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肩腱板部分断裂の治療!手術療法と保存療法!どちらにも大切なリハビリについて

公開日: 2019.10.01
更新日: 2024.11.19

肩腱板部分断裂の治療!手術療法と保存療法!どちらにも大切なリハビリについて

腱板部分断裂の治療法としては、手術療法と手術をしないで症状を緩和させ、経過を観察していく保存療法がありますが、どちらの場合もリハビリが重要です。

ここでは、肩腱板部分断裂のリハビリの目的、どのようなタイミングで行うと良いのか、また、具体的にはどのようなリハビリを行うのかについて紹介します。

肩が痛い男性

肩腱板部分断裂のリハビリの目的とは?

肩腱板部分断裂になると、肩や腕を思うように動かすことができなくなる、痛みが生じるなどといった症状が出ます。そうなると、腕や肩を極力動かさないようにしようと考える人が多いと思います。

しかし、腕や肩をほとんど動かさず、使わない状態が続くと関節の可動域に制限がかかったり、筋力が低下したりします。すると、余計に患部に負担がかかりますし、思うように動かせなくなったりしてしまいます。

このようにならないようするために必要なのが、リハビリです。

リハビリをすれば肩腱板部分断裂が治る?

残念ながら、リハビリをしても肩腱板部分断裂が治るわけではありません。リハビリは、症状の悪化を防ぐことや、緩和させることを目的として行います。

肩腱板損傷の治療

肩腱板部分断裂のリハビリはどんなタイミングでどのようなことをするの?

肩腱板部分断裂のリハビリをするタイミングは、痛みが落ち着いている時です。

腕や肩を動かしていないのに痛みがある場合は、炎症を抑えることが優先になるので、薬や湿布などで炎症対策をして、まずは安静にしましょう。

また、リハビリをする時は腱板に直接アプローチするのではなく、周辺の筋肉や関節包、じん帯などを柔らかくするためにリラクゼーションやストレッチを行います。

リハビリによって肩腱板周辺が柔らかくなり、可動域が広がることにより患部への負担も減って、症状の緩和につながることが期待できます。

肩腱板部分断裂の手術後のリハビリについて

肩腱板部分断裂を治すために手術をするケースもありますが、手術を受けた場合も術後のリハビリが必要になります。

リハビリは一般的に手術後 3 週間後くらいから開始しますが、断裂部分が大きい場合は 6 週間くらい経ってから開始するケースもあります。

術後 3 週間くらいは安静期間で患部を固定しているので、関節可動域がかなり狭くなっています。ですから、まず、2~3ヶ月を目安に可動域を取り戻すリハビリをします。

可動域が戻ってきたら運動機能を回復させるためのリハビリを 4 か月から半年を目安に行い、日常生活に支障が出ないレベルを目指します。

まとめ・肩腱板部分断裂の治療!手術療法と保存療法!どちらにも大切なリハビリについて

肩腱板部分断裂のリハビリについて紹介しました。

肩や腕が思うように動かせなかったり、痛みが生じたりすると動かすべきか安静にしておくべきか悩むところですが、痛みがある場合は、まずは痛みのある部分を動かさないように安静にして、医療機関を受診しましょう。

そして、肩腱板部分断裂のリハビリは、適切なタイミングで、適切なリハビリを行うことが大切ですから、医師の指示通りに従ってくださいね。

 

監修:リペアセルクリニック大阪院

こちらも併せてご参照ください
https://africatime.com/topics/4176/

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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