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半月板損傷で膝が動かなくなるロッキング、手術以外の治療法 半月板損傷になると膝が動かなくなるのでは?と不安に思う人もいるかもしれません。痛みを引き起こすだけでなく、膝の曲げ伸ばしの違和感といった症状が出るのが半月板損傷です。 今回は半月板損傷で生じるロッキングについてご紹介します。ロッキングの状態になったらどのような治療があるのか、治療でよくなるのかについてみていきましょう 半月板損傷で起こるロッキングは治療できる? ロッキングについて説明する前に、まずは半月板損傷について見ていきましょう。半月板は、C型を呈した内側半月板とO型を呈した外側半月板に分かれています。そして、周辺には軟骨や靭帯、腱などがあり、膝の安定性を守る役割を果たしています。 歩くだけでも大きな負荷がかかるのが膝関節です。その負荷を軽減させるため、半月板はクッション性を高めたり、周辺の組織を安定させたりしているのです。そんな半月板ですが、急激な負荷や強い衝撃で傷ついてしまうことがあります。それが半月板損傷です。 半月板損傷が起こると、膝を動かしたときの痛みや、膝の曲げ伸ばしのしにくさといった症状が見受けられます。そして、断裂した半月板が膝関節に挟まってしまうことがあり、そうなると膝がロックされて動かすことができない状態になります。 これを半月板損傷のロッキングといいます。 半月板損傷のロッキングはどのように治療するの? 半月板損傷の主な治療は保存療法と手術です。半月板を切除してしまうと、クッション性がなくなり軟骨をすり減らすリスクがあるため、できるだけ保存療法を行うことが多いです。 しかし、ロッキングの状態になれば膝を動かすことができず歩行が困難になるため手術を検討することになります。手術には、損傷した半月板を縫い合わせる縫合術と、断裂した半月板を取り除く切除術があります。どちらも関節鏡という機械を用いて行うため、手術の傷は小さいです。 半月板損傷の手術以外、再生医療という選択肢 半月板損傷でロッキングの状態になると、治療に手術を検討することになります。しかし、手術のときにできる傷は小さいとはいえ、合併症や術後のリハビリのことを考えて躊躇する人もいるでしょう。 近年、半月板損傷の治療に再生医療が注目されています。再生医療では、自身の脂肪から採取・抽出した幹細胞を膝に注射します。その幹細胞が傷ついた半月板や軟骨といった組織を修復させることが期待されているのです。 一度損傷した半月板は、自然に元の状態に戻ることが難しいです。そんな半月板を修復させるとして、再生医療を選択する人も増えています。 まとめ・半月板損傷で膝が動かなくなるロッキング、手術以外の治療法 今回は半月板損傷で起こるロッキングの治療についてご紹介しました。断裂した半月板が膝関節に挟まることで、膝が動かせなくなるのがロッキングです。この状態になると保存療法ではなく手術という治療を検討することになります。 しかし近年では、新たな治療として幹細胞を用いて半月板を修復させる再生医療も注目を集めています。治療の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。この再生医療という治療法に興味があればお気軽にお問い合わせ下さい 監修:リペアセルクリニック大阪院
2020.05.30 -
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膝の腫れの原因にもなる痛風や、偽痛風についてと、その治療法 風が吹いただけでも痛い!というくらい激痛が走る痛風は、足の親指の付け根の部分が赤く腫れあがることはよく知られていますが、痛風は膝にも発作が出て腫れ上がることがあることをご存知でしょうか? 今回は、膝の腫れの原因にもなる痛風について紹介します。また、膝の腫れの原因の一つであるため、偽痛風についても紹介します。 痛風による膝の腫れについて 痛風は血液内の尿酸が増えるのが原因で発症します。血液内の尿酸の量が増え過ぎると関節内で溜まって結晶化(尿酸塩結晶)します。すると、その尿酸塩結晶を白血球が処理しようとする際に関節に炎症が起きてしまいます。 尿酸値が上がる主な原因としては、尿酸を排出する働きがある腎臓機能の低下やプリン体の過剰摂取、激しい運動、肥満などがあります。尿酸は体温が低いところで溜まりやすいため、炎症は足先(足の親指の付け根)で起きるケースが多いですが、膝関節で炎症が起きるケースもあるため、ある日突然膝の腫れと激しい痛みに見舞われることがあります。 偽痛風による膝の腫れについて 痛風は尿酸が結晶化することで炎症を誘発しますが、痛風と同じ結晶誘発性関節炎に偽痛風といわれるものがあって、偽痛風も膝の腫れの原因となることがあります。偽痛風という名がつけられているように、痛風と同じように激しい痛みに見舞われます。 偽痛風は、尿酸ではなくピロリン酸カルシウムが結晶化することで炎症が誘発されます。 ピロリン酸カルシウムが結晶化する原因は解明されていませんが、遺伝の他に関節リウマチ、甲状腺機能の低下、変形性関節症、加齢などが原因と考えられています。 痛風の治療方法 痛風によって痛みや膝の腫れが生じた場合、消炎鎮痛剤によって炎症と痛みを抑えます。また、発作の前兆や発作を抑えるために、コルヒチンという薬が用いられることもあります。 