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肩の石灰化に有効なストレッチ3選!運動療法で症状改善を目指そう

公開日: 2020.05.24
更新日: 2025.04.28

肩の石灰化は腱板と呼ばれる腱の中にカルシウムが蓄積して痛みを伴う疾患です。急激に強い痛みが伴うことから多くの方が悩まされています。

そんな肩の石灰化の痛みを改善するには、ストレッチによる運動治療が有効です。

本記事では、効果的なストレッチ方法を3選紹介します。症状改善と日常生活の質向上を目指すためにもぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むとわかること

  • 肩の石灰化に運動治療が有効な理由
  • 肩の石灰化に有効なストレッチ

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肩の石灰化に運動治療(ストレッチ)が有効な理由

肩が石灰化している場合、夜中に肩の痛みで目が覚める・腕を動かすと痛みがある・腕を動かせないといった症状があります。

肩の石灰化に有効な治療法は多数存在しますが、そのなかの ひとつに運動療法によるストレッチが挙げられます。

ストレッチは石灰化を起こしている肩周辺の筋肉をほぐし、可動域を広げる効果があります。

この項目では、そもそも肩の石灰化とはどういった疾患なのかを具体的に解説した上で、運動治療の目的を紹介します。

肩の石灰化(肩石灰沈着性腱板炎)とは

肩の石灰化とは、体内の余分なリン酸カルシウムが肩関節の動きを安定させる役割のある腱板の周囲に沈着して硬くなってしまうことです。

沈着する初期のリン酸カルシウムはミルク状ですが、徐々に練り歯磨き状・石膏状へと硬くなっていきます。

この石灰化したものを身体が異物と認識し、攻撃することで腱板が炎症を起こします。また、硬くなり膨れ上がった石灰が腱板を突き破ることで、激しい痛みが生じます。そうした症状を、石灰沈着性腱板炎と言います。

運動療法の目的

石灰沈着性腱板炎は、発症してから1週間から4週間の急性期に強い痛みが生じます。よって急性期は保存療法で安静を保ち、強い痛みが落ち着いてから運動療法を開始します。

運動療法は、ダメージや運動不足によって硬くなった筋肉や関節をほぐすことを目的とし、痛みの緩和や関節の可動域を広げる効果があります。

また、肩の石灰化に対して運動療法を行う場合は、痛みが強くならないよう注意しなければなりません。無理して運動してしまうと症状が悪化してしまいます。

肩の石灰化に有効なストレッチ3選

肩の石灰化に運動治療が有効な理由を確認いただいたところで、さっそく有効なストレッチ3選を紹介します。

ストレッチは、空き時間を利用しながら手軽にできる運動療法です。確認し次第実践してみましょう。

タオルを使ったストレッチ

  • タオルの両端を両手で持って、上下に動かす
  • タオルの両端を両手で持って、腕を真上に挙げた状態でゆっくり左右に動かす
  • 両腕を下げて体の後ろでタオルの両端を持ち、その状態で左右に動かす

※いずれも繰り返し行います

硬くなってしまった筋肉や関節をほぐすイメージで行います。強い痛みが出る場合は、無理をせず中止してください。

肩の後ろを伸ばすストレッチ

  • 横向きで寝る(ストレッチを実施する肩が下になるよう)
  • 下側の腕を肘から直角に曲げる(腕は肩と並行になるよう真横に向ける)
  • 曲げている肘の手首を上側の手でつかむ
  • 手首を腹部側に徐々に倒す(床につけるように)

上記は、肩の後ろを伸ばすのに効果的なストレッチです。就寝前など、寝転んだついでに実践できるお手軽なストレッチとなっています。

インナーマッスルストレッチ

  • 床や背もたれのない椅子に座る
  • 伸ばす方の腕を下から背中に回す
  • 棒やタオルを持ったもう一方の腕を上から背中に回す
  • 棒やタオルを両手で持ち、上に回した腕で伸ばす腕を引き上げる

上記ストレッチは、棒やタオルといった引っ張れるものを使用します。

お互いの腕を上下に分けて背中に回し、伸ばす側の腕を引っ張るイメージです。

適切なストレッチで肩の石灰化を緩和しよう

肩の石灰化に対して運動療法は有効ですが、間違ったタイミングや方法でおこなうとかえって悪化を招いてしまいます。自己判断で運動したり自己流の運動をしたりせずに、医師や専門家のアドバイスをきちんと受けた上で正しく行いましょう。

また、手術を伴わない療法として再生医療が近年注目を集めています。肩の痛みにお悩みの方は再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。

肩の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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