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- 手
- 再生治療
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について 慢性手関節痛の1つであるTFCC損傷による痛みを改善していくためには、手術を検討する必要があるケースもあります。 「どういった場合に手術を検討するべき?」「どのような手術がおこなわれるの?」「手術後のリハビリは?」というような疑問を持っている人のために、ここではTFCC損傷の手術についていろいろ紹介していきます。 TFCC損傷で手術が検討されるケースとは? TFCC損傷と診断された場合、基本的にはすぐに手術が検討されるということはなく、まずは保存療法で様子を見ます。 保存療法とは、安静にして手関節に負担をかけないようにすることや、テーピングやサポーターで固定して手関節を動かさないようにすること、関節内ステロイド注射で炎症を抑えることなどです。 このような保存療法を3ヶ月から半年くらい行ってみて、症状が軽減されないという場合に手術が検討されます。 TFCC損傷の手術の内容 TFCCは組織が小さく場所も深部にあるので、TFCC損傷の手術は手関節鏡を使います。手関節鏡を使ってTFCCがどのようになっているかを確認し、断裂しているだけという場合は断裂部分の縫合手術を行います。 また、患部が変性していて縫合するのが難しい場合は、尺骨短縮術という方法で手術が行われます。 尺骨短縮術というのは前腕部にある尺骨を数ミリ切断して短くする手術で、尺骨を短くすることで、尺骨につながっているじん帯が引っ張られます。 そうなることで、手関節が安定するようになるため、TFCCへの負担が軽減され、痛みなどの症状が緩和できます。 TFCC損傷の手術後のリハビリについて TFCCの手術を受ける場合、手術後のリハビリについても気になりますよね。また、どれくらいの期間で普段の生活に戻れるかどうかということについても気になります。 TFCCの手術をした直後は肘上から手首までをギプスで固定します。 ギプスで1ヶ月くらい固定することになりますが、固定されていない指や肩は動かすことができるので、手術後3週間くらいから他動運動(他の人から動かしてもらって運動する)や筋力運動などでリハビリを始めます。 そして、ギプスから手関節装具に変更し、2カ月から3ヶ月くらいの間、固定をします。ギプスと手関節装具をつけている期間は激しい運動や重労働は行うことはできません。 まとめ・TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について TFCC損傷は、手関節鏡を使った縫合手術や尺骨短縮術などが一般的ですが、自身では修復することができなくなった部分を、自分の幹細胞によって新しく再生する、再生医療による治療という選択肢もあります。 TFCC損傷で悩んでいる方は、再生医療も治療の選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.20 -
- 腰
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介護士に腰痛リスクがある理由と、そのリスクを回避する方法 介護の仕事は、やりがいはあっても、勤務を重ねるうちに腰痛で勤務に支障をきたし、最終的に退職してしまう人が多くいます。中には腰痛に苦しみながらも仕事を続けている人もいます。今回は、介護士に腰痛が起こりやすい理由について解説します。 なぜ介護士に腰痛リスクがあるのか 介護の仕事では、腰痛の発生リスクが高いです。また腰痛を理由に退職する人も多いのが介護職の特徴です。では、なぜ腰痛が発生しやすいのでしょうか。 前かがみや中腰の姿勢 介護職はベッド上に臥床している利用者や車椅子の利用者などの介護をします。 ベッド上でオムツ交換や体位変換をする時には前かがみや中腰の姿勢になることが多いです。 また、利用者を車椅子からトイレ、ベッドから車椅子などへの移乗も1日に何度も行う必要があります。 このような動作では腰をひねったり、無理な体勢をとることも多く、腰に過度の負担がかかります。 結果、急性腰痛(ぎっくり腰)や椎間板ヘルニアを発症するリスクを高めているのです。 入浴介助 多くの介護の現場では、入浴介助も行っています。 高齢者などが転ばないようにと気を使いながら仕事をするのは大変です。 体や髪を洗う時に中腰や前かがみの姿勢が続くこともあります。 寝たまま入浴する場合では、利用者を抱えて移動するなど、腰への負担が大きいです。 夜勤 夜勤では暗いところで足元をしっかりと確認できないまま作業することもあります。 そのような状況で利用者の体を抱えたり、ベッド上の利用者の排泄介助をすると無理な姿勢となり腰や関節を痛めるリスクが高まります。 不規則勤務や人間関係のストレス 腰痛はストレスでも発症することが知られています。 介護職は夜勤や早番・遅番など不規則勤務なので精神的にも身体的にもストレスを感じやすいです。 また、人間関係に悩む人も多くそういったことが腰痛につながることもあるのです。 退職者が多い介護職!腰痛の治療について 介護の職場では、腰痛や膝関節の痛みを抱えている職員が多くいます。腰痛に苦しみながら体力のいる仕事をするのは大変なことです。その結果、腰痛を理由に退職する人が多くなるのが介護の現場ということです。 腰痛は、サポーターで腰を支えたり、痛み止めや注射で痛みをコントロールする治療法があります。椎間板ヘルニアの場合はひどくなると手術を勧められることもあります。 また、近年関節の痛みの治療に再生医療が用いられるようになりました。自分の細胞を軟骨に注入し、傷ついた軟骨を修復するというものです。再生医療も腰痛の治療の選択肢として期待されています。 腰痛のリスクを回避するために 腰への負担をかけないような動きを学び普段から姿勢に気を付けましょう。 仕事で疲れてくると、つい前かがみになってしまったり姿勢の悪さから腰に負担をかけてしまうことがあります。 自分自身の体の手入れを行うように意識しましょう。 朝晩のストレッチなどは非常に大切です。また、休日などは無理をせずに体を休める意識も必要かもしれません。これらは自分しか分からないことなので自分を自分で守る意識を持ちましょう。 無理を重ねては、継続した仕事にならないことが多くあります。 無理はしない。そして自分の体をメンテナンスする意識を持つことが大切です。 介護の現場で自身だけの力だけを頼るのではなく、介助用具や介助機器を活用することで、できるだけ良い意味で楽(体が)ができる環境を手に入れられるよう職場全体で取り組みましょう。 まとめ・介護士に腰痛リスクがある理由と、そのリスクを回避する方法 介護の仕事は体を使う場面が多く、腰への負荷が重くかかるため腰痛のリスクが高いです。 そして、腰痛を理由に退職する介護職の人は少なくありません。腰痛の治療は痛み止めの内服や注射、手術などがメインですが、近年、膝関節の痛みに用いられる再生医療も腰痛への治療への可能性として期待されています。