-
- 再生治療
- 肝疾患
- 幹細胞治療
疲れた肝臓の機能が回復する期間は?肝硬変も時間をかければ回復するのか? 「肝臓が疲れている」というフレーズを耳にしたことがある人は少なくないと思います。 肝機能が低下している状態を「肝臓が疲れている」などと表現しますが、疲れてしまった肝臓は休ませてあげたいですよね。しかし、肝臓はどのくらいの期間で回復するのでしょうか。 今回は、低下した肝機能が回復するまでに必要な期間について解説します。 肝臓が回復するまでの期間と肝臓の状態 肝臓の機能が回復するまでに必要な期間については、個人の肝臓の状態によって大きく違いがあるのです。 例えば、飲酒により一時的に肝臓が疲れている状態であれば、2日間の禁酒期間を設けることで肝臓は回復するといわれています。 一方で、慢性肝炎を放置して「肝硬変」になっている場合だと、いくら期間を設けても肝機能が回復することはありません。 極端な 2 例を挙げましたが、このように肝臓の回復に必要な期間および回復するかどうかについては、肝臓がどの程度のダメージを受けていて、どういった状態になっているかによって左右されるのです。 肝硬変は治らない? では、いくら期間をおいても肝臓の機能が回復しない「肝硬変」は、いわゆる「不治の病」ということなのでしょうか? 一般的な疲労やケガは、適切な状態を保っていれば、しばらくすれば元の状態まで回復することが多いです。 肝臓も、脂肪肝などの肝疾患がなければ数日~数週間の休息期間を設けることで回復することが多いですが、肝硬変にまで進行している場合は別になります。 肝硬変は、慢性肝炎などを原因として肝細胞が破壊され、修復を繰り返すことで肝細胞が線維化して肝臓が硬くなってしまう病気です。この状態は自然に治ることはなく、治療方針も肝炎に対する治療と、肝機能低下や合併症リスクを減らすための食事療法や運動療法が中心となります。 根本的な肝臓の問題改善につながる可能性がある「再生医療」 従来の肝硬変の治療法では、症状の進行と合併症の発症を防ぐ治療方針が中心でしたが、その常識を覆すかもしれない治療法が「再生医療」です。 再生医療では、壊れた組織を修復する働きをもつ「幹細胞」を利用することで、硬くなった肝臓を修復して肝機能を回復させられる可能性があります。 また、肝硬変にまで至っていないものの、脂肪肝などで肝機能が低下している場合も、再生医療を利用することで回復までの期間を短縮できる可能性があるのです。 「可能性がある」と言っているように、再生医療は 100 %肝機能を改善できるとは限りませんが、治らない肝臓を回復させることができる光明を見出せる治療法であるとして注目されています。 まとめ・疲れた肝臓の機能が回復する期間は?肝硬変も時間をかければ回復するのか? 普段から肝臓を労わっていれば、少し疲れた程度なら数日の期間で回復しますが、慢性的に肝臓が疲れていると肝疾患になってしまいます。そうなると、回復に時間がかかる、あるいは自然回復しない状態に陥ってしまう可能性があります。 再生医療は、肝臓の回復を手助けできる可能性がある治療法です。肝機能の低下に悩んでいる人は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。ご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
- 免疫細胞療法
運動すると風邪をひく!運動と免疫の関係と免疫細胞療法について 世の中には「運動すると風邪をひく」という方がおられ、そのことに悩んでいる人も少なからずおられます。 運動は健康に良さそうなイメージがありますが、実は運動と風邪のひきやすさには密接な関係があります。 今回は、運動すると風邪をひく原因について解説します。 運動すると風邪をひくというのは本当か? 運動すると風邪をひくということはあります。 これは、「激しい運動をしている」ことが原因であると考えられます。 運動は、適度なら身体に良いのですが、多すぎた場合、少なからず体に「ストレス」を与えてしまい、ストレスは免疫力を低下させる原因の1つなのです。 免疫力が低下する 実際に行われた研究の結果、運動の強度が激しいほどに免疫力が低下してしまうことがわかっています。 免疫力とは簡単に言えば「病気になりにくさ」のことであり、風邪のような感染症は免疫力の高さによってなりやすさが大きく左右されるのです。 つまり、運動すると風邪をひく人というのは、日ごろから自身にとって激しいレベルの運動をしているということになるのです。 適度な運動なら免疫力は高まる 運動すると風邪をひくのであれば「運動しなければいい」と思われるかもしれませんが、実はそれは、それで大きな間違いです。 運動は運動でも「適度な運動」を心がければ、むしろ免疫力は高まり、風邪をひきにくい体作りに寄与するからです。 同じく過去の研究結果において、運動頻度と風邪の関係について調べた結果、運動日数が多いほど風邪をひく日数も少なく重症度が低いという結果になっているのです。 免疫を高める適度な運動 ここで重要なのは「適度な運動が、どんな運動なのか?」ということでしょう。 これについては個人差がありますので一概には言えませんが、無理のないレベルの有酸素運動(ウォーキングやランニングなど)を継続するのが、一般的に適度な運動であるとされています。 もし、運動することで精神的にもストレスを感じているのであれば、それは適度な運動の水準を超えている可能性が高いです 免疫力を高めるためには運動日数も少なからず関係するため、無理なく継続できる程度の運動を心がけ、少しずつ日数や1回あたりの運動時間などのレベルを上げていくことをおすすめします。 免疫細胞療法でより積極的に免疫力を高める 運動すると風邪をひくことについては、免疫力や運動能力などの個人差があります。 そのため一概には言えませんが、やはり日常生活にも支障をきたす可能性が高いのではないでしょうか。 適度な運動を無理なく継続するためにも、基本的な免疫力を高めることは重要なことです。 それに寄与するのが、免疫細胞を培養して体内に戻すことで免疫力を高められる「免疫細胞療法」です。 「がん」のリスクを下げる効果も期待されており、運動すると風邪をひく人にとっては「生活の質」を高めるのに大きく寄与するのではないでしょうか。 まとめ・運動すると風邪をひく!運動と免疫の関係と免疫細胞療法について 運動すると風邪をひくのは、激しい運動をしている可能性が高いですが、軽度な運動でも風邪をひいてしまうのであれば基本的な免疫力が低下していることが疑われます。 さまざまな方法で免疫力を高められますが、より積極的に免疫力を改善したいのであれば免疫細胞療法を受けるという方法もあります。 免疫力を高めたい人は、免疫細胞療法を検討してみてはいかがでしょうか。当院でも免疫細胞療法を行っています。興味がある、詳しくお知りになりたい場合はお気軽にお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
- 再生治療
- 肝疾患
- 幹細胞治療
肝硬変を治す方法!再生医療は低下した肝機能を改善へと導く新たな治療法 病気の治療には「病気の原因を根本的に治療する方法」と「病気の進行や症状の発生を抑えることが目的となる治療」の 2 種類があります。 では、「肝硬変」を根本的に治す方法はあるのでしょうか。 今回は、肝硬変を根本的に治す方法について解説します。 こちらもご参照ください 肝硬変を治すことはできるのか? 結論から述べますと、従来の医療技術では肝硬変を根本的に治す方法はない!とされていました。 そもそも「肝硬変を治す」という意味について論じる必要もあるのですが、ここでは「肝硬変が治る=肝臓が元の状態に戻る」と定義しておきます。 肝硬変という病気は名前の通り「肝臓が硬く変質する」という状態なのですが、その原因は慢性肝炎などを原因として肝細胞が修復時に線維化し、それが蓄積することで肝臓が硬く小さくなってしまうのです。 この状態を放置すると肝臓を流れる血流が滞ることになり、そうなると、さまざまな全身疾患の合併症リスクを高めることになります。最終的に「肝臓がん」に進行してしまいかねない可能性があります。 一般的な「ケガ」であれば適切な治療を施せば自然に治るものですが、硬くなってしまった肝臓を自然に元の状態に戻すことができないのです。 ということは、肝硬変を治すことは不可能なのでしょうか?! 従来の肝硬変の治療方針 肝硬変を治す方法がないとしても、医療機関で肝硬変であると診断されれば、以降、その時点で適切と思われる治療を継続していくことになります。 肝硬変が治せないとすると、その治療は何を目的とするのでしょうか? それは「これ以上、肝機能を低下させず、合併症のリスクを減らす」ということが基本的な治療方針となります。 例えば「食事(栄養)」に関しては、バランスの良い食事を心がけながら患者さんの健康状態に応じてタンパク質やエネルギー不足に注意します。 そのほか、原因疾患の治療や運動療法などを継続することで肝機能の維持に取り組みますが、これを継続しても自然に肝機能が改善されることはありません。やはり、肝硬変を治すことは難しいのでしょうか? 肝機能の改善に役立つ!再生医療という可能性 これまで「治す方法がない」とされてきた肝硬変ですが、実は注目の新しい治療方法があります。それが「再生医療」という先端医療です。この治療方法なら肝硬変を根本的に治療できる可能性があります。 再生医療は、文字通り、再生させる医療です。仕組みは、幹細胞という誰の身体の中にもあり、さまざまな細胞に変化しながら組織を修復する細胞を利用すします。この幹細胞を用いることで肝臓を修復し、低下した肝機能を改善へと向かわせることを期待する治療法です。 治療の結果には個人差がありますが、合併症や肝機能低下といった恐怖から解放されるなどの効果を期待することが可能な方法です。 肝臓疾患への再生医療は、今まで「完治しない」といわれていた症状を根本的に改善できる可能性がある画期的な治療法です。 再生医療が肝硬変の改善に新たな道筋を付けたということです。 まとめ・肝硬変を治す方法!再生医療は低下した肝機能を改善へと導く新たな治療法 従来は治す方法がないとされていた肝硬変ですが、再生医療には肝硬変を治し、症状を改善できる可能性があります。 もちろん100%効果があるというわけではありませんが、可能性を見出せるだけでも十分に画期的な治療法であるといえるでしょう。 肝硬変や肝臓疾患による症状に悩んでいる人は、一考の価値ある治療法として検討してみてはいかがでしょうか。再生医療は可能性に満ちた治療方法です。興味があれば当院にお問い合わせください。ご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19 -
- 肩
- 再生治療
