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- 免疫細胞療法
ボディビルを行っている方は、強い肉体を持っているイメージがありますが、実際はトレーニングと同じくらい体調管理に気を付ける必要があります。 過度なトレーニングや食事制限で命に関わる病気になる可能性もあるほどです。 本記事では「ボディビルダーがかかりやすい病気」について詳しく解説します。 病気になりやすいといわれる原因やおすすめの対処方法も解説しているため、ボディビルダーの方は必見です。 ボディビルダーがなりやすい病気 ボディビルダーがなりやすい病気は、以下の2つです。 横紋筋融解症 ギラン・バレー症候群 それぞれの病気について詳しく解説していきます。 横紋筋融解症 ボディビルダーは、過度な筋力トレーニングによって「横紋筋融解症」になりやすいので注意が必要です。 【横紋筋融解症とは】 骨格筋という筋肉の細胞が壊れることで、細胞内の成分が血液に流出してしまう病気のこと 血液に流出してしまう成分の中でも「ミオグロビン」「クレアチンキナーゼ」が代表的です。 ミオグロビンが大量に血液に流出すると腎臓の尿細管が詰まって急性腎不全を併発する場合があり、尿が赤褐色になる症状がみられます。 その他に考えられる症状は、以下の通りです。 筋肉痛 手足の痺れやこわばり 全身の倦怠感 一般的な運動量でも横紋筋融解症になる可能性もありますが、特にボディービルダーの人は過度な筋力トレーニングを控えましょう。 ギラン・バレー症候群 ボディビルダーは、ウイルスや細菌などの感染症を引き金とした「ギラン・バレー症候群」になりやすいので注意が必要です。 【ギラン・バレー症候群とは】 脳や脊髄の神経から全身に広がっている末梢神経の障害によって、力が入らない・感覚がわかりにくいなどの症状を引き起こす神経系の疾患のこと ボディービルダーの人は、減量期にタンパク質を意識した食事に切り替えるため、鶏むね肉を摂取する機会が増えるでしょう。 鶏むね肉は「カンピロバクター」という細菌があり、感染すると腹痛・下痢・発熱などの症状が起こった数週間後にギランバレー症候群を発症する可能性があります。 対処法として、鶏むね肉は十分加熱調理を行ってから食べるように意識すると良いでしょう。 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、主に以下の4つです。 ストレスによる免疫力低下の可能性 過度な筋トレによって病気を発症しやすい 糖質制限によって低血糖になる可能性 サプリメント摂取による腎機能の低下リスク それぞれの原因について詳しく解説していきます。 ストレスによる免疫力低下の可能性 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、身体のストレスによって免疫力が低下する可能性が高いことが考えられます。 基本的に「適度な強度の運動」を「継続的に行う」ことで免疫力を高めることは可能です。 しかし、激し過ぎるトレーニングは、身体にとってストレスとなり免疫力を低下させてしまう可能性があります。 トレーニングによる身体作りがかかせないボディビルダーにおいて、良いパフォーマンスをするために免疫力を高めるのは重要だといえるでしょう。 過度な筋トレによって病気を発症しやすい ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、過度な筋力トレーニングによって病気を発症しやすいことが考えられます。 激しいトレーニングを継続することで「横紋筋融解症」などの筋細胞が破壊される病気になりやすいです。 【横紋筋融解症とは】 骨格筋という筋肉の細胞が壊れることで、細胞内の成分が血液に流出してしまう病気のこと >横紋筋融解症の説明はこちら ボディビルダーの人は、健康維持のためにも過度な筋力トレーニングは控えましょう。 糖質制限によって低血糖になる可能性 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、糖質制限によって低血糖になる可能性が高いことが考えられます。 【低血糖とは】 血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が低下している状態のこと 筋細胞は、糖分をエネルギー源として細胞内に取り込みますが、過度に糖質を制限すると血糖値が維持できず低血糖に繋がります。 低血糖を放置してしまうと脳に重度の後遺症が残ったり、心不全などの命に関わる場合があるため注意が必要です。 サプリメント摂取による腎機能の低下リスク ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、サプリメント摂取による腎機能の低下リスクがあることが考えられます。 一般的に、タンパク質が摂取できるサプリメントが健康リスクになるケースは少ないです。 しかし、タンパク質摂取量が過剰になると腎機能が低下し「急性腎障害」などの病気になる可能性があります。 サプリメントを摂取する場合は、成分を確認し過剰摂取を控えるようにしましょう。 ボディビルダーには免疫細胞療法による免疫ケアがおすすめ 本記事では「ボディビルダーがなりやすい病気」「病気になりやすい原因」について解説しました。 ボディビルダーが病気になりやすいといわれている原因は、以下の通りです。 ストレスによる免疫力低下の可能性 過度な筋トレによって病気を発症しやすい 糖質制限によって低血糖になる可能性 サプリメント摂取による腎機能の低下リスク 原因は「筋力トレーニング」「糖質制限」「サプリメント摂取」を過剰に行ってしまうことがほとんどです。 身体作りがかせないことであっても過剰に行った結果、体調不良になってしまえば本末転倒でしょう。 健康を維持したままボディビルを続けるには、風邪や病気になりにくい身体作りのために免疫力を高めることが重要です。 「免疫細胞療法」という先端治療を検討してみましょう。 【免疫細胞療法とは】 体内に侵入した病原菌を攻撃する免疫細胞を採血等で取り出し、培養してから体内に戻すことで免疫力を高める治療法のこと 免疫力を高めることによって風邪だけでなく、アレルギーやさまざまな感染症、がんの予防にも役立ちます。 ぜひ、再生医療の専門医がいるクリニックで相談してみてください。 ▼こちらもご参照ください
2019.11.25 -
- 再生治療
- 手
TFCC損傷は、ドアノブを回すときや手首を振る動作などで痛みを伴う病気です。 痛みに悩み、湿布で対応している方も多いのではないでしょうか。 本記事では、TFCC損傷に効果的な湿布の貼り方やセルフケアを紹介します。 TFCC損傷の治療ができる再生医療も紹介しているので、参考にしてみてください。 TFCC損傷における湿布の貼り方 TFCC損傷における湿布の貼り方は湿布をX字型に切り、交差する中央部分が痛む部分にあたるように貼ります。 さらに、包帯やテーピングで湿布を覆うように固定しましょう。 TFCC損傷は手首の小指側に炎症を起こしています。 手首は普段からよく動かす部位であることから、上手に湿布を貼らないとすぐに剥がれてしまいます。そのため湿布の切り方を工夫した上で、包帯やテーピングで湿布を覆うように固定するのがコツです。 【注意】湿布は治療期間を長引かせることもある 湿布はTFCC損傷の急場の対応として有効ですが、治療を長引かせる場合があります。 治療が長引く理由を以下にまとめました。 湿布は痛みに対して補助的に利用されるため、根本的な解決にはつながりません。 痛みが和らぐことで安心し、完治しないまま放置してしまう可能性があるため、治療期間が長引く危険性があります。 TFCC損傷は外傷がないので油断は禁物です。日常生活やスポーツなどが原因で手首の痛みや違和感が生じた場合は、整形外科をはじめとする専門医の診断を受けましょう。 当院のコラムではTFCC損傷が悪化した場合についてまとめています。詳しく知りたい方はご覧ください。 TFCC損傷とは TFCC損傷とは、手首の小指側にある関節の疾患です。手首の三角線維軟骨複合体と呼ばれる軟部組織が損傷し発症します。 TFCC(三角繊維軟骨複合体)は、橈骨と尺骨の間を結ぶ靭帯や腱、軟骨などの組織からなります。 手首の関節を安定させ、手首の衝撃を和らげるクッションの役割を果たす組織です。 TFCC損傷の原因や症状をまとめたので、順番にみていきましょう。 TFCC損傷の原因 TFCC損傷の原因は、急性外傷と慢性的負担によって引き起こされます。 主な原因 急性外傷 交通事故 転倒 スポーツによる損傷 慢性的負担 手首の過度な使用や負担 手首を使う動作のよるダメージの蓄積 また、以下の行為を日常的におこなっている方はTCFF損傷の発症リスクが高いです。手首に違和感を感じたら早期に医療機関を受診しましょう。 TCFF損傷が起こりやすい場面 日常生活 ドアノブをひねる 料理中スマートフォン PCの操作 スポーツ 野球のバッティング ゴルフのスイング テニスやバドミントンのラケット操作 TFCC損傷の症状 TFCC損傷の主な症状は以下の通りです。 たとえば、日常生活でドアノブを捻る・料理で鍋を持ち上げる・包丁を使うなどの日常的な行為で症状が出たり、ラケットやバットを使ったスイングなどのスポーツによる損傷は鋭い痛みが発生したりします。 TFCC損傷のセルフケア TFCC損傷における湿布以外のセルフケア方法を紹介します。 まずは、損傷した部分を安静にするのが大切です。 サポーターやテーピングで手首の固定からはじめてみましょう。サポーターやテーピングは、ドラッグストアやインターネット通販などで購入できます。 また、肘や肩を酷使して筋肉が硬くなってしまうと、手首に負担がかかりやすくなります。そこでおすすめしたいのが、肘や肩のマッサージ・ストレッチです。 肘や肩付近の皮膚を軽くつまんで皮膚が硬くなっている部分があったら、そのあたりの筋肉をほぐしていきましょう。 TFCC損傷の予防にはテーピングが効果的 テーピングで手首を固定し負担を減らすと、TFCC損傷の予防効果が期待できます。 テーピングは、TFCC損傷が発症した直後の炎症期や、症状が安定に向かう回復期に使用されます。 しかし、テーピングの予防効果については限定的であり、完全に損傷を防ぐことは難しい点にはご留意ください。 実際にテーピングを使用する際は、使用が可能かどうかや巻き方について医師に相談しましょう。 以下の記事では、TFCC損傷のテーピングについて解説しているので、参考にしてください。 TFCC損傷は再生医療で治療できる 予防が難しいとされるTFCC損傷は再生医療で治療が可能です。 当院では、再生医療によるTFCC損傷の治療を行っています。 再生医療とは、幹細胞と呼ばれる骨や筋肉などに再生する性質がある細胞を使った治療です。 TFCC損傷の根本的な治療や再発を予防する効果が期待できます。 慢性化したTFCC損傷の痛みにお悩みの方やスポーツに早く復帰したいとお考えの方におすすめです。 TFCC損傷の痛みに悩む方からよくある質問 TFCC損傷で悩む方々からはさまざまな質問がよせられます。 この項目では、とくに多い4つの質問に対して回答していきます。 TFCC損傷の改善に役立ててみてください。 TFCC損傷に効果的な湿布薬は? TFCC損傷に効果的な湿布薬は、痛みを緩和する成分が含まれているタイプです。 痛みや炎症が起きているときは、プロスタグランジンが分泌されています。このプロスタグランジンの生成を抑える機能をもつ成分が含まれているとTFCC損傷の痛みに有効です。 下記の成分が含まれている湿布薬を選びましょう。 ドラッグストアやインターネット通販でも手に入るので探してみてください。 TFCC損傷に効果的なサポーターは? 手首のサポーターは、ハードタイプとソフトタイプにわかれています。 症状や使用する場面に合わせて選んでみましょう。 サポーターは締め付けすぎず、緩すぎない装着感ものを選びましょう。 サイズが合っていないサポーターだと、血行が悪くなったり充分な固定力を得られない可能性があります。 TFCC損傷の湿布は冷やす?温める? 一般的に、TFCC損傷の湿布は急性期に冷却、慢性期は温熱の使用が推奨されます。 発症した直後である急性期は、炎症を抑えるために冷却湿布を使用し、腫れや痛みを軽減します。 慢性期では、血行を促進し組織の修復を助けるために温熱湿布が効果的です。 ただし、個人の症状や回復段階によって対応方法が異なるため、医師のアドバイスを受けて使い分けるようにしましょう。 TFCC損傷の重症度チェック方法は? TFCC損傷の重症度を自己チェックする方法として、以下の4つのポイントがあります。 痛みの強さと持続時間 軽度の場合は活動時のみ痛みを感じますが、重度になると安静時にも持続的な痛みがあります。 手首の可動域 軽度では若干の制限がある程度ですが、重度になると著しく制限されます。 握力の低下 軽度では握力にあまり影響がありませんが、重度になると握力が大幅に低下します。 日常生活への影響 軽度では日常生活にほとんど支障がありませんが、重度になると日常動作に大きな支障をきたします。 これらの症状が強く、長期間続く場合は重症の可能性が高いため、速やかに医療機関を受診しましょう。 湿布で改善しないTFCC損傷は再生医療が効果的! TFCC損傷における湿布の貼り方やセルフケア方法について紹介しました。 痛みがひどい場合やセルフケアで改善しない場合は、悪化する前に医療機関の受診をおすすめします。 湿布は患部の炎症を抑える効果はあるものの、痛んだ患部を根本的に治すことはできません。あくまでも補助的な役割として活用しましょう。 また、TFCC損傷の治療として再生医療が注目されています。手術や入院をせずに痛みの本質的な治療が可能です。 興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。
2019.11.24 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては? 介護士は、利用者の生活を支える、とてもやりがいがある仕事です。 しかし、体を使う仕事が多いため、膝や腰など関節の痛みを抱えている人も多いですし、膝が痛くても同僚に気を使って、痛みを我慢しながら仕事をしている人もいるのではないでしょうか。 今回は、介護士の膝の痛みを治す方法について解説します。 介護士の膝の痛みを治す方法 膝の痛みを治す方法は原因によってさまざまですが、主に、痛みのある部分に湿布を貼って痛みを和らげたり、サポーターやテーピングで膝関節を固定する方法が用いられます。 介護士は日常的に膝関節を使いますが、サポーターを装着することで膝関節を安定させることができるので、痛みを軽減できます。しかし、サポーターをつけても根本的な治療にはつながりません。 また、膝蓋靭帯炎のように炎症を起こしている場合は、とにかく安静にすることが大切です。靭帯や半月板を損傷したことで生じる膝の痛みを治すには、手術という方法があります。 しかし、手術となると不安になったり、仕事への復帰までの期間を気にする介護士の方も多いでしょう。そこで、最近注目を集めているのが「再生医療」によって膝の痛みを治す方法です。 再生医療は、患者さん自身の細胞を膝関節に注入し、傷ついた軟骨を修復させるという治療法です。手術より短期間での治療が可能なこと、患者さん自身の細胞を使うため副作用が少ないなどのメリットがあります。 膝の痛み!重症化を防ぎましょう 介護士が膝の痛みを治す方法は、ご紹介した手術や再生医療などもありますが、なるべく早く専門医を受診し、適切な治療を開始して重症化を防ぎましょう。 介護士に起こる膝の痛みの原因とは? 介護士は膝を痛めやすい職業のひとつです。 ベッド上の利用者のオムツ交換や体位変換では中腰の姿勢で作業をすることがあります。利用者を抱える、車椅子に移乗する、入浴用のストレッチャーに移乗するなど、膝など関節への負担が大きくかかります。 特に、ベッドから車椅子、車椅子からトイレというような座った状態の利用者の移乗が、膝に大きな負担がかかります。腰を曲げて体を低くしてから、利用者を抱えるように移乗するからです。 このように介護士の仕事の中に膝に痛みが生じるリスクが多く潜んでいます。 膝の痛みを重症化させないようにするには? 痛みがあるときは、まずは、なるべく安静にすることが大切です。サポーターをつける、痛み止めを飲むなどの方法で対処できる場合もありますが、その場合も、専門医の診察を受けてください。 適切なサポーターの使い方をし、適切な痛み止めの使用をすることが大切です。重症化してしまうと、根本的な治療が必要になります。 まとめ・膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては? 介護士は体を使う仕事であり、膝関節への負荷が大きい職種です。変形性膝関節症などになってしまい、膝の痛みを抱えながら仕事をする人もいますが、つらい痛みは早く改善したいですよね。 近年は、膝の痛みを治す方法として、自身の細胞で傷ついた軟骨を修復する再生医療が注目されています。根本的に膝の痛みを治す治療を受けたい!という場合は、この再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。詳しくは、専門医にご相談くださいね。 以上、膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては?と題して解説しました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.23 -
