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登山がしたい!膝が痛い場合に役立つテーピングの知識 登山をするときに膝の痛みを感じる…そのようなときに、テーピングをすると痛みは改善するのでしょうか? 膝の痛みがあっても、テーピングをするなどして登山を楽しみたい!と思われている人は多いと思います。そこで今回は、膝の痛みがあるけれど登山がしたいとき、テーピングは効果的なのかどうかについて紹介します。 ただし、無理は禁物です。登山がしたい場合にテーピングは有効ですが、けして万能ではなく、症状を快方に向かわせるものでもありません。あくまでも膝をサポートするため、補助となるものです。 登山時の膝の痛みにテーピングは効果的なのか テーピングはスポーツ障害に対して関節の動きを改善させるために用いられてきましたが、最近では一般の人や高齢者に対しても応用されてきています。しかし、そもそもテーピングは膝の痛みに効果が期待できるのでしょうか。 登山を行う際にサポートとしての役割を果たしてくれるのでしょうか。テーピングした人としていない人を比べると、テーピングをした人は膝関節が安定化し、運動能力も上がったという研究報告もあります。 つまり、テーピングは膝の痛みのある人の登山のサポートとして役立てることができると言えるのです。 テーピングが膝の痛みに効果的な理由 テーピングが膝の痛みの改善や、予防に効果的な理由はいくつか挙げられます。脱臼や靭帯損傷、ねんざなどにより通常よりも関節の可動域が大きくなってしまった場合に、テーピングで制限することができます。 さらに、ケガや損傷を受けた筋肉や関節を補強することで痛みの軽減に繋がります。このように、テーピングは痛みを軽減させるだけでなく、その予防にもつながるため、登山をするときも、その効果は有効と言えるものです。 テーピングの種類と効果的な使用方法 ひとくちに「テーピング」と言っても、いろいろな種類があります。 1.非伸縮タイプ 伸縮性のないタイプで、関節や筋肉をしっかりと固定するのに向いています 2.伸縮タイプ 伸縮性があり、非伸縮性とくらべ固定力は落ちるものの、関節可動域の制限を少なくすことができます 3.キネシオロジーテープ 固定目的のテーピングと異なり、筋肉のサポートが目的とされているものです。テープ自体が筋肉の収縮力に近い構造になっていて、筋肉の収縮を助けたり、体液の循環を良くする効果も期待できます。 使用方法(テーピングの仕方) テーピングには、このように種類もありますが、使用方法(巻き方)には、さらに千差万別あります。 登山のときにテーピングをするのであれば、膝の痛みがあるのか?どんな痛みなのか?固定なのか?補強なのか?など、部位や、痛み、目的によって、その巻き方は変わってきます。 強く巻きすぎたり、逆に弱すぎたりすると逆効果になってしまうこともあるので、テーピングをするときは、事前に病院を受診して、自分にあったテープの種類や、その巻き方を医師や理学療法士からアドバイスを受けるようにしましょう、その上で、正しく装着すると確実であり、安心です。 自己流で行ってはみたものの、いざ山登りをするとなると痛みや違和感を感じるものです。そうなると山登りを満喫することはできません。しっかり指導を受けて正しく装着することで楽しい行楽になる確率がアップします! まとめ・登山がしたい!膝が痛い場合に役立つテーピングの知識 テーピングは、その固定力や伸縮力によって膝の痛みや血行を改善し、ケガの予防に繋げることができます。登山をするときにも、膝の痛み対策としてテーピングを使うのは有効と言えます。 ただし、正しい巻き方をしなければ逆効果になってしまう可能性があるため、専門医などから正しい巻き方についての指導を受けましょう。以上、膝の痛みに効果的なテーピングで登山を楽しむ方法について記載しました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.09.06 -
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膝が痛いながらも登山をするならサポーターが効果的 膝に痛みがあるけれど、登山はやめたくない!なんとかして続ける方法はないかな…。サポーターをすれば大丈夫かも?などと考えている方もいるのではないでしょうか。 今回は、登山をするときの膝痛とうまく付き合うためにはサポーターが効果的なのかどうか、どんな種類のサポーターがあるのかなどをご紹介します。 膝が痛い場合に登山をする場合はサポーターが効果的 登山をしていて膝痛に悩まされているなら、サポーターを上手に使うことでその悩みが緩和されるかもしれません。膝の痛みの原因は膝にかかる負担の大きさにあります。 そのため、サポーターで、その負担を軽減させることができれば、登山のときの膝痛の悩みの緩和や改善、予防につながる効果が期待できます。 膝へのサポーターの種類について サポーターと言っても、さまざまなものが販売されています。そして、目的や使用時間によっても使い分けが必要なので、サポーターの特徴を知っておくことも必要です。 ・ベルト型サポーター ・タイツ型サポーター ・支柱つきの膝サポーター ベルト型サポーター 装着も簡単で自分で調整できるベルト型です。膝関節に合わせて自分でしっかりと固定することで、筋肉や骨をしめつけ、痛みの改善をはかることができます。 登山時においては、負担のかかりがちな屈伸の動きをサポートして膝への負担を軽減させる効果が期待できます。 しかし、締め付けがきつすぎるとうっ血したり、固まって動きにくくなってしまう場合もあるので、きちんとサイズを合わせて買うようにしましょう。 タイツ型サポーター 生地が薄く、日常的に使用していても違和感がないタイプです。 履くだけで良いので着脱も楽で、膝への保温効果による痛みの軽減作用も期待することができます。 簡単な分ずれやすいため、テーピング機能があると良いでしょう。 支柱つきの膝サポーター サポーターの中に金属の支柱が入っており、膝関節を金属で固定するので、サポート力に優れています。 支柱付きの膝サポーターはさらにタイツ型のように履いて装着するもの、巻いて装着すもの、その二つをあわせたハイブリッドタイプがあります。 登山をするときの膝痛の緩和に役立つサポーターを選ぶには? 登山をするときの膝痛の緩和に役立つサポーターを選ぶには、まず、サイズをきちんと合わせましょう。 また、登山のときは膝を曲げたり伸ばしたりしますし、汗もかくので、伸縮性やストレッチ性、通気性に優れたものを選ぶようにしてくださいね。 専門家に相談しましょう 膝痛を緩和するためのサポーターは、市販の薬局などでも購入できます。 しかし、登山をするときには普段以上の負担が膝にかかることになりますし、そもそもサポーターをつけたからと言って登山をしてもいい状態なのかどうか?ということは、自分では判断できないこともあると思います。 