登山中に膝が痛くならない歩き方を解説!痛みが引かない時は医療機関に相談すべき理由
公開日: 2020.07.07更新日: 2024.12.04
自分に合う登山靴を購入して、テーピングやサポーターも使って、杖も使っているのに登山をすると膝が痛い!という方はいませんか?
本記事では「登山で膝を痛めない歩き方」について詳しく解説します。
登山中に膝が痛くなってしまった際の対処法も紹介しています。
膝の関節や周辺組織を守るためにも歩き方を改善して、登山を楽しめるようにしてくださいね。
目次
登山中に膝が痛くならない歩き方とは
登山中に膝が痛くならない歩き方について解説します。
登山と平地の歩き方の違いや実際に登山で膝を痛めない歩き方を理解して、登山を楽しみましょう。
平地を歩くときの歩き方とは違う?
平地では、踵から着地し、体の重心の軸は歩幅の中間に持ってくるように歩きます。しかし登山では、靴全体で足を下ろして地面をとらえるように歩きます。重心は踏み出した前足へゆっくりと移し、それを繰り返します。
足全体で着地することで足関節も大きく使い、衝撃が膝関節にダイレクトに伝わらず、分散されるので、膝を痛めにくくなります。また、このときの膝の関節の向きにも注意するようにしましょう。
膝が内側や外側にずれて内股やガニ股の状態で歩くと、関節がねじれた状態で歩き続けることになります。この関節のねじれが痛みへと繋がってしまうので、登山で膝を痛めないように歩くためには、膝関節がまっすぐ正面を向いた状態で歩く必要があります。
両足のつま先がそろって正面を向き、膝を曲げるときにまっすぐと正面に動かし、膝とつま先が同じ方向を向くようにして歩きましょう。歩くときの癖は、体の硬さが原因の場合があります。
股関節や足首の関節が硬かったり、長年の偏った体の動かし方が癖になっていると、正しい歩き方へ矯正するのに時間がかかります。日頃からストレッチや柔軟体操をしたり、歩行時以外の姿勢にも気を付けて過ごすようにしましょう。
登山で膝を痛めない歩き方の具体例
具体的に、登山で膝を痛めない歩き方を具体的にご紹介します。
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登山中に膝に痛みが生じた際の対処法
登山中に膝が痛くなってしまった場合は、ゆっくりと休憩を取ることが重要です。
休憩中に以下の対処法を試してみましょう。
【登山中に膝が痛くなった時のセルフケア】
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まずは、太ももやふくらはぎなど膝周辺の筋肉を重点的にマッサージして疲労を取りましょう。
水や氷が用意できる場所であれば、痛みがある箇所にアイシングするのが効果的です。
また、テーピングやサポーターを活用することで膝の痛みを緩和できるため、登山をする際は持ち歩くと良いでしょう。
休憩しても痛みが引かない場合は、悪化しないように下山するなどの判断をしてください。
安静時にも膝の痛みがおさまらなくなったら医療機関へ
登山後に安静にしていても膝の痛みがおさまらない場合、膝関節や周辺組織が炎症を起こしている可能性があるため、医療機関を受診しましょう。
膝関節や靭帯に大きな負荷がかかったことを原因として以下のような病気になる可能性があります。
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症状が悪化すると「歩けないほどの痛みを感じる」など、日常生活にも影響を与える可能性があります。
損傷した組織を修復させるためには「再生医療」による治療がおすすめです。
再生医療は、入院や手術不要で日常生活をしながら治療できる先端医療として注目の治療方法です。
以下のページでは当院の再生医療について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【まとめ】登山中に膝を痛めない歩き方
登山で膝を痛めない歩き方は、良い姿勢で、どこか一か所に負担がかからないようにゆっくりと重心を移動させ、足裏全体で地面を蹴り、着地するという歩き方です。
この際につま先と膝が同じ方向を向くように歩くことで、関節のねじれも防止できます。
とはいっても、長年の歩き方の癖があると、なかなか自分で歩き方の癖に気づいたり、直すということが難しいかもしれません。
そのような場合は、登山ガイドに指導してもらうなどして、早いうちに歩き方を矯正するようにしましょう。
監修:リペアセルクリニック大阪院
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