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肝臓に悪い食べ物ランキング|脂肪肝の人が食べてはいけないもの一覧を解説

脂肪肝は、肝臓に中性脂肪が蓄積した状態です。
初期段階では自覚症状がない患者さまが多いため、気づかないうちに進行しているケースも見られます。
脂肪肝の方は、お酒やジュースなど、糖質や飽和脂肪酸が多い食べ物は控えてください。
本記事では、脂肪肝の人が食べてはいけない食べ物を一覧にして紹介します。
毎日の食習慣を見直して、脂肪肝の改善を目指しましょう。
目次
肝臓に悪い食べ物・飲み物とは?
肝臓に悪い影響を与える可能性のある食べ物・飲み物は、主に以下の3つがあります。
脂肪肝は、食生活や運動習慣を改善することで改善される可能性があるのです。
なぜこの3つを食べてはいけないのか、理由も添えて解説します。
お酒
お酒は、脂肪肝のリスクを高める主な要因です。アルコールが分解される過程で中性脂肪が生成され、肝臓に蓄積しやすくなるためです。
お酒の飲み過ぎはアルコール性脂肪肝を引き起こします。
脂肪肝の段階であれば、2〜4週間の禁酒によって改善する可能性があります。アルコール性脂肪肝の場合は、症状が改善した後も禁酒を続けて再発を防ぐケースがあります。
しかし、非アルコール性脂肪肝の場合は医師の許可のもと飲酒できる可能性はあります。
厚生労働省が推奨する1日のアルコール摂取量の目安を以下にまとめました。
| お酒の種類 | 1日の摂取目安量 |
| ビール | 中瓶1本(500ml) |
| 清酒 | 1合(180ml) |
| ウイスキー・ブランデー | ダブル(60ml) |
| 焼酎 | 0.5合(80ml) |
| ワイン | グラス2杯(200ml) |
脂肪肝を予防したいという方は、上記の摂取量を目安に飲みすぎには注意しましょう。
糖質の多い果物や菓子
糖質が多い食品を控えた方が良い理由は、糖質が肝臓で中性脂肪に変わり、脂肪肝を引き起こす可能性があるためです。
とくに、ジュースや菓子類に含まれるショ糖は、米などに含まれる糖質よりも中性脂肪が肝臓にたまりやすい性質を持っています。果物に多く含まれる果糖も吸収が早く、肝臓で中性脂肪に変わりやすいので注意が必要です。
揚げ物
揚げ物は脂質が多いため、食べすぎには注意が必要です。また、肥満の原因になるだけではなく肝機能にも影響を及ぼす可能性があります。
肝臓は脂質をエネルギー源として利用したり、体に必要な物質に作り替える働きがあります。その際、余分な脂質が蓄積されて肝機能の低下を招く可能性があるのです。
脂質の過剰摂取を防ぐために、揚げ物は週に1~2回ほどに抑えるようにしましょう。
脂肪肝の人が食べてはいけないもの一覧
脂肪肝の人が摂取を控えるべき食べ物について一覧にしています。
以下で挙げる食べ物を頻繁に摂取している方は、食生活の見直しを検討しましょう。
| 避けた方が良いもの | 主な食べ物・飲み物 |
| 糖質の高いもの | 菓子パン、果物、コーラなどの加糖飲料 |
| 脂質の高いもの | バター、揚げ物、牛や豚肉の脂身など |
菓子パンは便利で手軽ですが、糖質や脂質が高い商品が多いです。毎日の朝食で食べる機会が多い方は、可能な限り控えてください。
また、健康のために果物を毎日摂取するように心がけている方もいるかもしれませんが、脂肪肝の人では、摂取量や状況によっては逆効果となる可能性があります。
医師と相談しながら、果物や菓子パンを控えましょう。
肝臓・脂肪肝を改善するための6つのポイント
脂肪肝を改善するには肝臓に蓄積された余分な脂肪を減らし、健康な状態へと導くことが重要です。そのためのポイントとして、以下の6つを意識した生活習慣を送りましょう。
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
間食や夜食は控える
脂肪肝は、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、余分なエネルギーが中性脂肪として肝臓に蓄積したのが原因です。
間食や夜食は1日の総摂取エネルギー量を増やし、脂肪肝を悪化させる可能性があります。とくに、就寝前の食事は睡眠中にエネルギー消費が少なくなるため、脂肪が蓄積されやすくなります。
