半月板損傷の治療は保存療法か、手術で治療すべきか?
目次
半月板損傷の治療は保存療法か、手術で治療すべきか?
半月板損傷は手術をしないといけないの?
そんな不安を抱く人もいるのではないでしょうか。しかし、半月板損傷の治療は手術の前に保存療法が行われることが多いです。今回は、半月板損傷の保存療法についてご紹介します。
保存療法とは
そもそも保存療法とはどのような治療法なのでしょうか?保存療法は手術を行わない場合の治療法全般を指します。例えば運動療法、理学療法、装具による療法、薬物療法などを指すがダイエットなどの減量も含まれます。
半月板損傷は保存療法がメイン
半月板は、膝関節の内側と外側にある板状の組織です。周辺には軟骨や腱、靭帯といった組織があり、これらの安定性を高める重要な役割をしています。半月板は膝関節のクッション性を高め、滑らかな動きをするのにも役立っているのです。
そんな半月板ですが、膝を捻るような動き、ジャンプやターンなどで急激な負荷が加わることで傷つくことがあります。これが半月板損傷です。スポーツ外傷として多くみられるものですが、加齢によって半月板が変性することから、日常生活の中でも半月板損傷を起こすリスクがあります。
半月板損傷の治療では、保存療法と手術がメインとなっています。とはいっても、手術で半月板を切除すると、膝にある軟骨への負担が大きくなるため、できるだけ半月板を取り除かないように保存療法が優先されることが多くなっています。
半月板損傷で行う保存療法とは
半月板損傷で行う保存療法についてご紹介します。損傷した半月板は自然に元の状態に戻ることはほとんどありません。そのため保存療法では、膝にとって大切な存在である半月板を残し、切らずに症状を改善させることを目的としています。
|
|
|
|
保存療法で悪化したら手術?TVで話題の新たな治療法にも期待!
保存療法を行っても痛みが強かったり、ロッキングという膝の曲げ伸ばしができない状態になるようなら手術を検討します。関節鏡という機械を用いるので小さな傷ですみますが、それでも治療期間は長くなります。さらに、半月板を取ることで膝の軟骨への負荷が大きくなります。
そんな手術に代わる方法として近年注目されているのが再生医療です。最近、TVなどでも特集されることが多くなって注目を集めはじめています。自身の脂肪から採取・抽出した幹細胞を患部に注射するという方法です。幹細胞が痛みや炎症を抑えるだけでなく、傷ついた半月板や軟骨を修復させてくれるのです。
まとめ・半月板損傷の治療は保存療法か、手術で治療すべきか??
半月板損傷の治療は、保存療法と手術がメインでした。しかし保存療法では、半月板が自然に元の状態に戻ることは難しく、手術では治療期間が長くなってしまいます。
そんな半月板損傷の治療として、幹細胞を用いた再生医療が注目されています。患者さんへの負担が少ない治療法としてのメリットもあります。治療の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。ここでは、半月板損傷の治療は保存療法か、手術なのか?について記させて頂きました。参考になれば幸いです。
監修:リペアセルクリニック大阪院
こちらもご参照ください 目次1 半月板損傷とは?詳しい症状と、その治療法2 半月板損傷とは?症状と治療法について2.1 半月板損傷の症状とは?2.1.1 痛み2.1.2 膝の引っかかり感2.1.3 膝の曲げ伸ばしができない2.1.4 膝の腫れ2 […]
|