肩が痛い上がらない!原因と治療、病院は何科を受診すべきか? 急に肩が上がらなくなった!腕を上げると肩に強い痛みがある!ズキズキとした痛みで寝れない、こんな状態になると不安になられて当然です。 なぜ痛むのか?なぜ腕が上がらないのか?で、どうすれば良いのか?その原因と治療のため、病院に行くべきなのか、整体やマッサージで良いのか?迷われることでしょう。 できるなら最初、病院でしっかりと検査され、診断を受けられることをお勧めします。では「肩が痛い」「肩が上がらない」場合、病院で何科に行けばいいのか?ということもあると思います。 今回は、肩が痛む、肩が上がらないときには様子を見るか、病院に行くべきなのか?その際、何科を受診すればよいのかについて解説してまいりましょう。 肩が痛くて上がらない!この症状は四十肩か五十肩?はたまた肩腱板断裂? 肩を上げると痛みが走る、もしくは腕を上げると肩に強い痛みが起こるという場合は、体に何らかの異常が生じているサインです。 四十肩・五十肩だろうと思っていたら、肩腱板が損傷していたり、もしかすると断裂している可能性もあって、そうなると手術の可能性も考えられるのです。 そのため「肩(腕)が上がらない」「肩が痛む」という症状があるなら自己判断で「そのうち治るだろうと」放置せず、早めに病院を受診することをおすすめします。 前途のように、見た目だけでは原因が分からず、検査が必要なことがあるからです。 病院では何科を受診すればよい? 病院の何科を受診すればいいの?今回のように、肩が上がらない、肩が痛む場合は、まずは整形外科を受診することをおすすめします。 検査をしてみて他に原因がある場合は、他の科を紹介してもらえます。あなたがスポーツをしている場合は、スポーツ障害を扱っている病院を受診するという方法もあります。 肩が痛む、上がらない ・病院の整形外科を受診 ・他に原因がある場合は他科の紹介も可能 ・アスリート、スポーツ選手は、スポーツ障害を扱う病院もある 肩が上がらない!手術を避ける新たな治療法の選択 肩が上がらない状態が続くと手術を検討することがあります。スポーツをしているなら肩が上がらないと、思うようなパフォーマンスを発揮することが難しくなるなど復帰が難しくなるかもしれません。 ただ、治療とはいえ、手術をするとなれば、その成否はもとより、患部にメスを入れることになり、復帰までの期間が延びてしまい、その間はトレーニングもできなくなる可能性もあります。 手術を受けるべきか?!悩ましいところです。 しかし近年、身体への負担が少なく、治療期間も短くて済む【再生医療】という選択肢があります。アスリートにとって朗報ですが、自由診療となり、健康保険が使えない点で検討が必要です。 再生医療は、「肩が上がらない」という場合の治療法としても、もちろん有効ですがスポーツ医療の分野でも大きな注目を集めています。 実際、有名なスポーツ選手が再生医療による治療によって短期間で復帰を果たしています。再生医療では、自分の細胞からとった幹細胞を患部に注射し、損傷した腱板を修復するという治療法が用いられます。 注意点としては、再生医療は新しい治療方法、先端治療法なので、一般的な病院で受けることができません。厚生労働省から認可を受けて再生医療を提供しているクリニックなどでの受診が必要です。 当院も厚生労働省から認可を受けて日本でもトップクラスの症例数がございますので、もしもお悩みなら、お気軽にご相談ください。親切丁寧にご説明させて頂きます。 再生医療 ・これまでできるようになった先端医療 ・手術を避けることができ、入院も不要 ・一般的な医療機関で受けることができない ・厚生労働省から許可を得た再生医療専門のクリニックを受診する必要性 まとめ・肩が痛い上がらない!原因と治療、病院は何科を受診すべきか? 肩が上がらないときに病院を受診するか、何科に行くべきか悩む人は多いと思います。基本的には、症状があるときには、原因究明、治療のためにはレントゲンやMRI、エコーなど検査が必要です。 すでに肩に何らかのトラブルが起きている可能性がありますから、なるべく早く医療機関、整形外科を受診しましょう。 早めの受診が早期治療につながり、その分、治癒も早まります。また、手術にかわる新たな治療法として再生医療という治療法も期待されています。 肩が上がらない、スポーツに復帰したい、早く治したいという方は、整形外科はもちろんですが、再生医療についても検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19 -
- 肩
- 再生治療
20代でも腕を上げたときの肩の痛みに悩む方は少なくありません。実は、20代でも四十肩や腱板損傷といった症状が起こる可能性があります。 この記事では、20代で肩に痛みが生じる主な原因や、症状に合わせた具体的な治療法について詳しく解説します。肩の痛みに悩む方が症状を改善し、快適な生活を取り戻せるよう役立つ情報をお届けするので、ぜひ最後までご覧ください。 【20代】腕を上げると肩が痛い原因とは? 20代でも腕を上げたときに肩が痛むのは珍しくありません。 具体的に腕を上げると肩が痛い原因として考えられる2つの理由について解説します。 ・四十肩・五十肩(肩関節周囲炎) ・腱板損傷 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎) 四十肩や五十肩の正式な病名は「肩関節周囲炎」です。 肩関節には骨・軟骨・靭帯・腱板・関節包など多くの組織が存在します。肩の酷使や加齢などが原因で組織が衰え、炎症が起こると肩関節周囲炎になります。 腕を上げる際の痛みや可動域の制限により、日常生活での動作に支障が出るのが特徴です。 加齢が原因の場合が多いですが、はっきりとした誘因がわかっていない部分もあり、20代や30代でも発症します。 腱板損傷 ケガやスポーツなどによって肩を使い過ぎると起こるのが、腱板損傷です。腱板は肩関節にある腱を指します。 肩をぶつけたり転んで手をついたりしたときに肩に負荷がかかると腱板が断裂してしまいます。痛みを伴うパターンや痛みはないものの肩が上がらないなど、症状は人それぞれで、20代でも発症するため注意が必要です。 腱板損傷は、特に肩や腕をよく動かすスポーツで起こるリスクが高く、スポーツ外傷のひとつです。 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)と腱板損傷の違い 腕が上がらないと言えば四十肩・五十肩をイメージする人もいるでしょう。 四十肩・五十肩で腕が上がらなくなるケースは多いです。しかし四十肩・五十肩の原因は本来柔らかくて伸びがある関節がかたくなってしまう点にあります。また、痛みが強すぎて動かせないケースもあります。 腕が上がらない理由は異なりますが、肩関節周囲炎か肩腱板損傷かを自分で判断するのは難しいです。 腕を上げると肩が痛いときの治療法 腕を上げると肩が痛い場合、症状に応じた治療法が必要です。ここでは、薬の服用、リハビリテーション、外科手術の方法や効果について解説します。 薬の服用・リハビリテーション 薬の服用は、痛みや炎症を抑えるための基本的な治療法です。 消炎鎮痛剤や筋肉の緊張を和らげる薬の使用により、症状の緩和を図ります。一方、リハビリテーションは肩の可動域を回復し、筋力を強化することを目的としたものです。ストレッチや肩周辺の筋肉を鍛えるエクササイズを通じて、再発防止や長期的な改善を目指します。 外科手術 外科手術は、重度の肩の痛みや機能障害が続く場合に検討される治療法です。 四十肩や腱板損傷が原因で、薬やリハビリでは改善が見られない場合に行う治療です。具体的な手術内容には、内視鏡による肩の掃除(関節鏡手術)や、腱板の修復手術などが含まれます。 手術後はリハビリが必要で、肩の可動域と筋力を回復させるためのトレーニングを行うのが一般的です。 20代の肩痛みは医療機関の受診がおすすめ 肩の痛みや可動域制限は、四十肩・五十肩や腱板損傷など、さまざまな原因が考えられます。放置すると症状が悪化し、日常生活に支障をきたす可能性もあるため、まずは医療機関の受診が必要です。 治療法としては薬の服用、リハビリテーション、外科手術が挙げられますが、手術のリスクを避けるための再生医療も選択肢のひとつです。 腱板損傷の治療では、幹細胞を使った再生医療により症状を改善できます。効果に個人差はありますが、高い確率で痛みが軽減します。再生医療による治療をご検討の際は、ぜひリペアセルクリニック大阪院へご相談ください。
投稿日:2024.11.06 -
- 肩
- 腱板損傷
- 再生治療
腱板損傷の原因、症状や治療法!リハビリと手術後の復帰期間について 腱板損傷は、スポーツだけでなく日常生活の中でも起こり得るケガの1つですが、どのような治療法があるのか、手術しないと治らないのかなど気になる方も多いのではないでしょうか。 今回は、腱板損傷の原因や治療法、手術しないでも治るのかどうかについて解説します。 腱板の特徴と腱板損傷の原因や症状、治療法について 腱板損傷は手術をしないと治らないのでしょうか。 結論から言うと、腱板損傷は、手術しないで保存的な治療を行うこともありますし、手術を必要とする場合もあります。症状などによっても選択するべき治療法は変わってくるため、専門医とよく相談しましょう。 腱板とは? 腱板とは肩にあるインナーマッスルです。 肩関節が不安定だと脱臼のリスクが高くなるため、安定性が重要なのですが、腱板はその肩関節の安定性に働きかける大切な役割を果たしています。そして、肩の腱板を構成するのは「肩甲下筋腱」「棘上筋腱」「棘下筋腱」「小円筋腱」という4つの筋肉です。 この4つの筋肉が肩の骨を囲むようにくっついており、この筋肉と骨をつなぐのが腱板です。この腱板が断裂してしまうことを腱板損傷といい、一部が切れてしまうものと、完全に断裂して骨と離れてしまうものがあります。 腱板損傷の症状とは? 腱板断裂の症状は主に、痛みと腕の動かしにくさです。痛みは少し痛い程度の人もいれば、眠れないほど激痛の人、動かしたときだけ痛いという人など程度はさまざまです。 腱板損傷の原因とは? 腱板損傷の原因は、以下のようなものが挙げられます。 ▲外傷が原因となるケース 外傷によって腱板損傷が起こることがあります。転んだときに肩をぶつけてしまい、打撲だと思っていたら実は腱板が断裂していたということもあるので注意が必要です。 また、明らかに肩をぶつけていなくても、手をついた拍子に肩に負荷がかかり腱板損傷を起こすこともあります。 ▲オーバーユースとなるケース どのような関節や筋肉も、使い過ぎると負荷がかかってしまいます。それは肩も同じで、肩関節は日常生活の中でもよく使う関節のひとつなので、洗濯物を干す、荷物を運ぶなど、繰り返し行う作業や負荷の中で腱板損傷が起こることがあります。 加齢によって腱板がもろくなると、オーバーユースによる損傷リスクが高まるので要注意です。 ▲スポーツによるケース スポーツをすることによって腱板損傷が起こる場合もあります。例えば、野球のピッチャーはボールを投げる回数が多いので肩への負荷が大きく、腱板を傷つけるリスクがあることで知られています。 しかし、特定のスポーツだけに腱板損傷のリスクがあるわけではありません。どのようなスポーツでもケガをすることがあり、その際に腱板を傷つけるかもしれません。 腱板損傷の治療法 腱板損傷の場合、その治療法は、まず保存療法が行われることが多いです。断裂した腱板は自然に元に戻ることが難しいのですが、安静にすることで、それ以上損傷することを防ぎます。 痛みがある場合は痛み止めを使い、動かしにくさがある場合はリハビリを行います。それでも痛みが強くなる・腕を動かせないという場合は手術という選択を検討します。 術後は1~2か月程の固定が必要となり、完全にスポーツ復帰するには6か月程度かかるでしょう。スポーツをする人にとって、手術は腱板を元の状態に戻して肩や腕の動きが良くなることが期待できる反面、復帰までの期間が長いのがネックになります。 そんな腱板損傷の治療に注目されているのが「再生医療」です。自身の幹細胞を使って、損傷した腱板の組織を修復する方法です。 再生医療は手術と比べても副作用が少なく、早期にスポーツ復帰することが望めるというメリットがあります。そして、再生医療は、外科的な手術をしない選択肢のひとつとして、腱板損傷の治療においても期待されています。 まとめ・腱板損傷の原因、症状や治療法!リハビリと手術後の復帰期間について 腱板損傷は日常生活でも起こりうるケガです。また、外傷や肩の使いすぎで起こるスポーツ外傷の1つでもあります。近年スポーツ医療では、早期に復帰を望める方法として再生医療が期待されています。 再生医療による治療を選択することで、腱板損傷を手術しないで治すことが可能になることもあるでしょう。「再生医療」について興味がある方、なるべく手術しないで腱板損傷を直したいという方は、専門医にご相談ください。 https://youtu.be/bKupVfsXpHM?si=mN1HFLfUcyvV_ase ▶こちらの動画で詳しく解説しています。是非ご覧ください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
- 免疫細胞療法
- 肝疾患
- 再生治療
