入れられるよう職場全体で取り組みましょう。 まとめ・介護士に腰痛リスクがある理由と、そのリスクを回避する方法 介護の仕事は体を使う場面が多く、腰への負荷が重くかかるため腰痛のリスクが高いです。 そして、腰痛を理由に退職する介護職の人は少なくありません。腰痛の治療は痛み止めの内服や注射、手術などがメインですが、近年、膝関節の痛みに用いられる再生医療も腰痛への治療への可能性として期待されています。個人の力だけでは無理な仕事です。長く続けることができません。もし、身体を痛めてしまっては介護業界の損失でもあり、あなた様を頼りにしている方々に失望を与えかねません。目の前ではない未来を見て仕事に取り組んでください。 その意味でも腰痛を発症してしまった場合は、早い段階から整形外科などの医療機関医かかり、必要な助言や治療を受けるようにしてください。介護はもちろん、自分の生活をダメにしては意味がありません。早め早めの治療をお薦めします。 介護はやりがいがあり、そして尊いお仕事です。末永く続けられるよう応援しています。以上、腰痛のリスクが高い介護の仕事は、退職を余儀なくされることがあるとの観点から記事を記させて頂きました。参考にしていただければ幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.19 -
- 免疫細胞療法
ご注意!鍛えているアスリートほど普通の人より風邪をひきやすい!その原因とは アスリートが日頃から厳しいトレーニングに耐えているのは、最高のパフォーマンスを試合で発揮するためです。そして、健康維持にも人一倍気を使っています。それなのに大事な試合の時に、風邪で体調を崩してしまうアスリートもいます。 実は、アスリートは普通の人よりも風邪をひきやすいのだそうです。 アスリートは丈夫そうなイメージですし、実際、体を鍛えているはずなのに、なぜ風邪をひきやすいのでしょうか。今回は、アスリートが風邪をひきやすい原因を紹介します。 なぜアスリートは風邪をひきやすいの? アスリートは体が丈夫だと思われていますが、オリンピックなどの大きな大会期間中に風邪で体調を崩す人は意外に多いようです。それは、免疫が低下してしまうからです。 ウイルスの侵入を防ぐ唾液中の免疫物質は、激しい運動の後では大幅に減少していることが知られています。適度な運動をすれば免疫力は上がりますが、過度な運動の後では免疫力が低下してしまうのです。 そのため、アスリートは風邪をひきやすいのです。 ちなみに、免疫力を上げる適度な運動とは、30分程度の軽い運動や1日7000歩のウォーキングで、これ以上の運動をすると、免疫が下がるリスクがあります。 つまり、ハードなトレーニングを日常的にしているアスリートは、免疫力低下のリスクを抱えているのです。 アスリートが風邪をひかないようにするには? 過剰な運動やストレスなどが原因で、アスリートは風邪をひきやすい状態にありますが、免疫を高めるためにできることはあります。 自分でできる風邪対策 ・正しい手洗いでウイルスを洗い流す ・こまめに水分を取る ・マスクはサイズが合ったものを顔に密着させる ・鼻呼吸でウイルスを排除する ・体を温めて免疫力を上げる ・睡眠中の部屋を加湿する 風邪のウイルスは口から入ってくるので、手洗いがとても重要です。また最近ではうがいをするより、20分おきに少量の水を飲むことで、のどのウイルスを胃に流してしまうのがいいとも言われています。 医療の力で免疫力を高める!免疫細胞療法 いくら風邪対策をしたとしても、完全にウイルスを排除することは不可能です。そして、同じ環境下で風邪をひく人とひかない人の違いは免疫力です。 免疫力が高ければ、風邪やインフルエンザにかかりにくくなります。自分でできる免疫アップ法もいろいろありますが、医療を取り入れる選択肢もあります。 ▲免疫細胞療法 免疫力を高める治療法として、「NK細胞免疫療法」と「CAT細胞免疫療法」があります。 この免疫細胞療法は、患者さん自身の血液からNK細胞やキラーT細胞を取り出し、培養した後で体に戻すという医療で、もともと体に備わっている免疫力を強化して、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防する治療法です。 まとめ・ご注意!鍛えているアスリートほど普通の人より風邪をひきやすい!その原因とは 健康に良いのは適度な運動ですが、結果が必要なアスリートには厳しくハードなトレーニングも必要です。 大きな大会でいい成績を上げるためには、最高の体調で臨みたいものですよね。 そこで今回は、アスリートが風邪をひきやすい原因、風邪対策として免疫を高める方法をご紹介しました。 