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くも膜下出血の後遺症|主な種類と症状、回復が見込める治療法について解説【医師監修】

くも膜下出血とは、脳の表面を覆うくも膜の下で出血が起こる病気で、発症後に命が助かってもさまざまな後遺症がでる可能性があります。
後遺症の程度や種類は脳のダメージを受けた場所や範囲によって異なり、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
この記事では、くも膜下出血で起こりうる後遺症の種類や症状、後遺症が生じる理由、再発リスクを軽減する対策について詳しく解説します。
ご自身やご家族がくも膜下出血を発症され、後遺症について不安を感じている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。
また、くも膜下出血の後遺症や再発予防の治療法として、再生医療という選択肢もあります。
再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自己治癒力を高めることで、損傷した脳細胞の修復・再生を促す医療技術です。
\こんな方は再生医療をご検討ください/
- くも膜下出血の後遺症に悩まされている
- くも膜下出血の再発を予防したい
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目次
くも膜下出血の後遺症|主な種類と症状
くも膜下出血の後遺症には、身体機能や認知機能などさまざまな種類があります。
後遺症として現れる症状は以下が代表的です。
それぞれの後遺症について正しく理解し、適切なリハビリや治療を選択することが回復への第一歩となります。
運動麻痺
運動麻痺は、脳の運動をコントロールする部分がダメージを受けることで起こります。
主な症状は以下のとおりです。
- 手足を思うように動かせない
- 片側の手足に力が入らない
- 立ったり歩いたりするのが困難になる
リハビリでは、理学療法士や作業療法士による訓練を通じて、筋力の維持や関節の動きを改善していきます。
繰り返し訓練することで、失われた機能の回復や代償動作の獲得を目指します。
感覚障害
感覚障害は、脳の感覚を処理する領域がダメージを受けることで発生します。
主な症状は以下のとおりです。
- 触られた感覚が分からない
- 痛みや温度を感じにくい
- しびれが続く
リハビリでは、触覚刺激を繰り返し与えることで感覚の回復を促します。
また、感覚が鈍くなっている部分の怪我や火傷を防ぐため、日常生活での注意点を学ぶことも大切です。
言語障害
言語障害は、脳の言語中枢がダメージを受けることで起こります。
主な症状は以下のとおりです。
- 言葉が出てこない、うまく話せない
- 相手の言葉を理解できない
- 文字を読んだり書いたりするのが難しい
言語聴覚士によるリハビリでは、発声練習や言葉の理解を深める訓練、コミュニケーションカードの活用など、患者さまの状態に合わせた方法で言語機能の回復を目指します。
嚥下障害
嚥下障害は、飲み込みに関わる脳の部分や神経がダメージを受けることで生じます。
主な症状は以下のとおりです。
- 食べ物や飲み物を飲み込みにくい
- 食事中にむせることが多い
- 食べ物が気管に入ってしまう
リハビリでは、言語聴覚士による飲み込みの訓練や、食べ物の形態を工夫する指導を行います。
視覚・視野障害
視覚や視野の障害は、視神経や脳の視覚を処理する部分がダメージを受けることで起こります。
主な症状は以下のとおりです。
- 視野の一部が欠けて見えない
- 物が二重に見える
- 視力が低下する
リハビリでは、視野が欠けている部分を補うために顔や目を動かす訓練を行います。
認知機能障害
認知機能障害は、脳の広い範囲がダメージを受けることで発生します。
主な症状は以下のとおりです。
- 記憶力が低下する
- 新しいことを覚えられない
- 日時や場所が分からなくなる
リハビリでは、記憶訓練や日常生活動作の繰り返し練習を通じて、認知機能の維持や改善を図ります。
家族の協力のもと、メモやカレンダーなどの補助道具を活用することも効果的です。
高次脳機能障害
高次脳機能障害は、前頭葉など脳の複雑な機能を担う部分がダメージを受けることで起こります。
主な症状は以下のとおりです。
- 注意力や集中力が続かない
- 物事を計画したり判断したりするのが難しい
- 感情のコントロールがうまくできない
リハビリでは、作業療法士や臨床心理士による訓練を通じて、注意力や遂行機能の改善を目指します。
社会復帰に向けて、段階的に課題の難易度を上げていくことが大切です。
その他に見られる後遺症
上記以外にも、くも膜下出血の後遺症として以下のような症状が現れることがあります。
- 頭痛やめまいが続く
- 疲れやすくなる
- てんかん発作が起こる
- 水頭症による脳圧の上昇
- うつ状態や不安感が強くなる
くも膜下出血の後遺症は多岐にわたり、患者さま一人ひとりで症状の現れ方が異なります。
早期からリハビリを開始し、継続することで回復の可能性を高められます。
くも膜下出血によって後遺症が生じるのはなぜ?
