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- 腰
野球選手にとって、腰痛はパフォーマンスに直結する深刻な問題です。 本記事では、野球による腰痛の治し方について、保存療法から手術療法、そして新しい選択肢である再生医療まで解説します。 つらい腰痛に悩んでいる野球選手の方は、ぜひこの最後までご覧ください。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、腰の痛みに対する再生医療に関する情報を配信しています。 「腰痛を早く治したい」「早く野球復帰したい」という方は、ぜひ再生医療について知っておきましょう。 野球による腰痛の治し方 野球による腰痛を克服するための治療法を3つご紹介します。 保存療法 手術療法 再生医療 練習を休まなければならないほどの痛みや、思うようなプレーができないもどかしさに、どうすればこの腰痛を治せるのだろうかと悩んでいる方も多いことでしょう。 ご自身の状態と照らし合わせながら、どのような治療法があるのか確認していきましょう。 保存療法 野球が原因で起こる腰痛の治療は、まず手術を行わない「保存療法」から始めるのが基本です。 治療法 詳細 薬物療法 消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)や、筋肉の緊張をほぐす筋弛緩剤といった飲み薬で、痛みや炎症、筋肉のこわばりを和らげる。 理学療法(リハビリ) ストレッチで筋肉の柔軟性を高めたり、体幹トレーニングなどで筋力を強化したりすることで、体の機能改善と腰痛の再発予防を目指す。 物理療法・装具療法 温熱療法(ホットパックなど)で腰部の血行を促進したり、コルセットを装着して腰を安定させたり、負担を軽減する。 ブロック注射 痛みが非常に強く、日常生活に支障が出ている場合に、神経の周りに局所麻酔薬などを注射することで直接的に痛みを抑える。 保存療法は効果が現れるまでに時間がかかる場合や、重度の椎間板ヘルニアなどで神経症状が強い場合には、十分な改善が得られないこともあります。 以下の記事ではアスリートに腰痛が多い理由や再生医療について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。 手術療法 保存療法を長期間続けても腰痛が改善しない場合や悪化している場合には、最終的な治療の選択肢として「手術療法」が検討されます。 手術名 手術の概要 椎間板摘出術 内視鏡や顕微鏡を使って、神経を圧迫している、飛び出した椎間板の一部を取り除く。 脊椎固定術 医療用のボルトやスクリューといった器具を用いて、不安定になっている背骨(椎骨)同士を連結・固定し、背骨全体の安定性を高める。 手術によって痛みの原因が取り除かれるため、つらい痛みや神経症状が改善する期待が持てますが、長期的なリハビリによってスポーツへの復帰が長引く可能性があります。 また、手術には感染症や神経の損傷といった合併症のリスクが伴います。 再生医療 リハビリなどの保存療法では改善しない慢性的な腰痛に対して、患者様自身の血液や細胞を利用して、損傷した組織の修復を促す「再生医療」という選択肢もあります。 治療法の種類 詳細 PRP療法 (多血小板血漿療法) 患者様自身の血液を採取し、組織の修復を促す「成長因子」を多く含む「血小板」を、痛みの原因となっている部分に注射する。 幹細胞治療 患者様自身の脂肪などから、さまざまな細胞に変化する能力をもつ「幹細胞」を採取・培養してから痛みの原因となっている椎間板や関節に注入する。 再生医療のメリットは、手術や入院が不要で、短時間の処置で治療が終わる点です。 また、ご自身の細胞や血液を使うため、アレルギーや拒絶反応などの副作用リスクも少なく治療法です。 以下の動画では、ヘルニアの再生医療について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。 野球選手に多い腰痛の種類 「野球による腰痛」といっても、その痛みの原因や体の内部で何が起きているのかは、実は一つではありません。 本章では、野球選手に多い腰痛の種類を紹介します。 筋・筋膜性腰痛症 腰椎分離症 椎間板ヘルニア 当てはまるものがあるか、確認してみましょう。 筋・筋膜性腰痛症 「筋・筋膜性腰痛症」は、野球特有の投球やスイングといった動作の繰り返しによって、腰の筋肉や、筋肉を包む筋膜が傷つくことで起こる急性の腰痛です。 一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれる状態に近いものと考えると分かりやすいでしょう。 症状としては、腰に沿って走るような鋭い痛みや体を動かしたときの痛み、そして痛む部分を押したときの痛み(圧痛)が特徴です。 発症した直後の急性期には、あまりの激痛にその場で動けなくなってしまうことも少なくありません。 腰椎分離症 「腰椎分離症」は、特にまだ骨が成長しきっていない成長期の野球選手に多く見られる、腰の骨(腰椎)の一部に繰り返しの負担が集中することで生じる「疲労骨折」です。 初期の段階では、運動中にだけ痛みを感じる程度ですが、進行すると日常生活でも痛むようになり、練習を休まなければならない状態になります。 重篤化すると偽関節化し、慢性的な痛みや炎症が続くことがあります。 椎間板ヘルニア 「椎間板ヘルニア」は、背骨と背骨の間でクッションの役割を果たしている「椎間板」という組織の中身が外に飛び出してしまう病気です。 椎間板が近くにある神経を圧迫することで、腰の痛みだけでなく、お尻から脚にかけての痛みやしびれを引き起こします。 前かがみになったり、椅子に座っていたりすると症状が強くなることもあります。 野球選手が腰痛を起こす主な原因 本章では、野球選手が腰痛を引き起こす主な原因を解説します。 ピッチングによる投球動作 バッティングによる腰の回旋 守備による中腰姿勢 「投げる」「打つ」「守る」といった野球ならではの動作は、腰に大きな負担をかけています。 繰り返される動作の中で、知らず知らずのうちに腰に疲労が蓄積し、やがて痛みとなって現れるのです。 プレーを思い浮かべながら、どこに腰痛のリスクが潜んでいるのか確認していきましょう。 ピッチングによる投球動作 ピッチャーが投げる一球一球には、全身の力が凝縮されています。 ピッチングによる投球動作 下半身の力を上半身に伝える際、腰が中継点となり大きな負荷がかかる 1試合100球前後の反復動作により疲労が蓄積し、腰への負担が増す 股関節などが硬いと本来ひねるべきでない腰椎を無理に捻ってしまい痛みの原因となる 投球フォームで上体を大きく反らす動きが、腰椎に直接ストレスを与える 上記の理由から、ピッチャーは野球のポジションの中でも、特に腰痛が生じやすいポジションといえるでしょう。 バッティングによる腰の回旋 力強い打球を生み出すバッティングのスイングは、下半身・背中・胸部・腕といった全身の筋肉を連動させて行われる、パワーを要する動作です。 バッティングによる腰の回旋 骨盤を固定したまま上半身を強く回旋させるため、腰椎に大きなねじれの力がかかる 体幹の筋力や股関節の柔軟性が不足するとスイングの負荷が腰に集中しやすくなる 過度な回旋動作の繰り返しは、腰椎分離症(疲労骨折)のリスクを高める 力強いスイングを支えるためには、腰だけでなく、全身の筋力と柔軟性のバランスが重要になります。 守備による中腰姿勢 守備による中腰姿勢は、ただ立っているだけの状態よりも腰に何倍もの負荷をかけ続けるため、腰痛を引き起こす大きな原因の一つとなります。 守備による中腰姿勢 姿勢を支える体幹の筋力が不足すると、構えているだけで腰に大きな負担がかかる ゴロ捕球から送球への一連の動作は、腰に大きな負荷がかかる動き 腰や股関節の柔軟性が低いと無理な体勢で動くことになり、腰への負荷が増大する 特に焦って不安定な体勢で投げると腰へのダメージが大きくなるため、普段から体幹や股関節の柔軟性を高めておくことが重要です。 また、次の記事では椎間板ヘルニアの治療法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。 野球による腰痛の予防に効果的なストレッチ 野球による腰痛を防ぐためには、日々のストレッチが重要です。 本章では、野球による腰痛の予防に効果が期待できるストレッチを3種類ご紹介します。 腰背部のストレッチ 大腿四頭筋のストレッチ ハムストリングのストレッチ ストレッチの正しいやり方を理解し、練習前後のケアに取り入れてみてください。 腰背部のストレッチ 腰や背中の筋肉(腰背筋)をストレッチすることは、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげ、腰への負担を軽減するため、腰痛予防に効果的です。 腰背部のストレッチの手順 椅子に浅めに腰掛け、両手を床の方へ下ろす 息をゆっくりと吐きながら、お辞儀をするように上半身を静かに前に倒す 無理なく倒せるところまでいったら、今度はゆっくりと体を起こす 2~3回繰り返す 大切なのは、反動をつけずに、ゆっくりとした動作で行うことです。 大腿四頭筋のストレッチ 太ももの前側にある筋肉「大腿四頭筋」の柔軟性を高めるストレッチは、骨盤の動きをスムーズにし、投球や打撃動作における腰への負担を軽減します。 大腿四頭筋のストレッチの手順 体の左側を下にして横向きに寝て、下の脚股関節と膝を約90度に曲げる 上側になっている右足の足首あたりを右手で後ろから掴む 腰が反らないようにお腹に力を入れ、かかとをお尻に近づけるようにゆっくりと後ろへ引く 太ももの前面に心地よい伸びを感じる位置で約30秒間静止し、反対側も同様に行う 背中も反らないよう注意し、腰が浮かない姿勢で行いましょう。 ハムストリングのストレッチ ハムストリングスが硬いと膝が伸びにくく、骨盤が後ろに傾き、股関節の動きが悪くなります。 骨盤の動きが制限されると腰椎への負担が大きくなり、腰痛の一因となります。 ハムストリングのストレッチの手順 仰向けに寝て、片方の膝を両手でしっかりと胸の方へ抱え込む 太ももがお腹から離れないようにしたまま、膝を天井に向けてゆっくりと伸ばす 太ももの裏側に心地よい伸びを感じる位置で約20秒間静止し、反対の脚も同様に行う ストレッチのポイントは、膝を伸ばすときにお尻が床から浮かないようにすることです。 反動をつけずゆっくりとした動作で行うことで、ハムストリングスの柔軟性が高まり、骨盤の正しい動きが促され、腰への負担が軽減されます。 野球による腰痛はストレッチやセルフケアで予防しよう 野球による腰痛の治療法は、リハビリや薬物療法といった「保存療法」が基本となりますが、症状が重い場合には「手術療法」も検討されるケースがあります。 また近年の治療では、損傷した組織の修復を目指す「再生医療」も選択肢の一つです。 野球による腰痛を克服し、パフォーマンスを維持するためには、日々のストレッチやトレーニングといったセルフケアで、腰痛になりにくい体を作ることが重要です。 腰背部や太ももの筋肉の柔軟性を保ち、体幹を安定させることが、腰への負担を軽減し、怪我の予防に繋がります。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、腰の痛みに対する再生医療に関する情報を配信しています。 「腰痛を早く治したい」「早く野球復帰したい」という方は、ぜひ再生医療について知っておきましょう。
2019.09.11 -
- 肩
- スポーツ医療
「投球時に肩が痛い」「肩腱板損傷と診断されたけど、本当に野球を続けられるのか」といった不安を抱えている野球選手の方も多いのではないでしょうか。 肩腱板損傷は、特に投手や外野手など肩を酷使するポジションの選手にとって避けて通れないケガの一つです。 しかし、正しい知識と適切な治療を受けることで、選手として再びマウンドやフィールドに立つことが可能です。 この記事では、野球選手の肩腱板損傷について、その原因から最新の治療法まで分かりやすく解説します。 野球をプレーしていて、現在肩の痛みで悩んでいる・肩腱板損傷と診断された方は、痛みを気にせずに競技を楽しむためにも、ぜひ参考にしてください。 肩腱板損傷とは?野球選手に多い理由とその影響 肩腱板損傷とは、肩の動きを支える筋肉と腱(腱板)が傷ついた状態で、肩の痛みや運動障害を引き起こすケガです。 野球選手に肩腱板損傷が多い理由は、投球動作の特殊性と繰り返しの負荷にあります。 投球時には肩関節が極端な位置まで動かされ、腱板に大きな負担がかかるのが理由です。 肩腱板損傷により投球時の痛み、球速低下、制球力の悪化などが現れますが、早期の適切な対処により競技復帰の可能性を高められます。 野球選手が肩腱板損傷を予防するために取り入れるべきトレーニングとセルフケア 肩腱板損傷を予防するには、日常的なトレーニングとケアが何より重要です。 トレーニングとセルフケア方法として、以下をご紹介します。 肩甲骨周辺の強化・可動域アップ フォーム改善と投球制限 アイシング・ストレッチをしっかり行う これらの予防法を継続的に実践することで、肩腱板損傷のリスクを大幅に軽減できます。 肩甲骨周辺の強化・可動域アップ 肩甲骨周辺の筋肉を強化し、可動域を広げるストレッチを2つご紹介します。 肩甲骨はがしストレッチ 両手を肩の高さで前に伸ばし、手のひらを合わせる 息を吸いながら、両腕を大きく後ろに引く 肩甲骨を背骨から引き離すように意識する 息を吐きながら、ゆっくりと元の姿勢に戻る これを10回程度繰り返す 肩甲骨を背骨から引き離すように動かすストレッチです。 デスクワークなどで固まりがちな肩甲骨周りの筋肉をほぐし、柔軟性を高めます。 チューブローイング 床に座り、足を軽く伸ばす ゴムチューブを足の裏に引っ掛け、両端を握る 背筋を伸ばし、胸を張った状態を保つ 肘を曲げながら、チューブを身体の後ろに引く 肩甲骨を背骨に寄せるように意識する 10~15回を3セット行う ゴムチューブを使って肩甲骨を内側に引き寄せる筋肉を鍛えるトレーニングです。 投球時の肩甲骨の安定性向上が期待できます。 フォーム改善と投球制限 正しい投球フォームの習得と適切な投球制限は、肩腱板損傷予防の基本です。 以下のポイントを意識して、投球フォームを見直しましょう。 肩甲骨を寄せて胸を張る姿勢を保つ 下半身の力を上半身に伝える動作を意識する 腕の振りは肩甲骨の動きと連動させる リリース後は自然な腕の振り下ろしを行う 腕だけでなく全身を使った投球動作を心がけることで、肩への負担を分散できます。 また適切な投球制限としては、以下の通りです。 年齢 1日の投球数目安 小学生 50球以下 中学生 70球以下 高校生 100球以下 年齢や体力に応じた投球数の管理は、オーバーユースによる肩腱板損傷を防ぐためにも欠かせませんので必ず守りましょう。 アイシング・ストレッチをしっかり行う 練習後は以下のようにアイシング・ストレッチをしっかり行いましょう。 投球直後から30分以内に開始する 氷嚢やアイスパックを肩に当てる 15~20分間継続する 皮膚を保護するタオルを間に挟む 血行が悪くなりすぎないよう注意する 投球後のアイシングは、肩関節の炎症を抑制し、腱板の回復を促進するため、適切な時間と方法で行うことが重要です。 また、肩関節と腱板の柔軟性を維持するため、肩甲骨はがしストレッチなどを日常的に行いましょう。 テーピングやサポーターの使用をする場合は、以下の記事をご覧ください。 肩腱板損傷の治療法 現在は以下の治療法があるため、肩腱板損傷の診断を受けても、決して諦める必要はありません。 保存療法 手術 再生医療 治療法の選択は症状の程度や個人の状況によって決まりますが、どの方法でも多くの選手が競技復帰を果たしています。各治療法について詳しく見ていきましょう。 保存療法 保存療法は、手術を行わずに肩腱板損傷を治療する方法です。 保存療法では主に以下の3つのアプローチが組み合わせて行われます。 安静 薬物療法 リハビリテーション まず、損傷した腱板の回復を促すため、投球動作を一時的に中止しつつ、完全な安静ではなく日常生活に支障のない範囲での活動を継続しましょう。 次に、痛みや炎症を抑えるために主に消炎鎮痛薬による薬物治療が行われ、症状に応じて内服薬や外用薬が選択されます。 理学療法士の指導のもと、筋力強化・可動域訓練・投球動作の再習得などを含む段階的なリハビリテーションが実施され、競技復帰に向けて計画的に進められるのです。 手術 保存療法で改善が見られない場合や、肩腱板の完全断裂がある場合には手術が検討されます。 現在の主流は関節鏡視下手術と呼ばれる、切開が小さく体の負担が少ない手術です。 カメラを使って関節内を確認しながら、損傷した腱板を修復します。 復帰までの期間目安は以下のとおりです。 復帰期間の目安 活動内容 手術後6週間 固定期間、基本的な日常生活動作 3~6ヶ月 可動域訓練、筋力トレーニング 6~9ヶ月 段階的な投球動作の再開 9~12ヶ月 競技復帰 手術後のスポーツ復帰には時間を要しますが、段階的なリハビリテーションにより、多くの選手が元のレベルまで回復できます。 再生医療 肩腱板の手術には、感染症や痛みの増加、運動制限の悪化などのリスクが伴います。 そこで手術を避けたい方に向けた新しい治療選択肢として注目されているのが、再生医療です。 再生医療の一つ、幹細胞治療では、患者さまの幹細胞を採取・培養して、患部に注射します。 幹細胞は体内の様々な種類の細胞に変化する能力があり、損傷部位に投与すると、必要とされる特定の細胞の種類へと変化するのが特徴です。 手術せずに野球に復帰したいという方は、選択肢の一つとして再生医療もご検討ください。 肩腱板損傷に対する再生医療についての詳細は、以下で解説していますのでぜひご覧ください。 【まとめ】野球を続けるためには肩腱板損傷は放置せずに早期治療を 肩腱板損傷の治療法選択は、損傷の程度、年齢、競技レベル、個人の希望など様々な要因を総合的に考慮して決定されます。 手術後の競技復帰には、以下の期間がおおよその目安とされています。 復帰期間の目安 活動内容 手術後6週間 固定期間、基本的な日常生活動作 3~6ヶ月 可動域訓練、筋力トレーニング 6~9ヶ月 段階的な投球動作の再開 9~12ヶ月 競技復帰 貴重な競技生活を無駄にしないためにも、手術を避けたいという方は再生医療も一つの選択肢としてご検討ください。 幹細胞治療は、患者さまご自身の幹細胞を採取・培養し、損傷部位に注射することで、手術を行わずに自然な回復を促す治療法です。 身体への負担も比較的少なく、競技復帰を目指すことが期待できます。 治療法については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも詳細を解説していますので、ぜひ参考にして前向きに治療に取り組み、再び野球を楽しめる日を目指しましょう。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.09.10 -
- 肩
- 再生治療
