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- 腰
- 再生治療
腰痛で退職も考える!?看護師の実態に迫る 腰痛や関節の痛みに悩んでいる看護師は多いと聞きます。中には、ベルトやコルセットをして業務にあたる痛々しい看護師もいます。長時間立ちっぱなしだったり、患者の体を支えたり持ち上げたりと腰への負担が大きいのが看護師の仕事です。 悪化すると心身ともに辛いだけでなく、症状がひどくなれば辞める、退職するという事態になりかねません。そこで今回は、看護師の腰痛を引き起こす原因や実態について紹介します。 看護師にとって腰痛は職業病!?退職を招きかねないこともある 腰痛は、看護師にとって職業病とも言われるほど身近なものです。看護師は人の命を預かる仕事という責任感が強く「腰痛で休んでいられない」「腰痛は職業病」だと我慢してしまう傾向にあります。 腰痛には安静や、休養が大切ですが、責任感や職業病だからと無理をしてしまう人が多いようです。とはいえ、無理を重ねると腰だけでなく、精神的にも辛くなってしまいかねません 。 このように看護師の退職理由で比較的よくあるのが腰痛です。腰痛のせいで働けなくなり、今の職場を辞めて少しでも腰の負担のないところへ転職しようと考えたり、休養や治療のために休むために退職を選択するのです。 看護師を退職に追込む腰痛を引き起こす病気とは 腰痛は悪化すると退職を考えるほど重大な問題です。腰痛は骨だけでなく関節、筋肉、筋膜、靭帯、神経などさまざまなものが関係しています。看護師が腰痛を引き起こす主な病気を紹介します。 急性腰痛症(ぎっくり腰) ぎっくり腰は無理な体勢を取ったり重たいものを持ち上げたりしたときに突然起こる腰痛です。看護師は仕事内容の特徴からぎっくり腰になることがあるのです。看護師は、ベッド上の患者のオムツ交換や体位変換で中腰になることがあります。 排泄介助の時や患者を車椅子に乗せる時などに無理な体勢をとることもあるでしょう。体を使うことの多いため、突然腰痛が起こることがあります。 椎間板ヘルニア 人間の背骨は椎骨という24個の骨でできています。椎骨と椎骨の間には椎間板という軟骨があり、クッションの役割を果たしています。椎間板ヘルニアは、その椎間板が突出することで腰痛が生じます。 そして、腰痛だけでなく肩こりや腕・足のしびれなど辛い症状を引き起こします。看護師は中腰になったり、患者の体を支えたり持ち上げたりと腰への負担の大きい仕事です。そういった動作が椎間板ヘルニアの原因になるのです。 ストレスが原因の腰痛 腰痛の原因は骨や関節だけなく、心理的な要因もあります。要はストレスですが、看護師は人間関係、長時間勤務、夜間勤務などストレスを抱えやすい職業です。そういったストレスが原因で腰痛を引き起こすこともあるのです。 看護師が腰痛で転職や退職を考えるとき 上記のように看護師は、長時間立ちっぱなしだったり、中腰で作業をするハードな職業で腰への負担が大きい仕事です。患者を持ち上げるなど力仕事を求められることが多々あります。 また、人間関係にストレスが生じやすいのが看護師です。腰痛が原因で職場に居づらくなることもあり、周りに迷惑をかけないようにと自ら退職する人もいます。退職して腰の負担の少ない職場へ転職する人もいます。しっかり治療に取り組むため、休んで治すという人もいます。 看護師の腰痛を予防する方法 腰痛の対策法としては、サポーターやコルセットで腰を支えたり、痛み止めで痛みをコントロールする方法や、痛みの原因を取り除く手術など、さまざまな方法があります。最近では関節痛に再生医療が注目されています。自身の細胞を使って傷ついた軟骨を修復するというもので、腰痛の治療への可能性が広がっています。 まとめ/腰痛で退職も考える!?看護師の実態に迫る 腰痛は看護師にとって身近な問題です。中腰での作業や力仕事など、看護師の仕事にはぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどの原因となるものがあるからです。腰痛が悪化すると退職を余儀なくされることもあるでしょう。 いずれにしましても腰痛を感じたら、放置しないことが大切です。病院など、専門の医療機関を受診し、しっかり検査を受けて治療に取り組みましょう。またホごろからストレッチや、腰痛体操を取り入れて腰痛対策、腰痛を予防する意識も必要です。 腰痛の治療の選択肢は、保存療法か手術がメインでした。しかし関節の痛みの治療に用いられる再生医療も、今後腰痛の治療として選択肢が広がりそうです。腰痛を感じたら予防を心がけ、生活や動き方を改善する意識をもって長く看護師を続けましょう。 ▼こちらもご参照ください 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.10 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷による手首の痛みは、日常生活、仕事やスポーツに影響を与えるので、早く治したいですよね。そのためには適切な治療やリハビリが必要です。 今回は、TFCC損傷に対するリハビリについて詳しくご紹介します。 こちらもご参照ください TFCC損傷のリハビリ方法 TFCC損傷は、炎症期と回復期がありますが、保存療法では、 ・炎症期:アイシングや装具もしくは、テーピングで安静・固定 ・回復期:可動域向上練習、ストレッチなどの手関節機能改善、筋力強化 が行われます。 回復期では痛みに対してテーピングが使用されることもありますが、 手関節周囲の筋力を強化することによって、動作時の痛みが軽減したという例も報告されています。 しかし、長期間放置した場合は難治例もあり慢性痛を伴う事もあります。 このような方法で症状が改善しない場合は、手術療法が選択されます。 TFCC損傷術後のリハビリは、 ・他動運動 ・自動運動による抵抗運動 ・筋力訓練 などが行われます。 痛みが強い場合はサポーターなどが使用されます。 また、個人差があるため、医師や理学療法士が作成するリハビリ計画に沿って行う必要があります。 TFCC損傷は難治性 TFCCは三角線維軟骨複合体の略称で、「手関節の安定」「荷重の伝達」など重要な役割を担っています。 スポーツや転倒時に手をつくなどの外傷や加齢によって発症し、 ・手関節尺側部痛 ・運動時の痛み ・握力低下 などの症状が出ます。 そして、レントゲンでは異常が認められないため診断が難しく、完全に治すことは難しいと言われています。 TFCCのように血行がない部位には、関節軟骨や軟部組織があります。 例えば、膝の軟骨がすり減って起こる「変形性膝関節症」はよく耳にする言葉ではないでしょうか。 この関節症に対して画期的な治療法が注目されているのですが、その治療法はTFCC損傷にも効果が期待できます。 治療やリハビリでは改善できないTFCCには再生医療という選択肢もある! 膝の軟骨がすり減って起こる「変形性膝関節症」の治療法として注目を集めている画期的な治療法とは…再生医療です。 この再生医療は、TFCC損傷にも効果が期待できるので、治療の選択肢の1つにすることができます。 再生医療では、患者さん自身の細胞を取り出して培養し、ダメージ部位に注入する方法です。損傷を受けた部位を修復作用のある脂肪肝細胞を使用するため、TFCC損傷の治療にも効果が期待できるのです。 幹細胞の中でも脂肪由来幹細胞は、すり減った軟骨や機能不全になった臓器を機能回復させる驚くべき力を持っているのですよ。 まとめ 個人差はありますが、TFCC損傷のリハビリ治療には時間がかかります。その上、保存療法でも、手術をしても痛みが残ってしまうこともあり、根本的な治癒に至らないこともあります。 しかし、幹細胞による再生医療であれば長期にわたるリハビリの必要もありません。 TFCC損傷を根本から治すことをお考えでしたら、再生医療を治療の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
2019.11.09 -
- 腰
- 再生治療
