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半月板損傷を手術しないで治すことは可能?保存療法と再生医療

公開日: 2020.06.18
更新日: 2024.12.04

「半月板損傷は手術しないで治せる?」
「治したいけど手術はしたくない」

上記のような疑問や不安がある方もいるのではないでしょうか。

本記事では「半月板損傷を手術しないで治す方法」について詳しく解説します。

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半月板損傷とは?原因と症状

半月板損傷とは、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(スネの骨)の間にある軟骨組織に負荷がかかり、傷ついた状態のことです。

ここでは、半月板損傷の原因と主な原因を解説します。

半月板は、関節にかかる体重を分散させたり関節の位置を安定させたりする重要な役割を持つ組織です。

原因や主な症状を理解して、初期段階で治療できるようにしましょう。

半月板損傷の原因

半月板損傷の原因は、大きく以下の2つです。

【主な原因】

  • ・スポーツで半月板に負荷がかかる
  • ・加齢によって半月板が傷つきやすくなる

半月板は、膝をひねるような横の動きに弱いため、頻繁に方向転換したり激しい接触があるスポーツをやっている人は負荷がかかりやすいです。

膝をひねるなどのケガをすることで半月板が断裂することもあるので、スポーツ中は膝関節のケガに注意しましょう。

加齢によって半月板が劣化し傷つきやすくなり、階段の上り下りなどの日常生活の動作でも半月板が損傷する可能性があります。

半月板損傷の症状

半月板が損傷した時に起こる主な症状は、以下の通りです。

主な症状】

  • ・膝の痛みや腫れ
  • ・膝関節の可動域が狭くなる
  • ・膝の引っ掛かり感
  • ・ロッキング(痛みで膝の曲げ伸ばしができなくなる)

初期段階であれば、保存療法で改善することも多いですが、症状が進行してしまうと手術や再生医療などの治療が必要です。

また、一言に「半月板損傷」といっても、断裂の仕方によって様々な病態があります。

  • ①縦断裂
  • ②横断裂
  • ③円盤状断裂
  • ④フラップ状断裂
  • ⑤水平断裂

以下の記事では、半月板損傷の5つ病態とそれぞれの治療パターンを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

初期の半月板損傷は「保存療法」がメイン

症状が軽度な初期段階の半月板損傷では、主に以下の保存療法を組み合わせて行います。

損傷した半月板は自然に元の状態に戻ることはほとんどありません。

そのため保存療法では、膝にとって大切な存在である半月板を残し、切らずに症状を改善させることを目的としています。

物理療法(温熱療法/寒冷療法)

半月板損傷が起こった直後は、痛みや炎症が強い状態になっていることが多いです。

そのため、膝を温めることで血行を良くし、運動機能の活性化を図ります。

また、痛みが強い時にはアイシングなどで膝を冷やして痛みを和らげる方法があります。

痛み止めや抗炎症剤を用いた薬物療法

痛みや炎症に対しては薬物療法を行います。

内服がメインですが、あまりに痛みが強い場合には痛み止めの注射を行うこともあります。

ヒアルロン酸注射

半月板が損傷すると、膝関節の中で炎症が起こり、膝に水が溜まると膝が腫れてきて動かしにくくなります。

その場合は患部に針を刺して水を抜き、ヒアルロン酸注射を行うことがあります。

リハビリ

半月板損傷が起きた初期は安静が必要ですが、その期間が長いと関節が固くなったり、筋力が落ちてしまうことがあります。

そのような状態では、さらに膝関節に負荷をかける恐れが出てきます。そのため、リハビリで関節の動きを良くする

そして、筋力アップを目指す必要があるのです。これは「半月板損傷の再発予防」としても行われます。

半月板損傷が悪化したら手術療法を検討

半月板損傷の症状が悪化した場合は、手術が必要な場合があります。

手術療法は、損傷した部分を縫い合わせる「半月板縫合術」と損傷した部分を切り取る「半月板切除術」の2種類です。

手術療法

詳細

半月板縫合術

断裂した半月板を縫い合わせて修復する手術のこと。

縫い合わせた組織がくっつくための治癒に必要な血流が豊富な部位(外側の約1/3)が残っている必要があります。

半月板切除術

損傷した半月板を部分的に切り取る手術。

縫合術で組織の回復が見込めない場合は、切除術が適用されます。

半月板損傷の手術には2種類の術式がありますが、半月板は血流が少なく損傷したところが回復しにくいため、手術の約9割は「切除術」を選択することになります。

しかし、半月板を切り取ると膝関節の軟骨がすり減って、将来的に「変形性膝関節症」になる可能性が高いです。

そのため、近年では「再生医療」による治療が注目されています。

悪化した半月板損傷には再生医療による治療がおすすめ

悪化した半月板損傷の治療方法として「再生医療」が注目されています。

【再生医療とは】

機能障害や機能不全になった生体組織に対して、体が持つ再生能力を利用して損なわれた機能を再生させる医療技術のこと

先述の通り、手術で半月板を切り取ると将来的に膝の軟骨がすり減る「変形性膝関節症」になる確率が高いです。

しかし、再生医療では半月板を切除することなく半月板損傷・断裂を治療できるので、その後の関節の変形を抑えることができます。

再生医療による半月板の治療なら、ぜひ当院へお問い合わせください。

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半月板損傷を手術しないで治す方法のまとめ

従来は、半月板損傷の症状が悪化した場合、半月板を切り取る手術が多かったです。

しかし、膝関節の重要な役割を担う半月板を切り取ることで、将来的な膝関節の変形リスクが高い点が問題です。

そこで半月板損傷を手術しないで治療する方法として、幹細胞を用いた「再生医療」が注目されています。

半月板を切り取ることなく治療できるため、治療後の膝関節の変形リスクを抑えられる点や患者さんへの負担が少ない点が魅力です。

手術をしない治療方法なら、再生医療の専門医がいる当院へご相談ください。

監修:リペアセルクリニック大阪院

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