炎症と痛みが治まったら、尿酸が作られるのを抑える薬や尿酸を排出する薬などを使った薬物療法が中心とした尿酸値を下げるための治療がおこなわれます。また、尿酸値を下げるためには食生活を始めとする生活習慣の改善も欠かせないため、医師の指導の元で生活習慣の改善もおこなっていきます。 まとめ・膝の腫れの原因にもなる痛風や、偽痛風についてと、その治療法 膝の腫れの原因が痛風の場合もあることを紹介しました。 膝の腫れの原因は痛風や偽痛風の可能性もありますし、それ以外の可能性もあります。何が原因かは素人が判断するのは難しいですし、原因によって治療方法も異なるので、放置せずに医療機関を受診しましょう。 また、最近では、膝の痛みに対する手術以外の治療方法として再生医療という治療方法もあります。 身体に負担が少なく、治療期間も短く済むなどのメリットがあり、近年注目されています。膝の痛みで悩んでいる人は再生医療についてもチェックしておきましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.05.28 -
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関節リウマチ|膝裏の痛みに対する原因や対処方法を知ろう 関節リウマチは身体のいろいろな箇所に症状が出てきますが、膝も症状がよく出る箇所の1つです。そのため、関節リウマチによる膝裏痛みでつらい思いをしている、日常生活に支障が出ているという人も少なくないでしょう。 今回は、関節リウマチによる膝裏痛みの原因や症状、対処方法などについて解説します。 関節リウマチによる膝裏痛みの原因 関節リウマチは、手や足の指、手首、足首、肘、膝、股関節などの関節の腫れや痛み、こわばりなどの症状が出るのが特徴です。関節リウマチで膝裏痛みが出る理由は、関節の内側を覆っている滑膜が攻撃されて炎症を起こすためです。 滑膜が攻撃を受けてしまう原因はまだ明らかになっていませんが、免疫の異常や女性ホルモンによる影響などが原因ではないかと考えられます。 関節リウマチによる膝の変形 関節リウマチというと手や足の指が変形してしまうのはよく知られていますが、膝も変形するので、関節リウマチの膝裏痛みがある人は注意が必要です。 膝の変形には、内半膝(内側の関節が破壊されて膝が外側に変形した状態)、外半膝(膝の外側が破壊されて膝が内側に変形した状態)、波形膝(真っすぐ立つと、両膝が左右どちらかに同じ方に向いている状態)といったタイプがあります。 関節リウマチの膝裏痛みの対処方法 関節リウマチによって膝裏痛みが生じた場合は正しい対処をとることが大切ですが、具体的にどのように対処すべきかを紹介します。 冷やすべきか温めるべきか 関節ウマチによって膝裏痛みがある場合、痛いところを冷やすべきか温めるべきか悩む人も多いと思いますが、その関節リウマチが急性期か慢性期かによって対処が異なります。 膝裏に赤みや熱があって腫れている急性期の場合は、膝裏を冷やすことで痛みを緩和させることができます。また、急性期を終えて熱や腫れがなくなった慢性期の場合は、膝裏を温めて血行をよくすることで痛みを緩和させることができます。 足は動かすべきか 関節リウマチで膝裏痛みがある場合、膝を動かさずに安静にしておくべきか、動かすべきか悩む人も多いでしょう。関節は動かさないでいると固くなってしまいますし、周辺の筋肉も痩せていってしまいます。 急性期で熱や腫れがあるときは無理して動かすべきではありませんが、慢性期は無理のない範囲で足を動かしたり伸ばしたりすることが大切です。 まとめ・関節リウマチ|膝裏の痛みに対する原因や対処方法を知ろう 関節リウマチによる膝裏痛みの原因や症状、対処方法などについて解説しました。関節リウマチによる膝裏痛みがあっても、我慢できる程度である場合だとそのままにしてしまったり、無理をしてしまったりしがちです。 しかし、放置することで、痛みが増したり、膝が変形したりと症状が悪化してしまう可能性があるので、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2020.03.02 -
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半月板損傷の治療、手術のリスクとデメリット、再生医療の可能性 半月板損傷の代表的な治療は、手術です。手術で改善すると言われても、やはり心配はつきものです。 では、実際のところ半月板損傷の手術にデメリットはないのでしょうか?そこで、今回は半月板損傷の手術におけるデメリットをご紹介しましょう。 半月板損傷とは まずは半月板損傷についてお話ししましょう。半月板とは膝関節にある軟骨で、C型をした板状のものです。膝の内側と外側に1つずつあり、関節のクッション性を高める役割を担っています。 そんな半月板ですが、ジャンプやターンなどの動きや急激な衝撃で損傷することがあります。それが半月板損傷です。半月板損傷を起こすと、歩く時の痛み、膝の引っかかり感、腫れ、膝が曲がりにくいといった症状が出現します。 半月板損傷の治療は、手術以外にあり、保存療法とリハビリで様子を見ることがあります。しかし、症状がひどくなったり、断裂した半月板の一部が関節に挟み込むことが繰り返される場合には手術を検討することになります。 半月板損傷の手術とは 半月板損傷の手術は、関節鏡を使うことが多く、傷が小さくて済み、体への負担が比較的少ないという特徴があります。しかし、体の一部を切るわけですから、リスクがない訳ではありません。