腰痛で困っている介護の仕事!その対策法について 介護の仕事はやりがいはあっても、腰痛の症状に悩む人が多いです。腰痛のつらい症状に悩みながら介護の仕事を続けるのは、とても大変なことですよね。 それでも症状と付き合いながら介護の仕事をしている人や、ご家族の介護をしている方も多いのではないでしょうか。今回は、介護で腰痛の症状が出る理由と対策法について解説します。 介護で起こりがちな腰痛の症状 介護をすることにより、腰痛を発症するリスクは高くなります。例えば、介護士の場合、腰痛は職業病と言われるほど発生リスクが高いです。 介護士の主な仕事は利用者の生活援助ですが、排泄介助や入浴介助など力仕事が多いです。ベッドに寝ている状態の利用者さんの介助では、前かがみになることが必要で、腰への負担が大きいです。 ベッドから車椅子へ、またその逆。更には車椅子からトイレへなど、利用者さんを抱えて介助する仕事も日常的に行われます。時には自分よりも体が大きく重い利用者の介助、移動を補助することもあり、腰や関節へはその度に大きな負荷がかかります。 このような状態を慢性的に続けていると、いつかは腰の痛みなどを感じるようになります。どのような症状が起こるか、まとめてみました。 急激な腰の痛み 急性腰痛症(ぎっくり腰)では、腰をひねったり転んだりした時に急激に腰に痛みが走ります。 立っていることもできないほどの痛みが出ることもあるでしょう。 慢性的な痛み 数か月以上続く腰痛は慢性腰痛と言われます。 介護の仕事は日常的に腰への負担があるため、症状がなかなか良くならず悩む人も多くいます。 ぎっくり腰による症状が軽減しても、介護の仕事は腰に負荷がかかるのですっきり治らず慢性的な痛みになることもあります。 椎間板ヘルニアになってしまった場合は、長期にわたり腰痛に悩む場合が多いです。 足や腕のしびれ 椎間板ヘルニアや腰椎圧迫骨折によって起こる腰痛の場合、神経を圧迫して足や腕のしびれといった症状が出ることがあります 腰痛だけでなくしびれの症状があると仕事だけでなく日常生活に支障が出てくることもあるでしょう。 感覚の異常 感覚の異常も椎間板ヘルニアや腰椎圧迫骨折で起こるリスクのある症状です。 圧迫されている神経の場合によって症状が出ることがあります。 下肢の感覚異常が出ると歩きにくさがあり転びやすくなってしまいます。 股関節・膝関節の痛み 腰痛を我慢しながら利用者の体を抱えたり、中腰の姿勢を続けていると、股関節や膝関節にも痛みが出るリスクがあります。 痛みのある部分をかばうように動くため、他の部分に負荷がかかってしまうためです。 介護の仕事でつらい腰痛!症状を緩和する対策法はある? 介護の仕事で発症するつらい腰痛の症状について、それを緩和する方法は、いろいろあります。 例えば、腰にサポーターをする、痛みに対しては痛み止めの薬でコントロールするなどの方法や、椎間板ヘルニアの症状が悪化する場合は、原因を取り除くために手術を選択することもあります。 しかし、これらの対策法では根本的な治療にならない、手術の場合は体にも負担がかかるなどのデメリットがあります。 そこで今年注目されているのが、再生医療です。再生医療は、患者さん自身から採取した細胞を傷ついた軟骨に注入することにより、軟骨の修復を促す治療法で、体に負担がかかりにくく、治療期間も短く済むというメリットがあります。 まとめ・腰痛で困っている介護の仕事!その対策法について 介護の仕事は腰痛の発生リスクが高く、仕事内容の特徴から腰だけでなく膝関節などの症状に悩む人も多いです。 腰痛の治療は、原因や症状に合わせて痛み止めや注射、手術という方法を選択することが主流ですが、近年は関節の治療に用いられる再生医療も腰痛の治療に期待されています。 やりがいのある介護という仕事を続けていくためにも、自分に合った腰痛の症状を緩和する方法を見つけましょう。以上、腰痛で困っている介護の仕事!その対策法についてという内容で説明をさせて頂きました。この記事が参考になれば幸いです。 ▼こちらもご参照ください
2019.11.07 -
- 再生治療
- 手
TFCC損傷でも仕事を休みたくない!短期治療する方法は? TFCC損傷は、手を酷使する仕事に就いている人やスポーツをする人に多い症状です。そして、安静時の痛みはないのですが、タオルを絞る、ドアノブを回す、蛇口をひねるなどの動作をするときに、手首の小指側に痛みを感じるという特徴があります。 痛みのために手が使えないと仕事にも支障が出てしまいますよね。今回は、仕事にも支障が出てしまうTFCC損傷の効果的な治療法について解説します。 TFCC損傷は手の酷使が原因になりやすい! スポーツや家事、介護の仕事、デスクワークなどで手首を酷使していると、TFCC損傷になる可能性があります。もし、小指側の手関節に痛みを感じたらTFCC損傷かもしれません。 TFCC損傷は、医療機関でも診断が難しく、実は腱鞘炎などに間違えられやすい病気です。そのため、診断には、理学所見や関節造影、超音波やMRIなどを組み合わせて行う必要があります。 TFCC損傷の治療法 TFCC損傷の治療法には、保存療法と手術があります。 ▲保存療法 ・手関節を安静に保つために装具などで固定 ・テーピングや運動療法などでリハビリを行う ・関節内にステロイド注射をし、炎症を抑えて痛みを軽減する 保存療法で痛みが引かない、仕事に支障をきたすというような場合は、外科的な手術をするという選択肢があります。 ▲外科的な治療法(手術) ・関節鏡でTFCC部分の切除 ・関節鏡でTFCC縫合 ・尺骨短縮骨切除術 TFCC損傷の術後、仕事やスポーツに復帰できる? TFCC損傷で痛みなどの症状が長引き、手術を選択せざるを得なくなった場合、気になるのは仕事復帰やスポーツ復帰だと思います。手術にかかる期間は個人によって差があります。 術後の1つの目安としては、痛みを見ながらギプスで約1ヶ月は固定が必要となり、その後、手関節用の装具に変更して2~3ヶ月の程度の固定を行います。つまり、この期間の重労働やスポーツは禁止となります。 このようにギプスで固定というと、何もできないのでは?と不安になりますよね。しかし、手指はギプス中から動かせますので、軽作業や、デスクワークについては、術後の1ヶ月以内に復帰できると思われます。 ただし、重いものを持つような家事や、介護などの仕事、スポーツへの復帰に関してはある程度の期間が必要になりますし。また、メスを入れることに抵抗がある方や、もっと自然に根治を目指したいという方も少なくないのではないでしょうか。 そこでご紹介したいのが、再生医療で根本的な治癒を目指すという方法です。 仕事への早い復帰が望める!TFCC損傷を再生医療で治す方法とは? 幹細胞とは、人が生まれながらにして持っているもので、損傷したり弱ったりしている箇所を修復するという機能を担っています。再生医療では、この幹細胞を体から取り出して培養、パワーを高めた幹細胞を損傷部位に注入し、損傷を修復するという治療法です。 再生医療は、関節痛や糖尿病、アンチエイジング、そしてTFCC損傷の治療にも効果が期待できる画期的で最先端の医療法です。そして、自分自身の細胞を用いるため副作用が少ないこと、治療期間が短くて済むなど、メリットが多い治療法としても注目を集めています。 まとめ・TFCC損傷でも仕事を休みたくない!短期に治療する方法とは? TFCC損傷による痛みは、仕事やスポーツに影響を与えてしまいますから、早く治すことが必要です。治療法には保存療法と手術が一般的ですが、根本的な治癒につながらない、治療期間が長くかかるなどの問題があります。 もっと効果的な治療をしたい、早い根治を目指したいというのであれば、再生医療による治療を考えてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.06 -
- 免疫細胞療法
アスリートは一般の人よりも強健な体を持っていると思われていますが、実はアスリートは、風邪やインフルエンザなどにかかりやすいのです。 それは厳しいトレーニングをしていることが原因で、免疫力が低下しているからです。 今回は、アスリートが免疫低下を起こす原因、アスリートが免疫力を高めるための対策法について紹介します。 こちらもご参照ください アスリートが免疫力低下を起こす原因とは? 健康的なイメージのアスリートの免疫力が低下する原因はさまざまで、以下のようなことが挙げられます。 ・激しい運動 ・睡眠不足 ・不規則な生活 ・栄養の偏った食生活 ・強いストレス 適度な運動は免疫力を高めますが、運動強度が高まるほど免疫力は低下し、風邪をひきやすくなることが知られています。 睡眠時間が短い、眠りの質が悪い、不規則な生活を送っている人は病気のリスクが高くなりますし、栄養の偏りや強いストレスも免疫力を低下させます。 免疫とはどんなものか? 免疫は体の中に入ってきたウイルスや細菌、カビなどを撃退し、病気にならないように守ってくれる体の仕組みです。 免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」があり、自然免疫は生まれつき持っている免疫で、病原体を食べて退治してくれます。 