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- 免疫細胞療法
「寝不足が続くと決まって体調を崩す」という方も多いでしょう。 近年の研究では、睡眠不足がなぜ免疫力を低下させるのか、その科学的なメカニズムが解明されつつあり、質の高い睡眠を確保するためのアプローチも注目されています。 本記事では、「睡眠不足による免疫力低下のメカニズム」について、ホルモンや自律神経の働きといった観点から解説します。 睡眠不足で体調を崩しやすいと感じている方、その原因と対策を詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。 また、当院リペアセルクリニックでは、治療によって免疫力アップを目指せる免疫細胞療法をご提供しています。 「免疫力低下が気になる」「簡単に免疫力を上げたい」という方は、ぜひ当院へご相談ください。 睡眠不足による免疫力低下のメカニズム 多くの人が感じている「睡眠不足と体調不良の関係」ですが、その裏には、免疫力の低下という科学的なメカニズムが隠されています。 本章では、睡眠不足が免疫力低下を引き起こすメカニズムについて、以下の2つの側面から解説していきます。 成長ホルモンの分泌量が低下して自然免疫の働きが低下する 自律神経が乱れて免疫物質の分泌量が低下する 私たちの体を守る免疫システムと睡眠との深い関わりを知ることで、日々の睡眠を大切にする意識がより一層高まるはずです。 成長ホルモンの分泌量が低下して自然免疫の働きが低下する 睡眠中には、昼間の活動で傷ついた細胞を修復するための成長ホルモンが多く分泌されます。 成長ホルモンは免疫細胞の維持・強化にも役立ちますが、睡眠不足になると十分に分泌されず、免疫細胞(NK細胞など)の減少を招きます。 その結果、ウイルスや細菌に対する自然免疫の働きが低下し、免疫力が落ちてしまいます。 自律神経が乱れて免疫物質の分泌量が低下する 睡眠不足が引き起こす心身へのストレスは、「自律神経」のバランスを崩してしまいます。 項目 詳細 自律神経の乱れ 睡眠不足のストレスにより、活動モードの「交感神経」とリラックスモードの「副交感神経」の切り替えがうまくいかなくなる 免疫物質の減少 副交感神経の働きが低下し、鼻や喉の粘膜で病原体をブロックする「免疫抗体IgA」という免疫物質の分泌量が減少。 その結果、ウイルスなどに感染しやすくなる。 免疫細胞の働きが低下 副交感神経が十分に働かないと、末梢の血流が悪化。 パトロール役である白血球(免疫細胞)が体の隅々まで行き渡りにくくなり、感染が起きた場所に集まりにくくなる。 さらに、慢性的な寝不足によるストレスは、「アドレナリン」などのストレスホルモンの過剰な分泌を招きます。 アドレナリンには免疫の働きを抑制する作用があるため、病原体への抵抗力がさらに低下してしまう、という悪循環に陥ります。 また、次の記事ではストレスで免疫力が低下する原因や免疫力を高める方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 睡眠の質を高めて免疫力を向上させる方法 本章では、今日からでも始められる、睡眠の質を高めるための方法を6つご紹介します。 体内時計を整えて規則正しい生活を送る 睡眠の3時間前までに食事を済ませる 寝る前にスマホやパソコンを使わない ぬるめのお風呂で身体を温める 寝具などの就寝環境を整える 適度な運動習慣を身につける 忙しい毎日の中で、理想的な睡眠時間を確保するのは難しいと感じる方も多いかもしれません。 しかし、睡眠は「長さ」だけでなく「質」も重要です。 ご自身のライフスタイルに合わせて、取り入れやすいものから試してみてください。 体内時計を整えて規則正しい生活を送る 私たちの体に備わっている「体内時計」を整え、規則正しい生活を送ることが、質の高い睡眠と免疫力の向上につながります。 体内時計を整えて規則正しい生活を送るポイント 毎朝同じ時間に起き、夜もできるだけ同じ時間に就寝する 朝起きたら太陽の光を浴びて体内時計をリセットする 朝食をきちんと摂り、体を目覚めさせ一日のリズムを作る 週末になるとつい寝坊してしまいがちですが、平日との起床時間の差が大きいと、体内時計は簡単に乱れてしまいます。 休日の寝坊はほどほどにし、規則正しい生活を心がけましょう。 睡眠の3時間前までに食事を済ませる 質の高い睡眠を確保し、体をしっかりと休ませるためには、就寝の約3時間前までに夕食を済ませることが大切です。 就寝前の食事に関するポイント 食後すぐに眠ると体は消化活動を優先し、脳や体が十分に休まらず眠りが浅くなる 胃腸の消化活動が落ち着くまでには、一般的に食後約3時間かかるとされている 夕食が遅くなる場合は、脂肪分の多い食事は避け、うどんやお粥、スープなど、消化の良い軽いメニューにする 寝る前の食事のタイミングと内容を少し意識するだけで、睡眠の質は変わってきます。 次の記事では、免疫力をあげる食べ物について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 寝る前にスマホやパソコンを使わない 就寝前にスマホやパソコンなどの画面を見る習慣は、寝つきを悪くしたり睡眠の質を低下させたりする原因となります。 就寝前のスマホやパソコンの注意点 スマホ等のブルーライトは脳を覚醒させる 睡眠を促すホルモン(メラトニン)の分泌が抑えられる 結果、寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下 就寝1~2時間前には画面を見ないようにするのが理想 ベッドに入るときはスマホを手元に置かない、といった簡単な工夫だけでも、寝つきが良くなることが期待できます。 ぬるめのお風呂で身体を温める ぬるめのお風呂に浸かり、身体を温めることも大切です。 質の高い睡眠のための入浴法 就寝の1~2時間前に、38~40℃のぬるめのお湯に5~20分ほど浸かる 入浴で一度上がった体温が下がる過程で自然な眠気を誘う 体の芯から温まり、筋肉の緊張がほぐれてリラックスできる 一方、42℃を超えるような熱いお湯に長時間入るのは、睡眠前にはおすすめできません。 熱いお湯は、体を活動モードにする神経(交感神経)を刺激してしまい、かえって目が覚めてしまうことがあります。 また、次の記事では免疫力アップにつながる入浴法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 寝具などの就寝環境を整える 快適な睡眠のためには、寝室の温度や湿度・光・音といった環境づくりも重要です。 快眠のための就寝環境づくりのポイント 寝室の温度は18~22℃・湿度は50~60%に保つ 遮光カーテンなどを使い、部屋を暗く静かな環境に整える 自分の体格に合い、自然な寝姿勢を保てるマットレスや枕を選ぶ また、人は寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくといわれています。 通気性や吸湿性の良い素材の寝具やパジャマを選ぶことも、快適さを保ち、途中で目が覚めるのを防ぐためのポイントです。 適度な運動習慣を身につける 適度な運動を行うと体に心地よい疲労感が生まれ、夜の寝つきが良くなり、深い睡眠が得られやすくなります。 睡眠の質を高める運動のポイント 日中にウォーキングなどの適度な有酸素運動を行うと夜の眠りの質が高まる 運動は日中から夕方にかけて行い、就寝の3時間前までには終えるのが理想 寝る直前の激しい運動は体を興奮させてしまうため逆効果 無理のない範囲で楽しみながら運動を習慣として続けることが大切 継続的な運動習慣によって睡眠の質が高まれば、結果として免疫力の向上や、日中の疲労回復にも貢献してくれます。 また、次の記事では運動で免疫力アップできる理由や適度な運動量について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 睡眠不足に悩んでいる方は免疫細胞療法も選択肢の一つ 十分な睡眠が確保できず、免疫力の低下が心配な場合、免疫細胞療法を受けることも一つの選択肢です。 項目 詳細 治療の概要 人間が本来もっている免疫の力を人工的に高める治療法 治療の目的 がん治療において、がん細胞と戦う免疫細胞の力を強化する目的の治療法が、免疫機能全般の強化にも応用されている。 具体的な方法 患者様ご自身の血液を少量採取し、その中からウイルスやがん細胞などと戦う働きをもつ免疫細胞を取り出す。 専門の施設で数週間かけて、免疫細胞を数億個から数千億個というレベルまで培養・増殖させ、さらに働きが活発になるように活性化させる。 パワーアップさせた自己の免疫細胞を点滴によって再び体内に戻す。 ご自身の細胞を用いるため副作用も少なく、体への負担も比較的軽い治療法とされています。 睡眠の質を高めて免疫力低下を防ごう 免疫力の低下を防ぐためには、ただ長く眠るだけでなく、「睡眠の質」を高めることが重要です。 まずは始めやすいものから取り入れてみましょう。 規則正しい生活で体内時計を整える 就寝前の食事やスマホの使用を控える ぬるめのお風呂でリラックスする 快適な寝室環境を整える 日中の適度な運動習慣 しかし、多忙な生活で十分な睡眠が確保できない、あるいは免疫力の低下が特に心配だという方もいるでしょう。 そのような方には、ご自身の免疫細胞を培養・活性化させて体内に戻すことで、免疫機能の向上を目指す「免疫細胞療法」という選択肢もあります。 まずは睡眠の質を高める工夫を続け、それでも改善しないお悩みがあれば、ぜひ当院へご相談ください。
2020.07.11 -
- ひざ関節
「立ち仕事が多く、膝に違和感を覚える」「手術や薬に頼ることは避けたい」 膝の軽い痛みや不調を抱えつつも、病院に行くほどではないと感じている方は多いのではないでしょうか。 この記事では、20代の膝の痛みの主な原因と、痛みを和らげる方法などについて解説します。 膝の痛みは年齢に関係なく、20代の若い世代にも少しずつ増えてきている症状のひとつです。 とくに、立ちっぱなしの仕事をしている方は日々の負担が蓄積し、知らないうちに膝にトラブルを抱えてしまうこともあります。 膝の痛みに関して情報収集中の方も、自分の症状と向き合う第一歩として参考にしてください。 20代で膝が痛い!立ち仕事が原因? 20代で膝が痛い原因は、主に以下の3つです。 原因1.長時間の立ち仕事によって靭帯に負担がかかっているケース 原因2.スポーツ・無理なトレーニングをしたケース 原因3.交通事故・転んだなどのイレギュラーなケース 自身の生活を振り返って当てはまる事項を確認し、症状の改善に努めましょう。 原因1.長時間の立ち仕事によって靭帯に負担がかかっているケース 長時間の立ち仕事は膝の靭帯に負担をかけ、痛みや炎症を引き起こす可能性があります。 20代でも継続的な負荷により、以下の疾患を発症する可能性があります。 疾患名 主な原因 主な症状 靭帯損傷 膝の骨同士をつなぐ靭帯の一部が損傷または断裂する 痛み 膝がぐらつくような感覚 膝の腫れ 変形性膝関節症 慢性的な負荷で膝の関節内の軟骨が徐々にすり減り、骨にも変化が起こる 膝の痛み 膝の腫れ 初期は起き上がりや歩き始めに膝が痛くなり、休めば痛みが取れる 進行すると歩行困難に 長時間の立ち仕事は膝の靭帯や関節軟骨に持続的な負担をかけ、痛みや炎症を引き起こします。 初期症状は軽微でも、放置すると膝の不安定感や腫れ、歩行時の違和感などが現れ、日常生活に支障をきたす可能性があります。 膝の違和感や痛みが数日以上続いている場合は、早期の診断と適切な治療のため整形外科を受診しましょう。 20代で発症する変形性膝関節症については、以下の記事で解説していますので参考にしてください。 原因2.スポーツ・無理なトレーニングをしたケース 慣れないスポーツや急なトレーニングは、膝の関節や腱に過度な負担をかけてさまざまな疾患を引き起こすリスクがあります。 無理な運動後に膝が痛くなった場合、以下のような疾患が考えられます。 疾患名 主な原因 主な症状 靭帯損傷 ジャンプの着地や方向転換、急停止などの動作で靭帯が伸びすぎたり断裂する 膝の痛み 膝の腫れ 不安定感 半月板損傷 ジャンプや方向転換の際などに、膝関節のクッションの役割を果たす半月板が傷つく 膝の痛み 膝の腫れ 引っかかり感 膝に水がたまる 膝蓋腱炎(ジャンパー膝) 繰り返しのジャンプやキック、ダッシュなどの動作によって膝のお皿とすねの骨をつなぐ腱である膝蓋腱が炎症を起こす 膝前面の痛み 膝の腫れ 押すと痛い 触れると熱を感じる 鵞足炎(がそくえん) 急な坂道のランニングや不適切なトレーニングで、膝の内側にある鵞足部に炎症が起きる 膝の内側下方の痛み 膝の腫れ 押すと痛い 触れると熱を感じる 慣れないスポーツや急なトレーニングは、膝の関節や腱に過度な負担をかけます。 とくに運動習慣がない人がいきなりハードな動きをすると、筋肉や靭帯が十分に対応できず、損傷のリスクが高まります。 膝に痛みが出た際は、スポーツを中断して早めに整形外科を受診しましょう。 予防のためには、スポーツやトレーニング前のストレッチやウォーミングアップを入念に行い、膝周囲の筋肉や腱をしっかりとほぐすことが重要です。 運動後のクールダウンやアイシングも、膝の負担軽減に役立ちます。 原因3.交通事故・転んだなどのイレギュラーなケース 転倒や交通事故による衝撃は、膝の靭帯や半月板や骨に損傷を及ぼす可能性があります。 以下は、事故や転倒などによって起こりうる代表的な疾患です。 疾患名 主な原因 主な症状 靭帯損傷 転倒時に膝をひねる・ねじるなどして靭帯が断裂・損傷する 膝の痛み 膝の腫れ 不安定感 半月板損傷 膝への強い衝撃やねじれによって、膝関節のクッションの役割を果たす半月板が損傷する 膝の痛み 膝の腫れ 引っかかり感 膝に水がたまる 膝の骨折 転倒や衝突による膝への直接的な力で膝の骨が折れる 膝の強い痛み 腫れ 膝が動かせない 交通事故による負傷は自覚症状が乏しいまま進行するケースもあります。 外傷後は痛みが軽くても内部が損傷している恐れがあるため、「大したことない」と自己判断せず、受傷後は速やかに医療機関を受診しましょう。 立ち仕事による膝の痛みを和らげる方法 立ち仕事による膝の痛みを和らげる方法は、以下の通りです。 適度に休憩をはさむ サポーターの使用 ストレッチや運動療法 体重管理 薬物療法 すぐに実施できる方法もあるので、自身に合った対処法を探してみましょう。 膝の痛みが改善されない場合は、医療機関の受診を検討してください。 適度に休憩をはさむ 長時間の立ち仕事は、筋肉や関節に負担が蓄積し痛みや疲労の原因になるため、適度に休憩をはさみましょう。 立ち仕事中の適度な休憩におけるポイントは、下記の通りです。 30分に1度は座ったり歩いたりする こまめな水分補給で筋肉の柔軟性を保つ ストレッチを取り入れる(ふくらはぎの上げ下げ・足首を回すなど) また、睡眠時間が7時間以下の日が2週間以上続くと筋骨格系の痛み発症リスクが1.7倍高まる※というデータもあります。 ※出典:PubMed「睡眠と怪我のリスク」 十分な睡眠をとり仕事中はこまめに休憩をはさむことで、膝の痛みを予防しやすくなります。 サポーターの使用 膝用サポーターは、靭帯や筋肉の役割を部分的に補助して膝関節の安定性を高める効果があります。 保温効果があるタイプは、血流の促進や関節の柔軟性維持にも役立ちます。 市販のサポーターは種類が多いため、痛みの部位や用途に合わせて適切なものを選びましょう。 なお、サポーターは根本的な原因を治すものではないため、装着しても膝の痛みに対する治療につながりません。 継続的に痛みがある場合は医師の診断を受けたうえで、適切な治療やリハビリとあわせて使用しましょう。 ストレッチや運動療法 ストレッチや適度な運動は、膝の痛みの緩和や機能維持に効果的です。 痛みのために動かさずにいると、膝周囲の筋力が低下してさらに痛みが悪化する恐れがあります。 厚生労働省により膝の痛み軽減や身体機能の向上に寄与すると報告されている運動は、以下の通りです。 運動内容 運動頻度 楽〜ややきつい程度のウォーキングや水中歩行など 1日30分以上 筋力トレーニング 週2〜3日 週3日以上の多要素運動(ストレッチ・ヨガなど) 高齢者には週3日以上の運動頻度が推奨されるが、若年層では個人の体力や症状に応じて調整 上記の運動を週に3回以上、2~3カ月にわたり計24回以上の運動を継続すると効果的※とされています。 ※出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」 すべての運動をこなす必要はありません。 まずは、週に3回のウォーキングから始めてみましょう。 運動で痛みが悪化する場合は無理をせず、医師に相談して適切な治療を受けましょう。 体重管理 立ち仕事中の膝の痛みの原因の一つに、肥満も考えられます。 肥満度を表す国際的な指標であるBMIは体重(kg)÷ 身長(m)の2乗で算出され、25以上の方は肥満と判定されます。 体重1kgの増加で、膝には約2〜3kgの負担がかかるとされており、立ち仕事をしている方にとっては深刻な影響を与えかねません。 体重管理のためにできることは、以下の通りです。 適度な運動を取り入れる バランスの良い食事を1日3回摂る 早食いやながら食いを控える 1kg減量するだけでも膝の負担は軽減するので、無理のない範囲で継続しましょう。 薬物療法 膝の痛みに対する一般的な薬物療法として、痛み止めの内服薬が挙げられます。 とくに、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は痛みの緩和だけでなく膝の炎症を抑える作用もあり、立ち仕事をしている方に広く用いられています。 非ステロイド性抗炎症薬は、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどが代表的です。 ただし、長期間の服用や過量摂取は胃腸障害や薬物乱用頭痛などの副作用を引き起こすリスクもあります。 自己判断での使用は避け、症状が長引く場合は医師に相談しましょう。 立ち仕事に影響するほど慢性的な膝の痛みには再生医療も選択肢の一つ 仕事を休めない20代の方にとって、膝の痛みは深刻な問題です。 立ち仕事を続けながら膝の痛みを抱える日々に不安を感じている方には、再生医療という選択肢があります。 再生医療の幹細胞治療は、患者さま自身から採取した幹細胞を活かして傷んだ軟骨や組織にアプローチします。 副作用のリスクが低く、入院不要で受けられる点が大きな魅力です。 公式LINEでは再生医療に関する情報や簡易オンライン診断などを行っています。 膝の痛みや気になる症状がある方は、ぜひ公式LINEをチェックしてみてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 立ち仕事で膝が痛む方からよくある質問 この項目では、立ち仕事で膝が痛む方からよくある質問をご紹介します。 膝が痛い場合はすぐに病院に行った方がいい? 膝の痛みに有効なストレッチは? 20代で片足の膝が痛む場合は、どのような原因が考えられる? 