膝痛の原因はさまざまですが、今以上に悪化させないようにするためにも、医療機関で診察してもらい、サポーターの使用方法についてもきちんと指導を受けた方が安心です。 また、普段は痛みを感じないけれど、登山をすると膝痛がひどくなる…というようなケースもあるでしょう。 まとめ・膝が痛いながらも登山をするならサポーターが効果的 登山中の膝痛の緩和には、サポーターを用いることが効果的です。ただし、サポーターにもさまざまな種類があるので、医師や理学療法士に相談して、自分に合ったものをみつけるようにしましょう。 また、サポーターをしても緩和・改善されないほど膝痛がひどく、登山をあきらめてしまったという方もいるかもしれません。 しかし、最近は、自身の細胞を使って関節の修復をする再生医療も注目されています。再生医療で治療し、サポーターも上手に使うことで、また登山を再開できる可能性もありますよ。 再生医療について詳しく知りたい方は、まずは、専門のクリニックのホームページをご覧になってみてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.08.24 -
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登山中、膝裏に痛みを感じる!その原因と予防法 登山をしていて「膝裏が痛くなった」ことはありませんか? 登山前は特に痛みはなかったのに、登山がひと段落してから痛みが出てきたのであれば、その痛みは普段の生活が原因かもしれません。今回は、登山で膝裏の痛みが出る理由と解決法について紹介します。 膝裏の痛みの原因 登山では、なぜ膝裏の痛みがでるのでしょうか? 膝裏の痛みが出る原因の病気としては、関節リウマチや膝靭帯損傷、変形膝関節症などが挙げられます。しかし、これらは安静時も痛みを伴う場合が多いので、登山の時だけ膝に痛みを感じるのであれば、これらの疾患ではないかもしれません。 膝裏に痛みを感じる方は、登山のどの段階で痛みを感じるのか思い出してみましょう。もし下山のときであれば、登山で痛みが出てしまうことを予防・改善できるかもしれません。 登山(下山)で膝裏の痛みが出る原因 下山のような下り坂歩行は、平坦な道を歩いている場合と比べ、地面を踏んだときにかかる力と、膝の関節を伸ばしたことによる力が強くなります。そして、関節自体も曲がった状態で歩くことになります。 また、かかとが地面についたときの力は、膝裏と太ももの筋肉である大腿四頭筋が衝撃を吸収する役割を果たしています。 つまり、登山で下山をするときには、脚(膝裏)に大きな負担がかかっているということになります。 さらに、ただでさえ膝に負担がかかりやすい状況に加え、山道といった特殊な条件が歩き方にも影響を与えます。このようなことが、登山(下山)で膝裏の痛みを発症する原因です。 登山(下山)で膝裏の痛みを発症させないための予防法? 登山で膝裏の痛みが出てしまうという方は、膝への負担を軽減させるための筋力トレーニングが有効です。筋力を保つことで膝関節が安定化し、関節や骨、靭帯などにかかる負担を減らすことができるためです。 大腿四頭筋を鍛えるためには、適度なスクワットやウォーキングを普段から行っておくと良いでしょう。また、歩き方にも気を付けましょう。 疲れてくると猫背になりがちで、つま先に負担がかかった歩き方になり、さらに前のめりになると膝にも負担がかかってきます。姿勢はまっすぐ保ち、足の裏全体で歩くようにしましょう。 疲れを感じる場合は、ストックのような補助具も有効です。 まとめ・登山中、膝裏に痛みを感じる!その原因と予防法 登山における膝裏の痛みの原因としては、膝関節周囲の筋力不足や登山時の姿勢、歩き方が関係しています。普段から負担にならない程度にスクワットや有酸素運動をおこなうなど、筋力トレーニングをするようにし、また、歩き方にも気を付けましょう。 登山で膝裏に痛みが出てしまった場合、安静にして痛みが軽くなるようでしたら様子を見ていても良いですが、もし、痛みが続く、どんどん痛みが強くなるというような場合は、なるべく早く医療機関を受診してくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.09.19 -
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膝が痛くなる原因とは 登山中の膝の痛みの原因としては、筋力不足や柔軟性の不足、靭帯の損傷や関節軟骨のすり減り、骨の異常、道具のミスマッチなどいくつかの要因が挙げられます。特に筋力不足や道具がミスマッチしている場合、長時間・長距離に渡って歩くことで膝へ過度な負担がかかってしまうことも珍しくありません。 また、性別や年齢、普段の運動量など個人によってもさまざまなので、詳しい原因を知るためには早めの医療機関への受診が推奨されます。 登山では下りでの怪我が多い 登山は上るときよりも、下るときのほうが、ケガのリスクが高いといわれています。山を登る際には、大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前の筋肉を収縮させて使いますが、下山の際にはこの筋肉を引き伸ばして使います。 長時間にかけて連続で使用されることが少ないため、より負担を感じてしまうのです。大腿四頭筋が疲労して硬くなることで膝の柔軟性が低下し、痛みが出てしまいます。 そして、膝への負担が膝関節の筋力を超えてしまうことで、十分に関節を支えられず炎症を起こしてしまうのです。 痛みのケアについて 登山のときに膝が痛いという場合は、その多くが膝の外側の痛みを感じます。反対に、膝の内側に痛みを感じる場合は、関節に異常がある場合が多く、登山前から痛みがあるでしょう。 登山中に、膝に痛みが出てしまった場合には、以下のようなセルフケアがおすすめです。まずは安静にして、それ以上の炎症を防ぎます。 マッサージ ゆっくりと安静を取った後、太ももの表や裏をゆっくりとマッサージして、筋肉の疲労を取ります。 アイシング 炎症が起きてしまっている場合は、ビニール袋に水と氷を入れるなどして、患部を冷やしましょう。 圧迫 さらに患部の内出血や腫れを防ぐためにスポンジやパッドを患部に当て、テーピングや包帯で軽く圧迫しながら固定します。膝の少し上あたりを圧迫することで、靭帯への負担を減らす効果が期待できます。 登山で膝を痛めない歩き方 具体的に、登山で膝を痛めない歩き方を具体的にご紹介します。 背筋を伸ばし、おなかを引き締めて歩く 顎を引き、前を向いて歩く 歩幅は大きすぎないようにする。着地したときに膝が軽く曲がって衝撃を吸収できるような歩幅が理想的 腕は足の動きに合わせて軽く振り、首はまっすぐに保ってゆらさないようにする 着地はかかとだけで行わず、足裏全体で地面をとらえるようにする 平地と登山では歩き方が違う 平地ではかかとから着地し、体の重心の軸を歩幅の中間に持ってくるように歩きます。しかし登山では、靴全体で足を下ろして地面をとらえるように歩くのが特徴です。