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鵞足炎による痛みを緩和するストレッチを紹介!具体的な症状や予防方法も解説

公開日: 2019.10.01
更新日: 2025.04.28

膝の内側から裏にかけて痛みを感じる鵞足炎に悩む方は少なくありません。

鵞足炎は、サッカーやマラソンなど足を酷使するアスリートが発症しやすい疾患です。

本記事では、鵞足炎の症状や痛みを緩和するストレッチ、鵞足炎の治療法を紹介します。

さらに、ストレッチをしても症状が改善しない場合の治療法についても触れています。鵞足炎の痛みを和らげたい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

鵞足炎とは?どんな症状?

鵞足(がそく)炎は、膝の内側からやや下のあたりに痛みや腫れを引き起こす炎症性の症状です。

この症状は、鵞足と呼ばれる膝の内側にある3つの筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)が付着している部分で発生します。

ランニングやサッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、水泳など、足を酷使するスポーツをしている人が発症しやすい疾患です。

大きな負荷をかけたり、運動前のストレッチを疎かにしたりすると発症します。

鵞足炎になる原因

鵞足炎の原因は膝の使いすぎです。膝の摩擦やストレスによりスポーツをする人が発症しやすい疾患です。

また、筋肉の疲労が蓄積すると鵞足炎のリスクが上がり、膝の腱と内側の骨が擦れる状態も鵞足炎になりやすいです。

ランニング中に膝が内側に向く癖がある人や、X脚の人も鵞足炎になりやすい傾向があります。

鵞足炎の痛みを緩和するストレッチを紹介

鵞足炎の痛みは日常生活にも影響します。

痛めた直後はアイシングを行うことが有効ですが、少しずつ痛みが緩和してきたらストレッチも有効です。

鵞足炎の痛みを緩和するストレッチを紹介するので、1日に2回から3回を目安に、1回10秒から30秒程度で無理のない範囲で試してください

腸脛靭帯のストレッチ

1.両足を伸ばした状態で上半身を起こして座る
2.右膝を立てて左足にかける
3.上体を右にひねる

これを両方行う

内転筋のストレッチ

1.あぐらをかき、両足の足底部をくっつける
2.無理のない範囲で両ひざを押す

これを両方行う

ハムストリングスのストレッチ

1.あおむけになる
2.片方の膝を曲げて、両手で太腿の裏を掴む
3.そのまま上体を少し後ろに倒す
4.タオルやストレッチバンドを足裏にかける
5.無理のない範囲で脚を引き寄せて20秒キープした後にゆっくり戻す

これを両方行う

大腿四頭筋のストレッチ

1.両足を伸ばした状態で床やベッドに座る
2.左の脛が床につくような形で折り曲げる
3.そのまま上体を少し後ろに倒す

これを両方行う

鵞足炎の治療方法

鵞足炎の治療法は、主に3種類あります。

  • 薬物療法
  • 理学療法
  • 再生医療

鵞足炎の治療法は、症状の程度や患者の状態によって異なります。症状に適した治療を選ぶと鵞足炎の改善に期待できます。

薬物療法

鵞足炎の治療の初期段階では、痛みや炎症を抑えるために薬物療法が行われます。使用するのは主に抗炎症薬や鎮痛剤です。投薬により痛みを和らげ、炎症を抑えます。

症状が軽度の場合は、薬物療法だけで改善が期待できます。

痛みや炎症が強い場合は、注射療法が有効です。局所にステロイド注射を行い、炎症を迅速に抑えます。

ただし、ステロイド注射は一時的な効果であり、頻繁に使用すると副作用のリスクがあるため、適切なタイミングでの使用が重要です。

理学療法

理学療法は鵞足炎の症状改善に効果的な治療法の一つです。

膝の痛みを和らげ、柔軟性を回復させるためのストレッチが中心となりますが、炎症が強い急性期は安静が必要で、症状が落ち着いてから徐々に開始します。

特に、縫工筋・半腱様筋・薄筋などの筋肉の柔軟性を高めるストレッチが推奨されます。

これらのストレッチは、必ず理学療法士などの専門家に正しい方法を指導してもらい、自身の症状や生活スタイルに合わせて行うことが重要です。

再生医療

鵞足炎が慢性化した場合や、薬物療法や注射療法で十分な効果が得られない場合には、再生医療が選択肢として挙げられます。

幹細胞や血小板を活用した治療では、自身の細胞を利用して損傷した組織の修復を促進します。

再生医療は手術に比べて体への負担が少なく早期の回復期も期待できます。

ストレッチをしても鵞足炎が慢性化したときは?

ストレッチやリハビリをしても鵞足炎を繰り返してしまう人は少なくありません。もしも慢性化してしまった場合、再生医療という選択肢も検討するといいでしょう。

現在では自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で根治するPRP療法と呼ばれる治療法があります。

ドーピングに指定されていないため、スポーツ選手でも利用できます。

鵞足炎による膝の裏の痛みを緩和するストレッチを紹介!のまとめ

鵞足炎は、一度発症してしまうと再発する人も多くいます。鵞足炎の痛みの緩和や鵞足炎再発を予防するために、今回紹介したストレッチを試してください。

鵞足炎の再発に悩んでいる方はPRP治療をご検討ください。

PRP治療は、手術を避けられ入院も不要な治療法です。詳しくは当院までお問い合わせください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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