肝硬変を根本的に治療できる可能性を秘めた再生医療とは?! 従来、「肝硬変」という病気は、肝臓を元の状態に戻すことができないといわれていました。 しかし、その常識を覆すかもしれない可能性を秘めた治療法「再生医療」に注目が集まっています。 今回は、肝硬変を根本的に治療できるかもしれない「再生医療」について解説します。 肝硬変に再生医療が利用される意味 そもそも「肝硬変」という病気がどのような状態であるのかを理解することで、再生医療との関連性について理解しやすいと思います。 肝硬変とは、慢性的な肝臓の炎症などを原因として肝細胞が線維化して硬くなってしまった状態のことです。 線維化した肝細胞は肝臓の「壁」となり、内部で肝細胞が増えるのを阻害することで肝臓は最終的に小さくなってしまいます。 肝硬変を起こすと肝臓内の血液の流れが滞り、さまざまな「合併症」のリスクを高めてしまうのですが、この状態は自然に治すことができないのです。 そのため、従来の肝硬変の治療方針は対症療法や食事療法などを継続して、これ以上の肝機能低下を防ぐことが中心となっていました。 ここで注目すべきなのが「再生医療」なのです。 再生医療とは? 「再生医療」とは、「幹細胞」と呼ばれる細胞を利用して行われる新しい治療法です。 幹細胞は私たちの体内に存在している細胞の一種であり、「壊れた細胞に作り替わり、組織を修復する」という役割を担っています。 肝硬変の再生医療では、培養後に患者さんに投与された数多くの幹細胞の働きによって、硬質化した肝細胞を溶解・修復することによって肝機能の改善を目的とするのです。 肝硬変以外の肝疾患に対しても有効性が指摘されており、例えば「脂肪肝」においては肝機能の改善と血流促進による疲れやすさの改善などに寄与する可能性があるとされています。 再生医療と治療結果の個人差 再生医療に注目が集まっていますが、あくまでも「可能性がある」という治療法であることは理解しておかなければなりません。 これは再生医療に限った話ではありませんが、同じ病気で同じ治療法を用いたとしても、すべての患者さんが同じように回復するわけではありません。 肝硬変の再生医療でも同じように、すべての肝硬変患者さんが再生医療で同じ結果を得られるということはできないのです。 しかし、「再生医療なら100%肝硬変を治せる!」とは言えませんが、肝機能が改善する可能性があること自体は間違いではありません。 再生医療を利用することで肝硬変の進行や合併症のリスクを減らし、食事療法や運動療法のレベルを減らすことができるなどの可能性は十分に見いだせるのです。 まとめ・肝硬変を根本的に治療できる可能性を秘めた再生医療とは?! 再生医療は「万能の治療法」というわけではありません。そして、再生医療によって肝硬変を完治させられるとは断言できません。 しかし、従来の治療法と違って「肝硬変が改善される可能性がある」という意味ではやはり注目されるべき治療法であることは間違いありません。 肝硬変の治療や症状に悩んでいる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
- 肩
- 再生治療
ゴルフ肩(スイングショルダー)なりやすい人と、その治療法について ゴルフが趣味で、暇さえあれば打ちっぱなしに行ったり、ゴルフ場でプレーしたりしているという人もたくさんいると思います。しかし、ゴルフをしている人が気つけなければならないことがあります。それは、ゴルフ肩(スイングショルダー)です。 既にスイングショルダーで悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。今回は、ゴルフ肩(スイングショルダー)の原因や治療について紹介します。 ゴルフ肩(スイングショルダー)とは? ゴルフ肩(スイングショルダー)とは、ゴルフをすることによって生じる肩関節周囲の損傷です。 ゴルフのスイングをする際には、肩周囲の筋肉が伸張、収縮を繰り返しています。その際に筋肉や関節に大きな負担がかかることで、肩関節周囲が損傷していろいろな症状を引き起こします。 ゴルフ肩の主な症状は肩甲骨内側の痛み、肩から腕にかけての痛みやしびれ、首のだるさ、肩甲骨周りの可動域制限などがあり、利き腕の反対側の肩が下がっているのが特徴です。 こうした症状が出た場合は無理をせずに治療を受けることが大切です。 ゴルフ肩(スイングショルダー)になりやすい人 ゴルフ肩になりやすい人はスイングが悪い人です。 バランスのとれた無理のないスイングであれば、肩への負担も少ないですが、遠くに飛ばそうとトップの位置を高く上げ過ぎたり、グリップに力を入れ過ぎたりすると無理なスイングになって肩に大きな負担がかかります。 また、股関節が硬い人はスイング時に腰の回転がうまく使えないため肩に大きな負担がかかりますし、猫背など普段の姿勢か悪い人もバランスのとれたスイングができずに肩に大きな負担がかかってスイングショルダーになりやすいです。 スイングショルダーに悩まされている人は治療を受けると共に、バランスのとれた無理のないスイングをすることも大切です。 ゴルフ肩(スイングショルダー)の対策や治療について ゴルフ肩によって痛みが生じると、対策として痛い部分をストレッチして痛みを和らげようとする人もいるかもしれません。 しかし、スイングショルダーで痛めている箇所はスイングの動作によって筋肉を伸張したことが原因となっているので、そうした部分をストレッチでさらに伸ばそうとすると逆効果になってしまいます。 このように間違った知識で対策をとろうとすると悪化させてしまう可能性が高いので、ゴルフ肩(スイングショルダー)になった場合は、自己流で何とかしようとせずに医療機関できちんと治療を受けるべきです。 まとめ・ゴルフ肩(スイングショルダー)なりやすい人と、その治療法について ゴルフ肩(スイングショルダー)について紹介しました。 スイングショルダーの治療法として近年では早期治療が可能な再生医療によるPRP療法も注目を集めています。 「痛みが慢性化してしまっている」「早期回復して、痛みを気にせずに思いっきりゴルフをプレーしたい」といった人は、再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.04.26 -
- 免疫細胞療法
季節の変わり目をはじめ、月をまたぐ毎に風邪をひいてしまう大人の方も多いことと存じます。体調が優れない状態が慢性的に続くと、日常生活に支障をきたしてしまいます。 そこで本記事では、毎月のように風邪をひいてしまう理由や原因、対策を紹介します。日々忙しい生活を送る大人の方々はぜひ最後までご覧いただき、健康的な日常生活を取り戻しましょう。 大人が毎月のように風邪をひいてしまう理由 人は平均して、1年に3回以上の風邪をひくと言われています。対して、大人が毎月のように風邪をひくとなると、年間で10回以上も風邪をひいている計算になり明らかに多いと言えます。 そもそも風邪とは、一つの症状を指す病気ではありません。上気道(鼻やのど)を中心とした感染症のことを総称して風邪と呼んでいます。 風邪の原因は80~90%がウイルスによる感染です。呼吸によってウイルスが気道に侵入すると、粘膜に付着して増殖し炎症を起こします。咳や発熱といった風邪の症状は、感染したウイルスが起こしているのではなく、感染したウイルスを排除するため、身体の機能として反応しているのです。そして、風邪のひきやすさと深く関係しているのが免疫力です。 免疫力とは、体内に侵入した異物に対する排除能力の高さを指します。免疫力が高い人は仮に風邪などの病原菌に感染しても、病原菌が増殖する前に病原菌を撃退できます。 一方で免疫力が低下している人の場合、病原菌の増殖を許してしまい撃退までに時間がかかる=病気が長引いてしまうのです。そのため繰り返し風邪をひいてしまうワケです。 【大人向け】毎月風邪をひいてしまう主な原因 大人が毎月のように風邪をひいてしまう理由についてご理解いただいたところで、この項目では毎月風邪をひいてしまう主な原因を紹介します。 栄養バランスの偏り 毎月風邪をひく大人の多くに見られるのが、栄養バランスの偏りです。忙しい毎日の中で、コンビニ食やファストフードに頼りがちになり、必要な栄養素が不足します。 とくに、ビタミンC・ビタミンD・亜鉛などは免疫機能の維持に重要な栄養素です。これらが不足すると、体の防御機能が低下し、毎月風邪をひきやすくなります。バランスの取れた食事を心がけ、必要に応じてサプリメントを利用するのも一つの方法です。 毎日の食事で、野菜・果物・タンパク質をバランスよく摂取することで免疫力を高め、風邪をひきにくい体質づくりにつながります。 飲酒・喫煙 過度の飲酒や喫煙は、毎月風邪をひく大人の大きな原因となります。 アルコールは免疫系を抑制し、体の防御機能を低下させます。とくに、毎日の習慣的な飲酒は要注意です。一方、喫煙は呼吸器系に直接的なダメージを与え、ウイルスや細菌の侵入を容易にします。また、喫煙は血液循環を悪化させ、体全体の免疫機能を低下させます。 毎月風邪をひく大人は飲酒量を制限し、禁煙を検討しましょう。これらの習慣の改善で免疫力が回復し、風邪をひきにくい体質に近づけます。 運動不足 運動不足も、毎月風邪をひく大人の主な原因の一つです。 適度な運動は免疫系を活性化し、体の防御機能を高めます。とくに有酸素運動は血液循環を改善し、免疫細胞の活動を促進します。 しかし、デスクワークが中心の現代社会では、運動不足に陥りやすいのが現状です。毎日30分程度のウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲で運動の習慣化が大切です。 運動習慣をつけることで、免疫力が向上し、毎月風邪をひく頻度が減少する可能性が高まります。また、運動は精神的なストレス解消にも効果があり、総合的な健康増進につながります。 睡眠不足 毎月風邪をひく大人に共通して見られるのが、慢性的な睡眠不足です。 睡眠は体の回復と免疫系の強化に不可欠です。とくに、深い睡眠(ノンレム睡眠)の時間帯に、体内では免疫細胞の生成と活性化が行われます。 しかし、仕事や家事に追われ、十分な睡眠時間を確保できていない大人が多いのが現状です。理想的な睡眠時間は個人差がありますが、一般的に7〜8時間程度が推奨されています。 質の良い睡眠を取るためには就寝時間を一定にする、寝る前のスマートフォン使用を控える、寝室の環境を整えるなどの工夫が効果的です。十分な睡眠を取ることで免疫力が向上し、毎月風邪をひく頻度を減らせます。 過度なストレス 現代社会を生きる大人にとってストレスは避けられないものですが、過度なストレスは毎月風邪をひく大きな原因となります。 ストレスが長期間続くと、体内でストレスホルモンが過剰に分泌され免疫機能が低下します。その結果、ウイルスや細菌に対する抵抗力が弱まり、風邪をひきやすくなります。 ストレス解消法は個人によって異なりますが、趣味の時間を持つ・瞑想やヨガを行う・友人と交流するなど、自分に合ったリラックス方法を見つけることが大切です。また、仕事や生活のバランスを見直し、過度な負担を避けることも重要です。 ストレス管理を適切に行うことで免疫力が回復し、毎月風邪をひく頻度を減らせます。 毛細血管機能の低下 毎月風邪をひく大人に見られる原因の一つに、毛細血管機能の低下があります。 毛細血管は体中の細胞に酸素や栄養を届け、不要な物質を排出する重要な役割を果たしています。年齢とともに毛細血管の機能は低下しますが、生活習慣の乱れによっても早期に機能が低下します。 毛細血管機能が低下すると体の隅々まで十分な栄養が行き渡らず、免疫細胞の活動も鈍くなります。その結果、体の防御機能が弱まり毎月風邪をひきやすくなります。 毛細血管機能を改善するには、適度な運動・バランスの良い食事・十分な睡眠が効果的です。 とくに、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質を含む食品の摂取で毛細血管の健康を保てます。毛細血管機能の改善で、全身の血液循環が良くなり免疫力向上に期待できます。 大人が風邪をひかないための対策 毎月風邪をひく大人の方々にとって、効果的な予防策の実践は非常に重要です。 そこでこの項目では、風邪をひかないための具体的な対策について詳しく解説します。日常生活に取り入れることで、風邪をひく頻度を減らし、健康的な生活を送ることができます。 免疫力を高める 免疫力を高めるために大切なのは、生活習慣を見直すことです。そこで、免疫力を高めるための取り組み方・ポイントを紹介します。 免疫力は日中の活動で高まり、夜になると低下していきます。そのため、睡眠不足になると成長ホルモンが十分に分泌されることなく、免疫細胞が減少し免疫力が低下しかねません。 免疫力を高めるためには食事にも気を配るべきで、「肉・魚・卵・大豆製品・乳製品」などの食品をバランスよく食べ、良質なたんぱく質の摂取を心がけましょう。 免疫力を高める免疫細胞療法とは 風邪をひきにくくするため免疫力の向上に効果を発揮するのが、免疫細胞療法です。 免疫細胞療法は、患者さんご自身の免疫細胞を培養によって増やし、再び体に戻すことで免疫を強化する治療法です。採血した血液を分離し、免疫細胞を培養して増やしてから点滴で体内に戻す流れで治療します。 一気に免疫力を高められる一方で、患者さん自身の体内から調達した細胞を培養するため副作用のリスクが少ないメリットがあります。 免疫細胞療法は当院で行えます。興味がある方はお気軽にお問い合わせください。 うがい・手洗いの徹底する うがいと手洗いは、毎月風邪をひく大人にとって最も基本的かつ重要な予防策です。