膝が痛い場合はすぐに病院にいった方が良い? すぐに病院にいった方が良いかどうかは、痛みの程度や症状の出方によって異なります。 以下の表を参考に、受診の目安を確認してみましょう。 すぐに病院を受診すべき症状 様子を見ても良い症状 強い腫れや熱感がある 内出血や変色がある 事故や転倒など強い衝撃を受けた 安静にしていてもズキズキ痛む 歩行が困難 軽い違和感や一時的な痛み 動作時のみ痛みが出る 数日で痛みが引いている 日常生活には支障がない 膝の痛みが軽度な場合は、自宅での安静やストレッチやサポーターの使用などで様子を見るのも一つの手です。 痛みが長引いたり、繰り返したりする場合は医療機関の診察を受けましょう。 膝の痛みに有効なストレッチは? 膝の痛みには、以下のストレッチが効果的です。 1.仰向けに寝て、片膝を胸の方へゆっくり引き寄せる 2.両手を添えて支えながら、左右それぞれ5回ずつ行う 引き寄せる際は手の力に頼らず、足の力だけで動かすようにしましょう。 手で無理に引っ張ると、逆に膝を痛める恐れがあります。 20代で片足の膝が痛む場合は、どのような原因が考えられる? 20代で片足の膝が痛む場合に考えられる主な原因は、膝の使いすぎや外傷、関節・軟部組織(筋肉や靭帯など)の損傷です。 主な疾患と症状は以下のとおりです。 疾患名 症状など 膝の使いすぎ(オーバーユース) 日常の立ち仕事や運動習慣による蓄積疲労 靭帯損傷 膝のぐらつきや強い痛みが特徴で、捻ったりした際に起こりやすい。 変形性膝関節症 20代でも膝への負荷が慢性的にかかると軟骨がすり減ることがある 半月板損傷 膝の内部にあるクッション構造の断裂 鵞足炎(がそくえん) 膝の内側下部がズキズキ痛む炎症性疾患 若年層でも膝の痛みを放置すると悪化し、治療に長い時間がかかることがあります。 痛みが続く場合や歩行や日常生活に支障があるときは、整形外科の受診を検討しましょう。 立ち仕事による膝の痛みは再生医療を検討しよう 20代の若年層に多い立ち仕事による膝の痛みについて、主な原因と対処法をご紹介しました。 膝の痛みを和らげる主な方法は、下記の通りです。 こまめな休憩を取り入れる ストレッチや運動療法で筋力を維持する 膝のサポーターを活用する 食事や運動を意識した体重管理 痛み止めなど薬物療法の活用 慢性的な膝の痛みが続く場合や、手術は避けたいとお考えの方は再生医療という治療法も視野に入れてみましょう。 手術をせずに治療できるため、仕事を休めない方や若年層にも適しています。 再生医療について詳しく知りたい方は、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEをご活用ください。 あなたの膝の悩みに合った治療法を、専門の医師が丁寧にご案内します。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2020.07.11 -
- 再生治療
- 肝疾患
「肝臓の数値が高いときはどんな症状が出る?」 健康診断で肝臓の数値が高いことが判明するとどのような症状が出るのか、病気ではないか不安な方も多いのではないでしょうか。 本記事では、肝臓の数値が高いときに現れる症状や考えられる疾患について、わかりやすく解説します。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、肝硬変をはじめとする肝臓疾患を患っている方向けに先端医療である再生医療に関する情報を配信しています。 従来の治療では治らないといわれている肝硬変の改善にも期待できる治療法なので、ぜひご参考ください。 肝臓の数値が高いと現れる症状 肝臓の数値が高いときには、以下の症状が現れます。 倦怠感 浮腫(むくみ) 食欲不振 吐き気 発熱 皮膚のかゆみ 黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなる) 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど症状が現れにくいため、初期段階ではこれらの症状を自覚できず、血液検査を受けて初めて数値の異常に気付くケースがほとんどです。 上記の症状が現れている場合は、肝疾患がある程度進行している可能性があるため、速やかに医療機関を受診しましょう。 健康診断でチェックされる肝臓の数値と基準値 健康診断では、肝臓の状態を把握するために以下の検査項目がチェックされます。 検査項目 基準値 異常値の意味 AST(GOT) 10〜30 U/L 高値:肝細胞の損傷 ALT(GPT) 男性:10~42 U/L 女性:7~23 U/L 高値:肝細胞の損傷 γ-GTP(ガンマGTP) 男性:13~64 U/L 女性:9~34 U/L 高値:アルコール性肝障害、胆道系疾患 総ビリルビン 0.4~1.5 mg/dL 高値:肝機能低下、胆道閉塞 アルブミン 4.1~5.1 g/dL 低値:肝機能低下、栄養不良 総蛋白 6.6~8.1 g/dL 低値:肝機能低下、栄養不良 ※出典:日本臨床検査医学会 AST、ALT、γ-GTP、総ビリルビンは肝機能に異常があると、数値が高くなります。 一方、アルブミンと総蛋白は数値が低くなることで問題となる項目です。 これらが低下している場合は肝臓の合成機能が低下しており、肝機能がかなり悪化している可能性があるため注意が必要です。 肝臓の数値が高いときに疑われる疾患 肝臓の数値が高いときには、以下の疾患が疑われます。 検査項目 疑われる肝臓疾患 AST(GOT):高値 急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝、アルコール性肝障害、薬物性肝障害 ALT(GPT):高値 急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、アルコール性肝障害、薬物性肝障害 γ-GTP:高値 アルコール性肝障害、脂肪肝、薬物性肝障害 総ビリルビン:高値 急性肝炎、肝硬変 アルブミン:低値 肝硬変、慢性肝疾患 総蛋白:低値 肝硬変、慢性肝疾患 血液検査で異常値が出た項目を上記の表と照らし合わせ、疑われる疾患を確認してください。 詳しい診断については医療機関での受診をおすすめします。 ここからは、肝臓の数値が高いときに疑われる以下の疾患について解説します。 急性肝炎 慢性肝疾患 脂肪肝 自己免疫性肝炎 アルコール性肝障害 非アルコール性肝障害 肝硬変 肝がん 急性肝炎 急性肝炎はウイルス感染や免疫異常、薬の副作用などが原因で起こる炎症です。 ほとんどは自然に治りますが、1~2%ほどは重症化して急性肝不全になることがあります。 血液検査が有効なので、早めの検査がおすすめです。 慢性肝疾患 肝臓の炎症が6カ月以上続いている状態を、慢性肝疾患といいます。 慢性肝疾患の多くがB型肝炎とC型肝炎で、肝硬変や肝がんなどの重大な肝臓疾患につながる可能性があります。 早期に発見して、肝硬変や肝がんへと進行する前に治療を始めましょう。 脂肪肝 脂肪肝とは肝臓の肝細胞に中性脂肪がたまっている状態のことで、飲み過ぎや運動不足、肥満や糖尿病が原因で起こります。 お酒の飲み過ぎが原因とイメージされがちですが、お酒を全く飲まない人でも発症のリスクは否定できません。 疲労感や肩こりなどを感じることがありますが、自覚症状がほとんどなく、進行すると肝硬変や肝がんのリスクが高まるため注意が必要です。 自己免疫性肝炎 自己免疫性肝炎は、免疫システムが自分の肝細胞を攻撃してしまうことで起こる慢性肝炎です。 40~60代の女性に多く見られ、疲労感や関節痛、皮膚の発疹などの症状が現れることがあります。 血液検査では肝機能異常とともに、自己抗体(抗核抗体、抗平滑筋抗体など)が検出されます。 早期診断・治療により肝硬変への進行を防ぐことが可能で、免疫抑制剤による治療が有効です。 アルコール性肝障害 アルコール性肝障害は、長期間の過度な飲酒が原因で起こる肝臓の病気です。 アルコール性脂肪肝から始まり、アルコール性肝炎、そして肝硬変へと進行する可能性があります。 初期は自覚症状がほとんどありませんが、進行すると倦怠感や食欲不振、黄疸などの症状が現れます。 禁酒により改善が期待できるため、早期発見と適切な治療が重要です。 非アルコール性肝障害 非アルコール性肝障害は、お酒を飲まない、または少量しか飲まない人に起こる肝臓の病気です。 肥満や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が主な原因で、非アルコール性脂肪肝(NAFLD)から非アルコール性脂肪肝炎(NASH)へと進行することがあります。 生活習慣の改善、とくに食事療法と運動療法が治療の基本となります。 放置すると肝硬変や肝がんに進行するリスクがあるため、定期的な検査と管理が必要です。 肝硬変 肝硬変は、ウイルスや過剰なアルコール摂取などさまざまな原因で肝炎を発症し、肝臓が線維化して起こります。 肝障害が進行して肝細胞が破壊されると、身体が肝細胞を修復しようとする働きによって、コラーゲンである線維が増えるのです。 肝臓に線維が広がる状態を線維化といいます。 初期には自覚症状がほとんど見られませんが、徐々に黄疸やかゆみ、腹水や膨満感などの症状が出てきます。 肝がん 肝がんは、肝臓にできる悪性腫瘍で、慢性肝炎や肝硬変から進行して発症することが多い病気です。 B型・C型肝炎ウイルス感染、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪肝炎などが主な原因となります。 初期はほとんど症状がありませんが、進行すると腹部の痛みや膨満感、体重減少、黄疸などが現れます。 早期発見・早期治療が重要なため、肝疾患のある方は定期的な画像検査と腫瘍マーカー(AFP)の測定が必要です。 肝臓の数値が高いときに行う検査 血液検査で肝臓の数値が高いときは、肝臓の状態をより詳しく調べるために以下の画像検査や精密検査を行います。 検査名 検査内容・特徴 腹部超音波検査(エコー検査) 肝臓の大きさや形、脂肪肝の有無、腫瘍の存在などを確認。痛みがなく短時間で検査可能 腹部MRI検査 肝臓の詳細な構造や血管の状態、小さな病変まで高精度で検出。造影剤使用でより詳細な診断が可能 腹部CT検査 肝臓の形態や内部構造を立体的に観察。腫瘍の大きさや位置、他臓器への影響を詳しく調査 肝生検 肝臓の一部を採取して顕微鏡で詳しく調査。肝炎の程度や肝硬変の進行度、腫瘍の性質を正確に診断 FibroScan(フィブロスキャン) 肝臓の硬さを測定し肝線維化の程度を評価。肝硬変の進行度を非侵襲的に把握 これらの検査により肝臓の数値が高い原因を特定し、適切な治療方針を決定します。 肝臓の数値が高いときは食事・飲酒・運動習慣を改善しましょう 肝臓の数値が高い場合、まず取り組むべきなのが生活習慣の改善です。 とくに以下の3つの習慣の見直しは、肝機能の改善に直接的な効果があります。 食生活を改善する アルコール摂取を控える 生活習慣を改善する 初期段階であれば、これらの対処法によって数値の正常化が期待できるため、継続的に実践することが重要です。 症状が進行する前に、日常生活を見直して肝臓への負担を軽減しましょう。 食生活を改善する 肝臓の数値を改善するには、栄養バランスの取れた食事を1日3回規則正しく摂ることが基本です。 脂肪分の多い食事や糖質の過剰摂取は肝臓に負担をかけるため、野菜や魚類を中心とした食事に切り替えましょう。 とくに揚げ物や甘い物の摂り過ぎには注意し、食物繊維が豊富な野菜や海藻類を取り入れると、肝機能の改善効果が期待できます。 アルコール摂取を控える・禁酒する 血液検査で肝機能異常を示す数値が高い場合、重要なのがアルコール摂取を控えることです。 とくに初期段階の場合には効果が得られやすく、約1カ月アルコール摂取を控えれば、肝機能数値が基準範囲に改善※していきます。 ※出典:金沢医科大学 しかし、症状が進行して肝硬変を発症してしまうと、禁酒しても肝機能が正常に戻らなくなる可能性があります。 そのため、肝臓の数値異常が指摘されたら、できるだけ早めに完全な禁酒を始めましょう。 運動習慣を取り入れる 適度な運動は肝機能の改善に非常に有効で、とくに有酸素運動がおすすめです。 ウォーキングやジョギング、水泳などの運動を週3〜4回、30分程度行うことで脂肪肝の改善効果が期待できます。 今まで運動習慣がなかった方は、エレベーターの代わりに階段を使う、一駅手前で降りて歩くなど、日常生活に取り入れやすいことから始めましょう。 肝臓疾患に対しては再生医療も選択肢の一つ 肝臓の数値が高く肝機能障害になった場合、再生医療による治療も選択肢の一つです。 再生医療とは、さまざまな組織に変化する幹細胞を用いて、損傷した肝臓を修復・再生させる医療技術のことです。 従来の治療では治らないといわれている肝硬変の改善につながる治療法として注目されています。 患者さまの細胞のみを使用するため、拒絶反応やアレルギーなどの副作用が少ない点も強みの一つです。 「肝臓の数値が高いのを改善したい」という方は、再生医療による治療を検討してみましょう。 肝臓の数値が高いと肝機能障害の可能性あり!早めに医療機関を受診しよう 肝臓の数値が高いと肝機能障害の可能性があるため、早期に医療機関を受診しましょう。 肝炎や脂肪肝といった肝臓の病気は、自覚症状がないことが多く、健康診断や人間ドックで気づくことがほとんどです。 知らぬ間に肝臓疾患が進行し、肝硬変になってしまうと従来の治療では治せないといわれています。 しかし、近年の治療では、肝硬変をはじめとする肝疾患に対して再生医療による治療が注目されています。 以下のページでは、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、肝疾患が改善された患者さまの症例を紹介しているので、ぜひご覧ください。 >>肝疾患に対する再生医療の症例はこちら 「肝疾患を早く治したい」「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックへお問い合わせください。
2020.07.10 -
- 免疫細胞療法
食生活の乱れが原因で、免疫力の低下を実感している方もいるのではないでしょうか。春や秋は、とくに寒暖差が大きく体調を崩しがちです。 免疫力が下がると、正常なときよりも多くの病気にかかりやすくなります。 免疫力を上げる一番やりやすい方法は、食生活に注意することです。免疫力を上げる食材を取り入れると、免疫力だけでなく体調も改善されます。 本記事では、免疫力を上げる食材や、免疫力を上げるために生活の中で注意すべきことについて解説していきます。 免疫力を上げる食生活を心掛け、季節の変わり目など体調を崩しやすい時期も健康に過ごしましょう。 免疫を上げる食べ物・食材3つ 免疫力を上げる食べ物は、主に3種類あります。 発酵食品や食物繊維が豊富な野菜 タンパク質が豊富な肉や魚 ビタミン類が豊富な野菜やナッツ類 免疫力を上げる食べ物を積極的に摂取しましょう。 発酵食品や食物繊維が豊富な野菜 発酵食品や食物繊維が豊富な野菜を食べて腸内環境を整えることで、免疫力を上げる働きが期待できます。 主に以下の発酵食品を積極的に取り入れましょう。 納豆は腸内環境を整えて免疫力を上げる働きだけでなく、血糖値の上昇を抑える効果にも期待できます。 酢が苦手な方は、酸味が緩和されているザクロ酢やりんご酢などがおすすめです。 また、以下のような食物繊維が豊富な食べ物も免疫力向上につながります。 野菜 ブロッコリー キャベツ ほうれん草 にんじん トマト かぼちゃ インゲン豆 など 果物 リンゴ バナナ オレンジ いちご ラズベリー ブルーベリー など 穀物 玄米 オートミール 全粒小麦パン 全粒粉パスタ 麦 とうもろこし など 豆類 ひよこ豆 レンズ豆 黒豆 大豆 など ナッツ アーモンド ピスタチオ くるみ など 野菜やとうもろこし、大豆は食事の中で簡単に取り入れられます。ナッツ類が食べられない方は、野菜や果物を積極的に摂りましょう。 タンパク質が豊富な肉や魚 免疫細胞を作るために必要なタンパク質が豊富な食材を摂取すると、免疫力向上につながります。 主に以下のような食材を取り入れましょう。 ダイエット中は肉や魚を控えるケースがありますが、タンパク質が慢性的に不足すると免疫力低下の原因になります。 肉類や魚類のほか、大豆製品にもタンパク質が含まれていますので、積極的に摂りましょう。 摂りすぎは逆効果になってしまうため、適切な量のタンパク質を摂取することが大切です。 ビタミン類が豊富な野菜やナッツ類 ビタミン類は免疫力を上げるために必要不可欠な栄養素です。 ビタミンA にんじんなどの緑黄色野菜 卵黄 バター、マーガリン、チーズなどの乳製品 うなぎ ビタミンC 果物(柑橘系、キウイ、いちごなど) 野菜(パプリカ、ブロッコリー、芽キャベツなど) じゃがいも、さつまいもなどの芋類 お茶(玉露、煎茶など) ビタミンE アーモンド、ナッツ類 油(ひまわり油、オリーブオイル、マヨネーズなど) 魚介類(うなぎ、たらこ、ぶりなど) 野菜(ほうれん草、玉ねぎ、枝豆、なす、にらなど) ビタミンAは目や皮膚などの粘膜を正常に機能させる働きがあります。レバーはビタミンAが豊富なことで知られますが、卵黄やバターなどの方が日々の食事の中で摂りやすいでしょう。 ビタミンCには白血球の働きを強化させ、免疫力低下を予防する役割があります。口にする機会が多いブロッコリーや、日本人に身近な煎茶などにビタミンCが含まれています。 油脂類や魚介類に豊富に含まれているビタミンEは、活性酸素の除去や血行促進に効果的です。 免疫力を低下させてしまう食生活の注意点 免疫力を上げる食材を食べていても、普段の食生活で免疫力を低下させてしまう可能性があります。 体温の低下を招く飲食物のとりすぎ タンパク質の不足 アルコールの多量摂取 免疫力の低下を防ぐために注意すべき点について解説します。 体温の低下を招く飲食物のとりすぎ 水分量の多い野菜・果物や冷たい飲み物などの体温の低下を招く飲食物のとりすぎには注意が必要です。体温が低下すると血行が悪くなり、免疫力の低下につながります。 暑い時期はとくに、冷たい飲み物をとる機会が多くなるでしょう。また、トマトやきゅうりなど、水分量の多い野菜が旬の季節です。 トマトやきゅうりには、ビタミンなどの栄養が豊富に含まれていますが、とりすぎると体温低下につながり逆効果になってしまいます。 冷たい飲み物や水分量の多い食材をとる際は、適量を心がけましょう。 タンパク質の不足 免疫細胞をつくるために必要なタンパク質の不足は、免疫力低下につながるため注意が必要です。 現代の日本人の中には、極端な食事制限やダイエットが原因でタンパク質が不足している人が増えています。 体の健康のためにも、免疫力低下を招くほどの食事制限やダイエットは避けた方が良いでしょう。 アルコールの多量摂取 アルコールを多量摂取すると腸内環境が乱れ、免疫力の低下を招くため注意が必要です。 厚生労働省「節度ある適度な飲酒」では、日本人の1日の適度なアルコール摂取量は、約20g※とされています。 ※厚生労働省「アルコール」 ビールに換算すると、中瓶1本(500ml)が適量とされていますので、アルコールを摂取する際は多量に摂取しないよう心掛けましょう。 また、体調が優れない時や免疫力が低下していると感じる場合は、禁酒することも重要です。 免疫力を上げる食べ物以外に免疫細胞療法も選択肢のひとつ 食事に気を付けることも大切ですが、免疫力を上げるために免疫細胞療法を受ける選択肢もあります。 免疫細胞療法は、患者さまの免疫細胞を体外で数を増やして体内に戻す方法です。活性化した細胞は病原体などの異物への対抗力が強くなります。 がん細胞に対する防御力も高まるため、がんの進行を抑えられる可能性にも期待できる治療法です。 患者さまの免疫細胞のみを使用するため、副作用や体への負担が少ない治療方法として注目されています。 【まとめ】免疫力を上げるには食生活の見直しと免疫細胞療法を検討しよう 食生活の見直しは、免疫力を上げるためにすぐにできる方法です。 栄養素の高い食べ物を積極的に取り入れ、体調が崩れにくい健康な体を作っていきましょう。野菜や卵など、入手しやすい食材だけでも栄養素が豊富に摂取できます。 不足している栄養素やアルコールの摂取量にも気を付けながら、バランスの良い食生活を送ることが大切です。 免疫力を上げ、病原菌などから体を守ることが期待できる免疫細胞療法をご検討の方は、当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2020.07.10 -