肩関節を脱臼してしまい、「できれば手術はしたくない」「手術しないで治る方法はないか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。 肩の脱臼は、必ずしも手術が必須というわけではなく、手術しない治療で治せるケースも存在します。 しかし、手術しない治療には「脱臼がクセになる(反復性脱臼)」という大きなリスクが伴うのも事実です。特にスポーツを行う若い世代では、保存療法後の再発率が非常に高いことが知られています。 この記事では、肩関節脱臼を手術しないで治せるケースと手術しない場合のリスクについて解説します。 「できるだけ手術を避けて脱臼を治したい」という方は、ぜひ参考にしてください。 また「繰り返す脱臼をなんとかしたい」「手術は避けたい」とお悩みの方は、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を高めることで、損傷した組織の再生・修復を促す医療技術です。 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、当院リペアセルクリニックにご相談ください。 肩関節脱臼は手術しないで治る? 肩関節脱臼は、必ずしも手術が必要とは限らず、手術しないで治す「保存療法」という選択肢も存在します。 本章では、手術をしない治療法(保存療法)で対応できるケースと、そのリスクについて解説します。 肩関節脱臼を手術しないで治せるケース 肩関節脱臼を手術しないリスク どのような場合に手術を避けられるのか、また手術しない場合のリスクは何かを理解することが、適切な治療法の選択につながるでしょう。 肩関節脱臼を手術しないで治せるケース 手術をしない「保存療法」が選択されるのは、主に脱臼が初めてで骨や関節唇(かんせつしん)の損傷が軽微な場合です。 肩関節脱臼を手術しないで治せる具体的なケースは、以下のとおりです。 初めての脱臼 関節の安定性が保たれている 関節唇や骨に重大な損傷がない 日常生活に支障がない程度に機能が回復している 保存療法では、外れた関節を元に戻す「整復」を行い、三角巾や装具で3週間程度固定します。 固定期間が終了したら、リハビリテーションを開始し、肩関節の可動域回復と周囲の筋力強化を目指す流れが一般的です。 損傷が軽ければ、固定によって関節包や靭帯などの組織の自然治癒が期待できる可能性があります。 肩関節脱臼を手術しないリスク 手術をしない保存療法を選択した場合の主なリスクとして「再脱臼(反復性肩関節脱臼)」を起こしやすくなることが挙げられます。 保存療法では、脱臼した際に損傷した関節唇(関節の受け皿の縁にある軟骨)や関節包が完全に修復されないことがあります。 その結果、関節の安定性が低下したままになり、再び脱臼しやすい状態になってしまうのです。 「脱臼がクセになる」状態は、日常生活のふとした動作でも不安が伴い、生活の質を大きく下げる要因となります。 若年層やスポーツをされている方は再発率が高いため、医師の指示に従って段階的に回復を目指すことが大切です。 肩関節脱臼で手術が必要となるケース 肩脱臼で手術が必要なケースは、以下のとおりです。 反復性肩関節脱臼 関節唇損傷(バンカート損傷) 骨折を伴う脱臼 脱臼による神経や血管の損傷 脱臼を戻せない場合 少しでも不安を感じる場合は、早めに整形外科を受診し、画像検査などを通じて正確な診断を受けたうえで、ご自身に合った治療方針を選ぶことが大切です。 反復性肩関節脱臼 反復性肩関節脱臼とは、一度脱臼を経験したあとに、同じ肩が繰り返し脱臼してしまう状態を指します。 肩関節は構造上、他の関節と比べて可動域が非常に広い一方で、不安定になりやすい特徴があります。 以下のようなケースでは、保存療法では安定性を取り戻せず、手術が選択肢となることが一般的です。 脱臼が2回以上起きている 肩にぐらつきや違和感を感じる スポーツ中に同じ動きで何度も脱臼してしまう MRIなどで関節唇損傷や靱帯損傷が確認された 反復性肩関節脱臼は、自然に治ることがほとんどなく、放置すると脱臼グセが付くリスクがあります。 繰り返す脱臼には、早めに専門医の診察を受け、正確な診断と治療方針を検討することが大切です。 関節唇損傷(バンカート損傷) 脱臼によって、前方の関節唇がはがれ落ちるように損傷した状態をバンカート損傷と呼びます。 このバンカート損傷が起こると以下のような症状が起きます。 肩が外れやすくなる 投球動作やバンザイ動作で不安定感・引っかかり感を感じる 脱臼を繰り返すごとに関節唇の損傷が悪化しやすい バンカート損傷は、MRI検査や関節鏡検査によって発見されることが多く、保存療法では安定性の回復が難しい場合、関節唇の手術が検討されます。 関節唇の損傷は、肩の安定性に影響するため、脱臼グセがある・肩の動きに違和感があると感じる方は、早めに医療機関へ受診しましょう。 骨折を伴う脱臼 肩の脱臼に骨折を伴うケースは脱臼骨折と呼ばれ、損傷の範囲が広がるため手術を検討するケースが多くなります。 関節窩骨折 上腕骨大結節骨折 骨性バンカート損傷 一方で、以下のような条件に該当する場合は、保存療法(装具による固定など)での回復が見込めるケースも。 骨のずれがわずかで整復後の位置が安定している 関節の支持構造が大きく損傷していない 日常生活に大きな支障がない 高齢などで手術リスクが高い ただし見た目には軽い症状でも、内部の組織が広範囲に損傷していることがあるため、脱臼後は早めに精密検査を受けましょう。 脱臼による神経や血管の損傷 肩の脱臼は周囲の神経や血管にも影響を及ぼすことがあり、放置や処置の遅れによって以下のような合併症を招く可能性があります。 神経損傷 血管損傷(腋窩動脈など) 脱臼の整復が遅れた場合や損傷が重度な場合、神経麻痺や血流障害が合併症として発生する可能性があるため注意が必要です。 骨に異常がなくても、しびれ・脱力・血流不良などの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。 脱臼を戻せない場合 通常、肩の脱臼は医師による整復操作(関節を元の位置に戻す処置)によって比較的速やかに改善が見込まれます。 しかし以下のような場合は、状況によっては整復が困難になる可能性があります。 骨折を伴っている 筋肉・靱帯・関節包などの軟部組織が関節内に巻き込まれている 関節内に血腫や腫脹があり、物理的に整復できない 脱臼から時間が経過して筋肉が硬直している このような場合には、無理に整復せず、画像検査によって障害の有無や原因を正確に把握することが大切です。 肩関節脱臼を手術しない場合の治療法 手術せずに肩脱臼を治療する方法として、以下の2つがあります。 保存療法 再生医療 肩脱臼はすべてのケースで手術が必要なわけではありません。 損傷の程度や関節の安定性、年齢や生活スタイルに応じて、手術をせずに回復を目指す治療法も選択肢となります。 保存療法 保存療法は、外科手術を行わずに自然回復とリハビリによって改善を図る方法です。 脱臼した肩に対しては、以下のようなステップで治療が進められます。 整復:脱臼した関節を元の正しい位置に戻す処置 固定:三角巾や装具を用いて肩関節を安静に保つ(数週間) リハビリ:可動域の回復・筋力強化・再発予防のためのトレーニング ただし、関節の安定性が不十分なまま復帰すると、再脱臼を起こすリスクが高まるため注意が必要です。 スポーツ復帰や日常動作に支障が出ることを防ぐためには、理学療法士の指導のもと、段階的かつ計画的にリハビリを行いましょう。 再生医療 再生医療とは身体が本来持つ修復機能を活かし、関節や靱帯といった組織の再生を促す治療法で、以下のような方法があります。 PRP療法 幹細胞治療 肩脱臼後にみられる関節の不安定性や靱帯損傷に対し、手術をせずに改善を目指したい方にとって選択肢の一つとなります。 どちらの治療も注射のみで行えるため、入院やメスを使う手術の必要がなく、身体への負担が少ない点も特徴です。 「繰り返す脱臼をなんとかしたい」「手術は避けたい」とお悩みの方は、再生医療という新たな選択肢を検討してみてください。 治療内容の詳細については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでもご案内していますので、まずはご確認ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 肩関節脱臼を手術しないときによくある質問 本章では、肩関節脱臼の手術をしない選択をする際、多くの方が疑問を持つ点についてお答えします。 肩脱臼を自分で治す方法はある? 肩脱臼は手術しないとどうなる? 肩脱臼の全治期間は? これらの疑問を解消し、ご自身が納得して治療法を選択するための一助としてください。 肩脱臼を自分で治す方法はある? 肩関節脱臼を自分で治そう(整復しよう)と試みるのは、非常に危険なため絶対にやめましょう。 脱臼した際に肩の関節唇(軟骨)の損傷、さらには神経や血管の損傷を伴っている可能性があります。 専門知識のない人が無理に関節を動かすと、これらの損傷を悪化させてしまうリスクが高いです。 激しい痛みや違和感がある場合は、無理に動かさずに、できるだけ早く医療機関を受診してください。 肩脱臼は手術しないとどうなる? 手術しない保存療法を選んだ場合、懸念されるのは「再脱臼(反復性肩関節脱臼)」のリスクが高まることです。 保存療法では、脱臼時に損傷した関節唇や靭帯が完全には修復されず、関節の安定性が低下したままになることで、再脱臼しやすくなります。 とくに10〜20代の若年層で初回脱臼をした場合、保存療法後の再発率は80%以上といわれています。 脱臼を繰り返すと、受け皿側の骨が削れるなどの「骨欠損」が進行し、日常生活の動作でも脱臼しやすくなる状態に陥る可能性があります。 肩脱臼の全治期間は? 手術しない保存療法の場合、一般的にスポーツ復帰などを含めた「全治」までには3ヶ月から6ヶ月程度が目安となります。 治療のプロセスは、まず整復(関節を元に戻す)を行った後、三角巾や装具で約3週間を目安に肩関節を固定します。 固定期間後は、理学療法士の指導のもとでリハビリテーションを開始します。 リハビリテーションでは、固まった関節の可動域を徐々に回復させつつ、肩周りの筋肉を強化し、関節の安定性を高めることが重要です。 肩関節脱臼を手術しないで治すなら早期治療が重要 肩脱臼は、すべてのケースで手術が必要というわけではありません。 関節の損傷が軽度な場合や、日常生活に支障が少ない場合は、保存療法で自然治癒が期待できます。 しかし、関節の不安定性が残ったまま放置すると、再脱臼や慢性化のリスクが高まるため注意が必要です。 繰り返す脱臼に悩んでいるけど、「できるだけ手術は避けたい」「安心してスポーツに復帰したい」という方は、再生医療も選択肢の一つとして検討しましょう。 再生医療の詳細について知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の無料カウンセリングにてご相談ください。
2019.09.10 -
- 肩
野球肩(投球障害肩)は、投球動作の繰り返しによって肩関節に過剰な負荷がかかり、痛みが生じる障害です。 野球肩の症状が発生して、リハビリテーションなど保存療法でも改善が見られない場合、手術を行う必要があります。 この記事では手術の症例や回復するまでの期間、費用の目安などを紹介しますので、参考にしてください。 また、野球肩の手術以外での治療方法も紹介します。手術を避けたい方も本記事をご覧ください。 野球肩に適応される手術の種類 野球肩の手術方法は以下の通りです。 関節鏡手術 直視下手術 損傷や炎症の程度によって、適した手術方法が選択されます。 それぞれの手術方法を解説していきますので、参考にしてください。 関節鏡手術|低侵襲で回復が早い 関節鏡手術は、関節鏡で肩関節の内部を観察し、損傷部位を特定して組織の除去や修復を行う手術療法です。 小さな切開からカメラや器具を挿入し、モニターを見ながら手術を行うのが一般的です。 野球肩の主な症状として、肩の痛みや可動域の制限や肩の不安定感(外れそうな感覚)がありますが、関節鏡手術は傷が小さいため、体への負担も少なく早期の回復が期待できます。 ただし、手術後は安静にする必要があり、医師の指導のもと適切なリハビリテーションを行うことが重要です。 直視下手術|重度症例に適した手術 直視下手術は、関節鏡手術では対応が難しい重症度が高い場合に検討される手術方法で、肩関節を大きく切開して手術が行われます。 関節鏡手術と比べて皮膚切開が大きく、また身体への負担が大きいため、肩の不安定性が大きい場合(繰り返し脱臼する状態)や骨移植を伴うような、重度で複雑なケース・骨の処置が必要な場合に検討されます。 筋肉などの軟部組織への侵襲が大きい傾向があり、術後の痛みや回復に時間がかかる可能性があるため、直視下手術をする場合は専門医とよく相談するようにしましょう。 手術後は過度な運動を避け、装具などで安定した状態を保ち、医師の指導のもとリハビリテーションを行います。 野球肩の手術にかかる費用目安 野球肩の手術にかかる費用の目安は以下の通りです。 手術名 適応病名 入院期間 概算費用 関節鏡下腱板断裂手術 肩腱板断裂 5~6日間 25~39万円 関節鏡下肩関節唇形成術 肩関節脱臼、反復性肩関節脱臼 4日間 22~34万円 関節鏡下関節授動術 肩関節拘縮 4日間 15~23万円 上記の入院期間や費用はあくまでも目安のため、医療機関によって異なる場合もあります。 野球肩が治る期間は?手術後から競技復帰まで流れ 野球肩には、腱板損傷、肩関節唇損傷(SLAP損傷)、インピンジメント症候群など複数の病態があります。 本章では、これらの手術治療後の一般的な復帰の流れを解説します。ただし、具体的な期間は病態や手術方法により異なります。 術後数週間~3カ月 術後3カ月~6カ月 術後6カ月~1年 手術後の競技復帰までの期間には個人差もありますが、1年ほどかかるケースもあります。 術後数週間~3カ月 手術直後は痛みや炎症があるため、手術内容に応じて適切な期間は安静にします。 術後の固定期間が終了したら、肩の可動域を徐々に広げるトレーニングや、段階的に筋力を戻していくためのトレーニングが行われます。 リハビリを始めるタイミングや運動の強度については、医師の指示に従い無理のない範囲で行ってください。 過度に安静にしすぎると肩関節が拘縮(固まる)する恐れがありますが、一方で早すぎるリハビリ開始は修復組織を損傷するリスクがあります。 特に肩に負担のかかる動作や競技復帰のためのリハビリは、回復状態を見ながら慎重に判断しましょう。 術後3カ月~6カ月 術後3カ月~6カ月ほど経過すると多くの場合、肩の力や関節可動域がある程度戻り、日常動作での痛みが軽減します。 この期間では医師の許可を得て段階的に仕事やスポーツに復帰できます。ただし、完全にスポーツに復帰するのは一般的に6カ月以降になるケースが多いです。 リハビリを怠ると肩が固まって可動域が戻らなくなる可能性があるため、可動域拡大のトレーニングを継続する必要があります。 また、過度な負荷をかけると再断裂するリスクがあるので、無理な動きをしないよう注意してください。 術後6カ月~1年 術後6カ月~1年では、適切なリハビリを継続することで、肩関節の可動域はほぼ正常範囲まで改善します。 この期間になると競技に必要な筋力トレーニングや運動機能の改善など、競技復帰に向けたリハビリメニューが行われます。 野球肩の手術から1年経過すると、本格的に競技に復帰できる可能性が高いです。 ただし、回復の早さには個人差があるほか、投球など肩を酷使する動作が多い場合にはさらに時間がかかるケースがあります。 野球肩の手術以外の治し方 野球肩は手術での治療が行われるケースが多いですが、手術以外での治し方を紹介します。 保存療法 再生医療 それぞれの治療法について、特徴などを詳しく説明します。 保存療法 保存療法は、主に初期の野球肩の方に適応される、手術を伴わない治療法です。 患部に負担をかけないように安静にし、薬物療法や理学療法を用いて症状の改善、または軽減を図ります。 痛みが強いときは、炎症を抑制するために抗炎症薬やステロイド注射が行われるケースもありますが、間隔を空ける必要があったり、回数に制限があったりします。 また、保存療法は対症療法となるため、野球肩の根本的な改善にはいたらない点に注意しましょう。 再生医療 野球肩からスポーツへの早期復帰を目指す方には、メジャーリーガーの⼤⾕翔平選手も受けた「再生医療」という選択肢があります。 再生医療とは、患者さま自身から採取した幹細胞や血小板を活用し、損傷した組織の再生・修復を促す治療法のことです。 自己細胞のみを用いるため、アレルギー反応や拒絶反応などの副作用リスクの心配も少ないことが特徴です。 以下ページでは、再生医療によって手術しても治らなかった肩関節の痛みや可動域制限が改善した症例を紹介しているため、併せてご覧ください。 >再生医療によって肩関節の痛みや可動域制限が改善した症例(40代男性)はこちら 野球肩の治療に悩んでいる方で、身体への負担を軽くしたい方や早期復帰を目指される方は、リペアセルクリニックまでご相談ください。 野球肩の手術についてよくある質問 野球肩の手術を検討している患者さまからの、よくある質問にお答えします。 野球で肩を壊したら手術は必要? 野球肩がなかなか治らない理由は? 野球で肩を壊した場合の、手術の必要性などについて解説します。 野球で肩を壊したら手術は必要? 野球で肩を壊した場合、保存療法で症状が改善されるなら手術は必須ではありません。 しかし、保存療法を行っても痛みや炎症が緩和されないケースや、靭帯や腱の損傷が重度のケースでは手術が必要です。 手術を行うか否かについては、医師と相談のうえ慎重に決定しましょう。 野球肩がなかなか治らない理由は? 野球肩がなかなか治らない理由として、以下のような原因が挙げられます。 適切な安静期間を設けていない 不適切なフォームで肩に過度な負荷がかかっている 肩周辺の筋力や柔軟性が不足している 疲労が蓄積されて回復できていない 野球肩による痛みが強いときは、専門医と相談したうえで適切な安静期間を設けることが大切です。 リハビリが始まったら、肩周辺の筋力や柔軟性を向上させましょう。 競技復帰に向けたリハビリでは、肩に負荷のかかりやすい不適切なフォームを改善することも重要です。 野球肩からの早期回復を目指すなら再生医療をご検討ください 野球肩の手術には主に2種類あり、傷が小さい場合は関節鏡手術、腱板断裂など重症度が高い場合は直視下手術が行われます。 手術後は、治療からリハビリテーションを経て競技復帰まで、一般的に6カ月から1年程度の期間を要します。 早期治療、復帰を目指す方には、患者さま自身から採取した幹細胞や血小板を活用し、損傷した組織の再生・修復を促す治療法のことです。 再生医療では入院や手術を必要とせず、早期にリハビリへ移行できます。 以前のようなパフォーマンスを早期に取り戻したい方や、手術後に思ったように回復せず別の手段を考えている方は、当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。
2019.09.10 -
- 肩
野球選手の肩の怪我で多い野球肩には種類があります!原因と最新治療法について 野球選手の肩の怪我は、最新の治療方法である「再生医療」で治療できる可能性が高いといえます。 投球やバッティングなど、腕の動作を繰り返す野球選手にとって「肩の怪我」は珍しいことではありません。 肩に問題を生じたら速やかに治療を開始する必要がありますが、どのような原因で、どのような症状を呈するのかについて知っておくことも重要です。 そこで、野球選手の肩の怪我の原因や症状、治療法について解説します。また、最近注目を集めている再生医療についてもご紹介します。 野球選手の肩の怪我は野球肩が原因の可能性が高い! 野球選手の肩の怪我の主な原因は「野球肩」によるものであると考えられます。 野球肩とは、野球の投球動作のように腕を大きく振る動作を繰り返すことにより、肩関節に関わる腱や筋、骨が損傷や炎症を起こしている状態の総称です。 そして、野球肩には種類があります。 野球肩の種類 ・腱板損傷 ・上腕骨骨端線離開(リトルリーグショルダー) ・動揺性肩関節症(ルーズショルダー) ・肩甲上神経損傷 ・インピンジメント症候群 腱板損傷とは 肩の中にある筋肉の腱の複合体である腱板が損傷を起こしている症状で、日常生活における肩の痛みにより生活の質を大きく落とす可能性が高いです。 上腕骨骨端線離開とは 「リトルリーグショルダー」とも呼ばれ、成長期に起こる投球障害です。成長期における過度の投球により成長軟骨が損傷することで、投球時や投球後に痛みを生じます。 動揺性肩関節症とは 「動揺性肩関節症」とは「ルーズショルダー」とも呼ばれています。上腕骨と肩甲骨の間にある靭帯などが先天的に緩い状態にあり、その状態で肩を酷使することで周囲の組織を損傷してしまい、肩の痛みや不安定感を覚えます。 肩甲上神経損傷とは 棘下筋を支配する肩甲上神経が投球動作により引っ張られる、或いは圧迫されるなどによって損傷を起こし、肩の痛みや肩の疲労感を覚えます。 インピンジメント症候群とは 野球肩の中で最も多くみられる症状で、人体や肩峰に上腕骨頭が衝突することで腱板が挟まれ、炎症を起こすことで肩の痛みを生じます。 野球選手の肩の怪我は再生医療で早期回復を目指せる 野球選手の肩の怪我はさまざまで、その症状次第で適切な治療法は異なります。そして、概ね数週間から、長ければ年単位での肩の安静が必要です。 そこで注目されているのが「再生医療」です。 再生医療は有名野球選手も利用実績のある治療法であり、手術や入院を避けることができるため、体への負担が少なく、治療にかかる期間が短めであるというメリットがある治療法です。 肩の症状を早く改善し、スポーツへの早期復帰を目指せる可能性がある治療法として、画期的な方法です。最近非常に注目されています。 もしも、早くスポーツに復帰したいと考えるのであれば「再生医療」を検討してみる価値が大いにあります。 まとめ・野球選手の肩の怪我で多い野球肩には種類があります!原因と最新治療法について 野球選手の肩の怪我は、選手生命にも致命的な影響を及ぼす可能性がありますし、症状によっては日常生活に支障をきたすこともあります。 早期の回復を目指せる再生医療は、肩の怪我に悩む野球選手の救世主となり得ます。再生医療に興味があれば豊富な実績で症例数をリードする当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.09.09 -
- 肘