これらの習慣は、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぐ効果があります。 うがいは、喉の粘膜に付着したウイルスを洗い流し、手洗いは接触によって手に付着したウイルスを除去します。とくに外出後や食事前には必ず行うようにしましょう。 手洗いの際は石鹸を使用し、指の間や爪の周りまでしっかりと20秒以上洗うことが重要です。また、アルコール消毒液の使用も効果的です。 湿度管理を徹底する 適切な湿度管理は、毎月風邪をひく大人にとって見落とされがちですが非常に重要な予防策です。 乾燥した環境はのどや鼻の粘膜を乾燥させ、ウイルスや細菌の侵入を容易にします。理想的な室内湿度は50~60%程度とされています。 加湿器の使用や濡れタオルを干すなどの方法で、適切な湿度を保つようにしましょう。とくに冬場は暖房の使用により室内が乾燥しやすいので注意が必要です。また、湿度が高すぎるとカビやダニの繁殖の原因となるので、過度な加湿には注意しましょう。 予防接種を実施する 予防接種は、毎月風邪をひく大人にとって効果的な予防策の一つです。 とくにインフルエンザの予防接種は、毎年受けることが推奨されています。インフルエンザウイルスは毎年少しずつ変異するため、その年の流行が予想されるウイルス株に対応したワクチンが開発されます。 予防接種を受けることで、インフルエンザに感染するリスクを大幅に低減させます。また、感染しても症状が軽くなる効果も期待できます。 毎月風邪をひく大人からよくある質問 毎月風邪をひく大人の方々からは、さまざまな疑問や不安の声が寄せられます。 そこでこの項目では、よくある質問に対して医師の観点から回答しています。最後までご覧いただき、自身の健康状態や適切な対策を確認しましょう。 毎月風邪をひく要因となる病気はありますか? 毎月風邪をひく要因の中には単なる風邪ではなく、なんらかの基礎疾患が隠れている可能性があります。 これらの疾患の可能性を考慮し、総合的な健康診断を受けることをおすすめします。早期発見・治療が重要なので、毎月風邪をひく方は一度医療機関を受診しましょう。 毎月風邪をひく大人におすすめの検査は? 毎月風邪をひく大人の方には、総合的な健康状態を確認するための検査をおすすめします。 これらの検査結果を総合的に判断することで、毎月風邪をひく原因を特定し適切な治療や予防策を講じることができます。また、検査の必要性については、医師と相談の上で決定しましょう。 風邪をひいてしまった際の対処法は? まず、十分な休養を取ることが大切です。無理をして仕事や家事を続けると症状が悪化したり、回復が遅れたりする可能性があります。 次に、水分補給を心がけましょう。とくに温かい飲み物は喉の痛みを和らげ、体を温める効果があります。また、栄養バランスの良い食事を心がけ体力の回復を助けましょう。 症状に応じて市販の風邪薬の使用も有効ですが、用法・用量を守り適切に使用しましょう。部屋の湿度管理も忘れずに行いましょう。 症状が重い場合や、高熱が続く場合は早めに医療機関への受診をおすすめします。また、周囲への感染を防ぐためマスクの着用やこまめな手洗いを心がけましょう。 毎月風邪をひく症状にお困りなら当クリニックに相談ください 風邪は日常生活に支障をきたすだけでなく、免疫力の低下に伴い合併症を引き起こす可能性もあります。 免疫力を効果的に向上させたいのであれば、リスクの少ない免疫細胞療法を検討しましょう。 毎月風邪をひいてしまい、免疫細胞療法や風邪の症状に関するご相談は当クリニックにお気軽にお問い合わせください。
投稿日:2024.11.19 -
- 肩
肩の痛みで眠れない…その原因と治し方、どうすればよい? ある日突然、前触れもなく「肩の痛みで眠れない」「ズキズキする肩の痛みで目が覚める」ということが起きて困っている人はいませんか? なぜ痛いのだろうと不安になると思いますし、寝不足が続くと生活に支障が出てしまいます。今回は、ズキズキ肩が痛くて眠れないということについて、その原因や治療、治し方についてご紹介します。 肩の痛みで眠れない!ズキズキとした痛みの原因とは? ただ寝ているだけなのに肩が痛くて眠れない、ズキズキと強い痛みが生じるという場合は五十肩の夜間痛の可能性が考えられます。五十肩とは肩関節やその周辺の筋肉、骨、靭帯などの組織が炎症を起こしたり変形したりするもので、肩関節周囲炎とも言われています。 五十肩は炎症による強い痛みや、可動域制限などが代表的な症状です。また、夜間痛といって、寝ている時にズキズキするような強い痛みがでたり、痛みで目が覚めたりする症状が出るのも大きな特徴です。 肩が痛くて眠れない期間はどのくらい続くの? 肩が痛くて眠れないほどズキズキするという場合は、五十肩の夜間痛であることが考えられます。そして、肩関節が拘縮して肩の可動域が制限され、思うように動かせなくなってしまいます。 五十肩は時期によって症状も異なり、症状によっておこなうべき治療も異なってきます。また、肩の痛みが腱板損傷など五十肩ではない可能性もあるので、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。 肩の痛みで眠れない時の対処法 肩が痛くて眠れない、ズキズキする痛みで目が覚めるという場合は、少しでも痛みを和らげ、眠ることができるように次のような簡単な対策もありますのでお試しになってください。 身体を温める 身体が冷えていると、筋肉が硬くなったり、血液の流れが悪くなったりして痛みが強くなるので、暑い時期はクーラーで冷やし過ぎないように注意が必要です。 また、肩は布団から出やすいので、タオルを肩の周囲にかけたりするのもおすすめです。 寝る体勢を見直す 寝る時の痛みを和らげるためには寝る体勢も重要です。枕の高さを見直しや、横向きになる時に痛い方の肩を下にしないなど、できるだけ肩に負担のかからない体勢で寝るようにしましょう。 また、タオルなどを肩や肘の下に敷いたりして、楽な姿勢ができるようにサポートするのもおすすめです。 まとめ・肩の痛みで眠れない…その原因と治し方!どうすればよい? ズキズキと肩が痛くて眠れない原因について紹介しました。痛みの原因や、眠れないくらいの痛みがいつまで続くかが把握できていないとすごく不安になると思います。 ズキズキと肩が痛くて眠れない人は、ぜひ、当記事でご紹介した対処法を実践してみてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.05.07 -
- 肩
五十肩で寝る時に痛む!その原因と就寝時、夜間痛の対策について 五十肩は、最近では早く発症し、四十肩ともいわれることもありますが、肩が動かしにくい、腕が上がらない、痛いなど、色々とつらい思いをする点は共通しています。中でもつらいのは寝る時に痛むことです。 ここでは四十肩も統一して五十肩と表現してまいります。 「五十肩になって寝る時に痛くてなかなか寝付けない」 「五十肩を発症、寝ていても痛みで目が覚めてしまう」 このようなことが原因で、寝不足の日々が続いてしまうと日常生活に大きな影響を及ぼしてしまいます。そこで今回は、五十肩で寝る時に痛む理由や、寝る時の痛みへの対処法について紹介します。 五十肩で寝る時痛いのはなぜ? 五十肩になると、肩や腕を動かした時に強い痛みが出てきますが、何も動かしていない時にも痛みが出ることもあります。また、寝る時に痛みが出たり、寝たのに痛みで目が覚めてしまったりすることもあります。 この寝る時痛い状態は「夜間痛」と言われています。腕や肩を動かすわけでもないのに五十肩で寝る時痛い理由は、肩甲骨と肩関節の角度が関係しています。 人の腕は肩甲骨と肩関節が繋がっていますが、両手を横に自然に広げた状態を真上から見ると腕は一直線ではなく楕円形のような形になります。そのため、平らな床に横になると肩は本来床から少し浮いている位置にあるので、何もしなくても重力で肩が床の方に押され、肩関節に負荷がかかります。 この負荷は五十肩ではない人にもかかっていますが、痛みが出るほどではない負荷なので特に気になりません。しかし、五十肩になって肩関節が硬くなったり、収縮していたりすると大きな負荷がかかり、痛みが生じるのです。 五十肩が痛む場合は安静が一番 五十肩で寝る時痛いとなかなか眠ることができず、本当につらいものです。そのため、何とか夜間痛を何とかしようと思って、痛みを我慢してストレッチをしたり、肩を回したりしたりする人もいるかもしれません。 しかし、夜寝る時痛い場合、無理に動かすと悪化してしまいます。 強い痛みや夜間痛が出ている時期は急性期です。一定の期間が経って急性期から慢性期と言われる時期になると夜間痛は次第に和らいでくるので、それまではできるだけ動かさずに安静にしておくべきです。 寝る時に痛い、夜間痛など五十肩の対処法 五十肩の夜間痛など対策としては、睡眠時の姿勢を改善することが早道ですが、まずは身体の力を抜くことからはじめ、リラックスできる体制を見つけることから始めましょう。注意したいのは痛む方の肩を下にして寝ると痛みが悪化するため、まずは仰向けの体制を整えます。 仰向けに寝ると肩が重力で床の方に押されて、肩に負荷がかかるのを軽減することになります。その上で肩や肘の下に枕、タオル、クッションなどを敷いて高さをつくることで痛みを和らげることができます。 枕やタオル、クッションなどを使って肩や肘にできるだけ負担がかからない体勢について 枕やタオル、クッションなどを使って ・仰向けに寝て、痛む方の腕の下に敷いて辛くない高さを見つける ・仰向けに寝て、肘を曲げて体に載せ、肘の下に敷いて、痛くない高さを見つける ・仰向けに寝て、肘を曲げて、身体側との間に敷いて(抱えるように)、痛くない高さを見つける いろいろと試して自分なりの楽なポジションや、高さを見つけましょう。 まとめ・五十肩で寝る時に痛む!その原因と就寝時、夜間痛の対策について 五十肩で寝る時痛い理由や、寝る時痛い時期の対策について紹介しました。五十肩の夜間痛は、寝不足の原因となるため肉体的にも精神的にも非常につらいものです。 しかし、急性期が過ぎると痛みも和らいできます。それまで安静にし、寝る時の体勢も工夫して夜間痛の時期を乗り越えましょう。以上、五十肩で寝る時に痛む!どうにかならないか?と題して説明させていただきました。参考にしていただければと思います。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
投稿日:2023.12.20 -
- 幹細胞治療
- 肝疾患
- 再生治療
病気の治療にかかる期間は、体への負担や費用面の負担から考えると、できるだけ短い方が良いでしょう。 「肝硬変」も治療が必要になりますが、これから肝硬変とつきあっていかなければならない人にとっては治療期間が気になるところだと思います。 そこで今回は、肝硬変の治療期間について解説します。 こちらもご参照ください 肝硬変の治療期間と肝臓の状態について 肝硬変の治療期間について理解するうえでは、そもそも肝硬変という病気がどのような状態であるのか理解する必要があります。 肝硬変とは、文字通り肝臓が固く変質してしまう状態のことです。 なぜ肝臓が硬化するのかといえば、多くの場合は何らかの原因によって発生した慢性的な肝臓の炎症(肝炎)により発症します。 炎症を起こした肝臓は細胞が壊れ、修復するたびに線維化が進んでしまうと、次第に肝臓は小さく硬くなってしまうのです。 そして、一度肝硬変であると診断された場合、従来の治療法では肝臓を元に戻すことは極めて難しいとされてきました。 つまり、肝硬変は基本的に「一生かけてつきあっていく病気」だったのです。 従来の肝硬変の治療法 従来の肝硬変の治療法はいわゆる「根治治療(病気を根本的に治す治療)」ではなく、症状の進行を防ぐための治療が中心となり、以下のような治療を行うのが一般的です。 ・肝炎の治療 ・肝庇護療法(肝臓を鎮静化させる) ・免疫抑制剤の使用(自己免疫異常による肝硬変) ・食事療法 ・運動療法 選択される治療法は、肝臓の状態や肝硬変の原因、その他の要因を加味して決められます。 いずれの治療法も変質した肝臓の状態を改善する治療法ではないため、現状の肝機能を維持するという方針となりますので、基本的に治療期間はその後の人生すべてにまたがることになるでしょう。 肝硬変を再生医療で治療できる時代です! 肝硬変の治療期間が半永久的になるというのは、従来の常識でした。 しかし現在は、肝硬変を根本的に治療できるかもしれない治療法として「再生医療」が注目されています。 再生医療とは、さまざまな細胞に変質して壊れた組織を修復する働きをする「幹細胞」を利用し、硬質化した幹細胞を修復することで肝硬変の症状を改善できる可能性がある治療法です。 再生医療の成果は個人差があるので100%肝硬変を根治治療できるとは限りませんが、肝硬変の合併症のリスクを減らすなどの効果は期待できます。 まとめ 肝硬変は一度診断されたら元の状態に戻らない、治らないといわれてきました。 しかし、新しい治療法である再生医療には肝硬変を改善できる可能性を見出すことができます。 再生医療による治療法も選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