つまり、手術のデメリットも気になるところです。 半月板損傷の手術のリスク・デメリット 感染リスク リスクの頻度としては高くありませんが、傷口に細菌が入り感染するというリスクがあります。 感染すると膝が腫れたり、熱が出たりします。感染の治療を行うことになるので、術後のリハビリが遅くなるのはデメリットになるでしょう。 知覚鈍麻 手術の時に皮膚の表面にある知覚神経を傷つけてしまうリスクがあります。 そうなると、術後に皮膚の知覚が鈍くなる恐れがあるのです。ただ、これによって関節の動きが悪くなるわけではありませんが、けして感覚が鈍くなって良い訳はありません。これも手術のデメリットとして知っておくといいでしょう。 治療期間が長くなる 手術にかかる時間はそれほど長くはないのですが、手術の後のリハビリ期間が長期になります。断裂した半月板を縫い合わせたからといって、すぐにもとのように動くことができるわけではないことを理解しなければいけません。 手術後、すぐに膝に負荷をかけると再断裂が起こるリスクが高いので注意しなければなりません。 このような半月板損傷の手術の後、もとの日常生活に戻るまでには数か月、更にスポーツに復帰するまでには6か月程度はかかるの覚悟が必要です。早期にスポーツへ復帰したい人にとって、この治療期間は選手生命にも関わる大きなデメリットになるのではないでしょうか。 手術のデメリットをカバーする!半月板損傷の新しい治療法 半月板損傷の治療には外科的な手術を検討するのが一般的でした。しかし、手術にはデメリットもあるため、スポーツ選手などでは躊躇する人もいるのではないでしょうか。そこで今、注目されているのが、半月板損傷を外科的な手術ではなく「再生医療」で治すという方法です。 再生医療では、自身の細胞から採取して培養した幹細胞を膝に注射します。その幹細胞が損傷した半月板を修復してくれるのです。また、幹細胞が膝の炎症を抑えて痛みを軽減させてくれます。 自分自身の細胞を培養して用いるため、アレルギーなどの反応が少ない点、手術を避けることができる点で身体に優しい治療法と言えます。自身の幹細胞を用いるので副作用が少なくてすみ、治療期間も手術よりも短くなるメリットがあります。 まとめ・半月板損傷の治療、手術のリスクとデメリット、再生医療の可能性 半月板損傷の手術には感染のリスクなどのデメリットもあります。しかし、近年は手術に代わる治療として再生医療が注目されています。副作用が少なく治療期間を短縮できる再生医療なら、早期にスポーツ復帰できる可能性が高くなります。 半月板損傷で悩んでいる方、半月板損傷の手術におけるデメリットが気になる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.02.29 -
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膝の痛み!膝へのヒアルロン酸注射にリスクはあるか? 膝の痛みや腫れは、日常生活に支障が生じることがありますし、スポーツをする人にとっては大きな問題になります。 膝の治療には、ヒアルロン酸注射が用いられることが多いですが、注射をすることで膝が腫れるという話を聞いたことがある方は多いかもしれません。もし本当に腫れるなら、心配になるはずで、腫れるのが嫌で治療をためらってしまう方も少なくないでしょう。 そこで今回は、ヒアルロン酸を膝に注射することによって腫れるなどのリスクについて解説します。 膝にヒアルロン酸注射の効果とリスク:膝の動きがスムーズ!でも腫れる? 膝関節にある軟骨の主成分はヒアルロン酸ですが、このヒアルロン酸は加齢によって減少していきます。さらに、炎症によって膝関節に増えすぎたサラサラの関節液は、本来の粘性の関節液のような潤滑剤の役割を果たすことができません。 膝に痛みや腫れがある人にヒアルロン酸注射をするのは、ヒアルロン酸を補って軟骨を保護し、膝の動きを滑らかにすることが目的です。 しかし、ヒアルロン酸は体内に吸収されるため、1回の注射では効果を発揮することができません。ヒアルロン酸注射は、最初は1週間に1回を5週行います。そしてその後は症状を見ながら2週間に1回を5~10回行うことになるでしょう。 つまり、それだけの回数、膝関節に注射をすることになります。 そして、ヒアルロン酸注射を行った場合、頻度は高くないですが、細菌に感染し化膿性関節炎を起こすことがあります。膝の中は無菌に近い状態なので感染に弱く、皮膚に汚れが残っていたり注射後にこすったりすることで感染リスクが高くなります。 もし、ヒアルロン酸注射の後に膝関節全体が腫れる、熱を持っている、痛みがひどくなったという場合は感染の可能性があるので早めの受診を検討してください。 ただし、通常の場合でも、ヒアルロン酸注射をした部分が数日間腫れることもあり、腫れたら必ずしも感染を起こしているというわけではありません。専門医の診断が必要です。 膝のヒアルロン酸注射のリスクを回避:さらに効果的な新たな治療法とは? ヒアルロン酸注射は、膝の痛みや腫れに対する効果が期待できる治療法です。また、外科的な手術よりも1回の治療時間が短く、負担が少ないというメリットもあります。 しかしその一方で、注射を行う回数が多いというデメリットがあります。注射をしてから数日は注射の痕が少し腫れることもありますし、細菌感染を起こすと膝が腫れる、痛みが増強するなど、症状が前よりもつらくなってしまうこともあります。 