- ひざ関節
膝痛を改善し、登山がしたい!治す方法はあるのか 登山がブームとなり、挑戦する人も増えてきていますよね。また、ずっと登山が趣味で、長い間、登山を楽しんでいる人も多いと思います。 しかし、登山が好きという人の中には、「今後もずっと続けていきたいけれど、最近、膝痛がつらい、膝痛が治らないので登山ができない…。」と悩んでいる人もいるようです。 そこで今回は、「登山がしたいけれど、膝痛が治らない…早く治したい!」という人に向けて、膝痛の改善方法をご紹介します。 治らない膝痛は登山が原因? 膝痛の原因はさまざまで、登山をしている人の中には、登山そのものが膝痛の原因になっていることもあります。 登山で膝痛になる理由 登山で、なぜ膝痛になるのでしょうか。 一番の原因は、高低差のある道を長時間歩くことです。どうしても高低差のある道を歩くというのは、膝やその周辺の関節や軟骨に大きな負担を与えてしまいます。 そのため、登山をするときには、なるべく足への負担を軽減させることが大切です。 登山で膝痛に…改善方法は? セルフマッサージやテーピングやサポーターで補強することによって、登山のときに足にかかる負担を軽減することができます。また、足に負担のかかりにくい歩き方の指導を受けたり、杖を使うことも有効でしょう。 膝痛の原因は登山だけではない! 膝痛の原因は登山だけではありませんし、登山をしていると、必ず膝痛になる!ということでもありません。もともと膝の軟骨がすり減っているなど、膝自体に問題がある場合もあります。 そのような場合は、マッサージやテーピング、サポーターなどでの対処は難しいことがあり、膝の関節や靭帯の様子によっては、手術が必要になることもあります。 治らない膝痛を治すには手術しか方法はないの? 膝痛が治らない場合の原因として、関節やその周辺組織の損傷が考えられます。一度損傷したり、変形が進んでしまうと、自然治癒はほぼ不可能です。手術を行うことで、膝痛が劇的に改善し、再度、登山をしている人もいますから、登山がしたい!というのであれば、手術を検討するのも1つの方法です。 手術には骨切術のように骨の変形に合わせて人為的に骨を削って整える方法のほか、人工関節を入れる手術があります。人工関節手術は社会復帰も早く、膝痛が治らないと悩んでいた方の多くが改善を感じる手術でもあります。 しかし、人工関節には感染症のリスクがありますし、人工関節自体も加齢に伴い劣化していくため継続的な受診が必要などのデメリットも存在します。 登山をしたい!治らない膝痛を治す最新の方法とは? 最近注目を集めている治療法に、再生医療といった選択肢が挙げられます。 この再生医療では、自身の細胞で軟骨損傷を修復することで症状の進行を遅らせ、膝痛の改善を促します。外科的手術と比べて身体への負担も少なく、高齢の方でも受けることができます。また、副作用が少なく高い効果が期待できる治療法として話題になっています。 「膝痛が治らない、でも、また登山を楽しみたい!」と思っているのであれば、検討してみる価値のある治療法です。 まとめ・膝痛を改善し、登山がしたい!治す方法はあるのか 治らない膝痛を改善して、登山を楽しむための方法についてご紹介しました。軽度の痛みであれば、まずは自分でもできるマッサージや筋力トレーニングなどのケアを行い、普段から関節や筋肉を労わって過ごしてみてください。 生活に支障がある、登山ができないほどの膝痛が治らないという場合は、早めの受診をおススメします。外科的手術だけでなく、再生医療という最先端の方法も治らない膝痛の改善に効果が期待できますよ。ぜひ、検討してみてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2020.07.09 -
- 再生治療
- 肝疾患
- 幹細胞治療
肝臓は再生能力が旺盛で、正常な肝臓の場合約70%を切除しても、3ヶ月程度で元の80%程度の大きさに戻る※とされています。 ※出典:大阪赤十字病院がん診療センター 肝疾患の治療法の1つに、肝臓を切除する方法もありますが、実は肝臓を再生できない病気もあります。 今回の記事では、肝臓の再生能力や肝疾患、再生医療による治療について詳しく解説します。 肝臓の再生能力や働きを確認し、適切な治療で肝疾患の症状を軽減しましょう。 肝臓の再生能力について|切除しても元に戻るって本当? 肝臓の働きや再生能力について紹介します。 正常な肝臓は70%を切除しても再生する場合がある 肝臓が再生するかは個々の病態による 肝臓の働き 肝臓は、人体最大の代謝機能をもつ臓器です。治療により肝臓の一部を切除した場合でも、大きさや肝機能が元に戻る可能性があります。 正常な肝臓は70%を切除しても再生する場合がある 正常な肝機能を持つ肝臓の場合は、約70%を切除しても再生する※場合があります。 個人差はありますが、正常な肝臓であれば重量は約3カ月で元の80%程度の大きさまで再生するといわれています。 ※出典:大阪赤十字病院がん診療センター しかし、肝疾患の種類や症状の進行度合いによっては、肝臓が再生しきらず、切除後より萎縮が進む場合もあります。 肝臓が再生するかは個々の病態による 切除後の肝臓が再生するかは個々の病態によるため、肝疾患の治療の際は医師と十分に相談しましょう。 肝臓が切除されると、肝細胞の肥大や細胞分裂によって元の大きさに戻り、肝機能も回復する※とされています。 ※出典:東京大学分子細胞生物学研究所 アルコールや脂肪・糖分の過剰摂取などの肝臓に負担がかかる生活習慣は、肝機能が低下するため、再生能力も低下する恐れがあります。 肝臓の働き 肝臓は、主に以下の4つの働きをもつ人体最大の臓器です。 私たちが口にした食べ物は胃や腸で消化・吸収され、残ったエネルギーは肝臓に蓄えられます。 アルコールや薬物などの有害物質は、肝臓で無害なものに解毒され、有害物質が体内に貯留しない仕組みになっています。 乱れた食生活やアルコールの過剰摂取は代謝異常を引き起こす可能性が高く、肝硬変や肝炎の原因になるため、日頃から生活習慣に注意することが大切です。 肝臓が再生しない疾患とは? 肝臓が再生しない疾患は、以下の3つです。 肝臓は7割まで切除しても再生する場合がありますが、機能や大きさが回復しないケースもあります。 肝疾患は症状の悪化や再発を引き起こしやすいため、発病しないように予防することが大切です。 肝硬変 肝臓が再生しない病気の1つに、肝硬変があります。 肝硬変は、脂肪肝や肝炎などの病気を原因に、肝臓が線維化し硬くなる疾患です。 肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、初期症状が現れにくい特徴があります。 肝硬変になると肝細胞の機能が低下するため、肝臓の再生能力も低下し、切除術による治療は困難です。 異変に気づいた時点で、医療機関を受診し、早期から治療を行いましょう。 慢性肝炎 慢性肝炎は、肝臓が再生しない病気の1つです。慢性肝炎とは6カ月以上肝臓に炎症が生じている状態で、主にB型肝炎やC型肝炎を原因に発症します。 初期は無症状のことが多く、違和感に気づいたときには慢性肝炎に進行しているケースが大半です。 慢性肝炎を治療せずに放置すると、肝硬変や肝がんを発症する恐れがあるため注意が必要です。 アルコール性肝炎 肝臓が再生しない病気に、アルコール性肝炎があります。 アルコール性肝炎は、長期間にわたるアルコールの過剰摂取が原因で発症する肝炎です。 アルコールは人体に有害な物質であり、摂取しすぎると解毒作用を担う肝臓へ大きな負担がかかります。 肝臓へ負担がかかった状態が長く続くと、肝硬変や肝がんの発症リスクを高める可能性があるため注意が必要です。 飲酒習慣がある方は、日頃からアルコールの摂取量に注意し、肝疾患のリスクを低減しましょう。 肝臓が再生しない疾患には「再生医療」という選択肢 肝臓の再生能力が低下し、手術による治療ができない場合は、再生医療をご検討ください。 再生医療は、患者様自身の幹細胞を利用して、損傷した組織の修復・再生を促す治療法です。 肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、初期は無症状の場合が多く、健診やほかの病気の検査で偶然肝疾患が見つかるケースが大半です。 肝硬変や肝炎などになると、肝臓の機能が低下し再生能力も低下するため、切除術による治療は難しくなります。 再生医療では、幹細胞が損傷した組織に変化する能力があるため、損なわれた肝機能を回復できる可能性があります。 肝疾患になり再生医療による治療を検討している方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 【まとめ】肝臓の再生能力は個人差や病態によって異なる 肝臓の再生能力には個人差があり、疾患や症状の程度によっても異なります。 再生が難しい肝疾患になってしまった場合は、病気の進行や症状の改善のために、再生医療による治療を受けるのも1つの選択肢です。 当院(リペアセルクリニック)の再生医療は、厚生労働省に受理された幹細胞治療を提供しています。 生活習慣に注意して肝疾患の進行を防ぐことが大切ですが、症状がなかなか改善せずにお困りの方は、再生医療をご検討ください。
2020.07.09 -
- ひざ関節
膝の前面に痛みを感じ、「ジャンパー膝」か「オスグッド病」を疑っている方もいらっしゃるかと思います。 しかし見た目や症状が似ているため、違いが分からずどちらなのか判断に迷うケースが少なくありません。 特にスポーツを頻繁に行う方にとっては、正確な判断と適切な対処が早期回復の鍵となります。 本記事では、これら2つの膝の障害について、発症部位や原因、症状、治療法の違いを詳しく解説します。 それぞれの特徴を理解することで、自分の症状がどちらに当てはまるのか判断する助けになるでしょう。 ジャンパー膝とオスグッド病の違い 膝の前面に痛みを感じる代表的なスポーツ障害として、以下のジャンパー膝(膝蓋腱炎)とオスグッド病があります。 比較項目 ジャンパー膝 オスグッド病 定義 膝蓋腱の炎症 脛骨粗面の剥離(はくり) 発症部位 膝蓋腱(膝蓋骨の下の腱) 脛骨粗面(膝蓋骨の下にある突出している骨) 原因 膝蓋腱への繰り返しの負荷による炎症 成長期に大腿四頭筋からの牽引力が脛骨粗面にかかること 主な症状 ジャンプ時の膝蓋腱の痛み・軽度の腫れ 脛骨粗面の突出・腫れ、運動後の痛み 治療法 スポーツ休止、リハビリ(筋力強化・ストレッチ) 安静、成長による自然治癒待ち どちらもジャンプや走行といった繰り返しの動作による負担が原因で発症しますが、病態や発症するメカニズム、治療法は異なります。 本章では、以下4つの観点から詳しく解説します。 似たような膝の痛みでも適切な対処法が異なるため、まずは自分の症状がどちらに近いのかを知りましょう。 発症部位の違い ジャンパー膝とオスグッド病は、どちらも膝の前側に痛みが出る障害ですが、痛みが生じる部位が異なります。 発症部位の比較 ジャンパー膝 オスグッド病 痛みが現れる部位 膝蓋腱(膝蓋骨の直下にある腱) 脛骨粗面(脛骨の上端部分) 組織の種類 腱(靭帯) 骨(成長軟骨部) 視認できる変化 あまり目立たない コブ状の隆起が見られることがある ジャンパー膝では膝蓋骨(膝のお皿)の直下にある膝蓋腱に炎症が起こり、痛みを感じます。 一方、オスグッド病では膝蓋骨よりさらに下方、脛骨(すねの骨)の上端部分にある脛骨粗面が痛みます。 つまり、ジャンパー膝は膝蓋腱という腱の障害であるのに対し、オスグッド病は脛骨粗面という骨の成長部位の障害です。 原因の違い ジャンパー膝とオスグッド病は、どちらもスポーツによる膝の使いすぎ(オーバーユース)が背景にありますが、原因と好発年齢に違いがあります。 原因の比較 ジャンパー膝 オスグッド病 主な原因 ジャンプや着地などによる膝蓋腱の繰り返しの酷使 成長期に大腿四頭筋の牽引力が脛骨粗面に繰り返しかかること 好発時期 中学生~20代のスポーツ選手に多い 小学校高学年~中学生の成長期に多い ジャンパー膝は、ジャンプやダッシュなどの動作を繰り返すことで膝蓋腱に微細な損傷が生じ、炎症が起きている状態です。 対してオスグッド病は、成長期特有の障害です。 成長期には骨の成長が筋肉や腱の伸びより速いため、大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が硬くなりやすくなります。 上記のように、ジャンパー膝は主に腱の使いすぎによる炎症であるのに対し、オスグッド病は成長期の骨と筋肉のアンバランスが原因の成長痛的な性質を持ちます。 症状の違い ジャンパー膝とオスグッド病は膝の前面に痛みが出る点では共通していますが、痛みのパターンや症状・外見的な変化に違いがあります。 症状の比較 ジャンパー膝 オスグッド病 痛みの特徴 膝のお皿直下に痛みがある ジャンプや着地で痛みが増強される 膝下(脛骨粗面)に痛みがある 運動後に痛みが強くなったり、膝立ちで痛みを感じたりする 外見の変化 腫れは軽度で目立つ変形はないことが多い 膝下の骨がコブ状に出っぱり腫れることが多い 痛みのタイミング 運動中、特に動作の瞬間に強い痛みを感じる 運動後や翌日に痛みが強くなることが多い ジャンパー膝では、特にジャンプや着地の瞬間、階段の上り下りなど膝を曲げ伸ばしする動作中に膝蓋腱付近に鋭い痛みを感じます。 外見上は膝蓋腱の周囲がわずかに腫れる程度で、目立った変形はありません。 一方、オスグッド病では、運動中よりも運動後や翌日に膝下(脛骨粗面)の痛みが強まることが特徴的です。 痛む脛骨粗面がコブのように腫れて突き出てくることが多く、これがオスグッド病の特徴的な外見変化です。 治療法の違い ジャンパー膝とオスグッド病はどちらも基本的に保存療法(手術をしない治療)が行われますが、治療法と回復のプロセスに違いがあります。 治療法の比較 ジャンパー膝 オスグッド病 治療の基本 スポーツの休止とリハビリ(ストレッチや筋力強化)で回復を図る 安静にして自然回復を待つ。 必要に応じ大腿四頭筋のストレッチを行う 補助療法 痛みに応じアイシングや消炎鎮痛剤を用いる 痛みが強い時は膝下バンドなどで膝蓋腱の負担を軽減 手術 慢性化した重症例では腱の手術を検討 骨片が残り痛みが続く場合など成長期後の稀な例で検討 回復の特徴 適切なリハビリをしないと慢性化・再発しやすい 成長期が終われば自然治癒することが多い ジャンパー膝の治療では、痛みがある間はスポーツなど膝に負担のかかる動作を控えて安静にし、患部の炎症を鎮めます。 アイシング(冷却)や消炎鎮痛剤の使用で痛みをコントロールし、痛みが落ち着いた後は、大腿四頭筋や膝周囲のストレッチと筋力トレーニングを積極的に行います。 対して、オスグッド病の治療は、基本的に成長とともに自然に症状が治まるのを待つアプローチが中心です。 痛みが強い間は運動を休み、必要に応じて大腿四頭筋のストレッチを行います。 運動を続ける必要がある場合は、膝下に専用のバンドを巻いて膝蓋腱が脛骨粗面を引っ張る力を緩和します。 ジャンパー膝とオスグッド病のセルフチェックリスト 膝の痛みがあるとき、自分の症状がジャンパー膝なのかオスグッド病なのか、それとも全く別の病気なのか判断に迷うことがあるでしょう。 以下では、それぞれの疾患に特徴的な症状をチェックリスト形式でご紹介します。 セルフチェックをもとに自分の状態を把握し、適切な対処につなげることが、膝の痛みを早期に改善するポイントとなります。 ジャンパー膝(膝蓋腱炎)のチェックリスト ジャンパー膝の可能性が高い症状のチェックリストは、以下の通りです。 ジャンプの着地や急な方向転換の際、膝のお皿下あたりに鋭い痛みが走る 運動後や翌朝になると、膝の前に鈍い痛みが残る 膝蓋腱の周辺が腫れていたり、触ると熱っぽく感じる 膝の動かし始めに突っ張るような違和感がある 膝のお皿の下の部分を押すと痛みがある(圧痛がある) 階段の上り下りや深くしゃがむ動作で膝に痛みが出る 上記のような症状が複数当てはまる場合は、膝蓋腱に負担がかかるスポーツを一時中断し、整形外科の診察を受けることをおすすめします。 オスグッド病のチェックリスト オスグッド病の可能性が高い症状のチェックリストは、以下の通りです。 膝のお皿の下にある骨(脛骨粗面)に限って痛みがある 膝の下の特定の場所を押すと強い痛みを感じる(圧痛がある) 膝のお皿の下が腫れて熱を帯びている 膝のお皿下の骨が前より出っ張ってきた(骨のコブがある) 運動時に膝下の痛みが強くなる(ジャンプやダッシュで悪化する) 休むと痛みが和らぐが、運動を続けると痛みがぶり返す 成長期(おおむね10~15歳前後)に発症している 両方の膝に同じ症状が現れることもある 上記のような症状が見られたら、まずは成長期の膝に負担をかける動作を控え、症状が強い場合は整形外科を受診しましょう。 成長期を過ぎれば多くは自然に軽快しますが、適切な処置を受けることで回復を早めることが期待できます。 ジャンパー膝とオスグッド病の痛みには再生医療による治療も選択肢の一つ ジャンパー膝やオスグッド病の痛みが長引く場合、従来の保存療法(安静、投薬、リハビリなど)に加えて再生医療による治療を検討することも可能です。 特に注目されているのが、PRP療法(多血小板血漿療法)と呼ばれる治療法です。 PRP療法とは 患者自身の血液から血小板を多く含む血漿成分を抽出して注射する方法 血小板に含まれる成長因子が組織の修復や再生を促進する 自分自身の血液を使うため、拒絶反応やアレルギーのリスクが低い 組織の修復促進や痛みの軽減が期待できる 他の治療で改善が見られない慢性的な膝の痛みに対して、PRP療法は新たな選択肢として検討する価値があるでしょう。 治療を検討する際は、専門医と十分に相談し、費用や効果について理解した上で判断することが大切です。 【まとめ】ジャンパー膝とオスグッド病はどちらも早期治療が重要 ジャンパー膝は膝蓋腱に発症し、主に運動中の痛みが特徴的で、中学生から成人のスポーツ選手に多く見られます。 一方、オスグッド病は脛骨粗面に発症し、成長期の子どもに多く、運動後の痛みや骨の突出が特徴です。 どちらも適切な対処をせずに放置すると症状が悪化する恐れがあるため、早期発見・早期治療が重要です。 セルフチェックリストを活用して自分の症状を把握し、該当する項目が多い場合は整形外科を受診しましょう。 リペアセルクリニックでは、患者様一人一人の症状に合わせて丁寧にカウンセリングを行い、症状を見極めます。 他の治療で改善が見られない慢性的な膝の痛みに対して、当院独自の再生医療で、症状の改善が期待できるので、ぜひ一度ご相談してみてください。