個人の力だけでは無理な仕事です。長く続けることができません。もし、身体を痛めてしまっては介護業界の損失でもあり、あなた様を頼りにしている方々に失望を与えかねません。目の前ではない未来を見て仕事に取り組んでください。 その意味でも腰痛を発症してしまった場合は、早い段階から整形外科などの医療機関医かかり、必要な助言や治療を受けるようにしてください。介護はもちろん、自分の生活をダメにしては意味がありません。早め早めの治療をお薦めします。 介護はやりがいがあり、そして尊いお仕事です。末永く続けられるよう応援しています。以上、腰痛のリスクが高い介護の仕事は、退職を余儀なくされることがあるとの観点から記事を記させて頂きました。参考にしていただければ幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.19 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか? 小指側の手の付け根に痛みを感じることはありませんか? タオルをしぼる、蛇口をひねるなどの動作をしたとき、痛みを感じるのなら、「TFCC損傷」の疑いがあります。 TFCC損傷の痛みが長引くと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。その痛みを軽減するのにはテーピングは効果的に使用できるのでしょうか? 今回は、TFCC損傷の治療や予防にテーピングが使えるのかどうかについて解説します。 こちらもご参照ください TFCC損傷にテーピングは効果的 TFCC損傷治療の第一段階として保存療法があります。 炎症期は「アイシング」や「テーピング」で固定し、手首を安静に保ちます。 回復期には「ストレッチ」などが施されますが、痛みに対してテーピングが使用されることもあります。 このように、テーピングは患部の固定や痛みの軽減に効果的です。 TFCC損傷の予防にテーピングは予防にも効果 手首の小指側にあるTFCCは、少しの外傷でも損傷しやすい部位であるため、予防は難しいです。 しかし、テーピングで手首にかかる力を軽減すると、ある程度の予防にはなります。 手首を酷使する職業の方や、テニスやゴルフなどスポーツをする方は、痛みを感じたらすぐにテーピングで固定するとよいでしょう。 TFCC損傷の治療法 TFCC損傷の治療は、アイシングやテーピング、ストレッチなどのほか、炎症を抑える局所麻酔剤入りのステロイド注射などが行われます。 このような保存療法で効果がない場合は、手術を検討することが必要です。 しかし、手術となると抵抗がある方もいらっしゃることでしょう。手術後もギプスをしたり、激しいスポーツを避けねばならなかったり、仕事への復帰にも期間がかかります。 そこで、少しでも早く治したい方には、再生医療という選択肢があります。 TFCC損傷にはPRP再生医療 再生医療は、体の自然治癒力である「再生する力」を生かした医療で、TFCC損傷にはPRP再生医療が向いています。 血小板には修復作用がありますので、血小板を濃縮、ダメージ部位に注入することによって自然治癒力を発揮させる方法です。 ・慢性化した痛みを治したい ・スポーツをしていて、早く復帰したい ・持続効果のある治療を受けたい と考えている方におすすめです。その他、四十肩や五十肩、半月板損傷などのスポーツ障害にも効果的です。 まとめ・TFCC損傷の治療や予防にテーピングは効果的なのか? TFCC損傷を起こした場合、手首に痛みがある場合は、まずはテーピングで固定し、なるべく安静にしましょう。 テーピングは痛みを軽減するだけでなく、手首にかかる力から守ってくれますから、効果的に使用してくださいね。 しかし、TFCC損傷はテーピングなどの保存療法や手術では完治しにくいです。少しでも早く、治したいと考えるのであれば、再生医療を考えてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.12 -
- 腰
- 再生治療
腰痛や関節の痛みで退職まで考える!?看護師の職務の悩み、その実態に迫る 腰痛や関節の痛みに悩んでいる看護師は多いと聞きます。中には、ベルトやコルセットをして業務に当たる痛々しい看護師もいます。長時間立ちっぱなしだったり、患者の体を支えたり持ち上げたりと腰への負担が大きいのが看護師の仕事です。 悪化すると心身ともに辛いだけでなく、症状がひどくなれば辞める、退職するという事態になりかねません。そこで今回は、看護師の腰痛を引き起こす原因や実態について紹介します。 看護師にとって腰痛は職業病!?退職を招きかねないこともある 腰痛は、看護師にとって職業病とも言われるほど身近なものです。看護師は人の命を預かる仕事という責任感が強く「腰痛で休んでいられない」「腰痛は職業病」だと我慢してしまう傾向にあります。 腰痛には安静や、休養が大切ですが、責任感や職業病だからと無理をしてしまう人が多いようです。とはいえ、無理を重ねると腰だけでなく、精神的にも辛くなってしまいかねません 。 このように看護師の退職理由で比較的よくあるのが腰痛です。腰痛のせいで働けなくなり、今の職場を辞めて少しでも腰の負担のないところへ転職しようと考えたり、休養や治療のために退職を選択するのです。 看護師を退職に追込む腰痛を引き起こす病気とは 腰痛は悪化すると退職を考えるほど重大な問題です。腰痛は骨だけでなく関節、筋肉、筋膜、靭帯、神経などさまざまなものが関係しています。看護師が腰痛を引き起こす主な病気を紹介します。 急性腰痛症(ぎっくり腰) ぎっくり腰は無理な体勢を取ったり重たいものを持ち上げたりしたときに突然起こる腰痛です。看護師は仕事内容の特徴からぎっくり腰になることがあるのです。看護師は、ベッド上の患者のオムツ交換や体位変換で中腰になることがあります。 排泄介助の時や患者を車椅子に乗せる時などに無理な体勢をとることもあるでしょう。体を使うことの多いため、突然腰痛が起こることがあります。 椎間板ヘルニア 人間の背骨は椎骨という24個の骨でできています。椎骨と椎骨の間には椎間板という軟骨があり、クッションの役割を果たしています。椎間板ヘルニアは、その椎間板が突出することで腰痛が生じます。 そして、腰痛だけでなく肩こりや腕・足のしびれなど辛い症状を引き起こします。看護師は中腰になったり、患者の体を支えたり持ち上げたりと腰への負担の大きい仕事です。そういった動作が椎間板ヘルニアの原因になるのです。 ストレスが原因の腰痛 腰痛の原因は骨や関節だけなく、心理的な要因もあります。要はストレスですが、看護師は人間関係、長時間勤務、夜間勤務などストレスを抱えやすい職業です。そういったストレスが原因で腰痛を引き起こすこともあるのです。 看護師が腰痛で転職や退職を考えるとき 上記のように看護師は、長時間立ちっぱなしだったり、中腰で作業をするハードな職業で腰への負担が大きい仕事です。患者を持ち上げるなど力仕事を求められることが多々あります。 また、人間関係にストレスが生じやすいのが看護師です。