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足の付け根が痛い原因は?疾患名や対策となるストレッチを紹介!

公開日: 2019.04.14
更新日: 2025.07.31

足の付け根が痛い原因がわからず、お悩みの方も多いのではないでしょうか。

足の付け根の痛みには、さまざまな原因が考えられるため、早期に原因を特定することが重要です。

本記事では、足の付け根の痛みの原因となる疾患や治療法について詳しく解説します。

足の付け根の痛みを治したい方に知っていただきたい情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

また、足の付け根の痛みが長引いている方は、先端医療である再生医療による治療も選択肢の一つです。

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「足の付け根の痛みを治したい」という方は、ぜひ再生医療について確認しておきましょう。

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足の付け根が痛いときに考えられる疾患

足の付け根が痛いときには、以下のような疾患が原因として考えられます。

疾患名 症状
変形性股関節症 ・歩行時や立ち上がり時の痛み
・股関節の動きが制限される
鼠径ヘルニア ・足の付け根や鼠径部の膨らみや違和感
・立っているときや咳をすると強い痛みがある
坐骨神経痛 ・腰から足にかけての痛みやしびれ
・動作時に痛みが悪化する
腰部脊柱管狭窄症 ・腰や足のしびれ
・歩行時の痛み
大腿骨頭壊死症 ・歩行時や安静時の激しい痛み
・股関節の可動域が狭くなる
股関節インピンジメント症候群 ・股関節の痛み
・股関節の柔軟性低下
腸腰筋炎 ・背中や腰の痛み
・発熱
・全身の疲れ

股関節の筋肉や腱、神経、血管など、さまざまなものが足の付け根の痛みの原因となります。

それぞれの疾患について詳しく理解しておきましょう。

変形性股関節症

変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減ることで痛みを引き起こす疾患です。

特に中高年に多くみられ、長期間にわたる関節への負担が原因とされています。

原因

・長期間の関節への負担
・加齢
・先天性股関節脱臼など

主な症状

・歩行時や立ち上がり時の痛み
・股関節の動きが制限される

治療法

・保存療法(ストレッチや薬物療法)
・手術療法(人工股関節置換術や骨切り術など)
・再生医療(幹細胞治療・PRP療法)

変形性股関節症は早期発見と治療が重要です。

症状が進行すると手術が必要になる場合もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。

鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアは、腸や脂肪組織が足の付け根付近の鼠径部から突出してしまう状態です。

股関節とは別の部位ですが、足の付け根や股関節周辺に痛みや不快感が生じる場合があります。

特に男性に多く、立ち仕事や重い物を持つ作業が原因になることがあります。

原因

・加齢
・立ち仕事
・重い物を持つ作業
・腹圧の上昇

主な症状

・足の付け根や鼠径部の膨らみや違和感
・立っているときや咳をすると強い痛みがある

治療法

・保存療法(経過観察)
・手術療法(ヘルニア修復術や腹腔鏡手術など)

鼠径ヘルニアは進行すると生活に支障をきたす可能性があるため、症状が見られる場合は早めの受診を検討しましょう。

坐骨神経痛

坐骨神経痛は、坐骨神経が圧迫されることで生じる痛みやしびれの症状です。

腰から足にかけての痛みが特徴で、椎間板ヘルニアなどが原因となることが多いです。

原因

・椎間板ヘルニア
・腰椎すべり症
・筋肉の緊張による神経圧迫

主な症状

・腰から足にかけての痛みやしびれ
・動作時に痛みが悪化する

治療法

・保存療法(神経ブロック療法など)
・手術療法(椎間板ヘルニア摘出術など)

坐骨神経痛は、原因に応じた適切な治療が必要です。放置すると慢性化する可能性があるため、早期の診断と治療が望まれます。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管(背骨の後ろ側にある管)が狭くなることで神経が圧迫される疾患です。

主に中高年に多く、歩行時に腰や足の痛み、しびれが出るのが特徴ですが、腰などの痛みが放散痛として股関節まで及ぶ場合があります。

原因

・加齢による椎間板の変性
・骨の変形
・靭帯の肥厚

主な症状

・腰や足のしびれ
・歩行時の痛み

治療法

・保存療法(運動療法や薬物療法)
・手術療法(神経除圧術)

症状が進行すると日常生活に支障をきたすため、早期の診察が重要です。

大腿骨頭壊死症

大腿骨頭壊死症は、大腿骨の先端部が血流不足により壊死する疾患です。

進行すると股関節の変形や激しい痛みが現れることがあります。

原因

・血流障害
・アルコールの過剰摂取
・ステロイド薬の長期使用

主な症状

・歩行時や安静時の激しい痛み
・股関節の可動域が狭くなる

治療法

・保存療法(薬物療法)
・手術療法(人工関節置換術、骨切り術)
・再生医療(幹細胞治療・PRP療法)

大腿骨頭壊死症は進行性の疾患であり、早期の治療が予後を大きく左右します。

股関節に強い痛みがある場合は、早めに専門医を受診してください。

股関節インピンジメント症候群

股関節インピンジメント症候群は、大腿骨頭と寛骨臼の形態異常により、股関節を動かすときに骨同士が衝突(インピンジメント)してしまう疾患です。

股関節は足の骨の丸い部分(大腿骨頭)が骨盤のくぼみ(寛骨臼)にはまり込んでできていますが、衝突により関節軟骨が削れ、股関節の痛みが生じます。

原因 ・大腿骨頭と寛骨臼の形態異常
主な症状 ・股関節の痛み
・股関節の柔軟性低下
治療法 ・保存療法(リハビリテーションや薬物療法)
・手術療法
・再生医療

衝突によって削れた関節軟骨を元に戻すことは難しいですが、早期に診断できればリハビリテーションや薬物療法で症状を改善できます。

股関節に痛みがある場合は早めに医師に相談しましょう。

腸腰筋炎

腸腰筋とは、腰と太ももの骨をつなぐ筋肉のことで、太ももを持ち上げる働きを担っています。

この腸腰筋に炎症が生じる疾患が腸腰筋炎で、筋肉の中に膿がたまることもあります。

原因 ・栄養不良
・糖尿病
・ステロイドの使用
主な症状 ・背中や腰の痛み
・発熱
・全身の疲れ
治療法 ・保存療法(安静や抗菌薬の投与)