2020.07.08 -
- ひざ関節
自分に合う登山靴を購入して、テーピングやサポーターも使って、杖も使っているのに登山をすると膝が痛い!という方はいませんか? 本記事では「登山で膝を痛めない歩き方」について詳しく解説します。 登山中に膝が痛くなってしまった際の対処法も紹介しています。 膝の関節や周辺組織を守るためにも歩き方を改善して、登山を楽しめるようにしてくださいね。 登山中に膝が痛くならない歩き方とは 登山中に膝が痛くならない歩き方について解説します。 平地を歩くときの歩き方とは違う? 登山で膝を痛めない歩き方 登山と平地の歩き方の違いや実際に登山で膝を痛めない歩き方を理解して、登山を楽しみましょう。 平地を歩くときの歩き方とは違う? 平地では、踵から着地し、体の重心の軸は歩幅の中間に持ってくるように歩きます。しかし登山では、靴全体で足を下ろして地面をとらえるように歩きます。重心は踏み出した前足へゆっくりと移し、それを繰り返します。 足全体で着地することで足関節も大きく使い、衝撃が膝関節にダイレクトに伝わらず、分散されるので、膝を痛めにくくなります。また、このときの膝の関節の向きにも注意するようにしましょう。 膝が内側や外側にずれて内股やガニ股の状態で歩くと、関節がねじれた状態で歩き続けることになります。この関節のねじれが痛みへと繋がってしまうので、登山で膝を痛めないように歩くためには、膝関節がまっすぐ正面を向いた状態で歩く必要があります。 両足のつま先がそろって正面を向き、膝を曲げるときにまっすぐと正面に動かし、膝とつま先が同じ方向を向くようにして歩きましょう。歩くときの癖は、体の硬さが原因の場合があります。 股関節や足首の関節が硬かったり、長年の偏った体の動かし方が癖になっていると、正しい歩き方へ矯正するのに時間がかかります。日頃からストレッチや柔軟体操をしたり、歩行時以外の姿勢にも気を付けて過ごすようにしましょう。 登山で膝を痛めない歩き方の具体例 具体的に、登山で膝を痛めない歩き方を具体的にご紹介します。 背筋を伸ばし、おなかを引き締めて歩く 顎を引き、前を向いて歩く 歩幅は大きすぎないようにする。着地したときに膝が軽く曲がって衝撃を吸収できるような歩幅が理想的 腕は足の動きに合わせて軽く振り、首はまっすぐに保ってゆらさないようにする 着地は踵だけで行わず、足裏全体で地面をとらえるようにする 登山中に膝に痛みが生じた際の対処法 登山中に膝が痛くなってしまった場合は、ゆっくりと休憩を取ることが重要です。 休憩中に以下の対処法を試してみましょう。 【登山中に膝が痛くなった時のセルフケア】 マッサージ アイシング テーピング まずは、太ももやふくらはぎなど膝周辺の筋肉を重点的にマッサージして疲労を取りましょう。 水や氷が用意できる場所であれば、痛みがある箇所にアイシングするのが効果的です。 また、テーピングやサポーターを活用することで膝の痛みを緩和できるため、登山をする際は持ち歩くと良いでしょう。 休憩しても痛みが引かない場合は、悪化しないように下山するなどの判断をしてください。 安静時にも膝の痛みがおさまらなくなったら医療機関へ 登山後に安静にしていても膝の痛みがおさまらない場合、膝関節や周辺組織が炎症を起こしている可能性があるため、医療機関を受診しましょう。 膝関節や靭帯に大きな負荷がかかったことを原因として以下のような病気になる可能性があります。 半月板損傷 変形性膝関節症 鵞足炎(がそくえん) など 症状が悪化すると「歩けないほどの痛みを感じる」など、日常生活にも影響を与える可能性があります。 損傷した組織を修復させるためには「再生医療」による治療がおすすめです。 https://youtu.be/qH46jDFK9Mc?si=oHBvEwco5KwFt2f6 再生医療は、入院や手術不要で日常生活をしながら治療できる先端医療として注目の治療方法です。 以下のページでは当院の再生医療について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。 【まとめ】登山中に膝を痛めない歩き方 登山で膝を痛めない歩き方は、良い姿勢で、どこか一か所に負担がかからないようにゆっくりと重心を移動させ、足裏全体で地面を蹴り、着地するという歩き方です。 この際につま先と膝が同じ方向を向くように歩くことで、関節のねじれも防止できます。 とはいっても、長年の歩き方の癖があると、なかなか自分で歩き方の癖に気づいたり、直すということが難しいかもしれません。 そのような場合は、登山ガイドに指導してもらうなどして、早いうちに歩き方を矯正するようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2020.07.07 -
- 肘
「フライパンを持つと肘が痛くなるのはなぜ?」 日常的に料理をしている方の中で、フライパンを持つと肘が痛い症状に悩まされている方は多いのではないでしょうか。 料理をする上でフライパンを振るのはよく行う動作ですが、頻繁に料理をする方は継続的な肘への負担によって痛みが生じる場合があります。 本記事では、フライパンを持つと肘が痛いときの原因について解説します。 フライパンを持つと肘が痛いときに有効なストレッチも紹介していますが、自己判断で行うと痛みが強くなったり、症状が悪化する可能性があるので注意しましょう。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、肘の痛みをはじめとする関節疾患の症状や炎症の改善に期待できる再生医療に関する情報を配信中です。 「肘の痛みを早く治したい」「悪化する前に治療したい」という方は、再生医療がどのような治療を行うかご参考ください。 フライパンを持つと肘が痛む原因として考えられる疾患 フライパンを持つと肘に痛みが生じる原因として、上腕骨外側上顆炎が考えられます。 テニス肘とも呼ばれる疾患で、肘に痛みが生じるのが特徴です。 上腕骨外側上顆炎とは 上腕骨外側上顆炎を発症する原因 上腕骨外側上顆炎について、詳しく解説します。 上腕骨外側上顆炎とは 上腕骨外側上顆炎は、肘の部分にある上腕骨外側上顆から手首につながっている筋肉や関節に炎症が起きて痛みが生じる疾患です。 上腕骨外側上顆炎の症状は、主に以下の4つです。 肘の外側の痛み 手首を反らす動作での痛み 前腕の痛み 握力が低下する 物を持ち上げる、タオルをしぼるなどの動作によって、肘の外側から前腕にかけて痛みが生じます。 手首を反らす、指を伸ばすなどの動作で肘の外側に痛みが生じるケースもあります。 以下の記事では、テニス肘とも呼ばれる上腕骨外側上顆炎が重症化させない方法について解説しているので、合わせてご覧ください。 上腕骨外側上顆炎を発症する原因 上腕骨外側上顆炎の原因は、主に4つあります。 手首の曲げ伸ばしを繰り返す 反復動作 筋力の低下 関節内の病変 テニスやゴルフ、バドミントンなどのスポーツや、長時間のキーボード使用など、手首の伸展を繰り返すと上腕骨外側上顆の腱に負担がかかり、上腕骨外側上顆炎を発症するケースがあります。 フライパンを振る機会が多い調理師や、大工など肉体労働で腕を酷使する方に発症しやすい疾患です。 また、加齢や肘の酷使によって腱や筋肉の柔軟性が低下し、負担に弱くなってしまうことで上腕骨外側上顆炎の原因となる場合もあります。 他にも、肘関節の軟骨や腱の損傷によって発症する例もあります。 フライパンを持つと肘が痛いときのストレッチ法 フライパンを持つと肘に痛みが生じるときに、有効なストレッチ法を紹介します。 1.ストレッチする側の腕を地面と水平にまっすぐ上げる 2.手のひらが手前になるように手首を腕と垂直に曲げる 3.反対の手で手の甲をつかみ手前に引く 手のひらを外側に倒した状態でも同じように、左右両方行ってください。 伸ばした状態で30秒キープして行うとより効果的です。腕に痛みがある場合は、症状に合わせて負荷を調整して無理のない範囲で行いましょう。 急性期や痛みの強い時期は避けて、医師に相談のうえで実施することをおすすめします。 フライパンを持つと肘が痛いときの治し方 フライパンを持ったときに生じる痛みの治し方は、主に2つあります。 保存療法 手術療法 それぞれの治療法について、詳しく解説していきます。 保存療法 保存療法には、主に以下の6つの治療を行います。 安静 日常の動作を工夫する サポーターを装着 ストレッチ 湿布 消炎鎮痛剤を服用 初期の上腕骨外側上顆炎は、安静にすると痛みが和らぐケースがあります。 肘を動かさない生活が難しい場合は、日常生活の中でなるべく肘に負担がかからないように工夫しましょう。 また、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)用のサポーターを装着して肘への負担を軽減することで、症状の改善が期待できます。 ストレッチについては、急性期を避け、医師や理学療法士の指導のもとで適切に行うことが重要です。 痛みが強い場合は、消炎鎮痛剤の内服に加えて、医師の判断によりステロイド剤の局所注射が行われる場合があります。 手術療法 保存療法を6カ月程度行っても症状が改善されない場合や、日常生活や仕事に支障がある場合は手術が検討されます。 上腕骨外側上顆炎では、主に以下の手術が行われます。 腱切離術 肘関節鏡手術 腱切離術は、皮膚を切開して変性した腱組織を切除する手術法です。 一方、肘関節鏡手術は関節鏡を用いて傷んでいる組織を取り除く手術で、皮膚を切開する手術と比較して傷跡が小さく済む特徴があります。 長引く肘の痛みには再生医療も選択肢のひとつ 長引く肘の痛みにお悩みの方には、再生医療の選択肢もあります。 再生医療は、患者さまご自身の幹細胞や血液を利用するため、アレルギーや拒絶反応のリスクが低い治療法です。 また、入院や手術を必要としない治療法なので、仕事やスポーツへの早期復帰が期待できます。 とくに、血小板を含む液体を注射するPRP療法では、約30分ほどで治療が終わるケースもございます。 早期治療を望む場合は、再生医療を選択肢のひとつとしてご検討ください。 フライパンを持つと肘が痛いときは早期に医療機関を受診しよう フライパンを持つと肘が痛いときは、上腕骨外側上顆炎を発症している可能性があります。 ストレッチによって症状が緩和されるケースがありますが、まずは早期に医療機関を受診することが推奨されます。 本記事で紹介したストレッチを行う場合でも、急性期や痛みが強い時期は避けて、医師に相談のうえで実施しましょう。 また、治療法には「保存療法」「手術療法」「再生医療」があるので、本記事を参考にご自身の状況に合わせて、適切な治療法を選択してください。 当院「リペアセルクリニック」では、再生医療による治療を行っているため「肘の痛みを早く治したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
2020.07.07 -
- 免疫細胞療法
風邪をひきやすい、体調が優れない、すぐに疲れるといった症状に悩まされていませんか? その原因は「免疫力の低下」や「抗体量の減少」かもしれません。 しかし、免疫や抗体の違いやそれぞれがどのような働きをしているのかよくわからないという方も多いでしょう。 本記事では、抗体と免疫の違いや抗体の働きをわかりやすく解説します。 これらの知識を身につけて、体調不良改善への第一歩を踏み出しましょう。 当院リペアセルクリニックでは、治療によって免疫力を高める免疫細胞療法をご提供しています。 免疫細胞療法について気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 抗体と免疫の違い 免疫と抗体は密接に関連していますが、実は大きな違いがあります。 それぞれの特徴や違いは、以下の通りです。 項目 免疫 抗体 定義 体を外敵から守る防御システム全体 免疫システムの一部として作られるタンパク質 範囲 自然免疫と獲得免疫を含む広範囲な機能 獲得免疫に属する特定の防御機能 働き 病原体の検出、排除、記憶など多機能 特定の抗原と結合して無力化する 主体 さまざまな免疫細胞(白血球、マクロファージなど) B細胞によって生成されるY字型タンパク質 免疫はカラダを守る防衛システム全体であるのに対し、抗体はその中の一つの武器に過ぎません。 分かりやすく例えると、免疫は「国の防衛組織」で、抗体は「その組織が使う特殊な武器」のようなものです。 本章では、免疫と抗体の仕組みについてそれぞれ解説します。 免疫の仕組み 抗体の仕組み 体調が優れず免疫力の低下を感じている場合は、まず免疫と抗体について理解することで適切な対策が見えてきます。 免疫の仕組み 免疫とは、私たちの体を病原体から守る「体内の防衛システム」のことです。 この防衛システムは主に「自然免疫」と「獲得免疫」の2つに分かれています。 自然免疫は生まれながらに持っている防御システムで、皮膚や粘膜のバリア、体内に侵入した病原体を素早く攻撃するマクロファージやNK細胞などが含まれます。 一方、獲得免疫は自然免疫で対処できなかった病原体に対するより高度な防御システムで、T細胞やB細胞が中心となって働きます。 獲得免疫は、一度遭遇した病原体を記憶し、次に同じ病原体が現れた時により効果的に排除できるよう準備します。 抗体はこの獲得免疫の重要な武器のひとつです。 抗体の仕組み 抗体とは、免疫細胞が作り出す「敵を見つけて捕まえる特殊なタンパク質の一種」です。 具体的な働きとしては、体内に入ってきた病原体(ウイルスや細菌など)を特定して結合し、病原体が細胞に侵入するのを物理的に阻止します。 抗体は一度特定の病原体と戦うと、その病原体の特徴を「記憶」します。 そのため、同じ病原体が再び体内に入ってきたときには、素早く大量の抗体を作って対応できるようになります。 この仕組みがワクチンの基本原理でもあります。 抗体が十分に作られ効果的に働くためには、免疫システム全体が健康であることが大切です。 抗体はどのような働きをしている? 抗体は侵入した病原体(抗原)に対して、以下の4つの重要な働きをしています。 中和作用 オプソニン化作用 補体活性化 抗原抗体反応 体調不良が続く方は、これらの働きが十分に機能していない可能性があります。 以下では、抗体の4つの主要な働きについて詳しく解説します。 中和作用 中和作用は、抗体が病原体に直接くっついて動きを封じる働きです。 例えるなら、敵の武器を使えなくするようなものです。 ウイルスが細胞に感染するには、ウイルス表面の突起(スパイク)が細胞の受容体にくっつく必要があります。 抗体はこのスパイクに結合することで、ウイルスが細胞にくっつけなくなります。 コロナウイルスやインフルエンザウイルスの場合、この中和作用によって感染を防いでいるのです。 また、細菌が出す毒素にも抗体が結合することで、毒素の効果を無効化します。 オプソニン化作用 オプソニン化作用は、抗体が病原体に目印をつける働きです。 目印をつけることで、マクロファージや好中球などの「食細胞」が病原体を見つけて食べやすくなります。 具体的には、抗体が病原体にくっつくと、食細胞の表面にある「Fcレセプター」という受容体が抗体を認識します。 これが合図となって、食細胞は病原体を素早く包み込み、体内から排除する仕組みです。 体調が優れないときは、抗体の「目印をつける働き」や免疫機能が一時的に弱まっている可能性があります。 補体活性化 補体活性化とは、抗体が病原体と結合して病原体を破壊する作用です。 抗体が病原体と結合すると、血液中に存在する「補体」というタンパク質群が活性化され、以下のような働きを始めます。 病原体の表面に穴を開ける より多くの免疫細胞を呼び寄せる 病原体を包み込んで分解しやすくする この作用により、細菌などの病原体を効率よく破壊できるのです。 補体システムが正常に機能しないと、感染症にかかりやすくなってしまいます。 抗原抗体反応 抗原抗体反応とは、抗体が「敵(抗原)」を見つけて結合し、そこから体の中でさまざまな防御活動が始まる一連の流れのことです。 この反応によって、感染細胞の排除が促されます。 例えば、ウイルスに感染した細胞の表面には、ウイルス由来のタンパク質(抗原)が表示されます。 抗体がこの抗原に結合すると、NK細胞などの免疫細胞に「この細胞は感染しています」という信号が送られ、感染細胞の破壊が促されるのです。 また、この反応はアレルギーの原因にもなります。 花粉などのアレルゲン(抗原)に過剰に反応して、くしゃみや鼻水などの症状を引き起こすのも抗原抗体反応です。 抗体を増やす土台となる免疫力を上げる免疫細胞療法について 抗体を増やすには、土台となる「免疫力」を上げることが重要です。 免疫力を上げて感染症、アレルギー、ガンなどの疾患を予防する「免疫細胞療法」をご紹介します。 免疫細胞療法では、患者さま自身の免疫細胞を体外で培養・活性化させ、再び体内に戻すことで免疫力を高めます。 とくに注目されているのが「高活性NK細胞免疫療法」です。 NK細胞は生まれつき持つ「ガン細胞やウイルス感染細胞を攻撃する細胞」で、この細胞を採血して特殊培養し、数百~数千倍に増殖・活性化させて体内に戻します。 自分の細胞を使うため安全性が高く、副作用も少ないのが特徴です。 免疫細胞療法は、がん予防だけでなく、風邪をひきやすい方や免疫力低下が気になる方への選択肢となります。 抗体と免疫の違いに関するよくある質問 抗体と免疫の違いに関するよくある質問を紹介します。 抗原と免疫の違いは? 免疫力と抵抗力の違いは? これらは似ている言葉でも役割が大きく異なります。それぞれの違いを見ていきましょう。 抗原と免疫の違いは? 抗原は「免疫反応を引き起こす物質」であり、免疫は「その抗原から体を守るシステム」です。 つまり、抗原は外からの侵入者や異物であり、免疫はそれに対抗する体の防衛軍です。 抗原には、ウイルスや細菌だけでなく、アレルギーの原因となる花粉や食物の一部などさまざまなものがあります。 これらが体内に入ると、免疫システムが「異物」として認識し、抗原を排除する仕組みです。 免疫力が低下していると抗原を排除しきれず、感染症などの原因となることがあります。 免疫力と抵抗力の違いは? 免疫力は「特定の病原体に対する防御能力」であるのに対し、抵抗力は「あらゆるストレスや外的要因に対する体全体の総合的な抵抗性」を指します。 免疫力とは、体内に侵入した細菌やウイルスなどを見つけて退治する働きのことです。 一方、抵抗力はもっと広い概念で、免疫力に加えて皮膚のバリア、体温調節、栄養状態、ストレス耐性なども含む体全体の守りの力です。 風邪をひきやすい方は、単に免疫力だけでなく、睡眠不足やストレスなどで総合的な抵抗力が低下している可能性もあります。 抗体は免疫機能の一部で感染した細胞を排除するために重要な役割をもつ 免疫とは体を守る総合的な防衛システム全体を指し、抗体はその中で感染した細胞を排除する役割を持ちます。 抗体は免疫機能の重要な一部として、中和作用、オプソニン化、補体活性化、抗原抗体反応という4つの働きで病原体から私たちを守っています。 これらの働きが十分に機能するためには、健全な免疫機能が必要です。 風邪をひきやすい方や体調不良を感じる方は、抗体だけでなく免疫力を高める対策が重要です。 その選択肢として、自分の細胞を活性化させて体に戻す免疫細胞療法があります。 免疫細胞療法について興味がある方は、当院「リペアセルクリニック」へお気軽にお問い合わせください。