獲得免疫は自然免疫では退治しきれない毒素や病原体に対応するもので、侵入した病原体を記憶して、次の感染時に素早く対応できるように備える働きがあります。 この免疫の力が低下すると感染症やがんなどの病気にかかりやすくなります。 アスリートの免疫力低下対策を紹介します 健康のためには適度な運動と十分な睡眠、規則正しい生活が必要なのは当然のことです。 しかし、アスリートが一般人と同じことをやっていては、トップに上り詰めることはできません。 そこで、きびしい練習を続けながらも免疫力を高める最新の方法として「免疫細胞療法」があります。 NK細胞療法 患者さん自身の血液からNK細胞を取り出し、培養した後で活性化されたNK細胞を点滴で体に戻します。免疫力が高まることで病気の予防が期待できます。 CAT細胞免疫療法 患者さん自身の血液からキラーT細胞を採取し、培養後に点滴で体に戻します。活性化され大量に増えたキラーT細胞が、免疫力を高め病気になりにくい体を作ります。 まとめ 免疫は私たちの体を病気から守ってくれる自己防衛システムで、免疫力が低下すると病気にかかりやすくなってしまいます。 激しいトレーニングを行なっているアスリートは、一般の人よりも免疫力が低下している可能性があります。免疫力を高める対策法として、免疫細胞療法をご紹介しました。 免疫細胞療法は患者さん自身の血液を使うので、副作用の心配がありません。体本来の免疫力を強化して、病気にかかりにくい体づくりを目指す方法です。 免疫力アップのために、検討してみてはいかがでしょうか。
2019.11.04 -
- 腰
- 再生治療
腰痛がつきもの介護の仕事と、その治療について 介護の仕事は、体力を使う大変な仕事です。 利用者の生活を守るやりがいのある仕事ですが、介護のお仕事には「腰痛のリスク」が潜んでいます。実際、腰痛や関節痛に悩みながらも、ごまかしながら仕事を続けている介護士の方も多いのではないでしょうか。 今回は介護の仕事をしている人に多い「腰痛の治療」、「治し方」について紹介します。 介護の仕事は腰痛になりやすい!おすすめの治し方は? 介護の仕事をしている方にとって、腰痛は職業病とも言われるほど、誰もが経験する重大な問題です。若いうちは大丈夫だと思っていても、ある日突然、腰痛に襲われることもありますし、腰痛をかばう内に膝関節まで痛むようになり、介護の仕事に支障がでる事があります。 介護の仕事では、利用者の排泄介助、入浴介助、生活支援などをサポートしています。その中で利用者を抱えたり、前かがみや中腰の姿勢で作業をするなど、腰に負荷がかかることを一日に何度も行っているというのが現状があり、結果、腰回りを酷使することで腰痛につながるのです。 介護の仕事で腰痛に…どんな治し方がある? 腰痛に悩んでいる人が多い介護の仕事ですが、腰痛になってしまったときは、どのような治し方があるのでしょうか。 休養 ・単純ですが腰への負担を無くし、安静を保つことは非常に効果があります ・無理をしないように、まずは休養をとって腰を休めましょう 薬物療法 ・腰痛は仕事だけでなく日常生活に支障を及ぼすこともあります。そのため、痛みに対しての薬物療法を行います ・痛み止めにはさまざまな種類があり症状や効果に合わせて処方されます ・筋肉のこわばりがある場合は、痛み止めと合わせてこわばりを取る薬を併用することもあります。 ・ただし、薬物療法では腰痛の根本的な解決には至りません サポーターなどの装具 ・膝関節や肘関節のように、腰にもサポーターがあります。 ・サポーターをつけることで、利用者を抱えるときの腰の負担を軽減できます ・ドラックストアでも購入できますが、整形外科で体に合ったサポーターを選択してもらうことをお勧めします ブロック注射 ・痛みが強いと、神経が興奮し、更に痛みが強くなるという悪循環になります。 ・神経を休めるために神経に対してブロック注射を行います 手術 ・痛み止めや注射で効果が期待できない場合、例えば腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛では、手術という選択肢があります。 腰痛に新しい治し方!再生医療とはどのようなものなの? 介護の仕事は、その仕事内容の特徴から腰痛になりやすいです。腰痛だけでなく肘関節、股関節、膝関節などさまざまな関節の痛みに悩む人もいるでしょう。 やりがいのある仕事でも、体が痛くては仕事がつらく感じられ、続けるのが困難になってしまいます。しかし、治療には時間がかかります。ぎっくり腰は痛みの強い時期には適切な休養が必要です。しかし人手不足の介護の職場では、休みにくいという人もいるのが現状です。 また、痛み止めや注射で痛みをコントロールしても、効果を実感できない人もいるでしょう。椎間板ヘルニアの治療に手術がありますが、治療には長期間かかるため休めない、手術は不安という人も少なくありません。 そんな中、膝関節の痛みに用いられている再生医療に注目が集まっています。再生医療は、自分の細胞を関節にある細胞に注入することで傷ついた軟骨を修復するという治療法で、副作用のリスクが少なく、治療期間も短くて済むというメリットがあります。 このように「再生医療」は、腰痛治療の選択肢として可能性が広がっています。 まとめ・腰痛がつきもの!介護の仕事と、その治療について 介護の仕事では、前かがみの姿勢や中腰で作業をしたり、利用者を抱えたりすることが多いため、腰痛の発生リスクが高いです。薬物療法や注射など治し方はいろいろありますが、近年関節の治療に用いられる再生医療も、腰痛の新たな治し方として注目を集めています。 自分に合った腰痛の治し方を取り入れて、やりがいのある介護の仕事を続けられるようにしたいですね。以上、腰痛がつきもの!介護の仕事と、その治療について記させていただきました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.03 -
- 手
- 再生治療
TFCCは、手の小指側にあり、腕の骨と指の骨の間にある三角状の組織で、手関節尺側の安定を担っており、衝撃を和らげるクッションのような役割を担っています。 もし、何もしていないときは痛みがないのに、例えば、ドアノブを回すように手首をひねる行動をすると痛みを感じるのであれば、それはTFCC損傷を起こしている可能性があります。 今回は、このTFCC損傷の原因、そして最新の治療法について解説します。 こちらもご参照ください TFCC損傷の原因は外傷と加齢 TFCC損傷は、「転倒した時に手をつく」「交通事故や自転車で手首をひねる」などが原因となって起こり、痛みは、タオルを絞る、やかんやフライパンなど重い物を持つ、手をつくなどのときに感じます。 TFCC損傷は、スポーツ障害の1つとしても挙げられますし、加齢によりTFCCが変形して損傷を起こし、痛みを発症することもあります。 TFCC損傷の治療 TFCC損傷の治療法としては、まず、手首をできる限り動かさないように、装具やサポーターで固定する方法があります。 同時に、可動域や筋力低下を防止するためのリハビリが行われます。 これらの療法を行っても症状が改善しない場合は、手術が行われ、損傷の程度によって尺骨短縮術や、靭帯再建術が行われます。 TFCC損傷の治療法としては再生医療という選択肢もある! 人間の体には、損傷したり弱ったりしている部分を修復する働きがある幹細胞というものがあります。 そして幹細胞は、臓器や皮膚組織、関節や骨、軟骨、筋肉など、いろいろな細胞に変化します。 再生医療では、幹細胞を体から取り出し培養、損傷部分に注入するという治療法を行います。 結果、培養された幹細胞は修復能力を何千何百万倍にも増幅、損傷している箇所に働きかけて機能を回復させることができるため、TFCC損傷にも効果的なのです。 幹細胞を使用した再生医療の中でも、脂肪由来幹細胞はかなりの効果が期待できます。 実際、骨や軟骨の病気、血管や神経の病気や糖尿病などにも治療効果が出ています。 また、疾病の予防だけでなく体全体の若返りにも効果が見られ、糖尿病や肝臓疾患、ひざや股関節の痛みを治すだけでなく、肌の再生など美容分野でも用いられています。 まとめ 関節の痛みに対して一般的に行われている痛み止めや湿布薬による治療では、症状の緩和はできても根本的完治には至りません。 しかし、手術で体にメスを入れるのに抵抗がある人もいらっしゃることでしょう。 ですが、自分自身の自然治癒力を生かした最先端の治療法「再生医療」であれば、TFCC損傷の治療が可能です。 スポーツや事故、加齢などの原因によりTFCC損傷を起こしてしまい痛みで悩んでいる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。