腰痛が原因で職場に居づらくなることもあり、周りに迷惑をかけないようにと自ら退職する人もいます。退職して腰の負担の少ない職場へ転職する人もいます。しっかり治療に取り組むため、休んで治すという人もいます。 看護師の腰痛を予防する方法 腰痛の対策法としては、サポーターやコルセットで腰を支えたり、痛み止めで痛みをコントロールする方法や、痛みの原因を取り除く手術など、さまざまな方法があります。最近では関節痛に再生医療が注目されています。自身の細胞を使って傷ついた軟骨を修復するというもので、腰痛の治療への可能性が広がっています。 まとめ・腰痛や関節の痛みで退職まで考える!?看護師の職務の悩み、その実態に迫る 腰痛は看護師にとって身近な問題です。中腰での作業や力仕事など、看護師の仕事にはぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどの原因となるものがあるからです。腰痛が悪化すると退職を余儀なくされることもあるでしょう。 いずれにしましても腰痛を感じたら、放置しないことが大切です。病院など、専門の医療機関を受診し、しっかり検査を受けて治療に取り組みましょう。また日頃からストレッチや、腰痛体操を取り入れて腰痛対策、腰痛を予防する意識も必要です。 腰痛の治療の選択肢は、保存療法か手術がメインでした。しかし関節の痛みの治療に用いられる再生医療も、今後腰痛の治療として選択肢が広がりそうです。腰痛を感じたら予防を心がけ、生活や動き方を改善する意識をもって長く看護師を続けましょう。 ▼こちらもご参照ください 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.10 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷の回復を目指す保存療法(リハビリ)と、再生医療という選択肢をご説明 TFCC損傷による手首の痛みは、日常生活、仕事やスポーツに影響を与えるので、早く治したいですよね。そのためには適切な治療やリハビリが必要です。 今回は、TFCC損傷に対する保存療法におけるリハビリについて詳しくご紹介します。 TFCC損傷の保存療法(リハビリ)での治療方法 TFCC損傷は、炎症期と回復期がありますが、保存療法(リハビリ)では、以下を行います。 炎症期:アイシングや装具もしくは、テーピングで安静・固定 回復期:可動域向上練習、ストレッチなどの手関節機能改善、筋力強化 回復期では痛みに対してテーピングが使用されることもありますが、手関節周囲の筋力を強化することによって、動作時の痛みが軽減したという例も報告されています。しかし、長期間放置した場合は難治例もあり慢性痛を伴う事もあります。このような方法で症状が改善しない場合は、手術療法が選択されます。 TFCC損傷術後の保存療法(リハビリ)には次のようなモノがあります 他動運動 自動運動による抵抗運動 筋力訓練 痛みが強い場合はサポーターなどが使用されます。また、個人差があるため、医師や理学療法士が作成するリハビリ計画に沿って行う必要があります。 TFCC損傷は難治性 TFCCとは、三角線維軟骨複合体の略称で、「手関節の安定」「荷重の伝達」など重要な役割を担っています。 スポーツや転倒時に手をつくなどの外傷や加齢によって発症し、以下の異様な症状がみられます 手関節尺側部痛 運動時の痛み 握力低下 TFCC損傷は、レントゲンで異常が認められないため診断が難しく、完全に治すことは難しいと言われています。TFCCのように血行がない部位には、関節軟骨や軟部組織があります。 他の症例で例えれば、膝の軟骨がすり減って起こる「変形性膝関節症」などでは、軟骨にアプローチできる画期的な治療法が注目されています。その治療法はTFCC損傷にも効果が期待できます。 治療やリハビリで改善できないTFCCに、再生医療という選択肢 膝の軟骨がすり減って起こる「変形性膝関節症」の治療法として注目を集めている画期的な治療法とは?「再生医療」です。この再生医療は、TFCC損傷にも効果が期待できるため、治療の選択肢の1つとして考えることができます。 再生医療で行われる治療を簡単に説明すると、治療を受ける患者さん自身の細胞を取り出し、培養によってその数を劇的に増やした上でダメージ部位に注入するという方法です。 損傷を受けた部位を修復作用のある脂肪幹細胞を使用するため、TFCC損傷の治療にも効果が期待できるのです。幹細胞の中でも脂肪由来幹細胞は、すり減った軟骨や機能不全になった臓器を機能回復させる驚くべき力を持っています。 まとめ・TFCC損傷の回復を目指す保存療法(リハビリ)と、再生医療という選択肢をご説明 個人差はありますが、TFCC損傷のリハビリ治療には時間がかかります。その上、保存療法でも、手術をしても痛みが残ってしまうこともあり、根本的な治癒に至らないこともあります。 しかし、幹細胞による再生医療であれば長期にわたるリハビリの必要もありません。 TFCC損傷を根本から治すことをお考えでしたら、再生医療を治療の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.09 -
- 腰
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つらい腰痛に悩みながらの介護の仕事!腰痛の種類と対策法について 介護の仕事はやりがいはあっても、腰痛の症状に悩む人が多いです。腰痛のつらい症状に悩みながら介護の仕事を続けるのは、とても大変なことですよね。 それでも症状と付き合いながら介護の仕事をしている人や、ご家族の介護をしている方も多いのではないでしょうか。今回は、介護で腰痛の種類と、その症状が出る理由、その対策法について解説します。 介護で起こりがちな腰痛の症状 介護をすることにより、腰痛を発症するリスクは高くなります。例えば、介護士の場合、腰痛は職業病と言われるほど発生リスクが高いです。 介護士の主な仕事は利用者の生活援助ですが、排泄介助や入浴介助など力仕事が多いです。ベッドに寝ている状態の利用者さんの介助では、前かがみになることが必要で、腰への負担が大きいです。 ベッドから車椅子へ、またその逆。更には車椅子からトイレへなど、利用者さんを抱えて介助する仕事も日常的に行われます。時には自分よりも体が大きく重い利用者の介助、移動を補助することもあり、腰や関節へはその度に大きな負荷がかかります。 このような状態を慢性的に続けていると、いつかは腰の痛みなどを感じるようになります。どのような症状が起こるか、まとめてみました。 急激な腰の痛み 急性腰痛症(ぎっくり腰)では、腰をひねったり転んだりした時に急激に腰に痛みが走ります。 立っていることもできないほどの痛みが出ることもあるでしょう。 慢性的な痛み 数か月以上続く腰痛は慢性腰痛と言われます。 介護の仕事は日常的に腰への負担があるため、症状がなかなか良くならず悩む人も多くいます。 ぎっくり腰による症状が軽減しても、介護の仕事は腰に負荷がかかるのですっきり治らず慢性的な痛みになることもあります。 