足底筋膜炎対策はマラソン選手なら必須?
最近、健康のためや趣味でマラソンに挑戦する人が増えているようです。これからマラソンに挑戦してみようかなと考えている人もいるでしょう。
しかし、マラソンに挑戦するのであれば、足底腱膜炎にならないように注意する必要があります。
ここでは、マラソン選手が注意すべき足底腱膜炎について紹介し、足底腱膜炎にならないための予防や対策について紹介します。
足底腱膜炎に悩むマラソン選手が多い理由
踵や土踏まずなど足の裏に痛みが生じる足底腱膜炎は、足の甲の骨を支えている足底腱膜に何度も大きな負荷がかかることによって発症します。
足底腱膜に何度も大きな負荷がかかるケースで代表的なのが、「走る」という動作です。走るときは地面に着地する度に足底腱膜は衝撃を受けますし、次の一歩を踏み出す際にも足底腱膜が引っ張られるため負荷がかかります。
そのため、長い距離を走り続けるマラソンは足底腱膜へ負荷をかけ続けることになります。
また、硬いアスファルトの上を走るので、かかる負荷は大きくなります。
このようなことが原因で、足底腱膜炎を発症し、その痛みに悩むマラソン選手が多いのです。
マラソン選手が足底腱膜炎を予防・対策するには?
マラソン選手は足底腱膜炎になりやすいので、普段から予防や対策をおこなうことが大切です。
硬いアスファルトを走ると大きな負荷がかかるので、トレーニングの時はできるだけ土や芝生を走るようにして負荷を軽減するのもおすすめです。
また、トレーニング後はふくらはぎや足裏をストレッチやマッサージなどでしっかりケアすることも大切です。
そして、何より重要なのが無理をしないことです。痛みが生じる時は走る距離を減らしたり、走るのを控えたりして、回復を優先させましょう。
トレーニングで足底腱膜への負担を軽減する
マラソン選手が足底腱膜炎を予防したり、悪化させないようにするためには正しいフォームで走ることが大切です。
フォームのバランスが悪いと着地や踏み出す際に重心がズレるため、足底腱膜に余計な負荷がかかってしまいます。
ただし、いくら正しいフォームを意識していても着地や踏み出す際の筋力が不足していると重心がズレてしまいます。すると、正しいフォームで走ることができないので、スクワットやランジなどのトレーニングで足の筋力をつけ、足底腱膜炎の予防や対策につなげていきましょう。
まとめ
足底腱膜炎に悩むマラソン選手が多い理由や、予防・対策法について紹介しました。
長い距離を走り続けるマラソンは足底腱膜炎になりやすいので、しっかりとケアをおこなうようにしましょう。
また、近年はスポーツ医療も発達し、症状に応じた治療を受けることができます。足裏の痛みが治まらないという人は我慢せず、医療機関に相談することをおすすめします。