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腱鞘炎はどれくらいで治る?手・足ごとの原因や治療法について解説

公開日: 2019.12.29
更新日: 2025.02.09

腱鞘炎は手や足を使いすぎることで、腱や腱鞘部分に炎症が起こる疾患です。

治療期間は、症状の程度によって数週間から数カ月と個人差がありますが、腱鞘炎はどれくらいの期間で治るのか気になる方もいるでしょう。

本記事では、腱鞘炎の治療期間や治療方法について詳しく解説します。

この記事を読むとわかること

腱鞘炎になる原因や治療方法を確認し、早いうちから治療を始められるようにしましょう。

腱鞘炎の治療期間について【どれくらいで治る?】

腱鞘炎の治療期間は、一般的に数週間から数カ月ですが、重症の場合は半年程度かかる場合もあります。腱鞘炎は手や足を使いすぎると発症する疾患ですが、部位や症状の程度によって治療期間が異なります。

症状の重さと治療方法の相性で治療期間が変わる場合もあるため、早いうちから適切な治療を開始することが大切です。

症状が慢性化しないように、腱鞘炎になったときは手や足を休めることを意識しましょう。

手の腱鞘炎

手の腱鞘炎の治療期間は、一般的に数週間から数カ月ですが、重症の場合は半年程度かかる場合もあります。

治療をせずに手を休ませているのみの場合は、治るまでに時間がかかる傾向があります。手は日常生活で多く使う部位であり、使わないように注意していても無意識に使ってしまうことがあるためです。

軽症の腱鞘炎は安静にすることで症状の改善が期待できるため、痛みが出現したらすぐに手を休ませましょう。

足の腱鞘炎

足の腱鞘炎の治療期間は、一般的に数週間から数カ月です。

腱鞘炎の程度によって治療方法や治るまでの期間は異なりますが、完治するまで足を休ませることが大切です。足の腱鞘炎の治療期間中は、足に負担がかからないように固定して過ごします。

足の腱鞘炎が治らず、治療期間が長くなってしまうと日常生活に支障をきたすだけでなく精神的な負担も大きくなるため、できるだけ安静にしましょう。

腱鞘炎が慢性化した場合の治療方法

腱鞘炎が慢性化した場合、以下の治療法が検討されます。

腱鞘炎が慢性化した場合の治療法

・テーピングでの固定

・サポーターの使用

・ステロイド注射

・体外衝撃波治療

・外科的手術

・再生医療

症状の軽い腱鞘炎は、湿布や塗り薬、テーピングなどを使用することで改善が見込めます。

腱鞘炎の痛みを軽減する方法の1つに、ステロイド注射がありますが、ステロイドはリスクも高いため多用はできません。

リスク・副作用の例

・注射部の痛みや腫れ

・感染症のリスク増加

・皮膚が薄くなる

・糖尿病

・骨粗しょう症 

ステロイド注射により腱鞘炎の症状がよくなったとしても、同じ生活習慣を続けていると再発する可能性があるため注意しましょう。

慢性化してしまった腱鞘炎は、体外衝撃波治療や外科的手術など、患部に直接アプローチする治療法も有効です。

腱鞘炎の治療として近年注目されている再生医療は、炎症を起こした患部の機能回復に効果が期待できる治療法でスポーツ医療の領域でも大きく貢献しています。

腱鞘炎の原因は?

腱鞘炎の原因の多くは、手や足の使いすぎ(オーバーユース)です。

仕事や運動などで同じ動作を繰り返すことが多い人は、腱鞘炎のリスクが高く注意が必要です。手や足に少しでも違和感を覚えたら、しっかりと休息をとりましょう。

手の場合

手の腱鞘炎の原因で多いのは、手の使いすぎです。仕事や趣味などで手を酷使したり、同じ動作を繰り返したりすることで、手の腱鞘炎になるリスクが高まります。

手の腱鞘炎は、掌(てのひら)や指、手首などさまざまな部位に炎症が起こります。手の一部が動かしにくくなったり、痛みを感じたりした場合は、手の腱鞘炎を疑いましょう。

足の場合

足の使いすぎやサイズの合わない靴の使用は、足の腱鞘炎を発症する原因になるため注意が必要です。

サイズの合わない靴を使用していると、歩行時に足が地面にしっかりと着地せず、腱の圧迫が起こります。

腱の圧迫により腱と腱鞘に強い摩擦が生まれ、腱鞘炎を発症します。

腱鞘炎の治療方法

腱鞘炎の治療方法は、部位や症状の程度によって異なります。腱鞘炎の痛みが出現しているときは、なるべく安静にすることが大切です。

効果のある治療をしても、手足を酷使していてはなかなか治りません。無理に動かして悪化することのないように注意してください。

手と足の腱鞘炎の治療方法について確認し、症状の悪化を防ぎましょう。

手の腱鞘炎

手の腱鞘炎の治療方法は、以下のとおりです。

手の腱鞘炎の治療方法

・患部を安静に保つためにテーピングや湿布をする

・痛み止めとして塗り薬や内服薬を使用する

・痛みが強い場合は患部にステロイド薬を注射する

・注射でも効果がない場合は、腱鞘を切開する手術を行う

手は日常生活でよく使う部位であり、腱鞘炎を発症する人が多いため注意が必要です。腱鞘炎の程度に合わせて、適切な治療方法を選択しましょう。

足の腱鞘炎

足の腱鞘炎の治療方法は、以下のとおりです。

足の腱鞘炎の治療方法

・アイシングをする

・テーピングやサポーターで固定する

・湿布薬を貼る

・痛み止めを使用する

・ステロイド注射を行う

・体外衝撃波治療を行う

・外科的手術を受ける

足の甲に痛みが生じる腱鞘炎は、足首やふくらはぎ、太ももの使い方も大きく関係しています。足の腱鞘炎になった場合は患部を安静に保ち、足全体に負担をかけないように意識しましょう。

腱鞘炎の重症度チェック|やってはいけないことは?

腱鞘炎が悪化すると、日常生活に支障をきたすような症状が現れる場合があります。

以下の症状に該当する場合は、腱鞘炎が重症化している可能性があるため、早めに医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。

腱鞘炎の重症度チェック

・患部が腫れて、熱を持つ

・手足が動かせないほど痛くなる

・手足に麻痺やしびれがある

・動かすとカサカサ音が鳴る

・指の曲げ伸ばしができなくなる

上記のような症状が現れた際にやってはいけないことは、患部の無理な曲げ伸ばしです。

症状がある部位を無理に動かすと患部の痛みや腫れが増強し、治るまでの期間が長引く可能性があります。

腱鞘炎が重症化して慢性的に痛みを感じる場合は、治療法の一つに再生医療という選択肢もあります。長期間の入院や手術を必要とせず、治療期間の短縮を目指せる再生医療をぜひご検討ください。

スポーツ外傷は⼿術しなくても治療できる時代です。

【まとめ】腱鞘炎が長い間治らずお困りの方は再生医療もご検討ください

腱鞘炎が長い間治らずお困りの方は、再生医療をご検討ください。再生医療は入院や手術なしで早期回復に期待できる、腱鞘炎の治療法です。

腱鞘炎の治療は、症状の程度に合わせて段階的に行われます。腱鞘炎になって数日間手足を休めていただけで治る人がいる一方、数カ月間治療を続けている人もいるのが現状です。

再生医療により腱鞘炎の症状が緩和すれば、仕事や趣味などの活動に早く復帰できる可能性があります。

腱鞘炎でお困りの方は、再生医療の専門クリニックである当院へご相談ください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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