椎間板ヘルニアになってしまった場合は、長期にわたり腰痛に悩む場合が多いです。 足や腕のしびれ 椎間板ヘルニアや腰椎圧迫骨折によって起こる腰痛の場合、神経を圧迫して足や腕のしびれといった症状が出ることがあります。 腰痛だけでなくしびれの症状があると仕事だけでなく日常生活に支障が出てくることもあるでしょう。 感覚の異常 感覚の異常も椎間板ヘルニアや腰椎圧迫骨折で起こるリスクのある症状です。 圧迫されている神経の場合によって症状が出ることがあります。 下肢の感覚異常が出ると歩きにくさがあり転びやすくなってしまいます。 股関節・膝関節の痛み 腰痛を我慢しながら利用者の体を抱えたり、中腰の姿勢を続けていると、股関節や膝関節にも痛みが出るリスクがあります。 痛みのある部分をかばうように動くため、他の部分に負荷がかかってしまうためです。 介護の仕事で発症しがちな、つらい腰痛!症状を緩和する対策法 介護の仕事で発症するつらい腰痛の症状について、それを緩和する方法は、いろいろあります。 例えば、腰にサポーターをする、痛みに対しては痛み止めの薬でコントロールするなどの方法や、椎間板ヘルニアの症状が悪化する場合は、原因を取り除くために手術を選択することもあります。 しかし、これらの対策法では根本的な治療にならない、手術の場合は体にも負担がかかるなどのデメリットがあります。 そこで今年注目されているのが、再生医療です。再生医療は、患者さん自身から採取した細胞を傷ついた軟骨に注入することにより、軟骨の修復を促す治療法で、体に負担がかかりにくく、治療期間も短く済むというメリットがあります。 まとめ・つらい腰痛に悩みながらの介護の仕事!腰痛の種類と対策法について 介護の仕事は腰痛の発生リスクが高く、仕事内容の特徴から腰だけでなく膝関節などの症状に悩む人も多いです。 腰痛の治療は、原因や症状に合わせて痛み止めや注射、手術という方法を選択することが主流ですが、近年は関節の治療に用いられる再生医療も腰痛の治療に期待されています。 やりがいのある介護という仕事を続けていくためにも、自分に合った腰痛の症状を緩和する方法を見つけましょう。以上、腰痛で困っている介護の仕事!その対策法についてという内容で説明をさせて頂きました。この記事が参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.07 -
- 再生治療
- 手
「尺骨突き上げ症候群の手術、仕事復帰はいつできる?」 「手術後早く仕事復帰できる治療法を知りたい」 上記のようなお悩みを抱える読者の方に向けて本記事では、尺骨突き上げ症候群になる原因や術後の具体的な仕事復帰の目安を解説します。 また、尺骨突き上げ症候群と混同しがちなTFCC損傷も交え、仕事への早期復帰が期待できる治療法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。 尺骨突き上げ症候群とTFCC損傷の違い 尺骨突き上げ症候群は、尺骨が手首の骨に衝突すること発症する病気です。前腕の親指側に位置する橈骨(とうこつ)よりも、尺骨のほうが長いため発症します。 尺骨突き上げ症候群は保存療法での完治が難しいため、尺骨を短くする手術が一般的です。 また、尺骨突き上げ症候群と似た病気に「TFCC損傷」があります。混同されがちな疾患ですが、尺骨突き上げ症候群とTFCC損傷は発症原因が異なります。 TFCC損傷は、ねじり動作が多い人に起こりやすい病気です。テニスやゴルフなど手首を酷使するスポーツのほか、雑巾絞りのような日常生活が原因で発症するケースもあります。 TFCC損傷は医療機関でも診断が難しく、腱鞘炎などに間違えられやすい病気です。 治療法は保存療法と手術の2種類です。まずは保存療法を行い、症状が改善しない場合は手術を検討します。 【手術後】尺骨突き上げ症候群・TFCC損傷の仕事やスポーツ復帰の目安 尺骨突き上げ症候群やTFCC損傷で手術をした場合、仕事やスポーツ復帰までの期間が気になる方もいるでしょう。 個人差はありますが、尺骨突き上げ症候群とTFCC損傷の手術後、仕事とスポーツへ復帰できるまでの期間は以下の表のとおりです。 病名 仕事への復帰時期 スポーツへの復帰時期 尺骨突き上げ症候群 約2〜3週間 約2ヶ月〜半年 TFCC損傷 約1ヶ月 約2〜3ヶ月 尺骨突き上げ症候群は手術後2〜3週ほどスプリント固定を行います。家事やデスクワークなどの軽い仕事であれば、手術後2〜3週間で復帰可能です。 ただし、骨がしっかりと固定されるまでの2ヶ月〜半年は運動ができません。 TFCC損傷で痛みなどの症状が長引き、手術を選択せざるを得なくなった場合、気になるのは仕事復帰やスポーツ復帰だと思います。手術にかかる期間は個人によって差があります。 TFCC損傷は、術後の1つの目安としては、痛みを見ながらギプスで約1ヶ月は固定が必要です。手指はギプス中から動かせるため、軽作業やデスクワークは、術後1ヶ月以内に復帰できます。 その後、手関節用の装具に変更して2〜3ヶ月程度の固定を行います。なお固定期間中のスポーツは禁止です。 尺骨突き上げ症候群の治療法 尺骨突き上げ症候群の治療法には、保存療法と手術があります。 まずは保存療法を試し、改善しない場合は手術を検討するのが一般的です。 それぞれの治療法について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。 保存療法 保存療法は、手首の尺屈(小指側へ傾ける動作)を制動する装具やサポーターを着用する治療法です。 治療を続けても痛みが引かない、仕事に支障をきたす場合は、外科的な治療法(手術)を提案される可能性があります。 外科的な治療法(手術) 外科的な治療法では、尺骨短縮骨切除術を行うのが一般的です。 尺骨短縮骨切除術は、尺骨を数ミリ(通常は2mm〜4mmほど)切除してプレートで固定します。 手術を行うと尺骨と月状骨(げつじょうこつ)がぶつからなくなるため、痛みが改善します。 手術時間は1時間〜1時間半程度です。 TFCC損傷の治療法 TFCC損傷の治療法には、保存療法と手術があります。 TFCC損傷も尺骨突き上げ症候群と同様、保存療法で様子を見て改善が見込めない場合は、外科的な治療法(手術)を検討するのが一般的です。 それぞれの治療法を解説しますので、ご自身の状況にあわせて選択してみてください。 保存療法 TFCC損傷の主な保存療法は、以下のとおりです。 手関節を安静に保つために装具などで固定する テーピングや運動療法などでリハビリを行う 関節内にステロイド注射をし、炎症を抑えて痛みを軽減する 保存療法で痛みが引かない、仕事に支障をきたす場合は、外科的な手術を行います。 外科的な治療法(手術) 外科的な治療法(手術)は、主に以下のとおりです。 関節鏡でTFCC部分の切除 関節鏡でTFCC縫合 尺骨短縮骨切除術 関節鏡を用いた手術は、関節の周囲の皮膚に2〜3箇所小さな穴を開け、内視鏡を挿入して患部の修復を行います。患部を大きく切開しないため、傷跡が残りにくい、痛みが少ないなどがメリットです。 