日頃の実力を発揮するために、風邪には十分注意してくださいね。尚、免疫細胞療法についてお知りになりたい方は当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.16 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか? 小指側の手の付け根に痛みを感じることはありませんか? タオルをしぼる、蛇口をひねるなどの動作をしたとき、痛みを感じるのなら、「TFCC損傷」の疑いがあります。 TFCC損傷の痛みが長引くと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。その痛みを軽減するのにはテーピングは効果的に使用できるのでしょうか? 今回は、TFCC損傷の治療や予防にテーピングが使えるのかどうかについて解説します。 こちらもご参照ください TFCC損傷にテーピングは効果的 TFCC損傷治療の第一段階として保存療法があります。 炎症期は「アイシング」や「テーピング」で固定し、手首を安静に保ちます。 回復期には「ストレッチ」などが施されますが、痛みに対してテーピングが使用されることもあります。 このように、テーピングは患部の固定や痛みの軽減に効果的です。 TFCC損傷の予防にテーピングは予防にも効果 手首の小指側にあるTFCCは、少しの外傷でも損傷しやすい部位であるため、予防は難しいです。 しかし、テーピングで手首にかかる力を軽減すると、ある程度の予防にはなります。 手首を酷使する職業の方や、テニスやゴルフなどスポーツをする方は、痛みを感じたらすぐにテーピングで固定するとよいでしょう。 TFCC損傷の治療法 TFCC損傷の治療は、アイシングやテーピング、ストレッチなどのほか、炎症を抑える局所麻酔剤入りのステロイド注射などが行われます。 このような保存療法で効果がない場合は、手術を検討することが必要です。 しかし、手術となると抵抗がある方もいらっしゃることでしょう。手術後もギプスをしたり、激しいスポーツを避けねばならなかったり、仕事への復帰にも期間がかかります。 そこで、少しでも早く治したい方には、再生医療という選択肢があります。 TFCC損傷にはPRP再生医療 再生医療は、体の自然治癒力である「再生する力」を生かした医療で、TFCC損傷にはPRP再生医療が向いています。 血小板には修復作用がありますので、血小板を濃縮、ダメージ部位に注入することによって自然治癒力を発揮させる方法です。 ・慢性化した痛みを治したい ・スポーツをしていて、早く復帰したい ・持続効果のある治療を受けたい と考えている方におすすめです。その他、四十肩や五十肩、半月板損傷などのスポーツ障害にも効果的です。 まとめ・TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか? TFCC損傷を起こした場合、手首に痛みがある場合は、まずはテーピングで固定し、なるべく安静にしましょう。 テーピングは痛みを軽減するだけでなく、手首にかかる力から守ってくれますから、効果的に使用してくださいね。 しかし、TFCC損傷はテーピングなどの保存療法や手術では完治しにくいです。少しでも早く、治したいと考えるのであれば、再生医療を考えてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.12 -
- 免疫細胞療法
免疫力が低いと「がん」を発症する危険があるといわれています。 ・最近、風邪をひきやすくなった ・肌荒れや目の下のクマがひどい ・体がシャキッとせず疲れが取れない ・歯磨きしているのに歯周病になった というような症状がある方は、免疫力が下がっているのかもしれません。 そこで、免疫を上げることができ、がん予防にも効果的な免疫細胞療法をご紹介します。 がんを予防する免疫細胞療法①「NK細胞免疫療法」 人間は生まれながらにして、病原体に対する免疫を持っています。これを自然免疫と呼びます。 自然免疫は、体内の病原体の情報をリンパ球に伝えたり、病原体を攻撃したりする役割を持っています。 自然免疫で対処しきれないものは「獲得免疫」が病原体を攻撃します。「獲得免疫」とは、体内に入り込んできたウイルスなどに対して獲得した免疫のことを言います。 これらの獲得免疫は、自然免疫から得た病原体の情報をもとに働きます。 そのため自然免疫が下がっていると、獲得免疫に情報が行き届かず、病原体を攻撃できないため「がん」になりやすい体質を作ってしまうのです。 このがんを予防するには、自然免疫の中のNK細胞というものが使用されます。