「野球肘」と診断されたとき、「いつになったら、また野球ができるようになるのか」と不安になる方も多いでしょう。 本記事では、野球肘の治療期間の目安を症状別に解説します。 野球肘の痛みにお悩みの方、治療期間や復帰までの道のりについて知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、野球肘をはじめとする肘関節の治療法として注目されている再生医療に関する情報を配信中です。 「野球肘を早く治したい」「治療期間を短くしたい」という方は、ぜひ再生医療がどのような治療を行うか知っておきましょう。 野球肘の治療期間【症状別】 「野球肘」は投球動作によって起こる肘関節のスポーツ外傷の総称で、痛む場所や損傷している組織によっていくつかの種類に分けられます。 そして、種類や重症度によって、治療にかかる期間や再びボールを投げられるようになるまでの道のりは異なります。 本章では、野球肘の代表的な症状別に、それぞれの治療期間の目安について解説していきます。 内側上顆裂離(リトルリーグ肘) 肘内側側副靭帯損傷 肘部管症候群 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎 肘頭骨端線離開 ご自身の症状と照らし合わせ、治療期間の目安を把握しましょう。 内側上顆裂離(リトルリーグ肘) 内側上顆裂離(リトルリーグ肘)の治療期間は、1ヶ月~2ヶ月程度の投球中止と安静を中心とした保存療法で、良好な回復が期待できます。 項目 詳細 症状 肘の内側にある骨の出っ張り(内側上顆)の成長軟骨が、投球時の牽引力によって剥がれてしまう裂離骨折。 骨の成長がまだ完了していない、主に小中学生のピッチャーに多く見られる。 治療 基本的には1~2ヶ月の投球中止と安静。 痛みが強い場合は、2~4週間ほどギプスなどで肘を固定することもある。 軽症であれば短期間の休養で回復しますが、骨片の転位が大きい重症例では、長期の休養やまれに手術が検討されることもあります。 以下の記事では、野球少年が野球肘を発症した場合のリハビリや再発予防策について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 肘内側側副靭帯損傷 肘内側側副靭帯損傷の治療期間は、部分的な断裂であれば1~3ヶ月の保存療法で回復が期待できます。 項目 詳細 症状 投球動作の繰り返しによって、肘の内側で関節を安定させている靭帯(内側側副靭帯:UCL)に過度な負荷がかかり、損傷したり、断裂したりするケガ。 肘関節のぐらつき(不安定感)や投球時の痛みが主な症状。 治療 まずは投球を中止し、アイシングやストレッチ、リハビリといった保存療法が行われる。 ただし、完全に断裂してしまい靭帯を再建する手術が必要な場合は、競技復帰までに約1年という長い時間が必要になります。 以下の記事では、靭帯を再建するトミージョン手術について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。 肘部管症候群 「肘部管症候群」の治療期間は、保存療法で改善しない場合に行われる手術(肘部管解放術)を受けたとしても、術後約3ヶ月での競技復帰が目標となります。 項目 詳細 症状 肘内側の尺骨神経が圧迫される障害。 肘の内側の痛みや、小指と薬指にしびれが現れる。 治療 まずは投球を休止し、ストレッチなどの保存療法が行われる。 改善しない場合や麻痺が重い場合には、手術療法を行う。 重症化すると、手の小指側の筋力が低下する恐れもあります。 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の治療期間は、保存療法でも少なくとも6ヶ月以上の投球禁止が必要で、手術を行うと競技復帰まで8~9ヶ月程度かかることもあります。 項目 詳細 症状 肘の外側にある腕の骨(上腕骨小頭)の軟骨とその下の骨が、血流障害などによって部分的に壊死し、剥がれてしまう病気。 主に10歳前後の、骨がまだ成長段階にあるピッチャーに多く見られる。 治療 早期に発見できれば投球禁止などの保存療法で治癒可能。 進行すると、関節鏡視下での損傷組織の除去や骨軟骨移植など外科的治療が検討される。 注意すべき点は、初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどないことです。 「沈黙の障害」とも呼ばれ、選手自身も指導者も気づかないうちに、水面下で病状が進行してしまうことが少なくありません。 壊死した骨軟骨が進行して、ついには「ポロッ」と剥がれ落ちてしまうと、そのかけらが関節の中を動き回る「関節ねずみ」という状態になります。 関節ねずみについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。 肘頭骨端線離開 「肘頭骨端線離開」の治療期間は、軽症であれば2週間~4週間程度の投球中止と安静で症状が改善することが多いです。 項目 詳細 症状 肘の後方の出っ張った骨である肘頭にある、骨が成長するための部分(骨端線)が、投球の繰り返しによって負担がかかり、剥がれてしまう障害。 投球時の肘の後方に痛みが生じる。 治療 多くの場合、投球を中止し、安静にすることで自然に治癒する。 骨端線のズレが大きい場合や保存療法で改善しない場合には、剥がれた骨片をボルトなどで固定する手術が検討される。 手術を行った場合はその後のリハビリも含め、競技に復帰するまでには3ヶ月程度の期間を見込む必要があります。 野球肘を早く治す方法 本章では、野球肘を早く治すための方法について解説します。 投球を休止して安静にする ストレッチや筋トレによるリハビリテーション 再生医療 野球肘と診断された選手やご家族にとって「どうすれば一日でも早く治せるのか」が気になることでしょう。 焦りは禁物ですが、着実に回復するための参考にしてください。 投球を休止して安静にする 野球肘を早く治すためには、痛みの原因となっている投球動作を中止し、肘を十分に休ませることが大切です。 【投球休止と安静の重要性】 痛みや違和感があるのに投げ続けると炎症や損傷が悪化する 結果として回復が長引き、復帰が遅れる恐れがある 軽症の野球肘なら、数週間から数ヶ月の投球休止で改善することも多い 肘の違和感が完全になくなるまで、投球練習や負担のかかる動作は避ける 痛みは、身体が発している「これ以上無理をしないでほしい」という警告のサインです。 身体のサインに耳を傾け、勇気をもって休養を優先することが、結果的に早くグラウンドへ復帰するための近道になります。 ストレッチや筋トレによるリハビリテーション 痛みが治まったら、医師の指示のもとでリハビリテーションを開始しましょう。 【野球肘のリハビリのポイント】 必ず医師の指示のもとでリハビリを開始する 肘周りのストレッチで、硬くなった関節の柔軟性を取り戻す 手首の運動などで前腕の筋肉を鍛え、肘の安定性を高める リハビリは自己流ではなく専門家の指導を受け、無理のない範囲で段階的に強度を上げていくことが大切です。 再生医療 野球肘の治療には、先端医療である再生医療という選択肢があります。 再生医療で行われる「幹細胞治療」や「PRP療法」は、スポーツへの早期復帰が目指せる治療法です。 それぞれの治療方法には、以下の特徴があります。 幹細胞治療 患者さま自身の脂肪組織や骨髄から採取・培養した幹細胞を損傷部位に投与する治療法。 幹細胞は損傷した組織や失われた機能の修復・再生を促す。 PRP療法 患者さま自身の血液から抽出した血小板を高濃度に濃縮し、損傷部位に注射する治療法。 血小板に含まれる成長因子が組織の修復を促進する。 当院「リペアセルクリニック」では、野球肘を含むスポーツ外傷に対する再生医療を行っています。 「野球肘を早く治して競技復帰したい方」は、手術や入院をせずに野球肘の改善を目指せる再生医療について知っておきましょう。 次の動画では、野球肘の再生治療について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 野球肘を早く治すためにやってはいけないこと 野球肘を早く治すためにも、肘を悪化させてしまう以下の行動は避けましょう。 【野球肘を早く治すためにやってはいけないこと】 痛みを我慢して投げ続けること 自己流のフォーム修正を試みること 十分な休養を取らないこと 肘に負担をかける活動を続けること 早すぎる復帰をすること 野球肘は投球制限・休息により回復可能な障害ですが、無理をすると症状が悪化するリスクがあります。 痛みは身体からの警告信号なので、無理に投げ続けるのは避けて、医師の指示に従って十分な休養をとりましょう。 野球肘の治療期間に関するよくある質問 本章では、野球肘の治療期間についてよくある質問に回答していきます。 野球肘はどのくらいで回復する? 野球肘かチェックする方法は? 野球肘を自分で治す方法は? 野球肘はストレッチで治る? 野球肘はどのくらいで回復する? 野球肘が回復するまでの期間は症状の程度によって大きく異なり、軽い場合は2週間~4週間程度の投球休止で改善します。 重症で手術が必要な場合には、競技復帰まで約1年かかることもあります。 大切なのは、肘に違和感を覚えたらできるだけ早い段階で医療機関を受診し、重症化する前に対処を始めることです。 痛みを我慢して投げ続けることは、結果的に回復を長引かせてしまうということを覚えておきましょう。 野球肘かチェックする方法は? 「もしかして野球肘かも?」と感じたときに、ご自身で確認できるセルフチェックのポイントをご紹介します。 以下のサインに一つでも当てはまる場合は、野球肘の可能性が考えられるため注意が必要です。 ボールを投げる瞬間に肘の内側や外側に痛みが走る 投げ終えた直後は痛むが、休んでいると痛みが消える 肘の曲げ伸ばしが、どこかぎこちなくスムーズに動かない 投げ込みの日など、球数が増えるにつれて痛みが強くなる キャッチボールをしていないときでも、肘に痛みが残っている 思い切り腕を振っているつもりでも、ボールのスピードやキレが明らかに落ちた 野球肘の初期段階でよく見られる落とし穴は、練習をやめると痛みが引いてしまうことです。 「初めて痛みを感じた」「いつもと違う違和感がある」と感じたら投球を中止し、できるだけ早く整形外科などの専門医療機関を受診しましょう。 野球肘を自分で治す方法は? 野球肘を自己判断だけで完全に治すことはできませんが、セルフケアを行うことで症状を和らげることは可能です。 【野球肘に対するセルフケア】 アイシングで炎症と痛みを抑える 投球を休み、肘を安静に保つ 痛みが引いたら、医師の指導のもとでストレッチや軽い筋トレを行う ただし、セルフケアは、あくまで回復を「サポートする」ためのものです。 痛みが長引く場合や、どのようなケアをすれば良いか不安な場合は、自己判断で無理をせず、必ず整形外科などの医療機関を受診し、専門家の診断と指導を受けるようにしてください。 野球肘はストレッチで治る? 残念ながら、ストレッチだけで野球肘を完全に治すことはできません。 しかし、ストレッチは野球肘の予防や、治療後のリハビリの一環として痛みを軽減させるためには有効な手段です。 野球肘は骨や軟骨・靭帯といった組織に炎症が起きている状態です。 そのため、まずは原因となっている投球動作を休止し、患部を安静にすることが重要です。 野球肘の治療期間を短くするには休養と適切な治療が重要 野球肘の治療期間は症状によって大きく異なり、軽症であれば数週間から1〜2ヶ月、重症で手術が必要な場合には競技復帰まで1年近くかかることもあります。 早く治すためには、肘に痛みや違和感を覚えたらすぐに投球を中止し、専門の医療機関を受診して、適切な治療と十分な休養をとることが重要です。 痛みを我慢して投げ続けることは回復を遅らせるだけでなく、選手生命に関わる深刻な事態を招く恐れもあります。 従来の治療法でなかなか改善しない、一日でも早く競技に復帰したい方には、「再生医療」という選択肢もあります。 手術や入院をせずに治療が可能で、早期の回復が期待できます。 つらい肘の痛みを諦める前に、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2019.09.09 -
- 肘
トミー・ジョン手術は、肘の靭帯損傷に対する代表的な治療法として知られています。 大谷翔平選手が受けたことで有名になり、報道などで名称を知った方も多いでしょう。 本記事では、トミー・ジョン手術とはどのような手術なのか、費用相場について詳しく解説します。 治療に必要な期間や費用についても説明しているので、肘の痛みや靭帯損傷にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。 また、肘の靭帯損傷を早期に治療したい方は、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、患者さま自身の細胞や血液を用いて、損傷した組織の再生・修復や炎症を抑える効果が期待できる医療技術です。 肘の靭帯損傷でお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。 トミー・ジョン手術とは|治療内容と歴史 「トミー・ジョン手術」とは、肘の内側にある靭帯が損傷したときに靭帯を再建するために行われる手術のことです。 本章では、トミー・ジョン手術とはどのような手術なのか詳しく解説していきます。 治療内容 手術リスク 歴史 トミー・ジョン手術は、多くの野球選手が受けている手術の一つです。 投球動作時に肘の内側には非常に大きな外反ストレスがかかり、繰り返しの投球により靭帯損傷につながるためです。 以下では、多くの野球選手に選ばれているトミー・ジョン手術の内容について解説していきます。 治療内容 トミー・ジョン手術では、患者さま本人の前腕や太ももから腱を採取して肘に移植し、損傷した肘の側副靱帯を再建します。 肘の両側には、肘関節を安定させるための「外側側副靭帯」と「内側側副靭帯」があります。 側副靭帯を損傷すると、肘の曲げ伸ばしをするときに痛みを感じたり、肘を曲げられなくなったりするといった症状が見られます。 ボールを頻繁に投球するなどの肘に多くの負荷がかかる野球選手が靭帯損傷を起こしやすく、多くの有名選手がトミー・ジョン手術を受けています。 移植には自分の腱を使うため、拒絶反応を起こすリスクが低い点が大きなメリットといえるでしょう。 軽度の側副靭帯損傷の場合、保存療法による治療が一般的ですが、症状が悪化したり保存療法で効果が見られないケースでは、トミー・ジョン手術が検討されます。 手術リスク トミー・ジョン手術には、以下のようなリスクがあります。 合併症 神経損傷 移植した腱が断裂する 可動域制限 手術した部位に合併症が起こった場合は、治療が長引くだけでなく、再手術が必要になるケースもあります。 肘の周辺には神経が通っているため、手術中に神経を傷つけてしまう恐れがあります。神経が傷つくとしびれや麻痺が引き起こり、スポーツ復帰に影響を与える可能性も否定できません。 また、手術後の痛みによって肘関節がこわばり、可動域が制限される可能性があります。 さらに、移植した腱が骨と完全にくっつかず、断裂してしまうリスクも考えられます。 トミー・ジョン手術は、リスクについて医師から十分に説明を受けたうえで行うことが重要です。 歴史 アメリカのメジャーリーグで活躍していたトミー・ジョン選手が、1974年にこの手術を受けたことから、トミー・ジョン手術と呼ばれるようになりました。 当時はほとんど前例のない手術であり、長期的な競技復帰の予後が不明とされる中、トミー・ジョン選手は手術後に14年間も現役を続けられたのです。 手術後のトミー・ジョン選手が活躍できたことが、この手術が注目を集めるきっかけになったといえます。 トミー・ジョン手術の費用相場はいくら? トミー・ジョン手術を受けた場合、自己負担額は15万円から30万円程度です。 日本国内では健康保険が適用対象となりますが、海外など保険適用外の場合は100万円から300万円ほどかかることが想定されます。 靭帯損傷の状態や入院期間によって費用が決まるので、手術を受ける病院で確認しましょう。 また、個室を利用する場合の差額や、食事代やリハビリ費用が必要になることもあります。 トミー・ジョン手術を受けた選手と競技復帰について トミー・ジョン手術を受けた野球選手について紹介するとともに、競技復帰率や復帰後の成績についてお伝えします。 手術を受けた野球選手一覧 野球選手の競技復帰率 海外だけでなく多くの日本の球団の選手も、トミー・ジョン手術を受けています。 手術を受けた野球選手一覧 トミー・ジョン手術を受けた野球選手を紹介します。 大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース) ダルビッシュ有選手(サンディエゴ・パドレス) 前田健太選手(ニューヨーク・ヤンキース) 松坂大輔選手(現役引退) 田沢純一選手(ENEOS退団) 和田毅選手(福岡ソフトバンクホークス球団統括本部付アドバイザー) 石田隼都選手(読売ジャイアンツ) 代木大和選手(読売ジャイアンツ) 下村海翔選手(阪神タイガース) 坂口翔颯選手(横浜DeNAベイスターズ) 深沢鳳介選手(横浜DeNAベイスターズ) 清水麻成選手(横浜DeNAベイスターズ) 西舘昂汰選手(東京ヤクルトスワローズ) 森博人選手(中日ドラゴンズ) 草加勝選手(中日ドラゴンズ) 武田翔太選手(福岡ソフトバンクホークス) 澤柳亮太郎選手(福岡ソフトバンクホークス) 安西叶翔選手(北海道日本ハムファイターズ) 森遼大朗選手(千葉ロッテマリーンズ) 吉田輝星選手(オリックス・バファローズ) 河内康介選手(オリックス・バファローズ) 宇田川優希選手(オリックス・バファローズ) 野球選手は投球動作などで肘への負担が蓄積し、側副靭帯を損傷する可能性が高く、多くの選手がトミー・ジョン手術を受けています。 大谷選手はアメリカでトミー・ジョン手術を受けましたが、日本で手術を受けた選手もいます。 野球選手の競技復帰率 トミー・ジョン手術を受けた選手の約80~90%※が復帰を果たしています。 ※参考:公益社団法人 高知県スポーツ協会|「大谷翔平選手が受けたトミージョン手術って何?」 投手がトミー・ジョン手術を受けて復帰した後は、球速が上がるケースもあります。 大谷翔平選手は手術前は肘の張りで欠場する試合もあり、成績が安定しませんでした。しかし、2度目の手術以降は変化球の球速が速くなり、正確な投球ができるようになったと評価されています。 また、手術の翌年2024年にバッターとして40本塁打・40盗塁を史上最速で達成しました。 トミー・ジョン手術を受けるメリットとデメリット トミー・ジョン手術には靭帯損傷を根本的に治療できるメリットがある一方で、デメリットもあります。 手術のメリット 手術のデメリット 手術を受ける前に、メリットとデメリットを把握して受けるかどうかを判断しましょう。 手術のメリット 手術のメリットは、主に以下の3点です。 重度の靭帯損傷でも治療可能 スポーツ選手として復帰できる 痛みを気にせずスポーツできる 軽度の靭帯損傷であれば、保存療法による治療が可能ですが、重度の損傷の場合は効果が期待できません。対して、トミー・ジョン手術であれば、重度の損傷であっても治療ができます。 スポーツ選手にとって大きなメリットの一つが、選手として復帰できる可能性が高まることです。リハビリが必要なので、復帰には多少の期間を要しますが、多くの選手が復帰を果たしています。 適切な治療とリハビリを継続することで、痛みを気にせずスポーツできるようになり、成績が向上した選手もいます。 手術のデメリット トミー・ジョン手術には、複数のデメリットもあります。 長期間のリハビリが必要 感染症などのリスクがある パフォーマンスが戻らない可能性 トミー・ジョン手術の後は長期間のリハビリが必要で、1年以上の期間が必要なケースもあり、スポーツ選手にとっては大きな不安を抱える期間となるでしょう。 リハビリ期間の不安が精神的なストレスになる可能性もあります。 また、トミー・ジョン手術は技術の進歩もあり成功率が高い手術ですが、それでも100%成功するわけではありません。 トミー・ジョン手術を受けた選手の復帰率は高いですが、手術を受ければ必ず復帰できるとは限らない点に注意しましょう。 トミー・ジョン手術についてよくある質問 トミー・ジョン手術に関して、患者さまから寄せられたよくある質問にお答えします。 トミー・ジョン手術は失敗する?成功率は? トミー・ジョン手術の入院期間や復帰期間は? トミー・ジョン手術は一般人でも受けられる? 各質問について、詳しく解説していきます。 トミー・ジョン手術は失敗する?成功率は? トミー・ジョン手術の成功率は80~90%※です。 ※公益財団法人 高知県スポーツ協会|「大谷翔平が受けたトミージョン手術って何?」 トミー・ジョン手術は成功率が高い手術ですが、失敗のリスクがないわけではありません。 手術に失敗すると、肘を動かす際に痛みや不快感がある、可動域が制限されるといった状態がリハビリ後も続き、スポーツをしている場合は競技復帰が難しくなる可能性もあります。 トミー・ジョン手術の入院期間や復帰期間は? トミー・ジョン手術を受けてから競技復帰するまでの期間は、12〜18ヶ月程度が一般的です。 復帰までの期間は、年齢や体力、スポーツの種類やリハビリトレーニングの進捗状況などで大きく異なります。 とくに、野球のように肘への負担が大きいスポーツでは、復帰までの時間が長いと考えられます。 術後から1ヶ月ほど:安静期間 1~3ヶ月ほど:可動域を広げる 4ヶ月目以降:競技で必要な動作のリハビリ リハビリがスムーズに進んだ場合でも、競技復帰には1年以上かかるケースが多いです。 トミー・ジョン手術は一般人でも受けられる? トミー・ジョン手術は、スポーツ選手だけでなく一般の方も受けられます。 リハビリに1年ほどかかり、日常生活に支障があるため、実際に受ける方はそれほど多くはありません。 肘の靭帯損傷には手術以外にも再生医療をご検討ください 野球などのスポーツをしていると、肘の側副靭帯を損傷する場合があります。 肘の側副靭帯の再建において、トミー・ジョン手術は有効な治療法です。 しかし、100%手術が成功するわけではありません。トミー・ジョン手術のリスクを不安に感じるなら、再生医療をご検討ください。 再生医療は、患者さま自身の細胞や血液を用いて、損傷した組織の再生・修復や炎症を抑える効果が期待できる医療技術です。 また、大きな手術や入院をせずに治療が可能で、早期に競技復帰を目指したい方にも注目されています。 患者さま一人ひとりの状態にあわせて治療方針をご案内しているので、肘の靭帯損傷でお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。 >当院の再生医療による肘関節の症例はこちら