重心は踏み出した前足へゆっくりと移し、それを繰り返します。 足全体で着地することで足関節も大きく使うため、衝撃が膝関節にダイレクトに伝わらず分散されるので、膝を痛めにくくなります。このとき、膝の関節の向きにも注意するようにしましょう。 膝が内側や外側にずれた内股やガニ股の状態で歩くと、関節がねじれた状態で歩き続けることになります。この関節のねじれが痛みへと繋がってしまうので、登山で膝を痛めないように歩くためには、膝関節がまっすぐ正面を向いた状態で歩くことが大切です。 両足のつま先がそろって正面を向き、膝を曲げるときにまっすぐと正面に動かし、膝とつま先が同じ方向を向くようにして歩いてください。歩くときの癖には、体の硬さが原因の場合があります。 股関節や足首の関節が硬かったり、長年の偏った体の動かし方が癖になっていると、正しい歩き方へ矯正するのに時間がかかります。日頃からストレッチや柔軟体操をしたり、歩行時以外の姿勢にも気を付けて過ごすようにしましょう。 登山で膝を痛めないために・予防 登山靴の選び方について 登山靴を選ぶときには、まず、基本の日常生活における正しい靴の選び方をしましょう。 【正しい靴の選び方(基本)】 ①靴の中敷きが取り外せる ②靴のつま先部分で足指が自由に動かせる空間がある ③かかと部分が硬くてしっかりと支えられる ④靴の全方部が柔らかく、足指の付け根が楽に曲げられる ⑤紐やマジックテープでしっかりと固定ができる この条件を満たしている靴を履くと、日常生活でも疲れにくい歩行を続けることが可能です。 【登山靴の選び方】 登山靴は、正しい靴の選び方(基本)の①から⑤を満たしていることにプラスして、以下の⑥から⑧を満たしたものがおすすめです。 ⑥かかと部分に硬さのある ⑦ソール(靴底)に十分な剛性がある ⑧防水性がある このような条件を満たす登山靴であれば、膝への負担もかかりにくく、快適な登山を楽しめるでしょう。また、上記の条件の他にも、登山靴は登山する山の標高によっても靴を使い分けることが重要になります。 自分で登山靴を選ぶのが難しいという場合は、靴屋さんに選んでもらうと安心です。 サポーターを活用する 一口にサポーターと言っても、さまざまなものが販売されています。目的や使用時間によっても使い分けが必要なので、サポーターの特徴を知っておくことが大切です。 ベルト型サポーター タイツ型サポーター 支柱つきの膝サポーター ベルト型サポーター 装着も簡単で自分で調整できるベルト型です。膝関節に合わせて自分でしっかりと固定することで、筋肉や骨をしめつけ、痛みの改善をはかることができます。 登山時においては、負担のかかりがちな屈伸の動きをサポートして膝への負担を軽減させる効果が期待できます。 しかし、締め付けがきつすぎるとうっ血したり、固まって動きにくくなってしまう場合もあるので、きちんとサイズを合わせて買うようにしましょう。 タイツ型サポーター 生地が薄く、日常的に使用していても違和感がないタイプです。履くだけで良いので着脱も楽で、膝への保温効果による痛みの軽減作用も期待することができます。 簡単な分ずれやすいため、テーピング機能のあるものが良いでしょう。 支柱つきの膝サポーター サポーターの中に金属の支柱が入っており、膝関節を金属で固定するので、サポート力に優れています。 支柱付きの膝サポーターは、さらにタイツ型のように履いて装着するもの、巻いて装着するもの、その二つをあわせたハイブリッドタイプがあります。 トレーニング 脚部の筋力不足が原因である膝の痛みは、適切なトレーニングで改善を期待できます。行うトレーニングは、「筋力の向上」と「筋持久力の向上」の大きく2種類です。 筋力向上は登山中の登り下りに必要な力を、筋持久力は長時間の登山でもバテないスタミナを養います。そのため、この2つを意識したトレーニングを行うことが重要です。ここでは、代表的なトレーニングを2つご紹介します。 脚力アップにはスクワット 一つ目のトレーニングは「スクワット」です。脚を肩幅程度に開き、ゆっくりと膝を曲げ伸ばしします。膝の角度が90度ほど曲がる程度で十分です(お尻を地面につける必要はありません)。動作に慣れてきたら、バックパックを背負って行うと負荷が高まり、さらなる筋力アップ効果が期待できます。 スクワット10回を1セットとし、セット数を増やしたり、荷物の重さを調整したりするなどして、自分に合ったトレーニングを続けましょう。はじめは負荷を重視して筋力を高め、慣れてきたら回数を増やして筋持久力を強化を意識してみてください。 バランスと足裏感覚を強化にはかかと上げ 二つ目のトレーニングは、「かかと上げ」です。バランスを取りながら爪先立ちを繰り返す動作で、低めの台を使うとより効果になります。登山道は平坦な場所ばかりではないため、足裏の筋力とバランス感覚が重要です。爪先立ちを繰り返すことで足裏の筋力が鍛えられ、不安定な地形でも安定した歩行が可能になります。これにより、脚部への負担を軽減することが可能です。 日常生活の中では、あまり足裏に力を入れることがありませんが、「かかと上げ」は、電車の中や待ち時間など、ながらでも手軽にできるトレーニングです。スクワットと同様に、バックパックを背負ってみたり、片足だけで挑戦したりするなど、トレーニング中の負荷を調整してみましょう。 3.その他のトレーニング 荷物を背負って階段を上り下りするのも有効です。慣れてきたら、一段飛ばしで負荷をかける、荷物を増やす、往復回数を増やすなどのアレンジを加えましょう。 膝の痛みの主な原因は「日常的な運動不足」であることが多いです。山で膝の痛みに悩まされて登山が楽しめないのは誰しも避けたいものであり、最悪の場合は下山できなくなるリスクもあります。 日頃から脚力や体力をしっかり維持し、把握しておくことが大切です。トレーニングは地味ですが、登山においては非常に役立ちます。膝の痛みがなくなり、脚力が強化されれば、登れる山も見える景色も変わってくるので、日常生活の中でコツコツ行っておくようにしてください。 治らない痛みへの治療 膝痛が治らない場合の原因として、関節やその周辺組織の損傷が考えられます。一度損傷したり、変形が進んでしまったりすると、自然治癒はほぼ不可能です。手術を行うことで、膝痛が劇的に改善し、再度登山をしている人もいるため、登山をしたいと希望するのであれば、手術を検討するのも1つの方法です。 主な手術方法としては、骨切術のように骨の変形に合わせて人為的に骨を削って整える方法が挙げられます。 再生医療という選択肢も 最近注目を集めている治療法に、再生医療といった選択肢が挙げられます。 この再生医療では、自身の細胞で軟骨損傷を修復することで症状の進行を遅らせ、膝痛の改善を促します。外科的手術と比べて身体への負担も少ないため、高齢の方でも受けることが可能です。また、副作用が少なく高い効果が期待できる治療法として話題になっています。 「膝痛が治らない、でも、また登山を楽しみたい!」と思っているのであれば、検討してみる価値のある治療法です。 まとめ 登山での膝の痛みの原因の多くは、日常的な運動不足になります。登山中の膝の痛みに悩まされないためにも、日常生活の中でも行えるトレーニングを取り入れ、脚部筋力の向上や筋持久力の向上をはかりましょう。万が一、膝痛を抱えてしまった場合は、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けるのがおすすめです。
