- 肝疾患
脂肪肝でお腹が出るのはなぜ?主な理由・注意すべき症状・改善方法について解説

「最近お腹がぽっこり出てきたけれど、脂肪肝が関係しているのでは?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
脂肪肝は自覚症状が乏しいまま進行することがあり、お腹の膨らみが身体からのSOSサインとなっているケースも考えられます。
本記事では、脂肪肝でお腹が出る主な理由や注意すべき症状について解説します。
ぜひ、ご自身の状態と照らし合わせながら確認してみてください。
また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、脂肪肝の改善が期待できる「再生医療」に関する情報を配信しております。
脂肪肝にお悩みの方や肝硬変に進行しないか不安を抱えている方は、ぜひご覧ください。
目次
脂肪肝になるとお腹が出るのはなぜ?主な理由
脂肪肝でお腹が出る主な理由として、多くは内臓脂肪の蓄積・増加が関係していると考えられます。
また、病状進行によって生じる腹水や肝腫大でもお腹が膨らむことがあります。
以下でそれぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
内臓脂肪の蓄積
脂肪肝でお腹が出る主な理由として、肝臓以外のお腹周りの内臓に脂肪が蓄積していることが挙げられます。
肝臓に脂肪が溜まる脂肪肝は、内臓脂肪型肥満を伴うケースが多く、お腹がぽっこりと前に張り出して見えやすくなります。
また、肝臓に脂肪が増えると血糖値や中性脂肪が上がりやすくなることで、肝臓の脂肪化が促進される悪循環が始まります。※
※出典:J-STAGE「肥満・インスリン抵抗性がもたらす肝の炎症」
これらの原因でお腹が出ている場合、食事や運動などの生活習慣を改善することが重要です。
肝機能低下による腹水
脂肪肝が進行して肝硬変などの状態になると、お腹に水が溜まる「腹水(ふくすい)」によって、お腹が膨らんで見えることがあります。
腹水は、肝機能低下によって「アルブミン」と呼ばれる血液中のタンパク質が減少し、水分が血管外へ漏れ出ることで発生します。
また、腹水は肝機能が大幅に低下し、末期の肝硬変まで進行した「非代償性肝硬変」で見られる症状の一つです。
短期間で急激にお腹が膨らむ・皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)などの症状を自覚した場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
症状進行による肝腫大
脂肪肝の進行に伴い、肝臓そのものが大きく腫れる「肝腫大」が起こると、物理的にお腹が膨らんで見える原因となります。
肝臓に大量の脂肪が蓄積すると肝臓全体のサイズが大きくなり、お腹の張りや苦しさ、腹部の不快感などを覚えることがあります。
また、脂肪肝の症状が進行すると、より重篤な肝炎や肝硬変に移行する恐れがあります。
右側の肋骨下に重苦しさや張り感がある場合は、肝臓の変化が関係している可能性も考えられるため、医療機関を受診しましょう。
お腹が出たら脂肪肝?注意すべき症状チェックリスト
お腹の膨らみだけで脂肪肝かどうかを判断するのは難しく、見た目が標準体型でも「隠れ脂肪肝」の可能性があるため、自覚症状の有無と併せて判断することが大切です。
お腹の見た目の変化に加えて、以下のチェックリストを確認してみましょう。
- お腹周りが急にぽっこりと出てきた
- 原因のわからない倦怠感やだるさが続いている
- 慢性的な肩こり・頭がボーッとする・めまいがある
- 右側の肋骨下に重苦しさや張り感がある
- 健康診断で肝機能の数値(AST・ALT・γ-GTP)を指摘された
- お酒をよく飲む、または脂っこい食事や甘いものを好んで食べる
これらに複数当てはまる場合、お腹が出るなどの変化がなくても肝機能の低下や肝臓に脂肪が蓄積している可能性が疑われます。
気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
受診すべき診療科
脂肪肝が疑われる場合に受診すべき診療科は、内科・消化器内科・肝臓内科の3つです。
| 診療科 | 主な対応内容 |
| 内科 | ・健診結果の相談や初期対応 ・必要に応じて専門科へ紹介する流れが基本 |
| 消化器内科 | ・肝臓、胃腸など消化器全般を診療 |
| 肝臓内科 | ・肝臓疾患の専門科 ・脂肪肝、肝炎、肝硬変の精密検査や治療を受けられる |
かかりつけの内科がある場合は、まずはそこで相談し、専門的な検査に向けて紹介状を書いてもらう流れでも問題ありません。