尺骨短縮骨切除術は尺骨突き上げ症候群の治療と同様、患部を切開して尺骨を数ミリ切除します。 なお治療法についての詳細は、以下の記事で解説しているのであわせてご覧ください。 尺骨突き上げ症候群・TFCC損傷の早期復帰を目指すなら再生医療を検討しよう 尺骨突き上げ症候群・TFCC損傷による痛みは、仕事やスポーツに影響を与えるため早期治療が必要です。治療法は保存療法と手術が一般的ですが、根本的な治癒につながらない、治療期間が長くかかるなどの問題があります。 もっと効果的な治療をしたい、早い根治を目指したい方は、再生医療による治療を検討しましょう。 再生医療とは幹細胞を体から取り出して培養し、パワーを高めた幹細胞を患部に注入して損傷を修復する治療法です。 幹細胞は、人が生まれながらにして持っているもので、損傷したり弱ったりしている箇所を修復する機能を担っています。 自分自身の細胞を用いるため、副作用が少ない、治療期間が短くて済むなどのメリットがあります。 再生医療は、尺骨突き上げ症候群やTFCC損傷の治療にも効果が期待できる画期的で最先端の医療法です。 リペアセルクリニック大阪院では、再生医療による治療を行っています。興味をお持ちの方はぜひお気軽にお問い合わせください。
2019.11.06 -
- 腰
- 再生治療
腰痛がつきもの!介護の仕事とつらい腰痛の治療について 介護の仕事は、体力を使う大変な仕事です。利用者の生活を守るやりがいのある仕事ですが、介護のお仕事には「腰痛のリスク」が潜んでいます。実際、腰痛や関節痛に悩みながらも、ごまかしながら仕事を続けている介護士の方も多いのではないでしょうか。 今回は、介護の仕事をしている人に多い「腰痛の治療」、「治し方」について紹介します。 介護の仕事は腰痛になりやすい 介護の仕事をしている方にとって、腰痛は職業病とも言われるほど、誰もが経験する重大な問題です。若いうちは大丈夫だと思っていても、ある日突然、腰痛に襲われることもありますし、腰痛をかばう内に膝関節まで痛むようになり、介護の仕事に支障がでる事があります。 介護の仕事では、利用者の排泄介助、入浴介助、生活支援などをサポートしています。その中で利用者を抱えたり、前かがみや中腰の姿勢で作業をするなど、腰に負荷がかかることを一日に何度も行っているというのが現状があり、結果、腰回りを酷使することで腰痛につながるのです。 腰痛の治療法 腰痛に悩んでいる人が多い介護の仕事ですが、腰痛になってしまったときは、どのような治し方があるのでしょうか。 休養 単純ですが腰への負担を無くし、安静を保つことは非常に効果があります 無理をしないように、まずは休養をとって腰を休めましょう 薬物療法 腰痛は仕事だけでなく日常生活に支障を及ぼすこともあります。そのため、痛みに対しての薬物療法を行います 痛み止めにはさまざまな種類があり症状や効果に合わせて処方されます 筋肉のこわばりがある場合は、痛み止めと合わせてこわばりを取る薬を併用することもあります。 ただし、薬物療法では腰痛の根本的な解決には至りません サポーターなどの装具 膝関節や肘関節のように、腰にもサポーターがあります。 サポーターをつけることで、利用者を抱えるときの腰の負担を軽減できます ドラックストアでも購入できますが、整形外科で体に合ったサポーターを選択してもらうことをお勧めします ブロック注射 痛みが強いと、神経が興奮し、更に痛みが強くなるという悪循環になります。 神経を休めるために神経に対してブロック注射を行います 手術 痛み止めや注射で効果が期待できない場合、例えば腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛では、手術という選択肢があります。 腰痛に新しい治し方!再生医療とはどのようなものなの? 介護の仕事は、その仕事内容の特徴から腰痛になりやすいです。腰痛だけでなく肘関節、股関節、膝関節などさまざまな関節の痛みに悩む人もいるでしょう。 やりがいのある仕事でも、体が痛くては仕事がつらく感じられ、続けるのが困難になってしまいます。しかし、治療には時間がかかります。ぎっくり腰は痛みの強い時期には適切な休養が必要です。しかし人手不足の介護の職場では、休みにくいという人もいるのが現状です。 また、痛み止めや注射で痛みをコントロールしても、効果を実感できない人もいるでしょう。椎間板ヘルニアの治療に手術がありますが、治療には長期間かかるため休めない、手術は不安という人も少なくありません。 そんな中、膝関節の痛みに用いられている再生医療に注目が集まっています。再生医療は、自分の細胞を関節にある細胞に注入することで傷ついた軟骨を修復するという治療法で、副作用のリスクが少なく、治療期間も短くて済むというメリットがあります。 このように「再生医療」は、腰痛治療の選択肢として可能性が広がっています。 まとめ・腰痛がつきもの!介護の仕事とつらい腰痛の治療について 介護の仕事では、前かがみの姿勢や中腰で作業をしたり、利用者を抱えたりすることが多いため、腰痛の発生リスクが高いです。薬物療法や注射など治し方はいろいろありますが、近年関節の治療に用いられる再生医療も、腰痛の新たな治し方として注目を集めています。 自分に合った腰痛の治し方を取り入れて、やりがいのある介護の仕事を続けられるようにしたいですね。以上、腰痛がつきもの!介護の仕事と、その治療について記させていただきました。参考になれば幸いです。 再生医療は、先端医療であるため。通常の病院やクリニックで受けることができません。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門のクリニックです。治療任官するご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.03 -
- 手
- 再生治療
ドアノブを回す・重い物を持つ・パソコンを使うなど、普段何気なく行っている動作で手首に痛みがあるけど、「少しの痛みだから大丈夫」「そのうち治るだろう」と放置していませんか? その痛みはTFCC損傷(三角線維軟骨複合体)と呼ばれる症状の可能性があり、放置すると日常生活での動作において痛みの慢性化や可動域の制限といった症状に進行するリスクも。 TFCC損傷は日常生活の動作で悪化する可能性もあるため、早期発見・早期治療が重要です。 この記事では、TFCC損傷を放置するリスクや原因、幅広い治療選択肢について詳しく解説します。 「この手首の痛みは放っておいて大丈夫?」と不安を抱えている方は、ぜひ参考にして早期治療に努めましょう。 TFCC損傷を放置するリスク TFCC損傷を放置すると、以下のようなさまざまなリスクを引き起こす可能性があります。 痛みの慢性化・悪化 可動域の制限 手首の不安定感 変形性関節症への進行リスク 日常生活で安静にせず症状が進行した場合、手術が必要になる可能性があるため注意が必要です。 ただし手首を使う動作は日常生活で頻繁に行うため、安静にしていても症状が悪化する可能性があるので、少しでも痛みを感じた場合は医療機関を受診してください。 