- 再生治療
- 腰
「急に腰が痛くなったけど、これってぎっくり腰?それともヘルニア?」といった疑問を感じたことがある方は多いのではないでしょうか。 ぎっくり腰(急性腰痛症)も椎間板ヘルニアも、突然の腰の痛みを引き起こすため、症状だけで見分けるのは難しいことがあります。 しかし、実際には原因・痛みの出方・神経症状の有無・治療方針などに明確な違いがあり、適切な対応をとるためには見極めが重要です。 本記事では、ぎっくり腰と椎間板ヘルニアの違いについて、以下のポイントをわかりやすく解説します。 腰痛は日常生活に影響を与える症状ですが、適切な診断と治療により症状の改善と予防が可能です。 放置せずに適切に対処するためにも、ぜひ参考にしてください。 ぎっくり腰と椎間板ヘルニアの違い|原因・痛みの出方・治療法が異なる ぎっくり腰と椎間板ヘルニアの主な違いは、以下の通りです。 項目 ぎっくり腰 椎間板ヘルニア 原因 ・重いものを持ち上げた瞬間 ・急に体をひねったとき ・咳やくしゃみをしたとき ・長時間の同じ姿勢から急に動いたとき ・加齢による椎間板の変性 ・重い荷物を繰り返し持つ動作 ・長時間同じ姿勢 ・喫煙(椎間板の栄養が不足) ・運動不足・筋力低下 痛みの範囲 腰部のみ 腰~足にかけて 神経症状 なし あり(しびれ・筋力低下) 回復期間 1~2週間 数週間~数ヶ月 治療法 保存療法のみ 保存療法~手術療法 ぎっくり腰は、腰の筋肉・筋膜・靭帯・椎間関節まわりの組織が急激に損傷・炎症を起こすことで発症します。 一方、椎間板ヘルニアは椎間板の中心にあるゼリー状の髄核が、加齢や反復動作によるストレスで外に飛び出し、近くの神経を圧迫することが原因です。 ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアの見分け方 ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアの主な見分け方は、以下の通りです。 チェック項目 ぎっくり腰 椎間板ヘルニア 痛み 突然の痛み 急性・慢性どちらもあり 痛みの範囲 腰 腰だけでなく、お尻〜脚にかけて広がる 足のしびれ なし あり(坐骨神経痛) 筋力低下 なし あり 感覚異常 なし 足の皮膚の感覚鈍麻など 排尿・排便の異常 なし 重症例ではあり ぎっくり腰は、腰だけに強い痛みがあり、足の痛みやしびれが伴わない基本的には伴わない症状が多いです。 椎間板ヘルニアは腰の痛みに加えて、足のしびれ・感覚障害・筋力低下など神経症状が現れるのが特徴です。 腰の痛みやしびれがある場合、自己判断せず整形外科を受診し、MRIなどの検査で正確な診断を受けましょう。 ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアの治療法の違い ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアの治療法の違いは、以下の通りです。 ぎっくり腰 腰椎椎間板ヘルニア ぎっくり腰:保存療法 ぎっくり腰は、腰の筋肉や靭帯などが一時的に損傷・炎症を起こしている状態のため、多くの場合は手術などはせずに以下のような保存療法で様子を見ます。 消炎鎮痛薬(内服・外用):炎症と痛みを抑える コルセット:動作時の腰への負担を軽減 温熱療法や電気治療:血流を改善し、痛みを緩和 ストレッチや運動療法(回復期):筋肉の緊張を緩め、再発予防に効果的 痛みのピークは通常2~3日以内に収まり、1週間前後で日常生活に支障がない程度まで改善することがほとんどです。 また完全に元の状態に戻るには2~4週間かかることもあります。 痛みが1週間以上続く場合や、足のしびれ・感覚異常が現れた場合は、ぎっくり腰ではなく椎間板ヘルニアや他の疾患の可能性もあるため、整形外科を受診しましょう。 椎間板ヘルニア:保存療法+手術の可能性も 腰椎椎間板ヘルニアは、飛び出した椎間板の髄核が神経を圧迫し、腰痛や足のしびれを引き起こす疾患です。 多くの場合は、数週間から数ヶ月の保存療法によって自然に症状が治まる可能性があるため、まずは以下のような治療が行われます。 消炎鎮痛薬の内服・外用:痛みや炎症を抑える 神経ブロック注射:局所麻酔で神経痛を緩和 コルセット装着:腰への負担軽減 理学療法(リハビリ):ストレッチや体幹トレーニングで再発予防 日常生活指導:無理な姿勢や重い物の持ち上げを避ける 発症から6〜8週間程度が経過観察の目安とされており、徐々に痛みやしびれが軽減していくかを確認します。 保存療法で症状が改善しない場合や神経症状が強く現れている場合は、以下のような手術が選ばれます。 ヘルニア摘出術:突出した髄核を取り除く基本的な術式 内視鏡下ヘルニア摘出術:体への負担が少ない低侵襲手術として近年主流 椎間板置換術・固定術:再発予防や椎間不安定性の改善を目的とした手術 【まとめ】ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアの違いを見極め、適切な対応を取ろう ぎっくり腰と腰椎椎間板ヘルニアは、どちらも急な腰痛を引き起こす疾患ですが、原因・症状・治療方針に明確な違いがあります。 比較項目 ぎっくり腰(急性腰痛症) 腰椎椎間板ヘルニア 原因 筋肉・靭帯などの損傷 椎間板が神経を圧迫 痛みの部位 腰部に限局 腰〜足にかけて広がる 神経症状 通常なし あり(しびれ・感覚障害など) 治療 保存療法で数日〜1週間 保存療法+場合により手術 【見極めのポイント】 ぎっくり腰の可能性:腰のみに強い痛みがあるが、足にしびれがない 椎間板ヘルニアの可能性:足のしびれ・感覚異常・筋力低下がある ぎっくり腰は比較的短期間で改善が期待できる一方で、椎間板ヘルニアは長引いたり、神経への影響が出たりするケースがあるため注意が必要です。 「できれば手術は避けたい」「再発を防ぎたい」という方は、再生医療という新しい選択肢もあります。 当院(リペアセルクリニック)では、PRPや幹細胞治療などに関する解説を定期的に配信していますので、症状に関する詳細を知りたい方はぜひ参考にしてください。
2019.11.23 -
- 手
- 再生治療
「TFCC損傷の場合は病院に行くべき?」「手首に痛みを感じる」と、お悩みの方はいませんか。 慢性的な手首の痛みは、TFCC損傷の可能性があるため、症状が悪化する前に医療機関を受診することが大切です。 本記事では、TFCC損傷で病院に行くべきかどうかの判断基準について、詳しく解説します。 TFCC損傷で手首の痛みが続いているときは、早めに病院へ行き治療を受けましょう。 TFCC損傷で病院に行くべきかどうかの判断基準 TFCC損傷で病院に行くべきか迷う場合は、以下の3つの基準を参考に判断してください。 手首をひねる動作で痛みがある 小指側の手首に触れた時に痛みがある 安静時にも手首に痛みがある TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は、転倒して手首を大きくひねったり、加齢によって靭帯が変性したりした場合に起こるケガです。 はじめは手首をひねる動作で痛みがみられますが、悪化すると安静時も手首に痛みがでてきます。 手首をひねる動作で痛みがある TFCC損傷で病院に行くべきかどうか判断する際は、手首をひねる動作で痛みがあるかを確認しましょう。 手首は、日常生活での動作で使うことの多い部位です。 ドアノブを回したり、蛇口をひねったりする動作で痛みがある場合は、TFCC損傷の可能性があります。 痛みがあるときは、無理に手首を動かさないようにし、医療機関を受診しましょう。 小指側の手首に触れたときに痛みがある 手首の小指側に触れたときに痛みがある場合は、TFCC損傷を疑い、病院に行きましょう。 TFCCは手首の小指側にある三角繊維軟骨複合体のことで、損傷すると関節が不安定になったり、痛みが生じたりします。 手首の小指側に痛みがある場合は、TFCC損傷の可能性があるため、早めに病院を受診し、検査を受けることが大切です。 安静時にも手首に痛みがある TFCC損傷で病院に行くべきか迷うときは、安静時にも手首に痛みがあるか確認しましょう。 安静時にも手首に痛みがある場合は、TFCC損傷の症状が進行している可能性があります。 症状が進行すると、手首の痛みだけでなく、関節のぐらつきや物が持てないなどの症状がでてくる場合もあります。 手首の痛み症状は、日常生活へ支障をきたす恐れがあるため、早めに治療を受けましょう。 TFCC損傷を放置すると悪化するリスクあり TFCC損傷を放置すると、症状が悪化するリスクがあります。 手首の痛み症状が悪化した場合は、以下の動作が難しくなるため注意が必要です。 ドアノブを回す 雑巾絞り 皿洗い テニスやゴルフなどのスイング動作 パソコンやスマートフォンの操作 TFCC損傷の症状悪化を防ぐには、手首の負担を軽減することが重要です。 手首を使う動作をする際は、姿勢に注意したり、小休憩をとったりしましょう。 TFCC損傷を放置するリスクについては、以下の記事でも詳しく解説していますので合わせてご覧ください。 TFCC損傷の重症度をチェックする方法は? TFCC損傷の重症度を判断する際は、以下の3つのチェック方法を活用しましょう。 チェックポイント 軽度 中度 重度 手首の痛みの強さ 動作時に軽い痛み 安静時・動作時に鈍痛 安静時も強い痛み 手首の痛みの持続時間 短時間 長時間 常時 手首の可動域 動かしにくさはあるが、日常生活での支障はほとんどない 曲げ伸ばしや回す動作が困難 ほとんど動かせない 痛みが強く手首が動かせない場合は、重症の可能性が高く、早期受診が必要です。 軽度の場合は安静にすることで自然治癒する可能性もありますが、症状が悪化する恐れもあるため早めに受診しましょう。 TFCC損傷の治療法 TFCC損傷は、以下の3つの治療法があります。 TFCC損傷の治療法 特徴 保存療法 手首を安静にし、サポーターや痛み止めなどで症状の改善を目指す 手術療法 損傷した部位の縫合や再建などで、痛みの根本的な治療を行う 再生医療 患者様自身の細胞を利用して、損傷した部位の修復・再生を促す 症状の程度によって、適切な治療法は異なります。 当院(リペアセルクリニック)では、TFCC損傷の治療として、再生医療を提供しています。 TFCC損傷になり手首に慢性的な痛みがある場合は、当院(リペアセルクリニック)の再生医療をご検討ください。 保存療法 TFCC損傷による手首の痛みは、以下の保存療法で改善できる場合があります。 薬物治療(痛み止め・抗炎症薬 など) リハビリテーション療法 安静の保持 サポーターやテーピングの使用 保存療法では、痛みや動かしにくさなどの症状を緩和できる可能性がありますが、根本的な原因は取り除けない点に注意が必要です。 TFCC損傷の保存療法については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。 手術療法 手術療法は、痛みの原因となっている部位の損傷を、縫合や再建術で治す治療法です。 保存療法を行ってもTFCC損傷の症状が改善しなかったり、重度の症状がみられていたりする場合は、手術療法による治療が検討されます。 手術療法は、症状を根本的に改善できる可能性が高い治療法ですが、入院やリハビリなどで治療期間が長くなる傾向があります。 再生医療 TFCC損傷になった際は、再生医療による治療も選択肢の1つです。 再生医療とは、患者様自身の細胞を利用して、損傷した部位の修復や再生を促す治療法で、以下の特徴があります。 TFCC損傷を手術せずに治したい場合は、当院(リペアセルクリニック)の再生医療をご検討ください。 【まとめ】TFCC損傷は早めに病院に行くべき!重症化する前に治療しよう TFCC損傷は、症状を放置していると悪化する恐れがあるため、早めに病院へ行きましょう。 軽症の場合は、痛み止めやサポーターの使用による保存治療が一般的です。 保存治療を行っても症状の改善がみられない場合は、手術療法や再生医療による治療も検討されます。 TFCC損傷でお悩みの方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
2019.11.22 -
- 免疫細胞療法
