TFCC損傷における湿布の貼り方を解説!その他セルフケアについても紹介

公開日: 2019.11.24
更新日: 2025.07.31

TFCC損傷は、ドアノブを回すときや手首を振る動作などで痛みを伴う病気です。

しかし「TFCC損傷と診断されたけれど、湿布はどうやって貼ればいいの?」「貼り方にコツはある?」といった、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、TFCC損傷の進行を防ぐための湿布の正しい貼り方や、日常でできるセルフケアの方法をご紹介します。

TFCC損傷の治療ができる再生医療も紹介しているので、参考にしてみてください。

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TFCC損傷における湿布の貼り方

TFCC損傷における湿布の貼り方

TFCC損傷における湿布の貼り方は湿布をX字型に切り、交差する中央部分が痛む部分にあたるように貼ります。

さらに、包帯やテーピングで湿布を覆うように固定しましょう。

TFCC損傷は手首の小指側に炎症を起こしています。

手首は普段からよく動かす部位であることから、上手に湿布を貼らないとすぐに剥がれてしまいます。そのため湿布の切り方を工夫した上で、包帯やテーピングで湿布を覆うように固定するのがコツです。

【注意】湿布は治療期間を長引かせることもある

湿布はTFCC損傷の急場の対応として有効ですが、治療を長引かせる場合があります。

治療が長引く理由を以下にまとめました。

湿布が治療期間を長引かせる理由

  • 痛みの緩和を完治と勘違いしてしまう
  • 変色や変形の発見が遅れる

湿布は痛みに対して補助的に利用されるため、根本的な解決にはつながりません。

痛みが和らぐことで安心し、完治しないまま放置してしまう可能性があるため、治療期間が長引く危険性があります。

TFCC損傷は外傷がないので油断は禁物です。日常生活やスポーツなどが原因で手首の痛みや違和感が生じた場合は、整形外科をはじめとする専門医の診断を受けましょう。

当院のコラムではTFCC損傷が悪化した場合についてまとめています。詳しく知りたい方はご覧ください。

TFCC損傷とは

TFCC損傷とは、手首の小指側にある関節の疾患です。手首の三角線維軟骨複合体と呼ばれる軟部組織が損傷し発症します。

TFCC(三角繊維軟骨複合体)は、橈骨と尺骨の間を結ぶ靭帯や腱、軟骨などの組織からなります。

手首の関節を安定させ、手首の衝撃を和らげるクッションの役割を果たす組織です。

TFCC損傷の原因や症状をまとめたので、順番にみていきましょう。

TFCC損傷の原因

TFCC損傷の原因は、急性外傷と慢性的負担によって引き起こされます。

主な原因
急性外傷
  • 交通事故
  • 転倒
  • スポーツによる損傷
慢性的負担
  • 手首の過度な使用や負担
  • 手首を使う動作のよるダメージの蓄積

また、以下の行為を日常的におこなっている方はTCFF損傷の発症リスクが高いです。手首に違和感を感じたら早期に医療機関を受診しましょう。

TCFF損傷が起こりやすい場面
日常生活
  • ドアノブをひねる
  • 料理中スマートフォン
  • PCの操作
スポーツ
  • 野球のバッティング
  • ゴルフのスイング
  • テニスやバドミントンのラケット操作

TFCC損傷の症状

TFCC損傷の主な症状は以下の通りです。

TFCC損傷の主な症状

  • 手首の痛み
  • 手首の腫れ
  • 手首の運動制限
  • 手首がカクカクするような感じ
  • 手首を曲げたり、ねじったりした際に痛む

たとえば、日常生活でドアノブを捻る・料理で鍋を持ち上げる・包丁を使うなどの日常的な行為で症状が出たり、ラケットやバットを使ったスイングなどのスポーツによる損傷は鋭い痛みが発生したりします。