NKとはNatural Killer(殺し屋!)のことで、体内のパトロールをしながら、病原体に対して高い攻撃力を発揮します。 NK細胞免疫療法 NK細胞は、患者さん自身の血液から採取し、取り出したNK細胞を培養して活性化するとともに100~1000倍に数を増やします。 それらを体に戻すことで免疫力が上がりがんの予防につながります。NK細胞はパトロールもしていますから、がんの早期発見にもつながります。 がんを予防する免疫細胞療法②「自家CAT細胞療法」 CAT細胞療法は、NK細胞療法の効果が少ない場合に行われる療法で、獲得免疫である攻撃細胞キラーT細胞を使用します。 キラーT細胞も攻撃性が強い細胞です。 方法はNK細胞療法と同じです。がんの治療が終わり、再発させないための免疫力を高めたい方にもおすすめの療法です。 免疫細胞療法は安全性が高い 治療を受けるにあたって気になるのは副作用ではないでしょうか。 免疫細胞療法は患者さん自身の細胞を使うので、副作用がとても少ないのが特徴です。 また、手術や抗がん剤、放射線との併用も可能です。 まとめ 免疫が下がると、いろいろな病気にかかりやすくなります。 逆に言うと免疫力が高い人は、病気になりにくいということです。 加齢や生活習慣によって知らず知らずのうちに低下してしまった免疫力を免疫細胞療法で高め、がん予防や、いろいろな病気の予防に役立てることを検討してみてはいかがでしょうか。
2019.11.11 -
- 腰
- 再生治療
腰痛や関節の痛みで退職まで考える!?看護師の職務の悩み、その実態に迫る 腰痛や関節の痛みに悩んでいる看護師は多いと聞きます。中には、ベルトやコルセットをして業務に当たる痛々しい看護師もいます。長時間立ちっぱなしだったり、患者の体を支えたり持ち上げたりと腰への負担が大きいのが看護師の仕事です。 悪化すると心身ともに辛いだけでなく、症状がひどくなれば辞める、退職するという事態になりかねません。そこで今回は、看護師の腰痛を引き起こす原因や実態について紹介します。 看護師にとって腰痛は職業病!?退職を招きかねないこともある 腰痛は、看護師にとって職業病とも言われるほど身近なものです。看護師は人の命を預かる仕事という責任感が強く「腰痛で休んでいられない」「腰痛は職業病」だと我慢してしまう傾向にあります。 腰痛には安静や、休養が大切ですが、責任感や職業病だからと無理をしてしまう人が多いようです。とはいえ、無理を重ねると腰だけでなく、精神的にも辛くなってしまいかねません 。 このように看護師の退職理由で比較的よくあるのが腰痛です。腰痛のせいで働けなくなり、今の職場を辞めて少しでも腰の負担のないところへ転職しようと考えたり、休養や治療のために休むために退職を選択するのです。 看護師を退職に追込む腰痛を引き起こす病気とは 腰痛は悪化すると退職を考えるほど重大な問題です。腰痛は骨だけでなく関節、筋肉、筋膜、靭帯、神経などさまざまなものが関係しています。看護師が腰痛を引き起こす主な病気を紹介します。 急性腰痛症(ぎっくり腰) ぎっくり腰は無理な体勢を取ったり重たいものを持ち上げたりしたときに突然起こる腰痛です。看護師は仕事内容の特徴からぎっくり腰になることがあるのです。看護師は、ベッド上の患者のオムツ交換や体位変換で中腰になることがあります。 排泄介助の時や患者を車椅子に乗せる時などに無理な体勢をとることもあるでしょう。体を使うことの多いため、突然腰痛が起こることがあります。 椎間板ヘルニア 人間の背骨は椎骨という24個の骨でできています。椎骨と椎骨の間には椎間板という軟骨があり、クッションの役割を果たしています。椎間板ヘルニアは、その椎間板が突出することで腰痛が生じます。 そして、腰痛だけでなく肩こりや腕・足のしびれなど辛い症状を引き起こします。看護師は中腰になったり、患者の体を支えたり持ち上げたりと腰への負担の大きい仕事です。そういった動作が椎間板ヘルニアの原因になるのです。 ストレスが原因の腰痛 腰痛の原因は骨や関節だけなく、心理的な要因もあります。要はストレスですが、看護師は人間関係、長時間勤務、夜間勤務などストレスを抱えやすい職業です。そういったストレスが原因で腰痛を引き起こすこともあるのです。 看護師が腰痛で転職や退職を考えるとき 上記のように看護師は、長時間立ちっぱなしだったり、中腰で作業をするハードな職業で腰への負担が大きい仕事です。患者を持ち上げるなど力仕事を求められることが多々あります。 また、人間関係にストレスが生じやすいのが看護師です。腰痛が原因で職場に居づらくなることもあり、周りに迷惑をかけないようにと自ら退職する人もいます。