肺がんの免疫療法は、私たちの体にある病原菌やウイルスなどの異物を排除する免疫の力を利用して、がん細胞を攻撃する治療法です。 免疫療法には、NK細胞療法やNKT細胞療法、エフェクターT細胞療法など複数の治療法があり、近年では高活性NK細胞免疫療法という再生医療の選択肢もあります。 この記事では、肺がんの免疫療法やメリット、再生医療について詳しく解説していますので、参考にしてください。 肺がんに対する免疫療法を7つ紹介 肺がんに対する免疫療法は以下の通りです。 NK細胞療法 NKT細胞療法 エフェクターT細胞療法 αβT細胞療法 樹状細胞ワクチン療法 免疫チェックポイント阻害薬 6種複合免疫療法 免疫療法は、従来の化学治療や放射線治療と比べても、副作用が少なく、がん細胞の増大を防ぐことが期待できる特徴があります。 また、通常の肺がん治療との併用により、相乗効果も期待できます。 NK細胞療法 NK細胞療法とは、患者自身の血液を採取し、体外でNK細胞を増殖・活性化させてから点滴などで体内に戻す治療法です。 NK細胞は抗原抗体反応(過去、異常細胞と認識したもののみ攻撃)がなく、行動範囲が幅広いため、直接がん細胞に攻撃できます。 また、がん細胞の進行や増殖を抑制し、再発予防につながるだけでなく、副作用も少ないため他の治療法との併用できることが特徴です。 NKT細胞療法 NKT細胞療法とは、体外で人工的にNKT細胞を活性化し体内に戻すことで、免疫細胞が持続的にがんを攻撃できるようにする治療法です。 第4のリンパ球として呼ばれているNKT細胞は、自然免疫と獲得免疫の両方の性質を持っており、抗原の有無に関係なくがん細胞を攻撃できます。 しかし、優れた能力を持つNKT細胞ですが、そのままではがん治療に利用できないため、人工的に活性化する必要があります。 活性化したNKT細胞は、がん細胞を攻撃するキラーT細胞も活性化させるため、持続的にがん細胞を攻撃できるようになり、がんの再発や悪性腫瘍の転移を抑制させることに期待できます。 エフェクターT細胞療法 エフェクターT細胞療法は体内にあるT細胞を取り出し、がん細胞に反応するように改良・培養し、再び体内に戻す治療法です。 白血球のなかに含まれるT細胞は、がん細胞を認識して攻撃したり、B細胞に抗体を作る司令をする特質があります。 エフェクターT細胞療法では、このT細胞ががん抗原を見分ける遺伝子を組み入れ、がんへの攻撃力を高めてから治療に利用します。 αβT細胞療法 αβT細胞療法は活性化リンパ球療法の一つで、血液中のリンパ球を分離して、T細胞を大幅に増殖、活性化した後に体内に戻す治療法です。 比較的培養が容易で期間も短く済むため、病状が重い場合や化学療法によってリンパ球の機能が低下している状態でも増殖できる可能性が高い特徴があります。 また、過剰に細胞が攻撃されないように免疫の働きを抑制する作用を解除することで、免疫機能が働きやすい環境を作ることが可能です。 この治療法により、免疫機能が働きやすい環境になることで他の治療法の効果を引き出しやすくなることが期待できます。 樹状細胞ワクチン療法 樹状細胞ワクチン療法は、人間が生まれた時から持っている自然免疫と呼ばれる免疫細胞の中にある「樹状細胞」を使用した免疫細胞療法です。 樹状細胞は、病原体の情報をリンパ球に伝える役割を担っています。 この樹状細胞に体外でがん抗原を取り込ませ、患者さんの体内に戻し、体内に入った樹状細胞は、がん細胞を攻撃するT細胞にがん抗原を伝えて攻撃するように指示を出します。 患者さま自身の樹状細胞を使用する治療法のため、副作用が少ないことも特徴の一つです。 免疫チェックポイント阻害薬 免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞を攻撃するT細胞の働きが抑制されるのを防ぐ治療法です。 人間の持つ免疫機能には、正常な細胞を攻撃しないように免疫の働きにブレーキをかける「免疫チェックポイント」という仕組みが存在します。 一部のがん細胞はこの免疫チェックポイントを悪用し、免疫細胞の働きにブレーキをかけることでT細胞の攻撃から逃れていることがわかっています。 治療できるがんの種類や使用される免疫チェックポイント阻害薬が異なるため、医療機関に確認してみましょう。 6種複合免疫療法 6種複合免疫療法は血液中に含まれる6種類の免疫細胞を取り出し、がん細胞をより強力に攻撃できるように増殖、活性化させ、再び体内に戻す治療法です。 6種類の免疫細胞には、以下の種類があります。 NK細胞 NKT細胞 樹状細胞 キラーT細胞 ヘルパーT細胞 ガンマデルタT細胞 自身の免疫細胞を使用するため、副作用が少なく、入院する必要がないため、通院による治療が可能です。 肺がんに対する免疫療法のメリットとは? 肺がんに対する免疫療法のメリットは以下の通りです。 上記2点の免疫療法のメリットを詳しく解説していきますので、参考にしてください。 副作用が少ない 免疫細胞療法のメリットは、患者さま自身の免疫細胞を使用していることから従来の治療よりも副作用が少ないことが挙げられます。 肺がんだけでなく、がん全般の治療には「手術」「化学療法」「放射線治療」が主な治療法です。 しかし、これらの治療では正常な細胞を傷つけてしまったり、重篤な副作用が出てしまったりするリスクがあります。 一方、免疫細胞療法は自身の免疫細胞を使用するため副作用がほとんどなく、三大治療法と併用することも可能です。 他の治療法との相乗効果を期待できる 免疫療法は従来の「手術」「化学療法」「放射線治療」の三大治療法など、他の治療法と併用することにより、転移や再発を防げる可能性が高まる効果が期待できます。 一つの治療法だけでは、がんを治すのは非常に難しく、腫瘍の場所や数、大きさにより治療法も多いです。 また、高齢の方や他の疾患などで体力が弱っている方には通常の治療法では負担が大きいため、免疫療法を併用することにより、がんの進行を抑制できる可能性があります。 当院リペアセルクリニックの免疫細胞療法について 当院リペアセルクリニックでは高活性NK細胞免疫療法という治療を行っています。 ここでは高活性NK細胞免疫療法の特徴と、免疫細胞療法の治療の流れを詳しく解説していきますので、参考にしてください。 高活性NK細胞免疫療法の特徴 高活性NK細胞免疫療法は、血液中のNK細胞を取り出し、特異的な刺激を与えることによりNK細胞の数を飛躍的に増殖させ、がん細胞への攻撃力を高められることが特徴です。 体に戻されたNK細胞は体のなかを幅広く行動することで免疫力を向上させ、がん予防や再発予防を目指すほか、自身の免疫作用を強化するため、副作用のリスクも軽減します。 当院リペアセルクリニックの高活性NK細胞免疫療法の料金は、以下の通りです。 1回 385,000円(税込) 3回 1,155,000円(税込) 6回 2,310,000円(税込) 「がんの再発を少しでも防ぎたい」「副作用の少ない治療法が良い」という方は、ぜひ当院の高活性NK細胞免疫療法をご検討ください。 免疫細胞療法の治療の流れ 当院リペアセルクリニックの免疫細胞療法の流れは、以下の通りです。 上記の通り、治療の流れは採血を行ってから、NK細胞を培養した後に体内に点滴で投与します。 免疫細胞療法は入院の必要がなく、通院での治療が可能で身体への負担も少ないことが特徴です。 免疫細胞療法での治療をお悩みの方は、まずは当院リペアセルクリニックにお問い合わせください。 【まとめ】肺がん治療に免疫治療を検討している方は当院へご相談ください 肺がん治療では、さまざまな治療法があり、「手術療法」「化学療法(抗がん剤治療)」「放射線治療」といった三大治療が主な治療法でした。 しかし、三大治療は患者さまへの負担も大きく、多くの副作用リスクがあることで生活の質が低下することが懸念されています。 免疫細胞療法は、患者さま自身の免疫細胞を使用するため、身体への負担も少なく副作用リスクが低減できる治療法です。 また、免疫細胞療法によって免疫力を高めることでがんの予防や再発を防止できることが特徴です。 「どの免疫療法を受ければ良いかわからない」「ご家族ががん治療に前向きではない」という方は、ぜひ当院へご相談ください。
2019.11.22 -
- 腰
- 再生治療
看護師さんが職業病である腰痛を予防するための方法とは! 腰痛に悩みながら仕事をされている看護師は多いのではないでしょうか。 同僚の看護師が腰痛で、つらそうにしている場面を見たことがある人もいるかもしれません。立仕事で、力仕事も伴う看護師は、仕事中に腰を痛めることがあります。今回は看護師ができる腰痛予防について紹介します。 腰痛に悩む看護師さんが多い?! 看護師にとって腰痛は職業病と言われるほど、発生率が高い病気です。 腰痛を引き起こす病気の中で、起こりやすいのが「急性腰痛症(ぎっくり腰)」と「椎間板ヘルニア」です。ぎっくり腰は、無理な体勢をとったりひねったりすることで突然起こるものです。 また重い物を持ち上げるなど、腰に負荷がかかることでも起こります。看護師さんは、患者さんの体を支えたり、持ち上げたりすることがありますし、ベッド上の患者さんの介助で中腰になることもあります。 そのため、ぎっくり腰が起こる可能性が高まります。椎間板ヘルニアは、椎間の間にある椎間板が突出することで腰痛が起こり、神経を圧迫するとしびれや感覚異常が生じ、日常生活に支障が出ることもあります。 看護師さんは、その職務上、中腰になったり、患者さんの移乗をしたりと腰に与える負担が大きな職業です。つまり、椎間板ヘルニアのリスクとなる仕事をしていると言えます。さらに長時間立ちっぱなしで仕事をすることもあるため、疲れると筋肉の支えも弱り、関節に負荷がかかりがちになります。 そのため、痛みがでることが多くなり、そうした関節の痛みをかばううちに体に歪みが生じて腰痛の原因となることもあります。 看護師さんの腰痛予防 現在、腰痛もちでなくても、腰痛で悩む同僚を見ると予防したいと思う人もいるでしょう。また、既に腰痛があり、その悪化を防ぎたい、予防したいという人もいると思います。 そこで腰痛予防としてできることを紹介してまいりましょう。 1.姿勢を整える 腰痛予防は、姿勢を整えることが大切です。 体の歪みは腰痛の原因になるので、ストレッチや腰痛体操で体の歪みを整えることをおすすめします。 猫背になりがちな人は、仕事の合間に体をそらせるようにするだけでも腰痛を予防することができます。前かがみになった体を戻すようなイメージで体を後ろにそらせてみてください。 体を柔らかくすることは体に負担を減らすことになり、普段からストレッチを心がけるもの良いでしょう。体が硬く関節の可動域が狭いと姿勢が悪くなったり、いざという時に無理な体勢をとって、ぎっくり腰になるリスクを高めるからです。 2.ボディメカニクスを使って作業をする ボディメカニクスという言葉を聞いたことのある看護師さんは多いのではないでしょうか。ボディメカニクスとは、身体の仕組みや機能を理解し、それを利用しすることで最小限の力で患者さんに接する手法です。特に腰痛の予防に効果のある方法で介護の現場などでも活用されています。 看護師さんは、腰痛を引き起こすリスクが高い仕事をします。 そのため力に任せるのではなく、身体に負担を掛けない、小さな力で行えるように考えられた方法なので腰や身体を傷めるといったリスクを減らすことが可能です。そのため腰痛や関節の痛みを引き起こさないように、人間の体の仕組みを理解して作業することが勧められます。 ボディメカニクス8つの原則 ボディメカニクスには、8つの原則があります。いずれも身体の仕組みを利用したり、重力を利用したり、テコの原理を使うなど小さな力で大きな動作を可能にする方法ですので取り入れて活用されることをお勧めします。 支持基底面積を広くし身体を安定させる 腰を曲げず、膝からまげることで重心を低くする維持する 患者さんとの距離を短く、重心を近づけて動かす 重力に逆らわないで水平移動を心がける 患者さんを小さくまとめる テコの原理を活用する 看護師さん自身の身体全体、大きな筋力を用いる 押すのではなく、手前に引く、腰を捻じらない ボディメカニクスの注意点 患者さん自身が可能な動きはしてもらう 患者さんへの指示や、動作の前には声がけを励行する ボディメカニクスの効果 ボディメカニクスは、看護師さんが患者さんを楽に介助する方法ですが、逆に患者さんにとっても不安感や恐怖心を感じることがなくなり、安心できる方法になります。患者さんが恐怖心を持つと、患者さんの身体に余計な力が入ってしまい上手く介助ができなくなりかねません。結果として腰を傷めてしまう原因にもなります。 このように、ボディメカニクスは看護師さんにも患者さんにもメリットが大きな手法なので前向きに活用したいものです。 腰痛予防をしても腰痛がひどい場合の治療法 色々、予防していても腰痛になってしまう場合もあります。 一旦よくなっても、また痛みが出てきてしまうこともあるかもしれません。腰痛の治療にはサポーターで腰を支えたり痛み止めで痛みをコントロールする保存療法、痛みのある部分に注射をするブロック注射、痛みの原因を取り除く手術などがあります。 また、近年は関節の治療に再生医療が用いられています。自分の細胞を関節の軟骨に注入し、傷ついた軟骨を修復させるというものです。この再生医療も腰痛の新たな治療法として選択肢が広がることが期待されています。 まとめ・看護師さんが職業病である腰痛を予防するための方法とは! 看護師にとって腰痛は職業病と言われるほど身近な問題です。看護師の仕事の中には腰痛を引き起こすリスクのあるものがあります。 腰痛を予防するには、ストレッチや腰痛体操をすることがおすすめです。少しでも腰痛を回避できるように、予防をしっかり行ってみてくださいね。以上、辛い腰痛を避けるために、看護師ができる腰痛予防とは!について記させていただきました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.21 -
- 免疫細胞療法
筋トレを続けているのに風邪を引きやすくなった、疲れが取れにくいと感じたことはないでしょうか。筋トレは体力の向上や健康促進に役立ちますが、やり過ぎると免疫力が低下し、かえって体調不良を招くことがあります。 この記事では、筋トレによる免疫力低下の原因や対策法について解説します。バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な有酸素運動、さらに免疫細胞療法といった具体的な方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 筋トレをするとなぜ免疫力が下がるの? 筋トレは基礎筋力を強化し、生活の質を向上させるのに効果的です。 しかし、激しいトレーニングは唾液中の抗体(免疫グロブリンA)の分泌を減少させ、風邪を引きやすくします。また、過度の運動は強いストレスを生み、さらに免疫力を低下させる原因となります。 肌荒れしやすい、疲れが取れにくいなどの症状が現れた場合は要注意です。効果を求めすぎるあまり、オーバートレーニングに陥らないよう気を付ける必要があります。 筋トレによる免疫力の低下を防ぐ対策法 免疫は体内に侵入した細菌やウイルスから体を守る状態を指します。健康促進のために行う筋トレによって免疫機能を低下させてしまうのは本末転倒です。 風邪を引きやすくなったり、疲れが取れにくくなったりする前に本項目で紹介する4つの対策法を実施してみましょう。 バランスの良い食事を摂る 筋トレによる免疫力低下を防ぐには、バランスの良い食事が不可欠です。 たんぱく質やビタミン、ミネラルの摂取により、免疫細胞の働きをサポートできます。とくにビタミンAやC、Eは免疫機能を強化し、体を外部からの攻撃から守る助けとなります。 筋トレに夢中になっている方は、たんぱく質を過剰に摂取する傾向にあるため要注意です。食事の偏りを防ぎ、さまざまな食材を意識的に摂取しましょう。 十分な睡眠時間を確保する 睡眠は免疫力を維持するための重要な要素です。 睡眠中、体は疲労回復を行い、免疫細胞の活動を活性化させます。逆に、睡眠不足が続くと免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。 とくに筋トレをした日は、しっかりと休息をとることが重要です。1日7〜8時間の睡眠を目安にしましょう。免疫だけでなく、筋肉をつけるためにも睡眠は大切です。 有酸素運動の時間を抑える 過度な有酸素運動は、筋トレと同様に免疫力を低下させる可能性があります。 筋トレ後に長時間の有酸素運動を行うと、体への負担が増し、回復が遅れることがあります。免疫力を維持するためには、有酸素運動を含む負荷の高い運動(オーバーワーク)は極力控えましょう。 目安として、有酸素運動は2時間以内にしましょう。 免疫細胞療法を受ける 免疫力低下を防ぐ対策として有効なのが「免疫細胞療法」です。 免疫細胞療法は体に備わっている免疫力を活性化させ、感染症やアレルギーの予防に役立ちます。患者さん自身の血液から取り出した細胞を用いるため、副作用の心配がありません。 免疫細胞療法に興味のある方は当院へお気軽にお問い合わせください。 筋トレのやり過ぎは免疫力が低下を招くので注意しよう 適度な運動は体力の向上や免疫力の強化に効果的です。 しかし、筋トレの効果を求めすぎるあまりに過度なトレーニングを続けると、かえって免疫力が低下する可能性があります。 筋トレを頑張りすぎて免疫力が低下していると感じた場合は、免疫力低下を防ぐ対策をとりましょう。食事や睡眠の見直しのほか、免疫細胞療法を検討してください。