くも膜下出血の後遺症は、脳がさまざまな形でダメージを受けることによって起こります。
後遺症が残ってしまう主な理由は、以下の4つです。
| 原因 | 詳細 |
|---|---|
| 出血による直接的なダメージ | 脳の表面で出血が起こると、血液が脳を圧迫したり脳細胞そのものを傷つける |
| 脳の血流が悪くなる | 出血から数日後に脳の血管が異常に縮み、血液が十分に流れず脳細胞の酸素不足や栄養不足でダメージを受ける |
| 脳に水がたまる | 出血した血液の影響で脳の中を循環している液体の流れが悪くなり、脳内に液体がたまって脳を圧迫する(水頭症) |
| 脳の腫れや炎症 | 出血や血流不足が起こると脳の腫れや炎症が起こり、脳細胞にさらなるダメージを与えることがある |
くも膜下出血の後遺症は、これらの原因が組み合わさって発生します。
どのような後遺症が残るかは、脳のどの部分が、どの程度ダメージを受けたかによって決まります。
そのため、患者さまごとに現れる後遺症の種類や程度は大きく異なるのです。
くも膜下出血の後遺症や再発リスクを軽減する対策
くも膜下出血を一度発症すると、再発のリスクが残ります。
後遺症を軽減し再発を防ぐための方法は、主に以下の3つです。
これらの対策を日常生活に取り入れることで、健康状態の維持と再発防止につながります。
食生活を改善する
食生活の改善は、くも膜下出血の再発リスクを下げるために欠かせません。
栄養バランスの偏りは高血圧や血行不良を引き起こし、再発の原因となります。
以下の食品を積極的に取り入れましょう。
- 緑黄色野菜や果物
- 青魚(イワシ、サバなど)
- ナッツ類
- 大豆製品
- オリーブオイル、菜種油などトランス脂肪酸を含まない油
これらの食品には、血圧を下げたり血行を促進したりする効果があります。
また、塩分の摂りすぎは高血圧につながるため、減塩を心がけることも大切です。
さらに、喫煙や過度な飲酒は脳動脈瘤の形成や破裂のリスクを高めるため、控えるか可能であればやめることをおすすめします。
適度な運動習慣を身につける
適度な運動は、くも膜下出血の再発防止に重要な役割を果たします。
定期的な運動により、血行促進、高血圧の予防、ストレスの軽減といった効果が期待できます。
食生活の乱れや運動習慣が少ないことは、再発リスクを高める要因なので、運動習慣を身につけて改善しましょう。
とくに、ウォーキングや水泳などの負荷が少ない有酸素運動が効果的です。
無理のない範囲で、毎日30分程度の運動を日常に取り入れることをおすすめします。
ただし、運動を始める前には必ず医師に相談し、体調に合わせた運動強度を選ぶようにしてください。
適切なリハビリを継続する
くも膜下出血の治療後は、適切なリハビリを継続することが重要です。
急性期の治療が終了する2週間以降には、回復期リハビリ病棟への転院を検討します。
リハビリ中に回復が遅れたり状態が悪化したりする場合は、水頭症が進行している可能性があります。
その際は、脳内の液体の流れを改善する手術が必要になることもあります。
手術後は再びリハビリを続けることで、機能の回復を目指します。
リハビリは根気強く続けることが大切なので、医療チームと協力しながら取り組みましょう。
くも膜下出血の後遺症にお悩みの方は再生医療をご検討ください
くも膜下出血の後遺症には、運動麻痺、感覚障害、言語障害、嚥下障害、視覚・視野障害、認知機能障害、高次脳機能障害などさまざまな種類があります。
これらの後遺症は、脳の出血や血流の悪化、水頭症、炎症など複数の要因によってダメージを受けて生じます。
後遺症を軽減し再発を防ぐためには、食生活の改善、適度な運動習慣、適切なリハビリの継続が重要です。
バランスの取れた食事や有酸素運動を日常に取り入れ、医療チームと協力しながらリハビリに取り組み改善を目指しましょう。
また、くも膜下出血の後遺症に対する治療法の一つとして、再生医療という選択肢もあります。
再生医療はくも膜下出血の後遺症だけでなく、再発予防にも効果が期待できる可能性があるため、リハビリとの併用もご検討ください。
当院「リペアセルクリニック」では、医師の他に理学療法士や柔道整復師などの専門資格を持つチーム体制が整っています。
再生医療とリハビリの併用でくも膜下出血による後遺症を治療したい方は、ぜひご相談ください。
監修者
圓尾 知之
Tomoyuki Maruo
医師
資格・所属学会
日本脳神経外科学会 所属
脳神経外科の最先端治療と研究成果を活かし、脳卒中から1日でも早い回復と後遺症の軽減を目指し、患者様の日常生活の質を高められるよう全力を尽くしてまいります。


