2019.11.02 -
- ひざ
- 再生治療
- PRP治療
水泳やランニング、ロードバイクなどで急な膝の痛みに襲われた…それはもしかしたら鵞足炎かもしれません。 鵞足炎の症状を和らげるためにはマッサージが効果的ですが、専門医や整体師の指導のもと、行うことが大切です。 こちらも併せてご参照ください 鵞足炎はマッサージなどで治る? 鵞足炎とは、ランニングやサッカーなどで過度な負担がかかり、鵞足部という膝の内側の部分に炎症を起こす病気です。 オーバーユースや不十分なウォーミングアップなども鵞足炎の引き金になります。鵞足炎は一度発症すると再発しやすい厄介な病気で、アスリートにとっては選手生命を脅かしかねません。 鵞足炎の治療法としては、主に安静やストレッチ、貼り薬、鎮痛剤の内服と併せ、整体師など専門の人にマッサージをしてもらうという方法が挙げられます。 ただ、マッサージでは痛みを和らげる効果は期待できますが、根本的に治すという効果は期待できません。 鵞足炎に効果的なマッサージ方法は? 鵞足炎になった際、なんとか自分でマッサージをして少しでも痛みを和らげたいと思うかもしれません。 鵞足部などを含む内腿をほぐすマッサージや内転筋群のストレッチなど、インターネット上でもたくさんのマッサージ方法が紹介されていますが、自己判断でむやみにマッサージをすると、さらに症状が悪化する可能性が高くなります。 自己判断でマッサージをせず、必ず病院や整体院などで施術を受ける、もしくはアドバイスをもらうようにしましょう。 マッサージをしても良くならない…再生医療で鵞足炎を治すという選択肢もある 整体院などでマッサージをして、一時的には症状が改善したけれど、また鵞足炎を再発してしまった…。 このように何度も繰り返す鵞足炎にお悩みの場合、再生医療という選択肢も視野に入れてみるといいでしょう。PRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で損傷した組織の修復を促すという再生医療があります。 PRPは、スポーツ選手でも、ドーピングに指定されていないので、安心して治療を受けることができますし、治療期間が短くて済む、体に負担がかかりにくいなどのメリットがあります。 まとめ つらい痛みを伴う鵞足炎ですが、決して自己判断でマッサージなどをせず、必ず医療機関もしくは整体院などで施術を受けるようにしましょう。自分でマッサージをする場合は、専門医や整体師の指導のもと、行うようにしてくださいね。 また、再発を繰り返す場合や痛みが改善しない場合は、再生医療という新しい治療法で鵞足炎を根本から治すという手段もあります。 自分にあった治療法を選択し、快適なスポーツライフを送りましょう。
2019.10.31 -
- ひざ
- 再生治療
鵞足炎のつらい膝の痛みが生じる予防法 鵞足炎は一度なってしまうと、何度も繰り返しやすいという厄介な特徴があります。しかし、予防法を知ることで発症・再発を抑えることも可能です。今回は鵞足炎の予防法についてご紹介します。 鵞足炎は予防できる! 膝のまわりにある縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉がくっついている部分を鵞足部と言います。この鵞足部に炎症が生じた状態が、鵞足炎です。鵞足炎を発症する主な原因は、ランニングやサッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、水泳などのスポーツで膝に負荷がかることです。 また、運動前のストレッチを疎かにしたりすることなども原因として挙げられます。つまり、運動前のストレチや、ウォーミングアップなどをしっかり行うことで鵞足炎が予防できるとも言えます。 鵞足炎の予防方法について詳しく解説します! 鵞足炎の主な予防法としては、以下の3つが挙げられます。 十分なストレッチやウォーミングアップを行う 鵞足炎を予防するためには、運動を始める前に十分なウォーミングアップやストレッチを行いましょう。 ストレッチ ウォーミングアップやストレッチを十分に行うことで筋肉が柔軟になり、炎症を起こしにくくなります。特に次の3つのストレッチは簡単に実践することができますので、ぜひ行ってみてください。 1)腸脛靭帯のストレッチ 両足を伸ばした状態で座り、右足を左足にかける。かけた右足を立てて、上体を右後方に向けてひねる。これを両方行う。 2)内転筋のストレッチ あぐらをかくような姿勢になり、両足の裏をくっつける。ゆっくりと無理のない範囲で両膝を床に向かって押す。 3)大腿四頭筋のストレッチ 両足を伸ばした状態で座り、左の脛を床につけるような形で折り曲げる。そのまま上体を少し後ろに倒す。これを両方行う。 アイシングを行う 運動後、特に膝に負担をかけるような動きや態勢をとった後は、しっかりと鵞足部付近をアイシングしましょう。15分程度が目安です。 フォームを見直す ウォーミングアップやストレッチも非常に重要ですが、運動中のフォームを見直すというのも鵞足炎の予防には欠かせません。不適切なフォームのまま運動を続けると、想像以上の負担がひざに集中します。定期的に自分のフォームを見直してみましょう。 予防しても鵞足炎が再発する…そんなときは? どんなに鵞足炎を予防しようと気を付けても発症することがありますし、鵞足炎は再発しやすいため、再発を繰り返してしまう人もいます。特にスポーツ選手などにとって体の故障は選手生命の命取りとも言えますし、鵞足炎を何度も繰り返してしまうのもつらいものです。 もしも鵞足炎を発症して繰り返す場合、再生医療をという選択肢があります。PRP療法という再生医療であれば、鵞足炎を根本的に治療する効果が期待できます。 PRP療法とは、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で根治するという治療法で、安全性が高く、体への負担が少ないなど、たくさんのメリットがあります。 まとめ/鵞足炎|つらい膝の痛みが生じる予防法 選手生命を脅かしかねない鵞足炎は、適切なフォームやストレッチ、ウォーミングアップを行って予防しましょう。それでも発症してしまう、再発を繰り返す場合は、再生医療という選択肢もあります。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。 ▼こちらも併せてご参照ください 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.10.27 -
- ひざ
- 再生治療
ランナーや水泳選手、サッカー選手など、激しい運動をする人に起こりやすい鵞足炎。鵞足炎の辛い痛みを少しでも和らげる手段として、サポーターを使用するという選択肢があります。 今回は鵞足炎になった際のサポーターの選び方、種類について解説します。 鵞足炎の治療法は?サポーターは効果があるの? 鵞足炎とは膝の近くにある3つの筋肉が合わさる鵞足という部分に炎症を生じる病気です。 水泳やサッカー、アメリカンフットボールなど、足を回転させるような動きをするスポーツで起こりやすいと言われています。 鵞足炎の治療 鵞足炎の治療は基本的に安静、クーリング、ストレッチや塗り薬・貼り薬を用いることもあります。 また、痛みが強く日常生活での動作に支障をきたす場合、サポーターを装着して痛みを緩和させる方法もあります。 鵞足炎の痛みに効果が期待できるサポーターの種類と選び方 ひとくちにサポーターと言っても、いろいろな種類があります。 ▲軟性膝装具(膝サポーター) ドラッグストアやスポーツショップなどで購入できます。膝に巻いたり履いたりするタイプは安価で手に入れやすいですが、補強する作用はあまり期待できません。 一方、補強機能付きの膝サポーターは少し値段が高いですが、膝を安定させることができるので、ある程度の痛みを緩和する効果が期待できます。 ▲硬性膝装具 膝関節の安定性が最も高く、重症例でも高い除痛効果が期待できます。 しかし、整形外科で義肢装具士に作成してもらわなければならず、値段も高いものが多いです。また、装具自体が重く、装着が難しいという難点もあります。 鵞足炎に効果的なサポーターとは? 鵞足炎の重症度にもよりますが、鵞足炎の痛みを和らげる目的で、手軽に使えるものとしては、補強機能付きの膝サポーターが一番有効だといえます。特に膝の横ブレを抑えるサポーターだと効果が期待できます。 サポーターをしても鵞足炎の痛みが緩和できない…再生医療という選択肢もある! サポーターをしてもなかなか鵞足炎の痛みが治まらない…日常生活にも支障をきたしてしまう…。そんな時は、再生医療という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を直接患部に注射し、血小板のもつ修復作用で病気を根治するという治療法があります。 ドーピングにも指定されていないため、スポーツ選手でも安心して行うことができます。また、入院や手術の必要もないので気軽に治療を行えるという点も魅力のひとつです。 まとめ 少しでも鵞足炎の痛みを和らげたい、日常生活への支障を軽減したいという方にはサポーターを活用するというのも選択肢のひとつです。担当医と相談して自分の症状に合ったサポーターを選んでみるのも良いでしょう。 また、再生医療で鵞足炎を治すという新しい治療法もあります。自分にあった治療法を選んで、辛い鵞足炎と向き合いましょう。 こちらも併せてご参照ください