2019.11.20 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について 慢性手関節痛の1つであるTFCC損傷による痛みを改善していくためには、手術を検討する必要があるケースもあります。 「どういった場合に手術を検討するべき?」「どのような手術がおこなわれるの?」「手術後のリハビリは?」というような疑問を持っている人のために、ここではTFCC損傷の手術についていろいろ紹介していきます。 TFCC損傷で手術が検討されるケースとは? TFCC損傷と診断された場合、基本的にはすぐに手術が検討されるということはなく、まずは保存療法で様子を見ます。 保存療法とは、安静にして手関節に負担をかけないようにすることや、テーピングやサポーターで固定して手関節を動かさないようにすること、関節内ステロイド注射で炎症を抑えることなどです。 このような保存療法を3ヶ月から半年くらい行ってみて、症状が軽減されないという場合に手術が検討されます。 TFCC損傷の手術の内容 TFCCは組織が小さく場所も深部にあるので、TFCC損傷の手術は手関節鏡を使います。手関節鏡を使ってTFCCがどのようになっているかを確認し、断裂しているだけという場合は断裂部分の縫合手術を行います。 また、患部が変性していて縫合するのが難しい場合は、尺骨短縮術という方法で手術が行われます。 尺骨短縮術というのは前腕部にある尺骨を数ミリ切断して短くする手術で、尺骨を短くすることで、尺骨につながっているじん帯が引っ張られます。 そうなることで、手関節が安定するようになるため、TFCCへの負担が軽減され、痛みなどの症状が緩和できます。 TFCC損傷の手術後のリハビリについて TFCCの手術を受ける場合、手術後のリハビリについても気になりますよね。また、どれくらいの期間で普段の生活に戻れるかどうかということについても気になります。 TFCCの手術をした直後は肘上から手首までをギプスで固定します。 ギプスで1ヶ月くらい固定することになりますが、固定されていない指や肩は動かすことができるので、手術後3週間くらいから他動運動(他の人から動かしてもらって運動する)や筋力運動などでリハビリを始めます。 そして、ギプスから手関節装具に変更し、2カ月から3ヶ月くらいの間、固定をします。ギプスと手関節装具をつけている期間は激しい運動や重労働は行うことはできません。 まとめ・TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について TFCC損傷は、手関節鏡を使った縫合手術や尺骨短縮術などが一般的ですが、自身では修復することができなくなった部分を、自分の幹細胞によって新しく再生する、再生医療による治療という選択肢もあります。 TFCC損傷で悩んでいる方は、再生医療も治療の選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.20 -
- 腰
- 再生治療
坐骨神経痛と腰椎椎間板ヘルニアは、どちらも腰から足にかけての痛みやしびれを引き起こすため、混同されやすいです。 結論、坐骨神経痛は症状の名前であり、その原因となる疾患のひとつが腰椎椎間板ヘルニアとなっているため、定義そのものが異なります。 しかし「腰から足にかけて痛みやしびれがある」「坐骨神経痛と言われたけど、ヘルニアとは違うの?」といった、疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか? 本記事では、坐骨神経痛と腰椎椎間板ヘルニアとの違いを解説しています。 坐骨神経痛と腰椎椎間板ヘルニアの違いを正しく理解して、適切な診断と治療を受けましょう。 坐骨神経痛と腰椎椎間板ヘルニアとの違いとは? 坐骨神経痛と腰椎椎間板ヘルニアの主な違いは、以下の通りです。 名称 定義・特徴 坐骨神経痛 椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす「病名」 腰椎椎間板ヘルニア 腰からお尻、足にかけて痛みやしびれが現れる「症状の名称」 坐骨神経痛は神経の圧迫による「症状名」、腰椎椎間板ヘルニアはその原因となる「病名」になります。 そのため、ヘルニアによって神経が圧迫されることで、坐骨神経痛が生じるのです。 定義が異なるため正しく理解しておきましょう。 坐骨神経痛の原因となる代表的な疾患 坐骨神経痛の原因となる代表的な疾患は、以下の通りです。 腰椎椎間板ヘルニア 脊柱管狭窄症 腰椎すべり症 腰椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の骨と骨の間にある椎間板が外にはみ出し、神経を圧迫してしまう疾患です。 椎間板はクッションの役割を持っていますが、加齢や長年の負荷によって変性し、内部の髄核が外側に飛び出してしまうと、近くの神経を刺激して以下のような症状が現れます。 腰からお尻、太もも〜足先までのしびれや痛み 下肢の力が入りにくい 重いものを持った際の痛み ※参照:日本整形外科学会「腰椎椎間板ヘルニア」 20代〜50代の世代に多く、重いものを持ったり、同じ姿勢を続けることが多い方に起こりやすいとされています。 脊柱管狭窄症 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)とは、背骨の中を通る神経の通り道である脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することで痛みやしびれが起こる疾患です。 脊柱管が狭くなると、以下のような神経症状が生じることがあります。 歩くと足がしびれたり痛くなる 前かがみで楽になるが、立っていたり歩くと症状が悪化する 足の感覚異常、脱力感、冷感など ※参照:日本整形外科学会「腰部脊柱管狭窄症」 治療法としては、保存療法(薬物・神経ブロック・理学療法)が行われますが、症状が進行して歩行困難や排尿障害がある場合は手術が検討されます。 腰椎すべり症 腰椎すべり症は、腰椎(腰の背骨)が本来あるべき位置から前方や後方にずれてしまう疾患です。 このズレによって脊柱管や神経根が圧迫されると、以下のような症状が現れることがあります。 お尻から太もも・足にかけてのしびれや痛み 長時間立っていると悪化し、前かがみになると楽になる ※参照:日本整形外科学会「腰部脊柱管狭窄症」 坐骨神経痛と同様に、腰椎すべり症でも神経が慢性的に圧迫されることで、痛みやしびれが片側の足に生じる可能性があります。 腰椎すべり症と脊柱管狭窄症は症状が似ているものの、発症の原因が異なります。 坐骨神経痛・腰椎椎間板ヘルニアの治療法 坐骨神経痛・腰椎椎間板ヘルニアの治療は、以下のような方法があります。 保存療法 薬物療法 ブロック療法 理学療法 手術療法 保存療法 腰椎椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経痛が生じている場合、まずは以下のような保存療法が選択されることが一般的です。 安静 コルセットの活用など 保存療法とは、根本原因を取り除くのではなく、痛みやしびれなどの症状を緩和・改善させることを目的とした治療法です。 腰に負担がかかる動作やスポーツは控え、症状が落ち着くまで安静にしましょう。 また腰への負担軽減や姿勢保持を目的に、医師の指導のもとコルセットを着用することがあります。 薬物療法 薬物治療とは、痛みやしびれなどのつらい症状を軽減するために医薬品を用いる保存的な治療法です。 安静にしていても痛みが続く場合、日常生活の質が低下するため、症状の早期改善を目的に薬物治療が選択されます。 消炎鎮痛薬(NSAIDs) 筋弛緩薬 神経障害性疼痛治療薬 ビタミンB12製剤 また、薬の効果を見ながら医師が処方量を適宜調整し、段階的に改善を目指します。 ただし薬物治療は痛みの緩和を目的としており、根本原因を解決するわけではないので、医師に相談しながら別の治療法も検討しましょう。 ブロック療法 ブロック治療とは、坐骨神経の周辺に局所麻酔薬などを直接注射し、神経の興奮を抑えて痛みや炎症を和らげる保存療法のひとつです。 神経の圧迫や過敏な状態を一時的に遮断することで、痛みの緩和と血流の改善を図るのが主な目的で、以下のような効果が期待できます。 痛みの緩和 血行を促進させる また、継続的にブロック治療を行うことで効果の持続時間が長くなるとされており、痛みの予防や慢性的な症状の緩和にもつながります。 中長期的な痛みのコントロールを目指す場合にも、ブロック治療は適しています。 理学療法 理学療法は、運動機能の維持・回復を目的とした保存療法の一種で、身体に物理的な刺激を与えることで痛みの緩和や機能改善を図る治療法です。 リハビリにおいては、以下のような手法が用いられます。 運動療法(ストレッチや筋力トレーニング) 温熱療法(ホットパックや入浴による血流促進) 電気療法(低周波治療器などを用いた神経刺激) 光線療法(赤外線などによる患部の加温) 坐骨神経痛のリハビリにおいては、痛みが落ち着いてきた段階で腰椎まわりの筋力を強化し、再発を防ぐための運動療法を開始するのが一般的です。 治療は医師や理学療法士の指導のもとで進められ、患者の状態や症状に応じて、個別にカスタマイズされたプログラムが組まれます。 無理のない範囲で継続的に取り組むことで、坐骨神経痛の改善や再発予防につながります。 手術療法 坐骨神経痛が保存療法で改善しない・症状が進行している場合は、以下のような外科手術が検討されます。 術式 内容 内視鏡下腰椎椎間板摘出術(MED) 小さな切開から内視鏡を挿入し、ヘルニアを直接視認して切除 経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(PELD) 皮膚に極小の穴を開け、内視鏡を使ってヘルニアを摘出する低侵襲手術 内視鏡下椎弓切除術(MEL) 椎弓や肥厚した靭帯を内視鏡下で除去し、神経の圧迫を軽減 内視鏡下椎体間固定術(MIS-TLIF) 不安定な椎体を固定して脊椎の安定性を回復させる手術 これらの手術は、痛みの原因となっている場所・神経の圧迫されている位置や、患者様の年齢やこれまでの病歴に合わせて選ばれます。 【まとめ】坐骨神経痛・腰椎椎間板ヘルニアの違いを理解して早めの診断・治療 坐骨神経痛と腰椎椎間板ヘルニアは、どちらも腰から足にかけて痛みやしびれを引き起こすという点で共通していますが、以下のように定義が異なることを理解しておきましょう。 名称 特徴 坐骨神経痛 ・腰から足にかけて走る坐骨神経が圧迫・炎症を起こすことで現れる症状の名称 ・原因はヘルニアに限らず様々 腰椎椎間板ヘルニア ・椎間板が突出して神経を圧迫することで発症する病名 ・坐骨神経痛が引き起こされることがある 腰や足の痛み・しびれが続く場合は、自己判断せずに早めに専門医の診断を受けることが大切です。 また腰椎椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経痛が起きている場合、まずは保存療法によって症状の改善を目指します。 それでも回復が見込めないときには手術が検討されますが、「できるだけ手術は避けたい」という方には再生医療という治療法も選択肢の一つです。 今回ご紹介した腰の痛みに対する再生医療の症例や治療法については、当院(リペアセルクリニック)が以下で詳しくご紹介しています。 ご興味のある方は、ぜひそちらもあわせてご覧ください。
2019.11.19 -
- 免疫細胞療法
筋トレを続けているのに風邪をひきやすくなった、疲れが取れにくいと感じている方もいらっしゃるかと思います。 筋トレは体力の向上や健康促進に役立ちますが、やり過ぎると免疫力が低下し、かえって体調不良を招くことがあります。 本記事では、筋トレによる免疫力低下の原因や対策法について解説します。 バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な有酸素運動、さらに免疫細胞療法といった具体的な方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 また当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、免疫力低下に不安を持つ方に向けて、再生医療の症例や治療内容を紹介しています。 LINE登録で「無料で再生医療の基礎がわかるガイド」を配布しているので、症状を改善するためにもぜひご確認ください。 筋トレと風邪の関係 筋トレと風邪の関係について、筋トレそのものが直接風邪を引き起こすわけではありません。 むしろ、適切な強度と頻度での筋トレは、免疫細胞の活性化や血流の促進を通じて、免疫力を高めるとされています。 しかし、注意が必要なのは「トレーニングのやり方」と「生活習慣」のバランスです。 過度な負荷をかけるオーバートレーニング・睡眠不足・栄養の偏りなどは、一時的に免疫機能が低下し、風邪を引きやすい状態になってしまいます。 筋トレにより風邪をひきやすくなったと感じる場合、体調管理と合わせて行うことが大切です。 筋トレで免疫力が下がると言われる理由 筋トレで免疫力が下がると言われる理由として、トレーニングの強度や頻度、体の状態が関係している場合があります。 オーバートレーニングによるストレス 過度な運動による抗体の分泌減少 下記では免疫力が下がる理由を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。 オーバートレーニングによるストレス 過剰なトレーニングは慢性的なストレスとなり、自律神経やホルモンバランスを乱す原因になります。 ストレスホルモンである「コルチゾール」が慢性的に高い状態になると、炎症を抑える作用が働きすぎて、逆に感染への備えが薄れることもあります。 十分な休養や睡眠を取らずにトレーニングを重ねると、免疫機能を抑制するリスクを高める行為に繋がりかねません。 筋トレを行う際は、適切な負荷と十分な休養をセットで考えることが不可欠です。 過度な運動による抗体の分泌減少 筋トレは基礎筋力を強化し、生活の質を向上させるのに効果的です。 しかし、激しいトレーニングは唾液中の抗体(免疫グロブリンA)の分泌を減少させ、風邪を引きやすくします。 肌荒れしやすい、疲れが取れにくいなどの症状が現れた場合は要注意です。 効果を求めすぎるあまり、オーバートレーニングに陥らないよう気を付けましょう。 筋トレによる免疫力の低下を防ぐ対策方法 筋トレを継続しながら、風邪などの体調不良を避けるには、免疫力を守るための基本的な対策を押さえておく必要があります。 ただ鍛えるだけでなく、体が回復しやすい環境を整えることが、パフォーマンス向上にもつながります。 【筋トレによる免疫力低下を防ぐ対策法】 有酸素運動の時間を抑える バランスの良い食事を摂る 免疫細胞療法を受ける 下記では、免疫低下を防ぐための具体的な方法を紹介していきます。 有酸素運動の時間を抑える 過度な有酸素運動は、筋トレと同様に免疫力を低下させる可能性があります。 筋トレ後に長時間の有酸素運動を行うと、体への負担が増し、回復が遅れる場合も。 免疫力を維持しながら健康的に有酸素運動を取り入れるには、以下のポイントを押さえましょう。 1回20〜30分程度の中強度運動を週2〜3回に抑える 筋トレ直後や回復が必要な日は有酸素を避ける 早歩きや軽いジョギングなど、体に負担の少ない方法を選ぶ 運動後はしっかり栄養補給と休息を取る 長時間の有酸素運動は筋分解(カタボリック)を促進し、筋トレで得た成果の妨げになることもあります。 疲労が蓄積すれば睡眠の質も下がり、結果的に免疫機能の回復力まで低下してしまいます。 忙しい社会人や体調を崩しやすい方は、無理のない範囲で続けられる有酸素運動の習慣を意識しましょう。 バランスの良い食事を摂る 筋トレによる免疫力低下を防ぐには、バランスの良い食事が不可欠です。 たんぱく質やビタミン・ミネラルの摂取により、免疫細胞の働きをサポートできます。 特にビタミンAやCは免疫機能を強化し、体を外部からの攻撃から守る助けとなります。 食事の偏りを防ぎ、さまざまな食材を意識的に摂取しましょう。 免疫細胞療法を受ける 免疫力を高めるための基本は、栄養・睡眠・適度な運動といった日常生活の管理ですが、近年では医療技術の進歩により、「免疫細胞療法」も注目されています。 免疫細胞療法とは、自身の血液から免疫細胞を取り出し、体外で活性化・増殖させた後、再び体内に戻すことで免疫機能を強化する治療法です。 トレーニングを継続している人やアスリートには、自分の免疫状態を調整できる手段として注目されています。 過去に頻繁に風邪をひいたり、疲れが抜けにくいと感じている人は、一度自分の免疫状態をチェックしてみるのも選択肢の一つです。 過度な筋トレは免疫力の低下を招くので注意しよう 筋トレは健康や体力づくりに欠かせない習慣の一つですが、やり方を誤ると、免疫力の低下や体調不良の原因にもなりかねません。 トレーニングの強度が高すぎたり、栄養や休養が不足していたりすると、体は回復しきれず慢性的なストレス状態に陥るリスクが高まります。 「筋トレを始めてから風邪をひきやすくなった」と感じている場合、トレーニング内容だけでなく、睡眠や食事・生活リズムといった体調管理全体を見直すことが大切です。 また日常のセルフケアに加えて、専門的クリニックで免疫細胞療法を検討することも、免疫力強化には有効です。 リペアセルクリニックでは、自身の免疫細胞(NK細胞やT細胞など)を取り出し、体外で活性化・増殖させて体内に戻す免疫細胞療法を提供しています。 医師による丁寧なカウンセリングを通じて、不調の根本原因を見極め、治療計画を個別に設計して施術を進めていきます。 ぜひ無料カウンセリングで、現在の免疫状態をチェックしてみてください。