投稿日:2024.02.07 -
- 肩
- 再生治療
五十肩の悩み!時間をかけず1日で治す方法ってあるのか? 痛みが生じたり、腕や肩を思うように動かせなくなったりする五十肩は、生活に支障をきたしてしまうので、少しでも早く治したいと誰もが思うでしょう。できれば、1日で五十肩を治す方法を知りたい!と思う方も少なくないと思います。 そこで当記事では、五十肩を1日で治す方法はあるのかについて紹介します。 五十肩を1日で治す方法はない 五十肩を1日で治す方法があるかどうかについてですが、結論から言えば、さすがに五十肩を1日で治す方法はありません。 軽い症状であれば、1日安静にしていたり、治療を受けたりすることで症状が落ち着くことはありますが、それはあくまで一時的なもので、治ったわけではありません。 五十肩が治るまでの期間は個人差がありますが、半年から1年くらいかかるのが一般的です。また、症状が重度の場合は数年経っても痛みがとれないというケースもあります。 五十肩は動かした方が早く治るのは本当か? 五十肩を1日で治す方法はなく、治るまでは時間がかかることを紹介しましたが、それでもできるだけ早めに治したいと誰もが思うでしょう。そして五十肩は、痛みを我慢してでも動かした方が早く治るのではと思う人もいるかもしれません。 しかし、五十肩には炎症期、拘縮期、回復期という病期があって、強い痛みが出る時期の炎症期には無理に動かすと痛みが強くなったり、回復するまでの期間が長くなったりしてしまいます。 五十肩の治療はその時の症状に適した治療をおこなっていく必要があるので、少しでも早く治したいのであれば、自己判断せずに医師など専門家に相談することが回復のために一番大切なことになります。 再生医療なら早期回復が可能 五十肩を1日で治す方法ではありませんが、早期回復を目指すのであれば再生医療による治療もおすすめです。 再生医療のPRP(多血小板血漿)は、血小板の修復作用を利用した治療法で、患部に注入する濃縮した血小板(PRP)の自然治癒能力で五十肩を回復していきます。 治療が簡単で身体への負担が少ないことや、自分の血液から採取した血小板を使用するので安全性が非常に高いという特徴がある他に、回復の速さが通常の治療の2倍以上を期待することができるという特徴があります。 まとめ・五十肩の悩み!時間をかけず1日で治す方法ってあるのか? 五十肩を1日で治す方法があるのかについて紹介しました。紹介したように、五十肩を1日で治すという方法はなく、治療をおこなったとしても回復するにはある程度の期間が必要になります。また、症状が重度になればなるほど、回復するための期間も長くなってしまうので、症状が軽いうちに早めに医療機関で相談するようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2023.12.22 -
- 免疫細胞療法
すぐ風邪をひく人は免疫力に問題がある可能性!なぜ免疫力が低下するのか 世の中には「すぐ風邪をひく」という悩みを抱えている人も少なくありません。風邪をひくと日常生活に小さくない悪影響を及ぼしてしまいます。そのため、「すぐ風邪をひく」という体質を改善したいと思っている人もいるのではないでしょうか。 今回は、すぐ風邪をひく人におすすめしたい体質を改善する方法や免疫細胞療法について解説します。 すぐ風邪をひくのを改善するためには原因を知る! 「すぐ風邪をひく」という悩みを改善したいのであれば、そもそもなぜすぐに風邪をひいてしまうのか、その原因を知ることが最優先です。ひとくちに「風邪をひく」といってもさまざまな原因がありますが、最も大きな問題となるのが「免疫力」です。 免疫力とは、体内に侵入した病原菌に対する防御能力の高さ、簡単に言えば「病気に負けない力」といえます。私たちが生活している空間には、さまざまな病原菌が存在していますが、誰もがすぐさま病気になるわけではありません。 私たちの体内に侵入した病原菌などの有害物質は、免疫機能が働くことで排除されるので、私たちは病気にならずに済むことも多いです。しかし、何らかの理由で免疫力が低下してしまうと、病原菌に対する防御能力が低下して病気を発症してしまうのです。 つまり、すぐ風邪をひく人は「日常的に免疫力が低下している人」であるといえます。 なぜ免疫力が低下してしまうの? すぐ風邪をひく体質を改善するためには、体の免疫力を低下させないことが重要です。しかし、なぜ免疫力は低下してしまうのでしょうか?さまざまな原因が考えられますが、日常生活において以下の要因により免疫力が低下するといわれています。 中には生活習慣を見直すことで改善できる場合もありますが、仕事などの都合でどうしようもない部分もありますし、高齢者の年齢も操作することはできません。 ・睡眠不足 ・栄養バランスが偏っている ・激しい運動をする ・ストレスを溜める ・生活スタイルが不規則になる ・年齢の問題(乳幼児、高齢者) 免疫機能を改善したいのであれば免疫細胞療法という手もある すぐ風邪をひく体質を改善したいというのであれば、「免疫細胞療法」を検討してみてはいかがでしょうか。 免疫細胞療法は、免疫機能に深く関係する「NK細胞」「キラーT細胞」といった、病原菌を攻撃する細胞を培養して体内に戻すことで免疫力を高めることができるのです。 免疫細胞療法は「がん」の対策としても有効性が指摘されています。 生活スタイルを見直してもすぐ風邪をひく人は、免疫細胞療法で免疫力を高めるという選択肢について検討することは、とても有意義なことです。 まとめ・すぐ風邪をひく人は免疫力に問題がある可能性!なぜ免疫力が低下するのか すぐ風邪をひく人は免疫力が低下している可能性があります。基本的には生活スタイルを見直すことで、免疫力を高めていくことができますが、年齢や生活スタイルは人ぞれぞれで、難しい場合もあります。 すぐ風邪をひく体質を改善したい、短期間で効果的に免疫力を高めたいという人は、免疫細胞療法を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
投稿日:2024.04.17 -
- 肩
- 再生治療
- PRP治療
五十肩が改善されない場合の手術は日帰りでも可能なのか 五十肩がなかなか改善されない場合や、重症化して日常生活に大きな支障が出るという場合、手術が検討されることになります。しかし、仕事や家庭などのことを考えると入院する暇がないので、日帰りで手術できないかと思う人もたくさんいるでしょう。 そこで、今回は五十肩の手術は日帰りで受けることができるのかについて解説します。 一般的な五十肩の手術は日帰り不可 五十肩の手術を日帰りで受けることができるかどうかについてですが、結論から言えば、一般的な五十肩の手術は入院が必要です。五十肩の手術自体は30分程度とすごく簡単なものですが、手術後もリハビリをしっかりとおこなう必要があります。 また、リハビリ期間にしっかりとリハビリをおこなうことで痛みがなくなり、肩も動かせるようになってきます。そのため、五十肩の手術を受ける患者さんは、入院してリハビリまでしっかりおこなうというのが一般的です。 関節鏡視下手術により入院期間が短縮された! 現在の一般的な五十肩の手術は、関節鏡視下手術という手術法が採用されています。関節鏡視下手術は、患部に5ミリ程度の穴を開け、そこから関節鏡と呼ばれる内視鏡を挿入。関節鏡から映し出される患部の状態をモニターで見ながら、関節にくっついて硬くなっている関節の袋を切開していきます。 関節鏡視下手術がおこなわれるようになる前の肩の手術では、5センチくらい切開する必要があって、痛みなど身体への負担も大きく、入院期間も3週間から4週間くらい必要でした。 しかし、関節鏡視下手術による手術は切開部分も少ないため、術後の痛みも少なく、入院期間も数日と短くなりました。ただし、切開する手術では日帰り治療は難しいというのが現状です。 五十肩を手術しないで治す!?再生医療なら日帰り治療が可能 重症化した五十肩に手術は有効な方法です。そして、関節鏡視下手術は従来の手術と比べて入院期間も短く、数日で退院することができます。しかし、例え数日間だとしても仕事や家庭のことなどで、休みを確保することができない、入院は難しいという方もいると思います。 また、なるべく体に負担の少ない治療を受けたいと考える方も多いでしょう。そのような方は再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。再生医療によるPRP治療は自分の身体から採血した血液内の成長因子を患部に注射するという治療法なので、身体への負担も非常に少なく入院の必要もありません。 日帰りの治療が可能です。 まとめ・五十肩が改善されない場合の手術は日帰りでも可能なのか 五十肩の手術は日帰りで可能かどうかについて解説しました。一般的な手術の場合は入院が必要ですが、近年では入院期間が短くて済む術式が採用されています。 また、日帰りも可能な再生医療による治療もあるので、入院する時間がとれないという方は、検討してみるとよいでしょう。また、手術が必要になるほど重症化しないためにも、早い段階で治療を受けることが大切です。 五十肩で悩んでいる人は我慢せずにできるだけ早めに医療機関で相談するようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご覧ください
投稿日:2023.12.21 -
- 再生治療
- 肝疾患
肝臓の痛みは感じない!8つのチェックリストで病気の有無を調べる方法 「肝臓が痛む」という理由で医療機関を受診される方がいますが、肝臓の病気になったとしても、肝臓に痛みを感じることはまずありません。肝臓疾患は症状がないまま進行する病気です。 それではどうやって気付いたらいいのでしょうか?肝臓が痛みを感じない理由と、肝臓の病気かどうかを知る方法をチェックリストを用いて解説しています。 肝臓の病気で痛みを感じない理由 肝臓には表面の肝皮膜にしか痛みを感じる神経がありません。そのため、肝臓疾患になったとしても、ほとんど症状はありません。かなり進行した状態にならないと、自覚症状が現れないことが特徴です。 肝臓がんが進行した状態では、痛みを伴うことがありますが、気付かないまま放置すると病状は徐々に進行していき、慢性化すると元の機能を取り戻すことは困難です。 肝臓疾患の予防や発見は、痛みを感じない臓器ゆえの難しさがあります。 肝臓は痛みを感じない!検診が重要 肝臓の病気を発見するためには、きちんと検診を受けることが大切で、検査結果の数値に注目することが必要です。 肝機能の異常は血液検査の数値から読み取ることができます。 AST(GOT)とALT(GPT) ASTとALTの数値は、肝臓の細胞が壊れていると高くなります。 ALTの方が高いときは、慢性肝炎の可能性があり、ASTの方がより高いときは、肝硬変や肝臓がんの可能性があります。 ASTの数値は心臓の病気を示している場合もあります。 γ-GTP お酒を飲み過ぎていると高くなる数値です。 この数値が基準値を超えている場合は、アルコール性肝障害の可能性があります。長期間の薬の服用でも高くなります。 たとえ検査結果の数値が高くても、症状が無いことがほとんどです。放置せずに医療機関を受診しましょう。 痛みがなくても健康診断は受けよう!8つの肝臓病チェックリスト 肝臓病の可能性がないかをチェックしてみましょう。 ①家族に肝臓疾患を持つ人がいる ②健康診断を受けていない ③B型肝炎C型肝炎の検査を受けたことがない ④輸血を受けたことがある ⑤太っている ⑥足がむくんでいる ⑦白目が黄色い ⑧お酒をたくさん飲む 当てはまる項目はありましたか? 肝臓疾患を見つけるためには定期的な健康診断が有効です。上記に当てはまる点がある方は、一度検査を受けておくと安心です。 まとめ・肝臓の痛みは感じない!肝臓が病気かどうかを知るためのチェックリスト 肝臓疾患は、お酒の飲み過ぎや肥満、肝炎ウイルスなどが原因で起こります。痛みなどの自覚症状がほとんどないため、なかなか自分で気付くことができません。 そのため、定期的に健康診断を受けることが大切です。検診で肝臓疾患の指摘を受けた場合は、痛みがなくても早期に受診するようにしてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19 -