注射の回数が多いということは、それだけリスクもあるということです。 そんな中、近年スポーツ医療で注目されているのが再生医療です。自身の脂肪から幹細胞を採取し、それを膝関節に注入するという方法です。これもヒアルロン酸と同じように膝に注射をしますが、幹細胞が損傷した軟骨や靭帯を修復するので、注射の回数は少なくて済むメリットがあります。 まとめ・膝の痛み!膝へのヒアルロン酸注射にリスクはあるか? 膝の痛みや腫れの治療に用いられるヒアルロン酸注射では、特に感染を起こしていない場合でも、膝が腫れることがあります。 また、細菌感染を起こしてしまうと、膝が全体的に腫れる、痛みが増強するといった症状が出現し、前よりも症状がつらくなってしまう場合もあります。 ヒアルロン酸は体内に吸収されてしまうため、何度も注射をしなくてはなりません。注射の針を刺す回数分、感染のリスクがあるということになります。 しかし、近年スポーツ医療でも注目されている再生医療であれば、自身の脂肪から採取した幹細胞を膝関節に注入することで、損傷した軟骨や靭帯を修復させる効果が期待できます。 治療期間も短い、副作用やアレルギーの心配も少ないなど、メリットが多い治療法です。 膝が腫れる、痛みがつらいという症状で悩んでいるのであれば、再生医療も治療法の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.29 -
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ヒアルロン酸注射は、膝の痛みの改善にも効果が期待できる治療法の1つですが、感染の不安がある人もいるかもしれません。 今回は、膝の治療の選択肢のひとつであるヒアルロン酸注射について、感染のリスクはあるのかどうかについて詳しく解説します。 こちらもご参照ください 膝にヒアルロン酸注射をすると感染が怖いの? 膝の軟骨が損傷すると、関節液を分泌している滑膜が炎症することがあります。滑膜が炎症を起こすと、サラサラの関節液が過剰に分泌されるようになり、本来粘性である関節液のような潤滑剤の役割を果たせません。 このような状態になっている膝にヒアルロン酸を注入すると、関節液に粘性がでてくるため膝の動きを滑らかにする効果が期待できます。そして、軟骨にヒアルロン酸が補充され、傷ついた軟骨を保護し炎症を抑える効果や、炎症を抑えることで、膝の痛みの軽減も期待できます。 このように、ヒアルロン酸は膝の痛みの治療に効果的なのですが、感染のリスクがあるという話も耳にします。本当に感染のリスクがあり、危険なのでしょうか? 膝にヒアルロン酸を注射すると感染のリスクがある? どのような治療法でも、良い作用だけでなく副作用やリスクがあるものです。膝へのヒアルロン酸注射も、頻度は少ないのですが感染のリスクがあることが報告されています。 膝に直接針を刺してヒアルロン酸を注入しますが、関節の中を流れる血液は少なく、無菌の状態になっています。血流が少ないのはそれだけ感染に弱いということで、注射をする際は万が一の感染に備えてしっかりと対策をする必要があります。 また、ヒアルロン酸注射は週1回を5週、その後は症状に合わせて2週に1回を5~10回行う必要があります。それだけの回数針を刺すため、それだけ感染のリスクがあるとも言えます。 膝へのヒアルロン酸注射で感染を起こすとどんな症状が出るの? ヒアルロン酸注射による細菌感染で多いのが化膿性関節炎です。 悪化すると膝の痛みが注射前よりも強くなったり、関節の動きが悪くなったりすることもあります。注射後に熱が出る、膝が腫れる、痛みが強くなったという症状があれば早めに受診してください。 膝にヒアルロン酸注射をすると感染が不安!という方へ 近年、再生医療が注目されるようになり、スポーツ医療でも多く取り扱われるようになっています。 再生医療では、自己細胞から採取した幹細胞を膝関節に注入し、幹細胞が損傷した靭帯や軟骨を修復させる効果を期待するという治療法です。 幹細胞の注入は針を刺す回数が少なく、感染のリスクが少なくなります。また、患者さん自身の細胞を用いるため、アレルギーや副作用のリスクも少ないというメリットがあります。 まとめ ヒアルロン酸注射は膝の痛みや腫れの治療として広く知られていて、効果も期待できますが、感染のリスクがあります。 近年スポーツ医療の分野でも注目を集めている再生医療は、治療回数が少なく済み、自身の幹細胞を用いるので副作用や後遺症が起こるリスクも低く、安全性が高いと言えます。 膝の痛みなどの症状で悩んでいる方は、再生医療による治療も選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。
2019.12.26 -