2019.09.09 -
- 肘
「肘のクリーニング手術とは?」 「どのような症状に行われる手術なの?」 肘の痛みに対する手術を検討している方の中には、上記のような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。 肘のクリーニング手術とは、主に「関節ねずみ(関節内遊離体)」の治療のために行われる手術の一つです。 本記事では、クリーニング手術が適応される症状や手術にかかる費用について解説します。 肘の痛みや可動域の制限でお悩みの方は、クリーニング手術がどのような治療なのかを正しく理解しましょう。 また、肘の痛みを手術せずに治療できる可能性がある再生医療も選択肢の一つです。 再生医療とは自分の細胞や血液由来の成分を活用して、傷んだ組織の回復をサポートすることを目的とした治療法です。 >>再生医療による肘関節の症例はこちらでも確認いただけます。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、肘関節の治療にも有効な再生医療に関する治療法や症例を配信中です。 「肘の痛みを手術せずに治したい」という方は、この機会に再生医療について確認しておきましょう。 クリーニング手術とは?野球選手必見 クリーニング手術とは、肘関節の損傷した軟骨や遊離体を取り除く手術のことです。 肘の治療において、主に以下の2つの症状に対して行われます。 関節ねずみ 野球肘 以下では、手術内容について詳しく解説します。 関節ねずみの治療法として有効 関節ねずみの除去にクリーニング手術が行われるケースがあります。 関節鏡視下手術 関節鏡や器具を挿入して遊離体を取り除く 傷口が小さいことが特徴 開放手術 関節を直接開いて手術を行う 関節鏡視下手術が難しい場合に検討される クリーニング手術で関節ねずみを取り除くことによって、痛みや炎症の軽減、可動域制限の改善などが期待されます。 関節ねずみを放置すると以下のようなリスクがあるため、注意が必要です。 関節内で遊離体が動きを妨げることで肘の可動域が狭くなり、腕の動作に影響が及ぶ可能性があります。 痛みや関節の損傷を悪化させないためにも、早めに適切な治療を受けることが重要です。 野球肘に手術が検討されるケースもある 肘のクリーニング手術は、野球肘にも適応されるケースがあります。 野球肘とは、投球動作による肘関節の酷使が原因となって現れる肘の障害の総称です。 内側側副靭帯損傷や、離断性骨軟骨炎などの野球選手に多いスポーツ障害も野球肘に含まれます。 基本的には保存療法で改善が期待されますが、効果が見られない場合はクリーニング手術を検討することも選択肢の一つです。 しかし、野球肘にはさまざまなタイプがあり、それぞれ適した治療法が異なるため、クリーニング手術が適応されるかどうかは医療機関に問い合わせましょう。 肘のクリーニング手術にかかる費用 肘のクリーニング手術にかかる費用の目安は、20〜30万円程度です。 ただし、手術を実施する医療機関や入院期間、施術の内容によって費用が異なる点に注意しましょう。 高額療養費制度を利用できる可能性があり、実際の自己負担額を減らすことも可能です。 正確な費用を知りたい場合は、医療機関に問い合わせてみましょう。 肘のクリーニング手術における競技復帰までの期間 肘のクリーニング手術後にスポーツ復帰できるまで、早くても約3〜6カ月かかります。 手術後の回復までの期間とそれぞれの期間で行われる対応は、以下の通りです。 期間 主な対応 手術直後~2週間 痛みや腫れの管理が中心 ギプスやシーネで固定 安静 2週間~2カ月 可動域を広げるリハビリを開始する 日常生活動作の制限が緩和される 2カ月~3カ月 軽いトレーニングが開始される キャッチボールなどの競技特有のトレーニングを取り入れる 3カ月以降 本格的な競技への復帰 上記は目安であり、回復までの期間には個人差があることを覚えておきましょう。 競技復帰には3~6カ月程度の期間が必要なので、継続的なリハビリテーションが重要です。 クリーニング手術は肩や膝の関節疾患の治療にも有効 クリーニング手術は、肘だけでなく肩や膝関節の疾患の治療にも有効な手術です。 対象部位 治療内容 肩関節 肩の痛みの原因となっている関節唇や腱板を取り除く手術 膝関節 損傷した半月板や遊離軟骨を取り除く手術 軽度な変形性膝関節症に適応されるケースもある 足首 変形性足首関節症による骨棘や滑膜、遊離軟骨を取り除く手術 ただし、これらの関節疾患でも症状や進行度によってはクリーニング手術が適応とならない可能性もあります。 治療方法は、症状に応じて保存療法から検討し、医師と十分に相談して治療方針を決めましょう。 クリーニング手術についてよくある質問 クリーニング手術に関して、患者さまからよくある質問に回答していきます。 大谷翔平選手が受けた肘の手術は? 膝のクリーニング手術とはどんな手術? 大きな話題になった大谷選手が受けた手術についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。 大谷翔平選手が受けた肘の手術は? 大谷翔平選手が受けた肘の手術は、トミージョン手術です。 トミージョン手術は、損傷・断裂した内側側副靭帯を他の部位から採取した腱で補う手術です。自分の腱を移植するため、拒絶反応のリスクが少なく、自然な状態に回復するメリットがあります。 大谷翔平選手は、2018年10月と2023年9月に2回トミージョン手術を受け、2025年6月に投手復帰を実現しています。 他にも、ダルビッシュ有選手をはじめとする多くの野球選手が受けている手術です。 膝のクリーニング手術とはどんな手術? 膝のクリーニング手術は、関節鏡を用いて関節内の損傷した組織や痛みの原因となる部分を取り除く手術です。 主に、半月板損傷や初期の変形性膝関節症の治療で行われます。 痛みの原因となる部分の除去を行うことで痛み症状の改善を目的としています。 肘の痛みを手術せずに治したい方は再生医療も選択肢の一つ 肘のクリーニング手術は、関節ねずみや野球肘の治療方法の一つです。 痛みの原因となる組織を取り除くことで、痛み症状や関節可動域の制限緩和が期待できます。 症状によって期間は異なりますが、スポーツに復帰できるまでに早くても約3~6カ月を要する可能性があります。 早期復帰にはリハビリテーションが重要ですが、医師と相談の上、無理のない範囲で進めることが重要です。 また、肘の痛みを手術せずに治療したい方は、先端医療である再生医療という選択肢もあります。 再生医療は患者さま自身の細胞や組織を利用して治療するため、アレルギーや拒絶反応のリスクが低い治療法です。 肘の痛みにお悩みの方は、以下の再生医療の症例もご覧ください。
2019.09.08 -
- 肘
激しい動きの多いアスリートは、一般人よりもケガのリスクに悩まされます。 肘を酷使する野球選手も例外ではありません。野球選手の多くは肘の痛みに悩まされています。「関節ねずみ」も肘の痛みの一種です。 本記事では、関節ねずみの症状や治療法を紹介します。症状や痛みに合わせて治療法を検討してください。 この記事を読むとわかること 関節ねずみとは 関節ねずみの症状 関節ねずみの治療法 野球選手の肘に発症することが多い関節ねずみとは 「関節ねずみ」とは、関節内で剥がれ落ちた軟骨・骨のかけらや、あるいは骨の変形によって生じた骨棘(こっきょく)・骨のとげが剥離して関節内に遊離することが原因となって生じます。 肘の関節を酷使する野球選手などに見られる症状です。 無症状のときもありますが、関節の狭い部分に挟まったり引っかかったりすると、激しい痛みが生じ、関節の可動域が制限されます。 関節を動き回る「関節遊離体」が俗に「関節ねずみ」と呼ばれます。 関節ねずみの症状 関節ねずみの症状には主に4つあります。ご自身の症状に当てはまるか確認してください。 関節ねずみの症状 関節を動かすと引っかかりを感じる 関節が伸ばせない・曲げられない 関節を動かしたときにきしむような音 関節が熱を持っている感じがする 関節ねずみは必ずしも痛みがあるわけではありません。症状は多岐に渡り、多く見られるのは肘が曲げづらくなる症状です。肘に違和感がある場合は通院を検討してください。 関節内遊離体 関節内遊離体は肘の違和感・痛みが主な症状です。 野球だけでなく、テニスやバスケットボールプレイヤーや高齢者も発症する可能性があります。 肘が通常よりも曲げにくい・伸ばしにくい場合や曲げ伸ばしで関節から音が聞こえる場合は、関節ねずみ(関節内遊離体)を疑ってください。 肘の動かしづらさは重症化すると日常生活にも影響を及ぼします。 関節遊離体を起因とする変形性肘関節症 関節遊離体(関節ねずみ)の再発を繰り返すと、骨片が軟骨にダメージを与え変形性肘関節症を引き起こす原因となります。 変形性肘関節症が進行すると、肘を動かすのが困難になるだけでなく、手がしびれて指を動かすのも難しくなるほど重症化するのです。 関節ねずみが損傷を助長させて変形性肘関節症を悪化させるケースもあります。 関節ねずみを放置するとどうなるの? 関節ねずみが関節に挟まると、痛みとともに肘の可動域が制限されます。日常生活にも支障をきたし、放置すれば生活の質を大きく下げてしまうでしょう。 関節ねずみが関節から外れると治ったように感じるかもしれませんが、それは関節ねずみが移動しているだけです。また関節に挟まって、痛みが再発する可能性があります。 関節ねずみを治療する方法は? 骨片や骨棘が完全に剥離していない場合には、保存療法で経過を観察します。しかし、完全に剥離して遊離体となっている場合には、自然治癒には期待できません。 症状が重い場合は、関節鏡視下手術や骨軟骨移植などの手術を行います。手術の場合は数日間の入院と、数か月の安静期間が必要です。 しかし、アスリートが数か月も練習できないとなると、選手生命が危ぶまれます。少しでも早い復帰を考えるのであれば、「再生医療」をご検討ください。 負担が少ない関節鏡視下手術 関節鏡視下手術とは、 関節内に直径1~4mmの内視鏡を用いて関節内を観察しながら患部を手術する方法です。 関節鏡視下手術の特徴 関節を大きく切開しないため、術後のリハビリを早期に始められる 内視鏡を用いるとどの部分が傷んでいるか明確にわかるため、的確な治療ができる 生理食塩水を流しながら行うため、感染症のリスクが低く痛みも起こりにくく、患者の負担が軽減される 患者の負担が少ないほか、感染症のリスクも低いため関節遊離体の手術には関節鏡視下手術が行われるケースがあります。傷口が小さく体の負担が小さいのがメリットです。 一般的に、手術費用は約25万円ほどかかります。 手術を必要としない再生医療 再生医療は患者さんの組織や細胞を利用して臓器や組織を修復する医療技術です。 副反応のリスクが低く、安全性が高い医療技術として注目されています。 再生医療は競技復帰までの期間が早い、手術に比べて体への負担が少ないなどのメリットがあります。 >再生医療による肘関節の症例はこちら まとめ・野球選手の選手生命にも関わる肘の悩み「関節ねずみ」について 関節ねずみは肘の可動域が制限される、肘が痛むなどの症状が見られます。 このような症状があると野球選手としての活動だけでなく日常生活にも支障をきたすでしょう。 症状が見られたときには、安静にして、早期に適切な治療を受けることが重要です。 その際、安全性が高く早期の回復に期待できる再生医療による治療もご検討ください。
2019.09.08 -
- 肘
日常生活やスポーツ時に腕が思うように曲がらない・曲げると痛いといった症状にお悩みの方もいらっしゃるかと思います。 肘が曲がらなくなる原因には、関節リウマチやスポーツ外傷などがあります。 とくに、スポーツ選手は腕を使う動作が多く、腕に関するさまざまなスポーツ障害に見舞われがちです。 そこで本記事では、腕が曲がらなくなる原因や治療方法について詳しく解説します。 症状を放置してスポーツを続けてしまうと、症状が悪化する恐れがあります。 腕や肘に違和感を覚えた際は、早めに治療を受けましょう。 腕(肘)が曲がらない原因となる疾患 腕や肘が曲がらない原因には、以下の疾患が考えられます。 腕を酷使するスポーツは、肘関節への負担が大きいため、運動後に十分なケアを行うことが大切です。 肘に違和感を覚えたり、腕が曲がらなかったりした場合にケアを怠ると、症状が悪化する可能性があります。 肘関節脱臼 腕が曲がらない原因となる疾患に、肘関節脱臼があります。 肘関節脱臼とは、運動や事故によって肘関節の位置がずれたり、外れたりしてしまう疾患です。 重症の肘関節脱臼では、立ち姿勢がつらいほど痛みを感じるため、自身で脱臼していることに気づける場合が大半です。 変形性肘関節症 腕が曲がらないときに考えられる疾患に、変形性肘関節症があります。 変形性肘関節症は、肘の使いすぎ(オーバーユース)や加齢によって肘関節が変形する疾患で、主に以下の症状が現れます。 変形性肘関節症は重症化すると、肘関節周囲にある尺骨神経が圧迫され、手のしびれなどを引き起こします。 変形した肘関節や圧迫された神経は、腕の可動域が制限される恐れがあるため、早めに医療機関を受診して適切な治療を受けることが重要です。 関節リウマチ 関節リウマチの症状の1つに、腕の曲げにくさがあります。 関節リウマチは、免疫異常により以下の症状が現れる疾患です。 とくに起床時のこわばり症状が現れやすく、腕の曲げにくさを感じる場合があります。 腕の曲げにくさの程度が日中で変動する場合は、関節リウマチの可能性もあるため早期に医療機関を受診しましょう。 以下の記事では、関節リウマチの早期受診の重要性について詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。 テニス肘 腕が曲がらなくなる原因の1つに、テニス肘があります。 テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、上腕骨の遠位部にある外側上顆で炎症が起きる疾患で、以下の症状が現れます。 テニス肘は腕の筋力が弱い人や、肘を酷使するスポーツを行う人がなりやすいのが特徴です。 肘の痛みが強いと、手首をひねる動作や握力を必要とする作業に困難感が生じます。 テニス肘については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。 ゴルフ肘 ゴルフをプレーする人は、ゴルフ肘によって腕が曲がらない症状が現れる可能性があります。 ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)は、無理なスイング動作が原因で、肘の内側が痛くなる疾患です。 肘に過剰な負担がかかり、肘の内側にある尺骨神経が傷つくと、手先にもしびれや痛みの症状が現れます。 ゴルフ肘の対処法については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。 後外側回旋不安定症 肘が曲がらない症状が現れる疾患に、後外側回旋不安定症があります。 後外側回旋不安定症とは、肘関節の脱臼により、肘の外側の靭帯が損傷する疾患です。 肘の外側の靭帯を損傷すると、以下の症状が現れます。 後外側回旋不安定症は肘を伸ばした際に、肘関節の不安定性を感じますが、肘を曲げると関節が安定するのが特徴です。 自身の症状をセルフチェックしてみて、特に肘から下の痛みが強いと感じる場合は以下の記事もご参考ください。 腕(肘)が曲がらない際の治療方法 腕や肘が曲がらない場合は、以下の治療方法で症状の改善を目指すことが大切です。 スポーツ中に腕や肘に違和感を覚えたときは、無理に動かさずに安静にしましょう。 下記では治療方法について詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。 薬物療法や理学療法(リハビリテーション)による保存的治療 腕(肘)が曲がらない際の治療法に、薬物療法や理学療法(リハビリテーション)による保存的治療があります。 症状が軽度な場合には、以下の保存的治療が選択されるのが一般的です。 保存的治療では、薬物療法により痛み症状を緩和し、リハビリテーションで姿勢や動作の改善を図ります。 肘が曲がらないといった症状が重症化すると、保存的治療での症状改善が困難になるため、腕に違和感を覚えたら早めに医療機関を受診しましょう。 手術による外科的な治療 肘の可動域が生活に支障をきたすほど重症化した場合や、保存療法で痛みを十分に軽減できない場合は、手術による外科的な治療が選択されます。 手術治療を受けるメリットは、腕や肘が曲がらない根本的な原因を取り除ける可能性が高いことです。 一方で、デメリットとして治療期間の長さが挙げられます。外科的治療は身体への侵襲が大きく、術後の理学療法(リハビリテーション)が必要不可欠です。 入院やリハビリテーションにより、治療期間が長くなる傾向があり、スポーツへ復帰できるまでの時間も長くなる可能性があります。 再生医療という選択肢 肘が曲がらない際の治療方法に、PRPや幹細胞による再生医療という選択肢も検討されます。 PRPや幹細胞は、以下の特徴をもつ治療方法です。 再生医療の種類 方法 PRP(多血小板血漿)療法 患者様自身の血液から血小板が多く含まれた血漿を精製し、損傷部位に注射する 幹細胞治療 患者様自身の幹細胞を体外で増殖させて、細胞数が適量になったら体内へ注入する PRP療法や幹細胞治療は、自身の細胞で組織の修復を促すため、副作用のリスクが低いのが特徴です。 当院(リペアセルクリニック)の再生医療は、患者様自身の幹細胞を採取・培養し注射することで、組織の修復を促し回復を目指します。 PRPや幹細胞による治療を行えば、腕の炎症を抑えたり、痛み症状の軽減が期待できます。 手術療法を避けたい方や、スポーツへ早く復帰したい方は再生医療による治療をご検討ください。 当院では患者様ひとりひとりに合わせた丁寧なカウンセリングにを行っていくので、腕が曲がらない症状でお悩みの方は、ぜひお問い合わせください。 >当院の再生医療による肘関節の症例はこちら 腕が曲がらない痛みが続く際は速めに医療機関を受診することが重要 腕や肘が曲がらず痛みが続く際は、早めに医療機関を受診しましょう。 肘の痛みを放置して運動を続けると症状が悪化し、最悪の場合スポーツに復帰できなくなる可能性があります。 少しでも違和感を覚えたら肘を安静にし、軽症のうちに適切な治療を開始することが大切です。 重症化してしまった場合の治療法の1つに、再生医療があります。 再生医療は従来より短い治療期間でスポーツへ復帰できる可能性があるため、症状にお悩みの方はぜひ当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
2019.09.08 -
- 首