退職して腰の負担の少ない職場へ転職する人もいます。しっかり治療に取り組むため、休んで治すという人もいます。 看護師の腰痛を予防する方法 腰痛の対策法としては、サポーターやコルセットで腰を支えたり、痛み止めで痛みをコントロールする方法や、痛みの原因を取り除く手術など、さまざまな方法があります。最近では関節痛に再生医療が注目されています。自身の細胞を使って傷ついた軟骨を修復するというもので、腰痛の治療への可能性が広がっています。 まとめ・腰痛や関節の痛みで退職まで考える!?看護師の職務の悩み、その実態に迫る 腰痛は看護師にとって身近な問題です。中腰での作業や力仕事など、看護師の仕事にはぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどの原因となるものがあるからです。腰痛が悪化すると退職を余儀なくされることもあるでしょう。 いずれにしましても腰痛を感じたら、放置しないことが大切です。病院など、専門の医療機関を受診し、しっかり検査を受けて治療に取り組みましょう。またホごろからストレッチや、腰痛体操を取り入れて腰痛対策、腰痛を予防する意識も必要です。 腰痛の治療の選択肢は、保存療法か手術がメインでした。しかし関節の痛みの治療に用いられる再生医療も、今後腰痛の治療として選択肢が広がりそうです。腰痛を感じたら予防を心がけ、生活や動き方を改善する意識をもって長く看護師を続けましょう。 ▼こちらもご参照ください 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.10 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷の回復を目指す保存療法(リハビリ)と、再生医療という選択肢をご説明 TFCC損傷による手首の痛みは、日常生活、仕事やスポーツに影響を与えるので、早く治したいですよね。そのためには適切な治療やリハビリが必要です。 今回は、TFCC損傷に対する保存療法におけるリハビリについて詳しくご紹介します。 TFCC損傷の保存療法(リハビリ)での治療方法 TFCC損傷は、炎症期と回復期がありますが、保存療法(リハビリ)では、以下を行います。 ・炎症期:アイシングや装具もしくは、テーピングで安静・固定 ・回復期:可動域向上練習、ストレッチなどの手関節機能改善、筋力強化 回復期では痛みに対してテーピングが使用されることもありますが、手関節周囲の筋力を強化することによって、動作時の痛みが軽減したという例も報告されています。しかし、長期間放置した場合は難治例もあり慢性痛を伴う事もあります。このような方法で症状が改善しない場合は、手術療法が選択されます。 TFCC損傷術後の保存療法(リハビリ)には次のようなモノがあります ・他動運動 ・自動運動による抵抗運動 ・筋力訓練 痛みが強い場合はサポーターなどが使用されます。また、個人差があるため、医師や理学療法士が作成するリハビリ計画に沿って行う必要があります。 TFCC損傷は難治性 TFCCとは、三角線維軟骨複合体の略称で、「手関節の安定」「荷重の伝達」など重要な役割を担っています。 スポーツや転倒時に手をつくなどの外傷や加齢によって発症し、以下の異様な症状がみられます ・手関節尺側部痛 ・運動時の痛み ・握力低下 TFCC損傷は、レントゲンで異常が認められないため診断が難しく、完全に治すことは難しいと言われています。TFCCのように血行がない部位には、関節軟骨や軟部組織があります。 他の症例で例えれば、膝の軟骨がすり減って起こる「変形性膝関節症」などでは、軟骨いアプローチできる画期的な治療法が注目されています。その治療法はTFCC損傷にも効果が期待できます。 治療やリハビリで改善できないTFCCに、再生医療という選択肢 膝の軟骨がすり減って起こる「変形性膝関節症」の治療法として注目を集めている画期的な治療法とは…「再生医療」です。この再生医療は、TFCC損傷にも効果が期待できるため、治療の選択肢の1つとして考えることができます。 再生医療で行われる治療を簡単に説明すると、治療を受ける患者さん自身の細胞を取り出し、培養によってその数を劇的に増やした上でダメージ部位に注入するという方法です。 損傷を受けた部位を修復作用のある脂肪肝細胞を使用するため、TFCC損傷の治療にも効果が期待できるのです。幹細胞の中でも脂肪由来幹細胞は、すり減った軟骨や機能不全になった臓器を機能回復させる驚くべき力を持っています。 まとめ・TFCC損傷の回復を目指す保存療法(リハビリ)と、再生医療という選択肢をご説明 個人差はありますが、TFCC損傷のリハビリ治療には時間がかかります。その上、保存療法でも、手術をしても痛みが残ってしまうこともあり、根本的な治癒に至らないこともあります。 しかし、幹細胞による再生医療であれば長期にわたるリハビリの必要もありません。 TFCC損傷を根本から治すことをお考えでしたら、再生医療を治療の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.09 -
