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バレエで股関節が鳴るのはなぜ?不安を安心に変える原因と対処法を解説

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公開日: 2020.06.25 更新日: 2026.02.27

バレエにおいて、股関節を動かす動作は重要なため、股関節を動かしたときに音が鳴ると不安に感じる方も多いでしょう。

結論、バレエ中に股関節が鳴っても、適切な対処をすれば大きな問題に発展する可能性は低いと考えられます。

ただし、何の対策も取らずに放置すると、靭帯や腱の炎症、股関節構造の破綻といったリスクは否定できません。

本記事では、バレエで股関節が鳴る原因や対処法について詳しく解説します。

股関節を守り、バレエを楽しむためにもぜひ参考にしてください。

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バレエと股関節音の関係性

バレエの動作中に股関節から音が鳴る場合、その原因の一つに股関節の柔軟性の低さが関係しています。

バレエでは脚を高く上げたり、外にひねった状態で動かしたりと、股関節に大きく複雑な動きが求められるためです。

股関節は靭帯や筋肉の腱にしっかりと包まれた構造をしているため、靭帯や筋肉が硬くなっていると可動域が狭くなり、スムーズに動かせません。

そのため、柔軟性が低い股関節で無理に大きな動きを繰り返すと、過度な負担がかかることになります。

その際に股関節の靭帯や筋肉が硬いために骨と擦れると音が鳴る「弾発股(だんぱつこ)」という病気や、関節内の空気の破裂などによって音が鳴ります。

バレエで股関節が鳴るのはなぜ?考えられる主な原因

バレエで股関節が鳴る原因として、以下の3つが考えられます。

もしバレエ動作中の股関節音を解決したい場合、原因によって対処法が異なります。

以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

靭帯や腱が骨と擦れる摩擦音

股関節の動作によって靭帯や筋肉の腱が骨と擦れたとき、その摩擦によって音が鳴ることがあります。

これは「弾発股」と呼ばれる病気に見られる症状で、初期には痛みを伴わないことが多いですが、やがて靭帯や腱に炎症が起こる可能性があります。

炎症が進行すると痛みが出現し、バレエの動作にも支障をきたすかもしれません。

弾発股に至る原因として、以下のような要因が考えられます。

  • 軟骨の損傷
  • 関節の形態異常
  • 過剰な運動や使用
  • 筋肉のバランス崩壊
  • 靭帯や筋肉の腱の異常

どの要因によって弾発股が生じているかを確認するためにも、早めに医療機関を受診し、専門的な診断を受けましょう。

関節包内の気泡の破裂音(キャビテーション)

股関節の骨を覆う膜(関節包)の中で気泡が破裂し、パキッと音が鳴る「キャビテーション」と呼ばれる現象が見られる場合があります。

キャビテーションとは、関節を大きく動かすことで関節内に圧力がかかり、気泡が発生して弾ける現象のことです。

これは関節運動に伴って自然に起こるもので、骨がこすれているわけではありません。

関節周囲の靭帯や腱が硬くなっていると発生しやすくなるため、股関節が硬い人はキャビテーションによる音の可能性が高いといえるでしょう。

フォームや筋力バランスの問題による鳴り

バレエにおいて、動作のフォームや筋力バランスが崩れていると、関節音が鳴る原因になることがあります。

先述した弾発股は、不良姿勢や筋力バランスの乱れによって引き起こされる可能性がある病気です。

股関節を頻繁にひねる動きが求められるバレエのような競技では、股関節への負担が大きくなり、弾発股のリスクが高まります。

同様に、股関節に過度な負担をかける不良姿勢も弾発股の原因となることがあるため、日常の姿勢にも十分気を配ることが大切です。

バレエで股関節が鳴る対処法とセルフケア

バレエ動作で股関節が鳴る場合、股関節の柔軟性を高めることや姿勢を良くすることが重要です。

本章では、股関節が鳴る対処法とセルフケアについて解説します。

股関節機能を適切に保つためにも、ぜひ参考にしてください。

体幹や股関節周辺の筋トレ

バレエの動作で股関節が鳴る場合、体幹や股関節周辺の筋トレを行いましょう。

これはバレエ特有の動き(引き上げ姿勢や「アンドゥオール」または「ターンアウト」)に体幹と股関節周辺の筋肉が大きく関わるためです。

以下の筋肉を鍛えることは背骨の安定性を高め、不適切な引き上げ姿勢の改善につながります。

鍛える筋肉 トレーニング手順
大腰筋 ①椅子に浅く座る
②背筋を伸ばして軽く前屈する
③②の状態で太ももを上げる
腹斜筋 ①肩から膝がまっすぐになるように横に寝る
②肘を肩の真下につき、膝をついたままお尻を持ち上げる
脊柱起立筋 ①うつ伏せに寝る
②頭の上に両手を乗せて肘を開く
③②の状態のまま背中を反らす