ゴルフを楽しんだ後に「首に違和感がある」「スイングのたびに首が痛む」と感じた経験はありませんか? ゴルフは全身を使うスポーツですが、特に首まわりの筋肉や関節には大きな負担がかかりやすく、知らず知らずのうちに痛みやコリを引き起こす原因になることもあります。 また慢性的な首の痛みが続く・プレーのたびに違和感があると、ゴルフを楽しめなくなるだけでなく、日常生活にも支障をきたす可能性があるので、ゴルフ前後には首まわりのストレッチを習慣化し、筋肉の緊張をほぐしておくことが重要です。 しかし「効果的なストレッチ方法が分からない」「なぜゴルフで首が痛くなるのか」といった悩みを持つゴルファーも多いでしょう。 本記事では、ゴルフ前後の首の痛みに効くストレッチ法や原因について紹介します。 また当院(リペアセルクリニック)では、慢性的な首の痛みに対するセルフケア方法や手術せずに治す選択肢もご紹介しています。 以下の公式LINEからも確認できますので、ご興味のある方はぜひ一度ご確認ください。 ゴルフ前後の首の痛みに効くストレッチ法 以下では、ゴルフにおける首の痛みに効くストレッチ法を紹介しています。 首を前後にゆっくり倒す 首を左右に倒して側面を伸ばす 首を左右にねじる回旋運動 大きく円を描くように首を回す 肩甲骨まわりをほぐす ゴルフのプレー前後に取り入れて、首の痛みを予防しましょう。 首を前後にゆっくり倒す ①椅子または立った状態で、背筋をまっすぐに伸ばします ②息を吐きながら、ゆっくりとあごを引いて首を前に倒します ③ゆっくりと元の位置に戻します ④次に、首を後ろにゆっくり反らし、首の前側を伸ばします ⑤これを前後各5〜10秒ずつ、2〜3セット繰り返します ゴルフのスイングでは、首まわりの筋肉に常に微細な緊張がかかっており、特に前傾姿勢を保ったままプレーを続けると、首の前側・後ろ側の筋肉がこわばりやすくなります。 このストレッチで首の前後の筋肉をやさしく伸ばすことで、筋緊張の緩和と血流の促進を目的とします。 ただし痛みがある場合は無理をせず動かす範囲を狭め、呼吸を止めず自然にリラックスしながら、首だけを動かして肩や背中が動かないよう意識しましょう。 首を左右に倒して側面を伸ばす ① 椅子に座るか、立った状態で背筋をまっすぐに伸ばします ② 右手を頭の左側に添え、息を吐きながらゆっくりと右側に首を倒します ③ 首の左側面が伸びているのを感じながら、5〜10秒キープします ④ ゆっくりと元に戻し、反対側も同様に行います ⑤ 左右それぞれ2〜3セットずつ繰り返します ゴルフのスイングでは、左右の肩甲帯や首の筋肉に不均等な負荷がかかり、特に首の側面にある胸鎖乳突筋や斜角筋が硬くなりやすくなります。 このストレッチでは、首の側面をゆっくりと伸ばすことで、左右バランスの改善や筋緊張の緩和、首周囲の血流促進に効果が期待されます。 ただし、痛みやしびれを感じる場合は無理に伸ばさず、可動域を狭めて実施しましょう。 首を左右にねじる回旋運動 ① 椅子に座るか立った姿勢で、背筋を伸ばしてまっすぐ正面を向きます ② 息を吐きながら、ゆっくりと首を右側にねじっていきます ③ 首の筋肉が軽く伸びているのを感じたら、その位置で5〜10秒キープします ④ ゆっくりと正面に戻り、反対側も同様におこないます ⑤ 左右それぞれ2〜3セット繰り返します ゴルフのスイングでは、フォローやフィニッシュ時に首が回旋する動きが多く、首まわりの筋肉に負担がかかりやすくなります。 特に胸鎖乳突筋や肩甲挙筋などがこわばると、可動域が狭まり、スイングに影響が出ることもあるので注意しましょう。 このストレッチを行うことで首の可動域を保ち、筋緊張を和らげ、姿勢バランスの改善にもつながります。 大きく円を描くように首を回す ① 椅子に座るか立った姿勢で、背筋を伸ばしてリラックスします ② あごを軽く引き、首を前にゆっくり倒します ③ そこから右・後ろ・左と、円を描くように首を大きくゆっくり回します ④ 1周したら正面に戻り、今度は反対回り(左→後ろ→右)でも同様に行います ⑤ 左右1回ずつを1セットとして、2〜3セット行いましょう ゴルフではアドレス姿勢を維持しながらスイング動作を繰り返すことで、首の筋肉が全方向に緊張しやすく、慢性的な疲労や可動域の低下につながることがあります。 このストレッチでは、首まわりの筋肉全体をまんべんなくほぐし、可動域の維持・血行促進・緊張緩和を目的としています。 ただし、痛みやめまいが出る場合は中止し、動かす範囲を小さくする・無理に回さず自然な動きにとどめるようにしましょう。 肩甲骨まわりをほぐす ① 背筋を伸ばして椅子に座るか、立った姿勢で両腕を身体の横に下ろします ② 両肩を耳に近づけるようにゆっくりとすくめ、そのまま後ろに大きく回します ③ 肩甲骨を背中の中心に寄せるよう意識しながら、円を描くように肩を後方に10回まわします ④ 次に、肩を前方向に10回ゆっくり回します ⑤ これを前後1セットとして、2〜3セット繰り返しましょう ゴルフスイングでは肩甲骨周辺の筋肉が常に連動しており、特にインパクトやフィニッシュの動作では大きな負荷がかかりやすくなります。 このストレッチでは、肩甲骨を動かすことで肩まわりや首の緊張をやわらげ、血行を促進して首の負担を間接的に軽減する効果が期待できます。 首への負担が大きくなっている場合でも、肩甲骨の動きからアプローチすることで間接的に首の緊張を和らげるのがポイントです。 呼吸を止めずにリラックスした状態で、動かすのは肩のみ、首や背中はできるだけ安定させて行いましょう。 ゴルフで首が痛くなる原因|ストレッチで首の痛みを感じる場合は要注意 ゴルフで首が痛くなる原因は主に以下の通りです。 スイングによる反復動作で筋肉が疲労する 前傾姿勢の維持による負担 自己流のスイングや、フォームに偏りがある 加齢や柔軟性の低下 ストレッチ不足・準備運動の欠如 ゴルフによる首の痛みは、スイング動作・姿勢・柔軟性の低下など、複数の要因が絡んで発生します。 痛みを予防・改善するためには、日頃からのストレッチ習慣・正しいフォームの習得やケアが欠かせません。 しかし、すでに痛みが出ている状態で無理にストレッチを行うと、かえって症状を悪化させるおそれがあります。 もし軽くストレッチをしても痛みが引かない、または逆に痛みが強くなるようであれば、すぐにストレッチを中止し、医療機関の受診を検討してください。 中には、頚椎症(けいついしょう)などの疾患が隠れているケースもあり、自己判断で対応を続けると悪化する可能性もあります。 違和感や痛みが長引く場合は、早めの診察をおすすめします。 ゴルフによる首の痛みは、ストレッチと早期対策で予防しよう ゴルフは年齢を問わず楽しめるスポーツですが、スイングや前傾姿勢の反復によって首まわりの筋肉や関節に大きな負担がかかるため、日頃からストレッチを行い、柔軟性を高めておくことは、首の痛みを未然に防ぐうえで効果的です。 また、正しいスイングフォームを身につけることも、筋肉への過剰な負荷を減らすポイントです。 しかしどれだけ予防に努めていても、痛みの発症リスクを完全にゼロにすることはできません。 首の痛みが出てしまうと、ゴルフができなくなるだけでなく、日常生活にも支障をきたす可能性があるため、できるだけ早く回復したいという方は再生医療も一つの選択肢として検討しましょう。 再生医療とは、患者さまご自身の幹細胞を活用し、傷んだ組織の修復を促す治療法で、これまで手術が必要とされていた症状にもアプローチできる可能性があります。 安静期間が短くスポーツ復帰が早い傾向にある点も、ゴルファーにとっては安心できる点といえるでしょう。 当院(リペアセルクリニック)では、ゴルファーの首の痛みに対する再生医療のご相談も受け付けております。 詳しい治療内容や適応について知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも解説していますので、ぜひご覧ください。
2019.09.07 -
- 首
ゴルフを楽しんでいる方の中には、プレー後に首の痛みを感じる方も多いのではないでしょうか。 スイングのたびに首に違和感が生じたり、慢性的な痛みが続くと、ゴルフを楽しめなくなります。 なぜゴルフで首が痛くなるのか、そしてどのように予防すれば良いのか、多くのゴルファーが抱える悩みです。 本記事では、ゴルフをすると首が痛くなる原因や予防法、治し方を紹介します。 この記事を読むとわかること ゴルフの首の痛みの原因 ゴルフによる首の痛みの予防法 ゴルフによる首の痛みの治し方 ゴルフで首を痛める原因 ゴルフはスイングによって首を痛めます。首を痛める原因について解説しますので、ゴルフをこれから始める方もぜひご覧ください。 なぜゴルフスイングによって首を痛めるのか ゴルフスイングで首を痛める主な原因は、ボールを見続けるために頭を固定したまま体を大きく捻る動作にあります。 通常、体を横に捻る(回旋する)際は首も自然に動きますが、ゴルフではボールから目を離さないように頭を固定してスイングをします。 この際、スムーズに回旋できない場合は、筋肉や関節に負担がかかりやすく、首に痛みが生じる原因になります。 重症化すると安静にしていても首の痛みが続き、日常生活にも影響を及ぼすのです。さらに、首の筋肉がダメージを受けると首だけでなく頭痛や肩の痛みの原因にもなります。 ゴルフスイング以外にも首には負担がかかっている 現代人には、ゴルフスイング以外でも首に大きな負担がかかっています。 デスクワークは姿勢が悪くなりがちです。猫背で顎が前に出るような姿勢を長時間続けると、首の椎間板や椎間関節に負担がかかります。 また、ストレートネックは胸鎖乳突筋や斜角筋が硬くなり、頸部のインナーマッスルが弱くなる原因です。 仕事で長時間座っている方はとくに注意が必要です。 ゴルフスイングによる首の痛みを予防する方法 ゴルフスイングによって生じる辛い首の痛みを予防する方法を紹介します。 ゴルフスイングによる首の痛みを予防する方法 呼吸を留めずにスイングする ゴルフスイングの姿勢を見直す あまり時間をとらずにできるので、ゴルフスイングによる首の痛みに悩んでいる方は、ぜひ試してください。 呼吸を止めずにスイングする ボールを飛ばそうとするあまり、呼吸が止まってしまい首や肩に力が入ると首の痛みの原因になります。 ボールを打つときに呼吸が止まってしまう方は、息を吐きながら打つ意識をしてください。力まずにリラックスして打てるようになるはずです。 余計な力を抜くと、スイングによる首の痛み軽減に期待できます。 ゴルフスイングの姿勢を見直す スイングするときの姿勢によっても首の痛みが生じます。 股関節が安定しない状態でボールを打つと、背骨が湾曲して首に余計な負担がかかるのです。 スイング時の股関節を安定させる対策として、大転子(骨盤の出っ張っているところ)にゴムベルトを巻いて練習してみましょう。骨盤のブレが少なくなり、無理な力が首にかからなくなります。 ゴルフによる首の痛みの治し方 ゴルフによる首の痛みに悩まされている方向けに、痛みの治し方を紹介します。 首の痛みを放置すると、頭痛などほかの症状も現れる場合があります。無理のない範囲でストレッチなどを行い、痛みの緩和を目指しましょう。 ゴルフスイングによる首の痛みを緩和するには? ストレッチ マッサージ 再生治療 ストレッチやマッサージは自宅でもできる気軽な方法です。 ただし自宅で手軽にできるからといって、やりすぎると痛みを悪化させかねません。無理のない範囲で行いましょう。 また、ストレッチで改善されなかった場合は再生治療による治療もあります。再生治療は通常の手術よりも安全性が高く近年注目されている治療法です。 医師の診断が必要ですので、再生治療に興味がある方はお気軽に当院へご相談ください。 ゴルフスイングによる首の痛みのストレッチ法 ゴルフスイングによる首の痛みを和らげるストレッチを紹介します。 首の筋肉を伸ばすストレッチ方法 1.首を前後に回す 2.首を回す 3.肩を前後に回す 4.肩を後ろにそらす 首だけでなく、肩も一緒に回すと効果的です。また、首を回すときには余計な力を入れずに頭の重さを利用するイメージで行いましょう。 時間をかけてゆっくりと動かしてください。 再生医療による根本的かつ低負担の治療を検討することもできます 従来の手術よりも拒否反応を起こす可能性が少なく低リスクな治療方法です。 また、体への負担も最低限で受けられます。再生医療は医師の診断が必要です。 首の痛みに悩んでいらっしゃる方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。 >再生医療による首(頸椎)の症例はこちら ゴルフで首を痛める原因・治し方まとめ 首の痛みを放置すれば、ゴルフだけでなく日常生活にも大きな悪影響になってしまいます。痛みで日常生活に支障をきたす前に、医療機関の受診を検討してください。 再生医療は手術なしで、しかも早期に首の痛みの原因を取り除ける可能性があります。再生医療は一般の病院やクリニックでは受けられません。 当院は、再生医療安全確保法に基づき厚生労働省に届け出を行い、正式に受理された医療機関です。 自己の幹細胞を用いた再生医療やPRP療法に関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
2019.09.07 -
- ひざ関節
膝の痛み!マラソンランナーは再生医療で改善できるのか? 膝の痛みがあると、日常生活はもちろん、膝を酷使するスポーツの実施には大きな問題になります。 マラソンランナーにとっては死活問題であり、膝の痛みを抱えたままでは万全のパフォーマンスを維持することは難しいです。そこで、マラソンランナーが膝の痛みを改善する方法について解説します。 マラソンランナーの膝の痛みの原因 マラソンランナーが膝に痛みを覚える原因は、例えば以下の症状が挙げられます。 ・変形性膝関節症 ・半月板損傷 ・ランナー膝 ・ジャンパー膝 ・鵞足炎 これらの症状は、膝のオーバーユースを原因としていることが多く、ランニングを行うマラソンランナーにとっては切っても切れない関係にあるといえます。 マラソンランナーが膝の痛みを改善する方法 マラソンランナーが膝の痛みを改善したいのであれば、第一に「休息をとる」ことです。原因が何であれ膝の使いすぎが原因となっている可能性が高いため、まずは膝の安静を確保し、炎症があればアイシングなどで対応します。 次に「ランニングフォームを見直す」ことです。特定の向きに負荷がかかりやすいランニングフォームを見直し、症状の悪化や再発を防止します。他にも「筋トレやストレッチを行う」ことや「ランニングシューズを見直す」ことも、膝の痛みが再発するのを防止するのに役立ちます。 治療を受けることも検討しよう 上記の方法で痛みが改善しないのであれば、医療機関で診てもらい、適切な治療を開始する必要があります。 手術を必要とするケースもありますが、多くの場合は第一選択として「保存療法」が選択されます。保存療法とは患部の安静を確保し、対症療法などを中心に組み合わせて症状の進行を防止する治療法です。 この治療法で数か月~数年の治療期間を経て完治する場合もありますが、症状が重い場合は痛みの軽減すらできないケースもあります。その場合には、手術によって治療できる可能性があります。 マラソンランナーの膝の痛みは再生医療で手術なしの改善が目指せます 保存療法では完治させることが難しく、しかしながら手術を受けることには抵抗を感じるという場合には「再生医療」という選択肢が残されています。再生医療は幹細胞などの力によって損傷した組織の修復を促す治療法で、マラソンランナーなどスポーツ選手の膝の痛みを改善する効果が期待できます。 また、再生医療は保存療法よりも治療期間を短縮できる可能性があり、手術なしで早期のパフォーマンス回復を目指すマラソンランナーにとってメリットの多い治療法となります。 まとめ・膝の痛み!マラソンランナーは再生医療で改善できるのか? 再生医療はまだまだ新しい治療法ではありますが、すでに有名スポーツ選手が再生医療を利用した実績もあります。マラソンランナーなど陸上選手にとって膝の痛みは致命的になるケースも多く、早期のスポーツ復帰を目指すのであれば一考したいところです。 以上、膝の痛み!マラソンランナーは再生医療で改善できるのか?について記しました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.09.06 -
- ひざ関節
ランニングによる膝の外側の痛みがある方は、ランナー膝(腸脛靭帯炎)の可能性があります。 ただし、ランナー膝以外に考えられる疾患もあり、放置しておくと症状が悪化し、強い痛みをともなう場合があるため注意が必要です。 この記事では、ランナー膝の治し方や予防法、ランナー膝以外で考えられる疾患を紹介します。 近年の治療では、ランナー膝の早期回復を望む方にとって再生医療という治療選択肢があります。 再生医療とは患者さまの細胞を用いて、損傷した組織の再生・修復を目指す医療技術のことです。 手術が必要な重度の症例でも手術せずに治療できる可能性があるため「手術を避けたい」「とにかく早く治したい」という方に選ばれています。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、再生医療の治療法や症例に関する情報を配信しているので、合わせてご覧ください。 ランニングによる膝外側の痛みはランナー膝の可能性 ランニングによる膝外側の痛みは、ランナー膝(腸脛靭帯炎)の可能性があります。 ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは ランナー膝(腸脛靭帯炎)の主な原因 ランナー膝について詳しく解説していきますので、参考にしてください。 ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは ランナー膝(腸脛靭帯炎)は、膝の外側に痛みを感じるスポーツ障害です。 マラソンなど長距離走だけでなく、水泳やバスケットボールなどのスポーツにおいても発症する可能性があります。 安静にしていると痛みがなくなることもありますが、悪化すると安静にしていても痛みが出るのが特徴です。 ランナー膝(腸脛靭帯炎)の主な原因 ランナー膝になる主な原因は、オーバーユースや運動前のストレッチ不足、筋力不足などさまざまです。 また、ランニングフォームの乱れやランニングシューズが合っていないなども原因として考えられるため、フォームの改善も重要な場合があります。 少しでも痛みや違和感を感じるようであれば、アイシングや十分な休養などを取り、医療機関を受診しましょう。 ランニングによる膝外側の痛みでランナー膝以外に考えられる疾患 ランニングによる膝外側の痛みでランナー膝以外に考えられる疾患は、以下の2つです。 外側半月板損傷 外側側副靭帯損傷 それぞれ解説していきますので、参考にしてください。 外側半月板損傷 外側半月板は、急激なねじれや衝撃から膝を守るクッションの役割を果たしています。 外側半月板損傷の原因は、強い衝撃や転倒による外傷性のものと、加齢や繰り返しの負荷による変性のものがあります。 外側半月板損傷の症状の特徴は、主に3つです。 膝の外側にズキンとした痛みがある 膝に水が溜まって腫れる 曲げ伸ばしの際に引っ掛かりを感じる ジャンプの着地で膝をひねって外側半月板を損傷してしまうケースもあるため、十分なストレッチなどを行う必要があります。 外側側副靭帯損傷 外側側副靭帯とは、膝関節の外側にある靭帯です。 関節の安定性を保ち、膝が内側に過剰に曲がってしまうのを防ぐ役割があります。 外側側副靭帯損傷の特徴は、膝の外側の痛みや指で押したときの痛み、力が抜けるような感覚です。 ラグビーやサッカーなどで、相手と激しく接触した際に衝撃が加わって損傷するケースがあり、手術をする場合もあります。 ランニングによる膝外側の痛みの治し方 ランニングによる膝外側の痛みを治す方法は、主に以下の3つです。 湿布やサポーターを活用する 膝周辺のマッサージやストレッチ 膝周辺の筋力トレーニング これらの治し方はご自身で行うため、悪化する場合は医療機関を受診することが大切です。 湿布やサポーターを活用する ランニングによる膝外側の痛みがある場合は、湿布やサポーターを活用することで痛みを軽減できる可能性があります。 湿布は炎症による痛みや腫れを軽減する役割があり、サポーターは膝関節の動きをサポートして安定させることで、痛みの軽減や予防につながります。 ただし、湿布やサポーターは一時的に症状を緩和させるものであるため、痛みが軽減しても医療機関を受診しましょう。 膝周辺のマッサージやストレッチ 膝の外側が痛い際は、足のマッサージやストレッチを行うことで、筋肉がほぐれて痛みが和らぐ可能性があります。 1.膝から太もも、お尻にかけての筋肉や靭帯を手のひら全体で圧迫してほぐしていく 2.押しながら揺する。