2019.11.16 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷による手首の不安定感や痛みに対して、テーピングは関節のサポートや負担軽減に役立つ手段のひとつです。 しかし「TFCC損傷にテーピングがどんな効果があるのか」と、知りたい方もいるのではないでしょうか? 本記事では、TFCC損傷に対するテーピングの有効性を中心に、目的・貼り方・注意点・治療との使い分けまでをわかりやすく解説します。 正しい知識と使い方を身につけ、手首の負担を最小限に抑えながら、TFCC損傷からの回復を目指していきましょう。 TFCC損傷にテーピングは効果的|患部の固定や痛みの軽減が期待できる TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)に対して、テーピングは一定の効果が期待できます。 手首の安定性を高めて不要な動きを抑えることによって、以下のようなメリットが得られます。 固定によって関節の動きを制限/炎症や痛みを悪化させにくくする 日常生活や軽い運動中の痛みの軽減やストレスの緩和 手首の捻れや回旋動作など、再発につながる動きの予防 筋肉や腱の動きをサポートし、患部の負担を分散 TFCCは手首の小さな関節を構成する複雑な軟部組織のため、一度傷めると治りにくく、日常の動作でも負担がかかりやすくなります。 ただし、テーピングはあくまで補助的な対処法なので、根本的な治療にはなりません。 炎症や痛みが強い場合や、動かすたびに違和感がある場合は、整形外科での診断や画像検査(MRIなど)を受けることが重要です。 TFCC損傷の痛みがあるけど病院に行くべきか迷われている方は、判断基準となる症状や放置するリスクを以下で解説していますので、ぜひ参考にしてください。 サポーターとの違い テーピングとサポーターは、どちらも手首の保護・安定を目的としていますが、以下のように機能や使い方に違いがあります。 項目 テーピング サポーター 固定力 自在に調整できる 比較的安定 フィット感 皮膚に密着して動きを制限しやすい ゆるめの装着感が多い 通気性・衛生面 通気性は低め、使い捨てが多い 洗濯できるものが多く、繰り返し使える コスト・準備の手間 毎回巻き直しが必要、消耗品 一度購入すれば使い回し可能 適している場面 スポーツや一時的な運動時のサポート 日常生活や長時間の保護・安静時 一時的な痛みの軽減やスポーツ時のサポートにはテーピングが有効です。 一方で日常的に長時間装着したい場合や、繰り返しの使用にはサポーターを検討しましょう。 たとえば、「運動時はテーピングで固定」「それ以外はサポーターで安静を保つ」といった使い分けが効果的です。 症状の程度や使用目的に応じて、医師や理学療法士に相談しながら選択するのもおすすめです。 TFCC損傷におけるテーピングの巻き方・貼り方 TFCC損傷に対するテーピングは、手首の回旋(ひねり)や側方への動きを制限し、痛みを軽減・再発を防ぐことを目的として行います。 用意するものは、以下の通りです。 伸縮性のあるテーピングテープ(5cm幅が目安) はさみ(テープカット用) 巻き方の手順としては、以下を参考にしてください。 手順 詳細 ①手首を自然な角度に保つ ・肘を曲げて前腕を机に置き、手のひらを軽く上に向ける(回外状態) ・痛みの少ない中間位で固定 ②テープ①:横巻きで手首を安定化させる ・テープを15~20cmにカットし、手首の中央から一周、やや引っ張りながら横方向に巻く ・親指の付け根と手の甲を避けるように注意 ③テープ②:Xのようにクロスさせる ・2本目のテープを20~25cmにカット ・手のひら側の小指下からスタートし、手首を斜めに横切りながら親指の付け根側(母指球)へと貼る ・反対方向にも行い、「X字」に交差させる ④テープ③:剥がれ防止 最後にもう一度、①と同様の横巻きを軽く重ね、テープ端の剥がれを防ぐ 貼るときのポイントとしては、テープを引っ張りすぎない・シワを作らないよう皮膚に密着させながら、手を動かしてみて、痛みが軽減していれば問題ありません。 運動前や仕事前の予防目的や、日常動作での不意な負荷を軽減したいときにおすすめです。 TFCC損傷でテーピングを貼る際の注意点 TFCC損傷にテーピングを貼る際の注意点としては、以下の通りです。 強く引っ張りすぎない 長時間の貼りっぱなしは避ける 痛みが増す・赤みが出る場合はすぐ中止 テーピングだけに頼りすぎない かぶれ・かゆみといった皮膚トラブルを防ぐためにも、テープは原則として1日ごとに張り替えるのが理想です。 汗をかいたままや就寝中の貼りっぱなしは避け、皮膚を清潔に保つようにしましょう。 またテーピングはあくまで補助的な対策であり、TFCC損傷を根本的に治すものではありません。 痛みが気になる方は、医療機関を受診し、専門的なリハビリを受けるようにしましょう。 【まとめ】TFCC損傷にテーピングは効果的!ただし痛みの改善には根本的な治療が大切 TFCC損傷に対して、テーピングは手首の安定性を高め、痛みやストレスを軽減する効果が期待できる有効な対処法です。 テーピングの効果を活かすには、以下のポイントに注目しましょう。 正しい巻き方・タイミングで使用する サポーターとの使い分けを行う 長時間の貼りっぱなしや皮膚トラブルに注意する TFCC損傷は放置すると関節の不安定感や慢性的な痛みにつながる可能性があるため、自己判断せず、整形外科など専門医に相談しましょう。 症状が長引いている方や、手術以外の方法を探している方には、再生医療(PRP療法・幹細胞治療)などの新しい選択肢もあります。 以下の公式LINEでも治療法の詳細についても解説していますので、ぜひ参考にしてTFCC損傷による手首の痛み改善を目指しましょう。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.11.12 -
- 免疫細胞療法
「癌の免疫療法とはどんな治療?」と気になりますよね。 癌の免疫療法には、NK細胞療法や免疫チェックポイント阻害薬など、免疫細胞の力を活かした治療法があります。 本記事では、癌に対する免疫療法について、詳しく解説します。 免疫力の低下は、癌以外の病気の発症リスクも高めます。 自身の持つ免疫力を利用し、癌をはじめとしたさまざまな疾患の発症を予防しましょう。 癌に対する「免疫療法」とは 癌に対する「免疫療法」とは、人間がもともと持っている免疫力を利用して、癌細胞を攻撃する治療法です。 免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法 がんの第四の治療法として呼ばれる 免疫療法は、身体への負担が少ない治療法として、近年注目を集めています。 以下では、癌に対する免疫療法について詳しく解説していきます。 免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法 癌の免疫療法とは、免疫の力を利用してがん細胞を攻撃する治療法です。 人間が生まれながらにして持っている免疫を「自然免疫」といいます。 自然免疫は、体内の病原体の情報をリンパ球に伝えたり、異物を攻撃したりする役割を担います。 一方で、自然免疫で対処できない場合に自然免疫から得た病原体の情報を記憶して働く免疫系は、「獲得免疫」です。 自然免疫がうまく働かなければ、獲得免疫もうまく機能しないため、異物の排除ができずに感染症にかかりやすくなるだけでなく、癌になるリスクも高くなります。 以下では、肺がんの免疫療法について、詳しく解説していますので合わせてご覧ください。 がんの第四の治療法として呼ばれる 免疫療法は「がんの第四の治療法」として呼ばれ、以下の3つの治療法に加えて、近年注目を集めている治療法です。 手術 抗がん剤治療 放射線治療 がんの転移や再発などのリスクを低減するために、自身に合った治療法を検討しましょう。 癌を免疫療法で治療するメリット 癌を免疫療法で治療するメリットは、以下の2つです。 ほかの治療法を組み合わせられる がんの予防や再発防止が期待できる 手術や抗がん剤治療などの従来の治療法は身体への負担や副作用リスクが大きいですが、免疫療法は身体への負担が少ない治療法です。 年齢や既往歴などが原因で手術ができない方は、1つの選択肢として免疫療法による治療を検討しましょう。 以下では、免疫療法のメリットについて詳しく解説していきます。 ほかの治療法を組み合わせられる 癌を免疫療法で治療するメリットは、ほかの治療法と組み合わせて実施できる点です。 免疫療法は、癌治療の3本柱と呼ばれる「手術療法・抗がん剤治療・放射線治療」と組み合わせて実施できます。 ほかの治療法と組み合わせることで、単独治療よりスムーズに治療が進む可能性があります。 単独治療で効果がみられない場合は、免疫療法の併用も検討しましょう。 がんの予防や再発防止が期待できる がんの予防や再発防止が期待できることは、免疫療法で治療するメリットの1つです。 免疫療法は、自身の持つ免疫力を利用するだけでなく、低下した免疫力を向上させる治療法でもあります。 身体を守るための免疫力が向上すれば、がん細胞の増殖を防ぐことにつながり、がん予防や再発防止が期待できます。 癌の免疫療法の副作用は? 癌の免疫療法は、副作用のリスクが低い特徴がありますが、以下のような副作用が考えられます。 発疹やかゆみなどの皮膚障害 大腸炎などの消化管疾患 頭痛や発熱 など 副作用のリスクが低い理由は、患者様自身の免疫細胞を利用した治療法であるためです。 しかし、免疫機能に作用する治療法のため、何らかの理由で正常な細胞を攻撃してしまい副作用が出る可能性があります。 一方で従来の放射線治療や抗がん剤治療では、以下の副作用が生じる恐れがあります。 倦怠感 疲労感 脱毛 食欲不振 易感染(感染しやすくなる) 副作用が心配で癌治療が進んでいない場合は、免疫療法による治療も視野に入れましょう。 癌の治療・予防が期待できる免疫細胞療法 癌の治療や予防に期待できる免疫細胞療法には、主に以下の3種類があります。 NK細胞免疫療法 自家CAT細胞療法 免疫チェックポイント阻害薬 免疫力の向上やほかのがん治療との併用を希望する場合は、免疫細胞療法を実施している医療機関へ相談しましょう。 NK細胞免疫療法 癌治療やがんの予防に期待できる免疫細胞療法に、NK細胞免疫療法があります。 NK細胞免疫療法とは、患者様自身の血液から採取したNK細胞を培養して活性化し、体内に戻す治療法です。 100~1000倍に増やしたNK細胞を体内に戻し、免疫力を向上させることで、がんの予防や再発防止を目指します。 NK細胞は、体内の異物を排除するためにパトロールする役割も持つため、活性化することでがん細胞を見つける力も強くなります。 自家CAT細胞療法 自家CAT細胞療法は、癌治療やがんの予防に期待できる免疫療法の1つです。 自家CAT細胞療法とは、がん細胞を攻撃するT細胞を体外に取り出し、がん細胞により反応するように改良・培養してから体内に戻す治療法です。 患者様から採取したT細胞を活性化させてから体内に戻すため、異物への攻撃力が高まり、癌細胞を排除できる可能性があります。 免疫チェックポイント阻害薬 癌の治療や再発予防に期待できる治療法に、免疫チェックポイント阻害薬があります。 免疫チェックポイント阻害薬とは、癌細胞を攻撃するT細胞の働きが抑制されるのを防ぐ治療薬のことです。 がんの進行度や発生部位によって、適した免疫チェックポイント阻害薬は異なります。 免疫チェックポイント阻害薬による治療を検討中の方は、自身に合った薬剤について専門家に確認しましょう。 【まとめ】癌を免疫療法で治療したい方は当院へご相談ください 免疫力が低下すると、癌が転移したり、再発したりする恐れがあるため注意が必要です。 癌の治療や再発予防に効果が期待できる治療法に、免疫療法があります。 免疫療法には、NK細胞免疫療法や自家CAT細胞療法、免疫チェックポイント阻害薬などがあります。 免疫力が低下すると、癌以外の病気にもなりやすいため、免疫力の向上に期待できる免疫療法を検討しましょう。 当院(リペアセルクリニック)では、免疫療法の1つとして、NK細胞免疫療法を提供しています。 癌を免疫療法で治療したい方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
2019.11.11 -
- 腰
- 再生治療
