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足をあげると股関節が痛い!その原因と対処法について

公開日: 2020.07.16
更新日: 2024.11.19

足をあげると股関節が痛い!その原因と対処法について

股関節に痛みを感じると、日常生活が大きく制約されることがあります。特に足をあげる際に痛みを感じる方は、立ち上がる、歩く、階段を上るなど、日常的な動作がつらくなることも少なくありません。

そんな症状に悩む方は、股関節の痛みの原因や対処法を理解することで、早期に改善策を見つけることができます。

この記事では、股関節の痛みが起こるメカニズムや具体的な対処法について、わかりやすく解説します。

まずは、自分の痛みがどのような原因によるものかを一緒に確認してみましょう。

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股関節の痛みの原因とは

股関節が痛む原因は以下のとおりです。

  • ・変形性関節症
  • ・大腿骨近位部骨折
  • ・股関節唇損傷
  • ・股関節の使いすぎ
  • ・靭帯・筋肉の損傷

それぞれ詳しくみていきましょう。

変形性股関節症

変形性股関節症は、股関節の軟骨がすりへり関節が変形してしまう病気です。股関節の痛みや動かしづらさが主症状で、中高年のとくに女性に多くみられます。

原因は加齢による関節軟骨のすりへり、肥満による関節への負担、うまれつきや事故などの外傷です。

初期には長時間の歩行や立ち仕事の後に痛みを感じやすくなり、進行すると安静時や就寝時にも痛みが現れます。もっとひどくなると、しゃがんだり、足を大きく開くなどの動作ができません。

症状が軽い場合は運動療法や生活習慣の改善、痛み止めの内服など保存療法が中心ですが、重度の場合は人工関節を入れる手術をおこないます。

予防には適度な運動が効果的ですが、股関節に大きな負担をかけないように心がけてください。

大腿骨近位部骨折

大腿骨近位部骨折は、大腿骨の上の方(腰に近い部分)で発生する骨折です。

骨粗しょう症が原因で骨が弱くなっている高齢者に多く、転倒や軽い衝撃でも簡単に骨折しかねません。若い人はスポーツや事故などで骨折するケースもあります。

股関節を構成している大腿骨は、身体のバランスや歩行にとって重要な役割を担っているだけに生活に大きく影響しかねません。

症状は、股関節周辺の強い痛みです。痛みのある方の足に体重をかけられず歩行困難になります。

基本的には手術が必要なため、歩くのも困難な場合はすぐ病院へいきましょう

股関節唇損傷

股関節唇(こかんせつしん)損傷は、骨盤に大腿骨がはまっている部分の軟骨に傷ができる状態をいいます。大腿骨の上の方は丸い頭のような形で、股関節唇(軟骨)が覆っています。

股関節唇は関節のクッションの役割をしていて、大腿骨と骨盤を衝撃から守っています。そのため、股関節唇に損傷ができると痛みが出たり、股関節が安定しません。

変形性股関節症の前段階ともいわれています。

股関節の使いすぎ

スポーツなどで股関節にストレスがかかる状態が続くと、股関節に疲労がたまり炎症を起こします。股関節はすべてのスポーツでよく使用する関節であり、継続的に負担のかかりやすい場所です。股関節に違和感をおぼえたら休息をとりましょう。

正しい姿勢でない場にも股関節に余分な負荷がかかるため、痛みが生じます。正しい姿勢を意識して過ごしましょう。

靭帯や筋肉の損傷

股関節の周りには大きな靭帯や筋肉があります。無理な体勢で負荷がかかったり、事故などで強い力が加わると靭帯や筋肉の損傷につながります。

運動を行う前はかならずストレッチをしましょう。ストレッチを行わずに運動をしてしまうと、靭帯や筋肉の損傷を起こし、痛みにつながってしまいます。

股関節の痛みの対処法

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股関節が痛いと日常生活に大きく影響します。

痛みが強いときは受診するのが一番ですが、自分でできる対処法について解説します。

痛みがひどい場合は早急に医療機関に

足がつけないほどのひどい痛みや股関節が熱をもっている・腫れてきたといった場合は早めに受診しましょう。

骨折など、適切な医療が必要かもしれません。

自分でできる対処法.1 股関節周囲の筋肉を強化する

関節周囲の筋肉を鍛えると支える力が大きくなるため関節の負担も減り、痛みの緩和が期待できます。

自分でできる対処法.2 トイレは洋式、正座ではなく椅子に座る

股関節を大きく屈曲する必要のある和式トイレや正座などの行動は、股関節への負担も大きいです。洋式トイレの使用や椅子に座るようにすることで、股関節の負担を軽減できます。

自分でできる対処法.3 水中で運動する

水中は浮力が生じるため関節の負担も少なくなります。股関節周囲の筋肉強化のためにプール内での歩行なども効果的です。

自分でできる対処法.4 体を冷やさない

体が冷えると血流が悪くなり筋肉がかたくなります。また、股関節の可動域が狭くなり、痛みがでたり、ケガをしやすい状態になりかねません。腰や股関節まわりを温めたり、軽いストレッチをして血流を良くしましょう。

まとめ

股関節の痛みは、日常生活に大きな影響を及ぼす厄介な症状です。

しかし、痛みの原因を理解し、適切な対処法を実践することで、症状の改善や予防が可能です。すでに痛みが強い場合場合は、早急に専門医の診察を受けましょう。

また、普段から股関節に負担をかけない生活習慣を心がけ、適度な運動や姿勢の改善を行うことで、痛みを予防することができます。痛みを軽視せず、早期の対処が大切です。

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