健康診断の結果で異常を指摘されている方は、その結果票を持参することで診断がよりスムーズに進みます。
脂肪肝でお腹が出たときの対処法・改善方法
脂肪肝でお腹が出ているときの対処法として、毎日の食生活と運動習慣を見直して内臓脂肪を減らすアプローチが挙げられます。
以下で具体的な対策について順番に解説していきます。
食生活を改善する
脂肪肝改善の第一歩は、総摂取カロリーの制限と栄養バランスの調整による食生活の見直しです。
ご飯やパンなどの炭水化物、甘いお菓子やアルコールは、体内で中性脂肪に変わりやすく、肝臓に蓄積されやすいため、これらの食材は控えるか摂取量を抑えましょう。
主食の代わりとして玄米や雑穀米を選び、肉や魚、大豆製品といったタンパク質を中心とした食事を摂ることが推奨されます。
毎日の食事内容を少し見直すだけで、肝臓に溜まった余分な脂肪が徐々に燃焼される効果が期待できます。
適度な運動習慣を身につける
脂肪肝の改善には、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動を毎日の生活に無理なく取り入れることで、内臓脂肪の燃焼を促進します。
激しい筋力トレーニングよりも、息が少し弾む程度の運動を1日20分以上続ける方が、脂肪肝の改善にはより高い効果が期待できます。
まとまった時間が取れない場合は、通勤・退勤時に一駅分歩いたり、階段を積極的に使ったりするなど、できることから取り組むことが重要です。
ご自身の体力に合わせて継続できる運動を少しずつ習慣化していきましょう。
脂肪肝についてよくある質問
最後に、脂肪肝に関して多く寄せられる質問に回答します。
ご自身の体調変化にいち早く気づき、適切な対処を選択するための参考にしてください。
脂肪肝になったらおならが増える?
基本的には脂肪肝そのものが直接的な原因となって、おならが増えたり、強い臭いを発したりすることはありません。
しかし、肝機能の低下による消化不良によって、腸内でガスが異常発酵し、おならの増加や臭いが強くなるケースは十分に考えられます。
お腹の張りやおならの増加が気になる場合は、肝臓と腸をいたわるために、まずは食生活全体のバランスを見直しましょう。
脂肪肝が進行するとどのような症状が出る?
脂肪肝が進行すると、強い倦怠感、疲れやすさ、右上腹部の不快感や膨満感、食欲不振などの症状が現れるようになります。
また、一部の脂肪肝は脂肪性肝炎へ進行し、さらに肝硬変、肝がんにつながることがあります。
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、初期段階では自覚症状がほとんどないため、気づいたときにはすでに進行しているというケースが多いです。
そのため、自覚症状が出る前でも定期的な健診で肝臓の不調を早期発見し、適切な対処を講じることが健康を守ることにつながります。
脂肪肝の根本改善を目指すなら「再生医療」をご検討ください
脂肪肝でお腹が出る背景には、内臓脂肪の蓄積・肝機能低下による腹水・症状進行による肝腫大など、複数の要因が関係していると考えられます。
見た目が標準体型でも「隠れ脂肪肝」の可能性があるため、倦怠感や肩こり、健康診断での肝機能数値などと併せて総合的にチェックすることが大切です。
対処法として、糖質や脂質を控えたバランスの良い食事への見直しと、ウォーキングなどの有酸素運動を日々の習慣に取り入れてみてください。
なお、近年の脂肪肝の治療では、自己細胞を用いた「再生医療」が注目されています。
再生医療とは、患者さまの細胞や血液を用いて、炎症抑制および損傷した肝組織の再生・修復を促す治療法のことです。
>>再生医療によって脂肪肝が改善した症例(40代男性)はこちら
生活習慣の改善や薬物療法だけでは十分な改善が得られない場合の選択肢として、ぜひご検討ください。
監修者
渡久地 政尚
Masanao Toguchi
医師
略歴
1991年3月琉球大学 医学部 卒業
1991年4月医師免許取得
1992年沖縄協同病院 研修医
2000年癌研究会附属病院 消化器外科 勤務
2008年沖縄協同病院 内科 勤務
2012年老健施設 かりゆしの里 勤務
2013年6月医療法人美喜有会 ふたこクリニック 院長
2014年9月医療法人美喜有会 こまがわホームクリニック 院長
2017年8月医療法人美喜有会 訪問診療部 医局長
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 院長
所属学会
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