- スポーツ医療
- 再生治療
足首の捻挫の放置は後遺症の危険性!早期受診と適切な治療について 足首の捻挫は放っておくと後遺症を残すことがありますから、もし、捻挫を起こしてしまったら早めに受診をして適切な治療を受けましょう。 今回は足首の捻挫の治療についてご紹介します。 足首の捻挫をしたらどのような治療をする? 軽症の場合でも、重症の場合でも、まずはRICE処置を行います。RICE処置はR(Rest):安静、I(Ice):冷却、C(Compression):圧迫、E(Elevation): 挙上のことで、捻挫以外にもさまざまなスポーツ障害の初期の処置に用いられます。 安静といっても歩いてはいけないというわけではありません。足首に負荷をかけないようにして足首を休ませることが大切です。 新たな損傷を起こさないという意味でも安静は必要です。足首の捻挫で歩行が困難になることは稀ですが、痛みがあって歩くのがつらいという場合や、負荷をかけないようにするために松葉杖を使う場合があります。 また、靭帯の損傷が重症で固定が必要ということもあります。その場合はシーネやギプスで1週間ほど固定します。 足首を捻ると、靭帯が伸びて足首を守ろうとします。しかし過度な力が加わると、靭帯や足首の関節を包む関節包が損傷してしまいます。これが足首の捻挫です。 多くの場合靭帯の損傷が見られます。足首の靭帯には前距腓靭帯、後距腓靭帯、踵腓靭帯、脛腓靭帯、二分靭帯があり、中でも外くるぶし側にある前距腓靭帯と踵腓靭帯が、損傷が起こりやすい靭帯です。 どこの靭帯が損傷しているのか、靭帯の損傷はいくつか、部分断裂なのか完全断裂なのかで重症度や治療方法を判断していくことになります。 足首の捻挫の治療期間はどれくらい? 足首の捻挫は軽症であっても1週間程度のRICE処置をすることが多いです。その後状態を見ながらリハビリを行っていきます。 捻挫だからと放っておくと、足首の不安定さや慢性的な痛みなどの後遺症を残すリスクがあるため、もう大丈夫だろうと自己判断で治療やリハビリを中止するのは危険です。 足首の捻挫の治療は重症度にもよりますが、リハビリ期間も含めて3週間から3か月の治療期間を要します。 靭帯の断裂がひどい場合には手術を行うことがあります。断裂した靭帯を縫い合わせるという手術です。内視鏡で行うところも増えているので、小さな傷ですむようになりました。 しかしそれでも治療期間が通常よりも長くなるでしょう。術後の痛みや感染にも注意が必要です。 足首の捻挫に期待される新たな治療法として再生医療が注目されている! これまで足首の捻挫の治療は、RICE処置や手術とリハビリを併せたものが主でした。 しかし、スポーツ医療では、足首の捻挫の治療として再生医療に注目が集まっています。 再生医療は、自身の幹細胞を用いて損傷した足首の靭帯や関節包を修復させるというもので、副作用や治療による後遺症のリスクが低いというメリットがあります。 さらには、治療期間の短縮も期待でき、リハビリと併用して早期のスポーツ復帰を目指すこともできるのです。 まとめ・足首の捻挫の放置は後遺症の危険性!早期受診と適切な治療について 足首の捻挫の治療はまずRICE処置を行い、その後状態に応じてリハビリを行います。治療期間はリハビリを含めて3週間から3か月ですが、靭帯の損傷が重症で手術が必要な場合は治療が長期化することがあります。 そんな足首の捻挫の治療に注目されているのが再生医療です。 自身の幹細胞を用いて靭帯を修復させるため、副作用のリスクを抑えながら治療の短期化が期待できます。リハビリと併用して早期のスポーツ復帰も可能になります。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
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肝疾患(脂肪肝と慢性肝炎)で食事で気を付けなければいけないこと 肝疾患になったら食事はどうすればいいのでしょうか?病状を進行させないためには厳しい食事制限が必要なのか心配になりますよね。 今回は、肝疾患を指摘された場合の食事療法について解説します。 肝疾患の食事療法 肝疾患を指摘された場合、絶対に食べてはいけない!という食べ物はありません。しかし、食事の内容に気を付けることは大切です。具体的に、どのように気を付けたらいいのかについてご紹介します。 バランスのとれた食事をとる かつて肝疾患の患者には、高タンパク高カロリーの食事が良いとされてきました。しかし、現在では高カロリー食が原因で脂肪肝になることから、健康的でバランスの良い食事が推奨されています。 ・昼晩の3食を規則正しくとる ・主食を適切な量食べる ・野菜をたくさん食べる ・良質のたんぱく質を適度に食べる ・油の摂りすぎに注意する ・お菓子、果物、ジュースを控える ・お酒は控える 栄養の取り過ぎは肥満や糖尿病の原因になるため、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂って、適正な体重を維持することが大切です。 肝疾患(脂肪肝と慢性肝炎)の人が食事で気を付けること 脂肪肝や慢性肝炎になっても、極端な食事制限は必要ありません。健康な人と同じようにバランスのとれた食事を心がけてください。 ・アルコール性脂肪肝の方はお酒をやめる ・鉄分を取りすぎないようにする ・消化をよくするためによく噛んで食べる ・寝る直前には食べないようにする ・食後すぐにお風呂に入らないようにする このような点に注意してください。鉄分の摂りすぎは、肝臓に負担がかかります。また、朝食や昼食を抜いて、夜にまとめて大量に食べるような食生活は、肝臓のリズムを悪くします。規則正しく食事をして、栄養過剰にならないように注意しましょう。 肝疾患(肝硬変)の人が食事で気を付けること 初期の肝硬変では食事制限は必要ありません。バランスの良い食事を続けてください。 病状が進行したり合併症が現れたりした場合は、それぞれに応じた食事療法が必要です。 むくみがある場合 ・塩分を控える ・医師の指示で水分を制限することがある 肝性脳症がある場合 ・たんぱく質を控える ・医師の指示でBCAA(アミノ酸の一種)を補充することがある 食道静脈瘤がある場合 ・刺激の少ない消化に良いものを選んで食べる エネルギー低栄養状態にある場合は、夜食を摂るように指導されることがあります。医師の指示に従ってください。 まとめ・肝疾患(脂肪肝と慢性肝炎)で食事で気を付けなければいけないこと 肝疾患は放置すると、肝硬変や肝臓がんへと進行する恐れがあるので、早めの対応で、病状の進行を食い止めることが大切です。肝疾患の食事療法は、健康的でバランスの良い食生活を基本とし、肥満を防ぎ、アルコールを控えることが大切です。 肝硬変になると、食事療法が必要になります。 近年、肝疾患の治療法として、自己脂肪由来幹細胞を用いた再生医療に注目が集まっています。再生医療は、一般の治療法とは異なり、肝臓の機能を正常に戻すことを目的とした治療で、高い効果が期待できます。 肝疾患を指摘された場合、治療法の1つとして、再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19 -
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足首の捻挫、リハビリの前に行うRICE処置をご存知ですか? 足首の捻挫と、リハビリについて 足首の捻挫は、どのようなスポーツでも起こるリスクがあります。また、スポーツだけでなく日常生活の中でもちょっとした拍子に起こることがあります。 身近なケガとしてよくある足首の捻挫ですが、どのような治療やリハビリを、どのくらいの期間行うのでしょうか? 今回は足首の捻挫のリハビリについて解説します。 足首の捻挫はリハビリの前に、まずはRICE処置! 足首を捻挫してしまったら、まずは応急処置「RICE処置」を行います。この処置をするかしないかによって、予後が大きく変わってきます。処置の方法を覚えておき、必ず行うようにしましょう。 RICE処置は受傷初期から1~2週間行いますが、この期間に痛みや腫れが引いてくることが多いです。その後、状態を見ながらリハビリを開始します。 RICE処置とは R(Rest):安静 受傷した足首の靭帯を休ませ、新たな捻挫を起こさないようにします。安静といっても歩いてはいけないわけではなく、負荷をかけないようにします I(Icing):冷却 捻挫をして炎症を起こしている患部を冷やします C(Compression):圧迫 包帯やテーピングを用いて患部を圧迫します E(Elevation):挙上 炎症による腫れを防いだり、足首にたまった水を心臓に戻したりするために、足の下に枕を置くなどして拳上します。また、足首に水が溜まり、血流が悪くなると、捻挫の治りが悪くなってしまうので、安静の目的も含めて、包帯やテーピングを行うことがほとんどです。靭帯の損傷が重度の場合はギプスやシーネで固定することもあります。 足首の捻挫のリハビリについて解説します! 足首の捻挫は放っておくと後遺症を残すリスクがあり、捻挫を繰り返すことにもなりかねません。そうならないようにするために、またアスリートなどスポーツ復帰の前には、しっかりとリハビリをして完治させる必要があります。 RICE処置でご紹介したギプスやシーネでの固定の場合は、特に足首を動かさないように固定するため、リハビリ開始時には関節が硬くなっています。 関節が硬くなった状態でスポーツを再開すれば、ふんばりが効かず、再発しやすくなるなどの危険があるため、リハビリをして関節を柔らかくする必要があるのです。 リハビリは固定中からできます! 捻挫の原因となるような、足首を捻るような動きは避けることが大切ですが、固定している間でも足の指先は動かすことができます。固定中に指先を動かしておくのもリハビリの一環になります。 また捻挫が軽症の場合、包帯やテーピングを行いますが、無理のない範囲で足首の曲げ伸ばしは可能です。過度な安静は足首がかたくなる原因になるので、様子を見ながら動かすことが必要です。 どんなリハビリをするの? 足首の捻挫のリハビリは、足首の動きをよくすることや筋力強化をメインに行います。足首を内側に捻る動きが捻挫を起こしやすいため、リハビリ中にも注意が必要です。 リハビリはどのくらいの期間が必要? 軽症の場合は1週間ほどのリハビリになりますが、重症になるにつれてリハビリ期間は長くなります。 靭帯が完全断裂している場合は縫合する手術を行うこともあり、術後のリハビリも必要です。 まとめ・足首の捻挫、リハビリの前に行うRICE処置をご存知ですか? 足首の捻挫ではまずRICE処置を行い、その後状態に合わせてリハビリを開始します。捻挫でかたくなった関節の動きをよくし、捻挫の再発を予防するためにもリハビリは大切です。 リハビリは重症度によって期間が異なりますが、手術が必要な場合は長期間になることが多いです。 近年スポーツ医療で期待される再生医療では、幹細胞で損傷した靭帯を修復させるので治療期間を短縮できます。リハビリと併用することで、今までよりも早期のスポーツ復帰を目指すことが可能です。 重症の捻挫を起こしてしまった場合などは、再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