方向は太ももの上から下に走っている筋線維に垂直に 膝の外側に痛みを感じた場合は、ストレッチをして柔軟性を確保しましょう。 内転筋(太ももの内側)や腸脛靭帯、大腿四頭筋のストレッチを行ってください。 内転筋のストレッチ 床に座り、足の裏同士を合わせる 両手で足先を持つか、膝の上に軽く手を置き、息を吐きながらゆっくりと両膝を床に近づけていく 背筋は伸ばしたまま行う 腸脛靭帯(太ももの外側)のストレッチ 床やベッドに座り、片方の脚をまっすぐ前に伸ばす もう片方の膝を曲げ、伸ばした脚の外側に、足の裏が床につくようにクロスして膝を立てる 立てた(組んだ)脚の膝を、反対側の腕で胸のあたりまで抱え込むように引き寄せて伸ばす 大腿四頭筋(太ももの前側)のストレッチ 立った状態で壁や椅子などに片手をついてバランスを取る 片方の足首を同じ側の手で持ち、かかとをお尻にゆっくりと近づける 膝が前に出ないように注意し、太ももの前側の伸びを感じる 各ストレッチを20~30秒程度キープし、左右交互に数セット繰り返すと効果的です。 ただし、痛みを感じる場合はすぐにストレッチを中断し、医師の指導のもとストレッチを行いましょう。 膝周辺の筋力トレーニング 膝の外側が痛む場合は、膝周辺の筋力トレーニングが有効です。 1.太ももにトレーニングバンドを付ける。または手で押さえる 2.膝を外に広げる運動を繰り返す 強度や時間は自分の体力を鑑み、無理のない範囲で行ってください。 筋力トレーニングをやりすぎると、膝に負担をかけて逆効果になってしまう可能性があるので注意しましょう。 ランニングで膝外側の痛みを予防する方法 ランニングで膝を痛めないようにする方法は、主に3つあります。 膝に負担が少ないランニングフォームを意識する ウォーミングアップとクールダウンを欠かさず行う 自分に合ったランニングシューズを選ぶ これらの予防法を意識することで、膝外側の痛みを軽減できる可能性があります。 膝に負担が少ないランニングフォームを意識する 膝への負担を軽減するために、正しいランニングフォームを意識することが重要です。 無理をして大股で走るよりも、自分のペースと歩幅で走ると負担が軽減されます。 自分だけではフォームの見直しが難しい場合は、他の人にフォームを見てもらう、走っている様子を撮影するなどの方法で正しいフォームを習得しましょう。 ウォーミングアップとクールダウンを欠かさず行う 運動前のウォーミングアップと運動後のクールダウンのセルフケアを継続的に行いましょう。 ウォーミングアップをすると筋肉がほぐれ、柔軟性が高まることで運動時にケガをするリスクを軽減できます。 また、運動後のアイシングなど適切なクールダウン処置をすることで、疲労回復や筋肉の回復も期待できます。 走っている間に足に違和感があったとしても、クールダウンによって改善されるケースがあります。 自分に合ったランニングシューズを選ぶ ランニングシューズが自分の足に合っていないと、靴擦れだけでなく膝や足首に負担をかけてしまいます。 サイズはもちろん、自分の足の形に合ったシューズを選びましょう。 ランニングシューズは、クッション性が高い靴を選ぶと膝への負担が軽くなります。 どのシューズが合っているのかわからない場合は、店員さんに相談してみるとよいでしょう。 ランニングによる膝外側の痛みによくある質問 ランニングによる膝外側の痛みによくある質問を紹介します。 ランニングで膝が痛くなったらどれくらいで治る? 膝の外側が急に痛くなるのはなぜ? ランナー膝の確かめ方は? ランニングによる膝の痛みが気になる方は、参考にしてください。 ランニングで膝が痛くなったらどれくらいで治る? ランニングによる膝の痛みの原因はさまざまですが、ランナー膝の場合は軽度で数週間で改善することもあります。 重症化している場合は手術療法も検討されるため、完治までに半年以上かかるケースもゼロではありません。 早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることで治療期間も短縮できる可能性があります。 膝の外側が急に痛くなるのはなぜ? ランニングで膝の外側が急に痛くなるのは、ランナー膝の可能性があります。 痛みの原因は、オーバーユースやストレッチ不足、筋力不足、ランニングフォームの乱れなどであるため、予防することが重要です。 ウォーミングアップやストレッチなどのセルフケアをしっかり行い、ランニングフォームやシューズを見直して膝の負担を軽減しましょう。 ランナー膝の確かめ方は? ランナー膝かどうかを確かめる方法は、膝の外側の痛みや違和感を確認することです。 まずは、膝を90度に曲げた状態で、膝の外側上部2~3cm(大腿骨外側上顆と腸脛靭帯の接触部分)を指で押さえてください。 押さえた状態で膝をゆっくり伸ばしていき、押さえたところに痛みがある場合はランナー膝の可能性があります。 ランニングによる膝外側の痛みには再生医療も選択肢の一つ ランニングによる膝外側の痛みの多くは、ランナー膝(腸脛靭帯炎)の可能性が考えられます。 ランナー膝の治療には、湿布やサポーター、ストレッチ、筋力トレーニングが有効です。 また、予防のためにも正しいランニングフォームとウォーミングアップ・クールダウン、適切なシューズ選びを行いましょう。 ランナー膝を「手術せずに治したい」や「早く治してスポーツ復帰したい」という方は、再生医療による治療も選択肢の一つです。 再生医療では、さまざまな組織に変化する能力を持つ幹細胞を用いて、損傷した組織の再生・修復を目指します。 手術や入院せずに治療できるため、早期回復を目指す方にもご検討いただいています。 再生医療の治療効果や具体的な治療法については、当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2019.09.06 -
- 腰
陸上競技の練習や競技を行っている方の中には、腰痛に悩んでいる方も少なくありません。 本記事では、陸上選手に多い腰痛の治し方や、痛みを和らげるのに有効なストレッチ方法を紹介します。 腰痛を予防する方法についても解説しているため、腰痛を対策して陸上競技を長く続けるための参考にしてください。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、腰の痛みの改善が期待できる再生医療に関する情報を配信中です。 「腰痛を早く治したい」「陸上競技に早く復帰したい」という方は、ぜひ再生医療について知っておきましょう。 陸上選手に多い腰痛の治し方を症状別に紹介 腰痛に悩まされる陸上選手が多いのは、腰に負荷がかかりやすい種目が多いためです。 一言に腰痛といっても症状や原因はさまざまなので、陸上選手に多い以下の腰痛を治す方法について解説します。 筋筋膜性腰痛の治し方 腰椎分離症の治し方 以下の記事では、腰痛を放置するリスクや病院へ行くタイミングについて解説しているので、合わせてご覧ください。 筋筋膜性腰痛の治し方 筋筋膜性腰痛は、腰の筋肉に急なストレスがかかった場合に生じる陸上に限らずさまざまなスポーツ選手に起こりやすい腰痛です。 治療には、主に以下の方法があります。 薬物療法 運動療法 温熱療法 装具療法 発症直後は安静とアイシングが大切ですが、痛みが落ち着くとストレッチなどの軽いリハビリテーションを始めます。 また、筋肉が損傷した部位は、筋力低下の可能性があるため、再発を防ぐためにも筋力トレーニングを行いましょう。 陸上競技を行う姿勢や動作方法などに原因がある場合には、姿勢や動作を改善するためのトレーニングで、筋や筋膜にかかるストレスの軽減を目指すことが大切です。 一般的な筋筋膜性腰痛であれば、安静とセルフケアによって3週間から3カ月程度で自然に治るケースもあります。 医師の診察を受け、適切な治療を受ければ、大きな問題は起こりにくいでしょう。 腰椎分離症の治し方 腰椎分離症とは、身体を反る動きやひねる動きを繰り返すことで、背骨の下部分にある腰椎への負担によって起こる疲労骨折のことです。 主な治療方法は、治療用装具で固定し、骨が付く骨癒合を目指す保存療法が適応されます。 疲労骨折は1カ月間が骨吸収期のため、患部を安静にし、状態により段階的にストレッチや体幹トレーニングを取り入れて、競技への復帰を目指します。 また、スポーツをしている10代に多く見られ、成長期に起こる腰痛の3割から5割程度が腰椎分離症といわれています。 主な症状はスポーツ時の腰痛ですが、無理に競技を続けていると、立ったり座ったりといった日常的な動きでも痛みが出る可能性があります。 発見が遅くなるほど骨折部位が治らずに偽関節となりやすいため、早期発見と早期治療が大切です。 陸上の腰痛に有効なストレッチ3選 陸上で腰痛が起きた場合に、痛みの緩和に有効なストレッチ方法を紹介します。 座ってできる腰痛ストレッチ 立ったままできる腰痛ストレッチ 仰向けでできる腰痛ストレッチ 腰痛でお悩みの方は、ぜひ試してみてください。 座ってできる腰痛ストレッチ 座ったままできる腰痛に有効なストレッチは、猫背と鳩胸の動作を繰り返す簡単なものです。 ポイントは骨盤が起点となるように意識し、背中を前傾したり後傾したりしないことです。 ゆっくりと深呼吸をしながら上記の動作を20秒程度、繰り返し行ってください。 立ったままできる腰痛ストレッチ 立った状態で、腰周辺を伸ばすストレッチをしましょう。 上体を横に倒すときに腰を外側に向かって突き出すイメージで倒すと、動作がスムーズに行えます。 足は肩幅よりも多少広めに開き、身体の側面をしっかりと伸ばしましょう。 仰向けでできる腰痛ストレッチ 仰向けで行うストレッチは、タオルかゴムバンドを準備して行いましょう。 膝から太ももにかけて裏側が突っ張りますが、呼吸のタイミングに合わせて、ゆっくりと息を吐きながら引き寄せましょう。 太ももに痛みや痺れを感じた場合は、すぐに中止してください。 陸上競技による腰痛を予防する方法 陸上選手などのアスリートに腰痛が起きるのは、腰に過剰な負荷がかかり続けることが主な原因です。 そのため、陸上競技による腰痛は、以下のような対策で予防できます。 競技中のフォームを改善する インナーマッスル(体幹)を鍛える コンディションに合わせた練習を行う それぞれの予防法について、詳しく解説していきます。 競技中のフォームを改善する 陸上競技による腰痛を予防するには、正しいフォームを理解し、自分のフォームを改善することが重要です。 理想のフォームを思い浮かべながら、何度も練習を重ねていく中で正しいフォームが身についていきます。 自分のコンディションに合わせて身体をつくっていくことが、腰痛の予防につながるのです。 インナーマッスル(体幹)を鍛える 陸上競技による腰痛を予防するには、身体の土台としての役割を持つインナーマッスルを鍛えましょう。 骨や関節を支える筋肉であるインナーマッスルが衰えると、腰痛や膝トラブル、肥満などのさまざまなトラブルが起こりやすくなります。 インナーマッスルなどの筋肉量は20代をピークに減少していくため、継続的なトレーニングを行ってインナーマッスルを鍛えることが重要です。 姿勢を意識して背筋を伸ばすだけでも、インナーマッスルが衰えるのを防ぐことができます。 お腹に空気を吸い込んで膨らませて、ゆっくりと深呼吸で息を出す腹式呼吸は、インナーマッスルを刺激できるので、意識して腹式呼吸を行いましょう。 バランス運動もインナーマッスルを鍛えられ、バランスボールなどの道具を準備しなくても、片足立ちで簡単にバランス運動ができます。 コンディションに合わせた練習を行う 陸上競技は、つい記録ばかりを気にしがちですが、心身のコンディションに合わせた練習をすることが重要です。 ケガから身体を守るための正しいフォームや身体づくりを無視して記録ばかりにとらわれると、オーバーワークになる可能性があります。 オーバーワークは、腰痛だけでなくさまざまな身体の不調やケガの原因となります。 正しいフォームや体づくりを意識した上で記録にこだわる方が、ケガのリスクも減らせるだけでなく効率的に記録を上げていけるでしょう。 陸上競技による腰痛は正しいセルフケアで改善・予防できる 陸上競技による腰痛は、腰周辺のストレッチや筋トレなどのセルフケアで痛み症状の緩和・予防が可能です。 腰痛を我慢して陸上競技を続けてしまうと、痛み症状が悪化するだけでなく、競技を中止して治療に専念しなければいけない状況になることも考えられます。 陸上競技による腰痛などスポーツ外傷を早く治したい方は、先端医療である再生医療も選択肢の一つです。 再生医療では入院や手術を必要としないで治療できるため、早期の競技復帰を目指したい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックへご相談ください。
2019.09.05 -
- 腰
「腰痛がしばらく続いているけど、そのうち治るだろう...」「病院に行くほどではないかな?」と思っていませんか? 実は、腰痛を放置することで症状が悪化したり、重大な病気を見逃したりするリスクがあります。 とくに夜間の痛みや足のしびれなど、気になる症状がある場合は要注意です。 本記事では、腰痛を放置するリスクや病院へ行くべきタイミング、セルフチェック方法について詳しく解説します。 また、腰痛の原因や効果的なセルフケア方法、治療法についても紹介するので、腰痛でお悩みの方はぜひ参考にしてください。 適切な対処法を知って、痛みのない健康な生活を取り戻しましょう。 腰痛を放置してはいけない理由 腰痛は以下の理由から放置してはいけません。 症状が悪化・慢性化すると回復に時間がかかる重大な病気の可能性がある 重大な病気の可能性がある 日常生活への支障・精神的な悪影響が出る 腰痛は日常生活でよく経験する症状ですが、「様子を見よう」と放置することは思わぬリスクを伴います。 以下で説明する腰痛を放置することで生じる具体的なリスクを理解し、適切なタイミングで医療機関を受診しましょう。 症状が悪化・慢性化すると回復に時間がかかる 腰痛を放置し続けると、初期は軽度だった症状が徐々に悪化し、慢性化するリスクが高まります。 急性の腰痛であれば数日から数週間で改善することが多いですが、3ヶ月以上続く慢性腰痛になると、治療期間が大幅に長引く傾向があります。 これは筋肉の萎縮や姿勢の悪化、痛みに対する脳の過敏反応などが複合的に絡み合うためです。 さらに、痛みを避けるために体のバランスが崩れ、別の部位に負担がかかり始めるという悪循環に陥りやすくなります。 腰痛を放置することで、回復までの道のりが何倍も長くなるリスクについて理解しておきましょう。 重大な病気の可能性がある 腰痛の多くは筋肉疲労や姿勢の問題から生じますが、中には深刻な疾患のサインである可能性もあります。 椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった脊椎の異常、高齢者に多い圧迫骨折などが腰痛として現れることがあります。 さらに注意すべきは、内臓疾患が腰痛として症状が出るケースです。 尿路結石や腎盂腎炎などの泌尿器系疾患、膵臓や胆のうの炎症、さらには骨や内臓の腫瘍が腰痛として現れることもあります。 これらの重大な疾患は早期発見・早期治療が予後を大きく左右するため、腰の痛みを感じた場合は、自己判断で放置せず専門医の診察を受けることが重要です。 日常生活への支障・精神的な悪影響が出る 腰痛が慢性化すると、単に身体的な痛みだけでなく、日常生活や精神的にも影響を与えます。 日常生活では、立ち上がりや歩行に痛みを伴うようになり、仕事の効率低下や欠勤にもつながりかねません。 継続的な痛みによるストレスや不眠、活動制限によるフラストレーションが蓄積し、抑うつ状態やイライラといった精神的な問題を引き起こすこともあります。 このように腰痛は日常生活や精神面にも影響を及ぼすため、早期の適切な対応が不可欠なのです。 腰痛を感じたときの病院へ行くタイミング 腰痛を感じた際、「様子を見よう」という判断がベストとは限りません。 とくに以下の「レッドフラッグサイン」と呼ばれる警告症状がある場合は、すぐに医療機関の受診が必要です。 20歳未満または50歳以上での突然の腰痛発症 安静時でも続く痛み 夜間の痛みの悪化 発熱を伴う腰痛 体重減少 下肢のしびれや脱力 がんの既往歴 など 「ただの腰痛」と自己判断せず、これらの警告サインを理解して速めに医療機関を受診しましょう。 腰痛の症状をセルフチェック 腰痛の原因や重症度を判断するために、以下の症状や生活習慣をセルフチェックしてみましょう。 腰に鈍い痛みがある 鋭い突き刺すような痛みがある 腰が重だるく感じる 腰を動かすと痛みが増す 長時間同じ姿勢でいると痛みが増す 朝起きたときに腰が硬く感じる 夜間や安静にしているときでも痛みがある 咳やくしゃみで痛みが増す 足にしびれや痛みが走る 足の力が入りにくい感覚がある 腰を動かすと特定の方向で痛みが強くなる 安静にしていても痛みが軽減しない 痛みのために夜間の睡眠が妨げられる 痛みが徐々に悪化している 痛み止めを飲んでも効果が薄い 腰に力が入らず、立ち上がりや歩行が困難である これらの項目に多く当てはまる場合、腰痛の重症度が高い可能性があります。 腰痛になってしまう原因 腰痛は現代人に多い症状であり、その原因は以下の2つに分類されます。 非特異的腰痛の場合 特異的腰痛の場合 これらの違いを理解することで、適切な対処法を選択できます。 非特異的腰痛の場合 非特異的腰痛とは、レントゲンやMRIなどの画像検査を行っても明確な異常が見つからない腰痛のことで、腰痛全体の約85%※を占めるとされています。 ※出典:CiNii Research「非特異性腰痛に対する治療戦略」 主な原因としては、姿勢の悪さや筋肉の使い方の偏り、生活習慣の問題が挙げられます。 とくに背もたれなど支えを使用せず座ると、立っているときよりも約1.4倍※も腰に負担がかかるというデータもあります。 ※出典:Spine「Disc pressure measurements」 さらに見過ごされがちなのが、ストレスの影響です。 精神的なストレスは自律神経の乱れを引き起こし、筋肉の緊張を高めることで腰痛につながります。 寒さや光などの環境的なストレスも腰痛の一因となり、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ることで無意識のうちに体が緊張状態になることも少なくありません。 特異的腰痛の場合 特異的腰痛は、明確な医学的原因が特定できる腰痛で、全体の約15%※を占めます。 ※出典:CiNii Research「非特異性腰痛に対する治療戦略」 代表的なものとして、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が挙げられます。 腰椎椎間板ヘルニアは比較的若い世代に多く見られ、背骨と背骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板の中身(髄核)が飛び出して神経を圧迫することで発症します。 主な症状は腰の痛みだけでなく、足へのしびれや痛みを伴うことが特徴です。 一方、脊柱管狭窄症は主に50代以上の高齢者に多く、神経の通り道である脊柱管が狭くなることで神経が圧迫され、腰痛や下肢のしびれ、間欠性跛行(一定距離を歩くと痛みで歩けなくなる症状)を引き起こします。 この他にも、がんの転移や感染症、臓器の疾患(尿路結石や膵炎、胆のう炎など)、骨粗鬆症による圧迫骨折なども特異的腰痛の原因となります。 腰痛のセルフケア方法 腰痛の多くは適切なセルフケアで改善が期待できます。 最も重要なのは過度な安静を避け、適度な活動を維持することです。 セルフケアとして、無理のない範囲で以下に取り組んでみてください。 ウォーキングなどの低負荷運動 腰背部・ハムストリングスのストレッチ 温熱療法(入浴、温シップの使用) 正しい姿勢の維持 デスクワーク中は1時間に1回の小休憩と軽い運動 物を持ち上げる際は膝を曲げて腰を落とす正しい動作 適切な硬さの寝具の使用 ただし、無理は禁物です。痛みを感じる場合はすぐに中止し、必ず医師に相談の上、自分の症状に合った方法で行いましょう。 腰痛の治療方法 腰痛の治療方法は、症状の程度や原因によって異なります。 初期段階では一般的に、以下のような保存療法を行います。 薬物療法:消炎鎮痛薬、筋弛緩剤、神経障害性の痛みには鎮痛薬など 装具療法:コルセットなどを使用して腰椎への負担を軽減 注射療法:筋膜リリース注射や神経ブロック注射など リハビリ:運動療法や物理療法(温熱・電気療法など)で筋力強化や柔軟性の向上を目指す これらの保存療法で改善が見られない場合や、神経症状が進行している場合には外科的治療(手術療法)が検討されます。 とくに椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などでは、神経の圧迫を取り除く手術が行われることがあります。 「再生医療」なら腰痛の治療で手術を避けられる 保存療法で改善が見られない慢性化した腰痛では、基本的に手術をするしかありません。 しかし、手術による身体への負担や後遺症のリスクを避けたい方には「再生医療」という治療法も選択肢の一つです。 再生医療とは、患者様ご自身の体から採取した幹細胞を培養し、痛みの原因となっている部位に直接投与することで、自然治癒力をサポートする治療法です。 当院「リペアセルクリニック」では、「脊髄腔内ダイレクト注射療法」を提供しております。 この方法では、培養した幹細胞を脊髄腔内に直接投与するため、多くの幹細胞が損傷部位にピンポイントで届きます。 手術に不安をお持ちの方、長引く腰痛でお悩みの方は、再生医療という選択肢もぜひご検討ください。 個々の症状に合わせた治療プランをご提案いたします。 詳しい治療内容や流れについては、以下のページでご紹介しています。ぜひご覧ください。 腰痛は放置せず医療機関を受診しよう 腰痛は放置すると症状が悪化・慢性化し、回復に長い時間がかかります。 さらに、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疾患、さらには内臓の病気の見逃しにもつながります。 また日常生活への支障や精神的な悪影響も無視できません。 「レッドフラッグサイン」と呼ばれる警告症状がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。 腰痛の治療は、初期段階では保存療法、慢性化した場合には手術や再生医療という選択肢もあります。 >再生医療による腰痛の症例はこちら どのような症状であれ、自己判断での放置は避け、専門医の診察を受けることが何よりも大切です。 早期発見・早期治療が、痛みのない健康な生活への第一歩となります。
