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人工股関節置換術後の仕事復帰はいつ?復職時期や注意点を解説

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公開日: 2026.06.30

人工股関節置換術を控えている方や術後の方にとって、「仕事にはいつから戻れるのか」は大きな不安の一つではないでしょうか。

結論からお伝えすると、仕事復帰の時期は一律ではなく、手術方法・術後の回復状況・仕事内容によって大きく異なります。

デスクワークなら比較的早期に戻れる場合がある一方、立ち仕事や力仕事では時間がかかりやすく、自己判断ではなく主治医と相談しながら段階的に進めることが大切です。

本記事では、職種別の復職目安、復帰前に確認すべきこと、職場での注意点、受診相談の目安まで、わかりやすく解説します。

まずは、復帰時期が人によって異なる理由から確認していきましょう。

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人工股関節置換術後の仕事復帰は職種や回復状況によって異なる

人工股関節置換術後の仕事復帰時期は一律ではなく、手術方法・術後の痛み・歩行状態・筋力・仕事内容によって異なります。

デスクワークなら比較的早期に復帰できる場合がある一方、立ち仕事や力仕事では時間がかかりやすい傾向があります。

自己判断で復帰せず、主治医やリハビリ担当者と相談しながら段階的に判断することが大切です。

人工股関節置換術後の仕事復帰の目安

仕事復帰の目安は、職種によって次のように考えられます。

職種のタイプ 復帰の目安
デスクワーク中心 数週間〜1か月前後
立ち仕事・移動が多い 1〜3か月前後
重い物を持つ力仕事 さらに慎重な判断が必要

ただし、実際の復帰時期は個人差が大きく、退院時期・歩行補助具の有無・通勤手段にも左右されます。

あくまで目安として捉え、主治医と相談しながら判断しましょう。

退院後の生活と復帰の目安を時期別に整理した記事もあわせて参考にしてください。

デスクワーク・在宅勤務の場合

座って行う仕事は比較的早めに復帰しやすい一方、長時間座りっぱなしは股関節への負担やむくみにつながる可能性があります。

短時間勤務や在宅勤務、こまめな休憩、椅子の高さ調整などを活用しましょう。

無理なく勤務時間を延ばしていくことがポイントです。

立ち仕事・移動が多い仕事の場合

販売・接客・介護補助・営業など、立位や歩行が多い仕事は復帰までに時間がかかりやすい傾向があります。

長時間立ちっぱなしを避ける、休憩を増やす、階段や重い荷物を減らすなど、職場での配慮が必要です。

介護職など股関節に負担がかかりやすい仕事の注意点は、以下の記事でも解説しています。

力仕事・しゃがむ動作が多い仕事の場合

重い物を持つ、深くしゃがむ、床作業が多い仕事では、脱臼リスクや股関節への負担を考慮して慎重に復帰する必要があります。

復帰前に仕事内容を具体的に主治医へ伝え、業務内容の変更や段階的復帰を相談しておくことが大切です。

仕事復帰前に確認したいポイント

復職前には、「安全に通勤できるか」「職場で無理な動作を避けられるか」「痛みや歩行が安定しているか」を確認しましょう。

  • 階段や長距離歩行に対応できるか
  • 電車通勤や車の運転に支障はないか
  • 勤務時間に体力が持つか
  • トイレや休憩の環境は整っているか

杖なしで歩けるかだけで判断せず、医師の許可と職場調整をセットで考えることが重要です。

人工股関節置換術後に職場で注意したい動作

復帰後は、股関節に負担がかかる姿勢や、脱臼につながりやすい動作を避けることが大切です。

  • 深くしゃがむ
  • 足を組む
  • 低い椅子に座る
  • 急に方向転換する
  • 重い物を持ち上げる

術式によって避けるべき姿勢が異なる場合があります。

自己流の判断ではなく、主治医から指導された動作制限を優先しましょう。

仕事復帰をスムーズにするためのリハビリと生活準備

仕事復帰を急ぐよりも、歩行・筋力・バランスを整え、日常生活動作に慣れてから復帰することが大切です。

リハビリでは、股関節周囲の筋力回復、歩行練習、階段昇降、姿勢指導などを行います。

自宅では、椅子やベッドの高さ調整、滑りにくい靴の準備、通勤ルートの確認など、復職後の負担を減らす準備をしておきましょう。

術後のリハビリの流れは、以下の記事で詳しく解説しています。

仕事復帰後に無理をしないための職場への相談内容

復帰後のトラブルを防ぐには、勤務時間や業務内容を職場と事前に相談しておくことが重要です。

  • 時短勤務・在宅勤務の活用
  • 重い荷物の回避
  • 座れる時間の確保
  • 通勤時間の調整
  • 階段使用の制限

医師の診断書や、職場の産業医・人事との連携が必要になる場合もあります。

復帰の見通しが立った段階で、早めに相談を始めておくと安心です。

人工股関節置換術後に受診・相談したほうがよい症状

仕事復帰後に強い痛みや歩行の悪化、股関節の違和感がある場合は、無理に働き続けず医療機関へ相談しましょう。

  • 発熱、傷口の赤みや腫れがある
  • 急に強い痛みが出た
  • 脚の腫れや息切れがある
  • 股関節が外れたような感覚がある
  • 転倒後に痛みが続いている

通常の疲労による軽い痛みやだるさと、上記のような異常のサインは区別して考えることが大切です。

判断に迷う場合は、自己判断せず主治医に確認しましょう。

まとめ|主治医と相談しながら段階的に

人工股関節置換術後の仕事復帰は「何日後なら大丈夫」と一律に決めるのではなく、回復状況と仕事内容に合わせて段階的に進めることが大切です。

復職を考える際のポイントは、以下のとおりです。

  • 復帰時期は職種・回復状況で異なる(目安はあくまで参考)
  • 深くしゃがむ・足を組むなど脱臼につながる動作を避ける
  • 勤務時間や業務内容を職場と事前に相談する
  • 強い痛みや異常なサインがあれば無理せず受診する

焦って復帰すると痛みや疲労が強まりやすいため、リハビリの進み具合・通勤負担・職場環境を確認しましょう。

主治医・リハビリ担当者・職場と連携し、安全な復職を目指してください。

なお、これから人工股関節置換術を検討している段階の方のなかには、変形性股関節症に対して手術以外の選択肢も知っておきたいという方もいるかもしれません。

当院(リペアセルクリニック)では手術を伴わない再生医療も行っており、公式LINEで情報を紹介していますので、検討材料の一つとして参考にしてください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設