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肝臓の働きには代謝や解毒、胆汁の生成分解などがあり、体の中の化学工場とも言われていて、とても重要な役割を果たしています。ただ肝臓は、病気の症状が現れにくく、なかなか気づくことができないという特徴があります。 肝臓の病気は進行すると、肝硬変や肝臓がんなど、重篤な病気になってしまう可能性が高いため、早く病気に気づくことが大切です。そこで、肝臓が悪くなると、どんな症状が出るのか知っておきたいものです。 そうすれば万が一そのような症状が出てしまった場合でも、意識して早急に医療機関を受診することができるようになり、早期発見、早期治療といった理想的な状況を得ることが可能になります。 肝臓が悪いと現れる症状 肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれるほど、初期段階では症状が出にくい臓器です。しかし、進行すると多様な症状が現れます。肝臓が悪くなると現れる主な症状について解説します。 全身倦怠感と疲労感 肝臓の機能が低下すると、全身に倦怠感を感じやすく、疲れやすくなり、日常的な活動でもすぐに疲労を感じるようになります。これは、肝臓が正常に働かないために代謝が乱れ、疲労物質が蓄積されやすくなるためです。 食欲低下と消化不良 肝臓が悪化すると、食欲が低下することがあります。食欲がわかず、消化不良や嘔気を感じることが多くなります。肝臓の働きが鈍ることで、消化に必要な胆汁の分泌が減少し、食べ物の消化が困難になるためです。 黄疸と皮膚のかゆみ 肝臓の機能低下が進むと、黄疸が現れることがあります。黄疸は皮膚や眼の白い部分が黄色くなる症状で、肝臓がビリルビンと言われる黄色の色素を正常に処理できなくなることが原因です。また、皮膚のかゆみも肝臓の異常を示す症状の一つで、ビリルビンや胆汁酸が体内に蓄積されることで生じます。 からだのむくみと腹水 肝臓の働きが鈍ると、からだのむくみや腹水が溜まることがあります。肝臓が正常に血液を処理できなくなり、血液や体液が滞るためです。特に足や顔がむくみやすくなり、進行すると腹部に大量の腹水が溜まることもあります。 視力の低下と目の疲れ 肝臓の機能低下により、目に健康な血液が十分に供給されなくなると、視力低下や目の疲れ、ぼやける、かすむといった症状が現れます。また、ドライアイの症状も肝臓の異常を示すサインになることがあります。 吐血と意識障害 肝臓病が重篤化すると、吐血や意識障害が現れることがあります。これは、肝硬変や肝臓がんが進行し、肝臓の機能が低下するためです。吐血は肝臓の異常によって消化管の血管が破れやすくなるために起こります。意識障害は、肝臓が正常でなくなり、体内に毒素が蓄積されて脳に影響を及ぼします。 受診の重要性 以上の症状が見られる場合、早めに医療機関を受診することが重要です。肝臓の異常は、ウイルス感染、自己免疫異常、薬の副作用などさまざまな原因で引き起こされます。血液検査やCT、超音波検査などの画像診断を通じて、肝臓の状態を確認し、適切な治療を受けることが必要です。 知っておくべき肝臓の病気 早期発見に向け、肝臓が悪いとどんな症状が出るのか…急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変といった病気について解説します。 急性肝炎 急性肝炎の原因は、アルコール、薬物、ウイルス、自己免疫などがあり、主な症状は以下の通りです。 ・倦怠感 **・**食欲不振 ・尿の色が濃くなる ・皮膚や白目が黄色くなる 症状は個人差があります。これらで違和感や不安があるときは迷わず医師にご相談ください。軽度の急性肝炎は安静にして食事に気をつけることで、ほとんどの場合、治ってしまいますが、重症の場合は、入院して点滴治療を行うことがあります。 慢性肝炎 6ヶ月以上肝炎が治らない場合は、慢性肝炎と診断されます。原因の約70%は、「C型肝炎」といわれるもので、残りがB型肝炎や原因不明で起こる肝炎になります。ただ自覚症状が少なく、気が付かない場合もあるため、以下のような症状があったり、感じたらご注意が必要です。医療機関での早めの受診をおすすめします。 慢性肝炎の主な症状は以下の通りです。 ・倦怠感 ・皮膚のかゆみ ・発熱や頭痛 ・吐き気 ・食欲不振 ・尿が濃い茶色になる 慢性肝炎を放置すると肝硬変や肝臓がんなどの重い肝臓疾患になることが可能性があるため、注意が必要です。 しかし、適切な治療を行えば病気の進行を止めることが可能です。尚、「慢性化したB型肝炎」と「C型肝炎」は自然治癒が難しい病気です。早めに受診され、専門医にご相談ください。 B型慢性肝炎 B型慢性肝炎とは、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染して発症し、6か月以上持続する肝炎のことを指します。急性肝炎から慢性化するケースがあり、特に幼少期や出生時に感染すると慢性化する確率が高いです。 成人が感染した場合、免疫系がウイルスを排除することが多いため、慢性化する割合は低いですが、一部の人々では慢性肝炎に進行することがあるので注意が必要です。 B型慢性肝炎は、自覚症状が少なく、特に初期段階では症状が現れないことが多いものの進行すると以下のような症状が見られます。 ・倦怠感 ・疲労感 ・食欲不振 ・腹部の違和感 さらに、肝機能が低下すると、黄疸(皮膚や目が黄色くなる)、褐色尿、下痢などの症状も出現することがあります。これらの症状が現れた場合には、早期の診断と治療が重要です。 B型慢性肝炎の診断には、血液検査が用いられ、場合によっては肝臓の状態を詳しく確認するために超音波検査やCTスキャン、MRIなどの画像検査が行われることもあります。 治療については、肝機能障害が軽度であれば、抗ウイルス薬(核酸アナログ製剤やインターフェロンなど)の内服が主な方法となります。これにより、ウイルスの増殖を抑え、肝臓の炎症を軽減させることができます。 一方、重度の肝機能障害や肝硬変が進行している場合には、肝移植を検討することもあります。 B型慢性肝炎は、長期間治療が必要となることが多く、定期的な検査や専門医によるフォローアップが不可欠です。ウイルスの排除が困難であるため、治療を中断すると病状が悪化するリスクが高まるため、患者は継続的な医療管理の下で生活することが求められます。 C型慢性肝炎 C型慢性肝炎とは、C型肝炎ウイルス(HCV)に感染し、肝炎の状態が6か月以上続いている状態を指します。この病気は、初期段階ではほとんど自覚症状がないため、知らないうちに慢性化し、進行する可能性があります。 C型肝炎は血液を介して感染するため、感染経路に注意が必要です。注射をする際に滅菌されていない注射針を共有することが、最も多い感染経路とされています。 過去には輸血や臓器移植による感染もありましたが、現在ではほとんど見られなくなっています。他にも、血液や体液を介した感染があり、性交渉や母子感染もありますが、B型肝炎に比べて発症率は低いとされています。 C型慢性肝炎の症状は、初期段階ではほとんどありません。しかし、進行すると肝硬変や肝臓がんに発展するリスクがあります。肝硬変や肝がんが発症すると治療が難しく、患者の生活の質が著しく低下します。 しかし、治療方法については、ここ数年で大きな進展がありました。 以前はインターフェロンと呼ばれる薬を使用していましたが、現在では直接作用型抗ウイルス薬が主流となり、副作用が少なく、治療成功率も非常に高くなりました。 ただし、治療には注意点もあります。例えば、治療薬の選択を誤ると、ウイルスを完全に排除できず、耐性ができる可能性があるからです。さらに、一度治療に失敗すると、以後の治療が難しくなる場合があるため、治療方針を慎重に見極めて適切に治療しなければなりません。 C型慢性肝炎は、初期段階での自覚症状が少ないため、定期的な健康診断や血液検査を受けることが早期発見と治療に繋がります。 脂肪肝 脂肪肝とは、肝臓に過剰な脂肪が蓄積された状態を指します。主に中性脂肪が肝細胞内に多く蓄積することで起こります。この状態が続くと、肝炎や肝硬変、肝がんなどの深刻な病気に進展するリスクが高まります。 脂肪肝の主な原因は、過剰な飲酒、肥満、運動不足、不規則な食生活などの生活習慣です。特にアルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝の二つに大別され、アルコール性脂肪肝は長期にわたる過剰な飲酒によって引き起こされます。 一方、非アルコール性脂肪肝は飲酒とは無関係で、主に肥満や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病に関連して発症します。 肝臓は脂肪をエネルギー源として利用するため、脂肪を生成し蓄積する能力があります。しかし、摂取するエネルギーが消費するエネルギーを上回ると、余剰なエネルギーが脂肪として蓄積されます。これが脂肪肝の原因となります。 脂肪肝は一般的に自覚症状がほとんどなく、初期段階では症状が現れにくいことが多いです。しかし、進行すると倦怠感や疲労感、肩こり、頭がぼんやりするなどの症状が現れることがあります。これらの症状は日常生活においても影響を及ぼすため、早期に発見し、適切な対処を行うことが重要です。 脂肪肝の診断には、血液検査や腹部超音波検査が有効です。血液検査では、肝機能を示す数値(ALT、AST、γ-GTP)が上昇することが多いです。腹部超音波検査では、脂肪が蓄積した肝臓が白っぽく見えることから、簡単に確認することができます。 脂肪肝の予防と改善には、生活習慣の見直しが不可欠です。バランスの取れた食事、適度な運動、適切な休養を心がけることが大切です。 特にカロリーコントロールを意識し、過剰な飲酒や過食を避けることが重要です。また、定期的な健康診断を受け、肝機能をチェックすることも効果的です。 このように、脂肪肝は生活習慣と密接に関連しており、予防と改善には自身の生活習慣を見直すことが不可欠です。 非アルコール性脂肪性肝炎 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は、主に肥満や糖尿病などの生活習慣病に関連して発症する肝炎です。この病態では、肝臓に脂肪が異常に蓄積し、それが炎症を引き起こします。 見逃せないのは、この疾患がアルコールの摂取に関係なく進行する点です。日本では、人間ドックなどの健康診断で診断される脂肪肝の中で、およそ20~30%が非アルコール性脂肪肝とされ、そのうち10~20%がNASHに進行するとされています。 NASHは、単なる脂肪肝とは異なり、肝硬変や肝臓がんなどの深刻な合併症に進展するリスクがあります。そのため、早期に診断を受け、生活習慣の改善や適切な治療が重要です。 治療法としては、食事療法や運動療法による体重管理、糖尿病や脂質異常症の治療、必要に応じて薬物療法が行われます。ただし、治療効果が不十分な場合や進行した場合には、肝移植などの選択肢も考慮されます。 NASHの症状は初期段階ではほとんど現れず、進行すると疲労感や腹部の不快感などが現れることがあります。定期的な健康診断や肝機能のモニタリングが重要であり、早期発見・早期治療が合併症を予防する鍵となります。 アルコール性肝障害 アルコール性肝障害とは、長期間にわたって大量のアルコールを摂取することによって肝臓が損傷を受ける疾患の総称です。 肝臓はアルコールを分解する主要な器官であり、アルコールの代謝過程で生成される有害物質が肝細胞を傷つけ、炎症を引き起こします。これにより、肝臓の機能が低下し、さまざまな健康問題が発生します。 アルコール性肝障害は、大きく3つの段階に分けられます。 アルコール性脂肪肝(初期) 過剰なアルコール摂取によって肝臓に脂肪が蓄積する状態であり、症状は比較的軽度です。 アルコール性肝炎(中期) アルコール性肝炎では、肝臓に炎症が生じ、肝細胞が破壊され、更に肝機能が低下します。 アルコール性肝硬変(末期) アルコール肝硬変では、肝臓の組織が線維化し、硬くなるため、正常な機能が失われます。この状態が続くと、肝不全や肝がんに進展することもあります。 アルコール性肝障害は、見た目にはわからない場合が多く、健康診断などで初めて発見されることがよくあります。 具体的な症状として以下のようなものがあります 倦怠感 食欲不振 体重減少 黄疸(皮膚や目が黄色くなる) また、肝硬変が進行すると、腹水(お腹に水がたまる)、浮腫(むくみ)、肝性脳症(肝臓の機能低下による脳の障害)などの深刻な症状が現れます。 アルコール性肝障害を予防するためには、飲酒量を適度に抑えることが最も重要です。一般的には、男性で1日あたりのアルコール摂取量を20g未満、女性で10g未満にすることが推奨されています。具体的には、ビール中瓶1本(500ml)や日本酒1合(180ml)が約20gのアルコールに相当します。飲酒の頻度や量を減らすことで、肝臓への負担を軽減し、肝障害のリスクを下げることができます。 治療法としては、アルコールを完全に断つことが基本です。 アルコールの摂取を中止することで、肝臓の損傷を回復させることができます。さらに、栄養療法や薬物療法、心理療法などを組み合わせて治療を行います。重度の肝硬変や肝不全の場合は、肝移植が必要となることもあります。 アルコール性肝障害は、自分の意思で予防や治療が可能な疾患です。健康的な飲酒習慣を心がけ、定期的に健康診断を受けることで、早期発見・早期治療ができます。