それぞれの筋トレを1日10回×3セットを目安に、コツコツ続けましょう。

股関節のストレッチ

股関節のストレッチは、バレエ動作における股関節音の軽減に効果が期待できます。

股関節が硬い状態では、可動域が狭まり靭帯や腱が骨と擦れたり、キャビテーションが起こったりするリスクが高まります。

そのため、ストレッチによって靭帯や腱の柔軟性を高めることで、股関節音が発生するリスクを抑えることが重要です。

具体的なストレッチ方法は、以下のとおりです。

ストレッチ方法 ストレッチの手順
開脚ストレッチ ①床に座り、膝の皿を上に向けたまま脚を左右に開く
②背筋を伸ばしたまま前方に体を倒す
③30秒ほど静止する
四股ストレッチ ①立ったまま脚を大きく広げる
②膝を外に向けて曲げ、スクワットのようにお尻を落とす
③膝に手をついて、肩を入れて30秒伸ばす
④③を左右交互に行う
4の字ストレッチ ①椅子に浅く座る
②右足を左足の膝に乗せ、右膝を外に開く
③右膝を押しながら体を前方に倒す
④片足30秒ほど伸ばし、反対も同様に行う

筋トレと同様、1日3セット程度を毎日継続してください。また、ストレッチ中には呼吸を止めないように注意しましょう。

十分な休息

バレエによる股関節音を改善するためにも、十分な休息時間を設けることが大切です。

股関節音を出す弾発股は、股関節を過剰に使用している人に発症する傾向があります。

加えて、疲労は筋肉の腱を硬くする原因にもなるため、十分な休息が取れていないと思わぬケガにつながる可能性もゼロではありません。

そのため、股関節音が気になる方は、以下の項目を意識してください。

  • 週1回は休みを取る
  • 練習前後のストレッチを行う
  • 定期的なマッサージを受ける
  • 6〜7時間は睡眠時間を確保する
  • 栄養バランスの取れた食事を摂る

バレエに限らず、あらゆるスポーツで休息は重要です。パフォーマンス低下を防ぐためにも、しっかり休みましょう。

バレエで股関節が鳴るのを放置するリスク

結論、バレエ中に股関節から音が鳴っても、すぐに大きな問題につながることはほとんどないため、過度に心配する必要はないでしょう。

しかし、適切な対応やケアをせずに放置すると、以下のようなリスクが生じる可能性があります。

  • 股関節内構造の破綻
  • バレエ動作に伴う痛みの発生

股関節音の原因となる靭帯や腱の摩擦、あるいはキャビテーション(関節内の気泡が弾ける現象)は、股関節に負担をかけてしまいます。

その結果、軟骨や靭帯、腱に炎症や損傷が起こる可能性は否定できません。

こうした損傷が進行すると痛みを伴うようになり、パフォーマンスの低下を招くだけでなく、重症化すれば手術が必要になるケースもあります。

そのため、股関節音が鳴ったときに痛みを感じたり、動きの悪さを感じたりした場合には医療機関の受診を検討しましょう。

手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。

バレエで股関節が頻繁に鳴る場合は早めに対策することが重要

バレエで股関節が鳴る場合でも、適切な処置やセルフケアを行っていれば、すぐに大きな心配をする必要はありません。

しかし、誤った対応やケアを怠ると股関節の負担が増加し、痛みを伴ったり手術が必要な疾患・ケガにつながったりする可能性もあります。

そのような事態を避けるためにも、体幹や股関節周辺の筋力トレーニングやストレッチは継続しましょう。

なお、股関節の音だけでなく痛みや熱感を伴う場合は、自己細胞を用いた「再生医療」の適応になる可能性があります。

再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を高め、炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促す治療法です。

当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設