看護師という職種は日々のケアや患者対応において、中腰での処置や体位交換・移乗介助など、腰に大きな負担がかかる動作は避けられません。 そんな環境でヘルニアを発症した・慢性的な腰痛に悩まされているけど、でも仕事は続けたいという看護師の方も多いのではないでしょうか? 本記事では。、看護師がヘルニアを起こしてしまう要因や原因について解説しています。 「手術をしない選択肢も知っておきたい」「このまま働き続けたいけれど不安がある」という方は、ぜひ最後までご覧ください。 また慢性的な腰痛(ヘルニア)に悩んでいるけど、手術は避けたいという方は、再生医療も一つの選択肢になります。 治療法や症例については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEからも確認できますので、ぜひ一度ご覧ください。 看護師がヘルニアを起こしてしまう要因 看護師がヘルニアを起こしてしまう要因として、以下のようなものがあります。 中腰・抱え上げ動作が多い 交代制勤務・疲労蓄積によるリスク 看護師は日々の業務のなかで、腰に大きな負担がかかる場面が非常に多い職種です。 ぜひ参考にして、日常の動作に注意しましょう。 また看護師の腰痛予防法については、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 中腰・抱え上げ動作が多い 以下のような中腰姿勢や抱きかかえる動作は、看護業務を行う上で避けられません。 体位変換・移乗 入浴・排泄介助 これらの動作では、腰椎(背骨の腰部分)に強い圧力が加わりやすく、椎間板に慢性的な負荷がかかるため、ヘルニアの原因になります。 特に不意に力を入れる場面(患者の急な体重移動など)では、腰を痛めるリスクが高まります。 交代制勤務・疲労蓄積によるリスク 夜勤や長時間の交代勤務は、体を十分に休める時間が確保しづらく、筋肉の疲労を蓄積させやすくなります。 疲労がたまった状態で業務をこなすことで、姿勢の乱れや筋力のバランス崩壊が起こりやすくなり、腰に過度な負担がかかるのです。 さらに、睡眠不足やストレスにより筋肉が硬直しやすい状態になることで、ヘルニアの発症リスクがより高まります。 看護師の離職リスクを高める腰痛の主な疾患 看護師が腰痛を引き起こす主な疾患は、以下の通りです。 急性腰痛症(ぎっくり腰) 椎間板ヘルニア ストレス 急性腰痛症(ぎっくり腰) 急性腰痛症(ぎっくり腰)は、無理な姿勢をとったり、重いものを持ち上げたりした際に突然発症する激しい腰痛です。 看護師の業務では、ベッド上でのオムツ交換や体位変換、排泄介助、患者の移乗など、中腰や前かがみなどの負担の大きい姿勢を頻繁に取らざるを得ない場面が多くあります。 また、予期せぬ動きに対応する場面も多く、腰に強い負荷がかかることから、ぎっくり腰を起こすリスクが高い職種といえるでしょう。 こうした身体的負担の蓄積や、ふとした瞬間の無理な動作が引き金となって、突然腰痛が起こることも少なくありません。 椎間板ヘルニア 人間の背骨は、椎骨(ついこつ)という24個の骨が積み重なって構成されており、それぞれの椎骨の間には椎間板というクッションの役割を果たす軟骨組織が存在します。 この椎間板が加齢や外力によって飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす状態が、いわゆる椎間板ヘルニアです。 腰痛だけでなく、肩こり・腕や脚のしびれ・筋力の低下など多彩な症状が現れることもあり、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。 看護師の業務では、腰に強い負担がかかる姿勢や動作が日常的に発生するため、椎間板に慢性的なダメージを与え、ヘルニアの発症リスクを高める要因となるのです。 看護師の腰痛(ヘルニア)を予防する方法 看護師の腰痛(ヘルニア)を予防する方法として、主に以下のようなものがあります。 サポーター/コルセットの使用 鎮痛薬(NSAIDsなど)や筋弛緩剤などによる薬物療法 保存療法で効果が不十分な場合や、明確な神経症状(しびれ・筋力低下)があるケースでは、椎間板の一部を除去する手術が検討されることもあります。 近年では、これら従来の治療法に加えて、「再生医療」への注目も高まっています。 患者自身の幹細胞などを用いて損傷した組織の修復を促す治療法で、軟骨や椎間板の機能回復を目指すものです。 「手術には抵抗がある」「長期的な改善を目指したい」といった方にとって、選択肢の一つとされています。 腰痛の原因や生活背景は人によって異なるため、自分に合った治療法を選ぶことが何より重要です。 医師と相談しながら、負担を軽減できる方法を見つけていきましょう。 ヘルニアに悩む看護師が仕事を続けるためには再生医療という選択肢も 看護師の業務では、以下のように腰に負担のかかる動作が日常的に多く、慢性的に腰へ大きなストレスがかかりやすい環境でぎっくり腰(急性腰痛症)や椎間板ヘルニアなどを発症するケースも少なくありません。 体位変換・移乗 入浴・排泄介助 腰痛が慢性化したり、悪化したりすると、仕事の継続が困難になり、離職につながるリスクもあります。 腰に違和感や痛みを覚えた際には、決して放置せず、早めに整形外科などの専門医を受診することが大切です。 これまで腰痛の治療は、痛み止め・物理療法などの保存療法や、重症例に対する外科的手術が主流でした。 しかし近年では、手術に代わる新たなアプローチとして患者自身の細胞(幹細胞など)を用いて、損傷した組織の修復を促す再生医療も期待されています。 当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでは、再生医療による腰痛(ヘルニア)治療の症例や具体的な治療法について詳しくご紹介しています。 「看護師の仕事は続けたいけれど、慢性的な腰痛に悩んでいる」という方は、ぜひ一度ご覧いただき、今後の選択肢の一つとして参考にしてみてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.11.10 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷による手首の痛みで、日常生活や仕事に支障をきたして困っている方も多いのではないでしょうか。 手首の小指側が痛んで物を握るのがつらい、手首を回すと痛みが強くなるといった症状があると、一日も早く治したいと思うものです。 この記事では、TFCC損傷に効果的なリハビリ方法と自宅でできるセルフケア、リハビリ期間の目安について詳しく解説します。 適切なリハビリ方法を知って実践することで、手首の痛みを軽減し、日常生活への復帰を目指しましょう。 TFCC損傷を早く治したい方向けに、先端医療である再生医療による治療についても紹介します。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、TFCC損傷の早期回復を目指せる再生医療に関する情報を配信中です。 TFCC損傷のリハビリ方法一覧|自宅でもできるセルフケア TFCC損傷のリハビリ方法として、以下の二つのセルフケアについて解説します。 手首の柔軟性向上のストレッチング 手首周辺の筋力トレーニング リハビリは個人差があるため、医師や理学療法士の指導のもとで適切に行うことが重要です。 手首の柔軟性向上のストレッチング 手首のストレッチは、関節の可動域を広げ、血流を促進することで痛みの軽減と機能回復を促進します。 以下の手順で安全にストレッチを行いましょう。 肘をまっすぐ伸ばして腕を前に出す 手のひらを天井に向ける 反対の手で指先または手のひらを軽くつかむ 息を吐きながら手首を手のひら側にゆっくりと曲げる 前腕の内側が伸びる感覚を確認する 痛気持ちいい程度のところで15~20秒間キープする ゆっくりと元の位置に戻す これを3セット繰り返し、反対の手も同様に行う ストレッチは1日3回程度、痛みの範囲内で行うことが大切です。 無理をせず、徐々に可動域を広げていくようにしてください。 手首周辺の筋力トレーニング 手首周辺の筋力を強化することで、手首の安定性が向上し、動作時の痛みが軽減されることが報告されています。 以下のトレーニングを段階的に行いましょう。 椅子に座り、手のひらを上に向けて軽いダンベルを握る 前腕を太ももの上に置いて肘から手首まで安定させる 手首だけを使ってダンベルをゆっくりと上に持ち上げる 最上位で1~2秒キープしてからゆっくりと下ろす 10~15回を1セットとして、2~3セット実施する 反対の手も同様に行う 痛みが出現した場合は無理をせず、負荷を軽くするか休息を取るようにしましょう。 TFCC損傷のリハビリ期間は? TFCC損傷のリハビリ期間は、損傷の程度により2~6カ月程度が一般的です。 軽度の損傷であれば2~3カ月、重度の場合は6カ月以上かかることもあります。 個人差が大きく、年齢や活動レベル、損傷の種類によってもリハビリ期間は変わります。 重要なのは適切なリハビリを継続することで、焦らずに治療に取り組むことが回復への近道です。 TFCC損傷に対するリハビリ以外の治し方・対処法 TFCC損傷の治療には、リハビリ以外にも以下のような治し方・対処法があります。 安静にする 手首のアイシング 手首を圧迫する これらの対処法は、炎症を抑え、損傷部位の回復を促進する効果があります。 症状に応じて適切に使い分けることが重要です。 安静にする 安静にするのはTFCC損傷治療の基本です。手首を適切に休ませることで損傷部位の回復を促進します。 重い物を持つこと、手首を強く曲げるまたは回転させる動作、手首に衝撃が加わる可能性のあるスポーツや作業は避けましょう。 安静にすることで、炎症が落ち着き、痛みが軽減されるため、手首の自然治癒力による回復が期待できます。 また、安静時の痛みがつらいときには、対処法として湿布を使って痛みを抑える方法もあります。 湿布の貼り方については、以下の記事も参考にしてください。 手首のアイシング アイシングは、TFCC損傷による炎症と痛みを軽減する効果的な方法です。 冷却治療は損傷した組織の血流を減少させ、腫れを抑えます。 アイシングをするときは、冷凍したジェルパックや氷を布で包み、患部に1日数回、各回10~15分ほど冷やしましょう。 氷などを肌に直接当てると凍傷のリスクがあるため、常に布などの保護層を介して使用することが大切です。 手首を圧迫する 圧迫する包帯やサポーターの使用は、手首を適切に支え、不必要な動きを制限し、損傷部位へのさらなる負荷を防ぎます。 包帯による圧迫は腫れを抑える効果もあり、適度な圧力を加えることで血流を促進し、回復を支援します。 サポーターは、より長期的な使用に適しており、日常的な活動を行いながらも手首を保護できます。 使用する際は、圧迫しすぎて血行を妨げないよう注意が必要です。 圧迫の手段であるテーピングの貼り方については、以下の記事もご覧ください。 TFCC損傷がリハビリで改善しない場合は再生医療を検討しよう TFCC損傷は難治性の疾患として知られており、保存的治療やリハビリでも改善が見られない場合があります。 そのような場合には、再生医療という治療の選択肢もあります。 再生医療は、患者さま自身の幹細胞や血液を使用して、損傷部位に投与する治療法です。 TFCC損傷の場合には、リハビリと並行してPRP療法を行います。 PRP療法では、血液に含まれる血小板を濃縮した液体を作製し、損傷部位に注射します。 治療は最短30分の短時間で終わるのが特徴です。 入院も手術も必要としないため、治療期間も短い傾向があります。 再生医療について詳しくは、以下もあわせてご覧ください。 TFCC損傷のリハビリ方法を実践して早期回復を目指そう TFCC損傷の治療では、適切なリハビリを継続的に続けることが早期回復の重要なポイントです。 手首の柔軟性向上のストレッチングと筋力強化トレーニングを組み合わせることで、手首の機能回復と痛みの軽減を図ることができます。 リハビリ期間は個人差がありますが、焦らずに段階的に負荷を増やしていくことが大切です。 安静、アイシング、圧迫といった基本的な対処法と併用することで、より効果的な治療が期待できます。 しかし、適切なリハビリを行っても改善が見られない場合は、無理に継続せず専門医に相談することが重要です。 TFCC損傷を早く治したい方は、再生医療も治療選択肢の一つとして考えてみてください。 自分に合った適切な治療法を見つけて、健康な手首を取り戻しましょう。
2019.11.09 -
- 腰
- 再生治療
椎間板ヘルニアと診断された方の中には、「このまま一生、腰の痛みと付き合うしかないの?」「もう手術しかないのかも」といった、不安や悩みを抱えている方もいるでしょう。 椎間板ヘルニアは再発しやすく慢性化することもある病気ですが、早期の治療と正しい対処で改善・回復が見込めるケースも存在します。 本記事では、椎間板ヘルニアが治るのか・再発を防ぐための方法などについて、解説しています。 椎間板ヘルニアの治療法についても紹介していますので、ぜひ参考にして椎間板ヘルニアに対する不安を解消しましょう。 【結論】軽度の椎間板ヘルニアなら、自然に回復するまでの目安は約3カ月 椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板の中心部(髄核)が外に飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こします。 強い痛みや動きづらさを感じることもありますが、軽症であれば手術をせずに自然に回復するケースが多く、一般的にはおよそ3カ月で症状が落ち着くとされています。 以下のような症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 痛みやしびれが長期間続く/悪化している 足の感覚が鈍い・力が入らない 排尿・排便のコントロールが難しくなってきた すべてのケースが自然に治るわけではないため、症状が長引く場合や悪化する場合は、早めに医療機関を受診して適切な診断と治療を受けることが大切です。 椎間板ヘルニアの再発を防ぐためには生活習慣の見直しが必要 椎間板ヘルニアは、治療によって一度症状が改善しても再発しやすい疾患です。 再発を防ぐには、日常生活で以下の点に注意しましょう。 デスクワークでは1時間に1回は立ち上がる 荷物を持つときは「腰」ではなく「膝」を使う 軽い筋トレやストレッチを習慣化する 体重管理と禁煙を意識する また同じ姿勢が続く仕事や、体への負荷がかかる動作が多い方は注意が必要です。 無理のない範囲で生活習慣を整えることで、長期的に症状と上手に付き合っていくことが可能です。 椎間板ヘルニアの治療法 椎間板ヘルニアの治療法としては、以下の方法があります。 保存療法 手術療法 再生医療 自身の症状に合った治療法を見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。 保存療法 椎間板ヘルニアと診断された場合、多くのケースではまず以下のような保存療法から治療を開始します。 薬物療法(消炎鎮痛薬・筋弛緩薬・神経障害性疼痛治療薬など) ブロック注射(神経の炎症を鎮める) 理学療法(ストレッチ・筋力トレーニング・電気治療) 日常生活指導(姿勢改善・体重管理・腰への負担軽減) 適切な保存療法を継続することで、約70〜80%の症例は3カ月以内に症状が自然に回復するとされており、この治療で経過を見ることが基本になります。 手術療法 保存療法を3カ月以上続けても改善が見られない場合や、以下のような神経症状が強く出ているケースでは、手術が検討されます。 足の筋力が低下している 排尿・排便のコントロールが効かない 強いしびれ・痛みが日常生活に支障をきたしている 主な手術方法には以下のようなものがあります 手術法 特徴 ヘルニア摘出術 ・飛び出した椎間板(髄核)を除去して神経の圧迫を取り除く ・一般的な手術法 内視鏡手術(MEDなど) ・小さな切開からカメラと器具を挿入し、最小限の侵襲でヘルニアを摘出 ・回復が早く傷も小さい 脊椎固定術 ・不安定な脊椎を金属のインプラントなどで固定 ・再発防止が目的 保存療法の効果や症状の推移を見ながら、整形外科専門医と相談のうえ、タイミングと方法を慎重に判断することが大切です。 再生医療(PRP療法・幹細胞治療) 近年では、手術に抵抗がある方や保存療法でも改善が見られない方に向けて、以下のような再生医療という新しい選択肢が広がっています。 PRP療法(多血小板血漿療法) 幹細胞治療 PRP療法は自身の血液から成分を抽出し、患部に注入することで組織の自然修復を促す治療法で、炎症を抑えて痛みの軽減が期待されます。 また幹細胞治療は、脂肪や骨髄などから採取した幹細胞を培養・投与することで、傷んだ椎間板や神経組織の修復を促します。 これらの治療は入院不要で受けられるため、「できれば手術を避けたい」「慢性化する前に改善を目指したい」という方にとって、選択肢の一つになります。 再生医療における治療法については、以下からも確認できますので、ぜひ参考にしてください。 【まとめ】椎間板ヘルニアは「一生治らない病気」ではない!早期の治療・正しい対処で上手に向き合おう 椎間板ヘルニアは、軽度であれば手術を行わずに自然に回復するケースも多く、目安としては発症から約3カ月程度で症状が落ち着くことが一般的です。 しかし、すべてが自然に治るわけではなく、以下のような違和感があった場合、放置せず早めに医療機関を受診しましょう。 腰から足にかけてしびれや鋭い痛みがある 長時間座っていると痛みが増す 片足に力が入りにくい 排尿・排便のコントロールに違和感がある 症状が数週間たっても改善しない 「椎間板ヘルニアは一生治らない」と思い込まずに、正しい知識を持って早期に治療することが大切です。 また慢性的なヘルニアによる腰痛や手術は避けたいという方は、再生医療も選択肢の一つとして検討しましょう。 自己組織を活用して患部の修復を促すため、入院不要・低負担での改善が期待できる治療法として注目されています。 再生医療の治療法について知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEからでも確認できますので、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.11.07 -