痛みの慢性化・悪化 TFCC損傷は軽い場合は自然に回復することもありますが、症状の程度によっては悪化するリスクがあります。 放置してしまうと、痛みの慢性化や手首の不安定感、動きの制限などの症状が現れることがあります。 とくに野球やテニスなどのスポーツをされている方は、手首に繰り返しかかる負荷が悪化の原因となるため、一時的な運動制限の検討が必要な場合も。 また、長時間のスマホ使用でも同じ動作を続けることで症状が悪化する可能性があります。 少しでも痛みを感じたら、無理な運動や長時間のスマホ使用は控えるようにしましょう。 可動域の制限 TFCC損傷は手首に繰り返し負荷がかかることで、以下のように動作の可動域が制限される可能性があります。 ドアノブを回す、ペットボトルのフタを開ける動作など マウス操作などのパソコン作業 フライパンを持つ、荷物を運ぶなど このような状態を放置すると痛みだけでなく、手首の柔軟性や機能が低下し、日常生活に影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。 少しでも痛みや動かしづらさを感じた場合は手首に負担がかからないようにし、早めに医療機関で受診してください。 手首の不安定感 TFCC損傷が悪化すると、以下のような手首の不安定感を伴う症状が現れることがあります。 手首の力が抜ける グラグラする 安定しない 具体的には物を持ち上げる際に手首がぐらつく、動作中に抜けるような感覚があるといった症状になります。 放置すると、周囲の靱帯や腱にも負担がかかり、痛みや炎症が広がる恐れも。 このような不安定感を感じた場合は、無理に動かさず、手首にテーピングやサポーターをして安静に保つことが重要です。 変形性関節症への進行リスク TFCC損傷を放置したまま手首に負荷をかけ続けると、関節内の軟骨や周辺組織に慢性的なストレスが加わり、手関節の変形性関節症(変形性手関節症)へと進行する可能性があります。 ただし、これは全ての患者さんに必ず起こるわけではなく、個人差や損傷の程度によって異なります。 また、保存療法を行っても症状が改善しない場合は、手術が必要なケースもあるので注意が必要です。 そのため初期の段階で治療を行い、症状が進行するリスクを減らすことが大切です。 TFCC損傷を放置すると保存治療が難しくなる可能性がある TFCC損傷は、軽症であれば日常生活で安静にしておくことや、サポーターの装着といった保存療法で悪化するリスクを軽減することが可能です。 しかし、放置すると症状が慢性化し、難治性のTFCC損傷へと進行する可能性があります。 難治性のTFCC損傷となってしまった場合、保存療法のみでは改善が難しく、手術が必要となることもあります。 TFCC損傷は症状が悪化する前に、早期治療を行うことが重要です。 TFCC損傷の原因は外傷と加齢 TFCC損傷は主に「外傷」と「加齢」という2つの要因で発生します。 外傷 ・転倒時に手をついた衝撃 ・自転車・交通事故での手首のひねりなど 加齢 時間の経過とともにTFCC組織が徐々に摩耗 外傷性の原因としては、転倒時に手をついた衝撃や、自転車・交通事故での手首のひねりなどが挙げられます。 とくに手首を強く捻ったり、手のひらを地面に強く打ち付けたりする動作が損傷を引き起こすことも。 年齢を重ねると組織の弾力性が低下し、修復能力も衰えるため、日常的な使用でも損傷リスクが高まります。 また、野球やテニス、ゴルフなど手首に繰り返し負担がかかるスポーツをしている方は、慢性的な使用による微細な損傷が蓄積して症状が現れることもあります。 TFCC損傷の症状 TFCC損傷の症状は手首の小指側の痛みで、腫れや可動域の制限、不安定感などがみられます。 痛みはドアノブや重い物を持ち上げるなどの動作痛があり、腫れの原因は損傷により炎症が起こるためです。 このように日常生活における動作や、腫れなどによる痛みがありますが、悪化した場合は安静にしていても痛みや不安定感が出ます。 TFCC損傷の治療方法 TFCC損傷の治療法として以下のようなものがあります。 保存療法 リハビリテーション 手術療法 再生医療 保存療法やリハビリテーションを行っても症状が改善しない場合は、損傷の種類や程度、患者さまの活動レベルなどを考慮して手術療法が検討されます。 保存療法 TFCC損傷の保存療法では、テーピングやサポーターの装着や、炎症を起こして腫れている場合などはアイシングを行います。 関節可動域訓練などもありますが、痛みや症状がさらに悪化する可能性があるため、医療機関の指導の下行うことが重要です。 まずは装具などで手首にかかる負担を軽減することを、保存療法では目的としています。 リハビリテーション TFCC損傷のリハビリテーションでは、理学療法士が患者の状態に合わせてプログラムを作成し、手首の機能回復を目指します。 手首の安定性を高めるトレーニングや関節可動域を回復させる運動などもあり、スポーツへの復帰や職場への復帰、日常生活に支障が出ないようなサポートが中心です。 また、自宅でも続けられるリハビリなども指導するため、長期的な回復や再発防止にもつながります。 手術療法 保存療法やリハビリテーションを行っても、TFCC損傷が治らず悪化してしまった場合や、TFCC損傷が深刻な状態の場合、手術療法を行います。 手術療法には、TFCC縫合術、尺骨短縮術があり、必要となるケースは損傷が重度の靭帯損傷や完全断裂、慢性的な痛みが続いている場合です。 手術後では理学療法士の指導の下、手首の腫れの抑制や可動域を徐々に広げていくなどのリハビリテーションが行われます。 再生医療 TFCC損傷の治療法として再生医療という選択肢があります。 人間の体には、損傷したり弱ったりしている部分を修復する働きがある幹細胞というものがあります。 再生医療は、幹細胞を体から取り出し培養、損傷部分に注入するという治療法です。 手術療法では身体への負担や回復までに時間がかかることがありますが、再生医療では手術を行わずに治療することが可能です。 【まとめ】TFCC損傷は放置せず早期治療を!まずは医療機関へ相談しよう TFCC損傷を放置すると、痛みの慢性化や手首の不安定感の進行に加えて、変形性関節症へと進行するリスクがあります。 日常生活のドアノブを回す動作やスマホ操作でさえ症状が悪化することも。 軽症なら保存療法で改善できますが、放置すると難治性となり手術が必要になることもあるため、早期治療を行うことが大切です。 治療としては、保存療法や手術療法の他に再生医療という選択肢もあります。 再生医療には、主に幹細胞治療とPRP療法があり、どちらも患者さま自身の幹細胞・血液を用いるため、副作用のリスクが少ないのが特徴です。 手術や入院を必要としない再生医療について、詳しく知りたい方は当院「リペアセルクリニック」で紹介している症例をご確認ください。
2019.11.02 -
- ひざ関節
- 再生治療
- PRP治療