油っこいものは控える
脂肪肝の改善には、脂質の摂取量を控えることが重要です。とくに、バターや生クリームなどは飽和脂肪酸を多く含み、中性脂肪を増やしやすいため注意が必要です。
油っこい食事は脂肪肝のリスクを高めるだけでなく、血中総コレステロールの増加にもつながる可能性があります。
ゆっくり食事を摂る
ゆっくりとよく噛んで食べることは食べ過ぎを防ぐだけでなく、消化を助ける上でも重要です。早食いは満腹感を感じにくく過食につながりやすいため、脂肪肝改善には逆効果です。
食事の際は1口に30回程度噛みましょう。1回の食事に20~30分かけるのがおすすめです。
適度にタンパク質を摂る
タンパク質は筋肉や臓器、血液など体のあらゆる組織を作るために必要な栄養素です。タンパク質が不足すると筋肉量が減少します。筋肉量の減少により基礎代謝が低下すると、脂肪が燃焼しにくい体になってしまいます。
1日に摂取したいタンパク質の量は、年代や性別によって異なりますが18~64歳の男性で65g、女性で50g程度※が目安です。
※出典:厚生労働省|たんぱく質の食事摂取基準
- ごはん150g:3.8g
- ささみ2枚(80g):19.1g
- たまご1個(50g):6.1g
- 納豆1パック:6.6g
- 牛乳200ml:6.8g
過剰に摂取するとエネルギー過多になる可能性もあるため、適量を心掛けましょう。
食物繊維を摂る
食物繊維は、糖質や脂質の吸収を穏やかにし、食後の血糖値の急上昇を抑える効果があります。また、腸内環境を整え、脂肪の代謝を助ける働きもあります。
食物繊維が豊富な食材を以下にまとめました。
- 玄米
- 納豆
- こんにゃく
- さつまいも
- キャベツ
- みかん
- バナナ
- きのこ
- 海藻
バナナやみかんは糖質が多いので、食べる量やタイミングに注意しましょう。野菜やきのこ、豆類などさまざまな食材から摂取できます。偏らずまんべんなく組み合わせるのがおすすめです。
適度な運動を習慣にする
適度な運動は消費エネルギーを増やし脂肪の燃焼を促進するため、脂肪肝の改善に効果的です。運動不足はエネルギー消費量が減り中性脂肪が体に蓄積されやすくなるので、脂肪肝のリスクを高めます。
有酸素運動は脂肪肝改善の効果が期待されていて、週に150〜300分のウォーキングや水泳、サイクリング※が推奨されています。
※出典:日本肝臓学会|『NAFLD/NASH診療ガイドライン』(2020年11月)
1日30分程度のウォーキングからはじめてみましょう。
肝臓に悪い食べ物だけでなく摂取エネルギーの目安を理解しよう
脂肪肝の方が食べてはいけないものを把握するのは重要ですが、同様に摂取エネルギーにも気を配りましょう。
消費エネルギーよりも摂取エネルギーの方が高い状態が続くと、余分なエネルギーは体内に蓄積されて、肥満や生活習慣病の原因になります。
しかし、少なすぎると免疫力の低下や筋肉量の低下などを引き起こす可能性があります。そのため、摂取エネルギーの目安を理解する必要があるのです。
適正なエネルギー摂取量は、標準体重×25~30kcalを目安に計算します。標準体重は身長(m)×身長(m)×22 で算出します。
たとえば、身長160cmの方であれば、標準体重は 1.6m×1.6m×22 = 約56kg、適正エネルギー摂取量の目安は 56kg×25~30kcal = 約1400~1680kcal となります。
しかし、肥満の場合は、この計算式よりも少ないエネルギー量を摂取する必要があります。自分の肥満度を把握するためには、BMIを計算すると良いでしょう。
BMI指数の計算方法
BMIは、肥満度を表す体格指数で、体重(kg) ÷ {身長(m)×身長(m)} で計算できます。計算結果は以下の通りです。
- BMIが18.5未満:低体重(やせ)
- BMIが18.5以上25.0未満:普通体重
- BMIが25.0以上:肥満
自分のBMI値を計算して、肥満度に合わせたエネルギー摂取を心掛けましょう。
肝臓に悪い食べ物に関してよくある質問
肝臓に悪い食べ物に関して、患者さまからいただくよくある質問にお答えします。
それぞれの質問について、詳しく解説します。
肝臓に悪い食べ物ベスト3は?