- 再生治療
- 手
「尺骨突き上げ症候群の手術、仕事復帰はいつできる?」 「手術後早く仕事復帰できる治療法を知りたい」 上記のようなお悩みを抱える読者の方に向けて本記事では、尺骨突き上げ症候群になる原因や術後の具体的な仕事復帰の目安を解説します。 また、尺骨突き上げ症候群と混同しがちなTFCC損傷も交え、仕事への早期復帰が期待できる治療法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。 尺骨突き上げ症候群とTFCC損傷の違い 尺骨突き上げ症候群は、尺骨が手首の骨に衝突すること発症する病気です。前腕の親指側に位置する橈骨(とうこつ)よりも、尺骨のほうが長いため発症します。 尺骨突き上げ症候群は保存療法での完治が難しいため、尺骨を短くする手術が一般的です。 また、尺骨突き上げ症候群と似た病気に「TFCC損傷」があります。混同されがちな疾患ですが、尺骨突き上げ症候群とTFCC損傷は発症原因が異なります。 TFCC損傷は、ねじり動作が多い人に起こりやすい病気です。テニスやゴルフなど手首を酷使するスポーツのほか、雑巾絞りのような日常生活が原因で発症するケースもあります。 TFCC損傷は医療機関でも診断が難しく、腱鞘炎などに間違えられやすい病気です。 治療法は保存療法と手術の2種類です。まずは保存療法を行い、症状が改善しない場合は手術を検討します。 【手術後】尺骨突き上げ症候群・TFCC損傷の仕事やスポーツ復帰の目安 尺骨突き上げ症候群やTFCC損傷で手術をした場合、仕事やスポーツ復帰までの期間が気になる方もいるでしょう。 個人差はありますが、尺骨突き上げ症候群とTFCC損傷の手術後、仕事とスポーツへ復帰できるまでの期間は以下の表のとおりです。 病名 仕事への復帰時期 スポーツへの復帰時期 尺骨突き上げ症候群 約2〜3週間 約2ヶ月〜半年 TFCC損傷 約1ヶ月 約2〜3ヶ月 尺骨突き上げ症候群は手術後2〜3週ほどスプリント固定を行います。家事やデスクワークなどの軽い仕事であれば、手術後2〜3週間で復帰可能です。 ただし、骨がしっかりと固定されるまでの2ヶ月〜半年は運動ができません。 TFCC損傷で痛みなどの症状が長引き、手術を選択せざるを得なくなった場合、気になるのは仕事復帰やスポーツ復帰だと思います。手術にかかる期間は個人によって差があります。 TFCC損傷は、術後の1つの目安としては、痛みを見ながらギプスで約1ヶ月は固定が必要です。手指はギプス中から動かせるため、軽作業やデスクワークは、術後1ヶ月以内に復帰できます。 その後、手関節用の装具に変更して2〜3ヶ月程度の固定を行います。なお固定期間中のスポーツは禁止です。 尺骨突き上げ症候群の治療法 尺骨突き上げ症候群の治療法には、保存療法と手術があります。 まずは保存療法を試し、改善しない場合は手術を検討するのが一般的です。 それぞれの治療法について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。 保存療法 保存療法は、手首の尺屈(小指側へ傾ける動作)を制動する装具やサポーターを着用する治療法です。 治療を続けても痛みが引かない、仕事に支障をきたす場合は、外科的な治療法(手術)を提案される可能性があります。 外科的な治療法(手術) 外科的な治療法では、尺骨短縮骨切除術を行うのが一般的です。 尺骨短縮骨切除術は、尺骨を数ミリ(通常は2mm〜4mmほど)切除してプレートで固定します。 手術を行うと尺骨と月状骨(げつじょうこつ)がぶつからなくなるため、痛みが改善します。 手術時間は1時間〜1時間半程度です。 TFCC損傷の治療法 TFCC損傷の治療法には、保存療法と手術があります。 TFCC損傷も尺骨突き上げ症候群と同様、保存療法で様子を見て改善が見込めない場合は、外科的な治療法(手術)を検討するのが一般的です。 それぞれの治療法を解説しますので、ご自身の状況にあわせて選択してみてください。 保存療法 TFCC損傷の主な保存療法は、以下のとおりです。 手関節を安静に保つために装具などで固定する テーピングや運動療法などでリハビリを行う 関節内にステロイド注射をし、炎症を抑えて痛みを軽減する 保存療法で痛みが引かない、仕事に支障をきたす場合は、外科的な手術を行います。 外科的な治療法(手術) 外科的な治療法(手術)は、主に以下のとおりです。 関節鏡でTFCC部分の切除 関節鏡でTFCC縫合 尺骨短縮骨切除術 関節鏡を用いた手術は、関節の周囲の皮膚に2〜3箇所小さな穴を開け、内視鏡を挿入して患部の修復を行います。患部を大きく切開しないため、傷跡が残りにくい、痛みが少ないなどがメリットです。 尺骨短縮骨切除術は尺骨突き上げ症候群の治療と同様、患部を切開して尺骨を数ミリ切除します。 なお治療法についての詳細は、以下の記事で解説しているのであわせてご覧ください。 尺骨突き上げ症候群・TFCC損傷の早期復帰を目指すなら再生医療を検討しよう 尺骨突き上げ症候群・TFCC損傷による痛みは、仕事やスポーツに影響を与えるため早期治療が必要です。治療法は保存療法と手術が一般的ですが、根本的な治癒につながらない、治療期間が長くかかるなどの問題があります。 もっと効果的な治療をしたい、早い根治を目指したい方は、再生医療による治療を検討しましょう。 再生医療とは幹細胞を体から取り出して培養し、パワーを高めた幹細胞を患部に注入して損傷を修復する治療法です。 幹細胞は、人が生まれながらにして持っているもので、損傷したり弱ったりしている箇所を修復する機能を担っています。 自分自身の細胞を用いるため、副作用が少ない、治療期間が短くて済むなどのメリットがあります。 再生医療は、尺骨突き上げ症候群やTFCC損傷の治療にも効果が期待できる画期的で最先端の医療法です。 リペアセルクリニック大阪院では、再生医療による治療を行っています。興味をお持ちの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
2019.11.06 -
- 免疫細胞療法
日々のトレーニングに全力で取り組むアスリートにとって、体調管理も結果を出すために必要な要素です。 しかし、「気をつけているつもりでも風邪を引きやすい」「試合前に体調を崩してしまった」といった経験がある方も多いのではないでしょうか。 実は激しい運動を日常的に行うことで、一時的に免疫力が低下しやすくなるだけでなく、精神的なプレッシャーや遠征による環境変化も免疫機能に負担をかける要因になります。 この記事では、アスリートが風邪を引きやすい理由とそのメカニズムを解説するとともに、免疫力を高めるための具体的な対策をわかりやすくご紹介します。 風邪を予防し、練習や試合に万全のコンディションで臨むために、ぜひ参考にしてください。 アスリートが風邪を引きやすい原因|免疫機能の低下に注意 アスリートが風邪を引きやすい理由として、以下のような要因による一時的な免疫機能の低下が関係しています。 激しい運動による免疫力低下 精神的ストレス 睡眠不足や栄養不足 遠征・合宿などによる環境変化 高強度のトレーニング後はオープンウインドウと呼ばれる免疫が一時的に低下する状態になりやすく、風邪やインフルエンザなどウイルス感染のリスクが高まります。 また、競技に対するプレッシャーや成績への不安といったメンタルストレスも、ストレスホルモン(コルチゾール)の慢性的な分泌を引き起こし、免疫機能を抑制する原因となる可能性も。 ※参照:J-Stage 移動や宿泊による時差や気候の変化や飛行機や公共交通機関での人との接触も身体にとってストレスとなり、体調を崩すリスクを高めます。 このように、アスリートは日々の活動の中で免疫機能が低下しやすく、風邪を引きやすいリスクがあります。 風邪をひかないようにするためにはトレーニングだけでなく、心身のコンディション管理や感染予防を徹底することが大切です。 アスリートが風邪にかからないための予防策|免疫力を高めることが大切 アスリートが風邪にかからないための予防策は、以下の通りです。 食品・食事に気を遣う 感染予防を徹底する リカバリーを行う 免疫低下に備える ぜひ参考にして、風邪に負けない身体づくりと安定したパフォーマンス維持につなげましょう。 食品・食事に気を遣う 風邪を防ぎ、体調を安定させるためには、日々の食事から免疫を支える栄養素を摂ることが欠かせません。 以下は、免疫力維持に役立つ栄養素と栄養素を豊富に含む代表的な食材となります。 栄養素 食材の例 ビタミンC 赤パプリカ、ブロッコリー、キウイ、みかんなど ビタミンD 鮭、サバ、しいたけ、卵黄など 亜鉛 牡蠣、豚レバー、牛肉、カシューナッツなど たんぱく質 鶏むね肉、豆腐、納豆、ヨーグルト、卵など 発酵食品 納豆、味噌、ヨーグルト、キムチなど 免疫力維持の基本は、1日3食をバランスよく食べることです。 とくに朝食を抜くと体温や代謝の立ち上がりが鈍くなり、免疫の働きが低下しやすくなります。 また、寒い時期は体が冷えやすいため、鍋料理やスープなどの温かいメニューで体を内側から温めつつ栄養を効率よく補うのも効果的です。 感染予防を徹底する 風邪やインフルエンザの感染を防ぐためには、以下のように日常的な感染対策を徹底することが重要です。 外出後の手洗い・うがい 外出時のマスク着用 ドアノブや手すりなどの接触部位の消毒 また、アルコール消毒液を携帯し、こまめに手指の衛生を保つことも効果的です。 集団で活動するアスリートにとっては、自身の体調管理がチーム全体への影響にもつながるので意識して感染予防を行いましょう。 リカバリーを行う 風邪を防ぐために、運動後のリカバリーを意識的に行いましょう。 栄養補給(プロテイン・バナナなど) 休息と睡眠 ストレッチや入浴 トレーニングや試合の後は、体力とともに免疫機能も一時的に低下しやすくなります。 負荷の大きいトレーニングをする際は、栄養や睡眠をしっかり確保し、体を回復させることも意識しましょう。 免疫低下に備える 寒暖差が大きい時期や遠征続きで疲労が蓄積しているときは、免疫機能の低下が起こりやすくなります。 「体がだるい」「寝ても疲れが取れない」と感じたら、トレーニングの強度を落とし、睡眠時間を確保するなど早めの対策をとりましょう。 あわせて、青魚・野菜・発酵食品などの炎症を抑える食材や、抗酸化作用のある栄養素を積極的に取り入れ、こまめな水分補給で血流を促進することも有効です。 【まとめ】アスリートは風邪を引きやすい!免疫力を高めて万全なコンディションで練習・試合に臨もう 免疫力が低下すると、風邪や感染症などの病気にかかりやすくなります。 特に日々ハードなトレーニングを積んでいるアスリートは、一般の人よりも免疫力が一時的に落ちやすい状態にあるといわれています。 だからこそ日常生活の中で以下のような体調管理を徹底し、免疫力を維持することが大切です。 食品・食事に気を遣う 感染予防を徹底する リカバリーを行う 免疫低下に備える こうした日々の対策に加え、内側から免疫機能を高める選択肢のひとつとして「免疫細胞療法」もあります。 体に備わった免疫機能を強化することを目的としており、副作用の心配がほとんどないのも特徴です。 風邪を繰り返してしまう、疲労が抜けにくい、トレーニング中の体調不良が気になる方は、免疫細胞療法を検討してみるのもひとつ選択肢です。 この治療法については、以下で解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.11.04 -
- 腰
- 再生治療
介護の現場では利用者の体を支えた瞬間や前かがみでの移乗・体位変換、重い物を持ち上げたときなど、ふとした動作の中で椎間板ヘルニアを発症してしまうケースも少なくありません。 そんな方の中には、「椎間板ヘルニアを発症してしまったけれど、また介護の現場に戻れるだろうか」「体を使う仕事だから、復職しても再発が心配」と不安を抱えている方もいるでしょう。 しかし、適切な治療とリハビリを経て、職場と連携しながら復帰の準備を整えれば、介護の現場に無理なく戻ることは可能です。 本記事では、椎間板ヘルニアから介護職に復帰するまでの流れを解説しています。 介護職へ復帰する際に注意すべきポイントなども紹介していますので、ぜひ参考にして再発を防ぎながら、長く介護の仕事を続けましょう。 椎間板ヘルニアから介護職に復帰するまでの流れ 椎間板ヘルニアから介護職に復帰するまでの一般的な流れは、以下の通りです。 ①治療 ②リハビリテーションの開始 ③復職 発症初期は保存療法が中心となり、鎮痛薬などの内服に加え、コルセットの使用や必要に応じて神経ブロック注射などが行われます。 通常は1〜3カ月ほどで痛みやしびれが軽減されるケースが多いですが、改善が見られない・神経障害が強い場合は、ヘルニア摘出術などの手術が検討されます。 症状が安定してきた段階でリハビリを開始し、介護業務に欠かせない移乗介助や中腰姿勢など、腰に負荷がかかる動作に対応できる身体機能の回復を目指した訓練に取り組みます。 症状が安定し医師の許可が出た後は職場復帰の段階に入りますが、いきなり元の勤務形態に戻るのは再発のリスクがあるため、段階的な復帰が望まれます。 椎間板ヘルニアから介護職へ復帰する際に注意すべきポイント 椎間板ヘルニアから介護職へ復帰する際に注意すべきポイントは、以下の通りです。 腰に負担をかけない方法で介助を行う コルセットを活用する 不安がある場合は、職場の上司や産業医と連携しながら、徐々に業務量を調整することも検討しましょう。 腰に負担をかけない方法で介助を行う 介護職に復帰する際は、日常業務でいかに腰への負担を減らすかが再発予防のポイントになります。 移乗や体位変換といった動作では、姿勢や力の使い方を誤ると腰部に過剰な負担がかかりやすいため注意が必要です。 膝を曲げて腰を落とす姿勢を意識し、腰を丸めない だけで支えようとせず、下半身の筋肉を活用する 引き寄せるように介助することで負荷を分散 反動を使わない また、利用者ができる範囲で自力で動けるようサポートすることも、介助者の負担軽減に効果的です。 必要に応じて、スライディングボードや電動リフトなどの福祉用具を活用しましょう。 コルセットを活用する 介護職への復職を目指す上で、以下のような効果が期待できるコルセットの活用は腰への負担を軽減する有効な手段です。 過度な前屈やひねりを抑制 腰椎への圧力を分散し、筋肉の緊張を緩和 不意の動作時に痛みの再発や悪化を防止 中腰や持ち上げ動作が多い介護現場において、コルセットは腰椎の安定性を保ち、急な動作による再発リスクを抑えることができます。 長時間立ち仕事が続く日や、腰への負担が大きい移乗介助・入浴介助などの作業時に活用するのがおすすめです。 椎間板ヘルニアの再発を防ぐためにできること 椎間板ヘルニアの再発を防ぐためにできることは、以下の通りです。 ストレッチ・体幹トレーニングの習慣化 休憩・シフト調整で負担を軽減する 手術を検討する 椎間板ヘルニアは、適切なケアを怠ると再発しやすい疾患です。 できることから一つずつ取り入れて、再発しにくい身体づくりを目指しましょう。 ストレッチ・体幹トレーニングの習慣化 椎間板ヘルニアの再発予防には、腰まわりの筋力を高め、柔軟性を保つことが重要です。 腰に負担をかけない程度に、以下のようなトレーニングも取り入れてみましょう。 種類 効果 おすすめの運動 体幹トレーニング ・腰を支える筋力を強化 ・負担を軽減 ・ドローイン ・プランク ・バードドッグ 下半身トレーニング 下半身を鍛えて腰の負担を分散 ・ヒップリフト ・レッグプレス ・ウォールシット また筋肉が硬くなると腰への負担が増し、ヘルニアの再発リスクが高まるので、以下のストレッチを習慣的に取り入れましょう。 ハムストリングストレッチ(太もも裏を伸ばす) キャット&カウ(背中を丸めたり反らせたりする動作) これらは腰回りの緊張をほぐし、血流を改善して回復を促進する効果が期待できます。 