最終更新日:2024.09.20 -
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- 再生治療
膝関節症で悩む看護師がそれ以上悪化させないために気を付けるべきこととは? 看護師は出勤から退勤まで忙しく働き、1日中歩いている仕事であるのに加え、患者の移動介助なども行うため膝関節への負担が大きくかかります。 看護師自身が自分の身体に向き合う時間はなかなか確保できず、体調が悪くても休めない環境であることから、症状が強くでた時点での受診になってしまうこともあります。変形性膝関節症は高齢の方がなる印象だとは思いますが、看護師にも起こりうる疾患です。 看護師が膝関節症を悪化させないためには、普段の業務の中でどのようなことに注意をすれば良いのか確認していきましょう。 看護師にも多い膝関節症の原因はそもそも何? 膝の関節の表面は、多くの水分が含まれている軟骨で覆われています。歩行時の衝撃を和らげたり関節の動きを助ける働きがありますが、負担が増すと軟骨がすり減り関節が曲がりにくくなることがあります。 放っておくと半月板の組織を破壊してしまう可能性もあります。そのため、早めに対処することが必要です。 看護師の場合はボディメカニクスを活用した動きをしなかったり、ずっと歩いていることが負担となります。体重が重いことも軟骨がすり減る原因なので、看護師業務以外の部分も原因となり得ます。 どんな症状がでたら受診すれば良い? 膝関節症になってしまっている場合、「膝の痛み」が主な症状です。 これらのサインは見逃さず、看護師であっても速やかに受診をしましょう。 ・立ち上がるときや歩行時、階段時に膝が痛い ・正座をすることができない ・膝が完全に伸びきらない、曲がってしまう ・膝に水が溜まっている 膝関節症を悪化させず看護師として働き続けるため、気をつけたい4つのこと 注意はしていても膝関節症になってしまう可能性はあります。膝関節症のある看護師が気をつけるべき行動を一緒に確認しましょう。 ① 症状が強くなる動きを避けるようにする 身体が痛みを発するのは、炎症が起きている部位を守るための防御反応でもあります。 ベッド上での水平移動や車椅子移乗は、膝を曲げる動作がどうしても必要です。自分の身体が壊れてしまっては意味がないので、受け持ち患者のADLを考慮してもらえるよう師長に相談するのも1つの方法です。 ② 肥満体型の場合は減量をする 体重が重いとそれだけで膝への負担も大きくなり、肥満による過剰負荷が膝関節症となった直接的な原因の場合もあります。食事や適度な運動を行うことが大切です。 特に、日勤中の昼ごはんや夜勤中の夜ごはんはコンビニで済ませてしまうことが多いですが、サラダや汁物、白米などワンプレートの献立を意識した選び方をしたり、お弁当を作るなどして栄養バランス良く食事を取りましょう。 ③ 適度に膝関節を動かすようにする 痛みが生じる動作は避けるべきですが、ずっと動かさずにいると可動域が狭くなる、筋力低下などのデメリットもあります。これは、普段の業務内での移動でまかなえているといえます。 早歩きや走るという動作は、膝関節症の程度によっては痛みの悪化を引き起こすので軽いウォーキング程度に留めましょう。 ④ 痛み止めを適度に使用する 膝関節症の保存療法として鎮痛薬での痛みのコントロールも行われます。痛みは「それ以上の動きは膝関節を悪化させてしまう」という身体からのサインですが、我慢を続けるのは生活にも支障をきたすため良くないです。 内服薬の1日の摂取の目安は看護師であれば理解しているものです。NSAIDsの多用は胃潰瘍などにもつながってしまうため、適切な量を使用して痛みを緩和するようにしましょう。 保存療法でも治らない!悪化してきたときの選択肢は? 保存療法として鎮痛薬の内服、運動療法、食事療法をしていたとしても悪化してくる可能性はあります。悪化すると別の治療が必要になりますが保存療法以外となると、通常手術療法です。 高齢であれば関節置換(人工の関節に置き換える)と、50-60歳など比較的若い方の場合には高位脛骨骨切術(脛骨を切って調整)がメジャーです。 どちらの術式も全身麻酔で行うため、さまざまなリスクを負うのはもちろん、関節置換の場合は一定の運動は脱臼の原因となるため制限しなければなりません。 実は、これらの治療法以外もあります。近年発展してきている「再生医療」です。 膝の再生医療では、自分の細胞で軟骨損傷を修復し症状の進行を遅らせ、痛みも改善するといった効果を期待できます。腹部から少量の脂肪をとるだけなので侵襲も少なく、自分の細胞を使うため副作用も少ないのが特徴です。 まとめ・膝関節症で悩む看護師がそれ以上悪化させないために気を付けるべきこととは? 患者さんのために看護を行う看護師ですが、看護師も人間です。自分の身体も守る必要があります。 業務を理由に無理をする方が多いですが、膝関節症が悪化していけば手術が必要になる看護師もいます。軽症のうちから治癒に向けて気をつけていきましょう。 もし、再生医療での治療に興味がある場合、一般的なクリニックや病院で受けることはできないため、当院へお問い合わせください。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門クリニックです。ご不明点やご質問など、ご遠慮なくお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.09.19 -
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膝が痛い!そんな看護師の悩みを解決する 看護師は一日中歩き回っていることが多く、膝への負担も大きいといえます。勤務後に腰が痛くなったり、膝が痛くなったりするのは日常茶飯事です。一部の看護師はサポーターをつけるなどもして対処されている方もいます。 今回は、看護師の膝が痛いときの対処法をご紹介します。 看護師の膝が痛い原因とは? 看護師で「膝が痛い」という症状は、病気の前兆である可能性もあります。膝関節が痛くなる原因として一番多いのは変形性膝関節症です。看護師の中でも、まさか自分がなるはずがないと思う方がほとんどだと思いますが、若くしてなる方もいます。 変形性膝関節症は軟骨がすり減り、骨同士が接することで関節が炎症を起こすことで痛みが生じます。他にも靭帯の損傷なども考えられます。 痛む位置によっても考えられる原因は違うので、あまりにも痛みが続くようであれば病院を受診しましょう。 