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膝の痛みはヒアルロン酸注射で回復するのか?その治療期間とは 膝の痛みは日常生活に直結するため、効果のある治療を受けたいですね。 しかしどのような治療にもメリット・デメリットがあります。効果があるという治療法であったとしても、長期間続けなければならないとなると、継続しようかどうか、その治療を受けようかどうか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。 今回は膝の治療の1つであるヒアルロン酸注射の治療は、いつまで行うことが必要なのかについて解説します。 こちらもご参照ください 膝のヒアルロン酸注射の効果とは 膝関節の中には軟骨があります。その軟骨は、一度損傷してしまうと元の状態に戻ることはありません。 膝の痛みや腫れの主な原因は、膝関節の軟骨や滑膜組織の損傷による炎症です。 膝関節のクッションの役割をしていた軟骨のすり減りは、骨同士がぶつかりあって関節の変形を引き起こします。滑膜組織の炎症が起こると関節液が過剰分泌され、膝に水が溜まる状態になります。 軟骨の主成分はヒアルロン酸です。 ヒアルロン酸は加齢とともに減少していき、それに伴い軟骨もすり減りやすい状態になります。そのため膝関節にヒアルロン酸を注入し、軟骨にヒアルロン酸を補う治療が効果的なのです。 ヒアルロン酸注射の期間について ヒアルロン酸注射は1回行えば永久に効くというものではありません。なぜなら、ヒアルロン酸は体内に吸収されるという性質があるからです。 そのため、ヒアルロン酸注射を行う前提として数か月の治療期間があることを念頭に入れておいてください。最初の5週間は、1週間に1回膝にヒアルロン酸を注射します。 そのあとは2週間に1回のペースで5~10回ほど注射をすることになるでしょう。ただし痛みの状態によって1週間に1回になることもあります。 5~10回というのも痛みの状態や医師の判断で変わってくるものです。いつまでヒアルロン酸注射をやるかは医師と相談しながらになりますが、3~4か月程度の治療期間と考えておくといいでしょう。 膝のヒアルロン酸注射をやめる!新たな治療法 膝にヒアルロン酸を注射すると、軟骨を保護する、炎症を抑えるなどの効果が期待できます。 また潤滑剤の役割を担う関節液にもヒアルロン酸が補充されるので、関節液の本来の役割を取り戻すことが可能になります。 しかし膝にヒアルロン酸注射をするデメリットは治療期間が数か月と長いことです。その期間で膝の痛みが改善しなければ手術という選択をする場合もあります。 膝に痛みがあると通院自体が負担になる人もいるでしょう。また、スポーツをする人には復帰までにどれくらいの期間がかかるのかは重要な問題です。 近年スポーツ医療をはじめ膝の治療に再生医療が注目されています。これは自身の脂肪から幹細胞を採取し、膝関節に針をさして注入するという方法です。幹細胞が傷ついた軟骨や靭帯を修復し、症状の進行を遅らせます。 幹細胞には鎮痛作用や抗炎症作用があることもわかっているので、膝の痛みも取り除くことができるというメリットもあります。さらに、再生医療はヒアルロン酸よりも治療が短期間ですむ上、副作用や後遺症が残りにくいという特徴があります。 まとめ・膝の痛みはヒアルロン酸注射で回復するのか?その治療期間とは 膝の痛みの治療には、膝関節にヒアルロン酸を注射するという方法がありますが、いつまでも続けなければならないというデメリットがあります。 しかし、もっと短期間で膝の治療をしたいという人には再生医療という選択肢があります。スポーツ医療でも期待が高まっている治療法ですから、スポーツをしている人にもおすすめです。
2019.12.22 -
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膝に水が溜まる悩みに自然治癒に近い最新治療法 膝の悩みは中高年だけでなく、スポーツをする若者にも起こりうるものです。膝に水が溜まるとさまざまな症状が出現し、日常生活に支障が出る場合もありますし、頻繁な受診が負担になることもあるでしょう。 そして、膝に水がたまる症状について、自然治癒するものなら自然治癒力で治したいと思う人もいるでしょう。そこで今回は、膝に水が溜まる原因や、自然治癒できるのかどうかについて解説します。 膝に水が溜まったら放置は禁止 膝関節は太ももと膝の骨をつなぐ関節です。関節包という袋状のものに関節は包まれ、その中には関節液が存在します。つまり誰の膝にも水は存在するのです。 しかし変形性膝関節症、関節リウマチ、痛風といった疾患によって膝関節に炎症が起こると滑膜組織から分泌される関節液が増えていきます。これが膝に水が溜まるという状態です。 膝関節の炎症は外傷でも起こります。スポーツによって半月板損傷、靭帯損傷などのケガをすると関節の軟骨が傷つき、炎症を起こすので膝に水が溜まる原因になるのです。 しかし、炎症を起こす疾患や外傷の自然治癒は困難で、痛みや炎症を取りのぞくための薬物療法などの治療はできますが、一度傷ついたりすり減ったりした軟骨は自然に再生することはありません。 膝に水が溜まると行う治療法と、自然治癒に近い最新の治療法 膝に水が溜まるのは炎症が原因なので、治療をするには、まず炎症を取り除くことが重要です。 薬物療法 関節リウマチや痛風が原因の場合、内服薬で痛みや炎症を抑えるという治療法があります。変形性膝関節症や外傷が原因の場合、膝関節に直接針を刺して痛み止めや炎症を抑えるステロイドを注射するという方法もあります。 膝の水を抜く 正常の状態の関節液は粘性のもので関節の潤滑剤のような役割をしています。しかし過剰に分泌された関節液はサラサラで膝関節を守ることができないのです。 動かす時に骨と骨がぶつかり、それが膝の痛みを強くすることもあり、そのような状態では自然治癒どころか悪化のリスクがあります。そのため膝に針を刺して溜まった水を抜くのです。 手術 薬物療法で痛みや腫れなどの症状が改善しない場合は、軟骨などの損傷がひどいことが考えられます。その場合は手術で原因を除去するという方法がとられます。 