2020.07.06 -
- ひざ関節
登山好きのために!膝の痛みを軽減する靴の選び方! 登山靴の選び方で、膝痛を軽減、予防することはできるのでしょうか?登山グッズは数多くあり、登山靴もたくさんの種類があります。特殊な靴ですし、安い買い物ではないので、せっかく購入するなら良いものを選んで、長く使いたいですよね。 そして、登山のときには長く歩いても疲れにくい、膝痛を感じにくく、痛みを予防できるような靴を探したいという人も多いと思います。そこで今回は、登山靴と膝痛の関係、靴の選び方について紹介します。 膝の痛みを発症しない登山靴の選び方 登山靴を選ぶとき、サイズや履き心地、値段、着脱のしやすさなどを考慮する人は多いと思います。しかし、他にも注意して選びたいことがあります。それは、靴底の硬さは歩行に影響を及ぼすという研究結果があるためです。 硬すぎる靴底は関節運動を制限し、転倒リスクを高めます。一方、中敷きを硬くすると歩行時に力が入れやすく、歩きやすくなるでしょう。 膝痛を予防する!おすすめの登山靴の選び方 登山靴を選ぶときには、まず、基本の日常生活における正しい靴の選び方をしましょう。 正しい靴の選び方[基本] ①靴の中敷きが取り外せる ②靴のつま先部分で足指が自由に動かせる空間がある ③かかと部分が硬くてしっかりと支えられる ④靴の全方部が柔らかく、足指の付け根が楽に曲げられる ⑤紐やマジックテープでしっかりと固定ができる この条件を満たしている靴を履くと、日常生活でも疲れにくい歩行を続けることが可能です。 登山靴の選び方 登山靴は、正しい靴の選び方[基本]の①から⑤を満たしていることにプラスして、以下の⑥から⑧を満たしたものがおススメです。 ⑥かかと部分に硬さのある ⑦ソール(靴底)に十分な剛性がある ⑧防水性がある このような条件を満たす登山靴であれば、膝への負担もかかりにくく、快適な登山を楽しめるでしょう。また、登山する山の標高によっても靴を使い分ける必要があります。 自ら登山靴を選ぶのが難しいという場合は、靴屋さんに選んでもらうと安心ですね。 まとめ・登山好きのために!膝の痛みを軽減する靴の選び方! 登山のときには、自分に合った登山靴を履いていないと、うまく力を入れることができず、関節に負担をかけてしまうため、膝痛を発症する恐れがあります。楽しい登山になるはずが、登山靴の選び方を間違えてしまったがために膝痛になり、台無し…なんていうことにならないようにしましょうね。 もし、軟骨のすり減りなど、膝にトラブルを抱えているときは、登山靴の選び方で膝痛を軽減することは難しいかもしれません。膝痛がつらいということであれば、早めに医療機関を受診し、適切な診断・診療を受けるようにしましょう。 つらい膝痛の悩みを軽減し、登山靴を履いて元気に登山を楽しみたい!という方は、近年注目を集めている再生医療による治療を検討することもできます。興味をお持ちの方は、再生医療についての情報もチェックしてみてくださいね。 以上、膝痛を解決する登山靴の選び方!おすすめの登山靴について記させて頂きました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.07.06 -
- ひざ関節
「せっかくの山登りなのに、膝の痛みが気になって思い切り楽しめない」 「下山時に膝がガクガクして不安定な感じがする」 登山を楽しんでいる方の中には、上記のような経験や不安がある方も多いのではないでしょうか。 上記のようなときは、正しいテーピングの知識があれば、膝の痛みを予防・軽減して、登山を楽しめます。 この記事では、登山での膝の痛みに効果的なテーピングの巻き方を初心者の方でもわかりやすく解説します。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、登山によって長引く膝の痛み症状を改善させるための再生医療に関する情報を配信中です。 「膝を気にせず登山を楽しみたい」「膝の痛みを何とかしたい」という方向けに有益な情報を配信しているので、ぜひご覧ください。 登山による膝の痛みに効果的なテーピングの巻き方 登山をするときに膝が痛みが気になるときは、テーピングの巻き方や、テーピングの種類を知っておくと便利です。 テーピングの巻き方 おすすめのテープ それぞれ詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。 テーピングの巻き方 登山による膝の痛みに効果的なテーピングの巻き方では、以下のように4枚のテープを貼り合わせて膝の負担を軽減します。 1枚目は膝下から内側を通って太ももの外側まで、膝を避けるようにU字に貼る 2枚目は膝下の外側から太ももの外側に貼る(1枚目の両端に繋ぐイメージ) 3枚目と4枚目は膝下のくぼみ部分を交互に強く貼り、膝のお皿を圧迫する(×印のように貼る) テーピングを巻く時は、膝を軽く曲げて、テープを少し引っ張りながら貼りましょう。 2枚目の膝下の外側から太ももの外側、つまり膝から上部に向かって引っ張るような貼り方になるため、登山をする際に足が上がりやすくなるといわれています。 また、4枚目のテープは膝下を圧迫するように貼ることで、膝がゆるむのを防止でき、下山時の衝撃を緩和できることが特徴です。 おすすめのテープ 登山におすすめのテープは、非伸縮性のテープとキネシオロジーテープです。 非伸縮性のテープは伸縮性のないタイプで、関節や筋肉をしっかりと固定するのに向いています。 キネシオロジーテープは固定目的のテーピングと異なり、筋肉のサポートが目的とされているものです。 テープ自体が筋肉の収縮力に近い構造になっていて、関節の可動域を確保することが目的とされています。 テーピングが登山による膝の痛みに効果的な理由 テーピングが登山による膝の痛みに効果的な理由はいくつかあります。 膝関節の安定性をサポートする 膝周辺の筋肉をサポートする 膝の痛みの抑制や軽減に期待できる ケガの予防につながる 登山では登る際の膝への負担や、下山時の着地の衝撃による筋肉疲労、関節の不安定化により、膝の痛みが生じる可能性があります。 このような膝の痛みを予防・軽減するために効果的なのがテーピングです。 適切なテーピングにより膝を安定させることで、安心して登山を楽しめるでしょう。 登山による膝の痛みにテーピングを巻くときの注意点 登山による膝の痛みにテーピングを巻くときの注意点は以下のとおりです。 きつく巻きすぎない テーピングは1日ごとに張り替える 他の人に巻いてもらう方が良い 登山の際はテーピングを巻くことで、ケガの予防や痛みの軽減などメリットは多くありますが、巻くときには注意が必要となります。 以下では、それぞれの注意点について解説していきます。 きつく巻きすぎない テーピングをきつく巻きすぎると、血行の悪化による痛みの増加や筋肉の痙攣をおこす可能性があります。 きつく巻いたテーピング周辺の血管が圧迫されると血行が悪くなり、筋肉に充分な酸素や栄養が供給されず、筋肉の痙攣を引き起こします。 テーピングは関節の動きをサポートする役割があるため、適度な圧迫を意識して痛みや違和感がないかを確認しましょう。 テーピングは1日ごとに張り替える 身体を動かすことでテーピングが少しづつずれたり、はがれたりすることが多いため、1日ごとに張り替えましょう。 また、長時間貼り続けると肌トラブルにつながる可能性もあります。 粘着力が強いテーピングをはがすときに痛みが生じることもあるため、体毛の流れに沿ってゆっくりはがしましょう。 はがす時の痛みが気になる方は、シャワーでテーピングと身体の間に水を入れることで痛みを感じづらいのでおすすめです。 他の人に巻いてもらう方が良い テーピングは他の人に巻いてもらう方が正しく巻けるため、自分自身で巻くより痛みを緩和できる場合があります。 とくに身体が硬い人は、テーピングを巻くこと自体が難しい場合もあるでしょう。 軽い運動などを行うときは、セルフテーピングにも挑戦してみても良いですが、なるべく他の人にお願いした方が良いです。 登山による膝の痛みにテーピングを巻くときによくある質問 登山による膝の痛みにテーピングを巻くときに、よくある質問をまとめています。 膝にテーピングをしたまま寝るのは良くない? テーピングに欠点はある? 膝の痛みが不安なまま登山をするのは不安も多いかと思いますので、参考にしてください。 膝にテーピングをしたまま寝るのは良くない? 膝にテーピングをしたまま寝ることはおすすめできません。 肌がかぶれやすくなったり、テープがズレて効果が落ちたりするため、毎日新しいテーピングに張り替えるようにしましょう。 ケガの治療中など医師の指示がある場合を除き、登山での痛みの緩和やケガ予防が目的であれば毎日張り替えることが推奨されます。 テーピングに欠点はある? テーピングには、肌のかぶれや血行不良、テーピングをはがす際に肌を痛めてしまうといった欠点があります。 テーピングの粘着剤によるかぶれや、強く巻きすぎてしまうことによる血行不良などが原因です。 しかし、毎日張り替えることで肌トラブルを避け、適切な巻き方をすることで血行不良を防ぐことができます。 テーピングを活用して膝の痛みを気にせず登山を楽しもう 登山での膝の痛みは、正しいテーピングの知識と技術があれば予防・軽減できます。 テーピング方法を覚え、自分に合ったテープを選ぶことで、膝の痛みを軽減して登山を楽しめるようになるでしょう。 ただし、テーピングは万能ではありません。 きつく巻きすぎないよう注意し、毎日張り替えることで肌トラブルを防ぎましょう。 また、登山を継続的に楽しむためには、日頃からのストレッチや筋力トレーニングなどのケアも重要です。 もし登山後の膝の痛みが長引く場合は、重篤な疾患の可能性もあるため、放置せずに医療機関を受診することをおすすめします。 適切なテーピングと日頃のケアで、膝の不安を解消して思い切り登山を満喫しましょう。
2020.07.05 -
- 免疫細胞療法
免疫力とは体の中にある菌やウイルスなどを攻撃する防御機能で、生まれたときから体に備わっている防御機能です。 免疫力の低下は年齢だけでなく、睡眠不足や日常生活の食生活の乱れ、仕事などでのストレスも原因となります。 この記事では、免疫力が低下しているかどうかのセルフチェックから、免疫力が低下する原因や改善が期待できる再生医療についても解説していきます。 免疫力が低下するとあらわれる症状とは? 免疫力が低下するとあらわれる主な症状は以下の通りです。 風邪やインフルエンザなどの感染症 口内炎や結膜炎などの炎症 肌や皮膚の荒れ 病気やケガが治りにくい 脚や顔のむくみ 免疫力が低下すると、上記のようにインフルエンザなどの感染症や口内炎などの炎症、肌荒れなど多くの症状が見られます。 これらの症状は免疫力が低下しているとさらに悪化する可能性があるため、注意が必要です。 免疫力低下を診断するためのセルフチェックリスト 日常生活のなかで、以下のセルフチェックリストに当てはまる方は免疫力が低下している可能性があります。 風邪をひきやすい 咳がよく出る 風邪をひくと長引く 耳が聞こえにくい 泌尿器系の感染症が繰り返し起こる 食事が偏っている 食欲不振気味である 口内炎ができる 運動する習慣がない 日常的にストレスを感じる 倦怠感がある 疲れやすい 睡眠不足である 傷が治りにくい 肌や皮膚が荒れている 冷え性である 上記の項目に当てはまる数が多ければ多いほど、免疫力が低下している可能性が高いため、注意が必要です。 免疫力が低下している可能性があるという方は、これから紹介する免疫力低下の原因や、免疫力を上げる方法をご確認ください。 免疫力が低下する原因 免疫力が低下する原因は、栄養のバランスの乱れや、不規則な生活による睡眠不足、自律神経の乱れによるストレス、冷え性など血管の収縮により血流が悪くなるなど多くあります。 また、女性の方は妊娠中はホルモンバランスの乱れによる免疫力の低下などがあるため、腸内を温めることや、タンパク質や食物繊維など栄養価の高い食品を摂取することが大切です。 他にも加齢や暴飲暴食、喫煙、遺伝などの原因により、免疫不全疾患を発症している場合もあります。 免疫力が低下しやすい体質チェック! 以下の項目に当てはまる方は、免疫力が低下しやすい体質ですので、チェックしてください。 集中力が続かない 野菜を食べない 運動不足 ストレスを感じやすい 睡眠時間が少ない 無気力になることが多い 免疫力の低下は遺伝や日常生活における栄養の偏りなど個人差はありますが、体温と免疫力にも深い関係性があります。 上記の項目にあてはまる方は、次に紹介する免疫力を上げる方法を実践してください。 免疫力を上げる方法 免疫力を上げる方法は、以下の2つです。 生活習慣の改善 バランスの良い栄養補給 日常生活で免疫力を高めることを意識することから始めることが重要ですので、参考にしてください。 生活習慣の改善 免疫力を高めるには無理のない運動や十分な睡眠を取ること、お風呂ではシャワーではなく湯船に浸かり体温を上げるなど、生活習慣を見直す必要があります。 運動ではウォーキングなど体への負担がかからないようにすることや、就寝前の飲酒やスマホを控えることが重要です。 また、体温が低下することにより、血流の悪化や体内の細胞の不活性化が原因で臓器や身体機能が低下するため、入浴時は肩まで浸かるようにするなど、体温を高める習慣を身につけましょう。 バランスの良い栄養補給 魚や卵、大豆などのタンパク質や、ビタミン、ミネラル、発酵食品など、バランスの良い栄養補給は、免疫力を高めます。 バランスの良い栄養補給をすることにより、腸内環境が改善するためです。 他にもショウガやニンニク、玉ねぎなどの野菜類や、山椒、唐辛子などの香辛料を料理で使用して、主食、主菜、副菜なども意識することにより、免疫力向上が期待できます。 免疫療法による治療 医学的な方法で免疫力低下を改善する治療法として「免疫細胞療法」が挙げられます。 免疫細胞療法とは、本人の血液から取り出して培養した免疫細胞を点滴で戻すことで活性化した免疫細胞を増やす治療法です。 副作用や体への負担が少ない治療法で、免疫力に悩んでいる人にとってその悩みを大幅に改善できる可能性があります。 【まとめ】免疫力低下による症状が続く際は医療機関を受診しよう 免疫力の低下により、紹介したチェックリストにあてはまる症状が続く場合は、医療機関を受診する必要があります。 免疫力の低下が続くと、インフルエンザなどの感染症だけでなく、がんのリスクを増加させる可能性があるため、注意が必要です。 免疫細胞療法は本人の血液を使用するため、副作用や感染症、再発などのリスクを軽減できる可能性があります。 免疫力を高めるためには、日常生活における習慣の改善も必要ですが、遺伝や加齢などで悩む方は、免疫細胞療法も選択肢の一つです。 当院「リペアセルクリニック」でも、健康の促進・がん予防・がんの再発予防が期待できる面性細胞療法に力を入れておりますので、お気軽にご相談ください。
2020.07.04 -
- ひざ関節
膝が痛いながらも登山をするならサポーターが効果的 膝に痛みがあるけれど、登山はやめたくない!なんとかして続ける方法はないかな…。サポーターをすれば大丈夫かも?などと考えている方もいるのではないでしょうか。 今回は、登山をするときの膝痛とうまく付き合うためにはサポーターが効果的なのかどうか、どんな種類のサポーターがあるのかなどをご紹介します。 膝が痛い場合に登山をする場合はサポーターが効果的 登山をしていて膝痛に悩まされているなら、サポーターを上手に使うことでその悩みが緩和されるかもしれません。膝の痛みの原因は膝にかかる負担の大きさにあります。 そのため、サポーターで、その負担を軽減させることができれば、登山のときの膝痛の悩みの緩和や改善、予防につながる効果が期待できます。 膝へのサポーターの種類について サポーターと言っても、さまざまなものが販売されています。そして、目的や使用時間によっても使い分けが必要なので、サポーターの特徴を知っておくことも必要です。 ・ベルト型サポーター ・タイツ型サポーター ・支柱つきの膝サポーター ベルト型サポーター 装着も簡単で自分で調整できるベルト型です。膝関節に合わせて自分でしっかりと固定することで、筋肉や骨をしめつけ、痛みの改善をはかることができます。 登山時においては、負担のかかりがちな屈伸の動きをサポートして膝への負担を軽減させる効果が期待できます。 しかし、締め付けがきつすぎるとうっ血したり、固まって動きにくくなってしまう場合もあるので、きちんとサイズを合わせて買うようにしましょう。 タイツ型サポーター 生地が薄く、日常的に使用していても違和感がないタイプです。 履くだけで良いので着脱も楽で、膝への保温効果による痛みの軽減作用も期待することができます。 簡単な分ずれやすいため、テーピング機能があると良いでしょう。 支柱つきの膝サポーター サポーターの中に金属の支柱が入っており、膝関節を金属で固定するので、サポート力に優れています。 支柱付きの膝サポーターはさらにタイツ型のように履いて装着するもの、巻いて装着すもの、その二つをあわせたハイブリッドタイプがあります。 登山をするときの膝痛の緩和に役立つサポーターを選ぶには? 登山をするときの膝痛の緩和に役立つサポーターを選ぶには、まず、サイズをきちんと合わせましょう。 また、登山のときは膝を曲げたり伸ばしたりしますし、汗もかくので、伸縮性やストレッチ性、通気性に優れたものを選ぶようにしてくださいね。 専門家に相談しましょう 膝痛を緩和するためのサポーターは、市販の薬局などでも購入できます。 しかし、登山をするときには普段以上の負担が膝にかかることになりますし、そもそもサポーターをつけたからと言って登山をしてもいい状態なのかどうか?ということは、自分では判断できないこともあると思います。 膝痛の原因はさまざまですが、今以上に悪化させないようにするためにも、医療機関で診察してもらい、サポーターの使用方法についてもきちんと指導を受けた方が安心です。 また、普段は痛みを感じないけれど、登山をすると膝痛がひどくなる…というようなケースもあるでしょう。 まとめ・膝が痛いながらも登山をするならサポーターが効果的 登山中の膝痛の緩和には、サポーターを用いることが効果的です。ただし、サポーターにもさまざまな種類があるので、医師や理学療法士に相談して、自分に合ったものをみつけるようにしましょう。 また、サポーターをしても緩和・改善されないほど膝痛がひどく、登山をあきらめてしまったという方もいるかもしれません。 しかし、最近は、自身の細胞を使って関節の修復をする再生医療も注目されています。再生医療で治療し、サポーターも上手に使うことで、また登山を再開できる可能性もありますよ。 再生医療について詳しく知りたい方は、まずは、専門のクリニックのホームページをご覧になってみてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.07.03 -