看護師の膝が痛い症状を和らげる方法は? 看護師の膝が痛い症状を和らげるには、筋肉をつけることが大切です。 膝の周りの筋肉が強化されると、膝の動きが安定し、関節や骨にかかる負担が軽減されます。 ストレッチなどが手軽にできておすすめです。 ・太腿の前面の筋肉を伸ばすように、片足を曲げて爪先を掴みます。この状態で30秒ほどキープ ・すねの前面の筋肉を伸ばすように、長座位の状態で爪先を遠くに伸ばしたり、ふくらはぎの筋肉を伸ばすように、爪先を自分の方へ引き寄せたりを交互に繰り返します。 これを両足行います。 テレビを見ている間や休憩の間もできるものなので、仕事中にも取り入れてみましょう。また、サポーターを使用するなどの方法も1つです。ドラッグストアなどでも販売されています。 サポーターは関節の動きを安定させ膝の動きをサポートするため痛みの緩和が期待できます。看護師であれば温罨法・冷罨法のことは知っているとは思いますが、入浴などで温めることで痛みの緩和に繋がります。 関節や筋肉を酷使した時や痛みほどではないが膝が重い、足が重いと感じた時にはゆっくりと入浴すると筋肉もほぐれます。歩きすぎなどで膝が熱感を持っているのであれば、冷罨法として冷やして対応しましょう。 まとめ・膝が痛い!そんな看護師の悩みを解決する 看護師の膝が痛い症状は、病気のサインである可能性があります。一時的な痛みであれば入浴などで温めて痛みを緩和するのも1つです。あまりにも痛みが続くようであれば病気の可能性を視野に入れて病院を受診する方が良いといえるでしょう。 整形外科で働いている看護師以外はあまり整形分野の医療の発展に触れることは少ないですが、再生医療も発展してきており、幹細胞を利用して変形性膝関節症を治療できることもあります。 治療方法は増えてきているので、悪化する前に診察してもらうようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.08.25 -
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膝の痛みで困っている保育士はサポーターを上手に使おう! 保育士さんで膝の痛みに悩んでいる保育士さんはいませんか?もし、保育士の仕事をしていて膝の痛みに悩んでいるなら、サポーターを使うのがおススメです。 膝の痛みは、サポーターを上手に使用すれば軽くなる 膝の痛みが強い場合は、本当は安静にして膝への負担を軽くしておきたいところですが、保育士の仕事は簡単に休みが取れる職種とはいえません。そんなとき簡単にできる対処方法にはこのようなものがあります。 簡単にできる膝の痛みへの対処方法 ・適度な運動をする ・市販の湿布や塗り薬を使う ・運動の際には負担軽減のためのサポーターをする ・適正体重を保つ ・負担軽減の靴を履く・・・など よくスポーツ選手がサポーターをして肘や膝をかばっている姿を見かけます。 サポーターはつけることで関節を安定化し、関節にかかる負担を軽減するものです。さまざまな種類のものがあります。子供を抱っこするなど、負担がかかる部分にサポーターをつけることで、膝の痛みを緩和できる場合があります。 しかし、誤った付け方をしてしまうと、せっかく楽にしてくれるはずのサポーターがかえって血流の悪化などにつながる場合もあるのです。 何事も自己流はよくありませんから、痛みがあるときにはまずは専門医へ相談することを お勧めします。 保育士さんが悩む膝の痛みは何が原因なのか? 膝の関節の表面は、多くの水分が含まれている軟骨で覆われています。この軟骨が歩行時の衝撃をやわらげたり、関節の動きを助けてくれる、つまりクッション材のような働きをしてくれています。 しかし、何度も膝を酷使するような動きや体重増加などで膝にかかる負担が増すと、軟骨がすり減って関節に炎症を起こし、歩行時に強い痛みを感じたり、関節内に水が溜まり腫れて曲がりにくくなったりします。 また、この膝の変性は、女性の方が発症する割合が多くその原因は更年期の症状の1つで、エストロゲンの減少によって、関節を支えている軟骨や筋肉の衰え、関節内の水分減少や血液循環が悪化することでも起こりえます。 保育士さんは子供と向き合う仕事です。まだ小さな赤ちゃんから大きな子供までを相手にし、時には抱っこやおんぶであやしたり子供たちと一緒に走り回ったりと、体が資本のお仕事ですから膝を悪くしやすいのも頷けます。 主な膝の症状 ・立ち上がる時に膝が痛い ・歩行時や階段時に膝が痛い ・正座ができない ・膝が完全に伸びない ・膝に水が溜まる・・・など 変形性膝関節症の新しい治療法、再生医療のメリットとは つらい痛みを我慢しヒアルロン酸治療や内服治療をしていても、変形性膝関節症の場合、膝関節が極限まですり減ってしまうと従来は“人工関節”を入れる手術をして対応していました。 すり減った関節の代わりに人工の関節を入れることで、痛みの軽減をするというものになります。しかし、メスを入れる手術、やはり気になるのは傷跡が残ってしまうことではないでしょうか。 そこで、現在は“再生医療”という新しい選択肢があります。自分自身の細胞で軟骨損傷を修復し、症状の進行を遅らせることで痛みの改善といった効果を期待できるのです。 さらに自分自身の細胞ということで、異物によるアレルギー反応のリスクは軽減されます。 まとめ・膝の痛みで困っている保育士はサポーターを上手に使おう! 医療技術が進み、自分の細胞を使うという安全安心な治療が研究されてきました。再生医療は今や薬や手術でできなかった、あなたの細胞レベルでの修復を期待できるものなのです。 保育士は今の社会になくてはならないお仕事だからこそ、サポーターでもよくならない膝の痛みは我慢せずに、あなたに合った治療方法を見つけましょう。以上、膝の痛みで困っている保育士はサポーターを上手に使おう!と題して記載いたしました。参考になればと思います。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼参考
最終更新日:2023.09.06 -
- 変形性膝関節症
- 再生治療