2019.10.26 -
- ひざ
- 再生治療
運動後に急に膝の内側がズキズキと痛んで歩けない…というときは、もしかしたら鵞足炎を発症しているかもしれません。 今回は、鵞足炎の症状や原因、治療方法などについて解説します。 歩けない程の膝の痛み…それは鵞足炎のせいかも? サッカーやマラソン、ラグビー、水泳など、足を内転させる動きをするスポーツで発症しやすい鵞足炎。膝の近くにある縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉がくっついている部分が炎症を起こすことで発症する病気です。 原因としては、足を内側にひねる動きやオーバーユース、不十分なストレッチやウォーミングアップが挙げられます。 また、誤ったフォームなどで膝に大きな負担がかかる状態も鵞足炎につながります。 運動の最中、急に膝の内側に歩けない程の痛みを感じたり腫れたりした場合は、鵞足炎の可能性があります。 こちらも併せてご参照ください 鵞足炎で歩けない…少しでも緩和する方法は? 鵞足炎は膝の内側にズキズキとした大きな痛みを生じます。特に階段を上がったり下りたりするときに痛みが強くなる傾向があり、酷い人では歩くことも困難になる場合がある程です。 鵞足炎で痛みが強く、歩けない場合は以下の対処法があります。 湿布を貼る 湿布などの貼り薬を貼って痛みを緩和させる方法があります。湿布の中でも特に非ステロイド抗炎症薬は炎症を抑える効果や痛みを緩和させる効果が高いです。 サポーターをする 痛くて歩けない場合、サポーターを活用するというのも良いでしょう。ドラッグストアやスポーツ用品店に行くと、補強機能付きタイプのサポーターが販売されています。お値段は少し高いですが、膝が横方向にぶれるのを抑えてくれ、痛みを軽減する効果が期待できます。 歩けないほどの鵞足炎の痛みには再生医療という選択肢も! 鵞足炎のせいで痛くて歩けない…そうなってしまうと、運動どころか日常生活にも支障をきたしてしまい、非常に悩ましい事態になってしまいます。 もしも鵞足炎を発症して繰り返す場合、再生医療をという治療を選択するのも良いでしょう。 PRP療法という再生医療では、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射して、血小板のもつ修復作用でケガや病気を根治するという治療法です。 再生医療は入院治療を必要とせず、日帰りで受けることができますし、自分の血液を使った治療のため安全性が高く、副作用のリスクが少なく済むというメリットがあります。 まとめ 鵞足炎を発症し、歩けない程の痛みを生じた場合でも、さまざまな対処法があり、近年は、再生医療という方法で鵞足炎を根本的に治すという治療法にも注目が集まっています。 痛みを感じたら、まずは専門医を受診し、自分にあった治療法を選択してくださいね。
2019.10.23 -
- 肩
- 腱板損傷
肩腱板部分断裂と五十肩はどう違うのか 年齢を重ねてきて肩に痛みが生じたり、思うように腕があがらなくなったりすると五十肩かなと思う人も多いかもしれません。しかし、それは肩腱板部分断裂の可能性も考えられます。 ここでは、肩腱板部分断裂と五十肩の違いを解説します。 肩腱板部分断裂と五十肩の違いとは? 五十肩は関節包や周辺の組織が炎症を起こしているものに対し、肩腱板部分断裂は、関節包の外側の腱が断裂している状態です。肩に痛みが生じることや、腕が思うように上がらなくなることなど症状が似ているところが多いです。 しかし、一般的に、五十肩が関節の動きが固くなりやすいのに対して、肩腱板部分断裂は関節の動きが固くなるということはあまりないという違いがあり、思うように力が入らなかったり、腕をあげた時に断裂している部分から音がしたりすることもあります。 肩腱板部分断裂と五十肩の違いは自分で判断できる? 五十肩という言葉はよく耳にする言葉だと思いますし、ある程度の年齢になると多くの人がなるものというイメージを持っている人も多いと思います。ですから、ある程度の年齢になって肩が不調になった時には五十肩だと判断する人が多いでしょう。しかし、そのように自己判断するのは非常に危険です。 五十肩ではなく肩腱板部分断裂だった場合は自然に治ることはなく、断裂した筋肉はどんどん収縮していってしまうので、症状が悪化し、手術が必要になる状態になることがあります。 また、筋肉が収縮してしまっていて、手術ができないという状態になってしまう可能性もあるのです。 肩腱板部分断裂か五十肩かのセルフチェック 自分の肩の不調がどちらなのかをチェックする方法としては、腱板部分断裂は60代がピークで、五十肩が40代、50代に多いというのが一つの目安になるでしょう。 また、肩腱板部分断裂はスポーツで酷使した、或いは転んだなど、何か思い当たることがあるケースが多いのに対して、五十肩は思い当たることもなくいつの間にか始まるケースが多いです。 ほかにも肩腱板部分断裂は思うように力が入らない、五十肩は固くなって動かせなくなるなどの特徴があります。 このような違いから、肩腱板部分断裂か五十肩のどちらなのか、ある程度は自分で推測することができますが、これらに該当しないケースもたくさんあるので、自己判断するのは難しいです。 間違った判断は間違った処置につながるので、肩の不調が続く場合は医療機関を受診した方がよいでしょう。 まとめ・肩腱板部分断裂と五十肩はどう違うのか 肩腱板部分断裂と五十肩の違いについて紹介しました。これまでずっと五十肩だと思っていた人のなかにも、もしかすると肩腱板部分断裂かもしれないと思った人もいるかもしれませんね。 自己判断ではどちらか判断するのは難しいですし、間違った判断でそのままにしておくのは危険なので、早めに医療機関を受診するようにしましょう。 以上、肩腱板部分断裂と五十肩はどう違うのかについて解説させていただきました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.10.22 -
- ひざ
- スポーツ医療
- 再生治療
膝の痛み…ロードバイクで痛みが出たなら鵞足炎の可能性があります ロードバイクで気持ちよく颯爽と駆け抜ける中、急に膝の痛みが…。その痛みは、もしかすると鵞足炎かもしれません。今回はロードバイクで鵞足炎になるのかについて、また、鵞足炎の症状や原因について解説します。 ロードバイクで膝の痛み…鵞足炎を発症することもある 久しぶりにロードバイクを楽しんでいたら、膝に痛みが…。という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。そして、その痛みは鵞足炎かもしれません。 鵞足炎とは、膝を取り巻く3つの筋肉が合わさる鵞足という部分に炎症を生じる病気で、内側に膝を曲げたりするようなスポーツにより、過度な負荷がかかることによって起こります。 そして、ロードバイクでは、誤ったフォームによる膝への過度な負担が引き金となって、鵞足炎を発症するケースがあります。 ロードバイクで鵞足炎にならないようにするには? 鵞足炎はウォーミングアップが足りない、オーバートレーニングなどが原因の1つになります。ロードバイクだけでなく、スポーツなど体を動かす前には十分なストレッチやウォーミングアップが必要不可欠です。 また、ロードバイクの誤ったフォームとして、つま先が外側に向いてしまう、膝を内向きにして漕いでしまうという2つが挙げられます。このようなフォームでロードバイクを続けると、疲れが溜まりやすいですし、疲れがたまると、フォームへの意識が疎かになることがあります。 ロードバイクでは、きちんとしたフォームが大事!自分のフォームを見つめなおしましょう。 