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鵞足炎のセルフチェック方法を解説!膝の内側が痛いときに確認したい見分け方と対処法も紹介

公開日: 2019.10.15
更新日: 2025.06.02

階段の上り下りで膝の内側がズキッと痛む・運動の翌日に膝がだるく、内側を押すとピンポイントで痛いといった、症状に心当たりがある方は、鵞足炎(がそくえん)の可能性があります。

鵞足炎は初期段階であれば、安静やセルフケアで改善することも多いですが、放置すると慢性化し、長引く痛みの原因になることも。

本記事では、鵞足炎のセルフチェック方法や対処法について解説しています。

まずは自分の膝の状態を簡単に確認できるセルフチェックから始めてみましょう!

鵞足炎のセルフチェック方法

以下を参考に鵞足炎のセルフチェックを行いましょう。

【鵞足炎のセルフチェック表】

  • 階段の上り下りで膝の内側に痛みを感じる
  • 正座やあぐらの姿勢で痛みが強くなる
  • 安静にしていると痛みは軽いが、運動後に悪化しやすい
  • 膝を深く曲げたり(90度以上)、完全に伸ばしたときに痛みが出る
  • 膝関節自体に腫れはないが、内側がなんとなく腫れぼったい感覚がある
  • 膝のお皿の内側から約5~7cm下のあたりを押すと鋭い痛みを感じる
  • 膝を曲げる(踵をお尻に近づける)動作で、内側に痛みが出る

これらのチェックは、鵞足部に炎症があるかを自宅で簡単に確認するための方法です。

ただし、膝の痛みには他にも内側側副靱帯損傷・滑液包炎・変形性膝関節症など多くの可能性があります。

症状が強い・長引く場合には、整形外科での専門的な診断を受けることをおすすめします。

鵞足炎だった場合の対応策

鵞足炎だった場合の対応策としては、以下の通りです。

また以下の記事では、鵞足炎を予防するためのポイントをご紹介しています。

安静と患部のアイシング

鵞足炎の場合、最初に行うべき対応は安静とアイシング(患部の冷却)です。

項目 内容
冷やすタイミング 痛みや腫れを感じるとき、または運動後すぐ
使用するもの 氷嚢、保冷剤、ビニール袋に入れた氷(タオルで包む)
冷却時間の目安 1回15〜20分を、1日2〜3回程度
注意点 直接肌に当てず、低温やけどを防ぐ/就寝中の使用は避ける

アイシングは炎症を抑えると同時に、感覚を鈍らせて一時的に痛みを軽減する働きもあります。

症状が落ち着くまで数日間は継続してみましょう。

ストレッチ・筋力トレーニングを行う

痛みや腫れが落ち着いてきたら、再発防止や根本改善を目的としたストレッチと筋力トレーニングを取り入れていきましょう。

ストレッチとトレーニングを並行して行うことで、膝まわりの柔軟性・安定性が向上し、鵞足部にかかる負荷を分散できます。

継続することで、膝の動きがなめらかになり、再発リスクを下げる効果が期待できます。

鵞足炎による痛みを緩和するストレッチ・マッサージ方法については、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

慢性した鵞足炎に対して根本改善を目指す治療法について

鵞足炎が慢性化すると、保存療法やストレッチ、アイシングといった基本的なケアでは痛みが完全に取れず、日常生活やスポーツ復帰に支障をきたすこともあります。

そのような場合、以下のような治療を行う再生医療も選択肢の一つとして検討しましょう。

治療法 特徴
PRP療法(多血小板血漿注射) 自分の血液から抽出した成分(成長因子)を患部に注入し、炎症の抑制と組織の再生を促す。
幹細胞治療(脂肪・骨髄由来) 自身の幹細胞を用いて軟部組織の修復を図る。

再生医療は自由診療(保険適用外)ですが、従来の治療で改善しない慢性的な鵞足炎に対する新たな選択肢として、近年注目が高まっています。

具体的な治療法や費用・リスクについては、当院(リペアセルクリニック)にご相談ください。

手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。

【まとめ】膝の内側が痛い人は「鵞足炎セルフチェック」で早めの対処を

膝の内側に痛みや違和感がある場合、鵞足炎が原因である可能性は少なくありません。

セルフチェックを行った上で、以下のような症状がある方は早めに状態を確認し、適切なケアを始めることが重要です。

  • 階段の上り下りで膝の内側が痛む
  • 運動後や翌日に痛みが出る
  • 膝の内側を押すとピンポイントで強く痛む

軽度のうちであれば、安静・アイシング・ストレッチなどのセルフケアで炎症を抑えられることもあります。

しかし、痛みが長引いている場合には、PRP療法や幹細胞治療といった再生医療を検討するのも一つの方法です。

手術を回避しながら自己修復力を活かして根本改善を目指せるとして、近年注目を集めています。

治療法については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEからも確認いただけますので、ぜひ参考にしてください。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/公式LINE 画像

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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