膝痛で退職する保育士さんが患う半月板損傷、変形性膝関節症に最新の治療法 保育士さんの「職業病」といわれる症状の1つに、「膝の痛み」が挙げられます。小さな子供たちに目線を合わせるためには、どうしても、かがむ動作が必要になるものです。多くの子供たちに対する都合上、何度も膝を折って対処しなければなりません。 膝の痛みを抱えながら、子供たちのお世話をするお仕事はつらいものです。中には、この膝痛が原因で、保育士を退職されるケースもみられるほどです。 今回は、保育士さんが膝痛に悩む原因や、そんな場合に緩和する方法、手術を検討しなければならないケースについてご紹介してまいります。 こちらも合わせてご覧ください 変形性膝関節症|PRP療法の治療効果と体験談 保育士さんが退職に至る膝痛の原因は? 膝が痛い…という悩みの原因は、筋肉や靭帯、半月板のトラブルであることが多くみられます。保育士は、子どもと話すときに床に膝をつく、子どもを抱っこする、抱っこしながら立ち上がったり、かがんだり、多くの子どもが一度に絡みつくなど、 日常の職務を通して頑張れば、頑張るほど膝に相当な負担がかかってまいります。いわゆる職業病の一種と言えるのではないでしょうか。 このような膝が痛くなる原因として、まず第一に膝への荷重や、膝を使いすぎることによって起こる筋肉の炎症が考えられます。膝関節を支える筋肉の炎症が強くなると、体重をかけた際に曲げ伸ばしの動作で痛みを感じるようになります。 また膝関節の横には側副靭帯があり、関節の中には十字靭帯という靭帯が付いています。これらの靭帯は膝を安定させる役割があり、膝の負担が増えると損傷しやすくなります。また、第二の要因として考えられるのが筋肉や靭帯の損傷とは違い、「半月板損傷」ということも考えられます。 半月板とは、膝関節の中にある軟骨組織です。関節の内側と外側に1個ずつあり、歩行時など膝関節に体重が加わったときに衝撃を分散させる働きがあります。 膝は、体の中でも特に体重が大きくかかる関節で、歩行時では体重の約3倍、階段の下りでは約5倍の負荷がかかることもあります。そのため半月板の負担も大きくなりがちです。 半月板損傷は、若い人の外傷として起こることが多いですが、保育士のように仕事で膝への負担が多い人にも起こる疾患です。 また保育士の膝の痛みは、「変形性膝関節症」である場合もあります。保育士のように、膝の関節に過度な負担がかかり続けるという状況は、軟骨のすり減りから発症する変形性膝関節症の原因となることもあるからです。 放置しておくと半月板が損傷され、膝の変形が進み、歩行困難などが起こりますので早めに治療を開始することが必要になります。 いかがでしょうか?! このように一口に「膝の痛み」という症状であっても様々な原因が考えられるのです。膝の痛みが酷い場合や、繰り返す場合は、是非、整形外科などの医療機関で診察を受けられることをお薦めします。 保育士に起こりがちな膝の痛みの原因 ・筋肉の炎症 ・靭帯の損傷(側副靭帯、十字靭帯) ・半月板の損傷 ・膝軟骨のすり減り(変形膝関節症へ) ▼変形性膝関節症の不安がある方はこちらもご覧ください。 【変形性膝関節症の手術と保険費用について詳しく解説します】 膝痛を緩和する方法は? 膝の痛みに対する治療法は、通常は2種類あり、それが「薬物治療」と「運動療法」ですが、どちらの治療法も、膝痛を緩和することはできますが、根本的な治療法ではありません。そこに近年、「再生医療」という次世代の先端医療が加わり、注目され始めています。この方法なら、軟骨の再生を目標とするため、根本的な治療法と言えるのではないでしょうか。 薬物療法 ・痛み止めの内服、湿布や塗り薬などの外用薬 ・ヒアルロン酸の注射 ヒアルロン酸は、軟骨・関節液の重要な成分で、軟骨表面を保護します。 ・ステロイドの注射 炎症を強力に押さえ込み、鎮痛効果も高いです。 運動療法 医師の指示のもと膝周りの筋力を強化し、膝を支える力を付けて膝の痛みを軽減する治療法です。 膝の痛みを根本から治す!再生医療という最新の治療法に注目 「半月板損傷」や「変形性膝関節症」を根本的に治したいと考えるのであれば、「幹細胞治療」という「再生医療」も選択肢の1つです。幹細胞治療は患者自身の脂肪細胞から得た幹細胞を培養して数万から数億倍に増やし、患部に注射で投与する方法です。 幹細胞は弱った細胞を修復したり、臓器や組織、関節や軟骨などに変化したりする特徴があります。患者さん自身の培養した幹細胞をダメージを受けた部分に戻すことで、自然治癒力をもって機能回復を図ることができるのが再生医療です。 また膝の再生医療には、血液を使った治療法で「PRP治療」といわれるものもあります。血液には「血小板」という成分があり、痛みが出たときにこの血小板が損傷部分を修復します。 この血小板を高濃度に抽出し、再び膝関節に戻すことで、痛みを早く和らげることができます。最近では、メジャーリーグの選手をはじめ、スポーツ選手が取り入れることが多くなった治療法です。 膝は常に体重の負担がかかる関節です。保育士のように立ったり座ったりを繰り返す人にとっては、痛みがあってもなかなか安静にできないのが現実だと思います。 薬を服用したり、注射を打ったり、リハビリを行うなどしても仕事での負担が大きく、思うように治療が改善しないこともあります。 再生医療は、効果が出るのが比較的早く、長期の休みを取るのが難しい方や、手術に抵抗がある方におすすめです。また、再生医療は自分自身の脂肪や血液を使うため、拒絶反応やアレルギーなどの副作用がなく安全性が高いということでも注目を集めています。 手術で改善を目指す場合と、再生医療で手術を避ける方法 保存的な治療を半年以上行っても効果がみられない場合や、生活に支障が出るくらい痛みがひどい場合は手術による改善を検討します。 手術による治療法は、次の3つです。 ・関節鏡視下手術 ・高位脛骨骨きり術 ・人工膝関節置換術 膝の状態をみて、手術の適応は異なります。手術に関して、患者さんが希望しない場合は行いません。 膝痛により日常生活が困難な場合は手術の適応となりますが、希望しない場合は保育士の仕事を続けるのは難しいという場合もあるでしょう。その場合、膝痛の程度によっては退職を検討しなけらばならない可能性もあります。 また前にご説明した再生医療は、手術をしない根本的治療法として 再生医療で手術や入院を避ける 手術はしたくないが、根本的な治療を行いたい場合は、前にご説明した再生医療という手段もあります。再生医療は、手術をせず、入院も不要という新しい治療法です。 そのため、通常の整形外科などでは受けることができません。厚生労働省から認可を受けた専門クリニックを受診してください。 手術を避けられる治療法 ・再生医療(幹細胞治療) まとめ・膝痛で退職する保育士さんが患う半月板損傷、変形性膝関節症に最新の治療法 変形性膝関節症は保育士さんの膝痛の原因の1つです。治療法には、保存的治療法と手術が挙げられます。 症状が比較的軽い場合は、保存療法で改善を試みます。ただ、症状が進行して痛みが酷くなった場合は、手術も検討しなくてはなりません。 そして近年、選択肢のひとつとして注目されているのが再生医療による治療です。この治療法は、手術が不要、入院も不要という患者さんにとって体の負担を抑えることができ、副作用もほぼない治療法として注目を集めています。 退職はせず保育士を続けたいという方、変形性膝関節症で手術をしないで治す方法を探している方は、この再生医療についても検討してみると良いでしょう。 ▼ 再生医療で手術を避けて膝の痛みを治療する 膝の痛み、変形性膝関節症は再生医療により改善することが可能です 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.09.14 -
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- ひざ関節