損傷した軟骨のかけらが関節内に遊離体として存在すると痛みや新たな炎症の原因にもなるので手術で取り除きます。 再生医療(最新医療) 再生医療は、自然治癒に近い!ともいえる最新の治療法です。膝に水が溜まる状態に再生医療という選択肢があります。薬物療法ではなかなか症状が改善しないという人もいるでしょう。長期間の薬物療法は副作用の不安がある人もいるかもしれません。 特にスポーツをする人にとって、手術は復帰までに時間がかかるため、踏み切るのに勇気がいるものです。だからこそ、自然治癒できないかと考える人も多いのです。 近年、スポーツ医療では、再生医療という方法が注目されています。自身の細胞から採取した幹細胞を膝関節に注入し、損傷した軟骨や組織を修復させるというものです。幹細胞には鎮痛作用や抗炎症作用もあるので、膝の痛みを取り除くことも期待できます。 また、自身の細胞を使うので副作用や後遺症のリスクも低いです。 まとめ・膝に水が溜まる悩みに自然治癒に近い最新治療法 膝に水が溜まると痛みや腫れなど、さまざまな症状を引き起こし、日常生活に支障をきたします。近年、膝の治療法として注目を集めている再生医療であれば、膝に水が溜まるという症状も自然治癒に近い方法で治療ができます。 薬物療法でなかなか症状が改善せず、手術は避けたいという人は、治療法として再生医療も選択肢としてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.12.19 -
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スポーツで膝に水が溜まる原因と治療法 スポーツをしていて膝の痛みや腫れを感じた経験はないでしょうか。 膝に水が溜まるのは、加齢によるもので中高年の問題だと思っている人も多いかもしれません。しかしスポーツをする人にも膝に水が溜まるリスクはあるのです。今回はスポーツで膝に水が溜まる原因について解説します。 スポーツで膝に水が溜まる原因 スポーツは膝を使うことが多く、走ったり跳ねたりすることで膝関節に負荷がかかります。また事故で怪我をした時に膝関節を痛めることがあるように、スポーツでも転倒や強い衝撃で膝関節を痛めることがあるのです。 膝関節は太ももと脛の骨をつなぐ関節です。膝関節には関節包という袋状のものがあり、中には関節液があります。この関節液は誰の膝にも存在するのですが、過剰に分泌されたものが「膝に水が溜まる」と言われる状態です。 膝に水が溜まるのは、膝関節にある軟骨や滑膜組織が損傷したことによる炎症が原因で、炎症によって滑膜組織から過剰に関節液が分泌され、膝に水が溜まるのです。 加齢によって軟骨は減っていくのですが、スポーツで膝の負荷が大きい場合でも軟骨がすり減る場合があります。スポーツは転倒したり衝撃を受けるリスクがあり、半月板損傷や膝蓋骨骨折、膝靭帯の損傷などは、膝に水が溜まる原因になります。 スポーツで膝が痛い!膝に水が溜まると出現する症状 スポーツをする人にとって膝に水が溜まるのは放っておけない問題ですよね。膝に水が溜まると出現する症状には、以下のようなものが挙げられます。 痛み 膝に水が溜まるのは膝関節にある軟骨や組織の炎症なので、膝に痛みが生じます。 炎症が起こると滑膜組織から過剰に関節液が分泌されるだけでなく、サラサラの水のような関節液になります。サラサラの水では膝関節の負荷を軽減できず、骨と骨がぶつかることもあるため、膝に水が溜まると、膝に痛みが生じるのです。 腫れ 炎症が起きている状態のため、膝関節の周囲が腫れます。スポーツをしていて怪我をした場合、傷や内出血だけでなく膝の腫れにも注意が必要です。 ぶつけたから痛いと思っていたら、実は膝の軟骨が傷ついていたということもあります。膝が腫れてきたら膝に水が溜まっていることも視野に入れて早めに受診してください。 腫れだけでなく膝が熱をもつこともあります。腫れの他にも水が過剰に溜まって膝の周辺がブヨブヨしてくる場合もあります。 まとめ・スポーツで膝に水が溜まる原因と治療法 スポーツでは膝の過度な負荷や外傷により、膝関節を痛めることがあり、軟骨や組織の炎症は膝に水が溜まる原因になります。膝に水が溜まると、痛みや腫れが生じスポーツをするのが困難になることもあります。 薬物療法でなかなか改善しない場合や、手術をして復帰までの期間が長くなるのを避けたいという人もいるでしょう。そのような場合はスポーツ医療でも注目されている再生医療を検討するのはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.12.16 -
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- 変形性膝関節症
- 再生治療