肝臓に悪い食べ物には、主に以下の3つが挙げられます。
- 糖質の多い食べ物・加糖飲料など
- 脂質の多い食べ物
- お酒(アルコール)
糖質の多い果物やお菓子などは、食べ過ぎると糖質が中性脂肪に変わって脂肪肝を引き起こすケースがあります。加糖飲料やお菓子に含まれるショ糖は、ほかの糖質に比べて肝臓にたまりやすい特徴があります。
また、脂質の多い食べ物は肝機能を低下させるリスクがあるため、食べ過ぎないように注意しましょう。とくに、揚げ物は脂質が多く含まれるため、週に2回ほどに控える必要があります。
バナナは肝臓に悪い食べ物って本当?
バナナそのものが肝臓に悪い食べ物というわけではありません。
ただし、バナナは糖質(果糖)を多く含むため、摂取量や食べるタイミングによっては、脂肪肝の悪化につながる可能性があります。
一方で、バナナはビタミンやミネラルを含む栄養価の高い食品でもあるため、適量であれば日常の食事に取り入れることは可能です。
なお、未成熟のグリーンバナナについては、脂肪肝との関連が示唆されている報告もありますが、摂取にあたっては全体の食事バランスが重要です。
脂肪肝に良いおすすめの食べ物は?
脂肪肝に良いおすすめの食べ物として、以下の食材が挙げられます。
- 鶏むね肉
- 納豆
- 海藻、きのこ
脂肪肝の改善には、低脂質・高タンパクな食材が推奨されるため、鶏むね肉は良い選択と言えます。鶏むね肉に含まれるメチオニンは肝臓への脂肪蓄積を防ぐ役割を持っています。
皮には脂質が多く含まれるため、皮を取り除いてから食べるようにしましょう。
納豆には、食物繊維やタンパク質、ビタミンなどが豊富に含まれているため、肝臓の健康維持や脂肪肝改善に役立つ可能性があります。納豆菌には腸内環境を整える役割もあります。
効果を得るためには、継続的に食べましょう。
きのこや海藻に含まれるビタミン・ミネラルは、糖質や脂質の代謝に関係するほか、肝臓の健康維持に役立つとされています。
また、どちらも低カロリーながら食事の量を増やせる食材のため、摂取カロリーを減らすのに役立つでしょう。
どの食材も比較的安価で入手できるため、積極的に食事に取り入れてください。
肝臓に悪い食べ物を避けて肝機能の改善を目指しましょう
脂肪肝の改善は、日々の生活習慣の見直しから始まります。
アルコールと糖質、飽和脂肪酸の摂取を控え、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。適度な運動と食物繊維の摂取も効果的です。
脂肪肝と生活習慣は密接な関係にあり、治療は長い目で見る必要があります。
食事の我慢がつらい方や運動が苦手な方には再生医療も選択肢の一つです。
再生医療は、自身の細胞や血液を用いて損傷した組織の再生・修復を促す治療法で、肝臓の修復を助ける効果が期待できます。
脂肪肝に対する再生医療の症例をまとめたページもありますので、併せてご覧ください。
>>脂肪肝に対する再生医療の症例はこちら
再生医療に興味がある方は、お気軽にお問合せください。
肝臓疾患のお悩みに対する新しい治療法があります。
監修者
渡久地 政尚
Masanao Toguchi
医師
略歴
1991年3月琉球大学 医学部 卒業
1991年4月医師免許取得
1992年沖縄協同病院 研修医
2000年癌研究会附属病院 消化器外科 勤務
2008年沖縄協同病院 内科 勤務
2012年老健施設 かりゆしの里 勤務
2013年6月医療法人美喜有会 ふたこクリニック 院長
2014年9月医療法人美喜有会 こまがわホームクリニック 院長
2017年8月医療法人美喜有会 訪問診療部 医局長
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 院長
所属学会
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