ランニングは変形性膝関節症の原因になるのか?ランニングで注意すべき点とは! 公園や街角、特に朝などは毎日のように健康のためや競技に参加するためなど、ランニングをしている人をたくさん見かけます。 しかし、膝に不安がある人のなかには「ランニングが原因で変形性膝関節症になってしまうのでは?」「変形性膝関節症が悪化してしまうのでは?」ということで、このままランニングを続けてもいいのだろうかと不安に思っている人も多いのではないでしょうか。 今回は、そのランニングについて、ランニングは「変形性膝関節症」にどのような影響を及ぼすのかについて紹介します。 ランニングは変形性膝関節症の原因になるのか ランニングをすると膝に負担がかかって、変形性膝関節症を発症したり、変形性膝関節症が悪化してしまったりするというイメージを持っている人もいるかもしれません。 変形性膝関節症は軟骨の擦り減ることで、膝関節が炎症を起こしたり、変形したりするものですが、近年では、ランニングを継続しておこなっている人とそうではない人との軟骨の擦り減り具合を比較しても、大きな差がないといういくつかの研究データが出ています。 また、ランニングすることで膝関節周辺の筋肉が鍛えられたり、体重管理ができたりすることで膝関節への負担が軽減する効果が期待できます。 ランニングで変形性膝関節症になったり悪化しないようにするための注意点 変形性膝関節症になるのを恐れてランニングを控える必要はありませんが、変形性膝関節症になったり、悪化させないためには注意すべきことがいくつかあります。 正しいフォームで走る 膝に余計な負担をかけないためにも正しいフォームでランニングすることが大切です。 着地する足が体の前にくるくらい大きな歩幅で走ったり、少しでも前に進もうとして強く地面を蹴りすぎたりすると足に大きな負担がかかってしまいます。 自分に合ったランニングシューズで走る 正しいフォームで走るのと同じくらい自分に合ったランニングシューズを選ぶことも大切です。サイズが合っていないと足を痛める原因になり、痛みをかばうことでフォームが崩れる原因にもつながります。 ランニングの走行距離の目安 ランニングは、1ヶ月の走行距離が200から250キロメートルを超えると膝を痛める人が増えるというデータもあるため、変形性膝関節症の予防のためには200から250キロくらいに留めておくのがおすすめです。 また、女性の場合は男性よりも一般的に筋力が弱く膝に負担がかかって軟骨が擦り減りやすいので、この走行距離よりも少ない距離に調整するのがおすすめです。 まとめ・ランニングは変形性膝関節症の原因になるのか?ランニングで注意すべき点とは! 医療機関を受診すると、ランニングを控えるように言われるかもと思って受診していない人もいるかもしれません。 しかし、正しい方法でおこなえば、ランニングを継続していくことも可能なので、医療機関を受診して正しい治療やアドバイスを受けることをおすすめします。 また、変形性膝関節症の治療方法として近年では再生医療という治療方法もあるので、関心がある人はチェックしてみてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2022.12.06 -
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変形性膝関節症の手術が失敗する可能性やそのリスクについて 変形性膝関節症の治療を受ける場合、症状の進行具合によっては医師から手術を勧められることもあります。しかし、「手術と聞くと怖いイメージがある」「手術で失敗することはないのだろうか」と不安になる人もいるのではないでしょうか。 今回は、変形性膝関節症の手術で失敗する可能性やリスクについてご紹介します。 変形性膝関節症の手術が失敗する可能性 どのような手術であっても、失敗の可能性はゼロではありません。変形性膝関節症の手術についても、失敗する可能性がないとは言い切れないという現状があります。 変形性膝関節症の手術では、その人に合った人工関節のサイズ選びや、どれくらいの角度でどれくらいの量の骨を削るかなど、医師の判断が重要になります。 判断が間違ってしまうと痛みが生じたり、可動域に制限がかかったりしてしまうので、手術で失敗しないためにも信頼できる医師・医療機関を選ぶことが大切です。 変形性膝関節症の手術にリスクはあるのか 変形性膝関節症の手術は、いくつかのリスクを伴います。 しっかりと予防策をとることで、リスクを大幅に軽減することができますが、手術を受けることを検討している人はどのようなリスクがあるのかについては、知っておくことが大切です。 血栓 手術の切開によって出血すると、防御反応で血液が固まりやすくなるのに加え、患部を動かさないようにするため、静脈内に血栓ができやすくなります。 感染症 手術時に細菌が侵入することで、感染症を引き起こすことがあります。 人工関節の緩み 手術後、長年使用したり、体重増や激しい動きなどで大きな負荷がかかったりすることで人工関節と骨がくっついている部分が緩むことがあります。 変形性膝関節症の手術で失敗かと勘違いするケース 変形性膝関節症の手術を受ける人の多くが、膝の痛みがなくなり、思うように動かせるようになることを期待すると思います。 しかし、手術後どのような状態になるかを正しく知っておかないと、手術が失敗したのではと勘違いしてしまうかもしれません。 そこで、変形性膝関節症の術後に「手術が失敗なのでは?」と勘違いしがちなケースについて紹介します。 手術したのに痛みがある 変形性膝関節症の手術は皮下組織を切開しておこないますし、人工関節が馴染むまではこれまで使用していない筋肉を使ったりすることもあって痛みが生じます。こうした痛みは数ヶ月かけて少しずつ和らいでいきますが、しばらく痛むので「失敗だったのでは?」と思ってしまう人もいます。 手術後に膝が腫れる 手術によってダメージを受け、術後に炎症を起こして膝が腫れることも珍しくありません。炎症が治まるまでの期間は個人差がありますが1ヶ月以内で治まるケースが多いです。 しかし、炎症が治まるまでの期間に膝に大きな負担がかかり過ぎると炎症が長引いてしまうこともあり、膝の腫れが治まらないと「失敗では?」と思ってしまう人もいます。 膝が曲がらない 人工関節が体に馴染むまでは時間が必要で、手術後にすぐに膝が思うように曲がるわけではありません。膝が曲がらないので「失敗したのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、人工関節が馴染ませるために正しい方法でリハビリを継続しておこなっていく必要があります。 手術以外の療法について 関連記事をご紹介いたしますのでこちらも併せてご覧ください。 まとめ・変形性膝関節症の手術が失敗する可能性やそのリスクについて 変形性膝関節症の手術で失敗する可能性やリスクについて紹介しました。 変形性膝関節症の手術を選択する場合は、どのようなリスクがあるかを把握した上で判断することが大切です。また、近年では身体への負担が少なく安全性も高い再生医療という治療法もあるので、選択肢の1つとして検討してみることをおすすめします。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2024.03.26 -