腸腰筋炎は適切な治療をすれば予後は良好ですが、高齢者や糖尿病などの基礎疾患が重篤な場合は死亡するケースもあります。

背中や腰の痛みや全身の倦怠感を感じる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

足の付け根が痛いのは女性特有の疾患の可能性もある

足の付け根が痛い原因として、以下のような女性特有の疾患も考えられます。

  • 骨盤内炎症性疾患:生殖器の感染症
  • 卵巣嚢腫:卵巣にできる腫瘍
  • 子宮筋腫:子宮の筋肉にできる腫瘍

炎症によるリンパ節の腫れや腫瘍の圧迫が足の付け根の痛みの原因です。

また、妊娠中も足の付け根に痛みが生じることがあります。

胎児の成長や体重増加に伴う負荷に加え、ホルモンの影響で骨盤周辺の靭帯や筋肉が緩むためです。

骨盤のゆがみが残ると、出産後も歩くときや立ち上がるときに痛みを感じることがあります。

足の付け根が痛いときに効くストレッチ

足の付け根が痛いときには、以下のような股関節周辺のストレッチが有効です。

ストレッチは筋肉や腱の柔軟性を高め、股関節の負担を軽減する効果があります。

それぞれのストレッチ方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

股関節の前側を伸ばすストレッチ

股関節の前側を伸ばすストレッチは、股関節の柔軟性を高め足の付け根の痛みを緩和する効果が期待できます。

以下の順番でストレッチを行ってください。

  • 椅子に横向きで座り、片方のお尻を椅子に置く
  • 椅子に掛けていない足を後ろに伸ばし、つま先を立てる
  • 股関節の前側から太ももを伸ばすイメージで、椅子に掛けていない足をさらに後ろに伸ばす
  • 左右それぞれ40秒を目安に2〜3回繰り返す

ストレッチ中はバランスを崩しやすいため、動きにくい椅子を使用しましょう。

股関節の内側を伸ばすストレッチ

股関節の内側を伸ばすことで、股関節の可動域が広がり足の付け根の痛みの緩和が期待できます。

以下の順番でストレッチを行いましょう。

  • 椅子に座り、片方の足を反対の膝に乗せる
  • 乗せた足の膝を手で外側に押す
  • その状態で上半身を前に倒す
  • 股関節の内側からお尻の筋肉を伸ばす
  • 左右それぞれ40秒を目安に2〜3回繰り返す

上記のストレッチはバランスを崩しやすい姿勢になるため、椅子に深く腰掛けた状態でストレッチを行いましょう。

股関節の後ろ側を伸ばすストレッチ

足の付け根の痛みを緩和するためには、股関節全体を柔らかくすることが重要です。

以下の順番で股関節の後ろ側を伸ばしましょう。

  • 仰向けになる
  • 左右いずれかの膝を両手で抱える
  • 膝をお腹に引き寄せる
  • 左右それぞれ15秒を目安に2〜3回繰り返す

膝を引き寄せている間は、反対側の膝を曲げたり浮かせたりしないように注意してください。

なお、ストレッチは足の付け根の痛みに有効ですが、無理のない範囲で行うことが重要です。

痛みが強い場合は、ストレッチを中止し医師に相談してください。

足の付け根が痛いときの治し方・対処法

足の付け根が痛いときは、ストレッチに加えて病院で痛み止めを処方してもらうと良いでしょう。

一般的には、以下のような薬が処方されます。

  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):痛みや炎症を抑える
  • 筋弛緩剤:筋肉の緊張を緩和する
  • 局所治療薬:湿布やクリームタイプで、痛みや炎症を抑える

薬を使用するときは、医師の指示に従って適切な用法・用量を守りましょう。

足の付け根の痛みを早く治したい方は再生医療も選択肢の一つ

足の付け根の痛みを早く治したい方は、再生医療も選択肢の一つです。

股関節の痛みに対して、近年では再生医療が新たな治療法として注目されています。

再生医療は、患者さま自身の細胞を採取・培養してから股関節に注入し、損傷した軟骨の再生を促す治療法です。

手術や入院を必要とせず、体への負担が少ない治療法として注目されています。

足の付け根の痛みがなかなか治らない場合は、再生医療専門である当院リペアセルクリニックにご相談ください。

足の付け根が痛いときは早めに医療機関を受診しよう

足の付け根の痛みは、変形性股関節症や鼠径ヘルニアなど、さまざまな疾患が原因となります。

症状を改善するためには、ストレッチや痛み止めの薬を活用しつつ、早めに医師に相談し原因を特定することが重要です。

また、痛みの原因によっては再生医療という新しい治療法が有効な場合もあります。

当院リペアセルクリニックでは、再生医療に関する相談をいつでも受け付けておりますので、足の付け根の痛みが長引いている方は、ぜひお問い合わせください。

公式LINEでは、再生医療の治療ガイドブックや症例を無料で配信しているので、合わせてご覧ください。

監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長

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