膝の内側が痛い… それはもしかしたら鵞足炎かもしれません。 自己流でマッサージをして少しでも痛みを和らげようとするのは、逆に症状を悪化させてしまう可能性があるので注意が必要です。 本記事では「鵞足炎の痛みに自己流マッサージをするリスク」について詳しく解説します。 鵞足炎の症状を和らげるためにはマッサージが効果的ですが、自己流では逆効果になってしまうことがあります。 自己流マッサージのリスクを理解して、専門医や整体師の指導のもとで行いましょう。 鵞足炎を治療するには|セルフケアは効果的? 鵞足炎とは、ランニングやサッカーなどで過度な負担がかかり、鵞足部という膝の内側の部分に炎症を起こす病気です。 オーバーユース(使いすぎ)や、不十分なウォーミングアップ(準備)なども鵞足炎の引き金になります。 注意頂きたいのは鵞足炎は一度発症すると再発しやすい厄介な病気で、アスリートにとっては選手生命を脅かしかねない障害になります。 鵞足炎の治療法としては、主に安静やストレッチ、貼り薬、鎮痛剤の内服と併せ、整体師など専門の人にマッサージをしてもらうという方法が挙げられます。 ただ、マッサージでは痛みを和らげる効果を期待することはできますが、根本的に治療という意味では効果は期待できません。 鵞足炎の痛みに自己流マッサージはおすすめしない 鵞足炎による膝内側の痛みに自己流マッサージを行うリスクについて解説していきます。 自己流マッサージで症状が悪化する危険 痛みが緩和するまで安静にする 鵞足炎の予防にストレッチやマッサージは効果的 膝内側の痛みがある場合、なんとか自分でマッサージをして少しでも痛みを和らげたいと思うかもしれません。 自己流でマッサージには、どのような危険があるか理解しておきましょう。 自己流マッサージで症状が悪化する危険 マッサージによって鵞足炎の症状が悪化する危険があるため、自己流のセルフケアはやめた方が良いです。 鵞足炎の原因といえば、激しい運動やウォーミングアップ不足などスポーツ選手に多いイメージがあると思います。 しかし、膝周りの筋肉の疲労だけでなく「骨格の歪み」を原因として鵞足炎を発症する場合があります。 骨格の歪みによって不安定な状態で自己流マッサージをしてしまうと、逆に負担が増すようになり痛みが悪化することが多いです。 自己判断でマッサージをせずに必ず病院や整体院などで施術を受ける、もしくはアドバイスをもらうようにしましょう。 痛みが緩和するまで安静する 鵞足炎によって膝内側の痛みを感じる場合、痛みが緩和するまで安静にしましょう。 軽症の場合、膝を使う運動を控えることで数週間で炎症が治ります。痛みが強い時は、湿布を使用して炎症を抑えるのがおすすめです。 鵞足炎の急性期の痛みは「冷湿布」で炎症を抑え、慢性期の痛みは「非ステロイド抗炎症薬の湿布」で疼痛のコントロールをします。 湿布であれば何でも良いわけではないため、医師に相談して適切なものを処方してもらいましょう。 鵞足炎の予防にストレッチやマッサージは効果的 鵞足炎の予防や再発防止のために行うストレッチやマッサージは効果的です。 内転筋(太ももの内側)と大腿四頭筋(太ももの前側)のストレッチがおすすめです。 一度鵞足炎になったことがある方は、補強機能付きの膝サポーターも活用することで膝を安定させることができるのでおすすめです。 サポーターの種類や選び方は、以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。 再発を繰り返す鵞足炎には「再生医療」での治療がおすすめ 整体院などでマッサージをして、一時的には症状が改善したけれど、また鵞足炎を再発してしまった…。 このように何度も繰り返す鵞足炎にお悩みの場合、再生医療という選択肢も視野に入れてみるといいでしょう。 PRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で損傷した組織の修復を促すという再生医療があります。 PRPによる治療は、スポーツ選手が心配になるドーピングには指定されていないため、安心して治療を受けることができます。 何より、治療期間が短くて済むために、パフォーマンスを落としにくく、体に負担がかかりにくいといったメリットがあります。 まとめ・鵞足炎の痛みに自己流マッサージは悪影響!専門医の指導を受けましょう つらい痛みを伴う鵞足炎ですが、決して自己判断でマッサージなどをせず、必ず医療機関もしくは整体院などで施術を受けるようにしましょう。 自分でマッサージをする場合は、専門医や整体師の指導のもと、行うようにしてくださいね。 また、再発を繰り返す場合や痛みが改善しない場合は、再生医療という新しい治療法で鵞足炎を根本から治すという手段もあります。 自分にあった治療法を選択し、快適なスポーツライフを送りましょう。 PRP療法はアスリートに最適な方法です。詳しくは当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.10.31 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝の内側が痛む鵞足炎は、運動をする方や膝に負担がかかる生活をしている方にとって、再発しやすく悩みの原因となることが多い疾患です。 何度も症状が現れたり、具体的な予防策がわからなかったりして、困っている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、鵞足炎の再発防止策を具体的に解説します。 また、再発が続く場合に選択肢となる再生医療についても紹介します。 膝の負担を軽減し、健康を維持するための方法をぜひご覧ください。 鵞足炎の再発は防げる 鵞足炎は、膝への負担を減らし適切なケアを行うことで再発を防ぐことが可能です。 主な原因は運動による過剰な負荷やストレッチ不足であり、これらの改善が予防につながります。 鵞足炎の再発予防のために、無理のない範囲で必要な対処をしましょう。 鵞足炎 3つの再発防止策 鵞足炎の予防法として、以下の3つを紹介します。 これらの方法について、それぞれ詳しく説明します。 ストレッチで筋肉の柔軟性を高める 鵞足炎の再発を防ぐには、膝周りの筋肉の柔軟性を高めることが重要です。 筋肉の柔軟性を高めることで関節の動きをスムーズにし、特定の部位に過度な負荷が集中するのを防ぎます。 また、ストレッチは血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果があり、膝の負担を軽減するのに役立ちます。 膝周りのストレッチを3つ紹介するので、無理のない範囲でやってみてください。 運動前後にストレッチを取り入れることは、筋肉の柔軟性を向上させ、鵞足炎の再発予防に効果的です。 アイシングで炎症を抑制する アイシングには、炎症を抑えて痛みを和らげる効果があります。 運動後や膝に違和感を感じたときに鵞足部を冷やすと、炎症を抑えることができます。 やり方は簡単で、氷や保冷剤をタオルで包み、膝の内側を15~20分程度冷やすだけです。 注意点として、直接肌に当てるのは避けて冷やしすぎないようにしましょう。 アイシングを運動後の習慣にすれば、鵞足炎の症状が和らぎ、再発予防に役立ちます。 