変形性股関節症におけるステージ(前期、初期、進行期、末期)分類について
公開日: 2020.05.27更新日: 2024.11.19
目次
変形性股関節症におけるステージ(前期、初期、進行期、末期)分類について
変形性股関節症では、レントゲン写真を撮って股関節の状態を確認し、関節の骨と骨の隙間の広さや、軟骨のすり減り状態からステージの分類を行います。この状態確認を行うことにより、股関節の骨の接触具合や変形の有無、軟骨の消失程度を判断し、ステージの分類に応じた治療を開始していくこととなります。
ステージの分類において、変形性股関節症の状態が早期の場合には保存療法で済むこともありますが、進行してしまうと手術が必要になる場合もあります。今回は、変形性股関節症におけるステージ分類についてご紹介します。
変形性股関節症、4つのステージの分類
変形性股関節症におけるステージの分類は、股関節の隙間である関節列隙の状態に応じて「前期」、「初期」、「進行期」、「末期」の4期に分類されます。
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まとめ・変形性股関節症におけるステージ(前期、初期、進行期、末期)分類について
変形性股関節症で症状別にステージ別の分類(4分類)を紹介しました。
軟骨のすり減りや骨の変形が進んでしまうと、手術を避けられなくなってしまう場合もあり、なるべく早い段階での治療開始が望まれます。
現在では手術以外にも患者さんの負担を抑えることができ、副作用も少ない再生医療も注目を集めています。とても多くのメリットがある治療法として注目を集めているので、治療の選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。
また、変形性関節症のステージ分類を確定し治療を始めるためにも、痛みを我慢せず、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。以上、変形性股関節症におけるステージの分類について記させていただきました。
監修:リペアセルクリニック大阪院