ただし、重すぎる負荷や誤ったフォームはかえって腰を悪化させる可能性があるので、無理のない範囲から始めましょう。 休憩・シフト調整で負担を軽減する 椎間板ヘルニアから復帰した介護職の方にとって、勤務時間や業務内容を見直すことも再発リスクを下げるために欠かせない対策の一つです。 復職直後は、体が以前のように動かない・再発する可能性もあるため、以下のように無理なく働ける環境づくりが重要です。 短時間勤務からスタートし、体調に応じて徐々に勤務時間を延ばす 日中にこまめな休憩時間を確保し、腰部への負担が蓄積しないようにする また、座る・立つ・移動するなど、同じ姿勢を長時間続けないことも大切です。 職場の理解を得ながら、自分の症状や体調に合わせてシフト調整を行うことで、長期的に安定して働き続けることが可能になります。 復帰は3〜6週間ほどかかる可能性がありますので、医師や職場と相談しながら焦らずに復職を目指しましょう。 手術を検討する 保存療法やリハビリを続けても症状の改善がみられない場合、椎間板ヘルニアに対する手術療法が検討されます。 椎間板ヘルニアの代表的な手術法と、おおよその入院期間は以下の通りです。 手術名 入院期間の目安 PED法(経皮的髄核摘出術) 数日〜1週間程度 MED法(内視鏡下椎間板摘出術) 4〜7日間程度 LOVE法 2週間程度 脊椎固定術 1〜2週間程度 レーザー手術(PLDD) 1〜2日程度 ただし、すべての患者に手術が適しているわけではなく、年齢や体力、椎間板の状態、仕事への復帰時期などを踏まえ、主治医と相談のうえで慎重に判断することが重要です。 なお、入院や後遺症が心配な方は、手術を伴わない治療法の再生医療も選択肢の一つです。 詳しい治療法については、再生医療を専門とする当院「リペアセルクリニック」にお気軽にお問い合わせください。 【まとめ】椎間板ヘルニアから介護職への復帰は可能!再生医療も選択肢の一つ 椎間板ヘルニアを発症しても、適切な治療とリハビリを行い、職場と連携を取りながら段階的に復帰することで、介護職に戻ることは十分可能です。 再発リスクを抑えるためには、以下のようなポイントを意識しましょう。 腰に負担をかけない介助動作を身につける コルセットや福祉用具を上手に活用する ストレッチや体幹トレーニングを習慣化し、筋力と柔軟性を維持する 無理のないシフト調整や勤務形態を職場と相談する 症状が重い場合は手術の選択肢も検討する また、入院やメスを使う手術に抵抗がある方にとっては、再生医療という選択肢もあります。 幹細胞や血液成分を用いた治療は、身体への負担が少なく、再発予防も期待できます。 以下の公式LINEから再生医療の詳細について解説していますので、「手術は避けたい」「復職に向けて整えたい」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.11.03 -
- 手
- 再生治療
ドアノブを回す・重い物を持つ・パソコンを使うなど、普段何気なく行っている動作で手首に痛みがあるけど、「少しの痛みだから大丈夫」「そのうち治るだろう」と放置していませんか? その痛みはTFCC損傷(三角線維軟骨複合体)と呼ばれる症状の可能性があり、放置すると日常生活での動作において痛みの慢性化や可動域の制限といった症状に進行するリスクも。 TFCC損傷は日常生活の動作で悪化する可能性もあるため、早期発見・早期治療が重要です。 この記事では、TFCC損傷を放置するリスクや原因、幅広い治療選択肢について詳しく解説します。 「この手首の痛みは放っておいて大丈夫?」と不安を抱えている方は、ぜひ参考にして早期治療に努めましょう。 TFCC損傷を放置するリスク TFCC損傷を放置すると、以下のようなさまざまなリスクを引き起こす可能性があります。 痛みの慢性化・悪化 可動域の制限 手首の不安定感 変形性関節症への進行リスク 日常生活で安静にせず症状が進行した場合、手術が必要になる可能性があるため注意が必要です。 ただし手首を使う動作は日常生活で頻繁に行うため、安静にしていても症状が悪化する可能性があるので、少しでも痛みを感じた場合は医療機関を受診してください。 痛みの慢性化・悪化 TFCC損傷は軽い場合は自然に回復することもありますが、症状の程度によっては悪化するリスクがあります。 放置してしまうと、痛みの慢性化や手首の不安定感、動きの制限などの症状が現れることがあります。 とくに野球やテニスなどのスポーツをされている方は、手首に繰り返しかかる負荷が悪化の原因となるため、一時的な運動制限の検討が必要な場合も。 また、長時間のスマホ使用でも同じ動作を続けることで症状が悪化する可能性があります。 少しでも痛みを感じたら、無理な運動や長時間のスマホ使用は控えるようにしましょう。 可動域の制限 TFCC損傷は手首に繰り返し負荷がかかることで、以下のように動作の可動域が制限される可能性があります。 ドアノブを回す、ペットボトルのフタを開ける動作など マウス操作などのパソコン作業 フライパンを持つ、荷物を運ぶなど このような状態を放置すると痛みだけでなく、手首の柔軟性や機能が低下し、日常生活に影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。 少しでも痛みや動かしづらさを感じた場合は手首に負担がかからないようにし、早めに医療機関で受診してください。 手首の不安定感 TFCC損傷が悪化すると、以下のような手首の不安定感を伴う症状が現れることがあります。 手首の力が抜ける グラグラする 安定しない 具体的には物を持ち上げる際に手首がぐらつく、動作中に抜けるような感覚があるといった症状になります。 放置すると、周囲の靱帯や腱にも負担がかかり、痛みや炎症が広がる恐れも。 このような不安定感を感じた場合は、無理に動かさず、手首にテーピングやサポーターをして安静に保つことが重要です。 変形性関節症への進行リスク TFCC損傷を放置したまま手首に負荷をかけ続けると、関節内の軟骨や周辺組織に慢性的なストレスが加わり、手関節の変形性関節症(変形性手関節症)へと進行する可能性があります。 ただし、これは全ての患者さんに必ず起こるわけではなく、個人差や損傷の程度によって異なります。 また、保存療法を行っても症状が改善しない場合は、手術が必要なケースもあるので注意が必要です。 そのため初期の段階で治療を行い、症状が進行するリスクを減らすことが大切です。 TFCC損傷を放置すると保存治療が難しくなる可能性がある TFCC損傷は、軽症であれば日常生活で安静にしておくことや、サポーターの装着といった保存療法で悪化するリスクを軽減することが可能です。 しかし、放置すると症状が慢性化し、難治性のTFCC損傷へと進行する可能性があります。 難治性のTFCC損傷となってしまった場合、保存療法のみでは改善が難しく、手術が必要となることもあります。 TFCC損傷は症状が悪化する前に、早期治療を行うことが重要です。 TFCC損傷の原因は外傷と加齢 TFCC損傷は主に「外傷」と「加齢」という2つの要因で発生します。 外傷 ・転倒時に手をついた衝撃 ・自転車・交通事故での手首のひねりなど 加齢 時間の経過とともにTFCC組織が徐々に摩耗 外傷性の原因としては、転倒時に手をついた衝撃や、自転車・交通事故での手首のひねりなどが挙げられます。 とくに手首を強く捻ったり、手のひらを地面に強く打ち付けたりする動作が損傷を引き起こすことも。 年齢を重ねると組織の弾力性が低下し、修復能力も衰えるため、日常的な使用でも損傷リスクが高まります。 また、野球やテニス、ゴルフなど手首に繰り返し負担がかかるスポーツをしている方は、慢性的な使用による微細な損傷が蓄積して症状が現れることもあります。 TFCC損傷の症状 TFCC損傷の症状は手首の小指側の痛みで、腫れや可動域の制限、不安定感などがみられます。 痛みはドアノブや重い物を持ち上げるなどの動作痛があり、腫れの原因は損傷により炎症が起こるためです。 このように日常生活における動作や、腫れなどによる痛みがありますが、悪化した場合は安静にしていても痛みや不安定感が出ます。 TFCC損傷の治療方法 TFCC損傷の治療法として以下のようなものがあります。 保存療法 リハビリテーション 手術療法 再生医療 保存療法やリハビリテーションを行っても症状が改善しない場合は、損傷の種類や程度、患者さまの活動レベルなどを考慮して手術療法が検討されます。 保存療法 TFCC損傷の保存療法では、テーピングやサポーターの装着や、炎症を起こして腫れている場合などはアイシングを行います。 関節可動域訓練などもありますが、痛みや症状がさらに悪化する可能性があるため、医療機関の指導の下行うことが重要です。 まずは装具などで手首にかかる負担を軽減することを、保存療法では目的としています。 リハビリテーション TFCC損傷のリハビリテーションでは、理学療法士が患者の状態に合わせてプログラムを作成し、手首の機能回復を目指します。 手首の安定性を高めるトレーニングや関節可動域を回復させる運動などもあり、スポーツへの復帰や職場への復帰、日常生活に支障が出ないようなサポートが中心です。 また、自宅でも続けられるリハビリなども指導するため、長期的な回復や再発防止にもつながります。 手術療法 保存療法やリハビリテーションを行っても、TFCC損傷が治らず悪化してしまった場合や、TFCC損傷が深刻な状態の場合、手術療法を行います。 手術療法には、TFCC縫合術、尺骨短縮術があり、必要となるケースは損傷が重度の靭帯損傷や完全断裂、慢性的な痛みが続いている場合です。 手術後では理学療法士の指導の下、手首の腫れの抑制や可動域を徐々に広げていくなどのリハビリテーションが行われます。 再生医療 TFCC損傷の治療法として再生医療という選択肢があります。 人間の体には、損傷したり弱ったりしている部分を修復する働きがある幹細胞というものがあります。 再生医療は、幹細胞を体から取り出し培養、損傷部分に注入するという治療法です。 手術療法では身体への負担や回復までに時間がかかることがありますが、再生医療では手術を行わずに治療することが可能です。 【まとめ】TFCC損傷は放置せず早期治療を!まずは医療機関へ相談しよう TFCC損傷を放置すると、痛みの慢性化や手首の不安定感の進行に加えて、変形性関節症へと進行するリスクがあります。 日常生活のドアノブを回す動作やスマホ操作でさえ症状が悪化することも。 軽症なら保存療法で改善できますが、放置すると難治性となり手術が必要になることもあるため、早期治療を行うことが大切です。 治療としては、保存療法や手術療法の他に再生医療という選択肢もあります。 再生医療には、主に幹細胞治療とPRP療法があり、どちらも患者さま自身の幹細胞・血液を用いるため、副作用のリスクが少ないのが特徴です。 手術や入院を必要としない再生医療について、詳しく知りたい方は当院「リペアセルクリニック」で紹介している症例をご確認ください。
2019.11.02 -
- ひざ関節
- 再生治療
- PRP治療
膝の内側が痛い… それはもしかしたら鵞足炎かもしれません。 自己流でマッサージをして少しでも痛みを和らげようとするのは、逆に症状を悪化させてしまう可能性があるので注意が必要です。 本記事では「鵞足炎の痛みに自己流マッサージをするリスク」について詳しく解説します。 鵞足炎の症状を和らげるためにはマッサージが効果的ですが、自己流では逆効果になってしまうことがあります。 自己流マッサージのリスクを理解して、専門医や整体師の指導のもとで行いましょう。 鵞足炎を治療するには|セルフケアは効果的? 鵞足炎とは、ランニングやサッカーなどで過度な負担がかかり、鵞足部という膝の内側の部分に炎症を起こす病気です。 オーバーユース(使いすぎ)や、不十分なウォーミングアップ(準備)なども鵞足炎の引き金になります。 注意頂きたいのは鵞足炎は一度発症すると再発しやすい厄介な病気で、アスリートにとっては選手生命を脅かしかねない障害になります。 鵞足炎の治療法としては、主に安静やストレッチ、貼り薬、鎮痛剤の内服と併せ、整体師など専門の人にマッサージをしてもらうという方法が挙げられます。 ただ、マッサージでは痛みを和らげる効果を期待することはできますが、根本的に治療という意味では効果は期待できません。 鵞足炎の痛みに自己流マッサージはおすすめしない 鵞足炎による膝内側の痛みに自己流マッサージを行うリスクについて解説していきます。 自己流マッサージで症状が悪化する危険 痛みが緩和するまで安静にする 鵞足炎の予防にストレッチやマッサージは効果的 膝内側の痛みがある場合、なんとか自分でマッサージをして少しでも痛みを和らげたいと思うかもしれません。 自己流でマッサージには、どのような危険があるか理解しておきましょう。 自己流マッサージで症状が悪化する危険 マッサージによって鵞足炎の症状が悪化する危険があるため、自己流のセルフケアはやめた方が良いです。 鵞足炎の原因といえば、激しい運動やウォーミングアップ不足などスポーツ選手に多いイメージがあると思います。 しかし、膝周りの筋肉の疲労だけでなく「骨格の歪み」を原因として鵞足炎を発症する場合があります。 骨格の歪みによって不安定な状態で自己流マッサージをしてしまうと、逆に負担が増すようになり痛みが悪化することが多いです。 自己判断でマッサージをせずに必ず病院や整体院などで施術を受ける、もしくはアドバイスをもらうようにしましょう。 痛みが緩和するまで安静する 鵞足炎によって膝内側の痛みを感じる場合、痛みが緩和するまで安静にしましょう。 軽症の場合、膝を使う運動を控えることで数週間で炎症が治ります。痛みが強い時は、湿布を使用して炎症を抑えるのがおすすめです。 鵞足炎の急性期の痛みは「冷湿布」で炎症を抑え、慢性期の痛みは「非ステロイド抗炎症薬の湿布」で疼痛のコントロールをします。 湿布であれば何でも良いわけではないため、医師に相談して適切なものを処方してもらいましょう。 鵞足炎の予防にストレッチやマッサージは効果的 鵞足炎の予防や再発防止のために行うストレッチやマッサージは効果的です。 内転筋(太ももの内側)と大腿四頭筋(太ももの前側)のストレッチがおすすめです。 一度鵞足炎になったことがある方は、補強機能付きの膝サポーターも活用することで膝を安定させることができるのでおすすめです。 サポーターの種類や選び方は、以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。 再発を繰り返す鵞足炎には「再生医療」での治療がおすすめ 整体院などでマッサージをして、一時的には症状が改善したけれど、また鵞足炎を再発してしまった…。 このように何度も繰り返す鵞足炎にお悩みの場合、再生医療という選択肢も視野に入れてみるといいでしょう。 PRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で損傷した組織の修復を促すという再生医療があります。 PRPによる治療は、スポーツ選手が心配になるドーピングには指定されていないため、安心して治療を受けることができます。 何より、治療期間が短くて済むために、パフォーマンスを落としにくく、体に負担がかかりにくいといったメリットがあります。 まとめ・鵞足炎の痛みに自己流マッサージは悪影響!専門医の指導を受けましょう つらい痛みを伴う鵞足炎ですが、決して自己判断でマッサージなどをせず、必ず医療機関もしくは整体院などで施術を受けるようにしましょう。 自分でマッサージをする場合は、専門医や整体師の指導のもと、行うようにしてくださいね。 また、再発を繰り返す場合や痛みが改善しない場合は、再生医療という新しい治療法で鵞足炎を根本から治すという手段もあります。 自分にあった治療法を選択し、快適なスポーツライフを送りましょう。 PRP療法はアスリートに最適な方法です。詳しくは当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.10.31