フォームを見直して膝の負担を軽減する 鵞足炎の再発予防には、日常生活や運動時のフォームや姿勢の見直しが欠かせません。 誤ったフォームや偏った動作は膝に過剰な負担をかけ、鵞足炎が再発する原因となります。 特に、ジャンプの着地時やランニング中に膝が内側に傾く動作は、鵞足炎を引き起こすリスクを高めてしまいます。 自分の動作を意識して、適切なフォームを身につけることが重要です。 鵞足炎が再発する場合は再生医療を検討しよう 鵞足炎は予防を心がけても再発してしまうことがあり、特にスポーツ選手にとっては繰り返しの発症が大きな問題となります。 何度も再発することで、日常生活や運動のパフォーマンスに支障をきたすことも少なくありません。 再発を繰り返す場合は、選択肢の一つとして再生医療の「PRP療法」を検討しましょう。 PRP療法は、患者自身の血液から抽出した血小板を濃縮して患部に注射する治療法です。血小板の修復作用により症状の改善を促します。 再発を繰り返す鵞足炎の症状にお悩みの方は、再生医療クリニックである当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 【まとめ】鵞足炎はストレッチなどで再発を防ごう 鵞足炎は、膝の内側にある鵞足部に炎症が生じる疾患で、膝に過度な負担がかかる運動や筋肉の柔軟性不足によって発症や再発が起こりやすいとされています。 しかし、適切なケアや対策を行うことで、再発リスクを抑えることが可能です。 膝周りの筋肉の柔軟性を高めるためのストレッチや、運動後のアイシング、日常生活や運動時のフォームの見直しは、鵞足炎予防の基本といえます。 それぞれを日常の習慣に取り入れ、膝の健康を守りましょう。 また、鵞足炎が再発を繰り返す場合には、再生医療の「PRP療法」もご検討ください。
2019.10.27 -
- ひざ関節
- 再生治療
鵞足炎は陸上選手や水泳選手、サッカー選手など激しい運動をする人に起こりやすい病気です。膝用のサポーターは、鵞足炎の痛みを和らげる手段として用いられます。 膝サポーターにはさまざまな種類がありますが、鵞足炎におすすめのサポーターはソフトタイプです。 ドラッグストアやスポーツショップにて販売されているので、自分にあうサポーターを見つけてみましょう。 今回は、鵞足炎になった際のサポーターの選び方と、その種類について解説します。 この記事を読むとわかること 鵞足炎の主な治療法 鵞足炎でお悩みの方におすすめの膝サポーター サポーターを着用しても痛みがつらい場合の治療法 鵞足炎の治療法 鵞足炎(がそくえん)とは膝の近くにある、縫工筋・半腱様筋・薄筋という3つの筋肉が合わさる鵞足部に炎症が生じる病気です。 水泳やサッカー、アメリカンフットボールなど足を回転させるような動きをするスポーツで起こりやすいと言われています。 鵞足炎の治療は基本的に安静にして患部を冷やすほか、ストレッチや塗り薬を用いることもあります。 主な治療法は下記の通りです。 治療方法 内容 時期 安静 運動の休止 痛みが見られた最初の時期 クーリング 保冷剤などで冷やす 痛みが現れて間もない時期 ストレッチ 鵞足まわりや太ももの緊張を緩和する 症状が落ち着いたら、無理のない範囲で 塗り薬・貼り薬 症状にあわせてその都度処方 症状にあわせて、その都度処方 痛みが強く日常生活での動作に支障をきたす場合、サポーターを装着して痛みを緩和させる方法もあります。 膝サポーターのタイプは主に2つ 膝サポーターは大きく2種類に分けられます。 サポーターの種類 売っている場所 特徴 用途 ソフトサポーター ドラッグストア スポーツショップ 伸縮性がある 膝の保温 運動や階段の上り下りの際の痛みの緩和 ハードサポーター 整形外科の義肢装具士にて作成 側面に金属部品が入っている 靭帯損傷や半月板損傷による膝のぐらつき ソフトサポーターとハードサポーターについてそれぞれみていきましょう。 ソフトサポーター ソフトサポーターはドラッグストアやスポーツショップなどで購入できます。 膝に巻いたり履いたりして、膝の保温や動きの補助をするタイプが一般的です。ソフトサポーターの特徴は以下の通りです。 ソフトサポーターの特徴 安価 ドラッグストア等で手に入れやすい 保温効果がある ハードタイプに比べて補強する作用は乏しい 補強機能付きの膝サポーターは少し値段が高いですが、ある程度の痛みを緩和する効果が期待できます。 ハードサポーター ハードサポーターは膝関節の安定性が最も高く、重症例でも高い除痛効果が期待できます。 整形外科で義肢装具士に作成してもらう必要があり、費用が高額になりがちです。また、サポーター自体が重く装着が難しいため着用する人を選びます。 ハードサポーターの特徴は以下の通りです。 ハードサポーターの特徴 高価 整形外科等でのオーダー 金具が挿入されている 重く、装着が難しい ハードサポーターの使用は慎重に検討しましょう。 鵞足炎にはソフトタイプや補強機能付きサポーターがおすすめ 鵞足炎の重症度にもよりますが、鵞足炎にはソフトタイプや補強機能付きの膝サポーターがおすすめです。 ソフトタイプでは膝の保温ができるので血液の循環が良くなり、炎症を起こしている部位の組織の修復が促進されます。さらに、補助機能があるソフトタイプサポーターだと膝が安定するため痛みの緩和が期待できます。 まずは、保温効果のあるソフトタイプから試してみましょう。 ハードタイプの膝サポーターが鵞足炎におすすめできない理由 ハードタイプの膝サポーターは鵞足炎におすすめできません。 ハードサポーターは膝関節を強く固定するため、鵞足炎の改善に必要な筋肉の動きが抑えられてしまいます。靭帯損傷や半月板損傷による膝のぐらつきに対しては有効ですが、膝のぐらつき感がない鵞足炎の症状には不向きです。 もし、膝のぐらつきにお悩みの方は医療機関の受診をおすすめします。 サポーターで鵞足炎の痛みを緩和できないときは再生医療をご検討ください サポーターをしても鵞足炎の痛みが治まらず、日常生活にも支障をきたしてしまう方は、再生医療を視野に入れてみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自身の血小板を濃縮した液体を直接患部に注射し、血小板のもつ修復作用で病気を根治する治療法があります。 ドーピングに指定されていないためスポーツ選手でも治療が可能で、入院や手術の必要もありません。従来の治療法と異なり、体内の自然な治癒力を活用するため、より持続的な効果が期待できます。 鵞足炎がなかなか治らない場合や早く痛みを和らげたい場合には、再生医療による治療をご検討ください。 まとめ:鵞足炎の辛い痛みにはサポーターが効果的な場合もある 少しでも鵞足炎の痛みを和らげたい、日常生活への支障を軽減したい方にはサポーターを活用するのも選択肢のひとつです。 担当医と相談して自分の症状に合ったサポーターを選んでみるのも良いでしょう。 また、再生医療では鵞足炎を痛みの根本から治せる可能性があります。 自分にあった治療法を選んで、鵞足炎と向き合いましょう。鵞足炎を早期に改善したい方は、お気軽にご相談ください。
2019.10.26