繰り返す鵞足炎の痛みでロードバイクが楽しめない!再生医療に頼ってみては? 鵞足炎は一度発症すると何度も再発しやすい病気です。せっかくロードバイクを楽しんでいても、再発が怖い、痛みがあってロードバイクすら乗れないという方は、再生医療という治療法を検討してみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自分の血液から取り出した血小板を濃縮し、その液体を直接患部に注射して血小板のもつ修復作用で病気を治すという治療法があります。 入院や手術の必要もありませんし、体に負担がかかりにくいというメリットもあります。 まとめ/鵞足炎の可能性!ロードバイクで膝の痛みがあるなら疑ってください 鵞足炎は予防をすることができる病気ですが、完全に発症を防ぐということはできません。ロードバイクが趣味という方には、膝の痛みは致命的な症状と言えるでしょう。鵞足炎を発症しないためにも、十分なウォーミングアップと適切なフォームの見直しをこころがけましょう。 また、何度も鵞足炎を繰り返すという方は再生医療という治療を選択するのも1つの選択ですよ。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.10.20 -
- 再生治療
- 腱板損傷
- 肩
肩腱板損傷になると、いろいろなつらい症状が出てきますが、思うように力が入らないというのも代表的な症状の1つです。思うように力が入らないというのは非常に不便ですし、力の加減がうまくいかないので想像以上にストレスがたまりますよね。 そこで、今回は肩腱板損傷で力が入らない!という人に向けて、その原因や五十肩との違い、治療方法について解説します。 こちらも併せてご参照ください 肩腱板損傷になるきっかけ(原因)とは? 肩腱板損傷は肩を強くぶつけてしまったり、転倒したりといったアクシデントがきっかけになることもあります。ですから、ぶつけてしまった後などに力が入らないという症状が出てきたら、そのアクシデントが原因かなと推測することもできるかもしれません。 しかし、野球やテニスなどのスポーツでの反復動作がきっかけになることもありますし、洗濯物を干すときや重い物を持ち上げるときの反復動作がきっかけになることもあります。 日常でそのような反復動作をすることはあまりないという人でも、老化が進むと肩甲骨の骨の突起部分(腱峰)の棘が大きくなり、腕を動かしたときに腱板に当たるのがきっかけで発症することもあります。 また、腱板そのものが老化したことが原因になる場合もあるので、自分では原因を推測するのは難しい現状があります。 五十肩と肩腱板損傷の症状の違い 肩腱板損傷と似ているものに五十肩があります。腕が上がらなくなったり、腕や肩を動かそうとすると痛みが生じたりといった症状はどちらにもある症状なので、どちらかを自分で判断するのは難しいものです。 しかし、腕に思うように力が入らないという症状は、肩腱板損傷によく見られますが、五十肩にはあまり見られません。つまり、力が入らないというときは肩腱板損傷を疑ってみるべきです。 肩腱板損傷で力が入らない際の治療方法 肩腱板損傷であることが分かった場合、まず、薬や注射、リラクゼーションやストレッチなどで症状を緩和させながら様子を見る保存療法が行われます。 それでも力が入らないなどの症状が続き、回復が見込めない場合は、手術も検討されます。手術方法はいくつかありますが、どれも切開することになり、術後は固定期間とリハビリ期間が必要です。 最近ではこうした手術のほかにも、自分の脂肪にある幹細胞を治療箇所に注入するという再生医療という選択肢もあります。再生医療は治療を受ける人にとって負担が少ない方法として注目を集めています。 まとめ 肩腱板損傷の力が入らないという症状の原因や五十肩との違い、治療法について解説しました。 肩腱板損傷は、自分で思い当たるようなことがなくても力が入らないというようなことになってしまうケースもありますから、症状が悪化する前に医療機関を受診することをおすすめします。
2019.10.16 -
- 再生治療
- ひざ
サッカーやマラソンをしている人に発症しやすい鵞足炎は、痛みがつらいという特徴があります。 今回は、つらい膝の痛みを伴う鵞足炎の痛みを和らげる方法についてご紹介します。 鵞足炎とは?痛みを和らげる方法はある? 鵞足炎とは、膝の内側にある鵞足部という3つの筋肉が合わさる部分に炎症を生じるもので、サッカーやマラソン、ラグビー、水泳など、足を内転させる動きをするスポーツや過度な負担で発症しやすい病気です。 また、不十分なウォーミングアップ、オーバーユースなども原因の1つになります。 鵞足炎の痛みを和らげる方法は? 鵞足炎は膝の内側の強い痛みが特徴であるため、痛みをコントロールすることも治療をする上で重要なポイントの1つとなります。 その中でも湿布を貼るという方法が一番簡単で用いられやすく、非ステロイド性抗炎症薬の成分を含む湿布を処方されることが多いです。 この湿布には痛みを緩和する作用があるため、鵞足炎の痛みを和らげる効果が期待できます。 また、アイシングをして炎症を起こしている部分を直接冷やしてあげるというのも良いでしょう。 湿布以外で鵞足炎の痛みを和らげる方法は? 鵞足炎の痛みを和らげる方法で、湿布以外にも簡単に用いることができる方法として、サポーターが挙げられます。 特に補強機能付きのサポーターを用いると、膝の横ブレを軽減することで鵞足部に無理な負担がかかることを抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。 ドラッグストアやスポーツ用品店で購入することができ、簡単に入手することができるというメリットもあります。 さらには、病院で痛み止めの内服薬を処方してもらうというのもひとつの手です。 痛みを和らげるよりも再生医療で鵞足炎を根本的に治してみては…? 鵞足炎は繰り返して発症することが多いので、繰り返す鵞足炎の痛みを和らげ、ごまかしながら過ごすということにうんざりする人も多いと思います。 そんな時は、再生医療という治療法を検討してみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を直接患部に注射し、血小板のもつ修復作用で病気を根本から治療するという治療法に注目が集まっています。 ドーピングにも指定されていないため、アスリートの方でも安心して治療を受けることができますし、入院や手術の必要もなく、体にも負担が少なくて済むという魅力もあります。 まとめ 今回は、鵞足炎の痛みを和らげる方法について紹介しました。 湿布やサポーターなどを活用し、鵞足炎の痛みと上手に付き合っていくことも可能ですが、繰り返す鵞足炎に悩まされているのであれば、最近注目を集めている再生医療という方法を選択してみてはいかがでしょうか。 こちらも併せてご参照ください
2019.10.15 -
- ひざ
- 再生治療
サッカーやマラソンをしている人なら誰しもが発症する可能性のある鵞足炎は、アイシングが効果的と言われています。 今回は、鵞足炎とはどのような症状なのか、また、アイシングのやり方についてご紹介します。 鵞足炎ってなに?アイシングは効果があるの? 膝を取り巻く3つの筋肉がくっついている部分を鵞足部と言います。この鵞足部に炎症が起きると鵞足炎という病気を発症します。 主にランニングやサッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、水泳など、足を内側にひねる動きをするスポーツをする人に生じやすい疾患で、膝に負荷をかけすぎる、急な負荷をかける、運動前のストレッチをおろそかにしたりするなどで発症します。 鵞足炎は、急性期であればアイシングが効果的です。その後は鎮痛剤の内服や貼り薬、ストレッチなどを行って治療をします。 こちらも併せてご参照ください 鵞足炎になったときはどこをアイシングするの? 鵞足炎になると、膝の内側に強いズキズキとした痛みを生じます。明らかな腫脹が見られた場合はもちろん、痛みを感じたらまずはすぐに患部を冷やす(アイシングをする)必要があります。速やかに氷を入れた袋や保冷剤などを、膝の内側のでっぱった部分に当て、患部を冷やしてあげましょう。 そして、なるべく早く専門医を受診し、診断・適切な治療を受けるようにしてくださいね。 鵞足炎でアイシングをしても痛みが引かない・再発するときは? 鵞足炎は繰り返しやすいという特徴があります。そのため、ストレッチやアイシングなどを行っても、再び発症してしまう人が少なくありません。 繰り返す鵞足炎を何とかしたいとお考えの場合、再生医療という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。 現在はPRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で根治するという治療法があります。ドーピングにも指定されていないため、アスリートの方たちも安心して治療を行うことができますし、体に負担をかけない治療法として注目を集めています。 まとめ スポーツをしている最中に急な膝の内側の痛みに襲われた場合は、鵞足炎を発症しているかもしれません。腫れや熱感・痛みを感じたら、まずはアイシングをし、必ず専門の医療機関を受診してください。 もし、鵞足炎を繰り返してしまう場合は、再生医療という治療の選択肢もあります。入院や手術も不要なので、仕事を長期で休む必要もないという点も魅力のひとつです。自分にあった治療法を探してみてくださいね。