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変形性膝関節症の保存療法とは?!どのような治療なのか? 変形性膝関節症の治療方法はいろいろありますが、大きく分けるとメスを使って手術を行う「手術療法」と、手術をおこなわない「保存療法」に分けることができます。多くのケースで、まずは保存療法がおこなわれて様子(症状の変化)を見ることになります。 今回は、変形性膝関節症の保存療法の内容について紹介します。 保存療法 ・薬物療法 ・装具療法 ・運動療法 変形性膝関節症に対する保存療法のうち「薬物療法」について 変形性膝関節症の保存療法の一つである薬物療法は薬物によって変形性膝関節症が根本的に治るというものではなく、膝関節の炎症を抑えて痛みを軽減するのを目的におこなわれます。 薬の種類は塗り薬や湿布などの外服薬、痛みが強い場合に用いられる内服薬、内服薬が服用できない場合に用いられる座薬などがあります。 また、膝関節の衝撃を和らげるクッションのような役割を果たしているヒアルロン酸や、強い抗炎症作用によって強い痛みを抑えることができるステロイドを注射で患部に注入する方法もあります。 保存療法 ・薬物療法として ・塗り薬、湿布 ・内風薬(痛み止め) ・関節への注射(ヒアルロン酸) ・関節えの注射(ステロイド) 変形性膝関節症に対する保存療法の「装具療法」について 変形性膝関節症の保存療法の一つである装具療法とは、装具を使用して膝へ負担を減らしたり、不安定になった膝支持性を補強したりすることを目的とした治療方法です。 使用される装具は、足底に装着し、O脚を矯正して膝にかかる負担を減らす足底挿板や、安定性を高める支柱付きサポーター、膝への負担や痛みを軽減させるための杖などがあります。 変変形性膝関節症に対する保存療法の「運動療法」でお勧めの運動とは 変形性膝関節症の保存療法のなかでも特に大切になるのが運動療法です。 大腿四頭筋を鍛える運動やストレッチやウォーキングなどの運動を取り入れることによって血流が良くなり、痛みによって硬くなった筋肉を緩和させたり、膝関節周辺に筋力をつけることで膝関節への負担を軽減させたりすることが期待できます。 また、膝の動きが良くなる効果も期待できますし、運動をして減量することで膝への負担軽減にもつながるなど、いろいろな効果が期待できます。しかし、運動をやり過ぎたり、間違った方法で運動したりすると悪化させてしまうので、自己流で運動するのではなく、医師など専門家のアドバイスをもらいながら正しい方法で行いましょう。 まとめ・変形性膝関節症の保存療法とは?!どのような治療なのか? 変形性膝関節症の保存療法について紹介しました。従来では保存療法をおこない痛みを緩和させたり、進行を遅らせたりして、それでも改善できない場合は手術が検討されるというのが一般的でした。 しかし、現在では自分の脂肪から採取し培養した幹細胞によって軟骨の修復を促す再生医療という治療方法もあります。保存療法では変形性膝関節症のつらさが解決できないという人や、手術は避けたいという人は再生医療も検討してみることをおすすめします。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.05.18 -
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変形性膝関節症は若者でも発症する? 20代の人で膝に違和感やちょっとした痛みが生じた場合、「膝がちょっと気になるけど、まだ若いしそのうち自然と治るだろう」と放置する人も少なくないでしょう。 しかし、その膝の痛みや違和感は変形性膝関節症かもしれません。ここでは、20代で変形性膝関節症になる原因や予防方法について紹介します。 変形性膝関節症は20代で発症する人もいます 変形性膝関節症とは、軟骨が擦り減ることによって関節が炎症を起こしたり変形したりするものです。日本では、一般的に40代頃から発症する人が増えてきて、65代以上になると5人に1人くらいの割合で発症しています。 しかし、変形性膝関節症は20代であっても、生活環境や体質によっては発症することもあります。 軟骨は神経が通っておらず擦り減っただけでは痛みは生じないため、今はまだ痛みはないという人でも軟骨の擦り減りがどんどん進行している可能性もあります。 20代で変形性膝関節症になる主な原因 変形性膝関節症の主な原因は膝に大きな負担をかかることによる軟骨の擦り減りなので、20代の人でも普段の生活で膝に大きな負担をかけてしまうような行動をたくさんしている人は、発症しやすくなります。 膝に大きな負担をかける主な原因は肥満、O脚、ヒールなど高い靴を履く、激しいスポーツ、足を酷使する仕事などいろいろあります。 20代で変形性膝関節症を発症しないための予防方法 変形性膝関節症の症状を和らげたり進行を遅らせたりするためには、病院で治療を受けるだけでなく、日常生活で予防していくことも大切です。ここでは、日常生活でできる予防方法を紹介します。 ・体重減で膝の負担を減らす ・体重が増えるとそれだけ膝に負担がかかってしまうので、肥満の場合はダイエットをして負担を減らすのがおすすめです。 ・靴の見直し ・20代だと靴選びをするときに、履き心地よりも見た目のオシャレを重視する人も多いかもしれません。 しかし、膝への負担のことを考えると衝撃を緩和する靴を選ぶことが大切です。女性の場合はハイヒールを履く機会をできるだけ減らすようにしましょう。また、厚めの中敷きを敷くのもおすすめです。 膝を温める すでに変形性膝関節症によって痛みが生じている場合、膝を温めるのがおすすめです。膝温めると血行が良くなり筋肉も緩和させるため、痛みが出にくくなります。 衣類やサポーターなどを上手に活用して膝を冷やさないようにしましょう。 まとめ・変形性膝関節症は若者でも発症するので注意が必要です 20代で変形性膝関節症を発症する原因や予防方法について紹介しました。 変形性膝関節症の治療方法の一つに人工関節置換術がありますが、人工関節の耐久性は20年くらいと言われているので、20代の人の場合は、将来、人工関節の入れ替えを行わなければならなくなります。 近年では、手術以外の治療方法として再生医療という治療方法にも注目が集まっています。治療の選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。以上、変形性膝関節症は20代でも発症するのかについて記しました。 ▼こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2024.08.30