膝の痛み!介護職の職業柄多い変形性膝関節症とは 介護職はやりがいのある仕事ですが、体を使う仕事が多いため、さまざまなところに痛みが出るリスクがあります。例えば、介護職が抱える問題のひとつである膝の痛み、変形性膝関節症に悩む人も多いのではないでしょうか。 今回は膝の痛みを引き起こす変形性膝関節症について詳しく解説します。 介護職に多い変形性膝関節症とは? 介護の仕事は、膝の痛みを生じるリスクが高いです。そして、介護職の膝の痛みの原因として多いのが変形性膝関節症です。 介護職に変形性膝関節症が多い理由 膝関節は大腿骨と腓骨、膝蓋骨という骨でできており、軟骨がクッションの役割を果たしています。軟骨が膝の負荷の軽減や関節の滑らかな動きに役立っているのです。 しかし加齢や肥満、過度の負荷によって軟骨がすり減ると膝への負荷が大きくなり痛みが生じます。軟骨がすり減るために骨同士がぶつかるようになり、膝関節の変形につながります。 介護職は利用者の体を抱えたり、中腰の姿勢になったりと膝への負担の大きい仕事をしています。仕事中に膝の曲げ伸ばしをすることも多く、膝関節への過度な負荷から若くても変形性膝関節症になるリスクがあるのです。 変形性膝関節症の症状 初期の段階では、歩き始めや立ち上がる時など動き初めに痛みが生じます。痛みが軽い場合もあり、膝を動かさなければ痛みがないので症状を見逃すこともあります。 進行していくと階段の上り下りで痛みが出たり、膝が腫れたり水が溜まったりします。さらに症状が進むと安静にしていても痛みが出てきてしまいます。 変形性膝関節症の対策としてサポーターを使ってみませんか? 介護職が悩む変形膝関節症の治療法とは 膝の痛みを抱えながら介護の仕事をするのはつらいですよね。そこで、変形性膝関節症の治療法について紹介します。 薬物療法 ・膝の痛みや炎症に対して、痛み止めや湿布薬など薬を使って治療します。 注射 ・膝関節の中にある関節液にはヒアルロン酸が含まれています。 ・ヒアルロン酸の減少によって膝の負荷が大きくなるため、膝にヒアルロン酸を直接注射するという方法があります。 ・膝に水が溜まっている、膝の痛みが強いという場合は、痛み止めを直接膝に注射するステロイド注射という方法もあります。 サポーター ・膝の痛みを抱えながら仕事をする介護職の方はサポーターをする人が多いのではないでしょうか。 ・サポーターは膝をひねらないようにしたり、膝を温めたりする効果があります。包まれている感覚が痛みを和らげる効果も期待できます。 手術 ・痛み止めや注射でコントロールできないほど膝の痛みが強く、日常生活に支障がある場合は手術という選択肢もあります。 ・変形性膝関節症の進行具合や症状によって手術の方法が異なりますが、数日から数週間の入院が必要になるでしょう。 ・かなり進行している場合は人工膝関節置換術という方法もあります。 休養がとれない介護職の方必見!変形性膝関節症の治療に再生医療という選択もある 近年変形性膝関節症の治療に再生医療が注目されています。薬物療法や注射で効果が実感できず、手術はためらうという人への新しい選択肢です。 変形性膝関節症に行われる再生医療には2種類あります。1つ目は自身の脂肪から採取した幹細胞を膝関節に注入するというものです。幹細胞が傷ついた軟骨を修復することで痛みや炎症を抑える効果があります。 2つ目は自身の血液からとれる多血小板血漿を膝関節に注射するというものです。血小板は止血作用があることで知られていますが、血小板が放出する成長因子が膝関節の傷ついた組織を修復し痛みを軽減させます。 まとめ・膝の痛み!介護職が多い変形性膝関節症とは 介護職は膝への負荷が大きく、膝の痛みの原因として多いのが変形性膝関節症です。痛み止めの内服や湿布薬で対処する人も多いですが、症状が進行すると安静にしていても強い痛みが生じ介護の仕事が困難になります。 そんな変形性膝関節症の新たな治療法として、再生医療が注目されています。つらい痛みに悩んでいる、薬やサポーターなどでの対処が難しいという方は、再生医療による治療も選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。 再生医療は、一般的な病院やクリニックで受けることはできません。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門院です。治療に関する疑問やお聞きになりたいことがあればお気軽にお問い合わせ下さい。 以上、膝の痛み!介護職が多い変形性膝関節症とはについて記させて頂きました。参考にしていただければ幸いです。 監修:リペアセルクリニック 大阪院
2019.11.27 -
- ひざ
- 再生治療
膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては? 介護士は、利用者の生活を支える、とてもやりがいがある仕事です。 しかし、体を使う仕事が多いため、膝や腰など関節の痛みを抱えている人も多いですし、膝が痛くても同僚に気を使って、痛みを我慢しながら仕事をしている人もいるのではないでしょうか。 今回は、介護士の膝の痛みを治す方法について解説します。 介護士の膝の痛みを治す方法 膝の痛みを治す方法は原因によってさまざまですが、主に、痛みのある部分に湿布を貼って痛みを和らげたり、サポーターやテーピングで膝関節を固定する方法が用いられます。 介護士は日常的に膝関節を使いますが、サポーターを装着することで膝関節を安定させることができるので、痛みを軽減できます。しかし、サポーターをつけても根本的な治療にはつながりません。 また、膝蓋靭帯炎のように炎症を起こしている場合は、とにかく安静にすることが大切です。靭帯や半月板を損傷したことで生じる膝の痛みを治すには、手術という方法があります。 しかし、手術となると不安になったり、仕事への復帰までの期間を気にする介護士の方も多いでしょう。そこで、最近注目を集めているのが「再生医療」によって膝の痛みを治す方法です。 再生医療は、患者さん自身の細胞を膝関節に注入し、傷ついた軟骨を修復させるという治療法です。手術より短期間での治療が可能なこと、患者さん自身の細胞を使うため副作用が少ないなどのメリットがあります。 