2019.10.13 -
- 肩
- 腱板損傷
肩腱板損傷になると、ふとした腕や肩の動作で痛みが生じることがあり、とてもつらいものです。そうした悩みを抱えている人のなかには、テーピングをすればいいのではないかと考える人もいると思います。 しかし、肩腱板損傷でテーピングをしてもいいのでしょうか?テーピングをすると治るのでしょうか? 今回は、肩腱板損傷ではテーピングをして痛みを和らげるのはおススメなのかどうか、テーピングで治すことはできるのかについて解説します。 肩腱板損傷にテーピングをして症状を和らげることは可能です 肩腱板損傷の人がテーピングを使用することで症状を和らげることは可能です。 テーピングを使用することで硬くなったり、筋力が低下したりして上手く使えなくなった筋肉を補助することで、肩や腕が動かしやすくなる効果が期待できます。 また、肩腱板周囲の筋肉や関節がスムーズに使えるようになることで肩腱板への負担が減り、腕や肩を動かすときに生じる痛みも軽減される効果も期待できます。 肩腱板損傷にテーピングをしても治るわけではありません 肩腱板損傷への対策としてテーピングをすることで痛みを和らげたり、動かしやすくなったりすることは期待できます。テーピングをして症状が楽になるとこのまま使用していたら治るのではないかと期待する人もいるでしょう。 しかし、テーピングを使用することで肩腱板損傷が修復され治るわけではありません。また、治ることを期待して、治療目的としてテーピングを使用するのは良いことではありません。 肩腱板損傷でのテーピングの長時間使用は控えましょう テーピングを使用することで、痛みが軽減したり、肩や腕が動かしやすくなったりすると、普段からできるだけテーピングを使用しようと思うかもしれません。 しかし、テーピングでサポートされるのは外側の筋肉で、肩腱板はインナーマッスルといわれる筋肉で体の内側の方の筋肉になります。よって、普段からテーピングをずっと使用していると、外側でサポートされる筋肉とインナーマッスルとのバランスが悪くなって、肩腱板に負担がかかりやすくなってしまいます。 テーピングをすると楽だからと思っても、テーピングはあくまで補助的なものとして必要最低限で使用するようにしましょう。 まとめ 肩腱板損傷ではテーピングをしてもいいかどうかについて紹介しました。 テーピングを使用することで、一時的に症状を和らげることは期待することができますが、間違った使用方法や常時使用すると悪影響を及ぼす可能性もあります。 まずは医療機関などで専門家に相談し、治療することを検討しましょう。 こちらも併せてご参照ください
2019.10.11 -
- 再生治療
- ひざ
膝靭帯損|歩けるようになるの?どのくらいで歩ける? 膝靭帯損傷の直後、歩ける人もいれば歩けない人もいます。無理は禁物なのです。まずは安静にして、医師の指示を仰ぎましょう。万が一、歩けない状態の膝靭帯損傷を引き起こしてしまったら、どれぐらいの治療期間で歩けるようになるのか不安ですよね。 そこで今回は、膝靭帯損傷で歩けなくなったら、どのくらいで歩けるようになるのかを紹介します。 膝靭帯損傷で歩けなくなった人が歩くには1ヶ月程かかる・・・ 膝靭帯が断裂した場合、膝関節が抜けたような違和感がある、出血のために関節が腫れるなど、歩くことが困難になることが多々あります。膝靭帯損傷で歩けなくなったとしても、1ヶ月位すると腫れや痛みが取れて、普通に歩けるようになります。 膝靭帯損傷から歩けるようになったとしても、完全に治ることは難しい 膝靭帯損傷で歩けなくなっても1ヶ月程で歩けるようになると紹介しましたが、これはあくまでも歩けるようになることが前提で、完全に治るわけではありません。 歩けるようになったとしても、膝靭帯損傷の後は、膝関節のゆるみが残ります。膝関節のゆるみは、日常生活においては支障をきたしませんがスポーツをする予定がある人は再び膝靭帯損傷になる可能性があるため手術という選択が必要になります。 膝靭帯損傷の手術後なら、2~3週間で歩けるようになる 膝靭帯損傷の手術を受けた場合、術後2~3日目から松葉杖で歩く練習を始め、2~3週間程で松葉杖が取れて歩けるようになります。膝関節を動かす訓練も同時に行い、筋力の回復を目指します。 歩けるようになるのは2~3週間ですが、スポーツへ復帰できるまでには、ランニングやジョギングだと術後4ヶ月、完全に復帰できるまでには術後8ヶ月程度は要します。 膝靭帯損傷は歩けるようにはなるが…スポーツで復帰を目指すなら再生医療 アスリートや、スポーツ選手、それ以外でもスポーツを頻繁に楽しまれたいなら、膝靭帯損傷の手術を受けるという選択肢が一般的です。ただし、手術に抵抗がある人や、より早くスポーツ復帰したい人には、最近注目の再生医療という選択肢があります。 特にアスリートにとって、長期の入院やリハビリ、手術などは選手生命にかかわる問題です。シーズン中はもとより、オフシーズンであっても身体的なパフォーマンスは維持したいどころか、上げたいというアスリートも多くいます。 そんな方たちにとって手術や入院は、何としても避けたいと考えるのは当然です。最初は我慢しながら、そして症状が進み手術を受けて、それでも思うようなパフォーマンスが取れないことで引退に追い込まれる選手は多くいます。 こんなスポーツを生業とするアスリートにこそオススメしたいのが再生医療です。手術を避けて入院もせず、患部の症状を回復させる最新医療だからです。 靭帯損傷は、スポーツ選手にとって大変な致命的ともいえる症状です。だからこそパフィーマンスはもとより、選手生命を縮めないため、逆に伸ばすためにも再生医療を選択肢として持っていただければと思います。 そうすれば安心してプレーやトレーニングに励むことが可能です。再生医療の治療は少しでも早く治したい人、長期間治療しているのに効果が感じられない人などにも効果が期待できます。 ▼ スポーツ外傷(筋・腱・靭帯損傷)に対する再生医療 当院の再生医療は、スポーツ選手のパフォーマンスを維持し、選手生命を守ります まとめ 膝靭帯損傷で歩けなくなったとしても、1ヶ月程で歩けるようになるので安心してください。 ただし、スポーツをしている人は、膝靭帯損傷を再発する可能性があるので、手術をすることをおすすめします。手術は身体の負担にもなりますし入院の必要性もあるので、抵抗がある、時間が限られているという人は、再生医療という選択肢も検討してみてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.10.09 -
- ひざ
- 再生治療
