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足首の捻挫、リハビリの前に行うRICE処理をご存知ですか?

足首の捻挫、リハビリの前に行うRICE処置をご存知ですか?

足首の捻挫と、リハビリについて

足首の捻挫は、どのようなスポーツでも起こるリスクがあります。また、スポーツだけでなく日常生活の中でもちょっとした拍子に起こることがあります。

身近なケガとしてよくある足首の捻挫ですが、どのような治療やリハビリを、どのくらいの期間行うのでしょうか?

今回は足首の捻挫のリハビリについて解説します。

足首をなでる

 

足首の捻挫はリハビリの前に、まずはRICE処置!

足首を捻挫してしまったら、まずは応急処置「RICE処置」を行います。この処置をするかしないかによって、予後が大きく変わってきます。処置の方法を覚えておき、必ず行うようにしましょう。

RICE処置は受傷初期から1~2週間行いますが、この期間に痛みや腫れが引いてくることが多いです。その後、状態を見ながらリハビリを開始します。

  • RICE処置とは
  • R(Rest):安静

  • 受傷した足首の靭帯を休ませ、新たな捻挫を起こさないようにします。安静といっても歩いてはいけないわけではなく、負荷をかけないようにします
  • I(Icing):冷却

  • 捻挫をして炎症を起こしている患部を冷やします
  • C(Compression):圧迫

  • 包帯やテーピングを用いて患部を圧迫します
  • E(Elevation):挙上

  • 炎症による腫れを防いだり、足首にたまった水を心臓に戻したりするために、足の下に枕を置くなどして拳上します。また、足首に水が溜まり、血流が悪くなると、捻挫の治りが悪くなってしまうので、安静の目的も含めて、包帯やテーピングを行うことがほとんどです。靭帯の損傷が重度の場合はギプスやシーネで固定することもあります。

足首の捻挫のリハビリについて解説します!

足首の捻挫は放っておくと後遺症を残すリスクがあり、捻挫を繰り返すことにもなりかねません。そうならないようにするために、またアスリートなどスポーツ復帰の前には、しっかりとリハビリをして完治させる必要があります。

RICE処置でご紹介したギプスやシーネでの固定の場合は、特に足首を動かさないように固定するため、リハビリ開始時には関節が硬くなっています。

関節が硬くなった状態でスポーツを再開すれば、ふんばりが効かず、再発しやすくなるなどの危険があるため、リハビリをして関節を柔らかくする必要があるのです。

リハビリは固定中からできます!

捻挫の原因となるような、足首を捻るような動きは避けることが大切ですが、固定している間でも足の指先は動かすことができます。固定中に指先を動かしておくのもリハビリの一環になります。

また捻挫が軽症の場合、包帯やテーピングを行いますが、無理のない範囲で足首の曲げ伸ばしは可能です。過度な安静は足首がかたくなる原因になるので、様子を見ながら動かすことが必要です。

どんなリハビリをするの?

足首の捻挫のリハビリは、足首の動きをよくすることや筋力強化をメインに行います。足首を内側に捻る動きが捻挫を起こしやすいため、リハビリ中にも注意が必要です。

リハビリはどのくらいの期間が必要?

軽症の場合は1週間ほどのリハビリになりますが、重症になるにつれてリハビリ期間は長くなります。

靭帯が完全断裂している場合は縫合する手術を行うこともあり、術後のリハビリも必要です。

まとめ・足首の捻挫、リハビリの前に行うRICE処置をご存知ですか?

足首の捻挫ではまずRICE処置を行い、その後状態に合わせてリハビリを開始します。捻挫でかたくなった関節の動きをよくし、捻挫の再発を予防するためにもリハビリは大切です。

リハビリは重症度によって期間が異なりますが、手術が必要な場合は長期間になることが多いです。

近年スポーツ医療で期待される再生医療では、幹細胞で損傷した靭帯を修復させるので治療期間を短縮できます。リハビリと併用することで、今までよりも早期のスポーツ復帰を目指すことが可能です。

重症の捻挫を起こしてしまった場合などは、再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。

 

監修:リペアセルクリニック大阪院

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