- 腰
- 再生治療
つらい腰痛に悩みながらの介護の仕事!腰痛の種類と対策法について 介護の仕事はやりがいはあっても、腰痛の症状に悩む人が多いです。腰痛のつらい症状に悩みながら介護の仕事を続けるのは、とても大変なことですよね。 それでも症状と付き合いながら介護の仕事をしている人や、ご家族の介護をしている方も多いのではないでしょうか。今回は、介護で腰痛の種類と、その症状が出る理由、その対策法について解説します。 介護で起こりがちな腰痛の症状 介護をすることにより、腰痛を発症するリスクは高くなります。例えば、介護士の場合、腰痛は職業病と言われるほど発生リスクが高いです。 介護士の主な仕事は利用者の生活援助ですが、排泄介助や入浴介助など力仕事が多いです。ベッドに寝ている状態の利用者さんの介助では、前かがみになることが必要で、腰への負担が大きいです。 ベッドから車椅子へ、またその逆。更には車椅子からトイレへなど、利用者さんを抱えて介助する仕事も日常的に行われます。時には自分よりも体が大きく重い利用者の介助、移動を補助することもあり、腰や関節へはその度に大きな負荷がかかります。 このような状態を慢性的に続けていると、いつかは腰の痛みなどを感じるようになります。どのような症状が起こるか、まとめてみました。 急激な腰の痛み 急性腰痛症(ぎっくり腰)では、腰をひねったり転んだりした時に急激に腰に痛みが走ります。 立っていることもできないほどの痛みが出ることもあるでしょう。 慢性的な痛み 数か月以上続く腰痛は慢性腰痛と言われます。 介護の仕事は日常的に腰への負担があるため、症状がなかなか良くならず悩む人も多くいます。 ぎっくり腰による症状が軽減しても、介護の仕事は腰に負荷がかかるのですっきり治らず慢性的な痛みになることもあります。 椎間板ヘルニアになってしまった場合は、長期にわたり腰痛に悩む場合が多いです。 足や腕のしびれ 椎間板ヘルニアや腰椎圧迫骨折によって起こる腰痛の場合、神経を圧迫して足や腕のしびれといった症状が出ることがあります 腰痛だけでなくしびれの症状があると仕事だけでなく日常生活に支障が出てくることもあるでしょう。 感覚の異常 感覚の異常も椎間板ヘルニアや腰椎圧迫骨折で起こるリスクのある症状です。 圧迫されている神経の場合によって症状が出ることがあります。 下肢の感覚異常が出ると歩きにくさがあり転びやすくなってしまいます。 股関節・膝関節の痛み 腰痛を我慢しながら利用者の体を抱えたり、中腰の姿勢を続けていると、股関節や膝関節にも痛みが出るリスクがあります。 痛みのある部分をかばうように動くため、他の部分に負荷がかかってしまうためです。 介護の仕事で発症しがちな、つらい腰痛!症状を緩和する対策法 介護の仕事で発症するつらい腰痛の症状について、それを緩和する方法は、いろいろあります。 例えば、腰にサポーターをする、痛みに対しては痛み止めの薬でコントロールするなどの方法や、椎間板ヘルニアの症状が悪化する場合は、原因を取り除くために手術を選択することもあります。 しかし、これらの対策法では根本的な治療にならない、手術の場合は体にも負担がかかるなどのデメリットがあります。 そこで今年注目されているのが、再生医療です。再生医療は、患者さん自身から採取した細胞を傷ついた軟骨に注入することにより、軟骨の修復を促す治療法で、体に負担がかかりにくく、治療期間も短く済むというメリットがあります。 まとめ・つらい腰痛に悩みながらの介護の仕事!腰痛の種類と対策法について 介護の仕事は腰痛の発生リスクが高く、仕事内容の特徴から腰だけでなく膝関節などの症状に悩む人も多いです。 腰痛の治療は、原因や症状に合わせて痛み止めや注射、手術という方法を選択することが主流ですが、近年は関節の治療に用いられる再生医療も腰痛の治療に期待されています。 やりがいのある介護という仕事を続けていくためにも、自分に合った腰痛の症状を緩和する方法を見つけましょう。以上、腰痛で困っている介護の仕事!その対策法についてという内容で説明をさせて頂きました。この記事が参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.07