2019.09.05 -
- 腰
反り腰になると腰への負担が増加します。 腰の負担が大きくなると、腰痛の原因になるだけでなく、連鎖的に腰部のケガの発症リスクが高まるなど、トラブルに発展する可能性が大きくなります。 この記事では、反り腰で走ると痛くなる原因や疾患リスク、痛いときの対処法などを紹介していきますので、参考にしてください。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、反り腰によって生じる坐骨神経痛などの神経損傷に対する治療法として注目されている再生医療に関する情報を公開中です。 損傷した神経を手術せずに改善する見込みがある治療法なので、ぜひご参考ください。 反り腰で走ると痛い原因 反り腰で走ると腰が痛くなる原因は、以下の通りです。 骨盤が前に傾き坐骨神経が圧迫される 不安定な姿勢が腰周辺に負担をかけている 腰の痛みは坐骨神経の圧迫や不安定な姿勢が原因となりますので、それぞれ解説していきます。 骨盤が前に傾き坐骨神経が圧迫される 反り腰で走ると骨盤が前に傾き、梨状筋の下にある坐骨神経が圧迫されることにより、足腰の痛みや痺れなどの症状が出ます。 骨盤が前に傾くことにより、梨状筋と呼ばれる臀部の奥にある筋肉が引き伸ばされてしまうためです。 不安定な姿勢が腰周辺に負担をかけている 反り腰による不安定な姿勢を続けることにより、腰周辺に負担がかかるため、慢性的な腰痛となる可能性があります。 走るときに腰が痛くなる場合は、ランニングフォームなどの見直しを検討しましょう。 また、日常生活の中でもデスクワークが中心な方は、長時間椅子に座る作業が続くため、注意が必要です。 正しい姿勢を維持することや、仰向けで寝る際に腰と布団を接触するような工夫をすることで、慢性的な腰痛を回避できる可能性があります。 反り腰で走ると引き起こる疾患リスク 反り腰で走ると主に以下の2つの疾患リスクが考えられます。 腰部脊柱管狭窄症 坐骨神経痛(梨状筋症候群) 上記の疾患の特徴や主な症状や原因について、詳しく解説していきますので参考にしてください。 腰部脊柱管狭窄症 腰部脊柱管狭窄症は、腰椎の脊柱管が狭くなることで脊髄や神経根が圧迫され、痛みが生じる疾患です。 加齢による脊椎の変化や、椎間板ヘルニア、外傷などが原因で脊柱管が狭くなる可能性があります。 理学療法や注射薬などの保存療法で治療しますが、改善がみられない場合手術療法を行う可能性があります。 坐骨神経痛(梨状筋症候群) 坐骨神経痛は、腰から足にかけてある坐骨神経が様々な理由で圧迫・刺激されることにより痛みが出る症状のことです。 疾患名では梨状筋症候群ともいわれていますが、臀部の奥にある梨状筋が引き伸ばされてしまうことが原因となります。 他にも腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症といった疾患が原因で坐骨神経痛の症状があらわれる可能性もあります。 反り腰で走ると痛いときの対処法 反り腰で走ると痛いときの対処法は以下の通りです。 ランニングフォームを改善する 背中周辺をストレッチする 太ももの前面をストレッチする それぞれ詳しく解説していきますので、参考にしてください。 ランニングフォームを改善する 反り腰でランニングをすると腰に痛みが出る場合があるため、ランニングフォームを改善する必要があります。 加速する際に働く筋肉は、主に背部・腰部・太ももの裏の筋肉で、加速するときにこれらの筋肉が収縮することで、反り腰になります。 ランニングをする際には足を前に出す意識より、体重移動で自然と足が出るランニングフォームを意識しましょう。 背中周辺をストレッチする 反り腰を改善するために、背中周辺のストレッチを行うことも対処法の一つです。 背中をしっかり丸めてストレッチを行いますが、丸めることや反ることを繰り返すことで柔軟性を高められる可能性があります。 ただし、自身の判断でストレッチを行うと悪化する可能性があるため、医師の指導のもとストレッチを行うようにしてください。 太ももの前面をストレッチする 太ももの前面をストレッチすることで、反り腰を改善できる可能性があります。 反り腰になっている方の特徴として、太ももの前面が張りやすい状態にあるため、前面を伸ばすことにより、骨盤が正常な位置に導かれることで、改善できる可能性があります。 こちらのストレッチも、医師の指導のもと行うようにしてください。 反り腰で走ると痛いときによくある質問 反り腰で走ると痛いときによくある質問を紹介します。 反り腰を放っておくとどうなる? 反り腰かどうかチェックするには? 反り腰になってしまい、痛みを感じている方はぜひ参考にしてください。 反り腰を放っておくとどうなる? 反り腰を放っておくと、腰椎に過度な負担をかけることになり、椎間板や関節に損傷を与えてしまう可能性があります。 また、身体全体の姿勢が悪くなるため、腰痛だけでなく頭痛や肩の痛み、下肢にまで影響が出る可能性があるため注意が必要です。 反り腰が気になる方は、早めに医療機関を受診する必要があります。 反り腰かどうかチェックするには? 反り腰かどうかチェックするには、仰向けの状態で両腕を体に沿っておき、床と腰の隙間が手のひら分の隙間があるかどうかです。 また、足を伸ばすと腰痛がひどくなり、膝を曲げると腰痛が和らぐなどの場合も、反り腰の可能性があります。 反り腰で走ると痛いときは適切なストレッチを行おう 反り腰で走ると痛くなる場合はランニングフォームの改善や、医師の相談のもとで適切なストレッチを行う必要があります。 また、放っておくと椎間板や関節に損傷を与えてしまう可能性があるため、早い段階で医療機関に相談することも大切です。 反り腰による痛みがある場合は、保存療法や手術療法も検討されますが、近年では再生医療という選択肢もあります。 再生医療は自身の細胞や血液を使用して患部に注射をする幹細胞療法やPRP療法があり、副作用や感染症のリスクが低いことが特徴です。 ランニングフォームの改善やストレッチも重要ですが、再生医療に興味のある方は当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。 >再生医療による腰痛の症例はこちら
2019.09.05 -
- 腰椎分離症
陸上選手に多く見られる腰椎分離症は、腰の骨(腰椎)の後方部分である椎弓が、繰り返しの負担によって疲労骨折を起こし、分離してしまう病気です。 これは競技パフォーマンスに大きく影響し、重症化すると長期離脱や選手生命の危機にも繋がりかねません。 しかし、適切な診断と保存療法、さらには体外衝撃波や再生医療といった先進的な治療選択肢もあり、多くの選手が競技復帰を果たしています。 今回は、スポーツ選手に多い腰椎分離症の詳細と治療法について解説していきます。 加えて、腰椎分離症の診断とステージ分類についてもご紹介。 腰椎分離症の診断方法や治療方法を詳細に解説しているので、ぜひ参考にしてください。 また当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、腰椎分離症の再発を予防したい方や重症化している方に向けて、再生医療の症例や治療内容を紹介しています。 手術を回避し、より早く日常生活やスポーツへ復帰したい方はご確認ください。 陸上選手などのスポーツ選手に多い腰椎分離症とは? 腰椎分離症は、スポーツ選手に多いとされる腰の怪我です。 特に、繰り返し腰を反らせる動作が多い陸上選手などに発症しやすい傾向にあります。 これは、腰部の後ろ側に位置する骨に疲労骨折が生じることで起こります。 例えるなら、骨に少しずつひびが入っていくような状態が続きます。 はじめは目に見えないくらいの小さなひびでも、負担がかかり続けることで、そのひびはだんだん深くなっていきます。 このひびが入った状態が疲労骨折です。この時点ではまだ完全に骨は離れていません。 しかし、このひびがずっと残り、ある時にそのひびから骨が完全に割れて、前後の部分が分かれてしまうことがあります。 この骨が完全に分離してしまった状態を腰椎分離症と呼んでいます。 悪化すると分離すべり症に進行する可能性もあるので、早期発見と適切な治療が重要です。 分離すべり症は、疲労骨折などにより腰椎の一部が分離し、その結果、腰椎が前方にずれてしまう状態を指します。 腰椎分離症が陸上競技に与える影響について 腰椎分離症による腰の痛みは、練習や試合でのパフォーマンス低下に直結します。 特に跳躍や投擲など腰を使う種目では、本来の力を発揮できないもどかしさを感じることもあるでしょう。 腰椎分離症は、陸上競技選手にとって大きな試練ですが、競技継続への道を閉ざすものではありません。 早期に適切な治療を開始した多くの選手が、競技へ復帰できています。 大切なのは、痛みを無視せず専門家の指導のもと、体への負担を最小限に抑えつつ、回復と並行してできるトレーニングを見つけることです。 自身の身体と向き合い、再発予防のための体幹強化や柔軟性向上にも取り組むことで、競技者としてのキャリアを継続できる可能性は十分にあります。 腰椎分離症の診断とステージ分類 腰椎分離症の診断は、症状の確認と並行して画像検査が非常に重要です。 また適切な治療を行うためには、分離がどの程度進んでいるのか把握するための「ステージ分類」が不可欠となります。 ここでは、具体的な検査方法やステージ分類について解説していきます。 MRI・X線で分かること 疲労骨折と分離症の違い 分離症のステージ 腰椎分離症にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 MRI・X線で何がわかること 腰椎分離症のMRI・X線で検査で分かることは、以下の通りです。 診断方法 内容 MRI検査 X線では分かりにくい病変を検出するのに優れている X線検査 疲労骨折が進行し、分離した部分が確認できる場合がある X線検査では、疲労骨折が進行し、実際に骨が分離している状態を確認できます。 特に、斜位像では特徴的な所見が現れることがあります。 一方、MRI検査はX線では捉えにくい初期の疲労骨折や、骨折に伴う骨髄の炎症を検出するのに優れており、早期発見に繋がることも。 腰椎分離症が疑われる症状が現れたら、早めに病院へ相談しましょう。 疲労骨折と分離症の違い 疲労骨折と腰椎分離症の違いは、以下の通りです。 症状 内容 疲労骨折 ・繰り返し加わる小さな力によって骨にひびが入る ・骨が部分的に傷ついている状態 腰椎分離症 ・疲労骨折が進行して骨が完全に分離した状態 疲労骨折は、繰り返し加わる小さな力によって骨にひびが入ったり、部分的に傷ついたりする状態を指します。 一方、腰椎分離症は、腰椎の特定の部位(椎弓)に生じた疲労骨折が進行し、最終的に骨が完全に分離してしまった状態です。 つまり、疲労骨折は分離症の前段階であり、腰椎分離症は疲労骨折が悪化した結果と言えます。 そのため、早い段階で疲労骨折を発見し適切に対処することで、分離症への進行を防止することができます。 分離症のステージ 腰椎分離症のステージ分類は、以下の通りです。 ステージ 特徴 初期 ・疲労骨折が発生したばかりの状態 ・MRIで骨髄の浮腫が確認できる 進行期 ・骨折線が広がり、分離が始まった状態 ・X線やCTで骨折線が確認できる 終末期 ・完全に分離した状態 ・治癒が困難なため、本来関節ではない部分が動くようになる 初期では早期の安静とコルセット固定で骨癒合が期待できますが、進行期では骨折線が広がり、骨癒合の可能性は低下します。 終末期では完全に骨が分離し、基本的に骨癒合は難しくなり、痛みのコントロールが中心となります。 さらに、分離した椎体が前後にずれる分離すべり症になるケースもあるため、早めの治療が重要です。 これらのステージを理解し、適切なタイミングで治療を開始することが回復への鍵となります。 治療法の選択肢 腰椎分離症の治療法の選択肢として、安静とコルセットでの固定や物理療法が挙げられます。 ここからは、以下の項目に分けて腰椎分離症の治療法について解説していきます。 安静・固定とその目安期間 体外衝撃波治療・超音波治療の効果 再生医療について 腰椎分離症の治療法はステージ分類や、一人ひとりの状態によって異なり、適切な治療方法を模索していく必要があります。 腰椎分離症の治療についての詳細が知りたい方は、参考にしてください。 安静・固定とその目安期間 安静とコルセットでの固定での治療方法と目安期間は、以下の通りです。 治療法 治療期間の目安 治療内容 安静治療(保存療法) 3か月~6か月 ・スポーツ活動を一時的に中止する ・日常生活で腰に負荷がかかる動作を避ける コルセットでの固定治療 2か月~6か月 ・硬性コルセットを装着する ・骨の癒合を促進する 安静治療の目安期間は、通常3か月から6か月です。 この期間中は、腰に繰り返し負担がかかるスポーツ活動を一時的に中止することが最も重要になります。 一方でコルセットでの固定治療は、通常2か月から6か月を目安に行われます。 コルセットによって骨折部位が安定することで、骨の自然な癒合が促進されるメリットも。 上記はあくまでも目安で、正確な期間は腰椎分離症のステージや骨癒合の進行状況によって医師の判断が基準となります。 体外衝撃波治療・超音波治療の効果 腰椎分離症における体外衝撃波治療・超音波治療は、以下の効果が期待できます。 治療法 治療内容 期待できる効果 体外衝撃波治療 音速を超える高い圧力波を患部に集中的に照射する ・痛みの早期軽減 ・骨癒合の促進 超音波治療 微弱な超音波を患部に連続的に照射する ・治癒期間の短縮 ・骨癒合の促進 ・疼痛の軽減 体外衝撃波治療では、体外衝撃波治療器を使い、患部の痛みを和らげ、骨の治癒を促進させます。 主に初期〜進行期の腰椎分離症で、他の治療法で痛みが軽減されない場合に選択される治療法です。 一方、超音波治療はLIPUSという機器で、骨の修復や疼痛の軽減を促し、治癒期間の短縮を目指します。 初期〜進行期の腰椎分離症で、骨の治癒が期待される場合に適用される治療法です。 LIPUSの超音波治療では、骨折の治癒期間を約40%短縮する効果も報告されています。 再生医療について 腰椎分離症に対する再生医療は、新たな治療法として注目されています。 再生医療は、自身の体から採取した幹細胞を骨折部に注入することで、骨の再生能力を高め、癒合を促すことを目的としています。 リペアセルクリニックでは、腰椎分離症に対してこの再生医療を治療選択肢の一つとして提供しています。 具体的には、患者さん自身の幹細胞を採取・培養し、患部に直接注射する「脊髄腔内ダイレクト注射療法」など、損傷部位へより多くの幹細胞を届ける独自の技術を用いています。 これにより、従来の保存療法で効果が見られない方や、早期のスポーツ復帰を強く望むアスリートが復帰できる可能性があります。 腰椎分離症でお悩みの方は、メール相談またはオンライン診療にてご相談ください。 腰椎分離症は正しい知識と行動で競技復帰が可能! 腰椎分離症と診断されても、競技復帰を諦める必要はありません。 大切なのは、この疾患について正しい知識を持ち、早期に適切な治療と行動を開始することです。 腰椎分離症の早期治療で復帰の可能性がある MRI検査・X線検査で画像診断を受ける必要がある ステージ分類を理解する必要がある 他の治療で効果を感じられない方は、再生医療を検討してみる もし保存療法や物理療法で効果を感じられないのであれば、再生医療を検討してみてください。 リペアセルクリニックでは、患者様の幹細胞の培養・投与を行うことで腰椎の痛みを軽減する治療を行っています。 実際に行う治療は簡単な注射だけなので、入院不要で日帰りで済ますことも可能です。 腰椎分離症によってスポーツが思うようにできないという方は、当院のメール相談・オンライン診療にてご相談ください。
2019.09.05 -
- ひざ関節
- 変形性膝関節症
陸上選手の膝裏の痛みはなぜ起こるのか、原因が気になりますよね。 膝裏の痛みの原因は、膝の使いすぎ(オーバーユース)だけでなく、関節リウマチやベーカー嚢腫などの疾患による痛みも考えられます。 今回の記事では、陸上選手の膝裏の痛みの原因や対処法について、詳しく解説します。 陸上競技は足を酷使するスポーツのため、運動後は十分なストレッチやケアを行うことが大切です。 膝裏に痛みがあるときは、無理に身体を動かさずに、適切な対処法をとりましょう。 陸上選手の膝裏が痛む原因 陸上選手は、膝の使いすぎ(オーバーユース)やスポーツ外傷などが原因で、膝裏が痛む場合があります。 ランニングは下半身の筋肉や関節に負担がかかる運動で、練習で膝を使いすぎることで負傷するリスクが高まります。 膝へかかる負担を少なくするには、走りのフォームを改善したり、坂ではない平坦な道で練習したりすることが大切です。 陸上選手は練習や試合などで、以下のスポーツ外傷を負うリスクもあります。 スポーツ外傷は、ランニング中に障害物にぶつかったり、転んだりして起こるけがです。運動を行う際は周囲に注意し、けがのリスクを低減しましょう。 陸上選手の膝裏が痛いときに考えられる疾患 陸上選手の膝裏が痛いときは、以下の疾患が考えられます。 膝裏に痛みが出る原因は、スポーツ外傷以外の疾患も考えられるため、症状があるときは早めに医療機関を受診し原因を調べましょう。 変形性膝関節症 陸上選手の膝裏が痛む原因の1つに、変形性膝関節症があります。 変形性膝関節症は、膝軟骨がすり減って炎症が起こる病気で、痛みや腫れ、関節の変形などの症状があらわれます。 主な原因には、加齢により膝軟骨がすり減る「一次性」と、外傷や膝周囲の筋力低下により発症する「二次性」があります。 陸上競技は、長時間の走行やジャンプなど膝への負担が大きいため、変形性膝関節症を発症する可能性が高いです。 以下の記事では、変形性膝関節症について詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。 半月板や靭帯の損傷 陸上選手は半月板や靭帯の損傷により、膝裏が痛む場合があります。 大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にある半月板を損傷すると、膝が不安定になり、膝裏が痛む症状が現れます。 陸上競技中に膝を強く捻ったり、転倒などで衝撃が加わったりすることで、半月板や靭帯が損傷する可能性があります。 とくに半月板は膝のクッションのような役割も担っているため、運動時だけでなく日常生活でも違和感を覚える場合があり注意が必要です。 下半身の靭帯を損傷した場合は、膝の不安定性が増し、膝の曲げ伸ばしが困難になる可能性があります。 骨膜や腱の炎症 陸上選手で膝裏が痛いときは、骨膜や腱に炎症が起こっていないか確認しましょう。 骨膜とは:骨の表面を覆う薄い膜で、骨の保護や成長を促す役割を持つ 腱とは:筋肉と骨をつなぐ組織で、関節の動きを支えたり筋肉の力を骨に伝える役割を持つ 膝周辺の「骨」「筋肉」「関節」を骨膜や腱に支えられています。 崩れたフォームで走ったり、過度な練習を行ったりすると、骨膜や腱に負担がかかるため炎症が起こりやすくなるため注意が必要です。 