膝の痛み!重症化を防ぎましょう 介護士が膝の痛みを治す方法は、ご紹介した手術や再生医療などもありますが、なるべく早く専門医を受診し、適切な治療を開始して重症化を防ぎましょう。 介護士に起こる膝の痛みの原因とは? 介護士は膝を痛めやすい職業のひとつです。 ベッド上の利用者のオムツ交換や体位変換では中腰の姿勢で作業をすることがあります。利用者を抱える、車椅子に移乗する、入浴用のストレッチャーに移乗するなど、膝など関節への負担が大きくかかります。 特に、ベッドから車椅子、車椅子からトイレというような座った状態の利用者の移乗が、膝に大きな負担がかかります。腰を曲げて体を低くしてから、利用者を抱えるように移乗するからです。 このように介護士の仕事の中に膝に痛みが生じるリスクが多く潜んでいます。 膝の痛みを重症化させないようにするには? 痛みがあるときは、まずは、なるべく安静にすることが大切です。サポーターをつける、痛み止めを飲むなどの方法で対処できる場合もありますが、その場合も、専門医の診察を受けてください。 適切なサポーターの使い方をし、適切な痛み止めの使用をすることが大切です。重症化してしまうと、根本的な治療が必要になります。 まとめ・膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては? 介護士は体を使う仕事であり、膝関節への負荷が大きい職種です。変形性膝関節症などになってしまい、膝の痛みを抱えながら仕事をする人もいますが、つらい痛みは早く改善したいですよね。 近年は、膝の痛みを治す方法として、自身の細胞で傷ついた軟骨を修復する再生医療が注目されています。根本的に膝の痛みを治す治療を受けたい!という場合は、この再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。詳しくは、専門医にご相談くださいね。 以上、膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては?と題して解説しました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.23 -
- ひざ
- 再生治療
- PRP治療
鵞足炎の痛みに自己流マッサージは悪影響!専門医の指導を受けましょう 水泳やランニング、ロードバイクなどで急な膝の痛みに襲われた…それはもしかしたら鵞足炎かもしれません。 鵞足炎の症状を和らげるためにはマッサージが効果的ですが、自己流ではなく専門医や整体師の指導のもとで行うことが大切です。 鵞足炎はマッサージなどで治る? 鵞足炎とは、ランニングやサッカーなどで過度な負担がかかり、鵞足部という膝の内側の部分に炎症を起こす病気です。 オーバーユース(使いすぎ)や、不十分なウォーミングアップ(準備)なども鵞足炎の引き金になります。注意頂きたいのは鵞足炎は一度発症すると再発しやすい厄介な病気で、アスリートにとっては選手生命を脅かしかねない障害になります。 鵞足炎の治療法としては、主に安静やストレッチ、貼り薬、鎮痛剤の内服と併せ、整体師など専門の人にマッサージをしてもらうという方法が挙げられます。 ただ、マッサージでは痛みを和らげる効果を期待することはできますが、根本的に治すという治療という意味では効果は期待できません。 鵞足炎に効果的なマッサージ方法は? 鵞足炎になった際、なんとか自分でマッサージをして少しでも痛みを和らげたいと思うかもしれません。 実のところ鵞足部などを含む内腿をほぐすマッサージや内転筋群のストレッチなどのマッサージ方法は、インターネット上で調べれば種々、たくさん紹介されています。先にも申しました通り、これらを真似て自己判断でむやみにマッサージをすると、さらに症状が悪化する可能性が高くなります。 自己判断でマッサージをせずに必ず病院や整体院などで施術を受ける、もしくはアドバイスをもらうようにしましょう。 マッサージをしても良くならない…再生医療で鵞足炎を治すという選択肢もある 整体院などでマッサージをして、一時的には症状が改善したけれど、また鵞足炎を再発してしまった…。 このように何度も繰り返す鵞足炎にお悩みの場合、再生医療という選択肢も視野に入れてみるといいでしょう。PRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で損傷した組織の修復を促すという再生医療があります。 PRPによる治療は、スポーツ選手が心配になるドーピングには指定されていないため、安心して治療を受けることができます。何より、治療期間が短くて済むために、パフォーマンスを落としにくく、体に負担がかかりにくいといったメリットがあります。 まとめ・鵞足炎の痛みに自己流マッサージは悪影響!専門医の指導を受けましょう つらい痛みを伴う鵞足炎ですが、決して自己判断でマッサージなどをせず、必ず医療機関もしくは整体院などで施術を受けるようにしましょう。自分でマッサージをする場合は、専門医や整体師の指導のもと、行うようにしてくださいね。 また、再発を繰り返す場合や痛みが改善しない場合は、再生医療という新しい治療法で鵞足炎を根本から治すという手段もあります。 自分にあった治療法を選択し、快適なスポーツライフを送りましょう。PRP療法はアスリートに最適な方法です。詳しくは当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.10.31