- 免疫細胞療法
「血液型によって免疫力に違いがある?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 免疫力の違いが血液型によって異なるされることは、さまざまな研究で発表されています。 本記事では、血液型によって免疫力が異なる理由や、治療によって免疫力を高める「免疫細胞療法」についてご紹介します。 免疫力が血液型ごとに異なる理由 細菌の中に潜む抗原にも血液型のような型があり、A型の人には抗原A型の細菌が入りやすいため、血液型ごとに免疫力が異なります。 そもそも血液型がA・B・O・ABの4種類に分類されているのは、血液内の赤血球にある抗原の種類によるものです。 免疫反応を引き起こす物資のことを抗原と呼びます。 血液中の免疫細胞には細菌などから体を守る働きがありますが、自分の細胞を破壊しないために同じ抗体の型をもつ血液を攻撃しない性質が備わっています。 体内に細菌やウイルスなどの抗原が浸入すれば排除するために抗体が作用しますが、A型の人にはA型の細菌、B型の人にはB型の細菌など同じ抗体の型を持つ細菌には免疫機能がうまく作用しません。 病気のリスクに血液型が関係しているのは、それぞれの血液型と結合しやすい抗原が細菌やウイルスごとに異なるためです。 血液型ごとの免疫力の特徴やかかりやすい病気 それぞれの血液型が持つ免疫力に関する特徴と、どのような病気に注意が必要なのかを解説します。 O型 B型 A型 AB型 以下では、それぞれの血液型の特徴について詳しく解説していきます。 O型 人類の先祖が持つ血液型だったといわれているO型はもっとも免疫力が高い血液型で、さまざまな病気にかかりにくい特徴があります。 しかし、十二指腸潰瘍やノロウイルスには注意が必要です。 O型には十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌の受容体が多いことが関係しており、他の血液型より発症率が高いこともわかっています。 対策としては、ピロリ菌の感染を防ぐことが大切なので、定期的な検査を受けましょう。 B型 B型はO型に次いで、免疫力が高い血液型です。 同じB型の性質を持っている抗原であるサルモネラ菌・病原性大腸菌・肺炎球菌に感染しやすい特徴があります。 また、数年に1度大流行するA型インフルエンザにもかかりやすいといわれています。 B型の人は結核のリスクも高いため、健康診断など定期的に肺のレントゲン検査を行う方法があります。 A型 A型は免疫力があまり高くない血液型で、感染症に対する抵抗力も弱く、風邪をひきやすい特徴が挙げられます。 例えば、A型の人はO型の人と比べて糖尿病になるリスクが1.1倍高い※という研究結果があります。 ※出典:PubMed しかし、発症リスクが血液型だけで左右されるわけではないため、免疫力を高めることが重要です。 風邪をひきやすい、体調不良になりやすい方は、生活習慣や運動習慣を改善して、免疫力を高めましょう。 AB型 AB型は、A型とB型のそれぞれの抗原を持っているため、血液型の中でも免疫力が低いとされています。 そのため、他の血液型と比べてさまざまな細菌やウイルスにかかりやすいです。 しかし、AB型は細菌などの微生物による感染症に対抗できる抗体をつくる免疫系を持っているため、アレルギーにはかかりにくいです。 また、自己免疫疾患である皮膚炎や関節炎なども、かかりにくいとされています。 免疫力を血液型に関わらず高める方法 免疫力は血液型別に異なりますが、免疫力を高める方法は、どの血液型にも共通しています。 以下で紹介する3つの方法で、免疫力を高めて健康的な生活をめざしましょう。 食事や運動などの生活習慣を改善する 腸内環境を整える 適度にストレスを発散する 重要なのは血液型ではなく、免疫力の低下を防いだり免疫力を高めることです。 以下では、自宅でも簡単に免疫力を高められる方法について詳しく解説します。 食事や運動などの生活習慣を改善する 免疫力を高めるためには、まず食事や運動などの生活習慣を見直しましょう。 食事は栄養のバランスを考え、1日3食毎日同じような時間に食べることが望ましいです。 また、スポーツクラブに通うなど定期的な運動が理想的ですが、難しい場合は生活の中で運動できる機会を探す方法もあります。 1つ先の駅やバス停まで歩いたり、エレベーターを使用しないで階段を使ってみたりすることから始めましょう。 腸内環境を整える 免疫細胞の約7割は腸に生息しているため、腸内環境を整えることで免疫力向上につながります。 腸内環境を整えるには、食物繊維を多く摂って善玉菌を増やしましょう。 食物繊維は水に溶ける水溶性と、水に溶けない不溶性がありますが、善玉菌を増やすのに有効なのは水溶性食物繊維です。 水溶性食物繊維を多く含むものは、海藻類や大麦、果物などが挙げられます。 適度にストレスを発散する 日々のストレスは免疫力の低下につながるため、適度にストレス発散することで免疫力低下を防ぎましょう。 スポーツで汗を流したり、友人たちと楽しく話したりするなど、自分なりのストレス発散方法を見つけることが重要です。 しかし、飲酒や喫煙、暴飲暴食といった方法は、免疫力低下につながり逆効果になるため注意しましょう。 血液型による免疫力に不安がある方は「免疫細胞療法」も選択肢の一つ 血液型による免疫力に不安がある方は、生活習慣などの改善とあわせて免疫細胞療法も検討してみましょう。 免疫細胞療法とは、NK細胞などの免疫機能に関わる細胞を血液から取り出して培養し、点滴で本人の体内に戻す治療のことです。 患者さま本人の細胞のみを用いるため、アレルギー反応や拒絶反応などの副作用リスクが少ない点がメリットです。 この副作用の少なさが注目され、近年ではガンの治療法として用いられることがあり、再発予防にも効果が期待できます。 【まとめ】免疫力は血液型で異なる!免疫力を高める方法を実践しよう 血液型と同じ型を持つ抗原には免疫作用が働きづらいため、血液型によって免疫力は異なります。 しかし、風邪や病気のかかりやすさが全て血液型で左右されているわけではないため、病気にかからないためには免疫力を高めることが大切です。 免疫力を高める方法は、生活習慣を改善したり、腸内環境を整えたり、ストレスを溜めないことが有効です。 近年では、生活習慣の改善と併用して「免疫細胞療法」によって免疫力を向上させる治療が注目されています。 「免疫力を高めてさまざまな病気の予防をしたい」という方は、ぜひ免疫細胞療法をご検討ください。
2020.07.03 -
- ひざ関節
登山中に膝裏の痛みを感じていても、予防法がわからず痛みが長期化している方も多いかと思います。 膝裏の痛みの原因は筋力の低下や関節の炎症など様々ありますが、長期化する場合は医療機関での受診も必要となる場合があるので注意が必要です。 また、登山中に痛みがあっても、ストレッチや筋力トレーニングなどで長期的な痛みにも対処しているという方もいるでしょう。 痛みが長期化した場合は薬物療法や手術療法が検討される場合がありますが、膝裏の痛みには再生医療という選択肢もあります。 この記事では、登山中に膝裏に痛みを感じる場合の原因や予防法の紹介、薬や手術を避けたい方に再生医療も解説していきますので、参考にしてください。 最後までご覧いただき、原因の追求・適切な処置を目指しましょう。 また、半月板損傷などの膝の痛みに対しては、再生医療という選択肢があります。再生医療はこれらの疾患に高い治療効果が期待できる治療法です。 以下の動画では、登山でひざを痛めた患者さまが、当院の再生医療を受けて改善された症例をご紹介しています。併せて参考にしてください。 https://www.youtube.com/watch?v=_zwp2ATg7DI 登山中に膝裏が痛む原因 登山中に膝裏の痛みが生じる原因は、筋力不足や関節リウマチ、膝靭帯損傷、変形性膝関節症などがありますが、登山中に膝裏が痛むケースをそれぞれ解説していきます。 登山(下山)中に膝裏が痛むケース 登山の休憩中(安静時)に膝裏が痛むケース 登山(下山)中に膝裏が痛むケース 登山(下山)の最中に膝裏が痛む原因の多くは筋力不足による筋肉疲労です。 過去のケガや加齢による靭帯の損傷や膝軟骨のすり減りなどが原因で、登山中に膝裏が痛むこともあります。 また、骨の異常として膝関節骨壊死症も膝裏の痛みの原因になるほか、登山靴が合っていないなども原因として考えられるため、足首をサポートできる登山靴を使用することも大切です。 登山の休憩中(安静時)に膝裏が痛むケース 登山の休憩中に膝裏が痛むのは、痛風や関節の炎症、関節リウマチなどが原因です。 膝裏の痛みの原因となる主な疾患は以下のとおりです。 半月板損傷 変形性膝関節症 鵞足炎(がそくえん) それぞれ症状に違いはありますが、登山前のウォーミングアップや休憩時でもストレッチを行い、痛みが長期化するようであれば早い段階で医療機関を受診することをおすすめします。 登山で膝裏の痛みを発症させないための予防法 登山で膝裏の痛みを予防するには、事前のウォーミングアップとストレッチが欠かせません。 膝裏の痛みの主な予防法は以下のとおりです。 筋力トレーニング 正しい歩き方 ウォーミングアップ 登山靴の選定 筋力トレーニングで膝周りの筋肉を強化し、ストレッチで柔軟性を高めることが重要です。 正しい歩き方は、背筋を伸ばし顎を引く姿勢や膝が軽く曲がる程度の歩幅で歩くことが大切ですが、登山靴についても足首をサポートできる靴を選ぶようにしましょう。 登山による膝裏の痛みには予防やケアが大切 登山による膝裏の痛みは、ウォーミングアップや筋力トレーニングなどの予防や、日常生活においても膝回りのケアを心がけることが大切です。 膝裏の慢性的な痛みには、以下のような原因が考えられるため注意が必要です。 筋肉疲労 靭帯損傷 関節軟骨のすり減り 骨の異常 登山靴が合っていない 治療期間の短縮や手術療法による長期的な入院などを避けたい方には、再生医療という選択肢があります。 再生医療では、患者の血液から血小板を濃縮して患部に注射をするPRP療法と、患者自身の骨髄などから幹細胞を採取・培養して患部に注射する幹細胞治療があります。 登山中に膝裏の痛みが長期化して治療を検討している方は、当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2020.07.02 -
- 免疫細胞療法
免疫力が低下すると、風邪などの病気に感染するだけでなく、普段は感染しないような病原体や自己免疫疾患に感染する可能性があります。 季節の変わり目に体調を崩す原因にもなるため、普段から免疫力を下げないような生活をしたいですね。 今回は、免疫力が下がる主な原因や免疫力が下がっているサインについてお伝えします。 セルフチェックリストで、ご自身の免疫力が下がっていないか確かめてください。 免疫力が下がる原因6選 免疫力が下がる原因は、主に6つ考えられます。 自律神経の乱れ 腸内環境の乱れ 過度な運動習慣 酒やタバコなどの嗜好品 体温の低下 妊娠 それぞれの原因について、詳しく解説します。 自律神経の乱れ 自律神経には交感神経と副交感神経があり、このバランスが乱れると、免疫力が低下する原因になります。 交感神経が優位なときに増える「顆粒球」と副交感神経が優位なときに増える「リンパ球」のバランスが乱れると免疫力が下がる可能性があります。 交感神経は身体の活動力を高める神経で、血圧や血糖を上げる、血液を筋肉や脳に集める働きがあり、日中優位に働く特徴があります。 一方、副交感神経は身体を回復させ、内臓の機能を高めるほか、免疫機能を正常にする役割があり、夜間やリラックスしているときに優位になります。 自律神経の乱れの原因は、睡眠不足や強いストレスです。適度な休息や、質の良い睡眠を心掛けましょう。 腸内環境の乱れ 腸内環境が乱れると、病原菌が侵入しないように守っている免疫細胞の働きが弱まり、免疫力が下がる原因となります。 実は、免疫細胞の約7割※が腸内に生息していると言われています。 口から侵入した病原菌などを腸で止めるために、腸に多くの免疫細胞が生息しています。 また、腸内細菌はメンタルにも影響を与える可能性があります。 腸内細菌はセロトニン、ドーパミンなどの"幸せホルモン"として知られる神経伝達物質を生成します。 セロトニンが不足すると精神が不安定になりやすくなり、ストレス増加や睡眠の質が低下することで、免疫力が下がるケースがあります。 過度な運動習慣 適度な運動は免疫力向上や病気の予防に効果的ですが、やりすぎると逆効果になってしまいます。 強度の高い運動をすると、数日間免疫力が下がり、感染症になるリスクが上がる可能性があります。 息が軽く弾み、汗をかく程度の運動を1日30分、週2~3回ほど行うと免疫力向上に効果が期待できます。 運動で免疫力アップできる理由については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。 酒やタバコなどの嗜好品 身体の中には、NK細胞やマクロファージといった免疫細胞があります。アルコールを摂取すると、このマクロファージにダメージを与え、免疫力が下がってしまうケースがあります。 また、アルコール度数が高いものは、のどの粘膜を傷つける可能性があります。粘膜に傷がつくことによっても、免疫力低下の恐れがあるのです。 免疫力の低下は喫煙によっても起こり得ます。 体内の酸素はヘモグロビンと結合し運搬されますが、タバコの中に入っている一酸化炭素が結合を阻害して慢性的な酸欠状態に陥ります。 酸欠状態では、栄養素の運搬や老廃物を回収する働きが弱くなり、免疫力低下につながります。 また、ニコチンが血流を悪化させる、免疫を促進する役割があるリンパ球を減少させるなど、タバコは身体への悪影響が多いです。 免疫力の低下を防ぐためにも酒やタバコなどの嗜好品は、控えた方が良いでしょう。 体温の低下 血液の中には免疫機能を持っている白血球が存在するため、体温低下によって血流が悪くなると免疫力が低下する原因となります。 体温を上げるためには基礎代謝を上げる必要があり、筋力トレーニングを行い、筋肉を増やすことで基礎代謝もアップします。 また、夏は冷房に当たる方が多くなるため、身体が冷えないように、暖かい飲み物を飲む、冷たい食べ物は控えるなど、体温を下げない工夫をしてください。 妊娠 妊娠すると、胎児を異物と認識して攻撃しないように、母体の免疫機能が抑制されます。 とくに妊娠初期は免疫力が下がりやすく、普段なら感染しないような病気に感染する、弱い病気でも重症化するなどのケースがあります。 さらに、ホルモンバランスの変化やつわりによる栄養不足、疲労なども免疫力を低下させる恐れがあるため注意が必要です。 や手洗いうがいで病気を予防するよう心掛けましょう。 免疫力が下がっているサインは?セルフチェックリスト 免疫力が下がっている際に出るサインについて解説します。 ご自身の体調を振り返り、免疫力が下がっている可能性があるか確認してください。以下のリストに当てはまる項目が多い場合、免疫力が下がっている可能性があります。 疲れやすい、集中力が低下している 身体が冷える、むくむ 食欲が落ちている 睡眠不足が続いている 皮膚トラブル(ささくれや肌のかゆみなど)がある、治るのが遅い 喉のかゆみ、痛みがある 口内炎、皮膚炎などの炎症が頻繁に起こる、治りづらい 風邪がなかなか治らない 原因不明の鼻炎 免疫力が低下すると、喉や鼻など、体外との接触が濃厚な部位に症状が出やすいです。鼻炎や喉の違和感があったら、免疫力低下のサインの可能性があります。 免疫力が低下している状態が続くとインフルエンザやウイルス性の感染症に感染するケースもあります。さらに長期化すると、がんや免疫不全疾患のリスクが高まるので注意が必要です。 免疫を下げないためにできること 免疫力を下げないために、普段からできることを紹介します。 栄養バランスの良い食事をとる 適度な運動をする ストレス発散する 免疫力を下げない対策について、詳しく解説します。 栄養バランスの良い食事をとる 免疫力を下げないために、以下の食材を積極的に食べるようにしましょう。 水溶性食物繊維 もずく めかぶ ごぼう 春菊 バナナ いちご きなこ なめこなど 発酵食品 ヨーグルト 味噌 納豆など オリゴ糖 たまねぎ バナナ トウモロコシ はちみつなど オメガ3系脂肪酸 アマニ油 シソ油 えごまなど 水溶性食物繊維は、不要性食物繊維に比べて摂取が難しいので意識して摂るようにしましょう。ごぼうやいちご、バナナなどに含まれているため、身近な食材から摂れます。 オリゴ糖は免疫力を高めるうえで重要ですが、とりすぎるとお腹が緩くなる方もいます。摂取できる量に個人差があるので注意が必要です。 オメガ3系脂肪酸は、EPA、DHAなどが代表的です。魚にも多く含まれているので、生魚を食べると効果が期待できます。 免疫力を下げないためには、食材だけでなく食べ方にも気を付けましょう。 朝食を抜かない 夕食で多めに発酵食品をとる 具だくさんの味噌汁を食べる 朝食は、交感神経と副交感神経を切り替えるスイッチとして重要な役割を果たしています。朝食を抜くと、2つの神経が上手く切り替えられない可能性があります。 また、朝食は体内時計をリセットする働きもあります。 腸は夜活発に働くため、発酵食品を夜にとると効果的です。ただし、就寝の3時間前には済ませておきましょう。 具だくさんの味噌汁は栄養バランスが良いです。大根やごぼう、わかめなど水溶性食物繊維が含まれる食材を積極的にとりましょう。 適度な運動をする 適度に運動をして筋肉をつけ、基礎代謝を上げましょう。基礎代謝が上がると免疫力も上がります。 運動は、息が軽く弾む強度を30分ほど行うと効果的です。1日30分の運動を週に2、3回行うと、免疫力アップにつながります。 また、運動はストレス発散にも効果的です。 運動をする際は、無理のない範囲で行いましょう。 ストレス発散する ストレスが溜まると自律神経の乱れにつながるため、免疫力低下を防ぐためにもストレス発散は有効な対処法です。 適度な休息や趣味の時間、入浴や睡眠の時間をしっかりと確保し、日々の疲れを癒しましょう。 時間がないときは、深呼吸やストレッチをするだけでも軽いストレス発散になります。 免疫力低下に対する免疫細胞療法について 免疫力低下を予防する方法のひとつに、免疫細胞療法があります。 免疫細胞療法は、NK細胞などの免疫細胞を患者さまの血液から取り出し、数を増やして患者さまの体内に戻す治療法です。 数を増やして活性化した免疫細胞は体内に戻すことで、体内に侵入した病原体に対する攻撃力が高まり病気の感染リスクが低くなります。 患者さまの細胞を利用するため、拒否反応のリスクが低い治療法として注目されています。 また、免疫力向上によるがんの予防や再発防止にも効果が期待されています。 免疫力が下がる原因である生活習慣の乱れを改善することが重要 免疫力を上げるには、適度な運動やバランスのとれた食事が重要です。 バランスの良い食事は腸内環境の改善も期待できるので、日々の食生活を見直しましょう。 また、体が冷えると免疫力低下の原因になります。とくに夏は、冷たいものを口にする機会が多くなりますので注意が必要です。 免疫力低下による体調不良や感染症を防ぎたい方は、免疫細胞療法という治療法があります。 免疫細胞療法を検討している方は、当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。