ベーカー嚢腫(のうしゅ) 陸上選手で膝裏が痛む理由の1つに、ベーカー嚢腫(のうしゅ)があります。 ベーカー嚢腫とは、膝裏にある滑液包に過剰な関節液が溜まる疾患です。 滑液包は筋肉と骨の摩擦を小さくする役割を担っていますが、膝の使いすぎやスポーツ外傷により、過度な摩擦や圧力がかかると炎症が起こります。 以上の症状が現れると、足の可動域が狭まり、日常生活にも支障をきたす恐れがあるため、早めに医療機関を受診しましょう。 椎間板ヘルニア 膝の疾患ではありませんが、椎間板ヘルニアになると膝裏が痛む場合があります。 椎間板ヘルニアとは、背骨のクッションと呼ばれる椎間板が正常の位置から突出して、坐骨神経を圧迫する疾患です。 神経の圧迫により以下の症状が現れる場合があるため、腰や手足に違和感を覚えた際は早めに治療を開始しましょう。 椎間板ヘルニアによって坐骨神経が圧迫されることで、腰だけでなく膝周辺まで痛みが生じる場合があります。 いずれも坐骨神経の圧迫が原因で起こるため、背筋を伸ばしたり、ストレッチや運動をしたりするのが有効です。 肉離れ 膝裏が痛む原因として、筋肉の一部が断裂・損傷した状態の肉離れが考えられます。 練習量が多かったり、無理なフォームでランニングを続けたりすると、肉離れになる可能性があります。 肉離れはふくらはぎに起こる場合が大半ですが、太ももにあるハムストリング(大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋)や大腿四頭筋でも起こり得る症状です。 足の曲げ伸ばしには、膝だけでなく周囲の筋肉も関係しているため、ハムストリングやふくらはぎの損傷で以下の症状が出現する可能性があります。 重度の肉離れの場合は、激しい痛みにより競技の継続だけでなく歩行が難しくなります。 症状が落ち着くまで十分に患部を休ませ、再度肉離れを起こさないように対策を取ることが大切です。 陸上選手の膝裏の痛みに対する対処法 陸上選手で膝裏に痛みが現れたときは、以下の対処法を取り症状の改善を図りましょう。 膝に違和感を覚えたらすぐに競技をやめ、患部を安静にしてください。 対処法を十分に行っても痛みが改善しない場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。 RICE処置を実践する 陸上選手で膝裏が痛くなったときは、RICE処置を実践しましょう。 RICE処置は、さまざまなスポーツ外傷の応急処置として行うケアのことです。 適切なRICE処置は症状の悪化を防ぎ、けがの予後に大きく影響します。 あくまで応急処置ですが、処置後は早急に医療機関を受診することで競技への早期復帰も見込めます。 競技前後のストレッチを入念に行う 陸上選手は競技前後のストレッチを入念に行うことで、膝裏の痛みに対処できる可能性があります。 筋肉や腱の柔軟性の低下や過度な緊張状態は、膝裏に痛みを生じやすいため注意が必要です。 以下の方法で膝裏のストレッチを行い、けがのリスクを低減しましょう。 ストレッチは、膝裏が伸びているかを確認しながら行うのがポイントです。 陸上選手の膝裏の痛みには早期改善を目指せる再生医療を検討しよう 陸上選手の膝裏の痛みの治療には、早期改善を目指せる再生医療をご検討ください。 再生医療は患者様自身の幹細胞を利用し、損傷した組織の修復を促す治療法で、以下のメリットがあります。 変形性膝関節症や靭帯損傷などで膝裏が痛い場合に、有効な治療法です。 以下のページでは、実際に当院で膝関節の再生医療の治療を受けたマラソンランナーの方の症例を紹介しているため、興味のある方は参考にしてください。 >再生医療による膝関節の症例はこちら 競技へ早期復帰したい方は、再生医療による治療で膝裏の痛み症状を軽減しましょう。 【まとめ】陸上選手の膝裏の痛みにお困りの際はリペアセルクリニックへご相談ください 陸上選手で膝裏の痛みにお困りの際は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 当院(リペアセルクリニック)は、厚生労働省に届出をし受理された再生医療による治療をご提供しています。 変形性膝関節症や靭帯損傷を原因とした膝裏の痛みやスポーツ外傷には、再生医療による治療が有効です。 膝裏の痛みは、運動パフォーマンスを低下させるだけでなく、日常生活における生活の質を低下させる原因にもなります。 痛みが重症化する前に、再生医療による治療を検討し、陸上競技への早期復帰を目指しましょう。 再生医療について気になる点がありましたら、お気軽に当院(リペアセルクリニック)へお問い合わせください。
2019.09.04 -
- ひざ関節
- 膝蓋軟骨軟化症
膝蓋軟骨軟化症とは、主に膝の酷使が原因で発症する膝の疾患です。 本記事では、膝蓋軟骨軟化症の治療法について詳しく解説します。 主な原因や症状についても解説しているので、膝蓋軟骨軟化症についての知識を深め、自分に合う治療を受けてください。 また、悪化を防ぎ、日常生活への影響を最小限に抑えましょう。 膝蓋軟骨軟化症とは 膝蓋軟骨軟化症とは、膝のお皿(膝蓋骨)の内側にある軟骨が柔らかくなったり、変形したりする疾患です。 膝蓋骨は、膝の前面を保護する重要な役割を担っています。 通常、関節は軟骨や関節液がクッションになり、骨同士の摩擦や衝突を防いでいます。しかし、膝蓋軟骨に異常があると、そのクッション機能が損なわれ、痛みが発生します。 膝蓋軟骨軟化症は、ランニングやジョギングなど膝を酷使するスポーツをしている方に多いことから、別名「ランナー膝」とも呼ばれています。 膝蓋軟骨軟化症の原因 膝蓋軟骨軟化症の主な原因は、以下の通りです。 身体構造に問題がある ランニングやジャンプなど、膝への負担が大きいスポーツをする 階段の上り下りや屈伸運動など日常生活の中で膝に負担がかかっている 膝蓋骨のズレや偏平足で膝に負担がかかりやすいなど構造的な問題が原因になることもあります。 しかし、膝への負担が大きいランニングなどの動作を日常的に行うことで、膝蓋軟骨軟化症に繋がることが多いです。 スポーツ以外にも日常生活の中で膝に大きな負担がかかることもあるため、注意しましょう。 膝蓋軟骨軟化症の症状 膝蓋軟骨軟化症に見られる主な症状は、以下の通りです。 膝周りのうずくような痛み 特定の動作をすると膝の裏が痛む 膝を曲げ伸ばしした際に引っ掛かる感じがある 膝蓋軟骨軟化症は、膝周辺にうずくような鈍い痛みを感じることが多いでしょう。 階段を上る、スポーツをする、長時間座っている、走るなどの動作で痛みが生じます。 膝蓋軟骨軟化症の治療法 膝蓋軟骨軟化症の治療法は、主に5つあります。 膝蓋軟骨軟化症の治療法について、詳しく解説します。 保存療法 サポーターやテーピングなど、ご自身でできる治療法もあります。 サポーターは、自分の足に合ったものを選びましょう。 種類はたくさんありますが、膝を保護する、安定性のあるサポーターがおすすめです。 薬物療法 膝の痛みを緩和するため、痛み止めを服用し安静にすることが重要です。 膝蓋軟骨軟化症には、痛みや腫れを軽減するのに役立つ非ステロイド性抗炎症薬が用いられることが多いです。 副作用を引き起こす恐れがあるので、長期間の服用には注意が必要です。 理学療法 理学療法では、筋力トレーニングやストレッチを行って痛みを緩和させることが期待できます。 膝蓋骨(膝のお皿)は、太ももの前側に位置する大腿四頭筋に繋がっています。トレーニングで太ももの筋肉を強化することで膝関節が安定し、痛みを予防することができます。 また、膝蓋骨は関節の動きに伴い上下に動くため、ストレッチをして膝の柔軟性を高めることで、痛みの予防にもつながります。 ただし、無理なストレッチは逆効果です。膝の状態を考慮しながら運動しましょう。 手術療法 保存療法や薬物療法で症状が改善されない場合は、手術療法が検討されるケースがあります。 膝蓋軟骨軟化症では関節鏡視下手術が行われます。関節鏡視下手術とは、一般的なメスを使ったものではなく、関節に数か所の小さい穴を空け、内視鏡を挿入して行う手術です。 身体への負担が比較的少なく、傷も小さく済むため回復が早い利点があります。 再生医療 膝蓋軟骨軟化症の治療には、手術しない治療法として再生医療という選択肢もあります。 再生医療とは、機能障害や機能不全になった組織に対して、体が持つ再生能力を利用して損なわれた機能を再生させる医療技術のことです。 当院(リペアセルクリニック)では、患者さま自身の細胞を採取・培養して治療を行うため、拒絶反応やアレルギーのリスクが少ない幹細胞治療をご提案しています。 手術や入院も必要ないため、日常生活へ戻るのも早いので注目されている治療方法です。 膝蓋軟骨軟化症の治療期間は?治らない方は再生医療を検討 膝蓋軟骨軟化症の治療期間は、個人差がありますが数週間〜数ヶ月程度かかるのが一般的です。 初期の段階であれば、数週間程度の保存療法で症状の改善が見られることもあります。 重症化して保存療法や薬物療法でも改善が見られない場合、最終的に手術を受けなければならないケースもあるでしょう。 しかし、現在では手術をしない治療法として再生医療が注目されています。 再生医療は患者さま自身の細胞や組織を利用するため、アレルギーや拒否反応のリスクが少ない治療法です。 膝蓋軟骨軟化症を手術せずに治したい方は、当院の再生医療による治療をご検討ください。 膝蓋軟骨軟化症の重症度と日常生活への影響 膝蓋軟骨軟化症の程度と日常生活への影響を解説します。ご自身の生活を振り返り、どの程度進行しているのか考えてみてください。 膝蓋軟骨軟化症の重症度 膝蓋軟骨軟化症の程度は以下の3段階に分けられます。 軽度 運動時・歩行時にときどき膝の痛みがある 中度 運動時や歩行時に頻繁に膝の痛みがある 重度 安静時にも痛みがある 重度になると、安静にしていても痛みがあります。重度になる前に治療を受けるようにしましょう。 日常生活の影響 軽度であっても歩く際に痛みを感じ、日常生活に悪影響を及ぼす可能性があります。その結果、生活の質が低下する恐れがあります。 例えば、「階段を上る」や「椅子から立ち上がる」といった膝を曲げ伸ばしする動作は、日常生活で頻繁に行われるものです。 「病院にいくほどのものではない」と放置していると、症状が悪化し日常生活に支障をきたすほどの重症になるケースがあります。 早めに医師の診察を受け、治療を開始することが重要です。 【まとめ】ランナー膝と呼ばれる膝蓋軟骨軟化症の治し方 膝蓋軟骨軟化症の症状や治し方、治療期間について解説しました。 運動を行っている方に多い膝蓋軟骨軟化症ですが、膝蓋骨のズレや扁平足で膝に負担がかかりやすいなど身体的構造によって発症するケースもあります。 軽症の場合はときどき膝に違和感がある程度の症状ですが、放置すると日常生活に影響を及ぼすほど悪化するケースもあるため、早めに医師の診断を受けましょう。 なかなか治らないとお悩みの方は、再生医療の選択肢もあります。痛みや症状を鑑みて、最適な治療法を検討してください。
2019.09.04 -
- ひざ関節
- 膝蓋軟骨軟化症
前十字靭帯を断裂すると「手術が必要」といわれることが多いですが、手術をしないとどうなるのか不安に抱えている方も多いのではないでしょうか。 結論、手術せずに放置していると膝の不安定感が続いたり再断裂したりする可能性など、さまざまなリスクがあります。 本記事では、前十字靭帯断裂で「手術をしないとどうなるのか」について解説します。 また、どうしても手術を避けたい方に向けて、新しい選択肢として注目されている再生医療も紹介します。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、前十字靭帯断裂の根本的な改善を目指せる再生医療について情報を配信中です。 「前十字靭帯断裂を手術せずに治したい」という方は、ぜひ再生医療についてチェックしてみてください。 前十字靭帯断裂を手術しないとどうなる?考えられるリスク 前十字靭帯断裂で手術をしなかった場合、二次的なリスクや生活で支障が生じるケースがあります。 膝の不安定感が残る 半月板や軟骨の損傷リスクがある 変形性膝関節症へ進行する可能性がある スポーツや日常生活に支障が出る 再断裂のリスクがある 5つの影響について、それぞれ詳しく解説します。 膝の不安定感が残る 前十字靭帯断裂を手術せずに放置していると、膝の不安定感が残るリスクがあります。 ごく一部の小さい損傷の場合は、手術せずに対処するケースもゼロではありませんが、靭帯の機能は手術をしなければ再生しません。 膝の不安定感が残っていると運動をするときに膝崩れを起こす原因となり、さらなる怪我につながる可能性があります。 断裂した靭帯は自然治癒する可能性がほとんどないため、スポーツや運動を続けたい場合は手術を検討しましょう。 半月板や軟骨の損傷リスクがある 前十字靭帯が断裂すると半月板や膝関節面の軟骨に負担がかかり、損傷リスクが高まります。 スポーツをしている方は膝への負担が大きい動作を行うため、さらに半月板や軟骨の損傷リスクにもつながります。 関節がずれる動きが繰り返されることによって、軟骨や半月板が二次的に損傷する危険性が高まります。 踏み込んだり、ジャンプの着地などでとくに二次損傷の確率が高まるため、適切な治療と手術は必要です。 変形性膝関節症へ進行する可能性がある 前十字靭帯断裂を手術せずに放置していると膝への負担が増加し、将来的に変形性膝関節症を発症する可能性があります。 変形性膝関節症とは、膝への過度な負担や加齢によって膝の関節軟骨がすり減ってしまう疾患です。 断裂した靭帯と同様に、一度変形性膝関節症によってすり減った関節軟骨は元に戻りません。 早期回復のためにも、変形性膝関節症に進行する前に前十字靭帯断裂を手術することが推奨されます。 スポーツや日常生活に支障が出る 前十字靭帯断裂を手術しないと、スポーツ活動に支障が出るだけでなく日常生活にも影響を与えます。 膝の不安定感が残るだけでなく、痛みで走ることも困難になるケースがあります。 また、突然膝の力が抜けてしまう「膝崩れ」を繰り返しやすくなり、膝に大きな負荷がかかってしまいます。 日常生活でも痛みによって立ち上がる、階段の昇り降りなどが困難になる可能性が高いです。 再断裂のリスクがある 前十字靭帯断裂を手術しないと、スポーツや日常生活の動作によって膝に大きな負荷がかかり再断裂のリスクが高まります。 とくにスポーツ競技中の急な方向転換やジャンプの着地などは膝に大きな負荷がかかるため、再断裂の可能性が高いです。 コンタクトスポーツや競技レベルが高いほどリスクは増大し、選手生命に関わるケースもあります。 また、スポーツ以外にも階段の昇り降りや長時間の歩行といった日常的な動作でも再断裂が起こる可能性があります。 膝の不安定感が残ったまま生活を続けることで、膝崩れなどによって膝への負担が蓄積しやすくなるためです。 再発予防のためには、専門的なリハビリを継続し、筋力や柔軟性を向上させることが重要です。 無理に早期復帰を目指すと再断裂や症状の悪化を招くため、段階的に負荷を上げていく慎重なリハビリが欠かせません。 前十字靭帯は手術しなくても自然治癒する? 前十字靭帯断裂は自然治癒することはほとんどありませんが、損傷の程度によって治療方針は異なります。 ここでは「完全断裂」と「部分断裂」の違いを踏まえて、それぞれの自然治癒の可能性や手術の必要性について解説します。 完全断裂 部分断裂 それぞれの症状について、確認していきましょう。 完全断裂|手術しないと治らない 前十字靭帯の線維がすべて切れてしまう「完全断裂」は、自然治癒はほぼ不可能で、手術しないと治らないケースが大半です。 前十字靭帯断裂の手術は「靭帯再建術」と呼ばれ、断裂した靭帯を他の腱で置き換える手術が行われます。 基本的には、太ももの腱(ハムストリングス)や膝蓋腱を用いますが、それぞれに特徴があるため、置き換える腱は医師と相談して決定されます。 靭帯再建術では、関節鏡を用いた手術のため傷口は小さく済み、術後の回復も比較的早いのが特徴です。 個人差はありますが、スポーツ復帰までには平均で7〜8ヶ月※ほどかかります。 参考:日本鋼管病院・こうかんクリニック「十字靭帯(ACL)再建手術について」 部分断裂|ごく一部の軽度な損傷なら手術しない可能性も ごく一部の線維だけが損傷した軽度な部分断裂であれば、装具療法やリハビリによって症状が落ち着く場合もあります。 ただし、自然に完治する可能性は低く、スポーツや日常生活復帰後の再断裂リスクや膝の不安定感が出る可能性は高いままです。 そのため、部分断裂であっても多くのケースでは手術療法が検討されます。 近年では、手術に加えて自分の細胞を用いて修復を促す「再生医療」という新しい治療法も選択肢として注目されています。 前十字靭帯断裂で手術を検討した方が良いケース 前十字靭帯を断裂した場合、自然治癒する可能性は低く、放置すると膝の不安定感や半月板の損傷などを招くリスクが高まります。 そのため、次のようなケースでは手術を検討することが推奨されます。 スポーツ復帰を目指したい場合 日常生活に支障が出ている場合 以下では、手術した方が良いケースについて、それぞれ詳しく解説します。 スポーツ復帰を目指したい場合 スポーツ活動を再開したい方は、手術を検討することが強く推奨されます。 競技中の急な方向転換やジャンプの着地などは膝に大きな負荷がかかるため、保存療法だけでは再断裂リスクや不安定感が残る可能性が高いからです。 さらに、痛みの悪化や再断裂のリスクに加えて、半月板損傷や変形性膝関節症へ進行する恐れもあります。 これらの合併症が起こると治療期間がさらに延び、競技復帰が大幅に遅れる可能性があります。 安定したパフォーマンスを取り戻し、スポーツ活動を続けるためには、手術によって膝の機能を改善させることが重要です。 日常生活に支障が出ている場合 階段の昇り降りや歩行中に膝が「がくっ」と崩れるなど、日常生活に支障が出ている場合は、手術を検討した方が良いです。 前十字靭帯断裂が自然治癒することはほとんどないため、保存療法では現在の症状よりも改善する見込みはありません。 膝の機能を改善し、生活の質を守るために、手術が選ばれるケースが多いです。 どうしても手術を避けたい方には、再生医療といった新しい治療法が選択肢となる場合もあります。 前十字靭帯断裂で手術しない場合の治療法 前十字靭帯を断裂した場合、多くは手術が推奨されますが、手術を避けたい方や一部の軽度な損傷では、手術以外の選択肢が検討されることもあります。 本章では「保存療法」と「再生医療」について解説します。 保存療法 再生医療 前十字靭帯断裂を手術せずに治療したい方は、それぞれの治療法について確認していきましょう。 保存療法 保存療法では、主に以下の方法で膝の負担を軽減し、症状の改善を目指します。 患部の安静・冷却 運動制限 減量 サポーターなどの装具で固定 ごく軽度な部分断裂では、上記の保存療法やリハビリで膝の安定性を補える場合もあります。 ただし、膝の不安定感が残りやすく、再断裂のリスクもあるため 、手術が選択されるケースが多いです。 対症療法である保存療法では、前十字靭帯断裂の根治を目指せないことを理解しておきましょう。 再生医療 「再生医療」とは、患者さまの細胞を活用して損傷した組織の再生・修復を目指す治療法です。 前十字靭帯断裂では、さまざまな組織に変化する能力を持つ「幹細胞」を患者さまから採取・培養して、数を増やしてから膝関節に投与する方法などがあります。 この方法では、幹細胞を採取する際に米粒2〜3粒程度の脂肪を摘出しますが、従来の手術よりは身体への負担が少ないのが特長です。 根本的な改善を目指せるため、「手術せずに治したい」という方にとって、再生医療は新しい選択肢となります。 再生医療については動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。 https://youtu.be/ZYOV-Er0mnU?si=ZR3d_mTNcT11KAtF 前十字靭帯断裂を手術しない治療法として再生医療をご検討ください 前十字靭帯断裂は自然治癒がほぼなく、放置すると膝の不安定感や二次損傷のリスクがあります。 そのため、多くは手術が選ばれますが、身体への負担に不安を抱く方も少なくありません。 本記事では、手術をしない場合に考えられるリスクや治療法について解説してきました。 そのうえで、近年注目されているのが患者さまの細胞を利用する「再生医療」です。 手術以外の選択肢として検討する価値があります。 以下のページでは、実際に当院で前十字靭帯断裂の再生医療の治療を受け、改善された方の症例を紹介しています。 「前十字靭帯断裂を手術せずに治したい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。 >再生医療による前十字靭帯断裂の症例はこちら
2019.09.04