鵞足炎のときの湿布の貼り方/湿布の種類と選び方 サッカーやマラソン、水泳、ラグビーなどで大きな負担が膝にかかると発症する鵞足炎。なんとかしてこの辛い痛みを和らげたい…そんな時は湿布が効果的です。 今回は湿布の貼り方、種類、選び方についてご紹介します。 鵞足炎の治療には湿布が効果的!湿布の貼り方は? 鵞足とは膝の近くにある縫工筋、薄筋、半腱様筋の3つの筋肉がくっつく部分を指し、ここに大きな負荷がかかることによって炎症が起きます。これが鵞足炎です。 鵞足炎は主に膝を内転させるようなスポーツや飛び跳ねたりすることが多いスポーツで発症しやすいと言われています。 鵞足炎の治療と湿布の貼り方 鵞足炎の治療方法のほとんどは鎮痛剤の内服や貼り薬、そして安静などの対処療法です。なかでも湿布を処方されることが多いと思います。その場合、どんな風にどこに貼ればよいのか悩まれている人もおられるのではないでしょうか。 鵞足とは、膝の内側部分にある出っ張った所がおおまかな目安となります。ここに縦方向に湿布を貼る事で効果を得ることができます。湿布を貼る際に膝にかぶせるように湿布を貼る方がいますが、前述したとおり鵞足部は膝の内側の部分です。当てるところがずれてしまうと十分な効果が得られません。 湿布には大きく分けて3つの成分があり、湿布であれば何でも良いという訳ではありません。いずれにしましても整形外科等、病院を受診し、適切なものを処方してもらい、正しい貼り方の指導を受けましょう。 鵞足 膝の内側、出っ張った部分が目安 貼り方 出っ張った部分を中心に縦方向に貼る 湿布 大きく3種類あるが状態、症状で変化するため医療機関で指示を受けましょう。 鵞足炎に効果が期待できる湿布の種類は? 鵞足炎の場合、急性期は冷湿布を貼り、まずは強い炎症を抑える必要があります。その後の慢性期での痛みには非ステロイド抗炎症薬の湿布を用いて疼痛コントロールをすることが大事です。 湿布の成分について 湿布には大きく分けると3つの成分が用いられています。 ▲サリチル酸メチル(消炎) 植物にも含まれている成分で、昔から消炎効果が知られている成分です。冷湿布・温湿布など厚手のシート状のものが多いです。 ▲カプサイシン(消炎、温感、血流促進、鎮痛) 温湿布のほとんどに含まれている成分です。カプサイシンが表面の血管を刺激し、血流を促進。熱感やヒリヒリとした刺激を与え、感覚神経を麻痺させます。この作用によって、痛みが感じにくくなる効果が期待できます。 ▲非ステロイド抗炎症薬(消炎、鎮痛) インドメタシンやイブプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、フェルビナク、ジクロフェナクなど、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる成分です。消炎効果・鎮痛効果に優れており、痛みを抑える効果が強いです。 湿布を貼っても鵞足炎が治らない…そんなときは? 鵞足炎になってしまい、湿布を正しい位置に貼っても痛みが治まらない、何度も鵞足炎を繰り返してしまい痛みに耐えるのが辛い…このような場合は、再生医療という選択肢があります。 現在ではPRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で病気を治すという治療法に注目が集まっています。手術や入院は必要ないので、仕事や練習を長期で休まなくても良いという利点があります。 まとめ/鵞足炎に対する湿布の貼り方、種類と選び方 鵞足炎になってしまったときの湿布の貼り方について紹介しました。 もしも運動中、膝の内側に強い痛みを感じたら、まずは冷湿布を患部に貼り、速やかに病院を受診しましょう。長い期間湿布を貼っても痛みが治まらない、何度も鵞足炎を繰り返してしまうという場合は再生医療を選択することもできますよ。 ▼こちらも併せてご参照ください ▼PRP治療 ご不明点があればお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.10.08 -
- 肩
- 腱板損傷
肩腱板損傷は思うように腕や肩を動かすことができなかったり、痛みがあったりしてつらいものですが、そうした症状を和らげるトレーニング方法があります。 今回は、肩腱板損傷にトレーニングが必要となる理由や、おすすめのトレーニング方法について紹介します。 肩腱板損傷にトレーニングが必要な理由 肩腱板損傷になると思うように腕や肩を動かすことができなくなってしまいますし、動かす際に痛みも生じたりします。 そのため肩や腕を動かさないようにしたり、かばって通常とは異なる動きをしたりしてしまう人もいます。すると、肩腱板周辺の筋肉や関節がかたくなってしまったり、バランスが悪くなったりしてしまいます。そうなると肩腱板にさらに負担がかかって症状が悪化してしいます。 そこで、肩腱板の周辺の筋肉や関節の柔軟性やバランスを整え、症状を和らげるためのトレーニングが必要です。 こちらも併せてご参照ください 肩腱板損傷におすすめトレーニングを紹介します! 肩腱板損傷におすすめのトレーニングを2つ紹介します。参考にしてみてくださいね。 ・椅子に触った状態で、机の上に両腕を伸ばした状態で置きます。(手のひらが上向いた状態で)その状態でゆっくりと体を前に倒して、ゆっくりと戻します。 ・椅子に座った状態で椅子の座る部分を手で持った状態で腕を固定します。その状態で肩甲骨を意識しながら体を傾けて片方の肩が前に出る状態にします。元に戻したら反対側も同じように行います。 背中を鍛えるトレーニングもおすすめ 肩腱板損傷に悩まされている人で猫背の人は、まず、猫背を改善するのがおすすめです。猫背になって姿勢が悪い状態のまま生活していると、肩に大きな負担がかかってしまいますし、筋肉や関節がかたくなって可動域も狭くなってしまいます。 猫背を改善するためには、普段から正しい姿勢を意識することが大切になりますが、いくら意識することができたとしても、背中の筋力が低下してしまっていると正しい姿勢を維持することは難しいです。少しずつ、背中を鍛えるトレーニングを取り入れながら、普段の姿勢に気を配るようにしましょう。 まとめ 肩腱板損傷のためのトレーニングについて紹介しました。 トレーニングは痛みの緩和や、動かしやすくなるなどの効果が期待できるので、参考にしてみてください。 また、症状によっては効果的になるトレーニングが異なりますし、トレーニングを控えるべきという症状の場合もあるので、医療機関で相談してから行うようにしましょう。
2019.10.08 -
- ひざ
サッカーや水泳、アメリカンフットボールなど、激しい運動をする人ならぜひ気を付けたい鵞足炎。一度発症すると繰り返し発症しやすく、アスリート達を困らせる厄介な病気です。 今回は鵞足炎の最新治療についてご紹介します。 鵞足炎にはどんな治療法があるの? 膝の周囲を取り囲むような形で3つの筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)が合わさる部分があります。ここを鵞足部といい、ここに炎症が生じる病気を鵞足炎といいます。サッカーや水泳など膝を内転させるようなスポーツ、不十分なウォーミングアップ、オーバーユースによる過度な膝への負荷が原因と言われています。 こちらも合わせてご覧ください 鵞足炎の治療法と治療期間を長引かせないために 鵞足炎の治療法は? 鵞足炎は一度発症すると再発を繰り返しやすい厄介な病気です。 治療法は、貼り薬や鎮痛剤の内服、安静、無理のないストレッチなど、対処療法がメインになります。 しかし、現在は鵞足炎の修復や改善を促す最新治療法に注目が集まっています。 鵞足炎の最新治療法として再生医療という選択肢があります! 今までは対処療法で凌ぐことしかできなかった鵞足炎ですが、最新治療法として再生医療に注目が集まっています。 再生医療とは体がもつ再生能力を利用し、損傷した臓器や靭帯などを修復・改善する治療法です。この再生医療には大きく分けて2つの方法があります。 自己脂肪由来幹細胞治療 人の体の中には幹細胞というさまざまな組織や臓器になれる未分化な細胞があります。自己脂肪由来幹細胞治療とは、この幹細胞を取り出して培養し、一定量まで増殖させて患者本人の体に戻す方法です。 PRP(多血小板血漿)療法 人の血液の中には血小板という細胞があります。血小板には修復作用があり、怪我をした際に血液が固まるのはこの血小板のおかげなのです。 また、血小板には細胞を増殖させる作用があります。 PRP療法とは、まず採血をし、それを遠心分離して血小板が凝縮されたPRPを抽出し、患部へ注射をするという方法です。 再生医療って本当に大丈夫?鵞足炎の最新治療の実際 自分の細胞を取り出してまた戻して、それで本当に治るの?危険性はないの?と思う方もいるかもしれません。 しかし、再生医療はもともと自分の体に由来するものであり、他人からの臓器移植とは違ってアレルギー反応が無く、安全性が高い治療法と言われています。 また、田中将大選手や大谷翔平選手も肘の故障で再生医療を行なったことが有名です。 入院も手術も必要なく、体や環境面への負担が従来よりもかなり軽減されており、治療期間を短くすることができるというメリットもあります。 まとめ 今回は鵞足炎の最新治療についてご紹介しました。再生医療というと、まだまだ実感が湧かない方も多いかと思いますが、着実に日本でも一般的な治療法として浸透しつつあります。 繰り返す鵞足炎にお悩みの方は、再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。 こちらも併せてご参照ください
2019.10.05