2020.07.01 -
- ひざ関節
登山後の膝の痛みに悩む方は多いのではないでしょうか。 登山中や下山後に膝が痛み、思うように動けないと、せっかくの楽しみが半減してしまうこともあります。 また、痛みを無視して登山を続けると、膝の健康に影響を及ぼす可能性があります。 本記事では、登山後の膝の痛みが治らない原因や対処法について解説します。 身体への負担が少なく、長期にわたる入院やリハビリも必要ない再生医療も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。 登山後の膝の痛みにお悩みの方は参考にしてみてください。 登山後の膝の痛みが治らない原因は? 登山後に膝の痛みが治らない原因は以下の通りです。 筋力不足や登山靴が合っていない場合、長時間・長距離に渡って歩くことで膝に過度な負担がかかりやすくなります。 また、靭帯の損傷や軟骨のすり減りなどがあると、痛みが引かないばかりか、放置することで症状が悪化し、関節の炎症や機能低下につながる可能性があります。 性別や年齢、普段の運動量など、原因は個人によって異なります。痛みが続く場合や膝に違和感がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 登山では下りでの怪我が多い 登山は上るときよりも、下るときの方がケガのリスクが高いといわれています。 山を登る際には、大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前の筋肉を収縮させて使います。 一方、下山するときは太ももの前の筋肉を引き伸ばして使います。太ももの前の筋肉は長時間かけて使用される場面が少ないため、より負担を感じてしまうのです。 大腿四頭筋が疲労して硬くなることで膝の柔軟性が低下し、痛みが出てしまいます。 仮に膝の負担が膝関節の筋力を超えると、十分に関節を支えられず炎症を起こすリスクも考えられます。 登山後の膝の痛みが治らないときの対処法 登山後の膝の痛みが治らない際は、安静にしてマッサージやアイシングなどで膝をケアしましょう。 具体的な方法を以下にまとめました。 対処法により登山後の膝の痛みを軽減し、症状の悪化を防ぐことが期待できます。 膝の状態や痛みの程度に応じて適切な方法を選び、無理をせず実施しましょう。 また、これらの対処法はあくまで応急的なケアの一環であり、症状が長引く場合は医療機関を受診することをおすすめします。 マッサージ 安静にした後、太ももの表や裏をゆっくりとマッサージして、筋肉の疲労を取りましょう。 筋力不足が原因で膝が痛む場合は、太ももの筋肉が疲労して硬くなっている可能性があります。 手のひらで太ももの中央や外側、内側を押すようにマッサージすると効果的です。その際、膝と膝の周囲は刺激しないようにしましょう。 アイシング 炎症が起きてしまっている場合は、ビニール袋に水と氷を入れるなどして、患部を冷やしましょう。 圧迫 患部の内出血や腫れを防ぐためにスポンジやパッドを患部に当て、テーピングや包帯で軽く圧迫しながら固定します。 膝の少し上あたりを圧迫すると、靭帯への負担を減らす効果が期待できます。 登山後の膝の痛みを軽減させるおすすめのストレッチ 治らない登山後の膝痛に効果的なストレッチを2種類紹介します。 立った状態でもできるストレッチなので、登山前後の体操に取り入れたり、膝に違和感を感じたりしたら試してみてください。 膝の痛みが強い方は、無理のない範囲で行ってみましょう。 前ももを伸ばすストレッチ 前ももを伸ばすストレッチを紹介します。 下記は右膝が痛む場合を想定しているので、左足が痛む場合は左右を入れ替えて行ってください。 さらに伸ばしたい方は膝を後ろに引き上げ、股関節を前に押し出すイメージで体を反らしてみましょう。 膝裏を伸ばすストレッチ 膝裏を伸ばすストレッチを紹介します。 下記は右膝が痛む場合を想定しているので、左足が痛む場合は左右を入れ替えて行ってください。 膝裏を伸ばしている際は、膝を曲げないように気を付けましょう。 伸ばしすぎは逆効果を招くので、気持ち良いと感じる程度にとどめるのがポイントです。 登山後に膝を痛めない歩き方や平地との違い 登山後に膝を痛めない歩き方や平地との違いを紹介します。 詳しく解説するので、次回の登山にお役立てください。 登山後に膝を痛めない歩き方 登山で膝を痛めない歩き方を紹介します。 膝を痛めないようにするには、膝関節がまっすぐ正面を向いた状態で歩くことが大切です。 膝が内側や外側にずれた内股やガニ股の状態で歩くと関節がねじれ、痛みにつながる可能性が高まります。 両足のつま先がそろって正面を向き、膝を曲げるときにまっすぐと正面に動かし、膝とつま先が同じ方向を向くようにしましょう。 また、歩くときの癖には体の硬さが原因の場合があります。 股関節や足首の関節が硬かったり、長年の偏った体の動かし方が癖になっていると、正しい歩き方へ矯正するのに時間がかかります。 日頃からストレッチや柔軟体操をしたり、歩行時以外の姿勢にも気を付けて過ごしましょう。 平地と登山の歩き方の違い 平地と登山では、着地する方法と重心が異なります。 平地と登山での歩き方の違いを下記にまとめました。 地形 着地する方法 重心 平地 かかとから着地 歩幅の中間 登山 足の裏全体で足を下ろす 踏み出した前足へゆっくりと移す 平地ではかかとから着地し、体の重心の軸を歩幅の中間に持ってくるように歩きます。 一方登山では、靴全体で足を下ろして地面を捉えるように歩くのが特徴です。重心は踏み出した前足へゆっくりと移し、それを繰り返します。 足全体で着地すると足関節を大きく使えて歩行の衝撃が分散されるため、膝を痛めるリスクが低減します。 登山で膝を痛めないための予防法 登山で膝を痛めないための予防法を紹介します。 一つずつみていきましょう。 登山靴の選び方 登山後の膝の痛みが治らない場合は、登山靴が合っていない場合があります。 登山後の靴の選び方を以下にまとめたので、使用している登山靴を見直してみましょう。 以上の条件を満たす登山靴であれば、膝への負担もかかりにくく、快適な登山を楽しめるでしょう。 また、上記の条件の他にも、登山靴は登山する山の標高によっても靴を使い分けることが重要になります。 自分で登山靴を選ぶのが難しい方は、靴屋さんに選んでもらうと安心です。 サポーターを活用する 登山で膝を痛めないための予防にサポーターを使用するのも効果的です。 一口にサポーターと言っても、さまざまなものが販売されています。 目的や使用時間によっても使い分けが必要なので、サポーターの特徴を知っておきましょう。 主なサポーターを下記にまとめました。 サポーターの種類 特徴 メリット デメリット ベルト型 ベルトでしっかりと固定できる 装着が簡単 登山時にも効果的 締め付け過ぎるとうっ血や動きにくくなることもある タイツ型 タイツのように履いて使用する 着脱が楽 保温効果が期待できる ずれやすい 支柱つき サポーターの中に支柱がある 巻いて装着するタイプと履くタイプがある 安定感が強い 膝に支柱が当たり傷ができる可能性がある 比較的高価 サポーターを使用する際は医師に相談して、症状やサイズにあったものを選んでみましょう。 トレーニング 脚部の筋力不足が原因である膝の痛みは、適切なトレーニングで改善を期待できます。 行うトレーニングは、「筋力の向上」と「筋持久力の向上」の大きく2種類です。 筋力向上は登山中の登り下りに必要な力を、筋持久力は長時間の登山でもバテないスタミナを養います。 ここでは、代表的なトレーニングをご紹介します。 脚力アップには「スクワット」 登山で膝を痛めないためのトレーニングとしてスクワットが有効です。 脚を肩幅程度に開き、ゆっくりと膝を曲げ伸ばしします。 お尻を地面につける必要はなく、膝の角度が90度ほど曲がる程度で十分です。 動作に慣れてきたら、バックパックを背負って行うと負荷が高まり、さらなる筋力アップ効果が期待できます。 はじめは負荷を重視して筋力を高め、慣れてきたら回数を増やし持久力の強化を意識してみてください。 バランスと足裏感覚を強化するには「かかと上げ」 二つ目のトレーニングは、かかと上げです。 バランスを取りながら爪先立ちを繰り返す動作で、低めの台を使うとより効果になります。 登山道は平坦な場所ばかりではないため、足裏の筋力とバランス感覚が重要です。爪先立ちを繰り返すことで足裏の筋力が鍛えられ、不安定な地形でも歩きやすくなる効果が期待できます。 スクワットと同様に、バックパックを背負ってみたり片足だけで挑戦したりするなど、トレーニング中の負荷を調整してみましょう。 運動不足解消には「階段の上り下り」 荷物を背負って階段を上り下りするのも有効です。 慣れてきたら一段飛ばしで負荷をかける、荷物を増やす、往復回数を増やすなどのアレンジを加えましょう。 膝の痛みの原因の一つに、日常的な運動不足が挙げられます。 無理のない範囲で日頃から脚力や体力を維持し、把握しておくことが大切です。 トレーニングは地味ですが、登山においては非常に役立ちます。 膝の痛みがなくなり、脚力が強化されれば、登れる山も見える景色も変わってくるので、日常生活の中でコツコツ行っておくようにしてください。 登山後の膝の痛みが治らないときには再生医療の選択肢もあります 治らない登山後の膝の痛みにお悩みの方の治療法として、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療では、患者さま自身の細胞を採取して幹細胞を培養し、膝関節に注射します。幹細胞には軟骨や半月板などの傷ついた組織を修復する能力があります。 外科的な手術と比べて身体への負担も少なく、長期にわたる入院やリハビリは必要ありません。 膝の痛みがつらいけど登山を楽しみたいとお考えの方は、検討してみる価値のある治療法です。 以下のページでは、膝の痛みに対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による膝関節の症例はこちら 再生医療について詳しく知りたい方は、当院リペアセルクリニックにご相談ください。 【まとめ】登山後の膝の痛みが治らないときはセルフケアが重要 登山後の膝の痛みが治らない主な原因は、筋力不足や靭帯の損傷などです。 登山後の痛みが治らないときは、マッサージやアイシングなどでセルフケアを行いましょう。 また、日常生活の中でも行えるトレーニングを取り入れ、脚部筋力の向上や筋持久力の向上をはかると予防に効果が期待できます。 膝の痛みが長引く場合は早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けるのがおすすめです。 治療期間の短縮や長期間の入院・手術なしでの治療をお望みの場合は、ぜひ再生医療もご検討ください。
2020.07.01 -
- 免疫細胞療法
がん治療の選択肢は、医学の進歩とともに大きく広がっています。 その中でも「免疫療法」は、私たち自身の免疫力を活用する新しいアプローチとして、「第4の治療法」とも呼ばれ注目を集めています。 本記事では、免疫療法の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、具体的な治療法の種類や費用について解説します。 免疫療法について理解を深め、治療を考える上での不安を解消したい方は、ぜひ参考にしてください。 免疫療法についてわかりやすく解説! ここでは、免疫療法について以下の観点からわかりやすく解説します。 免疫療法の仕組み 主な免疫療法の種類 私たちの体には、外から入ってきた細菌やウイルス、そして体の中で異常な細胞が発生した際に、「異物」と認識して攻撃し、排除しようとする「免疫」というシステムが備わっています。 免疫システムを活用した免疫療法について確認していきましょう。 免疫療法の仕組み 免疫療法は、人間に備わっている免疫機能を活用した治療法のことです。 がん細胞によって弱められたり、ブレーキをかけられたりしている免疫細胞の力を回復させ、再びがん細胞を攻撃できるようにする治療法です。 人間の持つ免疫システムは、体に侵入した細菌やウイルスを異物と認識し、攻撃・排除する働きをしています。 しかし、がん細胞は非常に巧妙で、免疫のブレーキ機能をうまく利用して免疫細胞からの攻撃をかわす場合があります。 免疫療法は、このようながん細胞の妨害を排除し、免疫細胞が再びがん細胞を攻撃できるように手助けする治療法です。 主な免疫療法の種類 免疫療法には「免疫力を高める方法」「免疫力の攻撃力を保つ方法」の2種類があります。 アプローチ 主な治療法 概要 免疫力を高める方法 NK細胞免疫療法 患者さま自身のNK細胞を体外で活性化・増殖させ、点滴で体内に戻す 免疫力を高める方法 エフェクターT細胞療法 患者さま自身のT細胞に遺伝子操作でがん認識力を付与し、増殖させて体内に戻す 免疫力の攻撃力を保つ方法 免疫チェックポイント阻害薬 がん細胞による免疫へのブレーキを薬剤で解除し、免疫細胞の攻撃力を回復させる 「免疫力を高める方法」は、患者さまご自身の免疫細胞(NK細胞やT細胞など)を一度体外に取り出し、その能力を強化したり数を増やしたりしてから体内に戻すもので「免疫細胞療法」とも呼ばれます。 一方、「免疫力の攻撃力を保つ方法」は、がん細胞が免疫細胞の攻撃から逃れるために利用する「ブレーキ」の仕組みを薬剤によって解除し、免疫細胞が本来の力を発揮できるようにする治療法です。 免疫療法のデメリット2つをわかりやすく解説 免疫療法は効果が期待できる一方で、以下の2つのデメリットが考えられます。 保険適用外で治療費が高い 自己免疫疾患の患者さまは受けられないケースもある それぞれのデメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。 保険適用外で治療費が高い 免疫療法の中には、まだ治療効果や安全性が科学的に十分に証明されておらず、国が定める標準治療として認められていないものも多くあります。 そのため、免疫治療の多くは公的医療保険の対象外(自由診療)となり、治療にかかる費用は全額患者さまの自己負担です。 例えば、NK細胞療法などの一部の免疫療法は、1回の治療で数十万円、治療計画によっては総額で数百万円に達することもあります。 当院リペアセルクリニックで提供している免疫細胞療法の料金は以下の通りです。 回数 料金(税込) 1回 385,000円 3回 1,155,000円 5回 2,310,000円 ただし、自由診療であっても、治療目的の医療費であれば確定申告の際に医療費控除の対象となり、税金の一部が還付される場合があります。 自己免疫疾患の患者さまは受けられないケースもある 自己免疫疾患をお持ちの患者さまは、免疫療法によって症状が悪化する可能性があるため、治療を受けられない場合があります。 自己免疫疾患とは、本来体を守るはずの免疫システムが、誤って自分自身の正常な細胞や組織を攻撃してしまう病気です。 そのため、免疫療法の治療前には、自己免疫疾患の既往歴や治療中の薬(免疫抑制剤など)について必ず医師に正確に伝えることが重要です。 ご自身の状態を正確に伝え、医師と十分に相談したうえで、適切な治療法を選択しましょう。 免疫療法のメリット3つをわかりやすく解説 免疫療法は、がん治療における新たな選択肢として注目されており主に3つのメリットが期待されています。 副作用リスクが少ない 高齢者や体力の低下した患者さまにも治療できる がんの標準治療と併用できる がん治療にはさまざまな方法がありますが、免疫療法は患者さまご自身の力を活用する点が特徴です。 これにより、従来の治療法が抱える課題を克服できる可能性があります。 副作用リスクが少ない 免疫療法は、ご自身の免疫細胞の力を利用してがん細胞を攻撃する力を高める治療のため、副作用リスクが少ないメリットがあります。 自身の免疫力を活用するため副作用が少ない 生活の質(QOL)を維持しやすい ただし、副作用が全くないわけではありません。 免疫が過剰に反応することで、皮膚のトラブルや倦怠感などの症状が現れる可能性があり、どのような副作用がいつ出るかの予測が難しい場合もあります。 高齢者や体力の低下した患者さまにも治療できる 免疫療法は、体に元々備わっている免疫機能を活用するため、正常な細胞へのダメージが少なく、身体への負担が比較的小さい治療法です。 正常な細胞へのダメージが少ない 通院治療が可能で入院不要な場合も 幅広い患者さまに検討できる選択肢 手術や抗がん剤治療・放射線治療といった標準治療は、効果が期待できる一方で、患者さまの体力的な負担が大きい場合があります。 免疫療法は、そのような患者さまに対しても、比較的身体への負担を抑えながら治療を行える可能性があります。 多くの場合、採血と点滴のみで治療を進めることができ、入院の必要がなく日常生活を送りながら通院での治療が可能です。 がんの標準治療と併用できる 免疫療法は、手術療法・化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療といったがんの標準治療と組み合わせて行うことが可能です。 各治療の長所を活かし相乗効果が期待できる 再発や転移の抑制も期待できる さまざまながんに適応可能 免疫療法を従来のがん治療と組み合わせることで、それぞれの治療法の良い点を活かし、より高い治療効果を目指すことができます。 例えば、手術で目に見えるがん細胞を取り除いたあとに免疫療法を行うことで、体内に微量に残っている可能性のあるがん細胞を攻撃し、再発や転移のリスクを低減する効果が期待されます。 当院の免疫療法について 当院リペアセルクリニックでは、患者さまご自身の免疫細胞を活用する「高活性NK細胞免疫療法」をご提供しています。 血液中に存在するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)という、がん細胞やウイルス感染細胞を発見し攻撃する能力を持つ免疫細胞を用いた治療法です。 「高活性NK細胞免疫療法」により、がんの再発予防や、他の感染症などにもかかりにくい体づくりが期待できます。 ご自身の細胞を用いるため副作用が少なく、身体的負担も比較的小さいのが特徴で、日帰りでの治療が可能です。 まれに点滴後に一時的な微熱や注射部位の痛みが出ることがありますが、数日で自然に軽快します。 当院の高活性NK細胞免疫療法の費用は、以下の通りです。 回数 料金(税込) 1回 385,000円 3回 1,155,000円 5回 2,310,000円 免疫細胞療法による治療を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。 免疫療法とは免疫機能を活用した治療法のこと!向き不向きの見極めが重要 免疫療法には、免疫力を高める方法と免疫力の攻撃力を保つ方法の2つがあります。 主に以下のようなメリットがあります。 副作用リスクが少ない 高齢者や体力の低下した患者さまにも治療できる がんの標準治療と併用できる 一方、保険適用外で治療費が高額になる場合や、自己免疫疾患をお持ちの方は受けられないケースがあるなどのデメリットも存在します。 免疫療法は、全ての方に同じような効果が期待できるわけではありません。 ご自身の状態・がんの種類や進行度、そして治療法の特性をよく理解し、医師と十分に相談したうえで、適切な治療法を選択しましょう。