TFCC損傷のセルフケア

TFCC損傷における湿布以外のセルフケア方法を紹介します。

湿布以外のセルフケア方法

  • サポーターやテーピングによる固定
  • 肘や肩のマッサージ、ストレッチ

まずは、損傷した部分を安静にするのが大切です。

サポーターやテーピングで手首の固定からはじめてみましょう。サポーターやテーピングは、ドラッグストアやインターネット通販などで購入できます。

また、肘や肩を酷使して筋肉が硬くなってしまうと、手首に負担がかかりやすくなります。そこでおすすめしたいのが、肘や肩のマッサージ・ストレッチです。

肘や肩付近の皮膚を軽くつまんで皮膚が硬くなっている部分があったら、そのあたりの筋肉をほぐしていきましょう。

TFCC損傷の予防にはテーピングが効果的

テーピングで手首を固定し負担を減らすと、TFCC損傷の予防効果が期待できます。

テーピングは、TFCC損傷が発症した直後の炎症期や、症状が安定に向かう回復期に使用されます。

しかし、テーピングの予防効果については限定的であり、完全に損傷を防ぐことは難しい点にはご留意ください。

実際にテーピングを使用する際は、使用が可能かどうかや巻き方について医師に相談しましょう。

以下の記事では、TFCC損傷のテーピングについて解説しているので、参考にしてください。

TFCC損傷は再生医療で治療できる

予防が難しいとされるTFCC損傷は再生医療で治療が可能です。

当院では、再生医療によるTFCC損傷の治療を行っています。

再生医療とは、幹細胞と呼ばれる骨や筋肉などに再生する性質がある細胞を使った治療です。

TFCC損傷の根本的な治療や再発を予防する効果が期待できます。

慢性化したTFCC損傷の痛みにお悩みの方やスポーツに早く復帰したいとお考えの方におすすめです。

スポーツ外傷は⼿術しなくても治療できる時代です。

TFCC損傷の痛みに悩む方からよくある質問

TFCC損傷で悩む方々からはさまざまな質問がよせられます。

この項目では、とくに多い4つの質問に対して回答していきます。

TFCC損傷の改善に役立ててみてください。

TFCC損傷に効果的な湿布薬は?

TFCC損傷に効果的な湿布薬は、痛みを緩和する成分が含まれているタイプです。

痛みや炎症が起きているときは、プロスタグランジンが分泌されています。このプロスタグランジンの生成を抑える機能をもつ成分が含まれているとTFCC損傷の痛みに有効です。

下記の成分が含まれている湿布薬を選びましょう。

痛みを緩和する成分の一例

  • ロキソプロフェンナトリウム水和物
  • インドメタシン ・フェルビナク
  • ジクロフェナクナトリウム

ドラッグストアやインターネット通販でも手に入るので探してみてください。

TFCC損傷に効果的なサポーターは?

手首のサポーターは、ハードタイプとソフトタイプにわかれています。

症状や使用する場面に合わせて選んでみましょう。

ハードタイプサポーターとソフトタイプサポーターの使い分け

  • ハードタイプ:症状が重い、スポーツで手首を酷使する、重いものを持つ場面が多い
  • ソフトタイプ:症状が軽度、日常生活の動作で手首に不安がある、症状が落ち着いてきた

サポーターは締め付けすぎず、緩すぎない装着感ものを選びましょう。

サイズが合っていないサポーターだと、血行が悪くなったり充分な固定力を得られない可能性があります。

TFCC損傷の湿布は冷やす?温める?

一般的に、TFCC損傷の湿布は急性期に冷却、慢性期は温熱の使用が推奨されます。

発症した直後である急性期は、炎症を抑えるために冷却湿布を使用し、腫れや痛みを軽減します。

慢性期では、血行を促進し組織の修復を助けるために温熱湿布が効果的です。

ただし、個人の症状や回復段階によって対応方法が異なるため、医師のアドバイスを受けて使い分けるようにしましょう。

TFCC損傷の重症度チェック方法は?

TFCC損傷の重症度を自己チェックする方法として、以下の4つのポイントがあります。

痛みの強さと持続時間 軽度の場合は活動時のみ痛みを感じますが、重度になると安静時にも持続的な痛みがあります。
手首の可動域 軽度では若干の制限がある程度ですが、重度になると著しく制限されます。
握力の低下 軽度では握力にあまり影響がありませんが、重度になると握力が大幅に低下します。
日常生活への影響 軽度では日常生活にほとんど支障がありませんが、重度になると日常動作に大きな支障をきたします。

これらの症状が強く、長期間続く場合は重症の可能性が高いため、速やかに医療機関を受診しましょう。

TFCC損傷は寝るときもサポーターを着けるべき?

TFCC損傷は痛みが強い急性期や、医師から指示があった場合は、寝るときもサポーターを着けることが推奨されます。

着けるメリット
・就寝中の無意識な手首の動きを保護できる

・安静を保つことで炎症の沈静化を助ける

・夜間痛を軽減し、睡眠の質を上げる
着ける際の注意点
・長時間の固定で手首が硬くなる・血流が悪くなる可能性がある

・肌への刺激となり、かゆみやかぶれを引き起こすことがある

ただし症状の段階や生活スタイルによって、夜間のサポーター使用が適していない場合もあります。

市販品の選び方や着用時間の調整も含めて、必ず医師や専門スタッフに相談しましょう。

湿布で改善しないTFCC損傷は再生医療が効果的!

TFCC損傷に対して湿布の正しい貼り方やセルフケア方法をご紹介しました。

湿布は炎症を一時的に抑えるには有効ですが、損傷した靭帯や組織を根本からの修復はできないため、あくまで補助的な手段として活用し、早めに医療機関を受診しましょう。

また以下のようなケースでは、靭帯損傷の進行や慢性化のリスクも考えられます。

  • 数週間経っても痛みが取れない
  • 日常動作で痛みがぶり返す
  • 固定を続けても改善しない

そのような方には、自己治癒力を活用するPRP(多血小板血漿)療法などの再生医療も選択肢の一つといえるでしょう。

PRP療法は、自身の血液から抽出した成長因子を患部に注入し、組織修復や炎症の抑制を促す治療法であり、手術や長期間の固定を避けたい方にも適しています。

当院(リペアセルクリニック)では、PRP療法と並行して専門的なリハビリサポートも提供しており、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療計画をご提案しています。

「湿布やテーピングではもう限界かも」「手術以外の方法で治したい」という方は、ぜひ一度、当院へご相談ください。

症例紹介や治療法の詳細は、公式LINEでもご確認いただけます。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設