また、アルコール依存症の治療が必要な場合は、専門医の指導を受けることが重要です。 肝硬変 慢性肝炎が長期化すると、肝臓の組織が線維化し硬くなり、肝硬変になります。肝硬変になると元の状態に戻すことは難しくなるため、こちらも早めの発見と治療が大切です。肝硬変の主な症状は以下の通りです。 ・足がむくむ ・腹水がたまる ・黄疸が出る ・腹部静脈が盛り上がる ・意識障害が起こる 初期の肝硬変は、ほとんど症状がありません。早く病気を発見するためには定期的に検診を受けましょう。検診で異常を指摘されたら、症状がなくても病院を受診してください。 自己免疫性肝疾患とは 自己免疫性肝疾患とは、自己免疫反応が原因で肝臓が障害される病気の総称です。主に自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎の3つがあります。 自己免疫性肝炎(AIH)は、自己免疫反応により肝細胞が攻撃されて慢性肝炎を引き起こす病気です。50歳から60歳代の中年以降の女性に多く見られますが、若い女性や小児でも発症することがあります。治療には、免疫抑制薬が使用され、これによって肝機能は改善しますが中止すると、再燃する可能性が高いため、長期間内服することが必要になります。 原発性胆汁性肝硬変(PBC)は、肝臓内の細い胆管が慢性的な炎症により破壊され、胆汁が流れにくくなることで肝臓に胆汁が停滞して、肝臓の細胞が障害される病気です。 中年以降の女性に多く見られ、50歳代が発症の中心です。初期症状として皮膚のかゆみや黄疸が現れ、進行した場合には肝移植を検討することもあります。 原発性硬化性胆管炎(PSC)は、肝臓内外の胆管が障害されることで胆汁が停滞し、肝臓に炎症を引き起こす病気です。発症年齢には20歳代と60歳代の2つのピークがあり、若年層では潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患も合併しやすいとされています。 症状には黄疸やかゆみがあり、診断には胆管造影検査が必要です。治療は内服薬や内視鏡による治療が行われ、内科的治療でコントロールされない場合には肝移植の検討も必要となります。 自己免疫性肝疾患は、発症メカニズムが完全には解明されておらず、遺伝的要因や環境要因が関与していると考えられています。また家族内で発症するケースもごくまれですが報告されています。 食事や生活習慣に注意を払い、感染予防にも努めることが大切です。 予防 生活習慣を改善することも大切 食事のバランスを整える 肝機能を向上させるためには、食事のバランスを整えることが重要です。具体的には、主食・主菜・副菜を揃えた食事を心がける必要があります。 まず、主食とは、ご飯やパン、麺類などの炭水化物です。炭水化物はエネルギー源となり、日常の活動を支えます。一方で、主菜は肉、魚、大豆製品などのタンパク質を含む食品です。タンパク質は筋肉や臓器の修復と成長に必要不可欠です。最後に、副菜には野菜、きのこ、海藻などが含まれ、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。これらの栄養素は、体の機能を正常に保つために必要です。 特に外食時には、栄養バランスが崩れがちです。例えば、ラーメンやカレーライスなどの単品料理は、主食と主菜は満たすものの、副菜が不足しがちです。このような場合には、サラダや野菜スープなどを追加すると良いでしょう。 また、コンビニで食事を購入する際には、弁当だけでなく、カット野菜やサラダを一緒に購入することをおすすめします。 脂肪肝を予防するためには、高脂肪な食事を避け、適正カロリーを守ることも大切です。脂肪肝は肝臓に脂肪が蓄積される状態で、進行すると肝炎や肝硬変を引き起こす可能性があります。高脂肪な食事を続けると、肝臓に負担がかかり、脂肪が蓄積されやすくなります。そのため、脂肪分の少ない食品を選び、適量を心がけましょう。 さらに、肝機能が低下すると、肝臓がビタミンを蓄える力も弱まります。したがって、緑黄色野菜やきのこ類、海藻類などのビタミンとミネラルを豊富に含む食材を積極的に摂取することが大切です。また、食物繊維は余分な糖や脂質の吸収を妨げ、体外に排出する働きがありますので、これも意識的に摂取しましょう。 以上のように、食事のバランスを整えることで、肝機能を保ち、健康な生活を送ることができます。少しずつ取り入れてみてください。 適度な運動 肝機能の改善や健康維持には、適度な有酸素運動が非常に効果的です。特に、非アルコール性脂肪性肝疾患の改善には、有酸素運動が有効です。 ウォーキングやジョギングなどの運動を毎日30分以上行うことで、肝臓にたまった脂肪を減少させることが期待できます。 有酸素運動とは、酸素の消費量と供給量が見合った運動のことで、ウォーキング、ジョギング、ダンス、縄跳び、テニス、卓球などが含まれます。 さらに、有酸素運動は筋肉の維持にも役立ちます。筋肉は、糖質代謝やアンモニア代謝をつかさどり、肝臓の機能を補完する役割があります。肝臓病患者にとって、筋肉を維持することは肝臓の負担を軽減し、全体的な肝機能の向上につながるため大切です。 また、有酸素運動はストレスの軽減にも効果があります。通勤や日常生活にウォーキングを取り入れるだけでも、ストレスを軽減し、心身の健康に良い影響を与えます。 運動の効果は、身体的な健康だけでなく、生活の質(QOL)の向上にも寄与します。病気になると生活の質が低下しがちですが、適度な運動を取り入れることで、生活にハリが生まれ、生きがいを感じられるようになります。 適度な運動を生活に取り入れることで、肝臓の健康を保ち、全体的な生活の質を向上させることができます。 休肝日をつくる 休肝日(きゅうかんび)は、肝臓を休めるために週に1日以上飲酒しない日を設けることを目的としています。この習慣を取り入れることで、肝臓の負担を軽減し、健康を維持することができます。毎日飲酒すると、肝臓には中性脂肪が蓄積し、胃や腸の粘膜も荒れやすくなります。これらの臓器の修復には休息が必要です。 アルコールは中性脂肪を生成し、肝臓はこれを分解・処理します。しかし、過度な飲酒は肝臓の処理能力を超えてしまい、肝機能障害を引き起こしかねません。適度な飲酒量を守ることが重要であり、具体的には日本酒で1~2合が目安とされています。 やり方については週に5日続けて飲酒し、残りの2日を連続して休肝日にするのではなく、2~3日飲んで1日休むという習慣を作るほうが肝臓や消化管の粘膜の修復が効果的に行われます。 尚、習慣的な飲酒は依存性を高め、飲酒量が増加する危険性があります。休肝日を設けることで、飲酒総量を減少させ、肝障害を予防できる可能性があります。休肝日を取り入れることで、肝臓の健康を保ち、長期的な健康リスクを減らすことができます。少しずつでも習慣にしてもらえればと思います。 まとめ 肝臓は沈黙の臓器と言われ、悪くなっても症状が自覚しにくく発見が遅れがちになります。そのため、どんな症状が出るのか事前に知っておくことは非常に大切です。そこで急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変の主な症状について解説しました。 これらの症状があったり、違和感を感じられたら、間違っていても良いので、まずは早めの受診をお薦めします。肝臓疾患は、症状が無いからといって油断できない病気です。 早期発見、早期治療が大切。また予防としては毎年の健康診断の結果に注意し、症状に心当たりがあれば積極的に医療機関にて検査を受けられることを強くお勧めします。
投稿日:2024.11.19 -
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ご注意!足首の捻挫は、しっかり治しきらないと後遺症になる可能性があります! どのようなスポーツでもケガは起こりうるものです。注意しているつもりでも、つい夢中になってしまうことがあるものです。 中でも足首の捻挫は、さまざまなスポーツで起こるリスクがあり、スポーツ医療でも多く取り扱われています。 中でも足首の捻挫は、受診し適切な治療を受けなければ、治りが遅くなるだけでなく後遺症を残すことがあります。捻挫というと、つい簡単に考えて「様子を見ようと」放置することが多くあります。あなたもそんな覚えはないでしょうか? 今回は、そんな足首の捻挫の後遺症について解説します。 足首の捻挫で後遺症が残るのはなぜ? 足首の関節は、前距腓靭帯、後距腓靭帯、踵腓靭帯、脛腓靭帯、二分靭帯が支えています。 中でも外くるぶし側にある前距腓靭帯と踵腓靭帯が、損傷が起こりやすい靭帯です。 捻挫は足首をひねったときに起こるケガですが、捻った時に足首を守ろうと靭帯が伸びます。しかし、守れないほどの力がかかったときに靭帯や関節包が損傷してしまうのです。捻挫で後遺症が残るのは、この靭帯の損傷が影響します。 足首を捻挫した場合の症状 足首の捻挫を起こすと痛みがありますが、よほど重度な損傷でなければ歩行が困難になることはありません。歩行が困難であれば、脱臼や骨折を疑います。 靭帯を損傷してしまうと、炎症や出血が起こることがあります。また、痛み以外にも、足首の腫れや内出血が見られることがあります。 捻挫した足首の治療期間で治るのか 足首を捻挫してしまったときには、まず、安静が必要になります。歩いてはいけないわけではなく、負荷をかけないようにします。 その後は靭帯の損傷部位や程度の状態によって治療やリハビリを行いますが、治癒までにかかる期間は「3週間から3か月ほど」です。 この期間は、スポーツをする人にとっては長く感じるでしょう。 しかし、捻挫が治っていない状態で無理をすると、捻挫が再発するだけでなく後遺症を残すことがあります。 足首の捻挫の後遺症とはどんな症状? 足首の捻挫によって起こる後遺症は、以下のようなものです。 足首の不安定さ 後遺症の中でも多いのが足首の不安定さです。靭帯の損傷が重度の場合、足首の関節がぐらぐらすることがあるのです。 足首の不安定さとは、要はふんばりがきかない状態で転びやすくなったり、捻挫を繰り返すことにもつながります。 痛みが残る 捻挫をしてすぐの時期には足首に痛みが生じるでしょう。早い人では1週間程度で痛みが落ち着いてきますが、後遺症として慢性的に痛みがある場合もあるのです。 3~4週間経過しても痛みがある場合は、骨や軟骨などにも異常が生じている可能性もあります。早めに医師に相談してください。 足首がかたくなる 後遺症として足首がかたくなることがあります。捻挫をして靭帯や関節包が損傷した後、修復する過程でどうしても損傷した組織がかたくなってしまうのです。 足首がかたくなるとスポーツをするときに何らかの支障があるでしょう。 安静も重要ですが、初期の治療段階を超えたら、医師やリハビリスタッフのような専門家の指示に従って足首を動かすようにする必要があります。 重症の場合はシーネやギプスで固定するため、足首がかたくなることがあります。しかしその後にリハビリをしていけば、後遺症として足首がかたくなるのを防ぐことができるでしょう。 捻挫の再発(捻挫が癖になる) 捻挫が治りきっていない段階で無理をすると、再度捻挫を起こしやすくなります。「捻挫がクセになる」といわれることもあるのは治りきっていない、まだ弱っているのに無理をすることで弱った部分を再度痛めてしまうのです。しっかり、治せば何度も同じ部分が、例えると癖になることはありません。 後遺症を残さないために!足首の捻挫に新たな治療法 足首の捻挫は治療期間が長いうえに、後遺症というリスクもあり、後遺症があると日常生活やスポーツにおいて支障が出てくることもあるでしょう。 スポーツ医療では、近年足首の捻挫の治療として再生医療が注目されています。再生医療は自分の幹細胞を用いて傷ついた靭帯や組織を修復させる治療で、自分の細胞を使うため副作用のリスクが少なくて済みます。 また、捻挫の治療期間を短縮させる方法としても期待されています。 まとめ・ご注意!足首の捻挫は、しっかり治しきらないと後遺症になる可能性があります! 足首の捻挫では靭帯や関節包の損傷がみられます。損傷が大きい場合や、捻挫を放っておいた場合、後遺症を残すことがありますから、早期に専門医の治療を受け、リハビリを行いましょう。 後遺症が残るとスポーツをするときに何らかの支障があるでしょう。手術をするとなれば治療期間が長くなります。 そんな足首の捻挫の治療を短縮させ、後遺症を残さない治療に再生医療が期待されています。興味がある方は当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19