2020.06.30 -
- ひざ関節
- 再生治療
立ち仕事など膝の負担が大きい仕事の場合、膝のつらい痛みに耐えながら働き続けるのは難しいでしょう。 本記事では、膝が悪くてもできる仕事や、膝の症状が進行した場合の治療法についても紹介します。 膝が痛くても退職できない場合の対処法についても解説しているので、膝の痛みに悩まされている方はぜひ参考にしてください。 また、疾患による膝の痛みを治したいなら、手術や入院をせずに治療できる再生医療も選択肢の一つです。 当院リペアセルクリニックでは、膝の痛みの根本的な改善を目指せる治療として注目されている再生医療をご提供しています。 「膝の痛みを気にせず仕事したい」「長年膝の痛みに悩まされている」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 以下の動画では、実際に再生医療の治療を受け、変形性股関節症が改善した患者さまの症例を紹介しているため、こちらも併せてご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=iPHLbIXjPNk いきなり新しい治療を試すのは不安という方に対しても、当院では無料のカウンセリングも実施しており、治療内容や適応について丁寧にご説明いたします。 当院の公式LINEでは、再生医療の治療法や膝の痛みが改善した症例を配信しているので、手術を受ける前に再生医療について知っておきましょう。 ▼手術せずに膝の痛みを治したいなら >>公式LINE限定の再生医療に関する情報を見てみる 膝が悪くてもできる仕事は? 膝が悪くても続けられる仕事には、膝への負担が少ない座り仕事をすると良いでしょう。 膝を酷使する動きが少ない仕事を選ぶと、変形性膝関節症や膝の痛みを抱えていても、無理なく働き続けられます。 【膝が悪くてもできる仕事の例】 デスクワーク コールセンター業務 在宅ワーク 膝の痛みを抱えたまま仕事を選ぶ際は、膝への負担が少ない職種を選びましょう。 膝に負担がかかる動き 体を動かす仕事をしていると、膝を痛めてもすぐに休めない方もいるかもしれません。膝の痛みを抱えたまま仕事をする場合は、下記の膝に負担がかかる動きをなるべく避けて働きましょう。 【膝に負担がかかる動き】 しゃがむ、立ち上がる、座る動作を繰り返す 歩行中に急な方向転換する 長時間立ち続ける 重いものを運ぶ 膝が痛む原因は?考えられる疾患 膝が痛む原因として、下記の原因が考えられます。 変形性膝関節症 関節リウマチ 痛風 とくに仕事で膝を酷使している場合は、変形性膝関節症になるリスクが高いため、普段から膝の使い方に注意が必要です。 変形性膝関節症 変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減り関節が変形し、膝に痛みや腫れが生じる疾患です。 日常の動作で膝に強い負担をかけている、あるいは加齢や肥満などにより、軟骨が徐々にすり減っていきます。 軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれ合い、痛みや炎症が発生します。変形性膝関節症になってしまうと、膝の曲げ伸ばしが困難になり、生活に支障をきたすケースも少なくありません。 変形性膝関節症を予防するには、体重管理や膝に強い負担をかける動作を避けると良いでしょう。 関節リウマチ 関節リウマチは、自己免疫が関節の滑膜(かつまく)を攻撃し、炎症や腫れを引き起こす疾患です。 とくに膝を含む複数の関節に対して対称的に症状が現れるのが特徴で、女性に多く発症します。 関節のこわばりや痛み、腫れなどが主な症状です。関節リウマチが進行すると、膝の関節が破壊され、強い痛みや関節の変形が生じます。 治療には、炎症を抑える薬物療法や、関節の変形を防ぐためのリハビリを行います。 痛風 痛風は、体内に尿酸が蓄積し、関節に結晶が形成されて激しい痛みと腫れを引き起こす疾患です。 膝にも症状が現れ、発作的に強い痛みが生じます。 痛風の原因は高尿酸血症です。高プリン体の食品(レバー、魚卵、ビールなど)やアルコールの摂取、肥満やストレスも痛風のリスクを高めます。 治療には、尿酸値を下げる薬や、生活習慣の改善が推奨され、急性期の痛みには痛み止めが処方されます。 膝が悪い人が避けるべき仕事 膝が悪い人が避けるべき仕事として、負担が大きい動作を含む職種を紹介します。 大工や塗装業など立ち座りが多い仕事 歩行量が多い営業 利用者を抱える動作が多い看護師や介護士 立ちっぱなしが多いレジスタッフや接客業 膝の痛みを防ぐために転職を考えている場合は、参考にしてください。 大工や塗装業など立ち座りが多い仕事 大工や塗装業のように頻繁な立ち座りを必要とする仕事は、膝が悪い人には負担が大きくなります。 とくに重量物の持ち運びなどは膝への衝撃や圧力がかかるため、変形性膝関節症の方や膝痛を抱える人には不向きです。 また、不安定な姿勢を取りやすい作業環境では、膝の関節が不安定になり、関節の摩耗が進行するリスクも高まります。 膝への負担を避けるためには、膝のサポーターを利用するほか、作業時に無理のない姿勢を意識しましょう。 歩行量が多い営業 一日に多くの場所を歩き回る営業職は、膝が悪い人には負担が大きくおすすめできません。 長時間の歩行は膝に負担がかかり、膝関節の痛みや炎症を悪化させる原因となります。 とくに変形性膝関節症の場合は、膝を酷使することで進行を早めるリスクが高まります。 また、膝に不安があると外出先での移動がストレスになる場合もあります。 移動が多い業務が避けられない場合は、定期的な休憩を取るほか、サポーターを着用して膝の負担を軽減しましょう。 利用者を抱える動作が多い看護師や介護士 看護師や介護士などは、膝にかなりの負担をかけるため、膝が悪い人は注意が必要です。 利用者の移乗や移動をサポートする際、体重を支えるために膝を曲げたり踏ん張ったりする必要があります。 膝に痛みを抱える方がこうした動作を繰り返すと、症状が悪化する恐れが高まります。 膝を保護するため、適切な介助技術や補助機器の利用など、膝への負担を軽減する工夫をしましょう。 立ち仕事が中心のレジスタッフや接客業 レジスタッフや接客業など、長時間の立ち仕事が多い職種も膝が悪い人は避けた方が良いでしょう。 立った状態で長時間を過ごすと、膝の痛みや腫れが悪化することがあります。 とくに変形性膝関節症の方は、膝の軟骨が摩耗しているため、立ち続けると症状が進行しやすくなります。 職場での対策として、休憩時間に座って膝を休めることや、クッション性のある靴を履くこと、膝サポーターを着用することが有効です。 どんな症状がでたら受診すれば良い? 変形性膝関節症や関節リウマチ、痛風などの疾患は、どれも膝の痛みが主な症状です。 立ち上がるときや歩行時、階段時に膝が痛い 正座をすることができない 膝が完全に伸びきらない、曲がってしまう 膝に水が溜まっている 症状がみられる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 膝が痛くても退職できない場合はどうすればいい? 膝に負担がかかる仕事から転職したいけど、すぐには退職できない、そんなときは下記の対策を試してください。 症状が強くなる動きを避ける 肥満体型の場合は減量する 適度に膝関節を動かす 痛み止めを適度に使用する 膝の負担を減らす工夫をして、症状の悪化を防ぎましょう。 症状が強くなる動きを避ける 体が痛みを発するのは、炎症が起きている部位を守るための防御反応でもあります。 重量物の運搬や、利用者の移動の介助など、負担が大きい作業を続けるのは膝にとって良くありません。 負担を減らすための配置換えや、受け持ちの担当を変えてもらえないか上司や同僚に相談してみましょう。 肥満体型の場合は減量する 体重が重いとそれだけで膝への負担も大きくなり、過剰な負荷が膝の疾患の原因になります。 肥満による膝への負担を減らすためには、食事や適度な運動で体重管理を行うことが大切です。 食事はサラダや汁物、白米などバランスの取れた献立を意識した選び方をしたり、お弁当を作るなどして栄養バランス良く食事を取りましょう。 適度に膝関節を動かす 痛みが生じる動作は避けるべきですが、ずっと動かさずにいると可動域が狭くなる、筋力低下などのデメリットもあります。 早歩きや走る動作は、膝関節症の程度によっては痛みの悪化を引き起こすので、軽いウォーキングなどで適度に膝関節を動かしましょう。 痛み止めを使用する 膝関節症の保存療法として鎮痛薬での痛みのコントロールも行われます。 痛みは「それ以上の動きは膝関節を悪化させてしまう」という体からのサインですが、我慢を続けるのは生活にも支障をきたすため良くありません。 市販薬で一時的に痛みを抑えるのも良いですが、なるべく医療機関を受診して症状に合わせた鎮痛薬を処方してもらいましょう。 保存療法でも治らない!悪化した膝の痛みには再生医療を検討しよう 保存療法として鎮痛薬の内服、運動療法、食事療法をしていたとしても、膝の痛み症状が悪化する可能性はあります。 高齢の方であれば人工関節置換術、40-50歳など比較的若い方の場合には高位脛骨骨切術(脛骨を切って調整する手術)が推奨されるケースが多いです。 どちらの術式も全身麻酔で行うため、さまざまなリスクが伴うのはもちろん、術後の合併症や長期的なリハビリが必要になってきます。 手術によるリスクを避けたい方には、自分の細胞を活用して損傷した部位の修復を図る「再生医療」を検討してみましょう。 再生医療は手術による体への負担が少なく、自分の細胞を使うため副作用も少ないのが特徴です。 当院リペアセルクリニックでも、手術や入院をせずに膝の痛みを根本的に治療できる再生医療をご提供しています。 「現在の治療で期待した効果が出ていない」「手術せずに膝の痛みを治療したい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 ▼手術せずに膝の痛みを治したいなら >>公式LINE限定の再生医療に関する情報を見てみる 膝が悪くてもできる仕事についてのまとめ 膝の痛みは日常生活の動作や仕事での負担によって、症状が悪化しやすくなります。 膝に負担をかけにくい仕事としてはデスクワークなどが適していますが、膝の負担を減らすためにすぐ転職するのは難しい方もいらっしゃるでしょう。 仕事を続ける場合は、膝の負担を減らすために職場で相談するほか、適度に痛み止めを使用するのも有効です。 ただし痛み止めなどのセルフケアは一時的にとどめて、早めに医療機関を受診し、専門医に見てもらいましょう。 膝の痛みが進行し、保存療法では改善が見込めない場合には、手術を含む治療も考慮する必要があります。 当院リペアセルクリニックでは、手術せずに膝の痛みを根本的に治療できる再生医療をご提供しています。 「膝の痛みを気にせず仕事したい」「長年膝の痛みに悩まされている」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 また、当院の公式LINEでは、再生医療の治療法や膝の痛みが改善した症例を配信しているので、手術を受ける前に再生医療について知っておきましょう。 ▼手術せずに膝の痛みを治したいなら >>公式LINE限定の再生医療に関する情報を見てみる
2020.06.29 -
- 免疫細胞療法
免疫力のアップには、お風呂がおすすめです。 特別なことは必要なく、日常生活の中でできる免疫力アップなので、今日からすぐに取り入れられます。 免疫疫力をアップできる正しい入浴法や注意点を紹介するので、ぜひ毎日のお風呂タイムで実践してみてください。 お風呂が免疫力アップに期待できる理由 お風呂が免疫力アップに期待できる理由は、以下の通りです。 体温を上げることで免疫力の働きが活発になる 体が温まることで腸の働きが活発になり免疫細胞が活性化される ストレス解消によって副交感神経が優位になることでリンパ球が増加する 免疫細胞が正常に動ける体温である36.5°Cから1度上がれば5~6倍ほど免疫力がアップするといわれています。 体温が低いと血液の流れが悪くなり、酸素や栄養など身体に必要なものが隅々まで行き渡らなくなるので、免疫力向上のためには体温を上げることが重要です。 また、体温が上がり汗をかくと体内にたまっていた老廃物が排出され、リンパの流れが促進されることで体内に侵入したウイルスや細菌に対して免疫細胞が作用しやすくなる効果も期待できます。 以下の記事では、免疫力が低下するリスクについて詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。 お風呂で免疫力をアップさせる正しい入浴法 ただお風呂に入れば良いわけではなく、正しい入浴法が効果的に免疫力をアップさせます。 どのように入浴すれば良いのか、以下4つの正しい入浴法を参考にしてください。 約40℃のお風呂に10~15分つかる 肩までお風呂につかる(全身浴) お風呂の前後に水を飲む 入浴剤を活用する 以下では、免疫力アップが目指せる正しい入浴方法について詳しく解説していきます。 約40°Cのお風呂に10〜15分つかる 免疫力をアップさせるには、40℃程度のお風呂に10分から15分ほどつかりましょう。 体温を上げて免疫力をアップさせるには、皮膚の温度が上がるだけでは不十分で、身体の芯から温める必要があります。 しかし、お風呂の温度は、低すぎても高すぎても良くないため、約40°Cを目安にしましょう。 温度が低すぎる場合:身体が十分に温まらず血行促進の効果がみられにくい 温度が高すぎる場合:交感神経が刺激され、身体にとってストレスになるため逆効果になる また、お風呂につかる時間は長すぎても逆効果になり、のぼせたり熱中症になったりする危険があるため注意が必要です。 肩までお風呂につかる(全身浴) 免疫力のアップには、半身浴よりも全身浴がおすすめです。 身体を温めることが大切なので、全身を温めるほうが高い効果を期待できます。 また、お湯の浮力で身体が浮くと筋肉を緩ませ、水圧で心肺機能の促進に役立つなどメリットも多いので、肩までお風呂につかりましょう。 お風呂の前後に水を飲む 免疫力向上のためにはお風呂の前後に水を飲むことも重要です。 体温の上昇で汗をかくと、新陳代謝の促進になる反面、脱水が原因で血液がドロドロになり血流を悪くする可能性があります。 血流が悪くなるのを防ぐために、入浴前後に水分補給しておきましょう。 また、冷たい水はせっかく上がった体温を下げてしまうため、コップ1杯程度の水を常温で飲むのが望ましいです。 入浴剤を活用する リラックスできると自律神経のバランスが整い免疫力がアップ効果が期待できるため、好きな香りの入浴剤を使ってみましょう。 自律神経のバランスが崩れると免疫力の低下リスクが高まるため、バランスの維持が大切です。 健康な人の白血球は、約5~6割が顆粒球、約4割がリンパ球といった状態でバランスが保たれています。 自律神経をバランス良く保つには、ストレス発散やリラックスできる状態が効果的といわれています。 免疫力アップのためにお風呂に入るときの注意点 お風呂で免疫力アップをめざすなら、気をつけなければならないことがあります。 以下2点の注意点を押さえて、効果的な入浴をしましょう。 熱すぎるお湯は逆効果になる可能性も 入浴後に身体を冷やさない 熱すぎるお湯は逆効果になる可能性も 体温を上げるためにお風呂につかりますが、お湯が熱すぎると免疫力アップの効果が期待できないだけでなく、さまざまな問題があります。 熱すぎるお湯につかると、熱中症や脱水症をおこす危険性があります。 また、熱いお湯に短時間だけつかった場合には、皮膚表面の温度は上がりますが、内臓の温度はほとんど変化しません。 お風呂で免疫力をアップさせるには、40℃程度のお湯に10〜15分つかるのがポイントです。 入浴後に身体を冷やさない 入浴後にエアコンの効いた部屋や冷たい飲み物によって身体を冷やすと免疫アップの効果が減少するため注意が必要です。 免疫細胞が正常に活動できる36.5°Cから体温が1°C下がるだけでも、免疫機能の働きが約30%低下するといわれています。 せっかくお風呂につかって体温を上げても、入浴後に身体を冷やしてしまうと体温は急速に下がり、免疫力の低下につながります。 入浴後の急激な体温低下は避けるようにしましょう。 お風呂以外に免疫力を高める「免疫細胞療法」について より免疫力を高めたいと考えている方はお風呂以外にも、免疫細胞療法による免疫力向上を検討しましょう。 免疫細胞療法は、免疫細胞を患者さまの血液から取り出し、培養して活性化した状態で体内に戻す再生医療の一つです。 自己細胞であるため副作用が少なく、身体に大きな負担をかけずに免疫力を高められます。 免疫力を高めようとすると、まず免疫力が低下する原因を排除しようと考える方が多いでしょう。 しかし、睡眠不足や不規則な食事、ストレスなど、免疫力を低下させる原因は生活の中にあふれていて、完全に排除できるものではありません。 積極的に免疫力を高める方法として、簡単に免疫力アップが図れる免疫細胞療法が注目されています。 身体に大きな負担がかかる治療ではないので、免疫力の低下が気になる方は、免疫細胞療法をご検討ください。 【まとめ】免疫力をお風呂で高めるなら正しい入浴法を実践しよう お風呂は、体温の向上やストレス解消につながり、免疫力アップに良い影響を与えます。 免疫力アップのためにも、本記事を参考に正しい入浴方法を実践してみましょう。 また、お風呂以外で免疫力を高める方法として、再生医療の一つである免疫細胞療法をご検討ください。 当院リペアセルクリニックでは、がん治療にも用いられる「高活性NK細胞免疫療法」をご提供しています。 「簡単に免疫力を高めたい」という方は、ぜひ当院へお問い合わせください。
2020.06.29







