変形性股関節症の手術を受けるタイミングはいつ?人工股関節置換術と再生医療の選択肢について解説
公開日: 2020.03.10更新日: 2025.03.31
変形性股関節症で手術を受けるタイミングは、多くの患者さまにとって悩ましい問題です。
痛み止めやリハビリなどの保存療法を長い期間続ける中で「手術を受けた方が良いのかな」と不安に思う方もいるでしょう。
この記事では、変形性股関節症の手術のタイミングを決める重要なポイントについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
変形性股関節症の手術を受けるタイミング
変形性股関節症の手術を受ける明確なタイミングはありませんが、痛みによって歩けなくなる前が推奨されます。
痛みや症状の程度は個人差がありますが、歩けないほど重症化してしまうと手術の難易度が上がり、その分危険度も増してしまいます。
変形性股関節症は、初期段階でも夜眠れないほどの痛みがある方もいれば、進行期でも痛み止めなどの保存療法で痛みがコントロールできている方もいます。
そのため、最終的には患者さまが手術を必要とするかどうかが判断基準になるため、医師と相談して、タイミングを判断することが重要です。
変形性股関節症の手術のタイミングを決める重要なポイント
変形性股関節症の手術タイミングを判断する際は、日常生活への支障の程度が重要な判断基準となります。
具体的には以下のような症状があれば、手術を検討した方が良いケースが多いです。
- 思い通りに歩けない
- 眠れないほどの痛みがある
- 痛み止めなどの薬が効かなくなった
- 階段の上り下りが難しい
- 関節が硬くなり軋む感覚がある
保存療法で一時的に症状が改善したとしても、股関節をかばう動作により腰や膝に過度な負担がかかることがあります。
今までできていたことが痛みでできなくなったり、眠れないほどの痛みが続いたりする場合は手術を検討した方が良いでしょう。
変形性股関節症の手術で行う「人工股関節置換術」とは
変形性股関節症では「人工股関節置換術」という、変形した股関節を人工の股関節に置き換える手術があります。
本章では、以下の2つについて解説します。
患者さまに適したタイミングで手術を受けるために、人工股関節置換術の知識を深めていきましょう。
人工股関節置換術とは
人工股関節置換術とは、股関節後面から切開して、損傷・変形した股関節を人工の股関節と置き換える手術です。
人工の股関節に置き換えることにより、痛みを取り除き歩行や日常生活における動作をスムーズに行うことを目的としています。
手術による傷口は股関節の後面に残り、変形の程度によって傷口の大きさも変わります。
人工股関節置換術によるリスク
人工股関節置換術を行うことで、日常生活や仕事へ復帰できる可能性がある反面、脱臼などさまざまなリスクもあります。
手術の際に股関節を安定させる役割を持つ関節包靭帯を一部切除することがあり、手術直後に無理な姿勢や運動をすると脱臼するリスクがあるため注意が必要です。
また、人工関節は細菌感染しやすいため、手術中の傷口からだけでなく術後にむし歯などの口腔内細菌が移る可能性もあります。
感染症を合併すると、状態に応じて人工関節の再置換や長期間の抗菌薬療法などを行う必要があります。
変形性股関節症の手術を避けたい方は再生医療も選択肢の一つ
変形性股関節症の手術を避けたい方は、幹細胞を用いて股関節の軟骨の修復を促す「再生医療」も選択肢の一つです。
再生医療とは、幹細胞の再生能力を活用し、すり減った股関節の軟骨の修復・再生が期待できる先進医療のことです。
今までは手術による人工関節置換術が一般的でしたが、近年の治療では手術しないで治療できる可能性がある再生医療が注目されています。
当院「リペアセルクリニック」では、股関節内の必要な箇所に幹細胞を届ける「関節内ピンポイント注射」を行っているため、治療成績も良好です。
変形性股関節症にお悩みの方は、手術や入院が伴わない再生医療も選択肢としてご検討ください。
【まとめ】変形性股関節症の手術タイミングは医師と相談しよう
変形性股関節症は人によって痛みや症状の程度が違うため、手術のタイミングは医師と相談して決めることが重要です。
手術には痛みや症状の改善が目指せるメリットがある反面、脱臼や感染症などのリスクも伴うため、不安に感じる方も多いかもしれません。
手術によるメリットとリスク、そして今の生活の状況など総合的に考えて手術を受けるか判断しましょう。
変形性股関節症を改善したいけど「手術は受けたくない」とお悩みの方は再生医療をご検討ください。
再生医療では患者さまから採取・培養した幹細胞を用いた手術も入院も必要としない治療法です。
変形性股関節症を手術しないで治療したいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。